JPH06183642A - リ−ルからのワイヤの巻出し自動切り替え方法及びその装置 - Google Patents

リ−ルからのワイヤの巻出し自動切り替え方法及びその装置

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JPH06183642A
JPH06183642A JP35617092A JP35617092A JPH06183642A JP H06183642 A JPH06183642 A JP H06183642A JP 35617092 A JP35617092 A JP 35617092A JP 35617092 A JP35617092 A JP 35617092A JP H06183642 A JPH06183642 A JP H06183642A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ワイヤに熱処理或いは伸線加工等の処理を施
す場合、高価で、複雑な駆動及び制御装置を用いること
なく、リ−ルの切り替えを自動的に行う。 【構成】 繰り出し回転ア−ム方式のワイヤ巻出し方法
において、支持台3より伸びる回転軸に対し、両側に張
り出すリ−ル軸1,2を備え、各リ−ル軸に夫々ワイヤ
が巻かれたリ−ルA、Bを装着し、初めにワイヤ20が
巻き出されるリ−ルAにおけるワイヤ20の巻初め部
と、リ−ルBの巻終わり部のワイヤ20とを一定長さの
貯線をして接合し、初めのリ−ルAにおけるワイヤ20
の巻き出し終了を検知するセンサ−を備え、このセンサ
−の作動により回転軸の係止めを解除し、回転軸を回転
させて前記リ−ルAの位置にリ−ルBを移動してこの回
転軸を再度係止めし、回転ア−ムによりリ−ルBから連
続してワイヤ20を巻き出すことを特徴とするワイヤの
巻出し自動切り替え方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤに熱処理或い
は伸線加工等の処理を施す場合のリ−ルからの連続及び
自動巻出しに関するものであり、詳しくは、リ−ルに巻
かれたワイヤを連続処理する場合の、1つのリ−ルから
他のリ−ルに自動的に切り替える方法及びその自動切り
替え装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】スチ−ルコ−ド等の線材では、製品とし
ての線材に必要な特性を付加するために、熱処理、めっ
き処理又は伸線加工等の処理を施すが、通常、上記の処
理はリ−ルに巻かれたワイヤを巻出しから繰り出して処
理を施し、これを再度巻き取る方法で連続して行われ
る。
【0003】リ−ルよりワイヤを巻き出す方法として
は、図9に示したように回転自在なリ−ル軸31にワイ
ヤ32が巻かれたリ−ル33を装着し、リ−ル33を回
転させながら引き出す方法と、図10に示すように、リ
−ル33の近傍に繰り出し回転ア−ム34を設置し、そ
の繰り出し回転ア−ム34はその先端がリ−ル33の外
円周上の軌跡を周回するようにワイヤ32を案内するガ
イド35からなり、リ−ル33を固定したままア−ム3
4の回転でワイヤ32を巻き出す方法がある。
【0004】この繰り出し回転ア−ム34を用いる方法
は、リ−ル33を固定したまま、小さな引張張力で巻き
出せるため、重量又は形状の大きなリ−ル33からワイ
ヤ32を巻き出す場合に適している。そして、リ−ル3
3に巻かれたワイヤ32の処理が終了すると、次のワイ
ヤが巻かれたリ−ル(図示せず)に交換して引き続き処
理を行うが、1つのリ−ルから他のリ−ルに交換するた
めには、ワイヤ32の処理が終わったリ−ル33をリ−
ル軸31から取り外し、次いで次のリ−ルをリ−ル軸3
1に装着し、更に前のワイヤ32と新しいリ−ルのワイ
ヤ端とを溶接等の接合を施すことが必要であり、このよ
うな作業のため処理を一時中断しなければならない。
【0005】この図10に示す繰り出し回転ア−ム34
を用いた巻出し方法において、ワイヤ32端の接合処理
を中断することなく、リ−ルを切り替える方法として以
下の方法が知られている。即ち、その巻出し装置の概要
を図11に示すが、1つの繰り出し回転ア−ム34に対
して、2つのリ−ル軸311 、312 を有する巻出し方
法であって、この2つのリ−ル軸311 、312 は、水
