JPH06201731A - 磁気平衡型電流測定装置 - Google Patents
磁気平衡型電流測定装置Info
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- JPH06201731A JPH06201731A JP4359612A JP35961292A JPH06201731A JP H06201731 A JPH06201731 A JP H06201731A JP 4359612 A JP4359612 A JP 4359612A JP 35961292 A JP35961292 A JP 35961292A JP H06201731 A JPH06201731 A JP H06201731A
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- Japan
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- current
- magnetic
- magnetic core
- circuit
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 特別な交流減衰発振回路を設けることなく磁
気コアの消磁を行う。 【構成】 磁気コア1が過大電流i1mにより帯磁される
と、比較回路33は検出信号を発生し、論理積回路37
から切換信号が発生し、バイアス巻線45に流れる電流
の方向がH形ブリッジ回路で切換えられることにより、
磁気コア1を消磁する逆磁力HA(Oe)が該コア1に
加わり、消磁が完了する。
気コアの消磁を行う。 【構成】 磁気コア1が過大電流i1mにより帯磁される
と、比較回路33は検出信号を発生し、論理積回路37
から切換信号が発生し、バイアス巻線45に流れる電流
の方向がH形ブリッジ回路で切換えられることにより、
磁気コア1を消磁する逆磁力HA(Oe)が該コア1に
加わり、消磁が完了する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気平衡型電流測定装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気平衡型電流測定装置で微少電流を測
定する際にはその電流測定装置が有する磁気コアの履歴
特性により非直線性や帯磁の影響を受け測定誤差を生じ
るから磁気平衡回路を用いて磁気コアも含めたフィード
バックを施すことにより、磁気コアの磁束が常に零とな
るように構成されている所謂磁気平衡型の電流測定装置
が従来から知られている。
定する際にはその電流測定装置が有する磁気コアの履歴
特性により非直線性や帯磁の影響を受け測定誤差を生じ
るから磁気平衡回路を用いて磁気コアも含めたフィード
バックを施すことにより、磁気コアの磁束が常に零とな
るように構成されている所謂磁気平衡型の電流測定装置
が従来から知られている。
【0003】磁気平衡型電流測定装置の概略は図7に示
すように閉磁路を形成する磁気コア1と、該コアに挿入
したホール素子2と、増幅器よりなる磁気平衡回路3
と、フィードバック巻線4とによって負のフィードバッ
クループを形成したもので、今1ターンの被測定電線5
に流れる電線をi1,フィードバック巻線4のターン数
をnとすると、フィードバック巻線4を流れる電線i2
はフィードバック量が充分大きい場合には、下式(1)
となり磁気コア1の非直線性や帯磁の影響を受けないこ
とも周知事実である。 i2=i1/n …… (1)
すように閉磁路を形成する磁気コア1と、該コアに挿入
したホール素子2と、増幅器よりなる磁気平衡回路3
と、フィードバック巻線4とによって負のフィードバッ
クループを形成したもので、今1ターンの被測定電線5
に流れる電線をi1,フィードバック巻線4のターン数
をnとすると、フィードバック巻線4を流れる電線i2
はフィードバック量が充分大きい場合には、下式(1)
となり磁気コア1の非直線性や帯磁の影響を受けないこ
とも周知事実である。 i2=i1/n …… (1)
【0004】磁気平衡型電流測定装置は、基本的にコア
磁束はゼロで磁気平衡状態であるので、コア1は着磁し
ない。しかし、磁気平衡範囲を越えるような過大測定電
流や、磁気平衡回路3が応対動作できないような急激な
測定電流変化があった場合には磁気平衡法の動作から逸
脱してしまい、コアの帯磁により動作点が大きく変化し
て以降は測定誤差を生じる。
磁束はゼロで磁気平衡状態であるので、コア1は着磁し
ない。しかし、磁気平衡範囲を越えるような過大測定電
流や、磁気平衡回路3が応対動作できないような急激な
測定電流変化があった場合には磁気平衡法の動作から逸
脱してしまい、コアの帯磁により動作点が大きく変化し
て以降は測定誤差を生じる。
【0005】従来技術として一般に、保磁力の小さいコ
ア材料を選定して最大帯磁量を小さくする対策をしてい
るが、材料コストおよび加工コストが高くなるという問
題がある。また、磁気コアのギャップを広げて帯磁量を
弱めるという対策もとられるが、電流測定装置の感度低
下の問題がある。
ア材料を選定して最大帯磁量を小さくする対策をしてい
るが、材料コストおよび加工コストが高くなるという問
題がある。また、磁気コアのギャップを広げて帯磁量を
弱めるという対策もとられるが、電流測定装置の感度低
下の問題がある。
【0006】また、帯磁したコアの消磁による対策は、
実公昭63−13496号公報に示されるように、図8
のごとくサンプルホールド回路7、比較回路8、単安定
マルチバイブレータ回路9、および交流減衰発振回路1
0を磁気平衡型電流測定装置に追加する構成がとられ
る。6は電流増幅回路である。その構成を図8に示す。
以上の構成において通常測定ではサンプルホールド回路
7はサンプル状態にあって被測定電線5に流れる電線i
に比例した電圧eを出力する。今図9に示すように測定
電流iに急激な変化があり回路が応答できず磁気平衡動
作から逸脱すると通常測定の場合には磁気平衡回路3の
出力は実用的に零であるのに反して出力波形はaに示す
ような誤差電圧を出力する。その発明では前記誤差電圧
は比較回路8に入力され、比較回路8の「しきい値」V
Sを超える場合には比較回路8はb波形の如き出力を発
生して単安定マルチバイブレータ回路9を駆動し、c波
形の如き平滑出力電圧を発生する。この出力電圧により
サンプルホールド回路7をホールド状態にすると同時に
交流減衰発振回路10を駆動し、dに示す如き交流減衰
信号によって交流磁束に減衰させて行く手法の消滅が行
われる。しかしながら特殊なに交流減衰発振回路が新た
に必要となってしまうという解決すべき課題があった。
実公昭63−13496号公報に示されるように、図8
のごとくサンプルホールド回路7、比較回路8、単安定
マルチバイブレータ回路9、および交流減衰発振回路1
0を磁気平衡型電流測定装置に追加する構成がとられ
る。6は電流増幅回路である。その構成を図8に示す。
以上の構成において通常測定ではサンプルホールド回路
7はサンプル状態にあって被測定電線5に流れる電線i
に比例した電圧eを出力する。今図9に示すように測定
電流iに急激な変化があり回路が応答できず磁気平衡動
作から逸脱すると通常測定の場合には磁気平衡回路3の
出力は実用的に零であるのに反して出力波形はaに示す
ような誤差電圧を出力する。その発明では前記誤差電圧
は比較回路8に入力され、比較回路8の「しきい値」V
Sを超える場合には比較回路8はb波形の如き出力を発
生して単安定マルチバイブレータ回路9を駆動し、c波
形の如き平滑出力電圧を発生する。この出力電圧により
サンプルホールド回路7をホールド状態にすると同時に
交流減衰発振回路10を駆動し、dに示す如き交流減衰
信号によって交流磁束に減衰させて行く手法の消滅が行
われる。しかしながら特殊なに交流減衰発振回路が新た
に必要となってしまうという解決すべき課題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、測定範囲を
切換る機能の付いた磁気平衡型電流測定装置の磁気平衡
範囲に着目し、磁気コアが消磁される所定の逆磁力が得
られるよう、測定範囲を切換え磁力不平衡状態を形成す
ることにより、特別な交流減衰発振回路を設けることな
く磁気コアの消磁を行うものである。
切換る機能の付いた磁気平衡型電流測定装置の磁気平衡
範囲に着目し、磁気コアが消磁される所定の逆磁力が得
られるよう、測定範囲を切換え磁力不平衡状態を形成す
ることにより、特別な交流減衰発振回路を設けることな
く磁気コアの消磁を行うものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、閉磁路を形成すると共に被測定電線に流れる
電流に応じた磁束を生じる磁気コアと、該磁気コアに挿
入されたホール素子と、前記磁気コアに巻回されたフィ
ードバック巻線と、前記ホール素子の出力側に接続され
前記フィードバック巻線に測定電流に応じた出力電流を
流して磁気平衡を行う磁気平衡回路と、前記磁気コアに
巻回され該磁気コアに正負のバイアス磁束を生じさせる
ことで電流測定範囲を大小に切換るバイアス巻線と、該
バイアス巻線に流す電流の方向を切換信号の導入に応じ
て正負に切換え可能な測定範囲切換回路とを備えると共
に、前記被測定電線に所定の測定範囲を逸脱した測定電
流が流れ磁気コアが帯磁したことを検出して検出信号を
発生する帯磁検出手段と、該帯磁検出手段の検出信号が
発生されたのち、消磁に必要な逆磁力を大電流測定範囲
