JPH06200963A - 電磁ブレーキ制御装置 - Google Patents

電磁ブレーキ制御装置

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JPH06200963A
JPH06200963A JP129093A JP129093A JPH06200963A JP H06200963 A JPH06200963 A JP H06200963A JP 129093 A JP129093 A JP 129093A JP 129093 A JP129093 A JP 129093A JP H06200963 A JPH06200963 A JP H06200963A
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current
electromagnet
voltage
electromagnetic brake
thyristor
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JP129093A
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Motonori Kamagata
元紀 鎌形
Masayuki Kobayashi
正之 小林
Naoki Kubota
直樹 久保田
Yoshiomi Jiyoujima
美臣 城島
Yoshinobu Koyama
義信 小山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁ブレーキの電磁石の励磁電流が適切に制
御でき、高い信頼性と充分な省エネルギー化が得られる
ようにした電磁ブレーキ制御装置を提供すること。 【構成】 電磁ブレーキ装置13の電磁石に供給すべき
励磁電流をサイリスタ14により制御し、このときCT
17により励磁電流を検出し、マイコン15によりサイ
リスタ14の点弧角を制御して、励磁電流をフィードバ
ック制御するようにしたもの。 【効果】 検出した励磁電流と基準電流の差によりサイ
リスタ14の点弧角の調整を行なうので、応答性よく保
持電流を制御することができる。また、保持電流を精度
良く制御できるので、保持電流に余裕を持たせる必要が
無く、充分に省エネルギー化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁石を用いて摩擦制
動力を発生する部材の操作を行なう電磁ブレーキ装置の
制御装置に係り、特にクレーンやエレベータの巻上機に
好適な電磁ブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーンやエレベータの巻上機では、停
止状態ではスプリングの力により所定の制動力を与えて
おき、巻上機駆動用電動機の電源が投入されたときだけ
電磁石により制動力が開放されるようにした、いわゆる
電磁開放型の電磁ブレーキ装置が用いられている。
【0003】ところで、このような電磁石を用いた装置
では、可動板(アーマチュア)が電磁石から離れている状
態で、スプリングの力に反して吸引しようとするときに
は比較的大きなアンペアターンを必要とするが、吸着さ
れた後は、かなり小さなアンペアターンで、充分保持が
可能になるという性質がある。
【0004】そこで、電磁ブレーキ装置では、電磁石の
通電を開始したときには比較的高い電圧を電磁石に印加
し、可動板吸着後は低い電圧に切換え、省エネルギー化
が得られるようにしているのが通例である。すなわち、
短時間で済む吸引ストローク中だけ大きな電流を流して
強制励磁状態とし、可動板が吸引ストロークの終点に達
したあとは、可動板を吸着状態に保つのに必要な比較的
小さな電流に切換え、保持励磁状態にすることにより、
省エネルギー化が得られるようにしているのである。
【0005】このため、従来は、例えば実公昭58−4
4041号公報により開示されているように、上記した
強制励磁から保持励磁への切換えを、電磁石に通電開始
してからの経過時間が所定値に達したことにより行なう
ようにし、このためにトランジスタ、ダイオード、抵抗
器、コンデンサなどからなる時限制御回路を用い、強制
励磁に必要な通電時間を、この時限制御回路の中のCR
積分回路で得るようにしている。
【0006】また、特開昭63−174600号公報で
は、マイクロコンピュータを用い、強制励磁中の電磁石
の電流を検出し、可動板のストロークが変化することに
より現われる電流変化を検知して強制励磁から保持励磁
への切換えを制御するようにした装置について開示して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、電磁
