JPH0618706A - 耐擦傷性防眩フィルム、偏光板及びその製造方法 - Google Patents
耐擦傷性防眩フィルム、偏光板及びその製造方法Info
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- JPH0618706A JPH0618706A JP4314591A JP31459192A JPH0618706A JP H0618706 A JPH0618706 A JP H0618706A JP 4314591 A JP4314591 A JP 4314591A JP 31459192 A JP31459192 A JP 31459192A JP H0618706 A JPH0618706 A JP H0618706A
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防眩性が優れ、しかも、解像度、コントラス
トが優れ、且つ表面硬度及び耐溶剤性が良好で白化を防
止することができる耐擦傷性防眩フィルム、このフィル
ムを使用した偏光板及びその製造方法を提供する。 【構成】 透明基板1に、屈折率1.40〜1.60の
樹脂ビーズ3と、電離放射線硬化型樹脂組成物から本質
的に構成される塗料組成物を塗工し、電離放射線を照射
して電離放射線硬化型樹脂組成物を硬化し、防眩層2を
形成する。前記透明基板1がアセチルセルロース系フィ
ルムである場合にはケン化処理をしても、ヘイズ値が大
きくない耐擦傷性防眩フィルムが得られる。電離放射線
硬化型樹脂を、ポリエステルアクリレート及びポリウレ
タンアクリレートとした場合に、得られる塗膜の硬さ及
び耐衝撃性の点で優れる。この防眩フィルム、透明基板
にはさらに、帯電防止層、防湿層を設けることができ
る。このフィルムを偏光素子にラミネートして偏光板を
得る。
トが優れ、且つ表面硬度及び耐溶剤性が良好で白化を防
止することができる耐擦傷性防眩フィルム、このフィル
ムを使用した偏光板及びその製造方法を提供する。 【構成】 透明基板1に、屈折率1.40〜1.60の
樹脂ビーズ3と、電離放射線硬化型樹脂組成物から本質
的に構成される塗料組成物を塗工し、電離放射線を照射
して電離放射線硬化型樹脂組成物を硬化し、防眩層2を
形成する。前記透明基板1がアセチルセルロース系フィ
ルムである場合にはケン化処理をしても、ヘイズ値が大
きくない耐擦傷性防眩フィルムが得られる。電離放射線
硬化型樹脂を、ポリエステルアクリレート及びポリウレ
タンアクリレートとした場合に、得られる塗膜の硬さ及
び耐衝撃性の点で優れる。この防眩フィルム、透明基板
にはさらに、帯電防止層、防湿層を設けることができ
る。このフィルムを偏光素子にラミネートして偏光板を
得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワープロ、コンピュー
タ、テレビ等の各種ディスプレイ等、特に液晶ディスプ
レイの表面に用いられる耐擦傷性防眩フィルム、偏光
板、及びその製造方法に関する。
タ、テレビ等の各種ディスプレイ等、特に液晶ディスプ
レイの表面に用いられる耐擦傷性防眩フィルム、偏光
板、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワープロ、コンピュータ、テレビ等の各
種ディスプレイは、その表面のガラスやプラスチック等
の透明保護基板を通して文字、図形等の視覚情報が観察
されるようになっている。通常、それらのディスプレイ
は本体内部から光が発せられており、特に、液晶ディス
プレイはバックライトを採用することにより、視認性を
向上させている。
種ディスプレイは、その表面のガラスやプラスチック等
の透明保護基板を通して文字、図形等の視覚情報が観察
されるようになっている。通常、それらのディスプレイ
は本体内部から光が発せられており、特に、液晶ディス
プレイはバックライトを採用することにより、視認性を
向上させている。
【0003】これらのディスプレイにおいては、主とし
て内部から発せられた光がディスプレイ表面で拡散せず
にそのまま通過してしまうと、その表面を目視した場
合、眩しいために、内部からの光をある程度ディスプレ
イ表面で拡散するようにディスプレイ表面に防眩処理を
施していた。このような防眩処理には、従来、二酸化珪
素等のフィラーを含む樹脂を、ディスプレイ表面に塗工
したり、或いは透明基板に二酸化珪素等のフィラーを含
む樹脂が塗工されてなる防眩性基材をディスプレイ表面
に添着したりしていた。
て内部から発せられた光がディスプレイ表面で拡散せず
にそのまま通過してしまうと、その表面を目視した場
合、眩しいために、内部からの光をある程度ディスプレ
イ表面で拡散するようにディスプレイ表面に防眩処理を
施していた。このような防眩処理には、従来、二酸化珪
素等のフィラーを含む樹脂を、ディスプレイ表面に塗工
したり、或いは透明基板に二酸化珪素等のフィラーを含
む樹脂が塗工されてなる防眩性基材をディスプレイ表面
に添着したりしていた。
【0004】特に、液晶ディスプレイ等の表示体の表面
には、光のシャッターの役目をするフィルム状の偏光素
子が設けられているが、偏光素子自体が耐擦傷性に劣る
ために、ガラス、透明プラスチック板、又は透明プラス
チックフィルム等の透明保護基板により保護されて、偏
光板が形成されている。しかしながら、透明プラスチッ
ク板又は透明プラスチックフィルム等のプラスチックか
らなる透明保護基板自体においても傷がつきやすいの
で、近年、このような偏光板の表面に耐擦傷性を持たせ
たものが開発されている。このような技術として、例え
ば、特開平1−105738号公報に記載されるものが
ある。
には、光のシャッターの役目をするフィルム状の偏光素
子が設けられているが、偏光素子自体が耐擦傷性に劣る
ために、ガラス、透明プラスチック板、又は透明プラス
チックフィルム等の透明保護基板により保護されて、偏
光板が形成されている。しかしながら、透明プラスチッ
ク板又は透明プラスチックフィルム等のプラスチックか
らなる透明保護基板自体においても傷がつきやすいの
で、近年、このような偏光板の表面に耐擦傷性を持たせ
たものが開発されている。このような技術として、例え
ば、特開平1−105738号公報に記載されるものが
ある。
【0005】この公報には、フィルム状の偏光素子に貼
合されて偏光板を構成するための、耐擦傷性、防眩性が
付与された透明保護基板、即ち、光制御用トリアセテー
トフィルムが開示されている。このフィルムは、未ケン
化のトリアセテートフィルムの一方の面に、紫外線硬化
型エポキシアクリレート系樹脂からなる硬化塗膜を設け
ることにより耐擦傷性にすぐれたトリアセテートフィル
ムとしている。
合されて偏光板を構成するための、耐擦傷性、防眩性が
付与された透明保護基板、即ち、光制御用トリアセテー
トフィルムが開示されている。このフィルムは、未ケン
化のトリアセテートフィルムの一方の面に、紫外線硬化
型エポキシアクリレート系樹脂からなる硬化塗膜を設け
ることにより耐擦傷性にすぐれたトリアセテートフィル
ムとしている。
【0006】前記耐擦傷性に優れたトリアセテートフィ
ルムに更に防眩性を付与するためには、従来、前記紫外
線硬化型エポキシアクリレート系樹脂に無定形シリカを
添加した樹脂組成物をトリアセテートフィルムの表面に
塗布して硬化させている。このようにして得られたトリ
アセテートフィルムを偏光素子と貼合させて偏光板とす
る際に、偏光素子との接着性を上げるため及び静電防止
のためにアルカリによるケン化処理を行い、その後に、
偏光素子と貼合させて偏光板を製造している。
ルムに更に防眩性を付与するためには、従来、前記紫外
線硬化型エポキシアクリレート系樹脂に無定形シリカを
添加した樹脂組成物をトリアセテートフィルムの表面に
塗布して硬化させている。このようにして得られたトリ
アセテートフィルムを偏光素子と貼合させて偏光板とす
る際に、偏光素子との接着性を上げるため及び静電防止
のためにアルカリによるケン化処理を行い、その後に、
偏光素子と貼合させて偏光板を製造している。
【0007】一方、従来液晶ディスプレイ等の表面に発
生する静電気が原因で生じる障害を取り除くために、液
晶ディスプレイ等の表面に帯電防止塗料を塗工してい
る。この塗料には、帯電防止剤として、カーボンブラッ
ク等の導電性フィラーが入った塗料や、イオンコンプレ
ックス型の界面活性剤が入った塗料を用いて帯電防止を
図っている。帯電防止層にイオンコンプレックス型の界
面活性剤が含有されたものは抵抗値が環境に作用されや
すいうえに、耐久性がないという欠点がある。
生する静電気が原因で生じる障害を取り除くために、液
晶ディスプレイ等の表面に帯電防止塗料を塗工してい
る。この塗料には、帯電防止剤として、カーボンブラッ
ク等の導電性フィラーが入った塗料や、イオンコンプレ
ックス型の界面活性剤が入った塗料を用いて帯電防止を
図っている。帯電防止層にイオンコンプレックス型の界
面活性剤が含有されたものは抵抗値が環境に作用されや
すいうえに、耐久性がないという欠点がある。
【0008】上記の帯電防止と防眩性の2つの性質を同
時に改善するフィルムを得るために、無機フィラーと導
電性フィラーを混合した塗料を用いて透明基板に塗工す
ることが試みられている。同じく帯電防止の性質を有す
る防眩フィルムを得るために、下層に導電性フィラーを
含有した導電性塗料を塗工して完全に硬化させて帯電防
止層を形成し、その上に防眩層を形成することが試みら
れている。
時に改善するフィルムを得るために、無機フィラーと導
電性フィラーを混合した塗料を用いて透明基板に塗工す
ることが試みられている。同じく帯電防止の性質を有す
る防眩フィルムを得るために、下層に導電性フィラーを
含有した導電性塗料を塗工して完全に硬化させて帯電防
止層を形成し、その上に防眩層を形成することが試みら
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の、透明基板
表面に無定形シリカを含む樹脂組成物からなる塗膜が設
けられた防眩フィルムでは、透明基板にトリアセテート
フィルムを使用した場合では、その後のアルカリ処理に
よってヘイズ値(ヘイズ値とは、拡散透過率/全光線透
過率で表される値である。)を示す値が大きくなり、解
像力、コントラスト、透明性の落ちたフィルムとなり、
耐アルカリ性が劣っていた。
表面に無定形シリカを含む樹脂組成物からなる塗膜が設
けられた防眩フィルムでは、透明基板にトリアセテート
フィルムを使用した場合では、その後のアルカリ処理に
よってヘイズ値(ヘイズ値とは、拡散透過率/全光線透
過率で表される値である。)を示す値が大きくなり、解
像力、コントラスト、透明性の落ちたフィルムとなり、
耐アルカリ性が劣っていた。
【0010】例えば、防眩性が付与されるためには、樹
脂100重量部に対しシリカが2重量部前後程度配合さ
れているが、このような配合割合のシリカを含む塗膜だ
と透明性が落ちるという欠点があった。そればかりか、
透明基板にトリアセテートフィルムを使用した場合で
は、シリカを含む塗膜に前記した接着性改善及び帯電防
止の目的でアルカリ浸漬によるケン化処理を行うと、得
られたトリアセテートフィルムのヘイズ値を示す値が大
きくなり、解像力、コントラスト、透明性の落ちたフィ
ルムとなっていた。このような原因は、樹脂組成物と無
機フィラーとの間の界面がアルカリに侵されるからであ
ると考えられる。
脂100重量部に対しシリカが2重量部前後程度配合さ
れているが、このような配合割合のシリカを含む塗膜だ
と透明性が落ちるという欠点があった。そればかりか、
透明基板にトリアセテートフィルムを使用した場合で
は、シリカを含む塗膜に前記した接着性改善及び帯電防
止の目的でアルカリ浸漬によるケン化処理を行うと、得
られたトリアセテートフィルムのヘイズ値を示す値が大
きくなり、解像力、コントラスト、透明性の落ちたフィ
ルムとなっていた。このような原因は、樹脂組成物と無
機フィラーとの間の界面がアルカリに侵されるからであ
ると考えられる。
【0011】さらに、例えば、液晶ディスプレイ等の表
面に帯電防止を付与すると同時に防眩性を図った前記従
来の防眩フィルムにおいて、導電性フィラーの添加量が
かなり多いため、導電性フィラーの入った塗膜がケン化
処理によってアルカリで侵され、塗膜が脱離したり、さ
らに、導電性フィラーが塗膜の表面へ多く頭出しをした
り、その導電性フィラーがバインダーで固定しきれずに
表面剥離を起こしてしまう等の耐擦傷性に問題があっ
た。さらに導電性フィラーが配合されているために光学
的性質を調整しにくいという問題があった。
面に帯電防止を付与すると同時に防眩性を図った前記従
来の防眩フィルムにおいて、導電性フィラーの添加量が
かなり多いため、導電性フィラーの入った塗膜がケン化
処理によってアルカリで侵され、塗膜が脱離したり、さ
らに、導電性フィラーが塗膜の表面へ多く頭出しをした
り、その導電性フィラーがバインダーで固定しきれずに
表面剥離を起こしてしまう等の耐擦傷性に問題があっ
た。さらに導電性フィラーが配合されているために光学
的性質を調整しにくいという問題があった。
【0012】また、透明基板としてトリアセテートフィ
ルムを用いた場合に、トリアセテートフィルムを保護す
る目的で耐擦傷性に優れた塗膜を設けている。この塗膜
の密着性を改善するために、従来は酢酸エチルメチルエ
チルケトン等の溶剤を用いてトリアセテートフィルムの
表面を溶解させていたが、このような方法だとトリアセ
テートフィルムの白化を引き起こし、透明性を損ねると
いう欠点があった。
ルムを用いた場合に、トリアセテートフィルムを保護す
る目的で耐擦傷性に優れた塗膜を設けている。この塗膜
の密着性を改善するために、従来は酢酸エチルメチルエ
チルケトン等の溶剤を用いてトリアセテートフィルムの
表面を溶解させていたが、このような方法だとトリアセ
テートフィルムの白化を引き起こし、透明性を損ねると
いう欠点があった。
【0013】また、帯電防止層とその上に防眩層を形成
した前記従来の防眩フィルムは、帯電防止塗料が硬化し
て形成された帯電防止層上に、さらに防眩性を付与する
塗料を塗布して硬化させて防眩層が形成されているの
