JPH06192583A - オルト−ジニトリルと金属錯体の反応による金属フタロシアニンの製造方法 - Google Patents

オルト−ジニトリルと金属錯体の反応による金属フタロシアニンの製造方法

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JPH06192583A
JPH06192583A JP5245510A JP24551093A JPH06192583A JP H06192583 A JPH06192583 A JP H06192583A JP 5245510 A JP5245510 A JP 5245510A JP 24551093 A JP24551093 A JP 24551093A JP H06192583 A JPH06192583 A JP H06192583A
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dinitrile
ortho
phthalocyanine
copper
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Joachim Kranz
ヨーアヒム、クランツ
Wolfgang Habermann
ヴォルフガング、ハーベルマン
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BASF SE
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B47/00Porphines; Azaporphines
    • C09B47/04Phthalocyanines abbreviation: Pc
    • C09B47/06Preparation from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. anhydrides, amides, mononitriles, phthalimide, o-cyanobenzamide
    • C09B47/067Preparation from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. anhydrides, amides, mononitriles, phthalimide, o-cyanobenzamide from phthalodinitriles naphthalenedinitriles, aromatic dinitriles prepared in situ, hydrogenated phthalodinitrile

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 理想的に定量的収率の純粋でかつ染色に有用
な金属フタロシアニンを親環境的にかつ技術上効率良く
製造すること。 【構成】 有機溶媒中に溶解または懸濁させられたオル
ト−ジニトリルまたはオルト−ジニトリルの粉末混合物
を無水アミン−金属カルボン酸塩または金属−アミノカ
ルボン酸錯体とアルカリ性または塩素を含有する添加剤
なしで0.1〜5重量%過剰のオルト−ジニトリルを使
用して反応させる金属フタロシアニンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機溶媒中に溶解され
または懸濁させられた芳香族オルト−ジニトリルと金属
供与体を反応させることにより、または粉末のオルト−
ジニトリルと金属供与体の混合物を焼成することにより
金属フタロシアニンを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許出願公開第2006663号
公報は芳香族O−ジニトリルと粉末の金属またはこれら
の金属のある種の化合物から金属フタロシアニンを製造
する方法を記載している。その反応は有機溶媒中でアル
カリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物、
過酸化物または炭酸塩の存在で10〜100℃において
行われる。金属フタロシアニンの収率は、使用されたO
−ジニトリルに対して、約70〜75%である。
【0003】この方法はドイツ特許出願公開第2006
707号公報に開示された方法でその反応混合物に金属
の錯化剤を添加することにより改良されている。これは
金属フタロシアニンの収率を93%に上げる。前記二つ
の方法とも、生成物がフタルイミド、金属イソインドレ
ニンおよびトリアジンにより汚染されることおよび多数
の金属につき金属フタロシアニンの収率は90%より著
しく低くなるという不利がある。
【0004】さらに、英国特許第216870号明細書
は、実質上無水の溶媒中においてアルカリ金属アルコキ
シドまたはアルカリ金属アミドの存在下で水素を通しな
がら芳香族O−ジニトリルと金属塩の電気化学反応を行
わせることにより金属フタロシアニンが製造される方法
を記載している。95%以上の純度の金属フタロシアニ
ンが90%以上の収率で得られている。
【0005】この方法の不利な点は、得られた金属フタ
ロシアニンがアルカリ金属および銅またはその他の金属
の塩により汚染されているので、多数の操作により精製
および仕上げ加工を行わなければならず、従って沢山の
問題を提出することである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、理想
的に定量的収率の純粋でかつ染色に有用な金属フタロシ
アニンが親環境的にかつ技術上効率良く得られるように
従来の方法を改良することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者らの発見したこと
によれば、有機中に溶解され、または懸濁させられた芳
香族オルト−ジニトリルと金属供与体を反応させること
により、或は粉末のオルト−ジニトリルと金属供与体の
混合物を焼成することにより金属フタロシアニンを製造
する方法によりこの目的は達成される。前記の方法はオ
ルト−ジニトリルと無水アミン−金属カルボン酸塩また
は金属−アミノカルボン酸錯体とをアルカリ性付加物な
しにオルト−ジニトリルの0.005〜15重量%、好
ましくは0.1〜5重量%過剰のオルト−ジニトリルを
使用して反応させることから成る。
【0008】本発明の方法は純粋な金属フタロシアニン
を大抵の場合90%より上の収率で、最適条件の下でま
たは最適溶媒により98%以上の収率で提供する。
【0009】工程条件により、合成製品を針状(針状結
晶)でまたは小板状で得ることができる。イオン性金属
含量はフタロシアニンの総金属含量の0.01%より少
ないので、この金属フタロシアニンは極めて純粋であり
かつ親環境的である。その上、塩化物を含む添加剤の不
在は合成において望ましからぬ毒性の副生成物の形成を
避ける。
【0010】使用されるアミン−カルボン酸塩は脂肪族
1 −C6 −モノカルボン酸塩のアンモニア錯体であ
る。酢酸およびプロピオン酸の塩を使用することが特に
好ましい。
【0011】これらのアミン−金属モノカルボン酸塩と
同様にまたジ−およびトリカルボン酸塩を使用すること
もできる。
【0012】アミン−金属カルボン酸塩のために適当な
金属は、例えば、銅、銀、ニッケル、クロムおよび亜鉛
であり、そして金属−アミノカルボン酸錯体のために適
当な金属は、例えば、銅、銀、ニッケル、コバルト、
鉄、マンガン、クロムおよび亜鉛である。
【0013】特に好ましいアミン−金属カルボン酸塩は
ジアミン銅(II)アセタートおよびジアミン銅(I
I)プロピオナートである。特に好ましい金属−アミノ
カルボン酸錯体はグリシンおよびアミノプロピオン酸の
銅錯体である。
【0014】アミン−金属カルボン酸塩はカルボン酸の
電気化学的金属化により製造することができる。無水の
有機電解質中への金属の陽極溶解はカルボン酸のカルボ
ン酸塩/アミン塩を与える。この目的のために適当な溶
媒はC1 −C6 −アルカノール、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン、ジメチルアセタミドおよび
N−ホルミルモルホリンである。電気分解は空気または
酸素の存在下で行われる。それらの金属錯体は約98%
の収率で得られる。
【0015】電気化学的合成によるのと同様に、ジアミ
ン−金属カルボン酸塩はまた、例えばC1 −C6 −アル
カノールまたはN−メチルピロリドン中に溶解された金
属カルボン酸塩をガス状アンモニアにより沈殿させてか
らそれを分離することによっても製造することができ
る。上記二つの選択可能な方法の重要な点は水の存在し
ないことである。金属フタロシアニンの合成のために特
に好ましいジアミン−金属カルボン酸塩はジアミン銅
(II)アセタートおよびジアミン銅(II)プロピオ
ナートである。
【0016】もし金属−アミノカルボン酸が使用される
場合には、例えばC2 −C8 −アミノカルボン酸塩を使
用することができる。適当なアミノカルボン酸は例えば
グリシン、α−アラニン、アミノプロピオン酸、アミノ
