JPH06190598A - 機械プレスの駆動力伝達装置 - Google Patents

機械プレスの駆動力伝達装置

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JPH06190598A
JPH06190598A JP5032395A JP3239593A JPH06190598A JP H06190598 A JPH06190598 A JP H06190598A JP 5032395 A JP5032395 A JP 5032395A JP 3239593 A JP3239593 A JP 3239593A JP H06190598 A JPH06190598 A JP H06190598A
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flywheel
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/26Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
    • B30B1/266Drive systems for the cam, eccentric or crank axis

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Transmission Devices (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライド等の動作速度を任意にコントロール
できるようにし、多品種のプレス加工に対応できるよう
にする。 【構成】 フライホイール2の回転エネルギーを伝達す
る動力伝達軸4を、フライホイール2側の第1分割軸4
aと動力取出ギヤ5側の第2分割軸4bとに分割する。
分割軸4a,4b間に遊星ギヤ装置19を組み付ける。
遊星ギヤ装置19をサーボモータ18で駆動可能とす
る。遊星ギヤ装置の出力部に、動力取出ギヤ5を取り付
ける。動力取出ギヤ5から各駆動機構へ動力を伝達す
る。サーボモータ18で遊星ギヤ装置19の出力部の回
転をコントロールし、動力取出ギヤ5の回転を変更す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械プレスにおいて、メ
インモータの駆動力をスライド駆動機構やワーク搬送駆
動機構等に伝えるための駆動力伝達装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】機械プレスでは、金型を保持するスライ
ドにスライド駆動機構によってプレス動作を与えると共
に、このプレス動作とタイミングを合わせてワーク搬送
駆動機構に搬送動作を与え、ワークを連続的に成形加工
するようにしたものがある。
【0003】上記スライド駆動機構やワーク搬送駆動機
構へ駆動力を伝達する駆動力伝達装置の一例は、図15
に示す如くである。すなわち、メインモータ1の駆動に
よりフライホイール2を回転させて該フライホイール2
に回転エネルギーが貯えられると、該フライホイール2
に対し入、切可能としてあるクラッチ3を入れることに
より、上記フライホイール2に貯えられた回転エネルギ
ーを動力伝達軸4に駆動力として伝え、該駆動力を、動
力伝達軸4に設けた動力取出ギヤ5で取り出せるように
し、更に、該動力取出ギヤ5で取り出した駆動力を、中
継ギヤ6を介し該中継ギヤ6と同軸上のピニオン7に伝
え、該ピニオン7の回転によりスライド駆動機構8を駆
動して、金型を保持するスライド9にプレス動作が与え
られるようにし、一方、上記中継ギヤ6の回転をベベル
ギヤ機構10等により同時に取り出して、ワーク搬送駆
動機構12へ伝えるようにしてある。なお、11は動力
伝達軸4のブレーキを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
駆動力伝達機構の場合、スライド駆動機構8やワーク搬
送駆動機構12の動きは、構成上、クラッチ3の着脱、
フライホイール2のスピード変更でしかコントロールで
きないので、たとえば、スライド9の動作速度をストロ
ークの途中で任意にコントロールしたり、あるいは、ス
ライド9を下死点で一時的に停止させた状態でプレス加
工を行わせるようにしたりすることができなかった。し
たがって、多品種の材料に対するプレス成形加工作業に
限界を来していた。
【0005】更に、上記従来の駆動力伝達機構の場合、
停止状態のスライド駆動機構8を作動させるためには、
回転しているフライホイール2に対してクラッチ3を入
れることになるので、その際に、機械的ショックが発生
すると共に大きな騒音が発生する問題があり、又、クラ
ッチ3は、その構造上、フリクションインサート等の接
続用パッドが消耗品となるため、該パッドを多数用意し
ておいて、定期的にチェックして交換する必要がある。
【0006】そこで、本発明は、スライド等の動作速度
を任意にコントロールすることができるようにして、多
品種の材料に対するプレス成形作業に対処できるように
し、更に、機械的ショックの発生や部品交換を行う必要
があるクラッチの使用をなくしてメンテナンスフリーを
