JPH06185444A - 火花点火式エンジンの点火装置 - Google Patents
火花点火式エンジンの点火装置Info
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- JPH06185444A JPH06185444A JP35591492A JP35591492A JPH06185444A JP H06185444 A JPH06185444 A JP H06185444A JP 35591492 A JP35591492 A JP 35591492A JP 35591492 A JP35591492 A JP 35591492A JP H06185444 A JPH06185444 A JP H06185444A
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- Japan
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- ignition
- plug
- engine
- control device
- negative pressure
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Abstract
(57)【要約】
【構成】火花点火式エンジンの点火装置において、次の
ようにした。吸気負圧とエンジン回転速度との検出に基
づいて、点火制御装置4がエンジン運転状態を検出でき
るようにした。そして、エンジン運転状態が部分負荷領
域にあることを点火制御装置4が検出したことに基づい
て、点火制御装置4が、部分負荷領域での補助点火プラ
グ3による補助点火を停止させるようにした。 【効果】部分負荷領域では、補助点火プラグ3による不
要な補助点火が停止され、主点火プラグ2のみによる単
独点火となる。単独点火の場合、2プラグ点火の場合よ
りもNOXの排出濃度が低くなる。このように、運転時
間の長い部分負荷領域でNOXの排出濃度が低くなるた
め、NOXの総排出量は大幅に低減される。また、部分
負荷領域での不要な補助点火が行われないため、補助点
火プラグ3の寿命をいたずらに縮めることがない。
ようにした。吸気負圧とエンジン回転速度との検出に基
づいて、点火制御装置4がエンジン運転状態を検出でき
るようにした。そして、エンジン運転状態が部分負荷領
域にあることを点火制御装置4が検出したことに基づい
て、点火制御装置4が、部分負荷領域での補助点火プラ
グ3による補助点火を停止させるようにした。 【効果】部分負荷領域では、補助点火プラグ3による不
要な補助点火が停止され、主点火プラグ2のみによる単
独点火となる。単独点火の場合、2プラグ点火の場合よ
りもNOXの排出濃度が低くなる。このように、運転時
間の長い部分負荷領域でNOXの排出濃度が低くなるた
め、NOXの総排出量は大幅に低減される。また、部分
負荷領域での不要な補助点火が行われないため、補助点
火プラグ3の寿命をいたずらに縮めることがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火花点火式エンジンの
点火装置に関し、詳しくは、エンジン運転状態に応じて
点火状態を調節できるものに関する。
点火装置に関し、詳しくは、エンジン運転状態に応じて
点火状態を調節できるものに関する。
【0002】
【従来技術】火花点火式エンジンの点火装置の従来技術
として、本発明と同様の基本構造を備えたものがある。
すなわち、燃焼室に主点火プラグと補助点火プラグとを
設け、この両点火プラグを点火制御装置に連携させ、燃
焼室で両点火プラグによる2プラグ点火を行わせるよう
に構成したものがある。
として、本発明と同様の基本構造を備えたものがある。
すなわち、燃焼室に主点火プラグと補助点火プラグとを
設け、この両点火プラグを点火制御装置に連携させ、燃
焼室で両点火プラグによる2プラグ点火を行わせるよう
に構成したものがある。
【0003】2プラグ点火を行うと、単独点火の場合に
比べ、着火安定性が高まるいう利点がある。また、単独
点火の場合に比べて燃焼速度が高まるため、出力性能が
高まるという利点もある。このため、この種の点火装置
