JPH06201634A - 水分測定方法及び水分測定装置 - Google Patents
水分測定方法及び水分測定装置Info
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- JPH06201634A JPH06201634A JP35904892A JP35904892A JPH06201634A JP H06201634 A JPH06201634 A JP H06201634A JP 35904892 A JP35904892 A JP 35904892A JP 35904892 A JP35904892 A JP 35904892A JP H06201634 A JPH06201634 A JP H06201634A
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 還元性物質が混入している物質や、電気伝導
度の高い極性溶媒の場合であっても正確かつ連続的に水
分率(含水率)を測定できる方法及び装置を提供する。 【構成】 2枚の平行板電極10A,10Bの間に被測
定物質14を充填し、電極間の静電容量Cxを充放電に
よる過渡現象を利用して検出し、予め含水率のわかって
いる物質における静電容量と含水率との関係を用いて、
被測定物質の含水率を測定する。
度の高い極性溶媒の場合であっても正確かつ連続的に水
分率(含水率)を測定できる方法及び装置を提供する。 【構成】 2枚の平行板電極10A,10Bの間に被測
定物質14を充填し、電極間の静電容量Cxを充放電に
よる過渡現象を利用して検出し、予め含水率のわかって
いる物質における静電容量と含水率との関係を用いて、
被測定物質の含水率を測定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物質が含有する水分を水
分率として検出するための水分測定方法及び水分測定装
置に関する。
分率として検出するための水分測定方法及び水分測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物質の含有水分量を測定する一般
的な方法としてはカールフィッシャー法がある。しかし
ながら、カールフィッシャー法では被測定物質に還元性
物質が混入している場合には水分の測定が不可能で、か
つ連続測定は困難である。ところで連続測定を可能とす
る方法として、特開昭60−259943号公報に示さ
れる方法がある。この方法は水分がセンサ部へ吸着する
ことによるセンサ部のインピーダンスの変化を利用して
いる。
的な方法としてはカールフィッシャー法がある。しかし
ながら、カールフィッシャー法では被測定物質に還元性
物質が混入している場合には水分の測定が不可能で、か
つ連続測定は困難である。ところで連続測定を可能とす
る方法として、特開昭60−259943号公報に示さ
れる方法がある。この方法は水分がセンサ部へ吸着する
ことによるセンサ部のインピーダンスの変化を利用して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭60−25
9943号公報に開示された方法はヘンリーの法則が適
用できるような比較的水が溶解しにくい溶媒に対して適
用可能であるが、エタノールなどの電気伝導度の高い極
性溶媒に対しては適用できない。これはセンサ部のイン
ピーダンス変化が水の吸着作用より、溶媒の吸着による
影響に作用され易いことによる。従って、上記方法では
極性溶媒にあっては水分濃度の変化に対して反応が鈍く
なってしまう。
9943号公報に開示された方法はヘンリーの法則が適
用できるような比較的水が溶解しにくい溶媒に対して適
用可能であるが、エタノールなどの電気伝導度の高い極
性溶媒に対しては適用できない。これはセンサ部のイン
ピーダンス変化が水の吸着作用より、溶媒の吸着による
影響に作用され易いことによる。従って、上記方法では
極性溶媒にあっては水分濃度の変化に対して反応が鈍く
なってしまう。
【0004】従って本発明は上記従来の課題を解決し、
還元性物質が混入しているような被測定物質や電気伝導
度の高い極性溶媒の従来方法では測定が難しいような試
料でも再現性よく、かつ連続的に水分を計測することが
可能な水分測定方法及び水分測定装置を提供することを
目的とする。
還元性物質が混入しているような被測定物質や電気伝導
度の高い極性溶媒の従来方法では測定が難しいような試
料でも再現性よく、かつ連続的に水分を計測することが
