JPH06201866A - 核融合炉の炉内機器 - Google Patents
核融合炉の炉内機器Info
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- JPH06201866A JPH06201866A JP4349064A JP34906492A JPH06201866A JP H06201866 A JPH06201866 A JP H06201866A JP 4349064 A JP4349064 A JP 4349064A JP 34906492 A JP34906492 A JP 34906492A JP H06201866 A JPH06201866 A JP H06201866A
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21B—FUSION REACTORS
- G21B1/00—Thermonuclear fusion reactors
- G21B1/11—Details
- G21B1/13—First wall; Blanket; Divertor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
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- F28D2021/0019—Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
- F28D2021/0077—Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for tempering, e.g. with cooling or heating circuits for temperature control of elements
- F28D2021/0078—Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for tempering, e.g. with cooling or heating circuits for temperature control of elements in the form of cooling walls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2265/00—Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction
- F28F2265/16—Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction for preventing leakage
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
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- Plasma Technology (AREA)
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】冷却構造体がプラズマ等から受ける熱・粒子負
荷等に対して多重防護することによって安全性を向上さ
せる一方、冷却構造体の微小な亀裂・損傷による冷却材
漏洩を迅速に検知でき、さらに冷却材の三重水素による
汚染を抑制できる核融合炉の炉内機器を提供することに
ある。 【構成】核融合炉の炉内機器は、トーラス状の真空容器
12内に炉内構造物18を周方向に沿って収容し、この
炉内構造物18によって画成されるトーラス状の内部空
間19に水素およびその同位体をプラズマ状態した高温
プラズマ11を封じ込める核融合炉の炉内機器におい
て、前記炉内構造物18に形成される冷却構造体を多重
壁構造に構成し、この冷却構造体の内部にプラズマや核
反応による熱を取り出す冷却流体の流路を備えたもので
ある。
荷等に対して多重防護することによって安全性を向上さ
せる一方、冷却構造体の微小な亀裂・損傷による冷却材
漏洩を迅速に検知でき、さらに冷却材の三重水素による
汚染を抑制できる核融合炉の炉内機器を提供することに
ある。 【構成】核融合炉の炉内機器は、トーラス状の真空容器
12内に炉内構造物18を周方向に沿って収容し、この
炉内構造物18によって画成されるトーラス状の内部空
間19に水素およびその同位体をプラズマ状態した高温
プラズマ11を封じ込める核融合炉の炉内機器におい
て、前記炉内構造物18に形成される冷却構造体を多重
壁構造に構成し、この冷却構造体の内部にプラズマや核
反応による熱を取り出す冷却流体の流路を備えたもので
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は核融合炉の炉内機器に係
り、特にプラズマからの熱負荷や核反応による熱を除去
する冷却構造を備えた核融合炉の炉内機器に関する。
り、特にプラズマからの熱負荷や核反応による熱を除去
する冷却構造を備えた核融合炉の炉内機器に関する。
【0002】
【従来の技術】将来の有望なエネルギ源としての核融合
炉を目指した研究開発が我国においても精力的に進めら
れている。代表的な核融合炉であるトカマク炉を先頭に
して、核融合炉にはプラズマ物理、不純物制御、プラズ
マ加熱、燃料注入、トリチウムなどの物理面での目処を
つけるため大型のプラズマ試験装置が建設されている。
炉を目指した研究開発が我国においても精力的に進めら
れている。代表的な核融合炉であるトカマク炉を先頭に
して、核融合炉にはプラズマ物理、不純物制御、プラズ
マ加熱、燃料注入、トリチウムなどの物理面での目処を
つけるため大型のプラズマ試験装置が建設されている。
【0003】最近の核融合炉の設計ではプラズマを封じ
込める核融合炉の炉内機器の熱対策を如何に構成したら
よいか問題となっている。
込める核融合炉の炉内機器の熱対策を如何に構成したら
よいか問題となっている。
【0004】核融合炉の炉内機器は、トーラス型の真空
容器内にトリチウム非増殖の内側ブランケットおよびト
リチウム増殖用外側ブランケットを周方向に沿って密に
配置する一方、上記真空容器内上部および下部にプラズ
マの反応生成物であるHeを排出するダイバータを密に
配置して炉内構造物を構成しており、この炉内構造物に
より画成されるトーラス状の内部空間に発生したプラズ
マをトロイダルコイルやポロイダルコイル等により封じ
込めるようになっている。
容器内にトリチウム非増殖の内側ブランケットおよびト
リチウム増殖用外側ブランケットを周方向に沿って密に
配置する一方、上記真空容器内上部および下部にプラズ
マの反応生成物であるHeを排出するダイバータを密に
配置して炉内構造物を構成しており、この炉内構造物に
より画成されるトーラス状の内部空間に発生したプラズ
マをトロイダルコイルやポロイダルコイル等により封じ
込めるようになっている。
【0005】核融合炉の炉内機器は、炉内構造物内にプ
ラズマからの熱負荷を除去するために冷却構造体を有
し、この冷却構造体内に冷却水等の冷却材が案内される
ようになっている。
ラズマからの熱負荷を除去するために冷却構造体を有
し、この冷却構造体内に冷却水等の冷却材が案内される
ようになっている。
【0006】冷却構造体は、比較的プラズマに近い部分
に設置されるのでプラズマからの熱・粒子負荷を受け易
い。また、現在の核融合炉設計では、D−T反応と呼ば
れる重水素−三重水素(トリチウム)反応[D+T→4
He(3.5MeV)+n(14.1MeV)]の利用
を考えているため、プラズマから放射される三重水素を
多く受ける環境にある。三重水素(トリチウム)は放射
性物質であるため、取扱いには充分な注意が要求され
る。
に設置されるのでプラズマからの熱・粒子負荷を受け易
い。また、現在の核融合炉設計では、D−T反応と呼ば
れる重水素−三重水素(トリチウム)反応[D+T→4
He(3.5MeV)+n(14.1MeV)]の利用
を考えているため、プラズマから放射される三重水素を
多く受ける環境にある。三重水素(トリチウム)は放射
性物質であるため、取扱いには充分な注意が要求され
る。
【0007】また、核融合炉の炉内機器の中ではプラズ
マからの中性子を利用して天然には殆ど存在しない三重
水素(トリチウム)を生成する一方、三重水素を生成す
るときの核反応熱がブランケット内の冷却構造体を介し
て取り出される。このため、炉内機器の炉内構造物に備
えられる冷却構造体は核反応熱や三重水素に晒され、プ
ラズマ等からの熱、粒子、三重水素を多く受ける環境に
ある。
マからの中性子を利用して天然には殆ど存在しない三重
水素(トリチウム)を生成する一方、三重水素を生成す
るときの核反応熱がブランケット内の冷却構造体を介し
て取り出される。このため、炉内機器の炉内構造物に備
えられる冷却構造体は核反応熱や三重水素に晒され、プ
ラズマ等からの熱、粒子、三重水素を多く受ける環境に
ある。
【0008】このため、冷却構造体1は図13に示すよ
うに構成され、内部に冷却材である冷却水を流通させる
冷却水通路2が形成されている。
うに構成され、内部に冷却材である冷却水を流通させる
冷却水通路2が形成されている。
【0009】ところで、このような炉内機器の冷却構造
体1は、プラズマからの熱・粒子負荷、核融合炉運転に
伴う電磁力等により核融合炉の運転に伴って微小な亀裂
や損傷を起こす場合がある。微小な亀裂・損傷は冷却材
の漏洩を引き起こすおそれがあり、冷却材の漏洩が真空
容器内部で生じると容器内の真空度を下げ、核融合炉の
運転に支障を来す問題が生じる。
体1は、プラズマからの熱・粒子負荷、核融合炉運転に
