JPH09144876A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JPH09144876A
JPH09144876A JP7323995A JP32399595A JPH09144876A JP H09144876 A JPH09144876 A JP H09144876A JP 7323995 A JP7323995 A JP 7323995A JP 32399595 A JP32399595 A JP 32399595A JP H09144876 A JPH09144876 A JP H09144876A
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JP
Japan
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pressure
accumulator
stroke
hydraulic control
control device
Prior art date
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Application number
JP7323995A
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English (en)
Inventor
Takeyoshi Kawa
武良 川
Tomoo Sawazaki
朝生 沢崎
Hiroshi Shinozuka
浩 篠塚
Junichi Doi
淳一 土井
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Priority to DE69620545T priority patent/DE69620545T2/de
Priority to EP96118477A priority patent/EP0774601B1/en
Publication of JPH09144876A publication Critical patent/JPH09144876A/ja
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16H—GEARING
    • F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04—Smoothing ratio shift
    • F16H61/06—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • F16H61/065—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means
    • F16H61/067—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means using an accumulator
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16H—GEARING
    • F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/4078—Fluid exchange between hydrostatic circuits and external sources or consumers
    • F16H61/4096—Fluid exchange between hydrostatic circuits and external sources or consumers with pressure accumulators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動圧の最大値が異なる複数の摩擦要素に油
圧振動吸収用等のアキュムレータを備える場合に、いず
れの摩擦要素の作動圧に対しても良好に作動する共通の
アキュムレータを実現する。 【解決手段】 作動圧の最大値が異なる複数の摩擦要素
に切り換え手段を介して選択的に連通されるアキュムレ
ータ133を備えると共に、このアキュムレータ133
に、作動圧に抗してピストン133dを付勢するスプリ
ング133eとして、該ピストン133dの全ストロー
ク領域で作動する第1スプリング133e′と、該ピス
トン133dの所定ストローク以上の領域で作動する第
2スプリング133e″とを備えて、ストロークの大き
いときには小さいときよりも該ストロークに対する作動
圧の変化率が大きくなるように特性を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動変速機、特に油
圧制御回路にアキュムレータが設けられた自動変速機の
油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される自動変速機は、エン
ジン出力が入力されるトルクコンバータと、該トルクコ
ンバータの出力によって駆動される変速歯車機構とを組
み合わせ、この変速歯車機構の動力伝達経路をクラッチ
やブレーキ等の複数の摩擦要素の選択的締結によって切
り換えることにより、運転状態に応じて所定の変速段へ
自動的に変速させるように構成したもので、この種の自
動変速機には、上記摩擦要素に対する作動圧の供給を制
御するための油圧制御回路が備えられる。
【0003】この油圧制御回路には、上記作動圧の元圧
としてのライン圧を生成するレギュレータバルブまたは
摩擦要素に供給される作動圧を直接生成するデューティ
ソレノイドバルブ等の油圧発生源や、これを所定の摩擦
要素に選択的に供給するために油路を切り換えるシフト
バルブ等の切り換え手段が設けられるが、さらに、摩擦
要素に作動圧を供給するときに、その立ち上がりを緩や
かに行わせるため、或いは上記のようにデューティソレ
ノイドバルブによって作動圧を生成する場合には、該バ
ルブで生じる油圧振動を吸収するため、油圧発生源と摩
擦要素との間の油路に、上記作動圧によりスプリングに
