JPH06199267A - 前後輪駆動二輪車の前輪への動力伝導装置 - Google Patents

前後輪駆動二輪車の前輪への動力伝導装置

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JPH06199267A
JPH06199267A JP4349499A JP34949992A JPH06199267A JP H06199267 A JPH06199267 A JP H06199267A JP 4349499 A JP4349499 A JP 4349499A JP 34949992 A JP34949992 A JP 34949992A JP H06199267 A JPH06199267 A JP H06199267A
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JP
Japan
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wheel
clutch
sprocket
spline
drive
Prior art date
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JP4349499A
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English (en)
Inventor
Shinichi Sawara
伸一 佐原
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライブスプロケットからドライブチェーン
を外さなくても駆動源からの動力を前輪に伝達しないよ
うにすること。 【構成】 クラッチ部48は、駆動源18からの動力を
ホイールハブ部44とスプロケット部46との間におい
て遮断し伝達するクラッチ66と、クラッチ66を作動
させるためクラッチ66をホイールハブ部44とスプロ
ケット部46との間においてフロントシャフト58上で
ガイドスプラインスペーサ68を介してスライドさせる
スライダカム70と、このスライダカム70を操作する
カムレバー72とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後輪駆動二輪車の前
輪への動力伝導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前後輪駆動二輪車の前輪の回転
は、特開平3−31088号公報で開示されているよう
に、駆動源からの動力をタイヤが装着されたフロントホ
イールと一体化されたスプロケットにドライブチェーン
を介して伝達することによって行っていた。このため何
らかの理由によって、前輪に動力を伝えたくないときに
は、ドライブチェーンと連結するスプロケットとドライ
ブチェーンとの連結をドライバーなどの工具ではずさな
ければならず面倒であった。また、前輪がドライブチェ
ーンと連動していると、自動二輪車を押し歩きする際に
ドライブチェーンと連動している分だけ前輪に負荷がか
かってしまうので、ハンドルの取り回しが重くなってし
まうということがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点に鑑みてなされたものであって、その解決しよう
とする課題は、駆動源からの前輪への動力の断続を自在
にして、スプロケットからドライブチェーンを外さなく
ても、駆動源からの動力を前輪に伝達しないようにする
ことができる前後輪駆動二輪車の前輪への動力伝導装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前後輪駆動
二輪車の前輪への動力伝導装置は、以上のような課題を
解決するものであって、次のようなものである。すなわ
ち、本発明に係る前後輪駆動二輪車の前輪への動力伝導
装置は、フロントホイールリムに固定されフロントシャ
フトに対して回転するホイールハブ部と、このホイール
ハブ部に駆動源からの動力を伝達するために前記フロン
トシャフトに対して回転するスプロケット部と、このス
プロケット部と前記ホイールハブ部との間に介在される
クラッチ部とからなる。そして、前記クラッチ部は、前
記動力を前記スプロケット部と前記ホイールハブ部との
間において遮断し伝達するために前記ホイールハブ部と
前記スプロケット部との連結を断続するクラッチと、こ
のクラッチを作動させるため当該クラッチを前記ホイー
ルハブ部と前記スプロケット部との間においてガイドス