で、これらの2層間の密着性が悪く、層間剥離が生じや
すいという問題があった。また、偏光素子は水分により
偏光素子としての機能が劣化するという欠点があった。
従来の防眩フィルムを偏光素子にラミネートして形成さ
れた偏光板は、水分の透過を十分に阻止することはでき
ず、このために偏光機能が劣化するという不都合があっ
た。
した前記従来の防眩フィルムは、帯電防止塗料が硬化し
て形成された帯電防止層上に、さらに防眩性を付与する
塗料を塗布して硬化させて防眩層が形成されているの
で、これらの2層間の密着性が悪く、層間剥離が生じや
すいという問題があった。また、偏光素子は水分により
偏光素子としての機能が劣化するという欠点があった。
従来の防眩フィルムを偏光素子にラミネートして形成さ
れた偏光板は、水分の透過を十分に阻止することはでき
ず、このために偏光機能が劣化するという不都合があっ
た。
【0014】また、従来防眩フィルムは静電気が発生し
やすいという欠点がある。例えば、防眩フィルムを偏光
素子にラミネートして製造された偏光板は、使用される
前までの間、通常その表面に保護フィルムが添付されて
保管されているが、使用時にこの保護フィルムを剥離す
ると静電気のためゴミが付着しやすくなるという欠点が
ある。また、防眩フィルムが貼着された偏光板が液晶デ
ィスプレイに組み込まれた際にも、外部からの静電気の
障害を受けるという問題があった。
やすいという欠点がある。例えば、防眩フィルムを偏光
素子にラミネートして製造された偏光板は、使用される
前までの間、通常その表面に保護フィルムが添付されて
保管されているが、使用時にこの保護フィルムを剥離す
ると静電気のためゴミが付着しやすくなるという欠点が
ある。また、防眩フィルムが貼着された偏光板が液晶デ
ィスプレイに組み込まれた際にも、外部からの静電気の
障害を受けるという問題があった。
【0015】上記した問題点を解決するために、本発明
の1番目の目的は、防眩性に優れると同時に透明性に優
れ、さらに、解像度、コントラストが優れ、かつ表面硬
度、耐溶剤性が良好で、白化を防止することのできる耐
擦傷性防眩フィルム、耐擦傷性防眩フィルムを使用した
偏光板及び耐擦傷性防眩フィルムの製造方法を提供する
ことである。
の1番目の目的は、防眩性に優れると同時に透明性に優
れ、さらに、解像度、コントラストが優れ、かつ表面硬
度、耐溶剤性が良好で、白化を防止することのできる耐
擦傷性防眩フィルム、耐擦傷性防眩フィルムを使用した
偏光板及び耐擦傷性防眩フィルムの製造方法を提供する
ことである。
【0016】また、本発明の前記1番目の目的に付随し
た目的は、透明基板として特にアセチルセルロース系フ
ィルムを使用し、該アセチルセルロース系フィルムを保
護する目的で耐擦傷性に優れた塗膜を設けた場合に、ア
ルカリ水溶液でケン化処理してもヘイズ値、コントラス
ト及び透明性の低下しない、白化を防止でき、しかも透
明基板と耐擦傷性に優れた塗膜との密着性に優れた耐擦
傷性防眩フィルム、耐擦傷性防眩フィルムを使用した偏
光板、及び耐擦傷性防眩フィルムの製造方法を提供する
ことである。
た目的は、透明基板として特にアセチルセルロース系フ
ィルムを使用し、該アセチルセルロース系フィルムを保
護する目的で耐擦傷性に優れた塗膜を設けた場合に、ア
ルカリ水溶液でケン化処理してもヘイズ値、コントラス
ト及び透明性の低下しない、白化を防止でき、しかも透
明基板と耐擦傷性に優れた塗膜との密着性に優れた耐擦
傷性防眩フィルム、耐擦傷性防眩フィルムを使用した偏
光板、及び耐擦傷性防眩フィルムの製造方法を提供する
ことである。
【0017】また、本発明の前記1番目の目的に付随し
た目的は、特に静電気の発生を防止することができると
同時に透明性の良好な耐擦傷性防眩フィルム、耐擦傷性
防眩フィルムを使用した偏光板及び耐擦傷性防眩フィル
ムの製造方法を提供することである。本発明の2番目の
目的は、透明基板上に、帯電防止層と耐擦傷性の防眩層
を形成した耐擦傷性防眩フィルムにおいて、帯電防止層
と防眩層との層間剥離を防止し、且つ防眩性に優れると
同時に透明性に優れ、さらに、解像度、コントラストが
優れ、かつ表面硬度、耐溶剤性が良好で、白化を防止す
ることのできる耐擦傷性防眩フィルム、その耐擦傷性防
眩フィルムを使用した偏光板、及び耐擦傷性防眩フィル
ムの製造方法を提供することである。
た目的は、特に静電気の発生を防止することができると
同時に透明性の良好な耐擦傷性防眩フィルム、耐擦傷性
防眩フィルムを使用した偏光板及び耐擦傷性防眩フィル
ムの製造方法を提供することである。本発明の2番目の
目的は、透明基板上に、帯電防止層と耐擦傷性の防眩層
を形成した耐擦傷性防眩フィルムにおいて、帯電防止層
と防眩層との層間剥離を防止し、且つ防眩性に優れると
同時に透明性に優れ、さらに、解像度、コントラストが
優れ、かつ表面硬度、耐溶剤性が良好で、白化を防止す
ることのできる耐擦傷性防眩フィルム、その耐擦傷性防
眩フィルムを使用した偏光板、及び耐擦傷性防眩フィル
ムの製造方法を提供することである。
【0018】本発明の3番目の目的は、偏光素子に対す
る防湿性に優れ、且つ防眩性に優れると同時に透明性に
優れた耐擦傷性防眩フィルム、その耐擦傷性防眩フィル
ムを使用した偏光板、及び耐擦傷性防眩フィルムの製造
方法を提供することである。
る防湿性に優れ、且つ防眩性に優れると同時に透明性に
優れた耐擦傷性防眩フィルム、その耐擦傷性防眩フィル
ムを使用した偏光板、及び耐擦傷性防眩フィルムの製造
方法を提供することである。
【0019】
I.1番目の目的を達成する発明 前記した1番目の目的を達成するための発明は、透明基
板上に、屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズと電離
放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成される防眩層
が形成されていることを特徴とする耐擦傷性防眩フィル
ムとするものである。
板上に、屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズと電離
放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成される防眩層
が形成されていることを特徴とする耐擦傷性防眩フィル
ムとするものである。
【0020】また、1番目の目的を達成するために本発
明は、前記の耐擦傷性防眩フィルムが偏光素子にラミネ
ートされていることを特徴とする偏光板とするものであ
る。また、1番目の目的を達成するために本発明は、透
明基板上に、屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズと
電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成される防
眩塗料を塗工し、次に、未硬化の該防眩塗料の塗膜上に
電離放射線を照射して前記塗料の塗膜を硬化させること
を特徴とする耐擦傷性防眩フィルムの製造方法とするも
のである。
明は、前記の耐擦傷性防眩フィルムが偏光素子にラミネ
ートされていることを特徴とする偏光板とするものであ
る。また、1番目の目的を達成するために本発明は、透
明基板上に、屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズと
電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成される防
眩塗料を塗工し、次に、未硬化の該防眩塗料の塗膜上に
電離放射線を照射して前記塗料の塗膜を硬化させること
を特徴とする耐擦傷性防眩フィルムの製造方法とするも
のである。
【0021】図1は本発明の第1番目の目的を達成する
耐擦傷性防眩フィルムの断面図である。図1中の1は透
明基板、2は防眩層、3は樹脂ビーズである。1番目の
目的を達成するための発明を次にさらに詳細に説明す
る。 透明基板:本発明で使用される前記透明基板には、トリ
アセチルセルロースフィルム、ジアセチルセルロースフ
ィルム、アセテートブチレートセルロースフィルム、ポ
リエーテルサルホンフィルム、ポリアクリル系樹脂フィ
ルム、ポリウレタン系樹脂フィルム、ポリエステルフィ
ルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスルホンフィル
ム、ポリエーテルフィルム、トリメチルペンテンフィル
ム、ポリエーテルケトンフィルム、(メタ)アクリロニ
トリルフィルム等が使用できるが、特に、トリアセチル
セルロースフィルム、及び一軸延伸ポリエステルフィル
ムが透明性に優れ、光学的に異方性が無い点で好適に用
いられる。
耐擦傷性防眩フィルムの断面図である。図1中の1は透
明基板、2は防眩層、3は樹脂ビーズである。1番目の
目的を達成するための発明を次にさらに詳細に説明す
る。 透明基板:本発明で使用される前記透明基板には、トリ
アセチルセルロースフィルム、ジアセチルセルロースフ
ィルム、アセテートブチレートセルロースフィルム、ポ
リエーテルサルホンフィルム、ポリアクリル系樹脂フィ
ルム、ポリウレタン系樹脂フィルム、ポリエステルフィ
ルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスルホンフィル
ム、ポリエーテルフィルム、トリメチルペンテンフィル
ム、ポリエーテルケトンフィルム、(メタ)アクリロニ
トリルフィルム等が使用できるが、特に、トリアセチル
セルロースフィルム、及び一軸延伸ポリエステルフィル
ムが透明性に優れ、光学的に異方性が無い点で好適に用
いられる。
【0022】厚みは、板状のものでもフィルム状のもの
でもよいが、通常は25μm〜1000μm程度のもの
が用いられる。 電離放射線硬化型樹脂:本発明における電離放射線硬化
型樹脂組成物に用いられる皮膜形成成分は、好ましく
は、アクリレート系の官能基を有するもの、例えば、比
較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッ
ド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、
ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコール等の多官能
化合物の(メタ)アクリレート等のオリゴマーまたはプ
レポリマーおよび反応性希釈剤としてエチル(メタ)ア
クリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ス
チレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリドン等の単
官能モノマー並びに多官能モノマー、例えば、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ヘキサンジ
オール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート、1、6−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート等を比較的多量に含有するものが使用でき
る。
でもよいが、通常は25μm〜1000μm程度のもの
が用いられる。 電離放射線硬化型樹脂:本発明における電離放射線硬化
型樹脂組成物に用いられる皮膜形成成分は、好ましく
は、アクリレート系の官能基を有するもの、例えば、比
較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッ
ド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、
ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコール等の多官能
化合物の(メタ)アクリレート等のオリゴマーまたはプ
レポリマーおよび反応性希釈剤としてエチル(メタ)ア
クリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ス
チレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリドン等の単
官能モノマー並びに多官能モノマー、例えば、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ヘキサンジ
オール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート、1、6−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート等を比較的多量に含有するものが使用でき
る。
【0023】特に好適には、ポリエステルアクリレート
とポリウレタンアクリレートの混合物が用いられる。そ
の理由は、ポリエステルアクリレートは塗膜が非常に硬
くてハードコートを得るのに適しているが、ポリエステ
ルアクリレート単独ではその塗膜は衝撃性が低く、脆く
なるので、塗膜に耐衝撃性及び柔軟性を与えるためにポ
リウレタンアクリレートを併用する。ポリエステルアク
リレート100重量部に対するポリウレタンアクリレー
トの配合割合は30重量部以下とする。この値を越える
と塗膜が柔らかすぎてハード性がなくなってしまうから
である。
とポリウレタンアクリレートの混合物が用いられる。そ
の理由は、ポリエステルアクリレートは塗膜が非常に硬
くてハードコートを得るのに適しているが、ポリエステ
ルアクリレート単独ではその塗膜は衝撃性が低く、脆く
なるので、塗膜に耐衝撃性及び柔軟性を与えるためにポ
リウレタンアクリレートを併用する。ポリエステルアク
リレート100重量部に対するポリウレタンアクリレー
トの配合割合は30重量部以下とする。この値を越える
と塗膜が柔らかすぎてハード性がなくなってしまうから
である。
【0024】さらに、上記の電離放射線硬化型樹脂組成
物を紫外線硬化型樹脂組成物とするには、この中に光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシ
ムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリーn−ブチルホスフィン等
を混合して用いることができる。特に本発明では、オリ
ゴマーとしてウレタンアクリレート、モノマーとしてジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート等を混合する
のが好ましい。
物を紫外線硬化型樹脂組成物とするには、この中に光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシ
ムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリーn−ブチルホスフィン等
を混合して用いることができる。特に本発明では、オリ
ゴマーとしてウレタンアクリレート、モノマーとしてジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート等を混合する
のが好ましい。
【0025】また電離放射線としては、紫外線、可視光
線等の電磁波、電子線等の粒子線が用いられる。 樹脂ビーズ:前記電離放射線硬化型樹脂組成物には、防
眩性を付与するために屈折率1.40〜1.60の樹脂
ビーズが混合される。樹脂ビーズの屈折率をこのような
値に限定する理由は、電離放射線硬化型樹脂、特にアク
リレート又はメタアクリレート系樹脂の屈折率は通常
1.40〜1.50であることから、電離放射線硬化型
樹脂の屈折率にできるだけ近い屈折率を持つ樹脂ビーズ
を選択すると、塗膜の透明性が損なわれずに、しかも、
防眩性を増すことができるからである。ところで、電離
放射線硬化型樹脂の屈折率に近い屈折率を持つ樹脂ビー
ズを次の表1に示す。
線等の電磁波、電子線等の粒子線が用いられる。 樹脂ビーズ:前記電離放射線硬化型樹脂組成物には、防
眩性を付与するために屈折率1.40〜1.60の樹脂
ビーズが混合される。樹脂ビーズの屈折率をこのような
値に限定する理由は、電離放射線硬化型樹脂、特にアク
リレート又はメタアクリレート系樹脂の屈折率は通常
1.40〜1.50であることから、電離放射線硬化型
樹脂の屈折率にできるだけ近い屈折率を持つ樹脂ビーズ
を選択すると、塗膜の透明性が損なわれずに、しかも、
防眩性を増すことができるからである。ところで、電離
放射線硬化型樹脂の屈折率に近い屈折率を持つ樹脂ビー
ズを次の表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】これらの樹脂ビーズの粒径は、3〜8μm
のものが好適に用いられ、樹脂100重量部に対して2
〜10重量部、通常4重量部程度用いられる。この塗料
にこのような樹脂ビーズを混入させると、塗料使用時に
は容器の底に沈澱した樹脂ビーズを攪拌して良く分散さ
せる必要がある。このような不都合を無くすために、前
記の塗料に樹脂ビーズの沈降防止剤として粒径0.5μ
m以下、好ましくは0.1〜0.25μmのシリカビー
ズを含ませてもよい。なお、このシリカビーズは添加す
ればするほど有機フィラーの沈降防止に有効であるが、
塗膜の透明性に悪影響を与える。したがって、樹脂10
0重量部に対して、塗膜の透明性を損なわない程度に、
しかも沈降防止することのできる範囲である0.1重量
部未満程度が好ましい。
のものが好適に用いられ、樹脂100重量部に対して2
〜10重量部、通常4重量部程度用いられる。この塗料
にこのような樹脂ビーズを混入させると、塗料使用時に
は容器の底に沈澱した樹脂ビーズを攪拌して良く分散さ
せる必要がある。このような不都合を無くすために、前
記の塗料に樹脂ビーズの沈降防止剤として粒径0.5μ
m以下、好ましくは0.1〜0.25μmのシリカビー
ズを含ませてもよい。なお、このシリカビーズは添加す
ればするほど有機フィラーの沈降防止に有効であるが、
塗膜の透明性に悪影響を与える。したがって、樹脂10
0重量部に対して、塗膜の透明性を損なわない程度に、
しかも沈降防止することのできる範囲である0.1重量
部未満程度が好ましい。
【0028】帯電防止剤:さらに、本発明で使用する防
眩性を付与しハードコート塗膜を形成するための防眩塗
料には、塗膜の帯電の防止をする目的のために帯電防止
剤を添加してもよい。この帯電防止剤には、無機フィラ
ー、例えば、金属フィラー、酸化すず、酸化インジウム
等を用いることができる。特に、粒径が可視光線の波長
以下のものは成膜後透明になり、防眩フィルムの透明性
を損なわないので好ましい。
眩性を付与しハードコート塗膜を形成するための防眩塗
料には、塗膜の帯電の防止をする目的のために帯電防止
剤を添加してもよい。この帯電防止剤には、無機フィラ
ー、例えば、金属フィラー、酸化すず、酸化インジウム
等を用いることができる。特に、粒径が可視光線の波長
以下のものは成膜後透明になり、防眩フィルムの透明性
を損なわないので好ましい。
【0029】また、有機系帯電防止剤には、例えば、第
4級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、第1〜3級アミ
ノ基等のカチオン性基を有する各種のカチオン性帯電防
止剤、スルホン酸塩基、硫酸エステル塩基、リン酸エス
テル塩基、ホスホン酸塩基等のアニオン性基を有するア
ニオン系帯電防止剤、アミノ酸系、アミノ硫酸エステル
系等の両性帯電防止剤、アミノアルコール系、グリセリ
ン系、ポリエチレングリコール系等のノニオン性の帯電
防止剤等の各種界面活性剤型帯電防止剤、更には上記の
如き帯電防止剤を高分子量化した高分子型帯電防止剤等
が挙げられ、又、第3級アミノ基や第4級アンモニウム
基を有し、電離放射線により重合可能なモノマーやオリ
ゴノマー、例えば、N,N−ジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリレートモノマー、それらの第4級化合物
等の重合性帯電防止剤も使用できる。
4級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、第1〜3級アミ
ノ基等のカチオン性基を有する各種のカチオン性帯電防
止剤、スルホン酸塩基、硫酸エステル塩基、リン酸エス
テル塩基、ホスホン酸塩基等のアニオン性基を有するア
ニオン系帯電防止剤、アミノ酸系、アミノ硫酸エステル
系等の両性帯電防止剤、アミノアルコール系、グリセリ
ン系、ポリエチレングリコール系等のノニオン性の帯電
防止剤等の各種界面活性剤型帯電防止剤、更には上記の
如き帯電防止剤を高分子量化した高分子型帯電防止剤等
が挙げられ、又、第3級アミノ基や第4級アンモニウム
基を有し、電離放射線により重合可能なモノマーやオリ
ゴノマー、例えば、N,N−ジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリレートモノマー、それらの第4級化合物
等の重合性帯電防止剤も使用できる。
【0030】このように、防眩塗料に帯電防止剤を添加
することにより、この防眩塗料を塗布して製造された防
眩フィルムは静電気の発生がない。したがって、偏光素
子に添付されて偏光板となった時に保護フィルムが貼ら
れるが、この保護フィルムを剥離する際に静電気の発生
がなく、ゴミが付着することがない。また液晶ディスプ
レイ等に組み込まれた際にも外部から静電気障害を受け
ることがない。
することにより、この防眩塗料を塗布して製造された防
眩フィルムは静電気の発生がない。したがって、偏光素
子に添付されて偏光板となった時に保護フィルムが貼ら
れるが、この保護フィルムを剥離する際に静電気の発生
がなく、ゴミが付着することがない。また液晶ディスプ
レイ等に組み込まれた際にも外部から静電気障害を受け
ることがない。
【0031】レベリング剤:本発明で使用する防眩性を
有する耐擦傷性のハードコート塗膜を形成するための電
離放射線硬化型樹脂に紫外線を照射して硬化させる際に
フッ素系、シリコーン系のレベリング剤を電離放射線硬
化型樹脂中に添加すると、硬化に有利である。その理由
は、通常、透明基板としてトリアセチルセルロースを用
いた場合には、耐熱性がないために紫外線の照射強度を
あまり上げられないので、得られた塗膜表面の硬度が不
足するが、レベリング剤を添加した電離放射線硬化型樹
脂においては、溶剤乾燥時の塗膜にはフッ素系、シリコ
ーン系のレベリング剤が空気界面にブリードしてくるの
で、酸素による紫外線硬化型樹脂の硬化阻害を防ぐこと
ができ、紫外線の照射強度が低くても十分な硬度を有す
る硬化塗膜を得ることができるからである。
有する耐擦傷性のハードコート塗膜を形成するための電
離放射線硬化型樹脂に紫外線を照射して硬化させる際に
フッ素系、シリコーン系のレベリング剤を電離放射線硬
化型樹脂中に添加すると、硬化に有利である。その理由
は、通常、透明基板としてトリアセチルセルロースを用
いた場合には、耐熱性がないために紫外線の照射強度を
あまり上げられないので、得られた塗膜表面の硬度が不
足するが、レベリング剤を添加した電離放射線硬化型樹
脂においては、溶剤乾燥時の塗膜にはフッ素系、シリコ
ーン系のレベリング剤が空気界面にブリードしてくるの
で、酸素による紫外線硬化型樹脂の硬化阻害を防ぐこと
ができ、紫外線の照射強度が低くても十分な硬度を有す
る硬化塗膜を得ることができるからである。
【0032】また、シリコーンによるスベリ性が付与さ
れるために耐擦傷性が向上する。 溶剤乾燥型樹脂:本発明で用いる防眩性を有するハード
コート塗膜を形成するための塗料は、電離放射線硬化型
樹脂100重量部に対し溶剤乾燥型樹脂を10重量部以
上100重量部以下含ませてもよい。前記溶剤乾燥型樹
脂には、主として熱可塑性樹脂が用いられる。電離放射
線硬化型樹脂に添加する溶剤乾燥型熱可塑性樹脂の種類
は通常用いられるものが使用されるが、特に、電離放射
線硬化型樹脂組成物にポリエステルアクリレートとポリ
ウレタンアクリレートの混合物を使用した場合には、使
用する溶剤乾燥型樹脂にはポリメタクリル酸メチルアク
リレート又はポリメタクリル酸ブチルアクリレートが塗
膜の硬度を高く保つことができる。しかも、この場合、
主たる電離放射線硬化型樹脂との屈折率が近いので塗膜
の透明性を損なわず、透明性、特に、低ヘイズ値、高透
過率、また相溶性の点において有利である。
れるために耐擦傷性が向上する。 溶剤乾燥型樹脂:本発明で用いる防眩性を有するハード
コート塗膜を形成するための塗料は、電離放射線硬化型
樹脂100重量部に対し溶剤乾燥型樹脂を10重量部以
上100重量部以下含ませてもよい。前記溶剤乾燥型樹
脂には、主として熱可塑性樹脂が用いられる。電離放射
線硬化型樹脂に添加する溶剤乾燥型熱可塑性樹脂の種類
は通常用いられるものが使用されるが、特に、電離放射
線硬化型樹脂組成物にポリエステルアクリレートとポリ
ウレタンアクリレートの混合物を使用した場合には、使
用する溶剤乾燥型樹脂にはポリメタクリル酸メチルアク
リレート又はポリメタクリル酸ブチルアクリレートが塗
膜の硬度を高く保つことができる。しかも、この場合、
主たる電離放射線硬化型樹脂との屈折率が近いので塗膜
の透明性を損なわず、透明性、特に、低ヘイズ値、高透
過率、また相溶性の点において有利である。
【0033】また、透明基板として、特にトリアセチル
セルロース等のセルロース系樹脂を用いるときには、溶
剤乾燥型樹脂として、ニトロセルロース、アセチルセル
ロース、セルロースアセテートプロピオネート、エチル
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系樹脂及び
その溶媒であるトルエンを用いると塗膜の密着性及び透
明性の点で有利である。即ち、透明基板であるトリアセ
チルセルロースに対し非溶解性で密着性付与において劣
る溶剤であるトルエンを前記セルロース系樹脂の溶媒と
して用いるにもかかわらず、前記透明基板にこの溶剤乾
燥型樹脂を含む塗料の塗布をおこなっても、透明基板と
塗膜樹脂との密着性を良好にすることができる。しかも
このトルエンは、透明基板であるトリアセチルセルロー
スを溶解しないので、透明基板の表面は白化せず、透明
性が保たれる利点がある。
セルロース等のセルロース系樹脂を用いるときには、溶
剤乾燥型樹脂として、ニトロセルロース、アセチルセル
ロース、セルロースアセテートプロピオネート、エチル
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系樹脂及び
その溶媒であるトルエンを用いると塗膜の密着性及び透
明性の点で有利である。即ち、透明基板であるトリアセ
チルセルロースに対し非溶解性で密着性付与において劣
る溶剤であるトルエンを前記セルロース系樹脂の溶媒と
して用いるにもかかわらず、前記透明基板にこの溶剤乾
燥型樹脂を含む塗料の塗布をおこなっても、透明基板と
塗膜樹脂との密着性を良好にすることができる。しかも
このトルエンは、透明基板であるトリアセチルセルロー
スを溶解しないので、透明基板の表面は白化せず、透明
性が保たれる利点がある。
【0034】硬化方法:電離放射線硬化型樹脂組成物か
ら本質的に構成される塗料の硬化方法は通常の電離放射
線硬化型樹脂組成物の硬化方法、即ち、紫外線、可視光
線等の電磁波、又は電子線の照射によって硬化すること
ができる。例えば、電子線硬化の場合にはコックロフト
ワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア変
圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種
電子線加速器から放出される50〜1000KeV、好
ましくは100〜300KeVのエネルギーを有する電
子線等が使用され、紫外線、可視光線等の電磁波による
硬化の場合には超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀
灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハライド
ランプ等の光線から発する電磁波が利用できる。
ら本質的に構成される塗料の硬化方法は通常の電離放射
線硬化型樹脂組成物の硬化方法、即ち、紫外線、可視光
線等の電磁波、又は電子線の照射によって硬化すること
ができる。例えば、電子線硬化の場合にはコックロフト
ワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア変
圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種
電子線加速器から放出される50〜1000KeV、好
ましくは100〜300KeVのエネルギーを有する電
子線等が使用され、紫外線、可視光線等の電磁波による
硬化の場合には超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀
灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハライド
ランプ等の光線から発する電磁波が利用できる。
【0035】偏光素子:本発明で使用される偏光素子に
は、よう素又は染料により染色し、延伸してなるポリビ
ニルアルコールフィルム、ポリビニルホルマールフィル
ム、ポリビニルアセタールフィルム、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体系ケン化フィルム等を用いることができ
る。この偏光素子に本発明の耐擦傷性防眩フィルムをラ
ミネート処理するにあたって、接着性を増すため及び静
電防止のために、前記透明保護基板が例えば、トリアセ
チルセルロースフィルムである場合には、トリアセチル
セルロースフィルムにケン化処理を行う。このケン化処
理はトリアセチルセルロースフィルムにハードコート処
理を施す前または後のどちらでもよい。
は、よう素又は染料により染色し、延伸してなるポリビ
ニルアルコールフィルム、ポリビニルホルマールフィル
ム、ポリビニルアセタールフィルム、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体系ケン化フィルム等を用いることができ
る。この偏光素子に本発明の耐擦傷性防眩フィルムをラ
ミネート処理するにあたって、接着性を増すため及び静
電防止のために、前記透明保護基板が例えば、トリアセ
チルセルロースフィルムである場合には、トリアセチル
セルロースフィルムにケン化処理を行う。このケン化処
理はトリアセチルセルロースフィルムにハードコート処
理を施す前または後のどちらでもよい。
【0036】II.2番目の目的を達成する発明 前記した2番目の目的を達成するために本発明は、透明
基板上に、導電性フィラーを含有する帯電防止層が形成
され、その層の上に屈折率1.40〜1.60の樹脂ビ
ーズと電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成さ
れる防眩層が形成されていることを特徴とする耐擦傷性
防眩フィルムとするものである。
基板上に、導電性フィラーを含有する帯電防止層が形成
され、その層の上に屈折率1.40〜1.60の樹脂ビ
ーズと電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成さ
れる防眩層が形成されていることを特徴とする耐擦傷性
防眩フィルムとするものである。
【0037】また、2番目の目的を達成するために本発
明は、前記帯電防止性を有する耐擦傷性防眩フィルムが
偏光素子にラミネートされていることを特徴とする偏光
板とするものである。また2番目の目的を達成するため
に本発明は、透明基板上に、導電性フィラーを含み電離
放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成される帯電防
止塗料を塗布して塗膜を形成し、該帯電防止塗料の塗膜
を指触乾燥又はハーフキュアして半硬化層を形成し、該
半硬化層上に、屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズ
と、電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成され
る防眩塗料を塗工して未硬化層を形成し、前記2層の塗
膜に電離放射線を照射して各層の塗膜を同時に完全硬化
させることを特徴とする帯電防止性を有する耐擦傷性防
眩フィルムの製造方法とするものである。
明は、前記帯電防止性を有する耐擦傷性防眩フィルムが
偏光素子にラミネートされていることを特徴とする偏光
板とするものである。また2番目の目的を達成するため
に本発明は、透明基板上に、導電性フィラーを含み電離
放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成される帯電防
止塗料を塗布して塗膜を形成し、該帯電防止塗料の塗膜
を指触乾燥又はハーフキュアして半硬化層を形成し、該
半硬化層上に、屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズ
と、電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成され
る防眩塗料を塗工して未硬化層を形成し、前記2層の塗
膜に電離放射線を照射して各層の塗膜を同時に完全硬化
させることを特徴とする帯電防止性を有する耐擦傷性防
眩フィルムの製造方法とするものである。
【0038】図2は本発明の帯電防止性を有する耐擦傷
性防眩フィルムの断面図である。図2中の1は透明基
板、2は防眩層、3は樹脂ビーズ、4は帯電防止層であ
る。上記帯電防止層4の膜厚は1〜10μm、好ましく
は3〜7μmとする。その理由は、膜厚が厚くなるとヘ
イズ値が上がってしまうからであることと、適度な抵抗
値を得るためである。また、この帯電防止層4は透明基
板1の片面又は両面に設けることができるが、表面側に
設けたものが帯電防止性能を発揮しやすい。
性防眩フィルムの断面図である。図2中の1は透明基
板、2は防眩層、3は樹脂ビーズ、4は帯電防止層であ
る。上記帯電防止層4の膜厚は1〜10μm、好ましく
は3〜7μmとする。その理由は、膜厚が厚くなるとヘ
イズ値が上がってしまうからであることと、適度な抵抗
値を得るためである。また、この帯電防止層4は透明基
板1の片面又は両面に設けることができるが、表面側に
設けたものが帯電防止性能を発揮しやすい。
【0039】2番目の目的を達成するための発明を次に
さらに詳細に説明する。本発明で使用できる透明基板に
は、前記I.の1番目の目的を達成するための発明の説
明で述べたものと同じ透明基板が適用できる。本発明に
おける防眩塗料に使用される電離放射線硬化型樹脂、樹
脂ビーズ、偏光素子には、前記I.欄の1番目の目的を
達成するための発明の説明で述べたものと同じものが使
用できる。
さらに詳細に説明する。本発明で使用できる透明基板に
は、前記I.の1番目の目的を達成するための発明の説
明で述べたものと同じ透明基板が適用できる。本発明に
おける防眩塗料に使用される電離放射線硬化型樹脂、樹
脂ビーズ、偏光素子には、前記I.欄の1番目の目的を
達成するための発明の説明で述べたものと同じものが使
用できる。
【0040】本発明における防眩塗料には、前記I.欄
の1番目の目的を達成するための発明の説明で述べたも
のと同じ帯電防止剤、及び/又はレベリング剤を含ませ
ることができる。本発明で用いる耐擦傷性を有する防眩
塗料は、電離放射線硬化型樹脂100重量部に対し溶剤
乾燥型樹脂を10重量部以上100重量部以下含ませて
もよい。この溶剤乾燥型樹脂には、前記I.欄の1番目
の目的を達成するための発明の説明で述べたものと同じ
樹脂が使用できる。その塗布及び硬化方法は前記I.欄
の1番目の目的を達成するための発明の説明と同じであ
る。
の1番目の目的を達成するための発明の説明で述べたも
のと同じ帯電防止剤、及び/又はレベリング剤を含ませ
ることができる。本発明で用いる耐擦傷性を有する防眩
塗料は、電離放射線硬化型樹脂100重量部に対し溶剤
乾燥型樹脂を10重量部以上100重量部以下含ませて
もよい。この溶剤乾燥型樹脂には、前記I.欄の1番目
の目的を達成するための発明の説明で述べたものと同じ
樹脂が使用できる。その塗布及び硬化方法は前記I.欄
の1番目の目的を達成するための発明の説明と同じであ
る。
【0041】帯電防止層:本発明の帯電防止層に使用さ
れる帯電防止塗料には、銀、銅、ニッケル等の各種金属
の粉末、カーボンブラック、酸化スズや酸化チタン等の
金属酸化物の粉末、或いはフレークから選ばれた導電性
顔料を含有した樹脂組成物が使用される。特に、酸化ス
ズは透明性が良好であり、粒径0.05〜0.1μmの
ものを使用すると、得られる防眩フィルムのヘイズ値を
0〜2(防眩層の無いものの値)の範囲とすることがで
きるので好ましい。
れる帯電防止塗料には、銀、銅、ニッケル等の各種金属
の粉末、カーボンブラック、酸化スズや酸化チタン等の
金属酸化物の粉末、或いはフレークから選ばれた導電性
顔料を含有した樹脂組成物が使用される。特に、酸化ス
ズは透明性が良好であり、粒径0.05〜0.1μmの
ものを使用すると、得られる防眩フィルムのヘイズ値を
0〜2(防眩層の無いものの値)の範囲とすることがで
きるので好ましい。
【0042】そして、この帯電防止塗料に用いられる樹
脂には、主として紫外線・電子線によって硬化する樹
脂、即ち、電離放射線硬化型樹脂の単独、電離放射
線硬化型樹脂に熱可塑性樹脂を混合したもの、電離放
射線硬化型樹脂に熱硬化型樹脂を混合したもの、固相
反応型電離放射線硬化型樹脂が使用される。前記帯電防
止塗料〜に使用される電離放射線硬化型樹脂には、
好ましくは、アクリレート系の官能基を有するもの、例
えば、比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテ
ル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエ
ン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコール等
の多官能化合物の(メタ)アクリレート等のオリゴマー
またはプレポリマーおよび反応性希釈剤としてエチル
(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリ
ドン等の単官能モノマー並びに多官能モノマー、例え
ば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、1、6−ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート等を比較的多量に含有するもの
が使用できる。
脂には、主として紫外線・電子線によって硬化する樹
脂、即ち、電離放射線硬化型樹脂の単独、電離放射
線硬化型樹脂に熱可塑性樹脂を混合したもの、電離放
射線硬化型樹脂に熱硬化型樹脂を混合したもの、固相
反応型電離放射線硬化型樹脂が使用される。前記帯電防
止塗料〜に使用される電離放射線硬化型樹脂には、
好ましくは、アクリレート系の官能基を有するもの、例
えば、比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテ
ル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエ
ン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコール等
の多官能化合物の(メタ)アクリレート等のオリゴマー
またはプレポリマーおよび反応性希釈剤としてエチル
(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリ
ドン等の単官能モノマー並びに多官能モノマー、例え
ば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、1、6−ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート等を比較的多量に含有するもの
が使用できる。
【0043】さらに、上記の電離放射線硬化型樹脂組成
物を紫外線硬化型樹脂組成物とするには、この中に光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシ
ムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリーn−ブチルホスフィン等
を混合して用いることができる。特に本発明では、オリ
ゴマーとしてウレタンアクリレート、モノマーとしてジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート等を混合する
のが好ましい。
物を紫外線硬化型樹脂組成物とするには、この中に光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシ
ムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリーn−ブチルホスフィン等
を混合して用いることができる。特に本発明では、オリ
ゴマーとしてウレタンアクリレート、モノマーとしてジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート等を混合する
のが好ましい。
【0044】前記の電離放射線硬化型樹脂に混合され
る熱可塑性樹脂には、電離放射線硬化型樹脂に粘性を付
与するものであれば、何でも使用できるが、特に、塗膜
の硬度を高く保つためにはポリメチルメタクリレート、
ポリブチルメタクリレート等の熱可塑性樹脂が好適に使
用できる。電離放射線硬化型樹脂組成物に熱可塑性樹脂
を混合する目的は、後記で詳述するように、帯電防止塗
料を塗布した際に塗膜を半硬化させるためである。電離
放射線硬化型樹脂に対する熱可塑性樹脂の混合割合は、
塗膜の半硬化の目的のためには、電離放射線硬化型樹脂
が100重量部に対して、熱可塑性樹脂50重量部以下
とする。
る熱可塑性樹脂には、電離放射線硬化型樹脂に粘性を付
与するものであれば、何でも使用できるが、特に、塗膜
の硬度を高く保つためにはポリメチルメタクリレート、
ポリブチルメタクリレート等の熱可塑性樹脂が好適に使
用できる。電離放射線硬化型樹脂組成物に熱可塑性樹脂
を混合する目的は、後記で詳述するように、帯電防止塗