ブレーキ装置における可動板吸着後の電磁石電流、すな
わち、保持電流の制御について配慮がされておらず、電
源電圧が変化したり、その波形に歪が発生した場合や、
制御装置と電磁ブレーキ間の配線が長くなってしまった
場合などには、電磁石に印加されている電圧が低下し、
保持励磁に必要な電流が確保できず、保持不良を起こす
という問題があった。
【0008】また、電磁石のコイルの抵抗値は温度によ
り変化し、通電により温度が上昇すると抵抗値が増加す
る。そこで、印加電圧を一定に保っていたのでは励磁電
流の減少を招き吸引力が低下してしまう。このため、従
来技術では、保持不良が発生しないように、予め電磁石
へ供給すべき電圧として、コイルの温度上昇による抵抗
値の増加を見込んだ高い電圧設定としておく必要があ
り、無駄な電力消費を伴ってしまうという問題があっ
た。
【0009】本発明の目的は、電磁ブレーキの使用状態
(電源電圧、配線長さ、周囲温度、使用頻度など)に無関
係に、常に的確に電磁石の励磁電流が制御され、高い信
頼性と充分な省エネルギー化とが得られるようにした電
磁ブレーキ制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、電磁ブレー
キ装置の電磁石の電流制御をサイリスタの位相制御で行
なうと共に、これによる電磁石の励磁電流の大きさを監
視し、予め設定してある基準励磁電流値との差に応じて
サイリスタの点弧角度を調整することにより達成され
る。
【0011】
【作用】電磁ブレーキの励磁電流は、サイリスタの点弧
角度を変えることにより変化する。そこで、励磁電流を
監視し、それと基準電流との比較を行ない、その差によ
りサイリスタの点弧角度を制御してやれば、電源電圧や
波形の歪、配線長さなどが変化しても、励磁電流を一定
に保つことができる。
【0012】
【実施例】以下本発明による電磁ブレーキ制御装置につ
いて、図示の実施例により詳細に説明する。まず、図2
により、本発明の一実施例が適用対象としている電磁ブ
レーキ装置の一例について説明すると、この図2の例は
ディスク形の電磁ブレーキ装置で、且つ電源を切るとス
プリングの力でブレーキが掛る、いわゆるオフブレーキ
タイプ(電磁開放型)のもので、図において、(a)は一部
断面で表わした平面図、(b)は側面図で、1は電動機、
2はブレーキディスク、3は電磁石、4は可動板(アー
マチュア)、5はスプリング、6はピン、7はレバー、
8はライニング(ブレーキライニング)、9はピン受け、
10はフレーム、そして11、12は取付ネジである。
そして、電動機1は、例えばクレーンなどの巻上用電動
機で、ブレーキディスク2は、この電動機1の軸1aに
取付けられていて、電動機1にブレーキ力を与えるよう
になっている。なお、この図では、電磁ブレーキ装置全
体を13で表わしている。
【0013】この図2は、電磁石3のコイル3aに電流
が供給されていない状態を示しており、この状態では、
スプリング5のバネ力により可動板4が図の左方向に押
し戻されている。そこで、可動板4はレバー7の外側突
起部を押すことになり、この結果、レバー7にピン6を
支点にした回動方向の力が働く。そしてレバー7の先端
にはライニング8が固定されており、従って、レバー7
の回動力によりライニング8がディスク2を外周両側か
ら挾み付け、ブレーキ力を発生していることになり、オ
フブレーキとして機能するようになっている。
【0014】次に、電源が投入され、コイル3aに電流
が供給されると、これにより電磁石3が磁界を発生し、
可動板4に吸引力が働く。そして電磁石3の吸引力の方
がスプリング5のバネ力に勝るように作られているの
で、可動板4はスプリング5に抗して電磁石3に吸着さ
れ、ブレーキディスク2に対するライニング8の押付力
はなくなり、ブレーキが開放されることになる。
【0015】次に、図1は本発明の一実施例で、図にお
いて、14はサイリスタ、15はマイコン(マイクロコ
ンピュータ)、16は安定化電源、17はCT(直流電流
検出用の変換器)、18は商用電源、そして20はコン
タクター(スイッチ)である。なお、電動機1と電磁ブレ
ーキ装置13は図2で説明したものであり、ここで電動
機1は、コンタクター20が投入されることにより起動
される。
【0016】サイリスタ14は、電磁ブレーキ装置13
の電磁石3に供給すべき励磁電流を制御する働きをす
る。ここで、図3の(a)、(b)は、サイリスタ14の点弧
角によって、電磁ブレーキ装置13の電磁石3に供給さ
れる電圧が如何にして制御されるかを、商用電源18が
AC200Vで、これを全波整流して供給した場合を例
に挙げて示したもので、図示のように、点弧角θを変化
