JPH06191210A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JPH06191210A JPH06191210A JP4346664A JP34666492A JPH06191210A JP H06191210 A JPH06191210 A JP H06191210A JP 4346664 A JP4346664 A JP 4346664A JP 34666492 A JP34666492 A JP 34666492A JP H06191210 A JPH06191210 A JP H06191210A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- corrugated
- tire
- carcass
- cords
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 47
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims abstract description 7
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 claims description 6
- 239000002861 polymer material Substances 0.000 claims description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 abstract description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 8
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000010073 coating (rubber) Methods 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 波形補強素子を用いたベルトの耐セパレーシ
ョン性を向上させる空気入りタイヤを提案することであ
る。 【構成】 トロイド状カーカスのクラウン円周に沿う配
列になる多数本の波形をなすコードまたはフィラメント
を補強素子としこれに比し弾性率のより低い高分子材料
の被覆を施した波形ストリップをベルトまたはブレーカ
として少なくとも一枚備え、タイヤの回転軸心におおよ
そ沿って直状に並ぶ多数本のコードまたはフィラメント
を補強素子としこれに比し弾性率のより低い高分子材料
の被覆を施した補助ストリップを波形ストリップに隣接
して少なくとも一枚設ける。
ョン性を向上させる空気入りタイヤを提案することであ
る。 【構成】 トロイド状カーカスのクラウン円周に沿う配
列になる多数本の波形をなすコードまたはフィラメント
を補強素子としこれに比し弾性率のより低い高分子材料
の被覆を施した波形ストリップをベルトまたはブレーカ
として少なくとも一枚備え、タイヤの回転軸心におおよ
そ沿って直状に並ぶ多数本のコードまたはフィラメント
を補強素子としこれに比し弾性率のより低い高分子材料
の被覆を施した補助ストリップを波形ストリップに隣接
して少なくとも一枚設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気入りタイヤ、特に
トロイド状カーカスの外周でその強化に与るベルトまた
はブレーカとして、このトロイド状カーカスの円周に沿
って配列した多数本の波形をなすコードまたはフィラメ
ントを補強素子とする波形ストリップを備えることによ
り優れた高速耐久性、耐偏摩耗性および耐摩耗性を発揮
するタイヤに起りがちなクラウン部の耐セパレーション
性の低下を十分に抑制し、もって上記諸性能をいかんな
く発揮する空気入りタイヤに関するものである。
トロイド状カーカスの外周でその強化に与るベルトまた
はブレーカとして、このトロイド状カーカスの円周に沿
って配列した多数本の波形をなすコードまたはフィラメ
ントを補強素子とする波形ストリップを備えることによ
り優れた高速耐久性、耐偏摩耗性および耐摩耗性を発揮
するタイヤに起りがちなクラウン部の耐セパレーション
性の低下を十分に抑制し、もって上記諸性能をいかんな
く発揮する空気入りタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記波形ストリップについては、例えば
特開平2−81708号公報によれば、このストリップ
は波形のコードまたはフィラメントを補強素子としこれ
