JPH06187620A - 薄膜磁気ヘッドの検査方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドの検査方法Info
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- JPH06187620A JPH06187620A JP33634392A JP33634392A JPH06187620A JP H06187620 A JPH06187620 A JP H06187620A JP 33634392 A JP33634392 A JP 33634392A JP 33634392 A JP33634392 A JP 33634392A JP H06187620 A JPH06187620 A JP H06187620A
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- head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの動作特性に
おいて発生するバルクハウゼンノズ等のノイズの発生部
位を特定する。 【構成】 交流一様外部磁界により薄膜磁気ヘッドを励
磁し動作させつつ、直流内部バイアス磁界を重畳し、直
流磁界強度を可変したときの、MR出力特性におけるノ
イズ発生位相位置のシフト量を測定する。 【効果】 磁気ヘッド内で発生しているノイズの発生部
位を特定することが出来る。
おいて発生するバルクハウゼンノズ等のノイズの発生部
位を特定する。 【構成】 交流一様外部磁界により薄膜磁気ヘッドを励
磁し動作させつつ、直流内部バイアス磁界を重畳し、直
流磁界強度を可変したときの、MR出力特性におけるノ
イズ発生位相位置のシフト量を測定する。 【効果】 磁気ヘッド内で発生しているノイズの発生部
位を特定することが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、強磁性薄膜・フェラ
イト等からなる磁気コアと、一軸異方性を有する強磁性
薄膜に信号磁界を印加し、それを磁化容易軸方向の電気
抵抗変化として検出する磁気抵抗効果素子(以下MR素
子という)を具備して磁気記録媒体に記録された信号の
検出を行う薄膜磁気ヘッド(以下MRヘッドという)の
検査方法に関する。
イト等からなる磁気コアと、一軸異方性を有する強磁性
薄膜に信号磁界を印加し、それを磁化容易軸方向の電気
抵抗変化として検出する磁気抵抗効果素子(以下MR素
子という)を具備して磁気記録媒体に記録された信号の
検出を行う薄膜磁気ヘッド(以下MRヘッドという)の
検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MRヘッドは磁気テープ等の磁気
記録媒体に書き込まれた信号磁界を受ける事により、M
R素子内部の磁化方向が変化し、その磁化方向の変化に
応じたMR素子の抵抗変化を、外部出力として取り出す
ものである。
記録媒体に書き込まれた信号磁界を受ける事により、M
R素子内部の磁化方向が変化し、その磁化方向の変化に
応じたMR素子の抵抗変化を、外部出力として取り出す
ものである。
【0003】このように、MRヘッドは、磁束応答型の
ヘッドであり、磁気記録媒体の速度に依存せずに、信号
磁界を再生できる。
ヘッドであり、磁気記録媒体の速度に依存せずに、信号
磁界を再生できる。
【0004】また、MRヘッドは、半導体の微細加工技
術を適用することにより、高集積化及び、多素子化が容
易であるので、高密度記録が行われる固定ヘッド式デジ
タルオーディオの再生用磁気ヘッド等として用いられて
いる。また、近年このような磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドをアナログテープの再生に用いることをが行われて
いる。
術を適用することにより、高集積化及び、多素子化が容
易であるので、高密度記録が行われる固定ヘッド式デジ
タルオーディオの再生用磁気ヘッド等として用いられて
いる。また、近年このような磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドをアナログテープの再生に用いることをが行われて
いる。
【0005】このような磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
では、MR素子単体で構成したMRヘッドよりも、MR
素子をヘッド先端から離して、磁気記録媒体から発生し
た磁束を、ヘッド先端からMR素子部まで導くための磁
束導入路(ヨーク)を配置したヨーク型MRヘッド(Y
MRヘッド)と呼ばれる薄膜磁気ヘッドが、信号の分解
能の向上やMR素子の耐久性の向上に有利である事が知
られている。
では、MR素子単体で構成したMRヘッドよりも、MR
素子をヘッド先端から離して、磁気記録媒体から発生し
た磁束を、ヘッド先端からMR素子部まで導くための磁
束導入路(ヨーク)を配置したヨーク型MRヘッド(Y
MRヘッド)と呼ばれる薄膜磁気ヘッドが、信号の分解
能の向上やMR素子の耐久性の向上に有利である事が知
られている。
【0006】図12に従来型のヨーク型MRヘッドの斜
視図を示す。図12において、34は下部ヨークであ
り、32はバイアス導体、31はMR素子、36はMR
素子リード線、35は磁気ギャップ、33は上側ヨーク
を示してる。
視図を示す。図12において、34は下部ヨークであ
り、32はバイアス導体、31はMR素子、36はMR
素子リード線、35は磁気ギャップ、33は上側ヨーク
を示してる。
【0007】一般にヨーク型MRヘッドの場合、磁気記
録媒体から発生した磁界は、磁化遷移位置が磁気ギャッ
プより上側ヨーク側にある場合には、上側ヨークを通っ
てMR素子に導かれる。又、磁化遷移位置が磁気ギャッ
プより基板側にある場合には、磁性基板から上側ヨーク
を通ってMR素子に導かれる。そしてこの再生過程にお
ける磁気ヘッド各部の磁化過程において、磁化回転に起
因する磁化のスイッチングによるノイズ、磁壁移動に起
因して生じるバルクハウセンノイズが発生し、ヘッド出
力にノイズが生じる場合がある。
録媒体から発生した磁界は、磁化遷移位置が磁気ギャッ
プより上側ヨーク側にある場合には、上側ヨークを通っ
