JPH06185651A - 流体弁およびその制御装置 - Google Patents

流体弁およびその制御装置

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JPH06185651A
JPH06185651A JP35590592A JP35590592A JPH06185651A JP H06185651 A JPH06185651 A JP H06185651A JP 35590592 A JP35590592 A JP 35590592A JP 35590592 A JP35590592 A JP 35590592A JP H06185651 A JPH06185651 A JP H06185651A
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JP
Japan
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valve
valve body
force
side member
pilot valve
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Application number
JP35590592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhide Kimura
安秀 木村
Tomoaki Kishida
智明 岸田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本流量調節弁1は、パイロット弁体150の
着座部159がパイロット弁座102に対して強い力で
着座せず、そのへたりを防止する。 【構成】 ステッピングモータ120を駆動すると、そ
の駆動軸122の回転力がクラッチ機構130の摩擦デ
ィスク136に伝達され、さらに筒状部材140を介し
てパイロット弁体150を軸方向へ移動する。パイロッ
ト弁体150がパイロット弁座102に着座して全閉に
なり、摩擦ディスク136と筒状部材140との間のト
ルクが所定以上になると、この間で滑り、着座部159
に所定以上の圧縮力が加わらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータで弁体を駆動す
る流体弁およびその制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量調節弁として、例え
ば、主流路を主弁で開閉すると共に、主弁が面する背圧
室の圧力をパイロット弁で調節することにより、主弁の
開度を調節するものが知られている。このパイロット弁
は、パイロット弁体をモータで駆動してパイロット弁座
に着座または離反して、背圧室に対して液体を導入また
は排出することにより、背圧室の圧力を調節する。
【0003】こうしたパイロット弁では、パイロット弁
体に設けたゴム製の着座部がパイロット弁座に着座する
が、該パイロット弁体が全閉状態になっても閉弁方向へ
の力が加えられる。こうした閉弁動作を繰り返すと、着
座部がへたったり、損傷したりするため、全閉になった
ときに、モータの駆動を停止する制御回路が設けられて
いる。すなわち、制御回路は、モータの負荷電流値を検
出し、その値が所定以上になったときに、全閉でモータ
が脱調状態になっていると判断し、そのモータの駆動を
停止するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、モータが脱調
するときのトルクは、相当大きくならなければならず、
例えば、0.7kgの軸出力で駆動するモータでは、そ
の10倍の7kg以上のトルクが加わらないと脱調しな
い。このため、閉弁時に着座部に加わる力が大きく、そ
の経年変化が速いという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、弁体の着座部の短期間でのへたりがな
く、長寿命化を実現した流体弁およびその制御装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1の発明は、モータの駆動力により弁
体を、流路に設けた弁座に対して進退させて上記流路の
開度を調節する流体弁において、上記モータと弁体との
間に設けられ、該モータの駆動力を受ける入力側部材
と、該入力側部材に接触し、該接触により力を受けて弁
体を進退させるととともに、所定以上の負荷が加わった
ときに入力側部材に対して滑って弁体への移動力を伝達
しない出力側部材とを有するクラッチ手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、モータの駆動軸
の回転駆動力により弁体を、流路に設けた弁座に対して
進退させて上記流路の開度を調節する流体弁において、
モータの駆動軸側に接続された入力側部材と、該入力側
部材に接触し、該接触による摩擦力で回転すると共に所
定以上の負荷が加わったときに入力側部材に対して滑っ
て回転力を伝達しない出力側部材とを有するクラッチ手
段と、上記出力側部材に連結されて、上記駆動軸の回転
力を弁体の軸方向への移動力に変更することにより、該
弁体を軸方向へ進退させるスライド手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3の発明は、請求項2にお
いて、モータに駆動信号を送る駆動制御手段を備え、上
記駆動制御手段は、弁体の現在の位置から変更位置まで
の移動量を算出する移動量算出部と、閉弁指令時に、該
移動量算出部の算出値に基づいて、弁体の閉弁位置まで
の必要な移動量を演算し、閉弁位置までの演算値に所定
移動量を加算して、上記モータを駆動する閉弁制御部と
を有するものである。
【0009】
【作用】本発明の請求項1の流体弁では、モータを駆動
すると、その駆動力がクラッチ手段を介して弁体に伝達
される。クラッチ手段では、入力側部材と出力側部材と
が接触し、その接触による力で弁体が進退する。このと
き、出力側部材に所定以上の負荷が加わったときに、出
力側部材は入力側部材に対して滑って弁体へ移動力を伝
達しない。したがって、弁体は、閉弁時に所定以上の負
荷が加わったときに、クラッチ手段で滑るから、弁座に
対して所定以上の力で閉弁しない。
【0010】また、本発明の請求項2の流体弁では、モ
ータを駆動すると、その駆動軸の回転力がクラッチ手段
の入力側部材に伝達され、さらに入力側部材と出力側部
材との間の摩擦力にて駆動力がスライド手段側に伝達さ
れる。スライド手段により、出力側部材の回転力が弁体
の軸方向への移動力へと変えられて、弁体が弁座側へ移
動する。そして、弁体が弁座に着座すると、弁座からの
反力は、スライド手段を介してクラッチ手段に制動力と
して加わり、その制動力を上回るトルクが加わったとき
に入力側部材が出力側部材に対して滑る。したがって、
閉弁時に、クラッチ手段の滑り作用により、弁体には所
定以上の力がその進出方向へ加えられず、つまり、弁体
は弁座に対して所定以上の力で押圧されない。
【0011】また、請求項3の発明における流体弁の開
度は、モータに駆動信号を送る駆動制御手段により制御
される。駆動制御手段には、移動量算出部および開閉制
御部が含まれている。移動量算出部は、弁体の現在の位
置から変更位置までの移動量を算出する。閉弁制御部
は、閉弁指令時に、現在の弁体の位置と閉弁位置までの
移動量に、所定の移動量を加算してモータを駆動する。
このように、開閉制御部は、閉弁指令時に、現在の位置
から閉弁位置までの移動量より、所定移動量だけ余分に
弁体を駆動するから、弁体は弁座に押圧された状態にて
確実に着座する。このとき、弁体が着座してからもモー
タが駆動されることになるが、その駆動力は、クラッチ
手段による滑りで吸収されるから、弁体が弁座に強く押
し付けられることがない。
【0012】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0013】図1に示すダイヤフラム式流量調節弁1
は、管路に接続された主弁機構10と、この主弁機構1
0を制御するパイロット弁機構100とを備えている。
【0014】上記主弁機構10は、主流路20を設けた
弁本体12を備えている。上記主流路20は、流入口2
2を含む一次側流路24と、流出口(図示省略)を含む
二次側流路26とを備えており、一次側流路24と二次
側流路26との間に主弁30が着座するための主弁座1
4が設けられている。
【0015】上記主弁30は、主弁用ダイヤフラム32
と、この主弁用ダイヤフラム32の中央部に支持された
主弁体34とを備えている。上記主弁用ダイヤフラム3
2は、その外周縁部にて、弁本体12の内周部に形成さ
れた段部15と、弁本体12に形成された上部開口16
を閉じる蓋体40の突出端部41との間で挟持されるこ
とにより弁本体12に装着されている。このように弁本
体12に装着された主弁30により一次側流路24が区
画されて、該一次側流路24の一部が背圧室27となっ
ている。
【0016】上記主弁体34は、鍔部37およびその中
央下部から突出した突出部38からなる基部35を備
え、この基部35の根元の凹所39に主弁用ダイヤフラ
ム32が保持されている。
【0017】また、主弁体34の突出部38の先端に
は、二次側ダイヤフラム50がその中央部にて押え部材
51を介してネジ53により固定されている。また、二
次側ダイヤフラム50の周縁部は、弁本体12の段部1
8と下部開口17に螺着された円板状の締付具60によ
り挟持されることにより弁本体12に装着されている。
この二次側ダイヤフラム50は、上記主弁用ダイヤフラ
ム32と同心状に対向配設されると共に、その受圧面が
主弁座14の流路開口のシート径とほぼ同径に形成され
ている。
【0018】上記流量調節弁1の一次側流路24、背圧
室27および二次側流路26は、小流路によりぞれぞれ
接続されている。すなわち、上記主弁体34の基部35
および主弁用ダイヤフラム32の外周部には、一次側流
路24と背圧室27とを連通する小流路70が形成され
ている。また、主弁体34の基部35の突出部38に
は、軸方向の中心に穿設され、さらに径方向に穿設され
たパイロット流路72が形成されており、このパイロッ
ト流路72により、背圧室27と二次側流路26とが接
続されている。
【0019】なお、上記パイロット流路72の背圧室2
7側であって、主弁体34の中央上面部には、パイロッ
ト弁座102が形成されている。
【0020】上記パイロット弁機構100は、上記パイ
ロット弁座102の流路開口の開度を制御することによ
り、背圧室27の圧力を制御するものである。すなわ
ち、パイロット弁機構100は、蓋体40の上部に装着
されたケース124内に収納されかつ電池駆動のステッ
ピングモータ120を備えている。このステッピングモ
ータ120の駆動軸122は、蓋体40の隔壁43に形
成された貫通孔45を貫通して、クラッチ室132内に
収納されたクラッチ機構130を介してパイロット弁体
150に接続されている。
【0021】上記クラッチ機構130は、図2に示すよ
うに、駆動軸122に取付ネジ134で取り付けられた
摩擦ディスク136と、この摩擦ディスク136の外周
部で接触し内周部に雌ネジ部142を設けた筒状部材1
40と、パイロット弁体150とを備えている。パイロ
ット弁体150は、上記雌ネジ部142に螺合する雄ネ
ジ部154を外周部に設けた上部ディスク部152と、
上部ディスク部152の中央部から突設された棒状の連
結部156と、連結部156の中央部に形成したガイド
突部158と、連結部156の先端に装着したゴム製の
着座部159とを備えている。上記ガイド突部158
は、蓋体40に形成されたガイド部160のガイド溝1
62により案内されるように支持されている。
【0022】こうしたクラッチ機構130の構成によ
り、ステッピングモータ120が回転すると、駆動軸1
22を介して摩擦ディスク136が回転する。摩擦ディ
スク136の回転すると、その先端部との摩擦接触によ
り筒状部材140が回転する。筒状部材140が回転す
ると、その雌ネジ部142に螺合している上部ディスク
部152と共にパイロット弁体150が一体的に軸方向
へ進退する。すなわち、パイロット弁体150は、ガイ
ド突部158でガイド部160のガイド溝162で回転
方向へ規制され、軸方向へ案内されて進退する。このよ
うに、パイロット弁体150がパイロット弁座102に
対する閉じ方向または開き方向へ移動することにより、
パイロット弁座102の流路開口の開度が変更される。
【0023】次に、こうした動作を行なうパイロット弁
機構100を備えた流量調節弁1の動作について説明す
る。流量調節弁1は、主弁用ダイヤフラム32に支持さ
れた主弁体34が主弁座14の流路開口に対する開度を
変更することにより、つまり、主弁30の開度を変更す
ることにより主流路20の流量を調節する。上記主弁3
0の開度は、主弁用ダイヤフラム32および主弁体34
の両面に加わる力、すなわち、背圧室27の圧力による
閉じ方向の力(下向き力)と主流路20を流れる液体か
ら受ける開き方向の力(上向き力)とのつり合いで定ま
る。ここで、一次側流路24から主弁30に加えられる
開き方向の力は、一次側流路24の供給圧に依拠しほぼ
一定の値であるから、主弁30の開度は、背圧室27の
圧力による閉じ方向の力に応じて変更される。背圧室2
7の圧力は、パイロット弁機構100のステッピングモ
ータ120の駆動によって、クラッチ機構130を介し
てパイロット弁体150がパイロット弁座102に対し
て進退してパイロット弁座102の流路開口に対する開
度を変更することにより制御される。
【0024】まず、図1に示すように、パイロット弁体
150がパイロット弁座102の流路開口を閉じている
状態から、パイロット弁体150を後退させてパイロッ
ト弁座102の流路開口を開いて、主流路20の流量を
増大する場合について説明する。
【0025】いま、ステッピングモータ120に制御装
置(図3参照)から信号が送られて駆動軸122および
摩擦ディスク136が回転すると、筒状部材140が回
転し、パイロット弁体150がパイロット弁座102に
対して後退して、パイロット弁座102の流路開口の開
度を大きくする。パイロット弁座102の流路開口の開
度が大きくなると、背圧室27の流体がパイロット流路
72を介して二次側流路26に流れ、背圧室27の圧力
が低下する。これにより、主弁30が主流路20の流路
開口の開度を大きくする図示上方へ移動し、主流路20
の流量が大きくなる。
【0026】そして、主弁30の図示上方向への移動に
よって、主弁体34に一体に設けたパイロット弁座10
2もパイロット弁体150側へ移動するので、パイロッ
ト弁座102の流路開口の開度が小さくなる。これによ
り、背圧室27からパイロット流路72を通じて二次側
流路26側への流量が減少して、背圧室27の圧力が高
くなる。そして、主弁30は、背圧室27の圧力による
閉じ方向の力と一次側流路24の圧力による開き方向の
力とがつり合う位置にて、停止してその開度を維持す
る。よって、この主弁30の開度によって主流路20の
流量が定まる。
【0027】一方、パイロット弁体150を、パイロッ
ト弁座102の流路開口に対して閉じ側に移動して、主
流路20の流量を減少させる場合について説明する。ス
テッピングモータ120の駆動軸122を上述と反対方
向へ駆動すると、クラッチ機構130の動作により、パ
イロット弁体150がパイロット弁座102側へ進出し
て、パイロット弁座102の流路開口の開度が小さくな
る。これにより、背圧室27からパイロット流路72を
通じて二次側流路26への流量が減少する。一方、一次
側流路24の液体が小流路70を介して背圧室27に流
入しているので、背圧室27の圧力が上昇する。よっ
て、主弁30が閉じ方向へ移動して、主流路20の流量
が小さくなる。このようなパイロット弁機構100の動
作により流量調節弁1の流量が調節される。
【0028】このパイロット弁体150の閉弁動作にお
いて、パイロット弁体150がパイロット弁座102に
着座すると、パイロット弁体150の閉じ方向への移動
が規制される。この状態でクラッチ機構130におい
て、ステッピングモータ120の駆動力による摩擦ディ
スク136と筒状部材140との摩擦力に対して、パイ
ロット弁体150を回転させるためのトルクが上回る
と、摩擦ディスク136が筒状部材140に対して滑
る。これにより、パイロット弁体150は、パイロット
弁座102の方向への移動力が加えられない。よって、
パイロット弁体150の先端のゴム製の着座部159に
は、パイロット弁座102が全閉になったときに、それ
以上の移動力が加わらない。よって、着座部159は強
い繰り返し圧縮力を受けてへたることがないので、耐久
性に優れている。
【0029】次に、上記流量調節弁1を開閉制御する制
御装置およびその制御処理について説明する。図3に示
すように、流量調節弁1は、電子制御回路200等を含
む制御装置により制御される。電子制御回路200は、
周知のCPU202、ROM204、RAM206およ
び入出力インターフェース208を備え、入出力インタ
ーフェース208を介して外部機器との入出力を行ない
つつ制御処理を実行する。外部機器としては、駆動回路
210を介して駆動する上記ステッピングモータ120
と、流量調節弁1を止水するための指令を出力する止水
ボタン212と、流量調節弁1が止水していることを下
流側の流量で検出する止水センサ214と、流量調節弁
1への流量の増減指令を行なう開度指令部216とが設
けられている。
【0030】この制御装置による流量調節弁1の流量制
御は、ROM204に予め記憶されたプログラムによ
り、図4のフローチャートに示す開閉処理により実行さ
れる。まず、最初のステップS100にて、現在開度θ
の0への設定等の初期化処理が行なわれ、ステップS1
05へ進む。ステップS105では、止水ボタン212
がオンされたか否かの判定が実行され、オンされていな
いと判定された場合には、ステップS110へ進む。
【0031】ステップS110では、前回の開度指令部
216から指令された開度からの偏差、すなわち、操作
開度αの読み込みが行なわれる。続くステップS115
では、現在開度θに操作開度αを加算して目標開度θm
が演算される。次のステップS120では、操作開度α
に対応するステッピングモータ120への駆動パルス数
pが求められ、ステップS125へ進む。ステップS1
25では、目標開度θmが0以下であるか否か、すなわ
ち全閉であるか否かの判定が実行される。このステップ
S125の処理で全閉指令であると判定されたときに
は、ステップS130にて、加算パルス数nを加えた駆
動パルス数pを算出し、一方、ステップS125の処理
で全閉指令でないと判定されたときには、ステップS1
35へ移行する。続くステップS135にて、ステッピ
ングモータ120に対して、上記処理で算出された駆動
パルス数pが出力される。
【0032】続くステップS140にて、止水センサ2
14からの信号に基づいて、止水したか否かの判定が行
なわれ、該判定により止水していると判定されたときに
は、ステップS145にて現在開度θを0にセットして
からステップS105へ、一方、止水していないと判定
されたときには、ステップS147にて現在開度θに、
目標開度θmをセットしてからステップS105へ戻
る。
【0033】一方、ステップS105にて、止水ボタン
212がオンされていると判定されると、ステップS1
50へ進み、現在開度θに対応した閉弁するまでの駆動
パルス数pが演算される。その後にステップS130へ
移って、加算パルス数nが加算されて、上述したステッ
プS135からステップS145までのステッピングモ
ータ120による止水処理が実行される。
【0034】したがって、開度指令部216から止水指
令が出力されたとき、または止水ボタン212が押され
たときには、パイロット弁機構100は、全閉までの駆
動パルス数pに加算パルス数nを加えた移動量にて止水
動作を実行することになる。このように加算パルス数n
を加えて止水動作が実行されるので、パイロット弁機構
100のパイロット弁体150は、パイロット弁座10
2を押圧状態で完全に閉じ、止水を確実に行なうことが
できる。このとき、パイロット弁体150の移動量を加
算パルス数nの分だけ多めに設定しているが、パイロッ
ト弁体150が全閉になると、ステッピングモータ12
0がこれ以上駆動されても、この駆動力は、クラッチ機
構130によって滑り、パイロット弁体150の移動力
とならない。その結果、ゴム製の着座部159は、全閉
時に強い圧縮力を受けないので、へたることなく耐久性
に優れている。
【0035】次に、図5に示す他の実施例について説明
する。図5はパイロット弁機構100Aのクラッチ機構
180をディスク式からばね式に変更した実施例を示
す。クラッチ機構180は、ステッピングモータ120
の駆動軸122の外周に固定された筒部材182と、こ
の筒部材182の内周に形成された段部184に保持さ
れたコイルばね186と、このコイルばね186の下端
部で押圧された連結部材190と、連結部材190と一
体的に回転するネジ部材192と、このネジ部材192
の外周の雄ネジに螺合する雌ネジを有しかつ軸方向へス
ライド自在に支持されたスライド部材194とを備えて
いる。このスライド部材194の中央部には、パイロッ
ト弁体150の上端部が固定部材196で固定されてい
る。
【0036】この構成により、ステッピングモータ12
0が回転すると、駆動軸122を介して筒部材182が
回転する。この筒部材182の回転によりコイルばね1
86が回転し、その下端部と連結部材190の上端面1
91との摩擦力によりネジ部材192が一体的に回転す
る。そして、ネジ部材192の回転により、スライド部
材194が軸方向へ移動する。これにより、パイロット
弁体150が軸方向へ進退する。
【0037】そして、パイロット弁体150の着座部1
59(図参照)がパイロット弁座102に着座して全閉
状態になり、所定以上の負荷トルクとなったときに、コ
イルばね186が連結部材190の上端面191に対し
て滑り、パイロット弁体150の軸方向への移動力とな
らない。すなわち、上記クラッチ機構180の構成によ
り、コイルばね186により駆動力を緩衝しつつ所定以
上の負荷トルクが加わった場合に、パイロット弁体15
0に軸方向への過大な移動力を加えないという効果を得
ることができる。
【0038】なお、上記実施例では、クラッチ機構とし
て、図1のようなディスク摩擦手段や、図5のようなば
ね式摩擦手段について説明した、これに限らず、所定以
上の負荷トルクとなった場合に駆動力を伝達しない手段
であれば、その構成は特に限定されない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本流体弁によれば、
モータと弁体との間にクラッチ手段を設けることによ
り、閉弁時に弁体に所定以上の負荷が加わったときに、
該クラッチ手段で滑って弁体が弁座に対して所定以上の
力で着座しない。よって、弁体の着座部分が弁座に対し
て強い力で押されず、該着座部分がへたることなく、耐
久性に優れている。
【0040】また、請求項2の発明によれば、モータの
回転駆動力を弁体の軸方向へ変更するスライド手段を備
え、このスライド手段とモータの駆動軸との間にクラッ
チ手段を設けたものであり、スライド手段により弁体を
微少な移動量で軸方向へ進退させると共に、クラッチ手
段により所定以上の閉弁力を弁体に加えないから、請求
項1と同様に耐久性に優れている。
【0041】さらに、請求項3の発明における流体弁で
は、モータに駆動信号を送る駆動制御手段を備え、駆動
制御手段には、移動量算出部および開閉制御部が含まれ
ている。移動量算出部は、弁体の現在の位置から変更位
置までの移動量を算出し、閉弁制御部は、該移動量算出
部で算出された弁体の位置に基づいて、閉弁指令時に、
現在の弁体の位置と閉弁位置までの移動量に、所定の移
動量を加算してモータを駆動する。このように、開閉制
御部は、閉弁指令時に、現在の位置から閉弁位置までの
移動量より、所定移動量だけ余分に駆動するから、弁体
は弁座に押圧された状態にて確実に着座する。このと
き、弁体が着座してからもモータが駆動されることにな
るが、その駆動力は、クラッチ手段による滑りで吸収さ
れるから、弁体が弁座に強く押し付けられることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る流量調節弁を示す断面
図。
【図2】同実施例のクラッチ機構およびその周辺部を示
す断面図。
【図3】同実施例に係る流量調節弁の制御回路を示す構
成図。
【図4】同実施例に係る流量調節弁の流量および止水制
御を示すフローチャート。
【図5】他の実施例に係る流量調節弁におけるパイロッ
ト弁およびその周辺部を示す断面図。
【符号の説明】
1…流量調節弁 10…主弁機構 12…弁本体 14…主弁座 15…段部 16…上部開口 17…下部開口 18…段部 20…主流路 22…流入口 24…一次側流路 26…二次側流路 27…背圧室 30…主弁 32…主弁用ダイヤフラム 34…主弁体 35…基部 37…鍔部 38…突出部 39…凹所 40…蓋体 41…突出端部 43…隔壁 45…貫通孔 50…二次側ダイヤフラム 51…押え部材 53…ネジ 60…締付具 70…小流路 72…パイロット流路 100…パイロット弁機構 100A…パイロット弁機構 102…パイロット弁座 120…ステッピングモータ 122…駆動軸 130…クラッチ機構 134…取付ネジ 136…摩擦ディスク 140…筒状部材 142…雌ネジ部 150…パイロット弁体 152…上部ディスク部 154…雄ネジ部 156…連結部 158…ガイド突部 159…着座部 160…ガイド部 162…ガイド溝 180…クラッチ機構 182…筒部材 184…段部 186…コイルばね 190…連結部材 191…上端面 192…ネジ部材 194…スライド部材 196…固定部材 200…電子制御回路 202…CPU 204…ROM 206…RAM 208…入出力インターフェース 210…駆動回路 212…止水ボタン 214…止水センサ 216…開度指令部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動力により弁体を、流路に設
    けた弁座に対して進退させて上記流路の開度を調節する
    流体弁において、 上記モータと弁体との間に設けられ、該モータの駆動力
    を受ける入力側部材と、該入力側部材に接触し、該接触
    により力を受けて弁体を進退させるととともに、所定以
    上の負荷が加わったときに入力側部材に対して滑って弁
    体への移動力を伝達しない出力側部材とを有するクラッ
    チ手段と、 を備えたことを特徴とする流体弁。
  2. 【請求項2】 モータの駆動軸の回転駆動力により弁体
    を、流路に設けた弁座に対して進退させて上記流路の開
    度を調節する流体弁において、 モータの駆動軸側に接続された入力側部材と、該入力側
    部材に接触し、該接触による摩擦力で回転すると共に所
    定以上の負荷が加わったときに入力側部材に対して滑っ
    て回転力を伝達しない出力側部材とを有するクラッチ手
    段と、 上記出力側部材に連結されて、上記駆動軸の回転力を弁
    体の軸方向への移動力に変更することにより、該弁体を
    軸方向へ進退させるスライド手段と、 を備えたことを特徴とする流体弁。
  3. 【請求項3】 請求項2において、モータに駆動信号を
    送る駆動制御手段を備え、 上記駆動制御手段は、 弁体の現在の位置から変更位置までの移動量を算出する
    移動量算出部と、 閉弁指令時に、該移動量算出部の算出値に基づいて、弁
    体の閉弁位置までの必要な移動量を演算し、閉弁位置ま
    での演算値に所定移動量を加算して、上記モータを駆動
    する閉弁制御部とを有する流体弁の制御装置。
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