JPH06193531A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JPH06193531A
JPH06193531A JP5263158A JP26315893A JPH06193531A JP H06193531 A JPH06193531 A JP H06193531A JP 5263158 A JP5263158 A JP 5263158A JP 26315893 A JP26315893 A JP 26315893A JP H06193531 A JPH06193531 A JP H06193531A
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JP
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fuel
chamber
valve
armature
pressurizing
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Application number
JP5263158A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ueda
敦 上田
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Priority to EP94115298A priority patent/EP0645535B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加圧燃料を開放するための電磁弁の開弁動作
を短時間のうちに迅速に完了させることができる燃料噴
射装置を提供すること。 【構成】 加圧燃料を逃がすための電磁弁(51)が、
アーマチュア(530)に連結されると共にアーマチュ
アから離れるに従って太径となるようにテーパ付けされ
た弁頭(523)が形成された弁棒(520)を備え、
アーマチュア室(513)と連なるよう形成され燃料加
圧室と連通している燃料溜まり室(517)の内周壁に
アーマチュアに向けて縮孔されるように形成されたテー
パ状の弁座部(517a)に弁頭の最大径部分を着座さ
せるようにし、加圧燃料の開放時に加圧燃料が弁頭を開
弁方向に押すようにした。また、2次噴射を抑えるた
め、弁棒の下端面に開口する圧力室(250)を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に燃料を噴射
供給するための、ユニット型燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のユニット型燃料噴射装置は、燃料
を加圧する燃料加圧部からの加圧燃料を噴射する燃料噴
射部を有し、燃料加圧部内の燃料加圧室の圧力を、電磁
弁部内の弁体を対応する弁座から離反させることにより
燃料供給戻り室へ逃がすことができる構成となってお
り、この弁体タイミングを電気的に制御することによ
り、燃料の噴射時期を制御することができる。ところ
で、この種の燃料噴射装置の燃料加圧室の圧力は極めて
高いので、燃料加圧室の圧力を逃がすために弁体を弁座
から離反させた時、燃料供給戻り室の圧力が急上昇し、
これにより弁体を弁座から離反させるための力と反対方
向の力が、燃料供給戻り室の中で弁体に作用し、燃料加
圧室の圧力の迅速な低下を妨げ、燃料の噴射切れを悪化
させるという問題を有している。
【0003】この問題を解決するため、例えば特開平2
−67455号公報には、弁体が弁座から離反すること
によって燃料供給戻り室に生じる圧力を、一端に弁体が
形成された弁棒に臨む空間の内壁面に摺動自在に且つ液
密に嵌合するよう該弁棒に設けられたフランジ部に対
し、その開弁方向に作用させるようにした構成が提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この提案された構成
は、弁体が対応する弁座から離反した際に生じる燃料供
給戻り室の圧力上昇を、弁棒内に形成された連通路を介
して弁体と反対側に導き、このようにして取り出された
燃料圧をフランジ部に作用させる構成であるため、弁体