料を塗布した際に塗膜を半硬化させるためである。電離
放射線硬化型樹脂に対する熱可塑性樹脂の混合割合は、
塗膜の半硬化の目的のためには、電離放射線硬化型樹脂
が100重量部に対して、熱可塑性樹脂50重量部以下
とする。
【0045】前記の電離放射線硬化型樹脂に混合され
る熱硬化型樹脂には、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジア
リルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、
不飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポ
キシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン/尿素共縮
合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等があり、必要
に応じて、添加剤として、架橋剤、重合開始剤等の硬化
剤、重合促進剤、溶剤、粘度調整剤、体質顔料等を添加
する。前記硬化剤として通常、イソシアネートは不飽和
ポリエステル系樹脂又はポリウレタン系樹脂に、メチル
エチルケトンパーオキサイド等の過酸化物及びアゾビス
イソブチロニトリル等のラジカル開始剤が不飽和ポリエ
ステル系樹脂によく使用される。さらに、硬化剤として
のイソシアネートは、2価以上の脂肪族又は芳香族イソ
シアネートが使用できる。
る熱硬化型樹脂には、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジア
リルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、
不飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポ
キシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン/尿素共縮
合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等があり、必要
に応じて、添加剤として、架橋剤、重合開始剤等の硬化
剤、重合促進剤、溶剤、粘度調整剤、体質顔料等を添加
する。前記硬化剤として通常、イソシアネートは不飽和
ポリエステル系樹脂又はポリウレタン系樹脂に、メチル
エチルケトンパーオキサイド等の過酸化物及びアゾビス
イソブチロニトリル等のラジカル開始剤が不飽和ポリエ
ステル系樹脂によく使用される。さらに、硬化剤として
のイソシアネートは、2価以上の脂肪族又は芳香族イソ
シアネートが使用できる。
【0046】前記の固相反応型電離放射線硬化型樹脂
は、未硬化状態では常温で固体であり、かつ熱可塑性、
溶剤溶解性を有していながら、塗装、及び乾燥によって
見かけ上、又は手で触ったときにも非流動性(指触乾燥
性)であり、かつ非粘着性である塗膜を与える電離放射
線硬化型樹脂を主成分とするものである。具体的には、
例えば、次の(イ)、(ロ)の2種類の樹脂が例示され
る。また、特開平1−202492号公報にも同様な樹
脂が開示されている。さらに、以下に示す(イ)及び
(ロ)に示す樹脂を混合して用いることもでき、また、
それに対してラジカル重合性不飽和単量体を加えて使用
することもできる。これらの樹脂には通常の電離放射線
硬化型樹脂に用いられる反応性希釈剤、増感剤等が添加
される。また、樹脂硬化物の可撓性を得るために非架橋
性の熱可塑性樹脂を添加してもよい。
は、未硬化状態では常温で固体であり、かつ熱可塑性、
溶剤溶解性を有していながら、塗装、及び乾燥によって
見かけ上、又は手で触ったときにも非流動性(指触乾燥
性)であり、かつ非粘着性である塗膜を与える電離放射
線硬化型樹脂を主成分とするものである。具体的には、
例えば、次の(イ)、(ロ)の2種類の樹脂が例示され
る。また、特開平1−202492号公報にも同様な樹
脂が開示されている。さらに、以下に示す(イ)及び
(ロ)に示す樹脂を混合して用いることもでき、また、
それに対してラジカル重合性不飽和単量体を加えて使用
することもできる。これらの樹脂には通常の電離放射線
硬化型樹脂に用いられる反応性希釈剤、増感剤等が添加
される。また、樹脂硬化物の可撓性を得るために非架橋
性の熱可塑性樹脂を添加してもよい。
【0047】(イ)ガラス転移温度が0〜250℃のポ
リマー中にラジカル重合性不飽和基を有する樹脂。具体
的には次の単量体を重合又は共重合させたものに対し、
後述するa.〜d.の方法によりラジカル共重合性不飽
和基を導入した樹脂である。 水酸基を有する単量体:例えば、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等がある。
リマー中にラジカル重合性不飽和基を有する樹脂。具体
的には次の単量体を重合又は共重合させたものに対し、
後述するa.〜d.の方法によりラジカル共重合性不飽
和基を導入した樹脂である。 水酸基を有する単量体:例えば、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等がある。
【0048】カルボキシル基を有する単量体:例えば、
(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルモノサクシネート等がある。 エポキシ基を有する単量体:例えば、グリシジル(メ
タ)アクリレート等がある。 アジリジニル基を有する単量体:2−アジリジニルエチ
ル(メタ)アクリレート、2−アジリジニルプロピオン
酸アリル等がある。
(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルモノサクシネート等がある。 エポキシ基を有する単量体:例えば、グリシジル(メ
タ)アクリレート等がある。 アジリジニル基を有する単量体:2−アジリジニルエチ
ル(メタ)アクリレート、2−アジリジニルプロピオン
酸アリル等がある。
【0049】アミノ基を有する単量体:(メタ)アクリ
ルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート等がある。 スルフォン基を有する単量体:2−(メタ)アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルフォン酸等がある。
ルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート等がある。 スルフォン基を有する単量体:2−(メタ)アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルフォン酸等がある。
【0050】イソシアネート基を有する単量体:2,4
−トルエンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートの1モル対1モルの付加物などの
ジイソシアネートと活性水素を有するラジカル共重合体
の付加物等がある。 さらに,共重合体のガラス転移温度を調節したり、硬化
膜の物性を調節したりするために、上記に列挙した各単
量体と次に示す化合物を共重合させることができる。こ
のような共重合可能な単量体としては、例えば、メチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)
アクリレート、gt−ブチル(メタ)アクリレート、イ
ソアミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。
−トルエンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートの1モル対1モルの付加物などの
ジイソシアネートと活性水素を有するラジカル共重合体
の付加物等がある。 さらに,共重合体のガラス転移温度を調節したり、硬化
膜の物性を調節したりするために、上記に列挙した各単
量体と次に示す化合物を共重合させることができる。こ
のような共重合可能な単量体としては、例えば、メチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)
アクリレート、gt−ブチル(メタ)アクリレート、イ
ソアミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。
【0051】上記の各単量体を重合、もしくは共重合さ
せたものに対して、次に述べるa.〜d.の方法によ
り、ラジカル重合性不飽和基を導入することによって、
紫外線硬化型樹脂又は電子線硬化型樹脂等の電離放射線
硬化型樹脂が得られる。 a.水酸基を有する単量体の重合体または共重合体の場
合には、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基を有す
る単量体などを縮合反応させる。
せたものに対して、次に述べるa.〜d.の方法によ
り、ラジカル重合性不飽和基を導入することによって、
紫外線硬化型樹脂又は電子線硬化型樹脂等の電離放射線
硬化型樹脂が得られる。 a.水酸基を有する単量体の重合体または共重合体の場
合には、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基を有す
る単量体などを縮合反応させる。
【0052】b.カルボキシル基、スルフォン基を有す
る単量体の重合体又は共重合体の場合には、前述の水酸
基を有する単量体を縮合反応させる。 c.エポキシ基、イソシアネート基又はアジリジニル基
を有する単量体の重合体又は共重合体の場合には、前述
の水酸基を有する単量体又はカルボキシル基を有する単
量体を付加反応させる。
る単量体の重合体又は共重合体の場合には、前述の水酸
基を有する単量体を縮合反応させる。 c.エポキシ基、イソシアネート基又はアジリジニル基
を有する単量体の重合体又は共重合体の場合には、前述
の水酸基を有する単量体又はカルボキシル基を有する単
量体を付加反応させる。
【0053】d.水酸基又はカルボキシル基を有する単
量体の重合体又は共重合体の場合には、エポキシ基を有
する単量体又はアジリジニル基を有する単量体又はジイ
ソシアネート化合物と水酸基含有アクリル酸エステル単
量体の1モル対1モルの付加物を付加反応させる。 上記反応を行うには、微量のハイドロキノンなどの重合
禁止剤を加え、乾燥空気を送りながら行うことが望まし
い。
量体の重合体又は共重合体の場合には、エポキシ基を有
する単量体又はアジリジニル基を有する単量体又はジイ
ソシアネート化合物と水酸基含有アクリル酸エステル単
量体の1モル対1モルの付加物を付加反応させる。 上記反応を行うには、微量のハイドロキノンなどの重合
禁止剤を加え、乾燥空気を送りながら行うことが望まし
い。
【0054】(ロ)融点が常温(20℃)〜250℃で
あり、ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂。具体的に
は、ステアリルアクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、トリアクリルイソシアネート、シクロヘキサ
ンジオール(メタ)アクリレート、スピログリコールジ
アクリレート、スピログリコール(メタ)アクリレート
等がある。
あり、ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂。具体的に
は、ステアリルアクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、トリアクリルイソシアネート、シクロヘキサ
ンジオール(メタ)アクリレート、スピログリコールジ
アクリレート、スピログリコール(メタ)アクリレート
等がある。
【0055】塗膜の硬化方法:本発明は、透明基板上に
塗布された帯電防止塗料の塗膜を指触乾燥又はハーフキ
ュアして半硬化層を形成し、その上に耐擦傷性の防眩塗
料を塗布し、両塗膜を同時に硬化させている。この両塗
膜を重塗りする際に帯電防止塗料を予め半硬化させる理
由は、完全に硬化させた帯電防止塗料の塗膜上に防眩塗
料を塗布して防眩層を形成すれば、層間の密着性が悪
く、剥離等の欠陥が生じてしまうのに対して、帯電防止
塗料の塗膜が半硬化の状態で防眩塗料を塗り重ねてか
ら、両塗膜を完全硬化させれば、層間の密着性が良いか
らである。本発明で半硬化とは用いる樹脂の種類によっ
て次のように分類される。
塗布された帯電防止塗料の塗膜を指触乾燥又はハーフキ
ュアして半硬化層を形成し、その上に耐擦傷性の防眩塗
料を塗布し、両塗膜を同時に硬化させている。この両塗
膜を重塗りする際に帯電防止塗料を予め半硬化させる理
由は、完全に硬化させた帯電防止塗料の塗膜上に防眩塗
料を塗布して防眩層を形成すれば、層間の密着性が悪
く、剥離等の欠陥が生じてしまうのに対して、帯電防止
塗料の塗膜が半硬化の状態で防眩塗料を塗り重ねてか
ら、両塗膜を完全硬化させれば、層間の密着性が良いか
らである。本発明で半硬化とは用いる樹脂の種類によっ
て次のように分類される。
【0056】(1)溶剤乾燥型半硬化 a.溶剤乾燥型半硬化 通常の電離放射線硬化型樹脂に、溶剤を加えたものを塗
布し、溶剤を乾燥させることによって形成される塗膜の
半硬化の状態で、且つ電離放射線硬化型樹脂が硬化反応
を完了していない状態をいう。
布し、溶剤を乾燥させることによって形成される塗膜の
半硬化の状態で、且つ電離放射線硬化型樹脂が硬化反応
を完了していない状態をいう。
【0057】前記組成のみでは十分な粘度が保てないの
で、溶剤乾燥型熱可塑性樹脂を加えて塗布に適した粘度
に調整する。この樹脂組成物を用いて塗膜を形成した場
合には、溶剤が乾燥時に離脱放散され、塗膜は半硬化状
態となる。電離放射線硬化型樹脂に添加する溶剤乾燥型
熱可塑性樹脂の種類は通常用いられるものが使用される
が、特に、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタ
クリレートを使用する場合、塗膜の硬度を高く保つこと
ができる。しかも、この場合、主たる電離放射線硬化型
樹脂との屈折率が近いので塗膜の透明性を損なわず、透
明性において有利である。また、溶剤乾燥型熱可塑性樹
脂の別の例としてセルロース系ポリマーを電離放射線硬
化型樹脂に加えると、透明基板としてトリアセチルセル
ロースを使用した場合、トリアセチルセルロースの非溶
解の溶剤であるトルエンを用いて透明基板に塗布をおこ
なっても、透明基板と塗膜樹脂との密着性を良好にする
ことができる。しかもトルエンは透明基板としてのトリ
アセチルセルロースを溶解しない性質であるので、透明
基板を白化させない。
で、溶剤乾燥型熱可塑性樹脂を加えて塗布に適した粘度
に調整する。この樹脂組成物を用いて塗膜を形成した場
合には、溶剤が乾燥時に離脱放散され、塗膜は半硬化状
態となる。電離放射線硬化型樹脂に添加する溶剤乾燥型
熱可塑性樹脂の種類は通常用いられるものが使用される
が、特に、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタ
クリレートを使用する場合、塗膜の硬度を高く保つこと
ができる。しかも、この場合、主たる電離放射線硬化型
樹脂との屈折率が近いので塗膜の透明性を損なわず、透
明性において有利である。また、溶剤乾燥型熱可塑性樹
脂の別の例としてセルロース系ポリマーを電離放射線硬
化型樹脂に加えると、透明基板としてトリアセチルセル
ロースを使用した場合、トリアセチルセルロースの非溶
解の溶剤であるトルエンを用いて透明基板に塗布をおこ
なっても、透明基板と塗膜樹脂との密着性を良好にする
ことができる。しかもトルエンは透明基板としてのトリ
アセチルセルロースを溶解しない性質であるので、透明
基板を白化させない。
【0058】この樹脂組成物の配合割合は、電離放射線
硬化型樹脂100重量部に対して熱可塑性樹脂の添加量
が50重量部以下である。熱可塑性樹脂の添加量がこれ
以上になると防眩層の硬度を高く保つことはできず、耐
擦傷性が劣ってくる。 b.固相反応型電離放射線硬化型半硬化 この半硬化とは、前記固相反応型電離放射線硬化型樹脂
による半硬化の状態であり、未硬化状態において常温で
固体であり、且つ、熱可塑性及び溶剤溶解性を有し、塗
装及び乾燥によって見かけ上、あるいは、手で触ったと
きにも非流動性及び非粘着性であり、電離放射線硬化型
樹脂が硬化反応を完了していない状態をいう。
硬化型樹脂100重量部に対して熱可塑性樹脂の添加量
が50重量部以下である。熱可塑性樹脂の添加量がこれ
以上になると防眩層の硬度を高く保つことはできず、耐
擦傷性が劣ってくる。 b.固相反応型電離放射線硬化型半硬化 この半硬化とは、前記固相反応型電離放射線硬化型樹脂
による半硬化の状態であり、未硬化状態において常温で
固体であり、且つ、熱可塑性及び溶剤溶解性を有し、塗
装及び乾燥によって見かけ上、あるいは、手で触ったと
きにも非流動性及び非粘着性であり、電離放射線硬化型
樹脂が硬化反応を完了していない状態をいう。
【0059】(2)ハーフキュア型半硬化 a.電離放射線硬化型樹脂半架橋型半硬化 前記帯電防止層の項で示した通常の電離放射線硬化型樹
脂を用いて塗布し、塗膜に紫外線又は電子線等の電離放
射線の照射条件を調整して半架橋を行うことにより形成
される半硬化の状態をいう。
脂を用いて塗布し、塗膜に紫外線又は電子線等の電離放
射線の照射条件を調整して半架橋を行うことにより形成
される半硬化の状態をいう。
【0060】b.電離放射線硬化型樹脂・熱硬化型樹脂
ブレンド型半硬化 前記帯電防止層の項ので示した電離放射線硬化型樹脂
に熱硬化型樹脂を混合した樹脂組成物を塗布し、塗膜に
熱を加えることにより形成される半硬化の状態をいう。
この樹脂組成物の配合割合は、電離放射線硬化型樹脂1
00重量部に対して熱硬化型樹脂の添加量が50重量部
以下である。熱硬化型樹脂の添加量がこれ以上になる
と、電離放射線の照射時に適当な硬化が得られないた
め、密着不良となってしまうからである。
ブレンド型半硬化 前記帯電防止層の項ので示した電離放射線硬化型樹脂
に熱硬化型樹脂を混合した樹脂組成物を塗布し、塗膜に
熱を加えることにより形成される半硬化の状態をいう。
この樹脂組成物の配合割合は、電離放射線硬化型樹脂1
00重量部に対して熱硬化型樹脂の添加量が50重量部
以下である。熱硬化型樹脂の添加量がこれ以上になる
と、電離放射線の照射時に適当な硬化が得られないた
め、密着不良となってしまうからである。
【0061】c.溶剤乾燥型・ハーフキュア型複合半硬
化 前記(1)の溶剤乾燥型半硬化の状態にさらに電離放射
線を照射して半硬化状態とする状態をいう。この半硬化
の状態は、特開平1−20249号公報に説明されてい
る半硬化状態と同じである。 本発明における半硬化状態の帯電防止層と未硬化状態の
防眩層の2層の塗膜の完全硬化は、電離放射線の照射に
よって同時に行う。電離放射線硬化型樹脂組成物が帯電
防止層上に塗布された段階では、帯電防止層の塗膜が半
硬化の状態であり、帯電防止層の塗膜中に含まれる電離
放射線硬化型樹脂成分は完全に硬化していない。したが
って、帯電防止層と防眩層の両層の塗膜中の電離放射線
硬化型樹脂は未硬化成分を含んでいるので、電離放射線
を照射することによって、両塗膜を同時に完全硬化させ
る。
化 前記(1)の溶剤乾燥型半硬化の状態にさらに電離放射
線を照射して半硬化状態とする状態をいう。この半硬化
の状態は、特開平1−20249号公報に説明されてい
る半硬化状態と同じである。 本発明における半硬化状態の帯電防止層と未硬化状態の
防眩層の2層の塗膜の完全硬化は、電離放射線の照射に
よって同時に行う。電離放射線硬化型樹脂組成物が帯電
防止層上に塗布された段階では、帯電防止層の塗膜が半
硬化の状態であり、帯電防止層の塗膜中に含まれる電離
放射線硬化型樹脂成分は完全に硬化していない。したが
って、帯電防止層と防眩層の両層の塗膜中の電離放射線
硬化型樹脂は未硬化成分を含んでいるので、電離放射線
を照射することによって、両塗膜を同時に完全硬化させ
る。
【0062】本発明で使用される電離放射線硬化型樹脂
組成物の硬化方法は通常の電離放射線硬化型樹脂組成物
の硬化方法、即ち、紫外線、可視光線等の電磁波、又は
電子線等の粒子線によって硬化することができる。例え
ば、電子線硬化の場合にはコックロフトワルトン型、バ
ンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線
型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器
から放出される50〜1000KeV、好ましくは10
0〜300KeVのエネルギーを有する電子線等が使用
され、紫外線、可視光線等の電磁波による硬化の場合に
は超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンア
ーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等の光線
から発する電磁波が利用できる。
組成物の硬化方法は通常の電離放射線硬化型樹脂組成物
の硬化方法、即ち、紫外線、可視光線等の電磁波、又は
電子線等の粒子線によって硬化することができる。例え
ば、電子線硬化の場合にはコックロフトワルトン型、バ
ンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線
型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器
から放出される50〜1000KeV、好ましくは10
0〜300KeVのエネルギーを有する電子線等が使用
され、紫外線、可視光線等の電磁波による硬化の場合に
は超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンア
ーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等の光線
から発する電磁波が利用できる。
【0063】本発明で使用される偏光素子には、前記
I.の欄で説明した発明に使用されたものと同じ偏光素
子が使用できる。 III.3番目の目的を達成する発明 3番目の目的を達成する本発明で使用する偏光素子は、
一般に外部からの水分に対して偏光素子が劣化する欠点
があるので、耐擦傷性防眩フィルム及び/又は偏光板に
防湿層を設けて偏光素子を水分の侵入から保護する必要
がある。
I.の欄で説明した発明に使用されたものと同じ偏光素
子が使用できる。 III.3番目の目的を達成する発明 3番目の目的を達成する本発明で使用する偏光素子は、
一般に外部からの水分に対して偏光素子が劣化する欠点
があるので、耐擦傷性防眩フィルム及び/又は偏光板に
防湿層を設けて偏光素子を水分の侵入から保護する必要
がある。
【0064】そのために、本発明においては、耐擦傷性
防眩フィルムに防湿層を設けることができる。即ち本発
明は、透明基板の片面又は両面に防湿層が形成され、さ
らに屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズと電離放射
線硬化型樹脂組成物から本質的に構成される防眩層が形
成されることを特徴とする耐擦傷性防眩フィルムとする
ものである。図3,図4及び図5は、防湿層が形成され
た耐擦傷性防眩フィルムの構成例を示す断面図である。
図3及び図5は、透明基板1の片面に防湿層5が形成さ
れた耐擦傷性防眩フィルムであり、図3のものは防湿層
5上に防眩層2が形成され、図5のものは防湿層5が形
成される透明基板1の面とは反対の面上に防眩層2が形
成されている。図4は透明基板1の両側に防湿層5が形
成され、その片面にさらに防眩層2が形成されたもので
ある。
防眩フィルムに防湿層を設けることができる。即ち本発
明は、透明基板の片面又は両面に防湿層が形成され、さ
らに屈折率1.40〜1.60の樹脂ビーズと電離放射
線硬化型樹脂組成物から本質的に構成される防眩層が形
成されることを特徴とする耐擦傷性防眩フィルムとする
ものである。図3,図4及び図5は、防湿層が形成され
た耐擦傷性防眩フィルムの構成例を示す断面図である。
図3及び図5は、透明基板1の片面に防湿層5が形成さ
れた耐擦傷性防眩フィルムであり、図3のものは防湿層
5上に防眩層2が形成され、図5のものは防湿層5が形
成される透明基板1の面とは反対の面上に防眩層2が形
成されている。図4は透明基板1の両側に防湿層5が形
成され、その片面にさらに防眩層2が形成されたもので
ある。
【0065】本発明の偏光板は、前記の防湿層の形成さ
れた耐擦傷性防眩フィルムが偏光素子にラミネートされ
て形成されたものである。このように偏光素子にも直接
又は間接に防湿層を形成することも防湿の観点から有効
である。即ち、本発明は、偏光素子と、該偏光素子の一
方の面上に配置される前記各種の耐擦傷性防眩フィルム
とを含み、前記耐擦傷性防眩フィルムと偏光素子の層
間、及該偏光素子の露出面上に、少なくとも一つの防湿
層が形成され、全体がラミネートされていることを特徴
とする偏光板である。
れた耐擦傷性防眩フィルムが偏光素子にラミネートされ
て形成されたものである。このように偏光素子にも直接
又は間接に防湿層を形成することも防湿の観点から有効
である。即ち、本発明は、偏光素子と、該偏光素子の一
方の面上に配置される前記各種の耐擦傷性防眩フィルム
とを含み、前記耐擦傷性防眩フィルムと偏光素子の層
間、及該偏光素子の露出面上に、少なくとも一つの防湿
層が形成され、全体がラミネートされていることを特徴
とする偏光板である。
【0066】また、本発明は、偏光素子の一方の面に、
耐擦傷性防眩フィルムが配置され、偏光素子の他方の面
にトリアセチルセルロース等の透明基板が配置され、各
層間及び透明基板の露出面上に少なくとも一つに防湿層
を形成したことを特徴とする偏光板とすることができ
る。次に、本発明の偏光板に防湿層を形成した例を説明
する。図6,図7,図8及び図9は防湿層を形成した偏
光板の各層の構成例を示す断面図である。図6は、偏光
素子6の一方の面に、耐擦傷性防眩フィルム7が配置さ
れ、偏光素子6の他方の面に透明基板11が配置された
偏光板において、透明基板11と偏光素子6との間に、
防湿層15が形成されたものである。また、図7は、透
明基板11の露出面側に防湿層15が形成されたもので
ある。また、図8は、透明基板11と偏光素子6との間
及び透明基板11の露出面側に防湿層15が形成された
ものである。図9は、偏光素子6の一方の面に、耐擦傷
性防眩フィルム7が配置され、偏光素子6の他方の面に
透明基板11が配置された偏光板において、何れの層間
において、少なくとも1以上の防湿層15が形成できる
位置を示している。
耐擦傷性防眩フィルムが配置され、偏光素子の他方の面
にトリアセチルセルロース等の透明基板が配置され、各
層間及び透明基板の露出面上に少なくとも一つに防湿層
を形成したことを特徴とする偏光板とすることができ
る。次に、本発明の偏光板に防湿層を形成した例を説明
する。図6,図7,図8及び図9は防湿層を形成した偏
光板の各層の構成例を示す断面図である。図6は、偏光
素子6の一方の面に、耐擦傷性防眩フィルム7が配置さ
れ、偏光素子6の他方の面に透明基板11が配置された
偏光板において、透明基板11と偏光素子6との間に、
防湿層15が形成されたものである。また、図7は、透
明基板11の露出面側に防湿層15が形成されたもので
ある。また、図8は、透明基板11と偏光素子6との間
及び透明基板11の露出面側に防湿層15が形成された
ものである。図9は、偏光素子6の一方の面に、耐擦傷
性防眩フィルム7が配置され、偏光素子6の他方の面に
透明基板11が配置された偏光板において、何れの層間
において、少なくとも1以上の防湿層15が形成できる
位置を示している。
【0067】前記防湿層の材料には、ポリテトラフルオ
ロエチレン、フッ素樹脂、アクリル樹脂、二酸化珪素、
酸化インジウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化アルミニ
ウム、酸化ジルコニウム、フッ化マグネシウム、酸化亜
鉛等が用いられる。防湿層の形成方法には、プラズマ重
合法、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーテ
ィング法等の薄膜形成法、及び厚膜形成法が用いられ
る。
