JPH06190873A - フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型装置 - Google Patents

フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型装置

Info

Publication number
JPH06190873A
JPH06190873A JP34477992A JP34477992A JPH06190873A JP H06190873 A JPH06190873 A JP H06190873A JP 34477992 A JP34477992 A JP 34477992A JP 34477992 A JP34477992 A JP 34477992A JP H06190873 A JPH06190873 A JP H06190873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
shutter
mold
comparative example
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34477992A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yano
朗 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seiki KK
Original Assignee
Fuji Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seiki KK filed Critical Fuji Seiki KK
Priority to JP34477992A priority Critical patent/JPH06190873A/ja
Publication of JPH06190873A publication Critical patent/JPH06190873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】第1の樹脂ゲート33を、通常シャッターで覆
い隠される部分のライトプロテクター用孔15,25側
で、しかも記憶用ディスク体収納部18,28の外側
で、かつ極力ハーフケース10,20の中心寄りに対応
する金型30の彫刻面に配置する。第2の樹脂ゲート3
4を、ラベルが貼着される部分のライトプロテクター用
孔15,25側で、しかも記憶用ディスク体収納部1
8,28の外側で、かつ極力ハーフケース10,20の
中心寄りに対応する金型30の彫刻面に配置する。 【効果】各ゲートからの樹脂流動面積が等しく、かつ成
形品の収縮率の差がなく、金型に対してプリフォーム加
工を施す必要が無い。ウェルドラインも、最終1点に集
中しないで分散される形で現れ、強度的にも強化される
のみならず、パーティングにてガスベント加工処理でガ
ス抜き対応が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型内のキャビティー
に溶融樹脂を注入して、円盤状の記憶用ディスク体を収
納するフロッピーディスク用ハーフケースを成形するた
めの成形用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円盤状の記憶用ディスク体を収納
するフロッピーディスク用ハーフケースを成形する場合
には、ハーフケースの表面の4隅に対応する金型の彫刻
面にゲート(樹脂注入口)を設けて、この4点のゲート
から金型のキャビティーに溶融樹脂を供給してハーフケ
ースを成形している。このため、4つのゲートから注入
された溶融樹脂は、ハーフケースの中央部分に向かって
流れることになる。
【0003】図21に上記4点ゲートで成形したフロッ
ピーディスク用ハーフケースを示す。図において、1は
シャッター(破線示)、2はシャッター1がスライド自
在に装着されるシャッターエリア部、3はラベルが貼着
されるラベルエリア部、4a,4b,4c,4dは樹脂
注入痕である。しかしながら、4点ゲートによる成形を
行う場合、特に中央部に透孔のない上ケース(図21参
照)においては、中央部におけるガス抜きが不十分にな
り易く、成形品の表面にタレ面が生じたり、あるいは成
形品内に均一に圧力が加わらず、成形品に反りが発生し
たりする問題があった。
