JPH061914U - 走行装置における油圧変速操作装置 - Google Patents

走行装置における油圧変速操作装置

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JPH061914U
JPH061914U JP4673492U JP4673492U JPH061914U JP H061914 U JPH061914 U JP H061914U JP 4673492 U JP4673492 U JP 4673492U JP 4673492 U JP4673492 U JP 4673492U JP H061914 U JPH061914 U JP H061914U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、走行系伝動装置に走行用油圧クラ
ッチを介装し、変速レバーに連動して切換操作される変
速制御弁に、その各変速位置に応じて変速制御される複
数の変速用油圧シリンダを接続し、これらの変速用油圧
シリンダが作動している間、前記走行用油圧クラッチを
切るようにしたもので、該走行用油圧クラッチの応答性
を良くすることを目的とするものである。 【構成】 走行系伝動装置に走行用油圧クラッチ11を
介装し、変速レバーに連動して切換操作される変速制御
弁31に、その各変速位置に応じて変速制御される複数
の変速用油圧シリンダ22,23,24を接続し、前記
走行用油圧クラッチ11に通ずる油路に挿入した油圧ク
ラッチ制御弁32を前記変速制御弁31に変速操作開始
時に開、変速操作完了時に閉となるように連動連係し、
前記変速用油圧シリンダ22,23,24には、変速作
動中ドレンに通ずる制御弁38,39,40を連動連係
し、これらの制御弁38,39,40を前記油圧クラッ
チ制御弁32から走行用油圧クラッチ11に通ずる油路
に接続した走行装置における油圧変速操作装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトラクタ等の作業車において、その走行用変速装置を変速用油圧アク チュエータを介して変速操作するようにした作業車の走行装置における変速操作 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラクタ等の作業車において、その走行用変速装置を油圧アクチュエータの駆 動により変速操作するものが従来知られており、例えば、特開平2ー19936 5号公報には、変速制御弁から油圧クラッチ制御弁に通ずる油路に変速油圧シリ ンダと連動連係し変速作動中にドレンに通ずる制御弁を配設し、該制御弁にかか るパイロット圧により前記油圧クラッチ制御弁の切換を行なう例が開示されてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記公報に記載の従来例においては、変速制御弁から油圧クラッチ制御弁に通 ずる油路に変速油圧シリンダと連動連係し変速作動中にドレンに通ずる制御弁を 配設し、該制御弁にかかるパイロット圧により前記油圧クラッチ制御弁の切換を 行なうため、変速操作開始時には変速操作により変速油圧シリンダが伸縮し制御 弁のドレンが始まってからそのパイロット圧によって油圧クラッチ制御弁が切換 わって油圧クラッチの圧油がタンクに戻り、変速完了時には変速操作が終って変 速油圧シリンダが伸縮し制御弁が閉じてからそのパイロット圧によって油圧クラ ッチ制御弁が切換わって走行用油圧クラッチに油路が通じるので、変速操作が先 行し走行用油圧クラッチ切換の応答が遅れる形となり、スムーズな変速の感触が 期待できない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、走行系伝動装置に走行用油圧クラッチを介装し、変速レバーに連動 して切換操作される変速制御弁に、その各変速位置に応じて変速制御される複数 の変速用油圧シリンダを接続し、前記走行用油圧クラッチに通ずる油路に挿入し た油圧クラッチ制御弁を前記変速制御弁に変速操作開始時に開、変速操作完了時 に閉となるように連動連係し、前記変速用油圧シリンダには、変速作動中ドレン に通ずる制御弁を連動連係し、これらの制御弁を前記油圧クラッチ制御弁から走 行用油圧クラッチに通ずる油路に接続することにより制御弁が切換わると作動油 が速やかに油圧クラッチに圧送されるようにして上述の課題を解決した。
【0005】
【作用】
トラクタ等の作業車が走行中に変速しようとする時、変速レバーを操作すると それに連動して変速制御弁が変速位置を変更し、油圧クラッチ制御弁がドレン側 に切換わるので、一方では走行用油圧クラッチ内の作動油がタンクに戻って油圧 クラッチが切れ、他方、変速制御弁の切換わりにより、その各変速位置に応じて 変速制御弁に接続した変速用油圧シリンダが作動し、それと連動連係する制御弁 は変速作動中、ドレンに通ずるように切換わっていて圧油をタンクに戻して所定 の変速を行なう。変速操作完了時には、油圧クラッチ制御弁が復帰作動して油圧 ポンプからの油路を走行用油圧クラッチに通ずるように切り換わっており、変速 用油圧シリンダは所定の変速操作作動を終わってそれに連動する制御弁が逆止弁 に切替わるので、圧油は既に切り換わっている油圧クラッチ制御弁を通って走行 用油圧クラッチに圧送されることとなり、結局、走行用油圧クラッチは応答の遅 れなく確実に機能するようになる。また、これによりスムーズな感触の変速操作 ができるようになった。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例を図面について説明すると、図2は一実施例が適用される作 業車としてのトラクタの概略構成を示しており、このトラクタ1は、運転席シー ト2の側方に主変速レバー3、副変速レバー4、シャトル変速レバー5をそれぞ れ分離配置して備えている。
【0007】 ここで前記トラクタ1の駆動系を図1により概略的に説明すると、エンジン6 にメインクラッチ7を介して接続する走行用変速装置8が、第2主変速機構9、 第1主変速機構10、走行用油圧クラッチ11、前後進切換機構12、第1副変 速機構13、第2副変速機構14及びディファレンシャル装置15を介してトラ クタ1の後輪16に伝動構成されることで、駆動輪を回転駆動する走行駆動系が 構成されている。また、上記走行用変速装置8が第1PTO変速機構17、第2 PTO変速機構18、伝動軸19、第3PTO変速機構20を介してPTO軸2 1に伝動構成されることで、作業機等の動力源となるPTO軸21を回転駆動す るPTO軸駆動系が構成されている。
【0008】 前記第1主変速機構10は、ニュートラル段から第1速段または第2速段への 切換を行うもので、油圧アクチュエータとしての第一油圧シリンダ22により変 速操作されるようになっている。また、第2主変速機構9は、ニュートラル段か ら第3速段または第4速段への切換を行うもので、油圧アクチュエータとしての 第2油圧シリンダ23により変速操作されるようになっている。またさらに第1 副変速機構13は、前後進切換機構12の出力回転をH段,L段の高低2段に切 換えるもので、油圧アクチュエータとしての第3油圧シリンダ24により変速操 作されるようになっている。そしてこれら第1油圧シリンダ22、第2油圧シリ ンダ23及び第3油圧シリンダ24は、前記主変速レバー3によって切換操作さ れる後述の変速制御弁の切換位置に応じて作動制御されるようになっている。
【0009】 また、前後進切換機構12は、走行用油圧クラッチ11の出力回転をそのまま 又は反転して第1副変速機構13に伝達するもので、前記シャトル変速レバー5 に連動するシフトレール25を介して切換操作されるようになっている。さらに 第2副変速機構14は、第1副変速機構13の出力回転をH段,L段の高低2段 に切換えるもので、前記副変速レバー4に連動するシフトレール26を介して変 速操作されるようになっている。
【0010】 図3は前記走行用油圧クラッチ11の断続制御、及び第1油圧シリンダ22な いし第3油圧シリンダ24の作動制御を行う走行系油圧制御装置の油圧回路を示 している。この油圧回路は、前記トラクタ1に装備されるパワーステアリング装 置用油圧制御装置27やクイックターン装置用油圧制御装置28と共用にしたも ので、これらの油圧制御装置27,28にもオイルポンプ29からの圧油を供給 する分流弁30と、この分流弁30を介して圧油がそれぞれ供給される変速制御 弁31及び油圧クラッチ制御弁32とを備えている。そして上記油圧クラッチ制 御弁32を介して走行用油圧クラッチ11が接続され、変速制御弁31を介して 各第1油圧シリンダ22、第2油圧シリンダ23、第3油圧シリンダ24がそれ ぞれ接続されている。
【0011】 前記分流弁30は、オイルポンプ29に対して並列に接続する2つの圧力制御 弁30a,30bと、その一方の圧力制御弁30aの下流側に接続する切換弁3 0cとを備えたもので、この切換弁30cが油路L1を介して前記変速制御弁3 1及び油圧クラッチ制御弁32にそれぞれ接続し、油路L2を介してクイックタ ーン装置用油圧制御装置28に接続している。また他方の圧力制御弁30bが油 路L3を介してパワーステアリング装置用油圧制御装置27に接続している。
【0012】 前記切換弁30cはバネ復帰型の電磁弁切換式のものであり、バネ復帰状態で は油路L2をドレン側へ連通させ、かつ油路L2と圧力制御弁30aとを遮断す ると共に、通電時には油路L2とドレン側との連通を遮断し、かつ油路L1,L 2を圧力制御弁30aを介してオイルポンプ29に接続するようになっている。
【0013】 そして、前記切換弁30cの通電を制御するマイクロスイッチ33,34がそ れぞれ前記シフトレール25,26の移動を検出すべくこれに接触して設けられ 、シャトル変速レバー5の切換操作及び副変速レバー4の変速操作の際には常閉 の接点を有するマイクロスイッチ33またはマイクロスイッチ34がオフして切 換弁30cをバネ復帰させることで油路L2をドレン側へ連通するようになって いる。
【0014】 変速制御弁31はN(ニュートラル)及びF1ないしF8の各切換位置が連続 するロータリ切換式のもので、前記主変速レバー3によって切換操作されるよう になっている。そしてこの変速制御弁31の各切換位置に応じて第1油圧シリン ダ22、第2油圧シリンダ23及び第3油圧シリンダ24がそれぞれ伸縮制御さ れる。例えばN位置では、第1油圧シリンダ22及び第2油圧シリンダ23が共 に中立の中間伸張位置に制御されることで、第1主変速機構10及び第2主変速 機構9が共にニュートラル段に変速操作される。また、N,F1,F2,F3, F4の各切換位置では第3油圧シリンダ24が収縮して第1副変速機構13が低 速のL段となり、F5,F6,F7,F8の各切換位置では第3油圧シリンダ2 4が伸張して第1副変速機構13が高速のH段となる。そしてF1,F2,F5 ,F6の切換位置では第2主変速機構9がニュートラル段であるのに対し、第1 油圧シリンダ22が伸縮制御され、第1主変速機構10はF1,F5の切換位置 で第一速段に、F2,F6の切換位置で第2速段にそれぞれ変速操作される。ま た、F3,F4,F7,F8の切換位置では第一主変速機構10がニュートラル 段であるのに対し、第2油圧シリンダ23が伸縮制御されることで第2主変速機 構9はF3,F7の切換位置で第3速段に、F4,F8の切換位置で第4速段に それぞれ変速操作される。
【0015】 前記油圧クラッチ制御弁32は、変速制御弁31に連動する位置決めプレート 兼用の円盤状のカム31aに追従して押動操作されるスプール32aを備えた2 位置切換弁であり、スプール32aの他端にはオリフィス35aを備え、スプリ ング35bを内蔵した油室35を有し、上記カム31aに当接するスプール32 aの他端32bにはスプリング35bの付勢力が作用している。そしてこのよう な油圧クラッチ制御弁32は、変速制御弁31がN位置にあるとき及びF1ない しF8の各切換位置への切換途中にあるときには、カム31aによりスプール3 2aがスプリング35bの付勢力に抗して押動操作されて走行用油圧クラッチ1 1への油路L5をドレン側へ接続し、変速制御弁31がF1ないしF8の各切換 位置に切り換わった時、スプール32aは、スプリング35bの復帰力により押 圧されるが、油室35に吸入される油はオリフィス35aの抵抗を受けるので緩 やかに復帰作動して短い所定時間後に前記油路L1と走行用油圧クラッチ11へ の油路L5とを接続する。そして走行用油圧クラッチ11は、油路L5がドレン 側に接続された状態ではトラクタ1の走行駆動系を切断し、油路L5と油路L1 とが接続された状態でかつ後述するドレン制御弁38,39又は40が逆止弁状 態であると供給される圧油によって作動して走行駆動系を接続するようになって いる。
【0016】 また、前記走行用油圧クラッチ11への油路L5の途中には、昇圧制御弁36 が接続されている。この昇圧制御弁36は、走行用油圧クラッチ11へ供給する 圧油の圧力を漸次増大させるようにドレン制御するもので、前記圧力制御弁30 aにより設定される圧力より低い圧力で油路L5の圧油をドレンするバネ復帰型 内部パイロット式の圧力制御弁36aと、油路L5にオリフィス36bを介して 接続して上記圧力制御弁36aに油圧に対抗する圧力を供給するアキュムレータ 36cと、前記第3油圧シリンダ24に接続するアキュムレータ36dとを備え ている。
【0017】 ドレン制御弁38,39,40は、スプールが押動操作されるバネ復帰型の2 位置切換弁であり、スプールの押動操作状態では油路L4をドレン側に接続して 油圧を消圧し、バネ復帰状態では油路L4のドレン状態を阻止して油圧を保持す るようになっている。そしてドレン制御弁38は前記第1油圧シリンダ22に連 動してその中立位置、伸張限及び収縮限でのみバネ復帰し、その作動中はスプー ルが押動操作されるように設置されている。同様にドレン制御弁39は前記第2 油圧シリンダ23の中立位置、伸張限及び収縮限でのみバネ復帰し、その作動中 はスプールが押動操作されるように設置されている。また、ドレン制御弁40は 前記第3油圧シリンダ24に連動してその収縮限及び伸張限でのみバネ復帰し、 その作動中はスプールが押動操作されるように設置されている。
【0018】 ここで図1に示すように、前記第1主変速機構10、第2主変速機構9、及び 第1副変速機構13をそれぞれ切換操作するシフトレール41,42,43は、 変速機ケース44の同一側に配置され、それらの端部は変速機ケース44に設け た比較的小さな開口44aの近傍に集合されている。そしてこの変速機ケース4 4には、その開口44aを覆ってバルブケース45が外付けされている。
【0019】 前記バルブケース45は、変速制御弁31、油圧クラッチ制御弁32、ドレン 制御弁38,39,40等と共に第1ないし第3の油圧シリンダ22,23,2 4を集中して組み込んだもので、ベース部材46を介してボルト47とピン48 とで変速機ケース44に固定されている。そしてバルブケース45内の第1ない し第3の油圧シリンダ22,23,24は、各ピストンロッド22a,23a, 24aの先端部を変速機ケース44の開口44a近傍に集合した状態で相互に並 列配置され、各ピストンロッド22a,23a,24aの先端部には、図1に示 すように、変速機ケース44の開口部44aに挿通されたシフトロッド52,5 3,54の一端部がそれぞれ連結部材を介して連結されている。そして、各シフ トロッド52,53,54の他端部がそれぞれ前記シフトレール41,42,4 3の端部に連結され、こうして第1主変速機構10、第2主変速機構9、及び第 1副変速機構13が第1油圧シリンダ22、第2油圧シリンダ23、及び第3油 圧シリンダ24によりそれぞれ切換操作されるようになっている。
【0020】 次に、このように構成された一実施例による作業車の走行系変速操作装置につ き、その作用を説明すると、まず、副変速レバー4またはシャトル変速レバー5 が操作されていない状態ではマイクロスイッチ33,34はオンであり、分流弁 30の切換弁30cは油路L2を圧力制御弁30aに連通するよう切換わってい る。このため変速制御弁31及び油圧クラッチ制御弁32には圧力制御弁30a によって設定された圧力の圧油が直接供給されている。
【0021】 このような状態で、主変速レバー3がN位置、即ち変速制御弁31がN位置に 切換わっているとき、変速制御弁31のカム31aにより油圧クラッチ制御弁3 2のスプール32aが押動されているため、油圧クラッチ制御弁32は走行用油 圧クラッチ11への油路L5をドレン側へ接続した位置に切換わっており、走行 用油圧クラッチ11はトラクタ1の走行駆動系を切断している。このとき、変速 制御弁31と連動連結する第3油圧シリンダ24が収縮してピストンロッド24 a、シフトロッド54、シフトレール43の経路で第1副変速機構13が低速の L段に切換わっており、第3油圧シリンダ24に連動連結するドレン制御弁40 はドレンに連通し、油圧は消圧されている。また、第1油圧シリンダ22及び第 2油圧シリンダ23が共に中立の伸張位置に制御されてピストンロッド22a, 23a,シフトロッド52、53、シフトレール41,42の経路で第1主変速 機構10及び第2主変速機構9は共にニュートラル段となっている
【0022】 次に、主変速レバー3によって変速制御弁31をF1位置に切換えると、第1 油圧シリンダ22が伸長してピストンロッド22a、シフトロッド52、シフト レール41の経路で第1主変速機構10が第1速段に変速操作される。その際、 第1油圧シリンダ22が伸張動作中であって第1速段への変速操作が未完了であ る場合には、油圧クラッチ制御弁32のスプール32aは前記のようにカム31 aに押圧されているが、カム31aの谷部がスプール32aまで来ると、該スプ ールは、オリフィス35aの前記抵抗を受けつつ緩やかに復帰作動し、この復帰 作動中、油路L1とL5が断たれた状態になって走行用油圧クラッチ11を切り に維持した後に切換が完了し、他方、第1油圧シリンダ22は第1速段への変速 作動してドレン制御弁38をスプールの凸部が押動操作して油路L4をドレン側 に切換えて油圧を消圧し、この切換は前記油圧クラッチ制御弁32の断状態中に 行われるので走行用油圧クラッチ11は切り状態を継続し、スムーズな変速作動 が保証される。
【0023】 そして、第1油圧シリンダ22の変速作動が完了して伸長限に達すると、ドレ ン制御弁38がバネ復帰して油路L4のドレン状態を阻止する。この時、油圧ク ラッチ制御弁32は既に切り換わって油路L5がオイルポンプ29に連通してい るので、走行用油圧クラッチ11は遅滞なく圧油の供給を受けて応答の遅れなく 立ち上がり、走行駆動系を自動的に接続する。なお、走行用油圧クラッチ11に 供給される圧油の圧力は昇圧制御弁36によって漸次増大するように制御される ので、走行用油圧クラッチ11はショックの少ない状態で接続してエンストする ことなくエンジン6の動力を後輪16に伝達する。
【0024】 また、主変速レバー3を他の変速位置に切換操作した場合も、変速制御弁31 、カム31aが連動して作動し、それにより第2油圧シリンダ23又は第3油圧 シリンダ24、及び油圧クラッチ制御弁32が前述と同様なタイミングで作動す るので、所望の変速を応答性良くスムーズに行うことができる。
【0025】 一方、シャトル変速レバー5を切換操作すると、シフトレール25が移動して マイクロスイッチ33がオフし、分流弁30の切換弁30cが非通電となってバ ネ復帰により油路L1をドレン側へ通電する。そこで、変速制御弁31が任意の 切換位置にあるときにも油路L5の圧油がドレンされて走行用油圧クラッチ11 は自動的に切断されるのであり、前後進切換機構12はシフトレール25を介し て前進段又は後進段に円滑に切換操作される。そして、この切換操作が完了する と、マイクロスイッチ33がオンして切換弁30cが通電により切換わり、油路 L1が逆止弁30dを介して圧力制御弁30a側に接続される。そこで、圧力制 御弁30aからの圧油が油路L1、油圧クラッチ制御弁32、油路L5を介して 走行用油圧クラッチ11に供給され、こうして走行用油圧クラッチ11が自動的 に接続される。なお、副変速レバー4の切換操作の場合にも切換弁30cが同様 に切換操作されることにより、走行用油圧クラッチ11は自動的に断続制御され る。
【0026】
【考案の効果】
本考案は、走行系伝動装置に走行用油圧クラッチ11を介装し、変速レバーに 連動して切換操作される変速制御弁31に、その各変速位置に応じて変速制御さ れる複数の変速用油圧シリンダを接続し、前記走行用油圧クラッチ11に通ずる 油路に挿入した油圧クラッチ制御弁32を前記変速制御弁31に変速操作開始時 に開、変速操作完了時に閉となるように連動連係し、前記変速用油圧シリンダに は、変速作動中ドレンに通ずる制御弁を連動連係し、これらの制御弁を前記油圧 クラッチ制御弁32から走行用油圧クラッチ11に通ずる油路に接続したことに より、走行用油圧クラッチ11は、変速用油圧シリンダの変速作動が完了して制 御弁が閉じる直ちに入り作動を開始することとなり、応答の遅れなく確実に機能 し、スムーズな感触の変速操作が出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの駆動系の概略構成図である。
【図2】トラクタの概略構成図である。
【図3】トラクタの走行系油圧制御装置の油圧回路図で
ある。
【符号の説明】 1 トラクタ 3 主変速レバー 8 走行用変速装置 11 走行用油圧クラッチ 22 第1油圧シリンダ 22a ピストンロッド 23 第2油圧シリンダ 23a ピストンロッド 24 第3油圧シリンダ 24a ピストンロッド 31 変速制御弁 32 油圧クラッチ制御弁 35 油室 38,39,40 ドレン制御弁 41,42,43 シフトレール 44 変速機ケース 45 バルブケース 49,50,51 連結部材 52,53,54 シフトロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大島 昭夫 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)考案者 佐藤 良昭 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行系伝動装置に走行用油圧クラッチ1
    1を介装し、変速レバーに連動して切換操作される変速
    制御弁31に、その各変速位置に応じて変速制御される
    複数の変速用油圧シリンダ22,23,24を接続し、
    前記走行用油圧クラッチ11に通ずる油路に挿入した油
    圧クラッチ制御弁32を前記変速制御弁31に変速操作
    開始時に開、変速操作完了時に閉となるように連動連係
    し、前記変速用油圧シリンダ22,23,24には、変
    速作動中ドレンに通ずる制御弁38,39,40を連動
    連係し、これらの制御弁38,39,40を前記油圧ク
    ラッチ制御弁32から走行用油圧クラッチ11に通ずる
    油路に接続したことを特徴とする走行装置における油圧
    変速操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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