JPH06192113A - 生薬類の造粒方法および固形製剤 - Google Patents

生薬類の造粒方法および固形製剤

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JPH06192113A
JPH06192113A JP5243618A JP24361893A JPH06192113A JP H06192113 A JPH06192113 A JP H06192113A JP 5243618 A JP5243618 A JP 5243618A JP 24361893 A JP24361893 A JP 24361893A JP H06192113 A JPH06192113 A JP H06192113A
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granulating
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extract
powder
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JP5243618A
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Hiroshi Sakamoto
浩 坂本
Yoshio Yamaguchi
義夫 山口
Tetsuji Fujimoto
哲司 藤本
Shunichi Ito
俊一 伊藤
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Powrex KK
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J3/00Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で生薬類を造粒し、重質で強度が
大きく粒度分布がシャープな造粒物を得る。 【構成】 転動流動型造粒機を用い、生薬末や添加剤
を、回転体6の傾斜面で転動させると共に、パイプ14
から供給される気体の気流により流動させながら、水な
どの液体をノズル15から噴霧して造粒し、生薬類の造
粒物を得る。生薬エキスの造粒は、結合剤や賦形剤など
の添加剤を転動させると共に流動させながら、生薬エキ
スを噴霧することにより行なうことができる。得られた
造粒物は、固形製剤として利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生薬類を簡便かつ効率
よく造粒できる工業的に有用な生薬類の造粒方法および
固形製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】食品・医薬品などの製剤分野において、
生薬類を生薬末及び/又は生薬エキスとして配合するこ
とがある。生薬類、特に吸湿性の大きい生薬エキスを噴
霧して造粒すると、乾燥速度が小さいため、通常、円滑
な造粒が損われる。
【0003】生薬類の造粒方法に関し、特公昭55−1
2889号公報には、流動造粒機を用いて賦形剤を浮遊
流動させ、アルファー化澱粉を添加した生薬エキスを噴
霧して造粒する方法が提案されている。また、砂田ら
は、流動造粒機を用いて生薬末を浮遊流動させ、結合剤
の溶液を噴霧して造粒することを報告している(第27
回・技術討論会、「造粒とその応用技術」、平成4年6
月30日、アルカディア市ヶ谷)。
【0004】しかし、このような方法では、浮遊流動さ
せて造粒するため、嵩高くブロードな粒度分布の造粒物
となり易い。
【0005】一方、特開平2−300135号公報に
は、特公昭46−10878号公報に記載の装置を用い
て、漢方エキス粉末と吸水性添加剤との混合物を、熱風
中に浮遊旋回流動させながら、水又は結合剤の水溶液を
間欠的に噴霧する方法が開示されている。また、特開平
5−95988号公報には、特公昭46−10878号
公報、特開昭63−205136号公報又は特開昭64
−67249号公報に記載の装置を用い、上記と同様に
して造粒する方法が開示されている。
【0006】しかし、このような方法では、流動床上に
撹拌機の付いた流動層造粒機を用いて、浮遊旋回流動す
る混合物に水などを間欠的に噴霧する必要があるため、
造粒操作が煩雑である。さらに、原料であるエキス粉末
は抽出エキスを乾燥する工程を必要とするので、製造工
程が増加し生薬類の造粒に不利となる。また、これらの
方法では、漢方エキス粉末が高い吸湿性を有するため、
水などの噴霧により、粒子がブロッキングし、粒度分布
がブロードとなり易い。さらに、浮遊旋回型流動層造粒
の特徴である転動性と圧密性が十分に反映されず、重質
な造粒物を得るため、適切な操作条件を選択するのが困
難である[石原ら、ファーマテックジャパン、Vol.
8、No.6、75−80(1992)]。そのため、
従来の方法では、嵩密度が大きく、シャープな粒度分布
を有し、強度の大きな造粒物を得るのが困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、簡単な操作で、重質で粒度分布がシャープであると
共に強度の大きな造粒物を得ることができる生薬類の造
粒方法、および得られた造粒物を含む固形製剤を提供す
ることにある。
【0008】本発明の他の目的は、高い吸湿性を有する
漢方エキス粉末であっても、前記の如き優れた特性を有
する造粒物を効率よく得ることができる生薬類の造粒方
法、および得られた造粒物を含む固形製剤を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】本発明者らは、上記の
目的を達成するため種々検討した結果、従来の流動型造
粒機に回転体を取り付けた転動流動型造粒機を用い、生
薬成分を転動および流動させながら造粒すると、簡単に
目的とする造粒物が得られることを見いだし、本発明を
完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明の方法では、生薬成分
を、回転体の表面で転動させると共に流動させて造粒
し、生薬類の造粒物を得る。
【0011】また、本発明の固形製剤は、前記のように
して得られた造粒物を含んでいる。
【0012】なお、本明細書において、「転動」とは回
転体の表面を転がることを意味し、「流動」とは、流動
層のように、気流中に浮遊することを意味する。
【0013】前記生薬成分が含まれる原料としては、動
植物の薬用とする部分、細胞内容物、分泌物、抽出物ま
たは鉱物などが挙げられる。原料には、例えば、アカメ
カシ、アセンヤク、アニス実、アマチャ、アラビアゴ
ム、アロエ、アンソッコウ、ウイキョウ、ウコン、ウワ
ウルシ、エイジツ、エンゴサク、エンメイソウ、オウ
ギ、オウゴン、オウバク、オウレン、オンジ、加工ブ
シ、カゴソウ、ガジュツ、カスカラサグラダ、カッコ
ウ、カッコン、カノコソウ、カミツレ、カラムス根、カ
ロコン、カロニン、カンキョウ、カンゾウ、カンテン、
キキョウ、キコク、キササゲ、キジツ、キョウニン、ク
ジン、ケイガイ、ケイヒ、ケツメイシ、ケンゴシ、ゲン
チアナ、ゲンノショウコ、コウカ、コウジン、コウブ
シ、コウベイ、コウボク、ゴオウ、ゴジツ、コショウ、
ゴシュユ、ゴミン、コムギデンプン、ゴバイシ、コメデ
ンプン、コロンボ、コンズランゴ、サイコ、サイシン、
サフラン、サンキライ、サンザシ、サンシン、サンシュ
ユ、サンナ、サンショウ、サンヤク、ジオウ、ジギタリ
ス、シコン、シソン、ジリュウ、シャクヤク、シャジ
ン、シャゼンシ、シャゼンソウ、ジュウヤク、シュクシ
ャ、ショウキョウ、ショウズク、ショウマ、スイサンヨ
ウ、セイヒ、セキショウコン、セキサン、セネガ、セン