【0004】そこで、上記の問題に対処するため、溶融
樹脂をキャビティーへのゲートを、通常シャッターで覆
い隠される部分で、しかも記憶用ディスク体の収納部の
外側で、かつ極力ハーフケースの中心寄りに対応する金
型の彫刻面に2点配置して、この2点のゲートから 金
型のキャビティーに溶融樹脂を供給してハーフケースを
成形する技術が開示されている(特開平1−16692
2号公報参照)。
【0005】図22に上記2点ゲートで成形したフロッ
ピーディスクのハーフケースを示す。同図(a)は上ケ
ースの平面図、同図(b)は下ケースの平面図である。
図から明らかなように、樹脂注入痕4a,4bは、通常
シャッター1(破線示)で覆い隠されるシャッターエリ
ア部2で、しかも記憶用ディスク体の収納部の外側で、
かつ極力ハーフケースのセンター寄りに残る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平1−16692
2号公報で示される2点ゲートによる成形方法において
は、キャビティー内を樹脂がスムーズに流れ、かつガス
抜きを円滑に行うことができると共に、成形品にタレ
面、反り等の不良が発生することを防止できる。しかし
ながら、上記2点ゲートによる成形方法における樹脂の
注入方向はシャター側のみであるから、ガスがハーフケ
ースのシャッターエリア部2とラベルエリア部3とを縦
断する中心線寄りに集中してしまうため、ゲートからの
樹脂の流れが当該中心線上で完全に融合せず、図22
(a)(b)の如く、シャッターエリア部2とラベルエ
リア部3とを縦断する中心線上にウェルドライン(we
ldline)WLが生じる。シャッターエリア部2は
シャッター1を装着するため、ラベルエリア部3はラベ
ルを貼着するためにそれぞれ肉厚を薄くして成形される
部分であるから、上記のようにウェルドラインWLがハ
ーフケースのシャッターエリア部2とラベルエリア部3
とを縦断する中心線上に位置してしまうと、成形品の強
度が弱くなってしまう。
【0007】また、通常射出成形において、ガス抜きは
通常金型にガスベント加工処理を施して対処している
が、上記のようにハーフケースのシャッターエリア部2
とラベルエリア部3とを縦断する中心線上に集中したガ
スを抜くためには、ガスベント加工処理では対応できな
いでいた。このため、予めウェルドラインWLの最終点
に対応する金型の彫刻面にスリット状のブロックを貼り
合わせてガス抜き対応を行っており、ブロックを貼り合
わす手間がかかるばかりか、成形品のブロック貼合部分
に相当する箇所にバリが発生することもあった。
【0008】さらに、シャター側2点ゲートであるか
ら、ラベルエリア部3への樹脂の供給が弱く、シャッタ
ーエリア部2とラベルエリア部3との収縮差が生じ、こ
れを回避するため、予め金型のラベルエリア部3に対応
する彫刻面の幅を上記収縮差を見越して幅広に設定する
といったプリフォーム加工を施す必要があった。本発明
は、上記に鑑み、成形品強度を強化でき、ガス抜き対応
がガスベント加工処理で済み、しかもプリフォーム加工
も必要としないフロッピーディスク用ハーフケースの成
形用金型装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、金型内のキャビティーに溶融樹脂を注入して、円
盤状の記憶用ディスク体を収納するフロッピーディスク
用ハーフケースを成形するためのものであって、上記溶
融樹脂を注入するための第1注入口が、通常シャッター
で覆い隠される部分のライトプロテクター部側で、しか
も上記記憶用ディスク体の収納部の外側で、かつ極力ハ
ーフケースの中心寄りに対応する金型の彫刻面に配置さ
れ、上記溶融樹脂を注入するための第2注入口が、ラベ
ルが貼着される部分のライトプロテクター部側で、しか
も上記記憶用ディスク体の収納部の外側で、かつ極力ハ
ーフケースの中心寄りに対応する金型の彫刻面に配置さ
れたものである。
【0010】
【作用】上記課題解決手段の注入口の配置であると、各
注入口からの樹脂流動面積が等しく成形品の収縮率の差
がなくなり、成形品の外寸の長さ、幅およびコーナーエ
リア部、シャッターエリア部、ラベルエリア部の各厚み
に対する影響も少ないので、金型に対してプリフォーム
加工を施す必要が無くなる。
【0011】また、ウェルドラインも最終1点に集中し
ないで分散される形で現れるので、強度的にも強化され
るのみならず、パーティングにてガスベント加工処理で
