JPH06181592A - 空気調和機用遠隔制御装置 - Google Patents

空気調和機用遠隔制御装置

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JPH06181592A
JPH06181592A JP4333045A JP33304592A JPH06181592A JP H06181592 A JPH06181592 A JP H06181592A JP 4333045 A JP4333045 A JP 4333045A JP 33304592 A JP33304592 A JP 33304592A JP H06181592 A JPH06181592 A JP H06181592A
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Koichi Takamaru
浩一 高丸
Katsuya Ayabe
克也 綾部
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信部から侵入する雑音障害を防止するこ
と。 【構成】 スタートビットLow時間検出手段51で受
信部で受信されたスタートビット部のLow時間を検出
し、スタートビット時間検出手段52でスタートビット
部の全体時間を検出し、これによって、送信信号と外乱
光による雑音を明確に区別する。検出したパルスのLo
w時間とパルスの全体時間をスタートビット基準値比較
手段53で閾値のスタートビット基準時間と比較し、そ
れらが閾値のスタートビット基準時間の範囲内にあると
き、データビット時間検出手段54でデータビットのパ
ルスの全体時間を検出し、そのデータビットのパルスの
全体時間をデータ“0”,“1”判別手段55で閾値デ
ータビット基準時間と比較し、データビット基準時間内
の信号が“0”であるか“1”であるかを判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機の遠隔制御
装置として使用される空気調和機用遠隔制御装置に関す
るもので、特に、空気調和機用遠隔制御装置の受信部で
受信される信号の信号処理ソフトウエアの改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば、特公平2−2877
9号に公報された従来の空気調和機を遠隔制御する制御
装置を示したブロック図である。
【0003】図12において、1は空気調和機を遠隔操
作するためのワイヤレスリモコン、2はワイヤレスリモ
コン1より発生された操作指令信号を受信する受信部、
5は受信部2で受信した信号を取り込み、空気調和機全
体を制御する制御部を示すものである。6は圧縮機、7
はトランジスタモータ、8は圧縮機6を駆動する半導体
素子から成るインバータ部、9はトランジスタモータ7
を駆動する半導体素子からなるスイッチングレギュレー
タ部、10は制御部駆動用電源トランスで、その1次側
巻線は商用電源11に接続されている。12は空気調和
機の冷凍サイクルを構成する各種の弁、リレー、温度検
出器等の制御機器及び検出機器を総括して示したもので
ある。13は各種制御機器及び各種検出機器と制御部5
とを接続する電源及び信号線である。14は受信部2の
電源を商用電源11から絶縁する絶縁トランスからなる
受信部駆動用電源トランスである。15は受信部2で受
信した信号と空気調和機全体を制御する制御部5との間
に配設した絶縁回路用のホトカプラである。
【0004】次に、図12に示した従来の空気調和機用
遠隔制御装置の動作を説明する。
【0005】ワイヤレスリモコン1から発生された操作
指令信号は、受信部2で受信され制御部5に入力され
る。受信部2はインバータ部8及びスイッチングレギュ
レータ部9及び制御部5に電源を供給する商用電源11
からは受信部駆動用電源トランス14によって絶縁され
ており、更に、ワイヤレスリモコン1より発せられた信
号を受けて制御部5へ送り出すための電気的な接続部は
ホトカプラ15により光結合されており、この間も電気
的には絶縁されている。
【0006】このように受信部2は、インバータ部8、
スイッチングレギュレータ部9から電気的に絶縁するこ
とにより、受信部2の内部回路に誘導され雑音障害を防
いでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の空気
調和機用遠隔制御装置では、ワイヤレスリモコン1から
の操作指令信号を良好に受信するために受信部2は、イ
ンバータ部8及びスイッチングレギュレータ部9と電気
的絶縁を行ない、内部回路からの雑音障害を防止してい
る。しかし、太陽光や照明光等が受信部2から直接侵入
してくる雑音に対しては、何等考慮されていないため、
外乱光によってワイヤレスリモコン信号が受信できなく
なったり、空気調和機本体が誤動作する可能性が推定さ
れる。
【0008】また、前記公報に掲載の従来の空気調和機
用遠隔制御装置では、ワイヤレスリモコン信号そのもの
の処理方法について開示するものがないが、一般に、ワ
イヤレスリモコン信号の各データの処理の仕方として、
データの“1”と“0”の判別は、送信された1パルス
のロー(以下、単に、『Low』と記す)時間と全体時
間の両方を検出することで“1”または“0”の判別を
行なう処理方法が考えられる。しかし、ワイヤレスリモ
コン信号におけるデータを表わす部分のパルス幅は非常
に狭く受信部2とワイヤレスリモコン1との距離が長く
なればなる程、送信された1パルスのLow時間が狭く
なり、また、距離が短くなればなる程、送信された1パ
ルスのハイ(以下、単に、『High』と記す)時間は
短くなる。したがって、このような処理方法を採用する
と、正規信号をノイズと判別してキャンセルしてしまう
確率を大きくしてしまう可能性がある。
【0009】そこで、この発明は上記のような誤動作を
解消するためになされたもので、太陽光や照明光等が受
信部に直接侵入して発生する雑音と、送信部より送られ
る操作指令信号とを確実に分離できると共に、受信部と
送信部との距離の変化により、送信信号のパルス幅が変
化しても正規信号として処理できる空気調和機用遠隔制
御装置の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の空気調
和機用遠隔制御装置の空気調和機全体を制御するマイク
ロコンピュータは、受信部で受信されたスタートビット
部のパルスのLow時間を検出するスタートビットLo
w時間検出手段と、前記スタートビット部のパルスの全
体時間を検出するスタートビット時間検出手段と、前記
パルスのLow時間とパルスの全体時間を予め定められ
たスタートビット基準時間と比較するスタートビット基
準値比較手段と、データビットのパルスの全体時間を検
出するデータビット時間検出手段と、前記データビット
のパルスの全体時間を予め定められたデータビット基準
時間と比較し、前記データビット基準時間内の信号が
“0”であるか“1”であるかを判別するデータ
“0”,“1”判別手段とを備えるものである。
【0011】請求項2に記載の空気調和機用遠隔制御装
置の空気調和機全体を制御するマイクロコンピュータ
は、受信部で受信されたスタートビット部のパルスの全
体時間を検出するスタートビット時間検出手段と、前記
パルスの全体時間を予め定められたスタートビット基準
時間と比較するスタートビット基準値比較手段と、デー
タビットのパルスの全体時間を検出するデータビット時
間検出手段と、前記データビットのパルスの全体時間を
予め定められたデータビット基準時間と比較し、前記デ
ータビット基準時間内の信号が“0”であるか“1”で
あるかを判別するデータ“0”,“1”判別手段と、前
記データ“0”,“1”判別手段で“0”でも“1”で
もなく正規のデータビットでないと判別されたとき、再
度、このパルスを予め定められたスタートビット基準時
間と比較するスタートビット時間再検出手段とを備える
ものである。
【0012】請求項3に記載の空気調和機用遠隔制御装
置の空気調和機全体を制御するマイクロコンピュータ
は、受信部で受信されたデータビット長が“1”または
“0”のデータビット長のどちらにも相当せず、かつ、
“1”または“0”のデータビット長よりも短いとき
に、続くデータビット長を検出し、前記データビット長
とその後に検出したデータビット長との総和をとり、そ
のデータビット長が“1”または“0”のデータビット
長に相当するか否かを判別するデータ演算手段を備える
ものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明においては、スタートビットL
ow時間検出手段で、受信部で受信されたスタートビッ
ト部のパルスのLow時間を検出し、また、スタートビ
ット時間検出手段でスタートビット部のパルスの全体時
間を検出する。検出したパルスのLow時間とパルスの
全体時間をスタートビット基準値比較手段で予め定めら
れたスタートビット基準時間と比較し、それらが予め定
められたスタートビット基準時間の範囲内にあるとき、
更に、データビット時間検出手段でデータビットのパル
スの全体時間を検出し、そのデータビットのパルスの全
体時間をデータ“0”,“1”判別手段で予め定められ
たデータビット基準時間と比較し、前記データビット基
準時間内の信号が“0”であるか“1”であるかを判別
する。このとき、スタートビットをパルスのLow時間
及び全体時間より検出する手段を設けたことにより、送
