JPH06194824A - フレキソ製版工程における現像液循環方法及びその方法を実施するための装置 - Google Patents

フレキソ製版工程における現像液循環方法及びその方法を実施するための装置

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JPH06194824A
JPH06194824A JP33150892A JP33150892A JPH06194824A JP H06194824 A JPH06194824 A JP H06194824A JP 33150892 A JP33150892 A JP 33150892A JP 33150892 A JP33150892 A JP 33150892A JP H06194824 A JPH06194824 A JP H06194824A
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壽市 村本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶解化学物質により人体に悪影響を及ぼさず
安全性に優れ、液粘度の増大を防止でき、さらに、溶解
物質の装置への付着が効果的に防止できて装置の耐久年
数の低下を防止できるとともに、回収時間も短くなり、
操作性、作業性、及び処理能率も良いフレキソ製版工程
における現像液循環方法及びその方法を実施するための
装置を提供する。 【構成】 フレキソ版材3,42の現像液中に水分散さ
れた樹脂成分を含む液の固形分を凝集剤で凝集させて、
凝集された固形分を含む液を固液分離処理して、固形分
は排出する一方、液は現像液として再利用するように構
成する。上記凝集に加えてpH調整を行っても良い。ま
た、凝集処理をすることなく、上記現像液を固液分離処
理したのちpH調整処理を行ってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性樹脂刷板、特
に、水現像型フレキソ印刷板の製版において現像液
(水)中に生じる水分散性樹脂粒子を効果的に除去しつ
つ現像液を循環させるフレキソ製版工程における現像液
循環方法及びその方法を実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキソ市場は、現像液として1,1,
1−トリクロロエタン等の塩素系溶剤から安全でかつ安
価な水系へ移行しつつある。また、印刷に使用するイン
クは油性より水性インキが主流となってきている。しか
しながら、フレキソ版を構成する組成物が現像時に水に
溶解する機能と耐水性インクは相反事象である。この相
反則を解決するために、組成物が従来の水溶解タイプか
ら水分散タイプへ移行する傾向にある。ところが、水分
散タイプの組成物は、現像に際して溶出液中に粒子が生
成するため、現像装置および現像中の版の付着などの不
良事象が生じる。そのため、樹脂粒子の現像液系外への
回収および溶出液への溶解の手段をとることにより、上
記不良事象の解決を行う必要がある。このような処理を
行う具体的な例としては、例えばUS4,239,36
8には、印刷板を現像する装置において、溶出した樹脂
槽で版および装置内部が汚れるのを防止する目的で、ポ
ンプで液循環させ、カートリッジフィルターで濾過し、
固形分を分別する装置が開示されている。また、EP4
30,233Aには、上記USPと類縁技術であるが、
さらに、現像液を沈殿タンクへ移し一夜静置することで
分散樹脂(糟)を凝集かつ沈殿させた後、フィルターで
固形分を濾別する装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
おいては、現像液中で生成した樹脂糟を除去する方法と
しては大きく以下の2方法に区別される。第1の方法
は、粒子を錯化剤を添加(特公平4−14342号)、
酸(またはアルカリ)の添加によるpH調整(USP
4,796,042)あるいは乳化剤を添加して糟とし
て析出しないように安定に分散化する。(EP430,
233A)などの方法で粒子を溶解もしくは安定分散化
する方法がある。第2の方法は、固形分をカートリッジ
フィルターによる分別(USP4,239,368;E
P430,233A)、静置による粒子の凝集分離(E
P430,233A)に見られる固形分回収方法であ
る。しかしながら、錯化剤、乳化剤の添加、中和により
粒子の溶解もしくは安定分散化を行う方法(上記した特
公平4−14342号、USP4,796,042、E
P 430,233A)では、現像作業を長時間行うこ
とにより、溶解化学物質が増大することによって皮膚又
は目などを刺激するなどして人体に悪影響を及ぼし、安
全性の点で問題があること、液粘度が増大し、pH等の
液特数が変化して製版性に大きな悪影響を与えてしま
い、製版品質が安定しないこと、さらに、溶解物質が装
置へ付着して装置の耐久年数が低下しランニングコスト
が大きくなること等の問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題を解決
することにあって、溶解化学物質により人体に悪影響を
及ぼさず安全性に優れ、液粘度の増大を防止でき、さら
に、溶解物質の装置への付着が効果的に防止できて装置
の耐久年数の低下を防止できるとともに、回収時間も短
くなり、操作性、作業性、及び処理能率も良いフレキソ
製版工程における現像液循環方法及びその方法を実施す
るための装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フレキソ版材の現像液中に水分散された
樹脂成分を含む液の固形分を凝集剤で凝集させ、凝集さ
れた固形分を含む液を固液分離処理して、固形分は排出
する一方、液は現像液として再利用するように構成す
る。すなわち、比重が1より小さく水分散型の樹脂成分
を含む感光性樹脂組成物から成るフレキソ版材の現像を
行う現像工程と、上記現像工程より排出された未露光部
分の樹脂組成物を含む現像液が供給されかつ凝集剤が供
給されて現像液中の樹脂成分を凝集し、凝集された樹脂
成分を含む凝集液が排出される凝集工程と、上記凝集工
程より排出された凝集液を固形分と液分とに分離して固
形分と液分とを別々に排出して、液分のみを上記現像工
程に再度供給する固液分離工程と、を備えるように構成
する。
【0006】また、上記構成においては、上記現像工程
と上記固液分離工程に次いで、上記固液分離工程より排
出された液分を5.5〜8.5pHとなるようにpH調
整した後、上記現像工程に上記pH調整された液体を再
度供給するpH調整工程を備えるように構成することも
できる。また、上記構成においては、上記凝集工程で
は、凝集剤により上記樹脂成分の凝集を行うとき、現像
液の静置処理により上記樹脂成分を上部液面側に浮遊さ
せ、浮遊した上記樹脂成分を上記固液分離工程に排出す
るように構成することもできる。また、上記構成におい
ては、上記凝集工程において、上記現像工程より排出さ
