JPH06189492A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
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- JPH06189492A JPH06189492A JP33717492A JP33717492A JPH06189492A JP H06189492 A JPH06189492 A JP H06189492A JP 33717492 A JP33717492 A JP 33717492A JP 33717492 A JP33717492 A JP 33717492A JP H06189492 A JPH06189492 A JP H06189492A
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- Japan
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- dynamic pressure
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- pressure bearing
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- Granted
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸受け剛性を大きくすることにより、安定し
た軸支持が可能になるスピンドルモータの提供。 【構成】 モータは、励磁状態で電流磁界を発生するス
テータコイルを備えたブラケットと、コイルの電流磁界
との電磁相互作用により回転力を得るロータマグネット
を備えたロータハブとを有している。スリーブと回転軸
部35との間には、上,下部ラジアル軸受け部が設けられ
ている。回転軸部35の下端面には、スパイラル溝37が凹
設されており、この溝37内に潤滑剤を充填することによ
り、スラスト方向の動圧軸受け部が形成される。スパイ
ラル溝37は、軸35の中心に設けられた円形孔37a と、円
形孔37a から軸35の回転方向と逆側に湾曲し、外周側に
向かって幅が漸増し、かつ、回転軸35の外周面まで到達
しない複数の湾曲溝37b とから構成されており、回転軸
部35が回転した時に、潤滑剤を軸35の中心から外方に押
し出すように機能する。
た軸支持が可能になるスピンドルモータの提供。 【構成】 モータは、励磁状態で電流磁界を発生するス
テータコイルを備えたブラケットと、コイルの電流磁界
との電磁相互作用により回転力を得るロータマグネット
を備えたロータハブとを有している。スリーブと回転軸
部35との間には、上,下部ラジアル軸受け部が設けられ
ている。回転軸部35の下端面には、スパイラル溝37が凹
設されており、この溝37内に潤滑剤を充填することによ
り、スラスト方向の動圧軸受け部が形成される。スパイ
ラル溝37は、軸35の中心に設けられた円形孔37a と、円
形孔37a から軸35の回転方向と逆側に湾曲し、外周側に
向かって幅が漸増し、かつ、回転軸35の外周面まで到達
しない複数の湾曲溝37b とから構成されており、回転軸
部35が回転した時に、潤滑剤を軸35の中心から外方に押
し出すように機能する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スピンドルモータに
関し、特に、動圧軸受け構造を採用したスピンドルモー
タに関するものである。
関し、特に、動圧軸受け構造を採用したスピンドルモー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の回転駆動用のモータ
として、従来から、ブラシレス多相直流モータが用いら
れている。この種のモータはスピンドルモータとも呼ば
れ、基本的な構成として、励磁状態において電流磁界を
発生するステータコイルを備えたステータと、このステ
ータコイルの電流磁界との電磁相互作用により回転力を
得るロータマグネットを備えたロータとを有している。
として、従来から、ブラシレス多相直流モータが用いら
れている。この種のモータはスピンドルモータとも呼ば
れ、基本的な構成として、励磁状態において電流磁界を
発生するステータコイルを備えたステータと、このステ
ータコイルの電流磁界との電磁相互作用により回転力を
得るロータマグネットを備えたロータとを有している。
【0003】このような構造のスピンドルモータでは、