させることにより、それに応じて電圧Eが滑らかに制御
できることが判る。
【0017】マイコン15は、サイリスタ14の点弧を
制御して、電磁石3の励磁電流を制御する働きをするも
ので、図示のように、CPUとクロック発生回路、RO
M、RAM、それにA/D変換回路などを内蔵している
ものである。安定化電源16は、マイコン15に動作用
の電力を供給する働きをする。CT17は、電磁ブレー
キ装置13の電磁石3に流れる電流を検出する働きを
し、検出結果はA/D変換回路を介してマイコン15の
CPUに取り込まれる。
【0018】次に、この実施例の動作について説明す
る。まず、図4は、この実施例における電源投入時から
の電磁石3に対する供給電圧の変化特性を示したもの
で、EH は保持状態での供給電圧、つまり保持電圧を表
わす。そして、電源投入時から吸引完了時までは、保持
電圧EH の5倍の電圧である強制励磁(過励磁ともいう)
電圧EO を供給し、その後EO→EHに供給電圧を下げる
ようになっている。
【0019】次に、図5は、電磁石3の可動板4のスト
ロークSと電磁石の吸引力との関係を示したもので、強
制励磁吸引力FP は、図4の強制励磁電圧EO を印加し
たときの吸引力を表わし、定常時吸引力FH は、図4の
保持電圧EH を供給したときの吸引力を表わす。
【0020】そこで、いま、可動板4のストロークがS
の位置にあるとき、電磁石3に強制励磁電圧EO を印加
し通電すると、バネ力FSP に反抗する強制励磁吸引力
Pが発生し、可動板4が吸着されるので、電磁石のス
トロークはSから0になる。その後、供給電圧が保持電
圧EH に低下され、定常時吸引力FH になるが、このと
きでも電磁石3の吸引力はバネ力FSPより勝っているの
で、電磁石3は、可動板4を吸着状態に保持できること
が判る。
【0021】次に、図6により、可動板4が電磁石3に
吸着されるときの電磁石コイル3aに流れる電流の変化
状態を示したもので、図において、tは時間、Ithは電
磁石の励磁電流、Lは電磁石のコイル3aのインダクタ
ンス、Rは同じくその直流抵抗分である。また、ta は
電磁石3に可動板4が吸着されたときの時刻、TSは通
電開始後、電磁石3に可動板4が吸着されるまでの時間
を表わす。
【0022】このとき、一般に、このような電磁石装置
においては、可動板が、電磁石から離れているときと、
吸着状態にあるときとでは、電磁石コイルのインダクタ
ンスLが変化する。そこで、いま可動板が吸引されたこ
とにより、コイルのインダクタンスがLからL'に変化
したとすると、電磁石のコイルの直流抵抗分Rとの比に
よる時定数L/Rも、L'/Rに変化し、図6に示すよ
うに、過渡時の流入電流が変化する。
【0023】従って、この電流値の変化を検出してやれ
ば、可動板が電磁石に吸引中か、吸引を終了して吸着さ
れたかが判り、時刻ta を知ることができる。そこで、
この実施例では、図1に示すように、CT17により電
磁ブレーキ装置13の電磁石3に流れる励磁電流Ithを
検出し、マイコン15によりサンプリングして、順次1
回前のサンプリング値と比較することにより励磁電流I
thの変化状態を判断し、時刻ta を求め、これによりサ
イリスタ14を位相制御し、これにより電磁石3の可動
板4が吸引移動中は、通常の保持励磁時の電圧の約5倍
以上の電圧を印加する強制励磁を行ない、吸引終了と判
断された時刻ta 以後は強制励磁を停止し、印加電圧の
低い通常の保持励磁に移行させる処理を実行するように
なっており、従って、時間TSが強制励磁期間となる。
【0024】そして、その後も、マイコン15は、CT
17により検出される電流のサンプリングを続け、それ
を基準電流と比較し、基準電流とサンプリング電流の差
により、サイリスタ14の位相制御を継続させ、安定し
た保持励磁電流が電磁石3に供給されるようにしている
ものであり、以下、このマイコン15の処理を含む制御
動作について、図7のタイムチャートと、図8のフロー
チャートにより、さらに詳細に説明する。なお、図7に
おいて、Vは交流電源の波形、Da はマイコン15から
のデータ出力、Vthはサイリスタ14によって位相制御
され、電磁ブレーキ装置13の電磁石3に印加される電
圧、そしてIthは電磁石のコイル3aに流れる励磁電流
である。
【0025】図8のフローチャートにおいて、いま電源
18がONにされ、マイコン15の各部に電圧が印加さ
れると、S1で初期設定が行なわれ、S2でコンタクタ
ー20がONのときには、S3でクロックカウント開始
となり、それ以降の処理が実行されるようになる。
【0026】すなわち、まずS4でROMに格納してあ
るデータから強制励磁点弧角を読取り、S5でサイリス