ガス抜き対応が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。まず、フロッピーディスクの構造について、図1
8,19を参照しつつ詳述する。図18はフロッピーデ
ィスクの上ケースを示す図であって、同図(a)は外側
から視た平面図、同図(b)は内側から視た平面図であ
る。図19はフロッピーディスクの下ケースを示す図で
あって、同図(a)は外側から視た平面図、同図(b)
は内側から視た平面図である。
【0013】フロッピーディスクは、上ケース10と下
ケース20とで円盤状の記憶用ディスク体(図示せず)
を収納保持するものである。上ケース10は、図18の
如く、略正方形の薄肉面状に形成されており、その表面
10a側には、シャッター11(破線示)が左右方向に
スライド自在に装着されるシャッターエリア部12と、
ラベルが貼着されるラベルエリア部13とがそれぞれ他
の部分よりも若干凹んだ状態で設けられている。そし
て、シャッターエリア部12の中央部には、矩形状の磁
気ヘッド導入用窓14が形成されている。また、ラベル
エリア部13の縁部外側には、ライトプロテクター用の
孔15が形成されている。
【0014】また、上ケース10の内面10b側には、
その外縁部のほぼ全域にわたって外枠16が形成され、
かつこの外枠16に連なって円弧状のリブ17が形成さ
れている。これにより、リブ17の内側が、記憶用ディ
スク体を収納するディスク体収納部18とされ、リブ1
7の外側であって図18(b)の右上が、シャッター1
1を図18(a)において右側に付勢するためのばね
(図示せず)を収納するばね収納部19とされている。
【0015】下ケース20は、図19の如く、略正方形
の薄肉面状に形成されており、その中央部には円形の透
孔21が形成されている。下ケース20の表面20a側
には、シャッター11が左右方向にスライド自在に装着
されるシャッターエリア部22と、ラベルが貼着される
ラベルエリア部23とがそれぞれ他の部分よりも若干凹
んだ状態で設けられている。そして、シャッターエリア
部22の中央部には、矩形状の磁気ヘッド導入用窓24
が形成されている。また、ラベルエリア部23の縁部外
側には、ライトプロテクター用の孔25が形成されてい
る。
【0016】また、下ケース20の内面20b側には、
その外縁部のほぼ全域にわたって外枠26が形成され、
かつこの外枠26に連なって円弧状のリブ27が形成さ
れている。これにより、リブ27の内側が、記憶用ディ
スク体を収納するディスク体収納部28とされ、リブ2
7の外側であって図19(b)の左上が、シャッター1
1を図19(a)において左側に付勢するためのばね
(図示せず)を収納するばね収納部29とされている。
【0017】上記のように構成されるフロッピーディス
クの上ケース10、下ケース20を成形するための金型
装置について、図20の断面図を参照しつつ詳述する。
成形用金型装置は、上ケース10、下ケース20の表面
10a,20aを形成するための彫刻面を有する固定金
型30と、上ケース10、下ケース20の内面10b,
20bを形成するための彫刻面を有する可動金型31と
を備えている。
【0018】そして、固定金型30と可動金型31との
間に形成されたキャビティー32に溶融樹脂を注入する
ための、2つの注入口(ゲート)33,34は、固定金
型30の彫刻面の所定位置に配置されている。ところ
で、今日市販されている3.5インチフロッピーディス
クは、4点ゲートと2点ゲートのものが主流である。そ
して、フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型
装置は、最近4点から2点のゲートのものへと移行して
きている。それは、4点ゲートに比べて2点ゲートの方
がコスト、多数取り、外観等においてメリットがあるた
めである。成形品寸法においても、金型上でプリフォー
ムをかけることで規格を満たしている。このように、2
点ゲートの成形用金型装置が増えてきてきているけれど
も、どの成形用金型装置をとってみても、配列が違って
もゲート位置は、全てシャッター側の2点を使ってい
る。確かに、シャッター側にゲート位置をおけば、その
樹脂注入痕が外観上見えない位置に存在し、顧客にとっ
ては感じがよい。しかし、ゲート位置を全てシャッター
側とした2点ゲートの成形用金型装置は、前述したよう
に金型製作、成形性、製品機能を全て満足するものでは
ない。
【0019】そこで、本出願人は、他のゲート、すなわ
ちシャッター側1点、ラベル側1点で成形した場合にど
のような成形品が取れ、シャッター側2点の成形品とど
の様な違いがあるのか、考えられる2点ゲートで成形を
試みた。 (試験内容)図17に示す〜の4点ゲート有する成
形用金型装置を使用し、この4点ゲートを選択的に使用
して成形した。図17において、のゲートは、シャッ
ターエリア部12,22の通常シャッターで覆い隠され
る部分のライトプロテクター用の孔15,35側で、し
かも記憶用ディスク体の収納部18,28の外側で、か
つ極力ハーフケース10,20の中心寄りに対応する位
置に配置され、のゲートは、通常シャッターで覆い隠
される部分で磁気ヘッド導入用窓14,24を挟んで
のゲートに対向する位置に配置されている。のゲート
は、ラベルエリア部13,23のライトプロテクター用
の孔15,35側で、しかも記憶用ディスク体の収納部
18,28の外側で、かつ極力ハーフケース10,20
の中心寄りに対応する位置に配置され、のゲートは、
シャッターエリア部12,22と、ラベルエリア部1
3,23とを縦断する中心線を挟んでのゲートに対向
する位置に配置されている。ゲート選択方法 (2点ゲート)(シャッター側ゲート)(ラベル側ゲート) 実施例1 ゲートNO. ゲートNO. 比較例1 ゲートNO. ゲートNO. 比較例2 ゲートNO. ゲートNO. 比較例3 ゲートNO. ゲートNO. (1点ゲート)(シャッター側ゲート)(ラベル側ゲート) 比較例4 ゲートNO. − 比較例5 ゲートNO. − 図1は実施例1、図2は比較例1、図3は比較例2、図
4は比較例3、図5は比較例4、図6は比較例5にそれ
ぞれ対応したゲート位置を示している。成形条件 (充填速度(sec)) (保持圧(kg/cm2 )) 条件NO.1 0.6 660 条件NO.2 0.6 440 条件NO.3 0.6 880 条件NO.4 0.4 660 条件NO.5 0.5 660 条件NO.6 0.5 440使用機器 成形機:住友SYCAP SG−1500 MIII 温調機:SYSKO TURBU TD−U4−341 樹脂:TORAY ABS 500X11 GRAY ホットランナー:世紀AMC 金型:2セット取り 4点ゲートMFD 上記ゲート選択方法、成形条件および使用機器でフロッ
ピーディスク用ハーフケースの成形を行い、成形品の外
寸の長さ、幅およびコーナーエリア部、シャッターエリ
ア部、ラベルエリア部の各厚みを測定した結果を表1に
示す。
【0020】なお、成形品のコーナーエリア部、シャッ
ターエリア部、ラベルエリア部の各厚みは、図7,8に
示す測定位置で測定を行った。測定位置 成形品のコーナーエリア部厚み:P1〜P4 成形品のシャッターエリア部厚み:P5,P6 成形品のラベルエリア部厚み:P7,P8
【0021】
【表1】
【0022】表中、○は成形品の外寸の長さ、幅および
コーナーエリア部、シャッターエリア部、ラベルエリア
部の各厚みが公差内であることを示しており、×は成形
品の外寸の長さ、幅およびコーナーエリア部、シャッタ
ーエリア部、ラベルエリア部の各厚みが公差外であるこ
とを示している。成形品の外寸の長さ、幅およびコーナ
ーエリア部、シャッターエリア部、ラベルエリア部の各
厚みの公差を以下に示す。
【0023】 成形品の外寸の長さ公差:93.93±0.17mm 成形品の外寸の幅公差:90.15±0.15mm コーナーエリア部厚み公差:1.65±0.05mm シャッターエリア部厚み公差:1.355±0.025
mm ラベルエリア部厚み公差:1.45±0.05mm 表1から明らかなように、実施例1と比較例1とを比較
すると、比較例1の方が実施例1に比べて寸法が公差外
になる箇所が多く、シャッターエリア部12,22とラ
ベルエリア部13,23との収縮差が大きいことが判明
した。つまり、ゲート位置を実施例1の条件にすれば、
上記収縮差が少なく、金型寸法修正が少なくて済む。ま
た、同様に比較例2と比較例3とを比較すると、比較例
2の方が比較例3に比べて寸法が公差外になる箇所が多
く、ゲート位置を比較例3の条件にすれば、収縮差が少
なく、金型寸法修正が少なくて済むことが判明した。そ
して、実施例1と比較例3とを比較してみると、製品寸
法的には両者間には大きな差はなかった。なお、比較例
4,5については、樹脂が完全に充填せず、またシャッ
ターエリア部の変形(反り)が著しく現れ、測定が不可
能となった。
【0024】すなわち、ゲート位置を実施例1および比
較例3の条件にすれば、ゲートからの樹脂流動面積が等
しく、成形品の収縮率の差がなくなる。よって、金型に
対してプリフォーム加工を施す必要がない。また、上記
実施例1および比較例1〜3のウェルドライン(wel
d line)の位置の確認も行った。図9ないし図1
2に実施例1および比較例1〜3のウェルドラインの位
置を示す。図9は実施例1、図10は比較例1、図11
は比較例2、図12は比較例3にそれぞれ対応してい
る。
【0025】図から明らかなように、実施例1および比
較例1〜3のようにシャッター側1点、ラベル側1点で
成形した場合には、従来のシャッター側2点ゲートで成
形した場合のように、ウェルドラインWLがシャッター
エリア部12,22とラベルエリア部13,23とを縦
断する中心線上に現れず、最終1点に集中しないで分散
される形で現れることが判明した。よって、シャッター
側1点、ラベル側1点で成形した場合には、ガスがシャ
ッターエリア部12,22とラベルエリア部13,23
とを縦断する中心線に集中せず、パーティングにてガス
ベント加工処理でガス抜き対応が可能となる。
【0026】しかしながら、比較例2,3では、図1
1,12の如く、ウェルドラインWLが肉厚が約1.3
35mmと薄いシャッターエリア部12,22を横断す
る形で現れるので、シャッターエリア部12,22の強
度が弱くなる。また、基準孔50近傍にもウェルドライ
ンWLが現れ、基準孔50でクラックが発生する恐れが
ある。
【0027】すなわち、ゲート位置を実施例1あるいは
比較例2の条件にすれば、図9,10の如く、ウェルド
ラインWLがシャッターエリア部12,22を横断し、
かつ基準孔50近傍に現れることもないので、シャッタ
ーエリア部12,22の強度が強くなり、しかも基準孔
50でクラックが発生しないで済む。さらに、上記実施
例1〜4および比較例1〜3のゲート位置から充填率9
5%で樹脂を注入して、最終的に2点のゲートからの樹
脂が融合する位置、いわゆるショートショット位置がど
のように現れるかを検討した。図13ないし図14に実
施例1および比較例1〜3のショートショット位置を示
す。図13は実施例1、図14は比較例1、図15は比
較例2、図16は比較例3にそれぞれ対応している。
【0028】まず、実施例1と比較例1を比較して見る
と、図13、14から明らかなように、比較例1ではシ
ョートショット位置SSがライトプロテクター用孔1
5,25の周囲(以下、ライトプロテクター部とうい
う)に現れるのに対し、実施例1ではショートショット
位置SSがライトプロテクター部に現れないことが判明
した。つまり、ライトプロテクター部の強度について
は、実施例1の方が比較例1よりも強くなる。次に、比
較例2と比較例3を比較して見ると、図15、16から
明らかなように、比較例2ではショートショット位置S
Sがライトプロテクター部に現れるのに対し、比較例3
ではショートショット位置SSがライトプロテクター部
に現れないので、ライトプロテクター部の強度は、比較
例3の方が比較例2よりも強くなる。そして、実施例1
と比較例3を比較して見ると、図13、16から明らか
なように、実施例1ではショートショット位置SSが基
準孔50の近傍に現れないのに対し、比較例3ではショ
ートショット位置SSが基準孔50の近傍に現れるか
ら、比較例3においては基準孔50でクラックが発生す
る恐れがある。
【0029】すなわち、ゲート位置を実施例1の条件に
すれば、図13の如く、ショートショット位置SSがラ
イトプロテクター部および基準孔50の近傍に現れない
ので、ライトプロテクター部の強度が強くなり、しかも
基準孔50でクラックが発生しないで済む。総合判定 以上のことから、実施例1の条件のゲート位置、すなわ
ち図1に示すように、第1の樹脂ゲート33を、通常シ
ャッターで覆い隠される部分のライトプロテクター用孔
15,25側で、しかも記憶用ディスク体収納部18,
28の外側で、かつ極力ハーフケース10,20の中心
寄りに対応する金型30の彫刻面に配置し、第2の樹脂
ゲート34を、ラベルが貼着される部分のライトプロテ
クター用孔15,25側で、しかも記憶用ディスク体収
納部18,28の外側で、かつ極力ハーフケース10,
20の中心寄りに対応する金型30の彫刻面に配置すれ
ば、成形品強度を強化でき、ガス抜き対応がガスベント
加工処理で済み、しかもプリフォーム加工も必要としな
い。よって、金型製作上の工数が減り、コストダウンに
もつながる。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲で上記実施例に多くの修正お
よび変更を加え得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、成形品強度を強化でき、ガス抜き対応がガスベ
ント加工処理ですみ、しかもプリフォーム加工も必要と
しないので、金型製作上の工数が減り、コストダウンに
もつながるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係るフロッピーディスク用ハーフケ
ースの成形用金型装置のゲート位置を示す図である。
【図2】比較例1に係るフロッピーディスク用ハーフケ
ースの成形用金型装置のゲート位置を示す図である。
【図3】比較例2に係るフロッピーディスク用ハーフケ
ースの成形用金型装置のゲート位置を示す図である。
【図4】比較例3に係るフロッピーディスク用ハーフケ
ースの成形用金型装置のゲート位置を示す図である。
【図5】比較例4に係るフロッピーディスク用ハーフケ
ースの成形用金型装置のゲート位置を示す図である。
【図6】比較例5に係るフロッピーディスク用ハーフケ
ースの成形用金型装置のゲート位置を示す図である。
【図7】上ケースのコーナーエリア部、シャッターエリ
ア部、ラベルエリア部の各厚みの測定位置を示す図であ
る。
【図8】下ケースのコーナーエリア部、シャッターエリ
ア部、ラベルエリア部の各厚みの測定位置を示す図であ
る。
【図9】実施例1におけるウェルドラインの位置を示す
図である。
【図10】比較例1におけるウェルドラインの位置を示
す図である。
【図11】比較例2におけるウェルドラインの位置を示
す図である。
【図12】比較例3におけるウェルドラインの位置を示
す図である。
【図13】実施例1におけるショートショット位置を示
す図である。
【図14】比較例1におけるショートショット位置を示
す図である。
【図15】比較例2におけるショートショット位置を示
す図である。
【図16】比較例3におけるショートショット位置を示
す図である。
【図17】今回の成形試験において選択されるゲートの
位置を示す図である。
【図18】フロッピーディスク用上ケースの平面図であ
る。
【図19】フロッピーディスク用下ケースの平面図であ
る。
【図20】フロッピーディスク用ハーフケースの成形用
金型装置の断面図である。
【図21】従来の4点ゲートで成形されたフロッピーデ
ィスク用ハーフケースの平面図である。
【図22】従来のシャッター側2点ゲートで成形された
フロッピーディスク用ハーフケースの平面図である。
【符号の説明】
10 上ケース 11 シャッター 12,22 シャッターエリア部 13,23 ラベルエリア部 15,25 ライトプロテクター用孔 18,28 ディスク体収納部 20 下ケース 30 固定金型 31 可動金型 32 キャビティー 33,34 ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型内のキャビティーに溶融樹脂を注入し
    て、円盤状の記憶用ディスク体を収納するフロッピーデ
    ィスク用ハーフケースを成形するためのものであって、 上記溶融樹脂を注入するための第1注入口が、 通常シャッターで覆い隠される部分のライトプロテクタ
    ー部側で、しかも上記記憶用ディスク体の収納部の外側
    で、かつ極力ハーフケースの中心寄りに対応する金型の
    彫刻面に配置され、 上記溶融樹脂を注入するための第2注入口が、 ラベルが貼着される部分のライトプロテクター部側で、
    しかも上記記憶用ディスク体の収納部の外側で、かつ極
    力ハーフケースの中心寄りに対応する金型の彫刻面に配
    置されたことを特徴とするフロッピーディスク用ハーフ
    ケースの成形用金型装置。
JP34477992A 1992-12-24 1992-12-24 フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型装置 Pending JPH06190873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34477992A JPH06190873A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34477992A JPH06190873A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06190873A true JPH06190873A (ja) 1994-07-12

Family

ID=18371920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34477992A Pending JPH06190873A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06190873A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06312428A (ja) * 1993-04-28 1994-11-08 Japan Steel Works Ltd:The フロッピーディスクシェルの成形方法及び金型におけるフロッピーディスクシェルの配列方法並びに金型
JP2009181847A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 D D K Ltd 絶縁体の成型方法、金型構造及び前記成型方法により製造した絶縁体を使用するコネクタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06312428A (ja) * 1993-04-28 1994-11-08 Japan Steel Works Ltd:The フロッピーディスクシェルの成形方法及び金型におけるフロッピーディスクシェルの配列方法並びに金型
JP2009181847A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 D D K Ltd 絶縁体の成型方法、金型構造及び前記成型方法により製造した絶縁体を使用するコネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6025054A (en) Smart cards having glue-positioned electronic components
AU774477B2 (en) Method for making smart cards using isotropic thermoset adhesive materials
AU726884B2 (en) Method of making smart cards
JP2922436B2 (ja) 固定型を共用する複数の移動型による射出成形方法
JPH06190873A (ja) フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型装置
JP3286564B2 (ja) 射出成形用金型
JP3423512B2 (ja) 精密基板用カセットの製造方法および精密基板用カセット
JPH03221424A (ja) インジェクションプレス成形の金型装置およびその成形方法
JPH06335944A (ja) フロッピーディスク用ハーフケースの成形金型装置
JP3423054B2 (ja) 樹脂モールの成形方法
JPH02128808A (ja) 光ディスク基板成形用金型
JPH11328728A (ja) 光ディスク基板と成形方法及び光ディスク基板用射出成形装置
JPH03216311A (ja) ディスクケースの成形用金型装置
JP2799754B2 (ja) 磁気テープカセット用ハーフケースとその成形装置
JPS62299313A (ja) 熱可塑性樹脂製容器の製造方法
JP2993157B2 (ja) 記録媒体収容器用ケース体
JPH01166922A (ja) フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型装置
JP3262823B2 (ja) リードフレームの樹脂モールド金型
EP0568057A2 (en) Thin-walled cassette cover
JPH04347607A (ja) Icカード用カード基材の製造方法及び製造用金型
JPH05286295A (ja) Icカード用カード基材の製造方法及び製造用金型
JPS6359509A (ja) 樹脂成形用金型
JPH082857Y2 (ja) テープカートリッジ
JP2973568B2 (ja) L型断面成形品の成形方法
JP3743031B2 (ja) 射出成形方法及び射出成形用金型