JPH06192811A - 黒色貴金属合金およびその製造方法 - Google Patents
黒色貴金属合金およびその製造方法Info
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- JPH06192811A JPH06192811A JP3140596A JP14059691A JPH06192811A JP H06192811 A JPH06192811 A JP H06192811A JP 3140596 A JP3140596 A JP 3140596A JP 14059691 A JP14059691 A JP 14059691A JP H06192811 A JPH06192811 A JP H06192811A
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- noble metal
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 希土類元素を10〜75重量%を含有する貴金属
合金を水素雰囲気下、200℃以上の温度で加熱処理して
得られる黒色貴金属合金。 【効果】 本発明によれば、従来得ることのできなかっ
た黒色を呈する貴金属合金を得ることができる。また、
本発明によれば、表面のみならず内部まで黒色化が進行
するため、堅牢な黒色化製品を得ることができる。さら
に、本発明においては黒色Au粉末を得ることが可能であ
り、成形原料として用いることも可能である。
合金を水素雰囲気下、200℃以上の温度で加熱処理して
得られる黒色貴金属合金。 【効果】 本発明によれば、従来得ることのできなかっ
た黒色を呈する貴金属合金を得ることができる。また、
本発明によれば、表面のみならず内部まで黒色化が進行
するため、堅牢な黒色化製品を得ることができる。さら
に、本発明においては黒色Au粉末を得ることが可能であ
り、成形原料として用いることも可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、黒色貴金属合金および
その製造方法に関する。本発明の黒色合金は、装飾品用
材料として特に有用である。
その製造方法に関する。本発明の黒色合金は、装飾品用
材料として特に有用である。
【0002】
【従来技術】貴金属装飾品に色調の多様性を与えるた
め、貴金属着色合金が種々提案されている。こうした貴
金属の着色合金としては、カラット金合金と称されるA
u−Ag−Cu合金およびAu−Ag−Cu−Zn合金
が代表的なものである。その色調は、黄色と中心とし、
銅の添加により赤味を、銀の添加により緑色を帯びる。
また、Au−Al金属間化合物にNi、Co等を添加し
て粉末冶金法により焼結した紫色を有する装飾用合金も
知られている(特開昭62−240729号)。しか
し、黒色を呈する貴金属合金は知られていない。
め、貴金属着色合金が種々提案されている。こうした貴
金属の着色合金としては、カラット金合金と称されるA
u−Ag−Cu合金およびAu−Ag−Cu−Zn合金
が代表的なものである。その色調は、黄色と中心とし、
銅の添加により赤味を、銀の添加により緑色を帯びる。
また、Au−Al金属間化合物にNi、Co等を添加し
て粉末冶金法により焼結した紫色を有する装飾用合金も
知られている(特開昭62−240729号)。しか
し、黒色を呈する貴金属合金は知られていない。
【0003】この他、貴金属に本来色以外の色調を付与
する方法としては、貴金属表面に他金属を被覆する方
法、他金属表面に貴金属を被覆する方法、および特定の
金属を含有させた合金に化学処理を施し、着色表面層を
形成する方法も知られている。このうち、被覆による方
法では、黒色を呈するものが得られていない。また、合
金に化学処理を施してその表面を黒色化する方法として
は、Auを主成分とし、Cr、CuおよびFeのうち少
なくとも一種を15〜40重量%添加した合金を素材と
し、浸硫窒化法により、Cr、Cu、Feの窒化物、硫
化物の表面層を形成する方法が知られているが(特開昭
62−60856号)、黒色層の厚さが限定されるた
め、加工性や着色の耐久性に問題がある。また、得られ
た黒色化製品から浴成分を除去する必要がある。このた
め、貴金属としての品位・特長を保ち、かつ加工性・耐
久性にすぐれた黒色を呈する貴金属合金が求められてい
た。
する方法としては、貴金属表面に他金属を被覆する方
法、他金属表面に貴金属を被覆する方法、および特定の
金属を含有させた合金に化学処理を施し、着色表面層を
形成する方法も知られている。このうち、被覆による方
法では、黒色を呈するものが得られていない。また、合
金に化学処理を施してその表面を黒色化する方法として
は、Auを主成分とし、Cr、CuおよびFeのうち少
なくとも一種を15〜40重量%添加した合金を素材と
し、浸硫窒化法により、Cr、Cu、Feの窒化物、硫
化物の表面層を形成する方法が知られているが(特開昭
62−60856号)、黒色層の厚さが限定されるた
め、加工性や着色の耐久性に問題がある。また、得られ
た黒色化製品から浴成分を除去する必要がある。このた
め、貴金属としての品位・特長を保ち、かつ加工性・耐
久性にすぐれた黒色を呈する貴金属合金が求められてい
た。
【0004】
【問題解決に至る知見】本発明者らは、貴金属と希土類
元素との合金の特性について検討する過程で、意外に
も、特定範囲の量の希土類元素を含有する貴金属合金に
水素化処理を施すと、黒色を有する合金が得られること
を見出し、この知見によって上記問題を解決する本発明
を完成した。貴金属合金のこの黒色化は、合金中に含有
される希土類元素が水素化することにより生じるものと
考えられる。
元素との合金の特性について検討する過程で、意外に
も、特定範囲の量の希土類元素を含有する貴金属合金に
水素化処理を施すと、黒色を有する合金が得られること
を見出し、この知見によって上記問題を解決する本発明
を完成した。貴金属合金のこの黒色化は、合金中に含有
される希土類元素が水素化することにより生じるものと
考えられる。
【0005】
【発明の構成】本発明は、希土類元素を10〜75重量
%を含有する貴金属合金を水素雰囲気下、200℃以上
の温度で加熱処理して得られる黒色貴金属合金を提供す
る。
%を含有する貴金属合金を水素雰囲気下、200℃以上
の温度で加熱処理して得られる黒色貴金属合金を提供す
る。
【0006】また、本発明は、希土類元素を10〜75
重量%を含有する貴金属合金を水素雰囲気下に、200
℃以上の温度で加熱処理することからなる黒色貴金属合
金の製造方法を提供する。
重量%を含有する貴金属合金を水素雰囲気下に、200
℃以上の温度で加熱処理することからなる黒色貴金属合
金の製造方法を提供する。
【0007】本発明で使用する希土類元素の種類は、特
に限定されない。複数の希土類元素を併せて使用しても
よい。希土類の含有量は10〜75重量%とする。希土
類含有量の増加にともなって金属本来の色から銀灰色な
いし黒色へと変化し、希土類元素含有量が10重量%以
上の範囲で黒色を呈する。また、希土類元素含有量の増
加に伴って水素化の速度が速くなる。75重量%を超え
ても黒色化は起こり得るが、貴金属材料としての意味が
失われる。黒色合金を目的とする場合には、希土類含有
量は10重量%以上、好ましくは60重量%以下とす
る。
に限定されない。複数の希土類元素を併せて使用しても
よい。希土類の含有量は10〜75重量%とする。希土
類含有量の増加にともなって金属本来の色から銀灰色な
いし黒色へと変化し、希土類元素含有量が10重量%以
上の範囲で黒色を呈する。また、希土類元素含有量の増
加に伴って水素化の速度が速くなる。75重量%を超え
ても黒色化は起こり得るが、貴金属材料としての意味が
失われる。黒色合金を目的とする場合には、希土類含有
量は10重量%以上、好ましくは60重量%以下とす
る。
【0008】本発明で使用する貴金属元素は、Au、A
gおよび白金族元素である。これらは単体として用いて
もよいし、合金として用いてもよい。
gおよび白金族元素である。これらは単体として用いて
もよいし、合金として用いてもよい。
【0009】本発明の黒色化は、貴金属と所定量の希土
類元素を溶解して合金化し、該合金を水素ガスを含む気
流中、200℃以上の温度で加熱処理することによって
行なわれる。原料金属の溶解は常法にしたがって行なう
ことができる。こうした方法としては、アーク溶解、プ
ラズマ溶解、真空溶解、エレクトロンビーム溶解等があ
る。溶解時の条件は、これに続く水素導入の妨げになら
ないものであればよい。水素導入における加熱処理時間
と水素ガス濃度は、相互に関連する。これらの条件は、
処理温度および反応装置等の条件を考慮して適宜選択す
ることができる。処理温度は200℃以上で、好ましく
は300〜500℃の範囲とする。温度が低いと反応に
長時間を要し、温度が高いと急激な反応になるため、反
応の制御が困難になる。他の条件が同一であれば、処理
時間が長いほど黒色化が内部まで進行する。原料合金と
して粉末状の合金を用い、黒色化を進めた場合、最終的
には黒色Au粉末を得ることができる。
類元素を溶解して合金化し、該合金を水素ガスを含む気
流中、200℃以上の温度で加熱処理することによって
行なわれる。原料金属の溶解は常法にしたがって行なう
ことができる。こうした方法としては、アーク溶解、プ
ラズマ溶解、真空溶解、エレクトロンビーム溶解等があ