近時、磁気ディスク装置の小型化に伴って、モータも小
型化が強く要請されており、この要請に応える技術とし
て、ステータとロータとの間に設けられる軸受け構造に
おいて、動圧軸受けを採用することが検討されている。
この動圧軸受けは、例えば、特開平3−60355号公
報にその一例が開示されているように、ロータとステー
タとの周方向の摺接面に、ヘリングボーン状の溝を刻設
し、ロータが回転することにより、溝部分に充填されて
いる潤滑剤の圧力を高め、この圧力上昇により、ロータ
とステータとの間を離間させ、ラジアル方向の軸受け部
として機能させる。
近時、磁気ディスク装置の小型化に伴って、モータも小
型化が強く要請されており、この要請に応える技術とし
て、ステータとロータとの間に設けられる軸受け構造に
おいて、動圧軸受けを採用することが検討されている。
この動圧軸受けは、例えば、特開平3−60355号公
報にその一例が開示されているように、ロータとステー
タとの周方向の摺接面に、ヘリングボーン状の溝を刻設
し、ロータが回転することにより、溝部分に充填されて
いる潤滑剤の圧力を高め、この圧力上昇により、ロータ
とステータとの間を離間させ、ラジアル方向の軸受け部
として機能させる。
【0004】また、スラスト方向の動圧軸受け部として
は、ロータの回転軸の端面側にスパイラル状の溝を設
け、回転軸の回転に伴うポンピング作用により、この部
分の圧力を高め、上昇した圧力により軸を浮上させるも
のである。しかしながら、このようなスピンドルモータ
の動圧軸受け部には、以下に説明する技術的課題があっ
た。
は、ロータの回転軸の端面側にスパイラル状の溝を設
け、回転軸の回転に伴うポンピング作用により、この部
分の圧力を高め、上昇した圧力により軸を浮上させるも
のである。しかしながら、このようなスピンドルモータ
の動圧軸受け部には、以下に説明する技術的課題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上述したス
ピンドルモータの動圧軸受け部では、特に、スラスト方
向の動圧軸受け部が、軸を浮上させて液体潤滑とする構
成なので、軸受け剛性が小さく、安定した軸支持が行え
ないという難点があった。ここで、従来においては、シ
ャフトにこれと直交するようにスラスト板を固定し、ス
ラスト板の両面にスラスト方向の動圧軸受け部を形成す
ることが行われている。
ピンドルモータの動圧軸受け部では、特に、スラスト方
向の動圧軸受け部が、軸を浮上させて液体潤滑とする構
成なので、軸受け剛性が小さく、安定した軸支持が行え
ないという難点があった。ここで、従来においては、シ
ャフトにこれと直交するようにスラスト板を固定し、ス
ラスト板の両面にスラスト方向の動圧軸受け部を形成す
ることが行われている。
【0006】しかし、スラスト板の両面からそれぞれ軸
支持する構成にすれば、前記公報のように、軸の端面で
スラスト力を受ける場合に比し、安定した軸支持が行え
るが、軸とは別にスラスト板を用いる必要があり、部品
点数,組立性の点で問題を有している。本発明は、この
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、部品点数を増加させることなく軸受け剛
性を大きくでき、安定した軸支持が可能になるスピンド
ルモータを提供することにある。
支持する構成にすれば、前記公報のように、軸の端面で
スラスト力を受ける場合に比し、安定した軸支持が行え
るが、軸とは別にスラスト板を用いる必要があり、部品
点数,組立性の点で問題を有している。本発明は、この
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、部品点数を増加させることなく軸受け剛
性を大きくでき、安定した軸支持が可能になるスピンド
ルモータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、励磁状態で電流磁界を発生するステータ
コイルを備えたステータと、このステータコイルの電流
磁界との電磁相互作用により回転力を得るロータマグネ
ットを備えたロータと、前記ステータとロータとの間に
設けられた動圧軸受け部とを有するスピンドルモータに
おいて、前記動圧軸受け部は、潤滑剤が充填される所定
形状の溝を有し、この溝を、前記潤滑剤が前記ロータの
回転中心から外方に押し出されるように形成したことを
特徴とする。
め、本発明は、励磁状態で電流磁界を発生するステータ
コイルを備えたステータと、このステータコイルの電流