は、着火安定性や出力性能に問題を残す希薄燃焼方式や
排気ガス再循環方式の燃焼装置において、これらの問題
を解決するための有効な手段となる。
比べ、着火安定性が高まるいう利点がある。また、単独
点火の場合に比べて燃焼速度が高まるため、出力性能が
高まるという利点もある。このため、この種の点火装置
は、着火安定性や出力性能に問題を残す希薄燃焼方式や
排気ガス再循環方式の燃焼装置において、これらの問題
を解決するための有効な手段となる。
【0004】2プラグ点火は、通常、所定の点火時期差
をもって行われるが、この点火時期差は、出力性能の向
上とNOXの排出濃度の低減という、相反する性能の妥
協点を考慮して定められている。ちなみに、点火時期差
を小さくする程、燃焼速度が高まって出力性能は高くな
るが、その反面、最高燃焼温度が高まってN0Xの排出
濃度は高くなる傾向がある。
をもって行われるが、この点火時期差は、出力性能の向
上とNOXの排出濃度の低減という、相反する性能の妥
協点を考慮して定められている。ちなみに、点火時期差
を小さくする程、燃焼速度が高まって出力性能は高くな
るが、その反面、最高燃焼温度が高まってN0Xの排出
濃度は高くなる傾向がある。
【0005】ところで、従来の点火装置では、図3に示
すように、すべての運転状態で、常に、一定の点火時期
差をもって2プラグ点火が行われている。しかも、この
点火時期差は、通常、全負荷領域での必要出力を確保で
きる大きさ(エンジン回転速度が1800rpmの場
合、クランク角で30゜程度)を基準にして定められて
いる。
すように、すべての運転状態で、常に、一定の点火時期
差をもって2プラグ点火が行われている。しかも、この
点火時期差は、通常、全負荷領域での必要出力を確保で
きる大きさ(エンジン回転速度が1800rpmの場
合、クランク角で30゜程度)を基準にして定められて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、次
の問題がある。 2プラグ点火を行うと、単独点火の場合よりもNOX
の排出濃度が高まる傾向はあるが、単独点火の場合より
も出力性能が高まる利点がある。このため、高出力を要
する始動領域、全負荷領域、過負荷領域における2プラ
グ点火は、NOXの排出濃度を高まりを容認する代償と
して、必要な高出力を確保できる利益が得られる。しか
し、高出力を要しない部分負荷領域における2プラグ点
火は、単にNOXの排出濃度が高まる不利益しかない。
このような観点によれば、上記従来技術では、部分負荷
領域において不要な2プラグ点火が行われ、これにより
運転時間の長い部分負荷領域でのNOXの排出濃度が高
まり、NOXの総排出量を大幅に高めていることにな
る。また、不要な2プラグ点火により補助点火プラグの
寿命をいたずらに縮めていることになる。
の問題がある。 2プラグ点火を行うと、単独点火の場合よりもNOX
の排出濃度が高まる傾向はあるが、単独点火の場合より
も出力性能が高まる利点がある。このため、高出力を要
する始動領域、全負荷領域、過負荷領域における2プラ
グ点火は、NOXの排出濃度を高まりを容認する代償と
して、必要な高出力を確保できる利益が得られる。しか
し、高出力を要しない部分負荷領域における2プラグ点
火は、単にNOXの排出濃度が高まる不利益しかない。
このような観点によれば、上記従来技術では、部分負荷
領域において不要な2プラグ点火が行われ、これにより
運転時間の長い部分負荷領域でのNOXの排出濃度が高
まり、NOXの総排出量を大幅に高めていることにな
る。また、不要な2プラグ点火により補助点火プラグの
寿命をいたずらに縮めていることになる。
【0007】2プラグ点火の点火時期差を小さくする
と、出力性能が高まる傾向があるたる。このため、全負
荷領域よりも高出力を要する過負荷領域や始動領域にお
いては、全負荷領域の場合よりも点火時期差を小さく調
節し、出力性能を高めるのが望ましい。しかし、上記従
来技術では、点火時期差は全負荷領域での出力性能を基
準とした大きさに設定され、この点火時期差がすべての
運転状態において維持されるため、過負荷領域や始動領
域において十分な出力が得られず、過負荷領域でエンス
トを生じやすいとともに、始動性能が低かった。
と、出力性能が高まる傾向があるたる。このため、全負
