JPH06201415A - プラントの異常診断装置 - Google Patents

プラントの異常診断装置

Info

Publication number
JPH06201415A
JPH06201415A JP4360770A JP36077092A JPH06201415A JP H06201415 A JPH06201415 A JP H06201415A JP 4360770 A JP4360770 A JP 4360770A JP 36077092 A JP36077092 A JP 36077092A JP H06201415 A JPH06201415 A JP H06201415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
abnormality
knowledge
cause
knowledge base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4360770A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Saeki
昭 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4360770A priority Critical patent/JPH06201415A/ja
Publication of JPH06201415A publication Critical patent/JPH06201415A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作知識ベースに基づいてプラントの操作状
況に応じた異常検知処理を行なうことの出来るプラント
の異常診断装置を得る。 【構成】 プラントの異常診断装置において、上記プラ
ントに変動をもたらす個々の運転操作により影響を受け
るプロセス量などの操作に関する知識を記述した操作知
識ベースと、上記プラントからの操作情報と上記操作知
識ベースに記述されている知識に基づいて上記プラント
の運転状態に対応した異常判定条件を動的に設定する異
常判定条件動的設定手段と、その異常判定条件動的設定
手段により設定した異常判定条件を基に上記プラントの
異常検知処理を行なう異常検知処理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば原子力プラン
トのような大規模な発電プラントなどに発生する異常事
象を診断するプラントの異常診断装置1に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】原子力プラントのような大規模な発電プ
ラントの運転は、その運転状態を表す物理量、例えばプ
ラント出力や圧力などを指標として行なわれる。
【0003】そして、この発電プラントの運転に支障と
なる異常は、前記プラント出力や圧力などの状態量が正
常状態を逸脱したときに警報などにより検知される。
【0004】異常が発生したときには正常状態に復旧す
る必要があるが、このためには異常原因の同定と、プラ
ント構成機器の制御動作の状態を判定する必要がある。
【0005】これらの作業は主に運転員が実行するが、
プラント運転に対する信頼性向上の立場から、発生した
異常を診断する種々のプラント異常診断装置1が提案さ
れている。
【0006】図82は、発電プラント102で発生する
異常を診断するための従来のプラント異常診断装置1を
示すブロック構成図である。
【0007】図82において、103は発電プラント1
02からプロセス量A1や機器の動作状態A2を読み込
み、プラントデータベース108に記録するプロセス入
力部である。
【0008】105はプラントデータベース108から
プラント状態データBを読み込み、プロセス量の運転目
標値の評価法J2に従い目標値Cを計算し、計算した目
標値Cをプラントデータベース108に記録する運転目
標値評価部である。
【0009】107はプラントデータベース108から
読み込んだプロセス量の状態データF1とそのプロセス
量の運転目標値F2との偏差および異常判定用の閾値J
3から異常を検知し、検知した異常データGをプラント
データベース108へ記録する異常検知部10である。
【0010】109は異常原因同定のための因果関係J
を定義した知識データ、あるいは発電プラント102を
構成する機器の機能的・構造的関係や物理的関係を記述
したプラント機能知識データJ1、さらにプロセス量の
運転目標値の評価法J2や異常判定用の閾値J3などの
データを記録している知識データベース8,109であ
る。
【0011】110はプラントデータベース108から
読み込んだ検知異常データH1およびプラント状態デー
タH2と、知識データベース109から読み込んだ異常
原因同定のための因果関係Jを定義した知識データによ
り異常第1原因の推論を行ない、推論過程結果Iを出力
しプラントデータベース108に記録する一方、診断結
果Kを出力する異常原因推論部11である。
【0012】113は診断結果Kを運転員に理解しやす
い形式に変換した結果得られるデータLをCRT表示装
置114に出力する表示処理部である。
【0013】図83は、プラントデータベース108の
構成を示す説明図である。
【0014】この図に示すようにプラントデータベース
108は、夫々のプラントデータに関する名称,夫々の
観測値,運転目標値をまとめて記録した記憶機構115
と、異常と判定された異常データ名を記録する記憶機構
116と、推論結果などを記録する記憶機構117を備
えている。
【0015】また、知識データベース109に格納され
ている知識ベースには、図84に示すような異常原因の
ための因果関係知識が定義されたり、図85に示すよう
な診断対象の発電プラントの機能的関係や物理的関係が
定義されている。この知識ベースの内容は、原因を同定
する方式に依存して決る。
【0016】図84に示すような異常原因のための因果
関係知識は、例えばIf(条件部),Then(結論
部)の形式で表現されている。
【0017】条件部には、プロセス量の状態あるいはプ
ラント機器の動作状態が条件として与えられる。
【0018】一方、診断対象の発電プラントの機能的関
係や物理的関係に基づいた診断は、プラントの多様な挙
動を対象のモデルに基づいて推定することにより実行す
る。
【0019】このモデルは、ある時点のプラントの状態
から次の時点のプラントの状態を推定できるモデルであ
り、図85に示したように対象のプラントを構成してい
る機器(機器1),(機器2)・・・と、それらの機器
で操作される物理量(物理量1),(物理量2)・・・
をノードとし、これらの間で成立している関係をリンク
(リンク1),(リンク2)・・・としたネットワーク
グラフで表現する。
【0020】プラントの状態変化は、前記リンクの結合
の方向に沿って伝播する変動状態を推定することにより
予測する。
【0021】発電プラントは明確な目的の基に設計され
ており、最上位の目的は安全性の確保と電力の発生と考
え、この上位の目的を達成するためいくつかの下位目標
(機能)が設定され、全体として階層構造となる。
【0022】上位の目的から下位の階層への機能の分解
は、機能説明書などの設計図書から判断しモデルに反映
させる。
【0023】本方式のモデル化では、この目的・機能は
操作の対象である物理量をある状態値にすることと等価
であるという考えに基づいて、抽象的な目的・機能の目
標を観測可能あるいは定量的に評価可能な物理量(保有
量,除熱量等)を用いて表現する。
【0024】これにより目的・機能の達成評価は、その
目標となっている物理量の値により具体的に判定でき
る。
【0025】物理量のモデル化では、前記目的・機能を
表現するもの(目標物理量と呼ぶ)と、それを達成する
ために操作する物理量(操作物理量と呼ぶ)に区別し、
機能的関係により結合する。
【0026】例えば、目標物理量の加圧器水位と機能的
関係にある操作物理量は加圧器充填・抽出流量偏差であ
る。
【0027】このようなモデル化の考えに基づいてこの
発電プラントに関する知識を知識データベース109に
格納する。
【0028】このモデルに基づいた知識は、図86,図
87に示したような構成要素(ノード)の定義に関する
知識118,120や構成要素間の関係(リンク)に関
する知識119,121〜123により構成する。
【0029】これら図86,図87に示したように、ノ
ードの定義に関する知識118,120は、物理量ノー
ドについては物理量の名称,目標物理量・操作物理量の
分類,運転目標値を計算する定義式とその正常範囲など
に関するデータで構成し、機器ノードについては、機器
の名称,弁・ポンプなどの機器の種類,運転目標値を計
算する定義式とその正常範囲などに関するデータで構成
する。
【0030】一方、リンクの定義に関する知識119,
121〜123は、機器の動作と物理量の影響、その関
係の強さ、機能的関係の有無に関する知識で構成し、物
理保存則に従った物理量間の関係,関係の強さ,機能的
関係の有無などで構成される。
【0031】特に物理量間の関係では、プラントの動特
性による変動を定性的に予測するため、質量やエネルギ
ー保存則に従った変動を扱うことになり、これらのバラ
ンスを変動させる要因である入出流量偏差量も陽にモデ
ルで表現し、影響波及先の質量やエネルギーを表す物理
量と結合する。
【0032】次に動作について説明する。
【0033】図88は、異常原因同定のための因果関係
知識に基づいた原因同定方式の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【0034】図89は、診断対象である発電プラントの
機能的関係や物理的関係に基づいた原因同定方式の処理
動作を示すフローチャートである。
【0035】このプラントの異常診断装置で行なわれる
診断は、図88の処理動作においては、一定周期毎にプ
ロセス入力(ステップST136),異常判定(ステッ
プST138),検知異常の有無の判断(ステップST
139)が繰り返される。
【0036】また、図89の処理動作においては、一定
周期毎にプロセス入力(ステップST136),運転目
標値評価(ステップST137),異常判定(ステップ
ST138),検知異常の有無の判断(ステップST1
39)が繰り返される。
【0037】ステップST136におけるプロセス入力
処理は、図82に示すプロセス入力部103により実行
され、発電プラント102からデータを入力し単位変換
し、プラントデータベース108の該当場所に記録する
処理ステップである。
【0038】ステップST137における運転目標値評
価処理は、知識データベース109から運転目標値定義
式を読み込み、この定義式で参照しているプラント状態
データをプラントデータベース108から読み込んで計
算し、図83に示すプラントデータベース108の記憶
機構115の所定のエリアに記録する処理ステップであ
る。
【0039】ステップST138における異常判定処理
は、知識データベース109から異常判定用の正常値範
囲を読み込み、プラント状態データと運転目標値とこの
正常範囲から異常を判定し、プラントデータベース10
8の記憶機構116の所定のエリアに異常データ名を記
録する処理ステップである。
【0040】この処理ステップの異常判定方法として
は、図91に示すような方法が考えられる。
【0041】図91において、横軸は観測値と運転目標
値の偏差であり、eは正常範囲を決める閾値である。
【0042】図91に示すように、閾値e付近での異常
判定の不確定さを回避するため、異常の判定に0.5か
ら1までの範囲の確信度を設ける。
【0043】この確信度の値が大きいほど確実な判定で
あることを示している。
【0044】また、異常の判定では運転目標値よりプラ
ント状態の示す値が大きいときには「高異常」、小さい
ときには「低異常」とする。
【0045】この判定により「高異常」あるいは「低異
常」と判定されたプロセス量の名称を図83に示すプラ
ントデータベース108の記憶機構116の所定のエリ
アに記録する。
【0046】図88,図89に戻り、ステップST13
9における異常有無判定処理は、異常と判定されたプロ
セス量がプラントデータベース108の記憶機構116
に存在するか否かを調べる処理ステップである。
【0047】ここでプラントデータベース108の記憶
機構116に異常と判定されたプロセス量がなければ、
ここで異常第1原因推定処理を終了し次の異常検知処理
に進む。
【0048】一方、プラントデータベース108の記憶
機構116に異常と判定されたプロセス量があれば、図
88に示す処理動作ではその原因を推定する成立因果関
係探索処理に進み(ステップST140)、また図89
に示す処理動作では探索開始異常選択処理(ステップS
T146)に進む。
【0049】ここで、図88に示す異常原因同定のため
の因果関係知識に基づいた原因同定方式の処理動作につ
いて説明する。
【0050】ここでの異常原因の同定すなわち異常原因
推論は異常原因推論部110で行なわれ、知識データベ
ース109に格納された異常原因の因果関係の中からプ
ラントデータベース108の記憶機構に格納された異常
のパターンに一致する因果関係知識を探し出すことによ
り(ステップST140)異常原因を同定する。
【0051】すなわち、知識データベース109に格納
された異常原因に関する因果関係の知識は、図84に示
すようにIf(条件部),Then(結論部)の形式で
表現されている。
【0052】この条件部には、プロセス量の状態あるい
はプラント機器の動作状態が条件として与えられている
ので、この条件部に合致するデータがプラントデータベ
ース108のテーブルに格納されていればその条件部に
対応した結論部が成立したと判定する(ステップST1
44)。
【0053】そして、その推論仮説結果が異常の第1原
因であれば、この診断結果Kを表示処理部113へ送出
し、また第1原因でなければ推論過程仮説としてプラン
トデータベース108に格納する(ステップST14
3)。
【0054】このようにして、知識データベース109
に条件部が合致する因果関係の知識が存在しなくなった
時点で異常原因同定処理が終了する。
【0055】次に、図89に示す診断対象である発電プ
ラントの機能的関係や物理的関係の知識に基づいた原因
同定方式の処理動作について説明する。
【0056】ステップST146の探索開始異常選択処
理から以降の異常原因の推定処理は、知識データベース
109に格納されたプラントのモデルのネットワークを
構成する結合子を逆方向に辿ることにより行なう。
【0057】これは、異常の影響がネットワークのモデ
ルの結合子の矢印の方向で伝播するという考えに基づい
ている。
【0058】図92は、プラントのモデル上での原因探
索の過程を示した説明図である。
【0059】図89に戻り、ステップST146の探索
開始異常選択処理は、プラントデータベース108の記
憶機構116に格納されている検知異常プロセス量から
異常原因探索処理が実行されていない任意の1つを選択
し、その異常原因の同定処理開始点を前記ネットワーク
のモデル上で決定する処理ステップである。
【0060】この異常原因の探索開始点は、前記プラン
トデータベース108の記憶機構116から選択された
検知異常プロセス量の種類により次のように決められ
る。
【0061】すなわち、異常プロセス量が操作物理量で
あるならば、その機能結合先の状態物理量を異常原因探
索開始点とし、また、異常プロセス量が状態物理量なら
ば、その物理量を異常原因探索開始点とする。
【0062】ステップST147の探索開始異常有無判
定処理は、全ての検知異常プロセス量の異常原因の探索
が行なわれたか否かを調べる処理ステップである。
【0063】このステップST147において探索開始
点がないと判断すると、全ての検知異常プロセス量の原
因探索が終了したことになるので、ステップST136
から始る次の異常検知処理に進む。
【0064】一方、ステップST147において探索開
始点があると判断すると、次に実行するステップST1
48の第1原因推定処理により推定された第1原因とそ
れから影響を受ける全てのプロセス量の関係付けが行な
われる。
【0065】従って、検知された原因と関係のない異常
プロセス量が存在するときには複数の原因が同時に発生
していると判断し、その原因の探索を行なうことにな
り、このステップST148ではプラントに発生した全
ての異常原因を探索することになる。
【0066】ステップST148の第1原因推定処理
は、異常原因探索開始点からネットワークのモデルを辿
り異常原因を探索する処理ステップであり、この第1原
因推定処理をさらに詳しく説明したフローチャートが図
90である。
【0067】すなわち、この第1原因推定処理は異常波
及経路候補推定処理(ステップST152)から始り、
この異常波及経路候補推定処理は第1原因探索処理開始
ノードに影響を与える可能性のあるノードの中から異常
影響を与えていると考えられるノードを選択する処理ス
テップである。
【0068】この第1原因探索処理開始ノードに影響を
与える可能性のあるノードは、ノード間の関係に関する
知識から判定する。例えば、目標物理量が低下中あるい
は正常状態が持続しているが増加作用の制御機能が動作
中であれば、減少作用の可能性のある機器の状態を仮定
する。
【0069】次に第1原因の候補となるノードがあるか
否かを判断する(ステップST153)。
【0070】ステップST153において第1原因の候
補となるノードがあると判断すると、その中の1つのノ
ードを選択して次の異常影響波及確認処理(ステップS
T154)に進む。
【0071】一方、第1原因の候補となるノードがない
ときには、原因未確認と判定する(ステップST15
5)。
【0072】ステップST154の異常影響波及確認処
理は、仮定した第1原因の候補の影響を推定し、プラン
トの観測状態が前記推定した状態と一致しているか否か
により第1原因仮説を確定するか否かを判断する処理ス
テップである。
【0073】この処理ステップでは、たとえば仮定した
第1原因の候補の物理量への影響が減少作用であり、影
響先の物理量の状態が実際に減少中あるいは増加作用の
機能が動作中であるにもかかわらず影響先の物理量が変
動していなければ前記仮定が成立したと判断し、次のス
テップST156,ステップST158の第1原因判定
処理へ進む。
【0074】また、仮定した第1原因の候補の物理量へ
の影響が減少作用であり、影響先の物理量の状態が減少
していないならば前記仮定は成立しないと判断し、ステ
ップST56から先の異常原因探索を中止し、ステップ
ST153に戻り、別の異常波及経路へ異常原因の探索
を進める。
【0075】このステップST154の異常影響波及確
認処理により第1原因の探索と同時に第1原因から影響
を受けて異常となっているプロセス量が判明するので、
プラントデータベース108の記憶機構116の検知異
常プロセス量の異常原因探索処理開始候補から前記判明
したプロセス量を削除することができる。
【0076】これにより、同一の原因が多数の異常を引
き起こしても夫々の異常に対し重複して探索することな
く効率的に診断が出来ることになる。
【0077】このステップST154の異常影響波及確
認処理により第1原因の候補のノードが推定できれば、
そのノードが第1原因かあるいは第1原因の影響を受け
ているノードであるか否かを判定する第1原因判定処理
を実行することになる(ステップST156)。
【0078】そして、基本的には前記ノードが機器ノー
ドであれば第1原因とし、これをプラントデータベース
の108の記憶機構117の所定のエリアに記録し処理
を終了する。
【0079】また、前記ノードが物理量ノードであれば
さらに第1原因の探索を進める(ステップST15
8)。
【0080】この場合のステップST158の第1原因
の推定処理は、再びステップST152から始る一連の
処理を再帰的に呼出して実行することにより行なわれ
る。
【0081】そして、異常の第1原因が確認されれば
(ステップST156)、処理は終了することになる一
方、確認されないときにはステップST153に戻り別
の異常波及経路へ異常原因の探索を進める。
【0082】このようにして図89のステップST14
8の第1原因推定処理が行なわれた後、次にステップS
T149の同定第1原因有無判定処理が行なわれる。
【0083】この同定第1原因有無判定処理は、上述し
た第1原因推定処理(ステップST148)により第1
原因が同定されているか否かを判断する処理ステップで
ある。
【0084】この結果、同定されていると判断すると、
同定結果表示処理(ステップST150)に進み、一方
また同定されていないと判断すると同定不能表示処理
(ステップST151)に進む。
【0085】これら同定結果表示処理(ステップST1
50)や同定不能表示処理(ステップST151)で
は、所定の表示処理を実行し、さらにステップST14
6以下の原因の判明されていない異常原因探索処理に進
むことになる。
【0086】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラントの異常
診断装置は以上のように構成されているので、次のよう
な問題点があった。
【0087】(1)従来のプラントの異常診断装置で
は、あらかじめ設定した警報設定点などを基に異常の検
知を行ない、これにより運転員が判断して発生した異常
に対処したり、検知した異常警報を診断装置などに入力
し異常原因の診断などを行なっていため、プラントの運
転状況にかかわりなくあらかじめ設定された異常判定基
準である警報設定点により異常発生を検知することにな
り、プラントの運転状態の変化に応じた異常判定基準が
設定できず、異常の誤検知や異常検知もれなどが発生す
る問題点があった。
【0088】また、プラントの起動・停止時のような運
転操作がプラントに対し行なわれるようなときには、精
度の高いシミュレーションを利用した異常検知も適用が
困難である問題点がある。
【0089】このように、現状の運転操作における起動
・停止のような変動する運転状態では、本来の異常を検
知するための警報信号が単なるステータスモニタとして
しか利用されていない点でもこの問題点は明らかであ
り、かつ重大な問題点となっている。
【0090】(2)大規模なプラントでは起動・停止や
通常運転に伴う操作ステップが膨大になってしまい、操
作情報を利用して異常検知を行なうためには、これら膨
大な操作ステップに関しての知識量を効率的に処理しな
ければならないという問題点があった。
【0091】(3)従来のプラントの異常診断装置で
は、プラントの観測情報の異常は検知できても実行され
