JPH0618808A - カラー画像読取装置 - Google Patents

カラー画像読取装置

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JPH0618808A
JPH0618808A JP4195956A JP19595692A JPH0618808A JP H0618808 A JPH0618808 A JP H0618808A JP 4195956 A JP4195956 A JP 4195956A JP 19595692 A JP19595692 A JP 19595692A JP H0618808 A JPH0618808 A JP H0618808A
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light
color
polarization
color image
ccd
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JP4195956A
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Jun Koide
小出  純
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切に設定した色分解手段を用いることによ
りカラー画像を複数の色光で高精度に読取ることのでき
るカラー画像読取装置を得ること。 【構成】 照明手段からの光束で照明したカラー画像を
結像光学系により、色分解手段を介して複数のラインセ
ンサーを同一基板面上に配置した受光手段面上に結像さ
せて読取る際、該色分解手段は所定の波長域の光束を通
過させる波長選択素子と、所定の偏光状態の光束を射出
させる偏光素子、そして異なった偏光状態の光束に対し
て異なった光学作用を有する複屈折素子とを組み合わせ
て入射光束を複数の色光に色分解していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像読取装置に関
し、特に原稿面上のカラー画像に基づく光束を複数の色
光に色分解して、各色光に基づくカラー画像を複数のラ
インセンサーを有した受光手段で読取るようにした例え
ばカラースキャナやカラーファクシミリ等に好適なカラ
ー画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より原稿面上のカラー画像情報を光
学系を介してラインセンサー(CCD)面上に結像させ
て、このときのラインセンサーからの出力信号を利用し
てカラー画像情報をデジタル的に読取る装置が種々と提
案されている。
【0003】例えば図22は従来のカラー画像読取装置
の光学系の要部概略図である。同図では原稿面211上
のカラー画像からの光束を結像レンズ219で集光し後
述するラインセンサー面上に結像させる際、該光束を3
Pプリズム220を介して例えば赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)の3色に色分解した後、各々のライ
ンサンサー221,222,223面上に導光してい
る。そして各ラインセンサー221,222,223面
上に結像したカラー画像を各々副走査方向にライン走査
し各色光毎に読取りを行っている。
【0004】図23は従来のカラー画像読取装置の光学
系の要部概略図である。同図では原稿面211上のカラ
ー画像からの光束を結像レンズ229で集光し後述する
ラインセンサー面上に結像させる際、該光束を2色性を
有する波長選択透過膜が付加された2つの色分解用のビ
ームスプリッター230,231を介して3色に対応す
る3つの光束に分離している。
【0005】そして該3つの色光に基づくカラー画像を
3つのラインセンサーを同一基板面上に設けた所謂モノ
リシック3ラインセンサー232面上に各々結像させて
いる。これによりカラー画像を副走査方向にライン走査
し各色光毎に読取りを行なっている。
【0006】この他1次元ブレーズド回折格子より成る
色分解手段と3つのラインセンサーを同一基板面上に設
けた受光手段とを利用することにより原稿面上のカラー
画像を読取るようにしたカラー画像読取装置が例えば特
開平3−179868号公報や特開平3−181269
号公報等で提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図22に示すカラー画
像読取装置では3つの独立のラインセンサーを必要と
し、又高精度化が要求され、しかも製作上困難な3Pプ
リズムを必要とする為、装置全体が複雑化し、又高価と
なってくる。更に結像光束と各ラインセンサーとの合致
調整を各々独立に3回行なう必要があり、組立調整が面
倒となる等の問題点があった。
【0008】又、図23に示すカラー画像読取装置はビ
ームスプリッター230,231の
【0009】
【外1】 今、製作上好ましいラインセンサーの各ライン間の距離
を0.1〜0.2mm程度とするとビームスプリッター
230,231の板厚xは35〜70μm程度となる。
【0010】一般にこのような薄い厚さで光学的に平面
性を良好に維持したビームスプリッターを構成すること
は大変難しく、このような厚さのビームスプリッターを
用いるとラインセンサー面上に結像させるカラー画像の
光学性能が低下してくるという問題点があった。
【0011】回折格子を用いたカラー画像読取装置は回
折格子への軸上及び軸外光束で入射角度が異なってきて
回折作用が異なり画角により色度変化を起こし、又3つ
のラインセンサーを3つの色光によるカラー画像に対応
して高精度に配置しなければならないといった問題点が
