JPH0618696A - 原子炉を修理する方法 - Google Patents

原子炉を修理する方法

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JPH0618696A
JPH0618696A JP5080396A JP8039693A JPH0618696A JP H0618696 A JPH0618696 A JP H0618696A JP 5080396 A JP5080396 A JP 5080396A JP 8039693 A JP8039693 A JP 8039693A JP H0618696 A JPH0618696 A JP H0618696A
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ジェームス・チン・シェー・タン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原子炉装置内の炉心内計装ハウジング及びそ
れに関連した欠陥を修理する為の改良された方法を提供
する。 【構成】 超音波検査を用いた3段階を有し、第1の段
階210では、欠陥のある炉心内ハウジング302を取
出し、炉心内ハウジングが前にあった場所にある露出区
域及び開口158を超音波プローブ400を使って超音
波検査する。第2の段階220では、盛上げ溶接部50
2を形成して、その中に開口を作り、次に、第2のプロ
ーブ600を用いて盛上げ溶接部を超音波検査する。第
3の段階230では、J字形部分702を形成し、新し
い炉心内ハウジング706を盛上げ溶接部の開口を介し
て挿入し、該ハウジングをJ字形部分で溶接する。第3
の超音波プローブ800を用いて、J字形溶接部810
を超音波検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】この発明は原子炉、更に具体的に云え
ば、沸騰水形原子炉を修理する方法に関する。原子炉
は、その使用に伴う有害物質のリスクを最小限に抑える
様に控え目の仕様になっている。原子炉容器の壁は数吋
の厚さであり、原子炉の部品には最も丈夫な材料が使わ
れる。それでも、部品が何十年も極端な応力を受けた場
合の破損と云う万が一の場合を考えることが必要であ
る。こう云う万が一の備えとしては、何重もの予防装置
だけでなく、起こった問題を是正する手順も必要であ
る。
【0002】こゝで問題とするのは炉心内ハウジングに
関係する欠陥である。炉心内計装ハウジングをこゝでは
単に「炉心内ハウジング」と呼ぶが、炉心を監視する為
に使われる計装と、この計装が収集したデータを解析す
る為に使われるホスト装置の間のリンクを収容してい
る。ハウジングは筒状であって、原子炉容器の底部を通
抜け、この底部に溶接されている。炉心内ハウジングに
関係する欠陥は、ハウジング自体、ハウジングを容器の
底部に結合している溶接部、並びにハウジングの近辺に
ある容器の底部の欠陥を含む。こう云う欠陥は、原子炉
容器からの漏れの原因になったり或いは招くことがあ
る。したがって、こう云う欠陥を取上げる方法が必要で
ある。
【0003】大がゝりな方式は原子炉の長期的な運転停
止を必要とする。原子炉を取替えたり、取外し、修理し
て再び取付けることがある。こう云う方式は極めてコス
トがかゝり、その代案が非常に望ましい。ある炉心内ハ
ウジング欠陥は、スリーブを炉心内ハウジングの上に挿
入して欠陥を覆い、漏れが起こり得るとしても、それを
止めることによって、対処することが出来る。然し、こ
う云う継ぎ接ぎ(patch )方式は実際にその欠陥を処理
するものではなく、更に疲労が進むと、こう云う欠陥が
増大し続ける。更に、スリーブとハウジングの間の溶接
部が新たな欠陥の原因個所になり得る。
【0004】更に最近になって、交換する以外の原子炉
の部品に対する影響が極く小さい炉心内ハウジングを交
換する方法が開発された。この方法は、原子炉から全て
の燃料を取出し、放射露出を最小限に抑える為に、大抵
の工程を水中で行なう。比較的永久的な修理が出来ると
共に比較的経済的であるが、この方法は100を越える
一連の手順を用い、その手順の中には新しい欠陥を招く
惧れのあるものがある。こう云う欠陥は、この交換方法
を繰返さざるを得なくなる程重大になることがある。こ
う云う繰返しは時間を浪費してコストがかゝる点で望ま
しくない。必要とされるのは、炉心内ハウジング欠陥の
比較的永久的な修理を行なう方法として、比較的経済的
で、好ましくは原子炉装置を乱すことが極く小さい改良
された方法である。
【0005】
【発明の要約】この発明では、炉心内ハウジングを交換
する改良された方法が、1つにまとまった一連の超音波
検査を用いる。超音波検査は、修理手順が欠陥を持ち込
む場合に要求される再修理の規模を最小限に抑える。更
にこの発明では、超音波検査を含む大抵の工程が水中で
行なわれて、放射露出を最小限に抑える。
【0006】この方法には3つの主な段階があり、各々
の段階は構成上の大きい目的とそれに伴う超音波検査を
含む。第1の段階は、もとのハウジングを取出し、原子
炉容器の底部にある残っている溶接材料及び露出した被
覆を検査することである。第2の段階は、盛上げ溶接部
(weld buildup)を形成し、この盛上げ溶接部を超音波
検査することである。第3の段階は、新しいハウジング
を盛上げ溶接部に溶接し、新しいハウジング及び盛上げ
溶接部に対するその取付け部を超音波検査することであ
る。
【0007】この方法はもとの炉心内ハウジングを取出
すことから始まる。最初、原子炉から全ての燃料を取出
し、空にした炉心領域を残す。原子炉容器は通常の水準
まで水で充填したまゝにする。第1の超音波プローブを
持つ超音波スキャナを開口の上に取付ける。この開口
は、炉心内ハウジングを原子炉の底部から通す為の開口
である。取出されたハウジングによって開いた空間内
で、炉心領域の下方にスキャナを取付ける。
【0008】取付けた第1のプローブは円板形のプロー
ブ・ヘッドを持ち、これはこのヘッドとスキャナの間の
垂直軸に対して自由に傾くことが出来る。プローブ・ヘ
ッドを原子炉の底部と接触するまで下げると、プローブ
・ヘッドの向きは底部の局部的な輪郭と同形になる。円
板形プローブ・ヘッドを軸の軸線の周りに回転しなが
ら、原子炉の底部の被覆並びに取除かれていない溶接材
料の超音波検査を行なう。底部の局部的な輪郭との同形
性を保つ為に、必要に応じて、プローブ・ヘッドは連続
的に向きを変える。スキャナ及び第1のプローブを原子
炉容器から取出す。欠陥が見つからなければ、又は検出
された欠陥が適正に是正されたら、この手順は次の様に
続けられる。
【0009】容器から水を取出す。開口の上に盛上げ溶
接部を形成する。容器を再び水で満たし、炉心領域を水
没させる。更に、盛上げ溶接部の外側を滑かに加工し
て、この後の超音波検査を助ける。もとの底部の開口を
通って出入りが出来る様にする為に、盛上げ溶接部に開
口を加工する。一旦盛上げ溶接部が仕上げられたら、第
2の超音波プローブをスキャナに取付ける。スキャナを
炉心内ハウジングを取出したことによって開いた空間に
固定する。第2のプローブのヘッドは比較的大きい直径
を持っていて、それが盛上げ溶接部の内壁に隣合った環
状部分を除いて、盛上げ溶接部を通る開口の大部分を埋
める。プローブ・ヘッドで盛上げ溶接部の開口に沿って
垂直方向に走査し、欠陥があるかどうか、盛上げ溶接部
を検査する。垂直走査の合間に、ヘッドは適当な、例え
ば2°−6°の増分で、円周方向に歩進させる。この増
分は相次ぐ走査が必ず重なり合って、検査で飛越す容積
がない様に選ばれる。こうして、盛上げ溶接部の円筒形
ラスタ走査が実施される。スキャナ及びそれに取付けら
れた第2のプローブを原子炉から取出す。もう一度、欠
陥が見つからないか或いは検出された欠陥が適正に是正
されら、手順は次に続く。
【0010】盛上げ溶接部の開口に隣接して、盛上げ溶
接部の頂部に、J字形断面を持つ環状溝を加工する。こ
のJ字形を作るのは、盛上げ溶接部と交換用炉心内ハウ
ジングの間の溶接部の準備である。この交換用炉心内ハ
ウジングを容器の底部から上向きに挿入する。新しいハ
ウジングは、容器の底部の輪郭から数吋上方までしか伸
びない。一旦交換用炉心内ハウジングを取付けたら、原
子炉から水を取出し、前に作ったJ字形の所で、ハウジ
ングを盛上げ溶接部にJ字形に溶接する。原子炉に再び
水を張る。
【0011】第3のプローブをスキャナに取付け、第3
のプローブを取付けたスキャナを装入されたハウジング
のすぐ上に固定する。この第3のプローブのヘッドは比
較的直径の小さい円筒であって、交換用ハウジングの内
部にすき間をもってはまる。この第3のヘッドをハウジ
ングの中に下げ、ハウジング及びJ字形溶接部の円筒形
ラスタ走査を実施する。第3のプローブを取付けたスキ
ャナを取出す。欠陥が見つからないか、或いは検出され
た欠陥が是正されたら、それ以上の超音波検査は必要で
はない。締りばめ結合集成体を交換用ハウジング及び関
連する炉心内案内管に取付ける。締りばめ結合部を固定
する為に蒸気を加える。修理は実質的に完了する。
【0012】こうして出来た構造は、締りばめ結合部が
存在することによって、初めのものとは異なるが、ハウ
ジングが盛上げ溶接部及び容器の底部に取付けられてい
る所では、実質的に「新品同様」である。この修理は近
くにある部品を乱すことなく行なわれ、原子炉は最小限
の遅延で、運転状態に戻すことが出来る。この修理は種
々の継ぎ接ぎ方式よりも一層永久的であり、原子炉の大
幅な分解を必要とする大がゝりな方式よりも、一層経済
的で便利である。この発明の上記並びにその他の特徴及
び利点は、以下図面について説明する所から明らかにな
ろう。
【0013】
【好ましい実施例の説明】沸騰水形原子炉100をこの
発明の方法に従って修理する過程が図1に示されてい
る。原子炉100は、図1に示す様に、原子炉容器10
2、原子炉炉心領域104及びシュラウド106を有す
る。容器102は頂部ヘッド108、底部ヘッド110
及び円筒形側壁112を有する。原子炉の運転中、炉心
領域104には垂直方向に伸びる燃料束114の配列が
ある。(燃料束114及び頂部ヘッド108を破線で示
したのは、図1に示す時点では、それらが取外されてい
るからである)原子炉を運転している時、水が(矢印1
16で示す様に)炉心領域104を上向きに、その後環
状立下り部118へ、そして下側高圧室120へと下向
きに循環し、再び炉心領域104を上向きに通る。炉心
領域104の中を上昇する若干の水が、束114内の核
分裂燃料が核分裂する時に放出される熱によって蒸気に
変換される。蒸気が蒸気出口ノズル122を介して容器
102を出て行き、そこから発電機を駆動するタービン
に送られる。タービンにエネルギを供給した後、蒸気が
復水し、この復水が給水ノズル124を介して容器10
2に戻り、給水スパージャ126を介して立下り部11
8の周りに分配される。
【0014】燃料束114が炉心板128によって案内
され、上側案内部130によって上から所定位置に保持
される。炉心のエネルギは、制御棒駆動(CRD)ハウ
ジング134内に収容された制御棒駆動部によって駆動
されて、制御棒案内管130の中を垂直方向に摺動する
制御棒を挿入したり、引込めたりすることによって調整
される。CRDハウジング134が短管136に溶接さ
れており、この短管が容器102の底部ヘッド110に
ある対応する開口に溶接されている。底部ヘッド110
の内面には被覆138がある。
【0015】炉心内ハウジング集成体140に設けられ
た中性子束モニタにより、炉心エネルギが監視される。
各々の炉心内ハウジング集成体140が計装案内管14
2及び炉心内ハウジング144を有する。各々の炉心内
ハウジング144は底部ヘッド110を通抜け、それが
溶接されている対応する計装案内管142と突合せにな
る。炉心内監視計器が、下から炉心内ハウジング144
を介して原子炉110の中に挿入される。炉心領域10
4内での計装の動きが、計装案内管142によって垂直
方向に案内される。炉心内ハウジング集成体140を案
内管142とハウジング144に分割することにより、
原子炉の製造が容易になる。この代りに、1本の管が炉
心内ハウジング及び計装案内管の両方の作用をしてもよ
い。
【0016】図1にその進行を示した修理の際、容器の
被覆された底部ヘッド110にある溶接部の検査によ
り、修理を必要とする様な炉心内ハウジングに関係する
欠陥が確認されている。容器の頂部ヘッド108を容器
の側壁112から取外す。全ての燃料束114を炉心領
域104から取出す。これによって炉心領域104を通
るアクセス部146が出来、これを介してスキャナ15
0及びその他の修理装置を下側高圧室120に挿入する
ことが出来る。
【0017】スキャナ150は、ブラケット152を使
って、隣接するCRDハウジング134をブレースとす
る。スキャナ150がスキャナ軸154を持ち、これが
バヨネット取付け部を持っていて、この取付け部にプロ
ーブを取付けることが出来る。ケーブル156がスキャ
ナ150に電力並びに制御指令を供給すると共に、スキ
ャナ150からのデータを外部のホスト・コンピュータ
装置に伝送する。スキャナ150は、その間の連絡が出
来る様に、互換性を持つプローブに取付けられた同じ様
なケーブルに接続される短い同軸ケーブル(図に示して
ない)を有する。
【0018】指示された炉心内ハウジング集成体の一部
分を取外して、容器の底部ヘッド、並びにこの炉心内ハ
ウジングを容器の底部ヘッドに取付けている溶接部の検
査が出来る様にする。開口158が容器の底部ヘッド1
10に開けられている。新しい炉心内ハウジングを開口
158から挿入し、指示された炉心内ハウジング集成体
の修理を行なう為に所定位置に溶接する。図1に示す工
程では、容器102から水が脱出しない様にする為、開
口158は心棒160で塞がれている。
【0019】その進行中を図1に示した修理を行なうこ
の発明の方法200のフローチャートが図2に示されて
いる。この方法200は、炉心内ハウジング144、炉
心内ハウジングを底部ヘッド110に結合している溶接
材料、及び底部ヘッドの局部的な被覆の欠陥の修理(例
えば図1に示す様な)を行なう。方法200は3つの段
階を有する。第1の段階210は指示された炉心内ハウ
ジングを取外し、底部ヘッド110の溶接区域を検査す
ることである。第2の段階220は盛上げ溶接部を作っ
てそれを検査することである。第3の段階230は新し
い炉心内ハウジングを挿入して溶接し、この取付けに使
われた溶接部を検査することである。
【0020】第1の段階210は、工程211で、修理
が指示された炉心内ハウジングに対する出入りが出来る
様にすることである。この出入りが出来る様にする為、
原子炉100の運転を停止し、容器の頂部ヘッド108
を容器102から分離する。全ての燃料束114を取出
し、アクセス部146を作る。蒸気分離器及び蒸気乾燥
器の様な他の種々の部品(図に示してない)も取外し
て、炉心領域104の下方の下側高圧室120に出入り
出来る様にする。
【0021】工程212で、図3に示した指示された炉
心内ハウジング集成体300の一部分を取外す。この取
外しの前、指示された炉心内ハウジング302は下から
フランジ303によって密封する。炉心領域104の中
を下向きに通して、放電機械(EDM)を下側高圧室1
20に挿入し、それを使って炉心内ハウジング集成体3
00に切込みを作り、もとの盛上げ溶接部304より上
方にある炉心内ハウジングの部分を切離す。取付けられ
た安定バー308より下方にある取付けられた炉心内案
内管306の下側部分も取外す。この過程により、必然
的に炉心内案内管306と炉心内ハウジング302の間
にある溶接部310も取外される。EDM機械を使っ
て、大部分の盛上げ溶接部304をも取除き、図4に示
す様に、底部ヘッド110に開口158を露出させる。
露出させた開口158を上から密封し、炉心内ハウジン
グ302の残っている部分を容器102の下方から取除
く。図1に示す心棒160を下から開口158に挿入
し、容器102内に水を入れたまゝ、開口158の上方
にある封じを取外すことが出来る様にする。
【0022】工程213で、図5に示す第1のプローブ
400をスキャナ軸154に取付ける。工程214で、
第1のプローブ400を取付けたスキャナ150を、炉
心内ハウジング302を取外したことによって空いた空
間内の下側高圧室120に取付ける。スキャナ150
は、図4に示した開口158のZ軸に沿ってその軸15
4が伸びる様に整合させる。スキャナ150は基本的に
は円筒形であって、下側高圧室120の中に送出すこと
が出来る位に小さい直径を有する。ブラケット152が
スキャナ150を隣接した制御棒駆動ハウジング134
の間で位置ぎめする。スキャナ150はケーブル156
を介して外部と連絡する。このケーブルは炉心領域10
4を上向きに伸び、容器102から出て行く。図1に
は、工程214が完了した時の原子炉100が示されて
いる。
【0023】方法200の第2の段階220で形成され
る盛上げ溶接部の下に来る様な面及び容積の第1の超音
波走査(U走査)に第1のプローブ400を使う。従っ
て、残っている盛上げ溶接部、開口158の壁、局部的
な被覆、及び底部ヘッドの隣接する容積が超音波で照会
される。第1のプローブ400は円板形ヘッド402
(図5及び6参照)を持ち、これは結合ボール406を
介して下側軸404に傾動自在に結合されている。下側
軸404が上側軸408に結合され、上側軸がスキャナ
軸154にバヨネット接続されている。中心合せ部材4
10が玉軸受集成体412を介して下側軸404の底部
に結合され、下側軸404及び中心合せ部材410の相
対的な回転が出来る様にしている。プローブ400は、
その間で連絡が出来る様に、スキャナ150の同軸ケー
ブルと合さる同軸ケーブル(図に示してない)をも有す
る。
【0024】結合ボール406は球形で、図7に示す様
に、垂直の孔414、横方向の孔416及び環状溝41
8を有する。下側軸404が垂直の孔414を通り、横
方向の孔416及び下側軸404を通るピン420が、
結合ボール406及び下側軸404が、図5に示す様に
相対的に回転出来る様にしている。従って、実際的に
は、結合ボール406が下側軸404にしっかりと結合
されている。環状溝418は、垂直孔414の両端を通
る大円である。図5に見られる様に、円板形ヘッド40
2は溝418に結合する1対のピン422を有する。こ
の構成により、円板形ヘッド402が下側軸404に対
して、溝418の周りに傾動することが出来る。従っ
て、底部ヘッド110に圧接する様に下げられた時、円
板形ヘッド402は底部ヘッド410の局部的な輪郭と
同形になる様に傾動することが出来る。
【0025】下側軸404が上側軸408にはまってい
る。下側軸404の外向きに伸びるピン424が、図5
に示す様に、上側軸408の垂直方向に細長い孔426
を通抜ける。この構成により、相対的な回転は出来ない
が、軸404,408の垂直方向の相対的な動きが制限
される。下側軸404と上側軸408の間の空間にある
ばね428が、ピン424及び孔426によって許され
る範囲まで、両方の軸を離す様に押圧し、プローブ40
0を被覆138の方に押し下げる。
【0026】走査は、軸404,408によって構成さ
れたリンク機構を介して、スキャナ軸154、従って円
板形プローブ・ヘッド402を回転させることを含む。
円板形ヘッド402には、全体的に下向きの5つの変換
器431−435があり、これらが工程215で、開口
158に隣接した面及び容積を走査する。円板形ヘッド
402の変換器431−435は、図5及び6に示す様
に、内側、中間及び周辺の直線ビーム変換器431,4
32,433と中くらいの角度及び大きい角度の変換器
434,435とを含む。プローブ400からの同軸ケ
ーブルがスキャナ150の同軸ケーブルと合さって、変
換器431−435及びスキャナ150の間で両方向の
連絡が出来る様にしている。直線ビーム変換器431,
432,433は、図5に示す様に、夫々のビーム44
1,442,443を円板形ヘッド402に対して垂直
に差向ける。円板形ヘッド402は、底部ヘッド410
の内面にある隣接した被覆138と平行であるから、こ
れらのビームは屈折によって曲がらない。従って、これ
らのビームは真直ぐに被覆138及び底部ヘッド110
に入り込む。
【0027】底部ヘッド110の中心から離れた位置
で、3つの直線ビーム変換器431−433は徹底的な
検査にとって重要な領域の照会が出来ないことがある。
例えば、こう云う変換器は、開口158の壁452の高
側450を有効に照会しない。従って、角度をつけたビ
ーム変換器434,435が、直線ビームが通らない領
域を照会する様に設計されている。
【0028】高い角度の変換器435は、その屈折縦方
向ビーム445を鉛直から46°に差向け、図5に示す
様に、円板形ヘッド402の中心軸線Wの方に差向け
る。この46°は、任意の炉心内ハウジングの近辺にお
ける最大勾配と大まかに対応する。従って、周辺の炉心
内ハウジングを交換する時、高い角度の変換器435は
そのビーム445を開口壁452の高側450と平行に
差向ける。
【0029】中くらいの角度の変換器434はその屈折
した縦方向ビーム444を、垂直から、軸線Wの側に2
0°の向きに差向ける。中くらいの角度の変換器434
は、直線ビーム変換器431−433及び大きい角度の
変換器435の極限から外れた領域を照会する。図6に
示す様に、3つのローラ454が円板形ヘッド402に
取付けられている。ばね428の作用により、ローラ4
54は被覆138と緊密に接触させられる。ローラ45
4は、擬似的な反射による雑音を最小限に抑える為、容
器の底部110から変換器431−435を正しい間隔
の所に保つ。更に、ローラ454は、走査中、円板形ヘ
ッド402が回転し易くする。走査は円板形ヘッド40
2の1回の360°にわたる回転を用いる。
【0030】動作について説明すると、スキャナ150
がケーブル156を介して指令を受取る。その時、スキ
ャナ150が第1のプローブ400を下げ、中心合せ部
材410が底部ヘッドの開口158に、そしてその後心
棒160の孔456に入る様にする。この挿入は、中心