可能な水分測定方法及び水分測定装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では過渡現象を利用して被測定物質の静電容
量を検出することによりその水分率(含水率ともいう)
を測定するようにしている。すなわち本発明によれば2
枚の平行板電極の間に被測定物質を充填し、前記2枚の
平行板電極間の静電容量を充放電による過渡現象を利用
して検出し、予め含水率のわかっている物質における静
電容量と含水率との関係を用いて、前記被測定物質の含
水率を測定する水分測定方法が提供される。
め、本発明では過渡現象を利用して被測定物質の静電容
量を検出することによりその水分率(含水率ともいう)
を測定するようにしている。すなわち本発明によれば2
枚の平行板電極の間に被測定物質を充填し、前記2枚の
平行板電極間の静電容量を充放電による過渡現象を利用
して検出し、予め含水率のわかっている物質における静
電容量と含水率との関係を用いて、前記被測定物質の含
水率を測定する水分測定方法が提供される。
【0006】又、本発明によれば上記方法を実現する装
置として、被測定物質が間に充填されたときコンデンサ
を形成するよう配された2枚の平行板電極と、前記コン
デンサに直列に接続された既知の抵抗器と、前記コンデ
ンサと前記抵抗器に直列に接続されたスイッチと、前記
コンデンサと前記抵抗器と前記スイッチの直列回路に電
圧を与える直流電源と、前記抵抗器の両端間の電圧を測
定する手段と、前記コンデンサの両端間の電圧を測定す
る手段とを有する水分測定装置が提供される。
置として、被測定物質が間に充填されたときコンデンサ
を形成するよう配された2枚の平行板電極と、前記コン
デンサに直列に接続された既知の抵抗器と、前記コンデ
ンサと前記抵抗器に直列に接続されたスイッチと、前記
コンデンサと前記抵抗器と前記スイッチの直列回路に電
圧を与える直流電源と、前記抵抗器の両端間の電圧を測
定する手段と、前記コンデンサの両端間の電圧を測定す
る手段とを有する水分測定装置が提供される。
【0007】
【作用】本発明は上記構成なので、2枚の平行板電極
と、その間に充填される被測定物質とにより形成される
コンデンサの静電容量を検出することにより、当該物質
の比誘電率を検出し、容易に水分率を連続的に測定する
ことが可能となる。
と、その間に充填される被測定物質とにより形成される
コンデンサの静電容量を検出することにより、当該物質
の比誘電率を検出し、容易に水分率を連続的に測定する
ことが可能となる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。図1は、本発明による物質中の水
分量を水分率として測定するための測定装置のセンサ部
を示す斜視図である。本発明で測定できる物質として
は、比誘電率が水と異なるものであれば特に限定されな
い。液体の場合、還元性物質などの電解質を含んだもの
や、またエタノールなどのように電気伝導度の比較的高
い極性溶媒にも適用できる。固体の場合は、空隙を有し
ないものであれば適用可能で、測定するときは電極間へ
測定試料を充填するための操作が必要となる。センサ部
10は一対の銅の平行板10A,10Bにより形成さ
れ、電極間距離は3mm、電極の大きさは7×20mm
の平行平板コンデンサを形成する。センサ部10は絶縁
支持部材16に取り付けられ、容器12内に位置する。
従って容器12内に被測定物質14を入れると、2つの
対向する平行板電極10A、10Bの間が被測定物質1
4にて充填される。18は電極10A、10Bへ結線す
るための2本のリード線の入ったケーブルである。平行
平板コンデンサの場合、その静電容量は次式で示され
る。
がら詳細に説明する。図1は、本発明による物質中の水
分量を水分率として測定するための測定装置のセンサ部
を示す斜視図である。本発明で測定できる物質として
は、比誘電率が水と異なるものであれば特に限定されな
い。液体の場合、還元性物質などの電解質を含んだもの
や、またエタノールなどのように電気伝導度の比較的高
い極性溶媒にも適用できる。固体の場合は、空隙を有し
ないものであれば適用可能で、測定するときは電極間へ
測定試料を充填するための操作が必要となる。センサ部
10は一対の銅の平行板10A,10Bにより形成さ
れ、電極間距離は3mm、電極の大きさは7×20mm
の平行平板コンデンサを形成する。センサ部10は絶縁
支持部材16に取り付けられ、容器12内に位置する。
従って容器12内に被測定物質14を入れると、2つの