磁界との電磁相互作用により回転力を得るロータマグネ
ットを備えたロータと、前記ステータとロータとの間に
設けられた動圧軸受け部とを有するスピンドルモータに
おいて、前記動圧軸受け部は、潤滑剤が充填される所定
形状の溝を有し、この溝を、前記潤滑剤が前記ロータの
回転中心から外方に押し出されるように形成したことを
特徴とする。
【0008】前記動圧軸受け部は、前記ロータの回転軸
の端面側に設けられたスラスト方向の動圧軸受け部であ
って、前記溝をスパイラル状に形成することができる。
また、前記動圧軸受け部は、前記ロータの周面と前記ス
テータとの間に設けられたラジアル方向の動圧軸受け部
であって、前記溝を略く字形に屈曲した形状に形成する
とともに、屈曲部から端縁までの長さを異ならせること
ができる。
の端面側に設けられたスラスト方向の動圧軸受け部であ
って、前記溝をスパイラル状に形成することができる。
また、前記動圧軸受け部は、前記ロータの周面と前記ス
テータとの間に設けられたラジアル方向の動圧軸受け部
であって、前記溝を略く字形に屈曲した形状に形成する
とともに、屈曲部から端縁までの長さを異ならせること
ができる。
【0009】
【作用】上記構成のスピンドルモータによれば、動圧軸
受け部の溝が、潤滑剤をロータの回転中心から外方に押
し出すように形成されているので、潤滑剤が押し出され
た部分の圧力が低下し、これによりロータの回転軸を吸
引する力が作用し、軸受け部の剛性が大きくなる。
受け部の溝が、潤滑剤をロータの回転中心から外方に押
し出すように形成されているので、潤滑剤が押し出され
た部分の圧力が低下し、これによりロータの回転軸を吸
引する力が作用し、軸受け部の剛性が大きくなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について添附図面
を参照して詳細に説明する。図1から図3は、本発明に
かかるスピンドルモータの一実施例を示している。同図
に示すスピンドルモータは、シャフト回転型の直流モー
タであって、断面が概略凸形に形成されたブラケット
(ステータ)を有し、ブラケット10は、外周に設けら
れたリング状のフランジ部11と、このフランジ部11
の内側に位置し、上方に突出した外周壁部12と、その
外周壁部12の内方下部に形成された環状の底部13
と、底部13の内周側に設けられた円筒状の内周壁部1
4と、内周壁部14の外周に形成された段部15とを有
している。
を参照して詳細に説明する。図1から図3は、本発明に
かかるスピンドルモータの一実施例を示している。同図
に示すスピンドルモータは、シャフト回転型の直流モー
タであって、断面が概略凸形に形成されたブラケット
(ステータ)を有し、ブラケット10は、外周に設けら
れたリング状のフランジ部11と、このフランジ部11
の内側に位置し、上方に突出した外周壁部12と、その
外周壁部12の内方下部に形成された環状の底部13
と、底部13の内周側に設けられた円筒状の内周壁部1
4と、内周壁部14の外周に形成された段部15とを有
している。
【0011】ブラケット10の内周壁部14の中心に
は、上下に貫通する円形断面の孔部17が形成され、こ
の孔部17の下方の開口端には、大径部18が設けられ
ている。孔部17内には、両端が開口した中空円筒状の
スリーブ19が、上端側が内周壁部14の上端から上方
に突出するように、かつ、下端側が大径部18に臨むよ
うにして圧入固定されている。
は、上下に貫通する円形断面の孔部17が形成され、こ
の孔部17の下方の開口端には、大径部18が設けられ
ている。孔部17内には、両端が開口した中空円筒状の
スリーブ19が、上端側が内周壁部14の上端から上方
に突出するように、かつ、下端側が大径部18に臨むよ
うにして圧入固定されている。
【0012】スリーブ19の上端面には、環状の凹部2
0が形成されるとともに、内周面の中間位置に潤滑剤を
貯留する環状の凹溝21が形成されている。また、スリ
ーブ19の内周面には、凹溝21を挟んでその上下にヘ
リングボーン状の溝(図示省略)が形成され、この溝に
潤滑剤を充填することにより、上,下部ラジアル軸受け
部22,23(ラジアル動圧動圧軸受け部)が形成され
ている。
0が形成されるとともに、内周面の中間位置に潤滑剤を
貯留する環状の凹溝21が形成されている。また、スリ
ーブ19の内周面には、凹溝21を挟んでその上下にヘ
リングボーン状の溝(図示省略)が形成され、この溝に
潤滑剤を充填することにより、上,下部ラジアル軸受け
部22,23(ラジアル動圧動圧軸受け部)が形成され
ている。