伴う電磁力等により核融合炉の運転に伴って微小な亀裂
や損傷を起こす場合がある。微小な亀裂・損傷は冷却材
の漏洩を引き起こすおそれがあり、冷却材の漏洩が真空
容器内部で生じると容器内の真空度を下げ、核融合炉の
運転に支障を来す問題が生じる。
【0010】また、炉内構造物である外側ブランケット
内部には三重水素増殖のための酸化リチウム等が内蔵さ
れ、また核融合炉の運転中ブランケット内部は数百℃の
高温になっており、漏洩した冷却材が酸化リチウム等に
及ぶと化学反応や冷却材の急激な蒸発等が生じ、炉内機
器の機能を害するおそれもある。
内部には三重水素増殖のための酸化リチウム等が内蔵さ
れ、また核融合炉の運転中ブランケット内部は数百℃の
高温になっており、漏洩した冷却材が酸化リチウム等に
及ぶと化学反応や冷却材の急激な蒸発等が生じ、炉内機
器の機能を害するおそれもある。
【0011】冷却構造体の微小な亀裂や損傷をそのまま
放置すると、亀裂進展による冷却構造体の破断や、冷却
材喪失といった重大なトラブルを生じることも懸念され
る。
放置すると、亀裂進展による冷却構造体の破断や、冷却
材喪失といった重大なトラブルを生じることも懸念され
る。
【0012】さらにプラズマ等から放射される三重水素
は、冷却構造体を構成する材料中を透過し、拡散して冷
却材に至るため、冷却材を汚染する可能性もある。
は、冷却構造体を構成する材料中を透過し、拡散して冷
却材に至るため、冷却材を汚染する可能性もある。
【0013】核融合炉では、プラズマが突然失われてし
まうディスラプション等の異常現象がしばしば起こり、
そのときの強大な電磁力により冷却系統に損傷の起こる
ことも充分考えられる。
まうディスラプション等の異常現象がしばしば起こり、
そのときの強大な電磁力により冷却系統に損傷の起こる
ことも充分考えられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、核融合炉
の炉内機器では、炉内構造物の冷却構造に生じる微小な
亀裂・損傷による冷却材漏洩やこの漏洩を放置すること
による亀裂の進展、破断等のトラブル、さらにプラズマ
からの三重水素透過・拡散による冷却材放射能汚染を未
然に防ぐことが困難であるという問題があった。
の炉内機器では、炉内構造物の冷却構造に生じる微小な
亀裂・損傷による冷却材漏洩やこの漏洩を放置すること
による亀裂の進展、破断等のトラブル、さらにプラズマ
からの三重水素透過・拡散による冷却材放射能汚染を未
然に防ぐことが困難であるという問題があった。
【0015】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、冷却構造体がプラズマ等から受ける熱・粒子
負荷等に対して多重防護することによって安全性を高め
た核融合炉の炉内機器を提供することを目的とする。
たもので、冷却構造体がプラズマ等から受ける熱・粒子
負荷等に対して多重防護することによって安全性を高め
た核融合炉の炉内機器を提供することを目的とする。
【0016】本発明の他の目的は、冷却構造体の微小な
亀裂・損傷による冷却材漏洩を迅速に検知でき、三重水
素による冷却材の汚染を抑制できる核融合炉の炉内機器
を提供することを目的とする。
亀裂・損傷による冷却材漏洩を迅速に検知でき、三重水
素による冷却材の汚染を抑制できる核融合炉の炉内機器
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る核融合炉の炉内機器は、請求項1
に記載したように、トーラス状の真空容器内に炉内構造
物を周方向に沿って収容し、この炉内構造物によって画
成されるトーラス状の内部空間に水素およびその同位体
をプラズマ状態した高温プラズマを封じ込める核融合炉
の炉内機器において、前記炉内構造物に形成される冷却
構造体を多重壁構造に構成し、この冷却構造体の内部に
プラズマや核反応による熱を取り出す冷却流体の流路を
備えたものである。
ために、本発明に係る核融合炉の炉内機器は、請求項1
に記載したように、トーラス状の真空容器内に炉内構造
物を周方向に沿って収容し、この炉内構造物によって画
成されるトーラス状の内部空間に水素およびその同位体
をプラズマ状態した高温プラズマを封じ込める核融合炉
の炉内機器において、前記炉内構造物に形成される冷却
構造体を多重壁構造に構成し、この冷却構造体の内部に
プラズマや核反応による熱を取り出す冷却流体の流路を
備えたものである。
【0018】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る核融合炉の炉内機器は、請求項2に記載した
ように、冷却構造体は冷却流体の流路を形成した内壁と
この内壁を取り囲む外壁とから多重壁構造に構成する一
方、前記冷却構造体の多重壁間に空隙を形成し、この空
隙に連通可能な漏洩検知機構を設け、この漏洩検知機構
で冷却流体の前記空隙への漏洩を検出するようにした
り、さらに、請求項3に記載したように、冷却構造体
は、多重壁間に空隙を形成し、この空隙に連通可能な水
素処理装置を設け、この水素処理装置で冷却構造体に侵
入する水素およびその同位体を分離・貯蔵させたもので
あり、さらにまた、請求項4に記載したように、冷却構
造体は多重壁間に空隙を形成し、この空隙に存在する気
体の圧力、温度、水分量等の状態変化を測定する手段
を、前記空隙に連通可能に設け、この測定手段で冷却構
造体内を流通する冷却流体や不活性ガスの漏洩を検出す
るようにしたり、さらに、請求項5に記載したように、
冷却構造体は多重壁間に空隙を形成し、この空隙に連通
可能な圧力検知機構を設け、この圧力検知機構で多重壁
間の空隙に存在する不活性ガス等の気体の冷却構造体外
部への漏洩を検出するようにしたものである。
発明に係る核融合炉の炉内機器は、請求項2に記載した
ように、冷却構造体は冷却流体の流路を形成した内壁と
この内壁を取り囲む外壁とから多重壁構造に構成する一
方、前記冷却構造体の多重壁間に空隙を形成し、この空
隙に連通可能な漏洩検知機構を設け、この漏洩検知機構
で冷却流体の前記空隙への漏洩を検出するようにした
り、さらに、請求項3に記載したように、冷却構造体
は、多重壁間に空隙を形成し、この空隙に連通可能な水
素処理装置を設け、この水素処理装置で冷却構造体に侵
入する水素およびその同位体を分離・貯蔵させたもので
あり、さらにまた、請求項4に記載したように、冷却構
造体は多重壁間に空隙を形成し、この空隙に存在する気
体の圧力、温度、水分量等の状態変化を測定する手段
を、前記空隙に連通可能に設け、この測定手段で冷却構
造体内を流通する冷却流体や不活性ガスの漏洩を検出す
るようにしたり、さらに、請求項5に記載したように、
冷却構造体は多重壁間に空隙を形成し、この空隙に連通
可能な圧力検知機構を設け、この圧力検知機構で多重壁
間の空隙に存在する不活性ガス等の気体の冷却構造体外
部への漏洩を検出するようにしたものである。
【0019】さらに、上述した課題を解決するために、
本発明に係る核融合炉の炉内機器は、上述した課題を解
決するために、請求項6に記載したように、トーラス状
真空容器内の内部空間に連通する排気ポートに不活性ガ
ス等のガス検知装置を設け、このガス検知装置で冷却構
造体外部への気体漏洩を前記真空容器内部空間を通じて
検出するようにしたり、また請求項7に記載したよう
に、トーラス状真空容器の内部空間に連通する排気ポー
トを真空容器の周方向に沿って複数個設け、上記各排気
ポートに不活性ガス等のガス検知装置をそれぞれ設け、
これらのガス検知装置により冷却構造体外部への気体漏
洩箇所を検出するようにしたものである。
本発明に係る核融合炉の炉内機器は、上述した課題を解
決するために、請求項6に記載したように、トーラス状
真空容器内の内部空間に連通する排気ポートに不活性ガ
ス等のガス検知装置を設け、このガス検知装置で冷却構
造体外部への気体漏洩を前記真空容器内部空間を通じて
検出するようにしたり、また請求項7に記載したよう
に、トーラス状真空容器の内部空間に連通する排気ポー
トを真空容器の周方向に沿って複数個設け、上記各排気
ポートに不活性ガス等のガス検知装置をそれぞれ設け、
これらのガス検知装置により冷却構造体外部への気体漏
洩箇所を検出するようにしたものである。
【0020】さらにまた、本発明に係る核融合炉の炉内
機器は、上述した課題を解決するために、請求項8に記
載したように、冷却構造体は多重壁間に空隙を形成し、
この空隙に熱伝導性が優れた金属素線を設けたり、請求
項9に記載したように、冷却構造体は多重壁間同士を密
着させ、密着させた多重壁間に形成される部分的な空隙
を不活性ガス等の流体を流す流通溝として形成したり、
また、請求項10に記載したように、冷却構造体は、多
重壁を構成する材料の一部または全部を水素吸蔵材料ま
たはその合金で形成したり、さらに、請求項11に記載
したように冷却構造体は、高温プラズマ側に面する側の
多重壁の肉厚を薄肉化したものである。
機器は、上述した課題を解決するために、請求項8に記
載したように、冷却構造体は多重壁間に空隙を形成し、
この空隙に熱伝導性が優れた金属素線を設けたり、請求
項9に記載したように、冷却構造体は多重壁間同士を密
着させ、密着させた多重壁間に形成される部分的な空隙
を不活性ガス等の流体を流す流通溝として形成したり、
また、請求項10に記載したように、冷却構造体は、多
重壁を構成する材料の一部または全部を水素吸蔵材料ま
たはその合金で形成したり、さらに、請求項11に記載
したように冷却構造体は、高温プラズマ側に面する側の
多重壁の肉厚を薄肉化したものである。
【0021】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る核融合炉の炉内機器は、請求項12に記載し