荷領域よりも高出力を要する過負荷領域や始動領域にお
いては、全負荷領域の場合よりも点火時期差を小さく調
節し、出力性能を高めるのが望ましい。しかし、上記従
来技術では、点火時期差は全負荷領域での出力性能を基
準とした大きさに設定され、この点火時期差がすべての
運転状態において維持されるため、過負荷領域や始動領
域において十分な出力が得られず、過負荷領域でエンス
トを生じやすいとともに、始動性能が低かった。
【0008】本発明の課題は、火花点火式エンジンの点
火装置において、エンジン運転状態に応じて点火状態を
調節できるものを提供することにある。
火装置において、エンジン運転状態に応じて点火状態を
調節できるものを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明〜第3発明は、
いずれも図1(A)に例示するように、燃焼室1に主点
火プラグ2と補助点火プラグ3とを設け、この両点火プ
ラグ2・3を点火制御装置4に連携させ、燃焼室1で両
点火プラグ2・3による2プラグ点火を行わせるように
構成した、火花点火式エンジンの点火装置において、次
のようにしたことを特徴とする。
いずれも図1(A)に例示するように、燃焼室1に主点
火プラグ2と補助点火プラグ3とを設け、この両点火プ
ラグ2・3を点火制御装置4に連携させ、燃焼室1で両
点火プラグ2・3による2プラグ点火を行わせるように
構成した、火花点火式エンジンの点火装置において、次
のようにしたことを特徴とする。
【0010】すなわち、第1発明〜第3発明はいずれ
も、図1(A)に例示するように、吸気負圧を検出する
負圧センサ5とエンジン回転速度を検出する速度センサ
6とを設け、この負圧センサ5と速度センサ6とを点火
制御装置4に連携させ、吸気負圧とエンジン回転速度と
の検出に基づいて、点火制御装置4がエンジン運転状態
を検出できるようにした。
も、図1(A)に例示するように、吸気負圧を検出する
負圧センサ5とエンジン回転速度を検出する速度センサ
6とを設け、この負圧センサ5と速度センサ6とを点火
制御装置4に連携させ、吸気負圧とエンジン回転速度と
の検出に基づいて、点火制御装置4がエンジン運転状態
を検出できるようにした。
【0011】そして、第1発明は、図1(B)に例示す
るように、エンジン運転状態が部分負荷領域にあること
を点火制御装置4が検出したことに基づいて、点火制御
装置4が、部分負荷領域での補助点火プラグ3による補
助点火を停止させるようにした。
るように、エンジン運転状態が部分負荷領域にあること
を点火制御装置4が検出したことに基づいて、点火制御
装置4が、部分負荷領域での補助点火プラグ3による補
助点火を停止させるようにした。
【0012】第2発明は、図2(B)に例示するよう
に、エンジン運転状態が過負荷領域にあることを点火制
御装置4が検出したことに基づいて、点火制御装置4
が、過負荷領域での2プラグ点火の点火時期差を、同一
エンジン回転速度における全負荷領域での点火時期差よ
りも小さくするようにした。
に、エンジン運転状態が過負荷領域にあることを点火制
御装置4が検出したことに基づいて、点火制御装置4
が、過負荷領域での2プラグ点火の点火時期差を、同一
エンジン回転速度における全負荷領域での点火時期差よ
りも小さくするようにした。
【0013】第3発明は、図1(B)に例示するよう
に、エンジン運転状態が始動領域にあることを点火制御
装置4が検出したことに基づいて、点火制御装置4が、
始動領域での2プラグ点火の点火時期差を、同一エンジ
ン回転速度における全負荷領域での点火時期差よりも小
さくするようにした。
に、エンジン運転状態が始動領域にあることを点火制御
装置4が検出したことに基づいて、点火制御装置4が、
始動領域での2プラグ点火の点火時期差を、同一エンジ
ン回転速度における全負荷領域での点火時期差よりも小
さくするようにした。
【0014】
(第1発明)図1(B)に例示するように、部分負荷領
域では、補助点火プラグ3による不要な補助点火が停止
され、主点火プラグ2のみによる単独点火となる。単独
点火の場合、2プラグ点火の場合よりもNOXの排出濃
度が低くなる。このように、運転時間の長い部分負荷領
