JPH06241290A - 少歯数差のシングルリングギア遊星伝達装置 - Google Patents

少歯数差のシングルリングギア遊星伝達装置

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JPH06241290A
JPH06241290A JP5234634A JP23463493A JPH06241290A JP H06241290 A JPH06241290 A JP H06241290A JP 5234634 A JP5234634 A JP 5234634A JP 23463493 A JP23463493 A JP 23463493A JP H06241290 A JPH06241290 A JP H06241290A
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driving
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low speed
ring gear
plate
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Yu A Bang
ユー・アン・バング
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H21/00Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides
    • F16H21/10Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides all movement being in, or parallel to, a single plane
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シンプルな構造でスムーズに回転し、対応す
るギアが一様に噛み合うことが可能で、径方向の力によ
ってころがり軸受が一様に且つ周方向に作用する、少歯
数差の遊星伝達装置を提供する。 【構成】 ドライビングプレート14が、偏心スリーブ
112上に回転可能に取り付けられる二つのマウント穴
と、対応する外部ギアよりやや多数の歯を有する一つの
リングギア141が設けられた少なくとも一つの駆動穴
とを備え、リングギア141が低速シャフト12と係合
し、バランシングプレート15が、偏心スリーブ113
を介して高速シャフト11,11´に取り付けられるた
めの二つのマウント穴と、一つ或いは二つ以上のシャフ
ト通過部とを備えており、少なくとも一つの低速シャフ
ト12が少なくとも一つのドライビングプレート14の
駆動穴に挿通されると共に、低速シャフト12の外部ギ
アが駆動穴のリングギア141と噛み合うよう位置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝達装置に係り、特
に、互いに噛み合わされた二つのギアの歯数差が例えば
1〜4枚と小さい遊星伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】少歯数差の遊星伝達装置は広範囲で応用
されている。中国特許出願第CN85106692A号には、高
速シャフトと低速シャフトとを有する三軌道(three-cir
cle)の遊星伝達装置が開示されている。三枚のドライビ
ングシート(これらは一体的に形成されている)が高速
シャフト上に偏心して設けられ、これらの偏心方向は12
0 °ずつ周方向に間隔をおくようにされている。それぞ
れのドライビングシートには環状歯が設けられた駆動穴
が形成される。外部ギアが低速シャフトに固定され、ド
ライビングシートの駆動穴内に位置される。低速シャフ
トが三枚全てのドライビングシートの駆動穴を貫通する
ように位置されると同時に、外部ギアの歯が三枚全ての
ドライビングシートの駆動穴内のリングギアと噛み合
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、はめあ
いや製造公差により、外部ギアを三枚のドライビングシ
ートの歯と一様且つ同時に噛み合わせることは難しく、
結果として上記装置では作動中に大きなノイズや熱が生
じてしまう。しかも、三軌道のドライビングシートを一
体的に有する構造のためメンテナンスコストが高くな
る。
【0004】また、中国特許出願第CN89 2 13292.2号