対向する平行板電極10A、10Bの間が被測定物質1
4にて充填される。18は電極10A、10Bへ結線す
るための2本のリード線の入ったケーブルである。平行
平板コンデンサの場合、その静電容量は次式で示され
る。
【0009】
【式1】C=εS/d C:静電容量 ε:誘電率 d:電極間距離 S:電極面積
【0010】誘電率の変化に対する静電容量の変化を大
きくするためには、電極間距離dを狭くし、かつ電極面
積Sを大きくすればよく、水との誘電率差が小さい物質
でも測定可能となる。しかし、測定試料が電解質を含ん
でいる場合や、極性溶媒のように電気伝導度が比較的高
い場合には電極間の抵抗が下がるので、次に述べる静電
容量変化の検出方法においてサンプリング時間を短くす
る必要がある。
きくするためには、電極間距離dを狭くし、かつ電極面
積Sを大きくすればよく、水との誘電率差が小さい物質
でも測定可能となる。しかし、測定試料が電解質を含ん
でいる場合や、極性溶媒のように電気伝導度が比較的高
い場合には電極間の抵抗が下がるので、次に述べる静電
容量変化の検出方法においてサンプリング時間を短くす
る必要がある。
【0011】図2は図1に示したセンサ部10を用いて
被測定物質の含水率を測定する水分測定装置の回路を示
す回路図である。図2において点線で囲まれた抵抗Rx
とコンデンサCxの並列回路は被測定物質14が間に充
填された状態のセンサ部10の等価回路である。すなわ
ち、センサ部10が図1に示すものである場合にあって
は、容器12内に被測定物質14が入れられ、センサ1
0の電極10A、10Bの間の空間が被測定物質14に
よって充填されているものとする。R1は抵抗Rxとコン
デンサCxの並列回路に直列に接続された抵抗器であ
り、SWは上記並列回路及び抵抗器R1に直列に接続さ
れた開閉型スイッチである。上記並列回路とこれに直列
に接続された抵抗器R1とスイッチSWの直列回路には
直流電源Eが接続されている。
被測定物質の含水率を測定する水分測定装置の回路を示
す回路図である。図2において点線で囲まれた抵抗Rx
とコンデンサCxの並列回路は被測定物質14が間に充
填された状態のセンサ部10の等価回路である。すなわ
ち、センサ部10が図1に示すものである場合にあって
は、容器12内に被測定物質14が入れられ、センサ1
0の電極10A、10Bの間の空間が被測定物質14に
よって充填されているものとする。R1は抵抗Rxとコン
デンサCxの並列回路に直列に接続された抵抗器であ
り、SWは上記並列回路及び抵抗器R1に直列に接続さ
れた開閉型スイッチである。上記並列回路とこれに直列
に接続された抵抗器R1とスイッチSWの直列回路には
直流電源Eが接続されている。
【0012】本実施例においては直流電源Eの起電力は
4.0Vであり、抵抗器R1は500kΩである。抵抗
器R1には電圧計VM1が並列接続されており、抵抗器R
1の両端子間電圧を測定できるようになっている。同様
にセンサ部10すなわち、抵抗RxとコンデンサCxの並
列回路には他の電圧計VM2が並列接続されており、抵
抗Rxの両端子間電圧を測定できるようになっている。
4.0Vであり、抵抗器R1は500kΩである。抵抗
器R1には電圧計VM1が並列接続されており、抵抗器R
1の両端子間電圧を測定できるようになっている。同様
にセンサ部10すなわち、抵抗RxとコンデンサCxの並
列回路には他の電圧計VM2が並列接続されており、抵
抗Rxの両端子間電圧を測定できるようになっている。
【0013】次に測定の手順について説明する。 (1)測定前:スイッチSWはオフ (2)電極間抵抗Rxを測定する:スイッチSWをオン
とし、2つの電圧計VM1VM2の電圧値V1、V2を読
み、次式から求める。 Rx=(V2/V1)×R1 但し dV2/dt=0 (3)センサ部10の静電容量Cxの測定:スイッチS
Wをオン状態からオフとし、所定時間△t経過時点での
電圧計VM2の電圧値V2tと前記電圧値V20(スイッチ
SWをオフとする直前の値)とから次式で求める。 Cx=△t/Rx/ln(V20/V2t)
とし、2つの電圧計VM1VM2の電圧値V1、V2を読
み、次式から求める。 Rx=(V2/V1)×R1 但し dV2/dt=0 (3)センサ部10の静電容量Cxの測定:スイッチS
Wをオン状態からオフとし、所定時間△t経過時点での
電圧計VM2の電圧値V2tと前記電圧値V20(スイッチ
SWをオフとする直前の値)とから次式で求める。 Cx=△t/Rx/ln(V20/V2t)
【0014】この静電容量Cxの測定について更に説明