信信号と外乱光による雑音を明確に区別できる。
【0014】請求項2の発明においては、スタートビッ
ト時間検出手段で、受信部で受信されたスタートビット
部のパルスの全体時間を検出し、スタートビット基準値
比較手段で前記パルスの全体時間を予め定められたスタ
ートビット基準時間と比較し、それらが予め定められた
スタートビット基準時間の範囲内にあるとき、更に、デ
ータビット時間検出手段でデータビットのパルスの全体
時間を検出し、そのデータビットのパルスの全体時間を
予め定められたデータビット基準時間と比較し、データ
“0”,“1”判別手段で前記データビット基準時間内
の信号が“0”であるか“1”であるかを判別し、
“0”でも“1”でもなく正規のデータビットでないと
判別されたとき、スタートビット時間再検出手段により
再度、このパルスを予め定められたスタートビット基準
時間と比較し、スタートビットでないか否かを判別す
る。これにより、スタートビットを検出した後でも、再
度、スタートビットを検出できるから、外乱光による雑
音をスタートビットと誤認してしまった直後でも正規の
スタートビットを認識することができる。
【0015】請求項3の発明においては、受信部で受信
されたデータビット長が“1”または“0”のデータビ
ット長のどちらにも相当せず、かつ、“1”または
“0”のデータビット長よりも短いときに、続くデータ
ビット長を検出し、前記データビット長とその後に検出
したデータビット長との総和をとり、そのデータビット
長が“1”または“0”のデータビット長に相当するか
否かを判別するものであるから、雑音によってデータパ
ルスがビット割れを起しても、それを正規送信信号とし
て判別して制御情報とすることができる。
【0016】
【実施例】
〈第一実施例〉以下、この発明における実施例の空気調
和機用遠隔制御装置を図を用いて説明する。
【0017】図1はこの発明の第一実施例である空気調
和機用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。ま
た、図4は照明光ノイズ及び送信信号の波形図である。
そして、図7及び図8はこの発明の第一実施例である空
気調和機用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートで
ある。
【0018】図1において、1はワイヤレスリモコン等
の送信部、2は送信部1より発せられた操作指令信号を
受信する受信部、3は受信部2で受信された送信信号を
電気的信号に変換する変換回路部、4は変換回路部3を
通して変換された電気的信号を取り込み、それにより空
気調和機全体を制御するマイクロコンピュータである。
【0019】51〜57はマイクロコンピュータ4に信
号を取り込む場合のソフト処理手段を示す機能ブロック
を示すものである。51は到来信号のHighの信号の
立下りでスタートするスタートビットのLow時間を検
出するスタートビットLow時間検出手段、52はスタ
ートビットの全体時間を検出するスタートビット時間検
出手段、53はスタートビットLow時間検出手段51
とスタートビット時間検出手段52で検出されたスター
トビットLow時間及びスタートビット全体時間を、予
め定められたスタートビット基準値と比較し、正規のス
タートビットであるかどうかを判別するスタートビット
基準値比較手段である。54はスタートビット基準値比
較手段53で正規のスタートビットが検出された後に、
データビット時間を検出するデータビット時間検出手
段、55はデータビット時間検出手段54で検出された
データが“0”か“1”かを判別するデータ“0”,
“1”判別手段である。
【0020】次に、この第一実施例の空気調和機用遠隔
制御装置について、図4の波形図、図7及び図8のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0021】まず、図4に示すように、送信部1から送
信される信号及び照明光による雑音は、通常、信号の到
来を示すHighの状態から受信部2に取り込まれる。
【0022】図7及び図8において、ステップS101
でHighの信号が到来すると、それが受信部2に取り
込まれ、パルス検出され、ステップS102でそのパル
スのLow時間を検出し、更に、ステップS103でパ
ルスの全体時間を検出する。そして、ステップS104
においてステップS102、ステップS103で検出さ
れたパルスのLow時間及び全体時間を、予め定められ
たスタートビット基準値と照合し、正規のスタートビッ
トであるか否かの判別を行なう。このとき、送信部1か
らの信号は送信部1と受信部2の距離を遠ざけるほど、
そのビットが細くなってしまう特性を持つため、ある程
度の余裕をもってその判別を行なっている。このステッ
プS104の判別で正規のスタートビットとみなされな
かった場合は、送信部1からの送信信号ではないと判別
して他の処理を行ない、正規のスタートビットとみなさ
れたならば、ステップS105からのデータビット検出
の処理に入る。
【0023】データビット検出の処理に入ると、まず、
ステップS105でデータビット検出値の初期化を行な
い、ステップS106でそのパルスの全体時間を検出す
る。そして、ステップS106で得られた検出値をステ
ップS107で予め定められたデータビット基準値と照
合し、正規のデータビットであるか判別を行なう。この
判別で正規のデータビットとみなされなかった場合、送
信部1からの送信信号ではないと判別して他の処理へ移
る。正規のデータビットとみなされたとき、ステップS
108からステップS110で“0”か“1”かの判別
を行なう。即ち、正規のデータビットとみなされた到来
信号が“0”のデータ長であるか判別し、“0”のデー
タ長のとき検出値を“0”と判別し、“0”のデータ長
でないとき“1”と判別する。
【0024】ステップS108からステップS110で
判別されたデータは、ステップS111からステップS
113で一連のデータとして順次データ格納され、そし
て、例えば、送信信号が『家製協フォーマット』であっ
た場合、データビット数は104ビットであるので、こ
の一連のデータ検出が104回繰り返されたか判別し、
104回繰り返されるまで、ステップS106からステ
ップS113のルーチンを繰り返し実行する。この一連
のデータ検出が104回繰り返されると、ステップS1
14でチェックサムと照合され、ステップS115で特
定の内容に応じた送信制御信号であると認識されると、
送信信号に従って空気調和機本体の制御が行なわれる。
【0025】このように、本実施例の空気調和機用遠隔
制御装置は、空気調和機を遠隔操作する操作指令信号の
送信部1と、前記送信部1より発せられた操作指令信号
を受信する受信部2と、前記受信部2で受信した操作指
令信号を電気的信号に変換する変換回路部3と、前記変
換回路部3で電気的に変換された信号を取り込み空気調
和機全体を制御するマイクロコンピュータ4とを具備
し、しかも、前記マイクロコンピュータ4は、前記受信
部2で受信されたスタートビット部のパルスのLow時
間を検出するステップS102からなるスタートビット
Low時間検出手段51と、前記スタートビット部のパ
ルスの全体時間を検出するステップS103からなるス
タートビット時間検出手段52と、前記パルスのLow
時間とパルスの全体時間を予め定められた閾値としての
スタートビット基準時間と比較するステップS104か
らなるスタートビット基準値比較手段53と、データビ
ットのパルスの全体時間を検出するステップS106か
らなるデータビット時間検出手段54と、前記データビ
ットのパルスの全体時間を予め定められたデータビット
基準時間と比較し、前記データビット基準時間内の信号
が“0”であるか“1”であるかを判別するステップS
108乃至ステップS110からなるデータ“0”,
“1”判別手段55とを具備するものである。
【0026】したがって、本実施例の空気調和機用遠隔
制御装置は、ステップS102からなるスタートビット
Low時間検出手段51とステップS103からなるス
タートビット時間検出手段52により、スタートビット
をパルスのLow時間及び全体時間で検出するものであ
るから、送信信号と外乱光による雑音を明確に区別する
ことができる。
【0027】〈第二実施例〉上記第一実施例では、ステ
ップS107のデータビット検出時にデータの“0”で
も“1”でもないと判別されたときには、雑音とみなし
て他の処理へと移るが、データビット検出時にデータの
“0”でも“1”でもないと判別されたときに、そのビ
ットについて、再度スタートビットとして検出を行なわ
せることもできる。
【0028】図2はこの発明の第二実施例である空気調
和機用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。な
お、図中、第一実施例と同一符号及び記号は第一実施例
の構成部分と同一または相当する構成部分を示すもので
あるから、ここでは重複する説明を省略する。また、図
5は照明光ノイズ及び送信信号スタートビットの波形図
である。そして、図9はこの発明の第一実施例である空
気調和機用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートで
ある。
【0029】図2において、マイクロコンピュータ4に
示したスタートビット時間再検出手段56は、データ
“0”,“1”判別手段55によって正規のデータビッ
トでないと判別されたとき、再度、そのパルスがスター
トビットであるか否の判別を行なうものである。
【0030】図9において、ステップS101でHig
hの信号が到来すると、それが受信部2に取り込まれ、
パルス検出され、ステップS103で受信部2に入って
きたパルスの全体時間を検出する。そして、ステップS
104からステップS107で予め定められたスタート
ビット基準値と照合し、正規のスタートビットであるか
の判別を行なう。ステップS104においてステップS
103で検出されたパルスの全体時間を、予め定められ
たスタートビット基準値と照合し、正規のスタートビッ
トであるか否かの判別を行ない、ステップS105でデ
ータビット検出値の初期化を行ない、ステップS106
でそのパルスの全体時間を検出する。そして、得られた
検出値をステップS107で予め定められたデータビッ
ト基準値と照合し、正規のデータビットであるか判別を
行なう。この判別で正規のデータビットとみなされなか
った場合には、再度、ステップS104まで戻し、その
パルスがスタートビットであるか、否かの判別を行な
う。
【0031】即ち、例えば、ステップS104で正規の
スタートビットであると判別されたとし、ステップS1
07において予め定められたデータビット基準値と照合
し、正規のデータビットであるかの判別を行ない、正規
のデータビットとみなされなかった場合には、その処理
をステップS104まで戻し、再度、そのパルスがスタ
ートビットであるか、否かの判別を行なうようにする。
【0032】このように、本実施例の空気調和機用遠隔
制御装置は、空気調和機を遠隔操作する操作指令信号の
送信部1と、前記送信部1より発せられた操作指令信号
を受信する受信部2と、前記受信部2で受信した操作指
令信号を電気的信号に変換する変換回路部3と、前記変
換回路部3で電気的に変換された信号を取り込み空気調
和機全体を制御するマイクロコンピュータ4とを具備
し、しかも、前記マイクロコンピュータ4は、前記受信
部2で受信されたスタートビット部のパルスの全体時間
を検出するステップS103からなるスタートビット時
間検出手段52と、前記パルスのLow時間とパルスの
全体時間を予め定められた閾値としてのスタートビット
基準時間と比較するステップS104からなるスタート
ビット基準値比較手段53と、データビットのパルスの
全体時間を検出するステップS106からなるデータビ
ット時間検出手段54と、前記データビットのパルスの
全体時間を予め定められたデータビット基準時間と比較
し、前記データビット基準時間内の信号が“0”である
か“1”であるかを判別するステップS108乃至ステ
ップS110からなるデータ“0”,“1”判別手段5
5と、前記データ“0”,“1”判別手段55で“0”
でも“1”でもなく正規のデータビットでないと判別さ
れたとき、再度、このパルスを予め定められたステップ
S107、ステップS104乃至ステップS106のル
ーチンからなるスタートビット基準時間と比較するスタ
ートビット時間再検出手段56とを具備するものであ
る。
【0033】したがって、スタートビットを検出した後
でも再度スタートビットを検出できるスタートビット時
間再検出手段56を設けたことから、外乱光による雑音
をスタートビットと誤認してしまった直後でも正規のス
タートビットを認識することができるだけでなく、スタ
ートビットの検出をパルスの全体時間のみで判別するの
で、スタートビット検出時までのソフト処理を容易にす
ることが可能となった。
【0034】このような処理をすることにより、例え
ば、従来は、図5に示すように、同時に雑音と送信信号
が入ってきたときに、スタートビットと同様のパルス時
間を持つ照明光ノイズである信号P1 を送信信号のスタ
ートビットと誤って検出してしまい、更に、信号P2 ,
信号P3 がデータビットと同様のパルス時間を持った照
明光ノイズである場合には、これらをデータと検出し、
次の正規のスタートビットである信号P4 がデータビッ
トとして検出されないため、この送信信号はキャンセル
されてしまう。しかし、本実施例においては、スタート
ビット時間再検出手段56を設けたことにより、この信
号P4 が再度スタートビットかどうかの判別を行なうこ
とになり、正規の送信信号を誤ってキャンセルしてしま
うことを防ぐことができる。
【0035】なお、本実施例では、受信部2で受信され
たスタートビット部のパルスのLow時間を検出するス
テップS102からなるスタートビットLow時間検出
手段51を使用していないが、本発明を実施する場合に
は、スタートビットLow時間検出手段51を付加する
こともできる。
【0036】〈第三実施例〉更に、送信信号のビットが
照明光雑音によって割れてしまうことがあり、この場合
に正規の送信信号でも雑音と判別されてしまうことがあ
るので、これを防止するのが第三実施例である。
【0037】図3はこの発明の第三実施例である空気調
和機用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。ま
た、図6は送信信号中の照明光ノイズによるビット割れ
波形図である。そして、図10乃至図11はこの発明の
第三実施例である空気調和機用遠隔制御装置の信号処理
のフローチャートである。なお、図中、第一実施例及び
第二実施例と同一符号及び記号は第一実施例及び第二実
施例の構成部分と同一または相当する構成部分を示すも
のであるから、ここでは重複する説明を省略する。
【0038】図3において、マイクロコンピュータ4に
示したデータ演算手段57は、データ“0”,“1”判
別手段55によってパルスが“1”または“0”のデー
タビット長のどちらにも相当しないと判別され、かつ、
そのパルスが“0”のデータビット長よりも短い場合
に、次のパルスデータビット長を検出し、この検出した
データビット長とその直後に検出されたパルスのデータ
ビット長とを加算するデータ演算手段である。
【0039】図10乃至図11において、ステップS1
01でHighの信号が到来すると、それが受信部2に
取り込まれ、パルス検出され、ステップS103で受信
部2に入ってきたパルスの全体時間を検出する。そし
て、ステップS104からステップS107で予め定め
られたスタートビット基準値と照合し、正規のスタート
ビットであるかの判別を行なう。ステップS104にお
いてステップS103で検出されたパルスの全体時間
を、予め定められたスタートビット基準値と照合し、正
規のスタートビットであるか否かの判別を行ない、ステ
ップS120でビット割れした回数を計数するカウンタ
Kをクリアしておき、ステップS105でデータビット
検出値の初期化を行ない、ステップS106でそのパル
スの全体時間を検出する。そして、得られた検出値をス
テップS107で予め定められたデータビット基準値と
照合し、正規のデータビットであるか判別を行なう。こ
の判別で正規のデータビットとみなされなかった場合に
は、ステップS121に移し、正規のデータビットとみ
なされた到来信号が“0”のデータ長より短いか判別
し、“0”のデータ長より長いときステップS122で
データ保留フラグを降ろし、正規のデータビットとみな
されなかったから、その処理をステップS104まで戻
し、再度、そのパルスがスタートビットであるか、否か
の判別を行なうようにする。
【0040】ステップS121で正規のデータビットと
みなされた到来信号が“0”のデータ長より短いと判別
されたとき、ステップS123で既にデータ保留フラグ
が立っているか判別し、データ保留フラグが立っていな
いとき、ステップS124でデータ保留フラグを立て、
ステップS125でその到来信号を一連のデータとして
順次データ格納すべくデータ格納番地を「1」アップさ
せ、ステップS126でビット割れした回数を計数する
カウンタKに「+1」インクリメントし、ステップS1
06からのルーチンの処理に戻る。
【0041】ステップS123で既にデータ保留フラグ
が立っていると判別したとき、ステップS127で異常
であったデータビットとその直後のデータビットを加算
し、ステップS128でその値が“0”のデータビット
長に相当するか判別する。ステップS128でその値が
“0”のデータビット長に相当するものでないと判別さ
れたとき、ステップS129でその値が“0”のデータ
ビット長よりも長いか判別し、“0”のデータビット長
よりも短いと判別されたとき、複数のビット割れの状態
下にあるから、ステップS130で順次データ格納すべ
くデータ格納番地をその都度「+1」加算し、ステップ
S126に進む。
【0042】ステップS128で“0”のデータビット
長に相当すると判別されたとき、ステップS131でそ
の到来信号を一連のデータとして順次データ格納すべく
データ格納番地をビット割れした回数を計数するカウン
タKの値だけ減算し、ステップS132でデータ保留フ
ラグを降ろし、図8に示すステップS111のルーチン
に進む。
【0043】また、ステップS129で“0”のデータ
ビット長以上と判別されたとき、この信号は空気調和機
を遠隔操作する操作指令信号でないから、ステップS1
33でデータ保留フラグを降ろし、ステップS134で
ビット割れした回数を計数するカウンタKの値をクリア
し、他の処理に入る。
【0044】このように、本実施例の空気調和機用遠隔
制御装置は、空気調和機を遠隔操作する操作指令信号の
送信部1と、前記送信部1より発せられた操作指令信号
を受信する受信部2と、前記受信部2で受信した操作指