にも伝達装置が開示されている。しかし、この伝達装置
のダブルクランクは一枚のドライビングシートしか有さ
ず、結果的に偏心荷重による振動が生じてしまう。
【0005】概して、従来の少歯数差の遊星伝達装置で
は、その出力シャフトからは一つの速度比しか得ること
ができない。もし二つ或いは三つ以上の速度比を得よう
とすれば、より複雑な装置を組み込まねばならず、その
結果、より複雑な構造となり装置全体の大きさや重量が
増大してしまう。
【0006】さらに、従来の少歯数差の遊星伝達装置で
は、ドライビングプレートのマウント穴とそれに対応す
る偏心スリーブとの間に設けられるころがり軸受が、マ
ウント穴の壁部に螺合されるスクリューによって位置決
めされている。このスクリューの先端部がベアリングの
アウターリング(外周リング)を押圧している。かかる
位置決め構造では、スクリュー先端部からの押圧力によ
り、ころがり軸受のアウターリングが変形する問題があ
り、ころがり軸受のスムーズな回転を妨げその寿命を減
少させてしまう。
【0007】よって、本発明の目的はこのような従来技
術の欠点を克服し、シンプルな構造でスムーズに回転
し、対応するギアの歯同士が一様に噛み合うことが可能
で、径方向の力によってころがり軸受が一様に且つ周方
向に作用する、少歯数差の遊星伝達装置を提供すること
にある。
【0008】さらに、本発明の目的は、上記特徴の他
に、幾つかの速度比を可能にする、少歯数差の遊星伝達
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、少歯数差のシングルリングギア遊星伝達装
置において、軸回転のみ行う少なくとも一つの低速シャ
フトと、該低速シャフト上に設けられた少なくとも一つ
の外部ギアと、軸回転のみ行うと共に少なくとも二つの
偏心スリーブがそれぞれに固定された少なくとも二つの
高速シャフトと、少なくとも一つのドライビングプレー
トと、伝達装置をスムーズに作動させるための少なくと
も一つのバランシングプレートとからなり、上記ドライ
ビングプレートが、上記偏心スリーブ上に回転可能に取
り付けられる二つのマウント穴と、対応する外部ギアよ
りやや多数の歯を有する一つのリングギアが設けられた
少なくとも一つの駆動穴とを備え、上記リングギアが上
記低速シァフトを係合し、上記バランシングプレート
が、偏心スリーブを介して上記高速シャフトに取り付け
られるための二つのマウント穴と、一つ或いは二つ以上
のシャフト通過部とを備えており、上記少なくとも一つ
の低速シャフトが少なくとも一つのドライビングプレー
トの駆動穴に挿通されると共に、上記低速シャフトの外
部ギアが駆動穴のリングギアと噛み合うよう位置され
て、少歯数差の遊星伝達を行うものである。
【0010】また、第一実施例によれば、外部ギアが固
定される低速シャフトが設けられ、三つの偏心スリーブ
が、動的平衡法に基づいて各高速シャフト上に連続的に
固定され、ドライビングプレートが一つの偏心スリーブ
上に回転可能に取り付けられると共に、二つのバランシ
ングプレートが残りの偏心スリーブ上に回転可能に取り
付けられ、上記バランシングプレートのシャフト通過部
がシャフト通過穴であると共に、該ドライビングプレー
トが駆動穴を有し、該低速シャフトが上記駆動穴とシャ
フト通過穴とに挿通されたものである。
【0011】また、第二実施例によれば、複数の外部ギ
アが、少なくとも一つの低速シャフトの各々に回転可能
に取り付けられ、各外部ギアが、クラッチを介して低速
シャフトと強固に機械的に接続され得、各ドライビング
/バランシングプレートは、リングギアを備えた少なく
とも一つの駆動穴を有し、上記ドライビング/バランシ
ングプレートのリングギアの全てのピッチ円には、同一
の低速シャフトが挿通され、該全てのピッチ円は対応す
るプレートのマウント穴に対して同位置に位置され、低
速シャフトは対応する駆動穴に挿通され、各外部ギアは
一つのリングギアとのみ噛み合い、クラッチにより外部
ギアと低速シャフトとが接続されたとき、外部ギアが係
合するドライビング/バランシングプレートはドライビ
ングプレートとして機能し、他のプレートはアイドル作
動しバランシングプレートとして機能するものである。
【0012】また好ましくは、四つの外部ギアが回転可
能に取り付けられる低速シャフトが設けられると共に、
駆動穴を有するドライビング/バランシングプレートが
四つ設けられたものである。
【0013】また代わりに、低速シャフトが三つ設けら
れると共に、ドライビング/バランシングプレートが三
つ設けられ、二つの外部ギアが回転可能に取り付けられ
た第一の低速シャフトに関して、二つのドライビング/
バランシングプレートはそれぞれ駆動穴を有する一方、
他のドライビング/バランシングプレートはシャフト通
過部を有し、三つの外部ギアが回転可能に取り付けられ
た第二の低速シャフトに関して、三つのドライビング/
バランシングプレートはそれぞれ駆動穴を有し外部ギア
が固定された第三の低速シャフトに関して、それぞれ二
つの駆動穴を有する二つのドライビング/バランシング
プレートはシャフト通過部を有する一方、他のドライビ
ング/バランシングプレートは一つの駆動穴を有するも
のである。
【0014】また好ましくは、ドライビング/バランシ
ングプレートはころがり軸受を介して対応する偏心スリ
ーブ上に回転可能に取り付けられ、上記軸受の外周リン
グと上記プレートのマウント穴の内壁とは隙間係合さ
れ、上記マウント穴の両端部は上記ころがり軸受の外周
リングを軸方向に位置決めするために若干変形されたも
のである。
【0015】また実施例によれば、上記リングギアが、
対応する駆動穴の内壁と一体的若しくは別個に形成され
たものである。
【0016】また実施例によれば、外部ギアとリングギ
アとが噛み合ってなるギアトレーンのそれぞれが異なる
速度比を有し、クラッチの作動ポジションを制御するこ
とによって出力軸から複数の速度比を得るよう構成され
たものである。
【0017】また実施例によれば、上記クラッチが、ジ
ョークラッチ、二方向電磁クラッチ、或いは摩擦クラッ
チである。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0019】まず、第一実施例が示されている図1及び
図2を参照する。この実施例では、少歯数差の遊星伝達
装置は、高速シャフト11,11´と低速シャフト12
とを有しており、これらはケーシング(図示せず)に軸
受16を介して回転可能に支持されている。高速シャフ
ト11´は高速シャフト11と同様の構成を有している
ので、以下高速シャフト11のみを例に挙げて説明す
る。高速シャフト11には、偏心スリーブ111,11
2,113が直列で固定される。これら偏心スリーブの
円周方向における配置即ち偏心方向は、この分野におい
てよく知られる計算法である動的平衡法に基づいて決定
される。偏心スリーブ111,112,113上には、
図3及び図4に詳しく示すバランシングプレート13,
15とドライビングプレート14とがそれぞれ回転可能
に取り付けられる。ドライビングプレート14の両端部
にはマウント穴142が形成され、ドライビングプレー
ト14の中央部には駆動穴143が形成される。駆動穴
143にはその内面に沿ってリングギア141が設けら
れる。リングギアはドライビングプレート14と一体的
に若しくは別個に形成される。この実施例では、リング
ギア141は駆動穴143の内面に沿って固定されてい
る。バランシングプレート15にはその両端部にマウン
ト穴152が形成され、その中央部にシャフト通過穴1
53が形成される。このシャフト通過穴153は、低速
シャフト12がそれに挿通され回転運動するときその回
転運動を干渉しない大きさとされる。バランシングプレ
ート13はバランシングプレート15とは異なる形状と
されてもよいが、この実施例ではそれらは同じような形
状とされている。組み立て状態では、バランシングプレ
ート13,15はそれぞれのマウント穴を通じて偏心ス
リーブ111,113上に回転可能に取り付けられ、ド
ライビングプレート14は偏心スリーブ112上に回転
可能に取り付けられる。図1に示すように、三つの偏心
スリーブはそれら偏心方向が異なり、それ故、各プレー
トが高速シャフトに取り付けられたとき、それらは相互
にずらされて位置されることになる。各プレートとこれ
に対応する偏心スリーブとの取り付けは、マウント穴の
内壁を偏心スリーブの外周面にスライドさせ、プレート
のマウント穴内に偏心スリーブを直接的に位置させて行
われる。好ましくは、偏心スリーブは後述するころがり
軸受を介してマウント穴内に位置される。
【0020】低速シャフト12は、バランシングプレー
ト13,15のシャフト通過穴とドライビングプレート
14の駆動穴とを貫通しており、低速シャフト12には
外部ギア121が固定して設けられる。外部ギア121
は以下のように低速シャフト12に位置決めされる。即
ち、低速シャフト12がプレートに挿通され組み立てら
れた時、外部ギア121はちょうどドライビングプレー
ト14の駆動穴143内にのみ位置されリングギア14
1と噛み合うようになっている。外部ギア121の歯数
は、リングギア141の歯数より例えば1,2,3或い
は4枚少ない数とされ、外部ギア121がリングギア1
41と噛み合った時、外部ギア121の中心軸はリング
ギア141のそれと一致せずこれにより配置が完了す
る。この構成により、外部ギア121とリングギア14
1とが噛み合うと、少歯数差の遊星歯車装置による速度
伝達が行われることになる。
【0021】実際には、動力は高速シャフト11を通じ
て入力される。そして、高速シャフト11,11´と共
に偏心スリーブが回転する。偏心スリーブの駆動力によ
り、バランシングプレート13,15とドライビングプ
レート14とは平面運動を行う。この平面運動は、平面
的に動作する4リンク機構の運動パターンに似ている。
かかる平面運動にあっては、リングギア141自身は回
転せず外部ギア121の周りを公転運動するのみであ
る。図1に示されているように、ドライビングプレート
14はほぼ最上部に位置され、リングギア141はその
最下点で外部ギア121と噛み合っている。仮にリング
ギア141の歯数が外部ギア121の歯数より一枚だけ
多いとすると、伝達装置の作動中、リングギア141は
外部ギア121の周りを公転運動し、リングギア141
の一回転中において連続的にリングギア141の歯が外
部ギア121の歯と噛み合うことになる。リングギア1
41の一枚の歯のみが外部ギア121の一枚の歯と噛み
合うことで2つのギアの噛み合いがなされるので、干渉
が生じない。伝達装置の作動開始後、リングギア141
の最初の歯が外部ギア121の最初の歯と噛み合う。そ
して、最初の歯同士が切り離されつつ二番目の歯同士が
次第に噛み合う。ドライビングプレート14の一回転の
最後では、リングギア141の最後から二番目の歯が外
部ギア121の最後の歯と噛み合う。そして次に、リン
グギア141の最後の歯が外部ギア121の最初の歯と
噛み合わなければならない。何故なら、リングギア14
1の歯数は外部ギア121の歯数より一枚だけ(つま
り、外部ギア121の歯一枚分の回転角度だけ)多いか
らである。よって、リングギア141と外部ギア121
との噛み合わせにより高速シャフト11,11´から低
速シャフト12への伝達が達成される。
【0022】この実施例の伝達装置の作動中、バランシ
ングプレート13,15はシャフト通過穴を有するので
低速シャフト12の回転を干渉しない。これらは偏心ス
リーブの力によりドライビングプレート14と同様の平
面運動を行い、よって作動中のドライビングプレート1
4が左死点及び右死点を乗り越えるのを助けることにな
る。
【0023】次に、図5及び図6に基づき第二実施例に
ついて述べる。
【0024】この実施例において前記第一実施例と異な
るのは、低速シャフトには複数の外部ギアが回転可能に
取り付けられ、高速シャフトは該外部ギアと同数のドラ
イビングプレートが外部ギアと噛合うべく設けられる点
である。またこの実施例においては、四つのドライビン
グプレートと四つのギアが設けられ、特別なバランシン
グプレートは設けられない。
【0025】図6に示すように、高速シャフト21は高
速シャフト21´と同様の構造を有している。それぞれ
の高速シャフトには、動的平衡法に基づく偏心方向に配
置された四つの偏心スリーブが設けられる。四つのドラ
イビングプレート23,24,25及び26は、前記第
一実施例と同様な構造を有し、高速シャフトの対応する
偏心スリーブ上に回転可能に取り付けられる。それぞれ
のドライビングプレートには、その駆動穴の内周面に沿
って一つのリングギアが固定される。本実施例で注目す
べきは、それぞれのリングギアのピッチ円の中心が、対
応するドライビングプレートのマウント穴に対して同位
置とされる必要があることである。
【0026】上記のように、低速シャフト22には四つ
の外部ギア221,222,223及び224が回転可
能に取り付けられている。これら外部ギアの位置は、低
速シャフトがドライビングプレートに挿通されたとき、
それぞれの外部ギアが駆動穴に設けられた一つのリング
ギアにのみ噛み合うことが可能な位置とされる。また低
速シャフト22には、外部ギア221と222との間に
二方向クラッチ2212が、外部ギア223と224と
の間に二方向クラッチ2234がそれぞれ設けられる。
図11は、外部ギア221,222、低速シャフト22
及び二方向クラッチ2212の取り付け状態を示してい
る。外部ギア223,224,低速シャフト22及び二
方向クラッチ2234は上記のものと同様な取り付け構
造である。図示するように、例えば低速シャフト22は
スプラインシャフトであり、これに二方向クラッチ22
12(例えば、ジョークラッチ(jaw clutch))がスライ
ド嵌合されている。二方向クラッチ2212は三つのポ
ジションを有している。即ち、それらは、外部ギア22
1と噛み合うポジション、外部ギア222と噛み合うポ
ジション、及びニュートラルポジションである。図中の
矢印a1方向に二方向クラッチ2212が移動すると、
このクラッチ2212により外部ギア222と低速シャ
フト22とがしっかりと機械的に連結される。矢印b1
方向に移動すると、外部ギア221と低速シャフト22
とがしっかりと機械的に連結される。そして図11に示
すニュートラルポジションに位置するとき、外部ギア2
21、222はアイドル状態となる。
【0027】低速シャフト22は、偏心スリーブに取り
付けられたそれぞれのドライビングプレートの駆動穴内
に位置される。低速シャフト22の外部ギアはその駆動
穴内でリングギアと噛み合う。それぞれの外部ギアとそ
れに対応するリングギアとが噛み合い、それらが例えば
1,2,3,4枚といった少歯数差とされているので、
この噛み合いにより少歯数差の遊星伝達を達成すること
が可能となる。
【0028】実際には、動力が例えば高速シャフト21
から入力されると、ドライビングプレート23,24,
25及び26は偏心スリーブの力によってそれぞれ平面
運動を行う。それによって低速シャフトの外部ギアが回
転作動される。クラッチ2212が外部ギア221と係
合し且つクラッチ2234がニュートラルポジションに
位置するとき、低速シャフト22は外部ギア221の作
用により外部ギア221と共に回転する。この時、他の
ドライビングプレート24,25及び26と噛み合う外
部ギアはドライビングプレート24,25により回転さ
れるものの、ドライビングプレート24,25は対応す
る偏心スリーブの作用によってアイドル動作を行う。こ
れらドライビングプレートはシャフトに運動を伝達しな
いので、前記第一実施例のバランシングプレートと同じ
機能を有する。即ち、これらドライビングプレートの機
能は、作動状態のドライビングプレート23が右及び左
死点を克服するのを助け、スムーズな動作を行わせるこ
とだけである。それゆえ、この実施例では、クラッチの
ポジションによって、各プレートが外部ギアを駆動する
ドライビングプレートか或いはバランシングプレートと
して機能することになる。
【0029】伝達装置の作動中は、部品の損傷を防止す
べく一つのクラッチのみが作動状態にある。
【0030】さらに、上記のように、外部ギア221が
クラッチ2212を介して低速シャフトを回転作動させ
ると、外部ギア221とドライビングプレート23のリ
ングギアとの速度比が伝達装置の速度比となる。対応す
るリングギアと外部ギアとが異なる歯数とされれば、ク
ラッチのポジションを操作することで低速シャフトから
複数の異なる速度比を得ることができる。この実施例で
は、クラッチ2212及び2234の位置を操作し、且
つ、四つのリングギア及び外部ギアに異なる歯数を与え
ることで、低速シャフト22から四つの速度比が得られ
るようになっている。
【0031】またこの実施例では、各作動状態におい
て、一つの外部ギアのみが一つのリングギアとのみ噛み
合って動作伝達を行うので、前記従来技術の干渉につい
ての欠点、即ち外部ギアの複数の歯が三つのリングギア
と同時に噛み合うことに起因する欠点を克服できる。
【0032】またこの変形実施例として、リングギアを
有するドライビングプレートを三つだけ設けるようにし
てもよい。例えば、ドライビングプレート23,24,
25のみを設け、それらの各リングギアは一方向クラッ
チ或いは二方向クラッチを介して低速シャフトと機械的
に強固に接続される。さらに他の変形例としては、プレ
ート23,24,25の内、例えばプレート23にリン
グギアを設けず、それを特にバランシングプレートとし
て作用させてもよい。この場合、残りのドライビングプ
レートプレート24,25を二方向クラッチにより接続
させて低速シャフトから二つの速度比を得るようにする
ことも可能である。
【0033】次に、図7〜図10に基づき第三実施例に
ついて述べる。
【0034】図7及び図8に示すように、この実施例に
おいては、二つの高速シャフト31,31´、三つの低
速シャフト321,322,323、及び三つのドライ
ビングプレート33,34,35が設けられる。前記実
施例同様、高速シャフトに取付けられる偏心スリーブ
は、ドライビングプレートのそれに対応する数だけ設け
られる。ドライビングプレート33には、二つのマウン
ト穴と、一つのシャフト通過穴331と、二つの駆動穴
332,333とが形成される。それらマウント穴には
高速シャフト31,31´が挿通される。駆動穴33
2,333には、それら内壁に沿ってリングギアが設け
られる。ドライビングプレート34及び35は、二つず
つの駆動穴341,342及び351,352を有し、
それら駆動穴の内壁にはそれに沿ってリングギアが固定
される。ドライビングプレート33のシャフト通過穴3
31は、ドライビングプレート34,35の駆動穴34
1,351の位置に対応して位置付けられる。駆動穴3
41,351内のリングギアの各ピッチ円の中心は、対
応するプレートのマウント穴に対して同位置とされる。
ドライビングプレート33,34の駆動穴332,34
2は、ドライビングプレート35の駆動穴352に対応
している。ドライビングプレート33,34のマウント
穴に対する駆動穴332,342内にそれぞれ取り付け
られたリングギアのピッチ円の位置は、ドライビングプ
レート35のマウント穴に対する駆動穴352内のそれ
と同様である。低速シャフト321はシャフト通過穴3
31と駆動穴341,351とに挿通される。外部ギア
3211,3212は低速シャフト321に回転可能に
取り付けられ、それらは駆動穴341,351のリング
ギアに対応して低速シャフト321に位置される。クラ
ッチの作動により、外部ギア3211,3212は低速
シャフト321と係合、離脱する。低速シャフト322
は駆動穴332,342,352に挿通される。そし
て、外部ギア3221,3222,3223は、低速シ
ャフト322に回転可能に取り付けられ、駆動穴33
2,342,352内のリングギアに対応して位置され
る。外部ギア3222,3223の係合、離脱は二方向
クラッチにより制御される。外部ギア3221と低速シ
ャフト322との強固な機械的接続は一方向クラッチに
より制御される。低速シャフト323には外部ギア32
31が固定される。この実施例の伝達及び制御方法は前
記実施例と同様である。
【0035】さらに、本実施例は第二実施例同様、一つ
の低速シャフトがクラッチを介して一つの外部ギアとの
み接続されるという要件を有する。即ち、一つの低速シ
ャフトに関して、一つのドライビングプレートのみしか
作動できない。それゆえ、この実施例で作動しないドラ
イビングプレートはバランシングプレートとして機能す
る。これにより、一つの低速シャフトに対して動作して
いるドライビングプレートがそのバランシングプレート
としてのドライビングプレートの助けによって死点を乗
り越えることができ(このとき、非作動中の別のドライ
ビングプレートの助けをかりる)、同時に、作動してい
るドライビングプレートをスムーズに動作させることが
できる。
【0036】さらに、ギアに異なった歯数を与え、クラ
ッチの動作ポジションを制御することにより、二つ及び
三つの異なった速度を低速シャフト321及び322か
らそれぞれ得ることができる。
【0037】図12及び図13は、ドライビング/バラ
ンシングプレートのマウント穴と高速シャフトに固定さ
れた偏心スリーブとの取り付け構造を示している。その
一例として、第一実施例のドライビングプレート14と
偏心スリーブ112との取り付け状態を説明する。偏心
スリーブ112にはころがり軸受Bの内周リングが固定
して取り付けられる。ドライビングプレート14のマウ
ント穴142はころがり軸受Bの外周リングより若干大
きく形成される。ころがり軸受Bにドライビングプレー
ト14が取り付けられたとき、ころがり軸受Bの外周リ
ングとマウント穴142の内壁には僅かな隙間が形成さ
れる。ころがり軸受Bの外周リングは以下のようにマウ
ント穴内に軸方向に位置される。即ち、マウント穴はそ
の右及び/或いは左端部が図のa2及び/或いはb2の
方向で特殊工具により押圧されることで変形する。この
ように位置されたころがり軸受Bの外周リングは、マウ
ント穴の内壁に対して回転してもよい。また、その軸方
向運動はマウント穴の変形により制限される。ころがり
軸受Bを位置決めする上記方法を用いれば、その内周リ
ングが例えば1000回転する時、マウント穴の内壁に
対して外周リングが1/4 から1/2 回転する。これによ
り、ころがり軸受Bへの荷重方向が変わり、ころがり軸
受Bに一様な円周方向の荷重と摩擦とが与えられること
になる。かかる作用により前記従来技術の欠点、即ちス
クリューの先端部を用いてころがり軸受Bの外周リング
を位置決めしようとするので、ころがり軸受Bの外周リ
ングが変形するといった欠点を克服することができる。
さらに、上記位置決め方法によると、ころがり軸受Bは
図のa2或いはb2方向の押付力を与えることで容易に
取り外すことができる。何故なら、マウント穴の変形は
ごく僅かだからである。それゆえ、ころがり軸受Bの交
換の際も便利である。
【0038】本発明の伝達装置においては、高速シャフ
トを入力シャフトとし、低速シャフトを出力シャフトと
してもよい。また、低速シャフトを入力シャフトとし、
高速シャフトを出力シャフトとしてもよい。さらに、高
速シャフト及び低速シャフトの位置や、ドライビング/
バランシングプレートの形状は、様々な要求に対して変
更され得るものである。
【0039】また以上実施例に関して本発明の記載がな
されてきたが、上記実施例に限定する意図はなく、当業
者であれば様々な変形例が考えられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊星伝達装置の第一実施例を示す
正面図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。但し、明確
化のために低速及び高速シャフトは断面としていない。
【図3】図1のバランシングプレートを示す正面図であ
る。
【図4】図1のドライビングプレートを示す正面図であ
る。
【図5】本発明に係る遊星伝達装置の第二実施例を示す
正面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視断面図である。但し、明確
化のために低速及び高速シャフトは断面としていない。
【図7】本発明に係る遊星伝達装置の第三実施例を示す
正面図である。
【図8】図7の遊星伝達装置の構造を示す概略上面図で
ある。
【図9】図7のIX−IX線矢視断面図である。
【図10】図7のX−X線矢視断面図である。
【図11】2つの外部ギア、1本の低速シャフト及び1
つのクラッチの取り付け構造を示す側断面図である。
【図12】ころがり軸受がどのようにドライビング/バ
ランシングプレートのマウント穴に位置されるかを示す
部分拡大図である。
【図13】図12のXIII−XIII線矢視断面図である。
【符号の説明】
11,11´ 高速シャフト 12,22,321,322,323 低速シャフト 14 ドライビングプレート 15 バランシングプレート 111,112,113 偏心スリーブ 121,221,222,223,224,3211,
3212,3221,3222,3223,3231
外部ギア 141 リングギア 142,152 マウント穴 143,341,351,333 駆動穴 153,331,332,342,352 シャフト通
過部 2212,2234 クラッチ 23,24,25,26,33,34,35 ドライビ
ング/バランシングプレート B ころがり軸受

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸回転のみ行う少なくとも一つの低速シ
    ャフトと、 該低速シャフト上に設けられた少なくとも一つの外部ギ
    アと、 軸回転のみ行うと共に少なくとも二つの偏心スリーブが
    それぞれに固定された少なくとも二つの高速シャフト
    と、 少なくとも一つのドライビングプレートと、 伝達装置をスムーズに作動させるための少なくとも一つ
    のバランシングプレートとからなり、 上記ドライビングプレートが、上記偏心スリーブ上に回
    転可能に取り付けられる二つのマウント穴と、対応する
    外部ギアよりやや多数の歯を有する一つのリングギアが
    設けられた少なくとも一つの駆動穴とを備え、上記リン
    グギアが上記低速シァフトを係合し、 上記バランシングプレートが、偏心スリーブを介して上
    記高速シャフトに取り付けられるための二つのマウント
    穴と、一つ或いは二つ以上のシャフト通過部とを備えて
    おり、 上記少なくとも一つの低速シャフトが少なくとも一つの
    ドライビングプレートの駆動穴に挿通されると共に、上
    記低速シャフトの外部ギアが駆動穴のリングギアと噛み
    合うよう位置されて、少歯数差の遊星伝達を行うことを
    特徴とする少歯数差のシングルリングギア遊星伝達装
    置。
  2. 【請求項2】 外部ギアが固定される低速シャフトが設
    けられ、 三つの偏心スリーブが、動的平衡法に基づいて各高速シ
    ャフト上に連続的に固定され、 ドライビングプレートが一つの偏心スリーブ上に回転可
    能に取り付けられると共に、二つのバランシングプレー
    トが残りの偏心スリーブ上に回転可能に取り付けられ、 上記バランシングプレートのシャフト通過部がシャフト
    通過穴であると共に、該ドライビングプレートが駆動穴
    を有し、 該低速シャフトが上記駆動穴とシャフト通過穴とに挿通
    された請求項1記載の少歯数差のシングルリングギア遊
    星伝達装置。
  3. 【請求項3】 複数の外部ギアが、少なくとも一つの低
    速シャフトの各々に回転可能に取り付けられ、 各外部ギアが、クラッチを介して低速シャフトと強固に
    機械的に接続され得、各ドライビング/バランシングプ
    レートは、リングギアを備えた少なくとも一つの駆動穴
    を有し、 上記ドライビング/バランシングプレートのリングギア
    の全てのピッチ円には、同一の低速シャフトが挿通さ
    れ、該全てのピッチ円は対応するプレートのマウント穴
    に対して同位置に位置され、 低速シャフトは対応する駆動穴に挿通され、各外部ギア
    は一つのリングギアとのみ噛み合い、 クラッチにより外部ギアと低速シャフトとが接続された
    とき、外部ギアが係合するドライビング/バランシング
    プレートはドライビングプレートとして機能し、他のプ
    レートはアイドル作動しバランシングプレートとして機
    能する請求項1記載の少歯数差のシングルリングギア遊
    星伝達装置。
  4. 【請求項4】 四つの外部ギアが回転可能に取り付けら
    れる低速シャフトが設けられると共に、駆動穴を有する
    ドライビング/バランシングプレートが四つ設けられた
    請求項3記載の少歯数差のシングルリングギアによる遊
    星伝達装置。
  5. 【請求項5】 低速シャフトが三つ設けられると共に、
    ドライビング/バランシングプレートが三つ設けられ、 二つの外部ギアが回転可能に取り付けられた第一の低速
    シャフトに関して、二つのドライビング/バランシング
    プレートはそれぞれ駆動穴を有する一方、他のドライビ
    ング/バランシングプレートはシャフト通過部を有し、 三つの外部ギアが回転可能に取り付けられた第二の低速
    シャフトに関して、三つのドライビング/バランシング
    プレートはそれぞれ駆動穴を有し外部ギアが固定された
    第三の低速シャフトに関して、それぞれ二つの駆動穴を
    有する二つのドライビング/バランシングプレートはシ
    ャフト通過部を有する一方、他のドライビング/バラン
    シングプレートは一つの駆動穴を有する請求項3記載の
    少歯数差のシングルリングギア遊星伝達装置。
  6. 【請求項6】 ドライビング/バランシングプレートは
    ころがり軸受を介して対応する偏心スリーブ上に回転可
    能に取り付けられ、上記軸受の外周リングと上記プレー
    トのマウント穴の内壁とは隙間係合され、 上記マウント穴の両端部は上記ころがり軸受の外周リン
    グを軸方向に位置決めするために若干変形された請求項
    1乃至5のいずれかに記載の少歯数差のシングルリング
    ギア遊星伝達装置。
  7. 【請求項7】 上記リングギアが、対応する駆動穴の内
    壁と一体的若しくは別個に形成された請求項1乃至6の
    いずれかに記載の少歯数差のシングルリングギア遊星伝
    達装置。
  8. 【請求項8】 外部ギアとリングギアとが噛み合ってな
    るギアトレーンのそれぞれが異なる速度比を有し、クラ
    ッチの作動ポジションを制御することによって出力軸か
    ら複数の速度比を得るよう構成された請求項1,3,
    4,5,6,7のいずれかに記載の少歯数差のシングル
    リングギア遊星伝達装置。
  9. 【請求項9】 上記クラッチが、ジョークラッチ、二方
    向電磁クラッチ、或いは摩擦クラッチである請求項8記
    載の少歯数差のシングルリングギア遊星伝達装置。
JP5234634A 1992-09-25 1993-09-21 少歯数差のシングルリングギア遊星伝達装置 Pending JPH06241290A (ja)

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