域でNOXの排出濃度が低くなるため、NOXの総排出量
は大幅に低減される。また、部分負荷領域での不要な補
助点火が行われないため、補助点火プラグ3の寿命をい
たずらに縮めることがない。
域では、補助点火プラグ3による不要な補助点火が停止
され、主点火プラグ2のみによる単独点火となる。単独
点火の場合、2プラグ点火の場合よりもNOXの排出濃
度が低くなる。このように、運転時間の長い部分負荷領
域でNOXの排出濃度が低くなるため、NOXの総排出量
は大幅に低減される。また、部分負荷領域での不要な補
助点火が行われないため、補助点火プラグ3の寿命をい
たずらに縮めることがない。
【0015】(第2発明)図1(B)に例示するよう
に、過負荷領域では、点火時期差を全負荷領域の場合よ
りも小さくするため、過負荷領域での出力性能が全負荷
領域の場合よりも高まる。このため、過負荷領域で高出
力を確保でき、エンストが起こりにくくなる。尚、点火
時期差を全負荷領域の場合よりも小さくするため、NO
Xの排出濃度は全負荷領域の場合よりも高くなるが、過
負荷領域での運転時間は短いのが通常であるため、NO
Xの総排出量の増加は僅かとなり、排気ガス対策上、実
害はない。
に、過負荷領域では、点火時期差を全負荷領域の場合よ
りも小さくするため、過負荷領域での出力性能が全負荷
領域の場合よりも高まる。このため、過負荷領域で高出
力を確保でき、エンストが起こりにくくなる。尚、点火
時期差を全負荷領域の場合よりも小さくするため、NO
Xの排出濃度は全負荷領域の場合よりも高くなるが、過
負荷領域での運転時間は短いのが通常であるため、NO
Xの総排出量の増加は僅かとなり、排気ガス対策上、実
害はない。
【0016】(第3発明)図1(B)に例示するよう
に、始動領域では、点火時期差を全負荷領域の場合より
も小さくするため、始動領域での出力性能が全負荷領域
の場合よりも高まる。このため、始動領域で高出力を確
保でき、始動性能が高まる。尚、点火時期差を全負荷領
域の場合よりも小さくするため、NOXの排出濃度が全
負荷領域の場合よりも高くなる。しかし、始動領域での
運転時間は短いのが通常であるため、NOXの総排出量
の増加は僅かとなり、排気ガス対策上、実害はない。
に、始動領域では、点火時期差を全負荷領域の場合より
も小さくするため、始動領域での出力性能が全負荷領域
の場合よりも高まる。このため、始動領域で高出力を確
保でき、始動性能が高まる。尚、点火時期差を全負荷領
域の場合よりも小さくするため、NOXの排出濃度が全
負荷領域の場合よりも高くなる。しかし、始動領域での
運転時間は短いのが通常であるため、NOXの総排出量
の増加は僅かとなり、排気ガス対策上、実害はない。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係る火花点火式エンジンの点火
装置を説明する図で、図1(A)はエンジンの模式図、
図1(B)はエンジン回転速度が1800rpmである
場合のエンジン運転状態と点火状態との関係を示すグラ
フである。図2はエンジン回転速度が1800rpmで
ある場合の吸気負圧とエンジン運転状態との関係を示す
グラフである。
図1は本発明の実施例に係る火花点火式エンジンの点火
装置を説明する図で、図1(A)はエンジンの模式図、
図1(B)はエンジン回転速度が1800rpmである
場合のエンジン運転状態と点火状態との関係を示すグラ
フである。図2はエンジン回転速度が1800rpmで
ある場合の吸気負圧とエンジン運転状態との関係を示す
グラフである。
【0018】このエンジンは、火花点火式の3気筒ガス
エンジンで、その構成は次の通りである。図1(A)に
示すように、シリンダ8内にピストン9を内嵌し、ピス
トン9をコンロッド10を介してクランク軸11に連動
連結してある。シリンダ内8には燃焼室1を形成し、こ
の燃焼室1に吸気通路12と排気通路13とを連通させ
てある。吸気通路12内にはベンチュリ14を設け、そ
の下流側にスロットルバルブ15を配置してある。ベン
チュリ14にはガスボンベ16を接続してある。スロッ
トルバルブ15はガバナ装置(図外)を介して調速レバ
ー(図外)に連動連結してある。
エンジンで、その構成は次の通りである。図1(A)に
示すように、シリンダ8内にピストン9を内嵌し、ピス