れた未露光部分の樹脂組成物を含む現像液を5.5〜
8.5pHとなるようにpH調整するように構成するこ
ともできる。
【0007】さらに、本発明は、比重が1より小さく水
分散型の樹脂成分を含む感光性樹脂組成物から成るフレ
キソ版材を現像する現像槽と、上記現像槽より排出され
た未露光部分の樹脂組成物を含む現像液が供給されかつ
凝集剤が供給されて現像液中の樹脂成分を凝集し、凝集
された樹脂成分を含む凝集液が排出される凝集槽と、上
記凝集槽より排出された凝集液を固形分と液分とに分離
して固形分と液分とを別々に排出して、液分のみを上記
現像槽に再度供給する固液分離機と、を備えるように構
成する。また、上記構成においては、上記固液分離機と
上記現像槽との間に、上記固液分離機より排出された液
分を5.5〜8.5pHとなるようにpH調整した後、
上記現像槽に上記pH調整された液体を供給するpH調
整槽をさらに備えるように構成することもできる。
【0008】また、上記構成においては、上記凝集槽
は、凝集剤により上記樹脂成分の凝集を行うとき上記樹
脂成分を上部液面側に浮遊させ、浮遊した上記樹脂成分
を上記固液分離機に排出する静置槽を有するように構成
することもできる。また、上記構成においては、上記固
液分離機は回転円筒型濾材を有する連続式真空濾過装置
であって、濾材中心を通る垂線から上記凝集槽側への上
記凝集槽から上記濾材への液供給角度θ1は、θ1=0〜
90°とするように構成することもできる。また、上記
構成においては、上記真空濾過装置は、上記濾材に付着
したケーキを掻き取るスクレーパーと、該スクレーパー
の下部に配置され濾材に付着したケーキが濾材より剥離
するように案内するケーキシュートとを有し、上記ケー
キシュートの先端は濾材円周方向に沿う角度を有し、θ
2を濾材中心を通る垂線からスクレーパーのエッジまで
の角度とすると、θ2=45〜135°とし、θ3を垂線
からケーキシュートの先端までの角度とすると、θ3
θ2+3〜45°とし、θ4をスクレーパーのエッジ先端
部における濾材表面の接線からスクレーパー掻き取り面
までの角度とすると、θ4は0〜45°とし、さらに、
Lをケーキシュートと濾材表面との間隔とすると、L=
0〜3mmとするように構成することもできる。
【0009】また、上記構成においては、上記凝集槽に
おいて、上記現像槽より排出された未露光部分の樹脂組
成物を含む現像液を5.5〜8.5pHとなるようにp
H調整するように構成することもできる。また、上記構
成においては、上記凝集槽は、下部に、現像槽からの現
像液が周方向沿いに回転水流を発生させるように供給さ
れ、かつ下端より排出される円錐部を有するホッパーよ
り構成されるようすることもできる。また、上記構成に
おいては、上記固液分離機は袋フィルターより構成する
こともできる。
【0010】さらに、本発明は、比重が1より小さく水
分散型の樹脂成分を含む感光性樹脂組成物から成るフレ
キソ版材の現像を行う現像工程と、上記現像工程より排
出された未露光部分の樹脂組成物を含む現像液を固形分
と液分とに分離して固形分と液分とを別々に排出して、
液分のみを次工程に供給する固液分離工程と、上記固液
分離工程より排出された液を5.5〜8.5pHとなる
ようにpH調整した後、上記pH調整された液体を再度
現像工程に供給するpH調整工程と、を備えるように構
成する。また、本発明は、比重が1より小さく水分散型
の樹脂成分を含む感光性樹脂組成物から成るフレキソ版
材を現像する現像槽と、上記現像槽より排出された未露
光部分の樹脂組成物を含む現像液を固形分と液分とに分
離して固形分と液分とを別々に排出して、液分のみを次
の槽に供給する固液分離機と、上記固液分離機より排出
された凝集液を5.5〜8.5pHとなるようにpH調
整した後、上記pH調整された液体を再度現像工程に供
給するpH調整槽と、を備えるように構成する。
【0011】
【発明の効果】本発明の構成によれば、樹脂等の現像液
中の固形分を凝集させた後、連続的に固液分離するた
め、効率良く不要物(未露光部分の樹脂固形分)が系外
に排出できる。そのため、製版品質が安定し、印刷板お
よび装置への不要樹脂付着による耐久年数の低下等の損
傷が著しく低減される。また、固形分が除去された液は
現像処理の際に再び利用されるようにリサイクル化が達
成でき、低ランニングコスト化が可能となる。また、比
重<1の樹脂組成物使用により固形分が液面に浮遊しや
すくなり、オーバーフローにより固形分の濃度の高い液
を固形分濃縮処理に供給することができ、固形分の効果
的な排出が行え、回収時間も短くなり、操作性、作業
性、及び処理能率も良い。また、固液分離処理により固
形分が除去された液を人体に害を及ぼさないようにpH
調整処理することにより、溶解化学物質により人体に悪
影響が及ばず安全性に優れ、かつ液粘度の増大が防止で
き、pH等の液特数の変化が少なくなって製版品質を安
定化させることができる。
【0012】さらに、凝集工程又は凝集槽において固形
分の凝集操作とともにpH調整を同時に行なうようにす
れば、より効果的に固形分の凝集を行えるため、濾過工
程における濾過効率をさらに高めることができる。さら
に、後工程で用いるpH中和槽を省略することができ、
装置全体がコンパクト化される。また、凝集工程又は凝
集槽として下部に、現像槽からの現像液が周方向沿いに
回転小流を発生させる様に供給されかつ下端より排出さ
れる円錐部を有するホッパーを用いるようにすれば、プ
ロペラ撹拌機を省略することで設備が軽装化できるだけ
でなく、液がより均一で、適正粒度範囲を有する凝集ス
ラリーとすることができる。その結果、袋フィルター
(濾材)の目づまりを最小限度とし、濾過効率を維持す
ることができる。また、回転小流が発生して乱流状態と
なることで、凝集ユニット壁面や配管内への固形分付着
をかなり低減することができ、、長時間運転を可能と
し、装置メンテナンスが容易となる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明にかかる実施例を図1〜図1
4及び図16に基づいて詳細に説明する。本発明の第1
実施例にかかるフレキソ製版工程における現像液循環方
法及びその方法を実施するための装置は、図1に示すよ
うに、溶出ユニット(溶出槽又は現像槽4)、分散ポリ
マーの凝集ユニット(凝集反応槽7及び固形分濃縮槽1
0)、固液分離ユニット(連続式真空濾過分離装置1
2)、及び濾液の二次処理としてpHを適正化するpH
調整ユニット(pH調整槽19)とから大略構成して、
リサイクル・クローズドシステムを形成する。各ユニッ
ト間の液輸送は、位置エネルギーを利用した重力落下も
しくは定流量送液ポンプによる。ただし、溶出槽4より
凝集反応槽7への液輸送及び固形分濃縮槽10より連続
式真空濾過分離装置12への液輸送は、液面に浮上した
固形分を選択的に移すようオーバーフローによる重力落
下による。
【0014】上記現像液循環装置内で循環する現像液の
リサイクル液流量の適正範囲は、溶出槽4の大きさにも
よるが、一例として溶出槽4が50リットル容量である