たように、水素処理装置は、ヘリウム等の不活性ガスの
気体循環系の一部に設けられ、水素およびその同位体を
透過させる水素透過膜で内部を気体循環系の一部を構成
する被処理チャンバと水素およびその同位体を貯蔵する
処理チャンバとに区画したり、さらに請求項13に記載
したように水素処理装置は、水素透過膜で分離された水
素またはその同位体を酸化処理するように構成したり、
さらにまた、請求項14に記載したように水素処理装置
の処理チャンバには水素ゲッタが収容され、この水素ゲ
ッタにより分離された水素およびその同位体を吸収・貯
蔵したものである。
発明に係る核融合炉の炉内機器は、請求項12に記載し
たように、水素処理装置は、ヘリウム等の不活性ガスの
気体循環系の一部に設けられ、水素およびその同位体を
透過させる水素透過膜で内部を気体循環系の一部を構成
する被処理チャンバと水素およびその同位体を貯蔵する
処理チャンバとに区画したり、さらに請求項13に記載
したように水素処理装置は、水素透過膜で分離された水
素またはその同位体を酸化処理するように構成したり、
さらにまた、請求項14に記載したように水素処理装置
の処理チャンバには水素ゲッタが収容され、この水素ゲ
ッタにより分離された水素およびその同位体を吸収・貯
蔵したものである。
【0022】
【作用】本発明の核融合炉の炉内機器では冷却構造体を
多重壁構造としたため、冷却構造体がプラズマ等から受
ける熱・粒子負荷等に対して多重防護となる。また多重
壁間の熱伝導のために多重壁同士を密着あるいは多重壁
間の空隙に金属素線を設け、さらに伝熱性向上のために
多重壁の肉厚を変化させるようにしたので、炉内機器の
冷却機能を損うことなく、多重防護することができる。
多重壁構造としたため、冷却構造体がプラズマ等から受
ける熱・粒子負荷等に対して多重防護となる。また多重
壁間の熱伝導のために多重壁同士を密着あるいは多重壁
間の空隙に金属素線を設け、さらに伝熱性向上のために
多重壁の肉厚を変化させるようにしたので、炉内機器の
冷却機能を損うことなく、多重防護することができる。
【0023】さらに、冷却構造体は多重壁間の空隙の一
部の密着部分に不活性ガス等の流体の流れる流通溝を設
け、その流通溝、あるいは多重壁間の空隙を通じて冷却
材の漏洩を検知できる機能を有するようにしたので、冷
却構造体の亀裂・損傷を効果的かつ迅速に検知でき、そ
の流通溝や空隙に流れる流体の種類、混合比を工夫する
ようにした場合には、冷却構造体の亀裂・損傷の場所を
特定できる。この流通溝や空隙により冷却構造体を透過
する三重水素を処理する機能を有するるようにし、さら
に多重壁を構成する材料の一部または全部に水素吸蔵合
金を用いるようにしたため、冷却材の三重水素による汚
染を抑制することができる。
部の密着部分に不活性ガス等の流体の流れる流通溝を設
け、その流通溝、あるいは多重壁間の空隙を通じて冷却
材の漏洩を検知できる機能を有するようにしたので、冷
却構造体の亀裂・損傷を効果的かつ迅速に検知でき、そ
の流通溝や空隙に流れる流体の種類、混合比を工夫する
ようにした場合には、冷却構造体の亀裂・損傷の場所を
特定できる。この流通溝や空隙により冷却構造体を透過
する三重水素を処理する機能を有するるようにし、さら
に多重壁を構成する材料の一部または全部に水素吸蔵合
金を用いるようにしたため、冷却材の三重水素による汚
染を抑制することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る核融合炉の炉内機器の一
実施例について添付図面を参照して説明する。
実施例について添付図面を参照して説明する。
【0025】図1はトカマク型核融合炉の右半分を原理
的に示す縦断面図である。この核融合炉は断熱真空容器
として例えば高さ30m程度のクライオスタット10内
に高温プラズマ11を閉じ込めるトーラス状の真空容器
12が収容される。真空容器12は例えば20m程度の
高さを有し、真空容器12の周りにプラズマ11を取り
囲む磁力線を発生させるコイル群13が設けられる。コ
イル群13には軸方向の磁力線(トロイダル磁場)を作
るトロイダル磁場コイル14と、プラズマ電流を発生さ
せる空心変流器コイル(図示せず)と、プラズマ電流の
方向に対して右廻り方向にポロイダル磁場を作用させる
ポロイダル磁場コイル15と、プラズマ11の位置およ
び断面形状を制御する位置形状制御コイルとを有する。
的に示す縦断面図である。この核融合炉は断熱真空容器
として例えば高さ30m程度のクライオスタット10内
に高温プラズマ11を閉じ込めるトーラス状の真空容器
12が収容される。真空容器12は例えば20m程度の
高さを有し、真空容器12の周りにプラズマ11を取り
囲む磁力線を発生させるコイル群13が設けられる。コ
イル群13には軸方向の磁力線(トロイダル磁場)を作
るトロイダル磁場コイル14と、プラズマ電流を発生さ
せる空心変流器コイル(図示せず)と、プラズマ電流の
方向に対して右廻り方向にポロイダル磁場を作用させる
ポロイダル磁場コイル15と、プラズマ11の位置およ
び断面形状を制御する位置形状制御コイルとを有する。
【0026】一方、真空容器12内には炉内構造物18
が設けられ、この炉内構造物18内に発生したプラズマ
11が封じ込められるトーラス状の内部空間19が形成
される。炉内構造物18は、真空容器12内を周方向に
沿って密に配列されるセグメント構造に形成され、真空
容器12内の内周側に沿って配置されるトリチウム非増
殖の内側ブランケット21と、真空容器12内の外周側
に沿って配置されるトリチウム増殖用外側ブランケット
22と、真空容器12内の上下壁に沿って周方向に配置
されるダイバータ23とを有する。ダイバータ23はプ
ラズマ11の反応生成物であるHeの排出装置として構
成される。
が設けられ、この炉内構造物18内に発生したプラズマ
11が封じ込められるトーラス状の内部空間19が形成
される。炉内構造物18は、真空容器12内を周方向に
沿って密に配列されるセグメント構造に形成され、真空
容器12内の内周側に沿って配置されるトリチウム非増
殖の内側ブランケット21と、真空容器12内の外周側
に沿って配置されるトリチウム増殖用外側ブランケット
22と、真空容器12内の上下壁に沿って周方向に配置
されるダイバータ23とを有する。ダイバータ23はプ
ラズマ11の反応生成物であるHeの排出装置として構
成される。
【0027】また、トーラス状真空容器12の内部空間
19には、炉内構造物18の点検・保守・交換用上部ポ
ート25、コネクティングポートとしての水平ポート2
6およびメンテナンスポートとしての下部ポート27を
通じてアクセスできるようになっている。上部ポート2
5、水平ポート26および下部ポート27は真空容器1
2のトーラス方向に沿って例えば10数個ずつ形成され
ており、上部ポート25のポート口は遮蔽プラグ28で
覆われる。水平ポート26は図示しないプラズマ加熱装
置やプラズマ計測器等へ接続されるようになっている。
19には、炉内構造物18の点検・保守・交換用上部ポ
ート25、コネクティングポートとしての水平ポート2
6およびメンテナンスポートとしての下部ポート27を
通じてアクセスできるようになっている。上部ポート2
5、水平ポート26および下部ポート27は真空容器1
2のトーラス方向に沿って例えば10数個ずつ形成され
ており、上部ポート25のポート口は遮蔽プラグ28で
覆われる。水平ポート26は図示しないプラズマ加熱装
置やプラズマ計測器等へ接続されるようになっている。
【0028】下部ポート27には途中からヘリウム排気
を行なう排気ポート30が分岐されており、この排気ポ
ート30の途中にリークディテクタであるガス検知手段
としてのヘリウム検知装置31が設けられる。
を行なう排気ポート30が分岐されており、この排気ポ
ート30の途中にリークディテクタであるガス検知手段
としてのヘリウム検知装置31が設けられる。
【0029】このヘリウム検知装置31は、トーラス状
真空容器12の内部空間19を真空に排気するための排
気ポート30を通じて設置される。排気ポート30は核
融合炉に複数設けられ、ヘリウム検知装置31は排気ポ
ート30に従って複数個設置される。ヘリウム検知装置
31には、ヘリウムリークディテクタと呼ばれる一般的
な検出機器が使用される。
真空容器12の内部空間19を真空に排気するための排
気ポート30を通じて設置される。排気ポート30は核
融合炉に複数設けられ、ヘリウム検知装置31は排気ポ
ート30に従って複数個設置される。ヘリウム検知装置
31には、ヘリウムリークディテクタと呼ばれる一般的
な検出機器が使用される。
【0030】また、核融合炉のトーラス状真空容器12
内には、内側ブランケット21や外側ブランケット22
が周方向に沿って約30台設置される。このうち、図2
には外側ブランケット22の1つのセグメントを構成す
るブランケット単体33の外観形状を示す。ブランケッ
ト単体33は上部に配管出入口ポート34が形成され、
この出入口ポート34を介して冷却材である冷却水の循
環配管35およびヘリウム等の不活性ガスの気体循環配
管36が接続される。
内には、内側ブランケット21や外側ブランケット22
が周方向に沿って約30台設置される。このうち、図2
には外側ブランケット22の1つのセグメントを構成す
るブランケット単体33の外観形状を示す。ブランケッ
ト単体33は上部に配管出入口ポート34が形成され、
この出入口ポート34を介して冷却材である冷却水の循
環配管35およびヘリウム等の不活性ガスの気体循環配
管36が接続される。
【0031】外側ブランケット22の各ブランケット単