に比し弾性率がより低い高分子材料、通常はゴムよりな
る被覆が施されたストリップとし、これと慣例に従う直
状のコードまたはフィラメントからなるベルト層とを併
せ用いることが特に重荷重用空気入りラジアルタイヤの
高速耐久性の向上並びにトレッド接地性の改善について
有効であるとしている。
特開平2−81708号公報によれば、このストリップ
は波形のコードまたはフィラメントを補強素子としこれ
に比し弾性率がより低い高分子材料、通常はゴムよりな
る被覆が施されたストリップとし、これと慣例に従う直
状のコードまたはフィラメントからなるベルト層とを併
せ用いることが特に重荷重用空気入りラジアルタイヤの
高速耐久性の向上並びにトレッド接地性の改善について
有効であるとしている。
【0003】しかし上記の波形補強素子を横並びとする
波形ストリップを、特にその有効な特性を更に高度に発
揮させることを狙いとして一枚またはそれ以上のベルト
またはブレーカに用いると、どうしてもこのストリップ
と他のベルト層やブレーカまたはバイアスカーカスとの
間、またトレッドゴム層との間にセパレーションが発生
しがちであることがわかった。
波形ストリップを、特にその有効な特性を更に高度に発
揮させることを狙いとして一枚またはそれ以上のベルト
またはブレーカに用いると、どうしてもこのストリップ
と他のベルト層やブレーカまたはバイアスカーカスとの
間、またトレッドゴム層との間にセパレーションが発生
しがちであることがわかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このセパレーション問
題を解明したところ以下のことが判明した。すなわち上
記の波形ストリップの波形補強素子は、標準空気圧を充
填した際にタイヤ外径が成長して大きい張力が作用する
ため振幅が小さくなり、さらに、負荷転動によりコード
の各部が接地域と非接地域との間でその振幅変化を繰り
返すことになる。つまり横並びとした波形のコードまた
はフィラメントは内圧充填時の伸長変形、さらには、負
荷転動による振幅変化を長期間にわたり繰り返すのであ
る。
題を解明したところ以下のことが判明した。すなわち上
記の波形ストリップの波形補強素子は、標準空気圧を充
填した際にタイヤ外径が成長して大きい張力が作用する
ため振幅が小さくなり、さらに、負荷転動によりコード
の各部が接地域と非接地域との間でその振幅変化を繰り
返すことになる。つまり横並びとした波形のコードまた
はフィラメントは内圧充填時の伸長変形、さらには、負
荷転動による振幅変化を長期間にわたり繰り返すのであ
る。
【0005】もとより上記のような変形が生じない他の
ベルト層やブレーカとともにカーカスの強化のために波
形ストリップを用いるのがより効果的であるから、この
ストリップとこれに接する上記部材またはトレッドゴム
層との間には上記振幅変化により大きな剪断ひずみが発
生し、この剪断ひずみにより初期の小さなセパレーショ
ンが発生し、これが走行につれて大きなセパレーション
に発展しがちであることを解明した。
ベルト層やブレーカとともにカーカスの強化のために波
形ストリップを用いるのがより効果的であるから、この
ストリップとこれに接する上記部材またはトレッドゴム
層との間には上記振幅変化により大きな剪断ひずみが発
生し、この剪断ひずみにより初期の小さなセパレーショ
ンが発生し、これが走行につれて大きなセパレーション
に発展しがちであることを解明した。
【0006】したがってこの発明の目的は、トロイド状
カーカスの円周に沿って多数本の波形をなすコードまた
はフィラメントを横並びに配列した波形ストリップを、
このカーカスの外周でその強化に与るベルトまたはブレ
ーカとして備えるタイヤのセパレーション耐久性を一層
向上させた空気入りタイヤを提案することにある。
カーカスの円周に沿って多数本の波形をなすコードまた
はフィラメントを横並びに配列した波形ストリップを、
このカーカスの外周でその強化に与るベルトまたはブレ
ーカとして備えるタイヤのセパレーション耐久性を一層
向上させた空気入りタイヤを提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明の空気入りタイヤは、少なくとも一対のビード
コアにより係留されたトロイド状カーカスを有し、この
トロイド状カーカスのクラウン円周に沿う配列になる多
数本の波形をなすコードまたはフィラメントを補強素子
としこれに比し弾性率のより低い高分子材料の被覆を施
した波形ストリップを、上記トロイド状カーカスの外周
でその強化に与るベルトまたはブレーカとして少なくと
も一枚備える空気入りタイヤにおいて、タイヤの回転軸
