JPH0620032B2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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JPH0620032B2
JPH0620032B2 JP61144331A JP14433186A JPH0620032B2 JP H0620032 B2 JPH0620032 B2 JP H0620032B2 JP 61144331 A JP61144331 A JP 61144331A JP 14433186 A JP14433186 A JP 14433186A JP H0620032 B2 JPH0620032 B2 JP H0620032B2
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JP
Japan
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film
electrolytic capacitor
tcnq
valve action
action metal
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JP61144331A
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清志 坂本
虞美子 成沢
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NAGAI DENSHI KOGYO KYODOKUMIAI
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NAGAI DENSHI KOGYO KYODOKUMIAI
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は新規な構成からなる電解コンデンサに関する。
(従来の技術) 一般に乾式箔形電解コンデンサは、例えばアルミニウム
箔からなる一対の陽陰極箔に同じくアルミニウムからな
る一対の引出端子を接続し、前記一対の陽陰極箔相互間
にスペーサを介在させ巻回し、しかるのち駆動用電解液
を含浸しケースに収納し、該ケース開口部を密封してな
るものである。一般にスペーサを介在する目的は一対の
陽陰極箔相互間の絶縁隔離および駆動用電解液の保持で
あり、乾式箔形電解コンデンサにおいては重要な構成要
件である。しかして、一般に用いられているスペーサは
クラフト紙であるか、該クラフト紙は密度が0.3〜
0.8g/cmと密度が比較的高く、またクラフト紙を
構成する繊維の断面形状が偏平のため見掛け上の比抵抗
が大きくなりtanδ特性を損ね、またクラフト紙は抄
紙技術上の問題で厚みは30μm以上であり、これ以上
薄くできず小形化を阻害する要因となっており、さらに
過電圧,逆電圧印加などによるコンデンサ破壊時に着火
し継続燃焼のおそれがあるなどの欠点をもっていた。そ
のため現在クラフト紙に変え低密度のマニラ紙を用いる
傾向にあり、tanδ特性改善に大きく貢献している
が、マニラ紙はクラフト紙に比べて価格が数倍と高く、
加えて抄紙後の強度をコンデンサの製造工程(特に巻取
工程)に耐えさせるためには厚さ40μm以上のものを
用いなければならず依然として小形化の阻害要因となっ
ていた。
また液体の駆動用電解液を使用しているためtanδ特
性改善にも限度があり、さらに液体の駆動用電解液は低
温で比抵抗が増大しやすく低温特性が極度に悪化し広温
度範囲で使用するには信頼性に欠けるなど実用上解決す
べき問題をもっているばかりか、素子形状が巻回形で、
しかも引出端子を途中挿入した構造であるため周波数特
性が悪い問題をも抱えていた。
そのため近年例えば特開昭58−17609号公報、特
開昭58−191414号公報または特開昭59−63
604号公報に開示されているように駆動用電解液にか
え、N−n−プロピル(またはN−イソ−プロピル)イ
ソキノリン、N−エチルイソキノリン、N−n−ブチル
イソキノリン、N位を炭化水素基で置換したキノリン、
イソキノリンまたはピリジンなどからなるTCNQ錯体
を固体電解質として用い、特性を改善したものが提案さ
れている。このようなTCNQ錯体を用いてなる電解コ
ンデンサは、一般にこれらTCNQ錯体を溶融含浸して
用いる訳であるが、TCNQ錯体を溶融含浸するときに
長時間加熱するためTCNQ錯体の伝導度が減少しやす
くtanδ特性に問題があり、また素子形状は従来どお
り引出端子を巻回体の途中に挿入したタイプであるため
高周波数での特性が悪く、しかもスペーサを用いている
ため陽・陰極間(約40〜50μ)が広く、抵抗が大き
いなど依然として解決すべき問題は残っていた。
しかして本発明者は、上記のような各種欠点を除去する
目的で特願昭60−78649号を出願した。すなわち
該先願技術は第4図に示すように絶縁物21の一面に一
端部を余白部22として形成した弁作用金属膜23表面
に陽極酸化皮膜24を形成し、しかるのち該陽極酸化皮
膜24の前記余白部22の反対側に位置する端面を除い
た面上から前記余白部22面上にTCNQ錯体膜25を
形成し、該TCNQ錯体膜25の前記余白部22の反対
側に位置する端面を除いた面上に陽極電極膜26を形成
した複膜層27を第3図に示すように必要数積層し、両
端面に電極引出部28を形成するようにしたものであ
り、特性改善に大きく貢献するものである。29は外部
端子である。しかしながら、上記構成になる電解コンデ
ンサにおける陽極となる一方の電極引出部28は、前記
弁作用金属膜23端部10μm厚の面積分しかなく、ま
た弁作用金属膜23としてのアルミと電極引出部28と
しての銀接着剤との接触による電気的結合のため接触提
供が大きく、極端な場合は接触不良となり、結局コンデ
ンサとしてのtanδ特性を損ねる結果となっていた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のようにTCNQ錯体を用い、かつ素子形状を無誘
導タイプとすることによって、従来技術のものと比較し
特性改善が可能であるが、陽極引出構造に問題があっ
た。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、弁作用金
属と陽極となる電極引出部の接触構造を改良し、諸特性
安定にして新規な構成からなる電解コンデンサを提供す
ることを目的とするものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の電解コンデンサは、絶縁物の一面または両面に
一端面を余白部とし弁作用金属膜を形成し、該金属膜の
前記余白部と反対側に位置する一端面を除いた表面に陽
極酸化皮膜を形成し、該酸化皮膜上にTCNQ錯体膜を
形成し、該錯体膜上および前記余白部面上に陰極電極膜
を前記弁作用金属膜面上に前記酸化皮膜と接触すること
なく陽極電極膜を形成し、該陽極電極膜および陰極電極
膜を含む表面に樹脂膜を形成した複膜層を複数積層し、
両端面に電極引出部を形成したものである。
(作用) 以上のような構成になる電解コンデンサによれば、陽極
となる弁作用金属膜と電極引出部は弁作用金属膜上に設
けた陽極電極膜を介した構造となるため両者の接触面積
が大きく確保でき電気抵抗が小さくなりバラツキのすぐ
れたtanδ特性を得ることができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
すなわち、第2図に示すように例えばポリエステル,ト
リアセテート,テトラフロロエチレン,ポリカーボネー
ト,ポリアミド,ポリイミドなどからなるプラスチック
フィルム・シートまたはセラミックシートなどの絶縁物
1の一面に一端部を余白部2としてアルミニウム金属を
蒸着またはラミネートし弁作用金属膜3を形成したの
ち、該弁作用金属膜3の前記余白部2と反対側に位置す
る一端面を除いた表面を陽極酸化し陽極酸化皮膜4を形
成し、しかるのち該陽極酸化皮膜4面上に例えば2,
2′−ビピリジニウム(TCNQ)、4−ハイドロオ
キシ−N−ベンジルアニリウム(TCNQ)、4−ア
ミノ−2,3,5,6−テトラメチルアニリニウム(T
CNQ)、ピリジニウム(TCNQ)、4−シアノ
−Nメチル−ピリジニウム(TCNQ)、N−エチル
キノリニウム(TCNQ)、N−(2−フェネチル)
キノリニウム(TCNQ)などからなるTCNQ錯体
を真空蒸着しTCNQ錯体膜5を形成する。つぎに該T
CNQ錯体膜5面上および前記余白部2面上に銀または
銅などの金属をスクリーン印刷,蒸着またはスパッタリ
ングなどの手段にて陰極電極膜6を形成し、前記陽極酸
化皮膜4を形成しない弁作用金属膜3面上に陽極酸化皮
膜4と接触することなく、前記陰極電極膜6形成手段と
同一手段にて陽極電極膜7を形成し、該陽極電極膜7お
よび陰極膜6を含む表面に例えばエポキシ樹脂をスクリ
ーン印刷し樹脂膜8を形成した複膜層9を得る。しかし
て、該複膜槽9を第1図に示すように必要数積層し、両
端面にアルミニウムまたはハンダなどの金属をメタリコ
ンまたは塗布し電極引出部10を形成し、該電極引出部
10に外部端子11を取着し、ケースに収納するか樹脂
被覆などを施し外装(図示せず)形成してなるものであ
る。
以上のように構成してなる電解コンデンサは陽極となる
弁作用金属膜3面上に形成した陽極電極膜7が電極引出
部10との接続部となる構造であり、該接続部における
両者の接触面積が大きく確実に確保できるため接続部の
電気抵抗は小さくtanδ特性の阻害要因は解消され、
バラツキのないすぐれたtanδ特性を得ることができ
るのに加え、素子構成としてスペーサレスで駆動用電解
液を用いず、しかも無誘電タイプであるため温度特性,
高周波特性とも従来例と比較して大幅に改善されたすぐ
れた効果を奏する。
つぎに本発明の実施例と参考例の比較の一例について述
べる。
実施例 ポリエステルフィルムの一面に厚さ10μmのアルミニ
ウムをラミネートしたアルミニウムラミネートフィルム
を用い、TCNQ錯体として2,2′−ビピリジニウム
(TCNQ)を真空蒸着した。陰極電極膜,陽極電極
膜ともAgペーストをスクリーン印刷しエポキシ樹脂を
スクリーン印刷した第2図に示すような構成からなる複
膜層を複数積層し両端面にメタリコン電極を施し、外装
構造としてエポキシ樹脂を被覆してなる定格25WV
1μFの電解コンデンサ(A). 参考例 ポリエステルフィルムの一面に厚さ10μmのアルミニ
ウムをラミネートしたアルミニウムラミネートフィルム
を用い、TCNQ錯体として2,2′−ビピリジニウム
(TCNQ)を真空蒸着した。陰極電極膜としてAg
ペーストをスクリーン印刷しエポキシ樹脂をスクリーン
印刷しエポキシ樹脂をスクリーン印刷した第4図に示す
ような構成からなる複膜層を複数積層し両端面にメタリ
コン電極を施し、外装構造としてエポキシ樹脂を被覆し
てなる定格25WV1μFの電解コンデンサ(B)。
しかして上記本発明に係る実施例(A)と従来の参考例
(B)における諸特性を調べた結果次表に示すようにな
った。試料(A)(B)とも20個である。
上表から明らかなように、実施例(A)は参考例(B)
と比較し、陽極とメタリコン電極との接触抵抗のバラツ
キは極めて小さく、かつtanδのバラツキも小さく、
よつてtanδ特性がすぐれており、本発明のすぐれた
効果を実証した。
なお上記実施例では弁作用金属膜を絶縁物の一面に設け
たものを例示して説明したが、両面に設けたものに適用
できることは勿論であり、また上記実施例では陽極電極
膜としてアルミニウム金属からなるものを例示して説明
したが、たとえばタンタル,チタン,ニオブなどの弁作
用金属を用いたものでも同様の効果を得ることができ
る。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の構成によれば、陽極引出構
造として弁作用金属膜面上に陽極電極膜を設けることに
よってtanδ特性良好にしてスペーサレスでTCNQ
錯体を用い無誘導タイプとして実用的価値の高い電解コ
ンデンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例に係り第1図は
電解コンデンサを示す正断面図、第2図は第1図を構成
する複膜層を示す斜視図、第3図および第4図は参考例
に係り第3図は電解コンデンサを示す正断面図、第4図
は第3図を構成する複膜層を示す斜視図である。 1……絶縁物、2……余白部 3……弁作用金属膜、4……陽極酸化皮膜 5……TCNQ錯体膜、6……陰極電極膜 7……陽極電極膜、8……樹脂膜 9……複膜層、10……電極引出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁物の一面または両面に一端面を余白部
    として形成した弁作用金属膜と、該金属膜の前記余白部
    と反対側に位置する一端面を除いた表面に形成した陽極
    酸化皮膜と、該酸化皮膜上に形成したTCNQ錯体膜
    と、該錯体膜上および前記余白部面上に形成した陰極電
    極膜と、前記弁作用金属膜面上に前記酸化皮膜と接触す
    ることなく形成した陽極電極膜と、該陽極電極膜および
    前記陰極電極膜を含む表面に形成した樹脂膜とからなる
    複膜層と、該複膜層を複数積層し両端面に形成した電極
    引出部とを具備したことを特徴とする電解コンデンサ。
JP61144331A 1986-06-19 1986-06-19 電解コンデンサ Expired - Lifetime JPH0620032B2 (ja)

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JPS63107A JPS63107A (ja) 1988-01-05
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