あった。
【0012】本発明は結像光学系を通過するカラー画像
に基づく光束を所定の波長域の光束を通過させる波長選
択素子と所定の偏光状態の光束を射出させる偏光素子そ
して偏光状態により異なった光学作用を有する複屈折素
子等を適切に組み合わせた色分解手段を用いて複数の色
光に色分解して、各々対応するラインセンサー面上に導
光することによりカラー画像を高精度に読取ることので
きるカラー画像読取装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像読取
装置は、 (1−イ)カラー物体またはカラー画像原稿等の被投影
物体を黒体輻射による光で照明し、前記被投影物体から
の散乱光を光投影手段によりCCD等の固体撮像素子に
投影結像し該被投影物体の画像を電気信号に変換し画像
データ化するカラー画像読取装置において、該固体撮像
素子に入射する光波を波長と偏光方向と位置の各状態の
組み合わせでN個(N≧2)に分解することを特徴とし
ている。
【0014】(1−イ−1)分解されたN個の光波に対
応した状態またはN個の光波の各状態に含まれる状態の
みを通過させて固体撮像素子のN個以下の領域に導く手
段を有すること。
【0015】(1−イ−2)偏光方向と位置の分解手段
は異方性結晶中の光波伝播で常光線と異常光線によって
分解すること。
【0016】(1−イ−3)波長と偏光方向の分解手段
は偏光ビームスプリッタの透過成分によってS偏光,P
偏光で個別色分解すること。
【0017】(1−イ−4)偏光ビームスプリッタは平
行平板タイプであり、入射光束に対して傾けることによ
り光束の位置を変位させること。
【0018】(1−イ−5)分解されたN個の光波に対
応した状態またはN個の光波の各状態に含まれる状態の
選別は偏光透過フィルターと波長選択フィルターの組み
合わせによって行なうこと。
【0019】(1−イ−6)固体撮像素子は2ライン以
上の複数の並列光電変換素子アレイが配列されたもので
あること等を特徴としている。
【0020】(1−ロ)カラー物体またはカラー画像原
稿等の被投影物体を黒体輻射による光で照明し、前記カ
ラー物体またはカラー画像原稿からの散乱光を光投影手
段によりCCD等の固体撮像素子に投影結像し該被投影
物体の画像を電気信号に変換し画像データ化するカラー
画像読取装置において、該固体撮像素子は直線状のCC
Dが3ラインまたはそれ以上配列されており各直線状の
CCDはそのライン内に複数の光電変換領域(以後ビッ
トと呼ぶ)を配列させたものであり、光投影手段は光束
規制の絞りの位置において光束領域を2つに分割し、一
方の領域は固体撮像素子であるCCDビット配列方向
(以後副走査方向と呼ぶ)に平行または直角(光軸に対
しても直角)方向へ偏光波を通過させる偏光透過フィル
ターと、青色の波長領域を通過させる波長選択フィルタ
ーを設け、他方の領域においては黄色の波長領域を通過
させる波長選択フィルターを設け、必要に応じて2つの
領域を通過する波面伝搬距離(空気換算の光路長)を同
等になるように平行平板ガラスを配置し、前記カラー物
体または画像原稿と前記光投影手段の光路中または前記
光投影手段と前記固体撮像素子の光路中において前記黄
色の波長選択フィルターを通過する光束の光路中に固体
撮像素子であるCCDのライン配列方向(以後主走査方
向と呼ぶ)と光軸方向に対して傾けた平行平板タイプの
偏光ビームスプリッタを配し、この偏光ビームスプリッ
タはP偏光に対してはほぼ100%透過で、S偏光に対
しては赤色の波長領域を透過させ(この場合、青色の波
長領域を透過させるものであってもかまわなく、ただし
このときには入射する光の波長領域は黄色でなくてはな
らない)るものであり、かつ平行平板タイプの偏光ビー
ムスプリッタによる副走査方向の光束の位置シフト量は
固体撮像素子であるCCDラインの間隔の2つ分に相当
しており、前記青色の波長選択フィルターを通過する光
束の光路中には前記平行平板タイプの偏光ビームスプリ
ッタの波面伝搬距離(空気換算の光路長)と同等になる
ような平行平板ガラスが配置され、また前記カラー物体
またはカラー画像原稿と前記光投影手段の光路中または
光投影手段と前記固体撮像素子の光路中に異方性結晶の
平行平板が所定の厚さで配され、その異方性結晶の光軸
は前記光投影手段の光軸に対して副走査方向に傾いてお
り、傾け角は45度前後であり、かつ異方性結晶の切り
出し面は前記光投影手段の光軸に対してほぼ垂直であ
り、この異方性結晶を通過する光束の常光束(常光線)
と異常光束(異常光線)の分離間隔が前記固体撮像素子
であるCCDの特定ライン間隔に相当し、常光束と異常
光束の偏光方向が互いに垂直に分離され、その一方が前
記固体撮像素子であるCCDのライン方向と一致するよ
うに構成され、固体撮像素子であるCCDから見て入射
光束側においてカラー物体またはカラー画像原稿の読み
取りラインから散乱された光において前記構成で分離さ
れた光束がCCDの各ラインに入射する通過空間上にC
CDのライン方向に垂直と平行な偏光波が通過できる偏
光透過フィルターを交互に配置され、固体撮像素子であ
るCCDの表面には各ラインにおいて赤、緑、青または
青、緑、赤の順序で波長選択コーティングフィルターが
配され、前記構成で分離された複数の光束において固体
撮像素子であるCCD表面のコーティングフィルターと
CCDの入射光束に対してCCDより入射側に設けられ
た偏光透過フィルターの組合せが各複数の光束の偏光状
態と波長領域の組合わせと1対1対応することを特徴と
している。
【0021】(1−ロ−1)固体撮像素子であるCCD
は4ラインで構成され、光投影手段の絞りの位置に設け
られた偏光透過フィルターを配さず、CCD表面のコー