令信号を電気的信号に変換する変換回路部3と、前記変
換回路部3で電気的に変換された信号を取り込み空気調
和機全体を制御するマイクロコンピュータ4とを具備
し、しかも、前記マイクロコンピュータ4は、前記受信
部2で受信されたデータビット長が“1”または“0”
のデータビット長のどちらにも相当せず、かつ、“1”
または“0”のデータビット長よりも短いときに、続く
データビット長を検出し、前記データビット長とその後
に検出したデータビット長との総和をとり、そのデータ
ビット長が“1”または“0”のデータビット長に相当
するか否かを判別するステップS121乃至ステップS
134からなるデータ演算手段57を具備するものであ
る。したがって、雑音のために2つ以上に割れてしまっ
たデータビットを合わせて1つの正規のデータビットと
判別するデータ演算手段57を設けたものであるから、
雑音によってデータパルスがビット割れしてしまって
も、それを正規送信信号として判別可能とすることがで
きる。
【0045】即ち、図6に示すように、受信部2に入っ
てくる送信信号中に照明光からの雑音によって、正規の
データビットにビット割れが生じる。このビット割れに
よって、その送信信号全体をすぐにキャンセルしてしま
わないように、ステップS107によって予め定められ
たデータビット基準値と照合し、正規のデータビットで
あるかの判別を行ない、正規のデータビットでないと判
別されたときに、ステップS121によってそのパルス
のデータビット長が“0”のデータビット長よりも短い
かを判別する。そのパルスのデータビット長が“0”の
データビット長よりも長ければ処理をステップS104
まで戻し、再度そのパルスがスタートビットであるか、
否かの判別を行なう。逆に、そのパルスのデータビット
長が“0”のデータビット長よりも短ければ、ステップ
S124でデータ保留フラグを立てる。このデータ保留
フラグとは、データビットが異常であるため次のパルス
を見ているという印で、正常時には“0”が、異常時に
は1”が立つフラグである。そして、ステップS123
でデータ保留フラグが立っていることを確認した後に、
ステップS127によって異常であったデータビット
と、その直後のデータビットを加算し、ステップS12
8でその値が“0”のデータビット長に相当するかを判
別する。ここで“0”のデータビット長と判別されたな
ら複数のデータビットを合わせてビット割れしていない
状態の1つのデータビット長としての元の処理に戻る。
また、“0”のデータと判別されたなら複数のデータビ
ットを合わせて1つのデータビットとして元の処理に戻
る。しかし、“0”のデータビット長と判別されなけれ
ば、データ保留フラグを“1”から“0”に戻し、送信
信号でないと判別して他の処理を行なう。
【0046】本実施例においては、正規信号を雑音とみ
なしてキャンセルしてしまうことが防止できる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の空気調
和機用遠隔制御装置によれば、空気調和機全体を制御す
る送信部からの信号を受信するマイクロコンピュータ
は、受信部で受信されたスタートビット部のパルスのL
ow時間を検出するスタートビットLow時間検出手段
と、前記スタートビット部のパルスの全体時間を検出す
るスタートビット時間検出手段とを具備することによ
り、スタートビットをパルスのLow時間及び全体時間
より検出することにより、送信信号と外乱光による雑音
を明確に区別することができる。
【0048】請求項2の発明の空気調和機用遠隔制御装
置によれば、空気調和機全体を制御する送信部からの信
号を受信するマイクロコンピュータは、受信部で受信さ
れたデータビットのパルスの全体時間を予め定められた
データビット基準時間と比較し、前記データビット基準
時間内の信号が“0”であるか“1”であるかを判別
し、前記データ“0”,“1”判別手段で“0”でも
“1”でもなく正規のデータビットでないと判別された
とき、再度、このパルスを予め定められたスタートビッ
ト基準時間と比較するスタートビット時間再検出手段を
有しているから、スタートビットを検出した後でも、そ
の後の検出信号によっては、再度、スタートビットを検
出でき、外乱光による雑音をスタートビットと誤認して
しまった直後でも正規のスタートビットを認識すること
ができる。故に、太陽光や照明光等が受信部に直接侵入
して発生する雑音と、送信部より送られる操作指令信号
とを確実に分離できると共に、受信部と送信部との距離
の変化により、送信信号のパルス幅が変化しても正規信
号として処理できる。
【0049】請求項3の発明の空気調和機用遠隔制御装
置によれば、空気調和機全体を制御する送信部からの信
号を受信するマイクロコンピュータは、受信部で受信さ
れたデータビット長が“1”または“0”のデータビッ
ト長のどちらにも相当せず、かつ、“1”または“0”
のデータビット長よりも短いときに、続くデータビット
長を検出し、前記データビット長とその後に検出したデ
ータビット長との総和をとり、そのデータビット長が
“1”または“0”のデータビット長に相当するか否か
を判別するものであるから、データビットが雑音で複数
に割れても、それらを合わせて1つの正規のデータビッ
トと判別できれば、雑音によってデータパルスがビット
割れしてしまっても、それを正規送信信号として判別で
きる。故に、太陽光や照明光等が受信部に直接侵入して
発生する雑音と、送信部より送られる操作指令信号とを
確実に分離できると共に、受信部と送信部との距離の変
化により、送信信号のパルス幅が変化しても正規信号と
して処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第一実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。
【図2】図2はこの発明の第二実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。
【図3】図3はこの発明の第三実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。
【図4】図4は照明光ノイズ及び送信信号の波形図であ
る。
【図5】図5は照明光ノイズ及び送信信号スタートビッ
トの波形図である。
【図6】図6は照明光ノイズ及び送信信号スタートビッ
トの波形図である。
【図7】図7はこの発明の第一実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートの前部であ
る。
【図8】図8はこの発明の第一実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートの後部であ
る。
【図9】図9はこの発明の第二実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートである。
【図10】図10はこの発明の第三実施例である空気調
和機用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートの前部
である。
【図11】図11はこの発明の第三実施例である空気調
和機用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートの後部
である。
【図12】図12は従来の空気調和機用遠隔制御装置の
ブロック図である。
【符号の説明】
1 送信部 2 受信部 4 マイクロコンピュータ 51 スタートビットLow時間検出手段 52 スタートビット時間検出手段 53 スタートビット基準値比較手段 54 データビット時間検出手段 55 データ“0”,“1”判別手段 56 スタートビット時間再検出手段 57 データ演算手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 空気調和機用遠隔制御装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機の遠隔制御
装置として使用される空気調和機用遠隔制御装置に関す
るもので、特に、空気調和機用遠隔制御装置の受信部で
受信される信号の信号処理ソフトウエアの改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば、特公平2−2877
9号に公報された従来の空気調和機を遠隔制御する制御
装置を示したブロック図である。
【0003】図12において、1は空気調和機を遠隔操
作するためのワイヤレスリモコン、2はワイヤレスリモ
コン1より発生された操作指令信号を受信する受信部、
5は受信部2で受信した信号を取り込み、空気調和機全
体を制御する制御部を示すものである。6は圧縮機、7
はトランジスタモータ、8は圧縮機6を駆動する半導体
素子から成るインバータ部、9はトランジスタモータ7
を駆動する半導体素子からなるスイッチングレギュレー
タ部、10は制御部駆動用電源トランスで、その1次側
巻線は商用電源11に接続されている。12は空気調和
機の冷凍サイクルを構成する各種の弁、リレー、温度検
出器等の制御機器及び検出機器を総括して示したもので
ある。13は各種制御機器及び各種検出機器と制御部5
とを接続する電源及び信号線である。14は受信部2の
電源を商用電源11から絶縁する絶縁トランスからなる
受信部駆動用電源トランスである。15は受信部2で受
信した信号と空気調和機全体を制御する制御部5との間