心におおよそ沿って直状に並ぶ多数本のコードまたはフ
ィラメントを補強素子としこれに比し弾性率のより低い
高分子材料の被覆を施した補助ストリップを、上記波形
ストリップに隣接して少なくとも一枚設けてなることを
特徴とするものである。
この発明の空気入りタイヤは、少なくとも一対のビード
コアにより係留されたトロイド状カーカスを有し、この
トロイド状カーカスのクラウン円周に沿う配列になる多
数本の波形をなすコードまたはフィラメントを補強素子
としこれに比し弾性率のより低い高分子材料の被覆を施
した波形ストリップを、上記トロイド状カーカスの外周
でその強化に与るベルトまたはブレーカとして少なくと
も一枚備える空気入りタイヤにおいて、タイヤの回転軸
心におおよそ沿って直状に並ぶ多数本のコードまたはフ
ィラメントを補強素子としこれに比し弾性率のより低い
高分子材料の被覆を施した補助ストリップを、上記波形
ストリップに隣接して少なくとも一枚設けてなることを
特徴とするものである。
【0008】この発明の空気入りタイヤは実施するに際
し、タイヤ半径方向外側に向かって上記波形ストリップ
と上記補助ストリップとを順次積層し、波形ストリップ
とトロイド状カーカスとの間に、直状の多数本のコード
またはフィラメントからなるストリップの少なくとも二
枚を、このストリップ各々のコードまたはフィラメント
がタイヤ赤道面に対して互いに異なる向きで交差するよ
うに積層することが望ましい。
し、タイヤ半径方向外側に向かって上記波形ストリップ
と上記補助ストリップとを順次積層し、波形ストリップ
とトロイド状カーカスとの間に、直状の多数本のコード
またはフィラメントからなるストリップの少なくとも二
枚を、このストリップ各々のコードまたはフィラメント
がタイヤ赤道面に対して互いに異なる向きで交差するよ
うに積層することが望ましい。
【0009】さらに、波形ストリップを挟む形で2層の
補助ストリップを配置することがより効果的である。
補助ストリップを配置することがより効果的である。
【0010】以下、この発明を図面に基ずいて一層具体
的に説明する。図1にこの発明の空気入りタイヤ1の断
面をタイヤ赤道面Eから左半につき示す。図において2
は1プライ以上(図示の例は1プライ)のカーカス、3
は少なくとも一対のビードコア(図示の例は一対で片側
のみ示す)、4はベルトまたはブレーカ(図示の例はベ
ルト)、5はトレッドゴム層、6はサイドウォールであ
る。
的に説明する。図1にこの発明の空気入りタイヤ1の断
面をタイヤ赤道面Eから左半につき示す。図において2
は1プライ以上(図示の例は1プライ)のカーカス、3
は少なくとも一対のビードコア(図示の例は一対で片側
のみ示す)、4はベルトまたはブレーカ(図示の例はベ
ルト)、5はトレッドゴム層、6はサイドウォールであ
る。
【0011】カーカス2はビードコア3に係留されてト
ロイド状をなす。トロイド状カーカス2の外周には、こ
れを強化するベルトまたはブレーカ4を配置し、そのさ
らに外周にはトレッドゴム層5を設け、この両側端から
一対のサイドウォール6が内方に延びているのは慣例に
従う。
ロイド状をなす。トロイド状カーカス2の外周には、こ
れを強化するベルトまたはブレーカ4を配置し、そのさ
らに外周にはトレッドゴム層5を設け、この両側端から
一対のサイドウォール6が内方に延びているのは慣例に
従う。
【0012】カーカス2は有機繊維コードまたはスチー
ルコードを補強素子としこれに比し弾性率のより低い高
分子材料、通常はゴム被覆を施した1プライ以上からな
るラジアルカーカス(図1の例)とするが、また有機繊
維コードを用いた2プライ以上のバイアスカーカスとし
てもよい。バイアスカーカスの場合は強化層にブレーカ
を用い、カーカスプライ数が多数枚に及ぶ場合はビード
コアを2対以上設ける。
ルコードを補強素子としこれに比し弾性率のより低い高
分子材料、通常はゴム被覆を施した1プライ以上からな
るラジアルカーカス(図1の例)とするが、また有機繊
維コードを用いた2プライ以上のバイアスカーカスとし
てもよい。バイアスカーカスの場合は強化層にブレーカ
を用い、カーカスプライ数が多数枚に及ぶ場合はビード
コアを2対以上設ける。
【0013】以下主に空気入りタイヤ1がラジアルタイ
ヤである場合につき説明する。図1において、破線にて
示す4a−1、4a−2はトロイド状カーカスのクラウ
ン円周に沿う配列になる波形をなす多数本のコードまた
はフィラメントを補強素子とし、これに比し弾性率のよ
り低い高分子材料、通常はゴムの被覆を施した波形スト
リップであり、この波形ストリップは少なくとも一枚