平面で回転可能で繰り出し回転ア−ム34の位置に何れ
のリ−ルも回転移動できるようになしたものである。そ
して連続的にリ−ルを切り替える方法は、予め2つのリ
−ル331 332 のワイヤ321 、322 を、初めのリ
−ル331 の巻初めワイヤ321 と次のリ−ル332 の
巻終わりワイヤ322 とを溶接接合し、最初のワイヤ3
21 の処理が終了する時に次のリ−ル332 が繰り出し
回転ア−ム34に対して所定の位置になるようにリ−ル
軸311 、312 の回転移動を行って連続して処理をす
る方法である。図中、35は回転固定具である。
【0006】しかしながら、この連続処理を行いながら
2つのリ−ル331 、332 を切り替える方法は、従
来、作業者による観察で初めのリ−ル331 から次のリ
−ル332 のワイヤの処理が移行する時を判断し、そし
て、リ−ル軸311 、312 を回転させる切り替え作業
も又、作業者の人力によるものであり大きな作業負荷に
なっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、繰り出し回転ア−ムを有する巻出し方法
及びその装置にあって、高価な制御装置及び動力を用い
ることなく、従来の繰り出し回転ア−ムによる巻出し装
置をそのまま利用し、簡便且つ安価に2つのリ−ルを自
動的に切り替える方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明は以下の構成としたものである。即
ち、本発明の第1は、繰り出し回転ア−ム方式のワイヤ
巻出し方法において、支持台より伸びる回転軸に対し、
両側に張り出すリ−ル軸を備え、各リ−ル軸に夫々ワイ
ヤが巻かれたリ−ルA、Bを装着し、初めにワイヤが巻
き出されるリ−ルAにおけるワイヤの巻初め部と、リ−
ルBの巻終わり部のワイヤとを一定長さの貯線をして接
合し、初めのリ−ルAにおけるワイヤの巻き出し終了を
検知するセンサ−を備え、このセンサ−の作動により前
記回転軸の係止めを解除し、回転軸を回転させて前記リ
−ルAの位置にリ−ルBを移動してこの回転軸を再度係
止めし、回転ア−ムによりリ−ルBから連続してワイヤ
を巻き出すことを特徴とするワイヤの巻き出し自動切り
替え方法にかかるものである。
【0009】そして、前記回転軸は、鉛直方向に対しリ
−ルA側にやや傾いて設置し、リ−ルAとリ−ルBとの
重量差で、前記回転軸を自然回転させたワイヤ巻き出し
自動切り替え方法であって、又、ワイヤの一定長さの貯
線は、リ−ルA及びリ−ルBの切り替えに要する時間分
の長さである自動切り替え方法にかかる。
【0010】そして、発明の第2は、2以上のリ−ル軸
を備えた繰り出し回転ア−ム方式の巻出し装置であっ
て、リ−ル軸を支持する支持台の回転を固定する止め具
と、2つのリ−ルに巻かれたワイヤ端部を貯線する貯線
治具と、前記止め具の固定を解除する解除治具を有し、
繰り出し回転ア−ムの側のリ−ル軸がその反対側のリ−
ル軸に対して下がるようにリ−ル軸支持台の架台を水平
面に対して傾斜して設置したことを特徴とするワイヤの
巻出し自動切り替え装置にかかるものである。
【0011】具体的に言えば、前記解除装置が、一つの
支点で天秤状に支持された梁と、ワイヤを把持案内する
治具と、支持台を固定する止め具の上方に配置される落
下治具とからなり、梁の一端には落下治具を懸架する部
分を有し、他の一端にはワイヤを配置する部分を有する
ことを特徴とするワイヤの巻出し自動切り替え装置であ
る。
【0012】
【作用】本発明のワイヤの巻き出し自動切り替え方法の
基本思想は、リ−ル軸を支持する支持台を回転させてリ
−ルA、Bを交換させるための駆動を、リ−ル軸の支持
台を傾斜させることで両リ−ルA、Bの高低差と重力差
を利用して行わせ、又、リ−ルA、Bを交換する時期の
判断とリ−ル軸の回転の固定の解除を、処理のために繰
り出されるワイヤの移動を利用して行うことにある。
【0013】即ち、初めのリ−ルAはワイヤが処理のた
めに繰り出されるから、その重量は減少していくので、
次のリ−ルBに切り替わるときは常に2つのリ−ル軸に
重力差が生じることになる。このように、2つのリ−ル
軸の間で重力差と高低差によって生じた不安定な状態
は、回転自在なリ−ル軸支持台を回転させることで安定
な状態になる。このように、本発明は重力の力を利用
し、外部から新たな駆動力を必要とすることなく、リ−