体33の内部は冷却水循環配管35および気体循環配管
36を介して図3に示すように、冷却水循環系38およ
び不活性ガスの気体循環系39にそれぞれ接続され、各
ブランケット単体33の内部が冷却水循環系38や気体
循環系39の一部を構成している。冷却水循環系38に
は冷却水の循環ポンプ40および蒸気発生器などの図示
しない熱交換装置が設けられ、冷却水を冷却している。
体33の内部は冷却水循環配管35および気体循環配管
36を介して図3に示すように、冷却水循環系38およ
び不活性ガスの気体循環系39にそれぞれ接続され、各
ブランケット単体33の内部が冷却水循環系38や気体
循環系39の一部を構成している。冷却水循環系38に
は冷却水の循環ポンプ40および蒸気発生器などの図示
しない熱交換装置が設けられ、冷却水を冷却している。
【0032】一方、気体循環系39にはヘリウム等の不
活性ガスに含まれる水分量を検出する冷却水の漏洩検出
機構としての水分測定器43や不活性ガスの圧力を検出
する圧力検出機構としての圧力計44、不活性ガスの温
度を検出する温度検出機構としての温度計(図示せ
ず)、水素およびその同位体を分離し、貯蔵する水素処
理装置46および気体循環ポンプ47が順次接続されて
閉サイクルを構成している。水素処理装置46には真空
ポンプ48が接続され、この真空ポンプ48による真空
引きによって水素およびその同位体の分離効率を向上さ
せている。
活性ガスに含まれる水分量を検出する冷却水の漏洩検出
機構としての水分測定器43や不活性ガスの圧力を検出
する圧力検出機構としての圧力計44、不活性ガスの温
度を検出する温度検出機構としての温度計(図示せ
ず)、水素およびその同位体を分離し、貯蔵する水素処
理装置46および気体循環ポンプ47が順次接続されて
閉サイクルを構成している。水素処理装置46には真空
ポンプ48が接続され、この真空ポンプ48による真空
引きによって水素およびその同位体の分離効率を向上さ
せている。
【0033】また、水分測定器43や圧力計44、図示
しない温度計にて検出された信号はコントローラ49に
送られて信号処理される。コントローラ49は冷却水循
環ポンプ40や気体循環ポンプ47を作動制御するよう
になっている。
しない温度計にて検出された信号はコントローラ49に
送られて信号処理される。コントローラ49は冷却水循
環ポンプ40や気体循環ポンプ47を作動制御するよう
になっている。
【0034】ところで、外側ブランケット22のブラン
ケット単体33は図5に示す内部構造を有する。この内
部構造は図2に示すブランケット単体33を、例えばV
−V線に沿って切断した平断面状態に構成される。
ケット単体33は図5に示す内部構造を有する。この内
部構造は図2に示すブランケット単体33を、例えばV
−V線に沿って切断した平断面状態に構成される。
【0035】ブランケット単体33にはプラズマ11に
面する外周側に第1壁50が構成され、第1壁50の表
面にはプラズマ11の熱が直接当たらないようにグラフ
ァイト等の高融点材料からなるアーマと呼ばれる耐熱材
51がろう付け等で張設される。耐熱材51は少なくと
もプラズマ側表面に張設されている。図5は耐熱材51
の一部を示すものである。
面する外周側に第1壁50が構成され、第1壁50の表
面にはプラズマ11の熱が直接当たらないようにグラフ
ァイト等の高融点材料からなるアーマと呼ばれる耐熱材
51がろう付け等で張設される。耐熱材51は少なくと
もプラズマ側表面に張設されている。図5は耐熱材51
の一部を示すものである。
【0036】第1壁50はブランケット単体33のプラ
ズマ11に面する外周部を構成する機器であり、図6は
図5に示すA部の拡大図で、第1壁50をより詳細に示
すものである。
ズマ11に面する外周部を構成する機器であり、図6は
図5に示すA部の拡大図で、第1壁50をより詳細に示
すものである。
【0037】第1壁50は高温プラズマからの熱負荷等
を吸収して炉内構造物18の健全性を保つ目的で設置さ
れ、炉内構造物18の内側ブランケット21にも同様に
構成される。第1壁50は高温プラズマ11から受ける
熱負荷が大きいため、冷却水による除熱構造を施した冷
却構造体53が設けられる。
を吸収して炉内構造物18の健全性を保つ目的で設置さ
れ、炉内構造物18の内側ブランケット21にも同様に
構成される。第1壁50は高温プラズマ11から受ける
熱負荷が大きいため、冷却水による除熱構造を施した冷
却構造体53が設けられる。
【0038】第1壁50の冷却構造体53は図6および
図7に示すように、例えばステンレス鋼やフェライト鋼
製の多数の内壁54と外壁55とを組み合せて多重壁構
造に構成され、各内壁54内に冷却流体の流路である冷
却水通路56がそれぞれ形成される。各内壁54を取り
囲む外壁55は外壁同士が相互に結合されて一体化され
ても、予め一体構造物で形成してもよい。このようにし
て、第1壁50の冷却構造体53の内部に多数の冷却水
通路56が列状に配列される。
図7に示すように、例えばステンレス鋼やフェライト鋼
製の多数の内壁54と外壁55とを組み合せて多重壁構
造に構成され、各内壁54内に冷却流体の流路である冷
却水通路56がそれぞれ形成される。各内壁54を取り
囲む外壁55は外壁同士が相互に結合されて一体化され
ても、予め一体構造物で形成してもよい。このようにし
て、第1壁50の冷却構造体53の内部に多数の冷却水
通路56が列状に配列される。
【0039】冷却構造体53は、多重壁を構成する材料
の一部あるいは全部を水素吸蔵材料またはその合金を用
いてもよい。この場合には、三重水素(トリチウム)が
冷却構造体53を透過して冷却水通路56に至る量を大
幅に低減させることができ、三重水素による冷却水の汚
染を防止できる。
の一部あるいは全部を水素吸蔵材料またはその合金を用
いてもよい。この場合には、三重水素(トリチウム)が
冷却構造体53を透過して冷却水通路56に至る量を大
幅に低減させることができ、三重水素による冷却水の汚
染を防止できる。
【0040】冷却構造体53の各冷却水通路56は一側
が外側ブランケット22のブランケット単体33の背側
側方に形成される供給側第1壁冷却マニホールド58に
連通される。第1壁冷却マニホールド58から延びる各
冷却水通路56はプラズマ11側に接する第1壁50の
冷却構造体53内を通って反対側に延び、この側に対向
して形成された還流側第1壁冷却マニホールド59に連
通される。第1壁冷却マニホールド58,59の供給側
と還流側とは逆にしてもよい。
が外側ブランケット22のブランケット単体33の背側
側方に形成される供給側第1壁冷却マニホールド58に
連通される。第1壁冷却マニホールド58から延びる各
冷却水通路56はプラズマ11側に接する第1壁50の
冷却構造体53内を通って反対側に延び、この側に対向
して形成された還流側第1壁冷却マニホールド59に連
通される。第1壁冷却マニホールド58,59の供給側
と還流側とは逆にしてもよい。
【0041】第1壁冷却マニホールド58,59は外側
ブランケット22のブランケット単体33を長手方向に
延び、図2に示すように、配管出入口ポート34を介し
て冷却水循環配管35にそれぞれ接続され、冷却水の循
環ポンプ40により第1壁50内を強制的に循環せしめ
られる。
ブランケット22のブランケット単体33を長手方向に
延び、図2に示すように、配管出入口ポート34を介し
て冷却水循環配管35にそれぞれ接続され、冷却水の循
環ポンプ40により第1壁50内を強制的に循環せしめ
られる。
【0042】また、第1壁50の冷却構造体53は多重
壁構造に形成され、この多重壁を構成する内壁54と外
壁55との壁間に環状の空隙(間隙)60が図7に示す
ように形成され、この空隙60内に熱伝導を良好に保つ
ために多数の金属素線61が介装される。各金属素線6
1は熱伝導を良好にするため壁面に焼結させてもよい。
金属素線61には冷却構造体53と同一材料あるいは冷
却構造体22より熱伝導率が良い材料が使用される。冷
却構造体53の内壁54と外壁55との形状はパイプ形
状等種々の形状が考えられる。
壁構造に形成され、この多重壁を構成する内壁54と外
壁55との壁間に環状の空隙(間隙)60が図7に示す
ように形成され、この空隙60内に熱伝導を良好に保つ
ために多数の金属素線61が介装される。各金属素線6
1は熱伝導を良好にするため壁面に焼結させてもよい。
金属素線61には冷却構造体53と同一材料あるいは冷
却構造体22より熱伝導率が良い材料が使用される。冷
却構造体53の内壁54と外壁55との形状はパイプ形
状等種々の形状が考えられる。
【0043】多重壁構造の冷却構造体53の壁間空隙6
0内にはヘリウム等の不活性ガスの気体が流れており、
この空隙60は一側が図5および図6に示すように供給
側の空隙流通ガスマニホールド62に連通され、他側が
還流側の空隙流通ガスマニホールド62にそれぞれ連通
される。空隙流通ガスマニホールド62,62の流通側
と還流側は逆であってもよく、各空隙流通ガスマニホー
ルド62,62は配管出入口ポート34を介してヘリウ
ム等の不活性ガスを循環させる気体循環系39の気体循
環配管36にそれぞれ接続され、気体循環系39の一部
を構成している。不活性ガスは気体循環系39の供給側
に設けられる気体循環ポンプ47の作動制御により循環
する不活性ガス量や圧力が調節制御される。気体循環ポ
ンプ47はコントローラ49により作動制御される。
0内にはヘリウム等の不活性ガスの気体が流れており、
この空隙60は一側が図5および図6に示すように供給
側の空隙流通ガスマニホールド62に連通され、他側が
還流側の空隙流通ガスマニホールド62にそれぞれ連通
される。空隙流通ガスマニホールド62,62の流通側