た操作の誤りは検知できないという問題点があった。
【0092】(4)また、大規模なプラントでは実行さ
れた操作の誤りを検知するためには、起動・停止や通常
運転などの膨大な操作ステップに関する知識を効率的に
処理する必要があるのに対し、このような膨大な操作ス
テップに関する知識を効率的に処理する手段が実現され
ていないという問題点があった。
【0093】(5)さらに、従来の異常診断装置では、
実行された操作の誤りが検知できないことに加えて、正
しい操作が行なわれても充分な効果が観測できなかった
り、操作目標に対する達成度が低いようなときの代替操
作が必要な状況を判定できないという問題点があった。
【0094】(6)また、大規模なプラントでは実行さ
れた操作で充分な効果が観測できなかったり、操作目標
に対する達成度が低いようなときの代替操作が必要な状
況を判定するためには、起動・停止や通常運転などの膨
大な操作ステップに関する知識を効率的に処理する必要
があるのに対し、このような代替操作が必要な状況を判
定するための膨大な操作ステップに関する知識を効率的
に処理する手段が実現されていないという問題点があっ
た。
【0095】(7)従来の異常診断装置では、予め定義
されていた異常原因同定用の因果関係の知識ベースに基
づいてその異常原因を同定しており、多様に変化するプ
ラントの運転状況に応じて柔軟に対応できるようなもの
にはなっておらず、プラントの運転状態が変化すれば異
常原因の同定ができないという問題点があった。
【0096】(8)従来の異常診断装置では、プラント
の状態変化に対応する異常原因同定を行なうための因果
関係を定義すると、夫々の状態に対応する因果関係を夫
々定義することになり、状態を識別するための条件要素
が複雑になり、処理効率が低下したり因果関係を定義し
た知識ベースの規模が増大し、高速な推論が行なえない
などの問題点があった。
【0097】(9)従来の異常診断装置では、あらかじ
め定義されていた異常原因同定用の規則、あるいは、異
常診断のための診断対象のプラントを構成する機器の機
能的・構造的関係や物理的関係を記述した知識ベースに
基づいて異常原因を同定しており、多様に変化するプラ
ントの運転状況に応じて柔軟に対応できるようなものに
はなっておらず、プラントの運転状態が変化すれば異常
原因の同定ができないという問題点があった。
【0098】(10)従来の異常診断装置では、プラン
トの状態変化に対応する異常原因同定を行なうため、診
断対象のプラントを構成する機器の機能的・構造的関係
や物理的関係を記述した知識ベースを定義すると、夫々
の状態に対応する知識ベースを夫々定義することにな
り、知識ベースの規模が増大し、高速な推論が行なえな
いなどの問題点があった。
【0099】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、操作知識ベースに基づい
てプラントの操作状況に応じた異常検知処理を行なうこ
との出来るプラントの異常診断装置を得ることを目的と
する。
【0100】請求項2の発明は、操作知識ベースに基づ
いた異常検知処理を状態推移モデルを利用して効率的に
行なうことの出来るプラントの異常診断装置を得ること
を目的とする。
【0101】請求項3の発明は、操作知識ベースを階層
化,分割化することにより操作知識ベースに基づいた異
常検知処理を効率的に行なうことの出来るプラントの異
常診断装置を得ることを目的とする。
【0102】請求項4の発明は、操作知識ベースに基づ
いて操作違反を検知することの出来るプラントの異常診
断装置を得ることを目的とする。
【0103】請求項5の発明は、操作知識ベースに基づ
いて操作違反を検知する際に状態推移モデルを利用して
効率的に操作違反検知を行なうことのできるプラントの
異常診断装置を得ることを目的とする。
【0104】請求項6の発明は、操作知識ベースに基づ
いた操作違反検知処理を、操作知識ベースを階層化,分
割化することにより効率良く行なうことのできるプラン
トの異常診断装置を得ることを目的とする。
【0105】請求項7の発明は、操作知識ベースに基づ
いて補完・代替操作の必要性の有無を判定し、これを提
供することの出来るプラントの異常診断装置を得ること
を目的とする。
【0106】請求項8の発明は、操作知識ベースに基づ
いた補完・代替操作の必要性の有無の判定を、状態推移
モデルを利用して効率的に行なうことの出来るプラント
の異常診断装置を得ることを目的とする。
【0107】請求項9の発明は、操作知識ベースに基づ
いた補完・代替操作の必要性の有無の判定を、操作知識
ベースを階層化,分割化することにより効率的に行なう
ことの出来るプラントの異常診断装置を得ることを目的
とする。
【0108】請求項10の発明は、異常原因同定のため
の因果関係を定義した因果関係知識ベースの内容の操作
状況に応じた切り替えを操作知識ベースに基づいて行な
うことの出来るプラントの異常診断装置を得ることを目
的とする。
【0109】請求項11の発明は、操作知識ベースに基
づいた因果関係知識ベースの切り替えを状態推移モデル
を利用することにより効率的に行なうことの出来るプラ
ントの異常診断装置を得ることを目的とする。
【0110】請求項12の発明は、操作知識ベースに基
づいた因果関係知識ベースの切り替えを操作知識ベース
を階層化,分割化することにより効率的に行なうことの
出来るプラントの異常診断装置を得ることを目的とす
る。
【0111】請求項13の発明は、操作知識ベースに記
述された該当操作によるプロセス量の設定正常状態や動
作機器の変更などに基づいて、異常原因同定のための処
理で参照する診断対象のプラントの機器の機能的・構造
的関係や物理的関係を記述した知識ベースの内容を動的
に変更し、プラントの操作状況に応じた異常原因の同定
を可能とするプラントの異常診断装置を得ることを目的
とする。
【0112】請求項14の発明は、状態推移モデルを利
用することにより、診断対象のプラントを構成する機器
の機能的・構造的関係や物理的関係を記述した知識ベー
スを決める際の切り替えを効率化できるプラントの異常
診断装置を得ることを目的とする。
【0113】請求項15の発明は、操作知識ベースを階
層化,分割化することにより、診断対象のプラントを構
成する機器の機能的・構造的関係や物理的関係を記述し
た知識ベースを決める際の操作候補の切り替えを効率化
できるプラントの異常診断装置を得ることを目的とす
る。
【0114】請求項16の発明は、異常原因探索範囲を
広げることができるプラントの異常診断装置を得ること
を目的とする。
【0115】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るプ
ラントの異常診断装置は、上記プラントからの操作情報
と、操作知識ベースに記述されている知識とに基づいて
上記プラントの運転状態に対応した異常判定条件を設定
する異常判定条件動的設定手段と、その異常判定条件動
的設定手段により設定した異常判定条件を基に上記プラ
ントの操作状況に応じた異常検知処理を行なう異常検知
処理手段とを備えたものである。
【0116】請求項2の発明に係るプラントの異常診断
装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始,終
了などの条件に基づいて上記プロセス量の変動範囲内を
有限個に分割し、それらの範囲間での変動方向を記述し
た状態推移モデルと、異常判定条件を判断する各時点に
おいて、判定すべき操作候補を上記状態推移モデルによ
り絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作候補絞込み
手段により絞り込んだ操作候補を基に、異常検知処理を
行なう異常検知処理手段とを備えたものである。
【0117】請求項3の発明に係るプラントの異常診断
装置は、異常判定条件を判断する各時点において判定す
べき操作候補を、操作知識ベースの階層化,分割化を基
に絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作候補絞込み
手段により絞り込んだ操作候補を基に異常検知処理を行
なう異常検知処理手段とを備えたものである。
【0118】請求項4の発明に係るプラントの異常診断
装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始,終
了などの条件などと、上記プラントから入力される操作
情報とを比較し、上記操作知識ベースに記述されている
操作開始,終了などの条件に合致しない操作を操作違反
として検知する違反操作検知手段を備えたものである。
【0119】請求項5の発明に係るプラントの異常診断
装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始,終
了などの条件などに基づいて上記プロセス量の変動範囲
内を有限個に分割し、それらの範囲間での変動方向を記
述した状態推移モデルと、違反操作を判断する各時点に
おいて判定すべき操作候補を上記状態推移モデルにより
絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作候補絞込み手
段により絞り込んだ操作候補を基に違反操作を検知する
違反操作検知手段とを備えたものである。
【0120】請求項6の発明に係るプラントの異常診断
装置は、プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関
して、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操
作開始,終了条件などの操作に関する知識を操作目的,
操作対象などにより階層化,分割化して記述した操作知
識ベースと、違反操作を判断する各時点において判定す
べき操作候補を上記操作知識ベースの階層化,分割化を
基に絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作候補絞込
み手段により絞り込んだ操作候補を基に違反操作を検知
する違反操作検知手段とを備えたものである。
【0121】請求項7の発明に係るプラントの異常診断
装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始,終
了などの条件などと、上記プラントから入力される操作
情報とを比較し、設定された操作目標に達していない操
作を検知し、補完・代替操作の必要性の有無を判断し提
供する補完・代替操作提供手段を備えたものである。
【0122】請求項8の発明に係るプラントの異常診断
装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始,終
了などの条件などに基づいてプロセス量の変動範囲内を
有限個に分割し、それらの範囲間での変動方向を記述し
た状態推移モデルと、上記操作知識ベースに記述されて
いる操作開始,終了などの条件などと、上記プラントか
ら入力される操作情報とを比較し、設定された操作目標
に達していない操作を検知し、補完・代替操作の必要性
の有無を判断し提供する補完・代替操作提供手段と、そ
の補完・代替操作提供手段により補完・代替操作の必要
性の有無を判断する各時点において、判定すべき操作候
補を上記状態推移モデルにより絞り込む操作候補絞込み
手段とを備えたものである。
【0123】請求項9の発明に係るプラントの異常診断
装置は、階層化,分割化して記述した操作知識ベースに
記述されている操作開始,終了などの条件などと上記プ
ラントから入力される操作情報とを比較し、設定された
操作目標に達していない操作を検知し、補完・代替操作
の必要性の有無を判断し提供する補完・代替操作提供手
段と、その補完・代替操作提供手段により補完・代替操
作の必要性を判断する各時点において、階層化・分割化
して記述した上記操作知識ベースを基に判定すべき操作
候補を絞り込む操作候補絞込み手段とを備えたものであ
る。
【0124】請求項10の発明に係るプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースに記述された該当操作による
プロセス量の設定正常状態や動作機器の変更などに基づ
いて、異常原因同定のための因果関係を定義した因果関
係知識ベースの内容を変更する動的変更手段と、その動
的変更手段によりプラントの操作状況に対応した異常原
因の同定を可能とする異常原因同定手段とを備えたもの
である。
【0125】請求項11の発明に係るプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始,
終了などの条件などに基づいて上記プロセス量の変動範
囲内を有限個に分割し、それらの範囲間での変動方向を
記述した状態推移モデルと、上記異常の原因を判断する
ための因果関係を定義した因果関係知識を決める各時点
において判断すべき操作候補を上記状態推移モデルによ
り絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作候補絞込み
手段により絞り込んだ操作候補を基に上記異常原因の同
定を可能とし、上記プラントの異常を検知する異常原因
同定手段とを備えたものである。
【0126】請求項12の発明に係るプラントの異常診
断装置は、階層化、分割化して記述した操作知識ベース
と、異常原因を判断するための因果関係を定義した因果
関係知識ベースを決める各時点において判定すべき操作
候補を、上記階層化,分割化して記述した操作知識ベー
スを基に絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作候補
絞込み手段により絞り込んだ上記操作候補を基に上記異
常原因の同定を可能とし、上記プラントの異常を検知す
る異常原因同定手段とを備えたものである。
【0127】請求項13の発明に係るプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースに記述された該当操作による
プロセス量の設定正常状態や動作機器の変更などに基づ
いて、知識ベースの内容を変更する動的変更手段と、そ
の動的変更手段により動的に変更した上記知識ベースの
知識に基づいてプラントの操作状況に対応した異常原因
の同定を可能とし、上記プラントの異常を検知する異常
原因同定手段とを備えたものである。
【0128】請求項14の発明に係るプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始,
終了などの条件などに基づいて上記プロセス量の変動範
囲内を有限個に分割し、それらの範囲間での変動方向を
記述した状態推移モデルと、異常の原因を判断するため
の診断対象のプラントを構成する機器の機能的・構造的
関係や物理的関係を記述した知識ベースを決める各時点
において判定すべき操作候補を上記状態推移モデルによ
り絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作候補絞込み
手段により絞り込んだ操作候補を基に上記プラントの異
常を検知し異常原因の同定を可能とする異常原因同定手
段とを備えたものである。
【0129】請求項15の発明に係るプラントの異常診
断装置は、階層化,分割化して記述した操作知識ベース
と、異常原因を判断するための診断対象のプラントを構
成する機器の機能的・構造的関係や物理的関係を記述し
た知識ベースを決める各時点において判定すべき操作候
補を上記操作知識ベースの階層化,分割化を基に絞り込
む操作候補絞込み手段とを備えたものである。
【0130】請求項16の発明に係るプラントの異常診
断装置は、異常原因判定手段により推定した異常原因候
補から予想されるプロセス量の状態,機器の動作の変動
と一致する上記プラントから検知された観測信号が得ら
れないときには、上記推定した異常原因候補から予想さ
れるプロセス量の状態,機器の動作の変動をもたらすよ
うな他のプロセス量の状態,機器の動作の変動などを探
索することにより異常原因探索範囲を拡大し異常原因候
補を判定する異常原因探索手段と、その異常原因探索手
段により判定した異常原因候補を基に異常原因の同定を
行なう異常原因同定手段とを備えたものである。
【0131】
【作用】請求項1の発明におけるプラントの異常診断装
置は、プラントに変動をもたらす個々の運転操作により
影響を受けるプロセス量,操作開始,終了条件などの操
作に関する知識とプラントからの操作情報とに基づい
て、プラントの運転状態に対応して異常判定条件を動的
に設定することを可能とし、プラントの状態の変動に対
し上記異常判定条件が柔軟に対応するようにしてプラン
トの状態の変動に対し正確な異常検知を実現する。
【0132】請求項2の発明におけるプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始や
終了条件などに基づいてプロセス量の変動範囲内を有限
個に分割し、異常判定条件を判断する場合に上記範囲間
での変動方向を記述した知識に基づき大量の操作手順の
中から特定すべき操作候補を効率的に絞り込むことで、
効率的な異常検知処理を実現する。
【0133】請求項3の発明におけるプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースを操作目的や操作対象などに
より階層化,分割化し、異常判定条件を判断する場合に
特定すべき操作候補を大量の操作手順の中から効率的に
絞り込むことで、効率的な異常検知処理を実現する。
【0134】請求項4の発明におけるプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始や
終了などの条件等とプラントから入力される操作情報と
を比較することにより、上記操作知識ベースに記述され
ている操作条件に合致しない操作を違反操作として検知
することを可能にする。
【0135】請求項5の発明におけるプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始や
終了などの条件等に基づいて、プロセス量の変動範囲内
を有限個に分割し、分割した範囲間での変動方向を記述
した知識に基づき、違反操作を判断する場合に大量の操
作候補の中から判断すべき操作候補を効率的に絞り込む
ことで、違反操作の検知を効率的に行なうことを可能に
する。
【0136】請求項6の発明におけるプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースを操作目的や操作対象などに
より階層化,分割化することにより、違反操作を判断す
る場合に大量の操作候補の中から判断すべき操作候補を
効率的に絞り込むことで、違反操作の検知を効率的に行
なうことを可能にする。
【0137】請求項7の発明におけるプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始や
終了などの条件等とプラントから入力される操作情報を
比較し、設定された操作目標に達しない操作を検知する
ことにより、正しい操作が行なわれているにもかかわら
ずプラントの状態が所定の状態にならないような状況に
対し補完・代替操作の必要性についての情報を提供する
ことを可能にする。
【0138】請求項8の発明におけるプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースに記述されている操作開始や
終了などの条件等に基づいて、プロセス量の変動範囲内
を有限個に分割し、分割した範囲間での変動方向を記述
した知識に基づき、補完・代替操作を判断する場合に大
量の操作候補の中から判断すべき操作候補を効率的に絞
り込み、補完・代替操作の判断を効率的に行なうことを
可能にする。
【0139】請求項9の発明におけるプラントの異常診
断装置は、操作知識ベースを操作目的や操作対象などに
より階層化,分割化し、補完・代替操作を判断する場合
に大量の操作候補の中から判断すべき操作候補を効率的
に絞り込み、補完・代替操作の判断を効率的に行なうこ
とを可能にする。
【0140】請求項10の発明におけるプラントの異常
診断装置は、操作知識ベースに記述された該当操作によ
るプロセス量の設定正常状態や動作機器の変更に基づい
て、異常原因同定処理で参照する因果関係を定義した因
果関係知識ベースの内容を動的に変更することにより、
プラントの操作状況に対応した異常原因同定処理を実現
する。
【0141】請求項11の発明におけるプラントの異常
診断装置は、異常原因を判断するための因果関係を定義
した因果関係知識ベースを決める場合に、操作知識ベー
スに記述されている操作開始や終了などの条件等に基づ
いてプロセス量の変動範囲内を有限個に分割し、分割し
た範囲間での変動方向を記述した知識に基づき判断すべ
き操作候補を効率的に絞り込むことにより、効率的な異
常原因同定処理を可能にする。
【0142】請求項12の発明におけるプラントの異常
診断装置は、異常原因を判断するための因果関係を定義
した因果関係知識ベースを決める場合に、操作知識ベー
スを操作目的や操作対象などにより階層化,分割化する
ことにより判断すべき操作候補を効率的に絞り込み、上
記因果関係知識ベースの決定を効率的に行なうことを可
能にする。
【0143】請求項13の発明におけるプラントの異常
診断装置は、操作知識ベースに記述された該当操作によ
るプロセス量の設定正常状態や動作機器の変更に基づい
て、異常原因同定処理で参照する診断対象のプラントを
構成する機器の機能的・構造的関係や物理的関係を記述
した知識ベースの内容を動的に変更することにより、プ
ラントの操作状況に対応した異常原因同定処理を実現す
る。
【0144】請求項14の発明におけるプラントの異常
診断装置は、異常原因を判断する際に、診断対象のプラ
ントを構成する機器の機能的・構造的関係や物理的関係
を記述した操作知識ベースを決める場合に、操作知識ベ
ースに記述されている操作開始や終了などの条件等に基
づいてプロセス量の変動範囲内を有限個に分割し、分割
した範囲間での変動方向を記述した知識に基づき判断す
べき操作候補を効率的に絞り込むことにより、異常原因
の推論を効率的に行なうことを可能にする。
【0145】請求項15の発明におけるプラントの異常
診断装置は、操作知識ベースを操作目的や操作対象など
により階層化,分割化し、診断対象のプラントを構成す
る機器の機能的・構造的関係や物理的関係を記述した異
常原因を判断するための知識ベースを決める場合に、判
断すべき操作候補を効率的に絞り込めるようにして、異
常原因の推論を効率的に行なうことを可能にする。
【0146】請求項16の発明におけるプラントの異常
診断装置は、プラントの構成装置の特性・機能や物理量
間に成立する特性を記述した知識を格納した知識ベース
と、上記プラントから検知された異常およびその他の観
測信号とから異常原因候補が推定され、その推定された
異常原因候補から予想されるプロセス量の状態,機器の
動作の変動と一致する上記観測信号が得られないときに
は、上記推定した異常原因候補から予想されるプロセス
量の状態,機器の動作の変動などをもたらすような他の
プロセス量の状態,機器の動作の変動などを探索し異常
原因候補を探索判定することで異常原因探索範囲を広げ
ることを可能にする。
【0147】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例を図につい
て説明する。図1において、1はプラントの異常診断装
置、2は発電プラントであり、プラントの異常診断装置
1は発電プラント2の異常診断を行なう。
【0148】プラントの異常診断装置1において、3は
発電プラント2からプロセス量A1と機器の動作状態A
2を読み込んでプラントデータベース4に記録するプロ
セス入力部、5は発電プラント2から入力された操作信
号Pを受信する操作入力部である。
【0149】プラントデータベース4は、図12に示す
ように各プラントデータについての名称や観測値や運転
目標値などをまとめて記録する記憶機構15と、検知し
た異常データをデータ名毎に格納する記憶機構16と、
推論結果を記録する記憶機構17により構成されてい
る。
【0150】図1に戻り、6は発電プラント2に変動を
もたらす個々の運転操作に関し、その運転操作により影
響を受けるプロセス量,操作開始,終了条件などについ
ての操作知識要素を記述した操作知識ベースである。
【0151】操作知識ベース6は、図2に示した操作手
順を示す運転手順書を基に作成されている。
【0152】また、図3は図2に示した運転手順書を基
に作成された操作知識ベースの定義知識の一例を示して
いる。
【0153】図3において、「操作開始前操作」とは、
対象となる操作が実行される前に実行される操作であ
り、複数定義してもよい。
【0154】「走査開始条件」とは、対象となる走査を
開始することを前提とした条件であり、プロセス量の観
測値,機器の動作状態,時間的な経過などで定義され、
複数定義してもよい。
【0155】「走査終了条件」とは、対象となる操作を
終了することを規定した条件であり、プロセス量の観測
値,機器の動作状態,時間的な経過などで定義され、複
数定義してもよい。
【0156】「操作続行条件」とは、対象となる操作が
続行されている期間中成立していなければならない条件
であり、プロセス量の観測値,機器の動作状態,時間的
な経過などで定義され、複数定義してもよい。
【0157】「操作」とは、操作対象の機器および操作
プロセス量を定義する。
【0158】「操作目標影響」とは、操作の結果、目的
となる最終状態あるいは変化状態をプロセス量の観測
値,機器の動作状態等で定義し、複数定義してもよい。
【0159】「操作目標外影響」とは、操作の結果、目
的となる最終状態あるいは変化状態以外に起こるプロセ
ス量の変化を定義し、複数定義してもよい。
【0160】「操作後操作」とは、対象となる操作に引
き続いて実行される操作を定義し、複数定義してもよ
い。
【0161】図4は操作知識ベース6に定義された異常
判定用の条件である操作開始条件,操作終了条件,操作
続行条件の一例を示しており、操作知識ベース6におい
て定義された操作開始条件,操作終了条件,操作続行条
件,操作目標影響,操作目標外影響等の条件・作用に
は、図4に示すような観測値や変化率に関しての値の幅
や複数変量間の依存関係や時間経過などがある。
【0162】また順を追って実行される操作の順序は、
操作前操作や操作後操作により定義されている。図5は
操作知識ベース6に定義された操作順序の概念図であ
り、操作aと操作bとが終了後に操作cを行ない、さら
に操作c終了後に操作dと操作eを行なう操作手順を表
している。
【0163】図1に戻り、7aは操作実行状態監視部
(異常判定条件動的設定手段)であり、操作入力部5か
ら供給される操作信号Pと,プラントデータベース4か
ら供給されるプラント状態データXと,操作知識ベース
6に定義されている操作についての知識Qに基づき、現
在実行されている操作に関しての監視条件,操作条件,
終了条件,終了した操作についての条件などを判定し、
これら判定した条件などを異常判定条件M1として知識
データベース8に出力する。
【0164】知識データベース8は、異常原因同定のた
めの因果関係を定義した知識J、あるいは発電プラント
2を構成する機器の機能的・構造的関係や物理的関係を
記述したプラント機能知識J1を記録したデータベース
である。
【0165】9は運転目標値評価部であり、プラントデ
ータベース4からプラント状態データBを入力し、知識
データベース8に格納されたプロセス量の運転目標値の
評価法J2に従って目標値Cを計算し、計算した目標値
Cをプラントデータベース4に記録する。
【0166】10は異常検知部であり、プラントデータ
ベース4から読み込んだプロセス量の状態データF1
と,そのプロセス量の運転目標値F2の偏差と,知識デ
ータベース8に格納された異常判定用の閾値J3とから
異常を判定し、検知した異常データGをプラントデータ
ベース4へ出力し記録する。
【0167】11は異常原因推論部(異常原因判定手
段)であり、プラントデータベース4から読み込んだ検
知異常データH1やプラント異常データH2、さらに知
識データベース8から読み込んだ異常原因同定のための
因果関係を定義した知識Jあるいはプラント機能知識J
1により異常第1原因の推論を行ない、推論仮定結果I
をプラントデータベース4へ出力して記録し、さらに診
断結果Kを表示処理部12へ出力する。
【0168】表示処理部12は、診断結果Kを運転員に
判りやすい形式に変換し、この結果得られるデータLを
CRT表示装置13に出力し表示する。
【0169】次に動作について説明する。
【0170】図6と図7は、この実施例のプラントの異
常診断装置の動作を説明するためのフローチャートであ
り、図6は因果関係知識に基づいた異常原因同定処理を
示すフローチャート、図7は診断対象の発電プラントの
機能的関係や物理的関係の知識に基づいた異常原因同定
処理を示すフローチャートである。
【0171】このプラントの異常診断装置で行なう異常
原因の診断は、図6や図7に示すように一定周期毎にプ
ロセス入力処理(ステップST1)→操作入力処理(ス
テップST2)→操作実行状態監視処理(ステップST
3)→運転目標値評価処理(ステップST4)→異常検
知判定処理(ステップST5)→異常有無判定処理(ス
テップST6)を繰り返している。
【0172】プロセス入力処理(ステップST1)は、
プロセス入力部3において実行され、発電プラント2か
らプロセス量などのデータを入力し、単位変換してプラ
ントデータベース4の該当エリアに記録する処理ステッ
プである。
【0173】操作入力処理(ステップST2)は操作入
力部5で実行される処理であり、発電プラント2で実行
された操作情報を取り込み操作実行状態監視部7aへ出
力する処理である。
【0174】操作実行状態監視部7aにおいて実行され
る操作実行状態監視処理(ステップST3)では、操作
入力部5から送られてくる操作開始や終了などの操作情
報Pと、図4に示す操作知識ベース6に定義されている
操作に関する知識とから現在行なわれている操作の続行
条件,作用,副作用などの条件を決定し、最新の運転目
標値定義式や異常判定条件として知識データベース8に
記録する。
【0175】また、終了した操作に付随した運転目標値
定義式や異常判定条件を知識データベース8から削除す
る。
【0176】ここで操作実行状態監視処理(ステップS
T3)において行なわれる、現在行なわれている操作の
続行条件,作用,副作用などの条件を決定する異常判定
条件設定動作について詳しく説明する。
【0177】図8は、この操作実行状態監視処理(ステ
ップST3)において行なわれる異常判定条件設定動作
を示すフローチャートである。
【0178】図6,図7の操作実行状態監視処理(ステ
ップST3)では、診断周期の間に発電プラント2にお
いて実行された全ての操作情報が操作入力部5から送ら
れてくる。
【0179】そして、図8に示したフローチャートに従
って全ての操作情報に対し異常判定条件設定処理が行な
われる。
【0180】図8に示す異常判定条件設定処理では、ま
ず操作要素選択処理(ステップST21)を行なう。
【0181】この場合、操作実行状態監視部(異常判定
条件動的設定手段)7aには、処理を実行している時点
で続行されている操作(続行操作)、実行してもよい操
作(次期操作候補)に関する情報が記録されていて、ス
テップST21では前記操作実行状態監視部(異常判定
条件動的設定手段)7aに記録されている情報と操作入
力部5から入力された操作信号により現在実行されてい
る操作が終了したか、あるいは新たな操作が開始された
かを判断する。
【0182】ステップST21において新規操作が開始
されたと判断すると、異常判定条件設定処理(ステップ
ST22)に移行する。
【0183】この異常判定条件設定処理では、開始され
た新規操作について操作知識要素として定義されている
操作終了条件,操作続行条件,操作目標影響などから、
目標値の設定法や異常判定条件などを設定する。そし
て、知識データベース8に続行操作として登録する(ス
テップST23)。
【0184】一方ステップST21において、操作が終
了したと判断した場合には、異常判定条件削除処理(ス
テップST24)を実行する。
【0185】この異常判定条件削除処理では、異常判定
条件設定処理(ステップST22)で知識データベース
8に登録された目標値の設定法や異常判定条件などを削
除し、さらに該当する操作について定義されている操作
後操作を次期操作候補として登録する(ステップST2
5)。
【0186】このように異常判定条件を動的に設定した
り削除したりするために、異常判定条件が操作実行と共
に更新される。
【0187】図10は、異常判定条件が操作実行と共に
更新される状態を説明する説明図である。
【0188】図10によれば、操作Sが開始した時点
(T1―1)で異常判定条件S’が有効となり、操作U
が開始した時点(T2―1)で異常判定条件U’が有効
となり、さらに操作Uが終了した時点(T2―2)で異
常判定条件U’が無効となり、操作Sが終了した時点
(T1―2)で異常判定条件S’が無効となることを示
している。
【0189】従って、時刻T1―1から時刻T2―1の
間は異常判定条件S’だけが有効であり、また時刻T2
―1から時刻T2―2の間は異常判定条件S’と異常判
定条件U’が有効、時刻T2―2から時刻T1―2の間
は再び異常判定条件S’だけが有効となる。
【0190】また、図11は図10の異常判定条件の変
化例がひとつのパラメータに設定された場合を示す説明
図である。
【0191】すなわち、操作Sが開始された時点(T1
―1)で異常判定条件S’(変動率に対する条件:領域
35)が有効となり、操作Uが開始された時点(T2―
1)で異常判定条件U’(値の正常範囲:領域36)が
有効となり、操作Uが終了した時点で再び異常判定条件
S’(領域35)だけが有効となっている様子を示して
いる。
【0192】操作Uと操作Tが同時に実行されている場
合には、領域35と領域36両者の領域の共通領域37
が正常範囲となる。
【0193】図11に示すように、操作の実行によりプ
ロセス量が変化しても、それに伴って異常判定条件が更
新され、操作の実行に伴うプロセス量の変動にあわせた
異常判定条件が設定できるため、プラントの状態が変動
している最中であっても正しく異常判定が可能となるこ
とが判る。
【0194】図6または図7に戻り、運転目標値評価処
理(ステップST4)は、知識データベース8に記録さ
れている最新の運転目標値定義式を読み込み、この運転
目標値定義式で参照しているプラント状態データをプラ
ントデータベース4から読み込んで計算し、図12に示
すプラントデータベース4の記憶機構15の該当エリア
に記録する処理ステップである。
【0195】異常検知判定処理(ステップST5)は、
知識データベース8に記録されている最新の異常判定用
の条件に従って異常を検知し、図12に示すプラントデ
ータベース4の記憶機構16の該当エリアに記録する処
理と、最新の異常判定用の正常値範囲を読み込み、この
正常値範囲とプラント状態データと運転目標値とから異
常を判定し、プラントデータベース4の記憶機構16の
該当エリアに記録する処理とからなる。
【0196】前者の異常検知判断では、設定される異常
判定条件が図4に示すように幾つかの種類に分けられる
ので、その種類に応じた異常判定処理を行なうことにな
る。
【0197】また後者の異常検知判断は従来と同様の手
法で行なう。
【0198】すなわち、知識データベース8から異常判
定用の正常範囲を読み込み、プラント状態データと運転
目標値とこの正常範囲から異常を判定し、プラントデー
タベース4の記憶機構16の所定のエリアに異常データ
名を記録するのであるが、この処理ステップの異常判定
方法として図13に示すように、閾値e付近での異常判
定の不確定さを回避するため、異常の判定に0.5から
1までの範囲の確信度を設ける。
【0199】そして、異常の判定では運転目標値よりプ
ラント状態の示す値が大きいときには「高異常」、小さ
いときには「低異常」とし、「高異常」あるいは「低異
常」と判定されたプロセス量の名称をプラントデータベ
ース4の記憶機構16の所定の該当エリアに記録する。
【0200】図6または図7に戻り、異常有無判定処理
(ステップST6)は、異常と判定されたプロセス量が
図12に示すプラントデータベース4の記憶機構16に
存在するか否かを調べる処理ステップである。
【0201】ここで異常と判定されたプロセス量が存在
していなければ処理を終了し、ステップST1に戻りプ
ロセス入力処理(ステップST1)以降の処理を繰り返
す。
【0202】異常と判定されたプロセス量があれば、図
6に示すフローチャートではその原因を推定する成立因
果関係探索処理(ステップST7)に進み、また図7に
示すフローチャートでは探索開始異常選択処理(ステッ
プST15)に進み、検知された異常原因を同定する。
【0203】図6のフローチャートに示す異常原因の同
定処理では、異常原因の同定すなわち異常原因推論は異
常原因推論部11で行なわれ、知識データベース8に格
納された異常原因の因果関係の中からプラントデータベ
ース4に格納された異常のパターンに一致する因果関係
知識を探し出すことにより(ステップST7)異常原因
を同定する。
【0204】すなわち、知識データベース8に格納され
た異常原因に関する因果関係の知識は、図14に示すよ
うにIf(条件部),Then(結論部)の形式で表現
されている。
【0205】この条件部には、プロセス量の状態あるい
はプラント機器の動作状態が条件として与えられている
ので、この条件部に合致するデータがプラントデータベ
ース108の記憶機構に格納されていれば前記結論部が
成立したと判定する(ステップST8)。
【0206】そして、その推論仮説結果が異常の第1原
因であれば、その診断結果Kを表示処理部12へ送出
し、また第1原因でなければ推論過程仮説としてプラン
トデータベース4に格納する(ステップST11)。
【0207】このようにして、知識データベース8に条
件部が合致する因果知識が存在しなくなった時点で異常
原因同定処理が終了する。
【0208】次に、図7に示すステップST15以降の
異常原因同定処理では、ステップST15の探索開始異
常選択処理から以降の処理は、知識データベース8に格
納されたプラントのモデルのネットワークを構成する結
合子を逆方向に辿ることにより行なう。
【0209】これは、異常の影響がネットワークのモデ
ルの結合子の矢印の方向で伝播するという考えに基づい
ている。
【0210】図15は、プラントのモデル上での原因探
索の過程を示した説明図である。
【0211】図7に戻り、ステップST16の探索開始
異常有無判定処理では、プラントデータベース4の記憶
機構16に格納されている検知異常プロセス量から異常
原因探索処理が実行されていない任意の1つを選択し、
その異常原因の同定処理開始点をネットワークのモデル
上で決定する。
【0212】この異常原因の探索開始点は、前記プラン
トデータベース4の記憶機構16から選択された検知異
常プロセス量の種類により次のように決められる。
【0213】すなわち、異常プロセス量が操作物理量で
あるならば、その機能結合先の状態物理量を異常原因探
索開始点とし、また、異常プロセス量が状態物理量なら
ば、その物理量を異常原因探索開始点とする。
【0214】そして、全ての検知異常プロセス量の異常
原因の探索が行なわれたか否かを調べる。
【0215】このステップST16において探索開始点
がないと判断すると、全ての検知異常プロセス量の原因
探索が終了したことになるので、ステップST1に戻り
次の異常検知処理に進む。
【0216】一方、ステップST16において探索開始
点があると判断すると、次に実行するステップST17
の第1原因推定処理により推定された第1原因とそれか
ら影響を受ける全てのプロセス量の関係付けが行なわれ
る。
【0217】従って、検知された異常原因と関係のない
異常プロセス量が存在するときには複数の原因が同時に
発生していると判断し、その原因の探索を行なうことに
なり、このステップST17ではプラントに発生した全
ての異常原因を探索することになる。
【0218】ステップST17の第1原因推定処理は、
異常原因探索開始点からネットワークのモデルを辿り異
常原因を探索する処理ステップであり、この第1原因推
定処理を詳しく説明したフローチャートが図9である。
【0219】この第1原因推定処理は、従来技術で説明
した図190と同一であるので説明を省略する。
【0220】このようにして図7のステップST17の
第1原因推定処理が行なわれた後、次にステップST1
8の同定第1原因有無判定処理が行なわれる。
【0221】この同定第1原因有無判定処理は、上述し
た第1原因推定処理(ステップST17)により第1原
因が同定されているか否かを判断する処理ステップであ
る。
【0222】この結果、同定されていると判断すると、
同定結果表示処理(ステップST19)に進み、一方ま
た同定されていないと判断すると同定不能表示処理(ス
テップST20)に進む。
【0223】これら同定結果表示処理(ステップST1
9)や同定不能表示処理(ステップST20)では所定
の表示処理を実行し、さらにステップST15以下の原
因の判明されていない異常原因探索処理に進むことにな
る。
【0224】実施例2.以下、請求項2の発明の一実施
例を図について説明する。図16はこの実施例の構成を
示すブロック図であり、図1と同一または相当の部分に
ついては同一の符号を付し説明を省略する。
【0225】図16において41は状態推移データベー
スであり、操作知識ベース6に記述されている操作開始
や終了などの条件に基づいてプロセス量の変動範囲内を
有限個に分割し、分割した範囲間での変動方向およびそ
の変動に伴って条件の正否が変化する操作が記述されて
いる。
【0226】この状態推移データベース41では、運転
中に状態の変化がある物理プロセス量や操作機器の状態
毎に状態推移を以下のように定義する。
【0227】すなわち、各変動数についてその考えられ
る変化領域を複数の領域に分割する。この分割は、操作
知識ベース6に定義された操作開始条件,終了条件,続
行条件により決める。
【0228】さらに、その分割した他の領域からその領
域に変化した場合を条件の一つとして持つ操作知識ベー
ス要素を定義する。
【0229】このような知識を各変量毎に定義したもの
を状態推移定義要素と呼ぶ。
【0230】図17に、図2に示した操作手順に基づい
た冷却剤温度に対する状態推移データベースの例を示
す。
【0231】この図に示すように、状態推移データベー
ス41は、領域31,推移32,活性化操作37により
定義される。
【0232】ここで領域31は、操作手順知識の条件に
より分割された冷却剤温度領域を示し、推移32は他の
分割領域からの変動を区別する。
【0233】活性化操作は、知識ベースの対象の変量
(この例の場合は冷却剤温度)に推移32で識別される
変化が発生した場合に条件の成立状態が変化する操作を
列挙する。
【0234】この例の場合、「130℃〜」の領域35
の上昇推移の欄は、冷却剤温度が「130℃〜」の領域
35より低い温殿領域80℃〜130℃の領域34から
温度が上昇して変化した場合に、「Aトレン1次系冷却
剤加圧防止制御モード選択スイッチ通常選択」と「Bト
レン1次系冷却剤加圧防止制御モード選択スイッチ通常
選択」の両操作が実行可能となる操作であることを示し
ている。
【0235】図16に戻り、操作実行状態監視部7b
(操作候補絞込み手段)は、プラントデータベース4か
ら供給されるプラント状態データXと状態推移データベ
ース41に基づいて、あらかじめ変動する可能性のある
操作を絞り込む。
【0236】さらに操作入力部5から供給される操作信
号P,プラントデータベース4から供給されるプラント
状態データX,前記絞り込んだ操作群に関した知識Qを
操作知識ベース6から抽出し、現在実行されている操作
に関しての監視条件,操作条件,終了条件や終了した操
作についての条件などを判定し、判定した前記条件など
を異常判定条件M1として知識データベース8に出力す
る。
【0237】次に動作について図18〜図22を参照し
て説明する。
【0238】図18〜図21において図6〜図9と同一
または相当の部分については同一の符号を付し説明を省
略する。
【0239】この実施例のプラントの異常診断装置の診
断でも一定周期毎に図18,図19に示すようにプロセ
ス入力処理(ステップSTST1)→操作入力処理(ス
テップST2)→操作実行状態監視処理(ステップST
3)→運転目標値評価処理(ステップST4)→異常検
知判定処理(ステップST5)→異常有無判定処理(ス
テップST6)を繰り返している。
【0240】操作実行状態監視処理(ステップST3)
は、図21に示したフローチャートに従って行なう。
【0241】図21のフローチャートのより示される処
理は、操作知識要素選択処理(ステップST21)の前
に操作知識要素選択対象絞込み処理(ステップST4
3)を追加し、さらに操作知識要素選択処理(ステップ
ST21)では、優先順位に従った操作知識要素の検索
を行なう。
【0242】操作知識要素選択対象絞込み処理(ステッ
プST43)は、図22に示すフローチャートに従い全
ての変動量に対して操作知識要素の選択対象を絞り込
む。
【0243】すなわち、状態推移データベース41の状
態更新処理(ステップST44)を行なう。
【0244】状態推移データベース41には、図17に
示した操作手順との関係を示した静的なデータと共に、
最新のプラントデータベース4の値に従って各状態推移
定義要素毎にどの変化領域に含まれているか(活性化状
態と呼ぶ)を示すデータを保持している。
【0245】例えば、図17の冷却剤温度については8
0℃〜130℃の範囲にあるか、あるいは130℃以上
にあるかなどの情報が記録されている。
【0246】従って、状態更新処理(ステップST4
4)では、最新のプラントデータベース4の値に従って
活性化状態の更新を行なう。
【0247】次に、活性化状態の変化の有無を判定する
(ステップST45)。
【0248】そして、その判定結果に応じて状態変化が
なければ終了する。
【0249】一方、状態変化があればステップST48
に進み、状態推移データベース41の該当する変量の状
態推移定義要素に定義されている活性化操作手順要素を
優先的に調べる操作知識要素選択対象とする。
【0250】この結果、図21の操作知識要素選択処理
(ステップST21)では、対象とする操作知識要素を
効率良く選択することが出来る。
【0251】ただし、優先された操作知識要素の中に該
当する操作がなければ、優先的に調べた操作知識要素以
外の全ての操作知識要素を調べることになる。
【0252】なお、図21のステップST22〜ステッ
プST25の処理、図18のステップST4〜ステップ
ST11、図19のステップST4〜ステップST20
の処理は実施例1と同様である。
【0253】実施例3.以下、請求項3の発明の一実施
例を図について説明する。図3において図1と同一又は
相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0254】この実施例では、操作知識ベース6にはプ
ラントに変動をもたらす個々の運転操作により影響を受
けるプロセス量,操作開始,終了条件などについてその
操作に関する知識が、個々の操作についてその操作目的
や操作対象などにより階層化,分割化して記録されてい
る。
【0255】例えば実施例1の図2の例に示した冷却剤
酸素除去の操作の確認項で示した脱塩塔をバイパスする
操作では、さらに詳細な手順が別途定義される。
【0256】すなわち、従来技術の機能的・構造的階層
を記述した知識ベースの定義の説明と同様に、発電プラ
ント2では最上位の目的を達成するために、さらに下位
のサブクラスが構成されている。
【0257】このため、一階層上のレベルに対する操作
知識はさらに詳細な下位のシステムの操作知識群に展開
される。
【0258】図24は、このような操作知識ベースの階
層性の概念を示した概念図である。
【0259】この図によれば、上位操作レベルの操作c
が下位操作レベルにより構成されていることを示してい
る。
【0260】すなわち、操作cが実行された場合には、
下位操作レベルに実行が移行し、操作fが開始され、順
番に操作g,操作h,操作iが実行されて操作cが終了
したことになり、再び上位レベルの操作に戻り操作d,
操作eに実行が移行する。
【0261】このような階層性を定義した操作知識ベー
スは、図25に示すように操作開始前操作,操作開始条
件,操作終了条件,操作続行条件,操作,操作目標影
響,操作目標外影響,操作後操作の他に下位操作群や上
位操作を定義する。
【0262】次に動作について図26〜図29に基づい
て説明する。
【0263】図26,図27,図28,29において図
6,図7,図8,9と同一または相当の処理ステップに
ついては同一の符号を付し説明を省略する。
【0264】このプラントの異常診断装置で行なう異常
原因の診断は、図26や図27に示すように一定周期毎
にプロセス入力処理(ステップST1)→操作入力処理
(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ステップ
ST3)→運転目標値評価処理(ステップST4)→異
常検知判定処理(ステップST5)→異常有無判定処理
(ステップST6)を繰り返している。
【0265】また、図26や図27に示す操作実行状態
監視処理(ステップST3)は、図29のフローチャー
トに示す手順に従って行なわれる。
【0266】図29に示す処理は、操作実行状態監視部
7c(操作候補絞込み手段)において行われる処理であ
り、実施例1の図8に示した続行操作登録処理(ステッ
プST23)の前に階層性による次期操作候補追加処理
(ステップST54)を追加したものである。
【0267】また、操作知識選択処理(ステップST2
1)では優先順位に従った操作知識要素の検索を行な
う。
【0268】操作知識ベース6の階層性の原理に基づい
た処理を行なうためのフローチャートが図29であり、
ステップST21において新規の操作が実行されたと判
断すると、ステップST22の異常判定条件設定処理を
経て前記実行された新規の操作が下位の操作を有してい
るか否かを判定する(ステップST53)。
【0269】この結果、下位の操作を有していると判断
すると、次は前記下位の操作が行なわれる可能性が高い
ので、操作手順知識要素に定義されている前記下位の操
作群を優先的に探索するために次期操作手順候補として
登録する下位操作群登録処理を実行する(ステップST
54)。
【0270】これらステップST53とステップST5
4の処理によりステップST21の操作知識要素選択処
理で対象とする操作知識要素を効率良く絞り込み選択す
ることが出来る。
【0271】ただし、優先された操作知識要素の中に該
当する要素がなければ前記優先的に探索した操作知識要
素以外の全ての操作知識要素を探索することになる。
【0272】なお、図29におけるステップST23〜
ステップST25、図26,図27のステップST4以
降の処理、図28における処理は実施例1と同様であ
る。
【0273】実施例4.以下、請求項4の発明の一実施
例を図について説明する。図30において図1と同一ま
たは相当の部分については同一の符号を付し説明を省略
する。
【0274】この実施例では、操作実行状態監視部7d
(違反操作検知手段)は、操作入力部5から供給される
操作信号Pと,プラントデータベース4から供給される
プラント状態データXと,操作知識ベース6に定義され
ている操作についての知識Qに基づき、現在実行されて
いる操作に関しての監視条件,操作条件,終了条件,終
了した操作についての条件などをに基づき、現在行なわ
れている操作が正しいか否かを判定し、その判定結果R
を表示処理部12へ出力する。
【0275】表示処理部12は、診断結果Rを運転員に
判りやすい形式に変換し、この結果得られるデータLを
CRT表示装置13に出力し表示する。
【0276】次に動作ついて図31と図32に基づいて
説明する。
【0277】図31と図32は、この実施例のプラント
の異常診断装置における誤操作の診断処理動作を説明す
るためのフローチャートである。
【0278】この実施例のプラントの異常診断装置の診
断でも一定周期毎に図31のフローチャートに示すよう
にプロセス入力処理(ステップSTST1)→操作入力
処理(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ステ
ップST3)→誤操作判定処理(ステップST55)を
繰り返す。
【0279】プロセス入力処理(ステップST1)はプ
ロセス入力部3において実行され、発電プラント2から
データを入力し、単位変換してプラントデータベース4
の該当エリアに記録する処理ステップである。
【0280】操作入力処理(ステップST2)は操作入
力部5で実行される処理であり、発電プラント2で実行
された操作情報を取り込み、取り込んだ操作情報を操作
実行状態監視部7dへ出力する処理である。
【0281】操作実行状態監視処理(ステップST3)
では、操作入力部5から送られてくる操作開始や終了な
どの操作情報Pと、操作知識ベース6に定義されている
操作に関する知識とから現在行なわれている操作の続行
条件,作用,副作用などの定義から、現在実行されてい
る操作が誤った条件で実行されている誤操作であるか否
かを判定する。
【0282】この結果、誤操作が行なわれていると判断
すると(ステップST55)、操作実行状態監視部7d
はこの誤操作の判定結果Rを表示処理部12へ出力し、
CRT表示装置13において表示する(ステップST1
0)。
【0283】図32は、前記操作実行状態監視処理(ス
テップST3)による誤操作の判定を説明するためのフ
ローチャートである。
【0284】操作入力部5からは、診断周期の間に実行
された全ての操作情報が送られてきており、この操作実
行状態監視処理(ステップST3)では、図32のフロ
ーチャートに従い全ての前記操作情報に対し誤操作の判
定処理を行なう。
【0285】この誤操作判定処理は、まず操作知識要素
選択処理(ステップST21)を行なう。
【0286】この操作知識要素選択処理(ステップST
21)では、操作実行状態監視部7に処理を実行してい
る時点で続行している操作(続行操作)や実行してもよ
い操作(時期操作候補)記録されていて、その記録情報
と操作入力部5から入力された操作情報により現在実行
されている操作が終了したか、あるいは新たな操作が開
始されたかなどを判断する。
【0287】新たな操作が開始されたと判断すると、次
に操作開始条件判定処理(ステップST56)を実行す
る。
【0288】この操作開始条件判定処理では、開始され
た操作知識要素の定義されている操作開始条件や操作前
操作の定義により、開始された操作が正しい開始条件を
満たしているか否かを判断し、開始条件が満足されてい
るかとか操作前操作が終了しているかなどの判定を行な
う。
【0289】そしてさらに、続行操作として登録する
(ステップST23)。
【0290】一方、操作が終了したと判断すると、操作
終了条件判定処理を実行する(ステップST57)。
【0291】この操作終了条件判定処理では、終了した
操作の操作知識要素の操作終了条件により、終了した操
作が正しい操作終了条件を満足しているか否かを判断す
る。
【0292】そしてさらに、該当する操作に対し定義さ
れている操作後操作を次期操作候補として登録する(ス
テップST25)。
【0293】このように開始され、あるいは終了した操
作に対し定義された条件にしたがって誤操作の判定が出
来る。
【0294】実施例5.以下、請求項1の発明の一実施
例を図について説明する。図33において図30と同一
または相当の部分については同一の符号を付し説明を省
略する。
【0295】41は状態推移データベースであり、操作
知識ベース6に記述されている操作開始や終了などの条
件に基づいてプロセス量の変動範囲内を有限個に分割
し、それら分割した範囲間での変動方向およびその変動
に伴って条件の正否が変化する操作が記述されている。
【0296】この状態推移データベース41は、実施例
2で説明した状態推移データベースと同一のものであ
る。
【0297】また、操作実行状態監視部7e(操作候補
絞込み手段,違反操作検知手段)は、プラントデータベ
ース4から出力されたプラント状態データXと状態推移
データベース41のデータとに基づき、あらかじめ変動
する可能性のある操作を絞り込み、操作入力部5からの
操作信号Pとプラントデータベース4から出力されるプ
ラント状態データXと、前記絞り込んだ操作群に関した
知識Qを操作知識ベース6から抽出し、この抽出した知
識Qおよび現在実行されている操作に関した条件などに
基づき、現在行なわれている操作が正しいか否かを判定
する。
【0298】次に動作ついて図34と図35に基づいて
説明する。
【0299】図34と図35は、この実施例のプラント
の異常診断装置における誤操作の診断処理動作を説明す
るためのフローチャートである。
【0300】この実施例のプラントの異常診断装置の診
断でも一定周期毎に図34のフローチャートに示すよう
にプロセス入力処理(ステップSTST1)→操作入力
処理(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ステ
ップST3)→誤操作判定処理(ステップST55)を
繰り返す。
【0301】また、操作実行状態監視処理(ステップS
T3)は、図35のフローチャートに示す手順により行
なう。
【0302】図35のフローチャートに示す処理は、実
施例4の図32に示した操作知識要素選択処理(ステッ
プST21)の前に操作知識要素選択対象絞込み処理
(ステップST43)を追加したものであり、さらに操
作知識要素選択処理(ステップST21)では優先順位
に従った操作知識要素の検索を行なう。
【0303】操作知識要素選択対象絞込み処理(ステッ
プST43)は、図36に示すフローチャートに従い全
ての変動量に対して操作知識要素選択対象を絞り込む。
【0304】この図36においては実施例2の図22と
同一または相当の処理ステップについては同一の符号を
付し説明を省略する。
【0305】このように全ての変動量に対し操作知識要
素選択対象を絞り込む結果、操作知識要素に定義された
条件に従い効率的に誤操作の判定が出来ることになる。
【0306】なお、図35のステップST21〜ステッ
プST25の処理については、実施例4の図32と同様
である。
【0307】実施例6.以下、請求項6の発明の一実施
例を図について説明する。図37において図30と同一
又は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略
する。
【0308】この実施例では、操作知識ベース6にはプ
ラントに変動をもたらす個々の運転操作により影響を受
けるプロセス量,操作開始,終了条件などについてその
操作に関する知識が、個々の操作についてその操作目的
や操作対象などにより階層化,分割化して記録されてい
る。また、操作実行状態監視部7f(操作候補絞込み手
段,違反操作検知手段)は、違反操作を判断する各時点
において判定すべき操作候補を前記階層化,分割化され
た操作知識ベース6により絞り込む。
【0309】この操作知識ベース6の階層化について
は、実施例3の階層化された操作知識ベースについての
説明と同様である。
【0310】次に図38と図39のフローチャートを参
照して動作について説明する。
【0311】図38,図39のフローチャートにおいて
実施例4の図31,図32と同一または相当の処理ステ
ップについては同一の符号を付し説明を省略する。
【0312】図38のフローチャートに示すように、こ
の実施例のプラントの異常診断装置の診断でも一定周期
毎にプロセス入力処理(ステップSTST1)→操作入
力処理(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ス
テップST3)→誤操作判定処理(ステップST55)
を繰り返す。
【0313】また、操作実行状態監視処理(ステップS
T3)は、図39に示した手順に従って行なう。
【0314】図39のフローチャートにより示される処
理は、実施例4の図32の処理の続行操作登録処理(ス
テップST23)の前に操作手順の階層性を利用した下
位操作群登録処理(ステップST54)を追加したもの
である。
【0315】また、操作知識要素選択処理(ステップS
T21)では、優先順位に従った操作知識要素の検索を
行なう。
【0316】操作知識ベース6は図40に示すように階
層性を有しており、下位の操作手順を待つ上位の操作a
〜操作eが実行に移されれば、次に実行されるのは前記
上位の操作a〜操作eに対し下位の操作である操作f〜
操作iである確率が高く、この原理に基づいた処理を行
なうためのフローチャートが図39に示すものである。
【0317】すなわち、ステップST21においては、
優先順位にしたがった操作知識要素の探索を行なって新
規の操作が実行されたと判断すると、ステップST56
を経て前記実行された新規の操作が下位の操作を有して
いるか否かを判定する(ステップST53)。
【0318】この結果下位の操作を有していると判断す
ると、上述した理由により前記下位の操作が行なわれる
可能性が高いので、操作手順知識要素に定義されている
前記下位の操作群を優先的に探索するために時期操作手
順候補として登録する下位操作群登録処理を実行する
(ステップST54)。
【0319】これらステップST53とステップST5
4の処理によりステップST21の操作知識要素選択処
理で対象とする操作知識要素を効率良く選択することが
出来る。
【0320】その後、図38に示す誤操作判定処理(ス
テップST55)に進み、前記選択した操作知識要素を
基に操作違反検知をなう。
【0321】このように操作知識ベース6に記録された
操作要素の階層性により効率的に誤操作の判定が出来る
ことになる。
【0322】実施例7.以下、請求項7の発明の一実施
例を図について説明する。図41において図1と同一又
は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0323】この実施例では、操作知識ベース6には、
プラントに変動をもたらす個々の運転操作について、そ
の操作により影響を受けるプロセス量,操作開始,終了
条件などの操作に関する知識が記述されている。
【0324】また、操作実行状態監視部7g(補完・代
替操作提供手段)では、操作入力部5から供給される操
作信号Pとプラントデータベース4から読み出されたプ
ラント状態データXと操作知識ベース6に定義されたそ
の操作に関する知識Q、および現在実行されている操作
に関する作用に基づき、現在実行されている操作につい
て充分な効果が現われているか否かを判定し、不十分操
作判定結果Sを出力する。
【0325】また、表示処理部12では、操作実行状態
監視部7g(補完・代替操作提供手段)で判定され出力
される不十分操作判定結果Sを、運転員に判りやすい形
式のデータLに変換し、CRT表示装置13に出力す
る。
【0326】次に図42と図43に基づいて動作につい
て説明する。
【0327】この実施例のプラントの異常診断装置で行
なう異常原因の診断は、図42に示すように一定周期毎
にプロセス入力処理(ステップST1)→操作入力処理
(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ステップ
ST3)→不十分操作判定処理(ステップST58)を
繰り返している。
【0328】プロセス入力処理(ステップST1)は、
プロセス入力部3において実行され、発電プラント2か
らデータを入力し、単位変換してプラントデータベース
4の記憶機構の該当エリアに記録する処理ステップであ
る。
【0329】操作入力処理(ステップST2)は操作入
力部5で実行される処理であり、発電プラント2で実行
された操作情報を取り込み操作実行状態監視部7へ出力
する処理である。
【0330】操作実行状態監視処理(ステップST3)
では、操作入力部5から送られてくる操作開始や終了な
どの操作情報Pと、操作知識ベース6に定義されている
操作に関する知識から現在行なわれている操作の操作前
操作,実行開始条件,操作後操作など現在実行中の操作
や今後実行される操作などを判定する。
【0331】不十分操作判定処理(ステップST58)
は、記録されている現在進行中の操作に関して定義され
ている操作続行条件や作用などから現在実行されている
操作について想定される効果が現われているか否かを判
定する。
【0332】この結果、不十分操作が検知されればこの
診断結果である不十分操作判定結果Sを表示処理部12
へ出力し、さらにCRT表示装置13に表示する(ステ
ップST10)。
【0333】図43は、操作実行状態監視処理(ステッ
プST3)で行なわれる処理を示すフローチャートであ
る。
【0334】操作実行状態監視処理(ステップST3)
では、操作入力部5から診断周期の間に実行された全て
の操作情報が送られてくる。
【0335】そして、これら全ての操作情報に対し図4
3に示したフローチャートに従った処理が行なわれる。
【0336】図43では、まず操作知識要素選択処理
(ステップST21)を行なう。
【0337】この操作知識要素選択処理(ステップST
21)では、操作実行状態監視部7に処理を実行してい
る時点で続行している操作(続行操作)や実行してもよ
い操作(時期操作候補)記録されていて、その記録情報
と操作入力部5から入力された操作情報により現在実行
されている操作が終了したか、あるいは新たな操作が開
始されたかなどを判断する。
【0338】新たな操作が開始されたと判断すると、続
行操作として登録する(ステップST23)。
【0339】一方、操作が終了したと判断すると、該当
する操作に対し定義されている操作後操作を次期操作候
補として登録する(ステップST25)。
【0340】そして、図42の不十分操作判定処理(ス
テップST58)で、ステップST25において登録さ
れ記録された全ての続行操作夫々について不十分操作の
判定を行なう。
【0341】この不十分操作の判定基準は、各操作に定
義されている操作続行条件や操作目標影響にしたがって
判定する。
【0342】操作続行条件に定義されている条件で、不
十分操作の判定条件として参照されるものとしては、最
大続行時間条件がある。
【0343】この最大続行時間条件は、対象の操作が続
行される場合の許容最大時間と考えられる。
【0344】従って、この時間を越えて操作が続行され
ていれば、操作の効果が現われていないと判定できる。
【0345】その他には、操作の作用として定義される
状態変化も不十分操作の判定条件として参照される。
【0346】たとえば、操作目標影響として増加減少が
定義されている場合に、操作の結果その逆の減少作用が
起これば、操作の効果が不十分であると判定できる。
【0347】このように、操作知識要素に定義されてい
る続行条件や操作目標影響の条件に基づいて操作不十分
判定を行なう。
【0348】このように操作定義要素に定義された条件
に従って不十分操作の判定が出来る。
【0349】実施例8.以下、請求項8の発明の一実施
例を図について説明する。図43において図41と同一
または相当の部分については同一の符号を付し説明を省
略する。
【0350】この実施例では状態推移データベース41
が設けられており、この状態推移データベース41に
は、操作知識ベース6に記述されている操作開始や終了
などの条件等に基づいてプロセス量の変動範囲内を有限
個に分割し、それらの範囲間での変動方向およびその変
動に伴って条件の正否が変化する操作が記述されてい
る。
【0351】この状態推移データベース41は、実施例
2で説明した状態推移データベースと同一のものであ
る。
【0352】操作実行状態監視部7h(操作候補絞込み
手段,補完・代替操作提供手段)は、プラントデータベ
ース4から出力されたプラント状態データXと状態推移
データベース41のデータとに基づき、あらかじめ変動
する可能性のある操作を絞り込み、操作入力部5からの
操作信号Pとプラントデータベース4から出力されるプ
ラント状態データXと、前記絞り込んだ操作群に関した
知識Qを操作知識ベース6から抽出し、この抽出した知
識Qおよび現在実行されている操作に関した条件などに
基づき、現在行なわれている操作について充分な効果が
現われているか否かを判定する。
【0353】次に図45と図46に基づいて動作につい
て説明する。
【0354】図45,図46において図42,図43と
同一または相当の処理ステップについては同一の符号を
付し説明を省略する。
【0355】この実施例のプラントの異常診断装置で行
なう異常原因の診断は、図45に示すように一定周期毎
にプロセス入力処理(ステップST1)→操作入力処理
(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ステップ
ST3)→不十分操作判定処理(ステップST58)を
繰り返している。
【0356】また、操作実行状態監視処理(ステップS
T3)は、図46のフローチャートに示す手順に従って
おこなう。
【0357】すなわち、操作知識要素選択対象絞込み処
理(ステップST43)が操作知識要素選択処理(ステ
ップST21)の前に追加され、操作知識要素選択処理
(ステップST21)では優先順位に従った操作知識要
素の探索を行なう。
【0358】操作知識要素選択対象絞込み処理(ステッ
プST43)は、図47に示すフローチャートに従い全
ての変動量に対して操作知識要素選択対象を絞り込む。
【0359】この図47において図22と同一または相
当の処理ステップについては同一の符号を付し説明を省
略する。
【0360】このように操作知識要素選択対象を絞り込
む結果、操作知識要素に定義された条件に従い効率的に
不十分操作の判定が出来ることになる。
【0361】実施例9.以下、請求項9の発明の一実施
例を図について説明する。図48において図41と同一
または相当の部分については同一の符号を付し説明を省
略する。
【0362】この実施例では、操作知識ベース6にはプ
ラントに変動をもたらす個々の運転操作により影響を受
けるプロセス量,操作開始,終了条件などについてその
操作に関する知識が、個々の操作についてその操作目的
や操作対象などにより階層化,分割化して記録されてい
る。
【0363】この操作知識ベース6の階層化について
は、実施例3の操作知識ベースについての説明と同様で
ある。また、操作実行状態監視部7i(操作候補絞込み
手段,補完・代替操作提供手段)は、補完・代替操作の
必要性を判断する各時点において、前記階層化,分割化
された操作知識ベース6により判定すべき操作候補を絞
り込む。
【0364】次に図49と図50のフローチャートを参
照して動作について説明する。
【0365】図49,図50のフローチャートにおいて
図42,図43と同一または相当の処理ステップについ
ては同一の符号を付し説明を省略する。
【0366】図49のフローチャートに示すように、こ
の実施例のプラントの異常診断装置の診断でも一定周期
毎にプロセス入力処理(ステップSTST1)→操作入
力処理(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ス
テップST3)→不十分操作判定処理(ステップST5
8)を繰り返す。
【0367】また、操作実行状態監視処理(ステップS
T3)は、図50に示した手順に従って行なう。
【0368】図50のフローチャートに示した処理は、
図43の処理の続行操作登録処理(ステップST23)
の前に操作手順の階層性を利用した下位操作群登録処理
(ステップST54)を追加したものである。
【0369】また、操作知識要素選択処理(ステップS
T21)では、優先順位に従った操作知識要素の検索を
行なう。
【0370】操作知識ベース6は図51に示すように階
層性を有しており、下位の操作手順を待つ上位の操作a
〜操作eが実行に移されれば、次に実行されるのは前記
上位の操作a〜操作eに対し下位の操作である操作f〜
操作iである確率が高く、この原理に基づいた処理を行
なうためのフローチャートが図50に示すものである。
【0371】すなわち、ステップST21においては、
優先順位にしたがった操作知識要素の探索を行なって新
規の操作が実行されたと判断すると、前記実行された新
規の操作が下位の操作を有しているか否かを判定する
(ステップST53)。
【0372】この結果下位の操作を有していると判断す
ると、上述した理由により前記下位の操作が行なわれる
可能性が高いので、操作手順知識要素に定義されている
前記下位の操作群を優先的に探索するために時期操作手
順候補として登録する下位操作群登録処理を実行する
(ステップST54)。
【0373】これらステップST53とステップST5
4の処理によりステップST21の操作知識要素選択処
理で対象とする操作知識要素を効率良く選択することが
出来る。
【0374】その後、図49に示す不十分操作判定処理
に進み、前記選択した操作知識要素を基に不十分操作の
判定をなう(ステップST58)。
【0375】このように操作知識ベース6の階層性によ
り効率的に不十分操作の判定が出来ることになる。
【0376】実施例10.以下、請求項10の発明の一
実施例を図について説明する。図52において図1と同
一または相当の部分については同一の符号を付し説明を
省略する。
【0377】この実施例では、操作実行状態監視部(動
的変更手段)7jは、操作入力部5からの操作信号Pと
プラントデータベース4から読み出されるプラント状態
データXと操作知識ベース6に定義されたその操作に関
する知識Qとに基づいて、現在実行されている操作に関
する操作目標,作用,副作用などを活性化因果関係知識
群情報M2として知識データベース8に出力する。
【0378】知識データベース8には、異常原因同定の
ための因果関係Jを定義した知識が記録されている。
【0379】知識データベース8の因果関係ベースに多
様な運転状態に対応するための運転状態を識別する条件
を設定すると図52に示すようになり、異常を判定する
ための条件が多くなり、夫々の運転状態毎の異常状態を
定義するためには、因果関係の知識を大量に定義しなけ
ればならない。
【0380】因果関係による異常診断では、知識データ
ベース6に提示されている因果関係の条件部が満たされ
ているものを探索して原因を同定するので、因果関係の
知識が増加することは実時間あるいは高速で結論を得な
ければならない異常診断では避ける必要があり、このた
め運転状態は操作手順から推定できることに着目し、操
作手順から推定できる運転状態と異常原因同定用の因果
関係Jを定義した知識群を関係付けることにより、因果
関係知識の条件に前記運転状態を判定する条件を設定す
ることを省く。
【0381】このような考え方に従って操作知識ベース
6に定義される操作手順知識要素の知識例を示したのが
図54である。
【0382】この図に示すように、操作が実行された場
合に有効となる因果関係知識群を活性化因果関係知識5
9に宣言する。宣言する活性化因果関係知識は、単独の
知識の場合、あるいは複数の知識をまとめたルール群い
ずれでも宣言できる。
【0383】図51に戻り、異常原因推論部(異常原因
同定手段)11は、プラントデータベース4から読み込
んだ検知異常データH1とプラント状態データH2と知
識データベース8から読み込んだ知識Jにより異常第1
原因の推論を行ない、推論仮定結果Iをプラントデータ
ベース4へ記録し、さらに診断結果Kを表示処理部12
へ出力する。
【0384】次に動作について図55と図56に基づい
て説明する。
【0385】図55,図56のフローチャートにおいて
図6,図8と同一または相当の処理ステップについては
同一の符号を付し説明を省略する。
【0386】図55のフローチャートに示すように、こ
の実施例のプラントの異常診断装置の診断でも一定周期
毎にプロセス入力処理(ステップSTST1)→操作入
力処理(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ス
テップST3)→運転目標値評価処理(ステップST
4)→異常検知判定処理(ステップST5)→異常有無
判定処理(ステップST6)を繰り返す。
【0387】この実施例10のプラントの異常診断装置
が実施例1と異なる点は次の処理である。
【0388】まず、図55に示す操作実行状態監視処理
(ステップST3)では、操作入力部5から送られてく
る操作開始や終了などの操作情報Pと、操作知識ベース
6に定義されている操作に関する知識Qから現在行なわ
れている操作の活性化因果関係知識に定義された因果関
係知識群情報M2より、各運転モードで有効な因果関係
を設定する。
【0389】さらに、異常原因推論部(異常原因判定手
段)11は、知識データベース8に格納された異常原因
の因果関係知識の中で、操作実行状態監視処理(ステッ
プST3)で設定された因果関係知識群情報M2の中か
ら、プラントデータベース4に格納された異常のパター
ンに一致する知識を探す(ステップST7)ことにより
異常原因を同定する
【0390】有効因果関係群の中から異常原因を同定す
る異常原因同定処理は、従来技術において説明した異常
原因同定処理と同一である。
【0391】また、有効因果関係知識群により異常原因
が同定できないときには、無効因果関係知識群以外の因
果関係知識群に基づいた異常原因の同定を行なう。
【0392】図56は、図55の操作実行状態監視処理
(ステップST3)で行なわれる操作知識ベースに基づ
いた異常判定条件決定の方法を示すフローチャートであ
る。
【0393】図55の操作実行状態監視処理(ステップ
ST3)では、操作入力部5から診断周期の間に実行さ
れた全ての操作情報が送られてくる。
【0394】そして、図56に示すフローチャートに従
って、全ての操作情報に対して異常判定条件設定処理を
行なう。
【0395】図56のフローチャートに示す処理では、
まず操作知識要素選択処理(ステップST21)を行な
う。
【0396】操作実行状態監視部7では、処理を実行し
ている時点で続行している操作(続行操作)、実行して
もよい操作(次期操作候補)が記録されていて、その記
録情報と操作入力部5から入力された操作信号により、
現在実行されている操作が終了したか、あるいは新たな
操作が開始されたかを判断する。
【0397】ステップST21において新たな操作が開
始されたと判断すると、有効因果関係群設定処理(ステ
ップST60)が行なわれる。
【0398】この有効因果関係群設定処理(ステップS
T60)では、開始された操作知識要素に定義されてい
る有効因果関係設定群を知識データベース8に登録し、
さらに続行操作として登録する(ステップST23)。
【0399】一方、ステップST21において操作が終
了したと判断すると、有効因果関係群削除処理(ステッ
プST61)が行なわれる。
【0400】この有効因果関係群削除処理(ステップS
T61)では、有効因果関係群設定処理(ステップST
60)において知識データベース8に登録された有効因
果関係群を無効とする。そして、該当する操作に定義さ
れている操作後操作を次期操作候補として登録する(ス
テップST25)。
【0401】このように操作状況に応じて有効因果関係
群を設定したり解除したりするため、操作実行と共に絞
り込まれた因果関係知識により効率的に異常原因の診断
ができる。
【0402】実施例11.以下、請求項11の発明の一
実施例を図について説明する。
【0403】図57において図52と同一又は相当の部
分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0404】41は状態推移データベース(状態推移モ
デル)であり、操作知識ベース6に記述されている操作
開始や終了などの条件に基づいてプロセス量の変動範囲
内を有限個に分割し、それら分割した範囲間での変動方
向およびその変動に伴って条件の正否が変化する操作が
記述されている。
【0405】この状態推移データベース41は、実施例
2で説明した状態推移データベースと同一のものであ
る。
【0406】また、操作実行状態監視部7k(操作候補
絞込み手段)は、プラントデータベース4から出力され
たプラント状態データXと状態推移データベース41の
データとに基づき、あらかじめ変動する可能性のある操
作を絞り込み、操作入力部5からの操作信号Pとプラン
トデータベース4から出力されるプラント状態データX
と、さらに絞り込んだ操作群に関した知識Qを操作知識
ベース6から抽出し、この抽出した知識Qおよび現在実
行されている操作に関した操作目標,作用,副作用など
を有効因果関係知識群情報M2として知識データベース
8に出力する。
【0407】次に動作ついて図58と図59に基づいて
説明する。なお、図58,図59において図55,図5
6と同一または相当の処理ステップについては同一の符
号を付し説明を省略する。
【0408】図58のフローチャートに示すように、こ
の実施例のプラントの異常診断装置の診断でも実施例1
0と同様に一定周期毎にプロセス入力処理(ステップS
TST1)→操作入力処理(ステップST2)→操作実
行状態監視処理(ステップST3)→運転目標値評価処
理(ステップST4)→異常検知判定処理(ステップS
T5)→異常有無判定処理(ステップST6)を繰り返
す。
【0409】そして、操作実行状態監視処理(ステップ
ST3)は、図59のフローチャートに従った手順によ
り行なわれる。
【0410】図59のフローチャートに示される操作実
行状態監視処理は、実施例10で示した図56のフロー
チャートの操作知識要素選択処理(ステップST21)
の前に操作知識要素選択対象絞込み処理(ステップST
43)を追加したものであり、さらに操作知識要素選択
処理(ステップST21)では優先順位に従った操作知
識要素の探索を行なう。
【0411】操作知識要素選択対象絞込み処理(ステッ
プST43)は、図60に示すフローチャートにより示
され、この操作知識要素選択対象絞込み処理は実施例2
で説明した操作知識要素選択対象絞込み処理と同一のも
のである。
【0412】このように、効率的に有効因果関係群を設
定したり解除することにより、操作実行と共に絞り込ま
れた因果関係知識により効率的に異常原因の診断が出来
る。
【0413】実施例12.以下、請求項12の発明の一
実施例を図について説明する。
【0414】図61において図52と同一または相当の
部分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0415】この実施例では、操作知識ベース6にはプ
ラントに変動をもたらす個々の運転操作により影響を受
けるプロセス量,操作開始,終了条件などについてその
操作に関する知識が、個々の操作についてその操作目的
や操作対象などにより階層化,分割化して記録されてい
る。
【0416】この操作知識ベース6の階層化について
は、実施例3の説明と同様である。また、操作実行状態
監視部(操作候補絞り込み手段)7mは、異常原因を判
断するための因果関係を定義した因果関係知識ベースを
決める各時点において判定すべき操作候補を前記階層化
・分割化された操作知識ベース6により絞り込む。
【0417】次に図62と図63のフローチャートを参
照して動作について説明する。
【0418】図62,図63のフローチャートにおいて
図55,図56と同一または相当の処理ステップについ
ては同一の符号を付し説明を省略する。
【0419】図62のフローチャートに示すように、こ
の実施例のプラントの異常診断装置の診断でも一定周期
毎にプロセス入力処理(ステップSTST1)→操作入
力処理(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ス
テップST3)→運転目標値評価処理(ステップST
4)→異常検知判定処理(ステップST5)→異常有無
判定処理(ステップST6)を繰り返す。
【0420】また、操作実行状態監視処理(ステップS
T3)は、図63に示した手順に従って行なう。
【0421】図63のフローチャートに示した処理は、
実施例10に示した図56の処理の続行操作登録処理
(ステップST23)の前に操作手順の階層性を利用し
た下位操作群登録処理(ステップST54)を追加した
ものである。
【0422】また、操作知識要素選択処理(ステップS
T21)では、優先順位に従った操作知識要素の検索を
行なう。
【0423】操作知識ベース6は図64に示すように階
層性を有しており、下位の操作手順を待つ上位の操作a
〜操作eが実行に移されれば、次に実行されるのは前記
上位の操作a〜操作eに対し下位の操作である操作f〜
操作iである確率が高く、この原理に基づいた処理を行
なうためのフローチャートが図63に示すものである。
【0424】すなわち、ステップST21において優先
順位にしたがった操作知識要素の探索を行なって新規の
操作が実行されたと判断すると、ステップST60の有
効因果関係群設定処理を経て、前記実行された新規の操
作が下位の操作を有しているか否かを判定する(ステッ
プST53)。
【0425】この結果下位の操作を有していると判断す
ると、上述した理由により前記下位の操作が行なわれる
可能性が高いので、操作手順知識要素に定義されている
前記下位の操作群を優先的に探索するために時期操作手
順候補として登録する下位操作群登録処理を実行する
(ステップST54)。
【0426】これらステップST53とステップST5
4の処理により操作知識ベース6の階層性を利用して効
率的に有効因果関係群を設定したり解除して、操作実行
と共に絞り込まれた因果関係知識により効率的に異常診
断ができる。
【0427】実施例13.以下、請求項13の発明の一
実施例を図について説明する。図62において図1と同
一または相当の部分については同一の符号を付し説明を
省略する。
【0428】この実施例では、操作実行状態監視部7n
(動的変更手段)は、操作入力部5からの操作信号Pと
プラントデータベース4から読み出されるプラント状態
データXと操作知識ベース6に定義されたその操作に関
する知識Qとに基づいて、現在実行されている操作に関
する操作対象機器,操作目標,作用,副作用などを有効
影響関係情報M3として知識データベース8に出力す
る。
【0429】また、知識データベース8には、異常原因
同定のための発電プラント2を構成する機器の機能的・
構造的関係や物理的関係を定義したプラント機能知識J
1が記録されている。
【0430】この機能的・構造的関係や物理的関係を定
義した知識データベース8は、図85に示すように、基
本的に影響を及ぼす可能性のあるノード間を結合しで関
連付けることにより構築されている。
【0431】しかし、この影響関係は運転状態に依存す
る。すなわち、ある運転状態で関係のあるノード間でも
他の運転状態では関係が発生しない場合もあり、また関
係があることは変化しないが影響の伝わりかたが異なる
場合もある。
【0432】従って、因果関係の知識による異常診断と
同様に、前記機能的・構造的関係や物理的関係を定義し
た知識データベース8による異常診断においても、影響
関係の前提となる運転状態を考慮しなければならない。
【0433】多様な運転状態に対応するために、運転状
態を識別するための条件を機能的・構造的関係や物理的
関係を定義した知識データベース8に定義すれば、従来
のステップST論方法で異常原因同定を行なうことも可
能であるが、夫々の運転状態での影響関係をすべて定義
し、かつその中から各時点で成立する影響関係を選択し
なければならない。
【0434】従って、従来のステップST論より複雑な
処理が必要となり、時間を要する結果、実時間あるいは
結論を迅速に得る必要のある異常診断では不適当であ
る。
【0435】そこで、運転状態は操作手順から推定でき
ることに着目し、操作手順から推定できる運転状態と成
立する影響関係とを関係付けることにより、異常原因探
索推論時に成立している影響を選択する推論を不要とす
る。
【0436】このような考えに従って操作知識ベース6
に定義される操作手順知識要素の知識例を図68に示
す。
【0437】この図に示されるように活性化影響関係6
2に、操作が実行された場合に有効となる影響関係を宣
言する。
【0438】図65に戻り、異常原因推論部(異常原因
同定手段)11は、プラントデータベース4から読み込
んだ検知異常データH1とプラント状態データH2と知
識データベース8から読み込んだプラント機能知識J1
により異常第1原因の推論を行ない、推論過程結果Iを
プラントデータベース4へ出力し記録し、さらに診断結
果Kを表示処理部12へ出力する。
【0439】次に動作について図66と図67に基づい
て説明する。
【0440】図66,図67のフローチャートにおいて
図7,図8と同一または相当の処理ステップについては
同一の符号を付し説明を省略する。
【0441】図66のフローチャートに示すように、こ
の実施例のプラントの異常診断装置の診断でも一定周期
毎にプロセス入力処理(ステップSTST1)→操作入
力処理(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ス
テップST3)→運転目標値評価処理(ステップST
4)→異常検知判定処理(ステップST5)→異常有無
判定処理(ステップST6)を繰り返す。
【0442】この実施例13のプラントの異常診断装置
が実施例1と異なる点は次の処理である。
【0443】まず、図66に示す操作実行状態監視処理
(ステップST3)では、操作入力部5から送られてく
る操作開始や終了などの操作情報Pと、操作知識ベース
6に定義されている操作に関する知識を基に、現在行な
われている操作の活性化影響関係知識に定義された有効
影響関係情報M3により各運転モードで有効な影響関係
を設定する。
【0444】さらに、異常原因推論部11は、知識デー
タベース8に格納された知識の中で、操作実行状態監視
処理(ステップST3)で設定された有効な機能的関係
や物理的関係などの影響関係に基づいて異常原因を探索
し同定する。
【0445】有効影響関係の中から異常原因を同定する
異常原因同定処理は、従来技術において説明した異常原
因同定処理と同一である。
【0446】また、有効影響関係により異常原因が同定
できないときには、無効影響関係以外の影響関係に基づ
いた異常原因の同定を行なう。
【0447】図67は、図66の操作実行状態監視処理
(ステップST3)で行なわれる操作知識ベースに基づ
いた異常判定条件決定の方法を示すフローチャートであ
る。
【0448】図66の操作実行状態監視処理(ステップ
