JPH06177166A - 電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタ及びその製造方法

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JPH06177166A
JPH06177166A JP33143592A JP33143592A JPH06177166A JP H06177166 A JPH06177166 A JP H06177166A JP 33143592 A JP33143592 A JP 33143592A JP 33143592 A JP33143592 A JP 33143592A JP H06177166 A JPH06177166 A JP H06177166A
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semiconductor layer
effect transistor
gate electrode
field effect
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JP33143592A
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Takuma Tanimoto
琢磨 谷本
Mitsuhiro Mori
光廣 森
Makoto Kudo
真 工藤
Tomoyoshi Mishima
友義 三島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】寄生容量を低減し、短チャネル効果が起こり難
い電界効果トランジスタおよびその製造方法を提供す
る。 【構成】ソース電極とドレイン電極との間の半導体表面
の一部に二重の開口部を設け、深い方の開口部にゲート
電極を内接してほぼ垂直に配置し、かつ、ゲート電極は
ソース側へオフセットして配置される。 【効果】ドレイン耐性が向上し、ゲート・ドレイン間寄
生容量が低下して、短チャネル効果が少ない電界効果ト
ランジスタが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界効果トランジスタ
(以下、FETと記す)およびその製造方法に関し、詳
しくは、ドレイン耐圧が高く、ゲート・ドレイン間容量
が小さく、かつ短チャネル効果が起り難いFETおよび
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来、FETの構造に関
しては、非常に多く提案されている。それらの中で、ゲ
ート電極をソース・ドレインよりも低い部分に形成し、
当該ゲート電極が、ソースおよびドレイン電極に対して
非対称に配置されたれているFETが、例えば1990
年電子情報通信学会秋季全国大会予稿集C−422に提
案されている。
【0003】また、上記低い部分を二重に形成し、小さ
い方の部分内にゲート電極を接続させたFETが、例え
ば信学技報ED91−149(1991年)79頁に提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記1990年電子情
報通信学会秋季全国大会予稿集C−422に提案されて
いるFETは、ゲートがオフセットに配置、すなわち、
ソースおよびドレイン電極に対して非対称な位置に配置
されているので、素子特性を効果的に向上させることが
できる。しかし、このFETは、図2に示したように、
ゲート電極53が斜めに形成されている。そのため、形
成が困難であるばかりでなく、ドレイン抵抗が大きい、
しきい値電圧を低く出来ないおよびゲート長が大きくな
ってしまうなどの問題がある。なお、図2において、記
号1は半絶縁性GaAS基板、2はアンドープGaAs
バッファ層、3はアンドープInGaAsチャネル層、
4はアンドープバリア層、5はアンドープGaAsカバー
層、6はn−GaAsキャップ層、50は絶縁膜、51
はソース電極、52はドレイン電極、53はゲート電極
を、それぞれ示す。
【0005】また、上記信学技報ED91−149(199
1年)79頁に提案されているFETは、図3に示したよ