プラインスペーサを介して前記フロントシャフト上でス
ライドさせるスライダカムと、このスライダカムを操作
するカムレバーとからなることを特徴とする。
【0005】また、前記カムレバーは、前記フロントシ
ャフトを中心として線対称に形成されるとともに前記フ
ロントシャフトを軸心として回動する一対のレバーを備
えるようにしてもよい。そして、これら一対のレバーに
は、それぞれ操作ワイヤを取り付けて、これらの操作ワ
イヤは、自動二輪車のステアリング操作部に設けられた
カムレバー操作部と前記一対のレバーとの間に配置され
た支持部材を介して車体に取り付けられる。
【0006】さらに、前記ガイドスプラインスペーサ
は、前記フロントシャフトと同軸でその反ホイールハブ
部側端には前記スプロケット部から突出する爪片が形成
される。この爪片には、フロントフォークに対して回動
するフロントスイングアームに当該ガイドスプラインス
ペーサを固定するための固定ブラケットが取り付けられ
る。そして、この固定ブラケットは、前記フロントスイ
ングアームに形成された凹部にはめられて固定される。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明前後輪駆動二輪車の前輪
への動力伝導装置によれば、クラッチ部は、駆動源から
の動力をホイールハブ部とスプロケット部との間におい
て遮断し伝達するために前記ホイールハブ部と前記スプ
ロケット部との連結を断続するクラッチと、このクラッ
チを作動させるため当該クラッチを前記ホイールハブ部
と前記スプロケット部との間においてガイドスプライン
スペーサを介して前記フロントシャフト上でスライドさ
せるスライダカムと、このスライダカムを操作するカム
レバーとからなるので、カムレバーを操作するとスライ
ダカムおよびガイドスプラインスペーサを介して、クラ
ッチがホイールハブ部とスプロケット部との間において
作動し、ホイールハブ部とスプロケット部との連結を断
続する。
【0008】請求項2記載の本発明前後輪駆動二輪車の
前輪への動力伝導装置によれば、カムレバーは、フロン
トシャフトを中心として線対称に形成されるとともに前
記フロントシャフトを軸心として回動する一対のレバー
を備え、これら一対のレバーにはそれぞれ操作ワイヤが
取り付けられ、これらの操作ワイヤは、自動二輪車のス
テアリング操作部に設けられたカムレバー操作部と前記
一対のレバーとの間に配置された支持部材を介して車体
に取り付けられるので、カムレバー操作部を操作する
と、操作ワイヤは、支持部材材を介して、一対のレバー
をシャフトを回動中心として時計回り方向又は反時計回
り方向に回転する。
【0009】請求項3記載の本発明前後輪駆動二輪車の
前輪への動力伝導装置によれば、ガイドスプラインスペ
ーサは、フロントシャフトと同軸でその反ホイールハブ
部側端にはスプロケット部から突出する爪片が形成さ
れ、この爪片には、フロントフォークに対して回動する
フロントスイングアームに当該ガイドスプラインスペー
サを固定するための固定ブラケットが取り付けられ、こ
の固定ブラケットは前記フロントスイングアームに形成
された凹部にはめられて固定されるので、固定ブラケッ
トをフロントフォークの凹部に押し込むだけで前輪がフ
ロントスイングアームに取り付けられる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明自動二輪車の
多気筒エンジンの排気装置を図示した実施例に従って詳
細に説明する。図1は前後輪駆動二輪車の前輪への動力
伝導装置を自動二輪車に装着した状態を示す全体側面
図、図2は図1の平面図、図3は前後輪駆動二輪車の前
輪への動力伝導装置の拡大断面図であって、クラッチが
入った状態を示す図、図4は図3においてクラッチを切
った状態を示す図、図5は前後輪駆動二輪車の前輪への
動力伝導装置の要部拡大側面図、図6は図5の一部切欠
拡大斜視図、図7はフロントスイングアームへの前輪の
取り付け状態を示す要部拡大分解斜視図、図8はカムレ
バー操作部の変形例を示す図である。
【0011】前後輪駆動二輪車2は、前後に延びるフレ
ーム4を骨格とする。そして、フレーム4の前部には、
ステアリング操作部としてのハンドル6およびハンドル
操作によって左右に回動するフロントフォーク8が取り
付けられ、フロントフォーク8には、前輪9が、クッシ
ョンユニット10を介して回転自在に取り付けられてい
る。そして、フレーム4の後部には、後輪16が、クッ
ションユニット10を介してスイングアーム14に回転
自在に取り付けられている。
【0012】そして、これら前・後輪9・16は駆動源
である一つのエンジン18によって駆動される。すなわ
ち、前輪9は、図示しない無断Vベルト変速機、歯車減
速機−前部チェーン20−等速自在接手22−フロント
フォーク8の左フォーク8lの両端に回転自在に掛けら
れた一次チェーン26−左フォーク8lの下端と前輪9
との間に橋渡しされ、車両前後方向に延びるフロントフ
ォーク8の一部である左フロントスイングアーム28l
の両端にそれぞれ設けられたアイドラー30およびフロ
ントドリブンスプロケット32に回転自在になるように
掛けられた二次チェーン34を介して前輪駆動用出力部
18aによって駆動され、後輪16は、後輪駆動用出力
部18bによって、後部チェーン36を介して駆動され
る。
【0013】前輪9は、タイヤ38とフロントホイール
40とからなる。フロントホイール40は、フロントホ
イールリム部41とホイールハブ部42とスプロケット
部46とクラッチ部48とからなる。
【0014】フロントホイールリム部41は、タイヤ5
0が装着される外周部分43と、外周部分43とホイー
ルハブ部42との間で両者を結ぶスポーク52とからな
る。フロントホイール40の中心部にあるホイールハブ
部42は、ドリブンハブボディ44とドリブンハブボデ
ィ44のスプロケット部46側に位置するドリブンスプ
ライン45とからなり、スポーク52に螺合手段54に
よって固定される。そして、ホイールハブ部42は、ド
リブンハブボディ44に設けられたベアリング56a・
56aを介して、左フロントスイングアーム28lと右
フロントスイングアーム28rとの間に橋渡しされて固
定されたフロントシャフト58上で回転する。
【0015】ドリブンスプライン45は、フランジ部4
5aとスプライン部45bと突出部45cからなり、フ
ランジ部45aが、ドリブンハブボディ44のスプロケ
ット部46側面44aに螺合手段54・54・…で固定
されることによって、ドリブンハブボディ44と一体化
する。スプライン部45bは、クラッチ部48の後述す
るクラッチを作動させるためのものであって、当該クラ
ッチをフロントシャフト58の軸方向にスライドさせる
部分である。突出部45cは、この突出部45cとスプ
ロケット部46の後述するスプライン部との間でオイル
シール47を入れるためのものである。
【0016】スプロケット部46は、フロントドリブン
スプロケット32とドライブハブボディ61とドライブ
スプライン62とが螺合手段64・64・…によって同
一軸心上で一体化されてなり、フロントシャフト58を
回転中心とするものである。フロントドリブンスプロケ
ット32のスプロケット歯32aには、駆動源からの動
力を伝達する二次チェーン34が掛けられる。ドライブ
ハブボディ61にはベアリング56bが設けられてお
り、このベアリング56bとクラッチ部48の後述する
ベアリング56cを介して、スプロケット部46は、ク
ラッチ部48とともにフロントシャフト58上で回転す
る。
【0017】ライブスプライン62は、フランジ部6
2aとスプライン部62bとからなり、フランジ部62
aがドライブハブボディ61のハブ側面61aに螺合手
段64・64・…で固定される。スプライン部62b
は、クラッチ部48の前記クラッチを作動させるための
ものであって、クラッチ48をフロントシャフト58の
軸方向にスライドさせる部分である。そして、このスプ
ライン部62bとドリブンスプライン45のスプライン
部45bとは、ホイールハブ部42とスプロケット部4
6とがフロントシャフト58上に設置されると、当該ク
ラッチがスライドし、かつスプライン部62bとスプラ
イン部45bとの境目で途切れたスプライン経路65を
形成する。
【0018】クラッチ部48は、エンジン18からの動
力をホイールハブ部42とスプロケット部46との連結
を断続するクラッチ66と、クラッチ66を作動させる
ためクラッチ66をホイールハブ部42とスプロケット
部46との間においてフロントシャフト58上でガイド
スプラインスペーサ68を介してスライドさせるスライ
ダカム70と、スライダカム70を操作するカムレバー
72とからなる。
【0019】クラッチ66は、クラッチスプライン74
とスライダスプライン76とクラッチスプライン74お
よびスライダスプライン76の間に介設されるベアリン
グ56cとベアリング押えナット78とからなる。
【0020】クラッチスプライン74は、ドライブスプ
ライン62のスプライン部62bとスプライン結合する
とともにホイールハブ部42のドリブンスプライン45
のスプライン部45bともスプライン結合する。これに
よって、クラッチスプライン74がスプライン部45b
とスプライン部62bとからなるスプライン経路65を
フロントシャフト58の軸方向にスライドする。なお、
スプライン経路65は前述のように途切れており、この
途切れた部分65aに当該クラッチ66がスライドされ
て移行することでクラッチ66が入った状態となり、ま
たこの途切れた部分65aからクラッチ66が離れるこ
とクラッチ66が切れた状態となる。
【0021】スライダスプライン76は、ほぼ中空円筒
形状をしている。そして、その中央部寄りには、ベアリ
ング56cをベアリング押えナット78との間で挟持す
るフランジ76aが形成されており、フランジ76aか
らホイールハブ部側端76bの範囲に亘った内周面に
は、ガイドスプラインスペーサ68の後述するスプライ
ン部とスライダ結合するスプライン部77が形成されて
いる。また、フランジ76aとスライダスプライン76
のスプロケット部46側端76cとの間の部分には、ス
ライダカム70の後述するピンが入れられかつこのピン
と摺動する溝80、80が、180度変位された位置
に、斜交状に形成されている。
【0022】ガイドスプラインスペーサ68は、フロン
トシャフト58と同軸であって、スプライン部69aと
円筒部69bとからなる。このスプライン部69aが、
スライダスプライン76のスプライン部77とスプライ
ン結合するようになっている。そして、図6にあるよう
にガイドスプラインスペーサ68の反ホイールハブ側端
68aには、スプロケットホイールであるフロントドリ
ブンスプロケット32から突出する一つ以上の爪片(本
実施例では爪片は2つ示してある。)が形成されてい
る。爪片82には、フロントフォーク8に対して回動す
るフロントスイングアームである左フロントスイングア
ーム28lにガイドスプラインスペーサ68を固定する
ためのブロック固定ブラケット84が取り付けられる。
そして、固定ブラケット84をフロントスイングアーム
28lに形成された凹部86にはめて固定するようにな
っている。
【0023】スライダカム70は、ベアリング56bに
よって回転する回転筒部88と回転筒部88のホイール
ハブ部42側端部88aに形成されたピン90・90と
からなる。
【0024】ピン90・90は180度変位された位置
に形成されており、このピン90・90が、スライダス
プライン76の溝80・80に入れられて、スライダカ
ム70の回転に伴って溝80・80内を摺動するように
なっている。
【0025】カムレバー72は、スライダカム70を回
転させて操作するためのものであって、スライダカム7
0の反ホイールハブ部42側端部88bに形成されてい
る。そして、カムレバー72は、180度変位された位
置に形成された上下一対の上側レバー72aと下側レバ
ー・72bとからなる。したがって、スライダカム70
をフロントシャフト58に取り付けると上下レバー72
a・72bはフロントシャフト58を中心として線対称
になる。また、これらのレバー72a・72bには、そ
れぞれ上側レバー72aを操作する上側操作ワイヤ92
aと下側レバー72bを操作する下側操作ワイヤ92b
が取り付けられている。これらの操作ワイヤ92a・9
2bは、前後輪駆動二輪車2のステアリング操作部であ
るハンドル6およびその近傍に設けられた手動または電
動のカムレバー操作部94と、一対のレバー72a・7
2bとの間に配設される。そして、カムレバー操作部9
4とレバー72a・72bとの間に支持部材96・96
が介されており、支持部材96・96は左フロントスイ
ングアーム28lに取り付けられている。
【0026】しかして、このように構成された前後輪駆
動二輪車の前輪への動力伝導装置の動作を図3・4およ
び6に基づいて説明する。カムレバー操作部94を操作
して、下側操作ワイヤ92bが後輪側に引かれた場合を
説明する。カムレバー72は図6において反時計回り方
向に回転する。するとカムレバー72のピン90・90
は反時計方向に回転するので、ピン90・90が入って
いる溝80・80にも反時計回り方向への回転力が与え
られる。しかしながら、溝80・80が形成されている
スライダスプライン76は、そのスプライン部77が、
固定ブラケット84によって不回転とされたガイドスプ
ラインスペーサ68のスプライン部69aとスプライン
結合しているため、ピン90・90は回転せずに、溝8
0・80を図6の矢印A方向に摺動する。そして、スラ
イダスプライン76にピン90・90−溝80・80を
介して反時計回り方向への回転力が与えられると、スラ
イダスプライン76は、スプライン経路65をハブ側へ
向けてスライドしてゆく。そして、スプライン経路65
の途切れた部分65aにクラッチ66がスライドされて
移行することで、クラッチ66が入った状態となる。ク
ラッチ66が入るとホイールハブ部42とスプロケット
部46とが一体化されるので、この状態でエンジン18
からの動力が前輪9に向けて伝えられると、当該動力
は、スプロケット部46−クラッチ部48−ホイールハ
ブ部42を介して、タイヤ38を備えたフロントホイー
ルリム部41に伝わって前輪9を回転させる。
【0027】一方、上側操作ワイヤ92aが後輪側に引
かれた場合を説明する。カムレバー操作部94を操作す
ると、カムレバー72は時計回り方向に回転する。する
とカムレバー72のピン90・90は時計方向に回転す
るので、ピン90・90は溝80・80にも時計回り方
向への回転力を与える。しかしながら、前述のように溝
80・80が形成されているスライダスプライン76
は、そのスプライン部77が、固定ブラケット84によ
って不回転とされたガイドスプラインスペーサ68のス
プライン部69aとスプライン結合しているため、ピン
90・90は回転せずに、溝80・80を図6の矢印B
方向に摺動する。そして、スライダスプライン76にピ
ン90・90−溝80・80を介して時計回り方向への
回転力が与えられると、スライダスプライン76は、ス
プライン経路65を反ハブ側へ向けてスライドしてゆ
く。そして、クラッチ66が、スプライン経路65の途
切れた部分65aにかからない位置にまでスライドされ
ると、クラッチ66が切れた状態となって、前輪を回転
させないようになる。
【0028】したがって、後輪に駆動源からの動力を伝
えたくないときに、ドライブスプロケットとドライブチ
ェーンとの連結の断続を工具を用いずとも簡単迅速にす
ることができるとともに、クラッチ部48の切り替えを
手元で操作することができる。さらに、固定ブラケット
84を左フォーク81のフロントスイングアーム28の
凹部81aに押し込むだけで、前輪9がフロントスイン
グアーム28に取り付けられる。したがって、作業慣な
れしていなくとも前輪9の車体への組み付けが容易かつ
迅速に行うことができる。なお、カムレバー操作部分9
4が電動の場合は、例えば図8に示すような位置にモー
タ98を配置すればよい。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の前後輪駆動
二輪車の前輪への動力伝導装置によれば、クラッチ部
は、駆動源からの動力をホイールハブとスプロケットと
の間において遮断し伝達するクラッチと、このクラッチ
を作動させるため当該クラッチを前記ホイールハブと前
記スプロケットとの間においてフロントシャフト上でガ
イドスプラインスペーサを介してスライドさせるスライ
ダカムと、このスライダカムを操作するカムレバーとか
らなるので、カムレバーを操作するとスライダカムおよ
びガイドスプラインスペーサを介してクラッチがホイー
ルハブとスプロケットとの間において作動し、ホイール
ハブとスプロケットとの連結を断続する。したがって、
後輪に駆動源からの動力を伝えたくないときに、ドライ
ブスプロケットとドライブチェーンとの連結の断続を工
具を用いずとも簡単迅速にすることができる。
【0030】本発明に係る請求項2記載の前後輪駆動二
輪車の前輪への動力伝導装置によれば、カムレバーは、
フロントシャフトを中心として線対称に形成されるとと
もに前記フロントシャフトを回動中心として時計回り方
向又は反時計回り方向に回動する一対のレバーを備え、
これら一対のレバーにはそれぞれ操作ワイヤが取り付け
られ、これらの操作ワイヤは、自動二輪車のステアリン
グ操作部に設けられたカムレバーを操作するカムレバー
操作部と前記一対のレバーとの間に支持部材を介して取
り付けられているので、カムレバー操作部を操作する
と、操作ワイヤは、支持部材を介して、一対のレバーを
シャフトを回動中心として時計回り方向又は反時計回り
方向に回転する。したがって、例えば時計回り方向でク
ラッチが入り、反時計回り方向でクラッチが切れるとい
う構造にしておけばクラッチの切り替えを手元で操作す
ることができる。
【0031】本発明に係る請求項3記載の前後輪駆動二
輪車の前輪への動力伝導装置によれば、ガイドスプライ
ンスペーサは、前記フロントシャフトと同軸でその反ホ
イールハブ側端には前記スプロケットホイールから突出
する爪片が形成され、この爪片には、フロントフォーク
に対して回動するフロントスイングアームに当該ガイド
スプラインスペーサを固定するための固定ブラケットが
取り付けられ、この固定ブラケットを前記フロントフォ
ークに形成された凹部にはめて固定するので、固定ブラ
ケットをフロントフォークの凹部に押し込むだけで前輪
がフロントスイングアームに取り付けられる。したがっ
て、作業なれしていなくとも前輪の車体への組み付けが
容易で迅速に行うことができる。することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前後輪駆動二輪車の前輪への動力伝導装置を自
動二輪車に装着した状態を示す全体側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】前後輪駆動二輪車の前輪への動力伝導装置の拡
大断面図であって、クラッチが入った状態を示す図であ
る。
【図4】図3においてクラッチを切った状態を示す図で
ある。
【図5】前後輪駆動二輪車の前輪への動力伝導装置の要
部拡大側面図である。
【図6】図5の一部切欠拡大斜視図である。
【図7】フロントスイングアームへの前輪の取り付け状
態を示す要部拡大分解斜視図である。
【図8】別の変形例を示す図である。
【符号の説明】 6 ステアリング操作部 8 フロントフォーク 9 前輪 18 駆動源 28 フロントスイングアーム 41 フロントホイールリム部 44 ホイールハブ部 46 スプロケット部 48 クラッチ部 58 フロントシャフト 68 ガイドスプラインスペーサ 68a 反ホイールハブ側端 70 スライダカム 72 カムレバー 72a,72b 一対のレバー 82 爪片 86 凹部 92a 操作ワイヤ 92b 操作ワイヤ 94 カムレバー操作部 96 支持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントホイールリム部に固定されフロ
    ントシャフトに対して回転するホイールハブ部と、この
    ホイールハブ部に駆動源からの動力を伝達するために前
    記フロントシャフトに対して回転するスプロケット部
    と、このスプロケット部と前記ホイールハブ部との間に
    介在されるクラッチ部とからなる前後輪駆動二輪車の前
    輪への動力伝導装置であって、前記クラッチ部は、前記
    動力を前記スプロケット部と前記ホイールハブ部との間
    において遮断し伝達するために前記ホイールハブ部と前
    記スプロケット部との連結を断続するクラッチと、この
    クラッチを作動させるため当該クラッチを前記ホイール
    ハブ部と前記スプロケット部との間においてガイドスプ
    ラインスペーサを介して前記フロントシャフト上でスラ
    イドさせるスライダカムと、このスライダカムを操作す
    るカムレバーとからなることを特徴とする前後輪駆動二
    輪車の前輪への動力伝導装置。
  2. 【請求項2】 前記カムレバーは、前記フロントシャフ
    トを中心として線対称に形成されるとともに前記フロン
    トシャフトを軸心として回動する一対のレバーを備え、
    これら一対のレバーにはそれぞれ操作ワイヤが取り付け
    られ、これらの操作ワイヤは、自動二輪車のステアリン
    グ操作部に設けられたカムレバー操作部と前記一対のレ
    バーとの間に配置された支持部材を介して車体に取り付
    けられることを特徴とする請求項1記載の前後輪駆動二
    輪車の前輪への動力伝導装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドスプラインスペーサは、前記
    フロントシャフトと同軸で、その反ホイールハブ部側端
    には、前記スプロケット部から突出する爪片が形成さ
    れ、この爪片には、フロントフォークに対して回動する
    フロントスイングアームに当該ガイドスプラインスペー
    サを固定するための固定ブラケットが取り付けられ、こ
    の固定ブラケットは前記フロントスイングアームに形成
    された凹部にはめられて固定されることを特徴とする請
    求項1または2記載の前後輪駆動二輪車の前輪への動力
    伝導装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016222183A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型電動車両

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