JPH06179946A - オーステナイトステンレス鋼 - Google Patents

オーステナイトステンレス鋼

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JPH06179946A
JPH06179946A JP5229127A JP22912793A JPH06179946A JP H06179946 A JPH06179946 A JP H06179946A JP 5229127 A JP5229127 A JP 5229127A JP 22912793 A JP22912793 A JP 22912793A JP H06179946 A JPH06179946 A JP H06179946A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低ニッケルオーステナイトステンレス鋼を提
供すること。 【構成】 クロム 約16.5〜約17.5重量%;マ
ンガン 約6.4〜約8.0重量%;ニッケル 約2.
50〜約5.0重量%;銅 約2.0〜約3.0重量%
未満;炭素 約0.15重量%未満;窒素 約0.2重
量%未満;ケイ素 約1重量%未満;及び本質的に鉄と
不可避不純物とである残部を含む低ニッケルオーステナ
イトステンレス合金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーステナイトステンレ
ス鋼に関し、特に、低いニッケル含量と、好ましい金属
組織学的性質と、機械的性質と、耐食性とを有するオー
ステナイトステンレス鋼に関する。
【0002】
【従来の技術】ある種の鉄とクロムの合金は高温におけ
る腐食と酸化とに対して非常に耐性であり、これらの温
度においてかなりの強度をも維持する。これらの合金は
ステンレス鋼として知られる。ステンレス鋼の主要な3
群はオーステナイト鋼、フェライト鋼及びマルテンサイ
ト鋼である。オーステナイトステンレス鋼は室温におい
て実質的に単一オーステナイト相から成る顕微鏡組織を
有する。オーステナイト鋼は、その好ましい性質のため
に、フェライト鋼及びマルテンサイト鋼よりも大きく受
け入れられている。
【0003】クロムはステンレス鋼中のデルタフェライ
ト顕微鏡組織の形成を促進する。このことはオーステナ
イトステンレス鋼では通常好ましくない。例えば、最も
一般的なサイズのインゴットでは、熱間圧延中に10%
を越えるデルタフェライトが存在するならば、得られる
製品はスライバー、熱間亀裂を有し、費用のかかる処置
及び処理を施さない限り、亀裂を形成しやすい。それ
故、ニッケルがオーステナイトステンレス鋼に加えられ
る、この理由はニッケルがデルタフェライトの形成を防
止し、室温におけるオーステナイト顕微鏡組織を安定化
するからである。好ましい機械的性質、強化された成形
可能性及び、還元性環境における耐食性の増強が生ず
る。現在、最も広範囲に製造されているオーステナイト
ステンレス鋼は8.00−12.00%のニッケルを含
むAISI規格304である。
【0004】ニッケルは豊富ではなく、この元素に対す
る需要は着実に高まりつつある。このようなものとし
て、ニッケルの価格はエスカレートすると予測され、ニ
ッケル含有オーステナイト鋼の価格を上昇させ、他の物
質と競合できないものにすると思われる。ニッケルの価
格が変動し、ニッケルがますます不足すると見込まれる
ために、比較的少量のニッケルを含むが、既存のニッケ
ル含有オーステナイト鋼に匹敵する耐食性と機械的性質
とを有する代替えオーステナイトステンレス合金を開発
することが研究者の目的であった。
【0005】オーステナイトステンレス合金のニッケル
含量の低下は、デルタフェライトの形成を促進し、オー
ステナイト相が不安定になる。それ故、不安定なオース
テナイト鋼のニッケル含量が低下するにつれて、オース
テナイト相を他のオーステナイト促進性又は“オーステ
ナイト化”元素の添加によって安定化しなければならな
い。これらの元素には、例えば、炭素、窒素、マンガ
ン、銅、コバルトがある。これらの元素のいずれも単独
添加としては完全に充分とは言えない。コバルトはオー
ステナイト化剤として僅かに有効であるに過ぎず、非常
に費用がかかる。完全なオーステナイト顕微鏡組織を形
成するために必要な量での炭素の添加は延性と耐食性に
不利な影響を及ぼす。窒素は所望の効果を得るために充
分な量で加えることができず、炭素と窒素との両方の添
加は、間隙の固溶体硬化のために、合金の強度を好まし
くなく増強させる。マンガンと銅とは比較的弱いオース
テナイト化剤である。
【0006】商業的に入手可能なオーステナイトステン
レス鋼は主としてそれらの加工された状態でオーステナ
イト相を有するが、ある種のオーステナイト合金組成物
は冷間加工中の変形時に明確に感知できる量のマルテン
サイトを形成することによって不安定になる。変形時に
形成されるマルテンサイト量は加工硬化の最も重要な原
因である。オーステナイトステンレス鋼は重度冷間変形
時に約10%未満のマルテンサイトを形成するならば、
“安定”と見なされ、10%以上のマルテンサイトを形
成するならば、“不安定”と見なされる。10%限界が
重要である、なぜならばこの割合を越えると亀裂又は過
度のダイ摩耗が生じがちであるので、深絞りが好ましく
なくなるからである。冷間加工時にマルテンサイトを形
成するオーステナイト鋼の傾向は合金含量、特にニッケ
ル含量を高めることによって、弱められる又は除かれ
る。しかし、上記で説明したように、高いニッケル含量
は経済的に好ましくない。マンガンと銅は、比較的弱い
オーステナイト安定剤であるが、塑性変形中のオーステ
ナイトからマルテンサイトへの変態を抑制することによ
ってオーステナイト鋼の加工硬化速度(rate)を減
ずるので、有利な副作用を有する。従って、オーステナ
イト促進性元素による合金化によって、低いデルタフェ
ライト含量、受容される耐食性と機械的性質、及び塑性
変形時の充分な耐マルテンサイト形成性を有する低ニッ
ケルオーステナイトステンレス鋼を開発することができ
る。
【0007】幾つかの先行技術ステンレス鋼は本出願の
ステンレス鋼と若干類似する。米国特許第4,568,
387号、第4,533,391号、第3,615,3
65号が注目される。これらの先行技術参考文献は本出
願をの合金を開示していなし、また性質の特有の組合せ
を有する本発明の合金を形成する元素の組合せを示唆し
ていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の目的
は、低いニッケル含量、受容される金属組織学的構造、
機械的性質、耐食性及び加工性を有するニッケルーマン
ガンー銅−窒素オーステナイトステンレス鋼合金を提供
することである。さらに詳しくは、本発明の目的は下記
性質: a.約5重量%未満、好ましくは4重量%未満のニッケ
ル含量;b.熱間圧延及び冷間圧延鋼製品の低いデルタ
フェライト含量; c.充分な加工性; d.例えば、降伏強さ、引張り強さ、引張り伸びのよう
な、受容される機械的性質; e.受容される耐食性と耐孔食性; f.変形時の充分な耐マルテンサイト形成性 を有するニッケルーマンガンー銅−窒素オーステナイト
ステンレス鋼合金を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、下記の
概略組成:クロム 約16.5〜約17.5重量%;マ
ンガン 約6.4〜約8.0重量%;ニッケル 約2.
50〜約5.0重量%;銅 約2.0〜約3.0重量%
未満;炭素 約0.15重量%未満;窒素 約0.2重
量%未満;ケイ素約1重量%未満;及び本質的に鉄と不
可避不純物とである、合金の残部を有する合金を製造す
ることによって、上記の好ましい性質を有するオーステ
ナイト合金を得ることができる。
【0010】さらに特に、上記概略組成を幾つかの合金
元素のより狭い、好ましい含量を有するように変更する
ことによって、より好ましい合金が得られることが判明
している。合金は好ましくは約17重量%のクロムを含
む。ニッケル含量の好ましい範囲は約2.8〜約4.0
重量%である。窒素と炭素の好ましい総含量は約300
0重量ppm未満である。また、合金が約0.5%未満
のケイ素を含むことも好ましい。
【0011】本発明の合金では、好ましい相バランスと
冷間加工時の安定性とのために低い加工硬化速度が得ら
れるような組成バランスが達成される。
【0012】クロムは耐食性の強化に重要な元素であ
り、クロム含量は約16.5%以上であるべきである。
しかし、クロム含量が増加するにつれて、この元素は高
温においてオーステナイトとデルタフェライトとのアン
バランスを惹起し、熱間加工性を害する。それ故、クロ
ム含量は約17.5%を越えるべきではない。
【0013】ステンレス合金へのニッケルの添加は、オ
ーステナイト相を安定化し、オーステナイトからマルテ
ンサイトへの変態を抑制することによって、耐食性を改
良し、冷間加工性を強化する。ニッケル含量は約2.5
%以上であるべきであり、好ましくは、2.75%を越
えるべきである。しかし、ニッケルは比較的高価である
ので、必要量以上は用いるべきではない。ニッケル含量
は約5%に限定するべきである。
【0014】マンガンはオーステナイト相を安定化する
ので、冷間加工性の強化に重要である。マンガンはオー
ステナイトからマルテンサイトへの変態を抑制し、マン
ガン含量が増加するにつれて、冷間加工性は改良され
る。好ましい効果を得るために、マンガン含量は約6.
4%以上であるべきである。しかし、マンガン含量が約
8%を越えると、マンガンは高温においてデルタフェラ
イトを安定化し、熱間加工性を阻害する傾向がある。そ
れ故、マンガン含量は最大8%に限定される。
【0015】オーステナイトを安定化し、オーステナイ
トからマルテンサイトへの相変態を抑制する重要な元素
である銅は、クロム含量とのバランスを保つべきであ
る。銅含量は約2.0%以上であるべきである。しか
し、銅含量が増加するにつれて、熱間加工性は急激に低
下する。それ故、銅含量は最大約3.0%に限定され
る。この2.0〜3.0%の範囲内では、高い銅量が低
いクロムレベルにおいて存在することができるが、高い
クロムレベルでは少ない銅が用いられる。
【0016】炭素は耐食性を減ずるので、本発明では、
約0.15%の最大含量に限定すべきである。窒素も固
溶体硬化のために合金強度を高めるので、限定すべきで
ある。それ故、窒素含量は最大約0.2%に限定され
る。炭素と窒素の総含量は約0.30%未満であるべき
である。ケイ素は鋼精錬における脱酸のために必要であ
るが、ケイ素は過剰量で加えると冷間加工性を低下させ
る。それ故、ケイ素含量は最大約1%未満に限定され
る。
【0017】従来の研究は、AISI規格304に匹敵
するオーステナイトステンレス合金に最低レベルの耐食
性を与えるために、少なくとも約17%のクロムが必要
であることを示している。鉄と約17%のクロムとのベ
ース合金を用いて、種々のレベルのマンガン、ニッケ
ル、銅、窒素、炭素及びケイ素を有する実験ヒート(h
eat)を溶融し、熱間圧延した。AISI規格20
1、304及び430の公称組成を有するオーステナイ
ト合金のヒートをも比較のために用意した。熱間圧延バ
ンドのサンプルを目視検査し、存在するオーステナイト
顕微鏡組織に対するデルタフェライト量を知るために測
定を実施した。熱間圧延バンドを次に急冷し、グリット
ブラストし、酸洗いし、冷間圧延した。冷間圧延バンド
のサンプルを次に焼きなまし、サンプルの機械的性質、
耐食性、顕微鏡組織を調べた。
【0018】
【実施例】実施例1 ヒート1〜15(シリーズA)を真空誘導溶融によって
製造した。ヒートの組成は表1に示す。低CとNを含む
AISI規格201(以下ではT−201Lと呼ぶ)の
公称組成を有する比較ヒートを製造した。
【0019】
【表1】 合金組成には、上記元素の他に、偶発的不純物として又
は、例えば完成金属に好ましい性質を与えるためのよう
な、補助的目的のために意図的に加えられる元素として
少量で、他の元素が存在することが考えられる。例え
ば、合金は残留レベルのリン、アルミニウム及び硫黄を
含むことができる。従って、ここに述べる実施例を不当
に特許請求の範囲を限定するものと見なすべきではな
い。
【0020】シリーズAヒートからの7.7kg(17
ポンド)のインゴットを約1148.9℃(2100゜
F)に再熱し、0.30cm(0.120インチ)のバ
ンドに熱間圧延した。熱延インゴットの15.2×0.
30cm(6×0.120インチ)のバンドサンプルを
熱延性能に関して目視検査した。熱延サンプルのデルタ
フェライト レベルをAmerican Instru
mentCompany(メリーランド州,シルバース
プリング)から入手可能なMAGNE−GAGE機器に
よって測定した。このMAGNE−GAGE機器は磁気
吸引方法によって作用する。デルタフェライト含量の報
告にここで用いるフェライト数又は“FN”は、オース
テナイト合金のフェライト含量に関する任意の標準化値
である。デルタフェライト含量の測定には代替え方法を
用いることができると考えられる。例えば、X線回析、
フェライトスコープ及び金属組織学的な測定も実施する
ことができる。幾つかのデルタフェライト含量測定装置
及びフェライト数測定に関する情報は、America
n Welding Society(フロリダ州,マ
イアミ)によって1991年に発行され、ここに参考文
献として関係する“オーステナイト鋼及び二重オーステ
ナイトーフェライト鋼溶接金属のデルタフェライト含量
の測定のための磁気機器の標準キャリブレーティング方
法(StandardProcedures for Calibrating Magnetic In
struments to Measure the Delta Ferrite Content of
Austenitic and Duplex Austenitic-Ferritic Stainles
s Steel Weld Metal)”に提供されている。
【0021】表IIは熱延サンプルの耳割れと縦方向亀
裂の程度と、サンプルのデルタフェライト含量を示す。
耳割れは耳と角の亀裂と裂けを含み、不良な延性によっ
て惹起される熱間加工欠陥である。耳割れは一般に熱間
加工範囲の低温端部において生ずる。
【0022】ヒート1〜9を最初に製造して、オーステ
ナイト顕微鏡組織の安定性に対するマンガンと銅の影響
を調べた。これらの初期ヒートは7.7〜15.56%
のマンガン含量と1.0〜3.0%の銅含量を有した。
ヒート4,6,7からのインゴットの熱延中に、インゴ
ットが割れて、続いて加工することができなかった。ヒ
ート1〜9のサンプルのデルタフェライト含量は、溶融
物への8%を越えるマンガンの添加が合金のオーステナ
イト安定性に有意な影響を及ぼさず、実際に、再熱中に
デルタフェライトの形成を促進したと考えられることを
実証する。例えば、ヒート1(マンガン7.7%)とヒ
ート5(マンガン15.53%)からの熱延バンドはそ
れぞれ、約3.5%と5.35%のフェライトを含有し
た。これらの2ヒートの間の唯一の他の差は銅含量(ヒ
ート1では、2.8%、ヒート5では、2.1%)であ
ったので、マンガン含量の2倍の増加が実際にデルタフ
ェライト含量を高めたと考えられる。また、マンガンの
添加が塑性変形中のオーステナイトからマルテンサイト
への変態傾向を抑制することも考えられる。6.5%未
満のマンガン含量は変形時に、受容されないほど高い加
工硬化速度を生ずるようなマルテンサイト含量をもたら
すと考えられる。従って、ヒート9以後のヒート中にマ
ンガン含量は約16%から約7.25%〜約8%の範囲
に減じた。
【0023】17%未満の低クロム含量において3.0
%銅を含むインゴット(ヒート4,6,7)は熱延中に
割れる傾向があったので、熱延性能を高めるために、マ
ンガン含量の減少と共に、ヒート10〜15の銅含量を
2,0〜2.75%範囲にまで減じた。熱延中の熱間亀
裂や耳割れの発生を減ずるために、ホウ素とセリウムと
を加えてヒート10を製造した。ヒート10からのイン
ゴットの熱延中に耳割れ又は亀裂は生じなかった。ヒー
ト10〜15の炭素と窒素の濃度も変化させた。
【0024】
【表2】 表2の結果は、実験ヒートがフェライト数10以下を特
徴とする比較的低いデルタフェライト レベルにおいて
耳割れを殆どもしくは全く有さないことを示す。FNは
好ましくは7以下であり、さらに好ましくは4以下であ
る。
【0025】熱延後に、シリーズAヒートからのバンド
をグリットブラストし、酸洗いし、0.06の厚さまで
冷間圧延した。各ヒートからの冷延シートの個々のサン
プルを次に約1065.6℃(1950゜F)において
5分間、又は約1065.6℃(1950゜F)におい
7分間焼きなました。焼きなましたバンドサンプルの降
伏強さ、引張り強さ及び引張り伸びを含めた機械的性質
を評価した。結果は表3と4に示す。(換算:1 ks
i=6.89MPa)。
【0026】
【表3】
【表4】 機械的性質がある一定の範囲内に入ることが望ましい。
約241〜約345MPa(約35ksi〜約50ks
i)の降伏強さが好ましい。約555〜約689MPa
(約80ksi〜約100ksi)の引張り強さが好ま
しい。約40%〜約60%の引張り伸びが好ましい。
【0027】表4に示すように、約1065.6℃(1
950゜F)におい7分間焼きなましたサンプルは全て
好ましいレベルの降伏強さ、引張り強さ及び引張り伸び
を示した。表3に示すように、同じヒートを約106
5.6℃(1950゜F)において5分間焼きなました
場合には、ヒート3以外の全てのサンプルが好ましい引
張り強さ目標を満たした。ヒート 1〜9からのサンプ
ルは好ましい降伏強さと伸びの範囲を示さなかった。比
較では、T−201Lの焼きなましたサンプルは好まし
い降伏強さと伸びの範囲を示したが、好ましい引張り強
さ範囲を示さなかった。従って、ヒート 10〜14は
全て好ましい機械的性質範囲を示した。ヒートの中で最
高の窒素含量を有するヒート 15は、約1065.6
℃(1950゜F)において5分間焼きなました場合
に、好ましい最低50%伸びに僅かに満たなかった。
【0028】MAGNE−GAGE機器によって測定し
た、焼きなましたシリーズAサンプルのデルタフェライ
ト含量(表5)は、焼きなまし時間と温度の増加と共
に、場合によってはデルタフェライト レベルが僅かに
上昇することを示す。これは以下に述べるシリーズB実
験合金の全てに関する場合であった。焼きなまし時間と
温度と共にデルタフェライト含量の増加と共にデルタフ
ェライト含量が増加することは合金の低ニッケル含量に
関係し、結果としてのオーステナイトの比較的弱い安定
性はデルタフェライトに関係すると考えられる。表5に
示すように、全てのサンプルは依然として受容されるデ
ルタフェライト レベル(FNとして)を有した。
【0029】
【表5】 シリーズA実験合金の耐食性と耐孔食性とも調べた。実
験合金の一部は他の実験合金に比べて、又は1種以上の
商業的に製造されるオーステナイト鋼に比べて低い耐食
性又は耐孔食性を示したが、実験合金はある一定の用途
には適さないとしても、他の用途には役立つと考えられ
る。実際に、ある種の実験合金は、それらの低いコスト
(低いニッケル含量のため)を考慮すると、高コストの
耐食性の大きい合金よりも好ましい。
【0030】シリーズA実験合金の耐食性を測定するた
めに、陽分極試験とASTM A262実施法E試験を
焼きなましサンプルに実施した。陽分極試験は極端な環
境で実施し、合金の臨界電流密度(Ic)を測定する、
これは不動態化前の最大の溶解又は腐食率である。次
に、金属表面の不動態化は、合金が電気化学的系もしく
は強い腐食性環境において、酸素が電解中に金属表面に
溶解して酸化物被膜を形成するときに、その通常の化学
的活性を失う点である。陽分極試験では、サンプルを1
規定 硫酸溶液に入れ、臨界電流密度を測定した。全て
の実験サンプル並びにT−201L、T−304及びT
−430を試験した。例えばT−304サンプルの0.
21mA/cm2のような、低い臨界電流密度(Ic)は
1規定硫酸溶液中での合金の比較的低い腐食率を意味す
る。これに比較して、T−201L(0.94mA/c
2)及びT−430(3.6mA/cm2)の臨界電流
密度はT−201Lが1規定硫酸溶液中でT−304よ
りも低耐食性であるが、T−430よりも高耐食性であ
ることを意味する。表6に示すように、シリーズA実験
合金の臨界電流密度は0.18〜0.92mA/cm2
の範囲であった。それ故、幾つかの実験ヒートからの焼
きなましサンプルはT−304の耐食性に等しいか又は
これより良好な耐食性を示したが、全ての実験合金はT
−430の耐食性よりも良好であった。このようなもの
として、全ての実験合金は1規定硫酸溶液中で受容され
る耐食性を示した。
【0031】
【表6】 シリーズA実験合金の各々の耐孔食性を測定するため
に、陽分極を用いて、1,000ppm塩化物溶液中で
焼きなましサンプルの孔食電位(Ep)を測定した。高
い孔食電位は、塩化物含有環境において耐孔食性を促進
する粘着性(tenacious)不動態膜を形成する
合金であることを示唆する。これらのピッティング電位
試験からの結果(表6)は、T−304が最高の孔食電
位(0.50V)を有し、T−430の孔食電位(0.
28V)がT−201Lの孔食電位(0.22V)より
もやや大きいことを示す。これに比較して、シリーズA
実験合金は0.11V(ヒート3)から0.34V(ヒ
ート14)までの範囲のピッティング電位を有する。そ
れ故、実験合金の幾つかはT−201Lの孔食電位に類
似したピッティング電位を有し、他の幾つかの合金は、
例えばヒート 1,2,10からの合金はT−430の
孔食電位に類似した高い孔食電位を有した。実験合金の
いずれも有用性が無いほどの孔食電位不足を示さなかっ
た。
【0032】実験合金の耐粒界腐食性(resistance to
intergranular attack)を評価するために、銅−硫酸銅
−硫酸試験(ASTMA262−70,実施法E)を焼
きなましサンプルに実施した。沸騰試験溶液に24時間
暴露させた後に、各ヒートからの重複サンプルを180
゜を通して曲げ、強調された粒界浸透に関して外面を検
査した。表6に報告するように、実験サンプル又はT
201L、T−304及びT−430のサンプルのいず
れも亀裂又は粒界腐食の徴候を示さなかった。
【0033】実験合金の変形中に形成されたマルテンサ
イト量と、マンガン、ニッケル及び炭素のオーステナイ
ト安定化効果とを評価するために、引張り強さ試験の前
後の引張りサンプルの均一伸び区分でMAGNE−GA
GE測定を実施した。MAGNE−GAGE読み取り値
の増加は伸長中のマルテンサイト形成に起因すると考え
られる。シリーズAの特定サンプルの結果は表7に記載
する。引張り試験の実施前に、冷延サンプルを指示され
たように焼きなました。試験した全ての実験サンプルは
変形時に受容されるマルテンサイト形成傾向を示した。
これに反して、T−201Lは比較的多量のマルテンサ
イトを形成した。
【0034】
【表7】 実施例2 約1287.8℃(2350゜F)の再熱温度を維持し
ながらデルタフェライト レベルを減じようと試みて、
表V3に記載の組成を有するヒート 17〜22を製造
した。
【0035】
【表8】 シリーズAヒートの試験中に示唆したように、シリーズ
Bヒート中のマンガン含量は約6.4〜約7.0%に限
定し、銅含量は約2.5%に限定した。ヒート17〜2
2からの(17ポンド)7.7kgのインゴットを約1
148.9℃(2100゜F)、約1232.2℃(2
250゜F)又は約1287.8℃(2350゜F)の
再熱温度から熱延し、それぞれ(a)、(b)、(c)
と名付けた。シリーズAヒートに用いた方法を用いて測
定した、シリーズBヒートの熱延性能とデルタフェライ
ト含量とを表9に示す。
【0036】
【表9】 全ての熱延温度において、全てのシリーズBヒートの熱
延性能とデルタフェライト含量は満足できるものであっ
た。高温サンプル中のデルタフェライト量は一般に熱延
温度の上昇と共に増加した。全てのシリーズAとBのヒ
ート中で最高の炭素レベル(0.084%)を有するヒ
ート19と20は、耳割れなしに熱延され、最低量のデ
ルタフェライトを含有した。
【0037】熱延後に、シリーズBヒートからのバンド
をグリットブラストし、酸洗いし、0.15cm(0.
060インチ)厚さに冷延した。冷延サンプルを次に約
1065.6℃(1950゜F)において7分間焼きな
ました。焼きなましサンプルの降伏強さ、引張り強さ、
伸びを含めた機械的性質を表10Xに報告する。
【0038】
【表10】 表Xに示すように、シリーズBサンプルの全ては、シリ
ーズAヒートに関して上述した、必要な範囲に入る機械
的性質を有した。0.120インチから0.060イン
チまで冷延したシリーズB物質のデルタフェライト含量
に対する焼きなましの影響をも調べた。結果は表11に
記載する。シリーズBサンプルは約1065.6℃(1
950゜F)において7分間焼きなました。全ての実験
サンプルのデルタフェライト含量値も受容されるもので
あった。
【0039】
【表11】 シリーズA実験サンプルに関して用いた方法と同じ方法
を用いて、シリーズBサンプルの耐食性と耐ピッティン
グ性及び耐粒界腐食性を測定する試験を実施した。シリ
ーズAサンプルと同様に、表12に示した結果はシリー
ズBサンプル全ての充分な耐食性、耐ピッティング性及
び耐粒界腐食性を実証する。
【0040】
【表12】 シリーズA実験ヒートに関して用いた方法を用いて、焼
きなましたシリーズBサンプルの変形中のマルテンサイ
ト形成傾向を評価した。結果は下記表13に記載する。
約1148.9℃(2100゜F)再熱温度において熱
延したシリーズBヒートのサンプルに対して試験を実施
した。引張り試験はASTM E8−91に従って、
0.05in./in./分の伸長速度(strain
rate)を用いて、0.2%降伏オフセットまで実
施した、降伏後に、0.5in./分のクロスヘッド速
度を用いた。
【0041】
【表13】 表XIIIに示すように、ヒート20と21のサンプル
は好ましいデルタフェライト値を有した。ヒート20と
21の試験をさらに促進するために、これらの合金組成
物の複製である、それぞれヒート20’と21’を表X
IVに記載の組成によって製造した。
【0042】
【表14】 ヒート20’と21’からの物質を0.05cm(0.
020インチ)ゲージに加工して、成形性に関して評価
した。成形性の評価では、0.05cm(0.020イ
ンチ)物質から小さい平底カップを深絞りした。徐々に
大きい直径を有するブランクを円筒状平底カップに深絞
りして、破壊せずに上首尾に絞られることができる最大
ブランクサイズを測定した。ポンチ直径で除した最大ブ
ランク直径に等しい、限定絞り比(limiting
draw rate)(LDR)を算出した。ヒート
20’と21’のLDRは2.12であり、これはT−
304のLDR(2.18〜2.25)に匹敵した。ヒ
ート 20’と21’の高いLDRは、これらの合金が
優れた絞り可能性(drawability)を有する
ことを実証する。
【0043】ヒート1と10からの残りのサンプルも
0.05cm(0.02インチ)に冷延し、焼きなま
し、平底カップに成形した。深絞り中に形成されるマル
テンサイト量はヒート 20’と21’の合金サンプル
からよりもMAGNE−GAGEによって測定して約5
0%少なかった。ヒート 20’と21’(マンガン
6.5%)に比べてヒート1と10(マンガン約8%)
の高いマンガン含量が付加的なオーステナイト安定性を
与えて、冷間加工中の低いマルテンサイト形成を生じた
と考えられる。
【0044】オーステナイト安定性に対するシリーズA
とBの試験した種々な元素組合せの影響を定量的に特性
化するために、通常の段階的な回帰分析を実施した。最
初の分析は依存性変数としてのデルタフェライト含量と
独立変数としての合金の元素組成とを用いて実施した。
それ故、この分析は合金のデルタフェライト含量を合金
の元素組成の関数として測定した。約1148.9℃
(2100゜F)再熱温度において圧延したシリーズA
とB高温バンドサンプルのデルタフェライト含量(表2
と9)に依存した。用いた元素変数はマンガン、ニッケ
ル、銅、炭素、窒素含量であった。表1に記載し、考察
した21種の合金組成物には、下記組成範囲(重量
%):マンガン6.4〜15.5%;窒素0.106〜
0.187%;炭素0.013〜0.084%;ニッケ
ル2.1〜4.2%;及び銅0.41〜3.1%と共
に、クロム17%とケイ素約0.35%とを含む鋼があ
る。T−201Lはそのクロム含量が他のヒートから有
意に異なったので、回帰分析に含めなかった。クロムと
ケイ素含量もそれぞれ約17%と約0.35%とに一定
に維持されたので、考慮に入れなかった。回帰分析は線
形と方形の両方の主要効果の項を考慮したが、相互作用
項は含めなかった。
【0045】上記実験で得られたデータの分析は、下記
6変数モデル(式1)によって最大算出係数が得られる
ことを示す: フェライト%=12.48+0.52(マンガン%)−
54.27(窒素%)−47.98(炭素%)−1.5
7(ニッケル%)−1.62(銅%)+0.69(銅
%)2 上記式のR2と3シグマ限界はそれぞれ、0.93と
1.4%であった。上記式から算出されるデルタフェラ
イト形成力は9%未満である。
【0046】予想されたように、式1はニッケルがオー
ステナイト安定化元素であり、窒素と炭素もニッケルの
の約30倍のオーステナイト安定化力を有するオーステ
ナイト安定化元素であることを示す。上記式は、意外に
も、マンガンが通常はオーステナイト安定化元素である
としても、実験合金に用いた6.4〜15.5%レベル
においてマンガンがデルタフェライトを安定化するよう
に作用することをも示す。本発明の合金では、マンガン
はオーステナイト/フェライト バランスとオーステナ
イト/マルテンサイト バランスとに影響を及ぼす。
【0047】合金の炭素、銅及びマンガン含量の関数と
しての変形中のマルテンサイト形成傾向を表す式を求め
るために、第2回帰分析を実施した。式1の作成に用い
た方法を用いて、モデルをコンピュータで推定した。ヒ
ート13〜15と17(a)〜22(a)とからの物質
に関する表7と13からのMAGNE−GAGEデータ
(約1148.9℃(2100゜F)再熱温度において
熱延、約1065.6℃(1950゜F)において5分
間焼きなまし)を回帰分析に含めた。1%マルテンサイ
トの形成によって1FNの増加が生ずると推定された。
これは一般に、約7未満のFNの場合である。この試験
のデータと組成要素の分析では、依存性変数(機械的変
形時に形成されるマルテンサイト%)の最大R2改良
が、下記3変数モデル(式2)を用いて算出された: マルテンサイト%=52.18−88.4(炭素%)−
8.33(銅%)−3.52(マンガン%) 式2のR2と3シグマ限界はそれぞれ0.88と2.4
%であった。マルテンサイト形成力は8.6%未満であ
る。式2は銅がマルテンサイト形成の抑制において炭素
が銅よりもほぼ10倍有効であり、銅がマンガンよりも
2.4倍有効であることを示す。式2は変形時のオース
テナイトからマルテンサイトへの変態の抑制による加工
硬化速度の低下において、銅が非常に有効であることを
示す。
【0048】上記データは、試験した範囲内の元素組成
を有する低ニッケルオーステナイト合金が受容される機
械的性質、金属組織学的構造、相安定性及び耐食性を有
することを示す。上記データは、鉄ベースド合金の発明
の好ましい実施態様が下記公称組成:クロム約17%;
マンガン約7.5%〜約8%;ニッケル約3.0%;銅
約2.5%;炭素約0.07%;窒素約0.11%;ケ
イ素約0.35%を有することを示唆する。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、低いニッケル含量、受
容される金属組織学的構造、機械的性質、耐食性及び加
工性を有するニッケル−マンガン−銅−窒素 オーステ
ナイトステンレス鋼合金が提供される。
フロントページの続き (72)発明者 イヴァン・エイ・フランソン アメリカ合衆国ペンシルバニア州16056, サクソンバーグ,メイン・ストリート 214,ピー・オー・ボックス 507 (72)発明者 ドミニク・エイ・ソレース アメリカ合衆国ペンシルバニア州16055, サーヴァー,ディア・リッジ・ロード 301 (72)発明者 ジョン・ピー・ジエミアンスキー アメリカ合衆国ペンシルバニア州15618, エイヴォンモア,セヴンス・アンド・アー ムストロング・アベニュー(番地なし)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%に基づいて下記元素組成: クロム 約16.5〜約17.5%; マンガン 約6.4〜約8.0%; ニッケル 約2.50〜約5.0%; 銅 約2.0〜約3.0%未満; 炭素 約0.15%未満; 窒素 約0.2%未満; ケイ素 約1%未満;及び 本質的に鉄と不可避不純物とである残部を含むオーステ
    ナイトステンレス鋼。
  2. 【請求項2】 約17重量%のクロムを含む請求項1記
    載のオーステナイトステンレス鋼。
  3. 【請求項3】 約2.8〜約4.4%のニッケルを含む
    請求項1記載のオーステナイトステンレス鋼。
  4. 【請求項4】 約0.30重量%未満である窒素と炭素
    との総含量を含む請求項1記載のオーステナイトステン
    レス鋼。
  5. 【請求項5】 約0.5%未満のケイ素を含む請求項1
    記載のオーステナイトステンレス鋼。
  6. 【請求項6】 約555〜約689MPa(約80〜約
    100ksi)の引張り強さを有する請求項1記載のオ
    ーステナイトステンレス鋼。
  7. 【請求項7】 約345MPa(約50ksi)未満の
    降伏強さを有する請求項1記載のオーステナイトステン
    レス鋼。
  8. 【請求項8】 約241〜約345MPa(約35〜約
    50ksi)の降伏強さを有する請求項1記載のオース
    テナイトステンレス鋼。
  9. 【請求項9】 約40〜約60%の引張り伸びを有する
    請求項1記載のオーステナイトステンレス鋼。
  10. 【請求項10】 式: デルタフェライト%=12.48+0.52(マンガン
    %)−54.27(窒素%)−47.98(炭素%)−
    1.57(ニッケル%)−1.62(銅%)+0.69
    (銅%)2 に従って、約9%未満のデルタフェライト形成特性を有
    する請求項1記載のオーステナイトステンレス鋼。
  11. 【請求項11】 式: マルテンサイト%=52.18−88.4(炭素%)−
    8.33(銅%)−3.52(マンガン%) に従って、約8.6%未満のマルテンサイト形成特性を
    有する請求項1記載のオーステナイトステンレス鋼。
  12. 【請求項12】 重量%に基づいて下記元素組成: クロム 約16.5〜約17.5%; マンガン 約7.25〜約8%; ニッケル 約2.75〜約5%; 銅 約2.0〜約3%未満; 炭素 約0.15%未満; 窒素 約0.2%未満、炭素と窒素との総含量は約0.
    30%を越えない; ケイ素 約1%未満;及び 本質的に鉄と不可避不純物とである残部を含む低ニッケ
    ルオーステナイトステンレス鋼。
  13. 【請求項13】 約3〜約4%のニッケルを含む請求項
    12記載のオーステナイトステンレス鋼。
  14. 【請求項14】 約0.5%未満のケイ素を含む請求項
    13記載のオーステナイトステンレス鋼。
  15. 【請求項15】 重量%に基づいて下記元素組成: クロム 約16.5〜約17.5%; マンガン 約6.4〜約8.0%; ニッケル 約2.50〜約5.0%; 銅 約2.0〜約3.0%未満; 炭素 約0.15%未満; 窒素 約0.2%未満; ケイ素 約1%未満;及び 本質的に鉄と不可避不純物とである残部を含む低ニッケ
    ルオーステナイトステンレス鋼製品であって、T−20
    1Lよりも低い加工硬化速度、T−201LとAISI
    T−430とに匹敵する耐食性、及びAISI T−
    304に匹敵する機械的性質を特徴とする製品。
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