JPH0619057B2 - 水性下地調整剤 - Google Patents

水性下地調整剤

Info

Publication number
JPH0619057B2
JPH0619057B2 JP61132040A JP13204086A JPH0619057B2 JP H0619057 B2 JPH0619057 B2 JP H0619057B2 JP 61132040 A JP61132040 A JP 61132040A JP 13204086 A JP13204086 A JP 13204086A JP H0619057 B2 JPH0619057 B2 JP H0619057B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymerization
emulsion
polyvinyl alcohol
water
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61132040A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62288668A (ja
Inventor
嘉一 志風
一正 大西
正美 浜津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst Gosei KK
Original Assignee
Hoechst Gosei KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst Gosei KK filed Critical Hoechst Gosei KK
Priority to JP61132040A priority Critical patent/JPH0619057B2/ja
Publication of JPS62288668A publication Critical patent/JPS62288668A/ja
Publication of JPH0619057B2 publication Critical patent/JPH0619057B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 珪酸カルシウム板(以下、珪カル板という)、ALC 板、
セメントモルタル表面、スレート板、木部表面などに塗
料を直接塗布すると、塗膜の剥離や変質が発生すること
が多い。
塗装下地の材質が脆い場合や下地表面がチョーキングし
ている場合などには、その上に塗料を塗布して塗膜を形
成しても塗膜の剥離が発生する。この様な場合は下地を
固める必要がある。
また吸収性の大きい下地にエマルジョン塗料を塗布する
と、造膜する以前に水分が吸い取られ、塗膜が生成しな
いので剥離する。この場合は吸い込み止め処理をする必
要がある。
また下地がスレート板や新しいセメントモルタル面など
の場合は、中に含まれているアルカリが経時的に表面に
滲出して塗膜を侵すので、変質や剥離の原因となる。こ
の場合は、アルカリ止めのバリヤーをする必要がある。
また固くて吸い込みのない下地であっても、上塗り染料
との相性によっては密着性が悪くて剥離することがあ
る。このような場合は、密着性改善処理をする必要があ
る。このように下地処理をする為に用いられるものが下
地調整剤である。
本発明は、これらのうち最も困難とされている珪カル板
のような脆くて吸収性の激しい表面や、古いモルタル面
や以前に塗布した塗膜が老化した面のようにチョーキン
グしている表面のごとき吸収性基質を固化する効果のす
ぐれた水性下地調整剤を提供するにある。勿論バリヤー
性の付与や密着性の改善など、一般的な下地調整剤とし
ての性能は十分に備えているものである。
[従来技術とその欠点] 従来このような問題点を解決するために溶剤系下地調整
剤が使用されてきた。しかし乍ら、溶剤系下地調整剤は
臭気が強くまた毒性や引火性があるので、公害防止、安
全性、取扱いの面から、現在は水系の下地調整剤の開発
が要望されている。
ポリビニルアルコールのごとき水溶性樹脂の水溶液は、
下地への浸透性はよいが本来水溶性のため耐水性が無い
という致命的な欠点がある。そのため上塗りした塗膜も
雨水などにより流失したりするので、結果的には上塗り
塗膜との密着性が悪いということになる。また溶剤系同
様、樹脂の性能改善のため重合度を上げたり乾燥性を向
上させるため樹脂の含有量を上げると、粘度が増大して
