JPH06193842A - 溶解焼却炉と溶解焼却方法 - Google Patents

溶解焼却炉と溶解焼却方法

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JPH06193842A
JPH06193842A JP4069563A JP6956392A JPH06193842A JP H06193842 A JPH06193842 A JP H06193842A JP 4069563 A JP4069563 A JP 4069563A JP 6956392 A JP6956392 A JP 6956392A JP H06193842 A JPH06193842 A JP H06193842A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 炉本体10の排煙用煙突11内に除塵用邪魔
板12を上下方向に多数段に設けると共に、上記煙突1
1内にその上下方向適当間隔に噴水装置13を取り付
け、且つ上記邪魔板12に伝って流下する排水を受ける
ドレン14を配設し、上記噴水装置13に連通する給水
管15と上記ドレン14に連通する排水管16とを浄化
槽17を介して連通連結してなる。 【効果】 炉本体10内の排煙が排煙用煙突11を通過
する途上でそれに含まれる煤煙や塵埃の粒子が噴水装置
13によって噴出される噴霧水に効率的に吸着されこれ
が排水として回収されることになり、除塵効率を格段に
向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄、銅、鉛、亜鉛、ア
ルミニューム等の鉄、非鉄金属の溶解分離、抽出を行う
と共に、発泡スチロール、塩化ビニール、紙、段ボール
等の可燃性または化学性廃棄物を焼却するようにした溶
解焼却炉と溶解焼却方向に関する。
【0002】
【従来の技術】溶解焼却炉は、上述のように鉄等の被溶
解物から発泡スチロールのような可燃性または化学性廃
棄物までを同時に処理するため、その排煙用煙突からは
種々の塵埃の含んだ煤煙が排出されることになり、これ
がために炉本体内においては、できるだけ燃焼効率を上
げると共に、炉本体からは可能な限り煤煙の排出されな
い集塵装置を備える必要がある。
【0003】従来のこの種溶解焼却炉としては、図3に
示すように、炉本体1の側壁に火炎供給用孔2を設け、
その底部に空気取入孔3を設け、炉本体1に隣接して連
通する排煙管4に濾過式集塵装置5を設け、該濾過式集
塵装置5を介して排煙用煙突6に連通するようになって
いる。なお、溶解焼却炉によって鉄や非鉄金属を溶解抽
出すると共に可燃性廃棄物の焼却する構造については、
周知技術であるので図示は省略する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のこ
の種溶解焼却炉は、該炉本体1に隣接して濾過式集塵装
置5を設置するようになっているため、装置全体が大型
になり、それだけ設置面積を多く必要とし、トータルコ
ストが高くなるという難点があった。
【0005】また従来のこの種溶解焼却炉は、上述のよ
うに燃焼効率を上げるために単に火炎供給用孔2より多
くの燃料を供給することのみ配慮していたので、鉄等の
被溶解物や発泡合成樹脂等の可燃性または化学性物質等
の産業廃棄物を溶解焼却炉によって溶解焼却するために
は多くの燃料を必要とし、特に燃焼時に化学性廃棄物か
ら発生するガスの圧縮爆発により炉本体1が破損するな
どの問題があった。
【0006】従って本発明は可能な限り上述の集塵装置
を小型し尚かつ集塵効率を向上させると共に、できるだ
け燃焼効率を上げ、且つ化学性廃棄物から発生するガス
による炉本体1内の圧力上昇を防ぎ、安全な溶解焼却炉
とその溶解焼却方向を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の請求項1にあっては、実施例に示す参照
符号を付して示すと、炉本体10内の排煙を排出する排