酪酸、サルコシン、バリンおよびα−アミノヘキサン酸
である。
【0017】適当な芳香族オルト−ジニトリルは例え
ば、不置換のまたはアルキル、アルコキシ、塩素、臭素
またはフェニル置換のO−フタロジニトリルであり、例
えばO−フタロジニトリル、モノ−、ジ−、トリ−およ
びテトラクロロ−O−フタロジニトリル、メトキシ−O
−フタロニトリル、フェニル−およびジフェニル−O−
フタロジニトリルのようなものであって、それらの場合
にモノ−およびジ置換ジニトリルは置換基をそれぞれ4
または5の位置に、および4と5の位置に有するもの、
あるいはまたナフタレン−1,2−ジニトリルおよびナ
フタレン−2,3−ジニトリルも好ましい。特に好まし
いジニトリルはO−フタロニトリル自身である。
【0018】本発明の方法が溶媒中で行われる場合に
は、次の溶媒が適当である。
【0019】第一級、第二級および第三級C1 −C12
アルカノール(それらはアルカン鎖において線状のまた
は枝分れしたものであってよい)、C2 −C6 −アルカ
ンジオール、C3 −C6 −アルカントリオールおよびこ
れらのジ−およびトリオールのモノアルキルエーテル。
ポリ−C2 −C6 −アルカンジオール、ポリ−C3 −C
6 −アルカントリオール。C1 −C3 −アルカン酸のN
−C1 −C4 −アルキルアミドおよびN,N−ビス(C
1 −C4 −アルキルアミド)またはこれらの混合物。
【0020】有機溶媒の特に効果のある例は次のもので
ある。
【0021】C1 −C12−アルカノール:メタノール、
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、イソブタノール、sec−ブタノール、アミルア
ルコール、イソアミルアルコール、sec−アミルアル
コール、n−ヘキサノール、イソヘキサノール、n−ヘ
プタノール、イソヘプタノール、n−デカノール、イソ
デカノール、n−ドデカノールおよびイソドデカノー
ル。
【0022】C2 −C6 −アルカンジオールとC3 −C
6 −アルカントリオールおよびそれらのポリエーテル:
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、4,5および6のグリコール単位を有
するポリエチレングリコール、1,2−プロピレングリ
コール、1,3−プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、3〜6のプロピレングリコール単位を有す
るポリプロピレングリコール、グリセロール、1,2,
4−ブタントリオール、1,4−ブタンジオール、1,
3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオールおよび
1,6−ヘキサンジオール。
【0023】脂肪族カルボキサミド:N−メチルホルム
アミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−エチルホ
ルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−
ジプロピルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N,
N−ジエチルアセトアミド、N,N−ジプロピルアセト
アミド、N,N−ジメチルプロピオンアミドおよびN,
N−ジプロピルプロピオンアミド。
【0024】特に好ましい有機溶媒はC3 −C6 −アル
カノールおよびエチレングリコールのモノアルキルエー
テルである。これらのうち、C3 −C6 −アルカノー
ル、例えばプロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、sec−ブタノール、イソブタノール、ter
t−ブタノール、アミルアルコール、イソアミルアルコ
ールおよびn−ヘキサノール、sec−ヘキサノール、
イソヘキサノール、およびまた2−エチルヘキサノール
およびエチレングリコールのモノエチルおよびモノブチ
ルエーテルも特に好まれる。なぜならこれらが使用され
た場合にフタロシアニンの高収率が得られ、かつ反応混
合物の後処理は濾過とフタロシアニンに付着している有
機物の簡単な乾燥により達成することができるからであ
る。
【0025】溶媒の量は、もし反応混合物が反応の前、
途中および後において十分に混和することができるなら
ば、決定的に重要ではない。一般に、使用される溶媒の
量はO−ジニトリルの重量の4〜40倍、好ましくは1
0〜20倍である。
【0026】金属フタロシアニンの最高収率はC3 −お
よびC4 −アルカノールにより得られるが、また高級ア
ルコールは高純度の金属フタロシアニンを与える。
【0027】金属フタロシアニンの合成はまた触媒とし
て作用する物質、例えば尿素、モリブデン酸アンモニウ
ム、キノリンまたはヒドロキノン、の存在において達成
されることができる。これらの触媒の濃度は反応混合物
に基づき0.001〜5重量%、好ましくは0.05〜
0.5重量%であることができる。
【0028】溶媒法は多種の溶媒中、特にアルカノール
中で非常に純粋な金属フタロシアニンを非常に良好な収
率で与える。
【0029】合成および顔料の除去の後に、例えば酢酸
アンモニウムを含む溶媒はアミン−金属カルボン酸塩に
変換されてから再び合成のために使用されることができ
る。本発明の方法による安定化された金属フタロシアニ
ンの合成は、望ましくない二次反応に導き易くかつ汚染
物質である塩素なしでも、4−置換O−フタロジニトリ
ル、例えば4−シアノ−O−フタロジニトリルを、合成
の間に、オルトジニトリルに添加することにより、合成
がうまくできる。この場合に3モルのO−ジニトリルに
つき1モルの4−置換O−ジニトリルを使用することは
有利である。もしアミン−金属カルボン酸塩が溶媒法に
おいて使用される場合には、短い滞留時間および+10
0℃以下の低い温度でさえも驚くべきことにα−形の軟
かい組織の金属フタロシアニンを生成し、そしてそれは
特に容易に仕上げ処理できる。従来の溶媒中における合
成法では、金属フタロシアニンが長い反応時間中に熱力
学的に安定なβ形で得られるが、それと比較して本発明
の新規な合成法ではアミン−金属カルボン酸塩から金属
を速やかに入手できるので仕上げ処理コストの引下げを
もたらし、また追加の利益は銅が廃水の中へ放出されな
いし、例えば塩化物による腐食の問題が避けられ、かつ
毒性のある副生成物が産出されないことである。
【0030】金属−アミノカルボン酸錯体はその金属
を、アミン−金属カルボン酸塩の場合よりも著しく遅い
速度で放出するので、その結果として自然発生のニード
ルフェルトの代りに、比較的遅い成長速度は小葉状また
は薄片状の、特殊効果顔料の特徴を有する金属フタロシ
アニンを生成する。溶媒と金属−アミノカルボン酸錯体
を適当に選択すると、良くつり合いのとれた顔料結晶が
小葉形に生成する程度に成長反応が進むように核形成を
抑制することを可能にする。
【0031】不活性のクロロ−O−フタロジニトリル、
例えばテトラクロロ−O−フタロジニトリル、の四量体
化において、アミン−金属カルボン酸塩は従来の塩化銅
による合成法にはるかにまさっているので、細かい結晶
性フタロシアニンが高収率でかつ均一な結晶の形および
大きさに100〜120℃のような低い温度で得られ
る。特に望ましくない毒性のある副生成物の形成をこの
場合に避けることができる。
【0032】有機溶媒中におけるO−ジニトリルとアミ
ン−金属カルボン酸塩または金属−アミノカルボン酸錯
体の反応と同様に、この合成はまた溶媒なしに、粉末混
合物を焼成することによっても行うことができる。慣習
的な、銅の削り屑と塩化銅(I)の使用を含む焼成方法
に比して、本発明の方法は約100℃ほどの低い温度で
行われ、軟らかな組織を持ち、容易に仕上げ処理のでき
る金属フタロシアニンをα形で生産する。
【0033】
【実施例】本発明の方法の実施態様は以下に例を挙げる
ことによりさらに詳細に説明されよう。百分率は重量に
よるものである。
【0034】例1 64g(0.5モル)のO−フタロ
ジニトリルと27g(0.125モル)のジアミン銅
(II)アセタートを完全に混合してから90℃に加熱
する。その段階で柔らかい/脆い組織を有する青色の顔
料が自然発生的に形成し、それと共に温度は190°に
上がりかつ酢酸アンモニウム蒸気が発生する。冷却する
と放射線透過写真でアルファ−S−形の87.6gの粗
製CuPCが残る。その純度を、450mlのエタノー
ル、400mlの氷酢酸および50mlのトルエンから
成るデュポン混合溶媒の中で2時間煮沸することにより
測定する。これからCuPC収率は理論値の95.8%
という結果になる。
【0035】例2 51.2g(0.4モル)のO−フ
タロジニトリルと21.6g(0.1モル)のジアミン
銅(II)アセタートを250mlのイソブタノールの
中で約100℃に加熱する。その段階で濃青色のニード
ルフェルトが自然発生的に結晶して出る。50%濃度の
メタノールで希釈すると55.0gの96.7%純度の
α−銅フタロシアニンを産出する。それは理論値の9
2.3%の変換に相当する。(イオン性銅の含量は0.