ロエチレン、フッ素樹脂、アクリル樹脂、二酸化珪素、
酸化インジウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化アルミニ
ウム、酸化ジルコニウム、フッ化マグネシウム、酸化亜
鉛等が用いられる。防湿層の形成方法には、プラズマ重
合法、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーテ
ィング法等の薄膜形成法、及び厚膜形成法が用いられ
る。
【0068】前記II.の欄で説明した耐擦傷性防眩フィ
ルム及び偏光板においても、前記I.の欄で説明した耐
擦傷性防眩フィルム及び偏光板に配置された防眩層と同
じように、各層間に及び露出表面上に1つ以上の防湿層
を適宜設けることができる。本発明の防湿層を有する耐
擦傷性防眩フィルムの製造方法は、前記I.の欄及びI
I.の欄で説明した耐擦傷性防眩フィルムの製造方法に
おいて、あらかじめ上記の防湿層の形成方法により形成
された防湿層を有する透明基板を用いることによって製
造することができる。
ルム及び偏光板においても、前記I.の欄で説明した耐
擦傷性防眩フィルム及び偏光板に配置された防眩層と同
じように、各層間に及び露出表面上に1つ以上の防湿層
を適宜設けることができる。本発明の防湿層を有する耐
擦傷性防眩フィルムの製造方法は、前記I.の欄及びI
I.の欄で説明した耐擦傷性防眩フィルムの製造方法に
おいて、あらかじめ上記の防湿層の形成方法により形成
された防湿層を有する透明基板を用いることによって製
造することができる。
【0069】以上、I.II.III.の各欄に別けて本発明
を説明したが、本発明によって提供される耐擦傷性防眩
フィルム、その耐擦傷性防眩フィルムを使用した偏光板
及び耐擦傷性防眩フィルムの製造方法は、ワープロ、コ
ンピュータ、テレビ等の各種ディスプレイ、特に、液晶
ディスプレイ等に適用することができる。
を説明したが、本発明によって提供される耐擦傷性防眩
フィルム、その耐擦傷性防眩フィルムを使用した偏光板
及び耐擦傷性防眩フィルムの製造方法は、ワープロ、コ
ンピュータ、テレビ等の各種ディスプレイ、特に、液晶
ディスプレイ等に適用することができる。
【0070】
【実施例1】紫外線硬化型樹脂として、ポリエステルア
クリレートとポリウレタンアクリレートとの混合物(E
XG:商品名:大日精化製)からなる樹脂組成物100
重量部に対して、熱可塑性樹脂としてポリメタクリル酸
メチルアクリレートを37重量部配合した。防眩性を付
与するための樹脂ビーズとして粒径5μmのポリメタク
リル酸メチルアクリレートビーズを樹脂100重量部に
対して4重量部配合した。樹脂ビーズの沈降防止剤とし
て粒径0.25μmのシリカビーズを樹脂100重量部
に対して0.2重量部配合して防眩性を付与する塗料組
成物とした。
クリレートとポリウレタンアクリレートとの混合物(E
XG:商品名:大日精化製)からなる樹脂組成物100
重量部に対して、熱可塑性樹脂としてポリメタクリル酸
メチルアクリレートを37重量部配合した。防眩性を付
与するための樹脂ビーズとして粒径5μmのポリメタク
リル酸メチルアクリレートビーズを樹脂100重量部に
対して4重量部配合した。樹脂ビーズの沈降防止剤とし
て粒径0.25μmのシリカビーズを樹脂100重量部
に対して0.2重量部配合して防眩性を付与する塗料組
成物とした。
【0071】前記塗料組成物をリバースロールコーティ
ング法により、トリアセチルセルロースフィルム上に膜
厚7μm(乾燥時)になるように塗工した。次いで、1
60Wの紫外線照射装置の下を10m/minのスピー
ドで通過させ、樹脂を硬化させて表面がマット状のハー
ドコート層を有する、即ち、耐擦傷性防眩性のトリアセ
チルセルロースフィルムを得た。
ング法により、トリアセチルセルロースフィルム上に膜
厚7μm(乾燥時)になるように塗工した。次いで、1
60Wの紫外線照射装置の下を10m/minのスピー
ドで通過させ、樹脂を硬化させて表面がマット状のハー
ドコート層を有する、即ち、耐擦傷性防眩性のトリアセ
チルセルロースフィルムを得た。
【0072】このようにして得られた耐擦傷性防眩性の
トリアセチルセルロースフィルムの光学特性と、比較の
ために、従来品として、従来のマット剤を含むハードコ
ート層を形成することによって防眩性が付与されたトリ
アセチルセルロースフィルムのケン化前の光学特性の比
較を次の表2に示す。このハードコート層は、マット剤
である粒径5μmのシリカを樹脂100重量部に対し4
重量部添加したポリエステルアクリレートを膜厚4.5
μmになるように塗工し、紫外線照射を行って硬化させ
たもので、未ケン化のものである。
トリアセチルセルロースフィルムの光学特性と、比較の
ために、従来品として、従来のマット剤を含むハードコ
ート層を形成することによって防眩性が付与されたトリ
アセチルセルロースフィルムのケン化前の光学特性の比
較を次の表2に示す。このハードコート層は、マット剤
である粒径5μmのシリカを樹脂100重量部に対し4
重量部添加したポリエステルアクリレートを膜厚4.5
μmになるように塗工し、紫外線照射を行って硬化させ
たもので、未ケン化のものである。
【0073】
【表2】
【0074】この防眩性の付与されたトリアセチルセル
ロースフィルムにケン化処理することにより、偏光素
子、即ち、ポリビニルアルコールフィルムからなる偏光
素子との接着性増加効果及び静電気防止効果を持たせ
て、接着剤を用いて偏光素子とドライラミネートして偏
光板を製作した。このケン化後のトリアセチルセルロー
スフィルムのヘイズ値は、本発明品で9.4%、従来品
で22%となり、ケン化前のものに比べて共にヘイズ値
が若干大きくなっているが、本実施例1の偏光板は従来
品と比較して、遙かにヘイズ値が小さい。これらのヘイ
ズ値及び前記表2によれば、本実施例1の耐擦傷性偏光
素子及び偏光板は、解像力、コントラスト、透明性にお
いて優れていることが分かる。
ロースフィルムにケン化処理することにより、偏光素
子、即ち、ポリビニルアルコールフィルムからなる偏光
素子との接着性増加効果及び静電気防止効果を持たせ
て、接着剤を用いて偏光素子とドライラミネートして偏
光板を製作した。このケン化後のトリアセチルセルロー
スフィルムのヘイズ値は、本発明品で9.4%、従来品
で22%となり、ケン化前のものに比べて共にヘイズ値
が若干大きくなっているが、本実施例1の偏光板は従来
品と比較して、遙かにヘイズ値が小さい。これらのヘイ
ズ値及び前記表2によれば、本実施例1の耐擦傷性偏光
素子及び偏光板は、解像力、コントラスト、透明性にお
いて優れていることが分かる。
【0075】
【実施例2】前記実施例1における、防眩性を付与する
塗料組成物の混合成分のうち、熱可塑性樹脂であるポリ
メタクリル酸メチルアクリレート37重量部の代わり
に、セルロース系ポリマー17重量部を用いた以外は、
前記実施例1と同じ方法で、耐擦傷性防眩性のトリアセ
チルセルロースフィルムを得た。この耐擦傷性防眩フィ
ルムを3Nの水酸化ナトリウム水溶液中(60℃)に、
5分間浸漬した後、ゴバン目クロスカット剥離試験を行
った。その結果、密着性は100/100であった。
塗料組成物の混合成分のうち、熱可塑性樹脂であるポリ
メタクリル酸メチルアクリレート37重量部の代わり
に、セルロース系ポリマー17重量部を用いた以外は、
前記実施例1と同じ方法で、耐擦傷性防眩性のトリアセ
チルセルロースフィルムを得た。この耐擦傷性防眩フィ
ルムを3Nの水酸化ナトリウム水溶液中(60℃)に、
5分間浸漬した後、ゴバン目クロスカット剥離試験を行
った。その結果、密着性は100/100であった。
【0076】セルロース系ポリマーを添加しないで製造
した比較例の耐擦傷性防眩性のトリアセチルセルロース
フィルムのゴバン目クロスカット剥離試験は50/10
0であり、また前記実施例1、即ち、熱可塑性樹脂とし
てポリメタクリル酸メチルアクリレートを添加した場合
には80/100であった。
した比較例の耐擦傷性防眩性のトリアセチルセルロース
フィルムのゴバン目クロスカット剥離試験は50/10
0であり、また前記実施例1、即ち、熱可塑性樹脂とし
てポリメタクリル酸メチルアクリレートを添加した場合
には80/100であった。
【0077】
【実施例3】前記実施例1における防眩性を付与する塗
料組成物に、成膜後透明になる帯電防止剤、酸化インジ
ウムの超微粒子をさらに加えた。添加量は防眩性を付与
する塗料100重量部に対して、50重量部加えた以外
は、前記実施例1と同じ方法で、耐擦傷性防眩性のトリ
アセチルセルロースフィルムを製造した。
料組成物に、成膜後透明になる帯電防止剤、酸化インジ
ウムの超微粒子をさらに加えた。添加量は防眩性を付与
する塗料100重量部に対して、50重量部加えた以外
は、前記実施例1と同じ方法で、耐擦傷性防眩性のトリ
アセチルセルロースフィルムを製造した。
【0078】得られた耐擦傷性防眩フィルムの表面抵抗
値は109 Ω/cm2 であった。また、全光線透過率は
87.5%、ヘイズ値は5.0、鉛筆硬度は2Hであっ
た。
値は109 Ω/cm2 であった。また、全光線透過率は
87.5%、ヘイズ値は5.0、鉛筆硬度は2Hであっ
た。
【0079】
【実施例4】前記実施例1における防眩性を付与する塗
料組成物に、レベリング剤としてシリコーン系オイルを
0.1重量%添加した以外は前記実施例1と同じ方法
で、耐擦傷性防眩性のトリアセチルセルロースフィルム
を製造した。前記実施例1を本実施例4の比較例とし
た。
料組成物に、レベリング剤としてシリコーン系オイルを
0.1重量%添加した以外は前記実施例1と同じ方法
で、耐擦傷性防眩性のトリアセチルセルロースフィルム
を製造した。前記実施例1を本実施例4の比較例とし
た。
【0080】得られた耐擦傷性防眩フィルムのテーバー
磨耗試験(磨耗輪CS−10F500g×2荷重100
回転)を行う前と後とのヘイズ値の変化ΔHを調べた。
その結果、レベリング剤が未添加の比較例の耐擦傷性防
眩性のトリアセチルセルロースフィルムのΔHが6.5
であったのに対し、本実施例4の場合は、ΔHは3.5
でありヘイズ値の増加量が少ない。したがって、本実施
例4の耐擦傷性偏光素子及び偏光板は、解像力、コント
ラスト、透明性において有利であることが分かる。
磨耗試験(磨耗輪CS−10F500g×2荷重100
回転)を行う前と後とのヘイズ値の変化ΔHを調べた。
その結果、レベリング剤が未添加の比較例の耐擦傷性防
眩性のトリアセチルセルロースフィルムのΔHが6.5
であったのに対し、本実施例4の場合は、ΔHは3.5
でありヘイズ値の増加量が少ない。したがって、本実施
例4の耐擦傷性偏光素子及び偏光板は、解像力、コント
ラスト、透明性において有利であることが分かる。
【0081】
【実施例5】トリアセチルセルロースフィルムとしてF
T−UV−80(商品名:富士写真フィルム株式会社
製)上にプラズマ重合によりポリテトラフルオロエチレ
ン薄膜を形成した。この薄膜形成面とは反対側に、前記
実施例1に記載の防眩性を付与する塗料組成物をリバー
スロールコーティング法により、膜厚7μm(乾燥時)
になるように塗工して防湿層が形成された耐擦傷性防眩
フィルムを得た。
T−UV−80(商品名:富士写真フィルム株式会社
製)上にプラズマ重合によりポリテトラフルオロエチレ
ン薄膜を形成した。この薄膜形成面とは反対側に、前記
実施例1に記載の防眩性を付与する塗料組成物をリバー
スロールコーティング法により、膜厚7μm(乾燥時)
になるように塗工して防湿層が形成された耐擦傷性防眩
フィルムを得た。
【0082】一方、前記と同じ方法でトリアセチルセル
ロースフィルム上にプラズマ重合によりポリテトラフル
オロエチレン薄膜を形成して、防湿層が形成された透明
基板を得た。別に、ポリビニルアルコールフィルムから
なる偏光素子を用意し、この偏光素子を、前記防湿層が
形成された耐擦傷性防眩フィルムと前記防湿層が形成さ
れた透明基板とにより、それぞれの防湿層を内側にして
挟んでラミネートして防湿性を有し、しかも耐擦傷性防
眩性を有する偏光板を得た。
ロースフィルム上にプラズマ重合によりポリテトラフル
オロエチレン薄膜を形成して、防湿層が形成された透明
基板を得た。別に、ポリビニルアルコールフィルムから
なる偏光素子を用意し、この偏光素子を、前記防湿層が
形成された耐擦傷性防眩フィルムと前記防湿層が形成さ
れた透明基板とにより、それぞれの防湿層を内側にして
挟んでラミネートして防湿性を有し、しかも耐擦傷性防
眩性を有する偏光板を得た。
【0083】
【実施例6】トリアセチルセルロースフィルムとしてF
T−UV−80(商品名:富士写真フィルム株式会社
製)上にプラズマ重合によりポリテトラフルオロエチレ
ン薄膜を形成した。この薄膜形成面上に前記実施例1に
記載の防眩性を付与する塗料組成物をリバースロールコ
ーティング法により、膜厚7μm(乾燥時)になるよう
に塗工して防湿層が形成された耐擦傷性防眩フィルムを
得た。
T−UV−80(商品名:富士写真フィルム株式会社
製)上にプラズマ重合によりポリテトラフルオロエチレ
ン薄膜を形成した。この薄膜形成面上に前記実施例1に
記載の防眩性を付与する塗料組成物をリバースロールコ
ーティング法により、膜厚7μm(乾燥時)になるよう
に塗工して防湿層が形成された耐擦傷性防眩フィルムを
得た。
【0084】一方、前記と同じ方法でトリアセチルセル
ロースフィルム上にプラズマ重合によりポリテトラフル
オロエチレン薄膜を形成して、防湿層が形成された透明
基板を得た。別に、ポリビニルアルコールフィルムから
なる偏光素子を用意し、この偏光素子を、前記防湿層が
形成された耐擦傷性防眩フィルムと前記防湿層が形成さ
れた透明基板とにより、挟んでラミネートして防湿性を
有し、しかも耐擦傷性防眩性を有する偏光板を得た。
ロースフィルム上にプラズマ重合によりポリテトラフル
オロエチレン薄膜を形成して、防湿層が形成された透明
基板を得た。別に、ポリビニルアルコールフィルムから
なる偏光素子を用意し、この偏光素子を、前記防湿層が
形成された耐擦傷性防眩フィルムと前記防湿層が形成さ
れた透明基板とにより、挟んでラミネートして防湿性を
有し、しかも耐擦傷性防眩性を有する偏光板を得た。