(図示の例は二枚の積層)を用いる。ここでコードは繊
維コードであってもよいがスチールコードが適合し、フ
ィラメントは同じく金属ワイヤ、なかでもスチールワイ
ヤとするのが良い。
ヤである場合につき説明する。図1において、破線にて
示す4a−1、4a−2はトロイド状カーカスのクラウ
ン円周に沿う配列になる波形をなす多数本のコードまた
はフィラメントを補強素子とし、これに比し弾性率のよ
り低い高分子材料、通常はゴムの被覆を施した波形スト
リップであり、この波形ストリップは少なくとも一枚
(図示の例は二枚の積層)を用いる。ここでコードは繊
維コードであってもよいがスチールコードが適合し、フ
ィラメントは同じく金属ワイヤ、なかでもスチールワイ
ヤとするのが良い。
【0014】図示の4b−1はタイヤ回転軸心におおよ
そ沿って直状に並ぶ多数本のコードまたはフィラメント
を補強素子とし、これに比し弾性率のより低い高分子材
料、通常はゴムの被覆を施した補助ストリップであり、
この補助ストリップ4b−1を波形ストリップ4a−
1、4a−2に隣接して設ける。図示の例ではタイヤ半
径方向外側の波形ストリップ4a−2と隣接してその外
側に補助ストリップ4b−1を配置したものである。
そ沿って直状に並ぶ多数本のコードまたはフィラメント
を補強素子とし、これに比し弾性率のより低い高分子材
料、通常はゴムの被覆を施した補助ストリップであり、
この補助ストリップ4b−1を波形ストリップ4a−
1、4a−2に隣接して設ける。図示の例ではタイヤ半
径方向外側の波形ストリップ4a−2と隣接してその外
側に補助ストリップ4b−1を配置したものである。
【0015】補助ストリップ4b−1の補強素子は波形
ストリップと同様材料になり、タイヤ回転軸心に対し±
10°の傾斜角度内に収めるのが好ましい。またこの補
強素子のコード中心間隔は波形補強素子の波長の1/2
以下とするのが好ましい。
ストリップと同様材料になり、タイヤ回転軸心に対し±
10°の傾斜角度内に収めるのが好ましい。またこの補
強素子のコード中心間隔は波形補強素子の波長の1/2
以下とするのが好ましい。
【0016】さらに図1では、空気入りタイヤ1の望ま
しい実施の例として、トロイド状カーカス2と波形スト
リップ4a−1との間にストリップ4c−1と4c−2
とをベルト層として配置している。これらのストリップ
は上記と同様な多数本の直状コードまたはフィラメント
の補強素子と被覆高分子材料(通常ゴム)からなり、ス
トリップ4c−1と4c−2との補強素子がタイヤ赤道
面Eに対して互いに異なる向きの傾斜配列になり交差す
るものである。
しい実施の例として、トロイド状カーカス2と波形スト
リップ4a−1との間にストリップ4c−1と4c−2
とをベルト層として配置している。これらのストリップ
は上記と同様な多数本の直状コードまたはフィラメント
の補強素子と被覆高分子材料(通常ゴム)からなり、ス
トリップ4c−1と4c−2との補強素子がタイヤ赤道
面Eに対して互いに異なる向きの傾斜配列になり交差す
るものである。
【0017】ベルト4は上記の波形ストリップ4a−1
および4a−2、補助ストリップ4b−1並びにストリ
ップ4c−1、4c−2からなる。
および4a−2、補助ストリップ4b−1並びにストリ
ップ4c−1、4c−2からなる。
【0018】他のベルト4の例を図2の(a)〜(f)
に模式による断面を示す。図2の(a)は、図1に示し
たベルト4の例にストリップ4c−2と同じ補強素子の
傾斜配列になるストリップ4c−3を付加し、このスト
リップ4c−3と4c−1との補強素子の向きを同じに
しタイヤ赤道面Eに対する傾斜角度を4c−1より4c
−3が大きくした構成を示し、(b)にはやはり図1の
例に補助ストリップ4b−1と同じ補強素子の配列にな
る補助ストリップ4b−2を最外側に追加配置した構成
を示した。なお(b)に示す補助ストリップ4b−1の
補強素子の打込み数をこれと積層する補助ストリップ4
b−2より少なくするのが好ましい。
に模式による断面を示す。図2の(a)は、図1に示し
たベルト4の例にストリップ4c−2と同じ補強素子の
傾斜配列になるストリップ4c−3を付加し、このスト
リップ4c−3と4c−1との補強素子の向きを同じに
しタイヤ赤道面Eに対する傾斜角度を4c−1より4c
−3が大きくした構成を示し、(b)にはやはり図1の
例に補助ストリップ4b−1と同じ補強素子の配列にな
る補助ストリップ4b−2を最外側に追加配置した構成
を示した。なお(b)に示す補助ストリップ4b−1の
補強素子の打込み数をこれと積層する補助ストリップ4
b−2より少なくするのが好ましい。
