JPH06197702A - 酵素分解レシチンの粉末化方法 - Google Patents
酵素分解レシチンの粉末化方法Info
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- JPH06197702A JPH06197702A JP49193A JP49193A JPH06197702A JP H06197702 A JPH06197702 A JP H06197702A JP 49193 A JP49193 A JP 49193A JP 49193 A JP49193 A JP 49193A JP H06197702 A JPH06197702 A JP H06197702A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 乳化剤や分散剤等としての作用機能や栄養・
薬理作用等を有する酵素分解レシチンの粉末化方法であ
って、賦形剤の使用量が少なく、調製された粉末のべと
つきが極めて少ない製品を、廉価で得ることができる粉
末化技術を提供すること。 【構成】 澱粉、部分分解澱粉、オリゴ糖、果糖から選
択された1種以上を含む水溶液を、ペースト状の酵素分
解レシチンに添加して加熱しておき、これを多孔質デキ
ストリン、アルファー化馬鈴薯澱粉、アルファー化タピ
オカ澱粉等に混合した後冷却することからなる酵素分解
レシチンの粉末化方法である。
薬理作用等を有する酵素分解レシチンの粉末化方法であ
って、賦形剤の使用量が少なく、調製された粉末のべと
つきが極めて少ない製品を、廉価で得ることができる粉
末化技術を提供すること。 【構成】 澱粉、部分分解澱粉、オリゴ糖、果糖から選
択された1種以上を含む水溶液を、ペースト状の酵素分
解レシチンに添加して加熱しておき、これを多孔質デキ
ストリン、アルファー化馬鈴薯澱粉、アルファー化タピ
オカ澱粉等に混合した後冷却することからなる酵素分解
レシチンの粉末化方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レシチンの粉末化方法
に関するものであり、特にペースト状の酵素分解レシチ
ンを安価に粉末化する方法に関するものである。
に関するものであり、特にペースト状の酵素分解レシチ
ンを安価に粉末化する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レシチンはリン脂質の組成物であり、乳
化、分散、離型等の作用機能や抗酸化性、栄養・薬理作
用等を有しているものである。そして、酵素分解レシチ
ンの一つである大豆の酵素分解レシチンは油化学 39
(1), 10-15(1990)等に記載されているように、大豆油の
精製工程において発生するガム質やペースト状のレシチ
ンに酵素(フォスフォリパーゼA2)を添加し、リン脂質
を加水分解したもので、加水分解率の異なる様々な製品
が上市されており、これらの製品はほとんどペースト状
である。
化、分散、離型等の作用機能や抗酸化性、栄養・薬理作
用等を有しているものである。そして、酵素分解レシチ
ンの一つである大豆の酵素分解レシチンは油化学 39
(1), 10-15(1990)等に記載されているように、大豆油の
精製工程において発生するガム質やペースト状のレシチ
ンに酵素(フォスフォリパーゼA2)を添加し、リン脂質
を加水分解したもので、加水分解率の異なる様々な製品
が上市されており、これらの製品はほとんどペースト状
である。
【0003】しかしながら、例えばプレミックス等の配
合粉末食品において、ペースト状のレシチンを小麦粉の
ような粉末と混合するには、カッターミキサーのような
適切な混合機が必要であり、また、だまが発生し易い等
の問題点がある。そこで粉体への混合には粉末製品が使
いやすいので、種々の粉末化方法が研究されている。従
来からの酵素分解レシチンの粉末化方法としては、アセ
トン等の溶剤を用いてリン脂質分だけを分離回収して粉
末化する方法、粉状の材料と混合して粉末化する方法、
賦形剤を用いて粉末化する方法等が提案ないし実施され
ている。
合粉末食品において、ペースト状のレシチンを小麦粉の
ような粉末と混合するには、カッターミキサーのような
適切な混合機が必要であり、また、だまが発生し易い等