の磁気不平衡範囲で発生する特定測定電流であることを
小電流測定範囲の測定により検出するとき切換信号を発
生し該切換信号を前記測定範囲切換回路に加える切換信
号発生手段とを備えることを特徴とする磁気平衡型電流
測定装置を提供する。
本発明は、閉磁路を形成すると共に被測定電線に流れる
電流に応じた磁束を生じる磁気コアと、該磁気コアに挿
入されたホール素子と、前記磁気コアに巻回されたフィ
ードバック巻線と、前記ホール素子の出力側に接続され
前記フィードバック巻線に測定電流に応じた出力電流を
流して磁気平衡を行う磁気平衡回路と、前記磁気コアに
巻回され該磁気コアに正負のバイアス磁束を生じさせる
ことで電流測定範囲を大小に切換るバイアス巻線と、該
バイアス巻線に流す電流の方向を切換信号の導入に応じ
て正負に切換え可能な測定範囲切換回路とを備えると共
に、前記被測定電線に所定の測定範囲を逸脱した測定電
流が流れ磁気コアが帯磁したことを検出して検出信号を
発生する帯磁検出手段と、該帯磁検出手段の検出信号が
発生されたのち、消磁に必要な逆磁力を大電流測定範囲
の磁気不平衡範囲で発生する特定測定電流であることを
小電流測定範囲の測定により検出するとき切換信号を発
生し該切換信号を前記測定範囲切換回路に加える切換信
号発生手段とを備えることを特徴とする磁気平衡型電流
測定装置を提供する。
【0009】
【作用】図3は磁気コア材料が示す消磁特性である。横
軸は磁力H(Oe)であり、縦軸は磁束密度B(G)で
あり、実線は直流磁化特性を示している。破線は、この
コア材料が1.2Hc(Oe)以上で磁化された状態か
ら逆磁力−x(Oe)を1回加えた場合の消磁特性であ
る。図3に示すように原点を通るほぼ直線状の破線Aの
軌跡を通り消磁される逆磁力HAが定まっている。
軸は磁力H(Oe)であり、縦軸は磁束密度B(G)で
あり、実線は直流磁化特性を示している。破線は、この
コア材料が1.2Hc(Oe)以上で磁化された状態か
ら逆磁力−x(Oe)を1回加えた場合の消磁特性であ
る。図3に示すように原点を通るほぼ直線状の破線Aの
軌跡を通り消磁される逆磁力HAが定まっている。
【0010】磁力コアの消磁は図3に示すように、1回
の逆磁力で行うことが可能である。逆磁力は磁気コア材
料により定まる値である。例えば、一度正側に磁力を加
えて帯磁した磁気コアに図3のAの軌跡によって消磁す
る逆磁力HAを加える。逆磁力HAの発生は、図4に示す
測定範囲切換機能を利用した消磁手段により可能とな
る。大電流測定範囲外の測定電流(50A以下)では電
流測定装置内部の磁気平衡状態は崩れて、磁気コアに逆
磁力を生ずる。小電流測定範囲で測定中の測定電流が大
電流測定範囲に切り換えると消磁する逆磁力HAを生ず
る特定測定電流αHA(30A)の時に、測定範囲を大
電流測定範囲に一瞬切り換えることで、磁気コアに逆磁
力HAを生じるので、簡単にコアを消磁することができ
る。ここでαは電流測定装置の磁気コアによって決まる
定数である。
の逆磁力で行うことが可能である。逆磁力は磁気コア材
料により定まる値である。例えば、一度正側に磁力を加
えて帯磁した磁気コアに図3のAの軌跡によって消磁す
る逆磁力HAを加える。逆磁力HAの発生は、図4に示す
測定範囲切換機能を利用した消磁手段により可能とな
る。大電流測定範囲外の測定電流(50A以下)では電
流測定装置内部の磁気平衡状態は崩れて、磁気コアに逆
磁力を生ずる。小電流測定範囲で測定中の測定電流が大
電流測定範囲に切り換えると消磁する逆磁力HAを生ず
る特定測定電流αHA(30A)の時に、測定範囲を大
電流測定範囲に一瞬切り換えることで、磁気コアに逆磁
力HAを生じるので、簡単にコアを消磁することができ
る。ここでαは電流測定装置の磁気コアによって決まる
定数である。
【0011】本発明において、帯磁検出手段は被測定電
線に所定の測定範囲を逸脱した測定電流が流れる時に検
出信号を発生し、その検出信号が発生されたのち、切換
信号発生手段が特定測定電流αHAを検出すると切換信
号を発生しその切換信号を測定範囲切換回路に加えるた
め、測定範囲が大電流測定範囲に切り換わり、バイアス
巻線に流れる逆電流により磁気コアに逆磁力HAを生じ
て消磁が行われる。
線に所定の測定範囲を逸脱した測定電流が流れる時に検
出信号を発生し、その検出信号が発生されたのち、切換
信号発生手段が特定測定電流αHAを検出すると切換信
号を発生しその切換信号を測定範囲切換回路に加えるた
め、測定範囲が大電流測定範囲に切り換わり、バイアス
巻線に流れる逆電流により磁気コアに逆磁力HAを生じ
て消磁が行われる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について図を参照して説明す
