JPH06201155A - 暖房・換気方法及び暖房・換気システム - Google Patents
暖房・換気方法及び暖房・換気システムInfo
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- JPH06201155A JPH06201155A JP35851792A JP35851792A JPH06201155A JP H06201155 A JPH06201155 A JP H06201155A JP 35851792 A JP35851792 A JP 35851792A JP 35851792 A JP35851792 A JP 35851792A JP H06201155 A JPH06201155 A JP H06201155A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建物内空間の暖房時に置換換気方式によって
換気する際、暖房立ち上がり時間を早くするとともに、
床面付近も快適な暖房を享受できる暖房・換気システム
を提供する。 【構成】 空間2の下方に置換換気用吹出し口5を設け
る。空間2内の天井面4付近には排気ガラリ9、空間内
空気を吸込み、吐出させるブロワ10、このブロワから
の吐出空気を移送するダクト11を夫々設け、さらにダ
クト11に接続される指向性のノズル12、13、1
4、15を適宜間隔の下で配置し、これら各ノズルの吹
出口を俯角方向に向ける。
換気する際、暖房立ち上がり時間を早くするとともに、
床面付近も快適な暖房を享受できる暖房・換気システム
を提供する。 【構成】 空間2の下方に置換換気用吹出し口5を設け
る。空間2内の天井面4付近には排気ガラリ9、空間内
空気を吸込み、吐出させるブロワ10、このブロワから
の吐出空気を移送するダクト11を夫々設け、さらにダ
クト11に接続される指向性のノズル12、13、1
4、15を適宜間隔の下で配置し、これら各ノズルの吹
出口を俯角方向に向ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房と同時に換気を行
うための暖房・換気方法及びそのシステムに関するもの
である。
うための暖房・換気方法及びそのシステムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】置換換気方法は、室内に供給される空調
空気と、室内の発熱による熱負荷によって暖められた空
気との温度差から生ずる温度成層を利用し、床面付近の
居住域や作業域を新鮮で清浄な空気で満たすものであ
り、旧来の希釈換気方法と較べると、小風量で冷却容量
が少なくて済むなどの優れた特徴を有している。
空気と、室内の発熱による熱負荷によって暖められた空
気との温度差から生ずる温度成層を利用し、床面付近の
居住域や作業域を新鮮で清浄な空気で満たすものであ
り、旧来の希釈換気方法と較べると、小風量で冷却容量
が少なくて済むなどの優れた特徴を有している。
【0003】ところがこの置換換気方法の下で、暖房を
含む空調を実施する場合には問題がある。即ち、夏期に
おける冷房運転の場合には上記の温度成層は都合がよい
が、冬期の暖房運転の場合には、給気された暖かい空気
は天井付近に上昇してしまって人員がいる床面付近はな
かなか暖まらず、上記の温度成層は逆に不都合となって
いる。これをより具体的にいうと、置換換気用吹出口か
ら室内暖房負荷に相当する熱量をもった周囲室内温度よ
り高い温度の空気を給気すると、給気された暖かい空気
は周囲空気との温度差が大きいため、直ちに天井の方に
上昇して滞留してしまい、作業員や居住者のいる床面付
近はなかなか暖まらなかったのである。しかも一般的に
置換換気用吹出口からの吹出風速は0.6m/s以下の
低速であるため、このような現象はいっそう顕著であっ
た。
含む空調を実施する場合には問題がある。即ち、夏期に
おける冷房運転の場合には上記の温度成層は都合がよい
が、冬期の暖房運転の場合には、給気された暖かい空気
は天井付近に上昇してしまって人員がいる床面付近はな
かなか暖まらず、上記の温度成層は逆に不都合となって
いる。これをより具体的にいうと、置換換気用吹出口か