が弁座から離反したときに生じる燃料供給戻り室の急激
な圧力上昇によってフランジ部へ所要の圧力が与えられ
る前に、燃料供給戻り室の急激な圧力上昇が弁体に作用
し、弁体が弁座に向かう力を受けることとなり、電磁弁
部のソレノイドに対する制御電流をオフとしても弁体が
開きにくいという問題点を有している。
【0005】また、電磁弁の弁体を迅速にその対応する
弁座から引き離すために弁体の後退速度を上げると、弁
体がその後退時にストッパに激突し、弁体がバウンドし
てしまい、2次噴射を生じさせてしまうという別の問題
を生じる。
【0006】本発明は、したがって、電磁弁の開閉によ
って燃料噴射終了時期を制御するようにした燃料噴射装
置において電磁弁の開弁動作を短時間のうちに迅速に完
了させることができる燃料噴射装置を得ることを目的と
しており、さらに、その開弁動作時に、電磁弁の弁体が
バウンドするのを防止することができる燃料噴射装置を
得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、燃料加圧室およびこの燃料加圧室内
の燃料ポンプから供給される燃料を加圧するポンプブラ
ンジャを有する燃料加圧部と、この燃料加圧部によって
加圧された燃料を噴射する燃料噴射部と、前記燃料ポン
プに接続された燃料を入出力させるための燃料通路と接
続されており前記ポンプブランジャによる前記燃料加圧
室内の燃料の加圧期間中の所定のタイミングで前記燃料
噴射部による燃料噴射を終了させるため前記燃料加圧室
の加圧燃料を前記燃料通路に逃がすための電磁弁部とを
備えて成る燃料噴射装置において、前記電磁弁部が、ハ
ウジングと、該ハウジングに設けられたソレノイド部
と、前記ソレノイド部と協働するアーマチュアを収納す
るため前記ハウジング内に形成され前記燃料通路と連通
しているアーマチュア室と、前記アーマチュア室に連設
された案内孔と、一端がアーマチュアに連結されると共
に前記アーマチュアから離れるに従って太径となるよう
にテーパ付けされた弁頭が形成されており該案内孔によ
って往復動可能なように案内される弁棒と、前記アーマ
チュア室と連なるようにして前記弁頭を囲むよう形成さ
れた燃料溜まり室と、該燃料溜まり室と前記燃料加圧室
とを連通させる連通路手段と、前記燃料溜まり室の内周
壁に前記アーマチュア室に向けて縮孔されるように形成
され前記弁頭の最大径部分を着座させるためのテーパー
部と、前記弁頭を該テーパー部から引き離すようにばね
付勢するためのばね手段とを備えた点にある。
【0008】本発明の他の特徴によれば、燃料噴射を終
了させるためにソレノイド部の付勢を停止させたとき
に、弁棒が後退して弁棒の後端部平面がストッパ部材に
当りバウンド状態となるのを避けるため、弁棒の後端面
と平面あたりするストッパ平面をストッパ部材に形成す
る一方後端部平面に開口する圧力室を弁棒内に形成擦る
と共に、前記弁棒の後端部と該ストッパ部材とを収納す
る燃料の充満された室を形成した点にある。
【0009】
【作用】ソレノイドが付勢されていると、弁棒はばね手
段のばね力に抗して移動し、弁頭がテーパー部に押し付
けられ、燃料溜まり室と燃料通路とは遮断状とされる。
したがって、ポンププランジャの運動によって燃料加圧
室内で燃料が加圧され、加圧燃料を燃料噴射部から噴射
させることができる。
【0010】所要のタイミングでソレノイドを消勢する
と、弁棒は、ばね手段の力によって弁頭がテーパー部か
ら離反するように引き戻される。この結果、燃料加圧室
と略同一の燃料圧力となっている燃料溜まり室内の燃料
が、弁頭とテーパー部との間に生じた間隙からアーマチ
ュア室に逃げ、燃料加圧室の圧力を低下させることがで
きる。このとき、燃料溜まり室からアーマチュア室に逃
げる燃料圧がテーパー付けされた弁頭に作用し、その開
弁動作が促進される。
【0011】上述の如くして開弁動作が実行された場
合、弁棒は極めて速い速度で後退し、その後端部平面が
ストッパ部材のストッパ平面に平面あたりするように近
づくため、弁棒とストッパ部材とが衝突する直前に圧力
室内の燃料及び後端部平面とストッパ平面との間の燃料
を加圧することになる。この結果、この燃料加圧によっ
て生じるダンピング力が後退してくる弁棒に作用し、開
弁動作時における弁棒のバウンド運動が抑制される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
につき詳細に説明する。
【0013】図1および図2はこの発明の一実施例を示
すもので、図中符号1は装置本体である。この装置本体
1は、本体部2を備えている。この本体部2は、図2に
おいて上下方向に延びる垂直部2aと、この垂直部2a
の中間部から側方へ突出する側部2bとから構成されて
いる。垂直部2aには、燃料を加圧するための燃料加圧
部3が設けられるとともに、燃料加圧部3によって加圧
された燃料を機関の燃焼室(図示せず)に噴射するため
の燃料噴射部4が設けられている。一方、側部2bに
は、燃料の噴射開始時期および燃料噴射終了時期を制御
するための電磁弁部5が設けられている。
【0014】まず、燃料加圧部3について説明すると、
垂直部2aには、その上端面から下方に向かって延びる
大径シリンダ孔31と、この大径シリンダ孔31の底面
から大径シリンダ孔31と軸線を一致させて下方へ延び
る小径シリンダ孔32と、燃料が導入される燃料加圧室
33とが順次連設されている。
【0015】大径シリンダ孔31には、追従部材34が
摺動自在に設けられている。この追従部材34は、その
上部と垂直部2aの上端面との間に設けられたプランジ
ャばね35によって上方へ付勢されており、図示しない
カム軸のカム部に押圧接触せしめられている。そして、
カム軸の回転に追従して上下動するようになっている。
なお、追従部材34には、垂直部2aの上部に形成され
た長孔36Aを貫通する規制部材36が固定されてお
り、この規制部材36が長孔36Aの上側に位置する側
面に突き当たることにより、追従部材34の上方への移
動可能範囲が規制されている。
【0016】一方小径シリンダ孔32には、ポンププラ
ンジャ37が摺動自在に設けられている。このポンププ
ランジャ37は、その上端部が追従部材34の下端部に
上下方向移動不能に取り付けられており、これによって
追従部材34と一体に上下動するようになっている。そ
して、ポンププランジャ37は、下動時(往動時)には
燃料加圧室33内の燃料を加圧し、上動時(復動時)に
は燃料加圧室33内に燃料を吸引するものである。な
お、小径シリンダ孔32の中央部には、燃料加圧室33
内の燃料が小径シリンダ孔32の内周面とポンププラン
ジャ37の外周面との間を通って装置の外部へ漏出する
のを防止するためのリークストッパ溝32aが形成され
ている。
【0017】次に、燃料噴射部に4について説明する
と、垂直部2aの下端部には、保持筒41がその軸線を
小径シリンダ孔32の軸線と一致させて螺合されてい
る。この保持筒41の内部には、ばねホルダ42が挿入
されている。このばねホルダ42は、保持筒41を締め
付けることにより、保持筒41とともに垂直部2aに固
定されている。また、ばねホルダ42の下端部には、ノ
ズルホルダ43がその軸線を保持筒41の軸線と一致さ
せて螺合されている。このノズルホルダ43の内部に
は、ばねホルダ42側から下方へ向かってスペーサ44
と噴射ノズル45とが順次挿入されている。これらスペ
ーサ44と噴射ノズル45とは、ノズルホルダ43を締
め付けることにより、ばねホルダ42に固定され、ひい
ては垂直部2aに固定されている。
【0018】上記構成において、燃料加圧室33内の燃
料がポンププランジャ37によって加圧されると、その
加圧された燃料は、垂直部2aに形成された通路21、
ばねホルダ42に設けられた周知構造の逆止弁46、並
びにばねホルダ42、スペーサ44および噴射ノズル4
5に渡って形成された通路47を介して噴射ノズル45
内に導入される。噴射ノズル45内に導入された加圧燃
料は、噴射ノズル45の針弁45aをばねホルダ42内
に設けられたノズルばね48の付勢力に抗してリフトさ
せ、噴射ノズル45の先端部に形成された噴射孔(図示
せず)から噴射される。
【0019】次に、図1を参照して電磁弁部5について
説明する。
【0020】符号51で示される電磁弁は、バルブハウ
ジング511と、このバルブハウジング511の上端部
に螺合固定されたステータ512とを備えており、バル
ブハウジング511とステータ512との間にはアーマ
チュア室513が形成されている。
【0021】バルブハウジング511には、アーマチュ
ア室513の底面からその下端面まで貫通する弁棒収納
孔515が形成されている。弁棒収納孔515は、弁棒
520の大径部521と油密に嵌合し弁棒520を軸方
向に摺動可能に案内するための案内孔部516と、弁棒
収納孔515の一部を拡大することによって案内孔部5
16の中程に形成された燃料溜まり室517とを有して
いる。
【0022】弁棒520の大径部521の上端部には、
一端がアーマチュア530に連結されている中径部52
2が一体に形成されており、大径部521と中径部52
2との間に弁頭523が形成されている。弁頭523
は、大径部521をアーマチュア530方向に向けて縮
径したテーパー状に形成されており、弁頭523の最大
径の部分が、燃料溜まり室517内に形成されたテーパ
ー状の弁座部517aに線接触するようにして着座する
構成である(図3参照)。
【0023】図3から判るように、弁頭523が弁座部
517aに着座している場合には、燃料溜まり室517
内の燃料圧がテーパー状の弁頭523に作用することが
ない。中径部522は大径部521より細径となってい
るので、案内孔部516と中径部522との間には環状
空間518が形成され、弁頭523が弁座部517aか
ら離反した時、燃料溜まり室517に後述するようにし
て供給されている加圧燃料は環状空間518を通ってア
ーマチュア室513に逃げる構成となっている(図1参
照)。
【0024】図1、図2に戻ると、アーマチュア530
と対向するステータ512にはソレノイド525が設け
られている。このソレノイド525に通電すると、その
磁力によってアーマチュア530が上方へ引き付けら
れ、これによって弁頭523が弁座部517aに着座す
るようになっている。逆に、ソレノイド525に対する
通電の停止時に、弁頭523を弁座部517aから離す
ために、弁棒520の下端に支持棒524を介して設け
られたばね受け526と段部24との間には弾発コイル
ばね527が介装されており、これにより弁棒520を
常時下方に向けてばね付勢している。
【0025】側部2bには、弁棒収納孔515に連なる
ようにして孔540が形成されており、孔540内には
ストッパ部材541が螺合固定されている。このストッ
パ部材541が孔540に固定されることにより、弁棒
520の後端部を収納する室542が区画され、この室
542内には後述するようにして燃料が満たされてい
る。
【0026】ストッパ部材541の上面中央部には、上
方に向かって突出し、弁棒520の後端部平面である下
端面528と対向する突出部543が形成されている。
突出部543の上端面544は平面となっており、ソレ
ノイド525への通電が停止した場合に、弁棒520の
下端面528がストッパ平面である上端面544に平面
あたりするまで後退する構成となっており、これにより
弁棒520の最大リフト量が規制されている。
【0027】なお、ソレノイド525に対する通電開始
時期および通電時間は、図示しないマイクロコンピュー
タ等の制御部により、機関の回転数および負荷等の運転
状態に応じて制御されている。
【0028】大径部521と案内孔部516との間から
漏れ出た燃料は室542内に溜まり、室542内に生じ
る余剰燃料はストッパ部材541内に形成された通路5
41a及び側部2bの下端に設けられたドレイン通路P
を介して燃料タンクTに戻される。したがって、室54
2内は常時燃料で満たされているが、弁棒520に対し
てその動きを妨げるような背圧が印加されることがない
構成となっている。
【0029】上記のように構成された電磁弁部5による
燃料の噴射開始時期およびその終了時期の制御を可能な
らしめるために、燃料の通路が次のように形成されてい
る。
【0030】すなわち、保持筒41の周壁には、フィル
タ11を有する燃料入口12が形成されている。この燃
料入口12には、燃料ポンプにより燃料タンクTから燃
料が圧送されるようになっている。また、燃料入口12
は、ばねホルダ42および垂直部2aに渡って形成され
て通路13を介して環状溝32aに連通せしめられ、そ
こから通路14を介して、バルブハウジング511内に
形成されている通路25を介してアーマチュア室513
に連通している。アーマチュア室513には燃料出口1
7が形成されており、したがって、燃料入口12から導
入された燃料はアーマチュア室513を経由して燃料出
口17から導出され、常時循環せしめられている。
【0031】燃料溜まり室517と燃料加圧室33と
は、バルブハウジング511及び本体部1に亘って延び
る通路18により接続されている。
【0032】上記構成の燃料噴射装置において、ポンプ
プランジャ37の上動時には、ソレノイド525に対す
る通電が停止しており、電磁弁51が開弁状態となって
おり、したがって、アーマチュア室513内の燃料が、
燃料溜まり室517及び通路18を介して燃料加圧室3
3内に導入される。
【0033】ポンププランジャ37が下動に転じると、
燃料加圧室33内の燃料が加圧されるが、ポンププラン
ジャ37の下動初期においては、電磁弁51が開弁状態
を維持している。したがって、燃料加圧室33内の燃料
は通路18および燃料溜まり室517を介してアーマチ
ュア室513内に逆流するだけであり、燃料は若干加圧
されるものの、針弁45aをノズルばね48に抗してリ
フトさせる圧力には達しない。それ故、燃料が噴射ノズ
ル45から噴射されることもない。
【0034】ポンププランジャの下動時において、制御
部が機関の運転状態から燃料噴射開始時期を判断し、そ
の判断に基づいてソレノイド525に通電されると、コ
イルばね527に抗して弁頭523が弁座部517aに
着座し、電磁弁51が閉弁状態になる。すると、アーマ
チュア室513と燃料溜まり室517との間が遮断さ
れ、ひいてはアーマチュア室513と燃料加圧室33と
の間が遮断される。この結果、燃料加圧室33内の燃料
が高圧に加圧される。そして、加圧された高圧の燃料
は、通路21、逆止弁46および通路47を介して噴射
ノズル45へ圧送され、噴射ノズル45の噴射孔から噴
射される。
【0035】制御部が燃料噴射を終了すべきことを判断
すると、その判断に基づいてソレノイド525対する通
電が停止する。すると、コイルばね527の付勢力によ
って電磁弁51が開弁状態となり、弁棒520はその下
端面528が突出部543の上端面544に平面あたり
するまで後退する。この結果、燃料加圧室33内の燃料
がアーマチュア室513内に逆流し、燃料加圧室33内
の圧力が低下する。燃料加圧室33内の圧力がコイルば
ね48の付勢力よりも低くなると、針弁45aが着座
し、燃料噴射が終了する。
【0036】ここで、上記の燃料噴射装置においては、
燃料の噴射を終了させるために、ポンププランジャ37
による燃料の加圧時に電磁弁51を開弁させると、燃料
加圧室33から伝播した圧力がアーマチュア室513に
逃げる際に、この圧力が弁頭523に作用し、弁棒52
0を押し下げる。すなわち、弁頭523を弁座部517
aから引き離すので、電磁弁51の開弁が高速で一気に
行なわれることとなる。このため、電磁弁51の開弁時
に弁棒520が逆移動して燃料の噴射切れを悪化させる
ことがなく極めて良好に燃料の噴射を終了させることが
できる。
【0037】さらに、アーマチュア室513内を燃料が
循環する構成であるため、ステータ512が燃料によっ
て冷却され、その温度上昇を有効に抑えることができ
る。
【0038】本発明による燃料噴射装置は、電磁弁51
の開弁が上述の如く高速で一気に行なわれる構成である
から、ソレノイド525への通電が停止されると弁棒5
20が激しくストッパ部材541に衝突するため、弁棒
520がストッパ部材541に衝突後大きくバウンド
し、これに因り2次噴射を生じさせる傾向を生じる。
【0039】弁棒520の上述の如きバウンド運動を抑
えるため、図4に示すように、弁棒520の下端部に、
その下端面528に開口する圧力室550を形成するこ
とが望ましい。弁棒520に圧力室550を上述の如く
設けると、開弁動作時に弁棒520が後退することによ
り、圧力室550内に充満している燃料及び下端面52
8と上端面544との間にある燃料が加圧され、これに
よりダンピング効果が生じるので、特に弁棒520がス
トッパ部材541に接近した場合に弁棒520の後退速
度を低下させ、弁棒がバウンドするのを有効に防止する
ことができる。ここで、ダンピング効果は弁棒520の
下端面528がストッパ部材541に衝突する直前、す
なわち、弁頭523が弁座部517aから充分に離れて
いる状態、においてのみ生じるので、電磁弁51におけ
る燃料スピル率を低下させることはない。
【0040】図5及び図6には、圧力室550を設けた
場合の弁棒520のリフト状態及び噴射圧力の変化状態
が実線でそれぞれ示されている。図5及び図6におい
て、点線は圧力室550を設けなかった場合の特性を示
している。図5及び図6に示す特性図から、圧力室55
0を設けることにより、2次噴射を殆ど零に抑えられる
ことが判る。また、圧力室550を設けると、弁棒52
0とストッパ部材541との間の衝突が緩和されるの
で、これらの部品の磨耗を著しく減少させることがで
き、長寿命化を期待することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、電磁弁部
の弁構造が、加圧燃料が低圧部へ逃がされる際に加圧燃
料が弁棒を開弁方向に押し付ける構成となっているた
め、開弁時に弁体が閉弁方向に移動するのを確実に防止
し、開弁を短時間のうちに迅速に完了させることができ
る。したがって、燃料の噴射を所定のタイミングで確実
に停止させることができる優れた燃料噴射特性を得るこ
とができる。さらに、加圧燃料が逃がされるアーマチュ
ア室は、燃料循環路の一部となっており、これによりス
テータ部分の冷却を有効に行ない、装置の温度上昇を抑
えることができるという別の効果をも得ることができ
る。
【0042】さらに、電磁弁部の弁棒のリフト量を規定
するストッパ部材と弁棒とのあたり面を平面とし、ここ
に圧力室を設けて開弁時の弁棒の後退運動にダンピング
効果を与えることにより、2次噴射の発生を有効に抑え
ると共に、弁棒とストッパ部材との間で生じる磨耗を減
少させ、部品の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料噴射装置の一実施例の要部の
断面図。
【図2】本発明による燃料噴射装置の一実施例を一部断
面して示す縦断面図。
【図3】図1の要部の拡大図。
【図4】図1に示す電磁弁部の変形例を示す要部断面
図。
【図5】図4に示す構成における、燃料噴射時の針弁の
リフトの変化状態を示す特性図。
【図6】図4に示す構成における、燃料噴射時の噴射圧
力の変化状態を示す特性図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 本体部 2a 垂直部 2b 側部 3 燃料加圧部 4 燃料噴射部 5 電磁弁部 18 通路 51 電磁弁 511 バルブハウジング 512 ステータ 513 アーマチュア室 515 弁棒収納孔 517 燃料溜まり室 517a 弁座 523 弁頭 525 ソレノイド 527 コイルばね 528 下端面 541 ストッパ部材 542 室 544 上端面 550 圧力室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料加圧室およびこの燃料加圧室内の燃
    料ポンプから供給される燃料を加圧するポンプブランジ
    ャを有する燃料加圧部と、この燃料加圧部によって加圧
    された燃料を噴射する燃料噴射部と、前記燃料ポンプに
    接続された燃料を入出力させるための燃料通路と接続さ
    れており前記ポンプブランジャによる前記燃料加圧室内
    の燃料の加圧期間中の所定のタイミングで前記燃料噴射
    部による燃料噴射を終了させるため前記燃料加圧室の加
    圧燃料を前記燃料通路に逃がすための電磁弁部とを備え
    て成る燃料噴射装置において、 前記電磁弁部が、 ハウジングと、 該ハウジングに設けられたソレノイド部と、 該ソレノイド部と協働するアーマチュアを収納するため
    前記ハウジング内に形成され前記燃料通路と連通してい
    るアーマチュア室と、 前記アーマチュア室に連設された案内孔と、 一端がアーマチュアに連結されると共に前記アーマチュ
    アから離れるに従って太径となるようにテーパ付けされ
    た弁頭が形成されており該案内孔によって往復動可能な
    ように案内される弁棒と、 前記アーマチュア室と連なるようにして前記弁頭を囲む
    よう形成された燃料溜まり室と、 該燃料溜まり室と前記燃料加圧室とを連通させる連通路
    手段と、 前記燃料溜まり室の内周壁に前記アーマチュア室に向け
    て縮孔されるように形成され前記弁頭の最大径部分を着
    座させるためのテーパー部と、 前記弁頭を該テーパー部から引き離すようにばね付勢す
    るためのばね手段とを備えたことを特徴とする燃料噴射
    装置。
  2. 【請求項2】 燃料加圧室およびこの燃料加圧室内の燃
    料ポンプから供給される燃料を加圧するポンプブランジ
    ャを有する燃料加圧部と、この燃料加圧部によって加圧
    された燃料を噴射する燃料噴射部と、前記燃料ポンプに
    接続された燃料を入出力させるための燃料通路と接続さ
    れており前記ポンプブランジャによる前記燃料加圧室内
    の燃料の加圧期間中の所定のタイミングで前記燃料噴射
    部による燃料噴射を終了させるため前記燃料加圧室の加
    圧燃料を前記燃料通路に逃がすための電磁弁部とを備え
    て成る燃料噴射装置において、 前記電磁弁部が、 ハウジングと、 該ハウジングに設けられたソレノイド部と、 該ソレノイド部と協働するアーマチュアを収納するため
    前記ハウジング内に形成され前記燃料通路と連通してい
    るアーマチュア室と、 前記アーマチュア室に連設された案内孔と、 一端がアーマチュアに連結されると共に前記アーマチュ
    アから離れるに従って太径となるようにテーパ付けされ
    た弁頭が形成されており該案内孔によって往復動可能な
    ように案内される弁棒と、 前記アーマチュア室と連なるようにして前記弁頭を囲む
    よう形成された燃料溜まり室と、 該燃料溜まり室と前記燃料加圧室とを連通させる連通路
    手段と、 前記燃料溜まり室の内周壁に前記アーマチュア室に向け
    て縮孔されるように形成され前記弁頭の最大径部分を着
    座させるためのテーパー部と、 前記弁頭を該テーパー部から引き離すようにばね付勢す
    るためのばね手段と、 該ばね手段による前記弁棒のリフト量を定めるため前記
    弁棒の後端部平面と平面あたりするストッパ平面を有す
    るストッパ部材と、 前記弁棒の後端部と該ストッパ部材とを収納する燃料の
    充満された室と、 前記後端部平面に開口するよう前記弁棒内に設けられた
    圧力室とを備えたことを特徴とする燃料噴射装置。
JP5263158A 1992-10-28 1993-09-28 燃料噴射装置 Pending JPH06193531A (ja)

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US08/312,614 US5524825A (en) 1993-09-28 1994-09-27 Unit type fuel injector for internal combustion engines
EP94115298A EP0645535B1 (en) 1993-09-28 1994-09-28 A unit type fuel injector for internal combustion engines
DE69410044T DE69410044T2 (de) 1993-09-28 1994-09-28 Kraftstoffpumpedüseneinheit für Brennkraftmaschine

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507622A (ja) * 1999-08-17 2003-02-25 ロラーンジェ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 内燃機関の噴射弁
JP2016017498A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社デンソー 高圧ポンプ

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JP2003507622A (ja) * 1999-08-17 2003-02-25 ロラーンジェ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 内燃機関の噴射弁
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