煙用煙突11内に除塵用邪魔板12を上下方向に多数段
に設けると共に、上記煙突11内にその上下方向適当間
隔に圧力水を噴出する噴水装置13を取り付け、且つ上
記邪魔板12に伝って流下する排水を受けるドレン14
を配設し、上記噴水装置13に連通する給水管15と上
記ドレン14に連通する排水管16とを浄化槽17を介
して連通連結してなる構成を採用するものである。
【0008】また請求項2にあっては、炉本体10の周
方向適当間隔に火炎供給用兼空気供給用孔18を設ける
と共に、炉本体10の蓋体19に呼吸用孔20を設けて
なる構成を採用するものである。
【0009】また請求項3にあっては、前記呼吸用孔2
0は調整手段21によってその開度が調整可能となって
いる請求項2記載の構成を採用するものである。
【0010】また請求項4にあっては、炉本体10の周
方向適当間隔に設けられた火炎供給用兼空気供給孔18
から炉本体10内に火炎を噴射させて炉本体10内の被
燃焼物に着火させ、その着火後に火炎から圧縮空気に切
り換えて火炎供給用兼空気供給孔18から圧縮空気を噴
射して炉本体10内に燃焼気流を発生させ、且つ炉本体
10内の圧力を炉本体10に設けた呼吸用孔20によっ
て自調整させるようにしてなる構成を採用するものであ
る。
【0011】
【作用】本発明の請求項1によれば、炉本体10内の排
煙が排煙用煙突11を通過する途上で除塵用邪魔板12
に当接することによって蛇行状に上昇し、その蛇行状の
上昇途上で噴水装置13から噴出する圧力水がシャワー
状ないしカーテン状となって煙突11内に均一に分散し
た噴霧水によって排煙の粒子が吸着され、これが除塵用
邪魔板12などをつたって流下する排水となってドレン
14に集められ、これに連通する排水管16から浄化槽
17に煤煙や塵埃の含有した排水が還流され、ここで浄
化槽17の高性能フイルター等で煤煙や塵埃と水分とが
分離され、清澄水となった排水は給水管15によって圧
力水として噴水装置13に再供給されることになる。こ
の噴水装置13は煙突11内を上下に幾重にも設けされ
ているため、煙突11内を蛇行状に上昇する煤煙や塵埃
はその殆どが噴水装置13の噴霧水に接触してその粒子
が捕獲されることになる。
【0012】また請求項2によれば、炉本体10の周方
向適当間隔に火炎供給用兼空気供給用孔18を設けてな
るため、これより火炎を炉本体10内に噴射させること
によって炉本体10内の産業廃棄物を均一に溶解焼却す
ることができ、且つ周方向適当間隔に設けた火炎供給用
兼空気供給用孔18より圧縮空気を炉本体10内に噴出
することによって燃焼中のガスを炉本体10内に均一に
流通させると共に、酸素の供給により一層の燃焼効率を
上げることができる。
【0013】また炉本体10内の圧力が設定圧力よりも
上昇したときには呼吸用孔20から異常圧力を放出する
ことになり、炉本体10内の圧力が設定圧より低下した
場合には呼吸用孔20から炉本体10内に外気を導入し
て炉本体10内を常に所定を設定圧力に維持することが
できる。
【0014】また請求項3によれば、前記呼吸用孔20
は調整手段21によってその開度が調整可能となってい
るため、炉本体10内の被燃焼物の種類や量あるいは火
力に応じて炉本体10内の設定圧力が変化する場合ある
いは経時的に変化する場合にこれに合わせて呼吸用孔2
0の開度を調整することができる。
【0015】また請求項4によれば、炉本体10の周方
向適当間隔に設けられた火炎供給用兼空気供給孔19か
ら炉本体10内に火炎を噴射させて炉本体10内の被燃
焼物に着火させ、その着火後に火炎から圧縮空気に切り
換えて火炎供給用兼空気供給孔19から圧縮空気を噴射
して炉本体10内に燃焼気流を発生させることによって
炉本体10内の燃焼効率を向上させることができ、また
炉本体10内の圧力が設定圧力よりも異常に高くなった
場合や反対に低くなった場合には呼吸用孔20が自調整
して炉本体10内の圧力を外部に放出したり、外気を炉
本体10内に吸引して炉本体10内の圧力を一定に保持