トン9をコンロッド10を介してクランク軸11に連動
連結してある。シリンダ内8には燃焼室1を形成し、こ
の燃焼室1に吸気通路12と排気通路13とを連通させ
てある。吸気通路12内にはベンチュリ14を設け、そ
の下流側にスロットルバルブ15を配置してある。ベン
チュリ14にはガスボンベ16を接続してある。スロッ
トルバルブ15はガバナ装置(図外)を介して調速レバ
ー(図外)に連動連結してある。
【0019】このエンジンの点火装置の構成は次の通り
である。燃焼室1に主点火プラグ2と補助点火プラグ3
とを設け、この両点火プラグ2・3をイグニッションコ
イル17を介して点火制御装置4に連携させてある。こ
の点火制御装置4はマイクロコンピュータである。点火
制御装置4にはバッテリ18を接続してある。クランク
軸11には円板状の点火指示ロータ19を外嵌固定し、
その外周に点火指示検出センサ20を臨ませ、これを点
火制御装置4に連携させてある。点火指示ロータ19
は、その外周に、周長の短い単一の起点設定突起21
と、周長の長い3個の点火指示突起22とを備えてい
る。3個の点火指示突起22は、クランクピン角度に対
応して振り分けてある。このエンジンは3気筒であるた
め、120゜毎に配置してある。
である。燃焼室1に主点火プラグ2と補助点火プラグ3
とを設け、この両点火プラグ2・3をイグニッションコ
イル17を介して点火制御装置4に連携させてある。こ
の点火制御装置4はマイクロコンピュータである。点火
制御装置4にはバッテリ18を接続してある。クランク
軸11には円板状の点火指示ロータ19を外嵌固定し、
その外周に点火指示検出センサ20を臨ませ、これを点
火制御装置4に連携させてある。点火指示ロータ19
は、その外周に、周長の短い単一の起点設定突起21
と、周長の長い3個の点火指示突起22とを備えてい
る。3個の点火指示突起22は、クランクピン角度に対
応して振り分けてある。このエンジンは3気筒であるた
め、120゜毎に配置してある。
【0020】この点火装置では、起点設定突起21と各
点火指示突起22が点火指示検出センサ20付近を通過
した際、その周長に比例した長さの検出信号が、点火指
示検出センサ20から点火制御装置4に発信される。点
火制御装置4では、その検出信号が、起点設定突起21
に基づく起点設定信号であるか、点火指示突起22に基
づく点火指示信号であるかを、その長さの相違により識
別する。また、3種類の起点設定突起21に基づく3種
類の点火指示信号は、起点設定信号の受信を起点とする
受信順序により特定する。そして、この点火指示信号の
受信順序で対応する3個の気筒の点火を順に行う。この
点火は、主点火プラグ2による単独点火または、主点火
プラグ2と補助点火プラグ3による2プラグ点火のいず
れかにより行う。
点火指示突起22が点火指示検出センサ20付近を通過
した際、その周長に比例した長さの検出信号が、点火指
示検出センサ20から点火制御装置4に発信される。点
火制御装置4では、その検出信号が、起点設定突起21
に基づく起点設定信号であるか、点火指示突起22に基
づく点火指示信号であるかを、その長さの相違により識
別する。また、3種類の起点設定突起21に基づく3種
類の点火指示信号は、起点設定信号の受信を起点とする
受信順序により特定する。そして、この点火指示信号の
受信順序で対応する3個の気筒の点火を順に行う。この
点火は、主点火プラグ2による単独点火または、主点火
プラグ2と補助点火プラグ3による2プラグ点火のいず
れかにより行う。
【0021】エンジン運転状態に応じて点火状態を調節
するため、この点火装置は次のような構成を備えてい
る。吸気通路12のスロットルバルブ15下流側に吸気
負圧を検出する負圧センサ5を配置し、これを点火制御
装置4に連携させてある。また、点火指示検出センサ2
0をエンジン回転速度を検出する速度センサ6として兼
用してある。負圧検出センサ6からは吸気負圧に対応す
る吸気負圧信号が、速度センサからは回転速度に対応す
る速度信号がそれぞれ点火制御装置4に発信される。
するため、この点火装置は次のような構成を備えてい
る。吸気通路12のスロットルバルブ15下流側に吸気
負圧を検出する負圧センサ5を配置し、これを点火制御
装置4に連携させてある。また、点火指示検出センサ2
0をエンジン回転速度を検出する速度センサ6として兼
用してある。負圧検出センサ6からは吸気負圧に対応す
る吸気負圧信号が、速度センサからは回転速度に対応す
る速度信号がそれぞれ点火制御装置4に発信される。
【0022】点火制御装置4では、これらの信号の検出
に基づいて、エンジン運転状態を識別する。すなわち、
速度信号によりエンジン回転速度が800rpm未満で
あることを検出した場合には、エンジン運転状態が始動
領域にあることを識別する。また、速度信号によりエン
ジン回転速度が800rpm以上であることを検出した
した場合には、この速度信号と吸気負圧信号により、エ
ンジン運転状態が部分負荷領域、全負荷領域、過負荷領
域のいずれであるかを識別する。すなわち、このエンジ
ンでは、ガバナ機構の働きにより、一定回転速度下で
は、負荷が大きくなる程、スロットルバルブの開度が大
きくなり、スロットルバルブ15下流側の吸気負圧が小
さくなるため、エンジン回転速度と吸気負圧の検出によ
りエンジン運転状態を識別することができる。
に基づいて、エンジン運転状態を識別する。すなわち、
速度信号によりエンジン回転速度が800rpm未満で
あることを検出した場合には、エンジン運転状態が始動
領域にあることを識別する。また、速度信号によりエン
ジン回転速度が800rpm以上であることを検出した
した場合には、この速度信号と吸気負圧信号により、エ
ンジン運転状態が部分負荷領域、全負荷領域、過負荷領
域のいずれであるかを識別する。すなわち、このエンジ
ンでは、ガバナ機構の働きにより、一定回転速度下で
は、負荷が大きくなる程、スロットルバルブの開度が大
きくなり、スロットルバルブ15下流側の吸気負圧が小
さくなるため、エンジン回転速度と吸気負圧の検出によ
りエンジン運転状態を識別することができる。
【0023】エンジン回転速度が1800rpmの場合
を具体例として説明すると、図2に示すように、点火制
御装置4は吸気負圧によりエンジン運転状態を次のよう
に識別する。すなわち、吸気負圧が200mmHgを越
える場合には部分負荷領域、200mmHg付近である
場合には全負荷領域、200mmHgを下回る場合には
過負荷領域であると識別する。尚、吸気負圧の値は大気
圧を0としたゲージ圧で表示してある。
を具体例として説明すると、図2に示すように、点火制
御装置4は吸気負圧によりエンジン運転状態を次のよう
に識別する。すなわち、吸気負圧が200mmHgを越
える場合には部分負荷領域、200mmHg付近である
場合には全負荷領域、200mmHgを下回る場合には
過負荷領域であると識別する。尚、吸気負圧の値は大気
圧を0としたゲージ圧で表示してある。
【0024】点火制御装置4はエンジン運転状態の検出
に基づいて、点火状態を次のように調節する。図1
(B)に示すように、エンジン運転状態が全負荷領域に
ある場合、この全負荷領域で主点火プラグ2と補助点火
プラグ3による2プラグ点火を行う。また、エンジン運
転状態が部分負荷領域にある場合、この部分負荷領域で
は補助点火プラグ3による補助点火を停止させる。この
場合、点火状態は主点火プラグ1による単独点火とな
る。また、エンジン運転状態が過負荷領域にある場合、
この過負荷領域で2プラグ点火を行うが、その点火時期
差を、同一エンジン回転速度における全負荷領域での点
火時期差よりも小さくする。また、エンジン運転状態が
始動領域にある場合、この始動領域で2プラグ点火を行
うが、その点火時期差は全負荷領域での点火時期差より
も小さくする。
に基づいて、点火状態を次のように調節する。図1
(B)に示すように、エンジン運転状態が全負荷領域に
ある場合、この全負荷領域で主点火プラグ2と補助点火
プラグ3による2プラグ点火を行う。また、エンジン運
転状態が部分負荷領域にある場合、この部分負荷領域で
は補助点火プラグ3による補助点火を停止させる。この
場合、点火状態は主点火プラグ1による単独点火とな
る。また、エンジン運転状態が過負荷領域にある場合、
この過負荷領域で2プラグ点火を行うが、その点火時期
差を、同一エンジン回転速度における全負荷領域での点
火時期差よりも小さくする。また、エンジン運転状態が
始動領域にある場合、この始動領域で2プラグ点火を行
