JPH06192940A - 吸水吸湿性複合繊維布帛 - Google Patents
吸水吸湿性複合繊維布帛Info
- Publication number
- JPH06192940A JPH06192940A JP4344522A JP34452292A JPH06192940A JP H06192940 A JPH06192940 A JP H06192940A JP 4344522 A JP4344522 A JP 4344522A JP 34452292 A JP34452292 A JP 34452292A JP H06192940 A JPH06192940 A JP H06192940A
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- JP
- Japan
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- fiber
- polyester
- cloth
- denier
- yarn
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- Pending
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- Woven Fabrics (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、吸水性、吸湿性にすぐれる
と同時に、快適性衣料分野に最適な合成繊維布帛を提供
するものである。 【構成】 単糸繊度が1デニール未満のポリアミド繊維
群の周りを単糸繊度が1デニール以上且つ断面の偏平度
が1.5以上のポリエステル系繊維で取り囲むように配
した複合糸条を50重量%以上用いてなる布帛であり吸
水性、吸湿性にすぐれると同時にベトつかない快適性を
得る特徴がある。
と同時に、快適性衣料分野に最適な合成繊維布帛を提供
するものである。 【構成】 単糸繊度が1デニール未満のポリアミド繊維
群の周りを単糸繊度が1デニール以上且つ断面の偏平度
が1.5以上のポリエステル系繊維で取り囲むように配
した複合糸条を50重量%以上用いてなる布帛であり吸
水性、吸湿性にすぐれると同時にベトつかない快適性を
得る特徴がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸汗性、吸湿性にすぐれ
た、快適性衣料分野に最適な合成繊維布帛に関する物で
あり、さらには多発汗時にも快適な衣料用布帛に関する
物である。
た、快適性衣料分野に最適な合成繊維布帛に関する物で
あり、さらには多発汗時にも快適な衣料用布帛に関する
物である。
【0002】
【従来の技術】合成繊維は優れた機械的特性や均一性、
イージィーケアー性等より衣料用繊維として大きく発展
してきた。しかしながら均一であるがうえの問題として
のプラスチック感や、触感としての冷たさ等の問題があ
り、種々の改良がなされてきており今日の姿に到ってい
る。中でもポリエステルは異収縮混繊等の糸長差付与技
術とアルカリ減量技術及び同技術と微細孔形成剤の添加
技術の複合による繊維表面の粗表面化技術により、非常
に風合いの優れた衣料用繊維素材に成長した。
イージィーケアー性等より衣料用繊維として大きく発展
してきた。しかしながら均一であるがうえの問題として
のプラスチック感や、触感としての冷たさ等の問題があ
り、種々の改良がなされてきており今日の姿に到ってい
る。中でもポリエステルは異収縮混繊等の糸長差付与技
術とアルカリ減量技術及び同技術と微細孔形成剤の添加
技術の複合による繊維表面の粗表面化技術により、非常
に風合いの優れた衣料用繊維素材に成長した。
【0003】しかしながら、いまだ解決されていない大
きな問題として吸湿性の問題がある。この問題を解決す
る試みとして断面形状や表面形態を考慮して毛管現象を
利用した改善が提案されているが効果は少なく吸汗性合
成繊維の出現には到っていない。また他の改善手段とし
て化学的にポリエステルを改質する方法も提案されてい
る。たとえば元々吸湿性のあるポリアルキレングリコー