ティングフィルターは各ラインにおいて加法混色におけ
る赤の正感度の分光スペクトル成分、緑の分光スペクト
ル成分、赤の負感度の分光スペクトル成分の正透過、青
の分光スペクトル成分の順序またはその反対順序または
赤の負感度の分光スペクトル成分の正透過と青のスペク
トル成分の順序を交換した順序で配され、CCDに入射
する各分離された光束は1つの隣り合うラインの間隔以
上、3つの隣り合うライン間隔未満で光束規制をするス
リット部材等の画像読み取り規制手段を配したこと。
【0022】(1−ロ−2)前記4ラインのCCD等の
固体撮像素子からの画像情報信号において加法混色の原
理に従って赤の負感度の分光スペクトル成分の正透過信
号は他の色信号に対して減算を行なうこと。
【0023】(1−ロ−3)光投影手段の絞り位置にお
いての光束領域分割の割合はCCD等の固体撮像素子か
らの画像情報信号が、被読取物体または原稿が白色であ
る時の青と赤(赤の正感度の分光スペクトル成分)のラ
イン信号出力がほぼ同強度となるように設定すること。
【0024】(1−ロ−4)光投影手段の絞り位置に配
された青色波長領域透過の波長選択フィルターの分光透
過率分布と固体撮像素子であるCCDの表面の赤ライン
のコーティングフィルターの分光透過率分布において共
通の透過波長領域がほぼ存在しないこと等を特徴として
いる。
【0025】(1−ハ)照明手段からの光束で証明した
カラー画像に基づく光束を結像光学系に入射させ、該結
像光学系の瞳面よりも射出側に設けた色分解手段を介し
て複数の色光に分解し、各色光に基づくカラー画像を複
数のラインセンサーを同一基板面上に配置した受光手段
面上に結像させ、該受光手段で各色光に基づくカラー画
像を読取る際、該色分解手段は該結像光学系の瞳面を近
傍に設けた波長選択素子により該瞳面を複数の領域に分
割し、該分割した各瞳領域への入射光束に対して各々異
なった波長域の光束を通過させ、該分割した各瞳領域か
らの所定の色光を有する光束を偏光素子により所定の偏
光面を有する偏光光束として射出させ、該偏光光束から
の光束を複屈折素子により互いに直交する偏光状態の2
つの光束のうち一方を他方に対して射出位置を変位させ
て射出させ、該複屈折素子の異なった位置から射出した
複数の光束を偏光フィルターと色フィルターを介して複
数の色光に色分解して、該複数のラインセンサーに導光
していることを特徴としている。
【0026】(1−ニ)照明手段からの光束で照明した
カラー画像を結像光学系により、入射光束を複数の色光
に色分解して射出させる色分解手段を介して複数のライ
ンセンサーを同一基板面上に配置した受光手段面上に結
像させ、該受光手段により該カラー画像を読取る際、該
色分解手段は所定の波長域の光束を通過させる波長選択
素子と、所定の偏光状態の光束を射出させる偏光素子、
そして異なった偏光状態の光束に対して異なった光学作
用を有する複屈折素子とを組み合わせて入射光束を複数
の色光に色分解していることを特徴としている。
【0027】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図、図2
は図1の一部分の説明図である。
【0028】図中1aは原稿面であり、その面上にはカ
ラー画像1が形成されている。2は照明手段であり、例
えば図3に示す分光特性の光束(黒体輻射)を放射して
おり、カラー画像1を照明している。
【0029】3は赤外カットフィルターであり、図4に
示す分光特性を有している。4は結像光学系であり、カ
ラー画像1を後述する各要素を介して所定の3つの色光
に色分解して3つのラインセンサー(RS,GS,B
S)を同一基板面上に形成した受光手段14面上に結像
している。
【0030】3つのラインセンサー(RS,GS,B
S)は図2に示すように紙面を垂直方向(主走査方向)
に平行に配列している。9は遮光部材であり、結像光学
系の4の瞳面近傍に配置しており、瞳面を図13に示す
ように2つの領域9a,9bに分割している。
【0031】瞳面の一方の領域9aには青色透過フィル
ター5とその後方に偏光フィルター6を設け、他方の領
域9bには黄色透過フィルター7とその後方に透明な平
行平面板8を設けている。青色透過フィルター5と黄色
透過フィルター7は波長選択素子を構成している。青色
透過フィルター5は図5に示す分光特性を有している。
【0032】図11は偏光フィルター6を通過する光束
の分光特性の説明図である。
【0033】図11の曲線XAはラインセンサーの並び
方向(Z方向,主走査方向)に偏光面を有する偏光Sの
分光透過率、曲線XBは偏光Sと直交する方向(Y方
向,副走査方向)に偏光面を有する偏光Pの分光透過率
である。
【0034】黄色透過フィルター7は図6に示す分光特
性を有している。平行平面板8は青色透過フィルター5
側の領域9aを通過した光束と光路長をそろえる為の光
路長補正フィルターとしての作用を有している。
【0035】10は平行平面型の偏光ビームスプリッタ
ーであり、図7に示す分光特性を有している。図7にお
いて曲線YSは主走査方向に偏光面を有する偏光S(S
偏光)に対する分光透過率、曲線YPは副走査方向に偏
光面を有する偏光P(P偏光)に対する分光透過率であ
る。図に示すようにP偏光は全て透過させ、S偏光は黄
色光のみを透過している。
【0036】11は誘電体膜であり、偏光ビームスプリ
ッター10に接合している。偏光フィルター6と偏光ビ
ームスプリッター10は偏光素子を構成している。12
は透明な平行平面板であり、偏光ビームスプリッター1
0側の領域9bを通過する光束と光路長をそろえる光路
長補正フィルターとしての作用を有している。
【0037】13は複屈折板(複屈折素子)であり、図
12に示すように結晶光軸は副走査方向に45度傾いて
いる。複屈折板13は偏光方向が主走査方向と同じ常光
線OLはそのまま通過し、偏光方向が副走査方向と同じ
異常光線ELは紙面内(副走査方向)に所定量シフトさ
せて射出している。即ち異なった偏光状態の光束に対し
て異なった光学作用を有している。
【0038】15は透明な平行平面板であり、その面上
には偏光フィルター16,17,18を設けている。偏
光フィルター16,17,18は順に偏光面が主走査方
向、副走査方向、主走査方向の偏光に対しては透過率が
例えば図11の曲線XAとなるように設定している。
【0039】又、偏光面がそれらと直交する偏光に対し
ては透過率が例えば図11の曲線XBとなるようにして
いる。14は受光手段であり透明な平行平面板22と3
つのラインセンサーRS,GS,BSそして色フィルタ
ー19,20,21を有している。
【0040】透明な平行平面板22の一部に3つのライ
ンセンサーRS,GS,BSが設けられており、かつ各
ラインセンサー面上には波長選択フィルターとしての赤
フィルター19,緑色フィルター20,青フィルター2
1がコーティングして設けている。
【0041】赤フィルター19の分光特性を図8に、緑
フィルター20の分光特性を図9に、青フィルター21
の分光特性を図10に示す。
【0042】図14は図2の偏光フィルター(16,1
7,18)と色フィルター(19,20,21)を結像
光学系4側から見たときの概略図である。前述した各要
素(5,6,7,10,13,16,17,18,1
9,20,21)は色分解手段の一要素を構成してい
る。
【0043】本実施例ではカラー画像1からの光束のう
ち赤外カットフィルター3で赤外光をカットし、可視光
(白色光、図4参照)のみを通過させて結像光学系4に
入射している。結像光学系4に入射した白色光のうち領
域9aの青色透過フィルター5と偏光ビームスプリッタ
ー6を通過する光束は青色の紙面に垂直方向(主走査方
向)に振動する青色偏光BLSとなっている。
【0044】そして該青色偏光BLSは平行平面板12
を通過し、複屈折板13を常光線として通過し、主走査
方向の偏光のみを通過させる偏光フィルター18と青フ
ィルター21を介して青色用のラインセンサーBSに入
射している。該青色用のラインセンサーBSによりカラ
ー画像1のうち青色の画像情報を読取っている。
【0045】一方、結像光学系4に入射した白色光のう
ち黄色透過フィルター9と平行平面板8を通過した光束
(緑色光と赤色光,図6参照)は偏光していない、即ち
かたよりのない光束として射出し、偏光ビームスプリッ
ター10と誘電体膜11に入射している。
【0046】偏光ビームスプリッター10と誘電体膜1
1に入射した光束は主走査方向に偏光面を有する赤色偏
光RLSと副走査方向に偏光面を有する黄色偏光YLP
とに分割射出して複屈折板13に入射させている。
【0047】偏光ビームスプリッター10は図1に示す
ように副走査方向に傾けてある為に射出光束が位置変化
を起こす。このときの位置変化量が2つのラインセンサ
ーGS,RSの間隔に一致するように設定している。
【0048】赤色偏光RLSは複屈折板13を常光線と
してそのまま通過し、主走査方向の偏光のみを通過させ
る偏光フィルター16と赤フィルター19を介して赤色
用のラインセンサーRSに入射している。該赤色用のラ
インセンサーRSによりカラー画像1のうちの赤色の画
像情報を読取っている。
【0049】黄色偏向YLPは複屈折板13を異常光線
として射出位置が副走査方向に一定量シフトして射出
し、副走査方向の偏光のみを通過させる偏光フィルター
17と緑フィルター20を介して、緑色偏光GLPとし
て緑色用のラインセンサーGSに入射している。
【0050】尚、このとき黄色偏光YLPの複屈折板1
3による副走査方向のシフト量は図12に示すように赤
色用のラインセンサーRSと緑色用のラインセンサーG
Sとの間隔となるように複屈折板13の厚さを設定して
いる。緑色用のラインセンサーGSによりカラー画像1
のうちの緑色の画像情報を読取っている。
【0051】本実施例において赤色用のラインセンサー
RSに入射する赤色偏光RLSは偏光面が主走査方向
に、黄色偏光YLPは偏光面が副走査方向に、緑色用の
ラインセンサーGSに入射する緑色偏光GLPは偏光面
が副走査方向に、青色用のラインセンサーBSに入射す
る青色偏光BLSは偏光面が主走査方向に向いている。
【0052】本実施例では以上のような構成により原稿
面1a上のカラー画像1を3つの色光に色分解して、各
々ラインセンサー(RS,GS,BS)により読取って
いる。
【0053】図15は本実施例における3つのラインセ
ンサー(RS,GS,BS)からの出力信号における相
対分光特性(R,G,B)である。
【0054】尚、本実施例において赤色偏光RLSは緑
色用のラインセンサーGSには偏光フィルター17で遮
光され、青色光のラインセンサーBSには青フィルター
21により遮光され、いずれにも入射しない。青色偏光
BLSは緑色用のラインセンサーGSには偏光フィルタ
ー17で遮光され、赤色用のラインセンサーRSには赤
フィルタ19で遮光され、いずれにも入射しない。緑色
偏光GLPは赤色用のラインセンサーRSと青色用のラ
インセンサーBSには各々偏光フィルター16,18で
遮光され、いずれにも入射しない。
【0055】このように本実施例では1つのラインセン
サーには1つの色光のみが入射するようにしてノイズ光
となる他の色光が入射しないようにしてカラー画像の読
取り精度を高めている。
【0056】又、3つのラインセンサー(RS,GS,
BS)からの出力信号のS/N比が均一となるように結
像光学系4の瞳面を図13(領域5)に示すように青色
成分が他の色成分に比べて多くなるように分割してい
る。
【0057】以上のように本実施例のカラー画像読取装
置では、光投影手段のレンズの絞り領域を2分割し、一
方に青色波長選択フィルターと、偏光透過フィルターを
設け、他方に黄色波長選択フィルターと光路長補正用平
行平板ガラスを設け、2領域分割された光束に対して青
色の光束においては光路長補正用平行平板を設け黄色の
光束においては平行平板タイプの偏光ビームスプリッタ
ーを副走査方向に傾け、S偏光成分に対しては赤色波長
領域透過しP偏光成分に対してはそのまま黄色で透過す
るものを設け、平行平板による光束の位置シフト量は固
体撮像素子であるモノリシック3ラインCCD間隔2つ
分に相当させ、全光束の光路中に、異方性結晶の平行平
板を設けその結晶光軸は副走査方向に傾けてあり結晶中
光伝搬の常光束、異常光束の分離間隔がCCDの特定ラ
イン間隔に相当させ、CCDの各ラインに入射する光束
に対してCCDのライン方向に垂直と平行な偏光波が通
過できる偏光透過フィルターを交互に配置しCCDの表
面には各ラインにおいて、R,G,BまたはB,G,R
の順序で波長選択コーティングフィルターを配置する。
【0058】これによって被読取物体の同一位置のカラ
ー情報を各R,G,BのCCDライン固体撮像素子で検
知することが可能であるため被読取物体と固体撮像素子
または画像読取装置の相対運動による色分解画像データ
の整合性に悪影響を受けず、かつ色分散を用いないため
結像解像度も高く、カラー読取色度が安定しており、ま
たCCDの近傍に配された偏光選択フィルターと波長選
択フィルターによって必要情報を選択するためCCDの
各ラインに投影する光束を制限する必要がなく、スリッ
ト板等の光束規制手段の配置精度やこれを保持する部材
の経時変化や応力変化に対しての条件は非常に緩和さ
れ、また縮小投影系にできるため装置コストも非常に安
くできる。このように簡単で配置精度もゆるい装置で高
精度、高解像、高色再現性な高品質カラー画像を読み取
ることができるようにしている。
【0059】図21は本発明のカラー画像読取装置をカ
ラー複写機に適用したときの要部概略図である。図中、
図1と図2で示した要素と同一要素には同符番を付して
いる。
【0060】本実施例では照明手段2で照明した原稿台
ガラス50に載置したカラー画像1に基づく光束をミラ
ー51,52,53と赤外カットフィルター3を介して
結像光学系4に入射している。そして結像光学系4によ
り前述した各要素より成る色分解手段を用いて3つの色
光に色分解して、各色光に基づくカラー画像を受光手段
14の各ラインセンサー面上に結像している。
【0061】そして照明手段2とミラー51,52,5
3とを矢印の如く原稿台ガラス50に沿って移動させて
カラー画像1面上を光走査して、これによりカラー画像
1全面を読取っている。そして受光手段14からの画像
信号を画像処理装置54で処理し、記憶装置55又は出
力装置56に各々デジタル出力している。
【0062】図16は本発明の実施例2の要部概略図、
図17は図16の一部分の説明図である。本実施例の基
本構成は図1の実施例1と略同じである為、実施例1と
異なる点を中心に説明する。
【0063】照明手段102で照明したカラー画像10
1からの光束はスリット部材130のスリット開口13
0aを通過して赤外カットフィルター103で赤外光が
除去されて、結像光学系104に入射している。スリッ
ト部材130は3つのラインセンサー(RS,GS,B
S)に投影光束がまたがらないように不要な光束を規制
している。
【0064】結像光学系104に入射した光束は赤の負
の波長領域を含む青色波長選択フィルター105で波長
選択を行い(本実施例では実施例1のように偏光フィル
ターは用いていない)、かたよりのない青色光BLとし
て平行平面版112を通過して複屈折板113に入射し
ている。
【0065】複屈折板113を通過する青色光BLは偏
光方向によって常光線と異常光線とに分離し、赤の負の
波長領域を包含する青色光(以下「特別青色」という)
でその偏光方向が主走査方向の特別青色偏光BBLSと
偏光方向が副走査方向の特別青色偏光BBLPとに分か
れる。赤色偏光RLSは偏光方向が主走査方向、黄色偏
光YLPは偏光方向が副走査方向となっている。これは
図1の実施例1と同じである。
【0066】平行平面板115の面上には偏光面が主走
査方向の偏光Sを通過させる偏光フィルター116,1
18と偏光面が副走査方向の偏光Pを通過させる偏光フ
ィルター117,119が設けられている。
【0067】平行平面板125の一部には特別青色偏光
BBLP用のラインセンサーBBPと特別青色偏光BB
LS用のラインセンサーBBSと緑色偏光GLP用のラ
インセンサーGSそして赤色偏光BLS用のラインセン
サーRSが設けられている。
【0068】そしてラインセンサーBBP面上には波長
選択フィルターとしての青フィルター124が、ライン
センサーBBS面上には図18に示す分光特性を有した
赤色の負成分の正波長透過用の色フィルター123が、
ラインセンサーGS面上には緑フィルター121が、そ
してラインセンサーRS面上には赤フィルター120が
各々コーティングにより設けている。
【0069】図19は偏光フィルター(116〜11
9)と色フィルター(120,121,123,12
4)そして各光束(RLS,YLP,BBLS,BBL
P)を結像光学系104側から見たときの概略図であ
る。
【0070】図20は本実施例における4つのラインセ
ンサー(BBP,BBS,GS,RS)からの出力信号
における相対分光特性(R,G,B,BB)。