の問題点がある。そこで粉体への混合には粉末製品が使
いやすいので、種々の粉末化方法が研究されている。従
来からの酵素分解レシチンの粉末化方法としては、アセ
トン等の溶剤を用いてリン脂質分だけを分離回収して粉
末化する方法、粉状の材料と混合して粉末化する方法、
賦形剤を用いて粉末化する方法等が提案ないし実施され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】酵素分解レシチンをア
セトン等の溶剤を用いてリン脂質分だけを分離回収して
粉末化する方法は、その製品の吸湿性が高く、べとつき
やすいといった問題点がある。酵素分解をしていない通
常の脱脂粉末レシチンでは、必要に応じて部分分解澱粉
等の糖類と脱脂粉末レシチンの水溶液(レシチンはコロ
イド状)を噴霧乾燥することによって、吸湿によるべと
つきを防止している。しかしながら、脱脂粉末酵素分解
レシチンは、同様の処理では脱脂粉末レシチンのように
べとつきを防止することができない。さらにこの方法は
溶剤処理等の複数の工程を必要とすることから、比較的
高価なものとなる。
セトン等の溶剤を用いてリン脂質分だけを分離回収して
粉末化する方法は、その製品の吸湿性が高く、べとつき
やすいといった問題点がある。酵素分解をしていない通
常の脱脂粉末レシチンでは、必要に応じて部分分解澱粉
等の糖類と脱脂粉末レシチンの水溶液(レシチンはコロ
イド状)を噴霧乾燥することによって、吸湿によるべと
つきを防止している。しかしながら、脱脂粉末酵素分解
レシチンは、同様の処理では脱脂粉末レシチンのように
べとつきを防止することができない。さらにこの方法は
溶剤処理等の複数の工程を必要とすることから、比較的
高価なものとなる。
【0005】次に、粉状の材料と混合して粉末化する方
法は、澱粉、グルテン、部分分解澱粉等との混合では、
酵素分解レシチンの滲み出しが起こり易く、この滲み出
しを防止するためには酵素分解レシチンに対し5〜10
倍量の賦形剤が必要である。そのため最終的に酵素分解
レシチンを添加する対象物に賦形剤の影響がでてしま
い、酵素分解レシチンとしての使用量が制限されてしま
う。一方、New Food Industry, 34(8),5-8(1992)に記載
されているように、油脂類を糖類や蛋白質の溶液中に乳
化させてから噴霧乾燥することによって、糖類や蛋白質
を外殻物質とし、核物質として油脂が存在するような形
態の粉末状組成物が得られている。固体の油脂は粉末中
でも固体であるから、賦形剤の使用量を低下させること
ができるが、液状の油脂はグリセリン脂肪酸エステルを
配合して固体化することによって、高油分含量の粉末油
脂を得ることができる。ところが本発明者らの研究によ
れば、ペースト状の酵素分解レシチンは、上記の方法で
は固体化できないばかりか逆に流動性が向上する性質を
有するものであることが判った。
法は、澱粉、グルテン、部分分解澱粉等との混合では、
酵素分解レシチンの滲み出しが起こり易く、この滲み出
しを防止するためには酵素分解レシチンに対し5〜10
倍量の賦形剤が必要である。そのため最終的に酵素分解
レシチンを添加する対象物に賦形剤の影響がでてしま
い、酵素分解レシチンとしての使用量が制限されてしま
う。一方、New Food Industry, 34(8),5-8(1992)に記載
されているように、油脂類を糖類や蛋白質の溶液中に乳
化させてから噴霧乾燥することによって、糖類や蛋白質
を外殻物質とし、核物質として油脂が存在するような形
態の粉末状組成物が得られている。固体の油脂は粉末中
でも固体であるから、賦形剤の使用量を低下させること
ができるが、液状の油脂はグリセリン脂肪酸エステルを
配合して固体化することによって、高油分含量の粉末油
脂を得ることができる。ところが本発明者らの研究によ
れば、ペースト状の酵素分解レシチンは、上記の方法で
は固体化できないばかりか逆に流動性が向上する性質を
有するものであることが判った。
【0006】さらに特開昭62-262998号の実施例2に記
載されている粉末化方法があるが、この方法によると長
時間水と接触させて充分に水和した状態の酵素分解レシ
チン溶液に、賦形剤を添加して噴霧乾燥すると、乾燥粉
