JPH0620133Y2 - 流動点および曇り点の測定装置 - Google Patents

流動点および曇り点の測定装置

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JPH0620133Y2
JPH0620133Y2 JP3213489U JP3213489U JPH0620133Y2 JP H0620133 Y2 JPH0620133 Y2 JP H0620133Y2 JP 3213489 U JP3213489 U JP 3213489U JP 3213489 U JP3213489 U JP 3213489U JP H0620133 Y2 JPH0620133 Y2 JP H0620133Y2
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裕三 杉原
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、原油および石油製品の流動点ならびに石油製
品の曇り点を測定するための装置に関する。
[従来の技術] 原油および石油製品の品質管理項目に流動点ならびに曇
り点の測定がある。JISK-2269によると、「流動点と
は、規定の方法で試料をかき混ぜないで冷却したとき、
試料が流動する最低の温度をいう。」と定義されてお
り、また「曇り点とは、規定の方法で試料をかき混ぜな
いで冷却したとき、パラフィンその他が析出は分離し始
める温度をいう。」と定義されている。
曇り点を自動的に測定する装置に関しては、試料を挟ん
で発光部と受光部を設置し、試料中を透過してきた透過
光が試料の結晶化とともに変化することを検出して曇り
点を求める装置が考えられている。当該装置は、本願出
願人らによって先に提出した特願昭63-276220号に析出
点の測定装置として開示されており、これをそのまま曇
り点の測定装置にも利用することができる。
[解決すべき課題] 一方、流動点を自動的に測定する装置に関しては、差圧
式や回転式あるいは傾斜式の流動点測定装置が現在市販
されている。しかしながら、流動点は、曇り点以上に微
妙な試料の結晶変化を検出しなければならないため、従
来の流動点測定装置は、いずれも構造が複雑で保守が困
難となっていた。
本考案はこのような問題点にかんがみてなされたもの
で、原油および石油製品の流動点ならびに石油製品の曇
り点を簡単な構造で容易に自動測定することのできる流
動点および曇り点測定装置の提供を目的とする。
[課題の解決手段] 上記目的を達成するために、本考案の流動点および曇り
点の測定装置は、一定量の試料を貯留する曇り点測定室
と、この曇り点測定室に連通するとともに、上下方向に
移動可能な流動点検出管と、上記曇り点測定室内の温度
を調節する手段と、上記曇り点測定室内の試料温度を測
定する曇り点測定用温度センサと、上記流動点検出管の
上昇運動とともに上昇してきた当該流動点検出管内の試
料の温度を測定する流動点測定用温度センサと、上記曇
り点測定室を挟んで発光部と受光部を配置した透過光量
検出器により構成してある。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本実施例に係る流動点および曇り点測定装置の
断面構成図である。
図面において、10は測定セル、20は温度調節装置、
30は流動点検出管、40は透過光量検出器である。
測定セル10は、少量(2〜3ml)の試料(炭化水素
油)を貯留する曇り点測定室11と、この曇り点測定室
11に連接する注入路12,送出口13、および注入路
12を介して試料を曇り点測定室11に注入する注入器
14を有している。この測定セル10には、熱伝導が良
好で腐食に強いアルミニウム等を用いることが好まし
い。また、曇り点測定室11内には、試料の曇り点を測
定するための曇り点測定用温度センサ15が挿入してあ
る。この曇り点測定用温度センサ15としては、例えば
白金側温体を用いる。
温度調節装置20は、電子温調器21とクールジャケッ
ト22を有している。このうち電子温調器21は、p形
半導体とn形半導体を金属で接合したペルチェ効果素子
によって形成されており、測定セルの両側に配置してあ
る、この電子温調器21は、ペルチェ効果素子の熱電現
象を利用したもので、図示しない制御器によってペルチ
ェ効果素子に流れる電流の方向を変えることにより、熱
の発生と吸収を行なわせ、試料の加熱と冷却を行なう。
一方、クールジャケット22も測定セル10の両側に配
置されており、このクールジャケット22へは、図示し
ない冷媒タンクから冷媒が循環供給される。
上記温度調節装置20は、クールジャケット22に冷媒
を流すことによって比較的強力な冷却を行ない、電子温
調器21によって、低温下における試料の微妙な温度制
御を行なう。
流動点検出管30は、両端が開口した段付の円筒状に形
成してあり、段部31より上側が大径の流動点検出部3
2となっている。また、流動点検出部32の周壁には、
先端に向って下方に傾斜した枝管33が形成してある。
流動点検出管30の下端は、可撓性チューブ34を介し
て測定セル10内の曇り点測定室11と連通している。
この流動点検出管30は、上下動自在な状態で支持台3
5に支持され、かつ上下動駆動部材36により上下方向
に駆動される。本実施例の上下駆動部材36は、電磁石
の反発力を利用しており、支持台35上に電磁コイル3
6aを設けるとともに、流動点検出管30の段部31に
永久磁石36bを取り付けた構造になっている。このよ
うに電磁石の反発力を利用した場合、上下動を緩やかな
速度で行なわせることができる。
流動点検出管30の中空部内で、枝管33の連接部より
一定の高さ(同管30の上昇量より小さな高さ)上方に
は、試料の流動点測定用温度センサ37が設けてある。
この流動点測定用温度センサ37としては、例えば、熱
電対を用いる。
透過光量検出器40は、曇り点測定室11を挟んで対向
する位置に光ファイバ41,42を配設し、かつ、一方
の光ファイバ41の入力端に光源43を設け、他方の光
ファイバ42の出力端に受光素子44を設けた構成とし
てある。このように光ファイバ41,42を介し、測定
セル10から離れた位置に光源43と受光素子44を設
けると、光源43と受光素子44は測定セル10による
温度の悪影響を受けない。
次に、上述した実施例装置を用いた流動点および曇り点
の測定手順を、第2図〜第4図を参照して説明する。な
お、第2図〜第4図は同測定手順を図解するための断面
図である。
注入器14から注入路12を介して曇り点測定室11
内に試料を約5ml程度入力する(第2図参照)。
注入された試料の一部は曇り点測定室11内に貯留さ
れ、他は可撓性チューブ34を介して流動点検出管30
内に下端開口から流入し、枝管33を超えた試料はすべ
て当該枝管33から排出される。したがって、曇り点測
定室11および流動点検出管30には、一定量の試料が
貯留される。ここで枝管33は、流動点検出部32の周
壁に設けてあり、かつ傾斜管となっているので、余分な
試料を速やかに排出することができる。
温度調節装置20により曇り点測定室11内の試料を
冷却していくとともに、光源43から光を試料中に入射
し、透過光量を受光素子44で検出する(第3図参
照)。
冷却が進むにつれ、試料中に結晶が発生しはじめると透
過光量が徐々に減少している。この結晶が発生しはじめ
る点の温度が曇り点であるため、その点の試料温度を曇
り点測定用温度センサ15で測定する。
さらに、温度調節装置20により曇り点測定室11内
の試料を冷却するとともに、曇り点測定用温度センサ1
5の指示値を確認し、試料温度が一定単位低下するごと
に、上下駆動部材36を操作して流動点検出管30を上
昇させる(第4図参照)。
試料が流動性を有する場合は、注入路12側の液面と流
動点検出管30側の液面とが平衡を保とうとするため、
流動点検出管30のみが上昇し試料の液面はそのままの
高さを保つ。したがって、流動点測定用温度センサ37
に試料が接触しないため、同温度センサ37の指示値は
変化しない。
一方、試料が流動点に達して流動性を失った場合、試料
は流動点検出管30とともに上昇する。その結果、流動
点測定用温度センサ37に試料が接触し、当該温度セン
サ37の指示値が変化する。したがって、この指示値が
変化したときの温度を測定すれば、その温度が流動点と
なる。
なお、本考案は上述した一実施例に限定されるものでは
なく、要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、流動点検出管の上下駆動部材は、電磁石に限ら
ず、油圧シリンダ,エアシリンダ等の公知手段を用いて
もよい。また、温度調節手段、曇り点検出用センサおよ
び流動点検出用センサは、上記実施例以外の態様,手段
を用いてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の流動点および曇り点の測
定装置によれば、原油および石油製品の流動点ならびに
石油製品の曇り点を簡単な構造でかつ容易な操作で自動
的に測定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る流動点および曇り点測定
装置の断面構成図、第2図,第3図,第4図はそれぞれ
同装置を用いた測定手段を図解する断面図である。 10:測定セル、11:曇り点測定室 15:曇り点測定用温度センサ 20:温度調節装置、30:流動点検出管 32:流動点検出部、33:枝管 36:上下駆動部材 37:流動点測定用温度センサ 40:透過光量検出器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定量の試料を貯留する曇り点測定室と、
    この曇り点測定室に連通するとともに、上下方向に移動
    可能な流動点検出管と、上記曇り点測定室内の温度を調
    節する手段と、上記曇り点測定室内の試料温度を測定す
    る曇り点測定用温度センサと、上記流動点検出管の上昇
    運動とともに上昇してきた当該流動点検出管内の試料の
    温度を測定する流動点測定用温度センサと、上記曇り点
    測定室を挟んで発光部と受光部を配置した透過光量検出
    器とを備えたことを特徴とする流動点および曇り点の測
    定装置。
JP3213489U 1989-03-23 1989-03-23 流動点および曇り点の測定装置 Expired - Lifetime JPH0620133Y2 (ja)

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JPH02124539U JPH02124539U (ja) 1990-10-15
JPH0620133Y2 true JPH0620133Y2 (ja) 1994-05-25

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