すると、スイッチSWをオフにした後は図3の波形図に
示すように電圧計VM2の電圧値V2が指数関数で減少す
る。上記所定時間△tは、放電を開始してからセンサ部
10の電極間電圧V2を読むまでの時間であり、これを
サンプリングタイムという。このサンプリングタイム△
tが大きすぎると、図3からわかるように電圧値V2が
十分に減衰してしまい0Vに近くなってしまい電圧値V
2の変化を検出しにくくなってしまう。上記実施例では
△tは0.18秒とした。すなわち、波形の変化がなだ
らかなところでは、連続的に測定する場合に、わずかな
静電容量の変化による電圧の変化を検出しにくいので、
図3の波形図において放電開始後、電圧が適当なカーブ
を描くところにサンプリングタイム△tを設定する必要
がある。従って、被測定物質に対する測定開始前に測定
時と同様の条件で充放電を行ってみて、適当と思われる
サンプリングタイム△tを予め設定しておく必要があ
る。
すると、スイッチSWをオフにした後は図3の波形図に
示すように電圧計VM2の電圧値V2が指数関数で減少す
る。上記所定時間△tは、放電を開始してからセンサ部
10の電極間電圧V2を読むまでの時間であり、これを
サンプリングタイムという。このサンプリングタイム△
tが大きすぎると、図3からわかるように電圧値V2が
十分に減衰してしまい0Vに近くなってしまい電圧値V
2の変化を検出しにくくなってしまう。上記実施例では
△tは0.18秒とした。すなわち、波形の変化がなだ
らかなところでは、連続的に測定する場合に、わずかな
静電容量の変化による電圧の変化を検出しにくいので、
図3の波形図において放電開始後、電圧が適当なカーブ
を描くところにサンプリングタイム△tを設定する必要
がある。従って、被測定物質に対する測定開始前に測定
時と同様の条件で充放電を行ってみて、適当と思われる
サンプリングタイム△tを予め設定しておく必要があ
る。
【0015】以上の方法によって静電容量Cxを知るこ
とができるが、次に静電容量から当該被測定物質14の
水分率を知る方法について説明する。静電容量と水分率
は1次関数の関係にあり、カールフィッシャー法等の滴
定法によって測定することにより、予め水分率と静電容
量の関係を知るためのキャリブレーションを行ってお
く。こうして得られた関係を用いることにより、静電容
量を知ることにより、水分率を知ることができるのであ
る。
とができるが、次に静電容量から当該被測定物質14の
水分率を知る方法について説明する。静電容量と水分率
は1次関数の関係にあり、カールフィッシャー法等の滴
定法によって測定することにより、予め水分率と静電容
量の関係を知るためのキャリブレーションを行ってお
く。こうして得られた関係を用いることにより、静電容
量を知ることにより、水分率を知ることができるのであ
る。
【0016】以下に本発明による測定例について説明す
る。 (測定例1)ターシャリーブチルアルコール(46.2
g)にアスコルビン酸(0.23g)を溶解させた試料
に、マイクロシリンジで純水を添加させ含水率が異なっ
た状態で測定した結果を図4に示す。図4からわかるよ
うに、サンプリング時間△tを長くすると含水率変化に
伴う静電容量の変化を検知できなくなる。また、含水率
が高くなるにつれ静電容量も大きくなることがわかる。
る。 (測定例1)ターシャリーブチルアルコール(46.2
g)にアスコルビン酸(0.23g)を溶解させた試料
に、マイクロシリンジで純水を添加させ含水率が異なっ
た状態で測定した結果を図4に示す。図4からわかるよ
うに、サンプリング時間△tを長くすると含水率変化に
伴う静電容量の変化を検知できなくなる。また、含水率
が高くなるにつれ静電容量も大きくなることがわかる。
【0017】(測定例2)測定例1において、ターシャ
リーブチルアルコールのかわりに極性溶媒の一つであ
る、エタノール(40.4g)に同じくアスコルビン酸
(0.10g)を溶解させた試料での測定結果を図5に
示す。図5より電解質を含んだ極性溶媒でも測定値の直
線性は高く、再現性かつ精度よく測定が可能であること
がわかる。
リーブチルアルコールのかわりに極性溶媒の一つであ
る、エタノール(40.4g)に同じくアスコルビン酸
(0.10g)を溶解させた試料での測定結果を図5に
示す。図5より電解質を含んだ極性溶媒でも測定値の直
線性は高く、再現性かつ精度よく測定が可能であること
がわかる。
【0018】(測定例3)測定例2において、エタノー
ルのかわりに電気伝導度がそれと比較して約10倍大き