【0019】また図2の(c)は、図1の例における2
枚の波形ストリップをタイヤ赤道面Eを挟んで両側に引
き離して配置した幅狭波形ストリップ4a−1、4a−
2及び4a−3、4a−4と、それらの間に設けたゴム
ストリップGsを示し、(d)では図1の例におけるベ
ルトの最外層の補助ストリップを切り離して別個に波形
ストリップ4a−1、4a−2の両側端を掩うように配
置した幅狭補助ストリップ4b−3を示した。
枚の波形ストリップをタイヤ赤道面Eを挟んで両側に引
き離して配置した幅狭波形ストリップ4a−1、4a−
2及び4a−3、4a−4と、それらの間に設けたゴム
ストリップGsを示し、(d)では図1の例におけるベ
ルトの最外層の補助ストリップを切り離して別個に波形
ストリップ4a−1、4a−2の両側端を掩うように配
置した幅狭補助ストリップ4b−3を示した。
【0020】さらに図2の(e)は積層した2枚の波形
ストリップ4a−1、4a−2をサンドイッチするよう
にそれらの両側に補助ストリップ4b−1、4b−2を
配置した例を示し、(f)には図1に示した補助ストリ
ップ4b−1を波形ストリップ4a−1の内側に隣接し
て配置した例を示す。
ストリップ4a−1、4a−2をサンドイッチするよう
にそれらの両側に補助ストリップ4b−1、4b−2を
配置した例を示し、(f)には図1に示した補助ストリ
ップ4b−1を波形ストリップ4a−1の内側に隣接し
て配置した例を示す。
【0021】上記したベルト4をブレーカとしてトロイ
ド状バイアスカーカスのクラウン強化に用いることがで
きるのはもちろんである。その際上記のストリップの枚
数を減らしてもよい。
ド状バイアスカーカスのクラウン強化に用いることがで
きるのはもちろんである。その際上記のストリップの枚
数を減らしてもよい。
【0022】
【作用】従来のタイヤにおける波形ストリップが引き起
す剪断ひずみにつき、図3の(a)に基づいて一層具体
的に説明する。図3の(a)は波形補強素子の一本につ
きそれを展開して模式で示すものであり、実線のAはタ
イヤのインフレート前の波形補強素子、破線のBはイン
フレート無負荷時のその補強素子、一点鎖線のCは補強
素子の波形をトレッド幅方向に二分する線、両端矢印は
負荷転動によるこの補強素子の変位量のありさまをそれ
ぞれあらわしている。なおEはタイヤ赤道面である。
す剪断ひずみにつき、図3の(a)に基づいて一層具体
的に説明する。図3の(a)は波形補強素子の一本につ
きそれを展開して模式で示すものであり、実線のAはタ
イヤのインフレート前の波形補強素子、破線のBはイン
フレート無負荷時のその補強素子、一点鎖線のCは補強
素子の波形をトレッド幅方向に二分する線、両端矢印は
負荷転動によるこの補強素子の変位量のありさまをそれ
ぞれあらわしている。なおEはタイヤ赤道面である。
【0023】タイヤの負荷転動時におけるトレッドは接
地域への踏み込み直前にその半径を増加するよう膨張変
形するので、これに伴い補強素子Bは両端矢印のうち一
点鎖線C寄りの矢印の先端まで変形する。さらに接地域
に入ったこの補強素子Bはトレッド円周に沿う向きの収
縮力の作用を受け一点鎖線Cからより遠く離れた矢印の
先端まで変形する。
地域への踏み込み直前にその半径を増加するよう膨張変
形するので、これに伴い補強素子Bは両端矢印のうち一
点鎖線C寄りの矢印の先端まで変形する。さらに接地域
に入ったこの補強素子Bはトレッド円周に沿う向きの収
縮力の作用を受け一点鎖線Cからより遠く離れた矢印の
先端まで変形する。
【0024】これから明らかなように、タイヤの走行に
伴い波形補強素子の各点は両端矢印の両先端間にわたる
変位を繰り返すことになり、その結果波形ストリップと
それに隣接するベルト層および/またはトレッドゴム層
との間に大きな剪断ひずみが発生することになり、セパ
レーションが発生しがちになるのである。
伴い波形補強素子の各点は両端矢印の両先端間にわたる
変位を繰り返すことになり、その結果波形ストリップと
それに隣接するベルト層および/またはトレッドゴム層
との間に大きな剪断ひずみが発生することになり、セパ
レーションが発生しがちになるのである。
【0025】ところが図3の(b)に(a)と同様に補
強素子を展開して模式で示すように、波形ストリップ4
a−1、4a−2に隣接して補助ストリップ4b−1を
配置し、このストリップの補強素子Zがタイヤ回転軸心
におおよそ沿う、いいかえればタイヤ赤道面Eの法線に
ほぼ沿う配置になるので、以下に述べる効果がもたらさ
れる。
強素子を展開して模式で示すように、波形ストリップ4
a−1、4a−2に隣接して補助ストリップ4b−1を
配置し、このストリップの補強素子Zがタイヤ回転軸心
におおよそ沿う、いいかえればタイヤ赤道面Eの法線に
ほぼ沿う配置になるので、以下に述べる効果がもたらさ
れる。
【0026】まず補助ストリップ4b−1の補強素子Z
が波形補強素子に隣接しているので、波形補強素子はイ
ンフレート時にA−1からB−1まで変形するが、その
変形は素子Zにより抑制されるので図3の(a)に示す
ような大きな変形には至らない。
が波形補強素子に隣接しているので、波形補強素子はイ
ンフレート時にA−1からB−1まで変形するが、その
変形は素子Zにより抑制されるので図3の(a)に示す
ような大きな変形には至らない。
【0027】次にトレッドの踏み込み直前から接地域に
至る間に波形補強素子B−1は図示するように、両端矢
印の両先端間にわたる変位を繰り返すものの、上記同様
に補強素子Zがその変位を有効に抑制するので波形補強
素子B−1の変位量は従来のそれに比し大幅に緩和され
る。よって波形ストリップ4a−1とこれに隣接するベ
ルト層4c−2との間に発生する剪断ひずみは大幅に緩
和されるのでセパレーションのうれいがなくなる。
至る間に波形補強素子B−1は図示するように、両端矢
印の両先端間にわたる変位を繰り返すものの、上記同様
に補強素子Zがその変位を有効に抑制するので波形補強
素子B−1の変位量は従来のそれに比し大幅に緩和され
る。よって波形ストリップ4a−1とこれに隣接するベ
ルト層4c−2との間に発生する剪断ひずみは大幅に緩
和されるのでセパレーションのうれいがなくなる。
【0028】同時に波形ストリップ4a−2とトレッド
ゴム層5との間に生じていた剪断ひずみも緩和されるの
で、これらの間のセパレーションも有効に抑制できる。
ゴム層5との間に生じていた剪断ひずみも緩和されるの
で、これらの間のセパレーションも有効に抑制できる。
【0029】なお図2の(b)で示した補助ストリップ
4b−1および4b−2のコード打込み数につき、前者
における打込み数を後者のそれより少なくすることで波
形ストリップ4a−2と補助ストリップ4b−1との間
に生じる剪断ひずみが緩和され、これらの間でのセパレ
ーションを顕著に抑制することができる。
4b−1および4b−2のコード打込み数につき、前者
における打込み数を後者のそれより少なくすることで波
形ストリップ4a−2と補助ストリップ4b−1との間
に生じる剪断ひずみが緩和され、これらの間でのセパレ
ーションを顕著に抑制することができる。
【0030】
【実施例】トラック・バス用のサイズが295/60R
22.5の空気入りラジアルタイヤとし、その構成は図
1に準じた。トロイド状カーカス2は多数本のスチール
コードをラジアル配列としてゴム被覆した1プライから
なる。
22.5の空気入りラジアルタイヤとし、その構成は図
1に準じた。トロイド状カーカス2は多数本のスチール
コードをラジアル配列としてゴム被覆した1プライから
なる。
【0031】ベルト4の構成については、実施例1は図
1、実施例2〜7までは図2の(a)〜(f)に対応さ
せ2を(a)、3を(b)、4を(c)、5を(d)、
6を(e)、7を(f)とした。いずれの補強素子もス
チールコードとし、波形補強素子は1×3+9の撚り構
造でありその振幅を1.22mm、波長を31.6mm
とした。また他のストリップにおけるコードには直状の
3+6の撚り構造を用いた。いずれのストリップもコー
ドのゴム被覆になる。
1、実施例2〜7までは図2の(a)〜(f)に対応さ
せ2を(a)、3を(b)、4を(c)、5を(d)、
6を(e)、7を(f)とした。いずれの補強素子もス
チールコードとし、波形補強素子は1×3+9の撚り構
造でありその振幅を1.22mm、波長を31.6mm
とした。また他のストリップにおけるコードには直状の
3+6の撚り構造を用いた。いずれのストリップもコー
ドのゴム被覆になる。
【0032】実施例1〜7におけるカーカス側のストリ
ップ4c−1、4c−2のスチールコードはタイヤ赤道
面Eに対し20°の傾斜角度として互いに交差させた。
なお実施例2においてはストリップ4c−3のコードの
傾斜角度を40°とし、その傾斜方向は4c−1に合わ
せた。また補助ストリップ4b−1、4b−3のコード
中心間隔は4mmとし、4b−2では8mmとした。
ップ4c−1、4c−2のスチールコードはタイヤ赤道
面Eに対し20°の傾斜角度として互いに交差させた。
なお実施例2においてはストリップ4c−3のコードの
傾斜角度を40°とし、その傾斜方向は4c−1に合わ
せた。また補助ストリップ4b−1、4b−3のコード
中心間隔は4mmとし、4b−2では8mmとした。
【0033】上記実施例以外に、実施例1から補助スト
リップを除き他はこの例に合わせた比較例のタイヤを準
備し、これらの各タイヤを供試タイヤとしてドラム耐久
テストを行い、ベルトセパレーションによる故障発生ま
での走行距離を比較した。
リップを除き他はこの例に合わせた比較例のタイヤを準
備し、これらの各タイヤを供試タイヤとしてドラム耐久
テストを行い、ベルトセパレーションによる故障発生ま
での走行距離を比較した。
【0034】このテスト結果を比較例の走行距離を10
0とする指数であらわすと、実施例1は130、2と3
が135、4は125、5は120、6では140、7
が115であった
0とする指数であらわすと、実施例1は130、2と3
が135、4は125、5は120、6では140、7
が115であった
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、ベルトのセパレーシ
ョンのうれいなく優れた高速耐久性、耐偏摩耗性および
耐摩耗性を最終寿命まで十分に発揮する空気入りタイヤ
を提供できる。
ョンのうれいなく優れた高速耐久性、耐偏摩耗性および
耐摩耗性を最終寿命まで十分に発揮する空気入りタイヤ
を提供できる。
【図1】この発明の空気入りタイヤの左半断面を示す。
【図2】この発明の別のベルトにおける断面を模式で示
す。
す。
【図3】波形補強素子の動きを模式で示す。
2 トロイド状カーカス 3 ビードコア 4 ベルト 4a−1 波形ストリップ 4b−1 補助ストリップ
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも一対のビードコアにより係留
されたトロイド状カーカスを有し、このトロイド状カー
カスのクラウン円周に沿う配列になる多数本の波形をな
すコードまたはフィラメントを補強素子としこれに比し
弾性率のより低い高分子材料の被覆を施した波形ストリ
ップを、上記トロイド状カーカスの外周でその強化に与
るベルトまたはブレーカとして少なくとも一枚備える空
気入りタイヤにおいて、 タイヤの回転軸心におおよそ沿って直状に並ぶ多数本の
コードまたはフィラメントを補強素子としこれに比し弾
性率のより低い高分子材料の被覆を施した補助ストリッ
プを、上記波形ストリップに隣接して少なくとも一枚設
けてなることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 タイヤ半径方向外側に向かって上記波形
ストリップと上記補助ストリップとを順次積層し、波形
ストリップとトロイド状カーカスとの間に、直状の多数
本のコードまたはフィラメントからなるストリップの少
なくとも二枚を、このストリップ各々のコードまたはフ
ィラメントがタイヤ赤道面に対して互いに異なる向きで
交差するように積層してなることを特徴とする請求項1
に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4346664A JPH06191210A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4346664A JPH06191210A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06191210A true JPH06191210A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18384980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4346664A Pending JPH06191210A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06191210A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002074560A1 (fr) * | 2001-03-16 | 2002-09-26 | Bridgestone Corporation | Pneumatique |
| US6659147B1 (en) * | 1997-11-05 | 2003-12-09 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin-Michelin & Cie | Tire crown reinforcement |
| JP2007038906A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| JP2007137156A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4346664A patent/JPH06191210A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6659147B1 (en) * | 1997-11-05 | 2003-12-09 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin-Michelin & Cie | Tire crown reinforcement |
| WO2002074560A1 (fr) * | 2001-03-16 | 2002-09-26 | Bridgestone Corporation | Pneumatique |
| US6959746B2 (en) | 2001-03-16 | 2005-11-01 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire |
| JP2007038906A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| JP2007137156A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2916082B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JP3009670B2 (ja) | 乗用車用空気入りタイヤ | |
| KR20100102732A (ko) | 공기 타이어 | |
| JPH01309805A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH08175107A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP3426289B2 (ja) | 高性能偏平空気入りラジアルタイヤ | |
| US4169495A (en) | Radial tire for motor vehicles | |
| US20040025997A1 (en) | Pneumatic tire | |
| US6058997A (en) | Pneumatic radial tire having at least two zigzag belt layers | |
| JPH07304307A (ja) | タイヤ用補強コード及びそれを用いた空気入りタイヤ | |
| JP2003237315A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法 | |
| JPH0466309A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH07112763B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JPS6213203B2 (ja) | ||
| JP2714341B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH1044713A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JP4526363B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| CN1239918A (zh) | 轮胎的胎冠加强件 | |
| JP4132275B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JPH03208703A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JP3205396B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH1111107A (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ | |
| JPH11321233A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JPH11278013A (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ | |
| CN210363210U (zh) | 免充气轮胎 |