合せ部材410にテーパつきの端458を設けたことに
よって容易になる。中心合せ部材410には僅かなすき
間が設けられている。それと心棒160の間に挟まった
粒子によって、中心合せ部材410の回転が拘束された
場合、玉軸受集成体412は第1のプローブ400の残
りの部分が、この拘束なしに回転することが出来る様に
する。
【0031】上側軸408の孔426に対してピン42
4が上向きに移動することによって示される様に、ロー
ラ454がばね428を圧縮する十分な力で被覆138
と接触するまで、スキャナ150が第1のプローブ40
0を下げる。変換器431−435が適切に作動され、
スキャナ150は円板形ヘッド402を予め選ばれた増
分に分けて、360°にわたって歩進的に回転させる。
この増分は包括的に2°乃至6°であることが好まし
い。図示の実施例では、4°の増分を用いた。超音波反
射を変換器で収集し、その結果得られた欠陥データをケ
ーブル156を介して離れた所にあるホスト装置に伝え
る。スキャナ150及び第1のプローブ400は、工程
216で、検査の後に取出される。
【0032】残っている溶接材料に欠陥が見つかった場
合、更に加工することによって欠陥材料を除去すること
が出来る。その上に更に溶接材料を形成しようとする被
覆にある欠陥は、場合に応じて取上げることが出来る。
追跡検査を利用して、その是正を評価することが出来
る。欠陥が見つからないか、又は一旦見つかった欠陥が
是正された場合、方法200の第1の段階210が完了
し、第2の段階220に進むことが出来る。
【0033】第2の段階220は、工程221で、溶接
装置を下側高圧室120に挿入することから始まる。頂
部ヘッド108は所定位置に配置し、溶接装置の制御ケ
ーブルに対するすき間だけを残す。工程222で、容器
102から排水する。その後、工程223で、溶接装置
を使って、図8に示す様に、前には検査された被覆13
8及び開口158があった所の上に堅固な盛上げ溶接部
502を形成する。工程224で、容器102に再び水
を満たし、頂部ヘッド108を取外す。この時、溶接装
置を取出すことが出来る。
【0034】溶接装置の運動制御装置の為、盛上げ溶接
部502は、図9に示す様な密実な八角柱の形をしてい
る。工程225で、EDM機械を挿入して、盛上げ溶接
部102の外側を滑かにすると共に、その中に開口50
4を開け、こうして図10及び11に示す開口つきの盛
上げ溶接部506を作る。開口504は、新しい炉心内
ハウジングを入れる為に必要である。粗い八角形の外側
を図11に示す様な滑かな円柱形の外側508に平滑す
ることにより、開口つき盛上げ溶接部506の検査能力
が改善される。
【0035】工程226で、図12に示す第2のプロー
ブ600をスキャナ150に取付ける。第2のプローブ
600は、図12に示す様に、プローブ軸602、プロ
ーブ本体604及び中心合せ部材606を有する。プロ
ーブ本体604は下向きに伸びる突起608を有する。
突起608が中心合せ部材606の中にはまり、それに
対して垂直方向に動くことが出来る。中心合せ部材60
6の中に装着されたばね610がプローブ本体604を
上向きに最大限離れる様に押圧する。
【0036】プローブ本体604には、図13及び14
に示す様な超音波ビーム621−629を発生する9個
の変換器611−619を有する。変換器619は、そ
のビーム629が、図13に示す様に、半径方向外向き
に盛上げ溶接部506に差向けられる様な向きになって
いる。変換器611−618は4個ずつの2つの群に分
けて配置されている。これらの群は、プローブ本体60
4の両側にある凹部内に配置される。
【0037】第1の群は、盛上げ溶接部506の外径を
標的とした4個の変換器611−614を有する。図1
3に示す様に、変換器611はそのビーム621が上向
きになる様な向きであり、変換器612はそのビーム6
22が下向きになる様な向きである。図14に示す様
に、変換器613はそのビーム623が時計廻りになる
様な向きであり、変換器614はそのビーム624が反
時計廻りになる様な向きである。
【0038】第2の群は、何れも盛上げ溶接部506の
内径を標的とする4つの変換器615−618を含む。
図13に示す様に、変換器615はそのビーム625が
上向きになる様な向きであり、変換器616はそのビー
ム626が下向きになる様な向きである。図14に示す
様に、変換器617はそのビーム627が時計廻りにな
る様な向きであり、変換器618はそのビーム628が
反時計廻りになる様な向きである。
【0039】動作について説明すると、プローブ軸60
2をスキャナ軸154にバヨネット接続する。プローブ
600の同軸ケーブル(図に示してない)をスキャナ1
50の同軸ケーブルに接続して、プローブ変換器611
−619とスキャナ150の間で両方向の連絡が出来る
様にする。プローブ600を取付けたスキャナ150を
工程227で、炉心領域104の下方及び開口158の
上方の同じ場所に取付ける。
【0040】スキャナ150が、中心合せ部材606の
底部が心棒160にある孔456の底に接するまで、第
2のプローブ600を下げる。最初、変換器611−6
19は盛上げ溶接部506の頂部か又はその上方にあ
る。変換器611−619を作動し、ビーム621−6
29を発生する。スキャナ150がプローブ600を垂
直方向下向きに駆動し、図13に示す様に、ばね610
を圧縮してプローブ600を下げる。変換器が盛上げ溶
接部506の底に達した時、スキャナ150がプローブ
を4°回転させ、プローブ本体604が上向きに走査す
る。この走査は、間に回転をおいて垂直掃引を続ける。
工程228で、このラスタ運動が360°の回転にわた
って続けられる。その後、スキャナ150及び第2のプ
ローブ600を工程229で持上げて取出す。検出され
た欠陥は盛上げ溶接部の修理、又は除去して新しい盛上
げ溶接部の形成を必要とする。欠陥が検出されなけれ
ば、又は一旦検出された欠陥を是正したら、第2の段階
220は完了する。
【0041】第3の段階230では、工程231で再び
EDM機械を挿入して、盛上げ溶接部506にJ字形部
分702を形成する。J字形部分702は、図15に示
す様に、J字形断面を持つ環状溝である。その後EDM
機械を取出す。図16に示す「シルクハット形封じ」7
04を開口504の上に配置する。シルクハット形封じ
704は、その形から名付けられているが、容器102
内に水を入れたまゝ、新しい炉心内ハウジング706を
挿入する為のすき間を作る。
【0042】心棒160を取外し、新しい炉心内ハウジ
ング706にハイドロスェージを挿入する。このハウジ
ングは工程232で取付ける。取外した炉心内ハウジン
グ302は炉心内案内管306まで伸びていたが、それ
と異なり、新しい炉心内ハウジング706は新しい盛上
げ溶接部506より約6吋上方までしか伸びていない。
この6吋のすき間がシルクハット形封じ704で埋め合
されている。
【0043】ハイドロスェージにポンプ作用をかけ、炉
心内ハウジング706を底部ヘッド110の高さの所で
膨らませ、底部ヘッドと封着する。この封じは、一旦シ
ルクハット形封じ704を取外しても、底部ヘッド11
0と炉心内ハウジング706の間で、容器102から水
が漏れるのを防止する。ハイドロスェージを取外し、炉
心内ハウジング706の底部を密封して、炉心内ハウジ
ング706の内部を通って水が容器102から脱出する
ことを防止する。
【0044】次に工程233で溶接装置を容器102に
挿入する。頂部ヘッド108は容器102に配置する。
工程234で容器102から排水する。シルクハット形
封じ704を取除く。工程235で、図17に示すJ字
形溶接部810を形成する。炉心内ハウジング706の
底部にある封じを取除く。図19に示すフランジ906
を新しい炉心内ハウジング706に取付けて、容器の内
部を密封する。工程236で、容器102に再び水を満
たす。頂部ヘッド108及び溶接装置を取外す。
【0045】工程237で、図17に示す様に、軸80
2及びテーパつきの底部を持つ円柱形のプローブ・ヘッ
ド804を持つ第3のプローブ800をスキャナ軸15
4に取付ける。プローブ800の同軸ケーブル(図に示
してない)をスキャナ150の同軸ケーブルと接続す
る。その後、工程238で、スキャナ150を新しい炉
心内ハウジング706より約4吋上方の所に取付ける。
【0046】プローブ800は、新しい炉心内ハウジン
グ706の中に適切なすき間をもってはまる位の比較的
小さい直径を持っている。第3のプローブ800の外壁
には、幾つかのばね加重のボール806がある。ばねが
ボールを外向きに押圧する。ハウジングの内壁がこれら
のボールと圧接し、ばねを圧縮し、こうして第3のプロ
ーブ800を炉心内ハウジング706内で中心合せす
る。
【0047】第3のプローブ800は5つのビーム82
1−825を発生する5つの変換器811−815を有
する。図17に示す様に、変換器811はビーム821
が真直ぐ炉心内ハウジング706に差向けられる様な向
きである。勿論、全てのビームは半径方向成分を含んで
いるが、残りの変換器はそのビームの半径方向以外の成
分が特徴である。変換器812はビーム822が上向き
になる様な向きであり、変換器813はビーム823が
下向きになる様な向きである。図19に示す様に、変換
器814はビーム824が時計廻りになる様な向きであ
り、変換器815はビーム825が反時計廻りになる様
な向きである。
【0048】スキャナ150が、第2のプローブ600
に使われたのと同様な円筒形ラスタに沿って第3のプロ
ーブ800を駆動するが、今の場合は、工程239で、
新しいハウジング706及びJ字形溶接部810に欠陥
があるかどうかを超音波検査する。変換器811−81
5のラスタ動作により、J字形溶接部及び炉心内ハウジ
ング706の隣接した容積の超音波検査が行なわれる。
工程240で、スキャナ150及び第3のプローブ80
0を取出し、実質的に第3の段階230を完了する。
【0049】欠陥が見つからないか、一旦検出された欠
陥が是正されたら、この方法200は完成へ進めること
が出来る。この目的の為、図19に示す様に、結合管9
02を垂直方向には、新しい炉心内ハウジング706と
炉心内案内管306の残りの部分との間の位置まで、横
から挿入する。両端にある締りばめ結合部904を垂直
方向に移動して、隣接したハウジング及び管の上に来る
様にする。その後、締りばめ結合部904に蒸気を適用
して、締りばめ結合部を炉心内案内管306及び新しい
炉心内ハウジング706に取付け、工程241を完了す
る。
【0050】この点で、修理過程をやり易くする為に前
に取外した原子炉部品を、工程242で原子炉100の
運転を再開するのに備えて、再び取付け又はもと通りに
することが出来る。この発明のこの他の実施例では、手
順及び装置に変形が考えられる。使われない装置は、原
子炉から完全に取外してもよいし、後で使う為に炉心内
に保管してもよい。溶接を水中で行なうことが出来れ
ば、原子炉から排水する必要はない。適正な保護が得ら
れゝば、全ての手順は水なしでも行なうことが出来る。
水の代りに、異なる減速材を使うことが出来る。こゝで
開示した実施例に対する上記並びにその他の変形は、こ
の発明によって得られるものであり、この発明の範囲は
特許請求の範囲のみによって限定されることを承知され
たい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法を実施する原子炉の簡略側面
図。
【図2】この発明による方法のフローチャート。
【図3】図1の原子炉一部分の簡略側面図で、交換しよ
うとする指示された炉心内ハウジングを示す。
【図4】図3に示す原子炉の部分であるが、指示された
炉心内ハウジングを取去った後の部分の簡略側面図。
【図5】図2の方法で使われる第1の超音波プローブの
側面図であって、その変換器のビーム・パターンを示
す。
【図6】図5のプローブの円板形ヘッドの底面図で変換
器の配置を示す。
【図7】図5のプローブの部品を機械的に結合するのに
使われるボールの簡略平面図。
【図8】図4に示した原子炉の一部分であるが、密実な
盛上げ溶接部を形成した後のこの部分の簡略側面図。
【図9】図8の密実な盛上げ溶接部の平面図。
【図10】図8に示した原子炉部分であるが、図8の盛
上げ溶接部が加工されて、開口つきの盛上げ溶接部とな
った後の部分の簡略側面図。
【図11】図10の開口つき盛上げ溶接部の平面図。
【図12】図2の方法に使われる(圧縮されていない状
態にある)第2のプローブの簡略側面図。
【図13】圧縮された状態にある図12の第2のプロー
ブの簡略側面図。
【図14】図12の第2のプローブのビーム・パターン
を示す平面図。
【図15】図10に示した原子炉の一部分であるが、盛
上げ溶接部にJ字形部分を加工した後のこの部分の簡略
側面図。
【図16】図15に示した原子炉の一部分であるが、盛
上げ溶接部を介して交換の炉心内ハウジングが挿入され
た後のこの部分の簡略側面図。
【図17】図2の方法に使われる第3のプローブの簡略
側面図。
【図18】図17のプローブのビーム・パターンを示す
平面断面図。
【図19】図16に示した原子炉の一部分であるが、J
字形溶接部が形成され且つ管継手を取付けた後のこの部
分の簡略側面図。
【符号の説明】
110 容器の底部ヘッド 144 炉心内計装ハウジング 158 開口 400,600,800 プローブ 502 盛上げ溶接部
フロントページの続き (72)発明者 バラスブラマニアン・スリカンティア・コ ウドリー アメリカ合衆国、カリフォルニア州、サ ン・ホセ、エル・パセオ・ドライブ、6387 番 (72)発明者 ジェームス・チン・シェー・タン アメリカ合衆国、カリフォルニア州、サ ン・ホセ、ホワイトホール・アベニュー、 1244番 (72)発明者 ディビッド・チャールズ・バーグ アメリカ合衆国、カリフォルニア州、サ ン・ホセ、サトクリフ・アベニュー、4763 番

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉心内計装ハウジングに関係する欠陥を
    持つ原子炉を修理する方法に於て、(a)指示された炉
    心内計装ハウジングを取出し、(b)盛上げ溶接部を形
    成すべき面に隣接する容積を超音波検査し、(c)前記
    盛上げ溶接部を形成し、(d)該盛上げ溶接部を超音波
    検査し、(e)前記盛上げ溶接部の開口並びに原子炉の
    容器の底部を介して新しい炉心内計装ハウジングを挿入
    し、(f)該新しい炉心内計装ハウジングを前記盛上げ
    溶接部に溶接し、(g)該盛上げ溶接部及び新しい炉心
    内計装ハウジングの間の溶接部を超音波検査する工程を
    含む方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(a)で、円板形ヘッドを持つ
    第1のプローブを用いる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(d)で、超音波変換器をそな
    えたプローブ本体及び中心合せ部材を持つ第2のプロー
    ブを用い、該工程(d)は、前記本体及び中心合せ部材
    を結合するばねが交互に圧縮及び弛緩される様に、前記
    中心合せ部材が一定の垂直位置にとゞまる間、前記プロ
    ーブ本体を垂直方向に移動させることを含む請求項1記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(b)、(d)及び(g)が水
    中で行なわれる請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(a)の後、かつ前記工程
    (b)の前に、第1の超音波プローブを取付けたスキャ
    ナを原子炉の炉心領域の下方に取付ける請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(c)の前に、前記スキャナ及
    び第1のプローブを原子炉から取出し、そして前記工程
    (c)の後、かつ前記工程(d)の前に、第2の超音波
    プローブを取付けた前記スキャナを前記炉心領域の下方
    に取付けることを含む請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記工程(e)の前に、前記スキャナ及
    び第1のプローブを前記原子炉から取出し、前記工程
    (f)の後、かつ前記工程(g)の前に、第3の超音波
    プローブを取付けた前記スキャナを前記炉心領域の下方
    に取付けることを含む請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 炉心内ハウジングに関係する欠陥を持つ
    沸騰水形原子炉を修理する方法に於て、(a)燃料束を
    前記原子炉の炉心領域から取出し、(b)指示された炉
    心内ハウジングを取出して、該炉心内ハウジングが前は
    その中に伸びていた原子炉の底部開口を露出する様に
    し、(c)自動的に向きを調整する円板形ヘッドを持つ
    第1の超音波プローブを超音波スキャナに取付け、
    (d)該スキャナを前記底部開口の真上で前記原子炉の
    炉心領域の下方に取付け、(e)前記第1の超音波プロ
    ーブが前記容器の底部の内面にある被覆と係合して、前
    記プローブの円板形ヘッドが前記底部開口の近辺で前記
    被覆と平行になる様に自らの向きを調整するまで、前記
    第1の超音波プローブを下げ、(f)前記第1の超音波
    プローブの変換器をパルス駆動し、前記底部開口の周り
    の前記被覆の区域を検査する様に前記プローブを回転す
    ることによって、前記被覆を超音波検査し、(g)前記
    スキャナ及び前記第1の超音波プローブを取出し、
    (h)前記底部開口の上に盛上げ溶接部を形成し、
    (i)該盛上げ溶接部を加工して、その半径方向の外面
    を滑かにすると共に、前記底部開口の場所に溶接開口を
    形成し、(j)比較的厚手の円筒形プローブ・ヘッドを
    持つ第2の超音波プローブを前記スキャナに取付け、
    (k)該スキャナを前記盛上げ溶接部の真上で炉心領域
    の下方に取付け、(l)前記比較的厚手の円筒形プロー
    ブ・ヘッドが前記溶接開口に入り込むまで、前記第2の
    超音波プローブを下げ、(m)前記比較的厚手の円筒形
    プローブ・ヘッドで前記盛上げ溶接部内をラスタ走査す
    ることによって前記盛上げ溶接部を超音波検査し、該ラ
    スタ走査は前記溶接開口の高さに沿って、前記比較的厚
    手の円筒形ヘッドの垂直掃引の合間に、前記比較的厚手
    の円筒形ヘッドの円周方向の歩進を含み、(n)前記ス
    キャナ及び第2の超音波プローブを取出し、(o)前記
    溶接開口を介して新しい炉心内ハウジングを挿入し、
    (p)該新しい炉心内ハウジングを前記盛上げ溶接部に
    溶接し、(q)比較的直径の小さい円筒形ヘッドを持つ
    第3の超音波プローブを前記スキャナに取付け、(r)
    前記スキャナを前記新しい炉心内ハウジングの真上、そ
    して前記炉心領域の下方に取付け、(s)前記比較的直
    径の小さい円筒形プローブ・ヘッドが前記新しい炉心内
    ハウジングに入り込むまで、前記第3の超音波プローブ
    を下げ、(t)前記比較的直径の小さい円筒形プローブ
    ・ヘッドで前記新しい炉心内ハウジング内をラスタ走査
    することによって、前記新しい炉心内ハウジングを前記
    盛上げ溶接部に取付けている溶接部を超音波検査し、こ
    のラスタ走査は、前記盛上げ溶接部の高さに沿った前記
    比較的厚手の円筒形ヘッドの垂直掃引の間に、前記比較
    的直径の小さい円筒形ヘッドの円周方向の歩進を含み、
    (u)前記スキャナ及び第3の超音波プローブを取出
    し、(v)もとの指示された炉心内ハウジングに前に取
    付けられていた炉心内案内管に、前記新しい炉心内ハウ
    ジングを締りばめで結合する工程を含む方法。
  9. 【請求項9】 前記工程(h)の前に、原子炉から水を
    取出して、炉心領域が水に没しない様にし、前記工程
    (i)の前に、前記原子炉に水を加えて、炉心領域が水
    中に没する様にし、前記工程(p)の前に、水を取出し
    て、前記炉心領域が水中に没しない様にし、前記工程
    (q)の前に、水を加えて、前記炉心領域が水中に没す
    るようにする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 垂直方向に伸びる孔を持つと共に横方
    向に伸びる孔を持っていて、当該ボールの垂直大円に沿
    って形成された溝を持つ結合ボールと、前記垂直方向に
    伸びる孔を通る垂直に伸びる軸を含んでいて、超音波ス
    キャナに電気的並びに機械的に結合される軸手段と、前
    記軸及び結合ボールの相対的な回転を防止する様に、前
    記軸及び結合ボールを機械的に結合するピンと、前記溝
    に係合して、当該円板形ヘッドが前記軸に対して傾くこ
    とが出来る様にする1対の結合ピンを持っていて、全体
    的に下向きの複数個の超音波変換器を有する円板形プロ
    ーブ・ヘッドと、前記円板形ヘッドの下方に配置されて
    いて、前記垂直方向に伸びる軸に結合された中心合せ手
    段とを有する超音波プローブ。
  11. 【請求項11】 垂直方向に伸びる軸と、該軸にしっか
    りと結合されていて、全体的に半径方向を向く複数個の
    超音波変換器を有する垂直方向に伸びるプローブ・ヘッ
    ドと、該プローブ・ヘッドの下方に伸びていて、前記プ
    ローブ・ヘッドに機械的に結合された中心合せ部材であ
    って、当該中心合せ部材に対して前記プローブ・ヘッド
    が垂直方向に移動出来る様にしている中心合せ部材とを
    有する超音波プローブ。
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