JPH0617868U - 細溝用研磨工具 - Google Patents
細溝用研磨工具Info
- Publication number
- JPH0617868U JPH0617868U JP5824192U JP5824192U JPH0617868U JP H0617868 U JPH0617868 U JP H0617868U JP 5824192 U JP5824192 U JP 5824192U JP 5824192 U JP5824192 U JP 5824192U JP H0617868 U JPH0617868 U JP H0617868U
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 幅0.5mm〜1mm程度の細溝をみがく細
溝用研磨工具を提供する。 【構成】 焼き入れ鋼3を突条部5aによって応力を加
えた状態で保持して、砥粒付着面2の厚さを薄いままで
剛性のみを向上させ、0.5mm〜1mm程度の細溝を
みがく。
溝用研磨工具を提供する。 【構成】 焼き入れ鋼3を突条部5aによって応力を加
えた状態で保持して、砥粒付着面2の厚さを薄いままで
剛性のみを向上させ、0.5mm〜1mm程度の細溝を
みがく。
Description
【0001】
この考案は細溝用研磨工具に関し、さらに詳細にいえば細溝の内面に砥粒付着 面を接触させてみがき処理を行なう新規な細溝用研磨工具に関する。
【0002】
従来から種々の金型の面をなめらかにするためにみがきロボットが提案されて いる。上記金型により成形される製品が空気調和機のフロントグリルのような風 が通る箇所、ラジオ、テレビジョンのスピーカのような音が通る箇所、テレビジ ョン、コンピュータの放熱窓のように熱が通る箇所、デザイン上要求される箇所 等に装着されるべきグリルである場合には一般的に多数の溝を有する形状に成形 され、また、上記以外の製品であっても強度を向上させることが要求される製品 である場合には補強リブが製品の裏面に形成されることが多い。したがって、こ れらの製品を成形するための金型、特にプラスチック射出成形金型に対しては溝 をみがくことが必要になり、一般的には人手作業でみがき作業が行なわれている 。
【0003】 また、本出願人は既に実開平3−103151号において2mm〜5mm程度 の比較的細い溝でも溝の内面を高精度にみがくことのできる溝用研磨工具を提案 している。 図6は上記溝用研磨工具の側面図であり、この溝用研磨工具50は砥粒が電着 されてなる薄板状の1対の研磨部材51と、1対の研磨部材51間に配置される エアバックとしての風船52と、1対の研磨部材51を支持する振動伝達部材5 3と、風船52に空気を供給するエアパイプ支持部材54と、研磨部材51と風 船52とを振動伝達部材53に固定するガイドプレート55とを有し、振動伝達 部材53は振動工具(図示せず)のシャンク56に対して回動可能に連結されて いる。
【0004】 図7(A)(B)は上記溝用研磨工具50のみがき動作を説明するための図で ある。まず、産業用ロボットを動作させることにより、1対の研磨部材51が溝 60の内部に位置するように溝用研磨工具50を移動させる。そして図示しない 吸排気装置を動作させることにより風船52に空気を送り込む。風船52は当初 は図7(A)に示すように平坦であるが、空気が送り込まれると図7(B)に示 すように膨張し、1対の研磨部材51が互いに離隔することにより研磨部材51 の砥粒電着面を溝60の内面61に圧接させることができる。したがって、この 状態において振動工具を動作させれば、溝60の内面61を研磨することができ る。
【0005】
しかしながら、上記構成の溝用研磨工具50においては溝60の内面61に圧 接力をかけながらみがくために1対の研磨部材51の間に風船52を介在させた 構成であるため、図7(A)に示すように1対の研磨部材51が最も接近してい る場合でも砥粒付着面の厚さが2mm程度となり、幅2mm以上の溝しかみがけ ないという問題があった。
【0006】 また、0.5mm程度の焼き入れ鋼にダイヤモンドからなる砥粒を電着させた 砥粒付着面を有するみがきツールを1mm程度の細溝に挿入してみがこうとする と、焼き入れ鋼が薄いために十分に細溝の内面をみがくことができないという問 題がある。図8を参照しつつさらに説明すると、みがきツール71の砥粒付着面 72を溝60の内面61aに圧接するために押し付け力Fを与えた場合には図8 に示すように細溝60内で焼き入れ鋼73が曲がってしまい、みがこうとする内 面61aと反対側の内面61bに当たってしまい、うまくみがけないのである。 この問題に対して剛性の高いセラミックスをみがきツール71に使用することも 考えられるが、セラミックスは靭性がなく割れて破損しやすく金型を傷つける恐 れがあるために採用できるみがきパターンなどが制限され、みがき作業の効率が 低下するという問題があった。
【0007】
この考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、幅0.5mm〜1mm 程度の細溝を高精度にみがくことのできる細溝用研磨工具を提供することを目的 としている。
【0008】
上記の目的を達成するための、請求項1の細溝用研磨工具は表面に砥粒を付着 させた砥粒付着面を先端部に備えた長尺状の焼き入れ鋼と、焼き入れ鋼の基部に おいて長手方向と直交する面内で強制的に湾曲させるように焼き入れ鋼を保持す る保持部材とを有している。
【0009】