る。溶解時の条件は、これに続く水素導入の妨げになら
ないものであればよい。水素導入における加熱処理時間
と水素ガス濃度は、相互に関連する。これらの条件は、
処理温度および反応装置等の条件を考慮して適宜選択す
ることができる。処理温度は200℃以上で、好ましく
は300〜500℃の範囲とする。温度が低いと反応に
長時間を要し、温度が高いと急激な反応になるため、反
応の制御が困難になる。他の条件が同一であれば、処理
時間が長いほど黒色化が内部まで進行する。原料合金と
して粉末状の合金を用い、黒色化を進めた場合、最終的
には黒色Au粉末を得ることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、従来得ることのできな
かった黒色を呈する貴金属合金を得ることができる。ま
た、本発明によれば、表面のみならず内部まで黒色化が
進行するため、堅牢な黒色化製品を得ることができる。
さらに、本発明においては黒色Au粉末を得ることが可
能であり、成形原料として用いることも可能である。
かった黒色を呈する貴金属合金を得ることができる。ま
た、本発明によれば、表面のみならず内部まで黒色化が
進行するため、堅牢な黒色化製品を得ることができる。
さらに、本発明においては黒色Au粉末を得ることが可
能であり、成形原料として用いることも可能である。
【0011】
実施例1 25gのTbと25gのAuを不活性ガス雰囲気下、ア
ーク溶解炉中で溶解し、50wt%Tb−Au合金を形
成した。冷却後、これを成形して試験片をつくり、40
0℃の温度条件で3時間、100%水素ガス気流中に置
いて水素化を行なった。得られた試験片は、黒色を呈し
ていた。同様の試験片を用い、時間を変えて水素化を行
ない、試験片を切断して断面を観察したところ、時間の
経過にしたがって黒色化が内部に進行していることが観
察された。
ーク溶解炉中で溶解し、50wt%Tb−Au合金を形
成した。冷却後、これを成形して試験片をつくり、40
0℃の温度条件で3時間、100%水素ガス気流中に置
いて水素化を行なった。得られた試験片は、黒色を呈し
ていた。同様の試験片を用い、時間を変えて水素化を行
ない、試験片を切断して断面を観察したところ、時間の
経過にしたがって黒色化が内部に進行していることが観
察された。
【0012】実施例2〜6、比較例 表1に示す組成の合金をアーク溶解炉にて溶解し、同表
に示す処理条件で水素処理を施した。比較例を除き、深
い黒色を呈する合金が得られた。
に示す処理条件で水素処理を施した。比較例を除き、深
い黒色を呈する合金が得られた。
【0013】
【表1】
Claims (2)
- 【請求項1】 希土類元素を10〜75重量%を含有する貴
金属合金を水素雰囲気下、200℃以上の温度で加熱処理
して得られる黒色貴金属合金。 - 【請求項2】 希土類元素を10〜75重量%を含有す
る貴金属合金を水素雰囲気下に、200℃以上の温度で
加熱処理することからなる黒色貴金属合金の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3140596A JPH06192811A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 黒色貴金属合金およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3140596A JPH06192811A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 黒色貴金属合金およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06192811A true JPH06192811A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=15272378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3140596A Withdrawn JPH06192811A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 黒色貴金属合金およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06192811A (ja) |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP3140596A patent/JPH06192811A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |