JPH06192087A - 感情障害改善・治療剤 - Google Patents

感情障害改善・治療剤

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JPH06192087A
JPH06192087A JP24676893A JP24676893A JPH06192087A JP H06192087 A JPH06192087 A JP H06192087A JP 24676893 A JP24676893 A JP 24676893A JP 24676893 A JP24676893 A JP 24676893A JP H06192087 A JPH06192087 A JP H06192087A
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JP
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ascorbic acid
salt
lithium
phosphate
monolithium
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JP24676893A
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Chuichi Shimizu
忠一 清水
Tatsuhiko Kaneko
龍彦 金兒
Yoshiaki Ohara
義昭 大原
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規感情障害改善・治療剤の提供。 【構成】 アスコルビン酸のリチウム塩またはアスコル
ビン酸−2−リン酸のリチウム塩を含有してなる感情障
害改善・治療剤。 【効果】 感情障害を副作用なく短時間で極めて顕著に
改善、治療することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスコルビン酸のリチ
ウム塩またはアスコルビン酸−2−リン酸のリチウム塩
を含有してなる感情障害改善・治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】従来から炭酸リチウム等のリ
チウム塩の感情障害予防・治療作用は知られているが、
このようなリチウム塩は副作用等の点で未だ十分満足で
きるものではない。アスコルビン酸のリチウム塩は、例
えばジャーナル・オブ・インオーガニック・バイオケミ
ストリー(J. Inorg. Biochem.)45,73(199
2)に、アスコルビン酸−2−リン酸のリチウム塩は、
例えば、特公昭48−15605号公報にそれぞれ記載
された化合物である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な状況に鑑み鋭意検討した結果、アスコルビン酸のリチ
ウム塩またはアスコルビン酸−2−リン酸のリチウム塩
が感情障害改善・治療剤として有用であり、かつ、安全
に使用されることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0004】すなわち、本発明は、(1)アスコルビン
酸のリチウム塩またはアスコルビン酸−2−リン酸のリ
チウム塩を含有してなる感情障害改善・治療剤、(2)
アスコルビン酸のリチウム塩を含有してなる上記(1)
記載の感情障害改善・治療剤、および(3)アスコルビ
ン酸−2−リン酸のリチウム塩を含有してなる上記
(1)記載の感情障害改善・治療剤を提供するものであ
る。
【0005】本発明で使用するアスコルビン酸のリチウ
ム塩またはアスコルビン酸−2−リン酸のリチウム塩
は、モノリチウム塩、ジリチウム塩またはトリリチウム
塩のいずれでもよい。そのうちモノリチウム塩が好まし
い。リチウムの結合部位は、リチウムがアスコルビン酸
またはアスコルビン酸−2−リン酸に結合してこれらの
リチウム塩を形成し得るいずれの位置であってもよい。
【0006】本発明で使用するアスコルビン酸のリチウ
ム塩は、公知方法、例えばジャーナル・オブ・インオー
ガニック・バイオケミストリー(J. Inorg. Biochem.)
45,73(1992)などに記載の方法により、アス
コルビン酸−2−リン酸のリチウム塩は、公知の方法、
例えば特公昭48−15605号などに記載の方法によ
りそれぞれ製造される。例えば、アスコルビン酸または
アスコルビン酸−2−リン酸と炭酸リチウムまたは水酸
化リチウム等のリチウム化合物とを反応させることによ
り製造される。本反応は反応を阻害しない溶媒中で行わ
れる。好ましい溶媒としては、いずれのリチウム塩の場
合も、水、アルコール類(例、メタノール、エタノール
など)が用いられる。炭酸リチウムなどのリチウム化合
物の使用量は、アスコルビン酸のリチウム塩の場合は、
アスコルビン酸に対して約0.5〜10倍モルである。
アスコルビン酸−2−リン酸のリチウム塩の場合は、ア
スコルビン酸−2−リン酸に対して約0.3〜5倍モ
ル、好ましくは約0.4〜3倍モルである。反応温度
は、いずれのリチウム塩の場合も約10℃〜80℃であ
る。反応時間は、アスコルビン酸のリチウム塩の場合
は、約10分〜6時間程度である。アスコルビン酸−2
−リン酸のリチウム塩の場合は、約1分〜6時間程度で
ある。かくして製造されるアスコルビン酸のリチウム塩
またはアスコルビン酸−2−リン酸のリチウム塩は、自
体公知の分離・精製手段(例、シリカゲル,ポリスチレ
ン系樹脂,活性炭,逆相系などを用いたカラムクロマト
グラフィー、溶媒抽出、減圧濃縮、結晶化、再結晶な
ど)により単離精製することができる。
【0007】上記製造法において原料として用いるアス
コルビン酸またはアスコルビン酸−2−リン酸は、商業
的に入手可能かまたは公知の方法により製造される。
【0008】本発明で使用するリチウム塩はいずれも毒
性が低く、感情障害改善・治療効果を奏するため、ヒト
の感情障害改善・治療剤として用いることができる。さ
らに、ヒトの感情障害予防剤としても使用しうる。アス
コルビン酸のリチウム塩は、さらに、鎮痛作用、血小板
凝集抑制作用および抗アレルギー作用をも有する。本発
明で使用するリチウム塩はいずれも、それ自体公知の薬
理的に許容される担体、賦形剤、希釈剤などと混合し、
自体公知の方法に従って、医薬組成物[例、錠剤、カプ
セル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)、液
剤、坐剤、注射剤、経鼻剤]として経口的もしくは非経
口的に安全に投与することができる。投与量は、投与ル
ートおよび感情障害の程度などにより適宜選定される
が、経口的に投与する場合は、いずれのリチウム塩の場
合も、一般に約500mg〜約20g/成人患者/日の範
囲内であり、とりわけ約1g〜約10g/成人患者/日の
範囲が好ましい。いずれのリチウム塩の場合も、1回量
は約200mg〜5g/成人患者であり、1日1〜3回投
与する。また、非経口的に投与してもよい。この場合、
投与量はもちろん上記した範囲内でよい。例えば静脈も
しくは筋肉内注射剤の場合には、生理食塩水などのよう
な注射可能な溶媒が用いられる。点滴静注剤の場合に
は、グルコース水溶液などのような任意の希釈液を使用
できる。
【0009】上記経口製剤、例えば錠剤を製造する際に
は、結合剤(例、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシメチルプロピルメチルセルロース、マクロゴール
など)、崩壊剤(例、デンプン、カルボキシメチルセルロ
ースカルシウムなど)、賦形剤(例、乳糖、デンプンな
ど)、滑沢剤(例、ステアリン酸マグネシウム、タルクな
ど)などを適宜配合することができる。また、非経口製
剤、例えば注射剤を製造する際には、等張化剤(例、ブ
ドウ糖、D−ソルビトール、D−マンニトール、塩化ナ
トリウムなど)、防腐剤(例、ベンジルアルコール、クロ
ロブタノール、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ
安息香酸プロピルなど)、緩衝剤(例、リン酸緩衝液、酢
酸ナトリウム緩衝液など)などを適宜配合することがで
きる。本発明の改善・治療剤を使用することにより、感
情障害を副作用なく短時間できわめて顕著に改善、治療
することができるので、本発明は精神科ならびに神経内
科領域にきわめて大きく貢献するものである。
【0010】
【実施例】以下に、実施例、参考例および試験例を示し
て本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。 参考例1 L−アスコルビン酸8.8g(50mM)を20mlの水に懸
濁し、これに炭酸リチウム1.8g(24.36mM)を粉末
のまま少量ずつ撹拌しながら加えた。(CO2が発生し、
均一溶液となった)反応液を自然ろ過したのち、反応液
にエタノール80ml加え、冷所に一夜保存し、析出した
針状晶をろ取、エタノール洗浄後デシケータ中で乾燥
し、アスコルビン酸のモノリチウム塩結晶を得た(8.2
g,収率90%)。mp117〜119℃
【0011】参考例2 アスコルビン酸−2−リン酸マグネシウム塩30g(アス
コルビン酸−2−リン酸68mMに相当)を200mlの蒸
留水に溶解し、強酸性樹脂200mlのカラムに通液し
た。得られたアスコルビン酸−2−リン酸の水溶液に炭
酸リチウム2.3g(31mM)を粉末のまま少量ずつ撹拌
しながら加えた。反応液に粉末活性炭2gを加え10分
後活性炭を濾去し、ろ液を40℃以下で減圧濃縮した。
濃縮液にエタノールを少量ずつ加えながらエバポレータ
ーで減圧濃縮乾固、エタノールで洗浄後、ろ取し、真空
乾燥すると、アスコルビン酸−2−リン酸モノリチウム
塩18.2g(収率80.3%)が得られた。 元素分析値 C689PLi・1/3H2Oとして 計算値(%) C:26.95,H:3.24,P:11.58,
Li:2.59 実測値(%) C:26.51,H:3.19,P:11.89,
Li:2.80 上記化合物の水に対する溶解度は100mg/100μl
(水)であった。
【0012】参考例3 参考例2と同様にしてアスコルビン酸−2−リン酸の水
溶液を得、この水溶液に炭酸リチウム5.0g(67mM)
を粉末のまま少量ずつ撹拌しながら加えた。反応液に粉
末活性炭2gを加え10分後活性炭を濾去し、ろ液を4
0℃以下で減圧濃縮した。濃縮液にアセトン200mlを
加え30分間撹拌し、上澄液を捨てる操作を2度行い、
アセトンで洗浄後、ろ取し、真空乾燥すると、アスコル
ビン酸−2−リン酸ジリチウム塩(18.2g)が得られ
た。得られたアスコルビン酸−2−リン酸ジリチウム塩
の元素分析結果を表1に示す。
【0013】
【表1】 上記化合物の水に対する溶解度は100mg/100μl
(水)であった。
【0014】参考例4 参考例2と同様にしてアスコルビン酸−2−リン酸の水
溶液を得、この水溶液に炭酸リチウム7.5g(101m
M)を粉末のまま少量ずつ撹拌しながら加えた。反応液
に粉末活性炭2gを加え10分後活性炭を濾去し、ろ液
を40℃以下で減圧濃縮した。濃縮液にアセトン200
mlを加え30分間撹拌後上澄液を廃棄した。アセトンで
洗浄後、ろ取し、真空乾燥すると、アスコルビン酸−2
−リン酸トリリチウム塩(19.4g)が得られた。得られ
たアスコルビン酸−2−リン酸トリリチウム塩の元素分
析結果を表2に示す。
【0015】
【表2】 上記化合物の水に対する溶解度は100mg/200μl
(水)であった。
【0016】実施例1 参考例1で得られたアスコルビン酸リチウム塩3mgを含
有し、下記の組成を有する錠剤を自体公知の手段により
製造した。 アスコルビン酸リチウム塩 3mg ラクトース 65mg コーンスターチ 40mg ハイドロキシプロピルセルロース 2mg ステアリン酸マグネシウム 0.2mg 110.2mg (1錠あたり)
【0017】実施例2 参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム塩50
0mgを含有し、下記の組成を有する錠剤を自体公知の
手段により製造した。 アスコルビン酸モノリチウム塩 500mg α化デンプン 15mg コーンスターチ 22mg ステアリン酸マグネシウム 3mg 540mg (1錠あたり)
【0018】実施例3 参考例2で得られたアスコルビン酸−2−リン酸モノリ
チウム塩3mgを含有し、下記の組成を有する錠剤を自体
公知の手段により製造した。 アスコルビン酸−2−リン酸モノリチウム塩 3mg ラクトース 65mg コーンスターチ 40mg ハイドロキシプロピルセルロース 2mg ステアリン酸マグネシウム 0.2mg 110.2mg (1錠あたり)
【0019】実施例4 参考例2で得られたアスコルビン酸−2−リン酸モノリ
チウム塩500mgを含有し、下記の組成を有する錠剤を
自体公知の手段により製造した。 アスコルビン酸−2−リン酸モノリチウム塩 500mg α化デンプン 15mg コーンスターチ 22mg ステアリン酸マグネシウム 3mg 540mg (1錠あたり)
【0020】試験例1 参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム塩の毒
性および鎮静作用を測定した。 [方法]参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム
塩を5%(w/v)になるように生理食塩水に溶解して試験
液とした。 Jc1:ICR雌マウス(6週齢、体重26.2〜31.
5g)2匹およびJc1:ICR雄マウス(6週齢、体重
23.4〜28.1g)2匹に上記試験液を、30ml/kg
(アスコルビン酸リチウム塩1500mg/kgに相当)と
なるように静脈内に毎分1ml投与した。 [結果]投与後、10〜15分後より鎮静効果が観察さ
れ、この効果は1〜2時間持続した。投与後、1日経っ
てもマウスの死亡は認められず、これより静脈内LD50
値は1500mg/kg以上であった。
【0021】試験例2 参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム塩の経
口投与による毒性および鎮静作用 [方法]注射用蒸留水に溶解した参考例1で得られたアス
コルビン酸モノリチウム塩をCrj:CD−1(ICR)マ
ウス雌雄各群3匹に667mg/kgおよび2,000mg/k
gを単回経口投与し、2週間観察するとともに投与日に
は1rwinの多次元観察法による症状を検討した。 [結果]死亡例は1例もなく、体重推移および剖検所見で
も異常は認められなかった。一方、1rwinの多次元観察
法では用量依存的な鎮静作用が投与後30分後から6時
間にわたって認められた。
【0022】試験例3 参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム塩の静
脈内投与による毒性および鎮静作用 [方法]生理食塩水に溶解した参考例1で得られたアスコ
ルビン酸モノリチウム塩をJcl:1CRマウス雌雄各群
2匹に500mg/kgおよび1,500mg/kgを尾静脈内
に単回投与し、7日間観察した。 [結果]死亡例はなく剖検所見でもいずれの用量群にも異
常は認められなかった。一方、用量依存的な鎮静作用が
投与後10〜15分から約4時間にわたって観察され
た。
【0023】試験例4 参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム塩のヒ
ト赤血球溶血性試験 [試験材料および試験方法] 1.試験材料 1)被験物質および対照物質 被験物質(参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチ
ウム塩)および対照物質1である炭酸リチウム(和光純
薬(特級))対照物質2のL−アスコルビン酸ナトリウム
(和光純薬(特級))を用いた。被験物質および対照物質1
および2は用時に注射用生理食塩液に溶解して所定の濃
度に希釈した。 2)赤血球浮遊液 (1)使用血液 健常成人男子3名より採血し、ヘパリン処置したものを
使用した。 (2)赤血球浮遊液の調製 ヘパリン処置ヒト血液20mlに生理食塩液400mlを加
えて混和し、2000r.p.m.、2分間遠心分離して
上清を除いた。この操作を2回繰り返して赤血球を洗浄
した後、赤血球10mlを生理食塩液200mlに浮遊させ
て5%赤血球浮遊液を調製した。 2.試験方法 37℃で予備加温した各調製液2.5mlに等量の赤血球
浮遊液を加え、混和直後の溶血の有無を肉眼的に観察し
た。さらに37℃で加温し、24時間後に、2000r.
p.m.、2分間遠心分離した後、その上清0.5mlを蒸留
水2.5mlに加えて、550nmにおける吸光度を蒸留水
を対照に測定した。また、2.5%となるように赤血球
を蒸留水に加えて溶血させ、37℃で加温し同様の操作
を行った。この時の吸光度に対する各調製液の吸光度の
比を溶血度とした。生理食塩液についても同様の操作を
行い試験の有効性を確認した。 [結果]被験物質ならびに対照物質1のL−アスコルビン
酸ナトリウムでは2.5mg/ml濃度でも溶血性は認めら
れなかった。一方、対照物質2の炭酸リチウムでは0.
31mg/ml以上の濃度で明らかな溶血が認められた。す
なわち、被験物質は炭酸リチウムに比し、はるかに安全
であった。
【0024】試験例5 参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム塩のヒ
ト細胞増殖阻害作用 [方法]短期間で増殖阻害作用評価に適したヒト細胞とし
て、肺癌A549を用い、細胞播種翌日に、参考例1で
得られたアスコルビン酸モノリチウム塩、アスコルビン
酸ナトリウム塩および炭酸リチウムを各々段階希釈して
加え、4日間保温した。培養5日目に色素MTTを加
え、吸光度変化により、生存細胞の割合を算出した。 [結果]濃度0.1mM/リットルから1mM/リットルに
おいてアスコルビン酸モノリチウム塩およびアスコルビ
ン酸ナトリウム塩は無作用であったが、炭酸リチウムは
阻害傾向を示した。
【0025】試験例6 参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム塩の微
生物発育に及ぼす影響 [方法]寒天培地希釈法により最小発育阻止濃度(MIC)
測定(日本化学療法学会標準法,ケモセラピー(Chemot
herapy),29:76〜77,1981に準拠する)培養条件 細菌用 ミュラー・ヒントン・アガー(Mueller
−Hinton Agar)(ディフコ(Difco))(pH7)37℃,
20時間 カビ、酵母用 1%ブドウ糖添加栄養寒天培地(Nutri
ent Agar)(ディフコ(Difco))(pH6) 接種用菌液 増菌用培地で適宜増殖させた菌液を106cfu/mlに調整し ならびに接種 接種装置を用いてスポット(5μl)接種する
【0026】試験菌 グラム陽性細菌 バシラス・サチリス(Bacillus subtilis) I
FO 3134 バシラス・セレウス(Bacillus cereus) I
FO 3514 ミクロコッカス・ルテウス(Micrococcus luteus) A
TCC 9341 スタヒロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aure
us)IFO 12732 スタヒロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcu
s epidermidis) IFO 12993 グラム陰性細菌 エシェリキア・コリ(Escherichia coli) I
FO 12734 クレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumonia
e)IFO 3318 エンテロバクター・クロアケ(Enterobacter cloaca
e)IFO 12937 プロテウス・ブルガリス(Proteus vulgaris) I
FO 3988 シュードモナス・エルジノーサ(Pseudomonas aerugi
nosa)IFO 13275 カビ アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger) I
FO 9455 トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton
mentagrophytes)IFO 5809 酵母 カンジダ・アルビカンス(Candida albicans) I
FO 1594試験濃度 寒天培地中100mg/ml(10%)を最高濃
度として2倍希釈で10段階培地へ添加後のpH測定(寒
天培地上pH試験紙)
【0027】[結果]アスコルビン酸モノリチウム塩では
5%でバシラス・セレウス、シュードモナス・エルジノ
ーサ、トリコフィトン・メンタグロフィテス、ミクロコ
ッカス・ルテウス、スタヒロコッカス・エピデルミディ
スおよびカンジダ・アルビカンスが、10%でそれらに
加えてアスペルギルス・ニガーが発育を阻止された。そ
れ以外の微生物に対しては10%でも発育阻止はみられ
なかった。一方、炭酸リチウムでは0.125%でアス
ペルギルス・ニガーが、0.25%でバシラス・サチリ
ス、バシラス・セレウス、ミクロコッカス・ルテウス、
スタヒロコッカス・エピデルミディス、エシェリキア・
コリおよびクレブシエラ・ニューモニエが、さらに0.
5%でスタヒロコッカス・アウレウス、エンテロバクタ
ー・クロアケ、プロテウス・ブルガリス、シュードモナ
ス・エルジノーサ、トリコフィトン・メンタグロフィテ
スおよびカンジダ・アルビカンスが発育を阻止された。
すなわち、アスコルビン酸モノリチウム塩は炭酸リチウ
ムに比し、はるかに微生物発育に及ぼす影響は少なかっ
た。
【0028】試験例7 参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム塩の鎮
痛作用 [方法]1群3匹のマウスに、参考例1で得られたアスコ
ルビン酸モノリチウム塩100mg/kgを経口投与し、1
時間後にフェニルキノン2mg/kgを腹腔内投与した。そ
の後、5〜10分間におけるマウスのもだえ症状を観察
した。 [結果]コントロール群に比し、40%の抑制作用が認め
られた。
【0029】試験例8 参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム塩の血
小板凝集抑制作用 [方法]ウサギの多血小板血漿に、参考例1で得られたア
スコルビン酸モノリチウム塩を100μg/mlの濃度で
添加し、ついでアデノシン2燐酸0.4μg/mlを添加
し、血小板凝集作用を観察した。 [結果]32%の抑制作用が認められた。
【0030】試験例9 参考例1で得られたアスコルビン酸モノリチウム塩のロ
イコトリエンD4拮抗作用(抗アレルギー作用) [方法]アトロピン、ジフェンヒドラミン、インドメタシ
ン各1μg/ml濃度の生理食塩水(37℃)中に、モル
モット摘出回腸を懸垂した。その液にロイコトリエンD
4 10ng/μlならびに参考例1で得られたアスコル
ビン酸モノリチウム塩3μg/mlを添加し、最大下収縮
反応を観察した。 [結果]26%の抑制作用が認められた。これよりアスコ
ルビン酸モノリチウム塩は抗アレルギー作用を有してい
ることがわかる。
【0031】試験例10 参考例2で得られたアスコルビン酸−2−リン酸モノリ
チウム塩の鎮静作用 [方法]参考例2で得られたアスコルビン酸−2−リン酸
モノリチウム塩をマウス1kgあたり2.5mmol/5mlに
なるように生理食塩水に溶解して試験液とした。 Crj:C3H/He雌マウス(11週齢)5匹に上記試験液
を5ml/kg(アスコルビン酸−2−リン酸モノリチウム
塩655mg/kgに相当)となるように単回腹腔内に投与
した。上記と同様に生理食塩水のみを5ml/kgとなるよ
うに投与し、対照とした。 [結果]対照群では鎮静作用は観察されなかったが、試験
液を投与した方は、投与直後〜投与20分後から鎮静作
用が認められた。
【0032】試験例11 参考例2で得られたアスコルビン酸−2−リン酸モノリ
チウム塩の毒性 [方法]1群3匹のマウスに参考例2で得られたアスコル
ビン酸−2−リン酸モノリチウム塩100mg/kgを経口
的に、あるいは50mg/kgを腹腔内投与し、72時間観
察した。 [結果]いずれの投与群においても異常所見はみられなか
った。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、アスコルビン酸のリチ
ウム塩またはアスコルビン酸−2−リン酸のリチウム塩
を含有してなる感情障害改善・治療剤が提供される。該
感情障害改善・治療剤は安全に投与でき、感情障害を副
作用なく短時間で極めて顕著に改善、治療することがで
きる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスコルビン酸のリチウム塩またはアス
    コルビン酸−2−リン酸のリチウム塩を含有してなる感
    情障害改善・治療剤。
  2. 【請求項2】 アスコルビン酸のリチウム塩を含有して
    なる請求項1記載の感情障害改善・治療剤。
  3. 【請求項3】 アスコルビン酸−2−リン酸のリチウム
    塩を含有してなる請求項1記載の感情障害改善・治療
    剤。
JP24676893A 1992-10-02 1993-10-01 感情障害改善・治療剤 Withdrawn JPH06192087A (ja)

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JP4-264698 1992-10-23
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JP4-286442 1992-10-23
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JP24676893A Withdrawn JPH06192087A (ja) 1992-10-02 1993-10-01 感情障害改善・治療剤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103896891A (zh) * 2014-03-25 2014-07-02 李玉成 抗坏血酸锂及其制备方法
CN104151341A (zh) * 2014-08-06 2014-11-19 李玉成 抗坏血酸硼及其制备方法
JP2018535957A (ja) * 2015-10-23 2018-12-06 オブシェストヴォ ス オグラニチェンノイ オトヴェトストヴェンノスチユ“ノーモファーム” 抗ストレス、抗不安及び抗うつ活性を有する薬剤、並びにそれに基づく組成物

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