JPH06197292A - 頭部装着型ディスプレイ装置 - Google Patents

頭部装着型ディスプレイ装置

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JPH06197292A
JPH06197292A JP34608992A JP34608992A JPH06197292A JP H06197292 A JPH06197292 A JP H06197292A JP 34608992 A JP34608992 A JP 34608992A JP 34608992 A JP34608992 A JP 34608992A JP H06197292 A JPH06197292 A JP H06197292A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal shutter
light
electronic image
head
Prior art date
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Application number
JP34608992A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Tochigi
栃木明義
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶シャッタの透過・遮光により外界像と電
子像を切り換えて観察可能にする頭部装着型ディスプレ
イ装置において、電子像観察時に電子像の周辺部分が透
けて見える問題をなくす。 【構成】 二次元表示素子11からの表示光をハーフミ
ラー12をまず透過させ、次いで凹面鏡13でこの透過
光を反射させ、今度はその反射光をハーフミラー12で
反射させて拡大して目に導く。電子像観察時に外界から
の光がハーフミラー12を透過して目に入るのを防止す
るために、TN液晶あるいはSTN液晶を用いたネガタ
イプの液晶シャッタ10をハーフミラー12の前方に配
置し、電子像観察時には、これを遮光状態にし、外界像
を観察するときには、このシャッタ10を透過状態に切
り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、観察者の頭部に保持す
るシースルー型の頭部装着型ディスプレイ装置に関し、
特に、大きな画角で電子像及び外界が観測可能な頭部装
着型ディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シースルー型の頭部装着型ディス
プレイ装置として、ハーフミラーを介して電子像と外界
像を視軸に導き、両者を選択的に又は合成して表示する
ものが知られている。このようなシースルー型の頭部装
着型ディスプレイ装置において、電子像と外界像の切り
換え手段として液晶シャッタを用いる方法が考えられて
いる(特開平3−189677号)。この場合、液晶シ
ャッタは、外界を観察するときは透過状態にし、電子像
を観察するときは遮光状態にする。
【0003】ところで、液晶シャッタには、電圧印加時
に遮光状態になるポジタイプと電圧印加時に透過状態に
なるネガタイプがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的に用い
られているツイストネマティック(TN)液晶あるいは
スーパーツイストネマティック(STN)液晶を用いる
液晶シャッタは、視角依存性がある。つまり、ある特定
の方向から見た場合には、高いコントラストを持つが
(これを視角方向と呼ぶが、その方向を液晶面に投影し
た方向も視角方向と呼ぶ。)、その他の方向から見た場
合には、相対的にコントラストが低くなる。
【0005】例えば、図11(a)に示すように、視角
方向が6時方向である6時視角のポジタイプの液晶シャ
ッタ(「ポジタイプ」とは、電圧印加時に遮光状態にな
るものを言う。)の電圧印加時、すなわち、遮光時の上
下方向(12時6時方向)の視角θ0 と遮光率の関係
は、同図(b)に示すような特性を示す。また、そのと
きの左右方向(3時9時方向)の視角θ1 と遮光率の関
係は、図12に示すようになる。図11(b)、図12
(b)から明らかなように、遮光状態が良好な領域は、
左右方向ははぼ対称であるが、上下方向では非対称とな
る。
【0006】したがって、ポジタイプの液晶シャッタを
用いたシースルー機能付きの頭部装着型ディスプレイ装