ST3)では、操作入力部5から診断周期の間に実行さ
れた全ての操作情報が送られてくる。
【0449】そして、図67に示したフローチャートに
従って、全ての操作情報に対して異常判定条件設定処理
を行なう。
【0450】図67に示す異常判定条件設定処理では、
まず操作知識要素選択処理(ステップST21)を行な
った後、操作実行状態監視部7n(動的変更手段)に記
録されている処理を実行している時点で続行している操
作(続行操作)、実行してもよい操作(次期操作候補)
の記録情報と操作入力部5から入力された操作信号によ
り、現在実行されている操作が終了したか、あるいは新
たな操作が開始されたかを判断する。
【0451】ステップST21において新たな操作が開
始されたと判断すると、有効影響関係設定処理(ステッ
プST63)が行なわれる。
【0452】この有効影響関係設定処理(ステップST
63)では、開始された操作知識要素の定義されている
有効影響関係を知識データベース8に登録し、さらに続
行操作として登録する(ステップST23)。
【0453】一方、ステップST21において操作が終
了したと判断すると、有効影響関係削除処理(ステップ
ST64)が行なわれる。
【0454】この有効影響関係削除処理(ステップST
64)では、有効影響関係設定処理(ステップST6
3)において知識データベース8に登録された有効影響
関係を無効とする。そして、該当する操作に定義されて
いる操作後操作を次期操作候補として登録する(ステッ
プST25)。
【0455】このように有効影響関係を設定したり解除
したりするため、操作実行と共に絞り込まれた影響関係
知識により効率的に異常原因の診断ができる。
【0456】実施例14.以下、請求項14の発明の一
実施例を図について説明する。
【0457】図69において図65と同一又は相当の部
分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0458】41は状態推移データベース(状態推移モ
デル)であり、操作知識ベース6に記述されている操作
開始や終了などの条件に基づいてプロセス量の変動範囲
内を有限個に分割し、それら分割した範囲間での変動方
向およびその変動に伴って条件の正否が変化する操作が
記述されている。
【0459】この状態推移データベース41は、実施例
2で説明した状態推移データベースと同一のものであ
る。
【0460】また、操作実行状態監視部(操作候補絞込
み手段)7pは、プラントデータベース4から出力され
たプラント状態データXと状態推移データベース41の
データとに基づき、あらかじめ変動する可能性のある操
作を絞り込み、操作入力部5からの操作信号Pとプラン
トデータベース4から出力されるプラント状態データX
と、さらに絞り込んだ操作群に関した知識Qを操作知識
ベース6から抽出し、この抽出した知識Qおよび現在実
行されている操作に関した操作目標,作用,副作用など
を知識ベース制御情報M3として知識データベース8に
出力する。
【0461】次に動作について図70と図71に基づい
て説明する。なお、図70において図6と、また図71
において図67と同一または相当の処理ステップについ
ては同一の符号を付し説明を省略する。
【0462】図66のフローチャートに示すように、こ
の実施例のプラントの異常診断装置の診断でも実施例1
3と同様に一定周期毎にプロセス入力処理(ステップS
TST1)→操作入力処理(ステップST2)→操作実
行状態監視処理(ステップST3)→運転目標値評価処
理(ステップST4)→異常検知判定処理(ステップS
T5)→異常有無判定処理(ステップST6)を繰り返
す。
【0463】そして、操作実行状態監視処理(ステップ
ST3)は、図71のフローチャートに従った手順によ
り行なわれる。
【0464】図71のフローチャートに示される操作実
行状態監視処理は、実施例13で示した図64のフロー
チャートの操作知識要素選択処理(ステップST21)
の前に操作知識要素選択対象絞込み処理(ステップST
43)を追加し、さらに操作知識要素選択処理(ステッ
プST21)では優先順位に従った操作知識要素の探索
を行なう。
【0465】操作知識要素選択対象絞込み処理(ステッ
プST43)は、図72に示すフローチャートにより示
され、この操作知識要素選択対象絞込み処理は実施例2
の図22により説明した操作知識要素選択対象絞込み処
理と同一のものである。
【0466】このように、有効影響関係を設定したり解
除することにより、操作実行と共に絞り込まれた影響関
係知識により効率的に異常原因の診断が出来る。
【0467】実施例15.以下、請求項15の発明の一
実施例を図について説明する。図73において図65と
同一または相当の部分については同一の符号を付し説明
を省略する。
【0468】この実施例では、操作知識ベース6にはプ
ラントに変動をもたらす個々の運転操作により影響を受
けるプロセス量,操作開始,終了条件などについてその
操作に関する知識が、個々の操作についてその操作目的
や操作対象などにより階層化,分割化して記録されてい
る。
【0469】この操作知識ベース6の階層化について
は、実施例3の操作知識ベースについての説明と同様で
ある。また、操作実行状態監視部7p(操作候補絞り込
み手段)は、異常原因を判断するための診断対象のプラ
ントを構成する記憶機構の機能的・構造的関係や物理的
関係を記述した知識ベースを決める各時点において判定
すべき操作候補を前記階層化・分割化された操作知識ベ
ース6により絞り込む。
【0470】次に図74と図75のフローチャートを参
照して動作について説明する。
【0471】図74,図75のフローチャートにおいて
図66,図67と同一または相当の処理ステップについ
ては同一の符号を付し説明を省略する。
【0472】図74のフローチャートに示すように、こ
の実施例のプラントの異常診断装置の診断でも一定周期
毎にプロセス入力処理(ステップSTST1)→操作入
力処理(ステップST2)→操作実行状態監視処理(ス
テップST3)→運転目標値評価処理(ステップST
4)→異常検知判定処理(ステップST5)→異常有無
判定処理(ステップST6)を繰り返す。
【0473】また、操作実行状態監視処理(ステップS
T3)は、図75に示した手順に従って行なう。
【0474】図75のフローチャートに示した処理は、
実施例13の図67の処理の続行操作登録処理(ステッ
プST23)の前に操作手順の階層性を利用した下位操
作群登録処理(ステップST54)を追加したものであ
る。
【0475】また、操作知識要素選択処理(ステップS
T21)では、優先順位に従った操作知識要素の検索を
行なう。
【0476】操作知識ベース6は図76に示すように階
層性を有しており、下位の操作手順を待つ上位の操作a
〜操作eが実行に移されれば、次に実行されるのは前記
上位の操作a〜操作eに対し下位の操作である操作f〜
操作iである確率が高く、この原理に基づいた処理を行
なうためのフローチャートが図75に示すものである。
【0477】すなわち、ステップST21においては、
優先順位にしたがった操作知識要素の探索を行なって新
規の操作が実行されたと判断すると、前記実行された新
規の操作が下位の操作を有しているか否かを判定する
(ステップST53)。
【0478】この結果、下位の操作を有していると判断
すると、上述した理由により前記下位の操作が行なわれ
る可能性が高いので、操作手順知識要素に定義されてい
る前記下位の操作群を優先的に探索するために次期操作
手順候補として登録する下位操作群登録処理を実行する
(ステップST54)。
【0479】このように操作知識ベースを階層的に定義
することにより、効率的に有効影響関係を設定したり解
除して操作実行と共に絞り込まれた影響関係知識により
効率的に異常原因の診断ができる。
【0480】実施例16.以下、請求項16の発明の一
実施例を図について説明する。図77において図82と
同一または相当の部分については同一の符号を付し説明
を省略する。
【0481】この実施例16では、知識データベース1
09には、発電プラント102を構成する機器の機能的
・構造的関係や物理的関係を記述したプラント機能知識
J1が記録されている。
【0482】また、異常原因推論部(異常原因判定手
段)110は、プラントデータベース108から読み込
んだ検知異常データH1やプラント異常データH2、さ
らに知識データベース109から読み込んだプラント機
能知識J1により異常第1原因の推論を行ない、推論仮
定結果Iをプラントデータベース108へ出力して記録
し、さらに診断結果Kを表示処理部113へ出力する。
【0483】次に動作について図78〜図81のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0484】図78において図89と同一または相当の
処理ステップについては同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0485】図78において、ステップST70の第1
原因推定処理は、図79のフローチャートを実行するこ
とにより行なわれる。
【0486】なお、図79において図90と同一又は相
当の処理ステップについては同一の符号を付し説明を省
略する。
【0487】この第1原因推定処理は、異常波及経路候
補推定処理(ステップST152)から始る。
【0488】図79の第1原因推定処理が図90の従来
の第1原因推定処理と異なるのは、ステップST71で
影響波及先がないと判断したときにステップST72の
状態予測処理を実行し、その判定結果に応じて異常原因
の探索を続行するか否か判断することである(ステップ
ST73)。
【0489】この状態予測処理は、状態予測部(異常原
因探索手段)110aにより行なわれる。
【0490】図80に図79のフローチャートに示す状
態予測処理(ステップST72)のフローチャートを示
す。
【0491】この状態予測処理は、状態の観測できない
ノードが異常原因候補として推定され、かつその推定結
果を確認できるような観測事象が存在しないような場合
に、そのノードに影響を与えるような他の観測ノードを
検索することにより推定結果を確定するものである。
【0492】図80に示した状態予測処理は、影響が確
認されなかった原因候補ノードの観測性判定(ステップ
ST80)から開始する。
【0493】対象のノードが可観測であればこの状態予
測処理を終了して原因候補から削除する(ステップST
81)。
【0494】一方、対象のノードが非観測であればその
ノードの影響を受けるノードの数が複数なのかあるいは
単数なのかを判定する(ステップST82)。
【0495】複数であると判断したときには、影響を確
認できないと判断し、この状態予測処理を終了して原因
候補から削除する(ステップST83)。
【0496】影響を受けるノードが単数ならば、次にそ
のノードに足して影響を与えるノードの中から〜観測の
ノードが有るか否かを判定する(ステップST84)。
【0497】ステップST84の判断処理により可観測
のノードがなければ対象のノードの状態を決定するため
の情報が不足しているので本処理を終了し(ステップS
T85)、原因候補から削除する。
【0498】ステップST84の判断処理により可観測
のノードがあれば、その可観測のノードの状態が異常原
因探索過程で推定された対象の非観測ノードの状態をも
たらすような影響を有しているか否かを判断する(ステ
ップST86,ステップST87)。
【0499】例えば、非観測のノードが異常低であると
判断された場合には、入力側の可観測のノードが減少作
用をもたらすような状態になっていれば、入力側の状態
により推定された異常低状態となっていると判断する。
【0500】このような判定により入力側の可観測のノ
ードの状態が非観測のノードに影響があると判断されれ
ば、本処理を終了し原因候補として登録する。
【0501】図81にこの状態予測処理による異常原因
の推定法の考え方を説明する。
【0502】この状態予測処理は、探索元ノード51の
状態からの異常原因候補として非観測ノード50(この
非観測ノード50は影響を与えるノードとして探索元ノ
ード51のみしか定義できない)が異常原因候補として
推定された場合に適用される。
【0503】従って、同じ非観測のノードでも非観測ノ
ード52のように影響先が複数ある場合には、従来のよ
うに複数の影響を確認することにより原因探索を行な
い、この状態予測処理は適用しない。
【0504】このような非観測ノード50が異常原因候
補として推定された場合、この状態予測処理では、非観
測ノード50の入力側の可観測ノード53の状態を調
べ、可観測ノード53の状態が前記推定された非観測ノ
ード50の状態の原因と考えられるか否かを調べ、その
可能性があれば前記前記推定された非観測ノード50の
状態が可観測ノード53で起きていると判定し、原因探
索過程をさらに可観測ノード53から先の故障影響候補
54に進める。
【0505】実施例17.なお、以上説明した実施例1
〜実施例16は、発電プラントの異常診断装置について
説明したが、発電プラントに限らず物理的プロセスや化
学的プロセスを利用してエネルギーや物質を生成するプ
ロセスプラントに適用することも可能である。
【0506】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
プラントからの操作情報と、操作知識ベースの知識とに
基づいて上記プラントの運転状態に対応して異常判定条
件を設定する操作実行状態監視部(異常判定条件動的設
定手段)により設定した異常判定条件を基に上記プラン
トの異常検知処理を行なうように構成したので、プラン
トの運転状態に応じて異常判定条件が動的に設定可能と
なり、プラントの運転状態に応じた精度の高い異常検知
を行なうことが出来る効果がある。
【0507】請求項2の発明によれば異常判定条件を判
断する各時点において判定すべき操作候補を状態推移デ
ータベース(状態推移モデル)により絞り込む操作候補
絞込み手段により絞り込んだ操作候補を基に異常検知処
理を行なうように構成したので、操作知識ベースに基づ
いた異常検知を状態推移モデルにより効率的に行なうこ
とができる効果がある。
【0508】請求項3の発明によれば異常判定条件を判
断する各時点において判定すべき操作候補を、操作知識
ベースの階層化,分割化を基に絞り込む操作実行状態監
視部(操作候補絞込み手段)と、その操作実行状態監視
部(操作候補絞込み手段)により絞り込んだ操作候補を
基に異常検知処理を行なうように構成したので、操作知
識ベースに基づいた異常検知を操作知識ベースの階層
化,分割化により効率的に行なうことができる効果があ
る。
【0509】請求項4の発明によれば操作知識ベースに
記述されている操作開始,終了などの条件などと、上記
プラントから入力される操作情報とを比較し、上記操作
知識ベースに記述されている操作開始,終了などの条件
に合致しない操作を操作違反として検知する操作実行状
態監視部(違反操作検知手段)を備えるように構成した
ので、誤った操作やプラントを構成する機器の誤動作な
どを違反操作として検知できる効果がある。
【0510】請求項5の発明によれば違反操作を判断す
る各時点において判定すべき操作候補を状態推移データ
ベース(状態推移モデル)により絞り込んだ操作候補を
基に違反操作を検知するように構成したので、誤った操
作やプラントを構成する機器の誤動作を効率的に検知で
きる効果がある。
【0511】請求項6の発明によれば違反操作を判断す
る各時点において判定すべき操作候補を操作知識ベース
の階層化,分割化を基に絞り込む操作候補絞込み手段に
より操作候補を絞り込み違反操作を検知するように構成
したので、誤った操作やプラントを構成する機器の誤動
作などの違反操作を上記操作知識ベースの階層化,分割
化により効率的に検知できる効果がある。
【0512】請求項7の発明によれば操作知識ベースに
記述されている操作開始,終了などの条件などと、プラ
ントから入力される操作情報とを比較し、設定された操
作目標に達していない操作を検知し、補完・代替操作の
必要性の有無を判断し提供する補完・代替操作提供手段
を備えるように構成したので、運転員が補完・代替操作
の必要性の有無を判断する必要性がなくなり、運転員の
負担が軽減する効果がある。
【0513】請求項8の発明によれば操作知識ベースに
記述されている操作開始,終了などの条件などと、プラ
ントから入力される操作情報とを比較し、設定された操
作目標に達していない操作を検知し、補完・代替操作の
必要性の有無を判断し、その補完・代替操作の必要性の
有無を判断する各時点において、判定すべき操作候補を
上記状態推移モデルにより絞り込むように構成したの
で、操作知識ベースに基づいた補完・代替操作の必要性
の有無の判定処理を状態推移モデルを基に効率的に行な
うことが出来る効果がある。
【0514】請求項9の発明によれば階層化,分割化し
て記述した操作知識ベースに記述されている操作開始,
終了などの条件などと、プラントから入力される操作情
報とを比較し、設定された操作目標に達していない操作
を検知し、補完・代替操作の必要性の有無を判断し、そ
の補完・代替操作の必要性を判断する各時点において、
上記操作知識ベースを基に判定すべき操作候補を絞り込
むように構成したので、操作知識ベースに基づいた補完
・代替操作の必要性の判定を操作知識ベースの階層化・
分割化により効率的に行なうことができる効果がある。
【0515】請求項10の発明によれば操作知識ベース
に記述された該当操作によるプロセス量の設定正常状態
や動作機器の変更などに基づいて、異常原因同定のため
の因果関係を定義した因果関係知識ベースの内容を変更
し、これによりプラントの操作状況に対応した異常原因
の同定を可能としたので、因果関係の知識に基づいた異
常原因同定処理がプラントの操作状況に対応して可能と
なる効果がある。
【0516】請求項11の発明によれば上記異常の原因
を判断するための因果関係を定義した因果関係知識を決
める各時点において判断すべき操作候補を状態推移モデ
ルにより絞り込み、これにより絞り込んだ操作候補を基
に上記異常原因の同定を可能とし、プラントの異常を検
知するように構成したので、状態推移モデルを用いるこ
とにより上記因果関係知識を効率的に切り替え、効率的
な異常原因同定処理が可能となる効果がある。
【0517】請求項12の発明によれば異常原因を判断
するための因果関係を定義した因果関係知識ベースを決
める各時点において判定すべき操作候補を、階層化,分
割化して記述した操作知識ベースを基に絞り込む操作候
補絞込み手段と、その操作候補絞込み手段により絞り込
んだ上記操作候補を基に上記異常原因の同定を可能と
し、上記プラントの異常を検知する異常原因同定手段と
を備えるように構成したので、操作知識ベースを階層化
・分割化することで因果関係知識ベースを効率的に切り
替え、これにより効率的な異常原因同定処理が可能とな
る効果がある。
【0518】請求項13の発明によれば操作知識ベース
に記述された該当操作によるプロセス量の設定正常状態
や動作機器の変更などに基づいて、異常原因同定のため
の処理で参照する診断対象のプラントの機器の機能的・
構造的関係や物理的関係を記述した知識ベースの内容を
動的に変更し、その知識ベースの動的に変更した知識に
基づいてプラントの操作状況に対応した異常原因の同定
を可能とし、上記プラントの異常を検知するように構成
したので、診断対象のプラントを構成する機器の機能的
・構造的関係や物理的関係に基づいた異常原因同定が操
作状況に応じて可能となる効果がある。
【0519】請求項14の発明によれば診断対象のプラ
ントを構成する機器の機能的・構造的関係や物理的関係
を記述した知識ベースを決める各時点において判定すべ
き操作候補を状態推移モデルにより絞り込み、絞り込ん
だ操作候補を基に上記プラントの異常を検知し異常原因
の同定を可能とするように構成したので、異常の原因を
判断するための診断対象のプラントを構成する機器の機
能的・構造的関係や物理的関係を記述した知識ベースを
状態推移モデルを利用することで効率的に切り替え、こ
れにより異常原因同定を効率的に行なうことが出来る効
果がある。
【0520】請求項15の発明によれば異常原因を判断
するための診断対象のプラントを構成する機器の機能的
・構造的関係や物理的関係を記述した知識ベースを決め
る各時点において判定すべき操作候補を知識ベースの階
層化,分割化を基に絞り込むように構成したので、診断
対象のプラントを構成する機器の機能的・構造的関係や
物理的関係を記述した知識ベースを決める各時点におい
て判定すべき操作候補を上記知識データベースの階層
化,分割化により効率的に行なうことが出来る効果があ
る。
【0521】請求項16の発明によれば異常原因判定手
段により推定した異常原因候補から予想されるプロセス
量の状態,機器の動作の変動と一致する上記観測信号が
得られないときには、上記推定した異常原因候補から予
想されるプロセス量の状態,機器の動作の変動をもたら
すような他のプロセス量の状態,機器の動作の変動など
を探索するように構成したので、異常原因探索範囲を拡
大することが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例によるプラントの異
常診断装置を示すブロック図である。
【図2】請求項1の発明の一実施例によるプラントの異
常診断装置の操作知識ベースの基となる運転手引書を示
す説明図である。
【図3】請求項1の発明の一実施例によるプラントの異
常診断装置の操作知識ベースに定義された操作知識要素
を示す説明図である。
【図4】請求項1の発明の一実施例によるプラントの異
常診断装置の操作知識ベースに定義された操作知識要素
を示す説明図である。
【図5】請求項1の発明の一実施例によるプラントの異
常診断装置の操作知識ベースに定義された操作順序の概
念図である。
【図6】請求項1の発明の一実施例によるプラントの異
常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】請求項1の発明の一実施例によるプラントの異
常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】請求項1の発明の一実施例によるプラントの異
常診断装置における操作実行状態監視処理の動作を示す
フローチャートである。
【図9】請求項1の発明の一実施例によるプラントの異
常診断装置における第1原因推定処理を示すフローチャ
ートである。
【図10】請求項1の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置において異常検知条件が操作の実行と共に
更新される様子を示す説明図である。