ら室内暖房負荷に相当する熱量をもった周囲室内温度よ
り高い温度の空気を給気すると、給気された暖かい空気
は周囲空気との温度差が大きいため、直ちに天井の方に
上昇して滞留してしまい、作業員や居住者のいる床面付
近はなかなか暖まらなかったのである。しかも一般的に
置換換気用吹出口からの吹出風速は0.6m/s以下の
低速であるため、このような現象はいっそう顕著であっ
た。
【0004】そのため従来は、置換換気方式の下で暖房
を含む空調を行う場合には、二重床構造による床吹き出
しによって暖かい空調空気を室内に供給するか、あるい
は空調空気を供給するための置換換気用吹出口を床面付
近に設置するとともに、別途設けた床暖房装置や輻射熱
暖房装置を併用していたのである。
を含む空調を行う場合には、二重床構造による床吹き出
しによって暖かい空調空気を室内に供給するか、あるい
は空調空気を供給するための置換換気用吹出口を床面付
近に設置するとともに、別途設けた床暖房装置や輻射熱
暖房装置を併用していたのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、まず前
者の二重床構造による床吹き出しは、床を二重構造とす
ること自体大変な施工であり、建築構造から変えなけれ
ばならず非常に高価なシステムとなってしまう。そのた
め工場などで二重床構造方式が採用されることはこれま
で殆どなかった。
者の二重床構造による床吹き出しは、床を二重構造とす
ること自体大変な施工であり、建築構造から変えなけれ
ばならず非常に高価なシステムとなってしまう。そのた
め工場などで二重床構造方式が採用されることはこれま
で殆どなかった。
【0006】一方後者の置換換気用吹出口及び他の暖房
装置を併用した方法では、別途暖房装置を必要とするの
で、その設備機器やそれに伴う施工量が嵩み、しかも効
率面でも満足できるものではなかったのである。
装置を併用した方法では、別途暖房装置を必要とするの
で、その設備機器やそれに伴う施工量が嵩み、しかも効
率面でも満足できるものではなかったのである。
【0007】また床暖房装置や輻射熱暖房装置を併用し
ても暖められた空気は直ちに上昇してしまい、室内空気
の攪拌作用も大きくなく、床面付近の暖房立ち上がり時
間も長くかかっていた。
ても暖められた空気は直ちに上昇してしまい、室内空気
の攪拌作用も大きくなく、床面付近の暖房立ち上がり時
間も長くかかっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はそのような点に
鑑みてなされたものであり、暖房時の温度分布を改善す
るとともに、床面付近の温度の立ち上がりを改善した暖
房・換気方法並びにそのシステムを提供して上記問題の
解決を図るものである。
鑑みてなされたものであり、暖房時の温度分布を改善す
るとともに、床面付近の温度の立ち上がりを改善した暖
房・換気方法並びにそのシステムを提供して上記問題の
解決を図るものである。
【0009】そのためまず請求項1では、換気しようと
する室内の下方から空調空気を低速で当該室内に吹出さ
せると共に天井付近に設けた排気口から室内空気を排気
させ、当該室内を適宜手段で暖房し、さらに天井付近に
て高速エアージェット流を俯角方向に発生させることを
特徴とする、暖房・換気方法を提供する。ここで暖房手
段としては、例えば空調空気そのものを必要温度に暖め
てもよく、その他一般的な輻射パネルや床暖房手段を用
いてもよい。
する室内の下方から空調空気を低速で当該室内に吹出さ
せると共に天井付近に設けた排気口から室内空気を排気
させ、当該室内を適宜手段で暖房し、さらに天井付近に
て高速エアージェット流を俯角方向に発生させることを
特徴とする、暖房・換気方法を提供する。ここで暖房手
段としては、例えば空調空気そのものを必要温度に暖め
てもよく、その他一般的な輻射パネルや床暖房手段を用
いてもよい。
【0010】この場合、請求項2のように、室内床面付
近の温度に基づいて高速エアージェット流の風速を変化
させてもよい。
近の温度に基づいて高速エアージェット流の風速を変化
させてもよい。
【0011】さらに請求項3では、換気しようとする室
内の下方から空調空気を低速で当該室内に吹出させると