【0013】なお、この上,下部ラジアル軸受け部2
2,23のヘリングボーン状の溝は、スリーブ19の内
周面に必ずしも形成する必要はなく、後述する回転軸側
に形成してもよい。さらに、スリーブ19の内周面下端
には、下端側が端面に開口した環状の切欠部24が形成
されている。一方、ブラケット10の内周壁部14の外
周面には、段部15上に位置するようにしてステータコ
ア25が固設され、このステータコア25には、3相の
ステータコイル26が捲回されている。ステータコイル
26に電流を供給する手段は、この実施例ではフレキシ
ブルプリント配線板27が用いられており、この配線板
27は、ブラケット10の底部13上に接着固定され、
その一端側が外方に延長されている。
2,23のヘリングボーン状の溝は、スリーブ19の内
周面に必ずしも形成する必要はなく、後述する回転軸側
に形成してもよい。さらに、スリーブ19の内周面下端
には、下端側が端面に開口した環状の切欠部24が形成
されている。一方、ブラケット10の内周壁部14の外
周面には、段部15上に位置するようにしてステータコ
ア25が固設され、このステータコア25には、3相の
ステータコイル26が捲回されている。ステータコイル
26に電流を供給する手段は、この実施例ではフレキシ
ブルプリント配線板27が用いられており、この配線板
27は、ブラケット10の底部13上に接着固定され、
その一端側が外方に延長されている。
【0014】図1において、符号28は、略椀形状に形
成されたロータハブ(ロータ)であって、ロータハブ2
8は、中央部に嵌合孔29が貫通する基部30と、基部
30の外周に垂下形成された外壁部31と、外壁部31
の外方に張出形成された張出部32とを有しており、こ
の張出部32の上方に複数枚のハードディスクがスペー
サを介在させて外嵌固定されることになる。
成されたロータハブ(ロータ)であって、ロータハブ2
8は、中央部に嵌合孔29が貫通する基部30と、基部
30の外周に垂下形成された外壁部31と、外壁部31
の外方に張出形成された張出部32とを有しており、こ
の張出部32の上方に複数枚のハードディスクがスペー
サを介在させて外嵌固定されることになる。
【0015】また、外壁部32の下面側には、ロータヨ
ーク33の上端が固着され、このロータヨーク33の内
面側には、ステータコア24と対向する位置に、円筒状
のロータマグネット33が固設されている。そして、ロ
ータハブ28の嵌合孔29には、円筒状の回転軸部35
が、ロータハブ28と同軸上に嵌合固定されている。そ
して、基部30の下面側にあって、嵌合孔29の外周縁
には、下方に突出する肉厚部36が形成され、モータの
組立状態において、この肉厚部36は、スリーブ19の
凹部20内に位置し、これらの肉厚部36と凹部20と
の外周面で迷路状のラビリンスシール部が形成される。
ーク33の上端が固着され、このロータヨーク33の内
面側には、ステータコア24と対向する位置に、円筒状
のロータマグネット33が固設されている。そして、ロ
ータハブ28の嵌合孔29には、円筒状の回転軸部35
が、ロータハブ28と同軸上に嵌合固定されている。そ
して、基部30の下面側にあって、嵌合孔29の外周縁
には、下方に突出する肉厚部36が形成され、モータの
組立状態において、この肉厚部36は、スリーブ19の
凹部20内に位置し、これらの肉厚部36と凹部20と
の外周面で迷路状のラビリンスシール部が形成される。
【0016】一方、回転軸部35の下端面には、図2に
示すような、スパイラル溝37が凹設されており、この
溝37内に潤滑剤を充填することにより、スラスト方向
の動圧軸受け部が形成される。同図に示すスパイラル溝
37は、回転軸35の下面図であって、軸35の中心に
設けられた円形孔37aと、この円形孔37aから軸3
5の回転方向と逆側に湾曲し、外周側に向かって幅が漸
増し、かつ、回転軸35の外周面まで到達しない複数の
湾曲溝37bとから構成されており、回転軸35が回転
した時に、潤滑剤を軸35の中心から外方に押し出すよ
うに機能する。
示すような、スパイラル溝37が凹設されており、この
溝37内に潤滑剤を充填することにより、スラスト方向
の動圧軸受け部が形成される。同図に示すスパイラル溝
37は、回転軸35の下面図であって、軸35の中心に
設けられた円形孔37aと、この円形孔37aから軸3
5の回転方向と逆側に湾曲し、外周側に向かって幅が漸
増し、かつ、回転軸35の外周面まで到達しない複数の
湾曲溝37bとから構成されており、回転軸35が回転
した時に、潤滑剤を軸35の中心から外方に押し出すよ