【図11】請求項1の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置において異常検知条件とプロセス量の変化
の関係を示す説明図である。
【図12】請求項1の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置のプラントデータベースの構成を示す説明
図である。
【図13】請求項1の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における異常の程度を示す評価関数の特性
図である。
【図14】請求項1の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の知識データベースに格納された因果関係
知識を示す説明図である。
【図15】請求項1の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における診断過程を示す説明図である。
【図16】請求項2の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置を示すブロック図である。
【図17】請求項2の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の状態推移データベースに格納された状態
推移知識ベースの説明図である。
【図18】請求項2の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図19】請求項2の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図20】請求項2の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における第1原因推定処理を示すフローチ
ャートである。
【図21】請求項2の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における操作実行状態監視処理の動作を示
すフローチャートである。
【図22】請求項2の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における操作知識要素選択対象絞込み処理
を示すフローチャートである。
【図23】請求項3の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置を示すブロック図である。
【図24】請求項3の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における操作知識ベースの階層性を示す説
明図である。
【図25】請求項3の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置において階層化され定義された操作知識ベ
ースの操作手順知識を示す説明図である。
【図26】請求項3の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図27】請求項3の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図28】請求項3の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における第1原因推定処理を示すフローチ
ャートである。
【図29】請求項3の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における操作実行状態監視処理を示すフロ
ーチャートである。
【図30】請求項4の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置を示すブロック図である。
【図31】請求項4の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図32】請求項4の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の操作実行状態監視処理で行なわれる誤操
作判定処理を示すフローチャートである。
【図33】請求項5の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置を示すブロック図である。
【図34】請求項5の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図35】請求項5の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の操作知識要素選択対象絞込み処理を含む
操作実行状態監視処理を示すフローチャートである。
【図36】請求項5の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の操作知識要素選択対象絞込み処理を示す
フローチャートである。
【図37】請求項6の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置を示すブロック図である。
【図38】請求項6の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図39】請求項6の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における下位操作群登録処理を含む操作実
行状態監視処理を示すフローチャートである。
【図40】請求項6の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における階層化され定義された操作知識ベ
ースの操作手順知識を示す説明図である。
【図41】請求項7の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置を示すブロック図である。
【図42】請求項7の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図43】請求項7の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における操作実行状態監視処理を示すフロ
ーチャートである。
【図44】請求項8の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置を示すブロック図である。
【図45】請求項8の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図46】請求項8の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における操作知識要素選択対象絞込み処理
を含む操作実行状態監視処理を示すフローチャートであ
る。
【図47】請求項8の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の操作知識要素選択対象絞込み処理を示す
フローチャートである。
【図48】請求項9の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置を示すブロック図である。
【図49】請求項9の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図50】請求項9の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における下位操作群登録処理を含む操作実
行状態監視処理を示すフローチャートである。
【図51】請求項9の発明の一実施例によるプラントの
異常診断装置における階層化され定義された操作知識ベ
ースの操作手順知識を示す説明図である。
【図52】請求項10の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置を示すブロック図である。
【図53】請求項10の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置の知識データベースに格納された因果関
係知識を示す説明図である。
【図54】請求項10の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置における異常判定因果関係知識との関係
が定義された操作手順知識要素を示す説明図である。
【図55】請求項10の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図56】請求項10の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置における有効因果関係設定処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図57】請求項11の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置を示すブロック図である。
【図58】請求項11の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図59】請求項11の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置における操作知識要素選択対象絞込み処
理を含む操作実行状態監視処理を示すフローチャートで
ある。
【図60】請求項11の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置の操作知識要素選択対象絞込み処理を示
すフローチャートである。
【図61】請求項12の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置を示すブロック図である。
【図62】請求項12の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図63】請求項12の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置における下位操作群登録処理を含む操作
実行状態監視処理を示すフローチャートである。
【図64】請求項12の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置における階層化され定義された操作知識
ベースの操作手順知識を示す説明図である。
【図65】請求項13の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置を示すブロック図である。
【図66】請求項13の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図67】請求項13の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置において異常判定条件設定処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図68】請求項13の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置において影響関係知識との関係が定義さ
れた操作手順知識要素を示す説明図である。
【図69】請求項14の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置を示すブロック図である。
【図70】請求項14の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図71】請求項14の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置において操作知識要素選択対象絞込み処
理を含む操作実行状態監視処理を示すフローチャートで
ある。
【図72】請求項14の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置における操作知識要素選択対象絞込み処
理を示すフローチャートである。
【図73】請求項15の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置を示すブロック図である。
【図74】請求項15の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図75】請求項15の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置において下位操作群登録処理を含む操作
実行状態監視処理を示すフローチャートである。
【図76】請求項15の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置における階層化され定義された操作知識
ベースの操作手順知識を示す説明図である。
【図77】請求項16の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置を示すブロック図である。
【図78】請求項16の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置の動作を示すフローチャートである。
【図79】請求項16の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置における第1原因推定処理を示すフロー
チャートである。
【図80】請求項16の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置における状態予測処理を示すフローチャ
ートである。
【図81】請求項16の発明の一実施例によるプラント
の異常診断装置において非観測ノードの状態を推定する
過程を示す説明図である。
【図82】従来のプラントの異常診断装置を示すブロッ
ク図である。
【図83】従来のプラントの異常診断装置におけるプラ
ントデータベースの構成を示す説明図である。
【図84】従来のプラントの異常診断装置の知識データ
ベースに格納された因果関係知識を示す説明図である。
【図85】従来のプラントの異常診断装置における診断
対象のモデル化概念図である。
【図86】従来のプラントの異常診断装置における知識
データベースに格納された診断対象の構成要素の定義に
ついての知識を示す説明図である。
【図87】従来のプラントの異常診断装置における知識
データベースに格納された診断対象の構成要素の定義に
ついての知識を示す説明図である。
【図88】従来のプラントの異常診断装置の動作を示す
フローチャートである。
【図89】従来のプラントの異常診断装置の動作を示す
フローチャートである。
【図90】従来のプラントの異常診断装置の第1原因推
定処理の動作を示すフローチャートである。
【図91】従来のプラントの異常診断装置における異常
の程度を示す評価関数の特性図である。
【図92】従来のプラントの異常診断装置における異常
プラントの異常診断過程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プラントの異常診断装置 2 発電プラント 6 操作知識ベース 7a 操作実行状態監視部(異常判定条件動的設定手
段) 7b 操作実行状態監視部(操作候補絞込み手段) 7c 操作実行状態監視部(操作候補絞込み手段) 7d 操作実行状態監視部(違反操作検知手段) 7e 操作実行状態監視部(操作候補絞込み手段,違反
操作検知手段) 7f 操作実行状態監視部(操作候補絞込み手段,違反
操作検知手段) 7g 操作実行状態監視部(補完・代替操作提供手段) 7h 操作実行状態監視部(操作候補絞込み手段,補完
・代替操作提供手段) 7i 操作実行状態監視部(操作候補絞込み手段,補完
・代替操作提供手段) 7j 操作実行状態監視部(動的変更手段) 7k 操作実行状態監視部(操作候補絞込み手段) 7m 操作実行状態監視部(操作候補絞込み手段) 7n 操作実行状態監視部(動的変更手段) 7p 操作実行状態監視部(操作候補絞込み手段) 7q 操作実行状態監視部(操作候補絞込み手段) 8,109 知識データベース(因果関係知識ベー
ス) 10 異常検知部(異常検知処理手段) 11 異常原因推論部(異常原因同定手段) 41 状態推移データベース(状態推移モデル) 110 異常原因推論部(異常原因判定手段) 110a 状態予測部(異常原因探索手段)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理的プロセスや化学的プロセスを利用
    してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測信
    号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同定
    した結果を提供するプラントの異常診断装置において、
    上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関し
    て、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操作
    開始,終了条件などの操作に関する知識を記述した操作
    知識ベースと、上記プラントからの操作情報と上記操作
    知識ベースに記述されている知識に基づいて上記プラン
    トの運転状態に対応した異常判定条件を設定する異常判
    定条件動的設定手段と、その異常判定条件動的設定手段
    により設定した異常判定条件を基に上記プラントの異常
    検知処理を行なう異常検知処理手段とを備えたことを特
    徴とするプラントの異常診断装置。
  2. 【請求項2】 物理的プロセスや化学的プロセスを利用
    してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測信
    号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同定
    した結果を提供するプラントの異常診断装置において、
    上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関し
    て、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操作
    開始,終了条件などの操作に関する知識を記述した操作
    知識ベースと、その操作知識ベースに記述されている操
    作開始,終了などの条件に基づいて上記プロセス量の変
    動範囲内を有限個に分割し、それらの範囲間での変動方
    向を記述した状態推移モデルと、異常判定条件を判断す
    る各時点において判定すべき操作候補を上記状態推移モ
    デルにより絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作候
    補絞込み手段により絞り込んだ操作候補を基に異常検知
    処理を行なう異常検知処理手段とを備えたことを特徴と
    するプラントの異常診断装置。
  3. 【請求項3】 物理的プロセスや化学的プロセスを利用
    してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測信
    号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同定
    した結果を提供するプラントの異常診断装置において、
    上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関し
    て、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操作
    開始,終了条件などの操作に関する知識を操作目的,操
    作対象などにより階層化,分割化して記述した操作知識
    ベースと、異常判定条件を判断する各時点において判定
    すべき操作候補を上記操作知識データベースの階層化,
    分割化を基に絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作
    候補絞込み手段により絞り込んだ操作候補を基に異常検
    知処理を行なう異常検知処理手段とを備えたことを特徴
    とするプラントの異常診断装置。
  4. 【請求項4】 物理的プロセスや化学的プロセスを利用
    してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測信
    号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同定
    した結果を提供するプラントの異常診断装置において、
    上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関し
    て、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操作
    開始,終了条件などの操作に関する知識を記述した操作
    知識ベースと、その操作知識ベースに記述されている操
    作開始,終了などの条件などと、上記プラントから入力
    される操作情報とを比較し、上記操作知識ベースに記述
    されている操作開始,終了などの条件に合致しない操作
    を操作違反として検知する違反操作検知手段とを備えた
    ことを特徴とするプラントの異常診断装置。
  5. 【請求項5】 物理的プロセスや化学的プロセスを利用
    してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測信
    号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同定
    した結果を提供するプラントの異常診断装置において、
    上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関し
    て、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操作
    開始,終了条件などの操作に関する知識を記述した操作
    知識ベースと、その操作知識ベースに記述されている操
    作開始,終了などの条件などに基づいて上記プロセス量
    の変動範囲内を有限個に分割し、それらの範囲間での変
    動方向を記述した状態推移モデルと、違反操作を判断す