01%であった。)
【0036】例3 例2の実験をn−ブタノール中で行
うと、発熱四量体化反応が96℃で始まり、そして11
6℃に温度上昇し、青紫色のニードルフェルト結晶が沈
殿する。 収率:デュポン純度94.9%を有する56.0gの粗
製α−CuPC、これは理論値の92.2%の変換に相
当する。イオン性銅含量は0.01%であった。
【0037】他のアルコールは次のデータの結果を示し
た。
【0038】
【表1】 例4〜6により得られた顔料は同様にα−S−形の銅フ
タロシアニンであると鑑定された。
【0039】例8 例2の実験をN−メチルピロリドン
中で行うと、発熱四量体化反応が102℃で始まり、そ
して針状結晶の濃厚ペーストを生成し、その間温度は1
56℃に上る。慣例の後処理をするとデュポン純度9
9.6%を有する53gの粗製品α−CuPcが残る。
これは理論値の91.7%の収率に相当する。
【0040】例9 例7の実験を、すべての銅が反応す
ることを確めるために、5%過剰のO−フタロジニトリ
ルにより行うと、収率は上ってデュポン純度99.8%
を有する54.9gの青紫色のβ−形銅フタロシアニン
を得る。すなわち95.1%の変換である。イオン性銅
含量は0.005%以下に下った。O−フタロジニトリ
ルのより高い過剰および/またはさらに希釈した操作
(すなわち、より多くの溶媒を使い、再び銅処理した後
母液として再使用できる)によると粗製青顔料の収率を
極めて僅かにしか増さない。
【0041】例10 例8の実験に25%多いN−メチ
ルピロリドンを使って繰返すと、デュポン純度99.9
%を有する55.0gの粗製β−銅フタロシアニンの青
紫色針状結晶を生成する。すなわち、理論値の95.4
%の変換である。
【0042】例11 19.2g(0.15モル)のO
−フタロニトリル、10.4g(0.05モル)の4−
フェニル−O−フタロジニトリルおよび12.3g
(0.05モル)のジアミン銅(II)アセタートを1
00mlのN−メチルピロリドンの中で加熱する。11
6℃において自然発生的な顔料の生成が起り、温度は1
45℃に上る。含水メタノールで希釈すると28.9g
の粗製青顔料を生成する。置換したCuPCは有機溶媒
にいくらか溶解するので、前記粗製青顔料を濃硫酸から
再沈殿した。収率=91.9%,81.7%の収率に相
当する。 分析:C38208 Cu(分子量652.194) 計算値:69.98%C 3.09H 17.18%N
9.75%Cu 測定値:69.0%C 3.4H 17.0%N
9.4%Cu
【0043】例12 38.4g(0.3モル)のO−
フタロジニトリル、17.3g(0.1モル)の4−ニ
トロ−O−フタロジニトリルおよび12.3g(0.1
モル)のジアミン銅(II)アセタートを200mlの
N−メチルピロリドンの中で加熱する。発熱反応が13
0℃で始まり、濃厚な青色結晶性ペーストを生成しなが
ら154℃の温度に上る。後処理により放射線透過写真
で純粋なα−形の58.4gの青紫色針状物を生成す
る。これはトルエン中で煮沸してさえ完全にもとのまま
にとどまっている。硫酸による精製の後に純度は96.
2%、そして収率90.6%である。 分析:C321592 Cu(分子量621.093) 計算値:61.88%C 2.44H 20.30%N
10.23%Cu 測定値:61.5%C 2.6H 20.2%N
9.9%Cu
【0044】例13 74g(0.4モル)のt−ブチ
ル−O−フタロジニトリルおよび22g(0.1モル)
のジアミン銅(II)アセタートを200mlのジメチ
ルホルムアミドの中で加熱する。発熱反応が起り、10
7℃において青紫色の針状結晶の自然発生を起す(最終
温度:128℃)。希釈メタノールによる後処理は放射
線透過写真で純粋なα−形の67.7gの粗製顔料を与
える。この生成物はトルエン中で煮沸してさえも完全に
もとのままに留まる。硫酸からの再沈殿後の純度:9
4.5%、これは理論収率の80%に相当する。
【0045】例14 例13の実験を溶媒なしで繰返す
と、発熱反応は107℃の温度を172℃に上げ、アン
モニウム塩の昇華を伴なって89.3gの粗製顔料を生
成する。希塩酸中で煮沸すると72.2gの純粋な顔料
が残る(=理論値の90.4%)。 分析:C48488 Cu(分子量800.528) 計算値:72.02%C 6.04H 14.00%N
7.94%Cu 測定値:71.8%C 5.9H 14.2%N
7.8%Cu
【0046】例15 52g(0.4モル)の1,2−
ジシアノピラジンおよび21.6g(0.1モル)のジ
アミン銅(II)アセタートを200mlのN−メチル
ピロリドンの中で撹拌しながら加熱する。青黒色の結晶
が92℃で沈殿し、そして温度は136℃に上る。メタ
ノールで希釈してから従来の方法で単離すると58.1
gの約99.2%純度の顔料が残る。すなわち、収率9
8.7%である。 分析:C24816Cu(分子量584.00) 計算値:49.36%C 1.38H 38.38%N
10.88%Cu 測定値:48.3%C 2.0H 36.9%N
10.6%Cu
【0047】例16 26.6g(0.01モル)のテ
トラクロロ−O−フタロジニトリル(92.7%純
度)、5.5g(0.05モル)のジアミン銅(II)
アセタートおよび0.1gのモリブデン酸アンモニウム
を100mlのO−ジクロロベンゼン中で撹拌しながら
150℃に加熱すると、濃厚な緑色の結晶塊が生成す
る。1時間の後にそれを100mlのメタノールで希釈
してから吸引濾過し、結晶性の濾過残渣を洗浄してから
乾燥すると、デュポン純度86.6%を有する26.8
gの粗製緑顔料が残る。それは理論値の88.7%の収
率に相当する。
【0048】例17 266g(1モル)のテトラクロ
ロ−O−フタロジニトリル(92.7%純度)、54g
(0.25モル)のジアミン銅(II)アセタートおよ
び0.2gのモリブデン酸アンモニウムを600mlの
ソルベッソ(Solvesso、トリ−およびテトラア
ルキルベンゼンの混合物、沸点180−200℃)の中
で加熱する。160℃で緑色の針状結晶が生成する。2
時間後それをメタノールで処理する。268.3gの粗
製緑色顔料(デュポン純度=93.1%、理論値の9
5.6%収率)を得る。
【0049】例18 例17の実験をソルベッソの代り
にニトロベンゼンを使用して繰返して行うと、255.