キュウ、センコツ、センソ、センタウリウム草、セン
ナ、センブリ、ソウジュツ、ソウハクヒ、ソヨウ、ダイ
ウイキョウ、ダイオウ、タイソウ、タクシャ、チクセツ
ニンジン、チモ、チョウジ、チョレイ、チンピ、トウガ
ラシ、トウキ、トウニン、トウヒ、トウモロコシデンプ
ン、トコン、トラガント、動物胆(ユウタンを含む)、
ナンテンジツ、ニガキ、ニンジン、バイモ、バクモンド
ウ、ハチミツ、ハッカ、ハマボウフウ、バレイショデン
プン、ハンゲ、ヒハツ、ビャクシ、ビャクジュツ、ビン
ロウジ、ブクリョウ、フラングラ皮、ベラドンナコン、
ボウイ、ボウコン、ボウフウ、ホップ、ボタンピ、ホミ
カ、ボレイ、マオウ、マクリ、メントール、モクツウ、
モッコウ、ヤクチ、ヤラッパ、ヨウバイヒ、ヨクイニ
ン、リュウコツ、リュウタン、リョウキョウ、レンギョ
ウ、ロジン、ロートコンなどが含まれる。これらの生薬
類に含まれる生薬成分は一種又は二種以上使用できる。
【0014】好ましい原料には、ダイオウ、カンゾウ、
ケイヒ、エンゴサク、ボレイ、ウイキョウ、シュクシ
ャ、リョウキョウ、ジオウ、サンシュユ、サンヤク、タ
クシャ、ブクリョウ、ボタンピ、加工ブシ、ニンジン、
ソウジュツ、コウボク、チンピ、コウブシ、ショウキョ
ウ、タイソウ、シャクヤク、トウキおよびセンキュウが
含まれる。
【0015】本発明で用いる生薬成分には、生薬末およ
び生薬エキスが含まれる。生薬末としては、前記原料の
全形生薬を小片もしくは小塊に切断もしくは破砕したも
の、または粗切、中切もしくは細切した切断生薬;全形
生薬又は切断生薬を粗末、中末、細末または微末とした
粉末生薬が使用できる。
【0016】生薬エキスは、慣用の方法、例えば、抽出
溶媒を用いて、適当な温度、例えば低温又は加熱して前
記原料から抽出することにより得ることができる。抽出
溶媒は、生薬成分に応じて適当に選択でき、例えば、
水;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ブタノールなどのアルコール類;ヘキサン、
ヘプタンなどの脂肪族炭化水素;シクロヘキサンなどの
脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化
水素類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類;ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類;酢酸メ
チル、酢酸エチルなどのエステル類;これらの混合溶媒
などが使用できる。抽出溶媒としては、水、親水性溶媒
およびこれらの混合溶媒が使用される場合が多い。
【0017】生薬エキスは、抽出された液状エキスをそ
のまま使用してもよく、また、添加剤や水などで希釈し
てもよく、さらに抽出したエキスを濃縮した濃縮エキス
としても使用できる。また、生薬エキスは、必要により
添加剤を添加して、スプレードライ、撹拌造粒などによ
り粉末化した生薬エキス末としても使用できる。造粒に
際して、液状の生薬エキスは噴霧される場合が多い。ま
た、生薬エキス末は、水及び/又は有機溶媒の溶液又は
分散液として噴霧してもよく、そのまま転動および流動
による造粒に供してもよい。
【0018】生薬成分は、生薬末又は生薬エキス末と生
薬エキスとを組合せて造粒してもよい。すなわち、生薬
末又は生薬エキス末を転動および流動させながら生薬エ
キスを噴霧して造粒してもよい。この場合、生薬末と生
薬エキスとの配合比率は、製剤の目的により異なり特に
限定されないが、生薬末1重量部に対して、乾燥エキス
換算で生薬エキス0.01〜5重量部、好ましくは0.
1〜3重量部程度である。
【0019】本発明の方法においては、生薬成分に加え
て、生理活性薬効成分を併用してもよい。薬効成分とし
ては、例えば、中枢神経系薬物、循環器系薬物、呼吸器
系薬物、消化器系薬物、抗生物質および化学療法剤、代
謝系薬物、ビタミン系薬物、制酸剤やミネラルなどが挙
げられる。
【0020】中枢神経系薬物としては、例えば、ジアゼ
パム、イデベノン、アスピリン、イブブロフェン、パラ
セタモール、ナプロキセン、ピロキシカム、ジクロフェ
ナック、インドメタシン、スリンダック、ロラゼパム、
ニトラゼパム、フェニトイン、アセトアミノフェン、エ
デンザミド、ケトプロフェン、カフェインなどが挙げら
れる。
【0021】循環器系薬物としては、例えば、ビンポセ
チン、プロプラノロール、メチルドパ、ジピリダモー
ル、フロセミド、トリアムテレン、ニフェジピン、アテ
ノロール、スピロノラクトン、メトプロロール、ピンド
ロール、カプトプリル、硝酸イソソルビドなどが挙げら
れる。
【0022】呼吸器系薬物には、例えば、アムレキサノ
クス、デキストロメトルファン、テオフィリン、プソイ
ドエフェドリン、サルブタモール、グアイフェニシンな
どが含まれる。
【0023】消化器系薬物としては、例えば、ランソプ
ラゾール、オメプラゾール等のベンツイミダゾール系薬
物、ジメチジン、ラニチジン、パンクレアチン、ビサコ
ジル、5−アミノサリチル酸、スクラルファートなどが
挙げられる。
【0024】抗生物質および化学療法剤には、例えば、
セファレキシン、セファクロール、セフラジン、アモキ
シシリン、ビバンピシリン、バカンピシリン、ジクロキ
サシリン、エリスロマイシン、エリスロマイシンステア
レート、リンコマイシン、ドキシサイクリン、トリメト
プリム/スルファメトキサゾールなどが含まれる。
【0025】代謝系薬物には、例えば、セラペプター
ゼ、塩化リゾチーム、アデノシントリフォスフェート、
グリペンクラミド、塩化カリウムなどが含まれる。
【0026】ビタミン系薬物としては、例えば、酢酸レ
チノール、パルミチン酸レチノール、ビタミンA油、肝
油、強肝油、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェ
ロール、コハク酸d−α−トコフェロール、コハク酸d
1−α−トコフェロール、コハク酸d1−α−トコフェ
ロールカルシウム、酢酸d−α−トコフェロール、酢酸
d1−α−トコフェロール、d−α−トコフェロール、
d1−α−トコフェロール、塩酸チアミン、硝酸チアミ
ン、硝酸ビスチアミン、チアミンジスルフィド、チアミ
ンジセチル硫酸エステル塩、塩酸ジセチアミン、塩酸フ
ルスルチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビス
イブチアミン、フルスルチアミン、プロスルチアミン、
ベンフォチアミン、フラビンアデニンジヌクレオチドナ
トリウム、リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウ
ム、酪酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリ
ドキサール、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキ
ソコバラミン、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミ
ン、アスコルビン酸、アスコルビン酸カルシウム、アス
コルビン酸ナトリウム、ニコチン酸、ニコチン酸アミ
ド、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パンテト
ン酸ナトリウム、ビオチン、アスパラギン酸カリウム・
マグネシウム等量混合物、イノシトールヘキサニコチネ
ート、ウルソデスオキシコール酸、L−塩酸システイ
ン、L−システイン、オロチン酸などが挙げられる。
【0027】さらには、薬効成分には、前記原料から抽
出された薬効成分といわれる薬物、例えば、ダイオウや
センナからのセンノシド類、カンゾウからのグリチリル
リチン酸類などが挙げられる。
【0028】これらの薬効成分を使用する場合は、生薬
成分1重量部に対して、0.0001〜50重量部程度
使用できる。
【0029】好ましい造粒方法においては、生薬成分と
ともに添加剤が使用される。添加剤としては、経口用固
形製剤を製造する際に一般的に使用される種々の添加剤
が使用できる。添加剤には、例えば、賦形剤、結合剤、
崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤などが含まれる。これ
らの添加剤は、一種又は二種以上使用できる。これらの
添加剤のうち、少なくとも賦形剤、結合剤や崩壊剤が使
用される場合が多い。
【0030】前記賦形剤としては、例えば、乳糖、コー
ンスターチ、ショ糖、タルク、結晶セルロース、マンニ
トール、軽質無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、多孔
性物質などが挙げられる。
【0031】結合剤としては、例えば、ヒドロキシプロ
ピルセルロース(以下、HPCと称することがある)、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルファー化デ
ンプン、部分アルファー化デンプン、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、プルラン、デキストリン、アラビアゴム、ゼラチン
などが挙げられる。
【0032】また、崩壊剤としては、例えば、低置換度
ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースカルシウム(以下、ECGと称することがあ
る)、デンプン類、クロスカルメロース、クロスポビド
ンなどが挙げられる。
【0033】滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マ
グネシウム、ステアリン酸カルシウムなどかが挙げら
れ、着色剤としては、例えば、酸化チタン、ベンガラ、
カラメル、タール色素などが挙げられる。また、矯味剤
には、例えば、甘味剤、香料などが含まれる。
【0034】生薬成分として生薬末を用いる場合、生薬
末に対する添加剤の量は、生薬末の性質により異なり特
に限定されないが、生薬末1重量部に対して0.01〜
12重量部、好ましくは0.01〜7重量部程度であ
る。
【0035】生薬成分として生薬エキス末を用いる場
合、生薬エキス末に対する添加剤の量は、生薬エキス末
の性質により異なり特に制限されないが、生薬エキス末
1重量部に対して0.01〜100重量部、好ましくは
0.01〜80重量部程度である。
【0036】生薬成分として生薬エキスを用いる場合、
生薬エキスに対する添加剤の量も生薬エキスの性質や生
薬エキスの濃度により異なり特に限定されないが、乾燥
エキス(生薬エキスの水分を除いたもの)1重量部に対
して、0.01〜20重量部、好ましくは0.1〜10
重量部程度である。また、生薬エキスを噴霧する場合、
添加剤の量は、乾燥エキス換算の生薬エキス1重量部に
対して、0.01〜10重量部、好ましくは0.01〜
5重量部程度である。
【0037】さらに、生薬末および生薬エキスとともに
添加剤を併用する場合、生薬末と生薬エキスとの割合
は、前記と同様に、生薬末1重量部に対して、生薬エキ
ス0.01〜5重量部、好ましくは0.1〜3重量部程
度である。添加剤の量は、生薬末と生薬エキスの配合割
合により異なるので特に限定されないが、生薬末と生薬
エキス(乾燥エキスとして)との総量1重量部に対し
て、0.01〜10重量部、好ましくは0.01〜5重
量部程度である。
【0038】添加剤を併用する場合、生薬成分の性質に
応じた造粒法が採用できる。例えば、生薬末又は生薬エ
キス末を用いる場合には、加熱気流中で、添加剤と共に
生薬末又は生薬エキス末を転動および流動させて造粒し
てもよい。また、生薬エキスを用いる場合、添加剤を転
動および流動させながら生薬エキスを噴霧してもよい。
さらに、粉粒体を転動および流動させながら、液体を
噴霧して造粒する際、前記粉粒体および液体の少なくと
も一方に生薬成分を含ませて造粒する方法も好ましい。
この場合、粉粒体には、生薬末、生薬エキス末および前
記添加剤が含まれ、液体には、生薬エキス、水および有
機溶媒が含まれる。
【0039】このような方法は、種々の態様、例えば、
次のような態様で行なうことができる。
【0040】(1)生薬末を転動および流動させなが
ら、水、有機溶媒、生薬エキスから選ばれた少なくとも
1つの成分を含む液体を噴霧して造粒する方法。
【0041】(2)生薬末を転動および流動させなが
ら、添加剤を含む液体を噴霧して造粒する方法。この液
体は、添加剤に加えて、水、有機溶媒、生薬エキスから
選ばれた少なくとも1つの成分を含んでいてもよい。
【0042】(3)生薬末および添加剤を転動および流
動させながら、水、有機溶媒、生薬エキス、添加剤から
選ばれた少なくとも1つの成分を含む液体を噴霧して造
粒する方法。この方法において、好ましくは、生薬エキ
スを含んでいてもよい水、結合剤の水溶液又は水分散液
が噴霧される。
【0043】(4)添加剤を転動および流動させなが
ら、生薬末および生薬エキスを含む液体(好ましくは生
薬エキス)を噴霧して造粒する方法。
【0044】(5)添加剤を転動および流動させなが
ら、生薬エキスおよび添加剤を含む液体(好ましくは水
溶液又は水分散液)を噴霧して造粒する方法。
【0045】好ましい方法には、前記(2)(3)
(4)および(5)の方法が含まれる。
【0046】このような方法において、液体として、好
ましくは生薬エキス又は水が使用される。また、添加剤
を噴霧する場合、通常、少なくとも結合剤や賦形剤を使
用する場合が多い。なお、液体は、溶液であってもよく
分散液であってもよい。液体中の添加剤の濃度は、溶媒
の種類、乾燥温度などに応じて適当に選択できるが、通
常、0.1〜75重量%、好ましくは0.1〜50重量
%程度である。
【0047】本発明の方法によれば、転動圧密作用によ
り製剤に適した見掛け比容(嵩密度)を有する造粒物を
得ることができる。生薬類の造粒物の見掛け比容は、例
えば、0.5〜2.5ml/g、好ましくは0.8〜
2.2ml/g程度である。見掛け比容が0.5ml/
g未満であると、造粒物が固く重質となり、打錠による
圧縮性が低下し、2.5ml/gを越えると、嵩が高
く、細粒剤や顆粒剤としたときの包装容器が大きくなる
とともに、打錠時に臼孔への充填量が少なくなり、錠剤
の重量を大きくできなくなる。
【0048】本発明の方法においては、前記成分を回転
体の表面で転動させると共に流動させることにより生薬
成分を造粒する。好ましくは、生薬成分などを、ケーシ
ングの底部に設けた回転体の表面で転動させると共に、
転動した粒状物を気流により流動させて造粒する。この
ような本発明の方法では、回転する回転体の回転力によ
り、粒状物を回転体の表面で円滑に転動させることがで
き、転動した粒状物は、気流により浮遊して流動層を形
成する。また、浮遊する粒状物は回転体上に落下し、転
動する。このように、粒状物は、転動と流動とが繰返し
行なわれる循環流により造粒される。そのため、吸湿性
や粘着性の大きな生薬エキスを用いても、回転体の表面
で遠心方向に渦巻き状に転動する過程で、転動圧密作用
により粒状物の密度が増大して整粒され、表面が平滑と
なるので、嵩密度および強度が大きく、粒度分布がシャ
ープな造粒物を効率よく製造できる。また、気流により
粒状物を効率よく乾燥させることができる。
【0049】また、他の方法では、生薬成分を、内壁に
通気部を有する回転体の回転に伴なって転動させると共
に、通気部からの気流により流動させて造粒する。好ま
しい他の方法では、通気部を有する回転ドラムの回転に
伴なって、生薬成分などを内壁に沿って転動させると共
に、粉粒体と接触する通気部からの気流により流動させ
て造粒する。この場合には、回転ドラムが回転体を構成
する。回転ドラムは、縦断面が多角形状であってもよ
く、横軸を中心軸として回転可能な横型回転体を構成し
てもよく、回転ドラムの内壁にはバッフルプレートなど
の攪拌手段を設けてもよい。
【0050】このような方法では、回転ドラムの回転に
より、生薬成分や添加剤などの粉粒体が、回転ドラムの
内壁に沿ってカスケード運動により転動造粒されるとと
もに、回転ドラムの回転遠心力により持上げられると
き、転動圧密作用により粒状物の密度が増大し、整粒さ
れる。そのため、嵩密度および強度が大きく、粒度分布
がシャープな造粒物を効率よく製造できる。さらに、通
気部から回転ドラム内に給気することにより、転動する
粒状物を流動化させ、複雑な混合・転動・流動層を形成
でき、造粒物を効率よく製造できる。また、気流により
粒状物を効率よく乾燥させることもできる。
【0051】本発明では、粒状物の転動と流動とを行な
うことができる種々の転動流動造粒機が使用できる。こ
のような装置は、流動床上に回転可能に配設された回転
体により粉末の転動性を確保できるのが好ましい。具体
的には、回転体の表面には、粉末を流動させるための通
気孔が少ない装置が望ましく、より好ましくは回転体の
表面に通気孔のない装置、例えば、マルチプレックス
[(株)パウレック製]などが好ましい。
【0052】このような転動流動造粒機では、例えば、
次のようにして生薬成分を造粒できる。転動流動造粒機
に生薬末や添加剤などの粉粒体を入れ、回転体を回転さ
せながら粉粒体を転動させる。必要に応じて添加剤を添
加した、生薬エキス、水や有機溶媒などの液体を噴霧し
ながら、気体を装置内に導入し、粉粒体の流動層を形成
しつつ、転動流動させ造粒する。
【0053】前記回転体としては、中央部が略円錐形状
又は截頭円錐形状に隆起した回転体、すなわち回転軸を
中心として側部下方に傾斜した傾斜面を有する回転体、
例えば、円錐状、円錐台状の回転体が好ましく使用され
る。回転体の傾斜面は、直線状の傾斜面に限らず、粒状
物との接触面積を大きくするため、内方へ湾曲した湾曲
傾斜面であってもよい。また、回転体の外周部に攪拌手
段を設け、転動流動とともに、攪拌転動造粒するのも好
ましい。
【0054】攪拌手段は、回転体の外周部に円周方向に
沿って放射状に延びる2以上の複数の攪拌部材などで構
成するのが好ましい。攪拌手段は、周方向に互いに連な
っていてもよい。この場合、攪拌部材は、前記円錐状、
円錐台状の回転体本体の軸心を外れた位置から円周方向
に放射状に延びるのが好ましい。
【0055】また、攪拌手段の先端をケーシングの内壁
面に近接させると共に、攪拌手段を、少なくとも、回転
方向に向って前部の高さが漸減する傾斜部と、この傾斜
部に連なる略水平な平坦部とで構成すると、傾斜部で粒
状物を攪拌転動造粒させることができ、平坦部で転動整
粒させることができるので好ましい。特に、攪拌手段
は、前記傾斜部および平坦部に加えて、回転方向とは逆
方向に向って後部の高さが漸減し、かつ、必要に応じて
平坦部を介して、後続する攪拌手段の前部の傾斜面と連
なる傾斜部を備えた断面逆台形状の面を有するのが好ま
しい。この場合には、後部の傾斜面で粒状物を転動さ
せ、後続する攪拌手段の傾斜部に円滑に案内できるの
で、効率よく攪拌転動造粒することができる。
【0056】回転体の回転速度は、回転体の径、装置の
内容積、生薬成分、添加剤や液体の性質、所望する造粒
物の密度などに応じて適当に選択できる、回転体の周速
は、例えば、毎秒、0.1〜20m、好ましくは1〜1
0m程度である。
【0057】液体の噴霧方法は、特に制限されないが、
例えば、転動流動造粒機の上部のノズルから噴霧するト
ップスプレー、および転動流動する粉粒体の流れに対し
て接線方向に噴霧するタンジェンシャルスプレーにより
行なうことができる。なお、液体は、1又は2以上の複
数のノズルから噴霧できる。
【0058】トップスプレーによると、前記回転体の回
転に伴なって粉粒体及び気流が回転体の中心方向に向う
旋回流となるので、ノズルの上方で浮遊する粉粒体の割
合を低減できると共に粉粒体の上昇を抑制でき、粉粒体
と噴霧された液体のミストとの接触効率を高めることが
できる。そして、回転体の回転による転動作用により、
粗大粒子の生成が抑制され、重質でシャープな粒度分布
を有する造粒物を効率よく生成させることができる。
【0059】また、タンジェンシャルスプレーでは、転
動する粉粒体に集中的に噴霧できるので、粉粒体と噴霧
された液体との接触効率を高めるこができる。タンジェ
ンシャルスプレーでは、装置の下部や中間部などの適所
から液体を噴霧できる。
【0060】流動層を形成するための気流としては、窒
素、ヘリウム、二酸化炭素などの種々の気体が使用でき
るが、通常、空気が利用される場合が多い。気流の温度
は、前記添加剤の種類、液体の噴霧量や溶媒の種類など
に応じて適当に選択できるが、通常、25〜120℃、
好ましくは30〜100℃程度である。
【0061】気流量は、転動流動造粒機の内容積、粉粒
体の量や液体の噴霧量に応じて適当に選択できるが、例
えば、転動流動造粒機の底部断面積1m2 当り、毎分、
5〜300m3 、好ましくは10〜200m3 程度であ
る。
【0062】気流は、上昇流を形成する適所から導入で
きるが、回転体の表面を転動した粒状物を、効率よく流
動層に循環するため、好ましくは回転体の傾斜面の外周
周縁部の下方から導入される。この場合、ケーシング内
の底部に配設され、中央部が開口した底板と、この底板
上に回転可能に配設された回転体との間の流路を通じ
て、回転体の外周部からケーシング内に気流を導入し、
回転体の表面を転動した粒状物を流動させてもよい。
【0063】液体の噴霧が終了した後、気流をそのまま
利用して、造粒物を乾燥するのが効率的である。
【0064】また、生薬エキスを造粒する場合は、転動
流動造粒機に添加剤を入れ、回転体を回転させながら添
加剤を転動および流動させ、前記と同様にして、生薬エ
キスを噴霧し、転動および流動させることにより造粒で
きる。
【0065】さらに、ノズルが、前記液体を噴霧するス
プレーノズルと同軸に形成され、かつ粉粒体の供給も可
能な多重管式の鞘付きノズルである場合には、回転体を
回転させながら、前記鞘付きノズルから液体と粉粒体を
供給して造粒してもよい。このような鞘付きノズルを利
用すると、噴霧された液体のミストが分散する領域で、
液体と粉粒体とを接触させることができる。
【0066】また、通常の通気型コーティング機やこれ
を改造した装置を転動流動造粒機として使用できる。こ
の転動流動造粒機を用いた造粒機構は、横軸方向などに
回転可能な回転ドラム内に収容された生薬成分や添加剤
などの粉粒体を、回転ドラムの回転に伴なって生じるカ
スケード運動により転動造粒する。この場合、粉粒体
は、カスケード運動により落下する時、転動造粒される
とともに、回転する回転ドラムの回転遠心力で持上げら
れるとき、転動圧密作用により粒状物の密度が増大し、
整粒されるので、嵩密度および強度が大きく、粒度分布
がシャープな造粒物を効率よく製造できる。さらに、回
転ドラム内のうち粉粒体と接触する通気部から、回転ド
ラム内に給気することにより、転動する粒状物を流動化
させ、複雑な混合・転動・流動層を形成し、好ましい造
粒物を効率よく製造できる。また、気流により粒状物を
効率よく乾燥させることもできる。
【0067】回転ドラムの回転速度は、回転ドラムの内
径、生薬成分、添加剤や液体の性質、所望する造粒物の
密度などに応じて適当に選択できる。回転ドラムの周速
は、例えば、0.05〜20m/秒、好ましくは0.5
〜5m/秒程度である。
【0068】液体の噴霧方法は特に制限されないが、カ
スケード運動により傾斜して転動落下する粉粒体におい
て、上流側の粉粒体、好ましくは粉粒体の傾斜面の平均
高さよりも上流側の粉粒体へ噴霧するのが好ましい。噴
霧ノズルの数は、回転ドラムの大きさによって変化する
が、1又は2以上の複数個である。
【0069】給気方法は、液体を噴霧する方向と同じ並
流方向に給気するダイレクト法、または液体の噴霧方向
と対向する向流方向に給気するリバース法のいずれも採
用できる。造粒物をより流動させるためにはリバース法
が有用であり、造粒物を転動させるためにはダイレクト
法が有利である。さらに、給気方法は、間欠的であって
もよく連続的でもよく、ダイレクト法とリバース法とを
組合せてもよい。
【0070】液体の噴霧が終了した後、気流をそのまま
利用して、造粒物を乾燥するのが効率的であり、この場
合には、リバース法が好ましい。給気する気体の種類お
よび温度は、前記転動流動造粒機の場合と同様である。
【0071】本発明の方法により得られた生薬類の造粒
物は、固形製剤として好適に使用される。この固形製剤
は、前記のようにして得られた造粒物を、必要により篩
過、粉砕などに供し、そのまま又は必要に応じて前記添
加剤を添加し、慣用の方法により、散剤、細粒剤、顆粒
剤、錠剤、カプセル剤などの固形製剤とすることができ
る。
【0072】本発明において好適に使用される転動流動
造粒機は、粉粒体を収容し、かつ流動層を形成するため
のケーシングと、このケーシングの下部に回転可能に配
設された回転体と、この回転体の外周とケーシングとの
間に形成され、かつ前記粉粒体の通過を規制する流路を
有する通気手段と、この通気手段を通じて気体を上方へ
供給するための送風手段とを備えている。前記通気手段
の流路は、回転体内面の下部に形成してもよく、回転体
の傾斜部からケーシングの内壁方向に延びる平坦部に形
成した通気部や、回転体の外周とケーシングとの間に設
けられた、通気孔を有する通気部材で構成してもよい。
【0073】以下、本発明において好適に使用される転
動流動造粒機について、添付図面を参照しつつ説明す
る。
【0074】図1は転動流動造粒機の一例を示す縦断面
図である。この転動流動造粒機は、円筒状ケーシング1
内の下部に回転可能に配設された回転体6と、前記ケー
シング1内の上部空間に配設されたノズル15とを備え
ている。
【0075】前記ケーシング1の底板2は、ケーシング
1の内壁から延びる平板部3と、中央部に形成され、前
記回転体6の軸心方向に向って斜め上方へ傾斜した傾斜
板部4と、中心部に形成された貫通孔5とで構成されて
いる。
【0076】前記回転体6は、前記底板2の傾斜板部4
に対応して、側部下方に傾斜した傾斜面を有する中空円
錐台状の回転体本体7と、この回転体本体7の周縁部に
放射状や湾曲状に所定間隔毎に形成された、攪拌手段と
しての複数の攪拌翼8とで構成されている。また、底板
2の傾斜板部4と回転体本体7との間には、ラビリンス
流路9が形成されている。
【0077】なお、前記攪拌翼8は、回転方向に向って
下降する前部の傾斜面、平坦面および回転方向とは逆方
向に向って下降する後部の傾斜面を備えた縦断面逆台形
状に形成され、複数の攪拌翼8は、平坦部を介して、互
いに周方向に連なっている。攪拌翼8と前記底板2の平
板部3との間には、所定のクリアランスが形成されてい
る。
【0078】前記底板2の下部には、底板2の貫通孔5
から突出した中空の筒部11を有する取付板10が取付
けられている。前記回転体6は、筒部11の中空部内に
回転可能に挿通された回転軸12により回転される。す
なわち、モータなどにより回転される前記回転軸12の
端部は前記回転体6に固着されていると共に、前記取付
板10の軸受13により回転可能に支持されている。
【0079】さらに、前記取付板10には、気体を供給
するためのパイプ14が接続されている。このパイプ1
4から供給される気体は、前記底板2の下部空間と通じ
ている。そのため、気体は、底板2の下部空間、貫通孔
5及びラビリンス流路9を経て、回転体本体7の側方か
らケーシング1内に供給される。
【0080】また、前記ノズル15は、前記ケーシング
1内の上部空間のうち回転体6の軸心を外れた位置に下
向きに配設されている。そのため、回転体6の中心部に
粒状物が堆積するのを抑制できる。
【0081】ケーシング1内のノズル15の上方には、
粒状物と気体とを分離するためのバッグフィルタ16が
取付けられ、このフィルタ16により分離された気体
は、ケーシング1の天板17に形成された排気口18か
ら排出される。
【0082】図2は転動流動造粒機の他の例を示す概略
図である。この装置は、底板22の傾斜板部24に複数
の通気孔25が形成されている点、回転体26の回転体
本体27が円錐状に形成されている点を除き、前記図1
に示す装置と基本的に同様に構成されている。
【0083】このような装置では、装置内に粉粒体を収
容し、液体を噴霧すると共に気体を導入すると、粉粒体
は回転体本体の傾斜面を転動すると共に、気流により流
動し、渦巻き状の流動層を形成できる。そして、転動圧
密作用により、前記のような優れた特性を有する造粒物
を得ることができる。また、回転体が攪拌翼を備えてい
る場合には、攪拌とともに強い転動圧密作用を与えるこ
とができるので、造粒物は、さらに重質で強度が大き
く、粒度分布幅が狭くなる。
【0084】なお、前記装置において、攪拌翼は必ずし
も必要ではない。また、前記底板も必ずしも必要ではな
く、回転体の外周とケーシング内壁との間に、粒状物の
通過を規制する通気孔が形成された通気部を設け、この
通気部の通気孔を通じて上方へ気体を送風してもよい。
この場合、回転体は、円錐状又は円錐台状などの傾斜面
を有する回転体本体と、この回転体本体に連なって外周
部を構成する、平坦面を有する平坦部とで構成してもよ
い。通気部は、金網、多孔板、スリットなどで構成でき
る。また、前記通気部は、水平方向に限らず、回転体の
外周とケーシングの内壁との間に傾斜して配設した傾斜
部に形成してもよい。
【0085】さらに、前記攪拌手段としての攪拌翼と、
ケーシング内壁に取付けられた固定刃とを組合せてもよ
い。この場合、固定刃は、前記攪拌手段の平坦面と所定
のクリアランスをもって取付けられる。回転体の攪拌手
段と固定刃とを組合せると、攪拌手段の前部の傾斜面で
攪拌転動造粒できると共に、平坦面と固定刃との間で粒
状物を挾み込んで、圧密と、粗大粒子の解砕を行なうこ
とができるため、造粒物は、さらに強度が大きく粒度分
布がシャープとなる。攪拌手段の平坦面と固定刃とのク
リアランスは、所望する造粒物の大きさ、密度や粒度分
布幅に応じて、例えば、5〜15mmなどのように適当
に設定できる。
【0086】図3は転動流動造粒機のさらに他の例を示
す概略図である。この装置は、回転体36が、円錐状の
回転体本体37と、この回転体本体の外周からケーシン
グ31の内壁方向に延びる平板部38と、この平板部に
形成され、粉粒体の通過を規制する複数のスリット39
とで構成されている点、前記平板部38とケーシング3
1の内壁との間に、気流が上方へ流れる隙間が形成され
ている点を除き、前記図1に示す装置と基本的に同様に
構成されている。
【0087】図4は転動流動造粒機の他の例を示す概略
図である。この装置は、回転体46を構成する円錐状回
転体本体47の外周からケーシング41の内壁方向に延
びる平板部の一部が、粉粒体の通過を規制する金網や多
孔板などの通気部材48で形成されている点を除き、前
記図3に示す装置と基本的に同様に構成されている。
【0088】図3及び図4に示す装置において、気流量
が多い場合、粒状物が浮遊流動し転動効果が劣るもの
の、気流量を小さくすることにより、回転体本体37,
47の傾斜面による粒状物の転動効率を高め、本発明の
目的を達成することができる。なお、ケーシングの形状
は円筒状に限らず、平滑な内壁を有していればよい。
【0089】図5は転動流動造粒機のさらに他の例を示
す概略縦断面図であり、図6は図5のVI−VI線断面
図である。この装置は、粒体を被覆するための通気型コ
ーティング機として知られている(例えば、特公昭62
−19134号公報、特公昭62−19135号公報、
特公昭63−29980号公報、特開平3−5848号
公報など)。しかし、通気型コーティング機が、生薬類
の転動流動造粒に有用であることは知られていない。
【0090】この装置は、回転体を構成する断面9角形
状の回転ドラム本体51と、この回転ドラム本体の9つ
の内面を構成する通気部材52と、各通気部材の内面に
取付けられた攪拌手段としてのバッフルプレート53
と、回転ドラム本体51内に配設されたスプレーノズル
54とを備えている。前記通気部材52は、回転ドラム
本体51の内部に向けて開口し、かつ粉粒体の通過を規
制する通気孔を有する。また、バッフルプレート53
は、回転ドラム本体51の内壁で、粉粒体が偏って流れ
るのを規制し、粉粒体の流れを均一化する。スプレーノ
ズル54は、回転ドラム本体51内に延びるスプレーア
ーム55に連通して取付けられている。
【0091】各辺が外方へ膨出した回転ドラム本体51
と通気部材52との間には、気体流路56が形成され、
この気体流路は前記通気部材52を通じて回転ドラム本
体51内と連通している。前記回転ドラム本体51の両
側は断面円形に絞られ、一方の側部は粉粒体の供給およ
び造粒物の取出し口57として利用され、他方の側部に
は、横方向に延び、かつ軸受58により回転可能に支持
された中空軸59が取付けられている。この中空軸59
は、回転ドラム本体51を回転させるため、モータなど
により回転可能である。
【0092】回転ドラム本体51の軸受58側には、給
気・排気用の送風機(図示せず)に接続された気流分配
器(図示せず)が設けられている。この気流分配器は、
回転ドラム本体51の回転に伴なって、送風機からの気
流を、9つの気体流路56のうち所定の気体流路に分配
する。すなわち、この例では、リバース法により気体を
導入するため、回転ドラム本体51の回転に伴なって、
9つの気体流路56は気流分配器により次々と切換えら
れ、装置の下部の給気口60から、回転ドラム本体51
の下部に移動した気体流路56から通気部材52を通じ
て回転ドラム本体51内に供給される。気流は、粉粒体
床を通過して、回転ドラム本体51の上部に移動した通
気部材52および気体流路56を通じて排気口61から
排出される。
【0093】回転ドラム本体51の回転に伴なって、回
転方向に持上げられた傾斜面を有する粉粒体床が形成さ
れる。この例では、図6に示されるように、粉粒体床の
うち上流側、すなわち回転ドラム本体51の回転により
持上げられた側の粉粒体床に、スプレーノズル54から
液体を噴霧している。
【0094】液体を噴霧するためのスプレーノズル54
は、中空軸59の中空部を通じて回転ドラム本体51内
に延びる中空管55aと連通するスプレーアーム55に
取付けられ、スプレーアーム55は、軸方向に進退自在
である。そのため、スプレーノズル54の調整や点検
は、前記取出し口57にスプレーアーム55を延出させ
ることにより行なうことができる。
【0095】このような装置では、回転ドラム本体内に
粉粒体を収容し、液体を噴霧するとともに気体を導入す
ると、粉粒体は、転動しながら回転方向に持上げられて
流れ落ちるカスケード運動を行なうとともに、気流によ
り流動する。そして、転動圧密作用により、前記のよう
な優れた特性を有する造粒物を得ることができる。ま
た、攪拌手段を備えることにより、攪拌混合効果が生
じ、よりシャープな粒度分布の造粒物が得られる。
【0096】なお、前記装置において、回転ドラムの縦
断面形状は、多角形状であってもよく円形であってもよ
い。回転ドラムの縦断面形状が多角形状である場合、辺
数は3〜25、好ましくは5〜15程度である。また、
回転体の側面形状は、図5及び図6に示すようなコニカ
ル型に限らず、オニオン型、ピア型、アップル型などで
あってもよい。転動流動造粒機は、回転軸が水平軸方向
に延びた横型造粒機である必要はなく、回転軸が傾斜し
た傾斜型造粒機であってもよい。また、攪拌手段は必ず
しも必要ではない。
【0097】通気部材は、粉粒体の粒度に応じて、例え
ば、細孔金網、通気性焼結金属などで構成できる。ま
た、通気部材の開口率は、転動および流動造粒の程度を
考慮して選択できる。通気部材は、回転ドラム本体が断
面多角形である場合、全ての内壁を構成することなく、
適当な間隔、例えば、交互に配設された通気部材と非通
気部材とで回転ドラム本体の内壁を構成してもよく、3
つの内壁のうち1又は2つの内壁を通気部材で構成し、
他の内壁は非通気部材で構成してもよい。通気部材は、
通常、等間隔毎に装着する場合が多い。回転ドラム本体
の内壁に占める通気部材の面積%は、粉粒体の転動効率
と流動効率に応じて選択でき、通常、10〜100%、
好ましくは20〜60%程度である。
【0098】通気部材は回転ドラム本体の内面に取付
け、回転ドラム本体とともに回転させる必要はなく、通
気孔を有する通気手段、例えば、パイプ状の通気手段
を、給気口・排出口または軸受側から回転ドラム本体内
に挿入し、かつ粉粒体内に埋設して設置してもよい。
【0099】さらに、ダイレクト法により気体を導入す
る場合には、気流分配器と送風機との間に、切換えダン
パーなどの流路切換手段を設けることにより、回転ドラ
ム本体の上部から給気し、下部から排気することもでき
る。スプレーノズルの数は、回転ドラム本体の大きさに
応じて、1又は2以上の複数個であってもよい。
【0100】
【発明の効果】本発明の方法によれば、生薬成分を回転
体の表面で転動させると共に流動させて造粒するので、
簡単な操作で、重質でシャープな粒度分布を有し、強度
の大きな造粒物を効率よく製造できる。
【0101】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0102】なお、実施例および比較例において、造粒
物の評価方法は次の通りである。
【0103】見かけ比容:造粒物50gを200mlメ
スシリンダーに徐々に充填した後、充填層の高さを目盛
で読みとり、単位ml/gで評価した。
【0104】粒度:30メッシュ(500μm)、10
0メッシュ(150μm)、140メッシュ(106μ
m)および200メッシュ(75μm)の標準篩(内
径:20cmφ)を重ね、造粒物50gを最上部の篩底
に入れ、一定時間振盪した後、篩上および篩底(200
メッシュ通過)に残留した造粒物の重量を測定し、各篩
による造粒物の重量%を計算した。
【0105】実施例1 軽質無水ケイ酸200gを転動流動造粒機((株)パウ
レック製、マルチプレックスMP−01型)に入れ、円
錐台状の傾斜面を有する回転体を備えた回転盤を150
rpm(周速1.2m/秒)で回転させた。一方、ダイ
オウ533.6gおよびカンゾウ133.4gから得ら
れた10重量%の水抽出エキス2000g(乾燥エキス
として200g)を噴霧量20g/分でトップスプレー
しながら、送風温度約40℃で転動流動させた。
【0106】噴霧が終了した後、そのまま転動流動させ
ながら20分間乾燥し、造粒物を得た。造粒物の見かけ
比容は2.0ml/gで、粒度は以下の通りであった。
【0107】30メッシュ残留: 3% 100メッシュ残留: 86% 140メッシュ残留: 1% 200メッシュ残留: 7% 200メッシュ通過: 3% 実施例2 安中散623g、コーンスターチ59g、ECG16.
2g、軽質無水ケイ酸35.5gを、実施例1で用いた
転動流動造粒機に入れ、回転盤を300rpm(周速
2.4m/秒)で回転させ転動させながら混合した。な
お、安中散623gの組成割合は、ケイヒ末3重量部、
エンゴサク末3重量部、ボレイ末3重量部、ウイキョウ
末2重量部、皮去カンゾウ末2重量部、シュクシャ末2
重量部、リョウキョウ末1重量部である。
【0108】さらに、送風温度約60℃で転動流動させ
ながら、水を噴霧量45ml/分で9分間トップスプレ
ーにより噴霧した後、前記安中散の水抽出エキス864
g(23%濃度、乾燥エキスとして199.3g)を噴
霧量96g/分で9分間噴霧し、次いで水を噴霧量17
g/分で7分間噴霧した。
【0109】全ての噴霧が終了した後、そのまま転動流
動させながら38分間乾燥し、散とエキスとを含む造粒
物を得た。造粒物の見かけ比容は2.1ml/gで、粒
度は以下の通りであった。
【0110】30メッシュ残留: 1% 100メッシュ残留: 96% 140メッシュ残留: 1% 200メッシュ残留: 2% 200メッシュ通過: 3% 実施例3 ジオウ粉末160g、サンシュユ粉末80g、サンヤク
粉末80g、タクシャ粉末80g、ブクリョウ粉末80
g、ボタンピ粉末80g、ケイヒ末26.6g、加工ブ
シ末13.4g、ニンジン末80g、アルファー化デン
プン36g、軽質無水ケイ酸1.4g、コーンスターチ
2.6gを、実施例1で用いた転動流動造粒機に入れ、
回転盤を300rpm(周速2.4m/秒)で回転し転
動させながら混合した。
【0111】さらに、送風温度約60℃で転動流動させ
ながら、5重量%のHPC水溶液を噴霧量50ml/分
で10分間タンジェンシャルスプレーにより噴霧した
後、そのまま転動流動させながら30分間乾燥し、造粒
物を得た。造粒物の見かけ比容は1.6ml/gで、粒
度は以下の通りであった。
【0112】30メッシュ残留: 0% 100メッシュ残留: 97% 140メッシュ残留: 3% 200メッシュ残留: 0% 200メッシュ通過: 0% 実施例4 軽質無水ケイ酸59gとECG83gを、実施例1で用
いた転動流動造粒機に入れ、回転盤を300rpm(周
速2.4m/秒)で回転し転動させながら混合した。一
方、香砂平胃酸加芍薬の粗切5135gから得た水抽出
エキス1938g(水分53%、乾燥エキスとして10
27g)に、軽質無水ケイ酸294g、合成ケイ酸アル
ミニウム147g、乳糖122gおよび水2767gを
混合した液5268gをタンジェンシャルスプレーで噴
霧した。なお、香砂平胃酸加芍薬の粗切5135gの組
成割合は、ソウジュツ4重量部、コウボク3重量部、チ
ンピ3重量部、カンゾウ1重量部、シュクシャ2重量
部、コウブシ2重量部、ショウキョウ1重量部、タイソ
ウ2重量部、シャクヤク3重量部である。噴霧量は最初
の1分間は70g/分、2〜30分間は50g/分、3
1分〜規定量を終了するまでの間は30g/分とした。
また、送風温度95℃で転動流動させた。
【0113】噴霧が終了した後、そのまま転動流動させ
ながら25分間乾燥し、造粒物を得た。造粒物の見かけ
比容は1.6ml/gで、粒度は以下の通りであった。
【0114】30メッシュ残留: 4% 100メッシュ残留: 95% 140メッシュ残留: 1% 200メッシュ残留: 0% 200メッシュ通過: 0% 実施例5 軽質無水ケイ酸230gを、実施例1で用いた転動流動
造粒機に入れ回転盤を300rpm(周速2.4m/
秒)で回転させながら転動させた。一方、ブクリョウ4
00g、シャクヤク、ケイヒ、トウキおよびソウジュツ
各300g、カンゾウおよびジオウ各100g、センキ
ュウ200gから得た水抽出エキス2000g(水分2
0%、乾燥エキスとして400g)を噴霧量40g/分
でトップスプレーにより噴霧し、送風温度70℃で転動
流動させながら造粒した。50分後、そのまま転動流動
させながら30分間乾燥し、造粒物を得た。造粒物の見
かけ比容は1.5ml/gで、粒度は以下の通りであっ
た。
【0115】30メッシュ残留: 0% 100メッシュ残留: 99% 140メッシュ残留: 1% 200メッシュ残留: 0% 200メッシュ通過: 0% 実施例6 転動流動造粒機として、図5及び図6に示すのと同様な
通気型コーティング機((株)パウレック製、ドリアコ
ータ、DRC500)を改造して用いた。すなわち、上
記通気型コーティング機は、9つの内壁を有する断面9
角形状の回転ドラム本体を備えており、各内壁には、通
気部材としてパンチングメタルが装着されている。前記
9つの通気部材に代えて、2つおきに150メッシュの
畳折りの網を装着し、他の内壁には非通気性平板を装着
した。
【0116】実施例2で用いた安中散2492g、コー
ンスターチ236g、ECG65g、軽質無水ケイ酸1
42gをプラスチック製袋に入れて10回振り混ぜ、混
合物を上記転動流動造粒機に入れ、回転数20rpm
で、温度80℃の空気流をリバースで供給し、転動流動
させながら、実施例2の安中散の水抽出エキス3456
g(23%濃度、乾燥エキスとして797.2g)を噴
霧量約19g/分で3時間噴霧した。
【0117】噴霧終了後、そのまま転動流動させながら
20分間乾燥し、散とエキスとを含む造粒物を得た。造
粒物の見かけ比容は2.2ml/gで、粒度は以下の通
りであった。
【0118】30メッシュ残留: 5% 100メッシュ残留: 71% 140メッシュ残留: 10% 200メッシュ残留: 7% 200メッシュ通過: 7% 比較例 安中散623g、コーンスターチ59g、ECG16.
2g、軽質無水ケイ酸35.5gを、流動造粒機
((株)パウレック製、FD−3S型)に入れた。な
お、安中散623gの組成割合は、ケイヒ末3重量部、
エンゴサク末3重量部、ボレイ末3重量部、ウイキョウ
末2重量部、皮去カンゾウ末2重量部、シュクシャ末2
重量部、リョウキョウ末1重量部である。
【0119】送風温度約60℃で流動させながら、水を
噴霧量45ml/分で9分間トップスプレーにより噴霧
した後、前記安中散の水抽出エキス864g(23%濃
度、乾燥エキスとして199.3g)を噴霧量96g/
分で9分間噴霧し、続けて水を噴霧量17g/分で7分
間噴霧した。
【0120】全ての噴霧が終了した後、そのまま流動さ
せながら38分間乾燥し、散とエキスとを含む造粒物を
得た。造粒物の見かけ比容は2.7ml/gであり、粒
度は以下の通り、実施例2で得られた造粒物に比べて、
嵩高く粒度分布がブロードであった。
【0121】30メッシュ残留: 12% 100メッシュ残留: 62% 140メッシュ残留: 7% 200メッシュ残留: 11% 200メッシュ通過: 8% 実験例 実施例2および比較例で得た造粒物のうち、30〜10
0メッシュの造粒物5gを、ステンレス製シリンダー
(内容積50ml、直径32mmφ)に入れ、スペック
スミル(スペックス社製、ドイツ)で5分間振盪した。
次いで、100メッシュの丸篩で篩過し篩上の量を測定
して造粒物の残存率を求め、造粒物の強度とした。
【0122】その結果、実施例2で得られた造粒物の残
存率(強度)は82%、比較例で得られた造粒物の残存
率(強度)は34%であり、実施例2で得られた造粒物
は、比較例で得られた造粒物に比べて、2倍以上の強度
を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は転動流動造粒機の一例を示す縦断面図で
ある。
【図2】図2は転動流動造粒機の他の例を示す概略図で
ある。
【図3】図3は転動流動造粒機のさらに他の例を示す概
略図である。
【図4】図4は転動流動造粒機の他の例を示す概略図で
ある。
【図5】図5は転動流動造粒機のさらに他の例を示す概
略縦断面図である。
【図6】図6は図5のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1,21,31,41…ケーシング 6,26,36,46…回転体 7,27,37,47…回転体本体 14…パイプ 15…ノズル 25…通気孔 39…スリット 48…通気部材 51…回転ドラム本体 52…通気部材 53…バッフルプレート 54…スプレーノズル

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生薬成分を、回転体の表面で転動させる
    と共に流動させて造粒する生薬類の造粒方法。
  2. 【請求項2】 生薬成分および添加剤を転動および流動
    させて造粒する請求項1記載の生薬類の造粒方法。
  3. 【請求項3】 粉粒体を転動および流動させながら、液
    体を噴霧して造粒する方法であって、前記粉粒体および
    液体の少なくとも一方に生薬成分を含ませる請求項1記
    載の生薬類の造粒方法。
  4. 【請求項4】 生薬末又はそれと添加剤を含む粉粒体を
    転動および流動させる請求項3記載の生薬類の造粒方
    法。
  5. 【請求項5】 生薬末又はそれと添加剤を含む粉粒体を
    転動および流動させながら、水、生薬エキスおよび添加
    剤から選ばれた少なくとも1つの成分を含む液体を噴霧
    して造粒する請求項4記載の生薬類の造粒方法。
  6. 【請求項6】 生薬末1重量部に対して、添加剤を総量
    0.01〜12重量部用いる請求項4又は5記載の生薬
    類の造粒方法。
  7. 【請求項7】 生薬末が生薬エキス末である請求項4又
    は5記載の生薬類の造粒方法。
  8. 【請求項8】 生薬エキス末1重量部に対して、添加剤
    を総量0.01〜100重量部用いる請求項7記載の生
    薬類の造粒方法。
  9. 【請求項9】 生薬エキスおよび添加剤から選ばれた少
    なくとも1つの成分を含む水性又は有機溶媒性液体を噴
    霧する請求項3記載の生薬類の造粒方法。
  10. 【請求項10】 添加剤を転動および流動させながら、
    少なくとも生薬エキスを含む液体を噴霧して造粒する請
    求項3記載の生薬類の造粒方法。
  11. 【請求項11】 乾燥エキス換算で生薬エキス1重量部
    に対して、添加剤0.01〜20重量部を用いる請求項
    10記載の生薬類の造粒方法。
  12. 【請求項12】 生薬エキスおよび添加剤を含む液体を
    噴霧して造粒する請求項10記載の生薬類の造粒方法。
  13. 【請求項13】 乾燥エキス換算で生薬エキス1重量部
    に対して、添加剤0.01〜10重量部を含む液体を噴
    霧する請求項11記載の生薬類の造粒方法。
  14. 【請求項14】 添加剤として、賦形剤、結合剤および
    崩壊剤の少なくとも1つの成分を用いる請求項4〜13
    のいずれかの項に記載の生薬類の造粒方法。
  15. 【請求項15】 見掛け比容0.5〜2.5ml/gの
    造粒物を得る請求項1記載の生薬類の造粒方法。
  16. 【請求項16】 生薬成分を、ケーシングの底部に設け
    た回転体の表面で転動させると共に、転動した粒状物
    を、気流により流動させて造粒する請求項1記載の生薬
    類の造粒方法。
  17. 【請求項17】 中央部が円錐状又は円錐台状に隆起し
    た回転体を用いる請求項16記載の生薬類の造粒方法。
  18. 【請求項18】 中央部が開口した底板と、この底板上
    に回転可能に配設された回転体との間の流路を通じて、
    回転体の外周部からケーシング内に気流を導入し、回転
    体の表面を転動した粒状物を流動させる請求項16記載
    の生薬類の造粒方法。
  19. 【請求項19】 回転体の外周部に攪拌手段を設け、攪
    拌転動造粒する請求項16記載の生薬類の造粒方法。
  20. 【請求項20】 内壁に通気部を有する回転ドラムの回
    転に伴なって、生薬成分を転動させると共に、通気部か
    らの気流により流動させて造粒する請求項1記載の生薬
    類の造粒方法。
  21. 【請求項21】 生薬成分が、ダイオウ、カンゾウ、ケ
    イヒ、エンゴサク、ボレイ、ウイキョウ、シュクシャ、
    リョウキョウ、ジオウ、サンシュユ、サンヤク、タクシ
    ャ、ブクリョウ、ボタンピ、加工ブシ、ニンジン、ソウ
    ジュツ、コウボク、チンピ、コウブシ、ショウキョウ、
    タイソウ、シャクヤク、トウキおよびセンキュウから選
    ばれた少なくとも1種を含む請求項1記載の生薬類の造
    粒方法。
  22. 【請求項22】 生薬末又はそれと添加剤を含む粉粒体
    を、回転体の表面で転動させると共に流動させながら、
    生薬エキスおよび添加剤から選ばれた少なくとも1つの
    成分を含む水性液体を噴霧して造粒する際、生薬末1重
    量部に対して、賦形剤、結合剤および崩壊剤から選ばれ
    た少なくとも1つの添加剤を総量0.01〜12重量部
    用い、見掛け比容0.5〜2.5ml/gの造粒物を得
    る請求項1記載の生薬類の造粒方法。
  23. 【請求項23】 添加剤を、回転体の表面で転動させる
    と共に流動させながら、少なくとも生薬エキスを含む水
    性液体を噴霧して造粒する際、乾燥エキス換算で生薬エ
    キス1重量部に対して、賦形剤、結合剤および崩壊剤か
    ら選ばれた少なくとも1つの添加剤0.01〜20重量
    部を用い、見掛け比容0.5〜2.5ml/gの造粒物
    を得る請求項1記載の生薬類の造粒方法。
  24. 【請求項24】 請求項1記載の方法で得られた造粒物
    を含む固形製剤。
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