てMR素子に導かれる。又、磁化遷移位置が磁気ギャッ
プより基板側にある場合には、磁性基板から上側ヨーク
を通ってMR素子に導かれる。そしてこの再生過程にお
ける磁気ヘッド各部の磁化過程において、磁化回転に起
因する磁化のスイッチングによるノイズ、磁壁移動に起
因して生じるバルクハウセンノイズが発生し、ヘッド出
力にノイズが生じる場合がある。
【0008】従来では、YMRヘッドのノイズに対する
特性評価は、テープ摺動面法線方向の一様外部磁界、又
はYMRヘッド内に配置されたバイアス導体32(図1
2)に通電し発生する内部磁界、に応答するヘッド出力
におけるノイズの有無を調べることにより行われてい
た。
特性評価は、テープ摺動面法線方向の一様外部磁界、又
はYMRヘッド内に配置されたバイアス導体32(図1
2)に通電し発生する内部磁界、に応答するヘッド出力
におけるノイズの有無を調べることにより行われてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のヘッドノイズ評
価方法では、ヘッド出力に発生するノイズが、上側ヨー
ク部分、下部ヨーク部分、MR素子部分のいずれから発
生しているか分離出来ず、ノイズを抑制するためにヘッ
ドのどの部分の特性を改善する必要があるか明確にでき
ない、このため効率良くヘッドの開発を進めることが出
来ない。
価方法では、ヘッド出力に発生するノイズが、上側ヨー
ク部分、下部ヨーク部分、MR素子部分のいずれから発
生しているか分離出来ず、ノイズを抑制するためにヘッ
ドのどの部分の特性を改善する必要があるか明確にでき
ない、このため効率良くヘッドの開発を進めることが出
来ない。
【0010】この発明はかかる従来の問題点を解決する
ためになされたものである。この発明の目的は、ヘッド
出力に発生するノイズがヘッドのどの部分から発生して
いるかを明確にすることが出来る薄膜磁気ヘッドの検査
方法を提供することである。
ためになされたものである。この発明の目的は、ヘッド
出力に発生するノイズがヘッドのどの部分から発生して
いるかを明確にすることが出来る薄膜磁気ヘッドの検査
方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による薄膜磁気ヘッドの検査方法は、前記薄
膜磁気ヘッドに、第1の交流励磁磁界を印加し前記磁気
抵抗効果素子を動作させつつ、前記第1の交流励磁磁界
とヘッド内の各部位での磁束密度の分布が異なる第2の
直流励磁磁界を重畳し、前記第2の直流励磁磁界の強度
を増減し、前記磁気抵抗効果素子の出力特性におけるノ
イズ発生位相位置のシフト量を測定することを特徴とし
ている。さらに、前記第1の交流励磁磁界として、前記
薄膜磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面に対し法線方向の
交流一様外部磁界、または前記薄膜磁気ヘッドに内蔵し
たバイアス導体に交流電流を通電し誘導される交流励磁
磁界、または前記薄膜磁気ヘッドに内蔵した記録ヘッド
コイルに交流電流を通電し誘導される交流励磁磁界、ま
たは一定周波数の連続波に記録した磁気記録媒体から生
じる交流磁界を用いることを特徴としている。更に、前
記第2の直流励磁磁界としては、前記薄膜磁気ヘッドの
磁気記録媒体摺動面に対し法線方向の直流一様外部磁
界、または前記薄膜磁気ヘッドに内蔵したバイアス導体
に直流電流を通電し誘導される直流励磁磁界、または前
記薄膜磁気ヘッドに内蔵した記録ヘッドコイルに交流電
流を通電し誘導される直流励磁磁界を用いることを特徴
としている。
に、本発明による薄膜磁気ヘッドの検査方法は、前記薄
膜磁気ヘッドに、第1の交流励磁磁界を印加し前記磁気
抵抗効果素子を動作させつつ、前記第1の交流励磁磁界
とヘッド内の各部位での磁束密度の分布が異なる第2の
直流励磁磁界を重畳し、前記第2の直流励磁磁界の強度
を増減し、前記磁気抵抗効果素子の出力特性におけるノ
イズ発生位相位置のシフト量を測定することを特徴とし
ている。さらに、前記第1の交流励磁磁界として、前記
薄膜磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面に対し法線方向の
交流一様外部磁界、または前記薄膜磁気ヘッドに内蔵し
たバイアス導体に交流電流を通電し誘導される交流励磁
磁界、または前記薄膜磁気ヘッドに内蔵した記録ヘッド
コイルに交流電流を通電し誘導される交流励磁磁界、ま
たは一定周波数の連続波に記録した磁気記録媒体から生
じる交流磁界を用いることを特徴としている。更に、前
記第2の直流励磁磁界としては、前記薄膜磁気ヘッドの
磁気記録媒体摺動面に対し法線方向の直流一様外部磁
界、または前記薄膜磁気ヘッドに内蔵したバイアス導体
に直流電流を通電し誘導される直流励磁磁界、または前
記薄膜磁気ヘッドに内蔵した記録ヘッドコイルに交流電
流を通電し誘導される直流励磁磁界を用いることを特徴
としている。
【0012】
【作用】本発明によれば、前記薄膜磁気ヘッド内で磁束
密度の分布が異なる2種類の励磁磁界を用い、一方を交
流磁界として前記薄膜磁気ヘッドに印加し、前記薄膜磁
気ヘッドを動作させつつ、他方を直流磁界として前記薄
膜磁気ヘッドに印加し、さらに前記直流磁界の強度を可
変したときの前記薄膜磁気ヘッドの出力波形中でのノイ
ズの位相のシフト量から、ヘッド内のノイズ発生箇所を
特定することを可能としている。
密度の分布が異なる2種類の励磁磁界を用い、一方を交
流磁界として前記薄膜磁気ヘッドに印加し、前記薄膜磁
気ヘッドを動作させつつ、他方を直流磁界として前記薄
膜磁気ヘッドに印加し、さらに前記直流磁界の強度を可
変したときの前記薄膜磁気ヘッドの出力波形中でのノイ
ズの位相のシフト量から、ヘッド内のノイズ発生箇所を
特定することを可能としている。
【0013】
【実施例】以下、この発明に基づいた薄膜磁気ヘッドの
検査方法の第一の実施例について図1、図3、図4、図
5及び表1を参照して説明する。
検査方法の第一の実施例について図1、図3、図4、図
5及び表1を参照して説明する。
【0014】
【表1】
【0015】まず、ヘッドの出力特性及びノイズの位相
のシフト量を測定する方法をその測定系のブロック図
(図1)を用いて説明する。(なおヘッドは、磁気ヨー
ク等を省いて示している。)空心コイル11に発信器1
2、定電流アンプ13により交流励磁電流Icを流し、
一様外部磁界15を、ヘッド20にそのテープ摺動面に
法線方向に印加しヘッド20を励磁する。このコイル電
流値は抵抗14により電圧に変換し、オシロスコープ2
1のX軸に入力する。なお、一様外部磁界強度はガウス
メーターにより測定し、コイル電流に対する一様外部磁
界強度の関係を求めておく。ヘッド内の磁気抵抗効果素
子1(以下MR素子と称する)に定電流源16よりセン
ス電流Isを流す。ヘッド出力はアンプ17で増幅し、
オシロスコープ21のY軸に入力する。オシロスコープ
はX−Y表示モードにしヘッド出力の特性曲線(以下、
MR特性曲線と称す)を観測する。更に可変定電流源1
9よりヘッド内のバイアス導体3に直流バイアス電流I
bを流しMR特性曲線を最適動作点にする。又、アンプ
出力は、微分回路、交流励磁電流Icの基本波除去回路
18を通過させノイズを抽出した信号Y’をオシロスコ
ープ21のY軸に入力しノイズの有無及び発生位相位置
を測定する。
のシフト量を測定する方法をその測定系のブロック図
(図1)を用いて説明する。(なおヘッドは、磁気ヨー
ク等を省いて示している。)空心コイル11に発信器1
2、定電流アンプ13により交流励磁電流Icを流し、
一様外部磁界15を、ヘッド20にそのテープ摺動面に
法線方向に印加しヘッド20を励磁する。このコイル電
流値は抵抗14により電圧に変換し、オシロスコープ2
1のX軸に入力する。なお、一様外部磁界強度はガウス
メーターにより測定し、コイル電流に対する一様外部磁
界強度の関係を求めておく。ヘッド内の磁気抵抗効果素
子1(以下MR素子と称する)に定電流源16よりセン
ス電流Isを流す。ヘッド出力はアンプ17で増幅し、
オシロスコープ21のY軸に入力する。オシロスコープ
はX−Y表示モードにしヘッド出力の特性曲線(以下、
MR特性曲線と称す)を観測する。更に可変定電流源1
9よりヘッド内のバイアス導体3に直流バイアス電流I
bを流しMR特性曲線を最適動作点にする。又、アンプ
出力は、微分回路、交流励磁電流Icの基本波除去回路
18を通過させノイズを抽出した信号Y’をオシロスコ
ープ21のY軸に入力しノイズの有無及び発生位相位置
を測定する。
【0016】上述のようにしてMR特性曲線を観測しな
がら、可変定電流源19により直流バイアス電流Ibを
微増(ΔIb)させる。このとき生じるMR特性曲線に
おけるノイズの発生位相位置のシフト量を、オシロスコ
ープ21のX軸よりコイル電流を尺度として測定し、コ
イル電流と外部磁界強度との関係から、そのシフト量に
相当する外部磁界強度(ΔH)を求める。
がら、可変定電流源19により直流バイアス電流Ibを
微増(ΔIb)させる。このとき生じるMR特性曲線に
おけるノイズの発生位相位置のシフト量を、オシロスコ
ープ21のX軸よりコイル電流を尺度として測定し、コ
イル電流と外部磁界強度との関係から、そのシフト量に
相当する外部磁界強度(ΔH)を求める。
【0017】次に、ノイズの発生箇所を特定する原理に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0018】直流バイアス電流Ibの微増量(ΔIb)
に対する、ノイズの発生位相位置のシフト量(ΔH)が
大きいノイズは、一様外部磁界に比較し直流バイアス磁
界に対し磁化される感度が高いヘッド内の箇所で発生し
ているノイズであり、逆にノイズの発生位相位置のシフ
ト量(ΔH)が小さいノイズは、一様外部磁界に比較し
直流内部バイアス磁界に対し磁化される感度が低いヘッ
ド内の箇所で発生しているノイズである。
に対する、ノイズの発生位相位置のシフト量(ΔH)が
大きいノイズは、一様外部磁界に比較し直流バイアス磁
界に対し磁化される感度が高いヘッド内の箇所で発生し
ているノイズであり、逆にノイズの発生位相位置のシフ
ト量(ΔH)が小さいノイズは、一様外部磁界に比較し
直流内部バイアス磁界に対し磁化される感度が低いヘッ
ド内の箇所で発生しているノイズである。
【0019】即ち、ノイズの発生位相位置のシフト量
(ΔH)と直流内部バイアス電流Ibを微増量(ΔI
b)との比は、一様外部磁界と内部バイアス磁界とのノ
イズ発生箇所での磁束密度の比に対応しており、これら
の間には次に示す関係がある。
(ΔH)と直流内部バイアス電流Ibを微増量(ΔI
b)との比は、一様外部磁界と内部バイアス磁界とのノ
イズ発生箇所での磁束密度の比に対応しており、これら
の間には次に示す関係がある。
【0020】 (ΔH/ΔIb)×(Sext/Sint)=(BN int/BM int)/(BN ext/BM ext )・・・式(1) ここで Sext、Sintは、それぞれ外部磁界MR特性感
度、内部バイアス磁界MR特性感度である。
度、内部バイアス磁界MR特性感度である。
【0021】BN int、BM intは、それぞれノイズ発生箇
所、MR素子部での内部バイアス電流(ΔIb)による
磁束密度。
所、MR素子部での内部バイアス電流(ΔIb)による
磁束密度。
【0022】BN ext、BM extは、それぞれノイズ発生箇
所、MR素子部での一様外部磁界(ΔH)による磁束密
度。
所、MR素子部での一様外部磁界(ΔH)による磁束密
度。
【0023】である。
【0024】このヘッド各箇所の磁束密度BN int、BM
int、BN ext、BM extは、2次元有限要素法等を用いた
計算機シミュレーションにより求めることが出来る。ま
たMR特性感度Sext、Sintは、MR特性曲線の線形性
の良い範囲におけるその特性曲線の傾きから求めること
が出来る。従って、ノイズの発生位相位置のシフト量
(ΔH)と直流内部バイアス電流Ibの微増量(ΔI
b)との比と、一様外部磁界と内部バイアス磁界とのヘ
ッド内の箇所での磁束密度の比を対応づけることによ
り、ノイズの発生箇所を特定することが出来る。
int、BN ext、BM extは、2次元有限要素法等を用いた
計算機シミュレーションにより求めることが出来る。ま
たMR特性感度Sext、Sintは、MR特性曲線の線形性
の良い範囲におけるその特性曲線の傾きから求めること
が出来る。従って、ノイズの発生位相位置のシフト量
(ΔH)と直流内部バイアス電流Ibの微増量(ΔI
b)との比と、一様外部磁界と内部バイアス磁界とのヘ
ッド内の箇所での磁束密度の比を対応づけることによ