うに機能する。
【0017】なお、このスパイラル溝37は、後述する
スラストプレート38側に形成してもよい。そして、こ
のようなスパイラル溝37が形成された回転軸35は、
ロータハブ28に嵌合固定された状態で潤滑剤を注入し
て、スリーブ19内に挿入される。その後、再度潤滑剤
を注入して、ブラケット10の孔部17の開口端に設け
られた大径部18にスラストプレート38を圧入固定す
ることにより、潤滑剤が充填された動圧軸受け部(スラ
ストおよびラジアル)を閉塞してモータの組立が完了す
る。
スラストプレート38側に形成してもよい。そして、こ
のようなスパイラル溝37が形成された回転軸35は、
ロータハブ28に嵌合固定された状態で潤滑剤を注入し
て、スリーブ19内に挿入される。その後、再度潤滑剤
を注入して、ブラケット10の孔部17の開口端に設け
られた大径部18にスラストプレート38を圧入固定す
ることにより、潤滑剤が充填された動圧軸受け部(スラ
ストおよびラジアル)を閉塞してモータの組立が完了す
る。
【0018】さて、以上のように構成された本実施例の
スピンドルモータでは、スラスト動圧軸受け部のスパイ
ラル溝37が、潤滑剤をロータの回転中心から外方に押
し出すように形成されているので、潤滑剤が押し出され
た部分の圧力が低下し、これによりロータの回転軸部3
5を吸引する力が作用し、軸受け部の剛性が大きくな
る。
スピンドルモータでは、スラスト動圧軸受け部のスパイ
ラル溝37が、潤滑剤をロータの回転中心から外方に押
し出すように形成されているので、潤滑剤が押し出され
た部分の圧力が低下し、これによりロータの回転軸部3
5を吸引する力が作用し、軸受け部の剛性が大きくな
る。
【0019】この作用を図3を参照してより詳細に説明
すると、同図において、回転軸部35の直径をd、回転
軸部35の端面とスラストプレート38の上面との間の
寸法をh、大気圧をP0 、回転軸部35の端面とスラス
トプレート38との間の隙間の平均圧力をP1 (ただ
し、P0 >P1 )とすると、πd2 /4×(P0 −
P1 )で求められる力が回転軸部35を引き付ける力と
して作用する。
すると、同図において、回転軸部35の直径をd、回転
軸部35の端面とスラストプレート38の上面との間の
寸法をh、大気圧をP0 、回転軸部35の端面とスラス
トプレート38との間の隙間の平均圧力をP1 (ただ
し、P0 >P1 )とすると、πd2 /4×(P0 −
P1 )で求められる力が回転軸部35を引き付ける力と
して作用する。
【0020】そして、このような力により引き付けられ
た回転軸部35の端面とスラストプレート38の上面と
の間には、潤滑剤を外方に押し出す力により膜厚が調整
された油膜が形成され、この油膜により回転軸部35が
支持される。軸方向に変位が無い場合には、πd2 /4
×(P0 −P1 )の力が働き、軸方向に変位が生じた場
合には、油膜の粘性や圧縮により、さらに油膜の力が働
き、これらの力により軸受け剛性が非常に大きくなり、
安定した軸支持が得られる。
た回転軸部35の端面とスラストプレート38の上面と
の間には、潤滑剤を外方に押し出す力により膜厚が調整
された油膜が形成され、この油膜により回転軸部35が
支持される。軸方向に変位が無い場合には、πd2 /4
×(P0 −P1 )の力が働き、軸方向に変位が生じた場
合には、油膜の粘性や圧縮により、さらに油膜の力が働
き、これらの力により軸受け剛性が非常に大きくなり、
安定した軸支持が得られる。
【0021】図4および図5は、この発明にかかるスピ
ンドルモータの他の実施例を示しており、上記実施例と
同一若しくは相当する部分には、同一符号を付し、その
特徴点についてのみ説明する。これらの図に示す実施例
では、図1に示した下部ラジアル軸受け部23を変形し
たものであり、スリーブ19の内周面に刻設されたヘリ
ングボーン状溝39は、略く字形に屈曲形成された複数
のものから構成されている。
ンドルモータの他の実施例を示しており、上記実施例と
同一若しくは相当する部分には、同一符号を付し、その
特徴点についてのみ説明する。これらの図に示す実施例
では、図1に示した下部ラジアル軸受け部23を変形し
たものであり、スリーブ19の内周面に刻設されたヘリ
ングボーン状溝39は、略く字形に屈曲形成された複数
のものから構成されている。
【0022】各く字形溝は、屈曲点から、上方に延びる
端縁までの長さがaの上部溝39aと、同屈曲点から下
方に延びる端縁までの長さがbの下部溝39bとを有
し、長さがそれぞれa<bとなるように形成されてい