に配設した絶縁回路用のホトカプラである。
【0004】次に、図12に示した従来の空気調和機用
遠隔制御装置の動作を説明する。
【0005】ワイヤレスリモコン1から発生された操作
指令信号は、受信部2で受信され制御部5に入力され
る。受信部2はインバータ部8及びスイッチングレギュ
レータ部9及び制御部5に電源を供給する商用電源11
からは受信部駆動用電源トランス14によって絶縁され
ており、更に、ワイヤレスリモコン1より発せられた信
号を受けて制御部5へ送り出すための電気的な接続部は
ホトカプラ15により光結合されており、この間も電気
的には絶縁されている。
【0006】このように受信部2は、インバータ部8、
スイッチングレギュレータ部9から電気的に絶縁するこ
とにより、受信部2の内部回路に誘導され雑音障害を防
いでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の空気
調和機用遠隔制御装置では、ワイヤレスリモコン1から
の操作指令信号を良好に受信するために受信部2は、イ
ンバータ部8及びスイッチングレギュレータ部9と電気
的絶縁を行ない、内部回路からの雑音障害を防止してい
る。しかし、太陽光や照明光等が受信部2から直接侵入
してくる雑音に対しては、何等考慮されていないため、
外乱光によってワイヤレスリモコン信号が受信できなく
なったり、空気調和機本体が誤動作する可能性が推定さ
れる。
【0008】また、前記公報に掲載の従来の空気調和機
用遠隔制御装置では、ワイヤレスリモコン信号そのもの
の処理方法について開示するものがないが、一般に、ワ
イヤレスリモコン信号の各データの処理の仕方として、
データの“1”と“0”の判別は、送信された1パルス
のロー(以下、単に、『Low』と記す)時間と全体時
間の両方を検出することで“1”または“0”の判別を
行なう処理方法が考えられる。しかし、ワイヤレスリモ
コン信号におけるデータを表わす部分のパルス幅は非常
に狭く受信部2とワイヤレスリモコン1との距離が長く
なればなる程、送信された1パルスのLow時間が狭く
なり、また、距離が短くなればなる程、送信された1パ
ルスのハイ(以下、単に、『High』と記す)時間は
短くなる。したがって、このような処理方法を採用する
と、正規信号をノイズと判別してキャンセルしてしまう
確率を大きくしてしまう可能性がある。
【0009】そこで、この発明は上記のような誤動作を
解消するためになされたもので、太陽光や照明光等が受
信部に直接侵入して発生する雑音と、送信部より送られ
る操作指令信号とを確実に分離できると共に、受信部と
送信部との距離の変化により、送信信号のパルス幅が変
化しても正規信号として処理できる空気調和機用遠隔制
御装置の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の空気調
和機用遠隔制御装置の空気調和機全体を制御するマイク
ロコンピュータは、受信部で受信されたスタートビット
部のパルスのLow時間を検出するスタートビットLo
w時間検出手段と、前記スタートビット部のパルスの全
体時間を検出するスタートビット時間検出手段と、前記
パルスのLow時間とパルスの全体時間を予め定められ
たスタートビット基準時間と比較するスタートビット基
準値比較手段と、データビットのパルスの全体時間を検
出するデータビット時間検出手段と、前記データビット
のパルスの全体時間を予め定められたデータビット基準
時間と比較し、前記データビット基準時間内の信号が
“0”であるか“1”であるかを判別するデータ
“0”,“1”判別手段とを備えるものである。
【0011】請求項2に記載の空気調和機用遠隔制御装
置の空気調和機全体を制御するマイクロコンピュータ
は、受信部で受信されたスタートビット部のパルスの全
体時間を検出するスタートビット時間検出手段と、前記
パルスの全体時間を予め定められたスタートビット基準
時間と比較するスタートビット基準値比較手段と、デー
タビットのパルスの全体時間を検出するデータビット時
間検出手段と、前記データビットのパルスの全体時間を
予め定められたデータビット基準時間と比較し、前記デ
ータビット基準時間内の信号が“0”であるか“1”で
あるかを判別するデータ“0”,“1”判別手段と、前
記データ“0”,“1”判別手段で“0”でも“1”で
もなく正規のデータビットでないと判別されたとき、再
度、このパルスを予め定められたスタートビット基準時
間と比較するスタートビット時間再検出手段とを備える
ものである。
【0012】請求項3に記載の空気調和機用遠隔制御装
置の空気調和機全体を制御するマイクロコンピュータ
は、“0”のデータビット長が“1”のデータビット長
よりも短いとした場合、受信部で受信されたデータビッ
ト長が“1”または“0”のデータビット長のどちらに
も相当せず、かつ、“0”のデータビット長よりも短い
ときに、続くデータビット長を検出し、前記データビッ
ト長とその後に検出したデータビット長との総和をと
り、そのデータビット長が“0”のデータビット長に相
当するか否かを判別するデータ演算手段を備えるもので
ある。
【0013】
【作用】請求項1の発明においては、スタートビットL
ow時間検出手段で、受信部で受信されたスタートビッ
ト部のパルスのLow時間を検出し、また、スタートビ
ット時間検出手段でスタートビット部のパルスの全体時
間を検出する。検出したパルスのLow時間とパルスの
全体時間をスタートビット基準値比較手段で予め定めら
れたスタートビット基準時間と比較し、それらが予め定
められたスタートビット基準時間の範囲内にあるとき、
更に、データビット時間検出手段でデータビットのパル
スの全体時間を検出し、そのデータビットのパルスの全
体時間をデータ“0”,“1”判別手段で予め定められ
たデータビット基準時間と比較し、前記データビット基
準時間内の信号が“0”であるか“1”であるかを判別
する。このとき、スタートビットをパルスのLow時間
及び全体時間より検出する手段を設けたことにより、送
信信号と外乱光による雑音を明確に区別できる。
【0014】請求項2の発明においては、スタートビッ
ト時間検出手段で、受信部で受信されたスタートビット
部のパルスの全体時間を検出し、スタートビット基準値
比較手段で前記パルスの全体時間を予め定められたスタ
ートビット基準時間と比較し、それらが予め定められた
スタートビット基準時間の範囲内にあるとき、更に、デ
ータビット時間検出手段でデータビットのパルスの全体
時間を検出し、そのデータビットのパルスの全体時間を
予め定められたデータビット基準時間と比較し、データ
“0”,“1”判別手段で前記データビット基準時間内
の信号が“0”であるか“1”であるかを判別し、
“0”でも“1”でもなく正規のデータビットでないと
判別されたとき、スタートビット時間再検出手段により
再度、このパルスを予め定められたスタートビット基準
時間と比較し、スタートビットでないか否かを判別す
る。これにより、スタートビットを検出した後でも、再
度、スタートビットを検出できるから、外乱光による雑
音をスタートビットと誤認してしまった直後でも正規の
スタートビットを認識することができる。
【0015】請求項3の発明においては、“0”のデー
タビット長が“1”のデータビット長よりも短いとした
場合、受信部で受信されたデータビット長が“1”また
は“0”のデータビット長のどちらにも相当せず、か
つ、“0”のデータビット長よりも短いときに、続くデ
ータビット長を検出し、前記データビット長とその後に
検出したデータビット長との総和をとり、そのデータビ
ット長が“0”のデータビット長に相当するか否かを判
別するものであるから、雑音によってデータパルスがビ
ット割れを起しても、それを正規送信信号として判別し
て制御情報とすることができる。
【0016】
【実施例】 〈第一実施例〉以下、この発明における実施例の空気調
和機用遠隔制御装置を図を用いて説明する。
【0017】図1はこの発明の第一実施例である空気調
和機用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。ま
た、図4は照明光ノイズ及び送信信号の波形図である。
そして、図7及び図8はこの発明の第一実施例である空
気調和機用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートで
ある。
【0018】図1において、1はワイヤレスリモコン等
の送信部、2は送信部1より発せられた操作指令信号を
受信する受信部、3は受信部2で受信された送信信号を
電気的信号に変換する変換回路部、4は変換回路部3を
通して変換された電気的信号を取り込み、それにより空
気調和機全体を制御するマイクロコンピュータである。
【0019】51〜57はマイクロコンピュータ4に信
号を取り込む場合のソフト処理手段を示す機能ブロック
を示すものである。51は到来信号のHighの信号の
立下りでスタートするスタートビットのLow時間を検
出するスタートビットLow時間検出手段、52はスタ
ートビットの全体時間を検出するスタートビット時間検
出手段、53はスタートビットLow時間検出手段51
とスタートビット時間検出手段52で検出されたスター
トビットLow時間及びスタートビット全体時間を、予
め定められたスタートビット基準値と比較し、正規のス
タートビットであるかどうかを判別するスタートビット
基準値比較手段である。54はスタートビット基準値比
較手段53で正規のスタートビットが検出された後に、
データビット時間を検出するデータビット時間検出手
段、55はデータビット時間検出手段54で検出された
データが“0”か“1”かを判別するデータ“0”,
“1”判別手段である。
【0020】次に、この第一実施例の空気調和機用遠隔
制御装置について、図4の波形図、図7及び図8のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0021】まず、図4に示すように、送信部1から送
信される信号及び照明光による雑音は、通常、信号の到
来を示すHighの状態から受信部2に取り込まれる。
【0022】図7及び図8において、ステップS101
でHighの信号が到来すると、それが受信部2に取り
込まれ、パルス検出され、ステップS102でそのパル
スのLow時間を検出し、更に、ステップS103でパ
ルスの全体時間を検出する。そして、ステップS104
においてステップS102、ステップS103で検出さ
れたパルスのLow時間及び全体時間を、予め定められ
たスタートビット基準値と照合し、正規のスタートビッ
トであるか否かの判別を行なう。このとき、送信部1か
らの信号は送信部1と受信部2の距離を遠ざけるほど、
そのビットが細くなってしまう特性を持つため、ある程
度の余裕をもってその判別を行なっている。このステッ
プS104の判別で正規のスタートビットとみなされな
かった場合は、送信部1からの送信信号ではないと判別
して他の処理を行ない、正規のスタートビットとみなさ
れたならば、ステップS105からのデータビット検出
の処理に入る。
【0023】データビット検出の処理に入ると、まず、
ステップS105でデータビット検出値の初期化を行な
い、ステップS106でそのパルスの全体時間を検出す
る。そして、ステップS106で得られた検出値をステ
ップS107で予め定められたデータビット基準値と照
合し、正規のデータビットであるか判別を行なう。この
判別で正規のデータビットとみなされなかった場合、送
信部1からの送信信号ではないと判別して他の処理へ移
る。正規のデータビットとみなされたとき、ステップS
108からステップS110で“0”か“1”かの判別
を行なう。即ち、正規のデータビットとみなされた到来
信号が“0”のデータ長であるか判別し、“0”のデー
タ長のとき検出値を“0”と判別し、“0”のデータ長
でないとき“1”と判別する。
【0024】ステップS108からステップS110で
判別されたデータは、ステップS111からステップS
113で一連のデータとして順次データ格納され、そし
て、例えば、送信信号が『家製協フォーマット』であっ
た場合、データビット数は104ビットであるので、こ
の一連のデータ検出が104回繰り返されたか判別し、
104回繰り返されるまで、ステップS106からステ
ップS113のルーチンを繰り返し実行する。この一連
のデータ検出が104回繰り返されると、ステップS1
14でチェックサムと照合され、ステップS115で特
定の内容に応じた送信制御信号であると認識されると、
送信信号に従って空気調和機本体の制御が行なわれる。
【0025】このように、本実施例の空気調和機用遠隔
制御装置は、空気調和機を遠隔操作する操作指令信号の
送信部1と、前記送信部1より発せられた操作指令信号
を受信する受信部2と、前記受信部2で受信した操作指
令信号を電気的信号に変換する変換回路部3と、前記変
換回路部3で電気的に変換された信号を取り込み空気調
和機全体を制御するマイクロコンピュータ4とを具備
し、しかも、前記マイクロコンピュータ4は、前記受信
部2で受信されたスタートビット部のパルスのLow時
間を検出するステップS102からなるスタートビット
Low時間検出手段51と、前記スタートビット部のパ
ルスの全体時間を検出するステップS103からなるス
タートビット時間検出手段52と、前記パルスのLow
時間とパルスの全体時間を予め定められた閾値としての
スタートビット基準時間と比較するステップS104か
らなるスタートビット基準値比較手段53と、データビ
ットのパルスの全体時間を検出するステップS106か
らなるデータビット時間検出手段54と、前記データビ
ットのパルスの全体時間を予め定められたデータビット
基準時間と比較し、前記データビット基準時間内の信号
が“0”であるか“1”であるかを判別するステップS
108乃至ステップS110からなるデータ“0”,
“1”判別手段55とを具備するものである。
【0026】したがって、本実施例の空気調和機用遠隔
制御装置は、ステップS102からなるスタートビット
Low時間検出手段51とステップS103からなるス
タートビット時間検出手段52により、スタートビット
をパルスのLow時間及び全体時間で検出するものであ
るから、送信信号と外乱光による雑音を明確に区別する
ことができる。
【0027】〈第二実施例〉上記第一実施例では、ステ
ップS107のデータビット検出時にデータの“0”で
も“1”でもないと判別されたときには、雑音とみなし
て他の処理へと移るが、データビット検出時にデータの
“0”でも“1”でもないと判別されたときに、そのビ
ットについて、再度スタートビットとして検出を行なわ
せることもできる。
【0028】図2はこの発明の第二実施例である空気調
和機用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。な
お、図中、第一実施例と同一符号及び記号は第一実施例
の構成部分と同一または相当する構成部分を示すもので
あるから、ここでは重複する説明を省略する。また、図
5は照明光ノイズ及び送信信号スタートビットの波形図
である。そして、図9はこの発明の第一実施例である空
気調和機用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートで
ある。
【0029】図2において、マイクロコンピュータ4に
示したスタートビット時間再検出手段56は、データ
“0”,“1”判別手段55によって正規のデータビッ
トでないと判別されたとき、再度、そのパルスがスター
トビットであるか否の判別を行なうものである。
【0030】図9において、ステップS101でHig
hの信号が到来すると、それが受信部2に取り込まれ、
パルス検出され、ステップS103で受信部2に入って
きたパルスの全体時間を検出する。そして、ステップS
104からステップS107で予め定められたスタート
ビット基準値と照合し、正規のスタートビットであるか
の判別を行なう。ステップS104においてステップS
103で検出されたパルスの全体時間を、予め定められ
たスタートビット基準値と照合し、正規のスタートビッ
トであるか否かの判別を行ない、ステップS105でデ
ータビット検出値の初期化を行ない、ステップS106
でそのパルスの全体時間を検出する。そして、得られた
検出値をステップS107で予め定められたデータビッ
ト基準値と照合し、正規のデータビットであるか判別を
行なう。この判別で正規のデータビットとみなされなか
った場合には、再度、ステップS104まで戻し、その
パルスがスタートビットであるか、否かの判別を行な
う。
【0031】即ち、例えば、ステップS104で正規の
スタートビットであると判別されたとし、ステップS1
07において予め定められたデータビット基準値と照合
し、正規のデータビットであるかの判別を行ない、正規
のデータビットとみなされなかった場合には、その処理
をステップS104まで戻し、再度、そのパルスがスタ
ートビットであるか、否かの判別を行なうようにする。
【0032】このように、本実施例の空気調和機用遠隔
制御装置は、空気調和機を遠隔操作する操作指令信号の
送信部1と、前記送信部1より発せられた操作指令信号
を受信する受信部2と、前記受信部2で受信した操作指
令信号を電気的信号に変換する変換回路部3と、前記変
換回路部3で電気的に変換された信号を取り込み空気調
和機全体を制御するマイクロコンピュータ4とを具備
し、しかも、前記マイクロコンピュータ4は、前記受信
部2で受信されたスタートビット部のパルスの全体時間
を検出するステップS103からなるスタートビット時
間検出手段52と、前記パルスのLow時間とパルスの
全体時間を予め定められた閾値としてのスタートビット
基準時間と比較するステップS104からなるスタート
ビット基準値比較手段53と、データビットのパルスの
全体時間を検出するステップS106からなるデータビ
ット時間検出手段54と、前記データビットのパルスの
全体時間を予め定められたデータビット基準時間と比較
し、前記データビット基準時間内の信号が“0”である
か“1”であるかを判別するステップS108乃至ステ
ップS110からなるデータ“0”,“1”判別手段5
5と、前記データ“0”,“1”判別手段55で“0”
でも“1”でもなく正規のデータビットでないと判別さ
れたとき、再度、このパルスを予め定められたステップ
S107、ステップS104乃至ステップS106のル
ーチンからなるスタートビット基準時間と比較するスタ
ートビット時間再検出手段56とを具備するものであ
る。
【0033】したがって、スタートビットを検出した後
でも再度スタートビットを検出できるスタートビット時
間再検出手段56を設けたことから、外乱光による雑音
をスタートビットと誤認してしまった直後でも正規のス
タートビットを認識することができるだけでなく、スタ
ートビットの検出をパルスの全体時間のみで判別するの
で、スタートビット検出時までのソフト処理を容易にす
ることが可能となった。
【0034】このような処理をすることにより、例え
ば、従来は、図5に示すように、同時に雑音と送信信号
が入ってきたときに、スタートビットと同様のパルス時
間を持つ照明光ノイズである信号P1 を送信信号のスタ
ートビットと誤って検出してしまい、更に、信号P2 ,
信号P3 がデータビットと同様のパルス時間を持った照
明光ノイズである場合には、これらをデータと検出し、
次の正規のスタートビットである信号P4 がデータビッ
トとして検出されないため、この送信信号はキャンセル
されてしまう。しかし、本実施例においては、スタート
ビット時間再検出手段56を設けたことにより、この信
号P4 が再度スタートビットかどうかの判別を行なうこ
とになり、正規の送信信号を誤ってキャンセルしてしま
うことを防ぐことができる。
【0035】なお、本実施例では、受信部2で受信され
たスタートビット部のパルスのLow時間を検出するス
テップS102からなるスタートビットLow時間検出
手段51を使用していないが、本発明を実施する場合に
は、スタートビットLow時間検出手段51を付加する
こともできる。
【0036】〈第三実施例〉更に、送信信号のビットが
照明光雑音によって割れてしまうことがあり、この場合
に正規の送信信号でも雑音と判別されてしまうことがあ
るので、これを防止するのが第三実施例である。
【0037】図3はこの発明の第三実施例である空気調
和機用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。ま
た、図6は送信信号中の照明光ノイズによるビット割れ
波形図である。そして、図10乃至図11はこの発明の
第三実施例である空気調和機用遠隔制御装置の信号処理
のフローチャートである。なお、図中、第一実施例及び
第二実施例と同一符号及び記号は第一実施例及び第二実
施例の構成部分と同一または相当する構成部分を示すも
のであるから、ここでは重複する説明を省略する。
【0038】図3において、マイクロコンピュータ4に
示したデータ演算手段57は、データ“0”,“1”判
別手段55によってパルスが“1”または“0”のデー
タビット長のどちらにも相当しないと判別され、かつ、
そのパルスが“0”のデータビット長よりも短い場合
に、次のパルスデータビット長を検出し、この検出した
データビット長とその直後に検出されたパルスのデータ
ビット長とを加算するデータ演算手段である。
【0039】図10乃至図11において、ステップS1
01でHighの信号が到来すると、それが受信部2に
取り込まれ、パルス検出され、ステップS103で受信
部2に入ってきたパルスの全体時間を検出する。そし
て、ステップS104からステップS107で予め定め
られたスタートビット基準値と照合し、正規のスタート
ビットであるかの判別を行なう。ステップS104にお
いてステップS103で検出されたパルスの全体時間
を、予め定められたスタートビット基準値と照合し、正
規のスタートビットであるか否かの判別を行ない、ステ
ップS120でビット割れした回数を計数するカウンタ
Kをクリアしておき、ステップS105でデータビット
検出値の初期化を行ない、ステップS106でそのパル
スの全体時間を検出する。そして、得られた検出値をス
テップS107で予め定められたデータビット基準値と
照合し、正規のデータビットであるか判別を行なう。こ
の判別で正規のデータビットとみなされなかった場合に
は、ステップS121に移し、正規のデータビットとみ
なされた到来信号が“0”のデータ長より短いか判別
し、“0”のデータ長より長いときステップS122で
データ保留フラグを降ろし、正規のデータビットとみな
されなかったから、その処理をステップS104まで戻
し、再度、そのパルスがスタートビットであるか、否か
の判別を行なうようにする。
【0040】正規のデータビットとみなされた到来信号
がステップS121で“0”のデータ長より短いと判別
されたとき、ステップS123で既にデータ保留フラグ
が立っているか判別し、データ保留フラグが立っていな
いとき、ステップS124でデータ保留フラグを立て、
ステップS125でその到来信号を一連のデータとして
順次データ格納すべくデータ格納番地を「1」アップさ
せ、ステップS126でビット割れした回数を計数する
カウンタKに「+1」インクリメントし、ステップS1
06からのルーチンの処理に戻る。
【0041】ステップS123で既にデータ保留フラグ
が立っていると判別したとき、ステップS127で異常
であったデータビットとその直後のデータビットを加算
し、ステップS128でその値が“0”のデータビット
長に相当するか判別する。ステップS128でその値が
“0”のデータビット長に相当するものでないと判別さ
れたとき、ステップS129でその値が“0”のデータ
ビット長よりも長いか判別し、“0”のデータビット長
よりも短いと判別されたとき、複数のビット割れの状態
下にあるから、ステップS130で順次データ格納すべ
くデータ格納番地をその都度「+1」加算し、ステップ
S126に進む。
【0042】ステップS128で“0”のデータビット
長に相当すると判別されたとき、ステップS131でそ
の到来信号を一連のデータとして順次データ格納すべく
データ格納番地をビット割れした回数を計数するカウン
タKの値だけ減算し、ステップS132でデータ保留フ
ラグを降ろし、図8に示すステップS111のルーチン
に進む。
【0043】また、ステップS129で“0”のデータ
ビット長以上と判別されたとき、この信号は空気調和機
を遠隔操作する操作指令信号でないから、ステップS1
33でデータ保留フラグを降ろし、ステップS134で
ビット割れした回数を計数するカウンタKの値をクリア
し、他の処理に入る。
【0044】このように、本実施例の空気調和機用遠隔
制御装置は、空気調和機を遠隔操作する操作指令信号の
送信部1と、前記送信部1より発せられた操作指令信号
を受信する受信部2と、前記受信部2で受信した操作指
令信号を電気的信号に変換する変換回路部3と、前記変
換回路部3で電気的に変換された信号を取り込み空気調
和機全体を制御するマイクロコンピュータ4とを具備
し、しかも、前記マイクロコンピュータ4は、前記受信
部2で受信されたデータビット長が“1”または“0”
のデータビット長のどちらにも相当せず、かつ、“0”
のデータビット長よりも短いときに、続くデータビット
長を検出し、前記データビット長とその後に検出したデ
ータビット長との総和をとり、そのデータビット長が
“0”のデータビット長に相当するか否かを判別するス
テップS121乃至ステップS134からなるデータ演
算手段57を具備するものである。したがって、雑音の
ために2つ以上に割れてしまったデータビットを合わせ
て1つの正規のデータビットと判別するデータ演算手段
57を設けたものであるから、雑音によってデータパル
スがビット割れしてしまっても、それを正規送信信号と
して判別可能とすることができる。
【0045】即ち、図6に示すように、受信部2に入っ
てくる送信信号中に照明光からの雑音によって、正規の
データビットにビット割れが生じる。このビット割れに
よって、その送信信号全体をすぐにキャンセルしてしま
わないように、ステップS107によって予め定められ
たデータビット基準値と照合し、正規のデータビットで
あるかの判別を行ない、正規のデータビットでないと判
別されたときに、ステップS121によってそのパルス
のデータビット長が“0”のデータビット長よりも短い
かを判別する。そのパルスのデータビット長が“0”の
データビット長よりも長ければ処理をステップS104
まで戻し、再度そのパルスがスタートビットであるか、
否かの判別を行なう。逆に、そのパルスのデータビット
長が“0”のデータビット長よりも短ければ、ステップ
S124でデータ保留フラグを立てる。このデータ保留
フラグとは、データビットが異常であるため次のパルス
を見ているという印で、正常時には“0”が、異常時に
は“1”が立つフラグである。そして、ステップS12
3でデータ保留フラグが立っていることを確認した後
に、ステップS127によって異常であったデータビッ
トと、その直後のデータビットを加算し、ステップS1
28でその値が“0”のデータビット長に相当するかを
判別する。ここで“0”のデータビット長と判別された
なら複数のデータビットを合わせてビット割れしていな
い状態の1つのデータビット長としての元の処理に戻
る。また、ステップS129で“0”のデータビット長
よりも短いと判別されたなら、データ保留フラグを
“1”のままにして、次のデータビットのパルス全体時
間の測定を行なうために、ステップS126を介してス
テップS106に戻り、ステップS106以降の処理を
繰り返し行なう。しかし、ステップS129で“0”の
データビット長よりも長いと判別された場合は、データ
保留フラグを“1”から“0”に戻し、送信信号でない
と判別して他の処理を行なう。
【0046】本実施例においては、正規信号を雑音とみ
なしてキャンセルしてしまうことが防止できる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の空気調
和機用遠隔制御装置によれば、空気調和機全体を制御す
る送信部からの信号を受信するマイクロコンピュータ
は、受信部で受信されたスタートビット部のパルスのL
ow時間を検出するスタートビットLow時間検出手段
と、前記スタートビット部のパルスの全体時間を検出す
るスタートビット時間検出手段とを具備することによ
り、スタートビットをパルスのLow時間及び全体時間
より検出することにより、送信信号と外乱光による雑音
を明確に区別することができる。
【0048】請求項2の発明の空気調和機用遠隔制御装
置によれば、空気調和機全体を制御する送信部からの信
号を受信するマイクロコンピュータは、受信部で受信さ
れたデータビットのパルスの全体時間を予め定められた
データビット基準時間と比較し、前記データビット基準
時間内の信号が“0”であるか“1”であるかを判別
し、前記データ“0”,“1”判別手段で“0”でも
“1”でもなく正規のデータビットでないと判別された
とき、再度、このパルスを予め定められたスタートビッ
ト基準時間と比較するスタートビット時間再検出手段を
有しているから、スタートビットを検出した後でも、そ
の後の検出信号によっては、再度、スタートビットを検
出でき、外乱光による雑音をスタートビットと誤認して
しまった直後でも正規のスタートビットを認識すること
ができる。故に、太陽光や照明光等が受信部に直接侵入
して発生する雑音と、送信部より送られる操作指令信号
とを確実に分離できると共に、受信部と送信部との距離
の変化により、送信信号のパルス幅が変化しても正規信
号として処理できる。
【0049】請求項3の発明の空気調和機用遠隔制御装
置によれば、空気調和機全体を制御する送信部からの信
号を受信するマイクロコンピュータは、“0”のデータ
ビット長が“1”のデータビット長よりも短いとした場
合、受信部で受信されたデータビット長が“1”または
“0”のデータビット長のどちらにも相当せず、かつ、
“0”のデータビット長よりも短いときに、続くデータ
ビット長を検出し、前記データビット長とその後に検出
したデータビット長との総和をとり、そのデータビット
長が“0”のデータビット長に相当するか否かを判別す
るものであるから、データビットが雑音で複数に割れて
も、それらを合わせて1つの正規のデータビットと判別
できれば、雑音によってデータパルスがビット割れして
しまっても、それを正規送信信号として判別できる。故
に、太陽光や照明光等が受信部に直接侵入して発生する
雑音と、送信部より送られる操作指令信号とを確実に分
離できると共に、受信部と送信部との距離の変化によ
り、送信信号のパルス幅が変化しても正規信号として処
理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第一実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。
【図2】図2はこの発明の第二実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。
【図3】図3はこの発明の第三実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理ブロック図である。
【図4】図4は照明光ノイズ及び送信信号の波形図であ
る。
【図5】図5は照明光ノイズ及び送信信号スタートビッ
トの波形図である。
【図6】図6は照明光ノイズ及び送信信号スタートビッ
トの波形図である。
【図7】図7はこの発明の第一実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートの前部であ
る。
【図8】図8はこの発明の第一実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートの後部であ
る。
【図9】図9はこの発明の第二実施例である空気調和機
用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートである。
【図10】図10はこの発明の第三実施例である空気調
和機用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートの前部
である。
【図11】図11はこの発明の第三実施例である空気調
和機用遠隔制御装置の信号処理のフローチャートの後部
である。
【図12】図12は従来の空気調和機用遠隔制御装置の
ブロック図である。
【符号の説明】 1 送信部 2 受信部 4 マイクロコンピュータ 51 スタートビットLow時間検出手段 52 スタートビット時間検出手段 53 スタートビット基準値比較手段 54 データビット時間検出手段 55 データ“0”,“1”判別手段 56 スタートビット時間再検出手段 57 データ演算手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機を遠隔操作する操作指令信号
    の送信部と、前記送信部より発せられた操作指令信号を
    受信する受信部と、前記受信部で受信した操作指令信号
    を電気的信号に変換する変換回路部と、前記変換回路部
    で電気的に変換された信号を取り込み空気調和機全体を
    制御するマイクロコンピュータとを具備する空気調和機
    用遠隔制御装置において、 前記マイクロコンピュータは、 前記受信部で受信されたスタートビット部のパルスのロ
    ー(Low)時間を検出するスタートビットロー時間検
    出手段と、 前記スタートビット部のパルスの全体時間を検出するス
    タートビット時間検出手段と、 前記パルスのロー時間とパルスの全体時間を予め定めら
    れたスタートビット基準時間と比較するスタートビット
    基準値比較手段と、 データビットのパルスの全体時間を検出するデータビッ
    ト時間検出手段と、 前記データビットのパルスの全体時間を予め定められた
    データビット基準時間と比較し、前記データビット基準
    時間内の信号が“0”であるか“1”であるかを判別す
    るデータ“0”,“1”判別手段とを具備することを特
    徴とする空気調和機用遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 空気調和機を遠隔操作する操作指令信号
    の送信部と、前記送信部より発せられた操作指令信号を
    受信する受信部と、前記受信部で受信した操作指令信号
    を電気的信号に変換する変換回路部と、前記変換回路部
    で電気的に変換された信号を取り込み空気調和機全体を
    制御するマイクロコンピュータとを具備する空気調和機
    用遠隔制御装置において、 前記マイクロコンピュータは、 前記受信部で受信されたスタートビット部のパルスの全
    体時間を検出するスタートビット時間検出手段と、 前記パルスの全体時間を予め定められたスタートビット
    基準時間と比較するスタートビット基準値比較手段と、 データビットのパルスの全体時間を検出するデータビッ
    ト時間検出手段と、 前記データビットのパルスの全体時間を予め定められた
    データビット基準時間と比較し、前記データビット基準
    時間内の信号が“0”であるか“1”であるかを判別す
    るデータ“0”,“1”判別手段と、 前記データ“0”,“1”判別手段で“0”でも“1”
    でもなく正規のデータビットでないと判別されたとき、
    再度、このパルスを予め定められたスタートビット基準
    時間と比較するスタートビット時間再検出手段とを具備
    することを特徴とする空気調和機用遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】 空気調和機を遠隔操作する操作指令信号
    の送信部と、前記送信部より発せられた操作指令信号を
    受信する受信部と、前記受信部で受信した操作指令信号
    を電気的信号に変換する変換回路部と、前記変換回路部
    で電気的に変換された信号を取り込み空気調和機全体を
    制御するマイクロコンピュータとを具備する空気調和機
    用遠隔制御装置において、 前記マイクロコンピュータは、 前記受信部で受信されたデータビット長が“1”または
    “0”のデータビット長のどちらにも相当せず、かつ、
    “1”または“0”のデータビット長よりも短いとき
    に、続くデータビット長を検出し、前記データビット長
    とその後に検出したデータビット長との総和をとり、そ
    のデータビット長が“1”または“0”のデータビット
    長に相当するか否かを判別するデータ演算手段を具備す
    ることを特徴とする空気調和機用遠隔制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8063745B2 (en) 2006-03-09 2011-11-22 Daikin Industries, Ltd. Air conditioner and address setting method in air conditioner

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8063745B2 (en) 2006-03-09 2011-11-22 Daikin Industries, Ltd. Air conditioner and address setting method in air conditioner

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