実現できるようにし、且つコストダウンを図ることがで
きるようにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、メインモータの駆動によりフライホイー
ルに貯えられた回転エネルギーを動力伝達軸から動力取
出ギヤにより取り出して駆動機構に伝えるようにしてあ
る機械プレスの駆動力伝達装置において、上記動力伝達
軸をフライホイール側の第1分割軸と動力取出ギヤ側の
第2分割軸とに分割し、該各分割軸間に、サーボモータ
によって駆動されるようにした遊星ギヤ装置を組み付
け、且つ該遊星ギヤ装置の出力部に、上記動力取出ギヤ
を取り付けてなる構成とする。
【0008】又、各分割軸間に遊星ギヤ装置を組み付
け、且つ該遊星ギヤ装置の一部に可変トルクブレーキを
装備させてなる構成とし、更に、可変トルクブレーキを
制御する制御装置を設けた構成とする。
【0009】更に、各分割軸間に、サーボモータによっ
て駆動されるようにした遊星ギヤ装置を組み付け、且つ
該遊星ギヤ装置の出力部に、動力取出ギヤとブレーキを
装備させ、フライホイールと第1分割軸との間に着脱機
構を設けてなる構成とし、又、上記着脱機構としてギヤ
カップリングを用いた構成とするとよい。
【0010】更に又、遊星ギヤ装置の出力の一部を入力
側へ戻すようにする差動装置を設けると共に、該差動装
置にサーボモータを連結した構成としてもよい。
【0011】
【作用】動力伝達軸の分割部に遊星ギヤ装置を組み付け
ると、フライホイールの回転エネルギーは第1分割軸か
ら遊星ギヤ装置に伝えられて動力取出ギヤにて取り出さ
れるが、この際、サーボモータで遊星ギヤ装置の一部の
回転をコントロールすると、動力取出ギヤの回転数が変
えられるため、駆動機構の動作速度を任意にコントロー
ルすることができる。したがって、スライド等の動作速
度を一行程中に任意にコントロールすることができるよ
うになる。
【0012】又、サーボモータに代えて、可変トルクブ
レーキを遊星ギヤ装置の一部に装備させた場合は、遊星
ギヤ装置の一部の回転速度を可変トルクブレーキでコン
トロールすると、動力取出ギヤの回転速度が変えられる
ため、駆動機構の動作速度を任意にコントロールするこ
とができる。
【0013】更に、サーボモータによって駆動される遊
星ギヤ装置の出力部に、動力取出ギヤとブレーキを装備
させた場合は、ブレーキをかけて駆動機構を停止させた
状態で、サーボモータの回転数を計算された値にセット
すると、第1分割軸の回転数をフライホイールの回転数
と同一にすることができる。したがって、フライホイー
ルと動力伝達軸との間には、ギヤカップリングの如き接
続用パッドが不要な着脱機構を用いることができるよう
になる。又、サーボモータで遊星ギヤ装置の出力部の回
転をコントロールすると、動力取出ギヤの回転数が変え
られるため、駆動機構の動作速度を任意にコントロール
することができる。
【0014】更に又、遊星ギヤ装置の出力の一部を入力
側へ戻すようにする差動装置を設けて、この差動装置に
サーボモータを連結すると、サーボモータのブレーキン
グ力を必要最少限のものとすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0016】図1は本発明の第1実施例を示すもので、
フライホイールの回転エネルギーを駆動力としてスライ
ドへ伝達させる場合について示す。すなわち、図15に
示したと同様な構成としてある機械プレスの駆動力伝達
装置において、フライホイール2の回転エネルギーをク
ラッチ3を介して受ける動力伝達軸4を、フライホイー
ル2と動力取出ギヤ5との間の位置で分割して第1分割
軸4a及び第2分割軸4bとし、該分割軸4aと4bの
間に、順次噛合する太陽ギヤ15と遊星ギヤ13と内歯
リングギヤ14とからなる遊星ギヤ装置19を配置し
て、上記太陽ギヤ15にフライホイール2側の第1分割
軸4aを連結し、且つ上記遊星ギヤ13の遊星キャリヤ
20に、第2分割軸4bを動力取出軸として連結すると
共に該第2分割軸4bに動力取出ギヤ5を取り付け、フ
ライホイール2の回転エネルギーが第1分割軸4aから
遊星ギヤ装置19を介して動力取出ギヤ5に伝えられ
て、該動力取出ギヤ5によりスライド駆動機構8へ与え
る動力が取り出されるようにし、更に、上記内歯リング
ギヤ14の外周部に外歯リングギヤ16を固設して、該
外歯リングギヤ16に噛合させたピニオン17を、AC
サーボモータの如きサーボモータ18の軸に取り付け、
該サーボモータ18の駆動で遊星ギヤ装置19の出力部
となる遊星ギヤ13の遊星キャリヤ20の回転をコント
ロールし、入力部となる第1分割軸4aに対する第2分
割軸4b上の動力取出ギヤ5の回転を変えられるように
してスライド駆動機構8によって昇降させられるスライ
ド9の動作速度を任意にコントロールさせられるように
する。なお、図1において、図15と同一部分には同一
符号が付してある。
【0017】メインモータ1の駆動により回転させられ
ているフライホイール2に対してクラッチ3を入れる
と、フライホイール2の回転エネルギーがクラッチ3を
介して第1分割軸4aに取り出され、更に、遊星ギヤ装
置19を介して第2分割軸4bに伝えられ、スライド駆