と還流側は逆であってもよく、各空隙流通ガスマニホー
ルド62,62は配管出入口ポート34を介してヘリウ
ム等の不活性ガスを循環させる気体循環系39の気体循
環配管36にそれぞれ接続され、気体循環系39の一部
を構成している。不活性ガスは気体循環系39の供給側
に設けられる気体循環ポンプ47の作動制御により循環
する不活性ガス量や圧力が調節制御される。気体循環ポ
ンプ47はコントローラ49により作動制御される。
【0044】気体循環系39の気体循環配管36の還流
側には、前述したように、冷却水の漏洩検知機構として
の水分検知器43が接続され、第1壁50の冷却構造体
53の内壁54の亀裂や損傷による冷却水の漏洩に伴う
水分上昇を検知している。
側には、前述したように、冷却水の漏洩検知機構として
の水分検知器43が接続され、第1壁50の冷却構造体
53の内壁54の亀裂や損傷による冷却水の漏洩に伴う
水分上昇を検知している。
【0045】このような方法で冷却水の漏洩を検知する
ことにより、必要に応じて核融合炉の運転を停止させて
核融合炉の分解・修理や補修を行なうことができる。核
融合炉の分解修理は軽水炉等の分裂炉の核燃料交換に相
当する重要なものであり、核融合炉の信頼性を向上させ
ることができる。
ことにより、必要に応じて核融合炉の運転を停止させて
核融合炉の分解・修理や補修を行なうことができる。核
融合炉の分解修理は軽水炉等の分裂炉の核燃料交換に相
当する重要なものであり、核融合炉の信頼性を向上させ
ることができる。
【0046】また、気体循環系39の水分測定器43の
下流側に前述した圧力検知機構としての圧力計44が接
続されており、この圧力計44により壁間空隙60の圧
力を測定している。この空隙圧力の測定により冷却構造
体53の外壁55の亀裂や損傷によるヘリウム等の不活
性ガスの漏洩を検出できる。
下流側に前述した圧力検知機構としての圧力計44が接
続されており、この圧力計44により壁間空隙60の圧
力を測定している。この空隙圧力の測定により冷却構造
体53の外壁55の亀裂や損傷によるヘリウム等の不活
性ガスの漏洩を検出できる。
【0047】第1壁50の冷却構造体53の外壁55か
らヘリウム等の不活性ガスが漏洩すると、この不活性ガ
スは図1に示す真空容器13の内部空間19に放出され
るため、核融合炉の真空度を下げ、プラズマ11に悪影
響を与えるおそれがある。
らヘリウム等の不活性ガスが漏洩すると、この不活性ガ
スは図1に示す真空容器13の内部空間19に放出され
るため、核融合炉の真空度を下げ、プラズマ11に悪影
響を与えるおそれがある。
【0048】このため、不活性ガスの漏洩を検知する
と、図3に示すコントローラ49にて気体循環ポンプ4
7の作動を停止させ、ヘリウム等の不活性ガスの漏洩量
を抑えるとともに、必要に応じて核融合炉の運転を停止
させ、炉の補修や分解修理を行なうことができる。
と、図3に示すコントローラ49にて気体循環ポンプ4
7の作動を停止させ、ヘリウム等の不活性ガスの漏洩量
を抑えるとともに、必要に応じて核融合炉の運転を停止
させ、炉の補修や分解修理を行なうことができる。
【0049】さらに、気体循環系39には水素処理装置
46が設けられ、この水素処理装置46は気体循環配管
36を通じて壁間空隙60に連通している。気体循環系
39内を循環ポンプ47により強制的に循環せしめられ
るヘリウム等の不活性ガスは水素処理装置46を案内さ
れるようになっている。
46が設けられ、この水素処理装置46は気体循環配管
36を通じて壁間空隙60に連通している。気体循環系
39内を循環ポンプ47により強制的に循環せしめられ
るヘリウム等の不活性ガスは水素処理装置46を案内さ
れるようになっている。
【0050】水素処理装置46は水素分離器であり、図
4に示すように、ケーシング63内に形成されるチャン
バがパナジウム等の水素透過膜64を介して気体循環系
39の一部を構成する被処理チャンバ65と分離される
水素およびその同位体を貯蔵する処理チャンバ66とに
区画される。被処理チャンバ65に案内されたヘリウム
等の不活性ガスに含まれる水素分が水素透過膜64を通
って処理チャンバ66に送られ、水素と不活性ガスとを
分離している。その際、処理チャンバ66側は真空ポン
プ48によりポンプ引きされて排気され、水素やその同
位体の分離効率を高めている。
4に示すように、ケーシング63内に形成されるチャン
バがパナジウム等の水素透過膜64を介して気体循環系
39の一部を構成する被処理チャンバ65と分離される
水素およびその同位体を貯蔵する処理チャンバ66とに
区画される。被処理チャンバ65に案内されたヘリウム
等の不活性ガスに含まれる水素分が水素透過膜64を通
って処理チャンバ66に送られ、水素と不活性ガスとを
分離している。その際、処理チャンバ66側は真空ポン
プ48によりポンプ引きされて排気され、水素やその同
位体の分離効率を高めている。
【0051】水素処理装置46の処理チャンバ66内に
はチタンや水素吸蔵合金からなる水素ゲッタ67が収容
されており、この水素ゲッタ67にて分離された水素を
吸着し、不活性ガスに含まれる水素や水素同位体をこの
水素ゲッタ67に貯蔵させている。水素ゲッタ67には
チタンの他にBa,Ca,Ce,Cs,Dy,Er,G
d,Hf,Ho,K,La,Li,Lu,Mg,Na,
Nd,Pr,Pu,Rb,Sc,Sm,Sr,Tb,T
h,Tm,U,Y,Zr,Al−Zr合金がある。
はチタンや水素吸蔵合金からなる水素ゲッタ67が収容
されており、この水素ゲッタ67にて分離された水素を
吸着し、不活性ガスに含まれる水素や水素同位体をこの
水素ゲッタ67に貯蔵させている。水素ゲッタ67には
チタンの他にBa,Ca,Ce,Cs,Dy,Er,G
d,Hf,Ho,K,La,Li,Lu,Mg,Na,
Nd,Pr,Pu,Rb,Sc,Sm,Sr,Tb,T
h,Tm,U,Y,Zr,Al−Zr合金がある。
【0052】水素ゲッタ67による水素や水素同位体の
貯蔵により、三重水素(トリチウム)がプラズマ11か
ら冷却構造体53を透過・拡散して冷却水に混入され、
冷却水が汚染されるのを有効的に防止している。
貯蔵により、三重水素(トリチウム)がプラズマ11か
ら冷却構造体53を透過・拡散して冷却水に混入され、
冷却水が汚染されるのを有効的に防止している。
【0053】このように核融合炉の炉内機器では冷却構
造体53がプラズマ11から受ける熱・粒子負荷等によ
って損傷した場合でも迅速に損傷を検知できるため核融
合炉の信頼性を従来に比べ飛躍的に高めることができ
る。さらにプラズマから冷却構造体53を透過・拡散し
冷却水に至る水素の同位体で放射性物質である三重水素
(T)を冷却水に混入させることなく、冷却構造体53
の多重壁間の空隙60を通じて水素処理装置が水素透過
膜を介して水素ゲッタにより分離・貯蔵するため、三重
水素による冷却水の汚染を未然に防止することができ、
従来の比べ安全性が格段に増す。
造体53がプラズマ11から受ける熱・粒子負荷等によ
って損傷した場合でも迅速に損傷を検知できるため核融
合炉の信頼性を従来に比べ飛躍的に高めることができ
る。さらにプラズマから冷却構造体53を透過・拡散し
冷却水に至る水素の同位体で放射性物質である三重水素
(T)を冷却水に混入させることなく、冷却構造体53
の多重壁間の空隙60を通じて水素処理装置が水素透過
膜を介して水素ゲッタにより分離・貯蔵するため、三重
水素による冷却水の汚染を未然に防止することができ、
従来の比べ安全性が格段に増す。
【0054】また、水素処理装置46は水素透過膜64
で分離された水素およびその同位体を酸化処理させても
よい。この場合、水素透過膜64で分離された水素また
はその同位体を回収し、燃焼させて水を生成し、この水
の形で保管するようにしてもよい。
で分離された水素およびその同位体を酸化処理させても
よい。この場合、水素透過膜64で分離された水素また
はその同位体を回収し、燃焼させて水を生成し、この水
の形で保管するようにしてもよい。
【0055】第1壁50に形成される多重壁構造の冷却
構造体53は、内壁54や外壁55の溶接や切削加工に
より個別成形した後、拡管加工、液圧成形加工または爆
発成形加工等の冷間加工を施すことにより、多重壁間を
より密着させる加工をして製造される。
構造体53は、内壁54や外壁55の溶接や切削加工に
より個別成形した後、拡管加工、液圧成形加工または爆
発成形加工等の冷間加工を施すことにより、多重壁間を
より密着させる加工をして製造される。
【0056】他方、外側ブランケット22の各ブランケ
ット単体33内には、トリチウム増殖機能が備えられ、
ブランケット単体33の内部には、トリチウム増殖材と
しての酸化リチウム(Li)70やトリチウム増殖補助
材として中性子増倍させるベリリウム71が内蔵され
る。酸化リチウム70はプラズマ11から飛散される中
性子を利用してトリチウム(T)を生成している。この
ときの反応式は
ット単体33内には、トリチウム増殖機能が備えられ、
ブランケット単体33の内部には、トリチウム増殖材と
しての酸化リチウム(Li)70やトリチウム増殖補助
材として中性子増倍させるベリリウム71が内蔵され
る。酸化リチウム70はプラズマ11から飛散される中
性子を利用してトリチウム(T)を生成している。この
ときの反応式は
【数1】 で表わされる。
【0057】なお、 6Liは天然に7.92wt%、 7
Liは天然に92.58wt%存在する。リチウム(L
i)には液体としてLi金属やLi17Pb83のLi合金
があり、また固体としてLi2 O,Li2 AlO2 ,L
i2 ZrO3 ,Li2 SiO4 のLiセラミックスやL
i62Pb38のLi合金がある。
Liは天然に92.58wt%存在する。リチウム(L