作業性が著しく悪くなるという欠点もある。
また乳化剤や保護コロイドの存在下で乳化重合してえた
普通の合成樹脂エマルジョンは、高重合度や高濃度であ
っても低粘度のものがえられるので溶剤系や水溶性樹脂
系に較べると作業性がよいという利点はあるが、粒子径
が 100〜1000nmと大きいので、微孔を有する吸収性で
脆い基質に対してはその微孔に侵入することができず、
下地を固める効果を奏しない。また使用する乳化剤や保
護コロイドなどの影響で基質表面に形成された塗膜の耐
水性、基質に対する付着性、耐食性が劣るなどの欠点が
ある。
合成樹脂エマルジョンも製造方法によっては、粒子径の
きわめて小さいものもできる。たとえば、不飽和カルボ
ン酸を乳化共重合させておいて、えられたエマルジョン
をアルカリで部分的に中和することにより、部分的に溶
解して50〜100nmの微粒径のエマルジョンがえられ
る。しかしこのようにしてえた微粒子エマルジョンは、
水溶性樹脂に近いために耐水性が悪いという欠点と、微
粒子といってもアルカリによって粒子が膨潤しているた
めと思われるが、吸収性の大きい基質に対する浸透性が
殆どない。従って基質に塗布乾燥後、剥離テストによっ
て確認されるように固化効果を奏さない。
またアニオン性界面活性剤のごとき乳化力の強い乳化剤
を大量に使用することによっても、50〜100nmの微粒
径のエマルジョンがえられる。しかしこのようにしてえ
た微粒子エマルジョンは、大量に共存する乳化剤による
耐水性が悪いなどの欠点と、乳化剤と樹脂との結合力が
弱いためと思われるが、珪カル板のように極めて吸収性
が激しく脆い基質に対しては、乳化剤水溶液だけが先に
吸収されてしまって樹脂だけが残り、残った樹脂が互い
に凝集して基質の表面に残ってしまい、内部に浸透しな
いため固化効果を奏さないという欠点がある。
[問題解決の手段] 本発明者らはかかる問題点に鑑み、水溶性高分子保護コ
ロイドの中でも、グラフト重合するといわれているポリ
ビニルアルコール系樹脂を乳化剤とした、粒子径 100n
m以下の微粒子エマルジョンがえられれば、保護コロイ
ドはエマルジョン粒子に結合しているので保護コロイド
水溶液だけが先に基本に吸い込まれることを防止でき、
樹脂微粒子が基体の深部まで浸透して下地調整効果がえ
られると考え、単量体として耐水性のすぐれた重合体を
形成するアクリル系単量体を用いて種々検討を行なっ
た。しかしアクリル系単量体はポリビニルアルコール系
保護コロイドを用いて乳化重合することはきわめて困難
であり、連鎖移動剤を大量に併用する方法があるが、こ
の方法では粒子径が 100〜1000nmときわめて大きく、
微粒子径のエマルジョンはえられなかった。
本発明者らはさらに研究を重ねた結果、特定の重合度の
ポリビニルアルコール系保護コロイドを乳化剤として用
いてアクリル系単量体を乳化重合すると、粒子径が20〜
100nmという極めて微細なアクリル系重合体エマルジ
ョンがえられ、これを主成分とする下地調整剤を作り吸
収性基質に塗布したところ、前記の問題点を悉く解決す
ることを見出し、本発明を完成した。
[本発明の構成] すなわち、本発明は全固形分に対して5〜25重量%の平
均重合度500 以下のポリビニルアルコール、アセトアセ
チル化ポリビニルアルコール、ブチラール化ポリビニル
アルコールからえらばれた1種以上のポリビニルアルコ
ール系保護コロイドを使用して乳化重合してえられた、
平均粒子径20〜100nmのアクリル系重合体エマルジョ
ンを主成分とする水性下地調整剤である。
本発明で使用する粒子径20〜100nmのアクリル系重合
体エマルジョンは、次のアクリル系単量体を所望により
共重合性単量体と共に乳化重合したものである。すなわ
ち、アクリル系単量体としてはアルキル基の炭素原子が
1〜12個のアクリル酸アルキルエステルおよびアルキル
基の炭素原子が1〜12個のメタクリル酸アルキルエステ
ルである。
またこれらと共重合性の単量体としては、スチレン、メ
チルスチレンなどの芳香族ビニル化合物、酢酸ビニル、
α位で分岐した飽和カルボン酸のビニルエステルなどの
ビニルエステル類、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸などの不飽和カルボン酸、アクリロニトリル、アク
リルアミド、N-メチロールアクリルアミド、グリシジル
メタクリレート、2−ヒドロキシアルキルアクリルレー
ト、エチレングリコールジメタクリレートなどがある。
とくに好ましい単量体の組合せとしては、アクリル酸ブ