り、ノイズの発生箇所を特定することが出来る。
【0025】次に、上述した方法により測定した結果の
一例を以下に示す。
一例を以下に示す。
【0026】図3に使用した記録ヘッドを内蔵したヨー
ク型MRヘッドの斜視図を、図4に断面図を示す。図
3、図4において、7はMn−Zn,Ni−Znフェラ
イト等の基板であり、8はガラス溝、10は内蔵記録ヘ
ッドコイル、6は記録ヘッドギャップ、5は下部ヨー
ク、9は再生ヘッドギャップ、4は上部ヨーク、3はバ
イアス導体、1はMR素子、2はMR素子リード線を示
している。
ク型MRヘッドの斜視図を、図4に断面図を示す。図
3、図4において、7はMn−Zn,Ni−Znフェラ
イト等の基板であり、8はガラス溝、10は内蔵記録ヘ
ッドコイル、6は記録ヘッドギャップ、5は下部ヨー
ク、9は再生ヘッドギャップ、4は上部ヨーク、3はバ
イアス導体、1はMR素子、2はMR素子リード線を示
している。
【0027】複数のヘッドについてノイズの発生位相位
置のシフト量を測定した結果を、横軸に直流内部バイア
ス電流Ibの微増量(ΔIb)、縦軸にノイズの発生位
相位置のシフト量の外部磁界値(ΔH)に、外部磁界に
対するヘッド感度と内部バイアス磁界にたいするヘッド
感度との比(Sext/Sint)を乗じた値をとったグラフ
にプロットしたものを、図5に示す。
置のシフト量を測定した結果を、横軸に直流内部バイア
ス電流Ibの微増量(ΔIb)、縦軸にノイズの発生位
相位置のシフト量の外部磁界値(ΔH)に、外部磁界に
対するヘッド感度と内部バイアス磁界にたいするヘッド
感度との比(Sext/Sint)を乗じた値をとったグラフ
にプロットしたものを、図5に示す。
【0028】また、ヘッド内の各部位において、内部バ
イアス磁界で誘起される磁束密度と外部磁界で誘起され
る磁束密度の比の計算結果を表1に示す。この磁束密度
の比は、式(1)より図5のグラフにおける原点を通る
直線の傾き、ΔH×(Sext/Sint)/ΔIbに対応し
ている。
イアス磁界で誘起される磁束密度と外部磁界で誘起され
る磁束密度の比の計算結果を表1に示す。この磁束密度
の比は、式(1)より図5のグラフにおける原点を通る
直線の傾き、ΔH×(Sext/Sint)/ΔIbに対応し
ている。
【0029】図5のグラフに計算結果の磁束密度の比の
傾きをもつ直線を重ねて示す。このグラフより、直線
(1)付近のノイズはMR素子部で、直線(II)、(II
I)、(IV)付近のノイズは下部ヨーク部で、直線
(V)付近のノイズは上部ヨークフロント部で発生して
いる。このように、この検査方法によりノイズの発生箇
所を特定することが出来る。
傾きをもつ直線を重ねて示す。このグラフより、直線
(1)付近のノイズはMR素子部で、直線(II)、(II
I)、(IV)付近のノイズは下部ヨーク部で、直線
(V)付近のノイズは上部ヨークフロント部で発生して
いる。このように、この検査方法によりノイズの発生箇
所を特定することが出来る。
【0030】次に、この発明に基づいた薄膜磁気ヘッド
の検査方法の第二の実施例について説明する。ヘッドの
出力特性及びノイズの位相のシフト量を測定する方法を
その測定系のブロック図(図2)を用いて説明する。
(なおヘッドは、磁気ヨーク等を省いて示している。)
第二の実施例では、第一の実施例の空心コイルに替え内
蔵記録ヘッドコイルを接続する。この内蔵記録ヘッドコ
イル10に発信器12、定電流アンプ13により交流励
磁電流Irを流し、ヘッドを励磁する。他の測定系は第
一の実施例と同一である。
の検査方法の第二の実施例について説明する。ヘッドの
出力特性及びノイズの位相のシフト量を測定する方法を
その測定系のブロック図(図2)を用いて説明する。
(なおヘッドは、磁気ヨーク等を省いて示している。)
第二の実施例では、第一の実施例の空心コイルに替え内
蔵記録ヘッドコイルを接続する。この内蔵記録ヘッドコ
イル10に発信器12、定電流アンプ13により交流励
磁電流Irを流し、ヘッドを励磁する。他の測定系は第
一の実施例と同一である。
【0031】内蔵記録ヘッドコイルの励磁電流によりM
R特性曲線を観測しながら、可変定電流源19により直
流内部バイアス電流Ibを微量(ΔIb)させる。この
とき生じるMR特性曲線におけるノイズの発生位相位置
のシフト量を、オシロスコープ21のX軸よりそのシフ
ト量に相当する内蔵記録ヘッドコイル電流(ΔIr)を
求める。
R特性曲線を観測しながら、可変定電流源19により直
流内部バイアス電流Ibを微量(ΔIb)させる。この
とき生じるMR特性曲線におけるノイズの発生位相位置
のシフト量を、オシロスコープ21のX軸よりそのシフ
ト量に相当する内蔵記録ヘッドコイル電流(ΔIr)を
求める。
【0032】ノイズ発生箇所の特定原理は第一の実施例
の場合と同様に、ノイズの発生位相位置のシフト量(Δ
Ir)と直流内部バイアス電流Ibの微増量(ΔIb)
との比(ΔIr/ΔIb)×(Srec/Sint)と、内蔵
記録ヘッドコイル電流による磁界と内部バイアス磁界と
のヘッド内の箇所での磁束密度の比(BN int/BM int)
/(BN rec/BM rec)を対応づけることにより、ノイズ
の発生箇所を特定することが出来る。ここでSrecは内
蔵記録ヘッドコイル電流による磁界MR特性感度、BN
rec、BM recは、それぞれノイズ発生箇所、MR素子部
での内蔵記録ヘッドコイル電流による磁束密度である。
の場合と同様に、ノイズの発生位相位置のシフト量(Δ
Ir)と直流内部バイアス電流Ibの微増量(ΔIb)
との比(ΔIr/ΔIb)×(Srec/Sint)と、内蔵
記録ヘッドコイル電流による磁界と内部バイアス磁界と
のヘッド内の箇所での磁束密度の比(BN int/BM int)
/(BN rec/BM rec)を対応づけることにより、ノイズ
の発生箇所を特定することが出来る。ここでSrecは内
蔵記録ヘッドコイル電流による磁界MR特性感度、BN
rec、BM recは、それぞれノイズ発生箇所、MR素子部
での内蔵記録ヘッドコイル電流による磁束密度である。
【0033】次に、上述した方法により測定した結果の
一例を以下に示す。
一例を以下に示す。
【0034】図3に示すヘッドを使用し、複数のヘッド
についてノイズの発生位相位置のシフト量を測定した結