し、特に化学性廃棄物から発生するガスによる異常の高
圧現象を防止し、ガスの炉本体10内での異常圧による
爆発の生起を有効に阻止することができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すもので、炉
本体10の側壁にその周方向適当間隔に火炎供給用兼空
気供給用孔18が開設されており、その底部には従来ど
うりに燃焼に必要な空気取入孔22が開設されており、
炉本体10の上部の蓋体19には呼吸用孔20が開設さ
れ、これに呼吸用孔20の開度を調整する調整手段21
が設けられている。この調整手段21は、例えば図示の
ように蓋体19に沿って矢印方向にスライドするスライ
ド板21aに呼吸用孔20に重合可能な孔21bを設け
て呼吸用孔20と孔21bとの重合度を変えることによ
って開度を調整するようにしたものである。呼吸用孔2
0の内径は、実験の結果によれば炉本体10の内径の大
略100分の1が好ましい。これより内径が大きいと火
炎が呼吸用孔20から放出されることになり、これより
内径が小さければ充分な呼吸作用を発揮することができ
ない。
【0017】炉本体10の側壁から延びる排煙用煙突1
1の内部には傾斜状に配列された多数の除塵用邪魔板1
2がユニットとなって上下に複数段に設けられ、各ユニ
ット毎に噴水装置13とドレン14とが配設されてい
る。噴水装置13は、例えば図2に示すように排煙用煙
突11の内壁に沿って環状に管23を取り付け、この管
23の環状内周に適当間隔に噴出孔23aを貫設してな
るものである。
【0018】噴水装置13は給水管15によって給水ポ
ンプ24を介して浄化槽17に繋がれ、ドレン14は排
水管16によって同じく浄化槽17に繋がれている。ま
た給水管15の途中にはバルブ付きの補給管25に繋が
れ、水分の蒸発に応じて補給管25より水を補給するよ
うになっている。また排煙用煙突11には適宜送風管2
6をその上部側に合流連結し、該送風管26からの風を
矢印で示すように排煙用煙突11内に上方に向かって噴
出することによって排煙用煙突11内の排ガスの外部へ
の排気を助けるようになっている。
【0019】本発明の実施例は以上の構成からなり、こ
れを使用するには、炉本体10内に鉄、非鉄金属、合成
樹脂、紙等の産業廃棄物を投入し、火炎供給用兼空気供
給用孔18から火炎を炉本体10内に噴出させて、空気
取入孔22から燃焼用空気を取り入れながら産業廃棄物
を着火させ、充分に着火分布が行き渡った時点で火炎の
供給を停止して圧縮空気の供給に切り換え、該圧縮空気
を炉本体10に噴出させることによって炉本体10内に
燃焼気流を発生させて燃焼効率を上げ、炉本体10内で
の燃焼途上で化学性廃棄物等からのガスの発生により炉
本体10内が設定圧力よりも高くなった場合には呼吸用
孔20から炉本体10内の圧力が自動的に放出されて高
圧ガスによる炉本体10内での爆発現象を未然に防ぎ、
これによって炉本体10内で安全に且つ効率良く燃焼す
ることができる。
【0020】燃焼により発生する排気ガスは、排煙用煙
突11内に多段状に設けた除塵用邪魔板12に当接して
蛇行状に上昇し、その上昇途上で噴水装置13から噴出
する噴霧水に接触して排気ガス中に含まれる煤煙や塵埃
の粒子が吸着され、この粒子の吸着した排水は除塵用邪
魔板12などをつたって流下し、ドレン14に集められ
る。このドレン14にあつめられた排水は排水管16に
よって浄化槽17に回収される。上述の噴水装置13と
除塵用邪魔板12とは排煙用煙突11内に多段状に多数
配設され且つこれがシャワー状ないしカーテン状に噴出
されるため、尚かつ排気ガスが排煙用煙突11内を蛇行
状に上昇するために、排気ガスに含まれる煤煙や塵埃は
その殆どが排水に含まれて回収されることになり、その
除塵効率を格段に上げることができ、排煙用煙突11か
らは煤煙が放出されることが殆どない。
【0021】そして浄化槽17に回収された排水は浄化
された後、再び清澄圧力水として給水ポンプ24によっ