い酢酸水溶液を試料としたときの、測定結果を図6に示
す。但し、電解質は混入していない。この図から電気伝
導度が高くても、測定は測定例2と同じく可能であるこ
とがわかる。
ルのかわりに電気伝導度がそれと比較して約10倍大き
い酢酸水溶液を試料としたときの、測定結果を図6に示
す。但し、電解質は混入していない。この図から電気伝
導度が高くても、測定は測定例2と同じく可能であるこ
とがわかる。
【0019】(測定例4)モレキュラーシーブを用いた
エタノールより水分を除去する過程で試料をサンプリン
グし、カールフィッシャー法で測定した含水率の結果と
本発明の方法で測定した静電容量の測定値を図7に示
す。図7よりカールフィッシャー法の測定値とよく対応
していることがわかる。
エタノールより水分を除去する過程で試料をサンプリン
グし、カールフィッシャー法で測定した含水率の結果と
本発明の方法で測定した静電容量の測定値を図7に示
す。図7よりカールフィッシャー法の測定値とよく対応
していることがわかる。
【0020】本発明は図2に示した回路によってセンサ
部10のコンデンサに対する充放電を行うことにより過
渡現象を利用してコンデンサの静電容量を検出し、よっ
て水分率を測定するものであるが、この測定の各ステッ
プを自動化すれば連続的な測定が容易に実現できる。
部10のコンデンサに対する充放電を行うことにより過
渡現象を利用してコンデンサの静電容量を検出し、よっ
て水分率を測定するものであるが、この測定の各ステッ
プを自動化すれば連続的な測定が容易に実現できる。
【0021】図8はかかる自動測定を実現するための本
発明の他の実施例を示すブロック図である。図8におい
てパーソナルコンピュータ20はCPU(中央演算処理
装置)の他、RAM、ROM等の必要なメモリ、インタ
ーフェースを有している。パーソナルコンピュータ20
はD/Aコンバータ22を介してリレー回路24に接続
され、リレー回路24はセンサ回路26に接続されてい
る。センサ回路26には図1に示したセンサ部10が接
続されると共に、センサ回路26の出力はローパスフィ
ルタ(LPF)28を介してA/Dコンバータ30に接
続されている。このA/Dコンバータ30はパーソナル
コンピュータ20に接続されている。
発明の他の実施例を示すブロック図である。図8におい
てパーソナルコンピュータ20はCPU(中央演算処理
装置)の他、RAM、ROM等の必要なメモリ、インタ
ーフェースを有している。パーソナルコンピュータ20
はD/Aコンバータ22を介してリレー回路24に接続
され、リレー回路24はセンサ回路26に接続されてい
る。センサ回路26には図1に示したセンサ部10が接
続されると共に、センサ回路26の出力はローパスフィ
ルタ(LPF)28を介してA/Dコンバータ30に接
続されている。このA/Dコンバータ30はパーソナル
コンピュータ20に接続されている。
【0022】図9は図8に示したセンサ回路26の具体
的構成を示す回路図である。
的構成を示す回路図である。
【0023】図9中、図2と実質的に同一のものには同
一符号を付してある。抵抗R1とセンサ部10の接続点
はオペアンプ32の+入力端子に接続され、その−入力
端子は抵抗R2と増幅度調整用可変抵抗R3の接続点に接
続されている。抵抗R2の他端は接地されており、可変
抵抗R3の他端はオペアンプ32の出力端子に接続され
ている。抵抗R4とコンデンサC1の直列回路は図8に示
すローパスフィルタ(LPF)28を構成し、オペアン
プ32の出力端子とセンサ部10の他端の間に接続され
ている。コンデンサC1の両端間電圧はA/Dコンバー
タ30へ供給されてデジタルデータに変換され、パーソ
ナルコンピュータ20に入力される。なお、スイッチS
Wは図8のリレー回路24にてオン/オフ動作をするも
のである。
一符号を付してある。抵抗R1とセンサ部10の接続点
はオペアンプ32の+入力端子に接続され、その−入力
端子は抵抗R2と増幅度調整用可変抵抗R3の接続点に接
続されている。抵抗R2の他端は接地されており、可変
抵抗R3の他端はオペアンプ32の出力端子に接続され
ている。抵抗R4とコンデンサC1の直列回路は図8に示
すローパスフィルタ(LPF)28を構成し、オペアン
プ32の出力端子とセンサ部10の他端の間に接続され
ている。コンデンサC1の両端間電圧はA/Dコンバー
タ30へ供給されてデジタルデータに変換され、パーソ
ナルコンピュータ20に入力される。なお、スイッチS
Wは図8のリレー回路24にてオン/オフ動作をするも
のである。