果を、横軸に直流内部バイアス電流Ibの微増量(ΔI
b)、縦軸にノイズの発生位相位置のシフト量の内蔵記
録ヘッドコイル電流値(ΔIr)に、内蔵記録ヘッドコ
イル電流による磁界に対するヘッド感度と内部バイアス
磁界にたいするヘッド感度との比(Srec/Sint)を乗
じた値をとったグラフにプロットしたものを、図6に示
す。
についてノイズの発生位相位置のシフト量を測定した結
果を、横軸に直流内部バイアス電流Ibの微増量(ΔI
b)、縦軸にノイズの発生位相位置のシフト量の内蔵記
録ヘッドコイル電流値(ΔIr)に、内蔵記録ヘッドコ
イル電流による磁界に対するヘッド感度と内部バイアス
磁界にたいするヘッド感度との比(Srec/Sint)を乗
じた値をとったグラフにプロットしたものを、図6に示
す。
【0035】また、ヘッド内の各部位において、内部バ
イアス磁界で誘起される磁束密度と内蔵記録ヘッドコイ
ル電流による磁界で誘起される磁束密度の比の計算結果
を表1に示す。図6のグラフに計算結果の磁束密度の比
の傾きをもつ直線を重ねて示す。このグラフより、直
線、(I)、(II)、(III) 付近のノイズはMR素子
部、上部ヨーク部で、直線(V)、(VI)付近のノイズ
は下部ヨーク部、基板部で発生している。このように、
この検査方法によりノイズの発生箇所を特定することが
出来る。
イアス磁界で誘起される磁束密度と内蔵記録ヘッドコイ
ル電流による磁界で誘起される磁束密度の比の計算結果
を表1に示す。図6のグラフに計算結果の磁束密度の比
の傾きをもつ直線を重ねて示す。このグラフより、直
線、(I)、(II)、(III) 付近のノイズはMR素子
部、上部ヨーク部で、直線(V)、(VI)付近のノイズ
は下部ヨーク部、基板部で発生している。このように、
この検査方法によりノイズの発生箇所を特定することが
出来る。
【0036】次に、この発明に基づいた薄膜磁気ヘッド
の検査方法の第三の実施例について説明する。ヘッドの
再生出力特性及びノイズの位相のシフト量を測定する方
法をその測定系のブロック図(図7)を用いて説明す
る。ヘッドをテープ走行装置(図7では省略している)
に取り付け正弦波記録済みテープ23を再生する。ヘッ
ド内のMR素子1に定電流源16よりセンス電流Isを
流す。ヘッド再生出力はアンプ17で増幅し、オシロス
コープ21のCH1に入力し再生波形を観測する。更に
可変定電流源19よりヘッド内のバイアス導体3に直流
バイアス電流Ibを流しMR特性曲線を最適動作点にす
る。又、アンプ出力は、歪み率計22に入力し基本波を
除去しノイズを抽出した信号Y’をオシロスコープ21
のCH2に入力し、再生波形とノイズ抽出波形を同時に
同位相で観測しノイズの有無及び発生位相位置を測定す
る。
の検査方法の第三の実施例について説明する。ヘッドの
再生出力特性及びノイズの位相のシフト量を測定する方
法をその測定系のブロック図(図7)を用いて説明す
る。ヘッドをテープ走行装置(図7では省略している)
に取り付け正弦波記録済みテープ23を再生する。ヘッ
ド内のMR素子1に定電流源16よりセンス電流Isを
流す。ヘッド再生出力はアンプ17で増幅し、オシロス
コープ21のCH1に入力し再生波形を観測する。更に
可変定電流源19よりヘッド内のバイアス導体3に直流
バイアス電流Ibを流しMR特性曲線を最適動作点にす
る。又、アンプ出力は、歪み率計22に入力し基本波を
除去しノイズを抽出した信号Y’をオシロスコープ21
のCH2に入力し、再生波形とノイズ抽出波形を同時に
同位相で観測しノイズの有無及び発生位相位置を測定す
る。
【0037】上述のようにして再生波形とノイズ抽出波
形を観測しながら、可変定電流源19により直流バイア
ス電流Ibを微増量(ΔIb)させる。このとき生じる
ノイズの発生位相位置のシフト量を、オシロスコープC
H1のY軸より再生出力を尺度として測定し、シフト量
(ΔV)を求める。
形を観測しながら、可変定電流源19により直流バイア
ス電流Ibを微増量(ΔIb)させる。このとき生じる
ノイズの発生位相位置のシフト量を、オシロスコープC
H1のY軸より再生出力を尺度として測定し、シフト量
(ΔV)を求める。
【0038】ノイズ発生箇所の特定原理は第一の実施例
の場合と同様に、ノイズの発生位相位置のシフト量(Δ
V)と直流内部バイアス電流Ibの微増量(ΔIb)と
の比(ΔV/ΔIb)/Sint)と、テープ磁界と内部
バイアス磁界とのヘッド内の箇所での磁束密度の比(B
N int/BM int)/(BN tp/BM tp)を対応づけることに
より、ノイズの発生箇所を所定することが出来る。ここ
でBN tp、BM tpは、それぞれノイズ発生箇所、MR素子
部でのテープ磁界による磁束密度である。
の場合と同様に、ノイズの発生位相位置のシフト量(Δ
V)と直流内部バイアス電流Ibの微増量(ΔIb)と
の比(ΔV/ΔIb)/Sint)と、テープ磁界と内部
バイアス磁界とのヘッド内の箇所での磁束密度の比(B
N int/BM int)/(BN tp/BM tp)を対応づけることに
より、ノイズの発生箇所を所定することが出来る。ここ
でBN tp、BM tpは、それぞれノイズ発生箇所、MR素子
部でのテープ磁界による磁束密度である。
【0039】次に、上述した方法により測定した結果の
一例を以下に示す。
一例を以下に示す。
【0040】図3に示すヘッドを使用し、複数のヘッド
についてノイズの発生位相位置のシフト量を測定した結
果を、横軸に直流内部バイアス電流Ibの微増量(ΔI
b)、縦軸にノイズの発生位相位置のシフト量(ΔV)
に、内部バイアス磁界にたいするヘッド感度Sintで割
った値をとったグラフらプロットしたものを、図8に示
す。
についてノイズの発生位相位置のシフト量を測定した結
果を、横軸に直流内部バイアス電流Ibの微増量(ΔI
b)、縦軸にノイズの発生位相位置のシフト量(ΔV)
に、内部バイアス磁界にたいするヘッド感度Sintで割
った値をとったグラフらプロットしたものを、図8に示
す。
【0041】また、ヘッド内の各部位において、内部バ
イアス磁界で誘起される磁束密度とテープ磁界で誘起さ
れる磁束密度の比の計算結果を表1に示す。図8のグラ
フに計算結果の磁束密度の比の傾きをもつ直線を重ねて
示す。このグラフより、直線(I)付近のノイズは上部
ヨークフロント部で、直線(II)付近のノイズは上部ヨ