ル軸を支持台と共に水平面内で半回転させることができ
るものである。上述の回転動作は、半回転した初めのリ
−ルAを新たなワイヤが巻き付けられたリ−ルBに交換
することで、同じ切り替え動作を繰り返しさせることが
できるのである。
【0014】第2発明のリ−ルを自動的に切り替える装
置の基本構成は以下の通りである。即ち、2つのリ−ル
軸を有するリ−ル軸支持台と、2つのリ−ルA、Bに巻
かれたワイヤ端部を貯線する貯線治具と、回転可能な支
持台の回転を固定してする止め具と、これを解除する解
除治具からなり、支持台の架台は水平面に対して傾斜し
て設置された巻出し装置である。
【0015】2つのリ−ル軸は支持台の支柱を中心にし
て対向する位置に配置される。支持台は水平面内で回転
可能な構造を有し、個々のリ−ル軸が繰り出し回転ア−
ムの位置に配置することができる。又、支持台にはリ−
ル軸の位置がア−ムの位置で固定するための止め具が設
置される。支持台の架台は水平面に対して傾斜して設置
されて、ア−ムの側のリ−ル軸がその反対側のリ−ル軸
に対して下がるよう設定される。
【0016】貯線治具はリ−ル軸に装着された2つのリ
−ルA、Bに巻かれたワイヤを互いに溶接接合し、接合
された2つのリ−ルA、B間のワイヤを貯線するもので
あり、リ−ルA、Bの交換に要する時間の間、ワイヤの
繰り出しを連続して行うに必要な量のワイヤを蓄える装
置である。
【0017】次に水平方向に回転可能な支持台を止め具
で固定をし、リ−ルA、Bを交換するとき、これを解除
する解除装置は、初めのリ−ルAに巻かれたワイヤの処
理が終了し、次のリ−ルBのワイヤに処理が移行すると
き、そのワイヤの移行を検出し、続いて支持台の固定を
解除する機能を有する装置である。
【0018】上記の機能を有する装置としては、以下の
ようにすることで簡便に固定を解除することができる。
即ち、かかる解除装置は一つの支点で天秤状に支持され
た梁の構造になし、梁の一端には落下治具を懸架し、他
の一端には最初のリ−ルAから貯線部に到る接合された
ワイヤが所定の位置でその上を懸架通過させて、落下治
具を押し上げるようにしてバランスさせたので、落下の
時期の制御をワイヤの通過で行うことができ、又、止め
具の解除の駆動を重力によって行うことができ、繰り出
すワイヤに張力等の負荷をかけること無く安定して固定
を解除することができる。前記の落下治具は、支持台の
回転を固定する止め具の垂直線上上方に配置される。
又、梁の一端に配置するワイヤはその梁の近傍に設置さ
れたワイヤ把持案内治具を介して所定の位置に配置す
る。上記所定の位置は、ワイヤ把持案内治具で把持され
たワイヤでもって、ワイヤが配置された梁の一端を押さ
えつけることで梁の反対側の落下治具を持ち上げるよう
な位置になす。
【0019】又、貯線治具と解除装置は、ワイヤが次の
リ−ルBに移行する際、解除装置を通過した後に貯線治
具に移行するように配置される。
【0020】リ−ルA、Bの交換時、貯線治具に貯線さ
れたワイヤを処理のために繰り出して処理することによ
り、リ−ル軸の回転中、即ち、支持台が回転中に、リ−
ルBに巻かれたワイヤは繰り出されることないので、安
定してリ−ルA、Bを交換することができる。
【0021】上記の構成からなる第2発明の自動切り替
え巻出し装置を用いて、2つのリ−ルA、Bを切り替え
る手順は以下の通りである。先ず、予め支持台に設置さ
れた2つのリ−ル軸にワイヤが巻かれたリ−ルA、Bを
装着し、初めのリ−ルAのワイヤの巻初め部と、次のリ
−ルBの巻終わり部のワイヤを接合し、接合されたリ−
ルA、B間のワイヤは必要な長さを貯線部に貯線し、次
に、初めのリ−ルAと貯線治具の間のワイヤをワイヤ把
持案内治具を介して解除治具の梁の一端に配置し、他の
一端には落下防止治具を懸架しておくものである。
【0022】ワイヤの処理の進行に伴い、初めのワイヤ
の処理が終了するとき、巻き出されるワイヤが初めのリ
−ルAから次のリ−ルBに移行する。このワイヤの移行
に伴ってワイヤはワイヤ把持案内治具を通過し次いで解
除治具を通過する。そして、天秤状に設置された梁の一
端をワイヤが通過することによってワイヤによる押しつ
け力が解除され、天秤のバランスが落下治具が下方にな
るように移動し、落下治具が落下する。落下した落下治