【0071】本実施例では以上のような構成により加法
混色法を利用してカラー画像101を各色光に色分解し
て色判定を行って各ラインセンサーで読取ることによ
り、色再現性の良い高精度のカラー画像の読取りを行っ
ている。
【0072】このように本実施例では物体101からの
散乱光を投影レンズ104の絞り位置を通過させる時に
赤の負の波長領域を包含する青色波長選択フィルター1
05で波長選択を行ない(この時偏光透過フィルターは
用いない)複屈折結晶を通過する光束Fは偏光方向によ
って常光束と異常光束を分離し、赤の負の波長領域を包
含する青色(以後特別青色と呼ぶ)の偏光方向が主走査
方向の光束BBLSと、特別青色の偏光方向が副走査方
向の光束BBLPとに分かれる。
【0073】ここで、光束RLSは赤色の正の波長領域
で偏光方向が主走査方向、光束YLPは黄色で偏光方向
が副走査方向、光束BBLSは特別青色で偏光方向が主
走査方向、光束BBLPは特別青色で偏光方向が副走査
方向のものとなり、CCDユニット114は偏光方向が
主走査方向透過の偏光透過フィルター116と偏光方向
が副走査方向透過の偏光透過フィルター117と偏光透
過フィルター116を同じ特性の偏光透過フィルター1
18と偏光透過フィルター117と同じ特性の偏光透過
フィルター119と光電変換面上にコーティングされた
赤色波長透過フィルター120と、緑色波長透過フィル
ター121と、図18の分光透過率を有する赤色の負成
分の正波長透過フィルター123と、青色波長透過フィ
ルター124が配されており(フィルター123とフィ
ルター124は特性が交換されたものであってもかまわ
ない)この組合せによって光波特性を選択して読み込ん
でいる。
【0074】ただし、緑色のCCDラインに入射する光
束と、青色または赤色の負成分のCCDラインに入射す
る光束は偏光方向が同一方向で波長領域で重なりが生じ
るため、図19に示すように図16のスリット遮光部材
130によって光束を規制し、CCD3ライン以上に投
影光束がまたがらないようにする必要がある。ちなみに
CCDの出力相対比は図20に示すものである。
【0075】このようにカラー分解した情報信号にもと
づいて色判定することで読取色空間は従来のものに対し
て大きな範囲で検知できるようにしている。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば以上のように結像光学系
を通過するカラー画像に基づく光束を所定の波長域の光
束を通過させる波長選択素子と所定の偏光状態の光束を
射出させる偏光素子そして偏光状態により異なった光学
作用を有する複屈折素子等を適切に組み合わせた色分解
手段を用いて複数の色光に色分解して、各々対応するラ
インセンサー面上に導光することによりカラー画像を高
精度に読取ることのできるカラー画像読取り装置を達成
することができる。
【0077】特にCCD等の固体撮像素子に入射する光
波を波長と偏光方向と位置の各状態の組み合わせでN個
に分解し、分解された光波に対応した状態を通過させて
固体撮像素子のN個の領域に導くことで、物体と撮像素
子または読取り装置の相対運動に依存しないカラー画像
読取りができ、かつ解像度も高く色度精度も良く装置構
成の物理的精度に対しても厳しくなく高品質なカラー画
像の読取りが可能なカラー画像読取装置を達成してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 図1の一部分の説明図
【図3】 図1の照明手段からの光束の分光特性の説明
【図4】 図1の赤外カットフィルターの分光特性の説
明図
【図5】 図1の青色透過フィルターの分光特性の説明
【図6】 図1の黄色透過フィルターの分光特性の説明
【図7】 図1の偏光ビームスプリッターの分光特性の
説明図
【図8】 図1の赤フィルターの分光特性の説明図
【図9】 図1の緑フィルターの分光特性の説明図
【図10】 図1の青フィルターの分光特性の説明図
【図11】 図1の偏光フィルターの分光特性の説明図
【図12】 図1の複屈折板の説明図
【図13】 図1の結像光学系の瞳近傍の説明図
【図14】 図1の一部分の説明図
【図15】 実施例1の3ラインCCDの各ライン出力
相対図
【図16】 本発明の実施例2の要部概略図
【図17】 図16の一部分の説明図
【図18】 図16の色フィルターの分光特性の説明図
【図19】 図16の一部分の説明図
【図20】 実施例2の4ラインCCDの各ライン出力
相対図
【図21】 本発明をカラー複写機(カラースキャナ
ー)に適用したときの一実施例の概略図
【図22】 従来のカラー画像読取装置の要部概略図
【図23】 従来のカラー画像読取装置の要部概略図
【符号の説明】
1 カラー画像 2 照明手段 3 赤外カットフィルター 4 結像光学系 5 青色透過フィルター 6,16,17,18 偏光フィルター 7 黄色透過フィルター 8,12 平行平面板 9 遮光部材 10 偏光ビームスプリッター 11 誘電体膜 13 複屈折板 14 受光手段 19 赤フィルター 20 緑フィルター 21 青フィルター BS 青ラインセンサー GS 緑ラインセンサー RS 赤ラインセンサー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】図11の曲線XAはラインセンサーの並び
方向(Z方向,主走査方向)に偏光面を有する分光透過
率、曲線XBは偏光Sと直交する方向(Y方向,副走査
方向)に偏光面を有する分光透過率である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】10は平行平面型の偏光ビームスプリッタ
ーであり、図7に示す分光特性を有している。図7にお
いて曲線YSは主走査方向に偏光面を有する偏光S(S
偏光)に対する分光透過率、曲線YPは副走査方向に偏
光面を有する偏光P(P偏光)に対する分光透過率であ
る。図に示すようにP偏光は全て透過させ、S偏光は
光のみを透過している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー物体またはカラー画像原稿等の被
    投影物体を黒体輻射による光で照明し、前記被投影物体
    からの散乱光を光投影手段によりCCD等の固体撮像素
    子に投影結像し該被投影物体の画像を電気信号に変換し
    画像データ化するカラー画像読取装置において、該固体
    撮像素子に入射する光波を波長と偏光方向と位置の各状
    態の組み合わせでN個(N≧2)に分解することを特徴
    とするカラー画像読取装置。
  2. 【請求項2】 分解されたN個の光波に対応した状態ま
    たはN個の光波の各状態に含まれる状態のみを通過させ
    て固体撮像素子のN個以下の領域に導く手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1のカラー画像読取装置。
  3. 【請求項3】 偏光方向と位置の分解手段は異方性結晶
    中の光波伝播で常光線と異常光線によって分解すること
    を特徴とする請求項1のカラー画像読取装置。
  4. 【請求項4】 波長と偏光方向の分解手段は偏光ビーム
    スプリッタの透過成分によってS偏光,P偏光で個別色
    分解することを特徴とする請求項1のカラー画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 偏光ビームスプリッタは平行平板タイプ
    であり、入射光束に対して傾けることにより光束の位置
    を変位させることを特徴とする請求項4のカラー画像読
    取装置。
  6. 【請求項6】 分解されたN個の光波に対応した状態ま
    たはN個の光波の各状態に含まれる状態の選別は偏光透
    過フィルターと波長選択フィルターの組み合わせによっ
    て行なうことを特徴とする請求項2のカラー画像読取装
    置。
  7. 【請求項7】 固体撮像素子は2ライン以上の複数の並
    列光電変換素子アレイが配列されたものであることを特
    徴とする請求項2のカラー画像読取装置。
  8. 【請求項8】 カラー物体またはカラー画像原稿等の被
    投影物体を黒体輻射による光で照明し、前記カラー物体
    またはカラー画像原稿からの散乱光を光投影手段により
    CCD等の固体撮像素子に投影結像し該被投影物体の画
    像を電気信号に変換し画像データ化するカラー画像読取
    装置において、該固体撮像素子は直線状のCCDが3ラ
    インまたはそれ以上配列されており各直線状のCCDは
    そのライン内に複数の光電変換領域(以後ビットと呼
    ぶ)を配列させたものであり、光投影手段は光束規制の
    絞りの位置において光束領域を2つに分割し、一方の領
    域は固体撮像素子であるCCDビット配列方向(以後副
    走査方向と呼ぶ)に平行または直角(光軸に対しても直
    角)方向へ偏光波を通過させる偏光透過フィルターと、
    青色の波長領域を通過させる波長選択フィルターを設
    け、他方の領域においては黄色の波長領域を通過させる
    波長選択フィルターを設け、必要に応じて2つの領域を
    通過する波面伝搬距離(空気換算の光路長)を同等にな
    るように平行平板ガラスを配置し、前記カラー物体また
    は画像原稿と前記光投影手段の光路中または前記光投影
    手段と前記固体撮像素子の光路中において前記黄色の波
    長選択フィルターを通過する光束の光路中に固体撮像素
    子であるCCDのライン配列方向(以後主走査方向と呼
    ぶ)と光軸方向に対して傾けた平行平板タイプの偏光ビ
    ームスプリッタを配し、この偏光ビームスプリッタはP
    偏光に対してはほぼ100%透過で、S偏光に対しては
    赤色の波長領域を透過させ(この場合、青色の波長領域
    を透過させるものであってもかまわなく、ただしこのと
    きには入射する光の波長領域は黄色でなくてはならな
    い)るものであり、かつ平行平板タイプの偏光ビームス
    プリッタによる副走査方向の光束の位置シフト量は固体
    撮像素子であるCCDのライン間隔の2つ分に相当して
    おり、前記青色の波長選択フィルターを通過する光束の
    光路中には前記平行平板タイプの偏光ビームスプリッタ
    の波面伝搬距離(空気換算の光路長)と同等になるよう
    な平行平板ガラスが配置され、また前記カラー物体また
    はカラー画像原稿と前記光投影手段の光路中または光投
    影手段と前記固体撮像素子の光路中に異方性結晶の平行
    平板が所定の厚さで配され、その異方性結晶の光軸は前
    記光投影手段の光軸に対して副走査方向に傾いており、
    傾け角は45度前後であり、かつ異方性結晶の切り出し
    面は前記光投影手段の光軸に対してほぼ垂直であり、こ
    の異方性結晶を通過する光束の常光束(常光線)と異常
    光束(異常光線)の分離間隔が前記固体撮像素子である
    CCDの特定ライン間隔に相当し、常光束と異常光束の
    偏光方向が互いに垂直に分離され、その一方が前記固体
    撮像素子であるCCDのライン方向と一致するように構
    成され、固体撮像素子であるCCDから見て入射光束側
    においてカラー物体またはカラー画像原稿の読み取りラ
    インから散乱された光において前記構成で分離された光
    束がCCDの各ラインに入射する通過空間上にCCDの
    ライン方向に垂直と平行な偏光波が通過できる偏光透過
    フィルターを交互に配置され、固体撮像素子であるCC
    Dの表面には各ラインにおいて赤、緑、青または青、
    緑、赤の順序で波長選択コーティングフィルターが配さ
    れ、前記構成で分離された複数の光束において固体撮像
    素子であるCCD表面のコーティングフィルターとCC
    Dの入射光束に対してCCDより入射側に設けられた偏
    光透過フィルターの組合せが各複数の光束の偏光状態と
    波長領域の組合わせと1対1対応することを特徴とする
    カラー画像読取装置。
  9. 【請求項9】 固体撮像素子であるCCDは4ラインで
    構成され、光投影手段の絞りの位置に設けられた偏光透
    過フィルターを配さず、CCD表面のコーティングフィ
    ルターは各ラインにおいて加法混色における赤の正感度
    の分光スペクトル成分、緑の分光スペクトル成分、赤の
    負感度の分光スペクトル成分の正透過、青の分光スペク
    トル成分の順序またはその反対順序または赤の負感度の
    分光スペクトル成分の正透過と青のスペクトル成分の順
    序を交換した順序で配され、CCDに入射する各分離さ
    れた光束は1つの隣り合うラインの間隔以上、3つの隣
    り合うライン間隔未満で光束規制をするスリット部材等
    の画像読み取り規制手段を配したことを特徴とする請求
    項8のカラー画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記4ラインのCCD等の固体撮像素
    子からの画像情報信号において加法混色の原理に従って
    赤の負感度の分光スペクトル成分の正透過信号は他の色
    信号に対して減算を行なうことを特徴とする請求項9の
    カラー画像読取装置。
  11. 【請求項11】 光投影手段の絞り位置においての光束
    領域分割の割合はCCD等の固体撮像素子からの画像情
    報信号が、被読取物体または原稿が白色である時の青と
    赤(赤の正感度の分光スペクトル成分)のライン信号出
    力がほぼ同強度となるように設定することを特徴とする
    請求項8のカラー画像読取装置。
  12. 【請求項12】 光投影手段の絞り位置に配された青色
    波長領域透過の波長選択フィルターの分光透過率分布と
    固体撮像素子であるCCDの表面の赤ラインのコーティ
    ングフィルターの分光透過率分布において共通の透過波
    長領域がほぼ存在しないことを特徴とする請求項8のカ
    ラー画像読取装置。
  13. 【請求項13】 照明手段からの光束で照明したカラー
    画像に基づく光束を結像光学系に入射させ、該結像光学
    系の瞳面よりも射出側に設けた色分解手段を介して複数
    の色光に分解し、各色光に基づくカラー画像を複数のラ
    インセンサーを同一基板面上に配置した受光手段面上に
    結像させ、該受光手段で各色光に基づくカラー画像を読
    取る際、該色分解手段は該結像光学系の瞳面近傍に設け
    た波長選択素子により該瞳面を複数の領域に分割し、該
    分割した各瞳領域への入射光束に対して各々異なった波
    長域の光束を通過させ、該分割した各瞳領域からの所定
    の色光を有する光束を偏光素子により所定の偏光面を有
    する偏光光束として射出させ、該偏光光束からの光束を
    複屈折素子により互いに直交する偏光状態の2つの光束
    のうち一方を他方に対して射出位置を変位させて射出さ
    せ、該複屈折素子の異なった位置から射出した複数の光
    束を偏光フィルターと色フィルターを介して複数の色光
    に色分解して、該複数のラインセンサーに導光している
    ことを特徴とするカラー画像読取装置。
  14. 【請求項14】 照明手段からの光束で照明したカラー
    画像を結像光学系により、入射光束を複数の色光に色分
    解して射出させる色分解手段を介して複数のラインセン
    サーを同一基板面上に配置した受光手段面上に結像さ
    せ、該受光手段により該カラー画像を読取る際、該色分
    解手段は所定の波長域の光束を通過させる波長選択素子
    と、所定の偏光状態の光束を射出させる偏光素子、そし
    て異なった偏光状態の光束に対して異なった光学作用を
    有する複屈折素子とを組み合わせて入射光束を複数の色
    光に色分解していることを特徴とするカラー画像読取装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5894357A (en) * 1996-10-16 1999-04-13 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Color separation optical system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5894357A (en) * 1996-10-16 1999-04-13 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Color separation optical system

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