共に天井付近に設けた排気口から室内空気を排気させ、
当該室内を適宜手段で暖房し、さらに天井付近にて高速
エアージェット流を俯角方向に発生させ、一定時間経過
後に高速エアージェット流の風速を減速又は停止させ、
それ以降は空調空気の温度を当該室内の床面付近の温度
以下(等しいかあるいは低い温度)に設定して当該室内
に吹き出させることを特徴とする、暖房・換気方法を提
供する。
内の下方から空調空気を低速で当該室内に吹出させると
共に天井付近に設けた排気口から室内空気を排気させ、
当該室内を適宜手段で暖房し、さらに天井付近にて高速
エアージェット流を俯角方向に発生させ、一定時間経過
後に高速エアージェット流の風速を減速又は停止させ、
それ以降は空調空気の温度を当該室内の床面付近の温度
以下(等しいかあるいは低い温度)に設定して当該室内
に吹き出させることを特徴とする、暖房・換気方法を提
供する。
【0012】また上記のような暖房・換気方法を実施す
るための具体的なシステムとして、請求項4では、換気
しようとする室内の下方に空調空気の吹出し口を設け、
一方当該室内の天井付近には、室内空気の排気口、及び
室内空気を吸込み、吐出させるブロワ、並びにこのブロ
ワからの吐出空気を移送する小口径ダクトを夫々設け、
さらに当該小口径ダクトに接続される複数の指向性のノ
ズルを適宜間隔の下で天井付近に配置し、これら各ノズ
ルの吹出口を俯角方向に向けたことを特徴とする、暖房
・換気システムを提供する。
るための具体的なシステムとして、請求項4では、換気
しようとする室内の下方に空調空気の吹出し口を設け、
一方当該室内の天井付近には、室内空気の排気口、及び
室内空気を吸込み、吐出させるブロワ、並びにこのブロ
ワからの吐出空気を移送する小口径ダクトを夫々設け、
さらに当該小口径ダクトに接続される複数の指向性のノ
ズルを適宜間隔の下で天井付近に配置し、これら各ノズ
ルの吹出口を俯角方向に向けたことを特徴とする、暖房
・換気システムを提供する。
【0013】このようなシステムにおいて、請求項5に
記載したように、ノズルの吹出口の俯角を変えられるよ
うに構成してもよい。
記載したように、ノズルの吹出口の俯角を変えられるよ
うに構成してもよい。
【0014】
【作用】請求項1によれば、室内の天井付近で発生させ
た俯角方向の高速エアージェット流は、天井付近に滞留
している周囲の暖かい空気を誘引して、これを室内下方
の方へと搬送する。従って暖房時の暖かい空気が天井付
近に上昇しても、上記の高速エアージェット流よって誘
引搬送され、室内全体には気流の循環経路が形成され
て、室内空気は攪拌される。その結果室内空気の温度は
均一化されるのである。
た俯角方向の高速エアージェット流は、天井付近に滞留
している周囲の暖かい空気を誘引して、これを室内下方
の方へと搬送する。従って暖房時の暖かい空気が天井付
近に上昇しても、上記の高速エアージェット流よって誘
引搬送され、室内全体には気流の循環経路が形成され
て、室内空気は攪拌される。その結果室内空気の温度は
均一化されるのである。
【0015】従って、作業員や居住者がいる床面付近の
温度の上昇も速く、暖房立ち上がり時間は短縮される。
実際に発明者が検証したところ、同一空調空気、同一暖
房運転の下では、そのように俯角方向の高速エアージェ
ット流を発生させた場合には、従来と比較して床面付近
の暖房立ち上がり時間を、約1/2〜1/4に短縮でき
た。
温度の上昇も速く、暖房立ち上がり時間は短縮される。
実際に発明者が検証したところ、同一空調空気、同一暖
房運転の下では、そのように俯角方向の高速エアージェ
ット流を発生させた場合には、従来と比較して床面付近
の暖房立ち上がり時間を、約1/2〜1/4に短縮でき
た。
【0016】また換気しようとする室内の下方からは空
調空気が吹出され、一方天井付近に設けた排気口からは
室内空気が排気されているから、当該室内は置換換気方
式によって換気される。
調空気が吹出され、一方天井付近に設けた排気口からは
室内空気が排気されているから、当該室内は置換換気方
式によって換気される。
【0017】請求項2のように、室内床面付近の温度に
基づいて高速エアージェット流の風速を変化させれば、
室温に応じた効率のよい空気調和と暖房が行える。