【0085】
【実施例7】ポリエステルアクリレートとポリウレタン
アクリレートとの混合物からなる紫外線硬化型樹脂(E
XG:商品名:大日精化製)100重量部に、導電性顔
料である粒径100Åの酸化スズSnO2 (住友セメン
ト製)を80重量部含有させて、帯電防止塗料を調製し
た。この帯電防止塗料を厚さ80μmのトリアセチルセ
ルロースフィルム上に膜厚4μm(乾燥時)になるよう
に塗工し、80Wの高圧水銀灯下で20m/minのス
ピードで通過させることによってハーフキュア状態の半
硬化にした。
アクリレートとの混合物からなる紫外線硬化型樹脂(E
XG:商品名:大日精化製)100重量部に、導電性顔
料である粒径100Åの酸化スズSnO2 (住友セメン
ト製)を80重量部含有させて、帯電防止塗料を調製し
た。この帯電防止塗料を厚さ80μmのトリアセチルセ
ルロースフィルム上に膜厚4μm(乾燥時)になるよう
に塗工し、80Wの高圧水銀灯下で20m/minのス
ピードで通過させることによってハーフキュア状態の半
硬化にした。
【0086】その半硬化塗膜上に、粒径6μmのポリメ
タクリル酸メチルアクリレートビーズを4重量%含有す
る紫外線硬化型樹脂(EXG40:商品名:大日精化
製)をメチルエチルケトンで40重量%に希釈し、膜厚
6μm(乾燥時)になるように塗工した。この塗工物を
160Wの高圧水銀灯下を5m/minのスピードで2
回通過させることによって、帯電防止性を有する厚さ8
0μmの耐擦傷性防眩フィルムを得た。このようにして
得られた耐擦傷性防眩フィルムの表面抵抗値は2×10
10Ω、ヘイズ値14%、全光線透過率86%、拡散透過
率12%、60°グロス値72%の優れたものとなっ
た。
タクリル酸メチルアクリレートビーズを4重量%含有す
る紫外線硬化型樹脂(EXG40:商品名:大日精化
製)をメチルエチルケトンで40重量%に希釈し、膜厚
6μm(乾燥時)になるように塗工した。この塗工物を
160Wの高圧水銀灯下を5m/minのスピードで2
回通過させることによって、帯電防止性を有する厚さ8
0μmの耐擦傷性防眩フィルムを得た。このようにして
得られた耐擦傷性防眩フィルムの表面抵抗値は2×10
10Ω、ヘイズ値14%、全光線透過率86%、拡散透過
率12%、60°グロス値72%の優れたものとなっ
た。
【0087】この帯電防止性を有する耐擦傷性防眩フィ
ルムをケン化処理することにより、偏光素子、即ち、ポ
リビニルアルコールフィルムからなる偏光素子との接着
性増強効果及び静電気防止効果を持たせて、接着剤を用
いて偏光素子とドライラミネートして偏光板を製作し
た。
ルムをケン化処理することにより、偏光素子、即ち、ポ
リビニルアルコールフィルムからなる偏光素子との接着
性増強効果及び静電気防止効果を持たせて、接着剤を用
いて偏光素子とドライラミネートして偏光板を製作し
た。
【0088】
【発明の効果】本発明は前記した構成を採用することに
より、防眩性に優れると同時に透明性に優れ、さらに、
解像度、コントラストが優れ、かつ表面硬度、耐溶剤性
が良好で帯電防止された透明保護基板の製造方法、その
製造方法で得られた透明保護基板、及びこの透明保護基
板を用いた偏光板を提供することができる。
より、防眩性に優れると同時に透明性に優れ、さらに、
解像度、コントラストが優れ、かつ表面硬度、耐溶剤性
が良好で帯電防止された透明保護基板の製造方法、その
製造方法で得られた透明保護基板、及びこの透明保護基
板を用いた偏光板を提供することができる。
【0089】また、本発明は、透明基板として特にアセ
チルセルロース系フィルムを使用した場合にケン化処理
してもヘイズ値、コントラスト及び透明性の低下しない
透明保護基板の製造方法、その製造方法で得られた透明
保護基板、及びこの透明保護基板を用いた偏光板を提供
することができる。また、本発明の耐擦傷性防眩フィル
ムの光学的特性を調整するには、防眩層内に含まれる樹
脂ビーズの含有量を変化させるだけで良く、その調整が
簡単である。
チルセルロース系フィルムを使用した場合にケン化処理
してもヘイズ値、コントラスト及び透明性の低下しない
透明保護基板の製造方法、その製造方法で得られた透明
保護基板、及びこの透明保護基板を用いた偏光板を提供
することができる。また、本発明の耐擦傷性防眩フィル
ムの光学的特性を調整するには、防眩層内に含まれる樹
脂ビーズの含有量を変化させるだけで良く、その調整が
簡単である。
【0090】また、その溶剤乾燥型樹脂としてセルロー
ス系ポリマーを使用し、透明基板をトリアセチルセルロ
ースとした場合に、溶剤としてトリアセチルセルロース
に非溶解性であるトルエンをセルロース系樹脂の溶媒と
して用いるにもかかわらず、透明基板と塗膜樹脂との密
着性を良好にすることができる。しかもこのトルエン
は、透明基板であるトリアセチルセルロースを溶解しな
いので、透明基板の表面は白化せず、透明性が保たれる
利点がある。
ス系ポリマーを使用し、透明基板をトリアセチルセルロ
ースとした場合に、溶剤としてトリアセチルセルロース
に非溶解性であるトルエンをセルロース系樹脂の溶媒と
して用いるにもかかわらず、透明基板と塗膜樹脂との密
着性を良好にすることができる。しかもこのトルエン
は、透明基板であるトリアセチルセルロースを溶解しな
いので、透明基板の表面は白化せず、透明性が保たれる
利点がある。
【0091】さらにまた、本発明で使用する電離放射線
硬化型樹脂に紫外線硬化型樹脂を用い、この中にフッ素
系、シリコーン系等の空気界面にブリードするレベリン
グ剤を添加することにより、紫外線照射時に酸素による
硬化阻害を防止することができる。また、本発明によれ
ば、偏光素子に対する防湿性に優れ、且つ、防眩性に優
れると同時に透明性に優れた耐擦傷性防眩フィルム、そ
の耐擦傷性防眩フィルムを使用した偏光板、及び耐擦傷
性防眩フィルムの製造方法を提供することができる。
硬化型樹脂に紫外線硬化型樹脂を用い、この中にフッ素
系、シリコーン系等の空気界面にブリードするレベリン
グ剤を添加することにより、紫外線照射時に酸素による
硬化阻害を防止することができる。また、本発明によれ
ば、偏光素子に対する防湿性に優れ、且つ、防眩性に優
れると同時に透明性に優れた耐擦傷性防眩フィルム、そ
の耐擦傷性防眩フィルムを使用した偏光板、及び耐擦傷
性防眩フィルムの製造方法を提供することができる。
【図1】本発明の耐擦傷性防眩フィルムの断面を示す。
【図2】本発明の帯電防止性を有する耐擦傷性防眩フィ
ルムの断面を示す。
ルムの断面を示す。
【図3】本発明の防湿層が形成された耐擦傷性防眩フィ
ルムの断面を示す。
ルムの断面を示す。
【図4】本発明の防湿層が形成された別の耐擦傷性防眩
フィルムの断面を示す。
フィルムの断面を示す。
【図5】本発明の防湿層が形成されたさらに別の耐擦傷
性防眩フィルムの断面を示す。
性防眩フィルムの断面を示す。
【図6】本発明の防湿層を形成した偏光板の断面を示
す。
す。
【図7】本発明の防湿層を形成した別の偏光板の断面を
示す。
示す。
【図8】本発明の防湿層を形成したさらに別の偏光板の
断面を示す。
断面を示す。
【図9】本発明の防湿層を形成したさらに別の偏光板の
断面を示す。
断面を示す。
1,11 透明基板 2 防眩層 3 樹脂ビーズ 4 帯電防止層 5,15 防湿層 6 偏光素子 7 耐擦傷性防眩フィルム
Claims (18)
- 【請求項1】 透明基板上に、屈折率1.40〜1.6
0の樹脂ビーズと電離放射線硬化型樹脂組成物から本質
的に構成される防眩層が形成されていることを特徴とす
る耐擦傷性防眩フィルム。 - 【請求項2】 透明基板上に、導電性フィラーを含有す
る帯電防止層が形成され、その層の上に屈折率1.40
〜1.60の樹脂ビーズと電離放射線硬化型樹脂組成物
から本質的に構成される防眩層が形成されていることを
特徴とする耐擦傷性防眩フィルム。 - 【請求項3】 透明基板の片面又は両面上に防湿層が形
成され、さらに何れか一方の面上に屈折率1.40〜
1.60の樹脂ビーズと、電離放射線硬化型樹脂組成物
から本質的に構成される防眩層が形成されていることを
特徴とする耐擦傷性防眩フィルム。 - 【請求項4】 透明基板の片面又は両面上に防湿層が形
成され、さらに何れか一方の面上に導電性フィラーを含
有する帯電防止層が形成され、その層の上に屈折率1.
40〜1.60の樹脂ビーズと、電離放射線硬化型樹脂
組成物から本質的に構成される防眩層が形成されている
ことを特徴とする耐擦傷性防眩フィルム。 - 【請求項5】 防眩層に、成膜後透明になる帯電防止剤
が含まれることを特徴とする請求項1,2,3又は4記
載の耐擦傷性防眩フィルム。 - 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5記載の耐擦
傷性防眩フィルムが偏光素子にラミネートされているこ
とを特徴とする偏光板。 - 【請求項7】 (1)偏光素子と、該偏光素子の一方の
面上に配置される請求項1,2,3,4又は5記載の耐
擦傷性防眩フィルムとを含み、 (2)前記耐擦傷性防眩フィルムと偏光素子の層間、及
該偏光素子の露出面上に、少なくとも一つの防湿層が形
成され、全体がラミネートされていることを特徴とする
偏光板。 - 【請求項8】 (1)偏光素子と、該偏光素子の一方の
面上に配置される請求項1,2,3,4又は5記載の耐
擦傷性防眩フィルムと、該偏光素子の他方の片面に配置
される透明基板とを含み、 (2)前記耐擦傷性防眩フィルム、偏光素子及び透明基
板からなる前記配置の各層間、並びに透明基材の露出面
上に、少なくとも一つの防湿層が形成され、全体がラミ
ネートされていることを特徴とする偏光板。 - 【請求項9】 (1)透明基板上に、屈折率1.40〜
1.60の樹脂ビーズと、電離放射線硬化型樹脂組成物
から本質的に構成される防眩塗料を塗工し、 (2)未硬化の該防眩塗料の塗膜上に電離放射線を照射
して前記防眩塗料の塗膜を硬化させることを特徴とする
耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項10】 (1)透明基板上に、導電性フィラー
を含み電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成さ
れる帯電防止塗料を塗布して塗膜を形成し、 (2)該帯電防止塗料の塗膜を指触乾燥又はハーフキュ
アして半硬化層を形成し、 (3)該半硬化層上に、屈折率1.40〜1.60の樹
脂ビーズと、電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に
構成される防眩塗料を塗工して未硬化層を形成し、 (4)前記半硬化層及び未硬化層からなる2層の塗膜に
電離放射線を照射して各層の塗膜を同時に完全硬化させ
ることを特徴とする帯電防止性を有する耐擦傷性防眩フ
ィルムの製造方法。 - 【請求項11】 前記透明基板がその片面又は両面上に
防湿層が形成されたものである請求項9又は10記載の
耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項12】 防眩塗料が、電離放射線硬化型樹脂1
00重量部に対し溶剤乾燥型樹脂を10重量部以上10
0重量部以下含むものであることを特徴とする請求項
9,10又は11記載の耐擦傷性防眩フィルムの製造方
法。 - 【請求項13】 前記溶剤乾燥型樹脂がセルロース系ポ
リマーであることを特徴とする請求項12記載の耐擦傷
性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項14】 前記溶剤乾燥型樹脂がセルロース系ポ
リマーであり、その樹脂に添加溶解する溶剤がトルエン
であることを特徴とする請求項12記載の耐擦傷性防眩
フィルムの製造方法。 - 【請求項15】 電離放射線硬化型樹脂組成物がポリエ
ステルアクリレート及びポリウレタンアクリレートから
本質的に構成される請求項9,10,11,12,13
又は14記載の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項16】 防眩塗料中に、樹脂ビーズの沈降防止
剤として粒径0.5μm以下のシリカビーズが、電離放
射線硬化型樹脂100重量部に対して0.1重量部未満
含まれることを特徴とする請求項9,10,11,1
2,13,14又は15記載の耐擦傷性防眩フィルムの
製造方法。 - 【請求項17】 防眩塗料中に、該塗料の硬化後に透明
になる帯電防止剤が含まれることを特徴とする請求項
9,10,11,12,13,14,15又は16記載
の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項18】 防眩塗料中に、空気界面にブリードす
ることができるレベリング剤が含まれることを特徴とす
る請求項9,10,11,12,13,14,15,1
6又は17記載の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP4314591A JPH0618706A (ja) | 1992-01-24 | 1992-11-25 | 耐擦傷性防眩フィルム、偏光板及びその製造方法 |
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| JP4-99153 | 1992-04-20 | ||
| JP9915392 | 1992-04-20 | ||
| JP4-10882 | 1992-04-20 | ||
| JP4314591A JPH0618706A (ja) | 1992-01-24 | 1992-11-25 | 耐擦傷性防眩フィルム、偏光板及びその製造方法 |
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| JPH0618706A true JPH0618706A (ja) | 1994-01-28 |
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|---|---|---|---|
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