置では、電子像観察時に、その電子像の中心に近い領域
(画角が小さい範囲)では、液晶シャッタに対する視角
θ0 、θ1 が小さく遮光率が高いため、外界像はほとん
ど透けて見えなくなっているが、電子像の周辺部分(画
角が大きい範囲)に近づくにつれて視角θ0 、θ1 が大
きくなり、遮光率が充分に得られないため、外界像が透
けて見えてしまい、電子像が見難くなる。
【0007】また、ワイドビジョン等のように電子像の
画角をさらに大きくした場合には、周辺部ではなおさら
充分な遮光率が得られず、外界像が透けて見えてしま
う。
【0008】仮に、電子像の画角を小さくし、その電子
像がポジタイプの液晶シャッタの遮光率が十分得られる
視角範囲内に収まるようにできたとしても、頭部装着型
ディスプレイ装置本体への液晶シャッタの取り付け位置
や角度に制約が生じるため、頭部装着型ディスプレイ装
置を小型化する際にこれが問題となる。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、液晶シャッタを透過状態に
して外界を観察可能にし、これを遮光状態にして電子像
を観察可能にする頭部装着型ディスプレイ装置におい
て、電子像観察時に電子像の周辺部分が透けて見えると
いう問題をなくすことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の頭部装着型ディスプレイ装置は、映像を表示する映
像表示素子と、前記映像表示素子に表示された映像を観
察者の眼球に投影する投影光学系と、前記観察者の眼球
に導かれる外界像を透過・遮断する液晶シャッタとを有
する頭部装着型ディスプレイ装置において、前記液晶シ
ャッタが、1枚又は重畳した複数枚のネガタイプの液晶
シャッタからなることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明においては、外界像を透過・遮断する液
晶シャッタとして、1枚又は重畳した複数枚のネガタイ
プの液晶シャッタからなるものを用いているので、視角
に関係なく遮光率がほぼ一様であり、電子像の周辺部分
に近づくにつれて外界像が透けて見えるというようなこ
とはなくなる。
【0012】また、液晶シャッタを顔面に対して垂直に
取り付けられるので、目に近づけることができ、頭部装
着型ディスプレイ装置本体の小型化につながる。
【0013】また、ネガタイプの液晶シャッタは電圧印
加時に透過状態となり、電圧を加えないときは遮光状態
となるので、電子像観察時に液晶シャッタの電力消費が
ない。
【0014】さらに、頭部装着型ディスプレイ装置を使
用している間に液晶シャッタが劣化して動作しなくなっ
ても、常に遮光状態のままになっているので、外界像を
見ることはできなくなるが、電子像観察には全く影響が
ない。
【0015】
【実施例】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置におい
ては、遮光時の視角依存性がほとんどないネガタイプの
液晶シャッタを用いる。ネガタイプの液晶シャッタを用
いたシースルー型の頭部装着型ディスプレイ装置では、
電子像観察時にその電子像の中心に近い領域から電子像
の周辺部分まで、視角θ0 、θ1 が変化しても遮光率は
ほとんど一様なので、電子像の周辺部分に近づくにつれ
て外界像が透けて見えるという問題はなくなる。
【0016】なお、ネガタイプの液晶シャッタ1枚のみ
では十分な遮光率が得られない場合には、複数枚重ねて
用いるとよい。また、ネガタイプの液晶シャッタを用い
ると、電子像観察時に電力消費がない。さらに、液晶シ
ャッタが劣化しても、電子像観察には影響がなく、ま
た、液晶シャッタの取り付けの制約がないという特長も
併せ持つ。
【0017】まず、ネガタイプの液晶シャッタの構成に
ついて説明する。ここでは、TN液晶のネガタイプの液
晶シャッタの場合の構成例を示す。図3、図4に示すよ
うに、ガラス基板Gの上に透明電極膜を形成し、その上
に配向膜を塗布し、一方向にラビングする。図3、図4
のように、ガラス基板G上の配向膜のラビング方向が直
交するように向かい合わせに配置された2枚のガラス基
板G、Gの間に液晶LCを挟み込む。さらに、その外側
に吸収軸が相互に平行になるように両側から偏光板P、
Pを貼り付ける。このとき、偏光板P、Pの吸収軸の方
向は、配向膜のラビング方向の一方に一致するようにす
る。図3は、下側のガラス基板Gの配向膜のラビング方
向に一致させた場合(液晶シャッタA)、図4は、上側
のガラス基板Gの配向膜のラビング方向に一致させた場
合(液晶シャッタB)である。
【0018】このようなネガタイプの液晶シャッタに電
圧を加えていないときは、液晶分子LCは図のように9
0°捩じれたままなので、一方の偏光板Pを透過して直
線偏光となった光は、液晶LC透過中に偏光方向が90
°捩じれ、もう一方の偏光板Pを透過することはできな
い。したがって、遮光状態となる。これに電圧を加えた
ときは、液晶分子LCがガラス基板Gに垂直な方向に立
ち上がるため、一方の偏光板Pを透過して直線偏光とな
った光はそのまま偏光方向が変化されることなく液晶L
Cを透過するため、もう一方の偏光板Pを透過できる。
したがって、透過状態になる。
【0019】次に、このようなネガタイプの液晶シャッ
タを用いた実施例1について説明する。本発明によるシ
ースルー機能を持った頭部装着型ディスプレイ装置は、
代表的には図1に示したような構成になっている。すな
わち、図1(a)の場合は、視野外に配置した二次元表
示素子11の電子像からの表示光を目の前方に斜めに配
置したハーフミラー12をまず透過させ、ハーフミラー
12を挟んで二次元表示素子11に対向して配置された
凹面鏡13でこの透過光を反射させ、次いで、今度はそ
の反射光をハーフミラー12で反射させて、拡大して目
に導くもので、電子像観察時に外界からの光がハーフミ
ラー12を透過して目に入るのを防止するために、TN
液晶あるいはSTN液晶を用いたネガタイプの液晶シャ
ッタ10をハーフミラー12の前方に配置し、電子像観
察時には、これを遮光状態にし、外界像を観察するとき
には、このシャッタ10を透過状態に切り換える。ま
た、図1(b)の場合は、視野外に配置した二次元表示
素子11の電子像からの表示光をレンズ14、15を経
て目の前方に配置した凹面ハーフミラー16へ入射さ
せ、電子像をこの凹面ハーフミラー16で反射拡大して
目に導くもので、同様に電子像観察時に外界からの光が
凹面ハーフミラー16を透過して目に入るのを防止する
ために、上記のような液晶シャッタ10を凹面ハーフミ
ラー16の前方に配置し、電子像観察時には、これを遮
光状態にし、外界像を観察するときには、このシャッタ
10を透過状態に切り換える。
【0020】このようなネガタイプの液晶シャッタ10
は、遮光時には、図2に示すように、視角θ1 、θ2
関係なく遮光率はほぼ一様なので、電子像の周辺部分に
近づくにつれて外界像が透けて見えるというようなこと
はなくなる。
【0021】また、液晶シャッタ10の取り付けに関し
ても、顔面に対して自由に取り付けられる。したがっ
て、例えば図1のように、液晶シャッタ10を顔面に対
して垂直に取り付けられるので、目に近づけることがで
き、頭部装着型ディスプレイ装置本体の小型化につなが
る。
【0022】さらに、左右の目合わせて、連続した1つ
の液晶シャッタ10で構成しようとするとき、液晶シャ
ッタ10を顔面に対して垂直に取り付けることができる
ので、これは頭部装着型ディスプレイ装置本体の小型化
にとって大きなメリットとなる。
【0023】また、ネガタイプの液晶シャッタは電圧印
加時に透過状態となり、電圧を加えないときは遮光状態
となる。したがって、電子像観察時に液晶シャッタ10
の電力消費がない。
【0024】さらに、頭部装着型ディスプレイ装置を使
用している間に液晶シャッタ10が劣化して動作しなく
なっても、常に遮光状態のままになっているので、外界
像を見ることはできなくなるが、電子像観察には全く影
響がない。
【0025】次に、実施例2について説明する。実施例
1のようなネガタイプの液晶シャッタ1枚のみでは十分
な遮光率が得られない場合には、複数枚のネガタイプの
液晶シャッタを重ねて用いるとよい。このとき、その重
ね方は次のようにする。いま、図3と図4に分解斜視図
を示すように、同じ6時の視角方向を持つが、貼り付け
てある偏光板Pの透過軸方向が相互に90°異なってい
るTN型の液晶シャッタAと液晶シャッタBを用意す
る。これらの視角特性(視角と透過率の関係)は、遮光
時は図2に示すようにほぼ一定であるが、透過時は上下
方向(12時6時方向)は非対称で、左右方向(3時9
時方向)はほぼ対称になっている。
【0026】これらを、図5(a)〜(d)に示すよ
うに、液晶シャッタAあるいは液晶シャッタBをそれぞ
れ2枚用いて、視角特性が非対称な上下方向を相互に逆
にして2枚重ねる、あるいは図6(a)〜(b)に示
すように、液晶シャッタAと液晶シャッタBを1枚ずつ
用いて、視角特性が非対称な上下方向を回転軸として1
枚を裏返して2枚重ねる。
【0027】ここで、これらは、図7に示すように、液
晶シャッタ1(液晶シャッタAあるいは液晶シャッタ
B)と液晶シャッタ2(液晶シャッタAあるいは液晶シ
ャッタB)を2枚重ねたときに、隣接する中央の2枚の
偏光板P、Pの透過軸は同じ方向となっている。
【0028】このような構成にすると、遮光時に、ネガ
タイプの液晶シャッタ1枚のみで用いる場合よりも遮光
率が高くなり、また、透過時の上下方向の透過率は、液
晶シャッタ1枚では非対称的であるが、2枚構成である
と、ほぼ対称的にすることができる。
【0029】次に、このようなネガタイプの液晶シャッ
タを2枚重ねた液晶シャッタ20を用いた図1と同様な
シースルー機能を持った頭部装着型ディスプレイ装置を
図8に示す。構成及び動作は図1の場合と同様である
が、液晶シャッタのみが異なる。
【0030】この2枚重ね構成の場合も、遮光時におい
ては、視角に関係なく遮光率はほぼ一様なので、電子像
の周辺部分に近づくにつれて外界像が透けて見えるとい
うようなことはなくなり、また、図1の液晶シャッタ1
枚のときより遮光時の遮光率が高くなるため、外界像が
より透けて見え難くなる。
【0031】また、液晶シャッタ20の取り付けに関し
ても、顔面に対して自由に取り付けられる。したがっ
て、例えば図8のように、液晶シャッタ20を顔面に対
して垂直に取り付けられるので、目に近づけることがで
き、頭部装着型ディスプレイ装置本体の小型化につなが
る。
【0032】さらに、左右の目合わせて、連続した1つ
の液晶シャッタ20で構成しようとするとき、液晶シャ
ッタ20を顔面に対して垂直に取り付けることができる
ので、これは頭部装着型ディスプレイ装置本体の小型化
にとって大きなメリットとなる。
【0033】また、ネガタイプの液晶シャッタは電圧印
加時に透過状態となり、電圧を加えないときは遮光状態
となる。したがって、電子像観察時に液晶シャッタ20
の電力消費がない。
【0034】さらに、頭部装着型ディスプレイ装置を使
用している間に液晶シャッタ20が劣化して動作しなく
なっても、常に遮光状態のままになっているので、外界
像を見ることはできなくなるが、電子像観察には全く影
響がない。
【0035】さらに、液晶シャッタ単体にピンホールが
存在していたとしても、重ねたときに2枚共にピンホー
ルが同じ位置にある確率は低いので、ピンホールの存在
も問題とならなくなる。
【0036】ここでは、液晶シャッタを2枚重ねた場合
を示したが、3枚以上重ねてもよい。そのときには、さ
らに高遮光率が得られる。
【0037】また、液晶シャッタ20の厚さは液晶シャ
ッタの枚数分厚くなるが、面サイズは変わらないため、
頭部装着型ディスプレイ本体の小型化に反する要素とは
なり得ない。
【0038】次に、上記実施例2の変形例である実施例
3について説明する。この実施例も、シースルー機能を
持った頭部装着型ディスプレイ装置において、電子像と
外界像の切り換えにTN液晶あるいはSTN液晶を用い
たネガタイプの液晶シャッタを用いる。ここでは、図9
に示すように、2枚のネガタイプの液晶シャッタ1(液
晶シャッタAあるいは液晶シャッタB)と液晶シャッタ
2(液晶シャッタAあるいは液晶シャッタB)を、隣接
する中央の2枚の偏光板P、Pの透過軸が同じ方向とな
るようにして、2枚重ねで用いる場合について説明す
る。また、この実施例においては、ハーフミラーの代わ
りに偏光ビームスプリッタPBSを用いており、偏光ビ
ームスプリッタPBSに隣接する液晶シャッタ2の偏光
ビームスプリッタPBS側の偏光板Pの透過軸が、必ず
この偏光板Pを透過した光が偏光ビームスプリッタPB
Sに対してP偏光になるように、2枚の液晶シャッタ
1、2を取り付ける。このようにすると、2枚のネガタ
イプの液晶シャッタ1、2を用いた構成において、外界
から目に届く光を最も多くすることができ、明るい外界
像の観察ができる。なお、偏光ビームスプリッタPBS
に隣接する液晶シャッタ2の偏光ビームスプリッタPB
S側の偏光板Pは取り外してもよい。
【0039】また、電子像を表示する液晶表示部21か
らの光も偏光ビームスプリッタPBSに対してP偏光に
なるように配置されており、液晶表示部21からの電子
像の光は一旦偏光ビームスプリッタPBSを直通して、
4分の1波長板λ/4を通過し、その背後に配置された
投影光学系の凹面鏡23により反射され、再び4分の1
波長板λ/4を逆に通過して今度はS偏光に変換されて
偏光ビームスプリッタPBSに入射し、偏光ビームスプ
リッタPBSで目の方向に全ての光が反射され、液晶表
示部21からの明るい電子像の観察ができる。
【0040】この実施例においても、実施例2と同様、
外界を観察するときには、液晶シャッタ1、2は透過状
態にし、電子像を観察するときには遮光状態する。そし
て、液晶シャッタを2枚重ねで用いているので、遮光時
においては、視角に関係なく遮光率がほぼ一様であり、
電子像の周辺部分に近づくにつれて外界像が透けて見え
るというようなことはなくなり、また、液晶シャッタ1
枚のときより遮光時の遮光率が高くなるため、外界像が
より透けて見え難くなる。
【0041】また、液晶シャッタの取り付けに関して
も、顔面に対して自由に取り付けられる。したがって、
例えば図9のように、液晶シャッタ1、2を顔面に対し
て垂直に取り付けられるので、目に近づけることがで
き、頭部装着型ディスプレイ装置本体の小型化につなが
る。
【0042】さらに、左右の目合わせて、連続した1つ
の液晶シャッタで構成しようとするとき、液晶シャッタ
を顔面に対して垂直に取り付けることができるので、こ
れは頭部装着型ディスプレイ装置本体の小型化にとって
大きなメリットとなる。
【0043】また、ネガタイプの液晶シャッタは電圧印
加時に透過状態となり、電圧を加えないときは遮光状態
となる。したがって、電子像観察時に液晶シャッタ1、
2の電力消費がない。
【0044】さらに、頭部装着型ディスプレイ装置を使
用している間に液晶シャッタ1、2が劣化して動作しな
くなっても、常に遮光状態のままになっているので、外
界像を見ることはできなくなるが、電子像観察には全く
影響がない。
【0045】さらに、液晶シャッタ1、2にピンホール
が存在していたとしても、重ねたときに2枚共にピンホ
ールが同じ位置にある確率は低いので、ピンホールの存
在も問題とならなくなる。
【0046】ここでは、液晶シャッタを2枚重ねた場合
を示したが、3枚以上重ねてもよい。そのときには、さ
らに高遮光率が得られる。
【0047】また、液晶シャッタの厚さは液晶シャッタ
の枚数分厚くなるが、面サイズは変わらないため、頭部
装着型ディスプレイ本体の小型化に反する要素とはなり
得ない。
【0048】次に、実施例3の変形例の実施例4につい
て、図10を参照にして説明する。この実施例において
も、2枚のネガタイプの液晶シャッタ1(液晶シャッタ
Aあるいは液晶シャッタB)と液晶シャッタ2(液晶シ
ャッタAあるいは液晶シャッタB)を、隣接する中央の
2枚の偏光板P、Pの透過軸が同じ方向となるようにし
て、2枚重ねで用いる。また、ハーフミラーの代わりに
偏光ビームスプリッタPBSを用いている。また、液晶
シャッタ2と偏光ビームスプリッタPBSの間に2分の
1波長板λ/2を配置してある。そして、偏光ビームス
プリッタPBSに隣接する液晶シャッタ2の偏光ビーム
スプリッタPBS側の偏光板Pの透過軸の偏光ビームス
プリッタPBSの入射面に対する角度を2θとすると
き、2分の1波長板λ/2の結晶の光軸方向をこの入射
面に対して角度θとなるように配置してある。このよう
に配置すると、液晶シャッタ1、2と2分の1波長板λ
/2を通過した外界光はP偏光になり、図9の実施例と
同様、外界から目に届く光を最も多くすることができ、
明るい外界像の観察ができる。液晶表示部21からの電
子像については、実施例3と同様であり、明るい電子像
の観察ができる。なお、2分の1波長板λ/2に隣接す
る偏光板Pの透過軸の方向は任意の方向に取り付けるこ
とができ、後から2分の1波長板λ/2の結晶の光軸方
向を上記のように調節すればよい。この実施例において
も、2分の1波長板λ/2に隣接する偏光板Pは取り外
してもよい。その他の特徴は、実施例3と同様であり、
また、2枚重ねの液晶シャッタの代わりに3枚以上重ね
たものを用いてもよい。
【0049】以上の各実施例は、ネガ型の液晶シャッタ
の液晶としてTN型液晶を使用するものとしたが、ST
N型液晶を用いてもよいことはもちろんである。
【0050】以上、本発明の頭部装着型ディスプレイ装
置をいくつかの実施例に基づいて説明してきたが、本発
明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能であ
る。例えば、2枚重ねの液晶シャッタ1、2の隣接する
中央の2枚の偏光板P、Pを1枚の偏光板Pで置き換え
てもよい。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の頭部装着型ディスプレイ装置によると、外界像を透過
・遮断する液晶シャッタとして、1枚又は重畳した複数
枚のネガタイプの液晶シャッタからなるものを用いてい
るので、視角に関係なく遮光率がほぼ一様であり、電子
像の周辺部分に近づくにつれて外界像が透けて見えると
いうようなことはなくなる。
【0052】また、液晶シャッタを顔面に対して垂直に
取り付けられるので、目に近づけることができ、頭部装
着型ディスプレイ装置本体の小型化につながる。
【0053】また、ネガタイプの液晶シャッタは電圧印
加時に透過状態となり、電圧を加えないときは遮光状態
となるので、電子像観察時に液晶シャッタの電力消費が
ない。
【0054】さらに、頭部装着型ディスプレイ装置を使
用している間に液晶シャッタが劣化して動作しなくなっ
ても、常に遮光状態のままになっているので、外界像を
見ることはできなくなるが、電子像観察には全く影響が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による頭部装着型ディスプレイ装置の実
施例1の構成を示す図である。
【図2】ネガタイプの液晶シャッタの遮光時の視角と遮
光率との関係の特性を示す図である。
【図3】ネガタイプの液晶シャッタの分解斜視図であ
る。
【図4】別のネガタイプの液晶シャッタの分解斜視図で
ある。
【図5A】2枚のネガタイプ液晶シャッタの第1の重ね
合わせ状態を示す図である。
【図5B】2枚のネガタイプ液晶シャッタの第1の重ね
合わせ状態を示す図である。
【図6】2枚のネガタイプ液晶シャッタの第2の重ね合
わせ状態を示す図である。
【図7】重ね合わせ状態のネガタイプ液晶シャッタの偏
光板の向きを示す図である。
【図8】実施例2の頭部装着型ディスプレイ装置の構成
を示す図である。
【図9】実施例3の頭部装着型ディスプレイ装置の構成
を示す図である。
【図10】実施例4の頭部装着型ディスプレイ装置の構
成を示す図である。
【図11】ポジタイプの液晶シャッタの遮光時に上下方
向で遮光状態が非対称になることを示す図である。
【図12】図11の状態で左右方向で遮光状態が対称に
なることを示す図である。
【符号の説明】
1、2…液晶シャッタ 10…液晶シャッタ 11…二次元表示素子 12…ハーフミラー 13…凹面鏡 14、15…レンズ 16…凹面ハーフミラー 20…2枚重ね液晶シャッタ 21…液晶表示部 23…凹面鏡 A…ネガタイプ液晶シャッタ B…ネガタイプ液晶シャッタ G…ガラス基板 LC…液晶(液晶分子) P…偏光板 PBS…偏光ビームスプリッタ λ/4…4分の1波長板 λ/2…2分の1波長板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、観察者の頭部に保持す
るシースルー機能を持つ頭部装着型ディスプレイ装置に
関し、特に、大きな画角で電子像及び外界が観測可能な
頭部装着型ディスプレイ装置に関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、シースルー機能を持つ頭部装着型
ディスプレイ装置として、ハーフミラーを介して電子像
と外界像を視軸に導き、両者を選択的に又は合成して表
示するものが知られている。このようなシースルー型の
頭部装着型ディスプレイ装置において、電子像と外界像
の切り換え手段として液晶シャッタを用いる方法が考え
られている(特開平3−226198号)。この場合、
液晶シャッタは、外界を観察するときは透過状態にし、
電子像を観察するときは遮光状態にする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】例えば、図11(a)に示すように、視角
方向が6時方向である6時視角のポジタイプの液晶シャ
ッタ(「ポジタイプ」とは、電圧印加時に遮光状態にな
るものを言う。)の電圧印加時、すなわち、遮光時の上
下方向(12時6時方向)の視角θ0 と遮光率の関係
は、同図(b)に示すような特性を示す。また、そのと
きの左右方向(3時9時方向)の視角θ1 と遮光率の関
係は、図12に示すようになる。図11(b)、図12
(b)から明らかなように、遮光状態が良好な領域は、
左右方向はほぼ対称であるが、上下方向では非対称とな
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【作用】本発明においては、外界像を透過・遮断する液
晶シャッタとして、1枚又は重畳した複数枚のネガタイ
プの液晶シャッタからなるものを用いているので、視角
依存性が小さく、電子像の周辺部分に近づくにつれて外
界像が透けて見えるというようなことはなくなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【実施例】本発明の頭部装着型ディスプレイ装置におい
ては、遮光時の視角依存性が小さいネガタイプの液晶シ
ャッタを用いる。ネガタイプの液晶シャッタを用いたシ
ースルー型の頭部装着型ディスプレイ装置では、電子像
観察時にその電子像の中心に近い領域から電子像の周辺
部分まで、視角θ0 、θ1 が変化しても遮光率の変化は
小さいので、電子像の周辺部分に近づくにつれて外界像
が透けて見えるという問題はなくなる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】まず、ネガタイプの液晶シャッタの構成に
ついて説明する。ここでは、TN液晶のネガタイプの液
晶シャッタの場合の構成例を示す。図3、図4に示すよ
うに、ガラス基板Gの上に透明電極膜を形成し、その上
に配向膜を塗布し、一方向にラビングする。図3、図4
のように、ガラス基板G上の配向膜のラビング方向が直
交するように向かい合わせに配置された2枚のガラス基
板G、Gの間に液晶LCを挟み込む。さらに、その外側
に透過軸が相互に平行になるように両側から偏光板P、
Pを貼り付ける。このとき、偏光板P、Pの透過軸の方
向は、配向膜のラビング方向の一方に一致するようにす
る。図3は、下側のガラス基板Gの配向膜のラビング方
向に一致させた場合(液晶シャッタA)、図4は、上側
のガラス基板Gの配向膜のラビング方向に一致させた場
合(液晶シャッタB)である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】このようなネガタイプの液晶シャッタ10
は、遮光時には、図2に示すように、視角θ1 、θ2
視角依存性は小さいので、電子像の周辺部分に近づくに
つれて外界像が透けて見えるというようなことはなくな
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次に、実施例2について説明する。実施例
1のようなネガタイプの液晶シャッタ1枚のみでは十分
な遮光率が得られない場合には、複数枚のネガタイプの
液晶シャッタを重ねて用いるとよい。このとき、その重
ね方は次のようにする。いま、図3と図4に分解斜視図
を示すように、同じ6時の視角方向を持つが、貼り付け
てある偏光板Pの透過軸方向が相互に90°異なってい
るTN型の液晶シャッタAと液晶シャッタBを用意す
る。これらの視角特性(視角と透過率の関係)は、遮光
時は図2に示すようにほぼ対称であるが、透過時は上下
方向(12時6時方向)は非対称で、左右方向(3時9
時方向)はほぼ対称になっている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】この2枚重ね構成の場合も、遮光時におい
ては、視角依存性は小さいので、電子像の周辺部分に近
づくにつれて外界像が透けて見えるというようなことは
なくなり、また、図1の液晶シャッタ1枚のときより遮
光時の遮光率が高くなるため、外界像がより透けて見え
難くなる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】この実施例においても、実施例2と同様、
外界を観察するときには、液晶シャッタ1、2は透過状
態にし、電子像を観察するときには遮光状態する。そし
て、液晶シャッタを2枚重ねで用いているので、遮光時
においては、視角依存性は小さいので、電子像の周辺部
分に近づくにつれて外界像が透けて見えるというような
ことはなくなり、また、液晶シャッタ1枚のときより遮
光時の遮光率が高くなるため、外界像がより透けて見え
難くなる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による頭部装着型ディスプレイ装置の実
施例1の構成を示す図である。
【図2】ネガタイプの液晶シャッタの遮光時の視角と透
過率との関係の特性を示す図である。
【図3】ネガタイプの液晶シャッタの分解斜視図であ
る。
【図4】別のネガタイプの液晶シャッタの分解斜視図で
ある。
【図5A】2枚のネガタイプ液晶シャッタの第1の重ね
合わせ状態を示す図である。