【0024】図10はパーソナルコンピュータ20にお
ける測定のための動作を示すフローチャートである。ス
テップS4にてスイッチSWがオフとされた後、測定開
始のコマンドが与えられると、ステップS5がYESと
なり、ステップS6にてスイッチSWがオンとなる。ス
イッチSWのオンオフはリレー回路24により行うが、
D/Aコンバータ22へ必要な信号を送ることによりリ
レー回路24の制御が行われる。なおリレー回路24の
代りに半導体スイッチング素子を用いることもできる。
ステップ7にてV2をサンプリングし(V20を求め
る)、ステップS8にてdv2/dt<ε(ε=1
0-5)を判断することにより、定常状態となったことを
確認し、YESならステップS9にてRxを計算し、そ
の後ステップS10にてスイッチSWをオフとする。こ
のオフの時点よりタイマーにより時間を計測し、Δtだ
け経過したらステップS11にてV2を再びサンプリン
グする(V2tを求める)。この値を用いてステップS1
2にてCxを計算する。このCxの計算において前述のV
1はV1=E−V2として計算により得る。
ける測定のための動作を示すフローチャートである。ス
テップS4にてスイッチSWがオフとされた後、測定開
始のコマンドが与えられると、ステップS5がYESと
なり、ステップS6にてスイッチSWがオンとなる。ス
イッチSWのオンオフはリレー回路24により行うが、
D/Aコンバータ22へ必要な信号を送ることによりリ
レー回路24の制御が行われる。なおリレー回路24の
代りに半導体スイッチング素子を用いることもできる。
ステップ7にてV2をサンプリングし(V20を求め
る)、ステップS8にてdv2/dt<ε(ε=1
0-5)を判断することにより、定常状態となったことを
確認し、YESならステップS9にてRxを計算し、そ
の後ステップS10にてスイッチSWをオフとする。こ
のオフの時点よりタイマーにより時間を計測し、Δtだ
け経過したらステップS11にてV2を再びサンプリン
グする(V2tを求める)。この値を用いてステップS1
2にてCxを計算する。このCxの計算において前述のV
1はV1=E−V2として計算により得る。
【0025】なおΔtは、前述のようにして定めた所望
の値を予めステップS2にて設定しておくものとする。
ステップS3及びステップS14のデータファイルは測
定結果を記録するためのもので、測定日時や、測定対象
物、測定者名簿を予め記録しておき、実測データをも記
録し保存するためのものである。測定結果はステップS
13にてディスプレイやプリンタによって表示すること
ができる。
の値を予めステップS2にて設定しておくものとする。
ステップS3及びステップS14のデータファイルは測
定結果を記録するためのもので、測定日時や、測定対象
物、測定者名簿を予め記録しておき、実測データをも記
録し保存するためのものである。測定結果はステップS
13にてディスプレイやプリンタによって表示すること
ができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の水分測定法
及び水分測定装置では2枚の平行板電極の間に被測定物
質を充填し、この2枚の平行板電極と被測定物質とによ
って構成されるコンデンサに対して充放電を行うことに
より、過渡現象を生ぜしめ、よって静電容量を検出する
ことにより含水率を測定するので、カールフィッシャー
法等の滴定法では計測困難な高伝導度の試料を含む広範
な被測定物質についてその水分を正確に測定することが
できる。又、滴定法ではなく静電容量を検出する方式な
ので、水分率が刻々と変化するような場合であっても、
連続的に計測することが可能である。
及び水分測定装置では2枚の平行板電極の間に被測定物
質を充填し、この2枚の平行板電極と被測定物質とによ
って構成されるコンデンサに対して充放電を行うことに
より、過渡現象を生ぜしめ、よって静電容量を検出する
ことにより含水率を測定するので、カールフィッシャー
法等の滴定法では計測困難な高伝導度の試料を含む広範
な被測定物質についてその水分を正確に測定することが
できる。又、滴定法ではなく静電容量を検出する方式な
ので、水分率が刻々と変化するような場合であっても、
連続的に計測することが可能である。
【図1】本発明の水分測定法及び水分測定装置に用いら
れる平行板電極及び被測定物質の容器の例を示す斜視図
である。
れる平行板電極及び被測定物質の容器の例を示す斜視図
である。
【図2】本発明の水分測定装置の1実施例を示す回路図
である。
である。