場合には1〜30リットル/min、好ましくは5〜2
0リットル/min程度である。このリサイクル液の流
量が適正範囲を下回る場合には、溶出槽4等の装置内部
への樹脂糟付着が顕著となり、この現象は現像途中のフ
レキソ印刷板3に対しても起こり得る。また、流量が適
正範囲を上回った場合には、液送ポンプもしくは濾過装
置の真空ポンプへの空気吸入が顕著化し、発泡の原因と
なる。従って、上記したように流量は適正範囲内に制御
するのが好ましい。以下に、各ユニットにて行われる処
理工程を説明する。
【0015】現像ユニット 図1,2に示すように、溶出槽4内に支持されたフレキ
ソ印刷板3はブラシ2により水媒体への溶出樹脂(未露
光部分)が溶出され、樹脂が現像液中に分散する。溶出
槽4で発生した水媒体への溶出樹脂は水に分散しつつ
も、比重が1より低いために水面付近で浮遊する傾向が
高い。これらを溶出槽4の堰6より選択的にオーバーフ
ローさせて凝集反応槽7へ効率良く供給する。なお、オ
ーバーフロー以外に現像槽4の上部に出口を形成して、
該出口より現像液を排出してもよく、また、現像槽4の
槽高さが小さい場合又は現像液の量が少ない場合には、
現像液の下部側にも樹脂が充分に分散しているため、現
像槽下部又は底部等の任意の場所より現像液を排出でき
るようにしてもよい。
【0016】凝集ユニット 図1,2,3に示すように、このユニットでは、溶出も
しくは分散成分の凝集剤による凝集分離が行われる。上
記現像槽4より排出された現像液中の固形分を後の濾過
処理に適する粒度に至るまで溶出樹脂の粒径を大きくす
るため、凝集反応槽7内に凝集剤槽17より定量ポンプ
24を用いて定量的に注入された凝集剤により、固形分
を凝集する。この凝集反応操作は撹拌装置8により撹拌
条件下で行われる。上記濾過分離に適切な粒度とは概ね
20ミクロン〜2mm程度である。また、凝集剤の添加
量は凝集剤の種類によって異なるが、現像液(廃液)の
1ppm〜1000ppm、好ましくは、10〜500
ppmの範囲で定量ポンプ等により注入するのが望まし
い。
【0017】上記凝集工程における凝集剤としては一般
に廃水処理に用いられている無機系および有機系(ポリ
マー)凝集剤を用いることができる。例えば、無機系凝
集剤としては、アルミニウム塩(硫酸アルミニウム、ア
ルミン酸ナトリウム、ポリ塩化アルミニウム(PA
C))、鉄塩(硫酸鉄(II)、塩化鉄(III)、硫酸鉄(III)、
塩素化コッパラス)、有機高分子凝集剤としては、陰イ
オン性ポリマー(アルギン酸ナトリウム、CMCナトリ
ウム塩、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミ
ドの部分加水分解塩、マイレン酸共重合物)、陽イオン
性ポリマー(水溶性アニリン樹脂、ポリチオ尿素、ポリ
エチレンイミン、第4級アンモニウム塩を側鎖に有する
アクリルポリマー、ポリビニルピリジン類)、非イオン
性ポリマー(ポリアクリルアミド、ポリオキシエチレ
ン、カセイ化でんぷん)などがある。その中でも処理液
のpHに変化をあまり与えず、また、安全な高分子凝集
剤(カチオン系もしくは両性イオン系のもの)が好まし
い。
【0018】このようにして凝集処理された液は凝集反
応槽7の上部に形成された出口9を通って筒型の固形分
濃縮槽10へ移行する。この固形分濃縮槽10では液が
静置状態に置かれるため、固形分は粗粒化して水面付近
に浮上し、下部は液相となる。下部の液体は、必要に応
じてその一部分が固形分濃縮槽10の底部より流量調節
バルブ25を通じて濾過装置を経由せずにpH調整槽1
9へ送られる。これにより、固形分濃縮槽10内の液は
さらに濃縮されることになる。ここで、V1を凝集反応
槽7から固形分濃縮槽10への液供給量(単位時間当た
り)とし、V2を固形分濃縮槽10からpH調整槽19
への抜き取り量(単位時間当たり)とすると、V2
0.1〜0.9×V1、好ましくは、0.3〜0.7×
1とする。ただし、この固形分濃縮槽10は必要に応
じて配置することができ、簡易型などにおいては省略す
ることもできる。
【0019】固液分離ユニット 図1,2,3,4に示すように、上記固形分濃縮槽10
の水面付近の濃縮された固形分を含むスラリーはオーバ
ーフローにより樋11を通じて連続式真空濾過装置1
2、例えばオリバーフィルターの回転円筒型濾材上へ供
給される。第1実施例における連続式真空濾過装置12
はオリバーフィルターとして知られる回転円筒型濾材を
有するものである。運転時には濾材内部を真空度400
〜600mmHg程度に減圧状態を保持し、樋11を伝
って供給されたスラリーの水分を濾材内部へと吸収して
スラリーの脱水を行い、固形分を濾材表面に吸い付け
る。濾材の回転速度はケーキ(脱水固形分)生成速度に
合せて任意に調節する。濾材は別途の回転モーターによ
り中心軸の回りを自転しており、真空ポンプ15の吸引
により濾材を介して濾材表面に付着した固形分の脱水が
行われる。その後、固形分(ケーキ状)はスクレーパー
13およびケーキシュート14の掻き取りの効果により
系外へ排出される。上記真空ポンプ15は水封式で補給
水は濾液槽16より取り入れるものであって、濾液は真
空ポンプ15の横に配置された濾液槽16へ集められ
る。
【0020】上記濾材としては多孔質(平均孔径:数μ
〜数十μ)のものより構成する。この濾材は、多孔ドラ
ムに濾材を巻き付けるか、あるいは硬質の濾材ならばそ
れ自体を円筒形に成形させることによって作られる。濾
材としては珪藻土を用いたものが最も公知であるが、他
に、軟質のポリビニルアセタール系スポンジ層(特公昭
64−10247号)や硬質のフェノール系樹脂/ポリ
ビニルアセタール系樹脂混合による多孔質体(特公平3
−66004号)に見られる樹脂、セラミックスさらに
炭素体より成るものがあり、いずれも本発明においては
都合よく利用することができる。このオリバーフィルタ
ーへの液供給方法は以下のようにする。円筒型濾材への
スラリー供給は、図4に示すように、濾材中心を通る仮
想水平線Hより上方(すなわちトップフィード)より行
う必要がある。
【0021】図5に示すように、水平線H以下のボトム
フィードは不適当である。その理由としては液中の固形
分濃度が低いことにある。ボトムフィードとして固形分
を吸い付け、ピックアップするには4〜5%(乾燥固形
分濃度)が最低でも必要であるが、連続溶出操作におけ
る液中の固形分濃度は0.1〜1%、前段階で濃縮を行
ったとしても3%未満である。よって、濾材中心を通る
垂線Vを基準として垂線Vから固形分濃縮槽10までの
固形分濃縮槽10から円筒形濾材への液供給角度θ
1は、θ1=0〜90°、好ましくは20〜70°とし
て、トップフィードとする。
【0022】また、濾材の表面に付着したケーキを掻き
取る際、液中の固形分濃度が0.1〜3%程度と低い場
合、ケーキの厚みも1mm以下であることが多く、ま
た、樹脂が粘着性を有する場合も同様であるが、1つの
スクレーパー13の単独によるケーキの剥離は一般に困
難である。そのため、図6に示すように、スクレーパー
13の下部に、スクレーパー13により濾材から浮かさ
れたケーキを濾材から剥離案内させるためのケーキシュ
ート14を設置する必要がある。なお、図7に示すよう
に、ケーキシュート14の先端は濾材円周方向(または
接線方向)に沿う角度を有することが回収性を向上させ
るのに望ましい。よって、θ2を垂線V(濾材中心を通
る)からスクレーパー13のエッジまでの角度とする
と、θ2=45〜135°、好ましくは60〜120°
とする。また、θ3を垂線Vからケーキシュート14の
先端までの角度とすると、θ3=θ2+3〜45°、好ま
しくはθ2+5〜30°とする。また、θ4をスクレーパ
ー13のエッジ先端部における濾材表面の接線からスク
レーパー掻き取り面までの角度とすると、θ4は0〜4
5°、好ましくは5〜30°とする。さらに、図7に示
すようにLをケーキシュート14と濾材表面との間隔と
すると、L=0〜3mm好ましくは0.1〜2mmとす
る。なお、従来の液静置による粒子の沈降分離による分
別に基づく回収方法(上記したEP430,233A)
及びカートリッジフィルターによる分別に基づく回収方
法(US4,239,368、EP430,233A)
においては、一夜放置する必要があるなど回収に時間が
かかり、操作性及び能率が悪いこと、処理量が低く、処
理量を高めようとすると短時間でフィルターが詰まって
しまうこと、フィルターを何回も交換しなければならな
いなど作業性が悪いこと等の問題があった。しかしなが
ら、上記オリバーフィルターによれば、このような問題
は無いので、この点においても有利である。
【0023】pH調整ユニット 濾液槽16内の濾液はオーバーフローによりpH調整槽
19へ移行する。また、固形分濃縮槽10の底部より抜
き取られた液が流量調整バルブ25を介してpH調整槽
19内に供給される。すなわち、このpH調整槽19に
は、 前段階の固形分濃縮工程及び濾過工程によって得
られた固形分をほぼ完全に除去した透明な濾液が供給さ
れる。このpH調整槽19内ではpHセンサー22の自
動制御によりpH調整剤(酸又はアルカリ)がタンク1
8より電磁弁23を通じて必要量が投入される。ここ
で、pH調整剤とは、酸またはアルカリを意味するが、
現像液が弱アルカリ性(pH9.5〜9.8)を示すた
め、それを中和する必要性から主に酸が好ましく用いら
れる。酸の具体例としては、硫酸、塩酸、硝酸等の無機
酸あるいはクエン酸、リンゴ酸、酢酸等の有機酸の適度
(1〜10%程度)な希釈水溶液を調製して用いられる。
また、必要によりpH調整槽19内では次の現像工程に
適した温度に保温しておくためのヒーター20を設置し
ておいても良い。このようにしてpH調整されて再生さ
れた浄化液はフィードバックポンプ21を通じて、再び
溶出槽4へ戻され、再度溶出に利用される。
【0024】特に、版材を構成する感光性樹脂組成物と
して特開平1−300246号公報あるいは特願平4−
49438号に記載されたものを用いるとき、水中には
塩基性物質が幾分溶解するため、液が弱アルカリ性(p
H9.5〜9.8)を示すようになる。液は弱アルカリ
性ながら作業者の安全例を考慮したうえでpHは少なく
とも液の廃水基準値以下に保持する必要がある。pH計
22を内蔵したマイコン制御でpH調節範囲を5.5〜
8.5とする。pHが5.5未満では版の現像性に悪影
響を及ぼすばかりでなく、長期使用に伴い装置接液部分
の腐食が進行する恐れがある。また、pHが8.5を越
えると作業者の皮膚など人体への影響を及ぼす恐れがあ
るからである。さらに、液pHが9を超えると、組成物
が自己乳化作用によって現像液全体へ乳化分散する傾向
がある場合には、pHを8.5以下に調節することによ
って、自己乳化作用を抑制し、後の固形分の凝集分離を
容易化できる利点がある。
【0025】また、pH調整を行なう他の方法として
は、感光性樹脂組成物より現像液(水)中へ溶解する塩
基性窒素含有化合物を吸着担体により吸着除去する方法
がある。そのことにより、現像液のpHを上昇させるこ
となく、製版に適正なpH範囲に保持することが可能と
なる。この際、用いられる吸着担体としては、活性炭あ
るいはイオン交換樹脂が掲げられるが、塩基性窒素化合
物が水溶性であればイオン交換樹脂の利用がその吸着能
力の優れていることからみて好ましい。イオン交換樹脂
としては、例えばアンバーライトIR−120B(ロー
ム・アンド・ハース社製)に代表されるような強酸性陽
イオン交換樹脂が特に好ましい。イオン交換樹脂の使用
方法としては、イオン交換樹脂を50〜200メッシュ
(300〜70ミクロン)程度の袋に封入した後、図2
のpH中和槽19内に浸漬するか、あるいは図21に示
した様にオリバーフィルターの濾液タンク16からpH
中和槽19に処理液が至る途中にイオン交換樹脂カート
リッジ26を設けて該カートリッジ内に充填する形で装
着すれば、取り換え時に好都合である。イオン交換樹脂
の交換時期は、中和槽におけるpH計22によるpHあ
るいは別途液伝導度による管理方法により判断すれば良
い。
【0026】なお、pH調整のみでは、組成物の自己乳
化作用を抑制し切れず、固液分離に適切な粒度範囲に粒
子径の調節が十分にできない場合には、現像工程の後、
適量の凝集剤添加による凝集工程を入れることで液中に
溶解もしくは適正粒度未満の微細な粒子を析出、凝集さ
せることで消失させうる。それによって、真空濾過装置
の濾材の目づまりを防止することで単位時間当たりの液
処理能力を向上させ、また優れたケーキの脱水効率を向
上させることが可能となった。一例として、液のpH調
整のみの場合と、凝集剤を併用する場合およびpH調整
と凝集剤添加をともに行わない場合との比較データーを
以下に掲げる。
【0027】実例(感光性樹脂板の調製) 撹拌機、還流冷却器、窒素導入管および温度計を装着し
た2リットル容量の4つ口フラスコにLIR30(イソ
プレン重合体、推定分子量29,000、クラレ製)のキ
シレン溶液(固形分濃度90%)500部、無水マレイン
酸30部およびNOCRAC 6C(N−フェニル−
(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニルジアミン、大
内新興化学工業製)1部を仕込み、次いで、窒素気流下
において190℃で6時間反応を行った。得られたマレ
イン化イソプレン重合体にさらに、n−ブタノール30
部、N,N−ジメチルベンジルアミン3部およびキシレ
ン17部を仕込み、さらに、135℃、30分間反応を
行った。得られたマレイン酸ハーフエステル変性イソプ
レン重合体は固形濃度90%、樹脂固形分酸価40、分
子量=32,000であった。上記重合体5部および1,
3−ブタジエン69.0重量%、メタクリル酸9.0重
量%、ジビニルベンゼン2.0重量%、メタクリル酸メ
チル20.0重量%の組成よりなる架橋粒子ポリマー
(粒子径0.05μ)36部に対し、N,N−ジメチルア
ミノプロピルメタクリルアミド7部、スチレン−イソプ
レン−スチレン共重合体[クレイトン#1107、シェ