体はべとつきやすく、流通や使用の過程で粉体としての
取扱が不便なものとなる。また、酵素分解レシチンはエ
マルジョンとして水中に分散させると、比較的短時間の
うちにその主要成分であるモノアシル型のリン脂質がエ
マルジョンから離脱し、水中に可溶化する現象が起こ
る。従って、このままでデキストリン等を外殻物質とし
て噴霧乾燥する場合は、酵素分解レシチンを十分に外殻
内に閉じ込めることが難しく、べとつきやすい粉末とな
る。
載されている粉末化方法があるが、この方法によると長
時間水と接触させて充分に水和した状態の酵素分解レシ
チン溶液に、賦形剤を添加して噴霧乾燥すると、乾燥粉
体はべとつきやすく、流通や使用の過程で粉体としての
取扱が不便なものとなる。また、酵素分解レシチンはエ
マルジョンとして水中に分散させると、比較的短時間の
うちにその主要成分であるモノアシル型のリン脂質がエ
マルジョンから離脱し、水中に可溶化する現象が起こ
る。従って、このままでデキストリン等を外殻物質とし
て噴霧乾燥する場合は、酵素分解レシチンを十分に外殻
内に閉じ込めることが難しく、べとつきやすい粉末とな
る。
【0007】本発明は、酵素分解レシチンの粉末化技術
に関する現状並びにその問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、乳化剤や分散剤等としての作用機能
や栄養・薬理作用等を有する酵素分解レシチンの粉末化
方法であって、賦形剤の使用量が少なく、粉末としての
べとつきが極めて少ない製品を廉価で得ることができる
粉末化技術を提供することである。
に関する現状並びにその問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、乳化剤や分散剤等としての作用機能
や栄養・薬理作用等を有する酵素分解レシチンの粉末化
方法であって、賦形剤の使用量が少なく、粉末としての
べとつきが極めて少ない製品を廉価で得ることができる
粉末化技術を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者ら
は、上記の課題の解決について鋭意研究した。即ち、ペ
ースト状の酵素分解レシチンを粉末化するには、デキス
トリン系の多孔質物質が油脂類の賦形剤として優れてい
ることが知られているが、経時的な滲み出しによるべた
つきが確認されていた。さらに賦形剤としては、一般的
なアルファー化澱粉が澱粉等に比較して賦形性に優れて
いる。また、レシチンのような粘稠な液体の賦形剤とし
てはアルファー化澱粉のうちでは馬鈴薯、タピオカ澱粉
を原料としたものが特に優れていることを見いだした。
これらは、特殊な多孔質澱粉より一般的で低価格であ
り、特にアルファー化馬鈴薯澱粉が賦形性に優れてい
た。一方、ペースト状の酵素分解レシチンは、水を添加
することによりゲル状になり流動性を失うが、糖類の添
加によりゲルがさらに硬くなることを見いだした。
は、上記の課題の解決について鋭意研究した。即ち、ペ
ースト状の酵素分解レシチンを粉末化するには、デキス
トリン系の多孔質物質が油脂類の賦形剤として優れてい
ることが知られているが、経時的な滲み出しによるべた
つきが確認されていた。さらに賦形剤としては、一般的
なアルファー化澱粉が澱粉等に比較して賦形性に優れて
いる。また、レシチンのような粘稠な液体の賦形剤とし
てはアルファー化澱粉のうちでは馬鈴薯、タピオカ澱粉
を原料としたものが特に優れていることを見いだした。
これらは、特殊な多孔質澱粉より一般的で低価格であ
り、特にアルファー化馬鈴薯澱粉が賦形性に優れてい
た。一方、ペースト状の酵素分解レシチンは、水を添加
することによりゲル状になり流動性を失うが、糖類の添
加によりゲルがさらに硬くなることを見いだした。
【0009】本発明は上記の知見に基づくものであり、
その要旨は、 澱粉、部分分解澱粉、オリゴ糖、果糖か
ら選択された1種以上を含む水溶液をペースト状の酵素
分解レシチンに添加して加熱する工程と、該加熱されて
いる酵素分解レシチンを多孔質デキストリンまたはアル
ファー化澱粉に混合した後冷却する工程からなることを
特徴とする酵素分解レシチンの粉末化方法と、澱粉、部
分分解澱粉、オリゴ糖、果糖から選択された1種以上を
含む水溶液をペースト状の酵素分解レシチンに添加して