【図3】センサ部の放電時の電極間電圧の変化を示す波
形図である。
形図である。
【図4】還元性物質が混入した有機溶媒の含水率の変化
に対する静電容量の変化を本発明の方法によって測定し
た例を示すグラフである。
に対する静電容量の変化を本発明の方法によって測定し
た例を示すグラフである。
【図5】還元性物質が混入した極性有機媒溶の含水率の
変化に対する静電容量の変化を本発明の方法によって測
定した例を示すグラフである。
変化に対する静電容量の変化を本発明の方法によって測
定した例を示すグラフである。
【図6】極性有機媒溶の含水率の変化に対する静電容量
の変化を本発明の方法によって測定した例を示すグラフ
である。
の変化を本発明の方法によって測定した例を示すグラフ
である。
【図7】カールフィッシャー法による含水率の測定結果
と本発明による静電容量の測定結果の対応を示すグラフ
である。
と本発明による静電容量の測定結果の対応を示すグラフ
である。
【図8】本発明の水分測定装置の他の実施例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図9】図8に示したセンサ回路の具体的構成を示す回
路図である。
路図である。
【図10】図8に示したパーソナルコンピュータの動作
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
10 センサ部 10A,10B 電極 12 容器 14 被測定物質(試料) 20 パーソナルコンピュータ 22 D/Aコンバータ 24 リレー回路 26 センサ回路 28 ローパスフィルタ(LPF) 30 A/Dコンバータ C1 コンデンサ Cx センサ部の静電容量 E 直流電源 R1,R2,R3,R4 抵抗器及びその抵抗値 Rx センサ部の等価直流抵抗 SW スイッチ VM1,VM2 電圧計
Claims (4)
- 【請求項1】 2枚の平行板電極の間に被測定物質を充
填し、前記2枚の平行板電極間の静電容量を充放電によ
る過渡現象を利用して検出し、予め含水率のわかってい
る物質における静電容量と含水率との関係を用いて、前
記被測定物質の含水率を測定する水分測定方法。 - 【請求項2】 前記平行板電極と、その間に充填された
前記被測定物質からなるコンデンサに直列に抵抗を接続
し、この直列回路にスイッチを介して直流電圧を加えて
定常状態とした後、前記スイッチをオフとして過渡現象
を生ぜしめ、前記スイッチをオフとした後、所定時間経
過した時点における前記コンデンサ両端の電圧を読むこ
とにより前記静電容量を検出する請求項1記載の水分測
定方法。 - 【請求項3】 前記抵抗の抵抗値をR1とし、前記コン
デンサの両端間の直流抵抗値をRxとし、前記所定時間
を△tとし、前記定常状態における前記コンデンサ両端
間の電圧をV20とし、前記所定時間△tを経過した時点
での前記コンデンサ両端間の電圧をV2tとするとき、前
記静電容量Cxを、Cx=△t/Rx/ln(V20/V2t)
から求める請求項2記載の水分測定方法。 - 【請求項4】 被測定物質が間に充填されたときコンデ
ンサを形成するよう配された2枚の平行板電極と、前記
コンデンサに直列に接続された既知の抵抗器と、前記コ
ンデンサと前記抵抗器に直列に接続されたスイッチと、
前記コンデンサと前記抵抗器と前記スイッチの直列回路
に電圧を与える直流電源と、前記抵抗器の両端間の電圧
を測定する手段と、前記コンデンサの両端間の電圧を測
定する手段とを有する水分測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35904892A JPH06201634A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 水分測定方法及び水分測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35904892A JPH06201634A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 水分測定方法及び水分測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06201634A true JPH06201634A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=18462473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35904892A Withdrawn JPH06201634A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 水分測定方法及び水分測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06201634A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11142361A (ja) * | 1997-11-11 | 1999-05-28 | Ohbayashi Corp | 含水率の計測方法 |
| KR100797413B1 (ko) * | 2006-06-28 | 2008-01-24 | 이세현 | 전극 간 고압직류전원의 인가를 통한 수분밀집도 측정 장치및 방법 |
| JP2008111816A (ja) * | 2006-04-05 | 2008-05-15 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 液体の誘電率測定用マイクロセル及び誘電率測定方法 |
| WO2009084675A1 (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-09 | Horiba, Ltd. | 極性有機溶媒の水分又は有機酸の含有量の測定方法及びその装置 |
| JP2011174919A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-09-08 | Seiko Epson Corp | 熱センサー用検出回路、熱センサーデバイス及び電子機器 |
| JPWO2013108527A1 (ja) * | 2012-01-18 | 2015-05-11 | トーカロ株式会社 | 絶縁物状態判定アセンブリおよび方法 |
| JP2022509851A (ja) * | 2018-11-28 | 2022-01-24 | ティルコブレデ ベルギウム ビーブイビーエー | 物品の水分または湿潤度を検出または感知するためのセンサ、システム、および方法 |
| CN114385634A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-04-22 | 牧原食品股份有限公司 | 用于分析禽畜养殖场产粪量的方法、设备及可读存储介质 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35904892A patent/JPH06201634A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11142361A (ja) * | 1997-11-11 | 1999-05-28 | Ohbayashi Corp | 含水率の計測方法 |
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| US8436622B2 (en) | 2007-12-27 | 2013-05-07 | Horiba, Ltd. | Method for measurement of content of water or organic acid in polar organic solvent, and apparatus for the method |
| JP2011174919A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-09-08 | Seiko Epson Corp | 熱センサー用検出回路、熱センサーデバイス及び電子機器 |
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| JP2023027119A (ja) * | 2018-11-28 | 2023-03-01 | ティルコブレデ ベルギウム ビーブイビーエー | 物品の水分または湿潤度を検出または感知するためのセンサ、システム、および方法 |
| CN114385634A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-04-22 | 牧原食品股份有限公司 | 用于分析禽畜养殖场产粪量的方法、设备及可读存储介质 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |