JPH061813U - 取付部材の被取付部材への取付構造 - Google Patents

取付部材の被取付部材への取付構造

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JPH061813U
JPH061813U JP4904992U JP4904992U JPH061813U JP H061813 U JPH061813 U JP H061813U JP 4904992 U JP4904992 U JP 4904992U JP 4904992 U JP4904992 U JP 4904992U JP H061813 U JPH061813 U JP H061813U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ねじ孔の有効深さを確保できない狭いスペース
でも確実に取付部材を被取付部材に取付けることができ
る。 【構成】車両のサイドドア11のドアトリム13の裏面
には樹脂製のボス18と、このボス18の周囲にボス1
8より高さの低い受け部21が設けられる。弾性変形可
能な板状の押え部材22にボス18に嵌入可能な通孔2
2aが形成される。通孔22aをボス18に嵌入した状
態で通孔22aから突出するボス18の先端部を熱変形
させることにより押え部材22がボス18に受け部21
を覆うように固定される。受け部21及び押え部材22
によりスピーカ14のブラケット16が取外し可能に挟
持され、ストッパ23により押え部材22のボス18を
中心とする回転が阻止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は狭い取付スペースしか確保できない被取付部材に取付部材を取付ける のに適した取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、被取付部材である車両のサイドドアのドアトリムの裏面に取付部材であ るスピーカのブラケットを取付けるときには、ブラケットの両端に形成された透 孔にタッピングスクリューを挿通し、これらのスクリューを樹脂製のドアトリム の裏面に設けられたねじ孔に螺合することにより行っている。このときドアトリ ムとドアのインナパネルの間隔はタッピングスクリューが螺合するねじ孔の有効 深さを十分に確保できる程度に広く形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記スクリューによる取付方法ではドアトリムとインナパネルの間隔 が狭いドアトリムの裏面にブラケットを取付けようとすると、ねじ孔の有効深さ を十分に確保できないため、タッピングスクリューを用いてブラケットをドアト リムに取付けることができない不具合があった。
【0004】 本考案の目的は、ねじ孔の有効深さを確保できない狭いスペースでも確実に取 付部材を被取付部材に取付けることのできる取付部材の被取付部材への取付構造 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1、図7及び 図10を用いて説明する。 本考案の第1の取付部材の被取付部材への取付構造は、図1又は図10に示す ように樹脂製のボス18又は88とこのボス18又は88の周囲にボス18又は 88の高さより低く形成された受け部21又は91とが設けられた被取付部材1 3又は83と、ボス18又は88に嵌入可能な通孔22a又は92aが形成され かつ通孔22a又は92aを嵌入した状態で通孔22a又は92aから突出する ボス18又は88の先端部を熱変形させることによりボス18又は88に受け部 21又は91を覆うように固定される弾性変形可能な板状の押え部材22又は9 2と、受け部21又は91及び押え部材22又は92により取外し可能に挟持さ れる取付部材16と、押え部材22又は92のボス18又は88を中心とする回 転を阻止するストッパ23又は93とを備えたものである。 上記第1の取付部材の被取付部材への取付構造において、ボス18又は88と 受け部21又は91が取付部材16に設けられ、受け部21又は91及び押え部 材22又は92により被取付部材13又は83が挟持されるように構成すること もできる。 本考案の第2の取付部材の被取付部材への取付構造は、図7に示すように樹脂 製のボス58が設けられた被取付部材53と、弾性変形可能な一対の挟持片62 a,62bを有し一対の挟持片62a,62cの互いに対向する略中央にそれぞ れボス58に嵌入可能な一対の通孔62c,62dが形成されかつ一対の通孔6 2c,62dを嵌入した状態で一対の通孔62c,62dから突出するボス58 の先端部を熱変形させることによりボス58に固定される挟持部材62と、一対 の挟持片62a,62bにより取外し可能に挟持される取付部材16と、挟持部 材62のボス58を中心とする回転を阻止するストッパ63とを備えたものであ る。 上記第2の取付部材の被取付部材への取付構造において、ボス58が取付部材 16に設けられ、一対の挟持片62a,62bにより被取付部材53が挟持され るように構成することもできる。
【0006】
【作用】
第1の実施例に係る取付部材の被取付部材への取付構造では、ボス18又は8 8に押え部材22又は92の通孔22a又は92aを嵌入した後、押え部材22 又は92の通孔22a又は92aから突出するボス18又は88を熱変形させて 押え部材22又は92をボス18又は88に固定する。次いで取付部材16を受 け部21又は91と押え部材22又は92との間に挿入すると、取付部材16が 受け部21又は91及び押え部材22又は92にて取外し可能に挟持される。 第2の実施例に係る取付部材の被取付部材への取付構造では、ボス58に挟持 部材62の一対の通孔62c,62dを嵌入した後、挟持部材62の一対の通孔 62c,62dから突出するボス58を熱変形させて挟持部材62をボス58に 固定する。次いで取付部材16を一対の挟持片62a,62bの間に挿入すると 、取付部材16が一対の挟持片62a,62bにて取外し可能に挟持される。
【0007】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1〜図6に示すように、車両のサイドドア11のインナパネル12の表面に は樹脂製のドアトリム13が取付けられる。ドアトリム13の前端上部にはスピ ーカ14が臨む開口部13aが形成される(図5及び図6)。スピーカ14が開 口部13aに臨んだ状態でスピーカ14をドアトリム13の裏面に取付けるため のブラケット16がスピーカ14の裏面に固着される(図1及び図5)。 このブラケット16の一端16aには凹部16cが形成され(図2)、ブラケ ット16の他端16bには透孔16dが形成される(図4)。ブラケット16の 一端16aが位置するドアトリム13とインナパネル12との間隔はブラケット 16をドアトリム13に取付けるタッピングスクリュー17が螺合するねじ孔の 有効深さを確保できないほど狭く形成され、凹部16cに対向するドアトリム1 3の裏面にはドアトリム13と一体的にボス18が設けられる(図1〜図3)。 ブラケット16の他端16bが位置するドアトリム13とインナパネル12との 間隔はブラケット16をドアトリム13に取付けるタッピングスクリュー17が 螺合するねじ孔19aの有効深さを確保できる程度に広く形成され、透孔16d に対向するドアトリム13の裏面にはドアトリム13と一体的にねじ孔19aを 有する突部19が設けられる(図5)。
【0008】 ボス18は大径部18aとこの大径部18aの先端に設けられる小径部18b とを有する。またボス18にはボス18の表面に発生する引け巣を防止する穴1 8cが形成される。ボス18の周囲のドアトリム13の裏面には所定の間隔をあ けて互いに平行な3つの板状の受け部21がドアトリム13に垂直にかつトリム 13と一体的に形成され、受け部21の高さはボス18の大径部18aの高さよ り低く形成される(図2)。受け部21と大径部18aの高さの差はブラケット 16の厚さより僅かに小さい。 ボス18には3つの受け部21を覆うように押え部材22が嵌入される。押え 部材22は弾性変形可能な板材により略矩形に形成され、略中央にはボス18の 小径部18bに嵌入可能な通孔22aが形成される。また押え部材22にはその 一方の縁を直角に折曲げることによりストッパ23が形成され、このストッパ2 3は押え部材22の通孔22aをボス18の小径部18bに嵌入した状態で3つ の受け部21の一方の端縁に当接する。押え部材22のストッパ23とは反対側 の縁はストッパ23とは逆の方向に略く字状に折曲げられ、ブラケット16の一 端16aが受け部21と押え部材22の間にスムーズに導かれるようになってい る(図1〜図3)。
【0009】 このように構成されたブラケット16をドアトリム13の裏面に取付けるとき には、先ずボス18の小径部18bに押え部材22の通孔22aを嵌入し、通孔 22aから突出した小径部18bを熱変形させてかしめ、押え部材22をボス1 8に固定する。このとき押え部材22は3つの受け部21の一方の端縁に当接す るストッパ23によりボス18を中心として回転することはない。次にスピーカ 14に固着されたブラケット16の一端16aを受け部21と押え部材22の間 に挿入し、かつブラケット16の凹部16cをボス18の大径部18aに嵌入す る。この結果、ブラケット16の一端16aは受け部21及び押え部材22によ り挟持される。更にブラケット16の他端16bの透孔16dにタッピングスク リュー17を挿通し、このスクリュー17をねじ孔19aに螺合することにより 、スピーカ14はドアトリム13に確実に固定される。
【0010】 図7〜図9は本考案の第2の実施例を示し、図7〜図9において第1の実施例 と同一符号は同一部品を示す。 ドアトリム53の裏面にドアトリム53と一体的に設けられたボス58は大径 部58aとこの大径部58aの先端に設けられた小径部58bとを有する。ボス 58には弾性変形可能な板材を折曲げて形成された挟持部材62が嵌入される。 挟持部材62は一対の挟持片62a,62bを有し、一対の挟持片62a,62 bの略中央にはボス58の小径部58bに嵌入可能な一対の通孔62c,62d がそれぞれ形成される。また一方の挟持片62aの通孔62cの周縁にはブラケ ット16の厚さと略同一の高さを有する筒部62eが他方の挟持片62bの通孔 62dに向って突設され、他方の挟持片62bには2つの突起62f,62fが 一方の挟持片62aに向って突設される。 またドアトリム53にはボス58の小径部58bに嵌入された挟持部材62の 一方の挟持片62aの底面を受けかつ一対の挟持片62a,62bの両側縁に当 接するチャンネル状溝63aを有するストッパ63がドアトリム53と一体的に 設けられる。挟持部材62の折曲部とは反対側の一対の挟持片62a,62bの 縁は互いに離れる方向に略く字状に折曲げられ、ブラケット16の一端16aが 一対の挟持片62a,62bの間にスムーズに導かれるようになっている。
【0011】 このように構成されたブラケット16をドアトリム53の裏面に取付けるとき には、先ずボス58の小径部58bに一対の挟持片62a,62bの一対の通孔 62c,62dを嵌入し、通孔62c,62dから突出した小径部58bを熱変 形させてかしめ、挟持部材62をボス58に固定する。このとき挟持部材62は ストッパ63のチャンネル状溝63aに着座するので、挟持部材62がボス58 を中心として回転することはない。次にスピーカ14に固着されたブラケット1 6の一端16aを一対の挟持片62a,62bの間に挿入し、かつブラケット1 6の凹部16cを一方の挟持片62aの筒部62eの周囲に嵌入する。この結果 、ブラケット16の一端16aは一対の挟持片62a,62bにより挟持される 。この後の取付手順は上記第1の実施例と同様であるので、説明を省略する。
【0012】 なお、第1の実施例ではストッパを押え部材に設けたが、これは一例であって 図10に示すように受け部91の一方の端縁を連結しかつボス88の大径部88 aより高く形成されたストッパ93をドアトリム83に設けてもよい。このスト ッパ93により通孔92aがボス88の小径部88bに嵌入された押え部材92 はボス88を中心に回転しない。また受け部91及び押え部材92によるブラケ ット16の挟持力を増大するために、受け部91の先端に押え部材92に向って 突出する突起91aを設けてもよい。図10において第1の実施例と同一符号は 同一部品を示す。 また、上記第1の実施例では被取付部材であるドアトリムに樹脂製のボスと受 け部を設け、受け部及び押え部材により取付部材であるブラケットを挟持したが 、これに限らずブラケットに樹脂製のボスと受け部を設け、受け部と押え部材に よりドアトリムに形成されたリブを挟持してもよい。 また、上記第2の実施例では被取付部材であるドアトリムに樹脂製のボスを設 け、ボスに固定された挟持部材の一対の挟持片により取付部材であるブラケット を挟持したが、ブラケットに樹脂製のボスを設け、ボスに固定された挟持部材の 一対の挟持片によりドアトリムに形成されたリブを挟持してもよい。 更に、上記第1及び第2の実施例では被取付部材としてドアトリムを挙げ、取 付部材としてブラケットを挙げたが、これらの部材に限定されるものではない。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、被取付部材又は取付部材に樹脂製のボス と受け部を設け、弾性変形可能な板状の押え部材にボスに嵌入可能な通孔を形成 し、通孔をボスに嵌入した状態で通孔から突出するボスの先端部を熱変形させる ことにより押え部材をボスに受け部を覆うように固定し、受け部及び押え部材に より取付部材又は被取付部材を取外し可能に挟持し、ストッパが押え部材のボス を中心とする回転を阻止するように構成したので、ねじ孔の有効深さを確保でき ない狭いスペースでも確実に取付部材を被取付部材に取付けることができる。 また、弾性変形可能な一対の挟持片を有する挟持部材の一対の挟持片にそれぞ れボスに嵌入可能な一対の通孔を形成し、一対の通孔を嵌入した状態で一対の通 孔から突出するボスの先端部を熱変形させることにより挟持部材をボスに固定し 、一対の挟持片により取付部材又は被取付部材を取外し可能に挟持し、ストッパ が挟持部材のボスを中心とする回転を阻止するように構成しても、上記効果と同 様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例取付部材の被取付部材へ
の取付構造を示す図5のA−A線断面図。
【図2】図1のB部分解斜視図。
【図3】図1のC−C線断面図。
【図4】図5のD−D線断面図。
【図5】図6のE矢視図。
【図6】車両のサイドドアの斜視図。
【図7】本考案の第2の実施例を示す図1に対応する断
面図。
【図8】図7のF部分解斜視図。
【図9】図7のG−G線断面図。
【図10】本考案の第3の実施例を示す図2に対応する
分解斜視図。
【符号の説明】
11 サイドドア 13,53,83 ドアトリム(被取付部材) 16 ブラケット(取付部材) 18,58,88 ボス 21,91 受け部 22,92 押え部材 22a,62c,62d,92a 通孔 23,63,93 ストッパ 62 挟持部材 62a,62b 挟持片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のボス(18,88)と前記ボス(18,88)
    の周囲に前記ボス(18,88)の高さより低く形成された受
    け部(21,91)とが設けられた被取付部材(13,83)又は取付
    部材(16)と、 前記ボス(18,88)に嵌入可能な通孔(22a,92a)が形成され
    かつ前記通孔(22a,92a)を嵌入した状態で前記通孔(22a,
    92a)から突出する前記ボス(18,88)の先端部を熱変形さ
    せることにより前記ボス(18,88)に前記受け部(21,91)を
    覆うように固定される弾性変形可能な板状の押え部材(2
    2,92)と、 前記受け部(21,91)及び前記押え部材(22,92)により取外
    し可能に挟持される取付部材(16)又は被取付部材(13,8
    3)と、 前記押え部材(22,92)の前記ボス(18,88)を中心とする回
    転を阻止するストッパ(23,93)とを備えた取付部材の被
    取付部材への取付構造。
  2. 【請求項2】 樹脂製のボス(58)が設けられた被取付部
    材(53)又は取付部材(16)と、 弾性変形可能な一対の挟持片(62a,62b)を有し前記一対
    の挟持片(62a,62b)の互いに対向する略中央にそれぞれ
    前記ボス(58)に嵌入可能な一対の通孔(62c,62d)が形成
    されかつ前記一対の通孔(62c,62d)を嵌入した状態で前
    記一対の通孔(62c,62d)から突出する前記ボス(58)の先
    端部を熱変形させることにより前記ボス(58)に固定され
    る挟持部材(62)と、 前記一対の挟持片(62a,62b)により取外し可能に挟持さ
    れる取付部材(16)又は被取付部材(53)と、 前記挟持部材(62)の前記ボス(58)を中心とする回転を阻
    止するストッパ(63)とを備えた取付部材の被取付部材へ
    の取付構造。
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