動機構8に与える動力が、第2分割軸4b上の動力取出
ギヤ5から取り出される。この際、上記遊星ギヤ装置1
9の出力部となる遊星ギヤ13の遊星キャリヤ20の回
転数は、サーボモータ18によってコントロールできる
ため、動力取出ギヤ5の回転数を任意に変えることがで
きる。したがって、スライド駆動機構8によって昇降さ
せられるスライド9の動作を任意にコントロールするこ
とができる。
【0018】詳述すると、今、第1分割軸4aの回転数
をNs 、第2分割軸4bの回転数をNp 、サーボモータ
18によって駆動される遊星ギヤ装置19の内歯リング
ギヤ14の回転数をNd とし、又、太陽ギヤ15、遊星
ギヤ13、内歯リングギヤ14の歯数をそれぞれZ1 、
Z2 、Z3 とすると、 Nd =Np −(Z1 /Z3 )×(Ns −Np ) …… Z2 =(Z3 −Z1 )/2 …… として表わすことができる。
【0019】したがって、通常運転時は、Np =Ns 、
Ns =Ns であるから、上記式より、Nd =Ns とな
るように、内歯リングギヤ14の回転数をサーボモータ
18でコントロールすればよい。
【0020】一方、サーボモータ18を停止させると、
Nd =0、Ns =Ns であるから、上記式より、Np
={Z1 /(Z1 +Z3 )}×Ns となり、かかる条件
で動力取出ギヤ5から動力が取り出されてスライド駆動
機構8へ伝えられる。
【0021】又、プレスを停止させる場合には、すなわ
ち、スライド9の動作を停止させる場合には、Np =
0、Ns =Ns であるから、上記式より、Nd =(−
Z1 /Z3 )×Ns となるように、内歯リングギヤ14
の回転数をサーボモータ18でコントロールすればよ
い。
【0022】このように、本発明においては、サーボモ
ータ18によって遊星ギヤ装置19の回転をコントロー
ルすることで、スライド9の動作速度を一行程中に任意
にコントロールすることができ、したがって、アルミ成
形時に特に有効であるところの、プレス成形完了後にあ
る時間だけプレス状態を保持するような成形を行うこと
が可能となり、多品種の材料のプレス成形に対処するこ
とができる。
【0023】なお、図1において、内歯リングギヤ14
を、遊星ギヤ13と同軸一体配置した第2遊星ギヤに噛
合させるようにしてもよく、この場合、第2遊星ギヤの
歯数をZ4 とすると、 Nd ={1+(Z1 ・Z4 /Z3 ・Z2 )}×Np−
(Z1 ・Z4 /Z3 ・Z2 )×Ns として表わすことができる。
【0024】次に、図2は本発明の第2実施例を示すも
ので、図1に示したと同様な構成において、遊星ギヤ装
置19の内歯リングギヤ14の外周部に動力取出ギヤ5
を固設して内歯リングギヤ14を出力部とすると共に、
内歯リングギヤ14のキャリヤ21に中空軸22を介し
てブレーキ11を連結し、且つ遊星ギヤ13の遊星キャ
リヤ20に連結した第2分割軸4bをサーボモータ18
で駆動できるようにしたものである。
【0025】図2の実施例の場合、第1分割軸4aの回
転数をNs 、サーボモータによって駆動される第2分割
軸4bの回転数をNd 、遊星ギヤ装置19の内歯リング
ギヤ14の回転数をNp とし、又、太陽ギヤ15、遊星
ギヤ13、内歯リングギヤ14の歯数をそれぞれZ1 、
Z2 、Z3 とすると、 Nd =Np /{1+(Z1 /Z3 )}+Ns /{1+(Z3 /Z1 )}… として表わすことができる。
【0026】したがって、通常運転時は、Np =Ns 、
Ns =Ns であるから、上記式より、Nd =Ns とな
るように、サーボモータ18で第2分割軸4bを介して
遊星ギヤ13の遊星キャリヤ20の回転数をコントロー
ルすればよい。又、サーボモータ18を停止させると、
Nd =0、Ns =Ns であるから、上記式より、Np
=(−Z1 /Z3 )×Ns となり、かかる条件で動力取
出ギヤ5から動力が取り出される。更に、プレスを停止
させる場合には、Np =0、Ns =Ns であるから、上
記式より、Nd =(Z1 /(Z1 +Z3 ))×Ns と
なるように、サーボモータ18で遊星ギヤ13の遊星キ
ャリヤ20の回転数をコントロールすればよい。
【0027】なお、図2において、内歯リングギヤ14
を、遊星ギヤ13と同軸一体配置した第2遊星ギヤに噛
合させるようにしたり、更に、動力取出ギヤ5を中空軸
22に設けるようにしてもよい。この場合、サーボモー
タ18の回転数をNd 、中空軸22の回転数をNp と
し、第2遊星ギヤの歯数をZ4 とすると、 Nd =Np ×1/{1+(Z1 ・Z4 /Z3 ・Z2 )}
+Ns ×1/{1+(Z2 ・Z3 /Z1 ・Z4 )} として表すことができる。
【0028】次いで、図3は本発明の第3実施例を示す
もので、図2に示したと同様な構成において、第1分割
軸4aを内歯リングギヤ14のキャリヤ21に連結する
と共に、第2分割軸4bを太陽ギヤ15に連結し、且つ
遊星ギヤ13の遊星キャリヤ20に、動力取出ギヤ5と
ブレーキ11を中空軸22にて設け、遊星ギヤ13を出
力部としたものである。
【0029】図3の実施例の場合にも、サーボモータ1
8で遊星ギヤ装置19の回転をコントロールすることに
より、上記図1及び図2の実施例の場合と同様に、スラ