請求項1の細溝用研磨工具であれば、靭性のある焼き入れ鋼を保持部材によっ て長手方向と直交する面内で強制的に湾曲させるように保持することにより、長 手方向に応力を及ぼすことができ、保持部材に保持された焼き入れ鋼の実質的な 剛性を高めることができる。また、湾曲の程度を保持部材により調節することに より、焼き入れ鋼の湾曲による砥粒付着面の厚さの増加を生じさせることなく、 焼き入れ鋼の剛性を調節することができる。したがって、砥粒付着面の厚さを焼 き入れ鋼自体の厚さと砥粒の厚さの合計まで薄くすることができるとともに、湾 曲させることなく焼き入れ鋼を単に保持して細溝をみがく場合に比べて、はるか に高精度に細溝の内面をみがくことが可能になる。
【0010】 また、靭性を有する焼き入れ鋼を使用するので細溝の内面に密着してみがくこ とができるとともに、セラミックスを使用した場合のように割れ、欠けなどの問 題が生じることもない利点がある。 さらに説明すれば、発明者は本来なら板厚が薄いために剛性が低くなる焼き入 れ鋼を方向性を持たせた状態で応力を与えることにより、先端部の砥粒付着面の 厚さを増やすことなく剛性の低い焼き入れ鋼をみがき作業に十分な剛性にできる ことを見出し、この考案を完成したのである。
【0011】
以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。 図1はこの考案の細溝用研磨工具1の構成を示す分解斜視図である。この細溝 用研磨工具1は先端部にダイヤモンドなどの砥粒が電着された砥粒付着面2を備 えみがこうとする細溝に挿入できる所定厚さの焼き入れ鋼3と、焼き入れ鋼3を 保持する保持部材4とから構成されている。
【0012】 保持部材4は中央部に長手方向に延びる山状の突条部5aを有する第1の保持 部材5と、山状の突条部5aに対応して長手方向に延びる谷状の凹条部6bを有 する第2の保持部材6とから構成され、図示しない固定部材により第1の保持部 材5と第2の保持部材6とが挟み込むようにして焼き入れ鋼3の基部を保持する 。
【0013】 図2は保持部材4により保持された場合の焼き入れ鋼3の状態を抜き出して描 いた図であり、突条部5aと凹条部6bに挟み込まれた焼き入れ鋼3の基部3a の中央部は突条部5aにより押される方向(図中矢印8方向)に力を受け、また 周辺部は突条部5aと押される方向と反対の方向に(図中矢印9方向)に力を受 ける。したがって、焼き入れ鋼3は中央部と周辺部とに力がかかるような状態で 第1の保持部5と第2の保持部6とによりしっかりと挟み込まれることになる。 この挟み込みにより、保持部4により挟まれていない焼き入れ鋼3の部分には応 力の影響が及び、2つの表面が平な板で構成される保持部で挟んだ場合に比べて 、焼き入れ鋼3および砥粒付着面2の部分の剛性をはるかに大きくすることがで きる。
【0014】 さらに、突部を条状に構成することにより、保持部4のは挟み込みにより発生 する応力を砥粒付着面2の方向に向けることができるとともに、焼き入れ鋼3を 保持部4に固定しやすくすることができる利点がある。 なお、挟み込みにより焼き入れ鋼3は湾曲して変形するが、その変形は砥粒付 着面2および細溝に挿入される焼き入れ鋼3の範囲内には及ばないように、保持 部4から出ている焼き入れ鋼3の長さおよび突条部5aと凹条部6bの形状が設 定されている。したがって、先端部にある砥粒付着面2の厚さは焼き入れ鋼3の 厚さのままで挟み込みによる剛性向上の効果を得ることができ、従来なら焼き入 れ鋼3が曲がってしまいみがくことができないほど細い溝であっても、この実施 例の細溝用研磨工具を使用することにより高精度にみがくことが可能になる。
【0015】
【実施例2】 図3は振動工具の丸棒状シャンク21に焼き入れ鋼3を第1のガイドプレート 23と第2のガイドプレート24とで固定した実施例を示す側面図、図4は図3 のIV−IV断面図である。 第1のガイドプレート23と丸棒状シャンク21とは固定ねじ25によって固 定され、第2のガイドプレート24の中心部には丸棒状シャンク21の位置に対 応して長手方向に延びる凹条部24aが形成されている。また、第1のガイドプ レート23と第2のガイドプレート24との間隔は離隔位置を規制する4個の間 隔調節ねじ26によって調整可能であり、丸棒状シャンク21と凹条部24aと で構成される空間内において焼き入れ鋼3の湾曲の程度を調整できるようになっ ている。
【0016】 この実施例によれば、丸棒状シャンク21の側面により焼き入れ鋼3が湾曲さ れるとともに、間隔調節ねじ26を回すことにより、細溝に挿入される範囲の焼 き入れ鋼3の剛性を自在に調整することができ、焼き入れ鋼3の剛性のばらつき 、およびみがこうとする細溝に対応して微調整が可能になる利点がある。
【0017】
【実施例3】 図5はこの考案の細溝用研磨工具の他の実施例を示す概念的な断面図である。 この細溝用研磨工具は突条部30が焼き入れ鋼3の中央部において間隔を狭く して複数個設けられ、それらの突条部30による曲げを焼き入れ鋼3の周辺部に おいて支持する支持部36を設けた構成となっている。この実施例の場合も前記 実施例と同様の効果を得ることができる。
【0018】 なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、この考案の要旨を変 更しない範囲内において種々の設計変形を施すことが可能である。例えば、前記 実施例では焼き入れ鋼3に砥粒を電着した砥粒付着面2を使用したが、0.5m m以下のダイヤペーパーを焼き入れ鋼3の先端部の片面あるいは両面に貼着した 構成を採用してもよい。
【0019】 また、この細溝用研磨工具は自動みがき装置に使用する細溝用研磨工具として も最適である他、手みがきによる細溝用研磨工具としても使用できることは明ら かである。 さらに、保持部から出た焼き入れ鋼に応力を及ぼす形態としては、前記実施例 に示した突条部と凹条部による組み合わせ以外にも、焼き入れ鋼3の短手方向の 両端部から中央部に湾曲するように両側から挟み込む部材を設けるなど各種の変 形例をとることが可能である。
【0020】
図3において厚さ0.4mmの焼き入れ鋼(「焼入リボン」として市販されて いる)を用いて、焼き入れ鋼の短手方向の幅L1を12.5mm,第1および第 2ガイドプレート23,24から出た焼き入れ鋼3の部分L2を35mm,第1 および第2ガイドプレート23,24の長手方向の長さL3を34mm,突条部 21aの圧接による焼き入れ鋼3の凹み量を2mmとして焼き入れ鋼3を挟み込 んで締め付けると、平らな保持部材で保持した場合の構成に比べて、砥粒付着面 2の先端部に同じ力を加えた場合にたわみ量が約1/2の大きさになり、剛性が 向上していることが確認できた。そして自動みがき装置の振動工具にこの具体例 のみがきツールを装着して1.0mmの細溝に挿入してみがき作業を行なわせる と、反対側の細溝の内面に当たることなく良好にみがくことができることが確認 できた。
【0021】
以上のように、請求項1の考案は本来なら柔らかくなる薄い焼き入れ鋼を応力 を加えた状態で保持することにより、砥粒付着面の厚さを薄いままで剛性のみを 向上させることができ、幅0.5mm〜1mm程度の細溝を高精度にみがくこと ができるという特有の効果を奏する。
【図1】この考案の細溝用研磨工具の一実施例を説明す
るための斜視図である。
るための斜視図である。
【図2】この考案の細溝用研磨工具の一実施例を説明す
るための斜視図である。
るための斜視図である。
【図3】この考案の細溝用研磨工具の他の実施例を説明
するための側面図である。
するための側面図である。
【図4】この考案の細溝用研磨工具の他の実施例を説明
するための断面図である。
するための断面図である。
【図5】この考案の細溝用研磨工具の他の実施例を説明
するための概念的な断面図である。
するための概念的な断面図である。
【図6】従来の細溝用研磨工具の側面図である。
【図7】従来の細溝用研磨工具の動作を説明するための
断面図である。
断面図である。
【図8】従来の細溝用研磨工具の問題点を説明するため
の断面図である。
の断面図である。
2 砥粒付着面 3 焼き入れ鋼 4 保持部材 5 第1の保持部材 6 第2の保持部材 21 振動工具の丸棒状シャン
ク 23 第1のガイドプレート 24 第2のガイドプ
レート
ク 23 第1のガイドプレート 24 第2のガイドプ
レート
Claims (1)
- 【請求項1】 表面に砥粒を付着させた砥粒付着面
(2)を先端部に備えた長尺状の焼き入れ鋼(3)と、
焼き入れ鋼(3)の基部において長手方向と直交する面
内で強制的に湾曲させるように焼き入れ鋼(3)を保持
する保持部材(4)(5)(6)(21)(23)(2
4)とを有することを特徴とする細溝用研磨工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992058241U JP2590628Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 細溝用研磨工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992058241U JP2590628Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 細溝用研磨工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617868U true JPH0617868U (ja) | 1994-03-08 |
| JP2590628Y2 JP2590628Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=13078617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992058241U Expired - Lifetime JP2590628Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 細溝用研磨工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2590628Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6426157U (ja) * | 1987-08-04 | 1989-02-14 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP1992058241U patent/JP2590628Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6426157U (ja) * | 1987-08-04 | 1989-02-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2590628Y2 (ja) | 1999-02-17 |
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Legal Events
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