JPH06201035A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH06201035A
JPH06201035A JP34749392A JP34749392A JPH06201035A JP H06201035 A JPH06201035 A JP H06201035A JP 34749392 A JP34749392 A JP 34749392A JP 34749392 A JP34749392 A JP 34749392A JP H06201035 A JPH06201035 A JP H06201035A
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JP
Japan
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shift
valve
pilot
fluid pressure
line
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JP34749392A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Akutagawa
等 芥川
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シフトバルブを切り換えるためのオン・オフ
ソレノイドバルブの設置箇所数を減らし、油圧制御回路
を簡素化し得る自動変速機の変速制御装置を提供する。 【構成】 1−2シフトバルブ72、2−3シフトバル
ブ73及び3−4シフトバルブ74を左位置にシフトさ
せるパイロット圧は、互いに異なる圧力、即ち第1乃至
第3パイロット圧に設定されており、主パイロットライ
ン200のパイロット圧は、ソレノイドバルブ230の
開度を制御することにより、減圧又は昇圧される。油圧
制御回路は、各シフトバルブに対応するオン・オフソレ
ノイドバルブを夫々備えることなく、1−2シフトバル
ブ、2−3シフトバルブ及び3−4シフトバルブの位置
を制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の変速制御
装置に関するものであり、より詳細には、変速歯車機構
の動力伝達経路を選択的に切り換えるために、変速歯車
機構の作動を制御する摩擦締結要素に流体圧を給排制御
する流体圧制御回路を有し、該流体圧制御回路は、変速
段に応じて前記摩擦締結要素と関連する流路を切り換え
る複数のシフトバルブを備えた自動変速機の変速制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変速歯車機構を備えた車両用の多段自動
変速機が、広く実用に供されている。この種の自動変速
機は一般に、変速歯車機構の作動を制御するクラッチ又
はブレーキ等の各種摩擦締結要素を備えており、摩擦締
結要素は変速歯車機構の動力伝達経路を選択的に切り換
え、自動変速機の変速段を所望の変速比に設定するよう
に構成される。
【0003】自動変速機は、かかる摩擦締結要素の作動
を制御するために、油圧制御回路を備えており、油圧制
御回路は、所定の摩擦締結要素のアクチュエータに対す
る油圧を給排制御するシフトバルブを有する。例えば、
油圧制御回路は、1─2シフトバルブ、2─3シフトバ
ルブ及び3─4シフトバルブ等、所要の変速段に応じて
切り換えられる複数のシフトバルブを備えており、各シ
フトバルブは、各変速段で作動すべき摩擦締結要素を油
圧源と連通させ、変速歯車機構を所望の変速段に設定す
るための所定の油圧流路を形成する。
【0004】このような自動変速機の油圧制御回路にお
いて、各シフトバルブのパイロット圧を制御するオン・
オフソレノイドバルブを各シフトバルブ毎に夫々配設し
た構造のものが知られている。各ソレノイドバルブは、
車両の運転状態に応じてON/OFF制御され、これに
より、対応するシフトバルブのパイロット圧を解放又は
供給し、各シフトバルブの位置を夫々切り換える。
【0005】
【発明の解決しようとする問題点】しかしながら、かか
る構成の油圧制御回路では、各シフトバルブに対応する
数のオン・オフソレノイドバルブが必要される。従っ
て、少なくともシフトバルブと同数のオン・オフソレノ
イドバルブを油圧回路に設せざるを得ず、油圧回路の構
成部品の部品点数が増大し、油圧回路が複雑化してしま
う難点がある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、シフトバルブを切り換
えるためのオン・オフソレノイドバルブの設置箇所数を
減らし、油圧制御回路を簡素化し得る自動変速機の変速
制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の上記目
的は、変速歯車機構の動力伝達経路を選択的に切り換え
るために、変速歯車機構の作動を制御する摩擦締結要素
に流体圧を給排制御する流体圧制御回路を有し、該流体
圧制御回路は、変速段に応じて前記摩擦締結要素と関連
する流路を切り換える複数のシフトバルブを備えた自動
変速機の変速制御装置において、前記複数のシフトバル
ブは、互いに異なる所定のパイロット圧で位置をシフト
するように構成され、前記流体圧制御回路は、前記シフ
トバルブをシフトさせるためのパイロット圧を形成する
作動流体を前記シフトバルブに供給する共通のパイロッ
ト流路と、該パイロット流路に接続され、該パイロット
流路の作動流体圧を連続的に可変制御する流体圧力調圧
装置とを備えたことを特徴とする自動変速機の変速制御
装置を提供する。
【0008】本発明の上記構成によれば、流体圧力調圧
装置は、シトフバルブに通じるパイロット流路の作動流
体圧を変化させ、各シフトバルブの位置は、上記作動流
体圧が所定のパイロット圧に達したときに、又は該パイ
ロット圧に保持されたときに、夫々切り換えられる。従
って、各シフトバルブに対応するオン・オフソレノイド
バルブを備えることなく、単一の流体圧力調圧装置で複
数のシフトバルブを制御することができ、部品点数の低
減及び油圧回路の簡素化を図ることができる。
【0009】本発明の好ましい実施態様においては、上
記流体圧力調圧装置は、上記作動流体圧をリニヤに変化
させる調圧弁と、該調圧弁を可変制御するソレノイドバ
ルブとを備え、上記調圧弁は、上記パイロット流路に接
続される。かかる構成によれば、単一のソレノイドバル
ブを制御することにより、調圧弁を介して、パイロット
流路の作動流体圧をリニヤに昇圧又は減圧することがで
きる。
【0010】本発明の他の好ましい実施態様において
は、上記流体圧力調圧装置は、上記作動流体圧を段階的
に変化させる調圧弁と、該調圧弁を可変制御するソレノ
イドバルブとを備え、上記調圧弁は、上記パイロット流
路に接続される。かかる構成によれば、シフトバルブの
切り換えるべきパイロット圧を明確に規定できる。本発
明の更に好ましい実施態様においては、上記シフトバル
ブは、スプールと該スプールを付勢するスプリングとを
有し、該スプリングのバネ定数は、各シフトバルブ毎に
異なる値に設定される。本発明の他の好ましい実施態様
によれば、上記シフトバルブは、スプールと該スプール
を付勢するスプリングとを有し、上記作動流体圧が作用
する上記スプールの表面積は、各シフトバルブ毎に互い
に異なる値に設定される。かかる構成によれば、上記シ
フトバルブを、関単な構成により、互いに異なる所定の
パイロット圧にて夫々シフトするように設定できる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係る変速制御装置
により制御される自動変速機の概略図である。図1にお
いて、自動変速機1は、トルクコンバータ2、トルクコ
ンバータ2の出力により駆動される変速歯車機構3、変
速歯車機構3の動力伝達回路を切り換えるフォーワード
クラッチ4、コーストクラッチ5、3−4クラッチ6、
リバースクラッチ7、2−4ブレーキ8、ローリバース
ブレーキ9からなる摩擦係合要素、および第1、第2ワ
ンウエイクラッチ10、11を備えており、これらの摩
擦係合要素およびワンウエイクラッチ10、11を締結
し又は作動させ、或いは、解放し又は非作動にすること
により、Dレンジ、Sレンジ、Lレンジ及びRレンジの
各走行レンジと、Dレンジにおける1乃至4速と、Sレ
ンジにおける1乃至3速と、Lレンジにおける1乃至2
速の各変速段とを形成するように構成されている。
【0012】トルクコンバータ2は、エンジン出力軸1
5に連結されたケース20と、ケース20に固定された
ポンプ21と、ポンプ21に対向するように配置され、
ポンプ21によって、作動油を介して駆動されるタービ
ン22と、タービン22とポンプ21との間に配置さ
れ、ワンウエイクラッチ23を介して変速機のケーシン
グ16に支持されたステータ24と、ケース20とター
ビン22との間に介設され、エンジン出力軸15とター
ビン22とを連結し得るロックアップクラッチ25とを
備えている。タービン22の回転は、タービンシャフト
26を介して、変速歯車機構3に伝達される。タービン
シャフト26内を貫通するポンプシャフト17がエンジ
ン出力軸15に連結され、ポンプシャフト17により、
自動変速機1の後端部に配置されたオイルポンプ18が
駆動される。
【0013】変速歯車機構3は、ラビニョ型プラネタリ
ギヤ装置により構成され、タービンシャフト26上に遊
嵌された小径のスモールサンギヤ30と、スモールサン
ギヤ30の後方に配置され、タービンシャフト26上に
遊嵌された大径のラージサンギヤ31と、スモールサン
ギヤ30に噛合する複数のショートピニオンギヤ32
と、前半部が複数のショートピニオンギヤ32に噛合し
且つ後半部がラージサンギヤ31に噛合するロングピニ
オンギヤ33と、複数のショートピニオンギヤ32と、
ロングピニオンギヤ33を回転自在に支持するキャリヤ
34と、ロングピニオンギヤ33の前半部に噛合するリ
ングギヤ35とを備えている。
【0014】フォーワードクラッチ4および第1ワンウ
エイクラッチ10が、タービンシャフト26とスモール
サンギヤ30との間の動力伝達経路に直列に配置されて
おり、フォーワードクラッチ4および第1ワンウエイク
ラッチ10と並列に、コーストクラッチ5が配置されて
いる。また、3−4クラッチ6が、タービンシャフト2
6とキャリヤ34との間の動力伝達経路に設けられ、リ
バースクラッチ7が、タービンシャフト26とラージサ
ンギヤ31との間の動力伝達経路に設けられている。更
に、ラージサンギヤ31を固定するためのバンドブレー
キ、即ち2−4ブレーキ8が、ラージサンギヤ31とリ
バースクラッチ7との間の動力伝達経路に配設され、キ
ャリヤ34の反力を支持する第2ワンウエイクラッチ1
1と、キャリヤ34を固定するローリバースブレーキ9
とが、キャリヤ34と変速機のケーシング16との間に
並列に配設されている。リングギヤ35は、出力ギヤ1
9に連結され、リングギヤ35の回転は、出力ギヤ19
および差動装置等(図示せず)を介して、左右の車輪
(図示せず)に伝達される。
【0015】フォーワードクラッチ4、コーストクラッ
チ5、3−4クラッチ6、リバースクラッチ7、2−4
ブレーキ8、ローリバースブレーキ9からなる摩擦係合
要素およびワンウエイクラッチ10、11が、下表に示
す如く締結又は解放し、或いは、作動又は非作動状態に
なることによって、所定の変速段が得られる。
【0016】
【表1】
【0017】図2乃至図4は、上記摩擦係合要素のアク
チュエータに油圧を給排する油圧制御回路の部分回路図
である。図2、図3および図4において、2−4ブレー
キ8のアクチュエータ8aを除き、各摩擦係合要素のア
クチュエータは、一般的な油圧ピストンにより夫々構成
され、油圧の供給時に、対応する摩擦係合要素を締結す
るように作動する。これに対して、2−4ブレーキ8の
アクチュエータ8aは、アプライポート8bとリリース
ポート8cとを有するサーボピストンにより構成されて
おり、アプライポート8bのみに油圧が供給されている
ときに、2−4ブレーキ8は締結し、他方、アプライポ
ート8bおよびリリースポート8cの双方に油圧が供給
されているとき、或いは、これらのいずれにも油圧が供
給されていないときには、2−4ブレーキ8は解放す
る。
【0018】油圧制御回路は、オイルポンプ18(図
3)からメインライン40に吐出された作動油の圧力
を、所定のライン圧に調整するレギュレータバルブ70
と、マニュアル操作によってレンジの選択をおこなうマ
ニュアルバルブ71と、変速段に応じて作動し、各摩擦
締結要素のアクチュエータに対して、油圧の給排をおこ
なう1−2シフトバルブ72、2−3シフトバルブ73
及び3−4シフトバルブ74とを備えている。
【0019】マニュアルバルブ71は、メインライン4
0からライン圧が導入される入力ポートeと、第1出力
ポートa、第2出力ポートb、第3出力ポートcおよび
第4出力ポートdとを有しており、第1出力ポートa、
第2出力ポートb、第3出力ポートcおよび第4出力ポ
ートdには、それぞれ、第1出力ライン41、第2出力
ライン42、第3出力ライン43および第4出力ライン
44が接続され、DレンジおよびSレンジにおいては、
入力ポートeは、第1出力ポートaおよび第2出力ポー
トbに、Lレンジにおいては、第1出力ポートaおよび
第3出力ポートcに、Rレンジにおいては、第4出力ポ
ートdに連通するようになっている。
【0020】マニュアルバルブ71の第1出力ポート
a、第2出力ポートb、第3出力ポートcおよび第4出
力ポートdに接続された第1出力ライン41、第2出力
ライン42、第3出力ライン43および第4出力ライン
44のうち、Dレンジ、SレンジまたはLレンジの前進
走行レンジにおいて、メインライン40に連通される第
1出力ライン41から、ライン49が分岐しており、ラ
イン49は、フォーワードクラッチ4に通じている。従
って、Dレンジ、SレンジまたはLレンジの前進走行レ
ンジにおいては、フォーワードクラッチ4が、常時、締
結される。また、ライン49には、ライン50を介して
N−Dアキュームレータ79が接続されており、N−D
アキュームレータ79はフォーワードクラッチ4の締結
時に緩衝作用を奏する。
【0021】1−2シフトバルブ72、2−3シフトバ
ルブ73、3−4シフトバルブ74はそれぞれ、スプー
ル72a、73a、74aを備えており、スプール72
a、73a、74aは各々、スプリング72s、73
s、74sによって図3において右側に付勢されてい
る。第1出力ライン41は、1−2シフトバルブ72に
導かれており、スプール72aが、図3にて左側に位置
するとき、サーボアプライライン51に連通し、ワンウ
エイオリフィス81を介して、サーボピストン8aのア
プライポート8bと連通する。したがって、Dレンジ、
SレンジまたはLレンジの前進走行レンジにおいて、ス
プール72aが、図3の左位置に位置するとき、すなわ
ち、Dレンジにおける2速、3速、4速、Sレンジにお
ける2速、3速、Lレンジにおける2速において、サー
ボピストン8aのアプライポート8bに、サーボアプラ
イ圧である油圧が導入される。アプライポート8bにサ
ーボアプライ圧が作用しており、しかも、リリースポー
ト8cに油圧が導入されていないとき、すなわち、Dレ
ンジにおける2速、4速、Sレンジにおける2速、Lレ
ンジにおける2速のとき、2−4ブレーキ8が締結され
る。なお、サーボピストン8aのアプライポート8bに
は、ライン52を介して、2−4ブレーキ8の締結時に
緩衝作用を奏する1−2アキュームレータ82が接続さ
れている。
【0022】更に、第1出力ライン41は、3−4シフ
トバルブ74に導かれており、スプール74aが、図3
にて右側に位置するとき、ライン53に連通する。この
ライン53は、2−3シフトバルブ73に導かれてお
り、スプール73aが、図3にて右側に位置していると
きに、コーストクラッチライン54に連通する。このコ
ーストクラッチライン54は、ワンウエイオリフィス8
3および油路切換用のボールバルブ84を経て、コース
トクラッチ5に連通している。したがって、Sレンジ、
Lレンジにおいて、スプール74aが右位置に位置し且
つスプール73aが右位置に位置するとき、すなわち、
Sレンジの2速、Lレンジの1速、2速で、コーストク
ラッチ5が締結する。
【0023】また、Dレンジ、Sレンジにおいて、メイ
ンライン40に連通する第2出力ライン42は、2−3
シフトバルブ73に導かれている。この第2出力ライン
42は、スプール73aが、図3にて左側に位置してい
るときに、3−4クラッチライン55に連通し、3−4
クラッチライン55は、ワンウエイオリフィス85を介
して、3−4クラッチ6に連通している。したがって、
Dレンジ、Sレンジにおいて、スプール73aが左位置
に位置しているとき、すなわち、Dレンジの3速、4
速、Sレンジの3速にて、3−4クラッチ6が締結され
る。なお、3−4クラッチライン55には、3−4クラ
ッチ6の作動時に緩衝作用を奏する2−3アキュームレ
ータ86が接続されている。
【0024】3−4クラッチライン55から分岐したラ
イン56は、3−4シフトバルブ74に導かれ、スプー
ル74aが、図3にて右側に位置するときに、ライン5
7に連通して、2−3タイミングバルブ102を介し
て、サーボリリースライン58に連通する。サーボリリ
ースライン58は、ワンウエイオリフィス89を介し
て、サーボピストン8aのリリースポート8cに至って
いる。したがって、Dレンジ、Sレンジにおいて、スプ
ール73aが左位置に位置し且つスプール74aが右位
置に位置するとき、すなわち、Dレンジの3速、Sレン
ジの3速で、サーボピストン8aのリリースポート8c
に、サーボリリース圧が導入され、2−4ブレーキ8の
締結が解除される。
【0025】また、サーボリリースライン58から分岐
したライン64は、コーストタイミングバルブ90およ
びボールバルブ84を介して、コーストクラッチライン
54に連通し、コーストクラッチ5に至っている。した
がって、サーボリリースライン58内に油圧が導入され
るDレンジの3速、Sレンジの3速において、コースト
クラッチ5が締結される。
【0026】更に、ライン57を介して3−4シフトバ
ルブ74に接続されたライン58は、スプール74a
が、図3において左側に位置するときに、ドレンに接続
される。したがって、スプール74aが左位置に位置す
るとき、すなわち、Dレンジの4速にて、サーボリリー
ス圧はサーボピストン8aのリリースポート8cから解
放され、2−4ブレーキ8は締結される。
【0027】マニュアルバルブ71により、Lレンジに
てメインライン40に連通する第3出力ライン43は、
切換弁として作用するボールバルブ91を介して、1−
2シフトバルブ72に導かれ、スプール72aが、図3
において右側に位置しているときに、ローリバースブレ
ーキライン59に連通し、アキュームレータ用オリフィ
スとして作用するワンウエイオリフィス92を経て、ロ
ーリバースブレーキ9に至っている。したがって、Lレ
ンジにおいて、スプール72aが、図3において右側に
位置しているとき、すなわち、Lレンジの1速で、ロー
リバースブレーキ9が締結される。かくして、第3出力
ライン43は、マニュアルバルブ71における低速レン
ジ回路を構成している。なお、ローリバースブレーキラ
イン59には、ローリバースブレーキ9の作動時に緩衝
用として機能するN−Rアキュームレータ93が接続さ
れている。
【0028】マニュアルバルブ71のRレンジにおい
て、メインライン40と連通する第4出力ライン44
は、第4出力ライン44から分岐したライン60を介し
て、ボールバルブ91に接続されるとともに、リバース
クラッチライン61と連続し、リバースクラッチ7に至
っている。したがって、Rレンジにおいては、リバース
クラッチ7は、常時、締結されており、ローリバースブ
レーキ9は、スプール72aが右位置に位置していると
きにのみ、締結される。したがって、第4出力ライン4
4およびこれから分岐したライン60が、マニュアルバ
ルブ71におけるリバースレンジ回路を構成している。
【0029】なお、図2乃至4に示す油圧回路には、減
圧バルブ100、コンバータリリーフバルブ104、バ
イパスバルブ106、3−2タイミングバルブ108、
3−2ソレノイドバルブ110、調圧バルブ112、デ
ューティソレノイドバルブ114、およびアキュームレ
ータ116が設けられている。 かかる油圧回路におい
て、1─2シフトバルブ72、2─3シフトバルブ73
及び3─4シフトバルブ74は、上述の如く、選択的に
右位置又は左位置に選択的に切り換えられ、所定の摩擦
締結要素に対する油圧の給排制御を行う。Dレンジにお
ける各シフトバルブ72、73、74の設定位置を下表
に示す。
【0030】 1─2シフトバルブ:2─3シフトバルブ:3─4シフトバルブ ──────────────────────────────────── 第1速 右位置 右位置 右位置 ──────────────────────────────────── 第2速 左位置 右位置 右位置 ──────────────────────────────────── 第3速 左位置 左位置 右位置 ──────────────────────────────────── 第4速 左位置 左位置 左位置 ──────────────────────────────────── 図3において、スプール72a、73a、74aの右側
には、パイロットポート72b、73b、74bが各々
設けられており、各パイロットポート72b、73b、
74bは、パイロットライン201、202、203と
夫々連通している。パイロットライン201、202、
203を介して導入されるパイロット圧により、1−2
シフトバルブ72、2−3シフトバルブ73および3−
4シフトバルブ74は右位置又は左位置に変位し、上述
の如く、摩擦締結要素に通じる流路の切り換えを行う。
【0031】本例の油圧制御回路では、1−2シフトバ
ルブ72、2−3シフトバルブ73および3−4シフト
バルブ74のスプリング72s、73s、74sは、異
なるバネ定数を有し、1−2シフトバルブ72、2−3
シフトバルブ73および3−4シフトバルブ74の左位
置にシフトさせるパイロット圧は、互いに異なる設定圧
力に規定されている。スプリング72sは、最も低い第
1バネ定数を有し、1−2シフトバルブ72は、最も低
い第1パイロット圧にて左位置にシフトし、スプリング
73sは、第1バネ定数よりも大きい第2バネ定数のも
のであり、2−3シフトバルブ73は、第1パイロット
圧よりも高く設定された第2パイロット圧にて左位置に
シフトし、スプリング74sは、第2バネ定数よりも更
に大きい第3バネ定数を有し、3−4シフトバルブ74
は、第2パイロットよりも更に高く設定された第3パイ
ロット圧にて左位置にシフトする。
【0032】パイロットライン201、202、203
は主パイロットライン200から分岐しており、相互に
連通するとともに、主パイロットライン200のパイロ
ット圧が導入される。主パイロットライン200のパイ
ロット圧を制御するためのシフト制御弁210(図4)
が、主パイロットライン200に連結されており、主パ
イロットライン200は、シフト制御弁210の出力ポ
ート211と連通している。
【0033】シフト制御弁210は、スプール215
と、スプール215を図4において右側に付勢するスプ
リング216と、出力ポート211と連通可能な第1入
力ポート212と、スプール215の位置制御用パイロ
ット圧を導入する第2入力ポート213とを備えてい
る。第1入力ポート212は、所定のライン圧に調圧さ
れた第1入力ライン220に接続され、第2入力ポート
213は、オリフィス222を備えた第2入力ライン2
21に接続されている。第1及び第2入力ライン22
0、221は、メイン入力ライン225から分岐してお
り、メイン入力ライン225は、減圧バルブ100(図
2)を介してメインライン40に連結されたライン63
から分岐している。ライン63は、減圧バルブ100に
よって調圧された油圧をトルクコンバータ制御回路部
(図示せず)のロックアップシフトバルブ等(図示せ
ず)に供給するとともに、該油圧をメイン入力ライン2
25を介してシフト制御弁210に供給する。
【0034】第2入力ライン221には、シフト制御用
ソレノイドバルブ230が接続される。ソレノイドバル
ブ230は、電磁コイルと、電磁コイルの励磁によって
変位されるプランジャと、作動油を吐出するドレンポー
トと、プランジャを開放位置に向かって付勢するスプリ
ングとを備えており、第2入力ライン221の作動油を
所望により排出できる常時開放型のソレノイドバルブと
して構成されている。ソレノイドバルブ230の電磁コ
イルは、電子制御装置Eによって励磁され、ソレノイド
バルブ230の作動油排出量は、電子制御装置Eからの
励磁信号によりリニヤ制御される。
【0035】図5は、本実施例に係る自動変速機の制御
装置を示す概略ブロック図である。車両の車速を検出す
る車速センサV、スロットル開度を検出するスロットル
開度センサTおよびセレクトレバーのポジションを検出
するインヒビタスイッチIの各検出信号が電子制御装置
Eに入力される。電子制御装置Eは、車速、スロットル
バルブ開度およびレンジ位置により、所定のマップ基づ
いて所望の変速段を設定し、設定した変速段に対応する
1−2シフトバルブ72、2−3シフトバルブ73およ
び3−4シフトバルブ74の位置と、シフトバルブ7
2、73、74の各位置に対応する主パイロットライン
200のパイロット圧とを決定し、該パイロット圧に対
応するソレノイドバルブ230の開度を設定する。電子
制御装置Eは、ソレノイドバルブ230の設定開度を調
節すべく、ソレノイドバルブ230を励磁信号を調整
し、リニヤ制御下にソレノイドバルブ230の開度を可
変制御する。ソレノイドバルブ230の作動油排出量
は、励磁信号により制御されるプランジャ位置により決
定され、第2入力ライン221の油圧は、ソレノイドバ
ルブ230の作動油排出量に相応して減圧又は昇圧す
る。
【0036】スプール215は、第2入力ライン221
の昇圧により、スプリング216の弾発力に抗して、図
3において左側に移動する。他方、第2入力ライン22
1の降圧により、スプール215は、スプリング216
の弾発力により、図3において右側に移動する。スプー
ル215が左側に移動するとき、第1入力ポート212
の開口面積は減少し、これにより、第1入力ライン22
0と主パイロットライン220との間の流路は絞られ
る。従って、シフト制御弁210は、主パイロットライ
ン220のパイロット圧を減圧する。他方、スプール2
15が右側に移動するとき、第1入力ポート212の開
口面積は増大し、これにより、第1入力ライン220と
主パイロットライン220との間の流路は拡開する。従
って、主パイロットライン220のパイロット圧は昇圧
する。
【0037】図6は、主パイロットラインのパイロット
圧と、各シフトバルブ72、73、74の第1乃至第3
パイロット圧との関係を示す線図である。図示の如く、
主パイロットライン200のパイロット圧が昇圧するに
つれて、第1パイロット圧にて1─2シフトバルブ72
が、第2パイロット圧にて2─3シフトバルブ73が、
第3パイロット圧にて3─4シフトバルブ74が段階的
に左位置にシフトされ、上記油圧制御回路は、Dレンジ
の各変速段、即ち、Dレンジ・第1速乃至第4速の各々
に対応する所要の流路を段階的に形成する。
【0038】このように上記実施例においては、1−2
シフトバルブ72、2−3シフトバルブ73および3−
4シフトバルブ74を夫々左位置にシフトさせる各パイ
ロット圧は、互いに異なる圧力、即ち第1乃至第3パイ
ロット圧に夫々設定されており、主パイロットライン2
00のパイロット圧は、ソレノイドバルブ230の開度
を制御することにより、減圧又は昇圧される。従って、
上記油圧制御回路では、各シフトバルブに対応するオン
・オフソレノイドバルブを備えることなく、1−2シフ
トバルブ72、2−3シフトバルブ73および3−4シ
フトバルブ74の各シフト動作を制御することができ
る。かくして、上記変速制御装置によれば、ソレノイド
バルブの設置箇所数を減らし、部品点数の低減及び油圧
回路の簡素化を図ることができる。
【0039】図7は、主パイロットラインのパイロット
圧と、各シフトバルブ72、73、74の第1乃至第3
パイロット圧との関係を示す線図であり、本発明に係る
第2実施例を示している。本例では、上記ソレノイドバ
ルブ230は、デューティソレノイドを備え、第2入力
ライン221の作動油を排出できる常時閉鎖型のバルブ
として構成される。ソレノイドバルブ230は、電子制
御装置Eからの制御信号により上記実施例と同様な原理
で制御される。しかしながら、ソレノイドバルブ230
は、電子制御装置Eによりデューティ制御され、変速段
に応じて段階的に開度設定され、主パイロットライン2
00のパイロット圧は、開度の増大に従って、段階的に
第1乃至第3パイロット圧に昇圧される。
【0040】図8は、図7と同様な線図であり、第3実
施例を示す。本例では、段階的に設定された第1乃至第
3パイロット圧は、第2パイロット圧が最も低く、次い
で、第1パイロット圧、第3パイロット圧の順に高い圧
力に設定されている。上記第2実施例及び第3実施例に
係る変速制御装置においても又、単一のソレノイドバル
ブ230の開度制御によって、主パイロットライン20
0のパイロット圧を制御し、これにより、1−2シフト
バルブ72、2−3シフトバルブ73および3−4シフ
トバルブ74のシフトを制御することができる。従っ
て、部品点数の低減及び油圧回路の簡素化を図ることが
できる。
【0041】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種
々の変更が可能であり、それらも、本発明の範囲内に包
含されるものであることは言うまでもない。たとえば、
上記実施例においては、各シフトバルブのスプリングの
バネ定数を互いに異なる値に設定することにより、各シ
フトバルブのシフト時のパイロット圧を互いに異なる値
に設定しているが、パイロット圧が作用する各スプール
の端面の面積をシフトバルブ毎に異なる面積に設計し、
これにより、シフト時のパイロット圧を互いに異なる値
に設定しても良い。
【0042】また、上記実施例では、3つのシフトバル
ブを備えた変速制御装置に関して説明したが、本発明
は、2つ又は4つ以上のシフトバルブを備えた変速制御
装置に対して同様に適用し得る。
【0043】
【発明の効果】本発明の上記構成によれば、シフトバル
ブと同数のオン・オフソレノイドバルブを備えることな
く、単一の流体圧力調圧装置で複数のシフトバルブを制
御し、シトフバルブに通じるパイロット流路の作動流体
圧を昇圧又は減圧することにより、各シフトバルブの位
置を順次切り換えることができる。かくして、本発明に
よれば、部品点数を低減し、油圧制御回路を簡素化し得
る自動変速機の変速制御装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る変速制御装置により制御
される自動変速機の概略図である。
【図2】本発明の実施例に係る自動変速機の制御装置に
より制御される自動変速機の油圧制御回路の回路図の左
上側の部分を示す部分回路図である。
【図3】本発明の実施例に係る自動変速機の制御装置に
より制御される自動変速機の油圧制御回路の回路図の下
側の部分を示す部分回路図である。
【図4】本発明の実施例に係る自動変速機の制御装置に
より制御される自動変速機の油圧制御回路の回路図の右
上側の部分を示す部分回路図である。
【図5】自動変速機の制御装置を示す概略ブロック図で
ある。
【図6】主パイロットラインのパイロット圧と、各シフ
トバルブの第1乃至第3パイロット圧との関係を示す線
図である。
【図7】主パイロットラインのパイロット圧と、各シフ
トバルブの第1乃至第3パイロット圧との関係を示す線
図であり、第2実施例を示す。
【図8】主パイロットラインのパイロット圧と、各シフ
トバルブの第1乃至第3パイロット圧との関係を示す線
図であり、第3実施例を示す。
【符号の説明】 1 自動変速機 2 トルクコンバータ 3 変速歯車機構 40 メインライン 72 1−2シートバルブ 73 2−3シートバルブ 74 3−4シートバルブ 200 主パイロットライン 201、202、203 パイロットライン 210 シフト制御弁 211 出力ポート 212 第1入力ポート 213 第2入力ポート 220 第1入力ライン 221 第2入力ライン 222 オリフィス 230 ソレノイドバルブ E 電子制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速歯車機構の動力伝達経路を選択的に
    切り換えるために、変速歯車機構の作動を制御する摩擦
    締結要素に流体圧を給排制御する流体圧制御回路を有
    し、該流体圧制御回路は、変速段に応じて前記摩擦締結
    要素と関連する流路を切り換える複数のシフトバルブを
    備えた自動変速機の変速制御装置において、 前記複数のシフトバルブは、互いに異なる所定のパイロ
    ット圧で位置をシフトするように構成され、前記流体圧
    制御回路は、前記シフトバルブをシフトさせるためのパ
    イロット圧を形成する作動流体を前記シフトバルブに供
    給する共通のパイロット流路と、該パイロット流路に接
    続され、該パイロット流路の作動流体圧を連続的に可変
    制御する流体圧力調圧装置とを備えたことを特徴とする
    自動変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記流体圧力調圧装置は、前記作動流体
    圧をリニヤに変化させる調圧弁と、該調圧弁を可変制御
    するソレノイドバルブとを備え、前記調圧弁は、前記パ
    イロット流路に接続されることを特徴とする請求項1に
    記載の自動変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記流体圧力調圧装置は、前記作動流体
    圧を段階的に変化させる調圧弁と、該調圧弁を可変制御
    するソレノイドバルブとを備え、前記調圧弁は、前記パ
    イロット流路に接続されることを特徴とする請求項1に
    記載の自動変速機の変速制御装置。
  4. 【請求項4】 前記シフトバルブは、スプールと該スプ
    ールを付勢するスプリングとを有し、該スプリングのバ
    ネ定数は、各シフトバルブ毎に異なる値に設定されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    自動変速機の変速制御装置。
  5. 【請求項5】 前記シフトバルブは、スプールと該スプ
    ールを付勢するスプリングとを有し、前記作動流体圧が
    作用する前記スプールの表面積は、各シフトバルブ毎に
    互いに異なる値に設定されることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載の自動変速機の変速制御装
    置。
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