ークフロントギャップ部で、直線(III)付近のノイズ
は下部ヨーク部、基板部で発生している。このように、
この検査方法によりノイズの発生箇所を特定することが
出来る。
イアス磁界で誘起される磁束密度とテープ磁界で誘起さ
れる磁束密度の比の計算結果を表1に示す。図8のグラ
フに計算結果の磁束密度の比の傾きをもつ直線を重ねて
示す。このグラフより、直線(I)付近のノイズは上部
ヨークフロント部で、直線(II)付近のノイズは上部ヨ
ークフロントギャップ部で、直線(III)付近のノイズ
は下部ヨーク部、基板部で発生している。このように、
この検査方法によりノイズの発生箇所を特定することが
出来る。
【0042】次に、この発明に基づいた薄膜磁気ヘッド
の検査方法の第4の実施例についてその測定系ブロック
図(図9)を用いて説明する。(なおヘッドは、磁気ヨ
ーク等を省いて示している。)発信器12、定電流アン
プ13によりヘッド内のバイアス導体3に交流バイアス
電流Ibを流し、を励磁する。この内部バイアス電流I
bは、抵抗14により電圧に変換し、オシロスコープ2
1のX軸に入力する。ヘッド内の磁気抵抗効果素子1
(以下MR素子と称す)に定電流源16よりセンス電流
Isを流す。ヘッド出力はアンプ17で増幅し、オシロ
スコープ21のY軸に入力する。オシロスコープはX−
Y表示モードにしヘッド出力の特性曲線(以下、MR特
性曲線と称す)を観測する。更に可変抵抗器24により
内部バイアス電流にDCオフセットを与えMR特性曲線
を最適動作点にする。又、アンプ出力は、微分回路・交
流励磁電流Ibの基本波除去回路18を通過させノイズ
を抽出した信号Y’をオシロスコープ21のY軸に入力
しノイズの有無及び発生位相位置を測定する。
の検査方法の第4の実施例についてその測定系ブロック
図(図9)を用いて説明する。(なおヘッドは、磁気ヨ
ーク等を省いて示している。)発信器12、定電流アン
プ13によりヘッド内のバイアス導体3に交流バイアス
電流Ibを流し、を励磁する。この内部バイアス電流I
bは、抵抗14により電圧に変換し、オシロスコープ2
1のX軸に入力する。ヘッド内の磁気抵抗効果素子1
(以下MR素子と称す)に定電流源16よりセンス電流
Isを流す。ヘッド出力はアンプ17で増幅し、オシロ
スコープ21のY軸に入力する。オシロスコープはX−
Y表示モードにしヘッド出力の特性曲線(以下、MR特
性曲線と称す)を観測する。更に可変抵抗器24により
内部バイアス電流にDCオフセットを与えMR特性曲線
を最適動作点にする。又、アンプ出力は、微分回路・交
流励磁電流Ibの基本波除去回路18を通過させノイズ
を抽出した信号Y’をオシロスコープ21のY軸に入力
しノイズの有無及び発生位相位置を測定する。
【0043】上述のようにしてMR特性曲線を観測しな
がら、空心コイル11に可変電流源19により微小直流
励磁電流(ΔIc)を通電し、一様外部磁界(ΔH)
を、薄膜磁気ヘッド20にそのテープ摺動面に法線方向
に印加する。このとき生じるMR特性曲線におけるノイ
ズの発生位相位置のシフト量を、オシロスコープ21の
X軸より内部バイアス電流を尺度として測定とそのシフ
ト量(ΔIc)を求める。
がら、空心コイル11に可変電流源19により微小直流
励磁電流(ΔIc)を通電し、一様外部磁界(ΔH)
を、薄膜磁気ヘッド20にそのテープ摺動面に法線方向
に印加する。このとき生じるMR特性曲線におけるノイ
ズの発生位相位置のシフト量を、オシロスコープ21の
X軸より内部バイアス電流を尺度として測定とそのシフ
ト量(ΔIc)を求める。
【0044】このノイズの発生位相位置のシフト量(Δ
Ib)と重畳した直流外部磁界(ΔH)との比と、内部
バイアス磁界と一様外部磁界とのヘッド内の箇所での磁
束密度の比を対応づけることにより、ノイズの発生箇所
を特定することが出来る。
Ib)と重畳した直流外部磁界(ΔH)との比と、内部
バイアス磁界と一様外部磁界とのヘッド内の箇所での磁
束密度の比を対応づけることにより、ノイズの発生箇所
を特定することが出来る。
【0045】次に、この発明に基づいた薄膜磁気ヘッド
の検査方法の第5の実施例についてその測定系ブロック
図(図10)を用いて説明する。(なおヘッドは、磁気
ヨーク等を省いて示している。)発信器12、定電流ア
ンプ13によりヘッド内のバイアス導体3に交流バイア
ス電流Ibを流し、を励磁する。この内部バイアス電流
Ibは、抵抗14により電圧に変換し、オシロスコープ
21のX軸に入力する。ヘッド内の磁気抵抗効果素子1
(以下MR素子と称す)に定電流源16よりセンス電流
Isを流す。ヘッド出力はアンプ17で増幅し、オシロ
スコープ21のY軸に入力する。オシロスコープはX−
Y表示モードにしヘッド出力の特性曲線(以下、MR特
性曲線と称す)を観測する。更に可変抵抗器24により
内部バイアス電流にDCオフセットを与えMR特性曲線
を最適動作点にする。又、アンプ出力は、微分回路・交
流励磁電流Ibの基本波除去回路18を通過させノイズ
を抽出した信号Y’をオシロスコープ21のY軸に入力
しノイズの有無及び発生位相位置を測定する。
の検査方法の第5の実施例についてその測定系ブロック
図(図10)を用いて説明する。(なおヘッドは、磁気
ヨーク等を省いて示している。)発信器12、定電流ア
ンプ13によりヘッド内のバイアス導体3に交流バイア
ス電流Ibを流し、を励磁する。この内部バイアス電流
Ibは、抵抗14により電圧に変換し、オシロスコープ
21のX軸に入力する。ヘッド内の磁気抵抗効果素子1
(以下MR素子と称す)に定電流源16よりセンス電流
Isを流す。ヘッド出力はアンプ17で増幅し、オシロ
スコープ21のY軸に入力する。オシロスコープはX−
Y表示モードにしヘッド出力の特性曲線(以下、MR特
性曲線と称す)を観測する。更に可変抵抗器24により
内部バイアス電流にDCオフセットを与えMR特性曲線
を最適動作点にする。又、アンプ出力は、微分回路・交
流励磁電流Ibの基本波除去回路18を通過させノイズ
を抽出した信号Y’をオシロスコープ21のY軸に入力
しノイズの有無及び発生位相位置を測定する。
【0046】上述のようにしてMR特性曲線を観測しな
がら、内蔵記録ヘッドコイル10に可変定電流源19に
より微小直流電流(ΔIr)を通電し、その励磁磁界を
重畳し印加する。このとき生じるMR特性曲線における