加熱する工程と、該加熱されている酵素分解レシチンを
アルファー化馬鈴薯澱粉、アルファー化タピオカ澱粉の
単独または両者に混合した後冷却する工程からなること
を特徴とする酵素分解レシチンの粉末化方法である。
その要旨は、 澱粉、部分分解澱粉、オリゴ糖、果糖か
ら選択された1種以上を含む水溶液をペースト状の酵素
分解レシチンに添加して加熱する工程と、該加熱されて
いる酵素分解レシチンを多孔質デキストリンまたはアル
ファー化澱粉に混合した後冷却する工程からなることを
特徴とする酵素分解レシチンの粉末化方法と、澱粉、部
分分解澱粉、オリゴ糖、果糖から選択された1種以上を
含む水溶液をペースト状の酵素分解レシチンに添加して
加熱する工程と、該加熱されている酵素分解レシチンを
アルファー化馬鈴薯澱粉、アルファー化タピオカ澱粉の
単独または両者に混合した後冷却する工程からなること
を特徴とする酵素分解レシチンの粉末化方法である。
【0010】本発明は、糖類を含む水溶液を添加したペ
ースト状の酵素分解レシチンを40〜90℃に加熱して
流動性を持たせておき、これを多孔質デキストリン、ア
ルファー化馬鈴薯澱粉、アルファー化タピオカ澱粉等に
添加混合することにより、べたつきの少ない粉末状酵素
分解レシチンを得る方法である。そして、本発明の処理
対象となる酵素分解レシチンとしては、大豆酵素分解レ
シチン、菜種酵素分解レシチンを挙げることができる。
さらに、本発明における糖類としては、澱粉、部分分解
澱粉、オリゴ糖、果糖から選択された1種以上を用いる
ことが好ましい。
ースト状の酵素分解レシチンを40〜90℃に加熱して
流動性を持たせておき、これを多孔質デキストリン、ア
ルファー化馬鈴薯澱粉、アルファー化タピオカ澱粉等に
添加混合することにより、べたつきの少ない粉末状酵素
分解レシチンを得る方法である。そして、本発明の処理
対象となる酵素分解レシチンとしては、大豆酵素分解レ
シチン、菜種酵素分解レシチンを挙げることができる。
さらに、本発明における糖類としては、澱粉、部分分解
澱粉、オリゴ糖、果糖から選択された1種以上を用いる
ことが好ましい。
【0011】次に、本発明において重要なことは、酵素
分解レシチンに添加する糖類の水溶液の量であるが、こ
の添加量は添加後の酵素分解レシチンと水溶液の合量中
の水が1〜10%になるような割合で添加することが好
ましい。この水が1%以下ではゲル化による硬化の度合
が不十分であり、10%を超えるとリン脂質が水和凝集
するので、ペースト状の酵素分解レシチン中の油が分離
して滲み出す可能性があるからである。
分解レシチンに添加する糖類の水溶液の量であるが、こ
の添加量は添加後の酵素分解レシチンと水溶液の合量中
の水が1〜10%になるような割合で添加することが好
ましい。この水が1%以下ではゲル化による硬化の度合
が不十分であり、10%を超えるとリン脂質が水和凝集
するので、ペースト状の酵素分解レシチン中の油が分離
して滲み出す可能性があるからである。
【0012】そして多孔質デキストリン、アルファー化
馬鈴薯澱粉、アルファー化タピオカ澱粉等の賦形剤の量
は、酵素分解レシチンに対して1.5倍以上が適当であ
る。また、酵素分解レシチンと賦形剤を混合した後に、
必要に応じて二酸化珪素等の無機物を混合することによ
り、より優れた流動性を有する粉末化した酵素分解レシ
チンを得ることができる。
馬鈴薯澱粉、アルファー化タピオカ澱粉等の賦形剤の量
は、酵素分解レシチンに対して1.5倍以上が適当であ
る。また、酵素分解レシチンと賦形剤を混合した後に、
必要に応じて二酸化珪素等の無機物を混合することによ
り、より優れた流動性を有する粉末化した酵素分解レシ
チンを得ることができる。
【0013】
【実施例等】以下実施例等に基づいて本発明をさらに詳
細に説明する。 実施例1 大豆酵素分解レシチン(昭和産業株式会社製 商品名:酵
素処理レシチンLEW−80)50部、マルトトリオー
スシロップ(昭和産業株式会社製 商品名:オリゴMT5
00)5部を混和し、50℃に加温しておく、これを多
孔質モルトデキストリン(ステイリー社製 商品名:マイ
クロポアバッツ)50部に混和し、均一になったらさら
に多孔質モルトデキストリン25部を添加して粉末化し