イド9の動作速度を任意にコントロールすることができ
る。
【0030】なお、図3においても、内歯リングギヤ1
4を、遊星ギヤ13と同軸一体配置した第2遊星ギヤに
噛合させるように構成してもよい。
【0031】図4は本発明の第4実施例を示すもので、
図3と同様な構成において、遊星ギヤ13を第1遊星ギ
ヤとして、該第1遊星ギヤ13と同軸一体配置の第2遊
星ギヤ23を設けると共に、該遊星ギヤ13,23のキ
ャリヤ20を第1分割軸4aに接続し、且つ上記第2遊
星ギヤ23に内歯リングギヤ14を噛合させて、そのキ
ャリヤ21を中空軸22に取り付け、内歯リングギヤ1
4を出力部としたものである。
【0032】又、図5は本発明の第5実施例を示すもの
で、図1と同様な構成において、遊星ギヤ13を第1遊
星ギヤとして、該第1遊星ギヤ13と同軸一体配置の第
2遊星ギヤ23を設けると共に、該第2遊星ギヤ23に
内歯リングギヤ14を噛合させてそのキャリヤ21を第
1分割軸4aに接続し、太陽ギヤ15を第2分割軸4b
に接続し、且つ上記遊星ギヤ13,23のキャリヤ20
を第2分割軸4b上の中空軸22に接続し、更に、上記
中空軸22に設けたギヤ25に、サーボモータ18によ
って駆動されるピニオン17を噛合させ、太陽ギヤ15
を出力部としたものである。
【0033】更に、図6は本発明の第6実施例を示すも
ので、図1と同様な構成において、遊星ギヤ13を第1
遊星ギヤとして、該第1遊星ギヤ13と同軸一体配置の
第2遊星ギヤ23を設けると共に、上記第2遊星ギヤ2
3に内歯リングギヤ14を噛合させ、且つ太陽ギヤ15
を第2分割軸4bに接続し、太陽ギヤ15を出力部とし
たものである。
【0034】上記図4乃至図6の実施例においても、上
記各実施例と同様な作用効果が奏し得られる。
【0035】次に、図7乃至図12は、それぞれ図1乃
至図6の実施例の変形例を示すもので、内歯リングギヤ
14を有する遊星ギヤ装置19に代えて、第2太陽ギヤ
24を有する遊星ギヤ装置19′を用いたものである。
【0036】すなわち、図7は図1の実施例を変形させ
た第7実施例を示すもので、図1と同様な構成におい
て、第1分割軸4aと第2分割軸4bの間に、第1太陽
ギヤ15及び第2太陽ギヤ24とこれらに噛合する同軸
一体の第1遊星ギヤ13及び第2遊星ギヤ23とを備え
た遊星ギヤ装置19′を配置して、第1太陽ギヤ15を
第1分割軸4aに接続すると共に、第2太陽ギヤ24を
第2分割軸4bの一端に接続し、且つ遊星ギヤ13,2
3のキャリヤ20を、第2分割軸4b上に配した中空軸
22に接続し、該中空軸22に動力取出ギヤ5とブレー
キ11を設け、更に、上記第2分割軸4bの他端にサー
ボモータ18を連結したものである。
【0037】上記において、第1分割軸4aの回転数を
Ns 、サーボモータ18による第2分割軸4bの回転数
をNd 、出力部としての遊星ギヤ13,23の公転数で
ある中空軸22の回転数をNp とし、又、第1太陽ギヤ
15、第1遊星ギヤ13、第2遊星ギヤ23、第2太陽
ギヤ24の歯数をそれぞれZ1 ,Z2 ,Z4 ,Z5 とす
ると、 Nd ={1−(Z1 ・Z4 /Z2 ・Z5 )}×Np+
(Z1 ・Z4 /Z2 ・Z5 )×Ns として表すことができる。したがって、サーボモータ1
8の回転数をコントロールすることで、スライド9の動
作速度を任意にコントロールすることができる。
【0038】次いで、図8は図2の実施例を変形させ、
更に発展させた第8実施例を示すもので、第1分割軸4
aと第2分割軸4bの間に、第1太陽ギヤ15及び第2
太陽ギヤ24とこれら太陽ギヤ15,24に噛合する同
軸一体の遊星ギヤ13,23とを備えた遊星ギヤ装置1
9′を配置して、第1太陽ギヤ15を上記第1分割軸4
aに、又、第2太陽ギヤ24を上記第2分割軸4bにそ
れぞれ連結し、フライホイール2の回転エネルギーが第
1分割軸4aから遊星ギヤ装置19′を介して動力取出
ギヤ5に伝えられて、該動力取出ギヤ5によりスライド
駆動機構8へ与える動力が取り出されるようにし、且つ
上記遊星ギヤ13,23のキャリヤ20に、中空軸22
を介してギヤ25を取り付け、該ギヤ25と噛合するピ
ニオン17の軸26に、制御装置27の指令に基づいて
作動させられるようにした可変トルクブレーキ28を接
続し、該可変トルクブレーキ28の作動で遊星ギヤ装置
19′の遊星ギヤ13,23の公転速度をコントロール
することにより、出力部となる太陽ギヤ24を介して動
力取出ギヤ5の回転速度を変えられるようにし、スライ
ド駆動機構8によって昇降させられるスライド9の動作
速度を任意にコントロールさせられるようにしたもので
ある。
【0039】上記制御装置27は、ピニオン17の軸2
6上に設けた速度計としてのロータリーエンコーダ29
からのフィードバック信号が入力されるようにしてあり
且つ可変トルクブレーキ28へ駆動信号を送るようにし
たブレーキコントローラ30と、それぞれ分割軸4a,
4bに速度計として設けたロータリーエンコーダ31,
32からの信号を基に上記ブレーキコントローラ30へ
作動信号を送るようにしたプレスコントローラ33とを
備えた構成としてある。
【0040】図8の実施例の場合、メインモータ1の駆
動により回転させられているフライホイール2に対して
クラッチ3を入れると、フライホイール2の回転エネル
ギーがクラッチ3を介して第1分割軸4aに取り出さ
れ、更に、遊星ギヤ装置19′を介して第2分割軸4b
に伝えられ、スライド駆動機構8に与える動力が、第2
分割軸4b上の動力取出ギヤ5から取り出されるが、こ
の際、上記遊星ギヤ装置19′の遊星ギヤ13,23の
公転数は、可変トルクブレーキ28によってコントロー
ルできるため、動力取出ギヤ5の回転数を任意に変える
ことができる。したがって、スライド駆動機構8によっ
て昇降させられるスライド9の動作を一行程中で任意に
コントロールすることができる。この場合、ロータリー
エンコーダ31で検出した第1分割軸4aの回転数を基
に、プレスコントローラ33からブレーキコントローラ
30へ指令を送り、ブレーキコントローラ30の指令で
可変トルクブレーキ28を作動させて、遊星ギヤ装置1
9′の遊星ギヤ13,23の公転速度をコントロールし
て出力部となる太陽ギヤ24を介し動力取出ギヤ5の回
転数を変えるようにする。なお、このとき、ロータリー
エンコーダ29で検出されたピニオン17の回転数はブ
レーキコントローラ30にフィードバックされ、ロータ
リーエンコーダ32で検出された動力取出ギヤ5の回転
数はプレスコントローラ33にフィードバックされる。
【0041】上記作動を詳述すると、今、第1分割軸4
aの回転数をNs 、第2分割軸4bの回転数をNp 、遊
星ギヤ13,23の公転数(=中空軸22の回転数)を
Ndとし、又、第1太陽ギヤ15、第1遊星ギヤ13、
第2遊星ギヤ23、第2太陽ギヤ24の歯数をそれぞれ
Z1 、Z2 、Z4 、Z5 とすると、 Nd =Np ×1/{1−(Z1 ・Z4 /Z2 ・Z5 )}
+Ns ×1/{1−(Z2 ・Z5 /Z1 ・Z4 )} として表わすことができる。
【0042】したがって、通常運転時は、上記式より、
Nd =Ns となるように、遊星ギヤ13,23の公転数
を可変トルクブレーキ28でコントロールすればNp =
Nsとなる。
【0043】一方、可変トルクブレーキ28を完全に作
動させると、Nd =0であるから、上記式より、Np =
Ns ×(Z1 ・Z4 /Z2 ・Z5 )となり、かかる条件
で動力取出ギヤ5から動力が取り出されてスライド駆動
機構8へ伝えられる。
【0044】又、プレスを停止させる場合、すなわち、
スライド9の動作を停止させる場合には、上記式より、
Nd =Ns ×1/{1−Z2 ・Z5 /Z1 ・Z4 }とな
るように、遊星ギヤ13,23の公転数を可変トルクブ
レーキ28でコントロールすればNp =0となる。
【0045】このように、図8の実施例においては、可
変トルクブレーキ28によって遊星ギヤ装置19′の回
転速度をコントロールすることで、スライド9の動作速
度を一行程中で任意にコントロールすることができ、し
たがって、アルミ成形時に特に有効であるところの、プ
レス成形完了後にある時間だけプレス状態を保持するよ
うな成形を行うことが可能となったり、又、成形後、高
速で待機位置へ戻すこともでき、多品種の材料のプレス
成形に対処することができると共に能率向上の上でも有
利となる。
【0046】なお、図8の実施例において、可変トルク
モータ28に代えて、サーボモータ18を用いるように
してもよい。
【0047】次に、図9は図3の実施例を変形させた第
9実施例を示すもので、図7の実施例と同様な構成にお
いて、第1太陽ギヤ15と第2太陽ギヤ24の配置を逆
にすると共に、第1遊星ギヤ13と第2遊星ギヤ23の
配置を逆にしたものである。すなわち、第1遊星ギヤ1
3と噛合する第1太陽ギヤ15を第2分割軸4bに接続
し、第2遊星ギヤ23と噛合する第2太陽ギヤ24を第
1分割軸4aに接続したものである。
【0048】図9の実施例の場合にも図7の実施例と同
様な作用効果が奏し得られる。
【0049】図10は図4の実施例を変形させ、更に発
展させた第10実施例を示すもので、フライホイール2
の回転エネルギーを動力伝達軸4に伝えるために、フラ
イホイール2と第1分割軸4aとの間に、フライホイー
ル2の側端面部に連設したリングギヤ34と、該リング
ギヤ34に対峙させるようにして第1分割軸4aに固設
したギヤ35と、該ギヤ34,35の外周部間で軸方向
へ移動させることにより両ギヤ34,35間を着脱させ
るようにした内歯リング36とからなるギヤカップリン
グ37を設け、フライホイール2の回転がギヤカップリ
ング37を介して動力伝達軸4に伝えられるようにす
る。
【0050】又、第1分割軸4aと第2分割軸4bの間
に遊星ギヤ装置19′を配置して、遊星ギヤ13,23
のキャリヤ20を第1分割軸4aに接続し、第1太陽ギ
ヤ15を第2分割軸4bの一端に接続し、第2太陽ギヤ
24に中空軸22を介して動力取出ギヤ5を取り付け、
且つ上記第2分割軸4bの他端にサーボモータ18を接
続して、該サーボモータ18の回転で遊星ギヤ装置1
9′を介し動力取出ギヤ5の回転をコントロールできる
ようにし、更に、上記中空軸22にブレーキ11を装備
させた構成とする。
【0051】今、ギヤカップリング37によりフライホ
イール2と第1分割軸4aを分離しておいた状態でメイ
ンモータ1を一定回転数で駆動し、一方、ブレーキ11
により中空軸22を介して遊星ギヤ装置19′の出力部
となる第2太陽ギヤ24の回転を停止させておいた状態
において、サーボモータ18を駆動すると、遊星ギヤ1
3,23が太陽ギヤ15,24の回りを公転させられる
状態となって第1分割軸4aが回転させられるので、こ
の回転数をフライホイール2の回転数と同一になるよう
にサーボモータ18の回転数を制御するようにする。こ
の場合、リングギヤ34とギヤ35は同一速度になるた
め無理なく接続することができ、プレスタートと共にブ
レーキ11を解除し、サーボモータ18を制御して駆動
すると、第1太陽ギヤ15が回転させられることによっ
て遊星ギヤ13,23の回転がコントロールされるた
め、第2太陽ギヤ24から中空軸22を介して動力取出
ギヤ5に伝えられる回転数を任意に変えることができ
る。
【0052】上記において、第1分割軸4aの回転数を
Ns 、第2分割軸4bの回転数をNd 、遊星ギヤ装置1
9′の出力部となる第2太陽ギヤ24の回転数をNp と
し、又、第1太陽ギヤ15、第1遊星ギヤ13、第2遊
星ギヤ23、第2太陽ギヤ24の歯数をそれぞれZ1 、
Z2 、Z4 、Z5 とすると、 Nd =(Z2 ・Z5 /Z1 ・Z4 )×Np−{(Z2 ・
Z5 /Z1 ・Z4 )−1}Ns として表わすことができる。
【0053】したがって、上記Nd をコントロールする
ことで、スライド駆動機構8によって昇降させられるス
ライド9の動作を任意にコントロールすることができ
る。すなわち、運転スタート準備に際して、ギヤカップ
リング37を切、ブレーキ11を入のプレス停止状態
で、フライホイール2を回し回転数を設定したNs にす
る。次に、サーボモータ18を上記式Np =0、Ns =
Ns を満足するNd で回転させる。この際、プレスは、
ブレーキ入のため停止状態であり、第1分割軸4aはN
s と同速で回転している。フライホイール2と第1分割
軸4aが同速であるため、この状態でギヤカップリング
37は機械的ショックを発生することなく接続すること
が可能となる。以上で運転準備完了となり、スタートに
際してブレーキ11を切ると同時にサーボモータ18の
Nd を、予め決められたNp に向けスタートさせること
によりスライド9はなめらかに始動することになる。
【0054】このように、図10の実施例においては、
スタート時スライド9の駆動、停止をサーボモータ18
とブレーキ11の操作によって行わせることができるの
で、フライホイール2と第1分割軸4aとは常時連結状
態としておくことができ、したがって、フライホイール
2と動力伝達軸4との間には、接続用パッドが不要なギ
ヤカップリング37の使用が可能となる。
【0055】更に、図11、図12は、図5、図6の実
施例をそれぞれ変形させた第11、第12実施例を示す
もので、図11の実施例では、図8の実施例と同様な構
成において、第1太陽ギヤ15を第2分割軸4bに接続
し、第2太陽ギヤ24を第1分割軸4aに接続した構成
とし、図12の実施例では、第1太陽ギヤ15を第2分
割軸4bに接続すると共に、第2太陽ギヤ24を中空軸
22に取り付け、且つ遊星ギヤ13,23のキャリヤ2
0を第1分割軸4aに接続した構成としたものである。
【0056】図11、図12の実施例の場合も同様な作
用効果が得られる。
【0057】ここで、上記した図1に示す第1実施例か
ら図12に示す第12実施例について、遊星ギヤ装置の
各ギヤとサーボモータ18の軸、フライホイール2の
軸、動力取出ギヤ5の軸との接続の組み合わせパターン
を示すと、表1の如くである。なお、表1において、R
は外歯リングギヤ14を、Pは遊星ギヤ13,23の少
なくとも一方を、S1 は第1太陽ギヤ15を、S2 は第
2太陽ギヤ24をそれぞれ意味している。
【0058】
【表1】 ところで、図13は図10に示す実施例において、運転
を行った場合の電気的パワーの流れを矢印a,b,e
で、又、機械的パワーの流れを矢印c,dで示すもので
ある。詳述すると、たとえば、低速プレス成形時には、
フライホイール2からのエネルギーのすべてが使われな
いでほとんどが発電されて電源系へ戻されているため、
サーボモータ18のブレーキ力は大きくなる。この場
合、メインモータ1のパワー(矢印a部)を1kwとする
と、サーボモータ18のパワー(矢印b部)は0kw、フ
ライホイール2から遊星ギヤ装置19′へ伝えられるパ
ワー(矢印c部)はメインモータ1のパワーとメインモ
ータ1に戻されるパワーとを加えて77kwとなり、動力
取出ギヤ5にて取り出されてスライドへ伝えられるパワ
ー(矢印d部)を1kwとすると、サーボモータ18によ
って電源系へ戻されるパワー(矢印e部)は76kwとな
り、サーボモータ18は76kwのパワーが必要となる。
なお、スライドの下死点停止時には、d部は0kwである
から、e部は77kw(最大)となる。又、1/2減速プ
レス成形時には、a部で46.2kw、b部で0kw、c部
で77kw、d部で46.2kw、e部で30.8kwのパワ
ー配分になり、サーボモータ18は30.8kwのパワー
が必要となる。更に、減速成形しないとき(通常成形で
加減速なしのとき)には、a部で77kw、b部で15.
4kw、c部で77kw、d部ではb部からのパワーとc部
からのパワーの合計である92.4kwのパワー配分とな
る。
【0059】以上の各運転モードを見ると、低速プレス
成形時には、サーボモータ18から電源系に電気的パワ
ー76kwが最大値として戻されるものであり、したがっ
て、サーボモータ18はこの最大値に応じた大きなトル
クでブレーキングするために、大型のものが必要とな
る。
【0060】そこで、上記サーボモータ18のブレーキ
ング力を必要最少限にするための実施例を、図14に示
す。すなわち、図10においてフライホイール2からの
エネルギーを電気的に戻していたのを、機械的にエネル
ギーを戻すようにするもので、遊星ギヤ装置19′の出
力部から取り出される機械的パワーを入力部へ戻せるよ
うに、遊星ギヤ装置19′の入力側となる第1分割軸4
aの近傍に、サイドギヤ軸38,39が第1分割軸4a
と平行になるようにして差動装置40を配置し、又、動
力取出ギヤ5に伝達ギヤ41を噛合させると共に、該伝
達ギヤ41と同じ軸42上に駆動ギヤ43を取り付け
て、該駆動ギヤ43を、上記差動装置40のキャリッジ
ギヤ44に噛合させ、且つ上記一方のサイドギヤ軸38
にサーボモータ18を連結し、上記他方のサイドギヤ軸
39にピニオン45を取り付け、更に、該ピニオン45
と噛合するギヤ46を上記第1分割軸4aの途中に設け
た構成とする。
【0061】図14の実施例の場合には、遊星ギヤ装置
19′の出力側から動力取出ギヤ5にて取り出された機
械的パワーの一部が伝達ギヤ41から軸42、駆動ギヤ
44、差動装置40、ピニオン45、ギヤ46、第1分
割軸4aを介して遊星ギヤ装置19′に戻されるため、
減速比を最適に選択することにより、サーボモータ18
は、速度制御するための最少限のパワーにすることがで
きる。
【0062】すなわち、上記において、低速プレス成形
時には、a部、b部共に0kw、c部で46.2kw、d部
で1kwとすると、動力取出ギヤ5から差動装置40へ矢
印f部にて機械的に戻されるパワー76kwが差動装置4
0により分配されて、矢印g部を経て遊星ギヤ装置1
9′へ機械的に30.8kw戻され、サーボモータ18か
らe部を通り45.2kwの電気的パワーが電源系に戻さ
れることになる。したがって、矢印c部と矢印g部のパ
ワーの合計が遊星ギヤ装置19′へ送られ、d部で1kw
のパワーを使って残りのパワー76kwが差動装置40へ
機械的に戻されることになり、図13で76kw必要であ
ったサーボモータ18のパワーを45.2kwでまかなえ
ることになる。又、1/2減速プレス成形時には、a部
で46.2kw、b部で0kw、c部で46.2kw、d部で
46.2kwとすると、f部で遊星ギヤ装置19′から差
動装置40へ機械的に戻されるパワー30.8kwがg部
を経て循環させられることになるため、e部では0kwと
なり、サーボモータ18のパワーは零となる。更に、減
速成形しないときには、a部の46.2kwがc部を経て
d部に伝えられると共に、b部の46.2kwが差動装置
40でf部(この場合、上記とは方向が逆になる)に1
5.4kwとg部に30.8kwとに分配された後、c部の
値に加算されるように合計されて、d部で92.4kwと
なる。したがって、e部は0kwとなる。
【0063】以上から、全運転モードを考慮しても、図
13の例では最大パワーが77kw必要であったものが、
図14の実施例では最大パワーが46.2kwあればよい
ことになり、サーボモータ18は60%の容量のもので
よいことになる。
【0064】因に、図14の実施例では、差動装置40
の入力部をキャリッジギヤ44とし、出力部をサイドギ
ヤ軸39とし、サーボモータ連結部をサイドギヤ軸38
とした場合を示したが、これらの関係は任意に選定する
ことができる。
【0065】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、たとえば、図10の実施例で示したギ
ヤカップリング37は、他の実施例においても同様に採
用し得ること、又、上記実施例では、スライド駆動機構
8のコントロールの場合についてのみ説明したが、同時
にワーク搬送駆動機構12(図15参照)への動力伝達
は本装置の出力結果で行うか、又は同様にコントロール
することもできること、その他本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0066】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の機械プレスの
駆動力伝達装置によれば、フライホイールの回転エネル
ギーを伝達する動力伝達軸の分割部に、サーボモータに
よって駆動されるようにした遊星ギヤ装置を組み付け、
且つ該遊星ギヤ装置の出力部に、駆動機構へ動力を与え
る動力取出ギヤを取り付けたので、サーボモータによっ
て遊星ギヤ装置の出力部の回転を任意にコントロールす
ることができ、これにより動力取出ギヤの回転数を変え
ることができて、たとえば、スライド駆動機構を介して
スライドを動作させる場合にはスライドの動作速度を一
行程中に任意にコントロールすることができ、したがっ
て、アルミ成形に有利となるスライド下死点での停止状
態の保持動作等を与えることができ、多品種の材料に対
応した多機能化を図ることができ、又、上記動力伝達軸
の分割部に、可変トルクブレーキを装備させた遊星ギヤ
装置を組み付けることにより、可変トルクブレーキによ
って遊星ギヤ装置の出力部の回転を任意にコントロール
することができ、これにより動力取出ギヤの回転数を変
えることができて、上記と同様にスライドの動作速度を
コントロールすることができ、更に、上記動力伝達軸の
分割部に、サーボモータによって駆動されるようにした
遊星ギヤを組み付けた構成において、遊星ギヤの出力部
に、駆動機構へ動力を伝える動力取出ギヤとブレーキを
設けることにより、サーボモータによって遊星ギヤ装置
の出力部の回転を任意にコントロールすることができる
と共にブレーキによって出力部の回転を停止させること
ができるので、フライホイールと動力伝達軸との間に
は、ギヤカップリングの如き消耗品が不要な着脱機構を
予め連結状態として用いることができ、動力伝達時に機
械的ショックを起すことがないばかりでなく、部品交換
を行うことがなくてメンテナンスフリーを実現でき、コ
ストダウンを図ることができ、更に又、遊星ギヤ装置の
出力の一部を入力側へ戻すようにする差動装置を設け
て、この差動装置にサーボモータを連結することによ
り、サーボモータのブレーキング力を必要最少限のもの
とすることができてサーボモータの小型化を図ることが
できる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機械プレスの駆動力伝達装置の第1実
施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す概略構成図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す概略構成図である。
【図5】本発明の第5実施例を示す概略構成図である。
【図6】本発明の第6実施例を示す概略構成図である。
【図7】本発明の第7実施例を示す概略構成図である。
【図8】本発明の第8実施例を示す概略構成図である。
【図9】本発明の第9実施例を示す概略構成図である。
【図10】本発明の第10実施例を示す概略構成図であ
る。
【図11】本発明の第11実施例を示す概略構成図であ
る。
【図12】本発明の第12実施例を示す概略構成図であ
る。
【図13】第10実施例における電気的パワーと機械的
パワーの流れを示す概略図である。
【図14】本発明の第13実施例を示す概略構成図であ
る。
【図15】従来の機械プレスの駆動力伝達装置の一例を
示す概略図である。
【符号の説明】
1 メインモータ 2 フライホイール 4 動力伝達軸 4a 第1分割軸 4b 第2分割軸 5 動力取出ギヤ 8 スライド駆動機構(駆動機構) 11 ブレーキ 12 ワーク搬送駆動機構(駆動機構) 13 第1遊星ギヤ(出力部) 14 内歯リングギヤ(出力部) 15 第1太陽ギヤ(出力部) 18 サーボモータ 19,19′ 遊星ギヤ装置 23 第2遊星ギヤ(出力部) 24 第2太陽ギヤ(出力部) 27 制御装置 28 可変トルクブレーキ 30 ブレーキコントローラ 31 ロータリーエンコーダ(速度計) 33 プレスコントローラ 37 ギヤカップリング(着脱機構) 40 差動装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインモータの駆動によりフライホイー
    ルに貯えられた回転エネルギーを動力伝達軸から動力取
    出ギヤにより取り出して駆動機構に伝えるようにしてあ
    る機械プレスの駆動力伝達装置において、上記動力伝達
    軸をフライホイール側の第1分割軸と動力取出ギヤ側の
    第2分割軸とに分割し、該各分割軸間に、サーボモータ
    によって駆動されるようにした遊星ギヤ装置を組み付
    け、且つ該遊星ギヤ装置の出力部に、上記動力取出ギヤ
    を取り付けてなることを特徴とする機械プレスの駆動力
    伝達装置。
  2. 【請求項2】 メインモータの駆動によりフライホイー
    ルに貯えられた回転エネルギーを動力伝達軸から動力取
    出ギヤにより取り出して駆動機構に伝えるようにしてあ
    る機械プレスの駆動力伝達装置において、上記動力伝達
    軸をフライホイール側の第1分割軸と動力取出ギヤ側の
    第2分割軸とに分割し、該各分割軸間に遊星ギヤ装置を
    組み付け、且つ該遊星ギヤ装置の一部に可変トルクブレ
    ーキを装備させてなることを特徴とする機械プレスの駆
    動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 可変トルクブレーキへ駆動信号を送るブ
    レーキコントローラと、第1分割軸に設けた速度計と、
    該速度計からの信号を基に上記ブレーキコントローラへ
    作動信号を送るプレスコントローラとを有する制御装置
    を備えた請求項2記載の機械プレスの駆動力伝達装置。
  4. 【請求項4】 メインモータの駆動によりフライホイー
    ルに貯えられた回転エネルギーを動力伝達軸から動力取
    出ギヤにより取り出して駆動機構に伝えるようにしてあ
    る機械プレスの駆動力伝達装置において、上記動力伝達
    軸をフライホイール側の第1分割軸と動力取出ギヤ側の
    第2分割軸とに分割し、該各分割軸間に、サーボモータ
    によって駆動されるようにした遊星ギヤ装置を組み付
    け、且つ該遊星ギヤ装置の出力部に、上記動力取出ギヤ
    を取り付けると共にブレーキを装備させ、更に、上記フ
    ライホイールと第1分割軸との間に着脱機構を設けてな
    ることを特徴とする機械プレスの駆動力伝達装置。
  5. 【請求項5】 着脱機構として、ギヤカップリングを用
    いた請求項4記載の機械プレスの駆動力伝達装置。
  6. 【請求項6】 メインモータの駆動によりフライホイー
    ルに貯えられた回転エネルギーを動力伝達軸から動力取
    出ギヤにより取り出して駆動機構に伝えるようにしてあ
    る機械プレスの駆動力伝達装置において、上記動力伝達
    軸をフライホイール側の第1分割軸と動力取出ギヤ側の
    第2分割軸とに分割し、該各分割軸間に遊星ギヤ装置を
    組み付けて、該遊星ギヤ装置の出力部に上記動力取出ギ
    ヤを取り付け、且つ該動力取出ギヤにより取り出した出
    力の一部を上記遊星ギヤ装置の入力側へ戻すようにする
    差動装置を設け、更に、該差動装置の一部にサーボモー
    タを連結してなることを特徴とする機械プレスの駆動力
    伝達装置。
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