タ点弧データとして出力し、サイリスタ14を点弧し制
御する。そして、この点弧期間中に、S6で、電流値を
サンプリングし、出力するために必要なサンプリングタ
イミングデータをROMから読取る処理が引続いて行な
われ、S7、S9で電流値のサンプリングが実行され
る。これをS10でA/D変換し、マイコン15のRA
Mに格納する。次に、このA/D変換値、つまり現電流
値In+1と1サイクル前の電流値In の引算をS10と
S11でCPUに実行させ、S12で結果が正の場合、
すなわち電流が増加傾向にある間は、再びS4の強制励
磁ルーチンへ戻すのである。
【0027】このとき、サンプリングのタイミングによ
っては電流変化の検出が失敗してしまう場合や、ブレー
キが機械的なカジリを起して動作不良に至る場合もある
ことを考慮しておく必要がある。つまり検出失敗や動作
不良をそのまま放置すれば、必要以上に強制励磁を行な
い続ける結果となり、コイル焼損にもつながる危険性が
あるからである。
【0028】そこで、予め設定してある標準的な強制励
磁時間内に相当する時間内かどうかをS13で判定す
る。その結果、基準時間内であれば、S4の強制励磁ル
ーチンへ戻し、その時間を越えていたときは異常と考え
られるので、S14で故障表示させるのである。
【0029】一方、S12で結果が正の場合、つまり1
サイクル前の電流値In と現電流値In+1との差が負の
ときには、可動板4が電磁石3に吸引され、ブレーキが
開放されたことを表わすので、S15以後の保持励磁の
制御に移行させるのである。
【0030】まずS15でROMデータから保持励磁点
弧角を読取り、S16でサイリスタ14に点弧データを
出力し、サイリスタ14を点弧させる。この点弧期間中
にS17で、電流値をサンプリングし、出力するために
必要なサンプリングタイミングデータをROMから読取
る処理が引続いて行なわれ、S18、S19で電流値の
サンプリングが実行される。
【0031】次にS20でサンプリングした電流Id と
基準保持電流Is の引算を行ない、S21で、保持励磁
点弧角の修正値±△θs を設定する。
【0032】その後、S22で電流Id が基準保持電流
Is より大きいと判定された場合には、S23で点弧角
を減少させる修正を行なってからS16に戻す。次にS
24で電流Id が基準保持電流Is より小さいと判定さ
れた場合には、S25で点弧角を増加させる修正を行な
ってからS16に戻す。そして、以上のサンプリング処
理を、時間△t毎に繰り返すのである。
【0033】従って、この実施例によれば、サイリスタ
14の点弧位相により励磁電流を制御するようにしたの
で、強制励磁と保持励磁の何れの場合にも常に最適な励
磁電流を供給できるので、充分な省エネルギー化が得ら
れる。
【0034】また、励磁電流を検出してフィードバック
制御しているので、電源変動があっても安定した保持力
が確実に得られ、サイリスタと電磁ブレーキ装置間の配
線長さにも無関係で、常に安定した保持力が得られる。
【0035】次に、図9は、本発明の他の一実施例で、
同じくオフブレーキタイプの電磁ブレーキ装置に本発明
を適用した場合の実施例である。図9において、電動機
1は三相交流電源U、V、Wに電磁接触器CTTの接点
を介して接続されている。一方、電磁ブレーキ装置の電
磁石コイル3aは、電動機1に接続された電源のV−W
相間にサイリスタ14を介して接続されている。さら
に、この電磁石コイル3aと電源のW相との間には電流
検出用の抵抗RHが挿入されており、この抵抗RHによ
り電圧として検出された励磁電流は、コンデンサCHに
より平滑されて電圧継電器VSに入力される。そして、
この電圧継電器VSの出力はフォトカプラFKを経緯し
てパルス発生回路EXに供給されるようになっている。
【0036】また、電動機1に接続された電源のV−W
相間にはトランスTrの一次コイルが接続されており、
従って、電動機1を起動するため電磁接触器CTTが投
入されると、図10(a)の電圧V−W(電圧値VS)がサ
イリスタ14と電磁石コイル3aに印加されると共に、
トランスTrにも印加され、その二次コイルからダイオ
ードD2を介して半波整流された電圧がラインP−N間
に供給されるようになっている。
【0037】さらに、このラインPの電圧は抵抗R1、
ダイオードD3、コンデンサC1で平滑され、ツェナー
ダイオードZD1により定電圧化され、抵抗R2とコン
デンサC2からなるCR積分回路INに供給される。
【0038】ここで、CR積分回路INとユニジャンク
ショントランジスタTH2、それにトランジスタTR1
からなる回路は、電磁接触器CTTが投入されたときか
ら、CR積分回路INの時定数で決まる時間が経過する
までは、パルス発生回路EX内のトランジスタTR2を
オフにして、強制励磁電圧が電磁石コイル3aに供給さ
れるようにする回路であり、このため、CR積分回路I
Nの抵抗R2とコンデンサC2の接続点はユニジャンク
ショントランジスタTH2のゲートに接続されており、
従って、このユニジャンクショントランジスタTH2
は、図10(d)に示すように、電磁接触器CTTが投入
された後もオフ状態を継続し、その後、CR積分回路I
Nの時定数で決まる時間TSが経過して、コンデンサC
2の端子電圧VC2がユニジャンクショントランジスタ
TH2のアノードに印加されている電圧VC1よりも大
きくなったとき、図10(d)に示すように、このユニジ
ャンクショントランジスタTH2がオンし、これにより
トランジスタTR1、TR2もオンするようになってお
り、従って、このときのトランジスタTR2の動作は、
図10(e)に示すようになる。
【0039】パルス発生回路EXは、抵抗R7L、R7
Hの何れかを介してラインPに現われている半波整流電
圧により充電されるコンデンサC3と、このコンデンサ
C3の端子電圧VC3によりトリガされるユニジャンク
ショントランジスタTH3とを備えている。
【0040】まず、トランジスタTR2が、図10(e)
に示すオフ期間にあるときには、コンデンサC3は、抵
抗R7Lを介して、ラインPの半波整流電圧により充電
される。そして、その端子電圧VC3がユニジャンクシ
ョントランジスタTH3の比較電圧VC4に達すると放
電される。従って、このコンデンサC3の充放電の繰返
しにより、その端子電圧VC3は、図10(f)に示すよ
うに変化し、ユニジャンクショントランジスタTH3の
カソード端子の出力g1、g2には、図10(g)に示すよ
うに、短周期のパルス信号PTOが発生される。
【0041】このパルス信号PTOは、図9に示すよう
に、サイリスタ14のトリガ端子に入力されるようにな
っているから、電磁石コイル3aには、図10(b)に示
す電圧LVが印加され、同図(c)に示す励磁電流ILが
流れることになる。
【0042】そして、このときには、上記したように、
トランジスタTR2がオフしているので、抵抗R8には
抵抗R6が並列に接続されていない。この結果、ユニジ
ャンクショントランジスタTH3の比較電圧VC4は抵
抗R8、R9の分圧値で設定される。このとき、図10
(c)、(e)に示すように、期間TSの間だけ励磁電流LI
が多くなる強制励磁が得られることになる。
【0043】次に、期間TSが経過して時点ta にな
り、図10(e)に示すように、トランジスタTR2がオ
ンされると、ユニジャンクショントランジスタTH3の
比較電圧VC4は抵抗R6、R8が並列に接続され、抵
抗R9との分圧値が変わり、VC4’となる。このと
き、コンデンサC3の充放電の周期は、時点ta 以前よ
りも長くなり、パルス信号PTOが立ち上がるまでの時
間が増加するので、時点ta 以後、サイリスタ14の点
弧が遅れ、保持励磁動作が得られることになる。
【0044】一方、電磁石コイル3aに流れる励磁電流
は、電圧継電器VSにより監視されており、これによ
り、予め設定してある基準保持電流Is 以下になると、
フォトカプラFKがオンし、これにより抵抗R7Hが抵
抗R7Lに並列に接続された状態になる。この結果、コ
ンデンサC3の端子電圧VC3の変化状態は、図10
(h)に示すようになり、サイリスタ14の点弧角がθだ
け修正され、保持励磁電流の減少を抑え、常に基準保持
電流Is 以上に保つように制御されることになる。
【0045】従って、この図9の実施例によっても、サ
イリスタ14の点弧位相により励磁電流を制御するよう
にしたので、強制励磁と保持励磁の何れの場合にも常に
最適な励磁電流を供給できるので、充分な省エネルギー
化が得られる。
【0046】また、励磁電流を検出してフィードバック
制御しているので、電源変動があっても励磁電流が所定
値以下に低下する虞れがなく、安定した保持力が確実に
得られ、サイリスタと電磁ブレーキ装置間の配線長さに
も無関係で、常に安定した保持力が得られる。
【0047】なお、図9の実施例において、抵抗R3、
R4は電圧VC1を作り出すための電圧分圧回路を構成
するもので、コンデンサC4はラインPの電圧を平滑す
るものであり、ダイオードD4はコンデンサC2の放電
回路を構成するものである。なお、ユニジャンクション
トランジスタTH2、TH3は、例えばNEC製プレー
ナ形シリコンプログラマブルユニジャンクショントラン
ジスタN13T1等を使用することができる。
【0048】ところで、以上の実施例では、本発明を電
磁石の励磁によりブレーキが開放される、いわゆるオフ
ブレーキタイプの電磁ブレーキ装置に適用した場合につ
いて示したが、本発明は、電磁石の励磁によりブレーキ
力を発生する、いわゆるオンブレーキタイプのものに適
用できる。また、以上の実施例では、励磁電流を検出し
ているが、励磁電圧を検出して制御するようにしても、
同様な作動効果が期待できることは、言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、サイリスタの点弧位相
により励磁電流を制御するようにしたので、強制励磁と
保持励磁の何れの場合にも常に最適な励磁電流を供給で
き、充分な省エネルギー化が得られる。
【0050】また、励磁電流を検出してフィードバック
制御しているので、電源変動があっても励磁電流が所定
値以下に低下する虞れがなく、安定した保持力が確実に
得られ、サイリスタと電磁ブレーキ装置間の配線長さに
も無関係で、常に安定した保持力が得られ、信頼性の高
い電磁ブレーキ装置を容易に提供することができる。
【0051】さらに、本発明によれば、サイリスタの点
弧角制御により励磁電流を制御しているので、電流制御
の応答性が高く、従って、励磁電流が最低電流値より低
下したときでも直ちに励磁電流の増加が可能で、これに
より必要吸引力(保持力)を早く回復でき、充分な安定性
を得ることができる。
【0052】また、本発明によれば、安定した励磁電流
を供給できるので、コイル温度に対する電磁石の吸引力
の余裕も少なくでき、高い信頼性と、大きな省エネルギ
ー効果を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁ブレーキ制御装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】本発明が適用された電磁ブレーキ装置の一例を
示す説明図である。
【図3】サイリスタの位相制御に対する電磁石の供給電
圧を示す特性図である。
【図4】本発明の一実施例における電磁石の供給電圧制
御を示すタイムチャートである。
【図5】電磁石の吸引力を説明する特性図である。
【図6】電磁石のコイルに通電したときの電流変化を説
明する特性図である。
【図7】本発明の一実施例の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図8】本発明の一実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図9】本発明による電磁ブレーキ制御装置の他の一実
施例を示す回路図である。
【図10】本発明による電磁ブレーキ制御装置の他の一
実施例の動作を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 電動機 2 ブレーキディスク 3 電磁石 3a 電磁石のコイル 4 可動板(アーマチュア) 5 スプリング 6 ピン 7 レバー 8 ライニング 9 ピン受け 10 フレーム 11、12 取付ネジ 13 電磁ブレーキ装置 14 サイリスタ 15 マイコン(マイクロコンピュータ) 16 安定化電源 17 CT(直流電流検出用の変換器) 18 商用電源 20 コンタクター(スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城島 美臣 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所習志野工場内 (72)発明者 小山 義信 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所習志野工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイリスタの位相制御により、電磁ブレ
    ーキ作動用電磁石の励磁電流を制御するようにした電磁
    ブレーキ制御装置において、上記電磁石の励磁電流を検
    出する電流検出手段と、電磁ブレーキが要求する作動力
    を上記電磁石に発生させるのに必要な基準励磁電流値を
    設定する基準値設定手段と、上記電流検出手段により検
    出した電流値と上記基準値設定手段により与えられた基
    準値との偏差に応じて上記サイリスタの点弧角を制御す
    る制御手段とが設けられていることを特徴とする電磁ブ
    レーキ制御装置。
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Cited By (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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