た。さらに流動性を向上させるために二酸化珪素(富士
ディビソン株式会社製 商品名:サイロページ720)を
2部添加して混合した。この調製後の粉末を35℃で一
ヶ月保存したところレシチンの滲み出しはなく、粉末の
流動性が保たれていた。
細に説明する。 実施例1 大豆酵素分解レシチン(昭和産業株式会社製 商品名:酵
素処理レシチンLEW−80)50部、マルトトリオー
スシロップ(昭和産業株式会社製 商品名:オリゴMT5
00)5部を混和し、50℃に加温しておく、これを多
孔質モルトデキストリン(ステイリー社製 商品名:マイ
クロポアバッツ)50部に混和し、均一になったらさら
に多孔質モルトデキストリン25部を添加して粉末化し
た。さらに流動性を向上させるために二酸化珪素(富士
ディビソン株式会社製 商品名:サイロページ720)を
2部添加して混合した。この調製後の粉末を35℃で一
ヶ月保存したところレシチンの滲み出しはなく、粉末の
流動性が保たれていた。
【0014】比較例1 大豆酵素分解レシチン(昭和産業株式会社製 商品名:酵
素処理レシチンLEW−80)50部を、多孔質モルト
デキストリン(ステイリー社製 商品名:マイクロポアバ
ッツ)50部に混和し、均一になったらさらに多孔質モ
ルトデキストリン25部を添加して粉末化した。さらに
流動性を向上させるために二酸化珪素(富士ディビソン
株式会社製 商品名:サイロページ720)を2部添加し
て混合した。この調製後の粉末を35℃で一ヶ月保存し
たところ流動性はなくなり、レシチンの滲み出が見られ
た。
素処理レシチンLEW−80)50部を、多孔質モルト
デキストリン(ステイリー社製 商品名:マイクロポアバ
ッツ)50部に混和し、均一になったらさらに多孔質モ
ルトデキストリン25部を添加して粉末化した。さらに
流動性を向上させるために二酸化珪素(富士ディビソン
株式会社製 商品名:サイロページ720)を2部添加し
て混合した。この調製後の粉末を35℃で一ヶ月保存し
たところ流動性はなくなり、レシチンの滲み出が見られ
た。
【0015】実施例2 粉飴(昭和産業株式会社製 商品名:SPD)3部を予め
水1部に加熱溶解したものと、大豆酵素分解レシチン
(昭和産業株式会社製 商品名:酵素処理レシチンLEW
−80)50部を混和し、50℃に加温しておく、これ
をアルファー化馬鈴薯澱粉(敷島スターチ株式会社製
商品名:マーメイドF−800)50部に混和し、均一に
なったらさらにアルファー化馬鈴薯澱粉50部を添加し
て粉末化した。さらに流動性を向上させるために二酸化
珪素(富士ディビソン株式会社製 商品名:サイロページ
720)を4部添加して混合した。この調製後の粉末を
35℃で一ヶ月保存したところレシチンの滲み出しはな
く、粉末の流動性が保たれていた。
水1部に加熱溶解したものと、大豆酵素分解レシチン
(昭和産業株式会社製 商品名:酵素処理レシチンLEW
−80)50部を混和し、50℃に加温しておく、これ
をアルファー化馬鈴薯澱粉(敷島スターチ株式会社製
商品名:マーメイドF−800)50部に混和し、均一に
なったらさらにアルファー化馬鈴薯澱粉50部を添加し
て粉末化した。さらに流動性を向上させるために二酸化
珪素(富士ディビソン株式会社製 商品名:サイロページ
720)を4部添加して混合した。この調製後の粉末を
35℃で一ヶ月保存したところレシチンの滲み出しはな
く、粉末の流動性が保たれていた。
【0016】比較例2 大豆酵素分解レシチン(昭和産業株式会社製 商品名:酵
素処理レシチンLEW−80)50部を、アルファー化
馬鈴薯澱粉(敷島スターチ株式会社製 商品名:マーメイ
ドF−800)50部に混和し、均一になったらさらに
アルファー化馬鈴薯澱粉50部を添加して粉末化した。
さらに流動性を向上させるために二酸化珪素(富士ディ
ビソン株式会社製 商品名:サイロページ720)を4部
添加して混合した。この調製後の粉末を35℃で一ヶ月
保存したところ流動性はなくなり、レシチンの滲み出が
見られた。
素処理レシチンLEW−80)50部を、アルファー化
馬鈴薯澱粉(敷島スターチ株式会社製 商品名:マーメイ
ドF−800)50部に混和し、均一になったらさらに
アルファー化馬鈴薯澱粉50部を添加して粉末化した。
さらに流動性を向上させるために二酸化珪素(富士ディ