具は支持台回転の止め具上に落下し、支持台回転の固定
を解除する。そして、固定が解除された支持台は回転自
在な状態になるが、この状態で回転繰り出しア−ムの方
向に位置している初めのリ−ルAは、ワイヤが処理され
たためにその重量が小さくなり、一方、反対のリ−ル軸
に装着された次のリ−ルBはワイヤが巻き付けられてい
るために大きな重量を有することになる。
【0023】ここで、支持台を支える架台は、繰り出し
ア−ムのある位置での支持台の架台箇所が下がるよう
に、水平面に対して傾斜して設置されているので、支持
台に対して繰り出し回転ア−ム側とその反対側にある2
つのリ−ル軸は高低差を有しているため、前述の重量差
により不安定な状態になり、重力の作用で水平面内で回
転し、次のリ−ルBがア−ムの位置まで回転した後、支
持台の設けられた回転止め具が動作して回転が固定す
る。上述の初めのリ−ルAから次のリ−ルBに交換が自
動的に行われる間のワイヤの処理は、貯線部に貯線され
たワイヤを繰り出すことで行うこととなる。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づき本発明を特に巻き出し装
置をもって具体的に説明する。図1は第2発明の巻出し
装置の一例を示す斜視図であって、2つのリ−ル軸1、
2、支持台3、貯線治具4、回転止め具5、解除装置6
とからなる。リ−ル軸1、2は直径が65mmで長さが
415mmの棒材で作成され、支持台3を中心に対向し
た位置に設置されている、リ−ル軸1、2には巻胴幅が
375mmで巻胴長さが400でフランジ直径が750
mmのリ−ルA、Bが懸架され、このリ−ルA、Bには
夫々直径が0.5mmから2.0mmのワイヤ20が4
00kg巻き付けられている。又、繰り出しア−ム10
の先端11は、ワイヤ20を案内してリ−ルAの外周の
軌道を周回するように配置されている。
【0025】図2は支持台3を示し、これを構成する支
柱部31 には2つのリ−ル軸1、2が固定され、架台部
32 に回転自在に嵌め込まれている。即ち、支柱部31
と架台部32 とは、水平方向で回転自在な状態で連結さ
れており、架台部32 にはその回転を所定の箇所で固定
するための止め具5が設けられている。かかる止め具5
は、支柱部31 に設けられた凹部33 と架台部32 に設
けられた凸部34 を噛み合わすことで固定し、固定バネ
35 により固定状態を保ち、又、凸部34 に連続した解
除押し部36 を押し下げることでこの固定を解除するこ
とができる。支持台3は水平面に対し傾斜して設置され
ている。尚、凹部33 は支柱部31 反対側にも備え(3
3 ´)られている。
【0026】図3は貯線治具4を示すが、上方の横梁4
1 に吊り下げられた直径が525mmのリング42 が主
体であり、リング42 の外周に巻き付けたワイヤ20を
係止するためのピン43 が間隔130mmで多数備えら
れ、貯線治具4からワイヤ20を繰り出すときには、小
さな力で繰り出すことができるように、簡単にその係止
が解除されるようア−ム10の方向にワイヤ20を引き
出すことができるように、ピン43 の一方が解放された
構造になっている。
【0027】図4は支持台3の固定の止め具5の解除装
置6であり、支持具61 、梁62 、ワイヤ把持部63 、
落下治具64 とよりなっている。支持台3に固定された
支持具61 に梁62 を天秤状に支持し、梁62 の端部6
5 には重量が7.5kgで円柱状の落下治具64 を、前
記の解除押し部36 の直上に懸架し、又、梁の他の端部
66 にはワイヤ20がリ−ルAと貯線治具4との間で張
設された状態で配置されている。図例にあっては、梁6
の端部66 のワイヤ20との接触部に特に三角形状の受
部66 ´を設けたものである。即ち、ワイヤ20の張設
によって受部66 ´が上から抑えられ、これによって梁
6の端部66 の跳ね上がりが阻止されており、従って、
梁6の端部65 の落下治具64 は持ち上げられた状態で
解除押し部36 上に懸架されている。
【0028】この実施例においてリ−ルA、Bを自動的
に交換する工程は次の通りである。先ずワイヤ20が巻
き付けられたリ−ルA、Bをリ−ル軸1、2に装着す
る。ここでリ−ルAに巻き付けられたワイヤ20は、そ
の巻初め端がワイヤ20が巻かれた状態でリ−ルAの外
部に露出するように巻き付けられており、初めに処理さ
れるリ−ルAの巻初め端ワイヤ20と、次に処理するリ
−ルBの巻終わり端ワイヤ20を溶接し2つのリ−ル
A、Bのワイヤ20を連続させた。そして、2つのリ−
ルA、Bの間のワイヤ20は貯線治具4のリング42 の
外周に3回巻き付けた。貯線治具4と初めに処理するリ
−ルAの間にあるワイヤ20は、ワイヤ把持部63 で誘
把持案内した後、梁6の端部の受部66 ´上に配置した
後、梁6のもう一つの端部65 に落下治具64 を懸架す
る。
【0029】以上のようにして設定し、所定の線速でワ
イヤを繰り出すが、リ−ルA、Bが交換される動作は図
5〜図8に示す。図5は最初のリ−ルAのワイヤ20の
巻き出しが終了する直前であり、ワイヤ20は梁6の端
部の受部66 ´上にあってこれを押えつけており、従っ
て、もう一つの端部65 の落下治具64 は懸架された状
態にある。
【0030】次に、図6でワイヤ20は梁6の端部の受
部66 ´を通過し、このため、梁6の均衡が崩れ、端部
65 側の落下治具64 は解除押し部36 上に落下する。
この落下によって、支持台3の固定が解除されることと
なる。
【0031】そして、図7、貯線治具4からワイヤ20
が繰り出されながら支持台3が回転し、図8の如く半回
転後に止め具5が働いて支持台3が再度固定され、これ
とほぼ同時に貯線治具4に貯線されていたワイヤ20か
らリ−ルBに巻き付けられたワイヤ20に繰り出し、こ
のワイヤ20が移行することでリ−ルA、Bの交換を終
了することとなる。
【0032】ここで貯線治具4に貯線する必要なワイヤ
20の量は、リ−ルA、Bが切り替わる時間の間、ワイ
ヤ20を連続的に巻き出しが続けられるだけ巻きつけら
れているものである。
【0033】この実施例において、解除装置は天秤上に
支持された梁を用いたものであるが、初めのリ−ルAか
ら次にリ−ルBにワイヤが移動するとき、支持台の水平
面内での回転の固定を解除することができる他の装置を
用いることもできる。又、この実施例において2つのリ
−ル軸を有する巻出し装置であるが、傾斜されて設置さ
れた支持台をリ−ル軸の高低差とリ−ル軸に係る重量差
を利用して回転させることができるものであれば、2以
上のリ−ル軸を有する巻き出し装置を用いることができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動切
り替え巻出し方法及び装置を用いることで、高価で、複
雑な駆動及び制御装置を用いることなく、従来の設備に
貯線治具と解除装置を設け、巻出し装置に傾斜をつけて
設置することのみで、リ−ルの切り替えを自動的に行う
ことができることとなったものである。
【0035】従って、人手によって行っていたリ−ル切
り替え作業を省略することでき、又、この発明において
は、切り替えのためのワイヤの溶接、貯線治具への貯線
及び解除装置への設定は、リ−ルが切り替わるとき以前
の任意の時に作業でき、効率的に切り替え設定作業がで
きることとなった。そのため、従来、人の観察によって
行っていたリ−ルの切り替え時期の判断等の処理を省略
でき、省力化と生産効率が大幅に向上し工業上極めて有
用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第2発明の巻出し装置の一例を示す斜視
図である。
【図2】図2は図1における支持台の拡大図である。
【図3】図3は図1における貯線治具4の拡大図であ
る。
【図4】図4は支持台固定のための止め具の解除装置で
ある。
【図5】図5は本発明のワイヤ巻き出し装置におけるの
最初のリ−ルのワイヤの巻き出しが終了する直前の斜視
図である。
【図6】図6は本発明のワイヤ巻き出し装置におけるの
最初のリ−ルのワイヤの巻き出しが終了した際の斜視図
である。
【図7】図7は本発明のワイヤ巻き出し装置におけるリ
−ルの交換時の斜視図である。
【図8】図8は本発明のワイヤ巻き出し装置におけるの
リ−ルの交換直後の斜視図である。
【図9】図9は従来のワイヤ巻き出し装置を示す斜視図
である。
【図10】図10は従来のワイヤ巻き出し装置の別例を
示す斜視図である。
【図11】図11は従来のワイヤ巻き出し装置における