基づいて高速エアージェット流の風速を変化させれば、
室温に応じた効率のよい空気調和と暖房が行える。
【0018】請求項3によれば、一定時間経過後に高速
エアージェット流の風速を減速又は停止させ、それ以降
は空調空気の温度を当該室内の床面付近の温度以下に設
定して室内に吹き出させるので、一旦室内の温度を上昇
させて安定させた後に、そのような温度の空調空気を吹
き出すことで室内の換気効率を向上させることができ
る。またこのことを利用して、その後しばらくして再び
高速エアージェット流の風速を増速したり、発生させた
りすることにより、間歇的な暖房運転を実施して省エネ
ルギーを図りつつしかも効果的な置換換気を行うことが
できる。
エアージェット流の風速を減速又は停止させ、それ以降
は空調空気の温度を当該室内の床面付近の温度以下に設
定して室内に吹き出させるので、一旦室内の温度を上昇
させて安定させた後に、そのような温度の空調空気を吹
き出すことで室内の換気効率を向上させることができ
る。またこのことを利用して、その後しばらくして再び
高速エアージェット流の風速を増速したり、発生させた
りすることにより、間歇的な暖房運転を実施して省エネ
ルギーを図りつつしかも効果的な置換換気を行うことが
できる。
【0019】請求項4によれば、室内側天井付近の施工
によって各機器を設置して、既述の請求項1の作用を得
ることができる。従って既設の建物に対しても実施が容
易である。しかもこの請求項4の場合、ブロワ自体も天
井付近に滞留している暖かい空気を吸込み、吐出させて
いるから、気流の循環経路が形成が容易であり、極めて
効率よく室内空気の温度の均一化や攪拌が行われる。
によって各機器を設置して、既述の請求項1の作用を得
ることができる。従って既設の建物に対しても実施が容
易である。しかもこの請求項4の場合、ブロワ自体も天
井付近に滞留している暖かい空気を吸込み、吐出させて
いるから、気流の循環経路が形成が容易であり、極めて
効率よく室内空気の温度の均一化や攪拌が行われる。
【0020】請求項5では、ノズルの吹出口の俯角を変
えられるので、室内の大きさ、温度、暖房手段の種類な
どの条件に応じて、最適な気流の循環経路を形成させる
ことができる。
えられるので、室内の大きさ、温度、暖房手段の種類な
どの条件に応じて、最適な気流の循環経路を形成させる
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
れば、図1は本実施例を側面からみた説明図であり、1
は暖房・換気しようとする空間2を内部に形成する既設
の工場の建物であって、当該空間2の大きさについてい
うと、その床面3から天井面4までの高さは10mで、
縦は夫々50m、横は100mである。この建物2内の
床面3近傍には置換換気用吹出し口5が設置してあり、
空間2外部に設けた空調装置6からの空調空気が、約
0.6m/sの風速で空間2に内吹き出される。
れば、図1は本実施例を側面からみた説明図であり、1
は暖房・換気しようとする空間2を内部に形成する既設
の工場の建物であって、当該空間2の大きさについてい
うと、その床面3から天井面4までの高さは10mで、
縦は夫々50m、横は100mである。この建物2内の
床面3近傍には置換換気用吹出し口5が設置してあり、
空間2外部に設けた空調装置6からの空調空気が、約
0.6m/sの風速で空間2に内吹き出される。
【0022】上記空調装置6は加熱装置7を有してお
り、導入外気を必要温度まで暖めて供給することができ
るようになっているが、この空調装置6はその他に全熱
交換機8を有しており、空間1内の天井2付近に設けた
排気ガラリ9を通じて排気される室内空気からムダなく
熱を回収して、導入外気を清浄なままで暖めることが可
能である。したがって排気からの熱を有効に利用して暖
房時の省エネ化が図れるようになっている。
り、導入外気を必要温度まで暖めて供給することができ
るようになっているが、この空調装置6はその他に全熱
交換機8を有しており、空間1内の天井2付近に設けた
排気ガラリ9を通じて排気される室内空気からムダなく
熱を回収して、導入外気を清浄なままで暖めることが可
能である。したがって排気からの熱を有効に利用して暖
房時の省エネ化が図れるようになっている。
【0023】建物2内の天井面4近傍には、空間2内の
空気を吸い込んで吐出するブロワ10が設置してあり、
その吐出空気は小口径のダクト11を通じて、当該ダク
ト11に複数接続されているノズル12、13、14、
15から、高速エアージェット流となって空間2内1に
吹き出される。なお本説明では図示の都合等に鑑み、便
宜上ノズルの数は4としている。
空気を吸い込んで吐出するブロワ10が設置してあり、
その吐出空気は小口径のダクト11を通じて、当該ダク
ト11に複数接続されているノズル12、13、14、
15から、高速エアージェット流となって空間2内1に
吹き出される。なお本説明では図示の都合等に鑑み、便
宜上ノズルの数は4としている。
【0024】これら各ノズル12、13、14、15
は、図2に示したように、それぞれ支持体16を介して
ダクト11に接続されている。この支持体16は、例え
ばフレキシブルダクト構造などによって可撓性を有する
ように構成されており、例えば図3に示したように、直
角水平方向に曲げることも自在である。このような可撓
性ある支持体16の先端に各ノズルが設けられているか
ら、それによって各ノズル12、13、14、15は旋
回、俯角の設定が夫々自在である。また各ノズル12、
13、14、15の間隔は、3〜6mとなるように設定
してある。各ノズル12、13、14、15の吹出口の
直径は20〜30mmであり、その吹出し風速はブロワ1
0の運転制御により、10〜30m/sまで自由に設定
できるようになっている。
は、図2に示したように、それぞれ支持体16を介して
ダクト11に接続されている。この支持体16は、例え
ばフレキシブルダクト構造などによって可撓性を有する
ように構成されており、例えば図3に示したように、直
角水平方向に曲げることも自在である。このような可撓
性ある支持体16の先端に各ノズルが設けられているか
ら、それによって各ノズル12、13、14、15は旋
回、俯角の設定が夫々自在である。また各ノズル12、
13、14、15の間隔は、3〜6mとなるように設定
してある。各ノズル12、13、14、15の吹出口の
直径は20〜30mmであり、その吹出し風速はブロワ1
0の運転制御により、10〜30m/sまで自由に設定
できるようになっている。
【0025】そして図1に示したように、これら各ノズ
ル12、13、14、15の吹出口は略同一方向(水平
方向に関する方向)であるが、その俯角はノズル12が
最も大きく、以下置換換気用吹出し口5寄りのノズル1
5にいくにしたがって徐々に小さくなるように設定され
ている。
ル12、13、14、15の吹出口は略同一方向(水平
方向に関する方向)であるが、その俯角はノズル12が
最も大きく、以下置換換気用吹出し口5寄りのノズル1
5にいくにしたがって徐々に小さくなるように設定され
ている。
【0026】本実施例は以上のように構成されており、
空調装置6、ブロワ10等を作動させて暖房・空調運転
を行うと、置換換気用吹出し口5から低速で空調空気が
吹き出されるとともに、各ノズル12、13、14、1
5の吹出口からは高速エアージェット流が吹き出される
が、この高速エアージェット流は周囲の空気を誘引して
これを俯角方向に搬送するから、空間2内には図1に示
したような気流の循環経路が形成される。
空調装置6、ブロワ10等を作動させて暖房・空調運転
を行うと、置換換気用吹出し口5から低速で空調空気が
吹き出されるとともに、各ノズル12、13、14、1
5の吹出口からは高速エアージェット流が吹き出される
が、この高速エアージェット流は周囲の空気を誘引して
これを俯角方向に搬送するから、空間2内には図1に示
したような気流の循環経路が形成される。
【0027】その結果、床面3付近の温度はすばやく上
昇し、しかも気流の循環によって空間2内の空気は攪拌
されるので空間2内の温度は均一化される。したがって
床面3付近に居る作業員は、快適な暖房を享受すること
ができる。
昇し、しかも気流の循環によって空間2内の空気は攪拌
されるので空間2内の温度は均一化される。したがって
床面3付近に居る作業員は、快適な暖房を享受すること
ができる。
