JPH0618858Y2 - プラスチックフェンダー取付構造 - Google Patents
プラスチックフェンダー取付構造Info
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- JPH0618858Y2 JPH0618858Y2 JP1987163441U JP16344187U JPH0618858Y2 JP H0618858 Y2 JPH0618858 Y2 JP H0618858Y2 JP 1987163441 U JP1987163441 U JP 1987163441U JP 16344187 U JP16344187 U JP 16344187U JP H0618858 Y2 JPH0618858 Y2 JP H0618858Y2
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- Japan
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- vehicle body
- fender
- thermal expansion
- expansion member
- door
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車におけるプラスチック製フロントフェ
ンダーの取付構造に関する。
ンダーの取付構造に関する。
(従来の技術) 近年、軽量化あるいは成形容易性等の観点から、例えば
実開昭61−36479合公報に記載されているように、自動
車のフロントフェンダーをプラスチック製とすることが
試みられている。
実開昭61−36479合公報に記載されているように、自動
車のフロントフェンダーをプラスチック製とすることが
試みられている。
ところで、フロントフェンダーの車体後方側にはドアが
位置し、両者の間つまりフロントフェンダーの後縁とド
アの前縁との間には見切りすき(間隙)が存在する。そ
して、この見切りすきがあまり広いと外観を損ない、品
質感の低下を招来するので、ドア開閉時にドアとフェン
ダーとが干渉しない範囲において該見切りすきはできる
だけ狭くすることが望ましい。
位置し、両者の間つまりフロントフェンダーの後縁とド
アの前縁との間には見切りすき(間隙)が存在する。そ
して、この見切りすきがあまり広いと外観を損ない、品
質感の低下を招来するので、ドア開閉時にドアとフェン
ダーとが干渉しない範囲において該見切りすきはできる
だけ狭くすることが望ましい。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、一般にフェンダーは高温時熱膨張によって伸
長し、特に車体前後方向における伸長によって上記フェ
ンダーとドアとの間の見切りすきは減少し、狭くなる。
従って、上記見切りすきを設定するにあたっては、上記
高温時における見切りすきの減少があってもドア開閉時
に該ドアとフェンダーとの干渉が生じないように配慮す
る、即ち少なくとも干渉を避けるために必要な広さに上
記高温時における見切りすき減少量を加えた広さ以上の
見切りすきを設定する必要がある。
長し、特に車体前後方向における伸長によって上記フェ
ンダーとドアとの間の見切りすきは減少し、狭くなる。
従って、上記見切りすきを設定するにあたっては、上記
高温時における見切りすきの減少があってもドア開閉時
に該ドアとフェンダーとの干渉が生じないように配慮す
る、即ち少なくとも干渉を避けるために必要な広さに上
記高温時における見切りすき減少量を加えた広さ以上の
見切りすきを設定する必要がある。
しかしながら、一般にプラスチック製フェンダーは従来
の鉄板製フェンダーに比して熱膨張率が大きく、上記高
温時における見切りすきの減少量も鉄板製フェンダーの
場合よりも大きくなる。
の鉄板製フェンダーに比して熱膨張率が大きく、上記高
温時における見切りすきの減少量も鉄板製フェンダーの
場合よりも大きくなる。
従って、フロントフェンダーをプラスチック製にしよう
とすると、従来の鉄板製の場合に比べて上記見切りすき
をより広く設定しなければならず、外観が損なわれ、品
質感が低下するという問題があった。
とすると、従来の鉄板製の場合に比べて上記見切りすき
をより広く設定しなければならず、外観が損なわれ、品
質感が低下するという問題があった。
なお、上記問題を解決するための一つの方法として、例
えばフロントフェンダーを車体に取り付ける際該フェン
ダーの後縁を直接車体に固定して取り付け、前方部分の
取り付けは例えば車体前後方向に延びる長穴を介して取
り付けることにより、フェンダーが伸長してもその伸長
をフェンダーの車体に固着された後縁を基準にして車体