うに、上記低い部分の底部にさらに第2の低い部分を形
成し、この第2の低い部分内をゲート電極53によって
充填した構造を有している、このFETにおいては、ゲ
ート電極53は、バリヤ層4上のカバー層5に設けられ
た第2の低い部分を充填し、かつ、バリヤ層4の表面に
対して斜めではなく、ほぼ直角に設けられている。しか
し、このゲート電極53はオフセットに配置されておら
ず、ソース・ドレイン50、52に対して対称な位置に
配置されているので、ゲート長によるしきい値電圧の変
動が大きく、良好な特性を有するFETを高い歩留まり
で生産するのは困難であった。
【0006】本発明の目的は、従来のFETが有する上
記問題を解決し、寄生容量やドレインコンダクタンスが
低く、短チャンネル効果が生じ難いFET、およびこの
FETを高い精度で容易に製造することのできる製造方
法をを提供することでる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ソースー・ドレイン間の間隙に、この間隙の
底部の第3の化合物半導体層を貫通し、その下の第2の
化合物半導体層の表面に接するゲート電極を、上記第2
の化合物半導体層の表面に対してほぼ垂直に、かつ、ソ
ース・ドレインに対して非対称な位置、すなわち、オフ
セットな位置に配置する。
【0008】ゲート電極の両側に絶縁膜を形成せず、ゲ
ート電極とドレイン電極側の第4の化合物半導体層との
間に空間が存在するようにすると、本発明の効果はさら
に顕著となる。また、ゲート電極の横の上記低い部分と
ドレイン電極の間に、さらに第3の低い部分を設けるこ
とも出来る。この場合、第3の低い部分を設けない場合
よりも、特性はやや劣るが、リソグラフィーの合わせ精
度等に影響されることがなくなるので、FETの形成が
極めて容易になる。
【0009】また、このFETは、半導体層の所定領域
を等方的にエッチングして第1の低い部分を形成した
後、マスクの開口寸法に忠実にエッチすることが出来る
異方性エッチングによって、上記第1の低い部分によっ
て露出された半導体層の、ドレインに近い位置に第2の
低い部分を形成し、さらに、この第2の低い部分を充填
するように、ゲート電極を形成することによって製造さ
れる。
【0010】
【作用】FETの作用は、通常図4に示した等価回路に
置き換えることができる。このような等価回路定数を用
いて、素子の高周波での動作と利得の目安となる、電力
利得遮断周波数fmaxは数1のように表される。数1に
おいて各項は図3における記号にそれぞれ対応する。
【0011】
【数1】
【0012】数1から明らかなように、電力利得遮断周
波数fmaxを大きくするためには、分母に含まれている
るゲート−ドレイン間容量Cgdおよびドレインコンダク
タンスgdを小さくすることが必要である。これらの量
は、ゲート電極とドレイン側のキャップ層の間距離が大
きくなるにしたがって低下するため、ゲート電極とドレ
イン側のキャップ層との距離を大きくすることが必要と
なる。また、ゲート電極とドレイン電極の間、特に半導
体層の表面に絶縁膜が存在すると、絶縁膜は大きな誘電
率を有しているため、ゲート・ドレイン間容量が増大す
る。従って、この間に絶縁膜が全く存在しないか、ある
いは絶縁膜が存在しない領域を設けることによって、上
記ゲート・ドレイン間容量の増大を防止し、特性は向上
する。
【0013】一方、FET特性にとって重大な影響を与
えるソース抵抗Rsは、ゲート電極とソース側のキャッ
プ層の距離によって大きな影響を受け、この距離を短く
するほど抵抗を低くすることができる。従って、ゲート
電極をソース電極側へ近付けることにより、対称な位置
にゲート電極を配置した場合よりも良好な結果が得られ
る。
【0014】また、ゲート電極を第2の化合物半導体層
内に埋め込むことにより、ソース抵抗Rsを大きくする
ことなしに、FETの真性部分の特性を向上できる。こ
の場合、図1に示したカバー層5として、GaAsな
ど、化学的に安定な材料を用いることができるので、従
来のように不安定なAlGaAsなどが表面に露出さる
ことはないので、経時的なデバイス特性の劣化や、製造
中における表面の削れなどを防ぐことができる。
【0015】オフセットゲート構造を有するFETにお
ける電界分布の例を図5に示す。ゲート電圧が印加され
ていないときの電界分布は、主にゲート開口部のドレイ
ン端に集中しており、ゲート電極と開口部のドレイン端
との距離が大きくなるほど電界集中が緩和されて、ドレ
インコンダクタンスが低下する。
【0016】また、本構造を有するFETにおいて、ゲ
ート長のみを変えたときのしきい電圧の変化を図6に示
す。図6のの実線200から明らかなように、オフセッ
トゲート構造でないときは、ゲート長がほぼ0.2μm
以下になると、しきい電圧が著しく低下する。しかし、
本発明によれば、破線201から明らかなように、ゲー
ト長がほぼ0.2μm以下になっても、しきい電圧の変
化は極めて少なく、はるかに良好な結果が得られた。こ
のような効果は、ドレイン電極側における電界集中が小
さくなったため、短チャネル効果が起こりに難くなった
ために得られたものと考えられる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。以下の説明において、AlGaAsはGaAs中の
Ga原子の一部をAlで置換したもの、InGaAsは
GaAs中のGa原子のうちの一部をInで置換したも
の、InAlAsはAlAs中のAl原子の一部をIn
で置換したものを意味する。
【0018】〈実施例1〉図7は本発明の第1の実施例
を示す断面図である。このFETの製造方法を説明す
る。
【0019】周知のMBE(分子線エピタキシー)法にを
用いて、半絶縁性GaAs基板1上に、アンドープGa
As層(厚さ:500nm)2、アンドープInGaA
s(In組成:0.25,厚さ:8nm)チャネル層3、
アンドープAlGaAsスペーサ層(AL組成:0.2
5,厚さ:2nm)7、n−AlGaAsキャリア供給
層(Al組成:0.25,厚さ:15nm,Si濃度:
5×1018/cm3)8、アンドープAlGaAsバリ
ア層(Al組成:0.25,厚さ:10nm)9、アン
ドープGaAsカバー層(厚さ:20nm)5、アンド
ープAlGaAs層(Al組成:0.25,,厚さ:3
nm)およびn−GaAsキャップ層(Si濃度:7×
1018/cm3,厚さ:160nm)6を順次形成し
た。
【0020】周知のメサエッチによる素子間分離を行な
った後、蒸着法によって絶縁膜を形成し、次に、ソース
電極51およびドレイン電極52を、周知のリフトオフ
法を用いて形成した。ソース・ドレイン電極材料にはA
uGe/Mo/Auを用い、蒸着後に窒素雰囲気中で熱
処理(400℃,5分)を行なった。リフトオフ法のマス
クとしては、通常のホトリソグラフィープロセスによっ
て、絶縁膜に開口を形成したものを用いた。さらに、n
−GaAsキャップ層6の表面の、電極を形成すべき部
分を、40nm程度ウエットエッチした。
【0021】次に、図8に示したように(図面を簡略に
するため、図8では、層2〜8は図示が省略されてい
る)、ホトレジスト膜54を形成し、通常のホトリソグ
ラフィープロセスにって所望部分を開口した後、周知の
反応性イオンエッチング法を用いて、酸化膜50の露出
された部分ををエッチングして除去した。さらに、n−
GaAs層6の露出された部分を等方性エッチして、図
9示したように、酸化膜50の開口部よりも大きな領域
をサイドエッチによって除去した。
【0022】次に、SOG(Spin−On−Glas
s)を全面に塗布した後、全面異方性エッチングを行な
って、図10に示したように、上記SOG55を開口部
内のみに残し、他の部分からは除去して表面を平坦にし
た。図10は、SOG55によって開口部内が完全に充
填された場合を示したが、必ずしも完全に充填する必要
はなく、開口部が外部から遮断されていればよい。
【0023】図11に示したように、レジスト膜56を
前面に塗布した後、周知の電子線ビームリソグラフィー
を用いて開口し、その下の酸化膜50とGaAs層6の
露出された部分をエッチして除去した。次に、図12に
示したように、ウエットエッチングと反応性イオンエッ
チングによって、アンドープAlGaAS層10および
アンドープGaAsカバー層5の所望部分を除去して第
2の開口部を形成し、その下のアンドープAlGaAs
層9の表面を露出させた。
【0024】次に、Al膜を形成した後、ゲート長0.
1μm、ゲート幅200μmのゲート電極53を、アン
ドープAlGaAs層9の露出された表面上に、周知の
リフトオフによって形成し、図13に示したFETが形
成された。
【0025】本実施例によるFETは、ゲート耐圧6
V、ドレイン耐圧12V、ソース抵抗0.4Ω・mm、ド
レイン電流10mAとしたときにおける相互コンダクタ
ンスは350mS/mm、ドレインコンダクタンスは5
mS/mm、電力利得遮断周波数の最大値は190GH
z、12GHzにおける雑音指数NFは0.3dBであり、
極めて高い性能が得られた。
【0026】本実施例では、アンドープAlGaAsス
ペーサ層7の厚さは2nmとしたが、1〜4nmの範囲
で良好な結果が得られた。また、n−AlGaAsキャ
リア供給層8のイオン化不純物濃度は上記値に限らず、
1〜6×1018/cm3の範囲であれば、良好な結果が得ら
れた。
【0027】〈実施例2〉図14に、本発明の第2の実
施例の断面図を示す。まず半絶縁性GaAs基板1上
に、アンドープGaAs層(厚さ:500nm)2、ア
ンドープInGaAs(In組成:0.25,厚さ:8
nm)チャネル層3、アンドープAlGaAsスペーサ
層(Al組成:0.25,厚さ:2nm)7、n−AlGaAsキャリ
ア供給層(Al組成:0.25,厚さ:15nm,Si
濃度:5×1018/cm39)8、アンドープAlGaAs
バリア層(Al組成:0.25.厚さ:10nm)9およ
びアンドープGaAsカバー層(厚さ:20nm)5を、周知
のMBE法を用いて順次形成した。
【0028】メサエッチによる素子間分離を行なった
後、蒸着法によって絶縁膜50を形成し、選択成長によ
ってn−AlGaAsキャップ層6を形成し、さらにソ
ース電極51およびドレイン電極52をリフトオフによ
って形成した。この際、上記選択成長を行なうための絶
縁膜50の開口は、通常のホトリソグラフィープロセス
によって行なった。また、ソース・ドレイン電極51,
52はAuGe/Mo/Auを蒸着して形成し、蒸着後
に窒素雰囲気中で熱処理(400℃,5分)を行なった。
【0029】電子線リソグラフィーによって、絶縁膜5
0の所定部分を開口した後、Al膜を全面に形成し、周
知のリフトオフ法を用いて不要部分を除去してゲート長
0.1μm、ゲート幅200μmのゲート電極53を形
成した。このようにして、図14に示した構造を有する
FETが形成された。
【0030】本実施例によって形成されたFETは、ゲ
ート耐圧:6V、ドレイン耐圧:11V、ソース抵抗:
0.3Ω・mm、ドレイン電流10mA時における相互コ
ンダクタンス:370mS/mm、ドレインコンダクタ
ンス6mS/mm、電力利得遮断周波数の最大値185
GHz、12GHzにおける雑音指数NF:0.3dBであ
り、極めて高い性能を有していることが確認された。
【0031】本実施例では、アンドープAlGaAsス
ペーサ層7の厚さを2nmとしたが、1〜4nmの範囲で
良好な結果が得られた。また、n−AlGaAsキャリ
ア供給層8のイオン化不純物濃度は上記値に限らず、1
〜6×1018/cm3の範囲であれば、良好な結果が得られ
ることが確認された。
【0032】また、上記実施例1、2における条件を下
記のようにしてもよい。エピタキシャル結晶成長は、M
BE法のかわりに原子層単位で成長を制御できる方法、
例えばMOCVD法等によって行なっても、同様の結果
が得られた。また、カバー層5としては、GaAsを用
いたが、バリヤ層4と十分高いエッチング選択性を有し
ていれば、他の材料の膜を用いることができ、例えばI
nGaAs膜を使用できるる。同様に、キャップ層6
も、GaAsに限らず、オーミック接触のとりやすい物
質、例えばInGaAs等を用いてもよい。また、ゲー
ト直下のアンドープAlGaAs層9およびアンドープ
GaAsカバー層5は、耐圧が低下しない程度に、1×
1018/cm3以下のn−AlGaAs層を用いてもよい。
AlGaAs層7、8、9は、Al組成が0.25のも
のを用いたが、0.15から0.4程度のものを用いて
も同様な結果が得られる。チャネル層3にはIn組成が
0.25のInGaAsを用いたが、In組成が0.1か
ら0.4程度で、転位が入らない程度の厚さのものを用
いてもよく、材料もInGaAsに限らず、例えばGa
AsSbを用いてもよい。またチャネル層/キャリア供
給層構造も、InGaAs/AlGaAsに限らず、例
えばGaAs/AlGaAs、InGaAs/InAl
AsやInAs/(Al,Ga)(Sb,As)のような材料
の組み合わせを用いても、同様な結果が得られた。基板
材料もGaAsに限らず、InPなどを用いてもよい。
InP基板を用いた場合は、上記のAlGaAs層の代
わりにIn組成0.3〜0.6のInAlAsを、Ga
As層の代わりにIn組成0.4〜0.7のInGaA
sを用いても良好な結果が得られた。
【0033】また、上記実施例ではNチャネル電界効果
トランジスタの例を示したが、Pチャネルでも良好な結
果が得られた。この場合、Nドープ層をPドープ層にす
ることにより達成される。また、HEMTについて説明
したが、他のヘテロ接合素子、例えば逆HEMT,キャ
リア供給層付きドープチャネル型FET等に適用しても
良好な結果が得られることは云うまでもない。
【0034】図1、図7および図13には、いずれもゲ
ート電極53がアンドープAlGaAsスペーサ層6に
設けられた開口部の全内面に密着された状態を示した
が、必ずしも内面のすべてと接していなくてもよい。た
だし、ほぼゲート長より大きい空隙が生ずるのは好まし
くないので避けた方がよい。
【0035】〈実施例3〉図15は、本発明によるFE
Tを用いて形成された低雑音増幅器の回路図である。実
施例1あるいは実施例2に示したFETを、マイクロス
トリップ線路109やコンデンサ110を用いたマッチ
ング回路と共に半導体基板上に形成した。得られた低雑
音増幅器は、初段のFET100のドレイン電圧および
ドレイン電流が各々2.5Vおよび6mA、次段のFE
T101のドレイン電圧およびドレイン電流が各々2.