チル−メタクリル酸メチル−アクリル酸、アクリル酸ブ
チル−アクリル酸2-エチルヘキシル−スチレン−アクリ
ル酸などである。また、不飽和カルボン酸を併用する
と、安定性が向上するばかりでなく、粒子径を小さくす
る効果もある。
またアクリル系単量体を所望により共重合性単量体と共
に乳化重合するために使用するポリビニルアルコール系
保護コロイドとしては、ポリビニルアルコール、アセト
アセチル化ポリビニルアルコール、ブチラール化ポリビ
ニルアルコールからえらばれた1種以上であって、ポリ
ビニルアルコールの重合度が 500以下のものである。重
合度が 500を越えると、微粒子径のものがえられず、従
って目的とするアクリル系重合体エマルジョンがえられ
ない。ポリビニルアルコールのケン化度については、と
くに限定する必要はない。従って完全ケン化物でも部分
ケン化物でもよい。
前記のポリビニルアルコール系保護コロイドの中、とく
にアセトアセチル化ポリビニルアルコールを用いると、
耐水性がさらにすぐれた微粒子径のアクリル系重合体エ
マルジョンがえられる。
またポリビニルアルコール系保護コロイドと共に、アニ
オン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を併用でき
る。とくに非イオン性界面活性剤が適当であり、就中ポ
リオキシエチレンノニルフェノールエーテルや、ポリオ
キシエチレンとポリオキシプロピレンとのブロックポリ
マーのうち、HLB が15〜18程度のものが好適である。
またアクリル系単量体を所望により共重合性単量体と共
に乳化重合するための重合開始剤としては、過硫酸カリ
ウム、過硫酸アンモニウムなどの過酸化物およびこれら
と還元剤とを組合せたレドックス重合開始剤が用いられ
る。また過酸化水素とL-アスコルビン酸を含むレドック
ス重合開始剤も好適に用いられる。
本発明の粒子径20〜 100nmのアクリル系重合体エマル
ジョンを主成分とする水性下地調整剤は、濃度が1〜50
重量%、就中5〜30重量%の範囲が、基材に塗布する場
合、作業性、浸透性などの点から好適である。必要によ
り、顔料、染料、フィラー、防腐剤、防黴剤などの添加
剤を加えることができる。
塗布方法は、スプレー、ローラー、刷毛など適宜採用で
きる。
[効 果] 本発明の水性下地調整剤は、吸込み防止性、アルカリシ
ール性、上塗り塗料との密着性など、下地調整剤として
の諸性能がすぐれているばかりでなく、従来の水性下地
調整剤では下地処理が困難であった珪カル板やチョーキ
ングしている表面のごとき吸収性基質を固化する効果を
奏するので、このような吸収性基質にも上塗り塗料を塗
布したり防水シートを貼付したりすることが可能となっ
た。
次に本発明で水性下地調整剤の主成分として用いる平均
粒子径20〜100nmのアクリル系重合体エマルジョンの
重合方法について説明する。
すなわち、前記の平均重合度 500以下のポリビニルアル
コール系保護コロイドを全固形分に対して5〜25重量
%になるように用い、前記のアクリル系単量体を所望に
より共重合性単量体と共に乳化重合するのであるが、単
量体の仕込方法は、回分方式でも連続装入方式でも、ま
た一部を先に仕込んで重合したのち残部を連続的に装入
する方式でもよい。連続的に装入する単量体はそのまま
でもよいが、水と乳化剤を用いて単量体を乳化液として
装入してもよい。また重合開始剤の種類によって高温重
合でもレドックス重合でもよい。
このような重合方法によると、濃度20重量%程度以下の
微粒子径のアクリル系重合体エマルジョンがえられる
が、さらに濃度20重量%以上、例えば50重量%前後のも
のをうるためには、連鎖移動剤を存在させる必要があ
る。これはアクリル系単量体とポリビニルアルコール系
保護コロイドの親和性が悪いため、高濃度エマルジョン
をうるためには連鎖移動剤を加えて親和性を改善しなけ
れば重合反応が進行しないからである。
用いられる連鎖移動剤としては、メタノール、エタノー
ルなどのアルコール類、四塩化炭素、モノクロロメタ
ン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、
トリクロロエチレン、パークロルエチレン、ターシャリ
ーブチルクロライドなどの1〜8個の炭素原子を有する
炭化水素のハロゲン置換体類、アセトン、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノン、アセトア
ルデヒド、プロピオンアルデヒド、n-ブチルアルデヒ