i)には液体としてLi金属やLi17Pb83のLi合金
があり、また固体としてLi2 O,Li2 AlO2 ,L
i2 ZrO3 ,Li2 SiO4 のLiセラミックスやL
i62Pb38のLi合金がある。
【0058】また、ブランケット単体33に内蔵される
ベリリウム(Be)71は酸化リチウムと中性子との反
応によるトリチウムの生成を助けるため、プラズマ11
から中性子を増倍させるようになっている。
ベリリウム(Be)71は酸化リチウムと中性子との反
応によるトリチウムの生成を助けるため、プラズマ11
から中性子を増倍させるようになっている。
【0059】
【数2】9 Be+n → 2・ 4He+2n ……(2)
【0060】さらに、外側ブランケット22のブランケ
ット単体33の内部には、特にプラズマ生成側に、図5
に示すようにブランケット冷却構造体73が間隔を置い
て多層に配置され、各ブランケット冷却構造体73間に
中性子増殖材(トリチウム増殖補助材)であるベリリウ
ム71やトリチウム増殖材であるリチウム70が介装さ
れる。
ット単体33の内部には、特にプラズマ生成側に、図5
に示すようにブランケット冷却構造体73が間隔を置い
て多層に配置され、各ブランケット冷却構造体73間に
中性子増殖材(トリチウム増殖補助材)であるベリリウ
ム71やトリチウム増殖材であるリチウム70が介装さ
れる。
【0061】各ブランケット冷却構造体73も図7に示
すものと同様の多重壁構造を有し、冷却水通路を形成し
た内壁とこの内壁を覆う外壁とからなる。内壁と外壁と
の壁間空隙には熱伝導のための金属素線が設けられ、空
隙内にはヘリウム等の不活性ガスが流通せしめられるよ
うになっている。
すものと同様の多重壁構造を有し、冷却水通路を形成し
た内壁とこの内壁を覆う外壁とからなる。内壁と外壁と
の壁間空隙には熱伝導のための金属素線が設けられ、空
隙内にはヘリウム等の不活性ガスが流通せしめられるよ
うになっている。
【0062】ブランケット冷却構造体73の内壁55内
に形成される冷却水通路はブランケット単体33の背側
に形成されるブランケット冷却マニホールド75に連通
され、このマニホールド75は図3に示すものと同様の
冷却水循環系38の冷却水循環配管35に配管出入口ポ
ート33を介して連通される。
に形成される冷却水通路はブランケット単体33の背側
に形成されるブランケット冷却マニホールド75に連通
され、このマニホールド75は図3に示すものと同様の
冷却水循環系38の冷却水循環配管35に配管出入口ポ
ート33を介して連通される。
【0063】外側ブランケット22のブランケット単体
33の内部は、プラズマ11からの中性子と酸化リチウ
ム70との核反応によりトリチウム(T)を増殖させ、
この核反応により約400℃程度の高温になるため、ブ
ランケット冷却構造体73内を流れる冷却水によりブラ
ンケット単体33内が冷却され、除熱される。
33の内部は、プラズマ11からの中性子と酸化リチウ
ム70との核反応によりトリチウム(T)を増殖させ、
この核反応により約400℃程度の高温になるため、ブ
ランケット冷却構造体73内を流れる冷却水によりブラ
ンケット単体33内が冷却され、除熱される。
【0064】冷却水は、図3に示すものと同様な冷却水
の循環ポンプからブランケット冷却マニホールド75を
介してブランケット冷却構造体73の各冷却水通路に案
内され、多重壁構造のブランケット冷却構造体73を冷
却している。核融合炉はブランケット冷却構造体73を
介して冷却材としての冷却水に伝達される熱をエネルギ
として取り出すものであり、熱を取り出す場合、冷却水
の循環系には図示しない蒸気発生器が設けられ、この蒸
気発生器により蒸気タービン駆動用の蒸気を発生させる
ようになっている。
の循環ポンプからブランケット冷却マニホールド75を
介してブランケット冷却構造体73の各冷却水通路に案
内され、多重壁構造のブランケット冷却構造体73を冷
却している。核融合炉はブランケット冷却構造体73を
介して冷却材としての冷却水に伝達される熱をエネルギ
として取り出すものであり、熱を取り出す場合、冷却水
の循環系には図示しない蒸気発生器が設けられ、この蒸
気発生器により蒸気タービン駆動用の蒸気を発生させる
ようになっている。
【0065】また、ブランケット冷却構造体73の多重
壁構造の内壁および外壁間の空隙も図6および図7に示
すものと同様に構成され、ブランケット単体33の背側
側方に形成される空隙流通ガスマニホールド62を介し
て不活性ガスの気体循環系に接続される。
壁構造の内壁および外壁間の空隙も図6および図7に示
すものと同様に構成され、ブランケット単体33の背側
側方に形成される空隙流通ガスマニホールド62を介し
て不活性ガスの気体循環系に接続される。
【0066】気体循環系の気体循環配管には、図3に示
すものと同様に、漏洩検知機構、圧力検知機構および水
素処理装置等がそれぞれ設けられ、壁間空隙は気体循環
配管を通じて上記漏洩検知機構や圧力検知機構、水素処
理装置に繋っている。
すものと同様に、漏洩検知機構、圧力検知機構および水
素処理装置等がそれぞれ設けられ、壁間空隙は気体循環
配管を通じて上記漏洩検知機構や圧力検知機構、水素処
理装置に繋っている。
【0067】漏洩検知機構や圧力検知機構、水素処理装
置により、多重壁構造をなすブランケット冷却構造体7
3の内壁や外壁の亀裂や損傷を検出するとともに、水素
やその同位体を不活性ガスから分離させ、貯蔵してい
る。
置により、多重壁構造をなすブランケット冷却構造体7
3の内壁や外壁の亀裂や損傷を検出するとともに、水素
やその同位体を不活性ガスから分離させ、貯蔵してい
る。
【0068】なお、ブランケット冷却構造体73の冷却
水通路に接続される冷却水循環系や壁間空隙に連通され
る気体循環系は、第1壁50の冷却構造体53に備えら
れる冷却水循環系38や気体循環系39から独立して構
成しても、共通化を図るようにしてもよい。
水通路に接続される冷却水循環系や壁間空隙に連通され
る気体循環系は、第1壁50の冷却構造体53に備えら
れる冷却水循環系38や気体循環系39から独立して構
成しても、共通化を図るようにしてもよい。
【0069】このように外側ブランケット内にブランケ
ット冷却構造体を内蔵し、この冷却構造体を冷却水循環
系や気体循環系に接続することにより、ブランケット冷
却構造体の損傷を検知できるので、ブランケット冷却構
造体の損傷による冷却水の洩れを素早く感知し、冷却水
洩れが生じた場合、外側ブランケット内部にある酸化リ
チウム等と冷却水の化学反応の進展を防止できる。この
ため核融合炉の安全性・信頼性を飛躍的に向上させるこ
とができる。
ット冷却構造体を内蔵し、この冷却構造体を冷却水循環
系や気体循環系に接続することにより、ブランケット冷
却構造体の損傷を検知できるので、ブランケット冷却構
造体の損傷による冷却水の洩れを素早く感知し、冷却水
洩れが生じた場合、外側ブランケット内部にある酸化リ
チウム等と冷却水の化学反応の進展を防止できる。この
ため核融合炉の安全性・信頼性を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0070】また、このブランケット冷却構造体によれ
ば、ブランケット冷却構造体を過拡散するトリチウム
(三重水素)が冷却水に至るまでにブランケット冷却構
造体の内壁と外壁からなる多重壁間の空隙を通じて処理
することができるため、冷却水の汚染が防止でき、安全
性が飛躍的に高くなる。
ば、ブランケット冷却構造体を過拡散するトリチウム
(三重水素)が冷却水に至るまでにブランケット冷却構
造体の内壁と外壁からなる多重壁間の空隙を通じて処理
することができるため、冷却水の汚染が防止でき、安全
性が飛躍的に高くなる。
【0071】次に、トーラス状真空容器12内の上下部
に設けられるダイバータ23を説明する。
に設けられるダイバータ23を説明する。
【0072】ダイバータ23はトーラス状真空容器12
内の上下部にやや内周側に偏位して設けられ、上記真空
容器12の周方向に沿って例えば32台ずつ配置され
る。ダイバータ23は図8に示すようにダイバータサポ
ート79上に支持される。ダイバータ23は冷却構造体
80を有し、この冷却構造体80は図9に示すようにダ
イバータサポートパイプ81およびサポートストラクャ
82により支持される。
内の上下部にやや内周側に偏位して設けられ、上記真空
容器12の周方向に沿って例えば32台ずつ配置され
る。ダイバータ23は図8に示すようにダイバータサポ
ート79上に支持される。ダイバータ23は冷却構造体
80を有し、この冷却構造体80は図9に示すようにダ
イバータサポートパイプ81およびサポートストラクャ
82により支持される。
【0073】ダイバータ23は核融合炉の炉内機器の中
で最も高温プラズマ11からの熱や粒子負荷を受けるも
ので、熱損傷を受け易い。熱負荷は15MW/mm2 にも
至り、通常の材料では溶融するために、グラファイト、
タングステン等の高融点材料の耐熱材83がダイバータ
23のプラズマ側表面にろう付け等で張設される。
で最も高温プラズマ11からの熱や粒子負荷を受けるも
ので、熱損傷を受け易い。熱負荷は15MW/mm2 にも
至り、通常の材料では溶融するために、グラファイト、
タングステン等の高融点材料の耐熱材83がダイバータ
23のプラズマ側表面にろう付け等で張設される。
【0074】ダイバータ23の冷却構造体80は図10
に示すように、熱伝導率が高いCu等からなるパイプ構
造が採用され、内壁を構成する内管85とこの内管の周
りを覆う外壁としての外管86とから多重壁構造に構成
される。冷却構造体76を多重壁構造にすると、熱伝導
率が低下するが、プラズマ側に近い冷却構造体80の外
