JPH0619452U - 動物の歯磨布 - Google Patents

動物の歯磨布

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JPH0619452U
JPH0619452U JP10974491U JP10974491U JPH0619452U JP H0619452 U JPH0619452 U JP H0619452U JP 10974491 U JP10974491 U JP 10974491U JP 10974491 U JP10974491 U JP 10974491U JP H0619452 U JPH0619452 U JP H0619452U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯磨による歯茎の損傷や化膿が防止でき、歯
表面のエナメル質までが削り取られる不具合の発生が防
止でき、更には動物の口臭を押えることも可能な動物の
歯磨布を提供する。 【構成】 滅菌済清浄水と口臭除去剤と研磨用粉末材料
3との混合液中に、不織布たる布材1を浸すと、上記混
合液が布材1中に略均一に吸収され、その結果、上記研
磨用粉末材料3の結晶が、布材1の面上に略均一に分布
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は一般に動物の歯磨布に関し、特に犬や猫等、愛玩動物(即ち、ペット )として飼育される動物の歯磨布に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ペットブームと称されるように、犬や猫等を始めとする各種動物を、愛 玩動物(以下、「ペット」という)として飼育することが非常に盛んになり、そ れに伴ってこれらペットに与える餌も、以前のような餌とは異なり人間用の食品 並みに高級化の一途を辿っている。これらペット用の餌は、ペットフードと称さ れ、代表的なものとしては犬用のペットフード、猫用のペットフードが挙げられ る。
【0003】 上述したペットフードは、通常、糖分等虫歯や歯槽膿漏等の発生の原因となる 成分を多く含んでいるので、このようなペットフードをペットに与え続けると、 放置すればペットが虫歯や歯槽膿漏になってしまうおそれがある。又、近年にお いては、飼主等がペットと起居をともにする等、ペットを人間並みに扱うことが 流行しており、それに伴って飼主等がペットと接触する時間も大幅に増加してき ている。そのため、以前はそれほど気にならなかったペットの口臭が、飼主等に とって耐え難い悪臭と感じられることが多くなってきた。
【0004】 そこで、従来、虫歯、歯槽膿漏の発生の防止と口臭を消すための対策として、 歯ブラシのごとき器具に、通常人間が用いる練歯磨剤等を付着させてペットの歯 磨を行う方法が実践された。然るに、この方法では、歯ブラシのごとき器具がペ ットに必要以上の警戒心を惹起させてしまうので、ペットの歯を隈なく磨くのは 困難である。そのうえ、人間用の練歯磨剤には香りや味が付いているので、ペッ トがこれを嫌うのみならず、上記練歯磨剤には更に泡の立つ洗浄剤も含まれてい るために、うがいや吐出しができないペットに継続的に用いると、ペットが不安 を覚えて神経質になったり、周期的に胃腸障害を起したりすることがあった。
【0005】 歯ブラシのごとき器具に練歯磨剤を付けてペットの歯を磨く方法には、上述し たような問題があったので、上記方法に代えて、歯ブラシのごとき器具の代りに 充分に軟質の布材を用い、人間用の練歯磨剤に代えて口臭除去剤、香料、甘味剤 等が無添加の石英粉末を用いる方法が創案された。この方法を用いたペットの歯 磨の態様は、例えば、上記石英粉末から成る歯磨粉に所定量の水分を加えて該歯 磨粉と水との混合物を形成し、この混合物を、前記布材の面上に指等で引き伸ば す作業と、このようにして前記歯磨粉が引き伸された布材を用いて、実際にペッ トの歯を磨く作業とから成っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したごとき処理が施された布材を用いた場合でも、やはりペッ トは歯磨を嫌がって動き廻り、歯磨の作業が終了するまでじっとしていることは 稀である。そのため、このように動き廻っているペットに対して無理に歯磨を継 続しようとすると、歯の表面に付着している歯垢や歯石の除去以上に、前記石英 粉末によって柔らかい歯茎(歯肉)が擦られて損傷し、この歯茎の損傷した部分 から頻繁に出血するようになる。そのうえ、上記歯茎の損傷した部分から雑菌等 が侵入して化膿するおそれもある。
【0007】 又、前述したように、石英粉末から成る歯磨粉に所定量の水を加えて形成した 混合物を、前記布材の面上に指等で引き伸ばす方法では、上記歯磨粉を布材の面 上に略均一に分散させることは非常に困難である。そのため、上記布材の面には 、上記歯磨粉が全く付着していない部位と、上記歯磨粉の塊が付着している部位 とができてしまう。上記歯磨粉の塊が歯と接触したときには、歯垢や歯石の除去 のみならず、歯を保護している歯表面のエナメル質をも削り取ってしまい、これ によって歯磨の目的とは全く逆に虫歯になり易くなるという不具合もある。
【0008】 更には、上記歯磨粉には、口臭除去剤が使用されていないので、ペットの口臭 を消したり弱めたりすることができないという欠点もあった。
【0009】 従って本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、歯磨によっ て動物の歯茎が損傷したり歯茎が化膿することが防止でき、歯垢や歯石のみなら ず歯表面のエナメル質までが削り取られてしまうという不具合の発生が防止でき 、更には、動物の口臭を押えることも可能な動物の歯磨布を提供することにある 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、少なくとも研磨対象たる動物の歯の表面 が損傷を受けない程度に軟質の布材と、この布材の面上に保持された研磨用粉末 材料とから成る動物の歯磨布において、前記布材は、吸水力があり且つその面上 には研磨中に前記動物の歯から剥離した歯石の把持が可能に形成されている複数 個の孔部が設けられており、前記研磨用粉末材料は、石英粉末よりも低硬度で且 つ前記動物の歯と略同一成分の粉末材料であるとともに、この粉末材料は、滅菌 済清浄水によって稀釈せしめられた液相の臭気除去剤と混合された液相状態で前 記布材に吸収されることにより、前記布材に保持されている構成とした。
【0011】
【作用】
上記構成において、滅菌済清浄水によって稀釈せしめられた液相の臭気除去剤 に、石英粉末よりも低硬度で且つ前記動物の歯と略同一成分の粉末材料を混合す ることにより、上記粉末材料を液相状態とする。次いで、この液相状態の粉末材 料を、吸水力があり且つ研磨対象たる動物の歯の表面が損傷を受けない程度に軟 質の布材に吸収させる。
【0012】 これによって、上記粉末材料は、上記布材の面上に略均一に分散された状態で 分布せしめられる。
【0013】 このようにして形成された歯磨布を用いて、動物の機嫌が比較的良好なときに 、歯磨を実行する。上記歯磨作業においては、粉末材料が従来のものより低硬度 であるために、動物の歯茎が損傷し、これに起因して化膿が生ずることはない。
【0014】 又、布材の面上には、粉末材料の塊が形成されていないので、歯表面のエナメ ル質が削り取られることもない。
【0015】 上記布材には、歯から剥離した歯石を把持することができる孔部が複数形成さ れているので、歯から剥離した歯石は、上記各孔部により確実に口腔外へと排出 される。
【0016】 更に、上記粉末材料には、臭気除去剤が付加されているので、動物の口臭を押 えることもできる。
【0017】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0018】 図1は、本考案の一実施例に従う動物の歯磨布の構成を示した図である。本考 案に従う動物の歯磨布は、布材1と、この布材1の面上に保持されている複数個 の研磨用粉末材料(符号3にて示す)とから成っている。
【0019】 上記構成について更に詳述すると、本考案に従う一実施例では、上記布材1に 、吸水力の大きな不織布が採用されている。不織布は、糸の形態を経ずに、糸よ りもはるかに細い繊維から成る繊維シート(ウエブ)を機械的・化学的・熱的に 処理し、接着剤や繊維自身の融着力で接合して作成する布である。この不織布は 、一般に、縮んだりしわになることが少なく、通気性にすぐれ、柔らかくて軽い という性質をもっている。このように不織布には柔らかいという性質があるので 、本考案に係る一実施例のごとく歯磨布として用いても、研磨対象たる動物の歯 、例えば、図2にて示す犬7の歯9の表面が損傷を受けるおそれはない。
【0020】 本考案の一実施例に従う動物の歯磨布では、上述した布材1、即ち不織布に、 図1の符号5にて示すごとき複数個の孔部5が、布材1の面上に亘って略一様に 形成されている(図1では掲載の都合上、符号5は1個の孔部にしか付していな い。)。これら複数個の孔部5は、その径の大きさが研磨対象たる動物の歯石中 の最大のものを把持可能に設定されている。
【0021】 なお、上記各孔部5は、貫通孔であってもよく、貫通孔でなくても差支えない 。本実施例に従う不織布としては、例えば、「レーヨン製不織布」が好適である 。
【0022】 前記複数個の研磨用粉末材料3(図1では掲載の都合上、符号3は1個の研磨 用粉末材料にしか付していない)は、上述した不織布たる布材1の面上に略均一 に分散された分布状態で保持されている。本考案では、前記複数個の研磨用粉末 材料3として、従来用いられていた石英粉末よりも低硬度で且つ前記研磨対象た る動物の歯と略同一の成分の粉末材料を採用することとした。本実施例では、上 記粉末材料として、炭酸カルシウム或いはリン酸カルシウムが採用されている。 炭酸カルシウム或いはリン酸カルシウムから成る複数個の研磨用粉末材料3は、 不織布たる布材1の面上に略均一に分散せしめられている。上記複数個の研磨用 粉末材料3には、夫々、口臭除去剤が添加されている。
【0023】 この口臭除去剤は、例えば、ペットフード等に既に配合されている口臭除去剤 と同一のものが用いられている。本考案に係る一実施例では、まず、上記口臭除 去剤を滅菌済清浄水によって稀釈せしめて液相状態とし、このようにして稀釈せ しめて液相状態となった口臭除去剤中に、前記各研磨用粉末材料3を投入するこ とで、前記各研磨用粉末材料3に、上記口臭除去剤を添加することとしている。 上述したようにして形成された滅菌済清浄水と口臭除去剤と研磨用粉末材料3と の混合液中に、例えば、不織布たる布材1を浸すと、上記混合液が布材1中に略 均一に吸収される。布材1に吸収された上記混合液をそのまま放置すると水分の 蒸発によってそれまで液相状態だった炭酸カルシウムやリン酸カルシウムのごと き研磨用粉末材料3の結晶が、上記布材1の面上に略均一に分散した状態で得ら れることとなる。このようにして、口臭除去剤の添加された上記研磨用粉末材料 3が、大きな塊となることなく、上記布材1の面上に略均一に分散した状態で分 布される。
【0024】 上述したようにして口臭除去剤の添加された炭酸カルシウム、或いはリン酸カ ルシウム等から成る研磨用粉末材料3が面上に略均一に分散せしめられている布 材1を、歯磨布として、例えば、図2にて示す犬7等の機嫌の良いときに歯磨を 迅速に行なうことができ、上記歯磨を行なうことによって、以下に説明するよう な効果が得られる。
【0025】 即ち、本実施例に従う研磨用粉末材料3には、石英粉末よりも低硬度な炭酸カ ルシウム、或いはリン酸カルシウムが用いられているので、従来のような石英粉 末を研磨用粉末材料として用いた場合とは異なり、動物の歯茎が研磨用粉末材料 によって損傷し、出血するごとき不具合の発生を抑制することができる。又、歯 に関しても、本実施例に従う研磨用粉末材料3は石英粉末よりも柔らかく、然も 、不織布たる布材1の面上に略均一に分散されていて塊となっていないので、歯 の表面のエナメル質を削り取ってしまう不具合の発生を防止し得る。
【0026】 又、上述した研磨用粉末材料3に添加されている口臭防止剤によって、動物の 口臭を押えることもでき、更には、歯磨によって動物の歯から剥離した歯石は、 前記複数の孔部5によって口腔内に脱落しないように把持されるので、上記歯石 を口腔外に容易に排出することもできる。
【0027】 なお、上記実施例では、犬の歯を例に挙げて説明したが、本考案は、犬の歯に のみ適用されるものではなく、又、本考案は上記内容のみに限定されるものでは ない。
【0028】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば、布材には、吸水力があり且つその面上 には研磨中に動物の歯から剥離した把持が可能に形成されている複数個の孔部が 設けられている布材を用い、又、研磨用粉末材料には、石英粉末よりも低硬度で 且つ動物の歯と略同一成分の粉末材料を用いて、この研磨用粉末材料を、滅菌済 清浄水によって稀釈せしめられた液相の臭気除去剤と混合された液相状態で前記 布材に吸収させることにより、前記布材に保持させることとしたので、歯磨によ って動物の歯茎が損傷したり歯茎が化膿することが防止でき、歯垢や歯石のみな らず歯表面のエナメル質までが削り取られてしまうという不具合の発生が防止で き、更には、動物の口臭を押えることも可能な動物の歯磨布を提供することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に従う動物の歯磨布の構成を
示す部分拡大平面図。
【図2】本考案の一実施例に従う動物の歯磨布が適用さ
れる犬の口腔部をを示した断面図。
【符号の説明】
1 布材 3 研磨用粉末材料 5 孔部 7 犬 9 歯
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月1日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも研磨対象たる動物の歯の表面
    が損傷を受けない程度に軟質の布材と、この布材の面上
    に保持された研磨用粉末材料とから成る動物の歯磨布に
    おいて、 前記布材は、吸水力があり且つその面上には研磨中に前
    記動物の歯から剥離した歯石の把持が可能に形成されて
    いる複数個の孔部が設けられており、 前記研磨用粉末材料は、石英粉末よりも低硬度で且つ前
    記動物の歯と略同一成分の粉末材料であるとともに、こ
    の粉末材料は、滅菌済清浄水によって稀釈せしめられた
    液相の臭気除去剤と混合された液相状態で前記布材に吸
    収されることにより、前記布材に保持されていることを
    特徴とする動物の歯磨布。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動物の歯磨布において、 前記布材は、不織布であり、 前記研磨用粉末材料は、炭酸カルシウム又はリン酸カル
    シウムであり、 前記臭気除去剤は、口臭除去剤であることを特徴とする
    動物の歯磨布。
JP1991109744U 1991-12-13 1991-12-13 動物の歯磨布 Expired - Lifetime JPH0739408Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151415A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Doggy Man H A Co Ltd 歯磨きスティック

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01119624U (ja) * 1988-02-05 1989-08-14
JPH01138414U (ja) * 1988-03-15 1989-09-21

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