前方にのみ向け、もってフェンダーとドアとの間の見切
りすきの減少を回避することが考えられる。
えばフロントフェンダーを車体に取り付ける際該フェン
ダーの後縁を直接車体に固定して取り付け、前方部分の
取り付けは例えば車体前後方向に延びる長穴を介して取
り付けることにより、フェンダーが伸長してもその伸長
をフェンダーの車体に固着された後縁を基準にして車体
前方にのみ向け、もってフェンダーとドアとの間の見切
りすきの減少を回避することが考えられる。
しかしながら、フロントフェンダーの後縁部にはドア開
時にドアの前縁が回動して車体内側に向けて入り込むた
めの空間を設ける必要があるので、スペース的な観点か
らフロントフェンダーの後縁を直接車体に固定的に取り
付けるのは必ずしも容易ではない。
時にドアの前縁が回動して車体内側に向けて入り込むた
めの空間を設ける必要があるので、スペース的な観点か
らフロントフェンダーの後縁を直接車体に固定的に取り
付けるのは必ずしも容易ではない。
即ち、ドアはドアヒンジピンの外方にドアアウタパネル
の前縁部が位置すると共にドア上下方向中央部が外方に
膨出した形態となっているので、ドア開時にドアの前縁
が上記ヒンジピンを中心として回動し車体前方内側に向
けて大きく入り込む。従って、ドア前縁の前方内側には
該前縁が入り込むための空間を確保する必要がある。し
かるに、フロントフェンダの後縁を直接車体に固定的に
取り付けるものにおいては、フロントフェンダ後縁の内
側に該後縁を車体に固定するための固定部が位置するこ
ととなり、この固定部は上述の様にドア前縁とフロント
フェンダ後縁とが極く小さな間隙を置いて配設せしめら
れる関係上ドア前縁のすぐ前方内側に位置して上記空間
を阻害することとなり、その結果上記空間を十分に確保
することが容易でない場合が生じ得る。
の前縁部が位置すると共にドア上下方向中央部が外方に
膨出した形態となっているので、ドア開時にドアの前縁
が上記ヒンジピンを中心として回動し車体前方内側に向
けて大きく入り込む。従って、ドア前縁の前方内側には
該前縁が入り込むための空間を確保する必要がある。し
かるに、フロントフェンダの後縁を直接車体に固定的に
取り付けるものにおいては、フロントフェンダ後縁の内
側に該後縁を車体に固定するための固定部が位置するこ
ととなり、この固定部は上述の様にドア前縁とフロント
フェンダ後縁とが極く小さな間隙を置いて配設せしめら
れる関係上ドア前縁のすぐ前方内側に位置して上記空間
を阻害することとなり、その結果上記空間を十分に確保
することが容易でない場合が生じ得る。
本考案の目的は、上記事情に鑑み、フロントフェンダ後
縁を直接車体に固定することなく上記空間を容易に確保
可能な構造であって、高温時にフェンダーが熱膨張して
もフェンダーとドアとの間の見切りすきの減少を極力阻
止することができ、よって該見切りすきを広く設定する
ことにより生じる外観、品質感の低下を回避することの
できるプラスチック製フェンダーの取付構造を提供する
ことにある。
縁を直接車体に固定することなく上記空間を容易に確保
可能な構造であって、高温時にフェンダーが熱膨張して
もフェンダーとドアとの間の見切りすきの減少を極力阻
止することができ、よって該見切りすきを広く設定する
ことにより生じる外観、品質感の低下を回避することの
できるプラスチック製フェンダーの取付構造を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るプラスチックフェンダーの取付構造は、上
記目的を達成するため、 プラスチック製フロントフェンダーの後部から車体内方
かつ前方に向けてアーム部を延設し、該アーム部の先端
部には熱膨張部材を取り付け、該熱膨張部材は車体に対
して少なくとも車体前後方向には熱変形(膨張収縮)可
能に設けると共にその後端部を車体後方移動不能に車体
に係止し、高温時には上記熱膨張部材の上記車体に係止
された後端部を基準とする車体前方への熱膨張により該
熱膨張部材に取り付けられた上記アーム部の先端部を車
体前方に向けて変位させるように構成したことを特徴と
する。
記目的を達成するため、 プラスチック製フロントフェンダーの後部から車体内方
かつ前方に向けてアーム部を延設し、該アーム部の先端
部には熱膨張部材を取り付け、該熱膨張部材は車体に対
して少なくとも車体前後方向には熱変形(膨張収縮)可
能に設けると共にその後端部を車体後方移動不能に車体
に係止し、高温時には上記熱膨張部材の上記車体に係止
された後端部を基準とする車体前方への熱膨張により該
熱膨張部材に取り付けられた上記アーム部の先端部を車
体前方に向けて変位させるように構成したことを特徴と
する。
(作用) 上記取付構造によれば、高温時に上記熱膨張部材は熱膨
張するが、該熱膨張部材はその後端部が車体後方移動可
能に車体に係止されているので、結局該熱膨張部材は上
記後端部を基準として車体前方へ向けて伸長することに
なる。
張するが、該熱膨張部材はその後端部が車体後方移動可
能に車体に係止されているので、結局該熱膨張部材は上
記後端部を基準として車体前方へ向けて伸長することに
なる。
従って、フェンダーの後縁部は、高温時該フェンダーの
伸長によって後方に変位しようとする一方上記熱膨張部
材の熱膨張により上記アーム部を介して車体前方に向け
て引張られ、フェンダー後縁の位置は殆んど変化せず、
また上記フェンダー後縁部の伸長はフェンダーの外方へ
の僅かな湾曲によって吸収されることとなる。
伸長によって後方に変位しようとする一方上記熱膨張部
材の熱膨張により上記アーム部を介して車体前方に向け
て引張られ、フェンダー後縁の位置は殆んど変化せず、
また上記フェンダー後縁部の伸長はフェンダーの外方へ
の僅かな湾曲によって吸収されることとなる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案の実施例を詳細に説明
する。
する。
第1図は本考案に係るプラスチックフェンダー取付構造
の一実施例を示す分解斜視図、第2図は第1図における
熱膨張部材部分を拡大して示す一部破断斜視図、第3図
は高温時と常温時におけるフロントフェンダー後縁部を
示す断面図(第1図におけるIII−III線断面図)であ
る。
の一実施例を示す分解斜視図、第2図は第1図における
熱膨張部材部分を拡大して示す一部破断斜視図、第3図
は高温時と常温時におけるフロントフェンダー後縁部を
示す断面図(第1図におけるIII−III線断面図)であ
る。
第1図は左フロントフェンダーの取付構造を示すもので
あり、このフロントフェンダー2はプラスチック製であ
り、車体4のホイールエプロン6を車体外方から覆うよ
うにして該車体4に取り付けられる。
あり、このフロントフェンダー2はプラスチック製であ
り、車体4のホイールエプロン6を車体外方から覆うよ
うにして該車体4に取り付けられる。
上記車体4においては、上記ホイールエプロン6の後端
部にドアヒンジピラー8が設けられ、該ヒンジピラー8
の上端部にはフロントピラー10の下端部が接続され、下
端部にはサイドシル12の前端部が接続され、かつ該ドア
ヒンジピラー8には特に第3図に示す様にドアヒンジ14
が設けられ、該ドアヒンジ14によってドア16がその前端
部16aにおいて回動可能(開閉可能)に支持されてい
る。また、上記ホイールエプロン6の上端部には車体前
後方向に延びるホイールエプロンレインフォースメント
18が設けられ、前端部にはシュラウドパネル20が接続さ
れている。
部にドアヒンジピラー8が設けられ、該ヒンジピラー8
の上端部にはフロントピラー10の下端部が接続され、下
端部にはサイドシル12の前端部が接続され、かつ該ドア
ヒンジピラー8には特に第3図に示す様にドアヒンジ14
が設けられ、該ドアヒンジ14によってドア16がその前端
部16aにおいて回動可能(開閉可能)に支持されてい
る。また、上記ホイールエプロン6の上端部には車体前
後方向に延びるホイールエプロンレインフォースメント
18が設けられ、前端部にはシュラウドパネル20が接続さ
れている。
上記プラスチック製フロントフェンダ2はその上縁部に
形成された車体前後方向に延びる上縁取付フランジ22、
前方下部に形成された前下部取付フランジ24、後方下部
に形成された後下部取付フランジ26およびフェンダ後縁
から車体内方かつ前方に向けて延びる上下一対のアーム
部28を介して車体2にボルト止めされる。さらに詳しく
は、上記上縁取付フランジ22には車体前後方向に延びる
2つのボルト挿通長穴22a,22bとボルト径と略同一の径
を有する1つのボルト挿通基準穴22cが形成され、車体
のホイールエプロンレインフォースメント18の上面には
上記ボルト挿通穴22a,22b,22cに対応する3つのねじ
穴18a,18b,18cが形成され、上縁取付フランジ22は上
記レインフォースメント18上に位置せしめられ、各ボル
トを挿通穴22a,22b,22cに通してねじ穴18a,18b,18c
に螺合させてボルト止めされる。また、上記前下部およ
び後下部取付フランジ24,26にも車体前後方向に延びる
2つのボルト挿通長穴24a,24bと車体上下方向に延びる
2つのボルト挿通長穴26a,26bが形成され、各ボルト挿
通穴に対応してホイールエプロン前下部にねじ穴6a,6b
が、ヒンジピラーの下部にねじ穴8a,8bが形成され、両
フランジ24,26はボルトを各ボルト挿通穴24a,24b,26