る。このように形成されたヘリングボーン状溝39で
は、回転軸部35の回転時、上部溝39aによる動圧
(潤滑剤を下方に移送する力)よりも、下部溝39bに
よる動圧(潤滑剤を上方に移送する力)の方が大きくな
り、この下部溝39bの動圧により、回転軸部35の端
面下の潤滑剤は、図4に矢印で示すように、軸の中心か
ら外方に向かって押し出され、図3に示した場合と同様
に、回転軸部35を下方に引き付ける力が作用する。
端縁までの長さがaの上部溝39aと、同屈曲点から下
方に延びる端縁までの長さがbの下部溝39bとを有
し、長さがそれぞれa<bとなるように形成されてい
る。このように形成されたヘリングボーン状溝39で
は、回転軸部35の回転時、上部溝39aによる動圧
(潤滑剤を下方に移送する力)よりも、下部溝39bに
よる動圧(潤滑剤を上方に移送する力)の方が大きくな
り、この下部溝39bの動圧により、回転軸部35の端
面下の潤滑剤は、図4に矢印で示すように、軸の中心か
ら外方に向かって押し出され、図3に示した場合と同様
に、回転軸部35を下方に引き付ける力が作用する。
【0023】従って、この実施例においても上記実施例
と同等の作用効果が得られる。なお、図4,5では示し
ていないが、上部ラジアル動圧軸受け部の上側に、モー
タ停止時における回転軸部35の抜け止めおよび潤滑剤
の漏れを防止する目的でOリングシール部が設けられて
いる。また、この実施例ににおいてもヘリングボーン状
溝39は、回転軸部35側に設けてもその作用効果は同
じである。
と同等の作用効果が得られる。なお、図4,5では示し
ていないが、上部ラジアル動圧軸受け部の上側に、モー
タ停止時における回転軸部35の抜け止めおよび潤滑剤
の漏れを防止する目的でOリングシール部が設けられて
いる。また、この実施例ににおいてもヘリングボーン状
溝39は、回転軸部35側に設けてもその作用効果は同
じである。
【0024】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかるスピンドルモータによれば、動圧軸受け
部の剛性が非常に大きくなるので、軸支持が安定したス
ピンドルモータが得られる。その上、従来のようなスラ
スト板を設けることなく、安定した軸支持が行えるた
め、部品点数の削減が図れ、構造がシンプルになること
により、組立が容易になり、潤滑剤の注入も容易になる
という効果が得られる。
本発明にかかるスピンドルモータによれば、動圧軸受け
部の剛性が非常に大きくなるので、軸支持が安定したス
ピンドルモータが得られる。その上、従来のようなスラ
スト板を設けることなく、安定した軸支持が行えるた
め、部品点数の削減が図れ、構造がシンプルになること
により、組立が容易になり、潤滑剤の注入も容易になる
という効果が得られる。
【図1】本発明にかかるスピンドルモータの一実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1の回転軸部の下面図である。
【図3】図1に示したモータのスラスト動圧軸受け部の
作用を示す詳細図である。
作用を示す詳細図である。
【図4】本発明にかかるスピンドルモータの他の実施例
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図5】図4に示した実施例の要部説明図である。
10 ブラケット(ステータ) 26 ステータコイル 28 ロータハブ(ロータ) 34 ロータマグネット 37 スパイラル溝
Claims (3)
- 【請求項1】 励磁状態で電流磁界を発生するステータ
コイルを備えたステータと、このステータコイルの電流
磁界との電磁相互作用により回転力を得るロータマグネ
ットを備えたロータと、前記ステータとロータとの間に
設けられた動圧軸受け部とを有するスピンドルモータに
おいて、 前記動圧軸受け部は、潤滑剤が充填される所定形状の溝
を有し、この溝を、前記潤滑剤が前記ロータの回転中心
から外方に押し出されるように形成したことを特徴とす
るスピンドルモータ。 - 【請求項2】 前記動圧軸受け部は、前記ロータの回転
軸の端面側に設けられたスラスト方向の動圧軸受け部で
あって、前記溝をスパイラル状に形成したことを特徴と
する請求項1記載のスピンドルモータ。 - 【請求項3】 前記動圧軸受け部は、前記ロータの周面
と前記ステータとの間に設けられたラジアル方向の動圧
軸受け部であって、前記溝を略く字形に屈曲した形状に
形成するとともに、屈曲部から端縁までの長さを異なら