【図5B】2枚のネガタイプ液晶シャッタの第1の重ね
合わせ状態を示す図である。
【図6】2枚のネガタイプ液晶シャッタの第2の重ね合
わせ状態を示す図である。
【図7】重ね合わせ状態のネガタイプ液晶シャッタの偏
光板の透過軸の向きを示す図である。
【図8】実施例2の頭部装着型ディスプレイ装置の構成
を示す図である。
【図9】実施例3の頭部装着型ディスプレイ装置の構成
を示す図である。
【図10】実施例4の頭部装着型ディスプレイ装置の構
成を示す図である。
【図11】ポジタイプの液晶シャッタの遮光時に上下方
向で遮光状態が非対称になることを示す図である。
【図12】図11の状態で左右方向で遮光状態がほぼ対
称になることを示す図である。
【符号の説明】 1、2…液晶シャッタ 10…液晶シャッタ 11…二次元表示素子 12…ハーフミラー 13…凹面鏡 14、15…レンズ 16…凹面ハーフミラー 20…2枚重ね液晶シャッタ 21…液晶表示部 23…凹面鏡 A…ネガタイプ液晶シャッタ B…ネガタイプ液晶シャッタ G…ガラス基板 LC…液晶(液晶分子) P…偏光板 PBS…偏光ビームスプリッタ λ/4…4分の1波長板 λ/2…2分の1波長板
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示する映像表示素子と、前記映
    像表示素子に表示された映像を観察者の眼球に投影する
    投影光学系と、前記観察者の眼球に導かれる外界像を透
    過・遮断する液晶シャッタとを有する頭部装着型ディス
    プレイ装置において、前記液晶シャッタが、1枚又は重
    畳した複数枚のネガタイプの液晶シャッタからなること
    を特徴とする頭部装着型ディスプレイ装置。
JP34608992A 1992-05-26 1992-12-25 頭部装着型ディスプレイ装置 Pending JPH06197292A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34608992A JPH06197292A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 頭部装着型ディスプレイ装置
US08/067,130 US5572343A (en) 1992-05-26 1993-05-26 Visual display having see-through function and stacked liquid crystal shutters of opposite viewing angle directions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34608992A JPH06197292A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 頭部装着型ディスプレイ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06197292A true JPH06197292A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18381067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34608992A Pending JPH06197292A (ja) 1992-05-26 1992-12-25 頭部装着型ディスプレイ装置

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JP (1) JPH06197292A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075409A (ja) * 1993-06-17 1995-01-10 Sharp Corp 画像表示装置
JPH0879655A (ja) * 1994-08-31 1996-03-22 Sony Corp 頭部装着型ディスプレイ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075409A (ja) * 1993-06-17 1995-01-10 Sharp Corp 画像表示装置
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Effective date: 20020320