うが、その点火時期差は全負荷領域での点火時期差より
も小さくする。
【0025】エンジン回転速度が1800rpmである
場合を具体例として説明すると、図1(B)に示すよう
に、全負荷領域では、主点火プラグ2による主点火の点
火時期を上死点前15゜、補助点火プラグ2による補助
点火の点火時期を上死点後15゜、すなわち点火時期差
を30゜に設定して行う。また、部分負荷領域では、主
点火プラグ2による主点火の点火時期を上死点前15゜
とし、補助点火プラグ2による補助点火は行わない。ま
た、過負荷領域では、主点火プラグ2に主点火の点火時
期を上死点前15゜、補助点火プラグ2による補助点火
の点火時期は負荷の増大にしたがい、上死点前15゜か
ら次第に上死点0゜側に近づける。また、始動領域で
は、主点火プラグ2の点火時期による主点火の点火時期
と、補助点火プラグ3による補助点火の点火時期は、い
ずれも上死点前15゜、すなわち点火時期差を0とする
同時点火を行う。尚、点火時期の度数はクランク角によ
り表示してある。
場合を具体例として説明すると、図1(B)に示すよう
に、全負荷領域では、主点火プラグ2による主点火の点
火時期を上死点前15゜、補助点火プラグ2による補助
点火の点火時期を上死点後15゜、すなわち点火時期差
を30゜に設定して行う。また、部分負荷領域では、主
点火プラグ2による主点火の点火時期を上死点前15゜
とし、補助点火プラグ2による補助点火は行わない。ま
た、過負荷領域では、主点火プラグ2に主点火の点火時
期を上死点前15゜、補助点火プラグ2による補助点火
の点火時期は負荷の増大にしたがい、上死点前15゜か
ら次第に上死点0゜側に近づける。また、始動領域で
は、主点火プラグ2の点火時期による主点火の点火時期
と、補助点火プラグ3による補助点火の点火時期は、い
ずれも上死点前15゜、すなわち点火時期差を0とする
同時点火を行う。尚、点火時期の度数はクランク角によ
り表示してある。
【0026】尚、上述した吸気負圧、点火時期、点火時
期差の具体的数値は、あくまでもエンジン回転速度が1
800rpmである場合の例示に過ぎず、エンジン回転
速度の変動に応じて、これらの具体的数値は変動する。
特定のエンジン回転速度におけるこれらの適正な数値
は、実験等に基づいてあらかじめ選定しておき、点火制
御装置にマップデータとして記憶させ、エンジン回転速
度の検出に基づいて対応するデータを取り出し、このデ
ータに基づいて上記したエンジン運転状態の識別及び点
火状態の制御を行う。
期差の具体的数値は、あくまでもエンジン回転速度が1
800rpmである場合の例示に過ぎず、エンジン回転
速度の変動に応じて、これらの具体的数値は変動する。
特定のエンジン回転速度におけるこれらの適正な数値
は、実験等に基づいてあらかじめ選定しておき、点火制
御装置にマップデータとして記憶させ、エンジン回転速
度の検出に基づいて対応するデータを取り出し、このデ
ータに基づいて上記したエンジン運転状態の識別及び点
火状態の制御を行う。
【図1】本発明の実施例に係る火花点火式エンジンの点
火装置を説明する図で、図1(A)はエンジンの模式
図、図1(B)はエンジン回転速度が1800rpmで
ある場合のエンジン運転状態と点火状態との関係を示す
グラフである。
火装置を説明する図で、図1(A)はエンジンの模式
図、図1(B)はエンジン回転速度が1800rpmで
ある場合のエンジン運転状態と点火状態との関係を示す
グラフである。
【図2】エンジン回転速度が1800rpmである場合
の吸気負圧とエンジン運転状態との関係を示すグラフで
ある。
の吸気負圧とエンジン運転状態との関係を示すグラフで
ある。
【図3】従来技術の図1(B)相当図である。
1…燃焼室、2…主点火プラグ、3…補助点火プラグ、
4…点火制御装置、5…負圧センサ、6…速度センサ。
4…点火制御装置、5…負圧センサ、6…速度センサ。
Claims (3)
- 【請求項1】 燃焼室(1)に主点火プラグ(2)と補助点
火プラグ(3)とを設け、この両点火プラグ(2)・(3)を
点火制御装置(4)に連携させ、燃焼室(1)で両点火プラ
グ(2)・(3)による2プラグ点火を行わせるように構成
した、火花点火式エンジンの点火装置において、 吸気負圧を検出する負圧センサ(5)とエンジン回転速度
を検出する速度センサ(6)とを設け、この負圧センサ
(5)と速度センサ(6)とを点火制御装置(4)に連携さ
せ、吸気負圧とエンジン回転速度との検出に基づいて、
点火制御装置(4)がエンジン運転状態を検出できるよう
にし、 エンジン運転状態が部分負荷領域にあることを点火制御
装置(4)が検出したことに基づいて、点火制御装置(4)
が、部分負荷領域での補助点火プラグ(3)による補助点
火を停止させるようにした、ことを特徴とする火花点火
式エンジンの点火装置。 - 【請求項2】 燃焼室(1)に主点火プラグ(2)と補助点
火プラグ(3)とを設け、この両点火プラグ(2)・(3)を
点火制御装置(4)に連携させ、燃焼室(1)で両点火プラ
グ(2)・(3)による2プラグ点火を行わせるように構成
した、火花点火式エンジンの点火装置において、 吸気負圧を検出する負圧センサ(5)とエンジン回転速度
を検出する速度センサ(6)とを設け、この負圧センサ
(5)と速度センサ(6)とを点火制御装置(4)に連携さ
せ、吸気負圧とエンジン回転速度との検出に基づいて、
点火制御装置(4)がエンジン運転状態を検出できるよう
にし、 エンジン運転状態が過負荷領域にあることを点火制御装
置(4)が検出したことに基づいて、点火制御装置(4)
が、過負荷領域での2プラグ点火の点火時期差を、同一
エンジン回転速度における全負荷領域での点火時期差よ
りも小さくするようにした、ことを特徴とする火花点火
式エンジンの点火装置。 - 【請求項3】 燃焼室(1)に主点火プラグ(2)と補助点
火プラグ(3)とを設け、この両点火プラグ(2)・(3)を
点火制御装置(4)に連携させ、燃焼室(1)で両点火プラ
グ(2)・(3)による2プラグ点火を行わせるように構成
した、火花点火式エンジンの点火装置において、 吸気負圧を検出する負圧センサ(5)とエンジン回転速度
を検出する速度センサ(6)とを設け、この負圧センサ
(5)と速度センサ(6)とを点火制御装置(4)に連携さ
せ、吸気負圧とエンジン回転速度との検出に基づいて、
点火制御装置(4)がエンジン運転状態を検出できるよう
にし、 エンジン運転状態が始動領域にあることを点火制御装置
(4)が検出したことに基づいて、点火制御装置(4)が、
始動領域での2プラグ点火の点火時期差を、同一エンジ
ン回転速度における全負荷領域での点火時期差よりも小
さくするようにした、ことを特徴とする火花点火式エン
ジンの点火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35591492A JPH06185444A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 火花点火式エンジンの点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35591492A JPH06185444A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 火花点火式エンジンの点火装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06185444A true JPH06185444A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18446384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35591492A Pending JPH06185444A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 火花点火式エンジンの点火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06185444A (ja) |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP35591492A patent/JPH06185444A/ja active Pending
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