せたことを特徴とする請求項1記載のスピンドルモー
タ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33717492A JP3187996B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | スピンドルモータ |
| US08/129,658 US5559382A (en) | 1992-10-01 | 1993-09-30 | Spindle motor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33717492A JP3187996B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | スピンドルモータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06189492A true JPH06189492A (ja) | 1994-07-08 |
| JP3187996B2 JP3187996B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=18306145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33717492A Expired - Fee Related JP3187996B2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-12-17 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3187996B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009072374A1 (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-11 | Ntn Corporation | 流体動圧軸受装置 |
| JP2012047338A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | スピンドルモーター |
| JP2012175838A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Alphana Technology Co Ltd | 回転機器 |
-
1992
- 1992-12-17 JP JP33717492A patent/JP3187996B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009072374A1 (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-11 | Ntn Corporation | 流体動圧軸受装置 |
| JP2009138878A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Ntn Corp | 流体軸受装置 |
| US8757882B2 (en) | 2007-12-07 | 2014-06-24 | Ntn Corporation | Fluid dynamic bearing device |
| JP2012047338A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | スピンドルモーター |
| CN102386714A (zh) * | 2010-08-26 | 2012-03-21 | 三星电机株式会社 | 主轴电机 |
| US8727623B2 (en) | 2010-08-26 | 2014-05-20 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Spindle motor |
| JP2012175838A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Alphana Technology Co Ltd | 回転機器 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3187996B2 (ja) | 2001-07-16 |
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