JPH06199213A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JPH06199213A
JPH06199213A JP36132392A JP36132392A JPH06199213A JP H06199213 A JPH06199213 A JP H06199213A JP 36132392 A JP36132392 A JP 36132392A JP 36132392 A JP36132392 A JP 36132392A JP H06199213 A JPH06199213 A JP H06199213A
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brake
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opening
pressure supply
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Takeshi Takagi
毅 高木
Naoyuki Hikita
尚之 疋田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライバーの操作に応じて制動力を発生させ
るブレーキ装置と、自動的に制動力を発生させる自動ブ
レーキ装置とを備えたブレーキ制御装置において、上記
自動ブレーキ装置の作動終了時に懸念される不具合を未
然に防止する。 【構成】 マスターシリンダ3で発生した制動油圧を各
車輪のブレーキ手段6FL,6FR,6RL,6RRに
供給する一対の第1油圧供給通路7,8に設けられた第
1、第2開閉バルブ11,12と、加圧シリンダ20に
作動油圧を供給する第2油圧供給通路16に設けられた
第3開閉バルブ21と、上記加圧シリンダ20から作動
液圧をドレンさせるドレン通路24に設けられた第4開
閉バルブ25とを有すると共に、上記加圧シリンダ20
による加圧動作終了時には、上記第4開閉バルブ25を
開いて所定時間経過したのちに上記第1、第2開閉バル
ブ11,12を開くように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブレーキ制御装置、特
に、ドライバーの操作に応じてマスターシリンダで発生
した制動液圧を第1液圧供給通路を介して車輪のブレー
キ手段に供給する第1ブレーキ装置と、ドライバーの操
作にかかわりなく加圧シリンダにより発生させた制動液
圧を第2液圧供給通路を介して上記車輪のブレーキ手段
に自動的に供給する第2ブレーキ装置とを備えたブレー
キ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のブレーキ装置の一例として、例
えば実公平3−52597号公報には、ドライバーによ
るブレーキペダルの踏込み動作に応じてマスターシリン
ダで発生した制動油圧を油圧供給通路を介して車輪側に
設けられたホイールシリンダに供給する通常のフットブ
レーキ装置と共に、上記ブレーキペダルの踏込み動作に
かかわりなくマスターシリンダとは別に設けられた加圧
シリンダ(ブレーキ制御アクチュエータ)により発生さ
せた制動油圧を上記ホイールシリンダに供給して自動的
に制動する自動ブレーキ装置が設けられたブレーキ装置
が開示されている。
【0003】上記自動ブレーキ装置は、加圧シリンダで
制動油圧を発生させるために該加圧シリンダに作動油圧
を供給する油圧ポンプと、該油圧ポンプと上記加圧シリ
ンダとを接続する接続通路に設けられて該通路を開閉す
る第1開閉バルブ(第1コントロールバルブ)と、上記
加圧シリンダに供給された作動油圧をドレンさせるドレ
ン通路に設けられて該通路を開閉する第2開閉バルブ
(第2コントロールバルブ)とで構成されていると共
に、上記フットブレーキ装置の油圧供給通路には、自動
ブレーキ装置の作動時に該自動ブレーキ装置から車輪の
ホイールシリンダに供給された制動油圧のマスターシリ
ンダ側への逆流を防止するためのシャットバルブが設け
られている。
【0004】そして、上記自動ブレーキ装置の作動時に
は、上記シャットバルブおよび第2開閉バルブが閉じら
れると共に、上記第1開閉バルブが開かれて油圧ポンプ
から加圧シリンダに作動油圧が供給され、この加圧シリ
ンダで加圧された制動油圧が車輪側に設けられたホイー
ルシリンダに供給されることになって、ブレーキペダル
の踏込み動作にかかわりなく自動的に制動されることに
なる。
【0005】また、上記自動ブレーキ装置の作動を終了
する場合には、上記第1開閉バルブが閉じられて油圧ポ
ンプから加圧シリンダへの作動油圧の供給が停止され、
且つ上記第2開閉バルブが開かれて加圧シリンダ内の作
動油圧がドレンされると共に、上記シャットバルブが再
び開かれることになり、これにより、自動ブレーキ装置
の作動が終了すると共にフットブレーキ装置による制動
が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成とされた自動ブレーキ装置の作動終了時には、該
装置を構成するドレン通路に設けられた第2開閉バルブ
を開いて加圧シリンダ内の作動油圧をドレンさせるので
あるが、この場合、上記加圧シリンダ内の作動油圧が完
全にドレンされる前に、フットブレーキ装置の油圧供給
通路に設けられたシャットバルブが開かれた場合には、
上記加圧シリンダより車輪のホイールシリンダに供給さ
れていた制動油圧が上記シャットバルブを越えてマスタ
ーシリンダ側に逃がされる事態が発生し、上記加圧シリ
ンダ内のピストンが初期位置、即ち、該加圧シリンダ内
に作動油圧が供給される前の非作動位置に確実に戻るこ
とが困難となる。このような状態のもとで、ブレーキペ
ダルが踏み込まれた場合には、該ブレーキペダルの踏込
みによりマスターシリンダで発生した制動油圧の一部が
上記加圧シリンダ内のピストンを初期位置に戻すことに
消費され、その分、ブレーキペダルの踏込みストローク
を余分に必要とし、フットブレーキ装置による制動時の
応答性が悪化する虞がある。
【0007】また、上記のような状態のもとで、引き続
いき自動ブレーキ装置による制動を実行しようとする場
合には、加圧シリンダ内のピストンが初期位置に戻され
ていないことにより、該ピストンの作動ストロークが減
少し、このため、制動油圧が低下する虞がある。
【0008】一方、上記自動ブレーキ装置と共にアンチ
スキッドブレーキシステムが設けられている場合に、該
アンチスキッドブレーキシステムの作動中、特に該アン
チスキッドブレーキシステムにより減圧動作が行われて
いる場合には、車輪のホイールシリンダに供給されてい
る制動油圧が一時的に低下した状態となる。このような
状況のもとで、自動ブレーキ装置の作動を終了しようと
すると、制動油圧が低下した状態にあるため、上記加圧
シリンダ内のピストンが完全に初期位置に戻り切るまで
に時間を要することになって、該ピストンが確実に初期
位置に戻り切るまでにシャットバルブが開かれる虞があ
り、この場合にも上記と同様の不具合が発生する虞があ
る。
【0009】そこで本発明は、ドライバーの操作に応じ
て制動力を発生させるブレーキ装置とドライバーの操作
にかかわりなく自動的に制動力を発生させる自動ブレー
キ装置とを備えたブレーキ制御装置において、上記自動
ブレーキ装置の作動終了時における上記のような不具合
を確実に防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0011】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、ドライバーの操作に応じてマスタ
ーシリンダで発生した制動液圧を第1液圧供給通路を介
して車輪のブレーキ手段に供給する第1ブレーキ装置
と、ドライバーの操作にかかわりなく加圧シリンダによ
り発生させた制動液圧を第2液圧供給通路を介して上記
車輪のブレーキ手段に自動的に供給する第2ブレーキ装
置とを備えたブレーキ制御装置において、上記第1液圧
供給通路に該通路を開閉する液圧供給通路開閉バルブを
設けると共に、上記加圧シリンダに作動液圧を供給する
液圧供給源と、該液圧供給源と上記加圧シリンダとを接
続する接続通路に設けられて該通路を開閉する接続通路
開閉バルブと、上記加圧シリンダに供給された作動液圧
をドレンさせるドレン通路に設けられて該通路を開閉す
るドレン通路開閉バルブとを有し、上記加圧シリンダに
よる加圧動作を終了するときには、上記ドレン通路開閉
バルブを開いて所定時間経過したのちに上記液圧供給通
路開閉バルブを開くバルブ開閉制御手段を設けたことを
特徴とする。
【0012】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、上記第1発明の構成に加えて、第
1液圧供給通路もしくは第2液圧供給通路を介して車輪
のブレーキ手段に供給される制動液圧の減圧動作と増圧
動作とを繰り返すことにより車輪のロック状態を防止す
るアンチスキッドブレーキシステムを設けると共に、第
1発明におけるバルブ開閉制御手段を、加圧シリンダに
よる加圧動作を終了するときには、少なくとも上記アン
チスキッドブレーキシステムの作動が終了するまで上記
ドレン通路開閉バルブを開状態に維持し、該アンチスキ
ッドブレーキシステムの作動が終了したのちに液圧供給
通路開閉バルブを開くように構成したことを特徴とす
る。
【0013】
【作用】上記の各発明によれば、それぞれ次のような作
用が得られることになる。
【0014】まず、第1発明によれば、第2ブレーキ装
置の作動時には、第1ブレーキ装置の第1液圧供給通路
に設けられた液圧供給通路開閉バルブおよび第2ブレー
キ装置のドレン通路に設けられたドレン通路開閉バルブ
が閉じられたのち、該第2ブレーキ装置を構成する加圧
シリンダと液圧供給源とを接続する接続通路に設けられ
た接続通路開閉バルブが開かれて、該液圧供給源から加
圧シリンダに作動油圧が供給されることになって、該加
圧シリンダの加圧作用により発生した制動油圧が第2液
圧供給通路を介して車輪のブレーキ装置に供給されて自
動的に制動されることになる。
【0015】そして、上記第2ブレーキの作動を終了す
る場合には、上記接続通路開閉バルブが閉じられると共
に、ドレン通路に設けられたドレン通路開閉バルブが開
かれて所定時間経過したのちに、第1ブレーキ装置の第
1液圧供給通路に設けられた液圧供給通路開閉バルブが
開かれることになる。即ち、上記ドレン通路を介して加
圧シリンダに供給されていた作動油圧が完全にドレンさ
れたのちに上記液圧供給通路開閉バルブが開かれること
になるので、車輪のブレーキ手段に供給された制動油圧
が上記液圧供給通路開閉バルブを越えて第1ブレーキ装
置におけるマスターシリンダ側に逃がされることが防止
されて、上記加圧シリンダ内のピストンが初期位置に確
実に戻されることになる。これにより、第2ブレーキ装
置の作動終了後における第1ブレーキ装置の作動および
第2ブレーキ装置の再作動が確実に行われる。
【0016】また、第2発明によれば、少なくともアン
チスキッドブレーキシステムの作動が完了するまで、即
ち、該アンチスキッドブレーキシステムによる減圧動作
でチャンバ内に一時的に排出された作動液がアンチスキ
ッドブレーキシステム内のポンプにより再びブレーキ管
路内に戻されるまで第2ブレーキ装置のドレン通路開閉
バルブが開状態に維持され、該アンチスキッドブレーキ
システムによる減圧動作の完了後に第1ブレーキ装置の
液圧供給通路開閉バルブが開かれることになるので、上
記アンチスキッドブレーキシステムにより減圧動作が行
われている最中に液圧供給通路開閉バルブが開かれて加
圧シリンダ内のピストンが初期位置に戻り切れないとい
う事態が確実に防止されることになって、第2ブレーキ
装置の作動終了後における第1ブレーキ装置の作動およ
び第2ブレーキ装置の再作動が確実に行われることにな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は本実施例に係るブレーキ制御装置の
油圧回路図であって、このブレーキ制御装置1は、ブレ
ーキペダル2の踏み込みにより、その踏み込み量に応じ
て制動油圧を発生させる2系統式のタンデム型マスター
シリンダ3を備えたフットブレーキ装置4と、上記ブレ
ーキペダル2の踏込み動作にかかわりなく制動油圧を発
生させて自動的に制動を行う自動ブレーキ装置5とを有
する。そして、上記フットブレーキ装置4もしくは自動
ブレーキ装置5で発生した制動油圧が、左右の前輪用ブ
レーキ手段6FL,6FRおよび左右の後輪用ブレーキ
手段6RL,6RRに供給されるようになっており、各
ブレーキ手段6FL,6FR,6RL,6RRは、それ
ぞれ車輪(図示せず)と一体回転するディスクロータ6
aと該ディスク6aの回転を制動するキャリパ6bとで
構成されている。
【0019】なお、運転者による上記ブレーキペダル2
の踏込み力は、図示しない従来周知の構成とされたハイ
ドロリックブースタを用いた倍力装置により倍力された
うえで、上記マスターシリンダ3に出力されて踏込み力
をアシストするように構成されているが、この倍力装置
の構成については省略する。
【0020】そして、上記マスターシリンダ3のシリン
ダ室3a,3bには一対の第1油圧供給通路7,8の一
端が接続されており、これらの各通路7,8の他端が、
分岐通路7a,7bおよび8a,8bを介して上記左右
の前輪用および後輪用ブレーキ手段6FL,6FR,6
RL,6RRの各キャリパ6bに供給される制動油圧を
調整することにより各車輪のロック状態を防止するAB
S(アンチロックブレーキシステム)ユニット9…9に
接続されていると共に、これらのABSユニット9…9
と各キャリパ6bとがそれぞれ接続通路10a〜10d
により接続されている。
【0021】更に、上記第1油圧供給通路7,8には、
それぞれの通路7,8を開閉するノーマルオープン式の
第1開閉バルブ11と第2開閉バルブ12とが介装され
ていると共に、各開閉バルブ11,12をバイパスする
バイパス通路7c,8cがそれぞれ接続されており、こ
れらのバイパス通路7c,8cには、各ブレーキ手段6
FL,6FR,6RL,6RR側からマスターシリンダ
3側への制動油圧の逆流を防止するチェックバルブ1
3,14が設けられている。
【0022】一方、上記自動ブレーキ装置5は、リザー
バタンク15に一端が接続された第2油圧供給通路16
を有し、この通路16には、駆動モータ17により駆動
されて所定の作動油圧を発生させる油圧ポンプ18と、
該オイルポンプ18で発生した作動油圧を一旦蓄圧する
アキュムレータ19とが介装されていると共に、該第2
油圧供給通路16の他端が制動油圧を発生させる加圧シ
リンダ20の中央部に接続されており、該加圧シリンダ
20に第2油圧供給通路16を介して上記アキュムレー
タ19に蓄圧された作動油圧が供給されるようになって
いる。
【0023】また、上記アキュムレータ19と加圧シリ
ンダ20との間の第2油圧供給通路16に該第2油圧供
給通路16を開閉するノーマルクローズ式の第3開閉バ
ルブ21が介装されている。
【0024】更に、上記加圧シリンダ20の両端部がそ
れぞれ接続通路22,23により上記一対の第1油圧供
給通路7,8に接続されており、これらの通路により自
動ブレーキ装置5から制動油圧を左右の前輪用および後
輪用ブレーキ手段に供給する供給通路が構成されること
になって、上記加圧シリンダ20で発生した制動油圧が
接続通路22,23および上記第1油圧供給通路7,8
を介して各ABSユニット9に供給され、これにより、
該ABSユニット9で調整された制動油圧が左右の前輪
用および後輪用ブレーキ手段6FL,6FR,6RL,
6RRの各キャリパ6bに供給されるようになってい
る。
【0025】また、上記加圧シリンダ20の中央部に
は、第2油圧供給通路16との接続部とは異なる部位と
上記リザーバタンク15とを接続するドレン通路24が
接続されおり、このドレン通路24には該通路24を開
閉するノーマルオープン式の第4開閉バルブ25が介装
されている。
【0026】ここで、上記ABSユニット9の構成につ
いて、図2に基づいて説明する。
【0027】なお、各ABSユニット9はそれぞれ同様
の構成とされているので、左前輪用ブレーキ手段6FL
および右後輪用ブレーキ手段6RR側のABSユニット
9についてのみ説明する。
【0028】図2に示すように、上記ABSユニット9
は、一方の第1油圧供給通路7から分岐された分岐通路
7a,7bにそれぞれ設けられて該通路を開閉する開閉
バルブ26a,26bと、各分岐通路7a,7bに一端
が接続され、且つ上記各開閉バルブ26a,26bに他
端が接続された接続通路27a,27bと、これらの接
続通路27a,27bに設けられて駆動モータ28a,
28bにより駆動される油圧ポンプ29a,29bと、
これらの油圧ポンプ29a,29bの吸入側に接続され
たアキュムレータ30a,30bと、上記油圧ポンプ2
9a,29bの吐出側に接続された減圧室31a,31
bとを有し、上記各開閉バルブ26a,26bの作動
が、図示しないABSコントローラにより制御されるこ
とにより、左前輪用のブレーキ手段6FLおよび右後輪
用のブレーキ手段6RRを構成するキャリパ6bに各分
岐通路7a,7bを介して供給される制動油圧の減圧動
作と増圧動作とを繰り返すことにより、各車輪のロック
を防止して、最大の制動力を発生させるスリップ率とな
るように各車輪を制動するようになっている。
【0029】次に、上記加圧シリンダ20の構成につい
て、図3に基づいて詳しく説明すると、この加圧シリン
ダ20は、両端が開放されたシリンダ本体20aと、こ
のシリンダ本体20aの両端をそれぞれ閉塞する一対の
エンドプレート32,33とを有し、上記シリンダ本体
20aの内周面の中央部には、隔壁部20bが一体的に
形成されており、この隔壁部20bを境としてシリンダ
本体20a内が第1シリンダ室34と第2シリンダ室3
5とに区画されている。そして、第1、第2シリンダ室
34,35内には第1ピストン36と第2ピストン37
とがそれぞれ摺動自在に内装されていると共に、該第1
ピストン36に形成された凹部36aと上記エンドプレ
ート32に形成された凹部32aとの間にコイルスプリ
ング38が介装されてており、このコイルスプリング3
8により付勢されて上記第1ピストン36が隔壁部20
bに押し付けられている。また、上記第2ピストン37
に形成された凹部37aと上記エンドプレート33に形
成された凹部33aとの間にはコイルスプリング39が
介装されており、このコイルスプリング39により付勢
されて第2ピストン37が隔壁部20bに押し付けられ
ている。
【0030】更に、上記一方のエンドプレート32に
は、接続通路22(図1参照)が接続される接続ポート
32bが形成されており、該接続ポート32bが上記第
1シリンダ室34に連通されていると共に、上記他方の
エンドプレート33には、接続通路23(図1参照)が
接続される接続ポート33bが形成されており、該接続
ポート33bが上記第2シリンダ室35に連通されてい
る。これにより、上記第1シリンダ室34、接続通路2
2および一方の第1油圧供給通路7が互いに連通される
と共に、上記第2シリンダ室35、接続通路23および
他方の第1油圧供給通路8が互いに連通されるようにな
っている。
【0031】また、上記隔壁部20bの中央部には、第
1ピストン36側と第2ピストン37側とに連通された
センタシリンダ室40が形成されていると共に、該隔壁
部20bには上記第2油圧供給通路16が接続される接
続ポート41および上記ドレン通路24が接続される接
続ポート42がそれぞれ形成されており、これらの各接
続ポート41,42がそれぞれ上記センタシリンダ室4
0に連通されている。
【0032】更に、本実施例のブレーキ制御装置1に
は、図1に示すように、上記フットブレーキ手段4によ
る制動可能状態もしくは自動ブレーキ装置5による制動
可能状態に切り換えるために、上記第1油圧供給回路
7,8に設けられた第1、第2開閉バルブ11,12
と、上記第2油圧供給回路16に設けられた第3開閉バ
ルブ21と、上記ドレン通路24に直列に設けられた第
4開閉バルブ25とを制御するコントロールユニット4
3が設けられており、このコントロールユニット43に
は、自車の車速Vを検出する車速センサ44からの信号
と、例えばレーザビームを前方に向けて出力し、該レー
ザビームの反射状態に基づいて先行車両(もしくは前方
障害物等)と自車との車間距離Lを検出するようにした
レーザ装置等の車間距離センサ45からの信号とが入力
される。そして、例えば、図4に示すように、車間距離
Lと車速Vとの関係により基準判断ラインAが予め設定
され、自車の走行状態が、図4に斜線で示す領域内にあ
る場合には、上記コントロールユニット43より第1〜
第3開閉バルブ11,12,21および25に対して制
御信号が出力されて、各開閉バルブのポジションが切り
換えられてフットブレーキ装置4による制動可能状態か
ら自動ブレーキ装置5による制動可能状態に移行され、
また、自車の走行状態が、図4に斜線で示す領域以外に
ある場合には、上記コントロールユニット43から出力
される制御信号により各開閉バルブのポジションが切り
換えられて自動ブレーキ装置5による制動可能状態から
フットブレーキ装置4による制動可能状態に移行される
ようになっている。
【0033】ここで、上記フットブレーキ装置4による
制動動作と、自動ブレーキ装置5による制動動作とを説
明する。
【0034】まず、フットブレーキ装置4による制動動
作について説明すると、このフットブレーキ装置4によ
る制動時には、一対の第1油圧供給通路7,8に設けら
れたノーマルオープン式の第1、第2開閉バルブ11,
12が共に開状態とされて各油圧供給通路7,8が開か
れた状態にある。この状態において、ブレーキペダル2
が踏み込まれた場合には、マスターシリンダ3で発生し
た制動油圧が上記第1油圧供給通路7,8および各分岐
通路7a,7b,8a,8bを介してABSユニット9
に供給され、該ABSユニット9により調整された制動
油圧が各接続通路10a〜10dを介して左右の前輪用
および後輪用ブレーキ手段6FL,6FR,6RL,6
RRの各キャリパ6bに供給されることになって、各デ
ィスクロータ6aと一体的に回転する各車輪が制動され
ることになる。
【0035】なお、上記ブレーキペダル2の踏込み時に
発生した制動油圧は、第1油圧供給通路7,8に接続さ
れた接続通路22,23および加圧シリンダ20におけ
るエンドプレート32,33に形成された接続ポート3
2b,33bを介して第1、第2シリンダ室34,35
内に導入されることになるが、上記自動ブレーキ装置5
の非作動時には、コイルスプリング38,39に付勢さ
れて第1,第2ピストン36,37がそれぞれシリンダ
本体20aの隔壁部20bに当接されており、このた
め、各ピストン36,37の移動が阻止されて上記ブレ
ーキペダル2の踏込みにより発生した制動油圧が変化す
ることはない。
【0036】一方、上記自動ブレーキ装置5による制動
時には、上記フットブレーキ装置を構成する一対の第1
油圧供給通路7,8に設けられたノーマルオープン式の
第1、第2開閉バルブ11,12がそれぞれ閉状態に切
り換えられ、これにより、上記第1油圧供給通路7,8
が閉じられてマスターシリンダ3側から各ブレーキ手段
6FL,6FR,6RL,6RRの各キャリパ6bへの
制動油圧の供給が阻止されると共に、自動ブレーキ装置
5を構成する第2油圧供給通路16に並列に設けられた
ノーマルクローズ式の第3開閉バルブ21が閉状態から
開状態に切り換えられて該第2油圧供給通路16が開か
れ、且つドレン通路24に直列に設けられたノーマルオ
ープン式の第4開閉バルブ25が開状態から閉状態に切
り換えられて該ドレン通路24が閉じられることにな
る。
【0037】そして、上記第2油圧供給通路16が開か
れることにより、アキュムレータ19に蓄圧された作動
油圧が加圧シリンダ20に形成された接続ポート41を
介してセンタシリンダ40内に供給されることになっ
て、該センタシリンダ40に供給された作動油圧により
第1、第2ピストン36,37がコイルバネ38,39
に抗して移動することになる。これにより、各ピストン
36,37により第1、第2シリンダ室34,35内の
作動油が加圧されて制動油圧が発生し、この制動油圧が
各エンドプレート32,33に形成された接続ポート3
2b,33b、各接続通路22,23および一対の第1
油圧供給通路7,8を介してABSユニット9に供給さ
れ、該ABSユニット9により調整された制動油圧が各
接続通路10a〜10dを介して左右の前輪用および後
輪用ブレーキ手段6FL,6FR,6RL,6RRの各
キャリパ6bに供給されることになって、各ディスクロ
ータ6aと一体的に回転する各車輪が制動されることに
なる。
【0038】なお、上記自動ブレーキ装置5の作動中に
おいて、一対の第1油圧供給通路7,8のいずれか一方
の制動油圧が他方の制動油圧より高くなった場合、例え
ば、一方の第1油圧供給通路7側の制動油圧が他方の第
1油圧供給通路8側に比べて高くなった場合には、両通
路7,8内の圧力差に基づいて加圧シリンダ20内の第
1ピストン36が第2ピストン37側に移動し、各ピス
トン36,37が介装された第1、第2シリンダ室3
4,35内の圧力が等しくなった時点でそれぞれのピス
トン34,35の移動が停止されることになる。これに
より、自動ブレーキ5の作動中において上記一対の第1
油圧供給通路7,8内の制動油圧の圧力が常に均等に維
持されることになる。
【0039】次に、本実施例の特徴部分である上記コン
トロールユニット43による自動ブレーキ装置5の作動
終了時における第1〜第4開閉バルブ11,12,21
および25の切換え制御動作について、図5,6に示す
フローチャート図に基づいて説明する。
【0040】図5に示すように、まず、上記コントロー
ルユニット43は自動ブレーキ装置5により自動制動動
作を行う必要があるか否かの判断制御を行う。即ち、ス
テップS1において、車速センサ44からの信号に基づ
いて自車の車速Vを算出し、ステップS2では、車間距
離センサ45からの信号に基づいて先行車両(もしくは
前方障害物等)との車間距離Lを算出する。次いで、ス
テップS3では、上記ステップS1およびステップS2
で算出した車速Vと、車間距離Lとに基づいて、図4に
示すように、予め設定された基準判断ラインAを基準と
して自動ブレーキ装置5により自動制動動作を行う必要
のある自動制動領域であるか否かを判定し、YESの場
合、即ち、自動制動領域であると判定したときには、ス
テップS4において各開閉バルブ11,12,21及び
25に制御信号を出力し、これらの各開閉バルブをて切
り替えて上述のように自動ブレーキ装置5を作動状態と
したのち、ステップS1にリターンする。
【0041】一方、上記ステップS3において、自動制
動領域でないと判定したときには、ステップS5におい
て、その時点で自動ブレーキ装置5が作動中であるか否
かを判定し、YESの場合、即ち、現時点において自動
ブレーキ装置5が作動中であるときには、該ブレーキ装
置5の作動を終了させるために解除指令信号を出力し、
該自動ブレーキ装置5の作動状態を解除する解除動作を
実行したのち、ステップS1にリターンする。
【0042】また、上記ステップS5で自動ブレーキ装
置5が作動中でないと判定したときには、ステップS1
にリターンする。
【0043】次に、上記コントロールユニット43によ
る自動ブレーキ装置5の作動状態を解除する制御動作に
ついて説明すると、図6に示すように、まず、ステップ
S10において第2油圧供給通路16に設けられた第3
開閉バルブ21を開状態から閉(クローズ)状態に切り
換えたのち、ステップS11においてドレン通路24に
設けられた第4開閉バルブ25を閉状態から開(オープ
ン)状態に切り換えることにより、該ドレン通路24を
開いて加圧シリンダ20に供給されている作動油圧をド
レンする。次いで、ステップS12において、各ABS
ユニット9に設けられた油圧ポンプ29a,29bが作
動されているか否かを判定し、このステップS12でN
Oと判定された時にのみステップS13を実行する。即
ち、ステップS12でYESと判定されて、上記油圧ポ
ンプ29a,29bが作動されて制動油圧の減圧動作と
増圧動作とが繰り返されている間はステップS13に移
行することはない。そして、ステップS12でNOと判
定されたときにはステップS13において、上記ステッ
プS11において第4開閉バルブ25を開いたのち所定
時間Taが経過したか否かを判定し、YESと判定した
場合、即ち、所定の時間Taが経過した場合にのみにス
テップS14を実行して、一対の第1油圧供給通路7,
8に設けられた第1、第2開閉バルブ11,12を閉状
態から開(オープン)状態に切り換えて該第1油圧供給
通路を開く。
【0044】このように、本実施例においては、上記自
動ブレーキ装置5の作動を終了する場合には、上記第3
油圧供給通路16に設けられた第3開閉バルブ21を開
状態から閉状態に切り換えると共に、ドレン通路24に
設けられた第4開閉バルブ25が開かれて所定時間Ta
が経過したのちに、フットブレーキ装置4を構成する一
対の第1油圧供給通路7,8に設けられた第1、第2開
閉バルブ11,12が開かれることになる。即ち、上記
ドレン通路24を介して加圧シリンダ20に供給されて
いた作動油圧が完全にドレンされたのちに上記第1、第
2開閉バルブ11,12が開かれることになるので、各
車輪のブレーキ手段6FL,6FR,6RL,6RRに
供給された制動油圧が上記第1、第2開閉バルブ11,
12を越えてフットブレーキ装置4におけるマスターシ
リンダ3側に逃がされることが防止されて、上記加圧シ
リンダ20内の第1、第2ピストン36,37が初期位
置に確実に戻されることになる。これにより、自動ブレ
ーキ装置5の作動終了後におけるフットブレーキ装置4
の作動および該序どうブレーキ装置5の再作動が確実に
行われる。
【0045】また、少なくとも各ABSユニット9の作
動が完了するまで、即ち、該ABSユニット9による減
圧動作が完了するまで自動ブレーキ装置5のドレン通路
24に設けられた第4開閉バルブ25が開状態に維持さ
れ、該ABSユニット9による減圧動作の完了後にフッ
トブレーキ装置4における一対の第1油圧供給通路7,
8にそれぞれ設けられた第1、第2開閉バルブ11,1
2が開かれることになるので、上記ABSユニット9に
より減圧動作が行われている最中に第1、第2開閉バル
ブ11,12が開かれて加圧シリンダ20内のピストン
36,37が初期位置に戻り切れないという事態が確実
に防止されることになって、上記自動ブレーキ装置5の
作動終了後におけるフットブレーキ装置4の作動および
該自動ブレーキ装置5の再作動が確実に行われることに
なる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、第1発明によれば、第2
ブレーキ装置の作動を終了する場合には、該第2ブレー
キ装置を構成する接続通路に設けられた接続通路開閉バ
ルブが閉じられると共に、ドレン通路に設けられたドレ
ン通路開閉バルブが開かれて所定時間経過したのちに、
第1ブレーキ装置の第1液圧供給通路に設けられた液圧
供給通路開閉バルブが開かれることになる。即ち、上記
ドレン通路を介して加圧シリンダに供給されていた作動
油圧が完全にドレンされたのちに上記液圧供給通路開閉
バルブが開かれることになるので、車輪のブレーキ手段
に供給された制動油圧が上記液圧供給通路開閉バルブを
越えて第1ブレーキ装置におけるマスターシリンダ側に
逃がされることが確実に防止されて、上記加圧シリンダ
内のピストンが初期位置に確実に戻されることになる。
これにより、第2ブレーキ装置の作動終了後における第
1ブレーキ装置の作動および第2ブレーキ装置の再作動
を確実に行うことができる。
【0047】また、第2発明によれば、少なくともアン
チスキッドブレーキシステムによる減圧動作が完了する
まで第2ブレーキ装置のドレン通路開閉バルブが開状態
に維持され、該アンチスキッドブレーキシステムによる
減圧動作の完了後に第1ブレーキ装置の液圧供給通路開
閉バルブが開かれることになるので、上記アンチスキッ
ドブレーキシステムにより減圧動作が行われている最中
に液圧供給通路開閉バルブが開かれて加圧シリンダ内の
ピストンが初期位置に戻り切れないという事態が確実に
防止されることになって、第2ブレーキ装置の作動終了
後における第1ブレーキ装置の作動および第2ブレーキ
装置の再作動を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るブレーキ制御装置の油圧回路
図。
【図2】 ブレーキ制御装置を構成するABSユニット
の油圧回路図。
【図3】 自動ブレーキ装置を構成する加圧シリンダの
拡大断面図。
【図4】 自動ブレーキ装置の作動領域を示すグラフ。
【図5】 コントロールユニットよる自動制動領域であ
るか否かの判断制御動作を示すフローチャート図。
【図6】 コントロールユニットよる自動ブレーキ装置
の作動終了時における各開閉バルブの切換え制御動作を
示すフローチャート図。
【符号の説明】
1 ブレーキ制御装置 2 ブレーキペダル 3 マスターシリンダ 4 フットブレーキ装置 5 自動ブレーキ装置 6FL、6FR 前輪用ブレーキ手段 6RL,6RR 後輪用ブレーキ手段 7,8 第1油圧供給通路 11,12 第1、第2開閉バルブ 16 第2油圧供給通路 20 加圧シリンダ 21 第3開閉バルブ 24 ドレン通路 25 第4開閉バルブ 43 コントロールユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバーの操作に応じてマスターシリ
    ンダで発生した制動液圧を第1液圧供給通路を介して車
    輪のブレーキ手段に供給する第1ブレーキ装置と、ドラ
    イバーの操作にかかわりなく加圧シリンダにより発生さ
    せた制動液圧を第2液圧供給通路を介して上記車輪のブ
    レーキ手段に自動的に供給する第2ブレーキ装置とを備
    えたブレーキ制御装置であって、上記第1液圧供給通路
    に該通路を開閉する液圧供給通路開閉バルブが設けられ
    ていると共に、上記加圧シリンダに作動液圧を供給する
    液圧供給源と、該液圧供給源と上記加圧シリンダとを接
    続する接続通路に設けられて該通路を開閉する接続通路
    開閉バルブと、上記加圧シリンダに供給された作動液圧
    をドレンさせるドレン通路に設けられて該通路を開閉す
    るドレン通路開閉バルブとを有し、上記加圧シリンダに
    よる加圧動作を終了するときには、上記ドレン通路開閉
    バルブを開いて所定時間経過したのちに上記液圧供給通
    路開閉バルブを開くバルブ開閉制御手段が設けられてい
    ることを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 ドライバーの操作に応じてマスターシリ
    ンダで発生した制動液圧を第1液圧供給通路を介して車
    輪のブレーキ手段に供給する第1ブレーキ装置と、ドラ
    イバーの操作にかかわりなく加圧シリンダにより発生さ
    せた制動液圧を第2液圧供給通路を介して上記車輪のブ
    レーキ手段に自動的に供給する第2ブレーキ装置とを備
    えたブレーキ制御装置であって、上記第1液圧供給通路
    に該通路を開閉する液圧供給通路開閉バルブが設けられ
    ていると共に、上記加圧シリンダに作動液圧を供給する
    液圧供給源と、該液圧供給源と上記加圧シリンダとを接
    続する接続通路に設けられて該通路を開閉する接続通路
    開閉バルブと、上記加圧シリンダに供給された作動液圧
    をドレンさせるドレン通路に設けられて該通路を開閉す
    るドレン通路開閉バルブとを有し、上記第1液圧供給通
    路もしくは第2液圧供給通路を介して車輪のブレーキ手
    段に供給される制動液圧の減圧動作と増圧動作とを繰り
    返すことにより車輪のロック状態を防止するアンチスキ
    ッドブレーキシステムが設けられており、上記加圧シリ
    ンダによる加圧動作を終了するときには、少なくとも上
    記アンチスキッドブレーキシステムの作動が終了するま
    で上記ドレン通路開閉バルブを開状態に維持し、該アン
    チスキッドブレーキシステムの作動が終了したのちに上
    記液圧供給通路開閉バルブを開くバルブ開閉制御手段が
    設けられていることを特徴とするブレーキ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07156767A (ja) * 1993-11-08 1995-06-20 Mercedes Benz Ag 自動車における自動制動過程を終了させる装置
JPH07165038A (ja) * 1993-11-08 1995-06-27 Mercedes Benz Ag 自動車の自動制動過程を終了させる方法

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