ルロ等を共重合したりブレンドする方法が知られている
が機械的特性の低下が否めないばかりか染色物の耐光性
に著しい低下があり、衣料用途としては使用できる範囲
にかなりの限定を受ける。他の改善策として後加工で親
水性を付与する技術もあるが、特にポリエステルの場合
は耐久性にすぐれた加工剤がない。耐久性をあげる手段
としてアクリル酸等をグラフト重合する方法もあるがポ
リエステルでは膨潤剤が必要であり溶剤の回収の問題や
機械的特性の低下、耐光性の低下等の問題がある。他
方、ポリアミドは水系でグラフト重合ができ問題は少な
いものの耐光性の低下は免れない。
きな問題として吸湿性の問題がある。この問題を解決す
る試みとして断面形状や表面形態を考慮して毛管現象を
利用した改善が提案されているが効果は少なく吸汗性合
成繊維の出現には到っていない。また他の改善手段とし
て化学的にポリエステルを改質する方法も提案されてい
る。たとえば元々吸湿性のあるポリアルキレングリコー
ルロ等を共重合したりブレンドする方法が知られている
が機械的特性の低下が否めないばかりか染色物の耐光性
に著しい低下があり、衣料用途としては使用できる範囲
にかなりの限定を受ける。他の改善策として後加工で親
水性を付与する技術もあるが、特にポリエステルの場合
は耐久性にすぐれた加工剤がない。耐久性をあげる手段
としてアクリル酸等をグラフト重合する方法もあるがポ
リエステルでは膨潤剤が必要であり溶剤の回収の問題や
機械的特性の低下、耐光性の低下等の問題がある。他
方、ポリアミドは水系でグラフト重合ができ問題は少な
いものの耐光性の低下は免れない。
【0004】また種々の改善による吸湿性の改善効果は
多かれ少なかれ認められるものの、このままでは快適性
にはつながらず、吸湿した水分の肌近傍からの隔離を考
える必要がある特に発汗量が多い場合は、繊維表面に吸
着した水分により衣服が肌にまとわりつき不快に感ずる
ことが多く、繊維の吸水、吸湿能だけでは発汗にたいす
る快適性は議論出来ない。この考えかたを取り入れて糸
表面近傍に疏水性の繊維を配し、中間層に吸湿性の繊維
を、最内部にファインデニール繊維を配し、吸汗水分の
移動性を考慮した3層構造糸も提案されているが複合紡
績糸であることにより審美性に欠け、細い糸にしにくい
と言う欠点もある。
多かれ少なかれ認められるものの、このままでは快適性
にはつながらず、吸湿した水分の肌近傍からの隔離を考
える必要がある特に発汗量が多い場合は、繊維表面に吸
着した水分により衣服が肌にまとわりつき不快に感ずる
ことが多く、繊維の吸水、吸湿能だけでは発汗にたいす
る快適性は議論出来ない。この考えかたを取り入れて糸
表面近傍に疏水性の繊維を配し、中間層に吸湿性の繊維
を、最内部にファインデニール繊維を配し、吸汗水分の
移動性を考慮した3層構造糸も提案されているが複合紡
績糸であることにより審美性に欠け、細い糸にしにくい
と言う欠点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
欠点を解消し、ベトつき感がない上に吸水性、吸湿性に
優れ、且つ、フィラメント糸特有の優美さを兼ね備えた
布帛を提供せんとするものである。
欠点を解消し、ベトつき感がない上に吸水性、吸湿性に
優れ、且つ、フィラメント糸特有の優美さを兼ね備えた
布帛を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段、即ち本発明は、単糸繊度が1デニール未満のポ
リアミド繊維群を芯部として、その周りを単糸繊度が1
デニール以上のポリエステル系繊維で取り囲むように配
した複合糸条を少なくとも50重量%含む布帛であり、
前記ポリエステル系繊維の断面の偏平度が1.5以上で
あることを特徴とする吸水吸湿性複合繊維布帛である。
(但し、上記偏平度は、長軸長さ/短軸長さをもって表
わす。)
の手段、即ち本発明は、単糸繊度が1デニール未満のポ
リアミド繊維群を芯部として、その周りを単糸繊度が1
デニール以上のポリエステル系繊維で取り囲むように配
した複合糸条を少なくとも50重量%含む布帛であり、