管86を薄肉構造とすることにより、熱伝導を向上させ
ることができる。
に示すように、熱伝導率が高いCu等からなるパイプ構
造が採用され、内壁を構成する内管85とこの内管の周
りを覆う外壁としての外管86とから多重壁構造に構成
される。冷却構造体76を多重壁構造にすると、熱伝導
率が低下するが、プラズマ側に近い冷却構造体80の外
管86を薄肉構造とすることにより、熱伝導を向上させ
ることができる。
【0075】銅(Cu)は、一般に強度が高温で下が
る。ダイバータ23の冷却に用いられる銅は、約800
℃にもなり、強度は大幅に低下する。このため、銅の代
りにアルミナ分散強化銅と呼ばれる耐高温強度材料を用
いると冷却構造体80の強度が上昇するが、周りの高融
点材料の耐熱材83に対して熱応力によりクラックを発
生させるおそれがある。このクラック等の損傷発生防止
のために、耐熱材79に近い冷却構造体80の外管81
には、高熱伝導性を有する応力緩衝材として一般の銅
が、内管80にはアルミナ分散強化銅を用いれば、物理
的・機械的強度を保ちつつ信頼性を向上させた冷却構造
体80を構成できる。
る。ダイバータ23の冷却に用いられる銅は、約800
℃にもなり、強度は大幅に低下する。このため、銅の代
りにアルミナ分散強化銅と呼ばれる耐高温強度材料を用
いると冷却構造体80の強度が上昇するが、周りの高融
点材料の耐熱材83に対して熱応力によりクラックを発
生させるおそれがある。このクラック等の損傷発生防止
のために、耐熱材79に近い冷却構造体80の外管81
には、高熱伝導性を有する応力緩衝材として一般の銅
が、内管80にはアルミナ分散強化銅を用いれば、物理
的・機械的強度を保ちつつ信頼性を向上させた冷却構造
体80を構成できる。
【0076】ダイバータ23の冷却構造体80は図10
に示すように、多重壁構造をなし、内壁としての内管8
5内に冷却水を流通させる冷却水通路88が形成され、
この内管85と外壁としての外管86との壁間には環状
の空隙89が形成され、この空隙89内に熱伝導性に優
れた金属素線90が配置される。この空隙89内をヘリ
ウム等の不活性ガスが案内されるようになっている。
に示すように、多重壁構造をなし、内壁としての内管8
5内に冷却水を流通させる冷却水通路88が形成され、
この内管85と外壁としての外管86との壁間には環状
の空隙89が形成され、この空隙89内に熱伝導性に優
れた金属素線90が配置される。この空隙89内をヘリ
ウム等の不活性ガスが案内されるようになっている。
【0077】冷却構造体80の冷却水通路83は図11
に示すダイバータ冷却マニホールド91に接続され、壁
間空隙89は空隙流通ガスマニホールド92に連通され
る。空隙流通ガスマニホールド86は例えばダイバータ
冷却マニホールド91内に区画して形成されており、ダ
イバータ冷却マニホールド91は冷却水の供給側および
還流側が相互に独立して構成される。これらのマニホー
ルド91,92の形状は種々の断面形状のものが考えら
れる。
に示すダイバータ冷却マニホールド91に接続され、壁
間空隙89は空隙流通ガスマニホールド92に連通され
る。空隙流通ガスマニホールド86は例えばダイバータ
冷却マニホールド91内に区画して形成されており、ダ
イバータ冷却マニホールド91は冷却水の供給側および
還流側が相互に独立して構成される。これらのマニホー
ルド91,92の形状は種々の断面形状のものが考えら
れる。
【0078】ダイバータ冷却マニホールド91は、図3
に示すものと同様、冷却材としての冷却水の循環系に接
続され、図示しない循環ポンプにより、このダイパータ
冷却マニホールド91を介して冷却構造体80の冷却流
体の流路としての冷却水通路88内を冷却水が強制的に
循環せしめられる。
に示すものと同様、冷却材としての冷却水の循環系に接
続され、図示しない循環ポンプにより、このダイパータ
冷却マニホールド91を介して冷却構造体80の冷却流
体の流路としての冷却水通路88内を冷却水が強制的に
循環せしめられる。
【0079】また、冷却構造体80の壁間空隙84は空
隙流通マニホールド92を介して図3に示すものと同様
な気体循環系に接続され、図示しない気体循環ポンプに
よりヘリウム等の不活性ガスを強制的に循環せしめてい
る。気体循環系には漏洩検知機構や圧力検知機構、水素
処理装置等がそれぞれ設けられ、これらの漏洩検知機構
や圧力検知機構で多重壁構造の冷却構造体80の内外管
の亀裂・損傷を検知し、水素処理装置で水素およびこの
同位体を分離させ、貯蔵している。
隙流通マニホールド92を介して図3に示すものと同様
な気体循環系に接続され、図示しない気体循環ポンプに
よりヘリウム等の不活性ガスを強制的に循環せしめてい
る。気体循環系には漏洩検知機構や圧力検知機構、水素
処理装置等がそれぞれ設けられ、これらの漏洩検知機構
や圧力検知機構で多重壁構造の冷却構造体80の内外管
の亀裂・損傷を検知し、水素処理装置で水素およびこの
同位体を分離させ、貯蔵している。
【0080】ダイバータ23の冷却構造体80を二重壁
構造とし、高温プラズマ側を高融点材料の耐熱材83で
覆うことにより、外側ブランケット22の第1壁50よ
り厳しい条件におけるダイバータ23の信頼性をより一
層向上させることができる。
構造とし、高温プラズマ側を高融点材料の耐熱材83で
覆うことにより、外側ブランケット22の第1壁50よ
り厳しい条件におけるダイバータ23の信頼性をより一
層向上させることができる。
【0081】ところで、核融合炉のトーラス状真空容器
12内に配置される炉内構造物18の多重壁構造の冷却
構造体53,73,80の損傷によって不活性ガスとし
てのヘリウムが真空容器12の内部空間19に漏出した
場合には、ガス検知手段としてのヘリウム検知装置31
がヘリウム漏出を検出し、この検出により冷却構造体5
3,73,80が損傷したことを知ることができる。そ
の際、ヘリウム検知装置31を複数台設置することによ
り、真空容器12のどの部分からのヘリウム量が最も多
いか判断できるため冷却構造体の損傷箇所を特定するこ
とができる。
12内に配置される炉内構造物18の多重壁構造の冷却
構造体53,73,80の損傷によって不活性ガスとし
てのヘリウムが真空容器12の内部空間19に漏出した
場合には、ガス検知手段としてのヘリウム検知装置31
がヘリウム漏出を検出し、この検出により冷却構造体5
3,73,80が損傷したことを知ることができる。そ
の際、ヘリウム検知装置31を複数台設置することによ
り、真空容器12のどの部分からのヘリウム量が最も多
いか判断できるため冷却構造体の損傷箇所を特定するこ
とができる。
【0082】また、核融合炉では、核融合反応により発
生するヘリウムと冷却構造体53,73,80の損傷に
よるヘリウムリーク量を明確に区別するためには、冷却
構造体53,73,80の内部を流通させるガスにヘリ
ウム以外の不活性ガスまたはその混合ガスを使用し、検
知装置31がヘリウム以外のガスを検知するものでもよ
い。さらに、冷却構造体53,73,80の各ガス流通
経路毎に不活性ガス濃度を随時変化させれば、冷却構造
体の損傷箇所が明確になる。
生するヘリウムと冷却構造体53,73,80の損傷に
よるヘリウムリーク量を明確に区別するためには、冷却
構造体53,73,80の内部を流通させるガスにヘリ
ウム以外の不活性ガスまたはその混合ガスを使用し、検
知装置31がヘリウム以外のガスを検知するものでもよ
い。さらに、冷却構造体53,73,80の各ガス流通
経路毎に不活性ガス濃度を随時変化させれば、冷却構造
体の損傷箇所が明確になる。
【0083】このように、冷却構造体53,73,80
の損傷箇所を、トーラス状真空容器12の内部空間19
に連通させる複数のヘリウム検知装置31によって検知
することにより特定できるので、冷却構造体53,7
3,80が損傷した場合、この補修を迅速に行なうこと
ができ、より信頼性の高い核融合炉を提供できる。
の損傷箇所を、トーラス状真空容器12の内部空間19
に連通させる複数のヘリウム検知装置31によって検知
することにより特定できるので、冷却構造体53,7
3,80が損傷した場合、この補修を迅速に行なうこと
ができ、より信頼性の高い核融合炉を提供できる。
【0084】なお、本発明の一実施例では、外側ブラン
ケット22に形成される第1壁50の冷却構造体53に
環状の壁間空隙60を形成し、この空隙60内に金属素
線61を配設した例を示したが、図12に示すように内
壁54と外壁55とからなる冷却構造体53Aの多重壁
間を密着し、壁間に気体の流通溝95を空隙の一部とし
て形成し、この流通溝95内にヘリウム等の不活性ガス
を流すようにしてもよい。冷却構造体53Aの多重壁間
を密着させることにより、壁間の熱伝導面積が増大して
多重壁間の熱伝導か良好となり、効率よく機器の熱を除
去できる。しかし、ヘリウム等の不活性ガスが流通する
壁間空隙95が小さくなるため、流通溝95内のガス移
動速度が遅くなり、冷却水の漏洩検知に時間がかかる。
ケット22に形成される第1壁50の冷却構造体53に
環状の壁間空隙60を形成し、この空隙60内に金属素
線61を配設した例を示したが、図12に示すように内
壁54と外壁55とからなる冷却構造体53Aの多重壁
間を密着し、壁間に気体の流通溝95を空隙の一部とし
て形成し、この流通溝95内にヘリウム等の不活性ガス
を流すようにしてもよい。冷却構造体53Aの多重壁間
を密着させることにより、壁間の熱伝導面積が増大して
多重壁間の熱伝導か良好となり、効率よく機器の熱を除
去できる。しかし、ヘリウム等の不活性ガスが流通する
壁間空隙95が小さくなるため、流通溝95内のガス移
動速度が遅くなり、冷却水の漏洩検知に時間がかかる。