5Vおよび10mAという条件下で、12GHzにおい
て最小雑音指数0.73dB、利得25dBという良好
な性能が得られた。
【0036】なお、本実施例では2段増幅器の例を示し
たが、1段増幅器でも良好な結果が得られた。また、マ
ッチング回路が同一基板上にある、いわゆるモノリシッ
クICばかりでなく、多少性能は落ちるが製作の容易な
ハイブリッドIC、すなわちマッチング回路が同一基板
上にないものに適用しても、良好な結果が得られた。さ
らに、周波数帯が12GHz帯以外の低雑音増幅器につ
いても、マッチング回路の変更によって良好な特性が得
られることが確認された。また、動作電流や動作電圧が
さらに小さく低消費電力動作が必要な用途、例えば自動
車電話、携帯電話などに対しても、良好な特性が得られ
た。
【0037】この場合、従来の素子を用いたときに実現
できたのと同等な雑音特性を得るために必要なセルサイ
ズは、従来の半分以下にすることができた。これは、従
来の素子よりも、本発明によって得られた素子の性能が
良いため、少ない素子数で回路を構成しても高性能な増
幅器が得られるからである。本発明のFETを、ミキサ
など、他の回路に利用出来ることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ドレイン耐圧が大き
く、ゲート−ドレイン間寄生容量が小さく、短チャネル
効果が起こり難いFETが得られ、これを用いた低雑音
増幅器等は利得や雑音指数といった性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の断面構造を示す図。
【図2】従来の電界効果トランジスタの断面構造を示す
図。
【図3】従来の電界効果トランジスタの断面構造を示す
図。
【図4】ヘテロ接合電界効果トランジスタの等価回路を
示す図。
【図5】オフセットゲート電界効果トランジスタの電界
分布を示す図。
【図6】短チャネル効果を示す曲線図。
【図7】第1の実施例を示す断面図。
【図8】第1の実施例の電界効果トランジスタの製造工
程を示す図。
【図9】第1の実施例の電界効果トランジスタの製造工
程を示す図。
【図10】第1の実施例の電界効果トランジスタの製造
工程を示す図。
【図11】第1の実施例の電界効果トランジスタの製造
工程を示す図。
【図12】第1の実施例の電界効果トランジスタの製造
工程を示す図。
【図13】第1の実施例の電界効果トランジスタの製造
工程を示す図。
【図14】第2の実施例を示す断面図。
【図15】本発明の電界効果トランジスタを用いた低雑
音増幅器の回路図。
【符号の説明】
1…半絶縁性GaAs基板、2…アンドープGaAsバ
ッファ層、3…アンドープInGaAsチャネル層、4
…アンドープバリア層、5…アンドープGaAsカバー
層、6…n−GaAsキャップ層、7…アンドープAl
GaAsスペーサ層、8…n−AlGaAsキャリア供
給層、9…アンドープAlGaAsバリア層、10…ア
ンドープAlGaAs層、11…n-InGaAs選択成
長層、50…絶縁膜、51…ソース電極、52…ドレイ
ン電極、53…ゲート電極、100…初段のFET、1
01…次段のFET、102…入力端子、103…出力
端子、104…初段のFETのゲート電圧端子、105
…次段のFETのゲート電圧端子、106…初段のFE
Tのドレイン電圧端子、107…次段のFETのドレイ
ン電圧端子、108…アース、109…ストリップ線
路、110…コンデンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三島 友義 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化合物半導体基板と、当該化合物半導体基
    板上に積層して形成された第1の化合物半導体層、第2
    の化合物半導体層および第3の化合物半導体層と、当該
    第3の化合物半導体層上に所定の間隔を介して互いに罹
    患して形成された複数の第4の化合物半導体層と、当該
    第4の化合物半導体層上にそれぞれ配置されたソース電
    極およびドレイン電極と、当該ソース電極とドレイン電
    極の間の所定の位置に配置されたゲート電極を少なくと
    も具備し、当該ゲート電極は、隣接する上記第4の化合
    物層の間の間隙内に上記第4の化合物半導体層から離間
    して形成され、かつ、上記ゲート電極は、上記第3の化
    合物半導体層を貫通して、上記第2の化合物半導体層の
    表面にほぼ垂直に接し、上記ゲート電極と上記ソース電
    極の間隔は、上記ゲート電極と上記ドレイン電極の間隔
    より短いことを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】上記ゲート電極と上記ドレイン電極の間の
    上記第3の化合物半導体層には溝が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】複数の異種化合物半導体層からなるヘテロ
    接合を有していることを特徴ととする請求項1若しくは
    2記載の電界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】上記第3の化合物半導体層はアンドープ化
    合物半導体層であることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の電界効果トランジスタ。
  5. 【請求項5】上記ゲート電極近傍の上記第3の化合物半
    導体層の表面が露出されていることを特徴とする請求項
    1から4のいずかに記載の電界効果トランジスタ。
  6. 【請求項6】上記第4の化合物半導体層はGaAsもし
    くはInGaAsからなることを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
  7. 【請求項7】上記第3の化合物半導体層はGaAsもし
    くはAlGaAsからなることを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
  8. 【請求項8】上記第1の化合物半導体層はInGaAs
    もしくはGaAsSbであることを特徴とする請求項6
    から7のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
  9. 【請求項9】上記第2の化合物半導体層の下には第5の
    化合物半導体層が配置され、当該第5の化合物半導体層
    と上記第1の化合物半導体層の間にはアンドープの第6
    の化合物半導体層が介在していることを特徴とする請求
    項1から8のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
  10. 【請求項10】請求項1から9のいずれかに記載の電界
    効果トランジスタを具備したことを特徴とする増幅回
    路。
  11. 【請求項11】化合物半導体基板の主表面上に第2の化
    合物半導体層、第3の化合物半導体層および第4の化合
    物半導体層を積層して形成する工程と、絶縁膜を前面に
    形成した後、当該絶縁膜の所定部分を除去し、上記第4
    の化合物半導体層の所定部分にソース電極およびドレイ
    ン電極を形成する工程と、上記絶縁膜の所定部分をエッ
    チして開口部を形成した後、上記第4の化合物半導体層
    の露出された部分を等方性エッチして上記開口部より大
    きな幅を有する間隙を形成する工程と、上記間隙及び上
    記開口部を絶縁物によって充填する工程と、上記絶縁膜
    に第2の開口部を形成した後、、上記第4の化合物半導
    体層の露出された部分を等方性エッチして上記第2の開
    口部より大きな幅を有し、上記絶縁物の側部に接する第
    2の間隙を形成する工程と、上記第3の化合物半導体層
    の所定部分を異方性エッチして上記第2の化合物半導体
    層の表面を露出させる工程と、上記第2の開口部を介し
    て導電性物質を堆積し、上記第2の化合物半導体層の露
    出された表面に接し、当該表面に実質的に垂直なゲート
    電極を形成する工程を含むことを特徴とする電界効果ト
    ランジスタの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006294663A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Sony Corp 電界効果トランジスタ及び半導体装置並びに電界効果トランジスタの製造方法

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