JPH0618498B2 - 魚貝類の生息場 - Google Patents

魚貝類の生息場

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JPH0618498B2
JPH0618498B2 JP63218368A JP21836888A JPH0618498B2 JP H0618498 B2 JPH0618498 B2 JP H0618498B2 JP 63218368 A JP63218368 A JP 63218368A JP 21836888 A JP21836888 A JP 21836888A JP H0618498 B2 JPH0618498 B2 JP H0618498B2
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fish
shellfish
submerged
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submerged dike
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有輔 須田
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Toa Corp
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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、魚類や、エビ、カニ、貝等の底生無脊椎動物
の幼稚仔を人工的に育成する魚貝類の生息場に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、上記のごとき魚貝類等の幼稚仔を水槽やイケスで
養殖し、生存するのに適する大きさまで人工的に育成の
後、河川や海に放流しているが、養殖中にエサの供給
等、常に人為的な管理を必要とし、育成中の選別、分散
作業等の際に魚貝類に傷を与えるという問題点があっ
た。また、従来の方法は、水産有用種を対象としてお
り、自然の生態系の構成種となるその他の生物種に対し
ては行わないので、水産有用種だけが増加して自然界の
生態系のバランスがくずれ、ある種の生物の死滅、駆逐
または生物による環境の破壊が生じる等の問題点があっ
た。
なお、上面にくぼみを形成した溜めを砂浜や砂泥海浜に
設け、そのくぼみの上面が満潮時海面より低く、干潮時
海面より高いレベルとなるようにしたことを特徴とする
海洋生物増殖槽に関する特開昭60−126023の発
明がなされているが、この場合、砂浜や砂泥海浜に形成
される潮溜りを人工的に作り、これにより水産生物の増
殖を行うことを目的としたものであり、特に砂浜や砂泥
海浜にのみしかこの発明は適用できない。
また、海岸近くの海域に沈設配置された人工魚礁の周囲
の海水温度を上昇するため、その間、または下部に温排
水を導く管路を敷設し、その温排水を水平放射状に噴出
させるディフューザを取付けた魚貝類等の増養殖場構造
に関する特開昭53−130194の発明がなされてい
るが、この場合、温暖な環境により魚等を定着化して増
殖することを目的としたもので、前記のごとく幼稚仔が
外敵に食われたり、自然環境に耐えられずに死亡するこ
とを防止することを目的としたものではない。
〔発明の目的〕
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされた
ものであり、魚類や、エビ、カニ、貝類の底生無脊椎動
物の幼稚仔が、自然の環境の下で自然界の生態系をくず
すことなく育成することができる魚貝類の生息場を提供
することを目的としたものである。
〔発明の概要〕
満潮水位と干潮水位との間に位置する天端部でかこまれ
た凹部内に砂、砂泥等を入れた潜堤によって囲うか、又
は海岸線と潜堤で囲うことによって海中に静水域を形成
した魚貝類の生息場からなり、さらにまたその潜堤の底
部から温水を潜堤内に導入したり、さらにまた潜堤によ
って海中に形成した静水域の底部から温水を導入するよ
うにした魚貝類の生息場からなる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を説明するが、第1
図、第2図及び第3図は本発明の魚貝類の生息場のそれ
ぞれ異なる実施例における要部側断面図であり、それぞ
れ同じ部品は同じ部品番号で示している。
まず、第1図の実施例1では、上部に凹みを設けた潜堤
1で第4図で示すごとく海岸線Sをかこんで海中に静水
域Aを形成したり、または、第5図のごとく海岸線Sか
ら離れた海中に、潜堤1で四方をかこった静水域Aを形
成し、その潜堤1の凹部内と静水域Aとで魚貝類の生息
場を構成している。
そこで、上記の潜堤1の天端部1Aは、満潮水位HWL
より低く、干潮水位LWLより高くなるように位置して
おり、このようにHWLとLWLとの間に位置する天端
部1Aでかこまれた凹部内に砂や砂泥2を入れ、更にネ
ット、ロープ等3の複雑形状物を設置している。ネッ
ト、ロープ等の代りに、アマモ等の耐塩性植物を植えて
も良い。
このように潜堤1の上部の凹部内の砂や砂泥2にネッ
ト、ロープ等3を設置したり、アマモ等の耐塩性植物を
植えるのは、魚類やエビ、カニ、貝等の幼稚仔が物かげ
に住みつくという習性があるからであり、しかも潜堤1
の上部は外海に比べて静穏であるので、幼稚仔はここに
住みつき、幼稚仔の種類によっては、ある程度成長した
ら潜堤1でかこまれて形成された静水域Aへ移動する。
この静水域Aでは、外海からの外敵が存在せず、水温の
急激な変化もないので、幼稚仔は外海で生息できるよう
になるまで充分成長できることになる。
次に、第2図の実施例2は実施例1と同様に配設された
コンクリート製の上面が凹んだ潜堤1内の砂2内に、マ
ングローブ、ハマジンチョウ等の耐塩性の熱帯・亜熱帯
性植物4を植え、更に、その潜堤1の底部に設けた温水
配管5を介して、発電所その他工場等の温排水のごとき
温水hwを潜堤1の凹部の底部から導入するようにした