ド、フルフラール、ベンズアルデヒドなどの2〜8個の
炭素原子を有するカルボニル類、ドデシルメルカプタ
ン、ラウリルメルカプタン、ノルマルブチルメルカプタ
ン、2-エチルヘキシルチオグリコレート、トリクロロブ
ロモメタン、チオグリコール酸オクチルなどのメルカプ
タン類の1種以上が使用できる。その使用割合は、連鎖
移動剤の種類によって異なるので一律には規定できない
が、代表的なものについて説明すると、メタノールを使
用する場合は単量体に対して5〜15重量%、アセトアル
デヒドを使用する場合は 0.01〜2重量%が適当であ
る。
(実施例) 次に実施例と比較例をあげて本発明を説明する。
実施例1 次の処方および重合条件により、ポリビニルアルコール
系保護コロイドを用いた微粒子径のアクリル系重合体エ
マルジョンを作り、ついでこれを水で稀釈して水性下地
調整剤とした。
(処方) (重量部) アクリル酸ブチル 57 メタクリル酸メチル 57 アクリル酸 2.0 ポリビニルアルコール (ケン化度88モル%、平均重合度300) 20 メタノール 16 脱イオン水 260 10%過酸化水素水溶液 4.0 10%L-アスコルビン酸水溶液 4.0 10%アンモニア水 適量 (重合条件) 重合温度 50〜60℃ 初期重合 単量体の10% 滴下時間 3時間 反応時間 4時間 (アクリル系重合体エマルジョンの性質) 濃 度 32.0重量% 平均粒子径 35nm pH 7.5 粘 度 1150cP (水性下地調整剤の性質) 濃 度 20.0重量% 粘 度 50cp> (その他は前記アクリル系重合体エマルジョンと同じ) 実施例2 次の処方および重合条件により、ポリビニルアルコール
系保護コロイドを用いた微粒子径のアクリル系重合体エ
マルジョンを作り、ついでこれを水で稀釈して水性下地
調整剤とした。
(処方) (重量部) アクリル酸ブチル 57 メタクリル酸メチル 37 スチレン 20 アクリル酸 3.0 アセトアセチル化ポリビニルアルコール (ケン化度99モル%、平均重合度500、アセトアセチル
化度5モル%) 16 メタノール 16 脱イオン水 240 10%過酸化水素水溶液 5.0 10%L-アスコルビン酸水溶液 5.0 10%アンモニア水 適量 (重合条件) 重合温度 50〜60℃ 初期重合 単量体の10% 滴下時間 3時間 反応時間 4時間 (アクリル系重合体エマルジョンの性質) 濃 度 31.5重量% 平均粒子径 70nm pH 7.5 粘 度 600cP (水性下地調整剤の性質) 濃 度 20.0重量% 粘 度 50cP> (その他は前記アクリル系重合体エマルジョンと同じ) 実施例3 次の処方および重合条件により、ポリビニルアルコール
系保護コロイドを用いた微粒子径のアクリル系重合体エ
マルジョンを作り、ついでこれを水で稀釈して水性下地
調整剤とした。
(処方) (重量部) アクリル酸ブチル 57 メタクリル酸メチル 57 アクリル酸 2.0 ポリビニルアルコール (ケン化度88モル%、平均重合度500) 20 ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル(EO 量 30モル) 4.0 エタノール 16 脱イオン水 150 10%過酸化水素水溶液 4.0 10%L-アスコルビン酸水溶液 4.0 10%アンモニア水 適量 (重合条件) 重合温度 50〜60℃ 初期重合 単重体の10% 滴下時間 3時間 反応時間 4時間 (アクリル系重合体エマルジョンの性質) 濃度 45.0重量% 平均粒子径 55nm pH 7.5 粘 度 5000cP (水性下地調整剤の性質) 濃 度 20.0重量% 粘 度 50cp> (その他は前記アクリル系重合体エマルジョンと同じ) 実施例4 次の処方および重合条件により、ポリビニルアルコール
系保護コロイドを用いた微粒子径のアクリル系重合体エ
マルジョンを作り、ついでこれを水で稀釈して水性下地
調整剤とした。
(処方) (重量部) アクリル酸ブチル 57 メタクリル酸メチル 57 アクリル酸 2.0 ポリビニルアルコール (ケン化度88モル%、平均重合度300) 20 メタノール 16 脱イオン水 260 12%過硫酸カリウム 5.0 (重合条件) 重合温度 70〜80℃ 初期重合 単重体の10% 滴下時間 3時間 反応時間 4時間 (アクリル系重合体エマルジョンの性質) 濃度 32.0重量% 平均粒子径 50nm pH 7.5 粘 度 300cP (水性下地調整剤の性質) 濃 度 20.0重量% 粘 度 50cp> (その他は前記アクリル系重合体エマルジョンと同じ) 実施例5 次の処方および重合条件により、ポリビニルアルコール
系保護コロイドを用いた微粒子径のアクリル系重合体エ
マルジョンを作り、これをこのまま水性下地調整剤とし
た。
(処方) (重量部) アクリル酸ブチル 20 メタクリル酸メチル 20 アクリル酸 1.0 ポリビニルアルコール (ケン化度88モル%、平均重合度300) 10 脱イオン水 240 12%過硫酸カリウム 5.0 (重合条件) 重合温度 70〜80℃ 初期重合 単重体の10% 滴下時間 2時間30分 反応時間 3時間30分 (アクリル系重合体エマルジョンの性質) 濃 度 20.0重量% 平均粒子径 80nm pH 7.5 粘 度 100cP (水性下地調整剤の性質) 上記アクリル系重合体エマルジョンと同じ 比較例1 次の処方および重合条件により、ポリビニルアルコール
系保護コロイドを用いたアクリル系重合体エマルジョン
を作り、ついでこれを水で稀釈して比較用水性下地調整
剤とした。
(処方) (重量部) アクリル酸ブチル 57 メタクリル酸メチル 57 アクリル酸 2.0 アセトアセチル化ポリビニルアルコール (ケン化度99モル%、平均重合度1000、アセトアセチル
化度5モル%) 16 メタノール 40 脱イオン水 250 10%過酸化水素水溶液 5.0 10%L−アスコルビン酸水溶液 5.0 10%アンモニア水 適量 (重合条件) 重合温度 50〜60℃ 初期重合 単重体の10% 滴下時間 3時間 反応時間 4時間 (アクリル系重合体エマルジョンの性質) 濃 度 30.0重量% 平均粒子径 200nm pH 7.5 粘 度 300cP (水性下地調整剤の性質) 濃 度 20.0重量% 粘 度 50cP (その他は前記アクリル系重合体エマルジョンと同じ) 比較例2 次の処方および重合条件により、カルボキシル基を含む
アクリル系エマルジョンを作り、これをアンモニア水に
より部分的に溶解して微粒子径のアクリル系重合体エマ
ルジョンを作り、これを水で稀釈して比較用水性下地調
整剤とした。
(重合処方) (重量部) アクリル酸ブチル 90 メタクリル酸メチル 60 メタクリル酸2-ヒドロキシエチル 6.7 メタクリル酸 9.4 チオグリコール酸オクチル (連鎖移動剤) 8.0 ラウリル硫酸ナトリウム 2.5 ポリオキシエチレンノニルフェノール エーテル 2.0 脱イオン水 300 12%過硫酸カリウム水溶液 5.0 (微粒化処方) 前記処方で重合したエマルジョン 全量 イオン交換水 210重量部 10%アンモニア水 36.5重量部 (重合条件) 重合温度 70〜80℃ 初期重合 単重体の10% 滴下時間 3時間 反応時間 4時間 (微粒化条件) エマルジョンに脱イオン水を加えて、90℃に昇温し、ア
ンモニア水で中和して1時間熟成する。
(アクリル系重合体エマルジョンの性質) 濃 度 24.6重量% 平均粒子径 30nm pH 9 粘 度 150cP (水性下地調整剤の性質) 濃 度 20.0重量% 粘 度 50cP> (その他は前記アクリル系重合体エマルジョンと同じ) 比較例3 次の処方および重合条件により、界面活性剤系乳化剤を
多量に用いた微粒子径のアクリル系重合体エマルジョン
を作り、ついでこれを水で稀釈して、比較用水性下地調
整剤とした。
(処方) アクリル酸ブチル 45 メタクリル酸メチル 55 アクリル酸 2.0 ラウリル硫酸ナトリウム 8.0 脱イオン水 175 12%過硫酸カリウム水溶液 5.0 10%アンモニア水 適量 (重合条件) 重合温度 70〜80℃ 乳化単量体の滴化時間 5時間 反応時間 8時間 (アクリル系重合体エマルジョンの性質) 濃 度 35.0重量% 平均粒子径 30nm pH 8 粘 度 5000cP (水性下地調整剤の性質) 濃 度 20.0重量% 粘 度 50cP> (その他は前記アクリル系重合体エマルジョンと同じ) 比較例4 DANタイルシーラー(日本ペイント(株)製の溶剤可溶型
下地調整剤:濃度30重量%)をトルエンで濃度20.0重量
%に稀釈して比較用下地調整剤とした。
尚、参考のため実施例1〜5および比較例1〜3の水性
下地調整剤に関する諸元を第1表にまとめた。
比較試験1(軽量珪カル板に対する下地調整特性) タテ25cm×ヨコ12.5cm×厚さ8mmの軽量珪カル板(石綿
繊維混入率15重量%、比重 0.8)試料を作成し、これに
実施例1〜5および比較例1〜3の水性下地調整剤およ
び比較例4の溶剤可溶型下地調整剤を塗布し、珪カル板