ノイズの発生位相位置のシフト量を、オシロスコープ2
1のX軸より内部バイアス電流を尺度として測定しその
シフト量(ΔIb)を求める。
がら、内蔵記録ヘッドコイル10に可変定電流源19に
より微小直流電流(ΔIr)を通電し、その励磁磁界を
重畳し印加する。このとき生じるMR特性曲線における
ノイズの発生位相位置のシフト量を、オシロスコープ2
1のX軸より内部バイアス電流を尺度として測定しその
シフト量(ΔIb)を求める。
【0047】このノイズの発生位相位置のシフト量(Δ
Ib)と重畳した直流外部磁界(ΔIr)との比と、内
部バイアス磁界と内蔵記録ヘッドコイル電流により誘導
される励磁磁界とのヘッド内の箇所での磁束密度の比を
対応づけることにより、ノイズの発生箇所を特定するこ
とが出来る。
Ib)と重畳した直流外部磁界(ΔIr)との比と、内
部バイアス磁界と内蔵記録ヘッドコイル電流により誘導
される励磁磁界とのヘッド内の箇所での磁束密度の比を
対応づけることにより、ノイズの発生箇所を特定するこ
とが出来る。
【0048】また以上述べた実施例と同様にして、前記
第1の交流励磁磁界として第1の実施例の一様外部磁界
を、前記第2の直流励磁磁界として第5の実施例の内蔵
記録ヘッドコイルによる励磁磁界を用いた場合、前記第
1の交流励磁磁界として第2の実施例の内蔵記録ヘッド
コイルによる励磁磁界を、。前記第2の直流励磁磁界と
して第4の実施例の一様外部磁界を用いた場合、前記第
1の交流励磁磁界として第3の実施例のテープ信号磁界
を、前記第2の直流励磁磁界として第4の実施例の一様
外部磁界を用いた場合、前記第1の交流励磁磁界として
第3の実施例のテープ信号磁界を、前記第2の直流励磁
磁界として第5の実施例の内蔵記録ヘッドコイルによる
励磁磁界を用いた場合においても、ノイズ発生箇所を特
定することは可能である。
第1の交流励磁磁界として第1の実施例の一様外部磁界
を、前記第2の直流励磁磁界として第5の実施例の内蔵
記録ヘッドコイルによる励磁磁界を用いた場合、前記第
1の交流励磁磁界として第2の実施例の内蔵記録ヘッド
コイルによる励磁磁界を、。前記第2の直流励磁磁界と
して第4の実施例の一様外部磁界を用いた場合、前記第
1の交流励磁磁界として第3の実施例のテープ信号磁界
を、前記第2の直流励磁磁界として第4の実施例の一様
外部磁界を用いた場合、前記第1の交流励磁磁界として
第3の実施例のテープ信号磁界を、前記第2の直流励磁
磁界として第5の実施例の内蔵記録ヘッドコイルによる
励磁磁界を用いた場合においても、ノイズ発生箇所を特
定することは可能である。
【0049】実施例では、薄膜磁気ヘッドとして記録ヘ
ッドを内蔵したヘッドを用いたが、第1、3、5の実施
例については記録ヘッドを内蔵していないMRヘッドに
ついてもこのヘッド検査方法によりノイズ発生箇所を特
定出来ることは言うまでもない。
ッドを内蔵したヘッドを用いたが、第1、3、5の実施
例については記録ヘッドを内蔵していないMRヘッドに
ついてもこのヘッド検査方法によりノイズ発生箇所を特
定出来ることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、交流励磁磁
界によりヘッドを動作させ、ヘッド出力に発生するノイ
ズについて、前記交流励磁磁界とはヘッド内での磁束密
度の分布が異なる直流励磁磁界を重畳しその強度を増減
したときのヘッド出力波形中でのノイズの位相のシフト
量から、ヘッド内のノイズ発生箇所を特定することを可
能としている。
界によりヘッドを動作させ、ヘッド出力に発生するノイ
ズについて、前記交流励磁磁界とはヘッド内での磁束密
度の分布が異なる直流励磁磁界を重畳しその強度を増減
したときのヘッド出力波形中でのノイズの位相のシフト
量から、ヘッド内のノイズ発生箇所を特定することを可
能としている。
【0051】従ってノイズ発生箇所を構成する磁性体の
特性のみ改善すれば良く効率良くヘッド特性を改善する
ことが出来る。また交流励磁磁界にテープ信号磁界を用
いる場合を除いて、テープ再生せずに検査を行うことが
出来、再現性良く簡便にヘッドのノイズ特性を検査する
ことが出来る。またチップ化されていないウェーハー状
態のままヘッド特性を検査することも可能である。
特性のみ改善すれば良く効率良くヘッド特性を改善する
ことが出来る。また交流励磁磁界にテープ信号磁界を用
いる場合を除いて、テープ再生せずに検査を行うことが
出来、再現性良く簡便にヘッドのノイズ特性を検査する
ことが出来る。またチップ化されていないウェーハー状
態のままヘッド特性を検査することも可能である。
【図1】この発明に基づいた第1の実施例におけるノイ
ズシフト量測定ブロック図である。
ズシフト量測定ブロック図である。
【図2】この発明に基づいた第2の実施例におけるノイ
ズシフト量測定ブロック図である。
ズシフト量測定ブロック図である。
【図3】実施例に用いた、記録ヘッドを内蔵した薄膜磁
気ヘッドの構造を示す全体斜視図である。
気ヘッドの構造を示す全体斜視図である。
【図4】図3に示した薄膜磁気ヘッドの構造を示す断面
図である。
図である。
【図5】この発明に基づいた第1の実施例におけるノイ
ズシフト量測定結果を示すグラフである。
ズシフト量測定結果を示すグラフである。
【図6】この発明に基づいた第2の実施例におけるノイ
ズシフト量測定結果を示すグラフである。
ズシフト量測定結果を示すグラフである。
【図7】この発明に基づいた第3の実施例におけるノイ
ズシフト量測定ブロック図である。
ズシフト量測定ブロック図である。
【図8】この発明に基づいた第3の実施例におけるノイ
ズシフト量測定結果を示すグラフである。
ズシフト量測定結果を示すグラフである。
【図9】この発明に基づいた第4の実施例におけるノイ
ズシフト量測定ブロック図である。
ズシフト量測定ブロック図である。
【図10】この発明に基づいた第5の実施例におけるノ
イズシフト量測定ブロック図である。
イズシフト量測定ブロック図である。
【図11】実施例において磁束密度の比を計算した薄膜
磁気ヘッド内のポイントを示す断面図である。
磁気ヘッド内のポイントを示す断面図である。
【図12】従来技術の磁気ヘッド検査法で用いられてい
る薄膜磁気ヘッドの構造を示す全体斜視図である。
る薄膜磁気ヘッドの構造を示す全体斜視図である。
1、31 MR素子 2、36 M素子リード 3、32 バイアス導体 4、33 上部ヨーク 5、34 下部ヨーク 6 記録ヘッドギャップ 7 基板 8 ガラス溝 9、35 再生ヘッドギャップ 10 記録ヘッドコイル 11 空心コイル 12 発信器 13 定電流アンプ 14 抵抗 15 一様外部磁界 16 定電流源 17 低ノイズアンプ 18 微分・フィルター回路 19 可変定電流源 20 磁気ヘッド 21 オシロスコープ 22 歪み率計 23 磁気テープ 24 可変抵抗器
Claims (8)
- 【請求項1】 磁気抵抗効果素子を具備して磁気記録媒
体に記録された信号の検査を行う薄膜磁気ヘッドにおい
て、前記薄膜磁気ヘッドに、第1の交流励磁磁界を印加
し前記磁気抵抗効果素子を動作させつつ、前記第1の交
流励磁磁界とヘッド内の各部位での磁束密度の分布が異
なる第2の直流励磁磁界を重畳し、前記第2の直流励磁
磁界の強度を増減し、前記磁気抵抗効果素子の出力特性
におけるノイズ発生位相位置のシフト量を測定したこと
を特徴とする薄膜磁気ヘッドの検査方法。 - 【請求項2】 前記第1の交流励磁磁界として、前記薄
膜磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面に対し法線方向の交
流一様外部磁界を用いたことを特徴とする請求項1に記
載の薄膜磁気ヘッドの検査方法。 - 【請求項3】 前記第1の交流励磁磁界として、前記薄
膜磁気ヘッドに内蔵したバイアス導体に交流電流を通電
し誘導される励磁磁界を用いたことを特徴とする請求項
1に記載の薄膜磁気ヘッドの検査方法。 - 【請求項4】 前記第1の交流励磁磁界として、前記薄
膜磁気ヘッドに内蔵した記録ヘッドコイルに交流電流を
通電し誘導される励磁磁界を用いたことを特徴とする請
求項1に記載の薄膜磁気ヘッドの検査方法。 - 【請求項5】 前記第1の交流励磁磁界として、一定周
波数の連続波を記録した磁気記録媒体から生じる交流磁
界を用いたことを特徴とする請求項1に記載の薄膜磁気
ヘッドの検査方法。 - 【請求項6】 前記第2の直流励磁磁界として、前記薄
膜磁気ヘッドに内蔵したバイアス導体に直流電流を通電
し誘導される励磁磁界を用いたことを特徴とする請求項
1、請求項2、請求項4、請求項5に記載の薄膜磁気ヘ
ッドの検査方法。 - 【請求項7】 前記第2の直流励磁磁界として、前記薄
膜磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面に対し法線方向の直
流一様外部磁界を用いたことを特徴とする請求項1、請
求項3、請求項4、請求項5に記載の薄膜磁気ヘッドの
検査方法。 - 【請求項8】 前記第2の直流励磁磁界として、前記薄
膜磁気ヘッドに内蔵した記録ヘッドコイルに直流電流を
通電し誘導される励磁磁界を用いたことを特徴とする請
求項1、請求項2、請求項3、請求項5に記載の薄膜磁
気ヘッドの検査方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33634392A JPH06187620A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 薄膜磁気ヘッドの検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33634392A JPH06187620A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 薄膜磁気ヘッドの検査方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06187620A true JPH06187620A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18298143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33634392A Pending JPH06187620A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 薄膜磁気ヘッドの検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06187620A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5926019A (en) * | 1996-03-28 | 1999-07-20 | Nec Corporation | System for evaluating the play back of magnetoresistive heads |
| US6538430B2 (en) | 2001-08-23 | 2003-03-25 | International Business Machines Corporation | Screening test for transverse magnetic-field excited noise in giant magnetoresistive heads |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP33634392A patent/JPH06187620A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5926019A (en) * | 1996-03-28 | 1999-07-20 | Nec Corporation | System for evaluating the play back of magnetoresistive heads |
| US6538430B2 (en) | 2001-08-23 | 2003-03-25 | International Business Machines Corporation | Screening test for transverse magnetic-field excited noise in giant magnetoresistive heads |
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