ものである。
この実施例2も、潜堤1の天端1Aが満潮水位HWLと
干潮水位LWLとの間に位置しているので、潜堤1の外
部から潜堤1の内部へ、幼稚仔が入れるようになってお
り、熱帯・亜熱帯性植物4と共に、ネット、ロープ等3
の複雑形状物を設置してもよい。
上記の潜堤1の上部は静穏水域であり、また生物はなん
らかの物体に依存して生息する習性があるので、熱帯・
亜熱帯性植物4の根幹部等が植えられた潜堤1の上部に
入ってきた幼稚仔は、この部分に住みつきやすくなる。
更に、温水hwにより水温が上昇するので、この部分に
住みつく生物の種類が増すと共に、その水温の上昇はマ
ングローブやハマジンチョウ等の熱帯・亜熱帯性植物4
の植裁を可能にすることになり、その周辺の景観を良好
にすることができる。
そこで、この潜堤1の上部である程度育った幼稚仔のあ
る種類は、潜堤1の上部から外海へ出て行くことにな
る。
なお、幼稚仔が潮流等によって潜堤1の上部に自然に入
ってくるのを持ってもよいが、養殖した幼稚仔を潜堤1
の上部に搬入してもよい。
次に、第3図の実施例3は、第2図の実施例2からなる
潜堤1によって第4図と同様に海岸線Sをかこみ、潜堤
1でかこまれた静水域Aの底部からも温排水などの温水
hwを導入する温水配管5を設置したものである。
この場合でも、潜堤1の上部である程度育った幼稚仔の
ある種類は、潜堤1でかこまれた静水域A内に移動し、
外海で生息できるようになるまでここに留まり生長す
る。
本実施例の場合は、静水域A内の水温も上昇するので、
実施例1に示す場合より、幼稚仔が減耗する割合が少な
くなる。
なお、この実施例3は第5図のごとく海岸線Sから離れ
た海中に、潜堤1で四方をかこった静水域Aとした配置
にも同様に適用できる。
〔発明の効果〕
(1).潜堤の天端部でかこまれた凹部内で成長した魚やエ
ビ、カニ、貝等の幼稚仔は、次に潜堤で囲まれた静水域
は又は海岸線と潜堤で囲まれた静水域内に移動し、その
静水域内には外敵が存在せず、水温の急激な変化もな
く、広々とした比較的静かな水域であるので幼稚仔は安
全に活動的に生息でき、充分成長することができる。
つまり、幼稚仔は先づ潜堤の天端部にある凹部で成長
し、ある程度成長するとその潜堤自身で又は海岸線とで
囲んで作った静水域に移って更に成長させることができ
るので、一つの潜堤で幼稚仔の成育、成長を段階的に又
は連続的に行うことができる。
(2).潜堤の天端でかこまれた凹部内や、潜堤で囲んで作
った静水域内に温水を導入するようにしたので、水温の
変化にも対応でき、生息に適応する環境を作ることがで
きるので、幼稚仔の育成効率を向上することができる。
(3).以上に説明したごとく、本発明の魚貝類の生息場に
よれば、魚類や、エビ、カニ、貝等の底生無脊椎動物の
幼稚仔を、外海生息に適するようになるまで、外敵や水
温の変化などから守ることができるので、自然の環境の
下で幼稚仔が育成する割合が高くなり、自然界の生態系
を保ったまま魚類や底生無脊椎動物を湾内や沿岸部に多
く生息させることが可能となるという効果がある。
また、いけすを使った養殖ではなく、天然ものであるの
で、漁業にも良い影響を与えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は本発明の各実施例の魚貝類
の生息場の要部側断面図で、第1図は実施例1、第2図
は実施例2、そして第3図は実施例3であり、第4図及
び第5図は上記本発明における潜堤の配置状態を示す平
面図である。 1……潜堤、1A……天端、2……砂、4……熱帯・亜
熱帯性植物、5……温水配管、hw……温水、A……静
水域、HWL……満潮水位、LWL……干潮水位。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】満潮水位と干潮水位との間に位置する天端
    部でかこまれた凹部内に砂、砂泥等を入れた潜堤によっ
    て囲うか、又は海岸線と潜堤で囲うことによって海中に
    静水域を形成した魚貝類の生息場。
  2. 【請求項2】満潮水位と干潮水位との間に位置する天端
    部でかこまれた凹部内に砂、砂泥等を入れた潜堤の底部
    から温水を導入した請求項1記載の魚貝類の生息場。
  3. 【請求項3】潜堤によって海中に形成した静水域の底部
    から温水を導入した請求項1又は2記載の魚貝類の生息
    場。
JP63218368A 1988-09-02 1988-09-02 魚貝類の生息場 Expired - Lifetime JPH0618498B2 (ja)

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JP63218368A JPH0618498B2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02 魚貝類の生息場

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JP63218368A JPH0618498B2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02 魚貝類の生息場

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JPH0269125A JPH0269125A (ja) 1990-03-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53130194A (en) * 1977-04-15 1978-11-13 Tokyo Kyuei Kk Structure of ground for culture and propagation of fish and shellfishes etc
JPS60126023A (ja) * 1983-12-07 1985-07-05 五洋建設株式会社 海洋生物増殖槽

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