JPH06194189A - 光エンコーダ - Google Patents
光エンコーダInfo
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- JPH06194189A JPH06194189A JP35731892A JP35731892A JPH06194189A JP H06194189 A JPH06194189 A JP H06194189A JP 35731892 A JP35731892 A JP 35731892A JP 35731892 A JP35731892 A JP 35731892A JP H06194189 A JPH06194189 A JP H06194189A
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- JP
- Japan
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- mode
- polarization
- light
- light beam
- optical path
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品数を減らして、小型化、低価格化を図
る。 【構成】 TEモードとTMモードの偏光制御可能な半
導体レーザ1を用いる。ビームスプリッタ3からミラー
5に至る光路中に複屈折板4を配置する。複屈折板4は
光ビームの偏光方向によってその屈折率が異なる。すな
わち、TEモードとTMモードとで、その通過光ビーム
の光路長差が異なる。半導体レーザ1の偏光モードをT
E/TMモード間で高速で切り替えると、複屈折板4で
の光路長差で設定される位相差の変調を受けながら光検
出器11より光検出出力を得ることができ、TMモード
での光検波出力とTEモードでの光検波出力とを分離し
て取り出すことにより、回折格子スケール9の移動量に
加え、その移動方向を判断することができる。
る。 【構成】 TEモードとTMモードの偏光制御可能な半
導体レーザ1を用いる。ビームスプリッタ3からミラー
5に至る光路中に複屈折板4を配置する。複屈折板4は
光ビームの偏光方向によってその屈折率が異なる。すな
わち、TEモードとTMモードとで、その通過光ビーム
の光路長差が異なる。半導体レーザ1の偏光モードをT
E/TMモード間で高速で切り替えると、複屈折板4で
の光路長差で設定される位相差の変調を受けながら光検
出器11より光検出出力を得ることができ、TMモード
での光検波出力とTEモードでの光検波出力とを分離し
て取り出すことにより、回折格子スケール9の移動量に
加え、その移動方向を判断することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学的に測定対象物
体の移動量を測定するリニアエンコーダやロータリエン
コーダ等の光エンコーダに関するものである。
体の移動量を測定するリニアエンコーダやロータリエン
コーダ等の光エンコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光エンコーダの光学構成を図5に
示す。この光エンコーダは、回折格子スケール119の
移動量を、光ビーム112と118の回折光ビーム12
0の干渉により、光強度の変化に変換して検出する。こ
のため、半導体レーザ101とレンズ102により生成
された光ビーム105を、1/2波長板103で偏光方
向を紙面と紙面の垂直面との45度の方向に設定し、偏
光特性のないビームスプリッタ104で2つに分割す
る。
示す。この光エンコーダは、回折格子スケール119の
移動量を、光ビーム112と118の回折光ビーム12
0の干渉により、光強度の変化に変換して検出する。こ
のため、半導体レーザ101とレンズ102により生成
された光ビーム105を、1/2波長板103で偏光方
向を紙面と紙面の垂直面との45度の方向に設定し、偏
光特性のないビームスプリッタ104で2つに分割す
る。
【0003】一方の光ビームはビームスプリッタ104
を透過した後、偏光ビームスプリッタ106により紙面
に平行な偏光ビーム(P波)と紙面に垂直な偏光ビーム
(S波)とに分割され、P波成分はミラー111へ向か
って透過される。一方、S波成分は、偏光ビームスプリ
ッタ106で反射され、1/4波長板107を透過して
円偏光になり、ミラー108で反射し、再び1/4波長
板107を透過してP波偏光となり偏光ビームスプリッ
タ106に入射・透過し、さらにミラー110と1/4
波長板109によって再びS波偏光に変換され、偏光ビ
ームスプリッタ106でS波成分はミラー111へ向か
って反射される。
を透過した後、偏光ビームスプリッタ106により紙面
に平行な偏光ビーム(P波)と紙面に垂直な偏光ビーム
(S波)とに分割され、P波成分はミラー111へ向か
って透過される。一方、S波成分は、偏光ビームスプリ
ッタ106で反射され、1/4波長板107を透過して
円偏光になり、ミラー108で反射し、再び1/4波長
板107を透過してP波偏光となり偏光ビームスプリッ
タ106に入射・透過し、さらにミラー110と1/4
波長板109によって再びS波偏光に変換され、偏光ビ
ームスプリッタ106でS波成分はミラー111へ向か
って反射される。
【0004】ビームスプリッタ104で反射された他方
の光ビームは、偏光ビームスプリッタ113により紙面
に平行な偏光ビーム(P波)と紙面に垂直な偏光ビーム
(S波)とに分割され、P波成分はミラー117へ向か
って透過される。一方、S波成分は、偏光ビームスプリ
ッタ113で反射され、1/4波長板114を透過して
円偏光になり、ミラー116で反射し、再び1/4波長
板114を透過してP波偏光となり偏光ビームスプリッ
タ113に入射・透過し、さらにミラー130と1/4
波長板131によって再びS波偏光に変換され、偏光ビ
ームスプリッタ113でS波成分はミラー117へ向か
って反射される。
の光ビームは、偏光ビームスプリッタ113により紙面
に平行な偏光ビーム(P波)と紙面に垂直な偏光ビーム
(S波)とに分割され、P波成分はミラー117へ向か
って透過される。一方、S波成分は、偏光ビームスプリ
ッタ113で反射され、1/4波長板114を透過して
円偏光になり、ミラー116で反射し、再び1/4波長
板114を透過してP波偏光となり偏光ビームスプリッ
タ113に入射・透過し、さらにミラー130と1/4
波長板131によって再びS波偏光に変換され、偏光ビ
ームスプリッタ113でS波成分はミラー117へ向か
って反射される。
【0005】ここで、1/4波長板114とミラー11
6との間には平行平板115が挿入されて光路長の調整
が行われ、偏光ビームスプリッタ106を介した光ビー
ムのS波成分とP波成分との光路長差と、偏光ビームス
プリッタ113を介した光ビームのS波成分とP波成分
との光路長差との、両者の光路長差の差が半導体レーザ
101の波長の1/4になるように設定してある。
6との間には平行平板115が挿入されて光路長の調整
が行われ、偏光ビームスプリッタ106を介した光ビー
ムのS波成分とP波成分との光路長差と、偏光ビームス
プリッタ113を介した光ビームのS波成分とP波成分
との光路長差との、両者の光路長差の差が半導体レーザ
101の波長の1/4になるように設定してある。
【0006】したがって、ミラー111と117で入射
角±θで交差する光ビーム112と118とのS波成分
とP波成分のそれぞれの干渉縞の位相差は90度とな
る。光ビーム112と118の回折格子スケール119
の回折光ビーム120は、偏光ビームスプリッタ121
によりS波成分とP波成分が分けられた後、光検出器1
23と124でその干渉光強度が検出される。
角±θで交差する光ビーム112と118とのS波成分
とP波成分のそれぞれの干渉縞の位相差は90度とな
る。光ビーム112と118の回折格子スケール119
の回折光ビーム120は、偏光ビームスプリッタ121
によりS波成分とP波成分が分けられた後、光検出器1
23と124でその干渉光強度が検出される。
【0007】図6(a)および(b)は、回折格子スケ
ール119の移動量xに対する光検出器123および1
24からの出力波形を示したもので、Lは1/2スケー
ルピッチに相当し、両方の光検出出力の位相差δLは9
0度となる。両方の波形の出力を比較することで、回折
格子スケール119の移動量に加え、その移動方向を判
断することができる。
ール119の移動量xに対する光検出器123および1
24からの出力波形を示したもので、Lは1/2スケー
ルピッチに相当し、両方の光検出出力の位相差δLは9
0度となる。両方の波形の出力を比較することで、回折
格子スケール119の移動量に加え、その移動方向を判
断することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光エンコーダによると、スケールの移動量の
検出信号(スケール信号)として90度位相のシフトし
た2つの信号を得るために、互いに直交する偏光で同一
光路を通り、光路長のわずかに異なる光ビームの干渉光
学系を構成する必要があり、ビームスプリッタや光学波
長板やミラーなど多くの光学部品を必要とし、またそれ
らの調整により、装置が大型、高価になる欠点があっ
た。また、回転するスピンドルモータの回転速度制御に
光エンコーダを使用する場合には、回転方向が一定であ
るため方向判別をする必要がなく光エンコーダは1相の
スケール信号を得ればよいが、この場合でもビームスプ
リッタやミラーなどの多くの光部品とその調整が必要で
あり、装置が大型で高価になる欠点があった。
うな従来の光エンコーダによると、スケールの移動量の
検出信号(スケール信号)として90度位相のシフトし
た2つの信号を得るために、互いに直交する偏光で同一
光路を通り、光路長のわずかに異なる光ビームの干渉光
学系を構成する必要があり、ビームスプリッタや光学波
長板やミラーなど多くの光学部品を必要とし、またそれ
らの調整により、装置が大型、高価になる欠点があっ
た。また、回転するスピンドルモータの回転速度制御に
光エンコーダを使用する場合には、回転方向が一定であ
るため方向判別をする必要がなく光エンコーダは1相の
スケール信号を得ればよいが、この場合でもビームスプ
リッタやミラーなどの多くの光部品とその調整が必要で
あり、装置が大型で高価になる欠点があった。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、部品数を減
らして、小型化、低価格化を図ることのできる光エンコ
ーダを提供することにある。
なされたもので、その目的とするところは、部品数を減
らして、小型化、低価格化を図ることのできる光エンコ
ーダを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本願の第1発明(請求項1に係る発明)は、
その偏光モードをTE/TMモード間で選択的に切り替
え可能な光源と、この光源からの第1および第2の干渉
光ビームが交差する位置にあって測定対象物体に付随し
て移動する回折格子スケールと、第1の干渉光ビームの
生成光路中にあってTEモードとTMモードとでその通
過光ビームの光路長を異ならせる複屈折手段と、回折格
子スケールからの回折光ビームの干渉光強度を検出する
光検出手段とを備えたものである。また、その第2発明
(請求項2に係る発明)は、第1発明において、光源の
偏光モードをTE/TMモードへ交互に切り替える偏光
モード切替手段と、光検出手段の検出出力を第1および
第2のサンプルホールド手段へ与え、偏光モード切替手
段による偏光モードの切替に同期して、第1および第2
のサンプルホールド手段でのサンプルホールドを切り替
えながら、TEモードでの検出出力およびTMモードで
の検出出力を分離して取り出す手段とを備えたものであ
る。
るために、本願の第1発明(請求項1に係る発明)は、
その偏光モードをTE/TMモード間で選択的に切り替
え可能な光源と、この光源からの第1および第2の干渉
光ビームが交差する位置にあって測定対象物体に付随し
て移動する回折格子スケールと、第1の干渉光ビームの
生成光路中にあってTEモードとTMモードとでその通
過光ビームの光路長を異ならせる複屈折手段と、回折格
子スケールからの回折光ビームの干渉光強度を検出する
光検出手段とを備えたものである。また、その第2発明
(請求項2に係る発明)は、第1発明において、光源の
偏光モードをTE/TMモードへ交互に切り替える偏光
モード切替手段と、光検出手段の検出出力を第1および
第2のサンプルホールド手段へ与え、偏光モード切替手
段による偏光モードの切替に同期して、第1および第2
のサンプルホールド手段でのサンプルホールドを切り替
えながら、TEモードでの検出出力およびTMモードで
の検出出力を分離して取り出す手段とを備えたものであ
る。
【0011】
【作用】したがってこの発明によれば、その第1発明で
は、光源からの第1および第2の干渉光ビームが回折格
子スケール上で交差し、回折格子スケールからの回折光
ビームの干渉光強度が光検出手段で検出される。第1の
干渉光ビームの生成光路中に配置された複屈折手段での
通過光ビームの光路長は、光源の偏光モードがTEモー
ドである場合とTMモードである場合とで異なる。この
ため、光源の偏光モードがTEモードである場合とTM
モードである場合とで、光検出手段で検出される回折光
ビームの干渉光強度に位相差が生じる。また、その第2
発明では、光検出手段での検出出力が第1および第2の
サンプルホールド手段へ与えられ、光源の偏光モードを
TE/TMモードへ交互に切り替えると、この偏光モー
ドの切替に同期してTEモードでの検出出力(1相目の
スケール信号)とTMモードでの検出出力(2相目のス
ケール信号)とが分離して取り出される。
は、光源からの第1および第2の干渉光ビームが回折格
子スケール上で交差し、回折格子スケールからの回折光
ビームの干渉光強度が光検出手段で検出される。第1の
干渉光ビームの生成光路中に配置された複屈折手段での
通過光ビームの光路長は、光源の偏光モードがTEモー
ドである場合とTMモードである場合とで異なる。この
ため、光源の偏光モードがTEモードである場合とTM
モードである場合とで、光検出手段で検出される回折光
ビームの干渉光強度に位相差が生じる。また、その第2
発明では、光検出手段での検出出力が第1および第2の
サンプルホールド手段へ与えられ、光源の偏光モードを
TE/TMモードへ交互に切り替えると、この偏光モー
ドの切替に同期してTEモードでの検出出力(1相目の
スケール信号)とTMモードでの検出出力(2相目のス
ケール信号)とが分離して取り出される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。
る。
【0013】図1は本発明の第1実施例を示す光学構成
図である。同図において、1はその偏光モードをTE/
TMモード間で選択的に切り替え可能な半導体レーザ、
1a,1bはこの半導体レーザ1の電極、2はレンズ、
3はビームスプリッタ、4は水晶や方解石や酸化チタン
などの複屈折性を有する材料でできた平行平板よりなる
複屈折板、5,6はミラー、7,8は干渉光ビーム、9
は測定対象物体(図示せず)に付随して移動する回折格
子スケール、10は回折光ビーム、11は光検出器であ
る。
図である。同図において、1はその偏光モードをTE/
TMモード間で選択的に切り替え可能な半導体レーザ、
1a,1bはこの半導体レーザ1の電極、2はレンズ、
3はビームスプリッタ、4は水晶や方解石や酸化チタン
などの複屈折性を有する材料でできた平行平板よりなる
複屈折板、5,6はミラー、7,8は干渉光ビーム、9
は測定対象物体(図示せず)に付随して移動する回折格
子スケール、10は回折光ビーム、11は光検出器であ
る。
【0014】ここで、TEモードおよびTMモードの偏
光制御可能な半導体レーザ1は、特願平4−42313
号(先行出願)に代表される構造で、電極1aと1bへ
の電流注入量を制御することにより選択的に偏光モード
を制御することができるが、レーザの構造や発振動作原
理などの詳細な説明は上記先行出願に記述されているの
で省略する。
光制御可能な半導体レーザ1は、特願平4−42313
号(先行出願)に代表される構造で、電極1aと1bへ
の電流注入量を制御することにより選択的に偏光モード
を制御することができるが、レーザの構造や発振動作原
理などの詳細な説明は上記先行出願に記述されているの
で省略する。
【0015】半導体レーザ1とレンズ2で生成された光
ビームはビームスプリッタ3で2つの光ビームに分割さ
れる。一方の光ビームは、複屈折板4を透過した後、ミ
ラー5で反射し、干渉光ビーム7とされる。他方の光ビ
ームは、ミラー6でそのまま反射し、干渉光ビーム8と
される。干渉光ビーム7と8とは回折格子スケール9上
で交差し、回折格子スケール9からの回折光ビーム10
が光検出器11へ与えられる。光検出器11は回折光ビ
ーム10の干渉光強度を検出する。
ビームはビームスプリッタ3で2つの光ビームに分割さ
れる。一方の光ビームは、複屈折板4を透過した後、ミ
ラー5で反射し、干渉光ビーム7とされる。他方の光ビ
ームは、ミラー6でそのまま反射し、干渉光ビーム8と
される。干渉光ビーム7と8とは回折格子スケール9上
で交差し、回折格子スケール9からの回折光ビーム10
が光検出器11へ与えられる。光検出器11は回折光ビ
ーム10の干渉光強度を検出する。
【0016】回折格子スケール9の図示x方向への線形
な移動に伴い、光検出器11で検出される干渉光強度は
正弦波状に変調され、回折格子スケール9が1ピッチ移
動する毎に干渉光強度は2周期分変調される。
な移動に伴い、光検出器11で検出される干渉光強度は
正弦波状に変調され、回折格子スケール9が1ピッチ移
動する毎に干渉光強度は2周期分変調される。
【0017】ここで、半導体レーザ1の偏光モードをT
E/TMモード間でり切り替えると、ビームスプリッタ
3からミラー5に至る光路(干渉ビーム7の生成光路)
の光路長を電気的に変化させることができる。これは、
複屈折板4が水晶や方解石や酸化チタンなどの複屈折性
を有する材料でできた平行平板よりなり、光ビームの偏
光方向によって屈折率が異なるためである。
E/TMモード間でり切り替えると、ビームスプリッタ
3からミラー5に至る光路(干渉ビーム7の生成光路)
の光路長を電気的に変化させることができる。これは、
複屈折板4が水晶や方解石や酸化チタンなどの複屈折性
を有する材料でできた平行平板よりなり、光ビームの偏
光方向によって屈折率が異なるためである。
【0018】すなわち、レーザの波長をλ、複屈折板4
の偏光による屈折率差をδn、複屈折板4の厚みをTと
すると、偏光方向の違いによる光路長差δφはT/(λ
・δn)で与えられる。ここで、δφ=1/4となるよ
うに複屈折板4の定数を設定すると、半導体レーザ1の
偏光モードをTE/TMモード間で切り替えたときに、
TEモードでの回折光ビーム10の干渉光強度とTMモ
ードでの回折光ビーム10の干渉光強度とは位が1/4
周期ずれる。
の偏光による屈折率差をδn、複屈折板4の厚みをTと
すると、偏光方向の違いによる光路長差δφはT/(λ
・δn)で与えられる。ここで、δφ=1/4となるよ
うに複屈折板4の定数を設定すると、半導体レーザ1の
偏光モードをTE/TMモード間で切り替えたときに、
TEモードでの回折光ビーム10の干渉光強度とTMモ
ードでの回折光ビーム10の干渉光強度とは位が1/4
周期ずれる。
【0019】したがって、回折格子スケール9の移動に
よる光検出器11の光検出出力の変調周期に比べ十分短
い周期で、半導体レーザ1の偏光モードをTEとTMと
のモード間で切り替えると、複屈折板4での光路長差で
設定される位相差δφの変調を受けながら光検出器11
よりスケール位置の検出出力を得ることができる。これ
について、図2および図3を用いて、さらに具体的に説
明する。
よる光検出器11の光検出出力の変調周期に比べ十分短
い周期で、半導体レーザ1の偏光モードをTEとTMと
のモード間で切り替えると、複屈折板4での光路長差で
設定される位相差δφの変調を受けながら光検出器11
よりスケール位置の検出出力を得ることができる。これ
について、図2および図3を用いて、さらに具体的に説
明する。
【0020】図2(a)は光検出器11の光検出出力、
図2(b)は半導体レーザ1へのTE/TMモード制御
信号、図2(c)はTEモードでの光検波出力(1相目
スケール信号)、図2(d)はTMモードでの光検波出
力(2相目スケール信号)を示す。図3は図2(c)お
よび(d)に示した2相のスケール信号を得るための信
号処理回路である。
図2(b)は半導体レーザ1へのTE/TMモード制御
信号、図2(c)はTEモードでの光検波出力(1相目
スケール信号)、図2(d)はTMモードでの光検波出
力(2相目スケール信号)を示す。図3は図2(c)お
よび(d)に示した2相のスケール信号を得るための信
号処理回路である。
【0021】図3において、40は光検出器11からの
光検出出力(図2(a))、41はTE/TMモード制
御信号(図2(b))、42はTEモードでの光検波出
力(図2(c))、43はTMモードでの光検波出力
(図2(d))、51は光検出出力40を増幅出力する
増幅器、52は反転器、53,54はサンプルホールド
回路である。
光検出出力(図2(a))、41はTE/TMモード制
御信号(図2(b))、42はTEモードでの光検波出
力(図2(c))、43はTMモードでの光検波出力
(図2(d))、51は光検出出力40を増幅出力する
増幅器、52は反転器、53,54はサンプルホールド
回路である。
【0022】図1において、図示せぬ偏光モード切替手
段を用いて、半導体レーザ1の偏光モードをTE/TM
モードへ交互に切り替えると、光検出器11からの光検
出出力40は、偏光による光路長差δφの変調を受けな
がら、回折格子スケール9の移動量に応じて正弦波状に
変調される。
段を用いて、半導体レーザ1の偏光モードをTE/TM
モードへ交互に切り替えると、光検出器11からの光検
出出力40は、偏光による光路長差δφの変調を受けな
がら、回折格子スケール9の移動量に応じて正弦波状に
変調される。
【0023】ここで、δφ=1/4に設定し、増幅器5
1により増幅された光検出出力40をサンプルホールド
回路53,54へ与え、TE/TMモード制御信号41
に同期して、両者のサンプルホールドの極性を切り替え
て信号を出力すると、TMモードでの光検波出力43と
TEモードでの光検波出力42とを分離して取り出すこ
とができる。
1により増幅された光検出出力40をサンプルホールド
回路53,54へ与え、TE/TMモード制御信号41
に同期して、両者のサンプルホールドの極性を切り替え
て信号を出力すると、TMモードでの光検波出力43と
TEモードでの光検波出力42とを分離して取り出すこ
とができる。
【0024】TEモードでの光検波出力42とTMモー
ドでの光検波出力43とは、互いに90度位相のずれた
信号であり、その大小関係を比較することにより、回折
格子スケール9の移動量に加え、その移動方向を判断す
ることができる。
ドでの光検波出力43とは、互いに90度位相のずれた
信号であり、その大小関係を比較することにより、回折
格子スケール9の移動量に加え、その移動方向を判断す
ることができる。
【0025】図4は本発明の第2実施例を示す光学構成
図である。同図において、21はその偏光モードをTE
/TMモード間で選択的に切り替え可能な半導体レー
ザ、22,23は導波路、24は複屈折導波路、25,
26はレンズ、27,28は干渉光ビーム、29は回折
格子スケール、30は回折光ビーム、31はレンズ、3
2は光検出器である。
図である。同図において、21はその偏光モードをTE
/TMモード間で選択的に切り替え可能な半導体レー
ザ、22,23は導波路、24は複屈折導波路、25,
26はレンズ、27,28は干渉光ビーム、29は回折
格子スケール、30は回折光ビーム、31はレンズ、3
2は光検出器である。
【0026】導波路22,23は、石英やPMMAやポ
リイミドなどの材料で作られており、屈折率ガイド層を
有し、光路を曲げて半導体レーザ21の両端に形成され
ている。複屈折導波路24は、導波路23の一部、すな
わち干渉ビーム28の生成光路中に挿入されている。複
屈折導波路24での複屈折性は、ポリイミドやポリカー
ボネイトなどの光弾性効果のある材料に応力を与えて得
るものとしてもよいし、水晶や酸化チタンなどの光学異
方性材料を用いることで得るものとしてもよい。導波路
22,23の端部に配置されたレンズ25,26は、酸
化珪素や窒化珪素を混積して垂直方向には屈折率分布、
水平方向には非球面形状をもって形成されている。ま
た、光検出器32の前面に配置されたレンズ31も、レ
ンズ25,26と同様に形成されている。
リイミドなどの材料で作られており、屈折率ガイド層を
有し、光路を曲げて半導体レーザ21の両端に形成され
ている。複屈折導波路24は、導波路23の一部、すな
わち干渉ビーム28の生成光路中に挿入されている。複
屈折導波路24での複屈折性は、ポリイミドやポリカー
ボネイトなどの光弾性効果のある材料に応力を与えて得
るものとしてもよいし、水晶や酸化チタンなどの光学異
方性材料を用いることで得るものとしてもよい。導波路
22,23の端部に配置されたレンズ25,26は、酸
化珪素や窒化珪素を混積して垂直方向には屈折率分布、
水平方向には非球面形状をもって形成されている。ま
た、光検出器32の前面に配置されたレンズ31も、レ
ンズ25,26と同様に形成されている。
【0027】導波路22,23より出射された光ビーム
は、レンズ25,26を通って干渉ビーム27,28と
され、コリメートされながら照射され、回折格子スケー
ル29上で交差する。回折格子スケール29からの回折
光ビーム30は、レンズ31により光検出器32に集光
される。光検出器32は回折光ビーム30の干渉光強度
を検出する。
は、レンズ25,26を通って干渉ビーム27,28と
され、コリメートされながら照射され、回折格子スケー
ル29上で交差する。回折格子スケール29からの回折
光ビーム30は、レンズ31により光検出器32に集光
される。光検出器32は回折光ビーム30の干渉光強度
を検出する。
【0028】ここで、複屈折導波路24は、実施例1で
示した複屈折板4と同様、光ビームの偏光方向によって
その屈折率が異なり、TEモードとTMモードとでその
通過光ビームの光路長差を1/4波長に設定すれば、回
折格子スケール29の移動時の光検出器32の光検出出
力の位相差を90度とすることができる。
示した複屈折板4と同様、光ビームの偏光方向によって
その屈折率が異なり、TEモードとTMモードとでその
通過光ビームの光路長差を1/4波長に設定すれば、回
折格子スケール29の移動時の光検出器32の光検出出
力の位相差を90度とすることができる。
【0029】したがって、回折格子スケール29の移動
による光検出器32の光検出出力の変調周期に比べ十分
短い周期で、半導体レーザ21の偏光モードをTE/T
Mモード間で切り替えると、複屈導波路24での光路長
差で設定される位相差90度の変調を受けながら光検出
器32よりスケール位置の検出出力を得ることができ
る。
による光検出器32の光検出出力の変調周期に比べ十分
短い周期で、半導体レーザ21の偏光モードをTE/T
Mモード間で切り替えると、複屈導波路24での光路長
差で設定される位相差90度の変調を受けながら光検出
器32よりスケール位置の検出出力を得ることができ
る。
【0030】TEモードでの光検波出力とTMモードで
の光検波出力との取り出し、すなわち2相のスケール信
号の取り出しは、図2および図3を用いて説明した実施
例1の場合と同様にして行い、この分離して得られる互
いに90度位相のずれたTEモードでの光検波出力とT
Mモードでの光検波出力とにより、回折格子スケール2
9の移動量に加え、その移動方向を判断することができ
る。
の光検波出力との取り出し、すなわち2相のスケール信
号の取り出しは、図2および図3を用いて説明した実施
例1の場合と同様にして行い、この分離して得られる互
いに90度位相のずれたTEモードでの光検波出力とT
Mモードでの光検波出力とにより、回折格子スケール2
9の移動量に加え、その移動方向を判断することができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、従来の光エンコーダで2相のスケール信
号を得るために必要であった偏光ビームスプリッタや光
学波長板などの多くの光部品とその調整を不要とし、そ
の偏光モードをTE/TMモード間で選択的に切り替え
可能な光源とTEモードとTMモードとでその通過光ビ
ームの光路長を異ならせる複屈折手段により、回折光ビ
ームを干渉光強度検出して2相のスケール信号を得るこ
のとできる光学系を容易に構成することが可能となり、
小型化、低価格化を促進することができるようになる。
発明によれば、従来の光エンコーダで2相のスケール信
号を得るために必要であった偏光ビームスプリッタや光
学波長板などの多くの光部品とその調整を不要とし、そ
の偏光モードをTE/TMモード間で選択的に切り替え
可能な光源とTEモードとTMモードとでその通過光ビ
ームの光路長を異ならせる複屈折手段により、回折光ビ
ームを干渉光強度検出して2相のスケール信号を得るこ
のとできる光学系を容易に構成することが可能となり、
小型化、低価格化を促進することができるようになる。
【図1】本発明の第1実施例を示す光学構成図である。
【図2】図3に示した信号処理回路の動作を説明するた
めの各部の信号波形図である。
めの各部の信号波形図である。
【図3】第1実施例において2相のスケール信号を得る
ための信号処理回路を示す図である。
ための信号処理回路を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す光学構成図である。
【図5】従来の光エンコーダの光学構成図である。
【図6】従来の光エンコーダでの回折格子スケール移動
時の各光検出器の出力信号を示す図である。
時の各光検出器の出力信号を示す図である。
【符号の説明】 1 半導体レーザ 2 レンズ 3 ビームスプリッタ 4 複屈折板 5,6 ミラー 7,8 干渉光ビーム 9 回折格子スケール 10 回折光ビーム 11 光検出器 40 光検出出力 41 TE/TMモード制御信号 42 TEモードでの光検波出力 43 TMモードでの光検波出力 53,54 サンプルホールド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 廉士 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 光学的に測定対象物体の移動量を測定す
る光エンコーダにおいて、 その偏光モードをTE/TMモード間で選択的に切り替
え可能な光源と、 この光源からの第1および第2の干渉光ビームが交差す
る位置にあって前記測定対象物体に付随して移動する回
折格子スケールと、 前記第1の干渉光ビームの生成光路中にあってTEモー
ドとTMモードとでその通過光ビームの光路長を異なら
せる複屈折手段と、 前記回折格子スケールからの回折光ビームの干渉光強度
を検出する光検出手段とを備えたことを特徴とする光エ
ンコーダ。 - 【請求項2】 請求項1において、 光源の偏光モードをTE/TMモードへ交互に切り替え
る偏光モード切替手段と、 光検出手段の検出出力を第1および第2のサンプルホー
ルド手段へ与え、前記偏光モード切替手段による偏光モ
ードの切替に同期して、前記第1および第2のサンプル
ホールド手段でのサンプルホールドを切り替えながら、
TEモードでの検出出力およびTMモードでの検出出力
を分離して取り出す手段とを備えたことを特徴とする光
エンコーダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35731892A JPH06194189A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 光エンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35731892A JPH06194189A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 光エンコーダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06194189A true JPH06194189A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18453512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35731892A Pending JPH06194189A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 光エンコーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06194189A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008116342A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Sendai Nikon:Kk | エンコーダ |
| KR101027912B1 (ko) * | 2009-03-27 | 2011-04-12 | (주) 디바이스이엔지 | 엔코더장치 |
| CN107462166A (zh) * | 2017-08-24 | 2017-12-12 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 基于衍射光栅的长行程、高精度位移测量方法 |
| US10634522B2 (en) | 2017-04-25 | 2020-04-28 | Seiko Epson Corporation | Encoder, printer, and robot |
| US10648837B2 (en) | 2017-09-29 | 2020-05-12 | Seiko Epson Corporation | Encoder, printer, and robot |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP35731892A patent/JPH06194189A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008116342A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Sendai Nikon:Kk | エンコーダ |
| KR101027912B1 (ko) * | 2009-03-27 | 2011-04-12 | (주) 디바이스이엔지 | 엔코더장치 |
| US10634522B2 (en) | 2017-04-25 | 2020-04-28 | Seiko Epson Corporation | Encoder, printer, and robot |
| CN107462166A (zh) * | 2017-08-24 | 2017-12-12 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 基于衍射光栅的长行程、高精度位移测量方法 |
| US10648837B2 (en) | 2017-09-29 | 2020-05-12 | Seiko Epson Corporation | Encoder, printer, and robot |
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