【0028】また一方天井面4付近に設けた排気ガラリ
9からは室内空気が排気されているので、暖房と同時に
空間2を置換換気方式によって換気することができる。
9からは室内空気が排気されているので、暖房と同時に
空間2を置換換気方式によって換気することができる。
【0029】次に上記のような実施例を使用した際の暖
房立ち上がり時間を、床面3付近について調べてみると
下記の通りになった。まず外気温度2〜6゜Cのとき、
置換換気用吹出し口5の温度を約32゜Cにして床上
1.5mの地点での温度を計測したところ、図4に示し
たグラフのようになった。この場合、例えば20゜Cに
達するまでに要した時間は約1.2Hourであった。
房立ち上がり時間を、床面3付近について調べてみると
下記の通りになった。まず外気温度2〜6゜Cのとき、
置換換気用吹出し口5の温度を約32゜Cにして床上
1.5mの地点での温度を計測したところ、図4に示し
たグラフのようになった。この場合、例えば20゜Cに
達するまでに要した時間は約1.2Hourであった。
【0030】次に上記の実施例の構成において、ブロワ
11を停止して高速エアージェット流の発生を止め、置
換換気用吹出し口5からの空調空気の吹き出しのみによ
って、空間2内の暖房・空調運転を行った場合、即ち従
来方式によって暖房・空調運転を行った場合の結果を示
すと図5に示したグラフのようになった。これによれ
ば、20゜Cに達するまで、約3Hourを要してい
る。したがって本実施例の方が従来よりも約40%も時
間を短縮して、所定温度にすることができることがわか
る。
11を停止して高速エアージェット流の発生を止め、置
換換気用吹出し口5からの空調空気の吹き出しのみによ
って、空間2内の暖房・空調運転を行った場合、即ち従
来方式によって暖房・空調運転を行った場合の結果を示
すと図5に示したグラフのようになった。これによれ
ば、20゜Cに達するまで、約3Hourを要してい
る。したがって本実施例の方が従来よりも約40%も時
間を短縮して、所定温度にすることができることがわか
る。
【0031】なお必要以上に温度を上げずに効率よく暖
房・換気を行うには、適宜間歇的に暖房することが望ま
しいが、従来方式では図5のグラフのように暖房立ち上
がりまでに時間がかかってしまい、タイムラグが生じて
好ましくない。しかしながら本発明によれば、図4のグ
ラフに示したように、暖房立ち上がり時間が早いので、
床面3付近をすばやく暖めることができ、好ましい間歇
暖房が実施できる。この場合、床面3付近に設けた温度
センサからの信号によってブロワ10の発停を制御する
ようにすれば、常に最適に暖房・換気状態が実現できる
ものである。
房・換気を行うには、適宜間歇的に暖房することが望ま
しいが、従来方式では図5のグラフのように暖房立ち上
がりまでに時間がかかってしまい、タイムラグが生じて
好ましくない。しかしながら本発明によれば、図4のグ
ラフに示したように、暖房立ち上がり時間が早いので、
床面3付近をすばやく暖めることができ、好ましい間歇
暖房が実施できる。この場合、床面3付近に設けた温度
センサからの信号によってブロワ10の発停を制御する
ようにすれば、常に最適に暖房・換気状態が実現できる
ものである。
【0032】なお、上記実施例で使用したノズルは可撓
性の支持体16を介してダクト11に設けてあるから、
旋回、俯角の設定が自在であり、種々の大きさの建物内
空間に対応して適用できる。またノズルの数、間隔も自
由に設定できるので、目的空間に応じた最適なシステム
を構築できるものである。
性の支持体16を介してダクト11に設けてあるから、
旋回、俯角の設定が自在であり、種々の大きさの建物内
空間に対応して適用できる。またノズルの数、間隔も自
由に設定できるので、目的空間に応じた最適なシステム
を構築できるものである。
【0033】上記実施例では、暖房負荷に対しては空調
装置6内の加熱装置7で対処していたが、これに限らず
輻射パネルやその他の暖房装置を使用してもよい。また
それらとの併用も可能である。この場合、室内気流を大
きく乱さないいわゆる輻射暖房方式の暖房装置や上記実
施例のような低速吹き出しの暖房装置を使用する方が本
発明の効果を効率よく享受できる。
装置6内の加熱装置7で対処していたが、これに限らず
輻射パネルやその他の暖房装置を使用してもよい。また
それらとの併用も可能である。この場合、室内気流を大
きく乱さないいわゆる輻射暖房方式の暖房装置や上記実
施例のような低速吹き出しの暖房装置を使用する方が本
発明の効果を効率よく享受できる。
【0034】
【発明の効果】請求項1によれば、室内空気の温度はす
ばやく均一化され、人員がいる床面付近を効果的にかつ
迅速に暖めることができる。しかも同時に置換換気方式
によって、室内を空調、換気できる。したがって二重床
構造による床吹き出し方式を採用しなくても、置換換気
方式の下で快適な暖房環境を教授でき、工場などでも簡
単に実施できる。
ばやく均一化され、人員がいる床面付近を効果的にかつ
迅速に暖めることができる。しかも同時に置換換気方式
によって、室内を空調、換気できる。したがって二重床
構造による床吹き出し方式を採用しなくても、置換換気
方式の下で快適な暖房環境を教授でき、工場などでも簡
単に実施できる。
【0035】請求項2によれば、室内床面付近の温度に
基づいて高速エアージェット流の風速を変化させれるの
で、室温に応じた効率のよい空気調和と暖房が行える。
基づいて高速エアージェット流の風速を変化させれるの
で、室温に応じた効率のよい空気調和と暖房が行える。
【0036】請求項3によれば、暖房を行いつつ換気効
率を向上させた方法を採ることができる。またその際の
暖房に関しては、上記請求項1と同様、床面付近を効果
的にかつ迅速に暖めることができる。
率を向上させた方法を採ることができる。またその際の
暖房に関しては、上記請求項1と同様、床面付近を効果
的にかつ迅速に暖めることができる。
【0037】請求項4によれば、天井裏空間を使用する
ことなく、室内側での施工によって、上記請求項1の作
用を得ることができる。したがって、既存の建物に対し
ても容易に実施でき、またその際の施工も簡単である。
しかもブロワ自体も天井付近に滞留している暖かい空気
を吸込み、吐出させているから、気流の循環経路が形成
が一層容易であり、極めて効率よく室内空気の温度の均
一化が図れる。
ことなく、室内側での施工によって、上記請求項1の作
用を得ることができる。したがって、既存の建物に対し
ても容易に実施でき、またその際の施工も簡単である。
しかもブロワ自体も天井付近に滞留している暖かい空気
を吸込み、吐出させているから、気流の循環経路が形成
が一層容易であり、極めて効率よく室内空気の温度の均
一化が図れる。
【0038】請求項5では、上記請求項4の作用効果を
そのまま具有しつつ、さらにノズルの吹出口の俯角を変
えられるので、室内の大きさ、温度、暖房手段の種類な
どの条件に応じて、最適な気流の循環経路を形成させる
ことができる。
そのまま具有しつつ、さらにノズルの吹出口の俯角を変
えられるので、室内の大きさ、温度、暖房手段の種類な
どの条件に応じて、最適な気流の循環経路を形成させる
ことができる。
【図1】側面からみた実施例の説明図である。
【図2】実施例で使用したノズルを垂直方向に向けた際
の側面図である。
の側面図である。
【図3】実施例で使用したノズルを水平方向直角に向け
た際の側面図である。
た際の側面図である。
【図4】実施例における暖房立ち上がり時間を示すグラ
フである。
フである。
【図5】従来方式による暖房立ち上がり時間を示すグラ
フである。
フである。
1 建物 2 空間 3 床面 4 天井面 5 置換換気用吹出し口 6 空調装置 7 加熱装置 9 排気ガラリ 10 ブロワ 11 ダクト 12、13、14、15 ノズル 16 支持体
Claims (5)
- 【請求項1】 換気しようとする室内の下方から空調空
気を低速で当該室内に吹出させると共に天井付近に設け
た排気口から室内空気を排気し、当該室内を適宜手段で
暖房し、さらに天井付近にて高速エアージェット流を俯
角方向に発生させることを特徴とする、暖房・換気方
法。 - 【請求項2】 室内床面付近の温度に基づいて高速エア
ージェット流の風速を変化させることを特徴とする、請
求項1に記載の暖房・換気方法。 - 【請求項3】 換気しようとする室内の下方から空調空
気を低速で当該室内に吹出させると共に天井付近に設け
た排気口から室内空気を排気し、当該室内を適宜手段で
暖房し、さらに天井付近にて高速エアージェット流を俯
角方向に発生させ、一定時間経過後高速エアージェット
流の風速を減速又は停止させ、それ以降は空調空気の温
度を当該室内の床面付近の温度以下に設定して当該室内
に吹き出させることを特徴とする、暖房・換気方法。 - 【請求項4】 換気しようとする室内の下方に空調空気
の吹出し口を設け、一方当該室内の天井付近には、室内
空気の排気口、及び室内空気を吸込み、吐出させるブロ
ワ、並びにこのブロワからの吐出空気を移送する小口径
ダクトを夫々設け、さらに当該小口径ダクトに接続され
る複数の指向性のノズルを適宜間隔の下で天井付近に配
置し、これら各ノズルの吹出口を俯角方向に向けたこと
を特徴とする、暖房・換気システム。 - 【請求項5】 ノズルの吹出口の俯角は可変であること
を特徴とする、請求項4に記載の暖房・換気システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35851792A JPH06201155A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 暖房・換気方法及び暖房・換気システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35851792A JPH06201155A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 暖房・換気方法及び暖房・換気システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06201155A true JPH06201155A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18459733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35851792A Pending JPH06201155A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 暖房・換気方法及び暖房・換気システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06201155A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4858212A (en) * | 1985-11-08 | 1989-08-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Recording method on magnetooptical disc with laser magnetic field |
| JP2011081528A (ja) * | 2009-10-06 | 2011-04-21 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 空調システム |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP35851792A patent/JPH06201155A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4858212A (en) * | 1985-11-08 | 1989-08-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Recording method on magnetooptical disc with laser magnetic field |
| JP2011081528A (ja) * | 2009-10-06 | 2011-04-21 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 空調システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000307 |