ビソン株式会社製 商品名:サイロページ720)を4部
添加して混合した。この調製後の粉末を35℃で一ヶ月
保存したところ流動性はなくなり、レシチンの滲み出が
見られた。
【0017】比較例3 大豆酵素分解レシチン(昭和産業株式会社製 商品名:酵
素処理レシチンLEW−80)50部に、マルトトリオ
ースシロップ(昭和産業株式会社製 商品名:オリゴMT
500)5部を混和し、これを多孔質モルトデキストリ
ン(ステイリー社製商品名:マイクロポアバッツ)50部
に混和しようとしたところ、粘度が高く均一にならなか
った。また、強力な混和のために多孔質がかなり破壊さ
れていた。そして、さらに多孔質モルトデキストリン2
00部を添加して、ようやく粉末化することができた。
この調製後の粉末を35℃で一ヶ月保存したところレシ
チンの滲み出しはなく、粉末の流動性が保たれていた。
素処理レシチンLEW−80)50部に、マルトトリオ
ースシロップ(昭和産業株式会社製 商品名:オリゴMT
500)5部を混和し、これを多孔質モルトデキストリ
ン(ステイリー社製商品名:マイクロポアバッツ)50部
に混和しようとしたところ、粘度が高く均一にならなか
った。また、強力な混和のために多孔質がかなり破壊さ
れていた。そして、さらに多孔質モルトデキストリン2
00部を添加して、ようやく粉末化することができた。
この調製後の粉末を35℃で一ヶ月保存したところレシ
チンの滲み出しはなく、粉末の流動性が保たれていた。
【0018】
【発明の効果】本発明は、澱粉、部分分解澱粉、オリゴ
糖、果糖等の糖類を含む水溶液をペースト状の酵素分解
レシチンに添加して加熱しておき、これを多孔質デキス
トリン、アルファー化馬鈴薯澱粉、アルファー化タピオ
カ澱粉等に混合した後冷却することからなる酵素分解レ
シチンの粉末化方法であるが、本発明よれば、乳化剤や
分散剤等としての作用機能や栄養・薬理作用等を有する
酵素分解レシチンを容易に粉末化することができ、賦形
剤の使用量が少なく、調製されたレシチン粉末のべとつ
きが極めて少ない製品を廉価で得ることができる。そし
て本発明によって粉末化した酵素分解レシチンは、長期
間保存してもレシチンの滲み出しがなく、粉末の流動性
が保たれているので、流通や使用の過程においても粉体
としての取扱が容易である。
糖、果糖等の糖類を含む水溶液をペースト状の酵素分解
レシチンに添加して加熱しておき、これを多孔質デキス
トリン、アルファー化馬鈴薯澱粉、アルファー化タピオ
カ澱粉等に混合した後冷却することからなる酵素分解レ
シチンの粉末化方法であるが、本発明よれば、乳化剤や
分散剤等としての作用機能や栄養・薬理作用等を有する
酵素分解レシチンを容易に粉末化することができ、賦形
剤の使用量が少なく、調製されたレシチン粉末のべとつ
きが極めて少ない製品を廉価で得ることができる。そし
て本発明によって粉末化した酵素分解レシチンは、長期
間保存してもレシチンの滲み出しがなく、粉末の流動性
が保たれているので、流通や使用の過程においても粉体
としての取扱が容易である。
Claims (3)
- 【請求項1】 澱粉、部分分解澱粉、オリゴ糖、果糖か
ら選択された1種以上を含む水溶液をペースト状の酵素
分解レシチンに添加して加熱する工程と、該加熱されて
いる酵素分解レシチンを多孔質デキストリンまたはアル
ファー化澱粉に混合した後冷却する工程からなることを
特徴とする酵素分解レシチンの粉末化方法。 - 【請求項2】 澱粉、部分分解澱粉、オリゴ糖、果糖か
ら選択された1種以上を含む水溶液をペースト状の酵素
分解レシチンに添加して加熱する工程と、該加熱されて
いる酵素分解レシチンをアルファー化馬鈴薯澱粉、アル
ファー化タピオカ澱粉の単独または両者に混合した後冷
却する工程からなることを特徴とする酵素分解レシチン
の粉末化方法。 - 【請求項3】 ペースト状の酵素分解レシチンに添加す
る水溶液の量を、添加後の合量中の水が1〜10%にな
るようにする請求項1、2に記載の酵素分解レシチンの
粉末化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49193A JPH06197702A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 酵素分解レシチンの粉末化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49193A JPH06197702A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 酵素分解レシチンの粉末化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06197702A true JPH06197702A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=11475233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP49193A Pending JPH06197702A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 酵素分解レシチンの粉末化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06197702A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007508808A (ja) * | 2003-09-04 | 2007-04-12 | ビオグルト ビオガルデ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | リン脂質ベースの配合物 |
| WO2007055911A1 (en) * | 2005-11-04 | 2007-05-18 | Cargill, Incorporated | Lecithin-containing starch compositions, preparation thereof and paper products having oil and grease resistance, and/or release properties |
| US8192845B2 (en) | 2005-11-04 | 2012-06-05 | Cargill, Incorported | Lecithin-containing starch compositions, preparation thereof and paper products having oil and grease resistance, and/or release properties |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP49193A patent/JPH06197702A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007508808A (ja) * | 2003-09-04 | 2007-04-12 | ビオグルト ビオガルデ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | リン脂質ベースの配合物 |
| WO2007055911A1 (en) * | 2005-11-04 | 2007-05-18 | Cargill, Incorporated | Lecithin-containing starch compositions, preparation thereof and paper products having oil and grease resistance, and/or release properties |
| US8192845B2 (en) | 2005-11-04 | 2012-06-05 | Cargill, Incorported | Lecithin-containing starch compositions, preparation thereof and paper products having oil and grease resistance, and/or release properties |
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