前記ポリエステル系繊維の断面の偏平度が1.5以上で
あることを特徴とする吸水吸湿性複合繊維布帛である。
(但し、上記偏平度は、長軸長さ/短軸長さをもって表
わす。)
【0007】本発明の重要なポイントは親水性のポリア
ミド繊維を内層(芯部)に配し、その外周を疎水性のポ
リエステルによりポリアミド繊維を取り囲むように配し
た複合構造体(糸)を用いた布帛とすることにありポリ
アミドの繊度は吸湿速度を高める点より、繊維表面積を
大きくする必要があり1デニール以下にする必要があ
る。また吸水時の保水性を高めることから繊維間の空隙
を細分化する意味からもポリアミドの繊度を小さくする
ことが望ましい。これは布帛が吸水(吸汗)時にポリア
ミド繊維間で保水し、布帛表面のポリエステル繊維に水
分を逆流させないために必要である。ポリアミドの繊度
はより小さくすることが望ましいが繊維の生産性や、着
用時の耐久性、染色物の発色性等を考慮すると0.1デ
ニールが限界である。ポリエステル繊維の繊度は布帛に
適度の張りを腰を付与し、着用時の耐久性を保つ点より
1デニール以上とする必要がある。太さの上限は特に規
定するものではないが衣料用の用途では布帛の風合いよ
り単糸繊度は5デニールが限界である。またポリエステ
ル繊維の役割はポリアミド繊維を包み込み外部より隠蔽
する事が目的であり、偏平であることがより効果的であ
る。
ミド繊維を内層(芯部)に配し、その外周を疎水性のポ
リエステルによりポリアミド繊維を取り囲むように配し
た複合構造体(糸)を用いた布帛とすることにありポリ
アミドの繊度は吸湿速度を高める点より、繊維表面積を
大きくする必要があり1デニール以下にする必要があ
る。また吸水時の保水性を高めることから繊維間の空隙
を細分化する意味からもポリアミドの繊度を小さくする
ことが望ましい。これは布帛が吸水(吸汗)時にポリア
ミド繊維間で保水し、布帛表面のポリエステル繊維に水
分を逆流させないために必要である。ポリアミドの繊度
はより小さくすることが望ましいが繊維の生産性や、着
用時の耐久性、染色物の発色性等を考慮すると0.1デ
ニールが限界である。ポリエステル繊維の繊度は布帛に
適度の張りを腰を付与し、着用時の耐久性を保つ点より
1デニール以上とする必要がある。太さの上限は特に規
定するものではないが衣料用の用途では布帛の風合いよ
り単糸繊度は5デニールが限界である。またポリエステ
ル繊維の役割はポリアミド繊維を包み込み外部より隠蔽
する事が目的であり、偏平であることがより効果的であ
る。
【0008】ポリアミド繊維は染色物の耐光性や黄変の
問題があるため衣料用途に敬遠されがちであるが本発明
のようにポリエステル繊維で覆うことによりこの問題を
解決できる。また後述するポリアミド繊維のグラフト時
の耐光性の低下と言う問題もカバー出来る。このように
ポリエステル繊維の1つの役割である隠蔽性の点より断
面形状は偏平であることが必要であり、長軸の長さと短
軸の長さの比で定義する偏平度が1.5以上であること
が好ましい。1.5未満となると隠蔽性が低下し内層の
ポリアミドが露出し前記の問題が生じる。もう1つのポ
リエステル繊維の役割は布帛表面を疎水性に保つことで
あり、この事により布帛の風合いをドライにし、布帛の
吸水時べとつきを低減し、多発汗時にも快適性を保つこ
とができる。
問題があるため衣料用途に敬遠されがちであるが本発明
のようにポリエステル繊維で覆うことによりこの問題を
解決できる。また後述するポリアミド繊維のグラフト時
の耐光性の低下と言う問題もカバー出来る。このように
ポリエステル繊維の1つの役割である隠蔽性の点より断
面形状は偏平であることが必要であり、長軸の長さと短
軸の長さの比で定義する偏平度が1.5以上であること
が好ましい。1.5未満となると隠蔽性が低下し内層の
ポリアミドが露出し前記の問題が生じる。もう1つのポ
リエステル繊維の役割は布帛表面を疎水性に保つことで
あり、この事により布帛の風合いをドライにし、布帛の
吸水時べとつきを低減し、多発汗時にも快適性を保つこ
とができる。
【0009】これらの効果をより高める意味でポリエス
テル繊維中には無機微粒子等の微細孔形成剤を含有し、
アルカリ減量処理等で繊維表面に微細孔を有する物がよ
り好ましい。またこれらの吸水、吸湿性は布帛中の複合
体の構成数によっても変わり、布帛中のポリアミドとポ
リエステルから構成される複合体が50%以上とする必
要があり50%未満になると吸水、吸湿性が不足し快適
性を保つことが出来ない。またポリアミド繊維にアクリ
ル酸もしくはメタクリル酸のアルカリ金属塩をグラフト
重合することにより吸湿性が高められるので特に好まし
い。水系でグラフト重合するとポリアミド繊維のみに選
択的にアクリル酸もしくはメタクリル酸がグラフト重合
され目的の布帛を得ることができる。
テル繊維中には無機微粒子等の微細孔形成剤を含有し、
アルカリ減量処理等で繊維表面に微細孔を有する物がよ
り好ましい。またこれらの吸水、吸湿性は布帛中の複合
体の構成数によっても変わり、布帛中のポリアミドとポ
リエステルから構成される複合体が50%以上とする必
要があり50%未満になると吸水、吸湿性が不足し快適
性を保つことが出来ない。またポリアミド繊維にアクリ
ル酸もしくはメタクリル酸のアルカリ金属塩をグラフト
重合することにより吸湿性が高められるので特に好まし
い。水系でグラフト重合するとポリアミド繊維のみに選
択的にアクリル酸もしくはメタクリル酸がグラフト重合
され目的の布帛を得ることができる。
【0010】またポリアミドとポリエステルから構成さ
れる複合体は海島型の複合紡糸技術を応用し、最外周の
島成分にポリエステルをそれ以外の島成分にポリアミド
を配し、別々の押出機よりギャーポンプを介して吐出
し、別の押出機よりギャーポンプを介して吐出し、アル
カリ溶液で容易に溶解するポリマーを海成分として複合
することにより得られる複合繊維を延伸し、布帛とした
後、布帛状態でアルカリ溶液で処理し、海成分を完全溶
出すると同時にポリエステルの1部を溶出することによ
り得ることができる。
れる複合体は海島型の複合紡糸技術を応用し、最外周の
島成分にポリエステルをそれ以外の島成分にポリアミド
を配し、別々の押出機よりギャーポンプを介して吐出
し、別の押出機よりギャーポンプを介して吐出し、アル
カリ溶液で容易に溶解するポリマーを海成分として複合
することにより得られる複合繊維を延伸し、布帛とした
後、布帛状態でアルカリ溶液で処理し、海成分を完全溶
出すると同時にポリエステルの1部を溶出することによ
り得ることができる。
【0011】
【実施例】以下に、実施例を用いて本発明を詳述する。
【0012】実施例1 固有粘度(30℃ フェノール/テトラクロルエタン=
6/4の溶媒で測定)が0.60で平均等価球径が0.
3μmのカオリナイトを2重量%含有したポリエステル
を(ポリマーA)最外周島に配し、相対粘度(30℃
濃硫酸で測定)が2.5のナイロン6(ポリマーB)を
内層島に、ポリエステルにイソフタル酸成分を10モル
%共重合したポリエステルにポリエチレングリコール
(平均分子量が20,000)を10重量%メルトブレンドし
たポリマー(ポリマーC)を海成分として用い、図1に
示す海島型の複合繊維を得た。紡糸温度は280℃で紡
糸ノズルは特開昭57−29605号公報に記載のノズ
ルを最外周の島成分と内層の島成分とが別々のポリマー
パスにより別々のギャーポンプより供給できるように改
造したもので複合繊維として4フィラメントを吐出する
ノズルを用いた。各々の吐出量はポリマーAは10.4
g/ノズル・分、ポリマーBは13.0g/ノズル・分
とし1300m/分で巻き取った。同未延伸をホットロ
ーラー温度を80℃、ホットプレート温度を150℃と
して3倍に延伸し72デニール4フィラメントの延伸糸
を得た。同糸を用いタフタに製織した後、精練、プリセ
ットをした。その後30g/lの苛性ソーダ溶液で90
℃で処理し、30重量%減量し、中和水洗処理したその
後、通常の染色、ファイナルセットを実施した。得られ
た布帛をアクリル樹脂で包埋後、5μm厚にミクロトー
ムでカットし、光学顕微鏡で経糸及び緯糸の構造を観察
したところ図1に示す如く、複合繊維の紡糸時に形成し
た構造を完全に保持していた。
6/4の溶媒で測定)が0.60で平均等価球径が0.
3μmのカオリナイトを2重量%含有したポリエステル
を(ポリマーA)最外周島に配し、相対粘度(30℃
濃硫酸で測定)が2.5のナイロン6(ポリマーB)を
内層島に、ポリエステルにイソフタル酸成分を10モル
%共重合したポリエステルにポリエチレングリコール
(平均分子量が20,000)を10重量%メルトブレンドし
たポリマー(ポリマーC)を海成分として用い、図1に
示す海島型の複合繊維を得た。紡糸温度は280℃で紡
糸ノズルは特開昭57−29605号公報に記載のノズ
ルを最外周の島成分と内層の島成分とが別々のポリマー
パスにより別々のギャーポンプより供給できるように改
造したもので複合繊維として4フィラメントを吐出する
ノズルを用いた。各々の吐出量はポリマーAは10.4
g/ノズル・分、ポリマーBは13.0g/ノズル・分
とし1300m/分で巻き取った。同未延伸をホットロ
ーラー温度を80℃、ホットプレート温度を150℃と
して3倍に延伸し72デニール4フィラメントの延伸糸
を得た。同糸を用いタフタに製織した後、精練、プリセ
ットをした。その後30g/lの苛性ソーダ溶液で90
℃で処理し、30重量%減量し、中和水洗処理したその
後、通常の染色、ファイナルセットを実施した。得られ
た布帛をアクリル樹脂で包埋後、5μm厚にミクロトー
ムでカットし、光学顕微鏡で経糸及び緯糸の構造を観察
したところ図1に示す如く、複合繊維の紡糸時に形成し
た構造を完全に保持していた。
【0013】また該切片の樹脂を溶出後、走査型電子顕
微鏡で3000倍の断面写真を取り、断面積より構成繊
維のデニールを算出したところ外周繊維は1.0デニー
ルであり、内層繊維は0.57デニールであった。溶出
した複合繊維の構成フィラメント数は、図1に示す如
く、外周繊維が6フィラメントであり、内層繊維は13
フィラメントである。
微鏡で3000倍の断面写真を取り、断面積より構成繊
維のデニールを算出したところ外周繊維は1.0デニー
ルであり、内層繊維は0.57デニールであった。溶出
した複合繊維の構成フィラメント数は、図1に示す如
く、外周繊維が6フィラメントであり、内層繊維は13
フィラメントである。
【0014】また前記写真より外周繊維の偏平率を24
個測定して求めた平均偏平率は2.3であった。この試
料を次の方法で吸水性を評価した。試料を120℃×3
時間で乾燥し試料の重量を計測後、20℃、65%RH
に調湿した恒温室に12時間放置した後、再度試料を計
測して重量の増加分を算出し、元の試料重量に対する増
加率で吸湿率とした。又、布帛を水平面に広げ0.5c
cの水滴を5cmの高さより滴下し、布帛中に吸収され
るまでの時間を計測し、吸水速度を相対比較で1から5
級に層別した。(5級野ほうが良好)同時に完全に吸収
後、3分後に吸水面を指先で触れ、湿潤感を相対的に判
断した。その結果を表1に示した。ポリエステル100
%の場合に比べ吸湿性の改良が認められた。
個測定して求めた平均偏平率は2.3であった。この試
料を次の方法で吸水性を評価した。試料を120℃×3
時間で乾燥し試料の重量を計測後、20℃、65%RH
に調湿した恒温室に12時間放置した後、再度試料を計
測して重量の増加分を算出し、元の試料重量に対する増
加率で吸湿率とした。又、布帛を水平面に広げ0.5c
cの水滴を5cmの高さより滴下し、布帛中に吸収され
るまでの時間を計測し、吸水速度を相対比較で1から5
級に層別した。(5級野ほうが良好)同時に完全に吸収
後、3分後に吸水面を指先で触れ、湿潤感を相対的に判
断した。その結果を表1に示した。ポリエステル100
%の場合に比べ吸湿性の改良が認められた。
【0015】実施例2 実施例1で得られた試料を中和水洗後、乾燥し以下の条
件でポリアクリル酸のアルカリ金属塩をグラフト重合し
た。 グラフト重合条件 アクリル酸 20g/l 過硫酸アンモニウム 0.5g/l 亜硫酸ナトリウム 3g/l の水溶液で
80℃×30分処理 グラフト率 5.6% この試料を用い実施例1と同法で吸湿性を評価し、その
結果を表1に示した。グラフト重合により吸湿性はさら
に改良された。
件でポリアクリル酸のアルカリ金属塩をグラフト重合し
た。 グラフト重合条件 アクリル酸 20g/l 過硫酸アンモニウム 0.5g/l 亜硫酸ナトリウム 3g/l の水溶液で
80℃×30分処理 グラフト率 5.6% この試料を用い実施例1と同法で吸湿性を評価し、その
結果を表1に示した。グラフト重合により吸湿性はさら
に改良された。
【0016】実施例3 実施例1で得られた延伸糸を経糸とし、緯糸に40番手
の綿糸を用い、経糸密度160本/インチ、緯糸密度8
8本/インチで平組織に製織し、通常の工程を通して精
練、プレセットを実施した。その後60g/lの苛性ソ
ーダ溶液で50℃で100分処理し、ポリマーCを完全
に溶出した。染色、ファイナルセットして仕上げた。こ
の試料を用い実施例1と同様の評価法で吸湿性を評価
し、その結果を表1に示した。さわやかで吸湿性にすぐ
れた布帛であった。
の綿糸を用い、経糸密度160本/インチ、緯糸密度8
8本/インチで平組織に製織し、通常の工程を通して精
練、プレセットを実施した。その後60g/lの苛性ソ
ーダ溶液で50℃で100分処理し、ポリマーCを完全
に溶出した。染色、ファイナルセットして仕上げた。こ
の試料を用い実施例1と同様の評価法で吸湿性を評価
し、その結果を表1に示した。さわやかで吸湿性にすぐ
れた布帛であった。
【0017】比較例1 ポリマーBを酸化チタンを0.5%含有するポリエステ
ル(フェノール/テトラクロルエタン=6/4の溶媒で
測定した固有粘度が0.63)とする以外は実施例1と
全く同じ方法で紡糸、延伸、編み立て、精練、アルカリ
減量処理を実施した。更に実施例1と同法で吸湿性を評
価し、その結果を表1に示した。吸湿性は認められなか
った。
ル(フェノール/テトラクロルエタン=6/4の溶媒で
測定した固有粘度が0.63)とする以外は実施例1と
全く同じ方法で紡糸、延伸、編み立て、精練、アルカリ
減量処理を実施した。更に実施例1と同法で吸湿性を評
価し、その結果を表1に示した。吸湿性は認められなか
った。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明の布帛は疎水性の外周と親水性の
内部を持つ2層構造複合糸を含む糸より構成された布帛
であるのでフィラメント糸特有の優美さを表現する能力
とべと付き感のない吸湿性と吸汗性を合わせ持つ布帛が
提供できる。
内部を持つ2層構造複合糸を含む糸より構成された布帛
であるのでフィラメント糸特有の優美さを表現する能力
とべと付き感のない吸湿性と吸汗性を合わせ持つ布帛が
提供できる。
【図1】本発明の布帛を構成するために用いる複合糸の
断面を示す図である。
断面を示す図である。
1は外周に配されたポリエステル系繊維、2は芯部に配
されたポリアミド繊維、3は海成分を示す。
されたポリアミド繊維、3は海成分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 単糸繊度が1デニール未満のポリアミド
繊維群を芯部として、その周りを単糸繊度が1デニール
以上のポリエステル系繊維で取り囲むように配した複合
糸条を少なくとも50重量%含む布帛であり、前記ポリ
エステル系繊維の断面の偏平度が1.5以上であること
を特徴とする吸水吸湿性複合繊維布帛。(但し、上記偏
平度は、長軸長さ/短軸長さをもって表わす。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4344522A JPH06192940A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 吸水吸湿性複合繊維布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4344522A JPH06192940A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 吸水吸湿性複合繊維布帛 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06192940A true JPH06192940A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18369929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4344522A Pending JPH06192940A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 吸水吸湿性複合繊維布帛 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06192940A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010189821A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Toyobo Specialties Trading Co Ltd | 複合糸及びこれを用いた織編物 |
| CN107201585A (zh) * | 2017-06-07 | 2017-09-26 | 丹阳市斯鲍特体育用品有限公司 | 一种击剑运动金属衣面料用扁丝包缠纱及其制备方法 |
| CN115354428A (zh) * | 2022-09-19 | 2022-11-18 | 罗莱生活科技股份有限公司 | 一种聚酯海岛纤维包芯纱线及其生产方法 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP4344522A patent/JPH06192940A/ja active Pending
Cited By (3)
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