JPH0617789B2 - 容器の欠陥検査装置 - Google Patents

容器の欠陥検査装置

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JPH0617789B2
JPH0617789B2 JP59271912A JP27191284A JPH0617789B2 JP H0617789 B2 JPH0617789 B2 JP H0617789B2 JP 59271912 A JP59271912 A JP 59271912A JP 27191284 A JP27191284 A JP 27191284A JP H0617789 B2 JPH0617789 B2 JP H0617789B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一端側が開口端として形成された中空容器
の、開口端におけるばりや、穴、および樹脂の充填不足
などの欠陥を検査するための装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一端側が開口端として形成された例えばカップ状の容器
の内部空間を、外気に対して減圧あるいは加圧し、その
圧力変化を監視することによって容器のピンホール欠陥
や開口端の不整などの欠陥を検査する装置は、例えば特
開昭53−55187号公報や特開昭56−22905
号公報から公知である。前者に開示された装置は、容器
内を所定圧まで減圧した後に減圧源を切り離し、一定時
間後にどの程度の圧力変化があったかを測定することに
より容器の良否を判定するものであるため、検査時間が
長くなり、オンライン検査装置として利用するには適し
ていない。一方、後者の装置においては、容器内を定圧
加圧源に接続し、容器内がどの程度まで加圧されるかを
測定することによって容器の良否を判定するものである
が、この装置ではその測定期間中、容器の開口端を密封
するために、容器を定圧加圧源に向けて押圧しておく必
要がある。したがって、例えば容器がプラスチック成形
品として作製されている場合、開口端に付着したバリな
どのような柔軟性のある欠陥は、前記押圧により押しつ
ぶされてしまい、これを検出することができない。
さらに、上述したそれぞれの従来装置では、検査対象と
なる容器が、測定治具に対して正確に位置決めされてい
ないと、測定結果が大きく変動してしまうことから、正
確な位置出し機構を要し、構造の複雑化が避けられな
い。また、これらの装置の圧力検出器は、減圧あるいは
加圧用の配管の途中に接続され、しかも圧力変化を機械
的変位量として得ていることから、圧損の影響を受けや
すく正確な圧力測定がしにくいという欠点ももってい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記した従来の技術の持つ欠点を解消し、検
査時間を短縮しながら正確な検査を行うことができ、し
かも容器を検査位置に正確に位置決めしたり、容器を押
圧したりするための複雑な機構を必要としない検査装置
を提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
本発明の検査装置においては、上記問題点を解決するた
めに、減圧用の吸引孔および圧力検出用の検出孔との少
なくとも2つの孔が形成された検査プレートを用い、前
記吸引孔に接続された定圧減圧源により吸引された容器
の開口端を、容器自体の重量に影響を受けないようにほ
ぼ垂直に配置した前記検査プレートの平坦面で受け止め
るようにしてある。そして、前記吸引孔から定圧減圧源
に至る配管とは別個に設けられた前記検出孔に圧力検出
器を接続しておき、前記定圧減圧源により検査プレート
の平坦面に容器の開口端を吸着しておいて、圧力検出器
で容器内の圧力を測定するようにしたものである。
実施例 本発明を用いた検査装置の一例を示す第1図において、
プラスチック材の射出成形品として構成された円筒状の
容器1は、この開口端1aを下にして搬送ベルト2で矢
印X方向に送られる。搬送ベルト2の終端側の下方に
は、ほぼ垂直になるように検査プレート3が配置され、
さらにこの検査プレート3と対向してシュート4が設け
られている。検査プレート3とシュート4との間隔は、
容器1の高さよりも僅かに広くなるように設定されてい
るので、搬送ベルト2の終端から落下された容器1は、
開口端1aを左側に向けた状態で、検査プレート3とシ
ュート4との間を落下してゆく。なお、容器1の落下過
程で、容器1が側方に逃げないように、適宜の側板(図
示省略)が併用される。また、搬送ベルト2から送られ
た容器1が自然落下する程度であれば、検査プレート3
とシュート4とを斜めに配置してもよい。
前記シュート4には、先端にストッパ7が固着されたソ
レノイド5が取り付けられている。そして、ソレノイド
5が駆動されることによって、前記ストッパ7はシュー
ト4に形成された開口4aを通って検査プレート3側に
向かって突出され、検査プレート3とシュート4との間
に落下してくる容器1′を図示の位置で受け止める。
前記検査プレート3には、吸引孔11、検査孔12が形
成されている。吸引孔11には、吸引パイプ13を介し
て電磁弁14、定圧減圧ポンプ15が接続され、検査孔
12には、パイプ17を介して圧力計18が接続されて
いる。前記吸引孔11と検査孔12とは、ストッパ7に
よって落下が停止された容器1′の開口端1′a内に臨ん
でおり、電磁弁14が開いている状態で定圧減圧ポンプ
15が作動すると、吸引孔11を介し容器1′の内部が
減圧され、容器1′はその開口端1′a側が表面が平坦な
面として構成されている検査プレート3に吸着される。
なお、前記電磁弁14としては、例えば三方弁が利用さ
れており、これが開かれている時には吸引孔11と定圧
減圧ポンプ15とを直結し、閉じられている時には吸引
孔11と定圧減圧ポンプ15とを切り離すとともに、吸
引孔11を外気に開放するようになっている。また、吸
引孔11を複数個設けて、共通の定圧減圧ポンプ15で
吸引するようにすれば、容器1′を検査プレート3に吸
引するための時間を節約することができる。
前記容器1′の内部の圧力は、検査孔12を介し圧力セ
ンサ18により測定されるようになっている。圧力セン
サ18は、測定された圧力に対応した電気信号を出力す
るようになっており、ここで検出された電気信号は処理
回路20を介して比較回路21で比較され、前記電気信
号が所定値よりも大きいか否かによって、容器1′の内
部圧力を判定し、容器1′の良否を決定することにな
る。そして、容器1′が不良品であることが検出された
時には、ソレノイド駆動回路22を介してソレノイド2
3を引き込み作動させ、振り分け板24を二点鎖線位置
に移動させ、矢印Yで示した良品径路から、矢印Zで示
した不良品径路へと容器1′を分離させる。
上記構成からなる検査装置の作用を、第2図に示した電
気系統のブロック図を参照しながら説明する。搬送ベル
ト2は、処理回路20によって作動されるモータ駆動回
路26を介して、第3図のように断続してON−OFF
される搬送モータ27により送り駆動される。搬送ベル
ト2上には、容器1が所定間隔を開けて載置されてくる
ので、前記搬送モータ27のON状態の終端付近で、O
FF状態となる前に、検査状象となる1個の容器1′だ
けが検査プレート3とシュート4との間に落下される。
この時点では、処理回路20からの信号によりソレノイ
ド駆動回路29、ソレノイド5が作動されてくるので、
ストッパ7は突出位置にあり、また電磁弁14が開いて
吸引孔11からはエアーが吸引されている。したがっ
て、落下してきた容器1′(第1図参照)は、ストッパ
7で落下を停止されると同時に、その開口端1′aが検査
プレート3の平坦面に密着される。
定圧減圧ポンプ15は、−1100mmH2O(水柱ミリメ
ートル)の定圧で容器1′の内部を吸引し、その後、圧
力センサ18が所定時間作動され、検査孔12を介し
て、容器1′内の圧力を測定する。したがって、容器
1′にピンホールや開口端のバリなどの欠陥がない場合
には、圧力センサ18は−1100mmH2Oの圧力を検出
するが、例えば第1図に符号19で示したように、射出
成形時に容器1′の開口端1′aに生じたバリなどが付着
していると、そのバリの高さに応じて容器1′の内部の
減圧の程度が異なってくる。すなわち、−1100mmH2
Oよりも高い圧力が検出されるようになる。なお、容器
1′の内部には、−1100mmH2Oという比較的弱い圧
力しか加わらないので、前記バリ19が曲げられるよう
なことはない。
また、検査プレート3は垂直に配置されているから、容
器1′の自重が検査プレート3の平坦面にかかることが
なく、容器1′を前記平坦面に向けて吸引するときに容
器1′の重さの影響を受けることがない。
圧力センサ18からは、前述したように、測定される圧
力に応じた電気信号が出力される。こうして得られた電
気信号は、例えばピーク値ホールド回路などの利用によ
り、圧力センサ18が作動を終了するまでの間に測定さ
れた最高の圧力(外気圧に対して負圧であるので、絶対
値としては最低の値となる)に対応した値が、処理回路
20を介し、検出信号として比較回路21に入力され
る。なおこの場合、圧力センサ18の作動終了時の測定
圧力に対応した電気信号を検出信号に代えることもでき
る。
比較回路18は、オペアンプなどを利用した周知のコン
パレータで構成され、処理回路20からの検出信号が、
あらかじめ設定されている所定値よりも大きい時に、処
理回路20に欠陥信号をフィードバックする。そして、
処理回路20に前記欠陥信号がフィードバックされた場
合には、ソレノイド駆動回路22、ソレノイド23を介
して振り分け板24が作動し、第1図中の二点鎖線位置
に移動される。こうして容器1′内の圧力が測定された
後電磁弁14が閉じられると、容器1′の内部が外気圧
になるので、ストッパ7が引き込まれることによって、
容器1′は自重により落下し、振り分け板24が二点鎖
線位置にある時には、矢印Z方向の不良品径路に排出さ
れる。
上述の処理が完了した時点で、処理回路20はモータ駆
動回路26に作動信号を出力して搬送ベルト2を送り駆
動し、次に送られてくる容器1に対して同上の作用が繰
り返されるようになる。
このように、本検査装置では、検査位置における容器
1′の開口端1′aを、平坦な検査プレート3に吸着させ
るだけでよいので、その位置決めとしては、吸引孔11
と検査孔12とが容器1′の開口端1′a内に収まる程度
の粗い位置決めで済み、構成が簡単になるとともに時間
の短縮化を図ることができる。
上記実施例を使用した時のデータは、第4図の通りであ
る。第4図における横軸は、容器1′の開口端1′aの高
さを示し、縦軸は圧力センサ18で検出される容器1′
の内部圧力を示している。このデータから明らかなよう
に、バリの高さが大しい程、−1100mmH2Oの定圧減
圧ポンプ15による到達圧力が大きくなり(絶対値とし
ては小さくなる)、圧力センサ18で測定される圧力に
対応して、バリによる不良を検査できるようになる。し
たがって、比較回路21における比較基準として、この
実施例データをもとに、例えば−200mmH2Oを設定す
れば、バリ19の高さが0.25mm以上の容器を不良品
として選別できることになる。もちろん、こうした不良
品の発生頻度や到達圧力の劣化などから、容器の作製に
使用されている成形金型の交換時期を把握することも可
能となる。
〔発明の効果〕
上述してきた通り、本発明の検査装置によれば、検査対
象となる容器を検査位置に厳密に位置決めする必要のな
いこと、またこの位置決めのために容器を押圧するため
の付加機構を一切用いないこと、さらに容器を検査位置
に完全に密着する必要がなく、従来のような過大の圧力
源を要しないことなどから、バリなどのように強度のな
い欠陥部も短時間で検査できるようになる。しかも、容
器を検査位置に支持するために、特別な測定治具を用い
ることもなく、容器を検査位置に移送するための搬送手
段としても格別なものを必要としないことから、本発明
装置は、容器の製造ライン内で用いられるオンライン検
査装置として非常に有効である。また、ほぼ垂直に配置
した検査プレートの平坦面に容器を吸引させ、吸引孔と
は別の検査孔を介して容器内の圧力を測定するため、容
器の自重や圧損の影響のない高精度で効率的な検査がで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す概略図である。 第2図は、実施例に用いられる回路構成の一例を示すブ
ロック図である。 第3図は、実施例の各部の動作タイミングを説明するチ
ャート図である。 第4図は、本発明の実施例を用いたときの測定データを
示すグラフである。 1,1′……容器、1a,1′a……開口端 2……搬送ベルト、3……検査プレート 4……シュート、7……ストッパ 11……吸引孔、12……検査孔 14……電磁弁、15……定圧減圧ポンプ 18……圧力センサ、19……バリ 20……処理回路、21……比較回路 24……振り分け板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸着される容器の開口端を受ける平坦面を
    備えるとともに、減圧用の吸引孔及び圧力検出用の検出
    孔とが形成され、ほぼ垂直に配置された検査プレート
    と、容器を支持して該容器の落下を阻止するストッパ
    と、前記吸引孔に接続された定圧減圧源と、前記選出孔
    に接続された圧力検出器とから構成され、前記ストッパ
    で支持された容器の内部を前記定圧減圧源で減圧するこ
    とにより容器の開口端側を平坦面に圧着しながら前記圧
    力検出器により容器内の圧力を測定することを特徴とす
    る容器の欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】前記圧力検出器は、測定された圧力に対応
    する電気信号を出力する圧力センサであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の容器の欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】前記電気信号が所定値に達しているか否か
    を比較する比較回路を備えたことを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載の容器の欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】前記吸引孔と定圧減圧原との間に、電磁弁
    を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
    容器の欠陥検査装置。
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