a,26bに通して各ねじ穴6a,6b,8a,8bに螺合すること
によってホイールエプロン前下部およびヒンジピラー下
部にボルト止めされる。さらに上記アーム部28にも車体
前後方向に延びるボルト挿通長穴28aが形成され、該挿
通穴28aに対応してヒンジピラー8にねじ穴8cが形成さ
れ、アーム部28はボルトをボルト挿通穴28aに通してね
じ穴8cに螺合することによってヒンジピラー8にボルト
止めされる。
形成された車体前後方向に延びる上縁取付フランジ22、
前方下部に形成された前下部取付フランジ24、後方下部
に形成された後下部取付フランジ26およびフェンダ後縁
から車体内方かつ前方に向けて延びる上下一対のアーム
部28を介して車体2にボルト止めされる。さらに詳しく
は、上記上縁取付フランジ22には車体前後方向に延びる
2つのボルト挿通長穴22a,22bとボルト径と略同一の径
を有する1つのボルト挿通基準穴22cが形成され、車体
のホイールエプロンレインフォースメント18の上面には
上記ボルト挿通穴22a,22b,22cに対応する3つのねじ
穴18a,18b,18cが形成され、上縁取付フランジ22は上
記レインフォースメント18上に位置せしめられ、各ボル
トを挿通穴22a,22b,22cに通してねじ穴18a,18b,18c
に螺合させてボルト止めされる。また、上記前下部およ
び後下部取付フランジ24,26にも車体前後方向に延びる
2つのボルト挿通長穴24a,24bと車体上下方向に延びる
2つのボルト挿通長穴26a,26bが形成され、各ボルト挿
通穴に対応してホイールエプロン前下部にねじ穴6a,6b
が、ヒンジピラーの下部にねじ穴8a,8bが形成され、両
フランジ24,26はボルトを各ボルト挿通穴24a,24b,26
a,26bに通して各ねじ穴6a,6b,8a,8bに螺合すること
によってホイールエプロン前下部およびヒンジピラー下
部にボルト止めされる。さらに上記アーム部28にも車体
前後方向に延びるボルト挿通長穴28aが形成され、該挿
通穴28aに対応してヒンジピラー8にねじ穴8cが形成さ
れ、アーム部28はボルトをボルト挿通穴28aに通してね
じ穴8cに螺合することによってヒンジピラー8にボルト
止めされる。
上記アーム部28の車体への取付けは、さらに詳しくは、
該アーム部の車体内方先端部28bにその内面(車体内側
方向の面)に熱膨張部材30が接着剤層32を介して接着し
て取り付けられ、この熱膨張部材30の内面はヒンジピラ
ー8の外面(車体外方側の面)に摺動可能に当接せしめ
られ、かつ該熱膨張部材30の後端部は車体後方移動不能
に車体4に係止すべくヒンジピラー8に固着したストッ
パ34に当接せしめられ、さらに熱膨張部材30には上記ア
ーム部のボルト挿通長穴28aに対応する車体前後方向に
延びるボルト挿通長穴30aが形成され、前記ボルトはこ
の両ボルト挿通穴28a,30aを通ってヒンジピラーのねじ
穴8cに螺合することによりアーム部28を車体に取り付け
ると共に、その取り付けは熱膨張部材30が熱膨張による
車体前後方向の伸縮を許容し得る程度の力でボルト止め
することによりなされる。
該アーム部の車体内方先端部28bにその内面(車体内側
方向の面)に熱膨張部材30が接着剤層32を介して接着し
て取り付けられ、この熱膨張部材30の内面はヒンジピラ
ー8の外面(車体外方側の面)に摺動可能に当接せしめ
られ、かつ該熱膨張部材30の後端部は車体後方移動不能
に車体4に係止すべくヒンジピラー8に固着したストッ
パ34に当接せしめられ、さらに熱膨張部材30には上記ア
ーム部のボルト挿通長穴28aに対応する車体前後方向に
延びるボルト挿通長穴30aが形成され、前記ボルトはこ
の両ボルト挿通穴28a,30aを通ってヒンジピラーのねじ
穴8cに螺合することによりアーム部28を車体に取り付け
ると共に、その取り付けは熱膨張部材30が熱膨張による
車体前後方向の伸縮を許容し得る程度の力でボルト止め
することによりなされる。
なお、他のボルト挿通穴のうち長穴となっている22a,2
2b,24a,24b,26a,26bについてもフェンダー2の熱膨
張による伸縮が可能である程度の力でボルト止めされ
る。
2b,24a,24b,26a,26bについてもフェンダー2の熱膨
張による伸縮が可能である程度の力でボルト止めされ
る。
次に、上記態様でフロントフェンダー2が車体4に取り
付けられている場合において、温度が上昇して該フェン
ダー2が熱膨張した場合を説明する。
付けられている場合において、温度が上昇して該フェン
ダー2が熱膨張した場合を説明する。
上記フェンダー2はボルト挿通基準穴22cにおいて車体
4に対し変位不能にボルト止めされており、従って該基
準穴22cから前方部分の車体前後方向の伸長は車体前方