抗してピストンが移動するように構成したアキュムレー
タを備えることがある。
【0004】その場合に、各摩擦要素に供給される作動
圧の最大値がそれぞれ異なるため、アキュムレータの特
性も適用される摩擦要素に応じて異ならせる必要が生じ
る。具体的には、例えば2速で締結されるバンドブレー
キは、エンジンのスロットル開度が全閉状態から全開状
態までの広い領域で締結されるから、このバンドブレー
キ用のアキュムレータとしては、高い作動圧に対しても
確実に作動する特性が要求されるのに対し、例えば後退
速やエンジンブレーキ用のLレンジの1速で締結される
ローリバースブレーキは、スロットル開度が全閉もしく
は比較的小さな状態で締結されるから、アキュムレータ
としては、比較的低い作動圧に対して良好に作動するも
のが要求されるのである。
【0005】そして、このような要求に応じるため、例
えば米国特許第4875391号公報に開示された自動
変速機の油圧制御回路のように、各摩擦要素ごとにアキ
ュムレータを備えることになるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
開示された自動変速機のように、摩擦要素ごとにアキュ
ムレータを備えると、その個数が多くなって、これを油
圧制御回路を構成するコントロールバルブユニットに設
ける際に、スペースやレイアウトの問題が生じたり、該
ユニットが大型化する等の問題が発生するのである。
【0007】また、これに対処するために、低い作動圧
でもピストンが十分にストロークして良好に作動すると
共に、高い作動圧に対しても確実に作動して、いずれの
場合にも油圧振動を効果的に吸収することができる単一
のアキュムレータを備え、これを作動圧の最大値が異な
る複数の摩擦要素で兼用することが考えられるが、この
場合、アキュムレータを構成するスプリングとして、比
較的ばね定数が小さくて寸法の長いものが必要となる。
そのため、アキュムレータ自体が大型化し、これをコン
トロールバルブユニットに設ける際に、上記の場合と同
様に、スペースやレイアウトの問題が生じたり、該ユニ
ットが大型化する等の問題が発生するのである。
【0008】そこで、本発明は作動圧の最大値が異なる
複数の摩擦要素にアキュムレータを備える場合に、それ
ぞれの摩擦要素に適合した特性を確保しながら、コント
ロールバルブユニットにおけるスペースやレイアウトの
問題を解消して、該ユニットの大型化を回避することを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような手段を用いたことを特徴とす
る。
【0010】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、変速歯車機構の動力伝達経路を切
り換える複数の摩擦要素に選択的に作動圧を供給する油
圧制御回路を有する自動変速機において、上記油圧制御
回路に、油圧発生源から供給される作動圧の最大値が異
なる複数の摩擦要素に切り換え手段を介して選択的に連
通されるアキュムレータを備えると共に、このアキュム
レータのピストンストロークに対する作動圧の特性を、
ストロークが大きいときには小さいときよりも該ストロ
ークに対する作動圧の変化率が大きくなるように設定し
たことを特徴とする。
【0011】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明において、作動圧の最大値
が異なる複数の摩擦要素に、共通の油圧発生源から導か
れた油路により切り換え手段を介して作動圧が選択的に
供給されるように構成すると共に、アキュムレータを上
記油路における切り換え手段の上流側に接続して、該切
り換え手段を介して上記複数の摩擦要素に選択的に連通
されるように構成したことを特徴とする。
【0012】そして、請求項3に係る発明(以下、第3
発明という)は、上記第1、第2発明における油圧発生
源として、ライン圧を元圧として作動圧を生成するデュ
ーティソレノイドバルブを用いたことを特徴とする。
【0013】また、請求項4に係る発明(以下、第4発
明という)は、上記第1発明におけるアキュムレータの
ピストンストロークに対する作動圧の特性を、ストロー
クが所定値以下の作動圧の変化率が小さな領域と、スト
ロークが所定値以上の作動圧の変化率が大きな領域とで
なる2段階の特性に設定したことを特徴とする。
【0014】そして、請求項5に係る発明(以下、第5
発明という)は、上記第4発明におけるアキュムレータ
の2段階の特性を、ピストンの全ストローク領域でばね
力を作用させる第1スプリングと、所定ストローク以上
の領域でばね力を作用させる第2スプリングとを備える
ことにより実現したことを特徴とする。
【0015】一方、請求項6に係る発明(以下、第6発
明という)は、上記第1発明におけるアキュムレータの
ピストンストロークに対する作動圧の特性を、ストロー
クが大きくなるに従って作動圧の変化率が次第に大きく
なる無段階の特性に設定したことを特徴とする。
【0016】そして、請求項7に係る発明(以下、第7
発明という)は、上記第6発明におけるアキュムレータ
の無段階の特性を、圧縮量が大きくなるに従ってばね定
数が大きくなるスプリングを用いることにより実現した
ことを特徴とする。
【0017】また、請求項8に係る発明(以下、第8発
明という)は、上記第7発明におけるスプリングとし
て、不等ピッチスプリングを用いたことを特徴とする。
【0018】さらに、請求項9に係る発明(以下、第9
発明という)は、同じく第7発明におけるスプリングと
して、不等径スプリングを用いたことを特徴とする。
【0019】そして、請求項10に係る発明(以下、第
10発明という)は、上記第1発明と同様の自動変速機
において、摩擦要素として、1−2変速時に最大値の高
い作動圧が供給される第1摩擦要素と、N−R切換時に
最大値の低い作動圧が供給される第2摩擦要素とが備え
られ、これらの摩擦要素に共通の油圧発生源から切り換
え手段を介して作動圧が選択的に供給されるようになっ
ている場合に、上記切り換え手段の上流側にアキュムレ
ータを接続すると共に、このアキュムレータのピストン
ストロークに対する作動圧の特性を、ストロークが大き
いときには小さいときよりも該ストロークに対する作動
圧の変化率が大きくなるように設定したことを特徴とす
る。
【0020】このような手段を用いることにより、上記
各発明によれば、それぞれ次のような作用が得られる。
【0021】まず、第1発明によれば、油圧制御回路
に、油圧発生源から供給される作動圧の最大値が異なる
複数の摩擦要素に切り換え手段を介して選択的に連通さ
れるアキュムレータを備えたから、複数の摩擦要素に作
動圧がそれぞれ供給されるときに、単一のアキュムレー
タにより、その作動圧の供給を緩やかに行わせたり、油
圧振動を吸収したりすることが可能となる。
【0022】そして、特に上記アキュムレータは、ピス
トンストロークが大きいときには小さいときよりも該ス
トロークに対する作動圧の変化率が大きくなるように特
性が設定されているので、作動圧が低い領域で十分なス
トロークが得られると共に、大きな作動圧に対しても余
裕をもって作動することができ、したがって、上記複数
の摩擦要素に供給される作動圧の最大値が異なるにも拘
わらず、スプリングを徒に長くしたりすることなく、い
ずれの摩擦要素に対しても良好に作動することになるの
である。
【0023】また、第2発明によれば、作動圧の最大値
が異なる複数の摩擦要素が、共通の油圧発生源から導か
れた油路により切り換え手段を介して作動圧が選択的に
供給されるように構成されていると共に、この切り換え
手段の上流側にアキュムレータが接続されるので、油圧
発生源に接続される摩擦要素の切り換えによって、アキ
ュムレータも油圧発生源に接続された摩擦要素に自動的
に連通されることになる。したがって、アキュムレータ
の摩擦要素に対する連通状態の切り換えのための専用の
切り換え手段が不要となる。
【0024】そして、第3発明によれば、複数の摩擦要
素に供給される作動圧の発生源として、ライン圧を元圧
として作動圧を生成するデューティソレノイドバルブが
用いられる構成において、上記第1発明または第2発明
の作用が得られることになり、特にこのデューティソレ
ノイドバルブを使用する場合に生じ易い油圧振動が、そ
の油圧の高さに拘らず、常に効果的に吸収されることに
なる。
【0025】一方、第4発明によれば、上記第1発明に
おけるアキュムレータのピストンストロークに対する作
動圧の特性として、ストロークの領域に応じて作動圧の
変化率が異なる2段階の特性に設定したので、第1発明
の作用がこの特性によって実現されることになる。
【0026】そして、第5発明によれば、上記2段階の
特性が、ピストンの全ストローク領域でばね力を作用さ
せる第1スプリングと、所定ストローク以上の領域でば
ね力を作用させる第2スプリングとを備えることにより
得られることになる。
【0027】また、第6発明によれば、上記第1発明に
おけるアキュムレータのピストンストロークに対する作
動圧の特性として、ストロークが大きくなるに従って作
動圧の変化率が次第に大きくなる無段階の特性に設定し
たので、第1発明の作用がこの特性によって実現される
ことになる。
【0028】そして、第7発明によれば、上記無段階の
特性が、圧縮量が大きくなるに従ってばね定数が大きく
なるスプリングを用いることによって得られると共に、
第8発明によれば、この第7発明のスプリングが不等ピ
ッチスプリングとして実現され、第9発明によれば、不
等径スプリングとして実現されることになる。
【0029】一方、第10発明によれば、上記第1発明
及び第2発明の作用が、1−2変速時に最大値の高い作
動圧が供給される第1摩擦要素と、N−R切り換え時に
最大値の低い作動圧が供給される第2摩擦要素とについ
て得られることになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0031】図1は本発明が適用される自動変速機の機
械的構成の一例を示すもので、この自動変速機10は、
主たる構成要素として、トルクコンバータ20と、該コ
ンバータ20の出力により駆動される変速歯車機構とし
て前後(以下、エンジン側を前方、反エンジン側を後方
とする)に隣接して配置された第1、第2遊星歯車機構
30,40と、これらの遊星歯車機構30,40でなる
動力伝達経路を切り換えるクラッチやブレーキ等の複数
の摩擦要素51〜55及びワンウェイクラッチ56とを
有し、これらによりDレンジにおける1〜4速、Sレン
ジにおける1〜3速及びLレンジにおける1〜2速と、
Rレンジにおける後退速とが得られるようになってい
る。
【0032】上記トルクコンバータ20は、エンジン出
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ、変速
機ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持さ
れてトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース
21とタービン23との間に設けられ、該ケース21を
介してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロ
ックアップクラッチ26とで構成されている。そして、
上記タービン23の回転がタービンシャフト27を介し
て遊星歯車機構30,40側に出力されるようになって
いる。
【0033】ここで、このトルクコンバータ20の後方
には、該トルクコンバータ20のケース21を介してエ
ンジン出力軸1に駆動されるオイルポンプ12が配置さ
れている。
【0034】一方、上記第1、第2遊星歯車機構30,
40は、いずれも、サンギヤ31,41と、このサンギ
ヤ31,41に噛み合った複数のピニオンギヤ32…3
2,42…42と、これらのピニオンギヤ32…32,
42…42を支持するピニオンキャリヤ33,43と、
ピニオンギヤ32…32,42…42に噛み合ったリン
グギヤ34,44とで構成されている。
【0035】そして、上記タービンシャフト27と第1
遊星歯車機構30のサンギヤ31との間にフォワードク
ラッチ51が、同じくタービンシャフト27と第2遊星
歯車機構40のサンギヤ41との間にリバースクラッチ
52が、また、タービンシャフト27と第2遊星歯車機