3gの93%純度の粗製緑色顔料を得る。それは理論値
の91.8%の変換に相当する。
【0050】例19 107g(0.4モル)のテトラ
クロロ−O−フタロジニトリル(92.7%純度)を2
50mlのニトロトルエン中で撹拌しながら130℃に
加熱してから、25g(0.1モル)のジアミン銅(I
I)プロピオナートと混合する。温度は178℃に上
り、濃厚な緑色の結晶塊が沈殿する。通例のようにメタ
ノールで希釈すると96.0gの96.2%純度の粗製
緑色顔料を与える。これは84.6%の収率に相当す
る。
【0051】例20 セミシアノ銅フタロシアニン 44.8g(0.35モル)のO−フタロジニトリル、
7.7g(0.05モル)の1,2,4−トリシアノベ
ンゼン=4−シアノ−O−PDNおよび24.5g
(0.1モル)のジアミン銅(II)プロピオナートを
200mlのN−メチルピロリドン中で撹拌しながら加
熱する。温度は120℃から150℃へ上昇し、同時に
アンモニウム塩が昇華しかつ粗製緑色顔料が自然発生的
に沈殿して濃厚な顔料懸濁液となる。含水メタノールで
希釈した後に仕上げ処理すると55.7gの96.2%
純度のセミシアノ銅フタロシアニン(各50%のα−お
よびβ−形より成る)を生成する(収率=理論値の9
1.2%)。トルエン試験(トルエン中で1時間の煮
沸)の後に28%はなおα−形である。
【0052】例21 25.5g(0.2モル)のO−
フタロジニトリルおよび11.0g(0.05モル)の
ジグリシン銅を100mlのN−メチルピロリドン中で
170℃に加熱すると、青紫色の結晶性薄片がゆっくり
と沈殿する。3時間後にそれを吸引濾過し、メタノール
で洗浄してから乾燥させると、22.8gの94.9%
純度のβ−形の銅フタロシアニンが均一な薄片状で生成
する。これは特殊効果顔料として適する。
【0053】例22 例21の実験を、0.1gのモリ
ブデン酸アンモニウムを触媒として添加して繰返すと、
22.3gの98.1%純度のβ−形の銅フタロシアニ
ンがつやのある紫色の薄片結晶の形で得られる。これは
優れた特殊効果のある顔料となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶媒中に溶解され、または懸濁させ
    られた芳香族オルト−ジニトリルと金属供与体を反応さ
    せることにより、或は粉末のオルト−ジニトリルと金属
    供与体の混合物を焼成することにより金属フタロシアニ
    ンを製造する方法において、オルト−ジニトリルと無水
    アミン−金属カルボン酸塩または金属−アミノカルボン
    酸錯体とをアルカリ性添加剤なしでオルト−ジニトリル
    の0.1〜5重量%過剰のオルト−ジニトリルを使用し
    て反応させることから成る金属フタロシアニンを製造す
    る方法。
JP5245510A 1992-10-15 1993-09-30 オルト−ジニトリルと金属錯体の反応による金属フタロシアニンの製造方法 Withdrawn JPH06192583A (ja)

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DE4234711.4 1992-10-15
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EP0592954A3 (en) 1995-08-30
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