表面の固化性、アルカリシール性、上塗り塗料との密着
性を調べた。
その結果は第2表の通りであった。
試験方法は次のごとし (珪カル板面の固化性) 珪カル板試料の表面に下地調整剤を 150g/m2塗布し、
室温で1日乾燥後、表面層をセロハンテープによる剥離
テストを行なった。
○:表面層が剥離することなく十分に固化されている。
△:表面層が少し剥離しており、固化が十分でない。
×:表面層が殆ど剥離しており、固化していない。
(アルカリシール性) 珪カル板試料の両面を下地調整剤で 150g/m2の割合に
なるように被覆し、室温で1日乾燥後、側面をパラフィ
ンワックスでシールし、pH6.8 のイオン交換水を 500ml
滴下したガラス製バットに24時間浸漬し、pHを測定し
た。
○:アルカリシール性良好(浸漬後のpHが 6.8〜 7.5) △:アルカリシール性やや不良(浸漬後のpHが 7.5〜
8.0) ×:アルカリシール性不良(浸漬後のpHが 8.0〜 9.0) (上塗り塗料密着性) 常態密着性 珪カル板試料の表面に下地調整剤を 150g/m2塗布し、
室温で1日乾燥後、ニッペ水性ニューワイド(日本ペイ
ント(株)製内外部用エマルジョン塗料)を乾燥着量 200
g/m2になるように塗布し、室温で5日間乾燥後、表面
をクロスカットし、セロハンテープによる剥離テストを
行なった。
耐水密着性 上記と同様にしてエマルジョン塗料を塗布し、室温で5
日間乾燥後、水中に1日間浸漬し、2日間室温で乾燥し
た後、表面をクロスカットし、セロハンテープによる剥
離テストを行なった。
○:クロスカット部分を中心に剥離が10〜50%。
×:クロスカット部分を中心に剥離が50%を超過。
比較試験2(チョーキング面に対する下地調整特性) スレート板にポリ酢酸ビニルエマルジョン塗料を塗布
し、屋外で暴露し、十分チョーキングしていることを確
認したものをタテ25cm×ヨコ12.5cmに切断してチョーキ
ング板試料を作成し、これに実施例1〜5および比較例
1〜3の水性下地調整剤および比較例4の溶剤可溶型下
地調整剤を塗布し、チョーキング面の固化性、上塗り塗
料との密着性を調べた。
その結果を第3表の通りであった。
(チョーキング面の固化性) チョーキング板試料の表面に下地調整剤を150g/m2塗布
し、室温で1日乾燥後、表面層をセロハンテープによる
剥離テストを行なった。
○:表面層が剥離することなく十分に固化されている。
△:表面層が少し剥離しており、固化が十分でない。
×:表面層が殆ど剥離しており、固化していない。
(上塗り塗料密着性) 常態密着性 チョーキング板試料の表面に下地調整剤を150g/m2塗布
し、室温で1日乾燥後、ニッペ水性ニューワイド(日本
ペイント(株)製内外部用エマルジョン塗料)を乾燥着量
200g/m2になるように塗布し、室温で5日間乾燥し、
ゴバン面テストにより剥離テストを行なった。
耐水密着性 上記と同様にしてエマルジョン塗料を塗布し、室温で5
日間乾燥後、水中に1日間浸漬し、2日間室温で乾燥し
た後、ゴバン面テストにより剥離テストを行なった。
○:剥離が10%未満。
△:剥離が10%〜50%。
×:剥離が50%を超過。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08F 2/22 MBP 7442−4J MBT 7442−4J 261/00 MQK 7142−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全固形分に対して5〜25重量%の平均重合
    度500 以下のポリビニルアルコール、アセトアセチル化
    ポリビニルアルコール、ブチラール化ポリビニルアルコ
    ールからえらばれた1種以上のポリビニルアルコール系
    保護コロイドを使用して乳化重合してえられた、平均粒
    子径20〜100nmのアクリル系重合体エマルジョンを主
    成分とする水性下地調整剤。
JP61132040A 1986-06-06 1986-06-06 水性下地調整剤 Expired - Lifetime JPH0619057B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61132040A JPH0619057B2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 水性下地調整剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61132040A JPH0619057B2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 水性下地調整剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62288668A JPS62288668A (ja) 1987-12-15