ル化学製、ジエンモノマーユニット90モル%、分子量
140,000、ガラス転移温度としてゴム部分が−6
0℃スチレン部分が95℃]28部、メタクリル酸ラウ
リル13部、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
ト10部、2−エチルアントラキノン0.25部、ベン
ゾイルメチルエーテル0.25部、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾール0.5部を加えた。
【0028】得られた混合物を加圧2軸ニーダにより十
分に混合した。このように得られた光重合性樹脂組成物
をT−ダイを有するニーダ押出機により、予め、クロロ
プレン系接着剤、日立化成(株)HIBON 1920L
Tを5μの厚さに塗工したポリエステルフィルム上に押
し出し、厚さ約1.7mmの感光性樹脂相を有する板を得
た。感光性樹脂板の感光性樹脂層の表面に適当な画像を
有するネガフィルムを真空中で均一に接触し、350W
紫外線ランプで10分間照射後40℃の水を用いて、第
1実施例の装置により版1枚当り5分間現像を行なっ
た。なお、液のpH調整には1%希硫酸を、凝集剤は、
サンフロックC−109P(第4級アンモニウム塩を側
鎖に有するアクリルポリマー;カチオン性高分子凝集
剤,三洋化成製)の0.02%水溶液を用いた。以下に
現像液のpH調整のみの場合(実験No.2)と、凝集
剤を併用した場合(実験No.1)と、pH調整と凝集
剤添加を共に行なわない場合(実験No.3)との比較
例を示す。
【0029】
【表1】
【0030】また、以上の実験No.1〜No.2にお
いては、版レリーフの現像性は共に良好であった。ただ
し、固液分離が不可能となった実験No.3において
は、現像槽4内に樹脂固形分が蓄積される結果、ブラシ
2や現像中のフレキソ印刷版3への槽の付着が生じるた
めに良好な版レリーフができなかった。以上、説明した
ユニットにおいて現像液を循環させる。上記フレキソ製
版工程における現像液循環方法及びその方法を実施する
ための装置に供するに適合する感光性樹脂組成物は、組
成物比重が1未満、好ましくは0.85〜0.99の範
囲にある水もしくは水性媒体を用いて現像可能なものに
限られる。その組成としては具体的には特開平1−30
0246号あるいは特願平4−49438号に示される
ような脂肪族共役ジエン系モノマーと、単官能性および
多官能性エチレン性不飽和モノマーのいずれの少なくと
も1種以上とを組み合わせて重合して得られる粒子径
0.01〜5μの三次元化架橋粒子ポリマー(マイクロ
ジェル)、組成中に共役ジエンモノマーユニットが少な
くとも1分子中に30モル%含まれている、分子量=
5,000〜1,000,000の疎水性エラストマ
ー、塩基性窒素原子含有化合物、光重合性エチレン系不
飽和モノマー、及び光重合開始剤から成るものが好まし
い。
【0031】さらに場合により、組成中に親水性官能基
を含有し、分子量が1,000〜1,000,000で
ある親水性ポリマーからなる感光性樹脂組成物等を配合
したものに対しても適する。ただし、ポリマー成分は、
脂肪族系の共役ジエン成分、具体的にはブタジエン、イ
ソプレン、イソブチレン等のホモポリマーもしくはコポ
リマー、共役ジエン成分と(メタ)アクリル酸あるいは
(メタ)アクリル酸エステル、スチレン系モノマーとの
共重合樹脂(ブロック共重合を含む)やそれらのマレイ
ン酸等の有機酸やアミン変性樹脂で上記比重範囲にある
ものは全て適合し得る。しかしながら、例として塩素等
の重原子含有量の高いエラストマー、例えば、クロロプ
レンゴムや塩素化ポリエチレンの一部には、比重が1を
越えるものがあるので、そのような成分を含む組成物の
場合には不適当である。また、本発明に用いられる感光
性樹脂組成物は未露光部分の樹脂の分散に際して、特に
乳化剤を用いなくとも現像に問題性のないものが望まし
い。
【0032】また、本発明に用いる現像液としては、水
が用いられる。水は市水(水道水)として浄化処理され
たものが望ましい。また、地下水等の天然水において硬
度が高く、製版には不適である場合はイオン交換樹脂を
用いるか、もしくは蒸留等によって軟水化処理を施した
ものが望ましい。また、上記現像液には、水と相互に溶
解する有機溶媒(例えばアルコール類)や界面活性剤の
添加は特に必要としない。上記第1実施例によれば、樹
脂等の現像液中の固形分を凝集させた後、連続的に固液
分離するため、効率良く不要物(固形分)が系外に排出
できる。そのため、製版品質が安定し、印刷版および装
置への不要樹脂付着による版の印刷性能の低下および装
置の耐久年数の低下等の損傷が著しく低減される。ま
た、固形分が除去された液は現像処理の際に再び利用さ
れるようにリサイクル化が達成でき、低ランニングコス
ト化が可能となる。また、比重<1の樹脂組成物使用に
より固形分が液面に浮遊しやすくなり、オーバーフロー
により固形分の濃度の高い液を固形分濃縮処理に供給す
ることができ、固形分の効果的な排出が行え、回収時間
も短くなり、操作性、作業性、及び処理能率も良い。ま
た、固液分離処理により固形分が除去された液を人体に
害を及ぼさないようにpH調整処理することにより、溶
解化学物質により人体に悪影響が及ばず安全性に優れ、
かつ液粘度の増大が防止でき、pH等の液特数の変化が
少なくなって製版品質を安定化させることができる。
【0033】なお、本発明は上記第1実施例に限定され
るものではなく、その他種々の態様で実施できる。例え
ば、図8,9の第2実施例に示すように、凝集槽7にお
いて現像槽4より排出された未露光部分の樹脂組成物を
含む現像液をpH調整してもよい。この第2実施例にお
いて用いられる凝集剤は処理液中に溶解もしくは分散し
た固形分を固液分離するのに適切な粒度にまで凝集させ
る機能とそのpH調整を行なう機能とを合わせ有するも
のを選択するのが好ましい。具体的には水溶液が酸性を
示す無機系凝集剤(以後、酸性凝集剤と称する)、例え
ばアルミニウム塩(硫酸アルミニウム、アルミン酸ナト
リウム、ポリ塩化アルミニウム)、鉄塩(硫酸鉄
(I)、塩化鉄(III)、硫酸鉄(III)、塩素化コッパ
ラス)などがある。その中でも特に濾液に対して着色性
の無いアルミニウム塩がより好ましく用いられる。ま
た、上記無機系凝集剤に比較すれば凝集効果は幾分劣る
ものの、硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸あるいはクエン
酸、リンゴ酸、酢酸等の有機酸の様なプロトン酸を凝集
剤として用いてもさしつかえない。これらは第1実施例
のpH調整ユニットにおいてpH調整剤として利用され
ていたものと同じであってもよい。これら凝集剤の添加
は図9に示す様に、凝集槽7内の処理液のpHをpH計
22で測定し、その自動制御により、凝集剤槽17より
定量ポンプ24を通じて必要量が投入される。この様に
第2実施例においては、凝集槽7内で処理液の固形分凝
集とpH調整を同時に行うために、第1実施例(図2参
照)に見られた様なpH調整槽を必要としない。そのた
め、後の固液分離における処理能力が同等以上に良好で
あるだけでなく、さらに装置全体をコンパクト化できる
ために、装置製作上利点を有する。また、この場合は液
保温用のヒーター4aは溶出槽内に配置するとよい。こ
の第2実施例における装置(図9)に対して先の実施例
にかかる実例と大略同様な試験を行った。なお、先の実
例と異なる点は凝集剤としては1%硫酸アルミニウム水
溶液を用いたことである。以下に、前述の第1実施例の
結果(実験No.5)と合わせて示す。
【0034】
【表2】
【0035】また、以上の実験No.4〜No.5にお
いては版レリーフの現像性は共に良好であった。また、
pH調整を行わずとも安全性が問題がなく、固形分の分
離も円滑にできる場合などにおいては、上記pH調整処
理を省略することもできる。さらに、第3実施例とし
て、図10,11および前述実験No.2に示すよう
に、pH調整を行なうだけで上述の固液分離に適切な粒
度範囲にほぼ到達する場合は凝集反応槽7を省略して、
現像槽4の次に固形分離濃縮槽10を配置するようにし
てもよい。すなわち、図11において、現像槽4の堰6
から排出された液は、固形分離濃縮槽10内に供給され
て上記したような固形分離濃縮槽作業が行われる。な
お、図11において、30はpH調整剤送液定量ポンプ
であり、31はpH調整槽19内で液流のショートパス
防止用の堰である。また、上記凝集反応槽7と固形分離
濃縮槽10とを省略して現像槽4を濾過装置12に直接
接続するようにしてもよい。さらに、第4実施例を以下
に説明する。
【0036】従来の撹拌機付凝集槽においては、液流の
ショートパスが生じ、凝集剤が均一に混合され難い。そ
れによって、凝集の不十分な部分は濾材の目づまりを促
進させる。過剰凝集を引き起こす部分は槽や配管壁面を
汚し、液流を妨げる。また、装置メンテナンスが難し
い。このような問題を解決するため、現像液中の固形分
を凝集剤で凝集、固液分離、濾液は再利用濾液は凝集工
程において、前述の酸性凝集剤を用いて、中和し5.5
〜8.5pHとなる様にpH調整する機能を備えるよう
にすることができる。この第4実施例においては、凝集
工程に際して、溶出槽よりオーバーフローによって排出
された現像液に酸性凝集剤を均一に混合するための装置
上の工夫を提示している。
【0037】この構成によれば、オーバーフローによっ
て排出された現像液に対して、下方に円錐部を有するホ
ッパーに水平方向より導入した後、回転水流を発生させ
るので、ホッパー上方よりの滴下凝集剤の混合を促すこ
とで現像液中の固形分を効率よく均一に凝集させること
ができる。また、ホッパーにおいて発生した回転水流
は、ホッパー以後に接続された配管(パイプ)内におい
て、乱流状態を引き起こすため、配管壁内の経時的汚れ
(固形分付着による)を防止する上において効果が高い。
また、適量の凝集剤が均一に混合されたスラリーは袋状
の濾過フィルターに対して目づまりを低減させ、濾過効
率を著しく向上させることができる。この第4の実施例
における各ユニットを以下に説明する。
【0038】現像ユニット 既存のフレキソ製版装置(溶出機)に対して、図12に示
す様に簡単な配管を施す(オーバーフロー水の出口(流
量調節バルブ45を設けた部分)およびリサイクル水の
入口(流量調節バルブ60を設けた部分)を付設する)
のみで良い。ここで、41は蓋、42は蓋41に装着し
たフレキソ印刷板、43は溶出装置本体、44はブラシ
である。45,48,58,60はそれぞれ流量調節バ
ルブ、46はホッパー、47はスラリー送液パイプ、4
9はスラリー排出パイプ、50は濾過装置本体、51は
濾液槽、52は凝集剤タンク、53は凝集剤送液用定量
ポンプ、54はpH計接続用オートコントローラ(定量
ポンプ駆動制御装置)、55はpH計、56は凝集剤送
液チューブ、57は浄化液フィードバックポンプ、59
は浄化液戻りパイプである。よって、蓋41を閉めてブ
ラシ44によりフレキソ印刷板42から水媒体への溶出
樹脂(未露光部分)が溶出され、樹脂が現像液中に分散
する。現像液は凝集ユニットであるホッパー46に導か
れる。なお、既存のフレキソ製版装置には図12に示し
た平板型のものの他、円筒シリンダーに版を装着させ現
像する円筒型(図14にその接続図を示す)および製版
を自動もしくは半自動により連続的に行なうワンウェイ
・オートプロセッサーもしくはワンウェイ・セミオート
プロセッサーがあり、これら全てに対して第4実施例を
適用しうる。
【0039】凝集ユニット 第4実施例の特徴は凝集ユニットにある。図15に示す
様に下方に円錐部46aを有するホッパー46に対し
て、水平方向より現像液を導入し、円錐部46aにおい
て回転水流を発生させ、ホッパー上方の凝集剤送液チュ
ーブ56からの滴下により凝集剤の混合を促すことで、
均一に凝集を生じさせるようにしている。また、溶出槽
43からホッパー46への現像液の導入はオーバーフロ
ー供給による自然流下が好ましいが、溶出槽水面とホッ
パー入口との高低関係から自然流下が困難な場合はポン
プ供給を行っても良い。凝集を生じた液はスラリー送液
パイプ47を介して固液分離ユニットである濾過装置に
導かれる。なお、スラリー送液パイプ7はその下流側に
おいて二股に分岐し、各分岐パイプに流量調節バルブ8
を備え、さらにその下流側にフィルター61をそれぞれ
備えているが、これは一方のバルブ8を閉じることによ
りフィルター61を交換している間も他方のフィルター
61で濾過を行わせることができるようにするためのも
のである。
【0040】このように凝集ユニットが円錐部を有する
ホッパーであるため、液が均一な(適正粒度範囲を有す
る)凝集スラリーとなるとともに、液が表面のみを通過
するショートパスがなくなる。この結果、濾材の目づま
りが減少し、濾過効率を維持することができる。また、
回転水流が発生して乱流状態となることで、凝集ユニッ
ト壁面や配管内への固形分付着が少なくなり、長時間運
転を可能とし、装置メンテナンスが容易となる。
【0041】この第4実施例において用いられる凝集剤
の種類は以下の通りである。上記凝集工程における凝集
剤としては一般に廃水処理に用いられている無機系およ
び有機系(ポリマー)凝集剤を用いることができる。例え
ば、無機系凝集剤としては、アルミニウム塩(硫酸アル
ミニウム、アルミン酸ナトリウム、ポリ塩化アルミニウ
ム(PAC))、鉄塩(硫酸鉄(II)、塩化鉄(III)、
硫酸鉄(III)、塩素化コッパラス)、有機高分子凝集
剤としては、陰イオン性ポリマー(アルギン酸ナトリウ
ム、CMCナトリウム塩、ポリアクリル酸ナトリウム、
ポリアクリルアミドの部分加水分解塩、マレイン酸共重
合物)、陽イオン性ポリマー(水溶性アニリン樹脂、ポリ
チオ尿素、ポリエチレンイミン、第4級アンモニウム塩
を側鎖に有するアクリルポリマー、ポリビニルピリジン
類)、非イオン性ポリマー(ポリアクリルアミド、ポリオ
キシエチレン、カセイ化でんぷん)などがある。その中
でも処理液のpH調整を行なうためには、水溶液が酸性
を示す無機系凝集剤、特に濾液に対して着色性の無いア
ルミニウム塩が好ましい。凝集剤の添加量は凝集剤の種
類によって異なるが現像液(廃液)の5〜5000pp
m、好ましくは20〜1000ppmの範囲で定量ポン
プ53により注入するのが望ましい。また、第4実施例
における濾過分離に適切な粒度とは概ね20ミクロン〜
5mm程度であるが、好ましくは0.1mm以上の粒度に
調節することが重力による自然濾過法において、濾過効
率を高める上において望ましい。
【0042】固液分離ユニット 固液分離ユニットは、図16〜18に示すように、一枚
の布を2つに折って折り部分を除く3辺を縫い合わせた
ような形状の長方形袋フィルター61を用意し、このフ
ィルター61の折り部分の袋内にスラリー排出パイプ4
9を通して構成している。フィルター61の材質は、レ
ーヨン、ポリエステル、ポリプロピレン、又はナイロン
製の布地が望ましい。また、スクリーン印刷で一般的に
用いられているスクリーン紗(ナイロン、テトロン、シ
ルクあるいはステンレス製)を加工し、転用しても良
い。フィルター平均孔径は3〜500ミクロン、目づま
りを防止し、脱水性を高めると同時に、固形分回収効率
を向上させるためには20ミクロン〜200ミクロンの
範囲にあるものが好ましい。このフィルター61は濾過
面積の大きいものが望ましい。スラリーの種類やフィル
ターの種類にも左右されるが、目安としてフィルターの
単位面積(1cm)当りのスラリー液供給量(負荷)
は、単位時間(1分間)当り0.05〜10mリットル/
cm好ましくは0.1〜5mリットル/cmの範囲
にあることが、目づまりを防止しかつ濾過効率を維持す
る上において望ましい。また、袋フィルター61内に前
述の強酸性陽イオン交換樹脂をあらかじめ入れておくこ
とにより、凝集固形分の濾過と共に、水中に溶解してい
る塩基性窒素含有化合物を吸着回収するためpH管理が
し易くなる。その場合は、高分子凝集剤の様な特にpH
調整機能のない様な凝集剤を用いることが可能である。
また、袋フィルター内に入れておくことにより使用後樹
脂固形分と共に回収できるので、取扱いが容易である。
【0043】pH調整ユニット フィルター61より滴下した濾液は、濾液槽51内に溜
られる。図12に示す様に濾液槽51のpH値をホルダ
ー付pH計55(先端部がセンサーとなっている)で測定
し、その測定値を示す信号をマイコン制御されたオート
コントローラ54によって変換し、凝集剤送液用定量ポ
ンプ53のスイッチまたはストローク長を自動制御する
ことで、送液量をコントロールする様になっている。濾
液槽51内の濾液は、浄化液フィードバックポンプ57
により現像槽4に供給される。
【0044】実例(感光性樹脂板の調製) この第4実施例における装置(図14)に対して、先の
実施例にかかる実例と大略同様な試験を行った。なお、
先の実例と異なる点は、凝集剤としては1%硫酸アルミ
ニウム水溶液を用いた点である。なお、図14におい
て、81は蓋、82は装着されたフレキソ印刷板、83
は溶出装置本体、84はブラシ、85は版装着ドラム、
86はドラム駆動モータである。以下に図19に示すよ
うな従来の凝集槽と第4実施例の凝集装置を有するプロ
セッサーを用いた場合および一切の凝集装置を装着しな
い場合の比較データを示す。
【0045】
【表3】
【0046】なお、上記第4実施例においては、濾液槽
11内の濾液のpHを測定して凝集槽であるホッパー4
6内に上述のpH調整機能を有する凝集剤(酸性凝集
剤)を供給するようにしていた。しかしながら、高分子
凝集剤の様な特にpH調整機能のない凝集剤を用いる場
合は第5実施例として、図20に示すように、凝集剤と
は別にpH調整剤を備えて、濾液槽11のpHに応じて
pH計55からの信号を基にpH調整剤(酸)タンク7
1からpH調整剤送液用定量ポンプ72を制御して、p
H調整剤送液チューブ73から濾液槽51内にpH調整
剤を供給するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例にかかるフレキソ製版に
おける現像液循環方法を実施するための装置の概略構成
を示す図である。
【図2】 図1のより具体的な装置の概略側面図であ
る。
【図3】 図2の要部の概略側面図である。
【図4】 図2の要部の概略側面図である。
【図5】 オリバーフィルターのスラリー供給方法を説
明するための説明図である。
【図6】 オリバーフィルターの濾材に付着したケーキ
の掻き取りの説明図である。
【図7】 オリバーフィルターのケーキシュートの部分
拡大図である。
【図8】 本発明の第2実施例にかかる装置の概略構成
を示す図である。
【図9】 図8のより具体的な装置の概略側面図であ
る。
【図10】 本発明の第3実施例にかかる装置の概略構
成を示す図である。
【図11】 図10のより具体的な装置の概略側面図で
ある。
【図12】 本発明の第4実施例にかかる装置の概略構
成を示す図である。
【図13】 図12のより具体的な装置の平板型溶出機
の概略側面図である。
【図14】 図12のより具体的な装置の円筒型溶出機
の概略側面図である。
【図15】 図13,14の装置のホッパーを示す斜視
図である。
【図16】 図13,14の凝集濾過装置部分の正面図
である。
【図17】 図13,14の装置のフィルターを示す正
面図である。
【図18】 図17のフィルターのX−X線の断面図で
ある。
【図19】 従来の凝集槽の概略構成図である。
【図20】 本発明の第5実施例にかかる装置の概略構
成を示す図である。
【図21】 本発明の第1実施例の内、pH調整方法と
してイオン交換カートリッジを装着した装置の概略側面
図である。
【符号の説明】
1…ブラシ駆動部、2,44…ブラシ、3,42…フレ
キソ印刷板、4,43…現像槽(または溶出槽)、5,
41…蓋、6…堰、7…凝集反応槽、8…撹拌装置、9
…凝集処理液出口、10…固形分濃縮槽、11…オリバ
ーフィルターへの供給用樋(オーバーフロー)、12…
オリバーフィルター、13…スクレーパー(掻き取り装
置)、14…ケーキシュート、15…真空ポンプ、16
…濾液槽、17…凝集剤槽、18…pH調整剤槽、19
…pH調整槽、20…液保温用ヒーター、21…浄化液
フィードバックポンプ、22…pH制御用マイコン(p
H計)、23…電磁弁、24…凝集剤送液定量ポンプ、
25…流量調節バルブ、45,48,58,60…流量
調節バルブ、46…ホッパー、47…スラリー送液パイ
プ、49…スラリー排出パイプ、50…濾過装置本体、
51…濾液槽、52…凝集剤タンク、53…凝集剤送液
用定量ポンプ、54…オートコントローラ、55…pH
計、56…凝集剤送液チューブ、57…浄化液フィード
バックポンプ、59…浄化液戻りパイプ、61…フィル
ター、71…pH調整剤タンク、72…pH調整剤送液
用定量ポンプ、73…pH調整剤送液チューブ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【表1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【表2】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比重が1より小さく水分散型の樹脂成分
    を含む感光性樹脂組成物から成るフレキソ版材の現像を
    行う現像工程と、 上記現像工程より排出された未露光部分の樹脂組成物を
    含む現像液が供給されかつ凝集剤が供給されて現像液中
    の樹脂成分を凝集し、凝集された樹脂成分を含む凝集液
    が排出される凝集工程と、 上記凝集工程より排出された凝集液を固形分と液分とに
    分離して固形分と液分とを別々に排出して、液分のみを
    上記現像工程に再度供給する固液分離工程と、 を備えるようにしたことを特徴とするフレキソ製版工程
    における現像液循環方法。
  2. 【請求項2】 上記現像工程と上記固液分離工程に次い
    で、上記固液分離工程より排出された液分を5.5〜
    8.5pHとなるようにpH調整した後、上記現像工程
    に上記pH調整された液体を再度供給するpH調整工程
    を備えるようにした請求項1に記載のフレキソ製版工程
    における現像液循環方法。
  3. 【請求項3】 上記凝集工程では、凝集剤により上記樹
    脂成分の凝集を行うとき、現像液の静置処理により上記
    樹脂成分を上部液面側に浮遊させ、浮遊した上記樹脂成
    分を上記固液分離工程に排出するようにした請求項1又
    は2に記載のフレキソ製版工程における現像液循環方
    法。
  4. 【請求項4】 上記凝集工程において、上記現像工程よ
    り排出された未露光部分の樹脂組成物を含む現像液を
    5.5〜8.5pHとなるようにpH調整するようにし
    た請求項1に記載のフレキソ製版工程における現像液循
    環方法。
  5. 【請求項5】 比重が1より小さく水分散型の樹脂成分
    を含む感光性樹脂組成物から成るフレキソ版材を現像す
    る現像槽(4,43)と、 上記現像槽より排出された未露光部分の樹脂組成物を含
    む現像液が供給されかつ凝集剤が供給されて現像液中の
    樹脂成分を凝集し、凝集された樹脂成分を含む凝集液が
    排出される凝集槽(7,10,46)と、 上記凝集槽より排出された凝集液を固形分と液分とに分
    離して固形分と液分とを別々に排出して、液分のみを上
    記現像槽に再度供給する固液分離機(12,61)と、 を備えるようにしたことを特徴とするフレキソ製版工程
    における現像液循環装置。
  6. 【請求項6】 上記固液分離機と上記現像槽との間に、
    上記固液分離機より排出された液分を5.5〜8.5p
    HとなるようにpH調整した後、上記現像槽に上記pH
    調整された液体を供給するpH調整槽(19)をさらに
    備えるようにした請求項5に記載のフレキソ製版工程に
    おける現像液循環装置。
  7. 【請求項7】 上記凝集槽は、凝集剤により上記樹脂成
    分の凝集を行うとき上記樹脂成分を上部液面側に浮遊さ
    せ、浮遊した上記樹脂成分を上記固液分離機に排出する
    静置槽(10)を有するようにした請求項5又は6に記
    載のフレキソ製版工程における現像液循環装置。
  8. 【請求項8】 上記固液分離機は回転円筒型濾材を有す
    る連続式真空濾過装置であって、濾材中心を通る垂線
    (V)から上記凝集槽側への上記凝集槽から上記濾材へ
    の液供給角度θ1は、θ1=0〜90°とした請求項5〜
    7のいずれかに記載のフレキソ製版工程における現像液
    循環装置。
  9. 【請求項9】 上記真空濾過装置は、上記濾材に付着し
    たケーキを掻き取るスクレーパー(13)と、該スクレ
    ーパーの下部に配置され濾材に付着したケーキが濾材よ
    り剥離するように案内するケーキシュート(14)とを
    有し、上記ケーキシュートの先端は濾材円周方向に沿う
    角度を有し、θ2を濾材中心を通る垂線(V)からスク
    レーパーのエッジまでの角度とすると、θ2=45〜1
    35°とし、θ3を垂線(V)からケーキシュートの先
    端までの角度とすると、θ3=θ2+3〜45°とし、θ
    4をスクレーパーのエッジ先端部における濾材表面の接
    線からスクレーパー掻き取り面までの角度とすると、θ
    4は0〜45°とし、さらに、Lをケーキシュートと濾
    材表面との間隔とすると、L=0〜3mmとするように
    した請求項8に記載のフレキソ製版工程における現像液
    循環装置。
  10. 【請求項10】 上記凝集槽(7,46)において、上
    記現像槽より排出された未露光部分の樹脂組成物を含む
    現像液を5.5〜8.5pHとなるようにpH調整する
    ようにした請求項5に記載のフレキソ製版工程における
    現像液循環装置。
  11. 【請求項11】 上記凝集槽(46)は、下部に、現像
    槽からの現像液が周方向沿いに回転水流を発生させるよ
    うに供給され、かつ下端より排出される円錐部(46
    a)を有するホッパーより構成されるようにした請求項
    5〜10のいずれかに記載の現像液循環装置。
  12. 【請求項12】 上記固液分離機は袋フィルターより構
    成されるようにした請求項9〜11のいずれかに記載の
    フレキソ製版工程における現像液循環装置。
  13. 【請求項13】 比重が1より小さく水分散型の樹脂成
    分を含む感光性樹脂組成物から成るフレキソ版材の現像
    を行う現像工程と、 上記現像工程より排出された未露光部分の樹脂組成物を
    含む現像液を固形分と液分とに分離して固形分と液分と
    を別々に排出して、液分のみを次工程に供給する固液分
    離工程と、 上記固液分離工程より排出された液を5.5〜8.5p
    HとなるようにpH調整した後、上記pH調整された液
    体を再度現像工程に供給するpH調整工程と、 を備えるようにしたことを特徴とするフレキソ製版工程
    における現像液循環方法。
  14. 【請求項14】 比重が1より小さく水分散型の樹脂成
    分を含む感光性樹脂組成物から成るフレキソ版材を現像
    する現像槽(4)と、 上記現像槽より排出された未露光部分の樹脂組成物を含
    む現像液を固形分と液分とに分離して固形分と液分とを
    別々に排出して、液分のみを次の槽に供給する固液分離
    機(12)と、 上記固液分離機より排出された凝集液を5.5〜8.5
    pHとなるようにpH調整した後、上記pH調整された
    液体を再度現像工程に供給するpH調整槽(19)と、 を備えるようにしたことを特徴とするフレキソ製版工程
    における現像液循環装置。
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