JPH0620027B2 - 電解コンデンサの取付構造 - Google Patents

電解コンデンサの取付構造

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JPH0620027B2
JPH0620027B2 JP1193400A JP19340089A JPH0620027B2 JP H0620027 B2 JPH0620027 B2 JP H0620027B2 JP 1193400 A JP1193400 A JP 1193400A JP 19340089 A JP19340089 A JP 19340089A JP H0620027 B2 JPH0620027 B2 JP H0620027B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電解コンデンサの取付構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、大型の電解コンデンサでは、例えば、実開昭63
−107980号「電解コンデンサの包装箱」の第4図
に示すように、被取付部材に電解コンデンサ自身を取り
付けるための手段として、取付バンドが外装ケースの周
囲部に設けられている。したがって、回路装置等へ電解
コンデンサを実装する場合、回路装置等のシャーシや基
板に対し、取付バンドに放射状に突出させている2〜3
点の取付片を用いて固定することが行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このような取付バンドを用いた電解コンデン
サの取付けには、電解コンデンサとは別部品である取付
バンドを用いるとともに、数点のビス及びナットを用い
るために、その取付け構造が複雑になり、その取付け作
業を煩雑にし、しかも、ネジ止め部分が電解コンデンサ
の側部に突出する上、そのネジ止め作業の空間を必要と
するため、電解コンデンサの実装効率が低い等の欠点が
ある。このような欠点は電解コンデンサの設置個数の増
加に比例して顕著になる。
また、このようなバンドに拠らないコンデンサの取付構
造としては、例えば、実開平1−83324号「コンデ
ンサ取付構造」がある。この例では、電極端子を固定手
段に利用しており、振動や衝動力を受ける設置場所で
は、電極端子にその応力が作用して電解コンデンサの性
能を低下させ、あるいは、損傷させる等の不都合があ
る。
そこで、この発明は、取付構造及び取付作業の簡略化と
ともに、耐震性及び実装効率を高めた電解コンデンサの
取付構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の電解コンデンサの取付構造は、外装ケースの
封口板上に係合突部を有し、電極端子が少なくとも前記
係合突部の外周よりも内側の領域から導出し、前記係合
突部の周囲部に台座部を備えた電解コンデンサと、この
電解コンデンサの封口板側に設置され、任意の間隔で係
合部が形成された第1の取付板と、前記電解コンデンサ
の外装ケースの底面側に設置される第2の取付板と、前
記第1の取付板の前記係合部に前記電解コンデンサの前
記係合突部を係合させるとともに、前記台座部に前記第
1の取付板を当て、かつ、前記電解コンデンサの前記外
装ケースの底面側に前記第2の取付板を当てることによ
り、前記電解コンデンサを挟んで前記第1及び第2の取
付板を固定する固定手段とを備えたことを特徴とする。
〔作 用〕
この電解コンデンサの取付構造には、取り付けるべき電
解コンデンサを把持して固定するための第1及び第2の
取付板が用いられ、取り付けられる電解コンデンサの封
口板には、係合突部とともに、その周囲部に台座部が形
成されている。そして、第1の取付板には、電解コンデ
ンサの係合突部に係合する任意の係合孔が任意の間隔で
形成される。
そこで、第1の取付板の係合孔に係合突部が挿入される
とともに、係合孔の周囲部に台座部が当てられ、外装ケ
ースの底面部側には第2の取付板が当てられる。そし
て、電解コンデンサを挟む第1及び第2の取付板は固定
手段によって固定され、任意の電解コンデンサが第1及
び第2の取付板の間に挟持状態で固定され、取り付けら
れる。
〔実施例〕
以下、この発明を図面に示した実施例を参照して詳細に
説明する。
第1図は、この発明の電解コンデンサの取付構造の一実
施例を示す。
外装ケース2はアルミニウム板等で円筒状に成形加工さ
れており、この外装ケース2の内部には円柱状を成すコ
ンデンサ素子4が収容されている。コンデンサ素子4
は、周知のように、陽極側及び陰極側の電極箔の間にセ
パレータ紙を挟み込んで円柱状に巻回されており、その
周囲部にテープ6によって巻き戻り防止が施されてい
る。また、このコンデンサ素子4の端面には、巻回され
た陽極側及び陰極側の電極箔に接続されている陽極側及
び陰極側の電極接続用タブ8、10が引き出されてい
る。
このコンデンサ素子4を収容した外装ケース2の開口部
側には、外部からローリング加工によって径小部を以て
段部12が形成され、この段部12で位置決めされて外
装ケース2を封口する封口板14が挿入されている。封
口板14は、熱硬化性合成樹脂等の硬質絶縁板を以て外
装ケース2の開口部に合致する形状、例えば、円板状に
成形加工されている。
そして、封口板14には、背面と平行面を成し且つ円形
の平坦部16が形成され、この平坦部16の周囲には凹
部18が形成されているとともに、この凹部18の内面
にはV字状の凸条等が形成されている。この凹部18に
は、ゴム等の弾性体リング20が嵌め込まれ、この弾性
体リング20上にカーリング処理によって湾曲させた外
装ケース2の開口端部が食い込んでいる。したがって、
外装ケース2は、弾性体リング20を介在させて外装ケ
ース2の端部とその段部12との間に挟み込まれて封口
板14が固定されることにより、十分な気密性を以て封
止されることになる。
封口板14の平坦部16上には、外装ケース2の外周面
に被せられた絶縁性スリーブ22の端部が設置されてい
る。絶縁性スリーブ22は、熱収縮性樹脂によって円筒
形を成し、外装ケース2の底面側に合成樹脂等からなる
保護板23を当ててその周囲に保護及び絶縁のために被
せられる。
また、封口板14の平坦部16には、外装ケース2の湾
曲部24より僅かに高く設定された当接面25を持つ台
座部26が特定幅で形成され、この台座部26には被取
付部材に係合させて電解コンデンサを取り付けるための
係合突部28が形成されている。この係合突部28は封
口板14から突出しており、この係合突部28には、少
なくともその外周よりも内側の領域に電極端子30、3
2が導出されている。この実施例では、台座部26は封
口板14と一体に形成されているので、係合突部28は
台座部26とともに封口板14に一体に形成されてい
る。
この係合突部28の内側から導出された陽極側及び陰極
側の電極端子30、32は、封口板14のモールド成形
によって貫通状態で封口板14に固定されて柱状を成し
ており、外装ケース2の外部側の端部には端子ビスを固
定するためのねじ部34が形成され、また、その内部端
部には径小にされたリベット部36が形成されている。
したがって、各電極端子30、32には、コンデンサ素
子4の電極接続用タブ8、10がそれぞれワッシャ38
を介してリベット部36の加締めによって電気的に接続
されている。
また、係合突部28には、電極端子30、32を導出す
る部分を肉厚にし、その肉厚部分で周壁部40を成し、
この周壁部40で包囲された凹部42が形成され、この
凹部42に形成された貫通孔44には、防爆弁46が外
装ケース2の内面側から挿入されている。
そして、この電解コンデンサを取り付けるための被取付
部材として硬質絶縁板や金属板等からなる第1及び第2
の取付板48、50が設置されている。取付板48には
電解コンデンサを固定する任意の位置に係合突部28を
貫通させるための係合部として係合孔52が形成され、
また、取付板50には係合孔52に対応する位置に外装
ケース2の底面部に対応して係合凹部54が形成されて
いる。また、各取付板48、50には、両者を固定する
固定手段としてのボルト56を貫通させるための複数の
透孔58が形成されている。
そこで、取付板50の係合凹部54内に電解コンデンサ
の外装ケース2の底面側に載置し、電解コンデンサの封
口板14の係合突部28に取付板48の係合孔52を係
合させ、各取付板48、50にボルト56をワッシャ5
9を介挿して貫通させる。取付板48を貫通させたボル
ト56のねじ部60にワッシャ62を介してナット64
を締めつけると、取付板48、50の間に電解コンデン
サが把持されて取り付けられる。
以上の構成とすれば、封口板14に係合突部28が形成
されているので、係合突部28を以て被取付部材である
取付板48に電解コンデンサを取り付けることができ
る。そして、係合突部28が形成されたことで、封口板
14の実質的な厚みが増し、その分だけ封口板14の機
械的な強度が高められるとともに、電極端子30、32
と封口板14との気密性の保持を増すことができる。し
たがって、外装ケース2に対して封口板14が挿入され
る部分を削減でき、外装ケース2の体積効率の向上を図
ることができる。
そして、係合突部28の周囲部には、封口板14に取付
板48と当接する当接面25を持つ台座部26が設けら
れ、この台座部26に取付板48を当てて取り付けるの
で、取付板48と外装ケース2の湾曲部24との間に空
間が形成されることになり、外装ケース2に取付板48
が、直に当たることによる損傷から外装ケース2を保護
することができる。また、取付板48に作用する衝撃力
を台座部26によって緩衝できるので、外装ケース2の
保護機能が高められるとともに、バンパー効果が得られ
る。
そして、取付板48に形成された係合孔52には封口板
14の係合突部28が挿入され、また、取付板50の係
合凹部54には外装ケース2の底面部が載置され、各取
付板48、50を固定手段であるボルト56及びナット
64で締めつけることにより、電解コンデンサは各取付
板48、50の間に挟持状態で固定され、取り付けられ
る。
実施例では、取付板50側に係合凹部54が形成されて
いるので、その係合凹部54によって電解コンデンサの
位置決めが行われ、取付板48側の係合孔52と相俟っ
て強固な取付状態が実現される。ところで、固定手段で
あるボルト56及びナット64の締め付けによって取付
板48、50の平行度が確保され、十分な取付強度が得
られる場合には、取付板50側の係合凹部54は省略し
てもよい。
また、保護板23に弾性板を用いて十分な弾性が得られ
る場合には、その弾性によって電解コンデンサの取付強
度が高められる。
そして、例えば、第2図に示すように、取付板48側に
任意の間隔を設けて複数の係合孔52を形成すれば、各
係合孔52毎に電解コンデンサの係合突部28を係合さ
せることにより、複数の電解コンデンサを2枚の取付板
48、50に把持した状態で取り付け、ユニット化する
ことができる。
各取付板48、50は、取付強度に応じて、しかも取付
板48、50の機械的な強度を利用してボルト56及び
ナット64等の固定手段により強固に取り付けることが
でき、その取付け構造の簡略化を図ることができる。
特に、電解コンデンサは、封口板14に係合突部28が
形成され、その係合突部28を用いて取り付けられるの
で、従来の取付バンドを用いた場合の構造上、又は、取
付け作業上の不都合がなく、しかも、併設される各電解
コンデンサ間の空間を放熱上許される限界まで接近させ
ることができ、その実装効率を高めることができる。
そして、取付け作業では、電解コンデンサの大きさや取
付け間隔等に応じて取付板48に係合孔52を形成した
後、数本のボルト56及びナット64等の固定手段を用
いることで容易に固定でき、その作業工数の低減を図る
ことができる。
次に、第3図は、この発明の電解コンデンサの取付構造
に用いられる電解コンデンサの封口板を示す。
前記実施例では、台座部26を封口板14と一体に形成
したが、第3図に示すように、封口板14と別体として
環状を成す台座部27を着脱可能に形成してもよい。
この場合、平坦部16の幅を大きくし、この平坦部16
から係合突部28を形成し、この係合突部28に台座部
27が着脱可能に設置される。
そして、硬質絶縁板等の硬質部材で形成される封口体1
4に対し、台座部27は比較的弾性の高い材質で形成す
れば、より高いバンパー効果を得ることができる。
また、台座部27を封口板14と別体とすると、台座部
27の厚さを任意に封口板14とは別に形成でき、取付
け高さ等の調整が可能になる。
また、実施例では、被取付部材として取付板48、50
を用いた場合について説明したが、係合突部28を以て
取り付けることができる部材であればどのようなもので
もよく、さらに、取付けのために取付板48に形成され
た係合孔52も、係合突部28に係合可能な凹部として
もよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、次の効果が得
られる。
(a)この発明の電解コンデンサの取付構造によれば、構
造及び固定手段の簡略化により、取付作業が容易かつ迅
速化でき、取付バンド等を用いた従来の取付構造に比較
して、その簡略化及び実装効率の向上を図ることができ
るとともに、電極端子を係合突部で保護することがで
き、耐震性を高めることができる。
(b)また、この発明の電解コンデンサの取付構造によれ
ば、第1及び第2の取付板の間に複数の電解コンデンサ
を一括して取り付けることができ、複数の電解コンデン
サの取付状態が一様かつ強固になり、取付状態の信頼性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の電解コンデンサの取付構造の一実施
例を示す断面図、 第2図はこの発明の電解コンデンサの取付構造の具体的
な実施例を示す一部斜視図、 第3図はこの発明の電解コンデンサの取付構造に用いら
れる電解コンデンサの封口板を示す分解斜視図である。 2……外装ケース 4……コンデンサ素子 14……封口板 25……当接面 26……台座部 28……係合突部 30、32……電極端子 48……第1の取付板(被取付部材) 50……第2の取付板(被取付部材) 52……係合孔(係合部) 56……ボルト(固定手段) 64……ナット(固定手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外装ケースの封口板上に係合突部を有し、
    電極端子が少なくとも前記係合突部の外周よりも内側の
    領域から導出し、前記係合突部の周囲部に台座部を備え
    た電解コンデンサと、 この電解コンデンサの封口板側に設置され、任意の間隔
    で係合部が形成された第1の取付板と、 前記電解コンデンサの外装ケースの底面側に設置される
    第2の取付板と、 前記第1の取付板の前記係合部に前記電解コンデンサの
    前記係合突部を係合させるとともに、前記台座部に前記
    第1の取付板を当て、かつ、前記電解コンデンサの前記
    外装ケースの底面側に前記第2の取付板を当てることに
    より、前記電解コンデンサを挟んで前記第1及び第2の
    取付板を固定する固定手段と、 を備えたことを特徴とする電解コンデンサの取付構造。
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