に向けて行なわれ、該車体前方への伸長は各ボルト挿通
長穴22a,22b,24a,24bによって許容される。また、上
記基準穴22cから車体後方部分の車体前後方向の伸長は
車体後方に向けて行なわれ、(第2図矢印A参照)フェ
ンダの後縁2aは車体後方に向けて伸び、ドア16との見切
りすきlを減少させようとする。しかしながら、該フェ
ンダー2の伸長と共に上記熱膨張部材30も車体前後方向
の熱膨張によって伸長し、かつその伸長は該熱膨張部材
の後端がストッパ34に当接していることから車体前方に
向けて行なわれ、(第2図矢印B参照)それによって該
熱膨張部材に取り付けられている上記アーム部の先端部
28aも車体前方に向けて変位せしめられ、該アーム部28
によって上記フェンダの後縁2aも車体前方に向けて引張
られる。
4に対し変位不能にボルト止めされており、従って該基
準穴22cから前方部分の車体前後方向の伸長は車体前方
に向けて行なわれ、該車体前方への伸長は各ボルト挿通
長穴22a,22b,24a,24bによって許容される。また、上
記基準穴22cから車体後方部分の車体前後方向の伸長は
車体後方に向けて行なわれ、(第2図矢印A参照)フェ
ンダの後縁2aは車体後方に向けて伸び、ドア16との見切
りすきlを減少させようとする。しかしながら、該フェ
ンダー2の伸長と共に上記熱膨張部材30も車体前後方向
の熱膨張によって伸長し、かつその伸長は該熱膨張部材
の後端がストッパ34に当接していることから車体前方に
向けて行なわれ、(第2図矢印B参照)それによって該
熱膨張部材に取り付けられている上記アーム部の先端部
28aも車体前方に向けて変位せしめられ、該アーム部28
によって上記フェンダの後縁2aも車体前方に向けて引張
られる。
従って、高温時上記フェンダーの後縁2aはフェンダー自
体の伸長によって車体後方に向けて伸びると共にアーム
部28によって車体前方に向けて引張られ、その結果フェ
ンダーの後縁2aの位置は伸長前と殆んど変わらず、フェ
ンダー後縁部の伸長はフェンダー2後縁部の車体外方へ
の僅かな湾曲によって吸収され、結局ドア16とフェンダ
ー2との見切りすきlは殆んど変化しない。
体の伸長によって車体後方に向けて伸びると共にアーム
部28によって車体前方に向けて引張られ、その結果フェ
ンダーの後縁2aの位置は伸長前と殆んど変わらず、フェ
ンダー後縁部の伸長はフェンダー2後縁部の車体外方へ
の僅かな湾曲によって吸収され、結局ドア16とフェンダ
ー2との見切りすきlは殆んど変化しない。
上記フェンダー2の熱膨張前後間の変形は第3図に詳細
に示されている。
に示されている。
第3図中(a)は熱膨張後を、(b)は熱膨張前を示
す。また、第3図中(a)の矢印Cは熱膨張部材30の車
体前方への熱膨張によるアーム部28の車体前方変位を示
し、矢印Dはフェンダー2の後縁部の車体外方への湾曲
を示す。
す。また、第3図中(a)の矢印Cは熱膨張部材30の車
体前方への熱膨張によるアーム部28の車体前方変位を示
し、矢印Dはフェンダー2の後縁部の車体外方への湾曲
を示す。
上記実施例においてはアーム部の先端部28aがボルトを
介して車体4に取り付けられているが、該アーム部の先
端部28aは必ずしも車体4に取り付けてある必要はな
い。しかし熱膨張時熱膨張部材30がアーム部28によって
車体外方に向けて引張られることなく車体前方に向けて
伸長するよう何らかのガイドを行なうことが望ましい。
また、上記実施例ではアーム部の先端部28aに熱膨張部
材30を面接着によって取り付けてあるが、該先端部28a
と熱膨張部材30とは要するに熱膨張部材30の車体前方に
向けての伸長によって上記先端部28aが車体前方に引張
られる関係にあれば良く、そうである限り例えば先端部
28aは熱膨張部材30に係止されているだけの態様で取り
付けられていても良いし、一点で固着されていても良
い。さらに、実施例の様に先端部28aと熱膨張部材30と
が面接着されていると両者28aと30との間の熱膨張率が
大きく異なるときは両者の接着部において熱歪が発生す
るので、この両者の熱歪は許容するが熱膨張部材30の伸
長による先端部28aの車体前方への引張りは可能である
よう、例えば両者の当接面は共に小さな波形として噛み
合わせ、かつ実施例の如く両者をボルトで押圧せしめる
ようにしても良い。なお、熱膨張部材30はフェンダー2
と同材質であっても良いが、必要に応じてフェンダー2
よりも熱膨張率の大きいものを使用しても良い。また、
アーム部28はフェンダーの後部から延設されていれば良
く、必ずしも後縁から延設されている必要はない。
介して車体4に取り付けられているが、該アーム部の先
端部28aは必ずしも車体4に取り付けてある必要はな
い。しかし熱膨張時熱膨張部材30がアーム部28によって
車体外方に向けて引張られることなく車体前方に向けて
伸長するよう何らかのガイドを行なうことが望ましい。
また、上記実施例ではアーム部の先端部28aに熱膨張部
材30を面接着によって取り付けてあるが、該先端部28a
と熱膨張部材30とは要するに熱膨張部材30の車体前方に
向けての伸長によって上記先端部28aが車体前方に引張
られる関係にあれば良く、そうである限り例えば先端部
28aは熱膨張部材30に係止されているだけの態様で取り
付けられていても良いし、一点で固着されていても良
い。さらに、実施例の様に先端部28aと熱膨張部材30と
が面接着されていると両者28aと30との間の熱膨張率が
大きく異なるときは両者の接着部において熱歪が発生す
るので、この両者の熱歪は許容するが熱膨張部材30の伸
長による先端部28aの車体前方への引張りは可能である
よう、例えば両者の当接面は共に小さな波形として噛み
合わせ、かつ実施例の如く両者をボルトで押圧せしめる
ようにしても良い。なお、熱膨張部材30はフェンダー2
と同材質であっても良いが、必要に応じてフェンダー2
よりも熱膨張率の大きいものを使用しても良い。また、
アーム部28はフェンダーの後部から延設されていれば良
く、必ずしも後縁から延設されている必要はない。
(考案の効果) 上記の如く、本考案に係るプラスチックフェンダーの取
付構造は、該フェンダーの後部から車体内方かつ前方に
向けてアーム部を延設し、該アーム部の先端部は後端が
車体後方移動不能に車体に係止された熱膨張部材に取り
付けられているので、フェンダーが膨張しても同時に熱
膨張部材の車体前方への膨張により上記アーム部を介し
てフェンダーの後部が車体前方に引張られ、その結果フ
ェンダーの車体後方へ向けての熱膨張は該フェンダーの
車体外方への僅かな湾曲によって吸収され、該フェンダ
ーの後縁は車体後方へ殆んど変位することなく、よって
フェンダーとドアとの見切りすきは殆んど減少しない。
付構造は、該フェンダーの後部から車体内方かつ前方に
向けてアーム部を延設し、該アーム部の先端部は後端が
車体後方移動不能に車体に係止された熱膨張部材に取り
付けられているので、フェンダーが膨張しても同時に熱
膨張部材の車体前方への膨張により上記アーム部を介し
てフェンダーの後部が車体前方に引張られ、その結果フ
ェンダーの車体後方へ向けての熱膨張は該フェンダーの
車体外方への僅かな湾曲によって吸収され、該フェンダ
ーの後縁は車体後方へ殆んど変位することなく、よって
フェンダーとドアとの見切りすきは殆んど減少しない。
従って、本構造によればフェンダーがプラスチック製で
あっても上記見切りすきを大きく設定する必要はなく、
外観を損ない、品質感を低下させるおそれもない。
あっても上記見切りすきを大きく設定する必要はなく、
外観を損ない、品質感を低下させるおそれもない。
また、フェンダーの後縁は直接車体に固定するものでは
なく、従ってフェンダー後縁を直接車体に固定する固定
部が上記ドア前縁が回動して入り込む空間を阻害する虞
れはなく、しかも上記アーム部は車体内方かつ前方に向
けて延設されているので該アーム部が上記空間を阻害す
る虞れもなく、従って上記空間を容易に確保可能であ
る。
なく、従ってフェンダー後縁を直接車体に固定する固定
部が上記ドア前縁が回動して入り込む空間を阻害する虞
れはなく、しかも上記アーム部は車体内方かつ前方に向
けて延設されているので該アーム部が上記空間を阻害す
る虞れもなく、従って上記空間を容易に確保可能であ
る。
さらに、上述の様にフェンダーの後縁を直接車体に固定
した場合にドア前縁のすぐ前方内側に位置するであろう
固定部が存在しないので、該固定部によってドアヒンジ
の取り付けに支障を来す虞れがなく、ドアヒンジの取り
付けを容易に行なうことができる。
した場合にドア前縁のすぐ前方内側に位置するであろう
固定部が存在しないので、該固定部によってドアヒンジ
の取り付けに支障を来す虞れがなく、ドアヒンジの取り
付けを容易に行なうことができる。
第1図は本考案に係るプラスチックフェンダー取付構造
の一実施例を示す分解斜視図、第2図は第1図における
熱膨張部材部分を拡大して示す一部破断斜視図、第3図
は高温時と常温時におけるフロントフェンダー後縁部を
示す断面図(第1図におけるIII−III線断面図)であ
る。 2……フロントフェンダー 4……車体 16……ドア 28……アーム部 28a……アーム部の先端部 30……熱膨張部材 34……ストッパ
の一実施例を示す分解斜視図、第2図は第1図における
熱膨張部材部分を拡大して示す一部破断斜視図、第3図
は高温時と常温時におけるフロントフェンダー後縁部を
示す断面図(第1図におけるIII−III線断面図)であ
る。 2……フロントフェンダー 4……車体 16……ドア 28……アーム部 28a……アーム部の先端部 30……熱膨張部材 34……ストッパ
フロントページの続き (72)考案者 早田 良二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−36479(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】自動車におけるプラスチック製フロントフ
ェンダー取付構造であって、 上記フロントフェンダーの後部から車体内方かつ前方に
向けてアーム部が延び、該アーム部の先端部には熱膨張
部材が取り付けられ、該熱膨張部材は車体に対して前後
方向には熱変形可能であると共にその後端部は車体後方
移動不能に車体に係止され、高温時には上記熱膨張部材
の車体に係止された後端部を基準とする車体前方への熱
膨張により該熱膨張部材に取り付けられた上記アーム部
の先端部を車体前方に変位させるように構成したことを
特徴とするプラスチックフェンダー取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987163441U JPH0618858Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | プラスチックフェンダー取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987163441U JPH0618858Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | プラスチックフェンダー取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0168989U JPH0168989U (ja) | 1989-05-08 |
| JPH0618858Y2 true JPH0618858Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31448163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987163441U Expired - Lifetime JPH0618858Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | プラスチックフェンダー取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0618858Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8029049B2 (en) | 2006-02-28 | 2011-10-04 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Fender panel structure |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4591095B2 (ja) * | 2005-01-25 | 2010-12-01 | トヨタ自動車株式会社 | 取付構造 |
| JP2014189027A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両のフロントフェンダーパネル |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6136479U (ja) * | 1984-08-07 | 1986-03-06 | 日産自動車株式会社 | 自動車のフエンダ構造 |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP1987163441U patent/JPH0618858Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8029049B2 (en) | 2006-02-28 | 2011-10-04 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Fender panel structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0168989U (ja) | 1989-05-08 |
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