る。図1は実施例を示す電流測定装置の回路図である。
電流測定装置は磁気平衡回路3と測定範囲切換回路40
とを備え、単電源で動作するよう構成されている。磁気
平衡回路3は、ホール素子2に発生する電流を増幅器3
1で増幅してその電流をフィードバック巻線4に流し、
出力端子Ioutに電流を出力する。帯磁検出手段32が
出力端子Ioutに接続されている。帯磁検出手段32は
例えば比較回路33とフリップフロップ回路34とで構
成され、出力端子Ioutに所定の測定範囲を逸脱した測
定電流が流れるとき、検出信号を発生する。切換信号発
生手段35は、例えば比較回路36と論理積回路37で
構成され、消磁に必要な逆磁力を発生する測定電流であ
ることを比較回路36が検出し、かつ帯磁検出手段32
から検出信号が論理積回路37に加えられている場合に
切換信号を発生し、切換信号端子SWにその切換信号を
加える。
る。図1は実施例を示す電流測定装置の回路図である。
電流測定装置は磁気平衡回路3と測定範囲切換回路40
とを備え、単電源で動作するよう構成されている。磁気
平衡回路3は、ホール素子2に発生する電流を増幅器3
1で増幅してその電流をフィードバック巻線4に流し、
出力端子Ioutに電流を出力する。帯磁検出手段32が
出力端子Ioutに接続されている。帯磁検出手段32は
例えば比較回路33とフリップフロップ回路34とで構
成され、出力端子Ioutに所定の測定範囲を逸脱した測
定電流が流れるとき、検出信号を発生する。切換信号発
生手段35は、例えば比較回路36と論理積回路37で
構成され、消磁に必要な逆磁力を発生する測定電流であ
ることを比較回路36が検出し、かつ帯磁検出手段32
から検出信号が論理積回路37に加えられている場合に
切換信号を発生し、切換信号端子SWにその切換信号を
加える。
【0013】測定範囲切換回路40は、図1に示すよう
にトランジスタ41および42と電界効果トランジスタ
43および44とによるH形ブリッジ回路を有する。そ
して、このH形ブリッジ回路は一方の対角点間にバイア
ス巻線45を接続しており、切換信号端子SWに切換信
号が加えられると、トランジスタ41及び44とトラン
ジスタ42および43のオンオフを切換えることによ
り、バイアス巻線45に流れる電流の方向を切換え可能
に構成されている。
にトランジスタ41および42と電界効果トランジスタ
43および44とによるH形ブリッジ回路を有する。そ
して、このH形ブリッジ回路は一方の対角点間にバイア
ス巻線45を接続しており、切換信号端子SWに切換信
号が加えられると、トランジスタ41及び44とトラン
ジスタ42および43のオンオフを切換えることによ
り、バイアス巻線45に流れる電流の方向を切換え可能
に構成されている。
【0014】図2は、磁気コア1を示す斜視図である。
磁気コア1にはフィードバック巻線4とバイアス巻線4
5が巻回されており、磁気コア1に設けられたギャップ
内にホール素子2が挿入されている。ホール素子2は、
図示略の電極により電流を流してあり、その電流とコア
1の磁界の向きに対して垂直方向に電圧を発生する。C
型の磁気コア1内に被測定電線5が貫通している。フィ
ードバック巻線4で発生する磁束が、前記被測定電線5
を流れる測定電流i1によりコア1に生ずる磁束と、バ
イアス巻線45により生ずる磁束とで打消されるよう
に、磁気平衡回路3でフィードバック巻線4に電流i2
を流して磁気平衡状態に制御されており、出力端子I
outには前記電流i2が出力され測定電流i1が算式で求
まるようにしてある。
磁気コア1にはフィードバック巻線4とバイアス巻線4
5が巻回されており、磁気コア1に設けられたギャップ
内にホール素子2が挿入されている。ホール素子2は、
図示略の電極により電流を流してあり、その電流とコア
1の磁界の向きに対して垂直方向に電圧を発生する。C
型の磁気コア1内に被測定電線5が貫通している。フィ
ードバック巻線4で発生する磁束が、前記被測定電線5
を流れる測定電流i1によりコア1に生ずる磁束と、バ
イアス巻線45により生ずる磁束とで打消されるよう
に、磁気平衡回路3でフィードバック巻線4に電流i2
を流して磁気平衡状態に制御されており、出力端子I
outには前記電流i2が出力され測定電流i1が算式で求
まるようにしてある。
【0015】上記構成において、被測定電流5に過大な
測定電流i1mが流れると、磁気平衡回路3で対応できな
くなり、前記過大測定電流i1mにより発生する磁束に基
づいて磁気コア1が帯磁される。そして、磁気コア1が
帯磁されると、帯磁磁束φ分のオフセット誤差電圧がホ
ール素子2に生じることがある。本発明はこの帯磁磁束
を自動的に消磁し、オフセット誤差を消滅させる。
測定電流i1mが流れると、磁気平衡回路3で対応できな
くなり、前記過大測定電流i1mにより発生する磁束に基
づいて磁気コア1が帯磁される。そして、磁気コア1が
帯磁されると、帯磁磁束φ分のオフセット誤差電圧がホ
ール素子2に生じることがある。本発明はこの帯磁磁束
を自動的に消磁し、オフセット誤差を消滅させる。
【0016】図4は、磁気平衡型電流測定装置の出力特
性を示す特性図である。この特性図を基に磁気コア1の
帯磁磁束を消磁する条件を説明する。小電流測定範囲
(−50A〜+50A)および大電流測定範囲(+50
A〜+150A)は磁気平衡範囲であり、磁気コア1は
帯磁磁束ゼロに保たれるが、測定範囲外では、測定範囲
を外れた電流分の磁束が磁気コア1の逆磁力として発生
する。測定範囲を外れた電流Iと磁気コア1の逆磁力F
nとの関係は磁気コア1により定まり、次式で表すこと
ができる。 Fn=αI α:定数
性を示す特性図である。この特性図を基に磁気コア1の
帯磁磁束を消磁する条件を説明する。小電流測定範囲
(−50A〜+50A)および大電流測定範囲(+50
A〜+150A)は磁気平衡範囲であり、磁気コア1は
帯磁磁束ゼロに保たれるが、測定範囲外では、測定範囲
を外れた電流分の磁束が磁気コア1の逆磁力として発生
する。測定範囲を外れた電流Iと磁気コア1の逆磁力F
nとの関係は磁気コア1により定まり、次式で表すこと
ができる。 Fn=αI α:定数
【0017】第1実施例の作動を説明すると図1におい
て、バイアス巻線45に流れる電流により小電流測定範
囲に設定する。小電流測定範囲での測定を行っている
時、被測定電線5に過大電流i1mが流れると、ホール素
子2に過大電流に応じた電圧が発生し、増幅器31で増
幅されてフィードバック巻線4に過大電流に基づく過大
出力電流i2mを流し、出力端子Ioutから出力される。
同時に、磁気コア1は前記過大電流i1mにより帯磁され
る。比較回路33は、過大出力電流i2mが測定電流範囲
上限値(150A)を超えるとき検出信号を発生する。
フリップフロップ回路34は比較回路33に検出信号が
発生するときから出力信号を発生し、論理回路37にそ
の出力信号を加えるため、比較回路36が測定電流αH
A(A)を検出して出力信号を発生するとき論理積回路
37から切換信号が発生し、切換信号端子SWに入力さ
れる。このため、トランジスタ41〜44によるH形ブ
リッジ回路が前記切換信号によって切換えられ、測定範
囲が大電流測定範囲に一瞬間切換えられるから、バイア
ス巻線45に流れる電流の方向が前記H形ブリッジ回路
で切換えられることにより、磁気コア1を消磁する逆磁
力HA(Oe)が該コア1に加わり、消磁が完了し、電
流測定装置のオフセット誤差が消滅する。
て、バイアス巻線45に流れる電流により小電流測定範
囲に設定する。小電流測定範囲での測定を行っている
時、被測定電線5に過大電流i1mが流れると、ホール素
子2に過大電流に応じた電圧が発生し、増幅器31で増
幅されてフィードバック巻線4に過大電流に基づく過大
出力電流i2mを流し、出力端子Ioutから出力される。
同時に、磁気コア1は前記過大電流i1mにより帯磁され
る。比較回路33は、過大出力電流i2mが測定電流範囲
上限値(150A)を超えるとき検出信号を発生する。
フリップフロップ回路34は比較回路33に検出信号が
発生するときから出力信号を発生し、論理回路37にそ
の出力信号を加えるため、比較回路36が測定電流αH
A(A)を検出して出力信号を発生するとき論理積回路
37から切換信号が発生し、切換信号端子SWに入力さ
れる。このため、トランジスタ41〜44によるH形ブ
リッジ回路が前記切換信号によって切換えられ、測定範
囲が大電流測定範囲に一瞬間切換えられるから、バイア
ス巻線45に流れる電流の方向が前記H形ブリッジ回路
で切換えられることにより、磁気コア1を消磁する逆磁
力HA(Oe)が該コア1に加わり、消磁が完了し、電
流測定装置のオフセット誤差が消滅する。
【0018】図5は、第2実施例を説明するための車両
における充電系のシステム図である。バッテリ17の充
放電電流を磁気コア1を有した電流測定装置Aにより計
測し、車載発電機18の発電量をコントロール可能な制
御用コンピュータ19で構成されている。エンジン14
を始動するためにスタータ20が設けられており、イグ
ニッションスイッチ15および始動スイッチ16がバッ
テリ17に接続されている。バッテリ17には一般負荷
21がスイッチが介して接続されており、アイドルスピ
ードコントロール装置22がコンピュータ19に接続さ
れている。
における充電系のシステム図である。バッテリ17の充
放電電流を磁気コア1を有した電流測定装置Aにより計
測し、車載発電機18の発電量をコントロール可能な制
御用コンピュータ19で構成されている。エンジン14
を始動するためにスタータ20が設けられており、イグ
ニッションスイッチ15および始動スイッチ16がバッ
テリ17に接続されている。バッテリ17には一般負荷
21がスイッチが介して接続されており、アイドルスピ
ードコントロール装置22がコンピュータ19に接続さ
れている。
【0019】第2実施例の作動について説明する。図5
において、車両運転開始時にイグニッションスイッチ1
5がオンされると常用電気負荷21のスイッチが閉じバ
ッテリ17から電流が供給され、制御用コンピュータ
(ECU)19と電流測定装置Aは動作を開始する。次
に、エンジン14始動のため、スタータ20の始動スイ
ッチ16がオンされ、スタータ20が回転される。スタ
ータ20の回転初期のロック電流は、大電流測定範囲を
大きく超えるので、電流測定装置Aの磁気コア1は正側
に1.2HC以上に十分大きく帯磁される。正側の帯磁
は、スタータ20の始動初期のロック電流によらなくて
も、その他の電流によっても良い。また、電流測定装置
Aの磁気平衡回路3の動作を停止し、フィードバック巻
線4に電流を流さないなどの方法によっても良い。
において、車両運転開始時にイグニッションスイッチ1
5がオンされると常用電気負荷21のスイッチが閉じバ
ッテリ17から電流が供給され、制御用コンピュータ
(ECU)19と電流測定装置Aは動作を開始する。次
に、エンジン14始動のため、スタータ20の始動スイ
ッチ16がオンされ、スタータ20が回転される。スタ
ータ20の回転初期のロック電流は、大電流測定範囲を
大きく超えるので、電流測定装置Aの磁気コア1は正側
に1.2HC以上に十分大きく帯磁される。正側の帯磁
は、スタータ20の始動初期のロック電流によらなくて
も、その他の電流によっても良い。また、電流測定装置
Aの磁気平衡回路3の動作を停止し、フィードバック巻
線4に電流を流さないなどの方法によっても良い。
【0020】エンジン14が始動しスタータ20が停止
した後、車両は通常の走行運転状態に入り、電流測定装
置Aは小電流範囲で走行時のバッテリ17の充放電電流
を測定するが、先の磁気コア1の帯磁により測定誤差を
もっている。図6に示すように、ステップ100におい
て前記ロック電流が大電流測定範囲を超えると(I2>
150(A))磁気コア1が帯磁される。ECU19は
走行時に小電流範囲でバッテリ17電流を管理し、車載
発電機18を制御することで、バッテリ17電流を磁気
コア1の消磁条件となるバッテリ電流αHAに調整した
後(ステップ101)、ECU19が切換信号を前記測
定範囲切換回路40の切換信号端子SWに出力すること
によって、大電流電流測定範囲に一瞬間切換えることに
より(ステップ102)、磁気コア1に消磁に必要な逆
磁力HAを加えて消磁を完了した後(ステップ10
3)、所定の充電系制御を正確なバッテリ17充放電電
流の測定値により行うことができる。
した後、車両は通常の走行運転状態に入り、電流測定装
置Aは小電流範囲で走行時のバッテリ17の充放電電流
を測定するが、先の磁気コア1の帯磁により測定誤差を
もっている。図6に示すように、ステップ100におい
て前記ロック電流が大電流測定範囲を超えると(I2>
150(A))磁気コア1が帯磁される。ECU19は
走行時に小電流範囲でバッテリ17電流を管理し、車載
発電機18を制御することで、バッテリ17電流を磁気
コア1の消磁条件となるバッテリ電流αHAに調整した
後(ステップ101)、ECU19が切換信号を前記測
定範囲切換回路40の切換信号端子SWに出力すること
によって、大電流電流測定範囲に一瞬間切換えることに
より(ステップ102)、磁気コア1に消磁に必要な逆
磁力HAを加えて消磁を完了した後(ステップ10
3)、所定の充電系制御を正確なバッテリ17充放電電
流の測定値により行うことができる。
【0021】磁気コア1の帯磁による測定電流測定(オ
フセット誤差)±0.05A以下とするために、図4の
特性上から消磁条件の測定電流αHA(A)を±5Aの
精度で合わせれば良い。磁気コア1の正側の帯磁による
測定電流誤差は実際には±0.3A程度であるので、測
定電流αHAの条件合わせには問題とならない。これら
の制御値は、磁気コア1の材料特性及び磁気回路と、目
的の消磁量により決まる。
フセット誤差)±0.05A以下とするために、図4の
特性上から消磁条件の測定電流αHA(A)を±5Aの
精度で合わせれば良い。磁気コア1の正側の帯磁による
測定電流誤差は実際には±0.3A程度であるので、測
定電流αHAの条件合わせには問題とならない。これら
の制御値は、磁気コア1の材料特性及び磁気回路と、目
的の消磁量により決まる。
【0022】その他の実施例を次に述べる。第2実施例
において、車両運転時にイグニッションスイッチ15を
オンした時に、電流測定装置Aの磁気平衡回路3が立上
がらないようするため、電流測定装置AまたはECU1
9内の立上りを遅延する回路を設けることにより、磁気
コア1に負側の帯磁を行い、負側の逆磁力を加えるよう
にしても良い。第2実施例は、測定範囲切換機能付の電
流測定装置Aでなくても、ECU19が磁気平衡回路3
をオン−オフ可能であれば、磁気平衡回路3オフ時の磁
気不平衡量を消磁条件の逆磁力HAとすることにより、
消磁可能である。第2実施例は、目的の電流測定装置精
度に応じて測定電流αHA(A)に範囲を設け、減磁を
目的として実施しても良い。
において、車両運転時にイグニッションスイッチ15を
オンした時に、電流測定装置Aの磁気平衡回路3が立上
がらないようするため、電流測定装置AまたはECU1
9内の立上りを遅延する回路を設けることにより、磁気
コア1に負側の帯磁を行い、負側の逆磁力を加えるよう
にしても良い。第2実施例は、測定範囲切換機能付の電
流測定装置Aでなくても、ECU19が磁気平衡回路3
をオン−オフ可能であれば、磁気平衡回路3オフ時の磁
気不平衡量を消磁条件の逆磁力HAとすることにより、
消磁可能である。第2実施例は、目的の電流測定装置精
度に応じて測定電流αHA(A)に範囲を設け、減磁を
目的として実施しても良い。
【0023】
【効果】以上述べたように、本発明の電流測定装置は、
磁気平衡型電流測定装置に測定範囲切換手段を設け、磁
気コアが消磁される所定の逆磁力が得られるように、前
記測定範囲切換手段により測定電流範囲外の磁気不平衡
範囲を形成可能にしているから、その磁気不平衡範囲の
逆磁力を用いることができると共に、帯磁検出手段と切
換信号発生手段を設けて磁気コアの消磁特性に従って、
1回の逆磁力によって、磁気コアを消磁を行うようにし
ているから、特別な交流減衰発振回路を設けることなく
磁気コアを消磁することができるという優れた効果があ
る。
磁気平衡型電流測定装置に測定範囲切換手段を設け、磁
気コアが消磁される所定の逆磁力が得られるように、前
記測定範囲切換手段により測定電流範囲外の磁気不平衡
範囲を形成可能にしているから、その磁気不平衡範囲の
逆磁力を用いることができると共に、帯磁検出手段と切
換信号発生手段を設けて磁気コアの消磁特性に従って、
1回の逆磁力によって、磁気コアを消磁を行うようにし
ているから、特別な交流減衰発振回路を設けることなく
磁気コアを消磁することができるという優れた効果があ
る。
【図1】実施例を示す電流測定装置の回路図である。
【図2】磁気コアを示す斜視図である。
【図3】磁気コア材料の消磁特性を示す特性図である。
【図4】磁気平衡型電流測定装置の出力特性を示す特性
図である。
図である。
【図5】第2実施例を説明するための車両における充電
系のシステム図である。
系のシステム図である。
【図6】第2実施例の作動を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図7】従来の磁気平衡型電流測定範囲の概略を示す回
路図である。
路図である。
【図8】従来の磁気平衡型電流測定装置における帯磁し
た磁気コアの消磁による対策を示す回路図である。
た磁気コアの消磁による対策を示す回路図である。
【図9】従来の磁気平衡型電流測定装置の消磁動作を示
すタイミングチャートである。
すタイミングチャートである。
1...磁気コア、 2...ホール素子、 3...磁気平衡
回路、 4...フィードバック巻線、 5...被測定電
線、 32...帯磁検出手段、 35...切換信号発生手
段、 40...測定範囲切換回路、 45...バイアス巻
線、 19...制御用コンピュータ、 100〜10
3...ステップ。
回路、 4...フィードバック巻線、 5...被測定電
線、 32...帯磁検出手段、 35...切換信号発生手
段、 40...測定範囲切換回路、 45...バイアス巻
線、 19...制御用コンピュータ、 100〜10
3...ステップ。
Claims (1)
- 【請求項1】 閉磁路を形成すると共に被測定電線に流
れる電流に応じた磁束を生じる磁気コアと、該磁気コア
に挿入されたホール素子と、前記磁気コアに巻回された
フィードバック巻線と、前記ホール素子の出力側に接続
され前記フィードバック巻線に測定電流に応じた出力電
流を流して磁気平衡を行う磁気平衡回路と、前記磁気コ
アに巻回され該磁気コアに正負のバイアス磁束を生じさ
せることで電流測定範囲を大小に切換るバイアス巻線
と、該バイアス巻線に流す電流の方向を切換信号の導入
に応じて正負に切換え可能な測定範囲切換回路とを備え
ると共に、 前記被測定電線に所定の測定範囲を逸脱した測定電流が
流れ磁気コアが帯磁したことを検出して検出信号を発生
する帯磁検出手段と、該帯磁検出手段の検出信号が発生
されたのち、消磁に必要な逆磁力を大電流測定範囲の磁
気不平衡範囲で発生する特定測定電流であることを小電
流測定範囲の測定により検出するとき切換信号を発生し
該切換信号を前記測定範囲切換回路に加える切換信号発
生手段とを備えることを特徴とする磁気平衡型電流測定
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4359612A JPH06201731A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 磁気平衡型電流測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4359612A JPH06201731A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 磁気平衡型電流測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06201731A true JPH06201731A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=18465388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4359612A Pending JPH06201731A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 磁気平衡型電流測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06201731A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7106047B2 (en) | 2003-07-18 | 2006-09-12 | Denso Corporation | Electric current detection apparatus |
| CN106018915A (zh) * | 2015-03-30 | 2016-10-12 | 株式会社田村制作所 | 电流检测器 |
| JP7005824B1 (ja) * | 2021-07-08 | 2022-01-24 | 三菱電機株式会社 | 漏電センサおよび電路保護システム |
| EP4446753A1 (en) * | 2023-04-14 | 2024-10-16 | Fluke Corporation | Non-contact dc current measurement device with open loop degaussing |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4359612A patent/JPH06201731A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7106047B2 (en) | 2003-07-18 | 2006-09-12 | Denso Corporation | Electric current detection apparatus |
| CN106018915A (zh) * | 2015-03-30 | 2016-10-12 | 株式会社田村制作所 | 电流检测器 |
| JP2016188790A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 株式会社タムラ製作所 | 電流検出器 |
| CN106018915B (zh) * | 2015-03-30 | 2019-11-29 | 株式会社田村制作所 | 电流检测器 |
| JP7005824B1 (ja) * | 2021-07-08 | 2022-01-24 | 三菱電機株式会社 | 漏電センサおよび電路保護システム |
| EP4446753A1 (en) * | 2023-04-14 | 2024-10-16 | Fluke Corporation | Non-contact dc current measurement device with open loop degaussing |
| US12461127B2 (en) | 2023-04-14 | 2025-11-04 | Fluke Corporation | Non-contact DC current measurement device with open loop degaussing |
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