構40のピニオンキャリヤ43との間に3−4クラッチ
53がそれぞれ介設されていると共に、第2遊星歯車機
構40のサンギヤ41を固定する2−4ブレーキ54が
備えられている。
【0036】さらに、第1遊星歯車機構30のリングギ
ヤ34と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43
とが連結されて、これらと変速機ケース11との間にロ
ーリバースブレーキ55とワンウェイクラッチ56とが
並列に配置されていると共に、第1遊星歯車機構30の
ピニオンキャリヤ33と第2遊星歯車機構40のリング
ギヤ44とが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続
されている。
【0037】そして、この出力ギヤ13が、中間伝動機
構60を構成するアイドルシャフト61上の第1中間ギ
ヤ62に噛み合わされていると共に、該アイドルシャフ
ト61上の第2中間ギヤ63と差動装置70の入力ギヤ
71とが噛み合わされて、上記出力ギヤ13の回転が差
動装置70のデフケース72に入力され、該差動装置7
0を介して左右の車軸73,74が駆動されるようにな
っている。
【0038】ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩
擦要素51〜55及びワンウェイクラッチ56の作動状
態と変速段との関係をまとめると、次の表1に示すよう
になる。
【0039】
【表1】 一方、この自動変速機10には、図2に示すように、上
記各摩擦要素51〜55を表1に従って各変速段で選択
的に締結させるための油圧制御回路100が備えられて
おり、次に、この油圧制御回路100について説明す
る。
【0040】ここで、上記各摩擦要素のうち、バンドブ
レーキでなる2−4ブレーキ54は、作動圧が供給され
る油圧室として締結室54aと解放室54bとを有し、
締結室54aのみに作動圧が供給されているときに当該
2−4ブーレーキ54が締結され、解放室54bのみに
作動圧が供給されているとき、両室54a,54bとも
作動圧が供給されていないとき、及び両室54a,54
bとも作動圧が供給されているときに、2−4ブレーキ
54が解放されるようになっている。
【0041】なお、その他の摩擦要素51〜53,55
は単一の油圧室を有し、該油圧室に作動圧が供給されて
いるときに当該摩擦要素が締結される。
【0042】この油圧制御回路100には、主たる構成
要素として、ライン圧を生成するレギュレータバルブ1
01と、手動操作によってレンジの切り換えを行うため
のマニュアルバルブ102と、変速時に作動して各摩擦
要素51〜55に通じる油路を切り換えるローリバース
バルブ103、バイパスバルブ104、3−4シフトバ
ルブ105及びロックアップコントロールバルブ106
と、これらのバルブ103〜106を作動させるための
第1、第2ON−OFFソレノイドバルブ(以下、「S
V」と記す)111,112と、第1SV111からの
作動圧の供給先を切り換えるソレノイドリレーバルブ
(以下、「リレーバルブ」と記す)113と、ライン圧
を一定圧に減圧して第1、第2SV111,112に供
給するソレノイドレデューシングバルブ(以下、「レデ
ューシングバルブ」と記す)114と、さらに、上記ロ
ックアップコントロールバルブ106に一定圧を供給す
るコンバータリリーフバルブ115とが備えられてい
る。
【0043】また、この油圧制御回路100には、各摩
擦要素51〜55の油圧室に供給される作動圧の生成、
調整、排出等の制御を行う第1〜第3デューティソレノ
イドバルブ(以下、「DSV」と記す)121,12
2,123が備えられている。
【0044】ここで、上記SV111,112及びDS
V121〜123はいずれも3方弁であって、上、下流
側の油路を連通させた状態と、下流側の油路をドレンさ
せた状態とが得られるようになっている。そして、SV
111,112はONのときに上、下流側の油路を連通
させ、また、DSV121〜123はOFFのとき、即
ちデューティ率(1ON−OFF周期におけるON時間
の比率)が0%のときに全開となって、上、下流側の油
路を完全に連通させ、ONのとき、即ちデューティ率が
100%のときに、上流側の油路を遮断して下流側の油
路をドレン状態とすると共に、その中間のデューティ率
では、上流側の油圧を元圧として、下流側にそのデュー
ティ率に応じた値に調整した油圧を生成するようになっ
ている。
【0045】上記レギュレータバルブ101は、オイル
ポンプ12から吐出された作動油の圧力を所定のライン
圧に調整する。そして、このライン圧は、メインライン
150を介して上記マニュアルバルブ102に供給され
ると共に、レデューシングバルブ114及び3−4シフ
トバルブ105にも供給され、レデューシングバルブ1
14に供給されたライン圧は、前述のように一定圧とさ
れた上で、ライン151,152を介して第1、第2S
V111,112に供給される。
【0046】そして、この一定圧は、第1SV111が
ONのときには、ライン153を介して上記リレーバル
ブ113に供給されると共に、該リレーバルブ113の
スプールが図面上(以下同様)右側に位置するときは、
さらにライン154を介してバイパスバルブ104の一
端の制御ポートにパイロット圧として供給されて、該バ
イパスバルブ104のスプールを左側に付勢する。ま
た、リレーバルブ113のスプールが左側に位置すると
きは、ライン155を介して3−4シフトバルブ105
の一端の制御ポートにパイロット圧として供給されて、
該3−4シフトバルブ105のスプールを右側に付勢す
る。
【0047】また、第2SV112がONのときには、
上記レデューシングバルブ114からの一定圧は、ライ
ン156を介してバイパスバルブ104に供給されると
共に、該バイパスバルブ104のスプールが右側に位置
するときは、さらにライン157を介してロックアップ
コントロールバルブ106の一端の制御ポートにパイロ
ット圧として供給されて、該コントロールバルブ106
のスプールを左側に付勢する。また、バイパスバルブ1
04のスプールが左側に位置するときは、ライン158
を介してローリバースバルブ103の一端の制御ポート
にパイロット圧として供給されて、該ローリバースバル
ブ103のスプールを左側に付勢する。
【0048】さらに、レデューシングバルブ114から
の一定圧は、ライン159を介して上記レギュレータバ
ルブ101の調圧ポート101aにも供給される。その
場合に、この一定圧は、上記ライン159に備えられた
リニアソレノイドバルブ131により、例えばエンジン
負荷等に応じて調整され、したがって、レギュレータバ
ルブ101によってライン圧がエンジン負荷等に応じて
調整されることになる。
【0049】なお、上記3−4シフトバルブ105に導
かれたメインライン150は、該バルブ105のスプー
ルが右側に位置するときに、ライン160を介して第1
アキュムレータ132に通じ、該アキュムレータ132
にライン圧を導入する。
【0050】一方、上記メインライン150からマニュ
アルバルブ102に供給されるライン圧は、D,S,L
の各前進レンジでは第1出力ライン161及び第2出力
ライン162に、Rレンジでは第1出力ライン161及
び第3出力ライン163に、また、Nレンジでは第3出
力ライン163にそれぞれ導入される。
【0051】そして、上記第1出力ライン161は第1
DSV121に導かれて、該第1DSV121に制御元
圧としてライン圧を供給する。この第1DSV121の
下流側は、ライン164を介してローリバースバルブ1
03に導かれていると共に、該バルブ103のスプール
が右側に位置するときには、さらにライン(サーボアプ
ライライン)165を介して2−4ブレーキ54の締結
室54aに導かれ、また、上記ローリバースバルブ10
3のスプールが左側に位置するときには、さらにライン
(ローリバースブレーキライン)166を介してローリ
バースブレーキ55の油圧室に導かれる。
【0052】ここで、上記ライン164からライン16
7が分岐されて、第2アキュムレータ133に導かれて
いる。
【0053】また、上記第2出力ライン162は、第2
DSV122及び第3DSV123に導かれて、これら
のDSV122,123に制御元圧としてライン圧をそ
れぞれ供給すると共に、3−4シフトバルブ105にも
導かれている。
【0054】この3−4シフトバルブ105に導かれた
ライン162は、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、ライン168を介してロックアップコン
トロールバルブ106に導かれ、該バルブ106のスプ
ールが左側に位置するときに、さらにライン(フォワー
ドクラッチライン)169を介してフォワードクラッチ
51の油圧室に導かれる。
【0055】ここで、上記フォワードクラッチライン1
69から分岐されたライン170は3−4シフトバルブ
105に導かれ、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、前述のライン160を介して第1アキュ
ムレータ132に通じると共に、該バルブ105のスプ
ールが右側に位置するときには、ライン(サーボリリー
スライン)171を介して2−4ブレーキ54の解放室
54bに通じる。
【0056】また、第2出力ライン162から制御元圧
が供給される上記第2DSV122の下流側のライン1
72は、上記リレーバルブ113の一端の制御ポートに
導かれてパイロット圧を供給し、該リレーバルブ113
のスプールを左側に付勢すると共に、上記ライン172
から分岐されたライン173はローリバースバルブ10
3に導かれ、該バルブ103のスプールが右側に位置す
るときに、さらにライン174に通じる。
【0057】このライン174からは、オリフィス13
4を介してライン175が分岐されていると共に、この
分岐されたライン175は3−4シフトバルブ105に
導かれ、該3−4シフトバルブ105のスプールが左側
に位置するときに、前述のサーボリリースライン171
を介して2−4ブレーキ54の解放室54bに導かれ
る。
【0058】また、上記ライン174からオリフィス1
34を介して分岐されたライン175からは、さらにラ
イン176が分岐されてバイパスバルブ104に導か
れ、該バルブ104のスプールが右側に位置するとき
に、ライン(3−4クラッチライン)177を介して3
−4クラッチ53の油圧室に導かれる。
【0059】さらに、上記ライン174は直接バイパス
バルブ104に導かれ、該バルブ104のスプールが左
側に位置するときに、上記オリフィス134をバイパス
してライン176からライン175に通じる。
【0060】また、第2出力ライン162から制御元圧
が供給される上記第3DSV123の下流側のライン1
78はロックアップコントロールバルブ106に導か
れ、該バルブ106のスプールが右側に位置するとき
に、上記フォワードクラッチライン169に連通する。
また、該ロックアップコントロールバルブ106のスプ
ールが左側に位置するときには、ライン179を介して
ロックアップクラッチ26のフロント室に通じる。
【0061】また、マニュアルバルブ102からの第3
出力ライン163は、ローリバースバルブ103に導か
れて、該バルブ103にライン圧を供給する。そして、
該バルブ103のピストンが左側に位置するときに、ラ
イン(リバースクラッチライン)180を介してリバー
スクラッチ52の油圧室に導かれる。
【0062】また、同じく第3出力ライン163から分
岐されたライン181はバイパスバルブ104に導か
れ、該バルブ104のスプールが右側に位置するとき
に、前述のライン158を介してローリバースバルブ1
03の制御ポートにパイロット圧としてライン圧を供給
し、該ローリバースバルブ103のスプールを左側に付
勢する。
【0063】さらに、前述のコンバータリリーフバルブ
115は、レギュレータバルブ101からライン182
を介して供給される作動圧を一定圧に調圧した上で、こ
の一定圧をライン183を介してロックアップコントロ
ールバルブ106に供給する。そして、該バルブ106
のスプールが右側に位置するときには、前述のライン1
79を介して上記一定圧がロックアップクラッチ26の
フロント室に供給され、また、該バルブ106のスプー
ルが左側に位置するときには、一定圧がライン184を
介してリヤ室に供給されるようになっている。
【0064】なお、ロックアップクラッチ26は、フロ
ント室に上記一定圧が供給されることにより解放される
と共に、リヤ室に一定圧が供給されたときに締結される
ようになっているが、この締結時において、ロックアッ
プコントロールバルブ106のスプールが左側に位置す
るときは、上記第3DSV123で生成された作動圧が
フロント室に供給されることにより、この作動圧に応じ
た締結力が得られるようになっている。
【0065】また、上記レギュレータバルブ101は、
前述のように、一端側の調圧ポート101aに導入され
るリニアソレノイドバルブ131からの制御圧により、
ライン圧を例えばエンジンのスロットル開度等に応じた
油圧に調整すると共に、該レギュレータバルブ101の
他端側には、マニュアルバルブ102から、D,S,
L,Nレンジで、ライン185を介してライン圧が供給
される減圧ポート101bが設けられており、これによ
り、レンジに応じたライン圧の調圧、即ち、D,S,L
等の前進レンジ及びNレンジでは低く、Rレンジでは高
くするようなライン圧の調圧も行うようになっている。
【0066】ここで、この油圧制御回路100における
第1、第2SV111,112及び第1〜第3DSV1
21〜123の作動状態と各摩擦要素51〜55の油圧
室に対する作動圧の給排状態との関係をまとめると、次
の表2に示すようになる。なお、この表2中、(○)
は、SV111,112についてはON、DSV121
〜123についてはOFFであって、いずれも、上流側
の油路を下流側の油路に連通させて元圧をそのまま下流
側に供給する状態を示す。また、(×)は、SV11
1,112についてはOFF、DSV121〜123に
ついてはONであって、いずれも、上流側の油路を遮断
して、下流側の油路をドレンさせた状態を示す。
【0067】
【表2】 次に、本発明の特徴部をなす第2アキュムレータ133
について説明する。この第2アキュムレータ133は、
2速と後退速とでそれぞれ次のように作動するようにな
っている。
【0068】まず、2速の状態では、図3に示すよう
に、1速の場合と同様に、第3DSV123によって生
成された作動圧が、ライン178、ロックアップコント
ロールバルブ106及びフォワードクラッチライン16
9を介してフォワードクラッチ51の油圧室に供給され
て、該フォワードクラッチ51が締結されると共に、第
1DSV121も作動して、該第1DSV121によっ
て生成された作動圧が、サーボアプライ圧として、ライ
ン164、ローリバースバルブ103及びサーボアプラ
イライン165を介して2−4ブレーキ54の締結室5
4aに供給されることにより、2−4ブレーキ54が締
結される。
【0069】その場合に、上記第1DSV121とロー
リバースバルブ103との間のライン164には、ライ
ン167を介して第2アキュムレータ133が接続され
ており、このアキュムレータ133が、1−2変速時に
おけるサーボアプライ圧の供給ないし2−4ブレーキ5
4の締結を緩やかに行わせると共に、この1−2変速時
ないし2速の状態で、第1DSV121で生じる油圧振
動を吸収する作用を果たすのである。
【0070】また、後退速においては、図4に示すよう
に、まず、第1、第2SV111,112が作動して、
ライン153,154を介してバイパスバルブ104の
スプールを、またライン156、バイパスバルブ104
及びライン158を介してローリバースバルブ103の
スプールをそれぞれ左側に移動させると共に、この状態
で第1DSV121によって作動圧が生成されることに
より、この作動圧が、ローリバースブレーキ圧として、
ライン164、ローリバースバルブ103及びローリバ
ースブレーキライン166を介してローリバースブレー
キ55の油圧室に供給される。
【0071】また、図2に示すマニュアルバルブ102
から第3出力ライン163に導入されるライン圧が、上
記のようにピストンが左側に移動したローリバースバル
ブ103、及びリバースクラッチライン180を介して
リバースクラッチ52の油圧室にリバースクラッチ圧と
して供給される。したがって、上記リバースクラッチ5
2とローリバースブレーキ55とが締結されることにな
る。
【0072】その場合に、上記第3出力ライン163に
は、Nレンジでもマニュアルバルブ102からライン圧
が導入されるので、ローリバースバルブ103のスプー
ルが左側に位置するときには、Nレンジでもリバースク
ラッチ52が締結された状態にある。
【0073】したがって、シフトレバーによるNレンジ
からRレンジへの切り換え時には、第1DSV121で
生成されたローリバースブレーキ圧により、リバースク
ラッチ52に加えて、ローリバスブレーキ55が締結さ
れることになるが、前述のように、この第1DSV12
1とローリバースバルブ103との間のライン164に
は、ライン167を介して第2アキュムレータ133が
接続されているから、N−R切り換え時におけるローリ
バースブレーキ圧の供給ないしローリバースブレーキ5
5の締結を緩やかに行われると共に、このN−R切り換
え時ないし後退速の状態で、第1DSV121で生じる
油圧振動が吸収されることになるのである。
【0074】このように、第2アキュムレータ133
は、第1DSV121で生成されるサーボアプライ圧及
びローリバースブレーキ圧に対して作動することになる
が、その場合に、エンジンのスロットル開度が全閉から
全開までの広い領域で供給されるサーボアプライ圧は、
その最大値が高くなるのに対して、スロットル開度がご
く小さい状態もしくは全閉状態で供給されるローリバー
スブレーキ圧は最大値が低く、したがって、第2アキュ
ムレータ133は、このように最大値が異なる作動圧に
対して油圧振動の吸収作用等を行うことになる。
【0075】そこで、このアキュムレータ133は、次
のように構成されているのである。
【0076】つまり、図5に示すように、このアキュム
レータ133は、一端にライン167が接続された作動
圧導入ポート133aが、他端にドレンポート133b
がそれぞれ設けられたシリンダ133c内にピストン1
33dを挿入すると共に、このピストン133dをスプ
リング133eによって上記作動圧導入ポート133a
側に付勢する構成とされているが、このアキュムレータ
133においては、上記スプリング133eが、ピスト
ン133dの全ストローク領域で作動する長寸の第1ス
プリング133e′と、ピストン133dが初期位置か
ら所定寸法Lだけストロークした時点から作動する短寸
の第2スプリング133e″とで構成されている。
【0077】このアキュムレータ133によれば、図6
に示すように、作動圧が低い領域A、即ちピストンスト
ロークがL以下の領域では、該ストロークに対する作動
圧の変化率が小さく、作動圧が高い領域B、即ちピスト
ンストロークがL以上の領域では、該ストロークに対す
る作動圧の変化率が大きくなって、ピストンストローク
に対する作動圧の特性が2段階の特性となる。つまり、
2つのスプリング133e′、133e″を合わせた状
態でのばね定数がピストンストロークによって2段階に
切り換わるのである。
【0078】したがって、このアキュムレータ133に
よれば、最大値が低いローリバースブレーキ圧に対して
は、その変化量や変動量が小さくても、上記領域A内に
おいてピストン133dが十分にストロークして、油圧
を緩やかに立ち上がらせたり、油圧振動を効果的に吸収
したりする等の作用が得られ、また、最大値が高いサー
ボアプライ圧に対しても、領域B内において、その変化
や変動に応じてピストン133dが確実にストロークす
ることになって、同じく油圧を緩やかに立ち上がらせた
り、油圧振動を吸収したりする等の作用が得られるので
ある。
【0079】つまり、ばね定数が一定のスプリングの場
合、そのばね定数が大きいと、最大値が低い作動圧に対
しては効果的に作動せず、また、ばね定数が小さいと、
最大値が高い作動圧の場合に、スプリングを徒に長くし
なければならなくなるのであるが、このアキュムレータ
133によれば、いずれの問題も解消されることになる
のである。
【0080】なお、2つのスプリング133e′,13
3e″を備える場合、図5に示すように、巻き方向を異
ならせておけば、これらのスプリング133e′,13
3e″が絡み合うことが防止される。
【0081】また、寸法の異なる3本のスプリングを備
えれば、図6に鎖線で示すように、ピストンストローク
に対する作動圧の変化率が3段階に切り換わるアキュム
レータが得られることになる。
【0082】さらに、図7に示すアキュムレータ233
のように、スプリング233eとして、ピッチが一定で
ない不等ピッチスプリングを用いてもよい。このスプリ
ング233eの場合、作動圧の増加に対して、まず、疎
な部分からたわみ始めると共に、次第に密な部分もたわ
むことになるが、それに従ってばね定数が次第に大きく
なる。
【0083】したがって、図8に示すように、ピストン
233dのストロークに対する作動圧の特性として、ス
トロークの増加に従って作動圧の変化率が無段階に大き
くなる特性が得られ、これによっても、最大値が低いロ
ーリバースブレーキ圧に対しては、その変化量や変動量
が小さくてもピストン233dが十分にストロークし、
また、最大値が高いサーボアプライ圧に対しては、スプ
リングを徒に長くしなくても、その変化や変動を確実に
吸収することが可能となるのである。
【0084】また、図9に示すアキュムレータ333に
おいては、スプリング333eとして、径が一定でない
不等径スプリングを用いているが、このスプリング33
3eの場合、作動圧の増加に対して、まず、大径の部分
からたわみ始めると共に、次第に小径の部分もたわむこ
とになり、それに従ってばね定数が次第に大きくなるの
である。
【0085】したがって、このアキュムレータの場合
も、図8に示すピストンストロークに対して作動圧の変
化率が無段階に変化する特性が得られ、最大値の低いロ
ーリバースブレーキ圧と、最大値の高いサーボアプライ
圧のいずれに対しても、有効に作動することになる。
【0086】なお、以上の実施形態においては、アキュ
ムレータ133(233,333)は、二つの摩擦要素
(2−4ブレーキ54の締結室54a及びローリバース
ブレーキ55)に共通の油圧発生源としての第1DSV
121と、切り換え手段としてのローリバースバルブ1
03との間のライン164に設けられているから、この
切り換え手段の作動により油圧発生源が上記二つの摩擦
要素のいずれか一方に選択的に連通されるときに、アキ
ュムレータも作動圧が供給される方の摩擦要素に自動的
に連通されることになる。したがって、アキュムレータ
の摩擦要素に対する連通状態を切り換えるための専用の
切り換え手段は不要となる。
【0087】これに対して、図10に示すように、二つ
の摩擦要素A1,A2がそれぞれ油圧発生源B1,B2
を有し、これらの間に切り換え手段が設けられていない
場合には、アキュムレータCは専用の切り換え手段Dを
介して、二つの摩擦要素A1,A2のうちの作動圧が供
給される方に選択的に連通されることになるが、この場
合も、図5、図7または図9に示す構造のアキュムレー
タ133,233,333を用いることにより、二つの
摩擦要素に供給される作動圧の最大値が異なる場合に、
いずれの摩擦要素に対しても効果的に作動することにな
る。
【0088】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動変速
機の油圧制御回路において、作動圧の最大値が異なる複
数の摩擦要素に対してアキュムレータを備える場合に、
これらの摩擦要素に切り換え手段を介してアキュムレー
タを選択的に連通させるように構成すると共に、このア
キュムレータの特性を、ピストンストロークが大きいと
きには小さいときよりも該ストロークに対する作動圧の
変化率が大きくなるように設定したので、作動圧の最大
値が低い摩擦要素に作動圧を供給する場合に、その作動
圧の変動に応じてピストンが十分にストロークすると共
に、作動圧の最大値の高い摩擦要素に作動圧を供給する
場合にも、その変動に対してピストンが確実に応動する
ことになる。したがって、該アキュムレータのスプリン
グを徒に長くしたりすることなく、いずれの摩擦要素へ
の作動圧の供給時にも、油圧振動を効果的に吸収する
等、良好に作動することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る自動変速機の骨子図
である。
【図2】 同実施形態における油圧制御回路の回路図で
ある。
【図3】 同油圧制御回路の2速の状態を示す要部拡大
回路図である。
【図4】 同じく後退速の状態を示す要部拡大回路図で
ある。
【図5】 同油圧制御回路におけるアキュムレータの拡
大図である。
【図6】 同アキュムレータの特性図である。
【図7】 アキュムレータの他の構造を示す拡大図であ
る。
【図8】 図7のアキュムレータの特性図である。
【図9】 アキュムレータのさらに他の構造を示す拡大
図である。
【図10】 油圧制御回路の他の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10 自動変速機 54a,55 摩擦要素(2−4ブレーキ締結室、ロ
ーリバースブレーキ) 100 油圧制御回路 103 切り換え手段(ローリバースバルブ) 121 油圧発生源(第1デューティソレノイ
ドバルブ) 133,233,333 アキュムレータ 133d,233d,333d ピストン 133e,233e,333e スプリング
フロントページの続き (72)発明者 土井 淳一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速歯車機構の動力伝達経路を切り換え
    る複数の摩擦要素に選択的に作動圧を供給する油圧制御
    回路を有する自動変速機の油圧制御装置であって、上記
    油圧制御回路に、油圧発生源から供給される作動圧の最
    大値が異なる複数の摩擦要素に切り換え手段を介して選
    択的に連通されるアキュムレータが備えられ、かつ、こ
    のアキュムレータのピストンストロークに対する作動圧
    の特性が、ストロークが大きいときには小さいときより
    も該ストロークに対する作動圧の変化率が大きくなるよ
    うに設定されていることを特徴とする自動変速機の油圧
    制御装置。
  2. 【請求項2】 作動圧の最大値が異なる複数の摩擦要素
    は、共通の油圧発生源から導かれた油路により切り換え
    手段を介して作動圧が選択的に供給されるように構成さ
    れていると共に、アキュムレータは、上記油路における
    切り換え手段の上流側に接続され、該切り換え手段を介
    して上記複数の摩擦要素に選択的に連通されるようにな
    っていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機
    の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 油圧発生源は、ライン圧を元圧として作
    動圧を生成するデューティソレノイドバルブであること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動変速
    機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 アキュムレータのピストンストロークに
    対する作動圧の特性は、ストロークが所定値以下の作動
    圧の変化率が小さな領域と、ストロークが所定値以上の
    作動圧の変化率が大きな領域とでなる2段階の特性に設
    定されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変
    速機の油圧制御装置。
  5. 【請求項5】 アキュムレータは、ピストンの全ストロ
    ーク領域でばね力を作用させる第1スプリングと、所定
    ストローク以上の領域でばね力を作用させる第2スプリ
    ングとを有することにより、ピストンストロークに対す
    る作動圧の特性が2段階の特性とされていることを特徴
    とする請求項4に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  6. 【請求項6】 アキュムレータのピストンストロークに
    対する作動圧の特性は、ストロークが大きくなるに従っ
    て作動圧の変化率が次第に大きくなる無段階の特性に設
    定されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変
    速機の油圧制御装置。
  7. 【請求項7】 アキュムレータは、圧縮量が大きくなる
    に従ってばね定数が大きくなるスプリングを有すること
    により、ピストンストロークに対する作動圧の特性が無
    段階の特性とされていることを特徴とする請求項6に記
    載の自動変速機の油圧制御装置。
  8. 【請求項8】 スプリングは、不等ピッチスプリングで
    あることを特徴とする請求項7に記載の自動変速機の油
    圧制御装置。
  9. 【請求項9】 スプリングは、不等径スプリングである
    ことを特徴とする請求項7に記載の自動変速機の油圧制
    御装置。
  10. 【請求項10】 変速歯車機構の動力伝達経路を切り換
    える複数の摩擦要素に選択的に作動圧を供給する油圧制
    御回路を有する自動変速機の油圧制御装置であって、上
    記摩擦要素として、1−2変速時に最大値の高い作動圧
    が供給される第1摩擦要素と、N−R切換時に最大値の
    低い作動圧が供給される第2摩擦要素とが備えられ、こ
    れらの摩擦要素に共通の油圧発生源から切り換え手段を
    介して作動圧が選択的に供給されるようになっていると
    共に、上記切り換え手段の上流側にアキュムレータが接
    続されており、かつ、このアキュムレータのピストンス
    トロークに対する作動圧の特性が、ストロークが大きい
    ときには小さいときよりも該ストロークに対する作動圧
    の変化率が大きくなるように設定されていることを特徴
    とする自動変速機の油圧制御装置。
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