更に別例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A、B‥‥リ−ル、 1、2‥‥リ−ル軸、 3‥‥支持台、 31 ‥‥支柱部、 32 ‥‥架台部、 33 、33 ´‥‥支柱部に設けられた凹部、 34 ‥‥架台部に設けられた凸部、 35 ‥‥固定バネ、 36 ‥‥解除押し部、 4‥‥貯線治具、 41 ‥‥横梁、 42 ‥‥リング、 43 ‥‥ピン、 5‥‥回転止め具、 6‥‥解除装置、 61 ‥‥支持具、 62 ‥‥梁、 63 ‥‥ワイヤ把持部、 64 ‥‥落下治具、 65 ‥‥梁の端部、 66 ‥‥梁の他の端部、 66 ´‥‥受部、 11‥‥繰り出しア−ムの先端、 20‥‥ワイヤ、 31、311 、312 ‥‥リ−ル軸、 32、321 、322 ‥‥ワイヤ、 33、331 332 ‥‥リ−ル、 34‥‥繰り出し回転ア−ム、 35‥‥ワイヤを案内するガイド、 35‥‥回転固定具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 幸一 栃木県黒磯市下中野800 ブリヂストンベ カルトスチ−ルコ−ド株式会社栃木工場内 (72)発明者 山下 栄行 栃木県黒磯市下中野800 ブリヂストンベ カルトスチ−ルコ−ド株式会社栃木工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り出し回転ア−ム方式のワイヤ巻出し
    方法において、支持台より伸びる回転軸に対し、両側に
    張り出すリ−ル軸を備え、各リ−ル軸に夫々ワイヤが巻
    かれたリ−ルA、Bを装着し、初めにワイヤが巻き出さ
    れるリ−ルAにおけるワイヤの巻初め部と、リ−ルBの
    巻終わり部のワイヤとを一定長さの貯線をして接合し、
    初めのリ−ルAにおけるワイヤの巻き出し終了を検知す
    るセンサ−を備え、このセンサ−の作動により前記回転
    軸の係止めを解除し、回転軸を回転させて前記リ−ルA
    の位置にリ−ルBを移動してこの回転軸を再度係止め
    し、回転ア−ムによりリ−ルBから連続してワイヤを巻
    き出すことを特徴とするワイヤの巻出し自動切り替え方
    法。
  2. 【請求項2】 前記回転軸は、鉛直方向に対しリ−ルA
    側にやや傾いて設置し、リ−ルAとリ−ルBとの重量差
    で、前記回転軸を自然回転させた請求項第1項記載のワ
    イヤ巻出し自動切り替え方法。
  3. 【請求項3】 ワイヤの一定長さの貯線は、リ−ルA及
    びリ−ルBの切り替えに要する時間分の長さである請求
    項第1項記載のワイヤ巻出し自動切り替え方法。
  4. 【請求項4】 2以上のリ−ル軸を備えた繰り出し回転
    ア−ム方式の巻出し装置であって、リ−ル軸を支持する
    支持台の回転を固定する止め具と、2つのリ−ルに巻か
    れたワイヤ端部を貯線する貯線治具と、前記止め具の固
    定を解除する解除治具を有し、繰り出し回転ア−ムの側
    のリ−ル軸がその反対側のリ−ル軸に対して下がるよう
    にリ−ル軸支持台の架台を水平面に対して傾斜して設置
    したことを特徴とするワイヤの巻出し自動切り替え装
    置。
  5. 【請求項5】 前記解除装置が、一つの支点で天秤状に
    支持された梁と、ワイヤを把持案内する治具と、支持台
    を固定する止め具の上方に配置される落下治具とからな
    り、梁の一端には落下治具を懸架する部分を有し、他の
    一端にはワイヤを配置する部分を有することを特徴とす
    る請求項5記載のワイヤの巻出し自動切り替え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105935707A (zh) * 2016-06-22 2016-09-14 安庆潜江电缆有限公司 一种单排铜线拉丝机的新型放线设备
CN106111736A (zh) * 2016-06-17 2016-11-16 宁波拓诚机械有限公司 一种全自动的双头料架
CN106694622A (zh) * 2015-08-11 2017-05-24 天津德祥鹏金属制品有限公司 一种铜线放线架
CN112264477A (zh) * 2020-09-25 2021-01-26 江阴特锋机械有限公司 双工位自动放线装置

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