て噴水装置13に供給される。このように排水を再利用
することによって水の消費量も軽減することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求孔1によれば、炉本体内の
排煙が排煙用煙突を通過する途上でそれに含まれる煤煙
や塵埃の粒子が噴水装置によって噴出される噴霧水に効
率的に吸着され、これが排水として回収されることにな
り、除塵効率を格段に向上することができる。
【0023】しかも除塵機構は排煙用煙突の空間を利用
してこの内部に設けられるため、炉本体の外部には浄化
槽を設けるだけでよく、従って溶解焼却炉全体の設置面
積が格段に少なくなり、このためトータルコストを大幅
に低減することができる。
【0024】また排煙用煙突内の煤煙や塵埃を含む排水
を浄化槽に回収すると共に、これを清澄水として再び噴
水装置に供給するようになっているため、水の消費量も
少なくこの面からも除塵のための費用をも低減すること
ができる。
【0025】また請求項2によれば、炉本体内の産業廃
棄物を均一に且つ効率的に溶解焼却することができ、且
つ燃焼油の消費量が少ないため、燃費の軽減に貢献する
ことができる。
【0026】また炉本体内の設定圧力を、単に炉本体の
蓋体に呼吸用孔を設けるだけで行うようになっているた
め、構成が簡単で故障が少なく実用的である。
【0027】また請求項3によれば、前記呼吸用孔は調
整手段によってその開度が調整可能となっているため、
炉本体内の被燃焼物の種類や量あるいは火力に応じて炉
本体内の設定圧力が変化する場合あるいは経時的に変化
する場合にこれに合わせて呼吸用孔の開度を調整するこ
とができ、それだけ汎用性に優れている。
【0028】また請求項4によれば、炉本体内に燃焼気
流を発生させることによって炉本体内の燃焼効率を向上
させ燃費の軽減に貢献すると共に、炉本体内の圧力を一
定に保持し、特に化学性廃棄物から発生するガスによる
異常の高圧現象を防止し、ガスの炉本体内での異常圧に
よる爆発の生起を有効に阻止することができ、炉本体の
寿命を格段に長くのばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断正面図である。
【図2】同要部の横断平面図である。
【図3】従来技術の縦断正面図である。
【符号の説明】
10 炉本体 11 排煙用煙突 12 除塵用邪魔板 13 噴水装置 14 ドレン 15 給水管 16 排水管 17 浄化槽 18 火炎供給用兼空気供給用孔 19 蓋体 20 呼吸用孔 21 調整手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉本体内の排煙を排出する排煙用煙突内
    に除塵用邪魔板を上下方向に多数段に設けると共に、上
    記煙突内にその上下方向適当間隔に圧力水を噴出する噴
    水装置を取り付け、且つ上記邪魔板に伝って流下する排
    水を受けるドレンを配設し、上記噴水装置に連通する給
    水管と上記ドレンに連通する排水管とを浄化槽を介して
    連通連結してなる溶解焼却炉。
  2. 【請求項2】 炉本体の周方向適当間隔に火炎供給用兼
    空気供給用孔を設けると共に、炉本体の蓋体に呼吸用孔
    を設けてなる溶解焼却炉。
  3. 【請求項3】 前記呼吸用孔は調整手段によってその開
    度が調整可能となっている請求項2記載の溶解焼却炉。
  4. 【請求項4】 炉本体の周方向適当間隔に設けられた火
    炎供給用兼空気供給孔から炉本体内に火炎を噴射させて
    炉本体内の被燃焼物に着火させ、その着火後に火炎から
    圧縮空気に切り換えて火炎供給用兼空気供給孔から圧縮
    空気を噴射して炉本体内に燃焼気流を発生させ、且つ炉
    本体内の圧力を炉本体に設けた呼吸孔によって自調整さ
    せるようにしてなる溶解焼却方法。
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