JPH06181701A - でん粉食品の品質改良用組成物 - Google Patents

でん粉食品の品質改良用組成物

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JPH06181701A
JPH06181701A JP4361843A JP36184392A JPH06181701A JP H06181701 A JPH06181701 A JP H06181701A JP 4361843 A JP4361843 A JP 4361843A JP 36184392 A JP36184392 A JP 36184392A JP H06181701 A JPH06181701 A JP H06181701A
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JP
Japan
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oil
weight
composition
fatty acid
improving
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JP4361843A
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English (en)
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Haruyuki Amano
晴之 天野
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AMAKOSU KK
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AMAKOSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】食用油脂、糖及び又は糖アルコール水溶液から
成る水中油型乳化物に特定量の乳酸脂肪酸エステル、エ
タノール、増粘多糖類を加えることにより、でん粉食品
の製造工程の改善とでん粉食品の物性、経時的食感の低
下を防ぐ品質改良用組成物を得る。 【構成】食用油脂20〜60重量%、糖及び又は糖アル
コール水溶液80〜40重量%から成る水中油型乳化物
100重量部当たり、乳酸脂肪酸エステル1〜10重量
部及びエタノール1〜10重量部及び増粘多糖類0.0
1〜1重量を加えた水中油型乳化物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、でん粉食品の品質改良
用組成物に関するものである。更に詳しくはパン、ケー
キ、饅頭、団子、麺、スパゲティなど小麦粉や米粉を主
成分とする食品を製造する際に添加し、優れた品質改良
効果を与える組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】パン、ケーキ、饅頭、団子、麺、スパゲ
ティなど小麦粉や米粉を主成分とする食品は製造工程に
おける混合、整型、加熱過程で機械に付着しない様、離
型剤の塗布や乳化剤の添加が行われている。又、食味、
食感の向上と経時的な品質劣化を防ぐため、油脂、糖
類、乳化剤などが適宜使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般にこれら
油脂、糖類、乳化剤などの添加方法はまちまちであり、
でん粉を主成分とする食品は、混合工程と加熱工程が分
離しており、その結果特に、乳化剤の効果が十分に発揮
していない場合が多い。即ち、でん粉を主成分とする食
品の製造後の経時的なでん粉のαからβへの転移に伴う
食感の低下を防ぐ方法として、グリセリルモノステアレ
ートが汎用されているが、このグリセリルモノステアレ
ートは水溶性がなく、でん粉を主成分とする食品の混合
工程で溶解しない。又、油中でも50℃以下では結晶と
して沈澱し、経時的に結晶転移が起きて起泡性やでん粉
のαからβへの転移を遅らせる老化防止効果が低下す
る。そこで、油脂、糖類、乳化剤の最適な組み合わせに
よるでん粉を主成分とする食品の品質改良剤が求められ
ている。さらに、近年の製造の自動化に伴い、剤型が自
動計量しやすい流動状を呈することも重要である。しか
し、乳化剤中で現在最も効果を発揮しやすいグリセリル
モノステアレートの剤型は、糖アルコールと親水性乳化
剤の併用によるハイドレート(水和物)であるが、これ
は、ペースト状で自動計量には向いていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、で
ん粉を主成分とする食品の品質改良剤として油脂、糖
類、乳化剤の最適な組み合わせを鋭意研究の結果、本発
明を完成するに至った。即ち、食用油脂20〜60重量
%、糖及び又は糖アルコール水溶液80〜40重量%か
らなる水中油型乳化物100重量部当たり乳酸脂肪酸エ
ステル1〜10重量部及びエタノール1〜10重量部及
び増粘多糖類0.01〜1重量部を含むことを特徴とす
る組成物である。更に、本発明による組成物は10℃の
低温でも均一で流動することを要点としており、食用油
脂は10℃で液状の大豆油、なたね油、コーン油、サフ
ラワー油などの植物性液状油、又は中鎖脂肪酸トリグリ
セライドが望ましい。食用油脂の割合が20重量%以下
であると、でん粉を主成分とする食品への添加量が少な
い場合、油脂の効果が発揮せず、60重量%より多いと
水中油型乳化物が10℃の低温で流動性を失う。糖又は
糖アルコール水溶液の糖ないし糖アルコールの濃度は2
0ないし70%が望ましい。濃度20%以下であると糖
又は糖アルコールの持つ保質などの改良効果が発揮しに
くい。濃度70%以上では糖又は糖アルコールが結晶と
して析出したり、水中油型乳化物が10℃の低温で流動
性を失う。最も改良効果に寄与する乳化剤としては、そ
の物性がコントロールしにくいグリセリルモノステアレ
ートのようなグリセリン脂肪酸エステルは使用せず、起
泡性の必要なケーキの場合は、グリセリン乳酸脂肪酸エ
ステルを使用し、パン、麺饅頭、スパゲティなどには、
小麦粉中のグルテンに作用するステアリル乳酸カルシウ
ム又はステアリル乳酸ナトリウムを用いるのが極めて有
効なことを見いだした。これらの乳酸脂肪酸エステルを
水中油型乳化物中に安定に存在させるため、エタノール
及び増粘多糖類を使用する。エタノールは、乳酸脂肪酸
エステルの溶解度を上げ、水中油型乳化物の粘度を下げ
る。しかし、10重量部以上加えるとでん粉を主成分と
する食品に臭いを残すので好ましくない。増粘多糖類は
水中油型乳化物の安定化に寄与すると同時に、でん粉を
主成分とする食品の生地粘度を上げ、起泡などに改良効
果を示す。しかし、1重量部以上加えると水中油型乳化
物の粘度を増し、10℃の低温で流動性を失う。増粘多
糖類としてはカラギナン、キサンタンガム、サイリウム
シードガム、タマリンドシードガムの一種以上を使用す
る。更に水中油型の乳化を行うのに、レシチン、ショ糖
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレン(20)ソルビタン脂肪酸エステルなど
の乳化剤を併用するのが望ましい。この他、プロビレン
グリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル
などを併用しても差し支えない。
【0005】
【作 用】本発明による水中油型乳化物をパン、ケー
キ、饅頭、団子、麺、スパゲティなどのでん粉を主成分
とする食品に使用すると、製造時に於ける生地同志乃至
機械への付着を防ぎ、パン、ケーキでは体積の向上や食
感の向上、饅頭、団子、麺、スパゲティでは、食感の改
良効果を示し、これら食品の製造後のでん粉の経時的変
化による食感の低下を防ぐ作用が発揮された。以下に本
発明の実施例及び比較例を示すが、本発明はこの実施例
に限定されるものではない。
【0006】
【実施例】
実施例1〜3 〔表1〕の配合でナタネ油にステアリル乳酸カルシウ
ム、エタノールを加え、60℃に加温して透明に溶解さ
せた。別の容器にソルビトール35%水溶液、増粘多糖
類、デカグリセロールモノステアレートを加え60℃に
加温して溶解させた。次いでTKホモミキサー(特殊機
化工業製)にて9.000rpmで5分乳化して水中油
型乳化物を得た。この乳化物を10℃に30日保存後の
安定性を評価した。ついで、〔表2〕の配合で中華饅頭
を作り、1日後に食感を比較した。比較例1として実施
例から増粘多糖類を除き他は実施例と同様に水中油型乳
化物を試作した。これらの結果を〔表3〕に得た。
【表1】
【表2】 中華饅頭の製法は、(1).小麦粉、膨張剤、食塩、上
白糖を3回篩で篩っておく。(2).(1)にイース
ト、水を加えミキサー(キッチンエイド)にて速度No
2で2分速度No4で4分混捏し、油脂又は改良用組成
物を加え速度No4で2分混捏する。(3).生地をボ
ールに移し、濡れ布巾をかけて37℃で15分醗酵させ
る。(4).生地を60gに分割し、丸めて10分休ま
せる。(5).生地を平らに延ばし、餡を40g包餡す
る。(6).40℃、50%湿度で30分二次醗酵す
る。(7).98℃で15分蒸す。
【表3】 〔表3〕の結果から明らかな通り、本発明による実施例
1〜3の水中油型乳化物は10℃で1ケ月の保存後も流
動性を示したが,比較例1では分離した。中華饅頭の製
造でも、実施例1〜3の添加区は生地に伸展性があり、
饅頭の皮も柔らかさを保った。 実施例4〜6 〔表4〕の配合で大豆油、ステアリル乳酸モノグリセラ
イド、プロピレングリコールモノステアレート、エタノ
ール加え60℃に加温して溶解させた。別の容器に還元
水飴70%液、ショ糖モノ・ジパルミテート、増粘多糖
類、水を加え60℃に加温し、次いで、TKホモミキサ
ー(特殊機化工業製)にて9.000rpmで5分乳化
して水中油型乳化物を得た。この乳化物を10℃に30
日保存後の安定性を評価した。ついで、〔表5〕の配合
でケーキを作り、1日後に比容、食感を比較した。比較
例2として実施例からステアリル乳酸モノグリセライド
を除き他は実施例と同様に水中油型乳化物を試作しケー
キを作り〔表6〕の結果を得た。
【表4】
【表5】 ケーキの製法は、(1).小麦粉、膨張剤を3回篩って
おく。(2)ボールに全卵、上白糖、実施例4〜6の組
成物又は比較例2の組成物を入れ、東芝(株)製ハンド
ミキサーにて7分間起泡させる。(3).(2)に
(1)を加え、ゴムヘラで均一に混ぜ、直径15cmの
丸型に流し込み、オーブン中160℃で30分焼成す
る。
【表6】 〔表6〕の結果から明らかな通り、本発明による実施例
4〜6の水中油型乳化物は、ケーキの比容、食感も良好
であったが、比較例2の水中油型乳化物を使用したケー
キは、比容も劣り、食感も硬いものであった。 実施例7〜9 〔表7〕の配合でコーン油、ステアリル乳酸ナトリウ
ム、エタノールを60℃で溶解し、別の容器に砂糖50
%水溶液、ショ糖モノステアレート、増粘多糖類を60
℃で溶解させる。次いで、TKホモミキサー(特殊機化
工業(株)製)にて9.000rpmで5分乳化する。
比較例3として、実施例7〜9からエタノール、増粘多
糖類を除いて、実施例と同様に乳化した。これらの乳化
物を10℃に30日保存後の安定性を評価した。次い
で、〔表8〕の配合で団子を作り、1日後に食感を比較
した。これらの結果を〔表9〕に得た。
【表7】
【表8】 団子の製法は、(1).上新粉、上白糖、組成物を混
ぜ、これに熱湯を加えて均一に混ぜる。(2).35〜
40gの大きさに丸め、蒸し器で20分蒸す。
((3).すり鉢に移し、すりこぎ棒で2分間良くす
る。(4).1ケ当たり12.5〜13.5gに丸めて
串に刺す。
【表9】 〔表9〕の結果から明らかな通り、本発明による実施例
7〜9は、10℃に30日保存後も流動性を保ったが、
比較例3は分離してしまった。団子の製造に於いて、本
発明による実施例7〜9の添加区は手への付着がなくロ
スが少なく、又出来た団子も1日後でもソフトさを保っ
た。比較例として砂糖を加えた区は、手に付着し作業が
仕難かった。又、1日後は硬く食感に劣った。
【0007】
【発明の効果】本発明によるでん粉食品の品質改良用組
成物には次のような効果が見られる。 1.でん粉食品の製造に際し、混合、整型時に生地同志
や機械への付着を防ぎ作業性と歩止まりの向上を与え
る。 2.でん粉食品の体積の増加や食感の向上に寄与し、経
時的食感の低下を抑制する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食用油脂20〜60重量%、糖及び又は糖
    アルコール水溶液80〜40重量%からなる水中油型乳
    化物100重量部当たり、乳酸脂肪酸エステル1〜10
    重量部及びエタノール1〜10重量部及び増粘多糖類
    0.01〜1重量部を含むことを特徴とするでん粉食品
    の品質改良用組成物
  2. 【請求項2】乳酸脂肪酸エステルが、グリセリン乳酸脂
    肪酸エステル、ステアリル乳酸カルシウム、ステアリル
    乳酸ナトリウムの一種以上を含み、増粘多糖類がカラギ
    ナン、キサンタンガム、サイリウムシードガム、タマリ
    ンドシードガムの一種以上を含むことを特徴とする〔請
    求項1〕の範囲記載のでん粉食品の品質改良用組成物
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005052006A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Kaneka Corp 澱粉およびこれを含有する食品
JP2009159821A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Kirin Food-Tech Co Ltd 食感と離型性を改良するための小麦粉焼き物食品用焼上り改良剤
JP2010099083A (ja) * 2004-06-21 2010-05-06 Aoba Kasei Kk 起泡性向上剤、気泡含有食品、粘度調整剤、高粘度食品、折れ防止剤、圧縮成型食品およびそれらの製造方法
JP2016189718A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 奥野製薬工業株式会社 乳化油脂、その製造方法および使用方法
CN116530538A (zh) * 2023-05-18 2023-08-04 福建禾川科技有限公司 一种不含丙二醇的复配乳化剂及其制备方法

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