    る各時点において判定すべき操作候補を上記状態推移モ
    デルにより絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作候
    補絞込み手段により絞り込んだ操作候補を基に違反操作
    を検知する違反操作検知手段とを備えたことを特徴とす
    るプラントの異常診断装置。
  6. 【請求項6】 物理的プロセスや化学的プロセスを利用
    してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測信
    号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同定
    した結果を提供するプラントの異常診断装置において、
    上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関し
    て、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操作
    開始,終了条件などの操作に関する知識を操作目的,操
    作対象などにより階層化,分割化して記述した操作知識
    ベースと、違反操作を判断する各時点において判定すべ
    き操作候補を上記階層化,分割化して記述した操作知識
    ベースを基に絞り込む操作候補絞込み手段と、その操作
    候補絞込み手段により絞り込んだ操作候補を基に違反操
    作を検知する違反操作検知手段とを備えたことを特徴と
    するプラントの異常診断装置。
  7. 【請求項7】 物理的プロセスや化学的プロセスを利用
    してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測信
    号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同定
    した結果を提供するプラントの異常診断装置において、
    上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関し
    て、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操作
    開始,終了条件などの操作に関する知識を記述した操作
    知識ベースと、その操作知識ベースに記述されている操
    作開始,終了などの条件などと、上記プラントから入力
    される操作情報とを比較し、設定された操作目標に達し
    ていない操作を検知し、補完・代替操作の必要性の有無
    を判断し提供する補完・代替操作提供手段とを備えたこ
    とを特徴とするプラントの異常診断装置。
  8. 【請求項8】 物理的プロセスや化学的プロセスを利用
    してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測信
    号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同定
    した結果を提供するプラントの異常診断装置において、
    上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関し
    て、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操作
    開始,終了条件などの操作に関する知識を記述した操作
    知識ベースと、その操作知識ベースに記述されている操
    作開始,終了などの条件などに基づいて上記プロセス量
    の変動範囲内を有限個に分割し、それらの範囲間での変
    動方向を記述した状態推移モデルと、上記操作知識ベー
    スに記述されている操作開始,終了などの条件などと、
    上記プラントから入力される操作情報とを比較し、設定
    された操作目標に達していない操作を検知し、補完・代
    替操作の必要性の有無を判断し提供する補完・代替操作
    提供手段と、その補完・代替操作提供手段により補完・
    代替操作の必要性の有無を判断する各時点において、判
    定すべき操作候補を上記状態推移モデルにより絞り込む
    操作候補絞込み手段とを備えたことを特徴とするプラン
    トの異常診断装置。
  9. 【請求項9】 物理的プロセスや化学的プロセスを利用
    してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測信
    号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同定
    した結果を提供するプラントの異常診断装置において、
    上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関し
    て、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操作
    開始,終了条件などの操作に関する知識を操作目的,操
    作対象などにより階層化,分割化して記述した操作知識
    ベースと、その操作知識ベースに記述されている操作開
    始,終了などの条件などと、上記プラントから入力され
    る操作情報とを比較し、設定された操作目標に達してい
    ない操作を検知し、補完・代替操作の必要性の有無を判
    断し提供する補完・代替操作提供手段と、その補完・代
    替操作提供手段により補完・代替操作の必要性を判断す
    る各時点において、上記階層化・分割化して記述した操
    作知識ベースを基に判定すべき操作候補を絞り込む操作
    候補絞込み手段とを備えたことを特徴とするプラントの
    異常診断装置。
  10. 【請求項10】 物理的プロセスや化学的プロセスを利
    用してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測
    信号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同
    定した結果を提供するプラントの異常診断装置におい
    て、上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関
    して、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操
    作開始,終了条件などの操作に関する知識を記述した操
    作知識ベースと、その操作知識ベースに記述された該当
    操作によるプロセス量の設定正常状態や動作機器の変更
    などに基づいて、異常原因同定のための因果関係を定義
    した因果関係知識ベースの内容を変更する動的変更手段
    と、その動的変更手段によりプラントの操作状況に対応
    した異常原因の同定を可能とする異常原因同定手段とを
    備えたことを特徴とするプラントの異常診断装置。
  11. 【請求項11】 物理的プロセスや化学的プロセスを利
    用してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測
    信号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同
    定した結果を提供するプラントの異常診断装置におい
    て、上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関
    して、その運転操作により影作により影響を受けるプロ
    セス量,操作開始,終了条件などの操作に関する知識を
    記述した操作知識ベースと、その操作知識ベースに記述
    されている操作開始,終了などの条件などに基づいて上
    記プロセス量の変動範囲内を有限個に分割し、それらの
    範囲間での変動方向を記述した状態推移モデルと、上記
    異常の原因を判断するための因果関係を定義した因果関
    係知識を決める各時点において判断すべき操作候補を上
    記状態推移モデルにより絞り込む操作候補絞込み手段
    と、その操作候補絞込み手段により絞り込んだ操作候補
    を基に上記異常原因の同定を可能とし、上記プラントの
    異常を検知する異常原因同定手段とを備えたことを特徴
    とするプラントの異常診断装置。
  12. 【請求項12】 物理的プロセスや化学的プロセスを利
    用してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測
    信号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同
    定した結果を提供するプラントの異常診断装置におい
    て、上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関
    して、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操
    作開始,終了条件などの操作に関する知識を操作目的,
    操作対象などにより階層化,分割化して記述した操作知
    識ベースと、異常原因を判断するための因果関係を定義
    した因果関係知識ベースを決める各時点において判定す
    べき操作候補を上記階層化,分割化して記述した操作知
    識ベースを基に絞り込む操作候補絞込み手段と、その操
    作候補絞込み手段により絞り込んだ上記操作候補を基に
    上記異常原因の同定を可能とし、上記プラントの異常を
    検知する異常原因同定手段とを備えたことを特徴とする
    プラントの異常診断装置。
  13. 【請求項13】 物理的プロセスや化学的プロセスを利
    用してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測
    信号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同
    定した結果を提供するプラントの異常診断装置におい
    て、上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関
    して、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操
    作開始,終了条件などの操作に関する知識を記述した操
    作知識ベースと、その操作知識ベースに記述された該当
    操作によるプロセス量の設定正常状態や動作機器の変更
    などに基づいて、異常原因同定のための処理で参照する
    診断対象のプラントの機器の機能的・構造的関係や物理
    的関係を記述した知識ベースの内容を変更する動的変更
    手段と、その動的変更手段により変更した知識に基づい
    てプラントの操作状況に対応した異常原因の同定を可能
    とし、上記プラントの異常を検知する異常原因同定手段
    とを備えたことを特徴とするプラントの異常診断装置。
  14. 【請求項14】 物理的プロセスや化学的プロセスを利
    用してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測
    信号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同
    定した結果を提供するプラントの異常診断装置におい
    て、上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関
    して、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操
    作開始,終了条件などの操作に関する知識を記述した操
    作知識ベースと、その操作知識ベースに記述されている
    操作開始,終了などの条件などに基づいて上記プロセス
    量の変動範囲内を有限個に分割し、それらの範囲間での
    変動方向を記述した状態推移モデルと、上記異常の原因
    を判断するための診断対象のプラントを構成する機器の
    機能的・構造的関係や物理的関係を記述した知識ベース
    を決める各時点において判定すべき操作候補を上記状態
    推移モデルにより絞り込む操作候補絞込み手段と、その
    操作候補絞込み手段により絞り込んだ操作候補を基に上
    記プラントの異常を検知し異常原因の同定を可能とする
    異常原因同定手段とを備えたことを特徴とするプラント
    の異常診断装置。
  15. 【請求項15】 物理的プロセスや化学的プロセスを利
    用してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測
    信号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同
    定した結果を提供するプラントの異常診断装置におい
    て、上記プラントに変動をもたらす個々の運転操作に関
    して、その運転操作により影響を受けるプロセス量,操
    作開始,終了条件などの操作に関する知識を操作目的,
    操作対象などにより階層化,分割化して記述した操作知
    識ベースと、異常原因を判断するための診断対象のプラ
    ントを構成する機器の機能的・構造的関係や物理的関係
    を記述した知識ベースを決める各時点において判定すべ
    き操作候補を上記知識データベースの階層化,分割化を
    基に絞り込む操作候補絞込み手段とを備えたことを特徴
    とするプラントの異常診断装置。
  16. 【請求項16】 物理的プロセスや化学的プロセスを利
    用してエネルギーや物質を生成するプラントからの観測
    信号の異常を検知し、上記異常の原因を同定し、その同
    定した結果を提供するプラントの異常診断装置におい
    て、上記プラントの構成装置の特性・機能や物理量間に
    成立する特性を記述した知識を格納した知識ベースと、
    上記プラントから検知された異常およびその他の観測信
    号とから異常原因候補を推定し、その推定した異常原因
    候補から予想されるプロセス量の状態,機器の動作の変
    動と上記プラントから検知された観測信号とが一致する
    異常原因候補を異常の第1原因と判定する異常原因判定
    手段と、上記推定した異常原因候補から予想されるプロ
    セス量の状態,機器の動作の変動と一致する上記プラン
    トから検知された観測信号が得られないときには、上記
    推定した異常原因候補から予想されるプロセス量の状
    態,機器の動作の変動をもたらすような他のプロセス量
    の状態,機器の動作の変動などを探索することにより異
    常原因探索範囲を拡大し異常原因候補を判定する異常原
    因探索手段と、その異常原因探索手段により判定した異
    常原因候補を基に異常原因の同定を行なう異常原因同定
    手段とを備えたことを特徴とするプラントの異常診断装
    置。
JP4360770A 1992-12-29 1992-12-29 プラントの異常診断装置 Pending JPH06201415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4360770A JPH06201415A (ja) 1992-12-29 1992-12-29 プラントの異常診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4360770A JPH06201415A (ja) 1992-12-29 1992-12-29 プラントの異常診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06201415A true JPH06201415A (ja) 1994-07-19

Family

ID=18470847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4360770A Pending JPH06201415A (ja) 1992-12-29 1992-12-29 プラントの異常診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06201415A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041492A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Ihi Corp 異常診断装置
JP2015005083A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 三菱電機株式会社 プラント運転支援システム
CN116340729A (zh) * 2023-04-20 2023-06-27 广发银行股份有限公司 异常行为识别方法、装置、系统及非易失性存储介质
US20240069532A1 (en) * 2022-08-30 2024-02-29 Accenture Global Solutions Limited System contextualization of manufacturing plants
KR102695494B1 (ko) * 2023-09-26 2024-08-14 (주)코어스 보안을 강화한 스마트팩토리 설비 예방보전 시스템 및 방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041492A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Ihi Corp 異常診断装置
JP2015005083A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 三菱電機株式会社 プラント運転支援システム
US20240069532A1 (en) * 2022-08-30 2024-02-29 Accenture Global Solutions Limited System contextualization of manufacturing plants
US12353197B2 (en) * 2022-08-30 2025-07-08 Accenture Global Solutions Limited System contextualization of manufacturing plants
CN116340729A (zh) * 2023-04-20 2023-06-27 广发银行股份有限公司 异常行为识别方法、装置、系统及非易失性存储介质
KR102695494B1 (ko) * 2023-09-26 2024-08-14 (주)코어스 보안을 강화한 스마트팩토리 설비 예방보전 시스템 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Janusz et al. Automatic generation of qualitative descriptions of process trends for fault detection and diagnosis
AU768225B2 (en) A process for the monitoring and diagnostics of data from a remote asset
USRE33162E (en) Method and apparatus for guidance of an operation of operating power plants
KR101491196B1 (ko) 결함 패턴 매칭을 위한 퍼지 분류 접근
US5237518A (en) Optimization method for adaptive sensor reading scheduling and delayed alarm evaluation in real-time diagnostic systems
JPH1074188A (ja) データ学習装置およびプラント制御装置
JPH03263227A (ja) 知識データベース処理システムおよびエキスパートシステム
JPH09288512A (ja) プラント状態可視化システム
JPH06201415A (ja) プラントの異常診断装置
US7246265B2 (en) Method and system for automatically verifying fault hypotheses predetermined by a user
Lo et al. Model-based fault diagnosis in continuous dynamic systems
JP2890815B2 (ja) プラントの異常診断装置
JP2000214924A (ja) プラント異常監視装置および異常発生箇所同定方法
CN116975867A (zh) 基于代码数据融合的攻击检测与溯源方法及系统
CN115238911A (zh) 用于提供工业设施中的设备元素清单的方法
JPS62192694A (ja) プラント診断装置
Rengaswamy et al. An integrated framework for process monitoring, diagnosis, and control using knowledge-based systems and neural networks
Leitch et al. A preliminary specification methodology for model-based diagnosis
CN118646567B (zh) 基于共生演化策略的cps自适应网络攻击防御方法及装置
JP2786218B2 (ja) 知識情報生成システム
JPH0524521B2 (ja)
JPH09190219A (ja) プラント異常診断装置
US7006877B2 (en) Method for automatically recording an intervention in a production facility
JPH08189846A (ja) プラント診断システム
Reibling et al. Diagnostic reasoning technology for the on-board maintenance system