JPH0619057B2 true JPH0619057B2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=15072102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61132040A Expired - Lifetime JPH0619057B2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 水性下地調整剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0619057B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08302239A (ja) * 1995-04-28 1996-11-19 Toyo Ink Mfg Co Ltd 透明塗装方法
JP5051723B2 (ja) * 2008-08-25 2012-10-17 北越紀州製紙株式会社 工程紙、工程紙用原紙、工程紙の製造方法、および工程紙用原紙の製造方法
JP2014229427A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 協立化学産業株式会社 分散性に優れた電池電極又はセパレーター用コート剤組成物

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4996027A (ja) * 1972-12-08 1974-09-11
JPS4996028A (ja) * 1972-12-08 1974-09-11
JPS61141769A (ja) * 1984-12-13 1986-06-28 Hoechst Gosei Kk 基板の表面処理剤およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62288668A (ja) 1987-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
IE43277B1 (en) Process for treating absorbent substrates
JP2829914B2 (ja) 吸収性基体の含浸又は下塗りに陽イオン合成樹脂水性分散液を使用する方法
JPH04272903A (ja) 水性樹脂分散体および被覆用樹脂組成物
CN107236352A (zh) 一种水性涂料成膜助剂组合物及其制备方法
JP3670049B2 (ja) ディレードタック型粘着剤組成物
JP2003335805A (ja) 合成樹脂水性エマルジョン型感圧接着剤及びその製造方法
JPH0619057B2 (ja) 水性下地調整剤
JP3287088B2 (ja) 共重合体ラテックス
JP3461026B2 (ja) 樹脂水性分散液の製造方法
US4363836A (en) Priming compositions for a base of cement mortar or concrete
JP3073543B2 (ja) 水性被覆組成物
JPH08269431A (ja) 粘着剤組成物
JPH11199825A (ja) 水性シーラー組成物
JP2961814B2 (ja) 水性塗料組成物
JP2970765B2 (ja) 水性エマルション組成物を用いる剥離紙用下塗り剤
JPS62283166A (ja) 水性下塗り剤
JP3620031B2 (ja) 剥離紙用アンダーコート剤
KR910006719B1 (ko) 방부도료 조성물
JP3712076B2 (ja) 塗料
JP2592885B2 (ja) 水性樹脂分散液およびその用途
JPS6247914B2 (ja)
JPS6052110B2 (ja) 硅酸カルシウム成形体用シ−ラ−
JPS6117874B2 (ja)
JPH0623362B2 (ja) 防水施工法
JP2000027097A (ja) 水性エマルションを用いた剥離紙の背面処理剤