【0085】この核融合炉の炉内機器においては、冷却
構造体を多重壁構造に構成し、壁間を密着してガス流通
溝を設け、また密着しない壁間空隙に熱伝導のための素
線を設け、その空隙にヘリウム等の気体を流し、空隙を
介して漏洩検知機構、圧力検知機構を設けるようにした
ので、冷却構造体の亀裂・損傷を微小な段階から検知で
き、さらに水素処理装置を設けるようにしたので、水素
またはその同位体が冷却水通路に至らないうちに処理す
ることができ、従来に比較して飛躍的に安全性、信頼性
の高い核融合炉を提供することができる。
構造体を多重壁構造に構成し、壁間を密着してガス流通
溝を設け、また密着しない壁間空隙に熱伝導のための素
線を設け、その空隙にヘリウム等の気体を流し、空隙を
介して漏洩検知機構、圧力検知機構を設けるようにした
ので、冷却構造体の亀裂・損傷を微小な段階から検知で
き、さらに水素処理装置を設けるようにしたので、水素
またはその同位体が冷却水通路に至らないうちに処理す
ることができ、従来に比較して飛躍的に安全性、信頼性
の高い核融合炉を提供することができる。
【0086】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係る核融合
炉の炉内機器においては、トーラス状真空容器内に設け
られる炉内構造物に形成される冷却構造体を多重壁構造
に構成し、この冷却構造体の内部に冷却流体の流路を形
成したので、冷却構造体がプラズマ等から受ける熱・粒
子負荷等に対して多重防護となる。また冷却構造体は多
重壁間の熱伝導のために多重壁同士を密着あるいは多重
壁間に形成される空隙に金属素線を設け、伝熱性向上の
ために多重壁の肉厚を変化させるようにしたので、炉内
機器の冷却機能を損うことなく、多重防護することがで
きる。
炉の炉内機器においては、トーラス状真空容器内に設け
られる炉内構造物に形成される冷却構造体を多重壁構造
に構成し、この冷却構造体の内部に冷却流体の流路を形
成したので、冷却構造体がプラズマ等から受ける熱・粒
子負荷等に対して多重防護となる。また冷却構造体は多
重壁間の熱伝導のために多重壁同士を密着あるいは多重
壁間に形成される空隙に金属素線を設け、伝熱性向上の
ために多重壁の肉厚を変化させるようにしたので、炉内
機器の冷却機能を損うことなく、多重防護することがで
きる。
【0087】さらに冷却構造体は多重壁間の密着部分に
流体の流れる流通溝を空隙の一部として設け、その流通
溝あるいは多重壁間の空隙を通じて冷却材の漏洩を検知
できる機能を有するようにしたので、冷却構造体の亀裂
・損傷による冷却材漏洩を微小な段階から検知できるの
で、核融合炉内の炉内構造物の損傷や亀裂進展による冷
却構造体の破断や損傷、また冷却構造体の破断や損傷に
よる冷却材喪失のトラブルを未然に防ぐことができる。
流体の流れる流通溝を空隙の一部として設け、その流通
溝あるいは多重壁間の空隙を通じて冷却材の漏洩を検知
できる機能を有するようにしたので、冷却構造体の亀裂
・損傷による冷却材漏洩を微小な段階から検知できるの
で、核融合炉内の炉内構造物の損傷や亀裂進展による冷
却構造体の破断や損傷、また冷却構造体の破断や損傷に
よる冷却材喪失のトラブルを未然に防ぐことができる。
【0088】また、冷却構造体の多重壁間に形成される
空隙や空隙の一部を構成する流通溝に流れる流体の種
類、混合比を工夫すると、冷却構造体の亀裂・損傷の場
所を特定できる。このため、核融合炉の炉内機器の補修
や保全対策を迅速に講じることができ、核融合炉の信頼
性が飛躍的に向上する。
空隙や空隙の一部を構成する流通溝に流れる流体の種
類、混合比を工夫すると、冷却構造体の亀裂・損傷の場
所を特定できる。このため、核融合炉の炉内機器の補修
や保全対策を迅速に講じることができ、核融合炉の信頼
性が飛躍的に向上する。
【0089】さらに、冷却構造体の多重壁間に形成され
る空隙や空隙の一部を構成する流通溝により、冷却構造
体を透過する三重水素を処理する機能を有するように
し、多重壁を構成する材料の一部または全部に水素吸蔵
合金を用いるようにしたため、三重水素が冷却構造体を
透過・拡散して冷却材に至る量を大幅に低減でき、冷却
材の三重水素による汚染を抑制することができる。
る空隙や空隙の一部を構成する流通溝により、冷却構造
体を透過する三重水素を処理する機能を有するように
し、多重壁を構成する材料の一部または全部に水素吸蔵
合金を用いるようにしたため、三重水素が冷却構造体を
透過・拡散して冷却材に至る量を大幅に低減でき、冷却
材の三重水素による汚染を抑制することができる。
【図1】本発明に係る核融合炉の炉内機器の一実施例を
示すもので、核融合炉の右半分を概略的に示す縦断面
図。
示すもので、核融合炉の右半分を概略的に示す縦断面
図。
【図2】核融合炉の炉内機器を構成する外側ブランケッ
トのブランケット単体を示す外観図。
トのブランケット単体を示す外観図。
【図3】外側ブランケットと冷却水やヘリウム等の不活
性ガスの循環系との接続関係を示す図。
性ガスの循環系との接続関係を示す図。
【図4】不活性ガスの気体循環系に備えられる水素処理
装置の一例を示す原理図。
装置の一例を示す原理図。
【図5】図2に示す外側ブランケットのV−V線に沿う
平断面状態を示す斜視図。
平断面状態を示す斜視図。
【図6】図5のA部の拡大斜視図。
【図7】外側ブランケットの第1壁に形成される冷却構
造体を示す断面図。
造体を示す断面図。
【図8】核融合炉の真空容器内に設けられるダイバータ
のセグメントを示す斜視図。
のセグメントを示す斜視図。
【図9】図8に示すB部の拡大図。
【図10】ダイバータに備えられる冷却構造体を示す断
面図。
面図。
【図11】ダイバータの冷却構造体とマニホールドの接
続関係を示す断面図。
続関係を示す断面図。
【図12】外側ブランケットに備えられる冷却構造体の
変形例を示す断面図。
変形例を示す断面図。
【図13】従来のブランケットに備えられる冷却構造体
を示す断面図。
を示す断面図。
10 クライオスタット(断熱真空容器) 11 プラズマ 12 真空容器 13 コイル群 18 炉内構造物 10 内部空間 21 内側ブランケット 22 外側ブランケット 23 ダイバータ 25 上部ポート 26 水平ポート 27 下部ポート 30 排気ポート 31 ヘリウム検知装置(ガス検知装置) 33 ブランケット単体 35 冷却水循環配管 36 気体循環配管 38 冷却水循環系 39 気体循環系 43 水分測定器(漏洩検知手段) 44 圧力計(圧力検知手段) 46 水素処理装置 49 コントローラ 50 第1壁 51 耐熱材 53,53A 第1壁の冷却構造体 54 内壁 55 外壁 56 冷却水通路(冷却流体の流路) 58,59 第1壁冷却マニホールド 60 空隙 61 金属素線 62 空隙流通ガスマニホールド 64 水素透過膜 65 被処理チャンバ 66 処理チャンバ 67 水素ゲッタ 70 リチウム(トリチウム増殖材) 71 ベリリウム(中性子増殖材、トリチウム増殖補助
材) 73 ブランケット冷却構造体 79 ダイバータサポート 80 ダイバータの冷却構造体 83 耐熱材 85 内管(内壁) 86 外管(外壁) 88 冷却水通路(冷却流体の流路) 89 空隙 90 金属素線 91 ダイバータ冷却マニホールド 92 空隙流通ガスマニホールド
材) 73 ブランケット冷却構造体 79 ダイバータサポート 80 ダイバータの冷却構造体 83 耐熱材 85 内管(内壁) 86 外管(外壁) 88 冷却水通路(冷却流体の流路) 89 空隙 90 金属素線 91 ダイバータ冷却マニホールド 92 空隙流通ガスマニホールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嶋 厳 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 石鳥 隆司 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 田中 信彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 中井 優 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内
Claims (14)
- 【請求項1】 トーラス状の真空容器内に炉内構造物を
周方向に沿って収容し、この炉内構造物によって画成さ
れるトーラス状の内部空間に水素およびその同位体をプ
ラズマ状態した高温プラズマを封じ込める核融合炉の炉
内機器において、前記炉内構造物に形成される冷却構造
体を多重壁構造に構成し、この冷却構造体の内部にプラ
ズマや核反応による熱を取り出す冷却流体の流路を備え
たことを特徴とする核融合炉の炉内機器。 - 【請求項2】 冷却構造体は冷却流体の流路を形成した
内壁とこの内壁を取り囲む外壁とから多重壁構造に構成
する一方、前記冷却構造体の多重壁間に空隙を形成し、
この空隙に連通可能な漏洩検知機構を設け、この漏洩検
知機構で冷却流体の前記空隙への漏洩を検出するように
した請求項1記載の核融合炉の炉内機器。 - 【請求項3】 冷却構造体は、多重壁間に空隙を形成
し、この空隙に連通可能な水素処理装置を設け、この水
素処理装置で冷却構造体に侵入する水素およびその同位
体を分離・貯蔵させた請求項1記載の核融合炉の炉内機
器。 - 【請求項4】 冷却構造体は多重壁間に空隙を形成し、
この空隙に存在する気体の圧力、温度、水分量等の状態
変化を測定する手段を前記空隙に連通可能に設け、この
測定手段で冷却構造体内を流通する冷却流体や不活性ガ
スの漏洩を検出するようにした請求項1記載の核融合炉
の炉内機器。 - 【請求項5】 冷却構造体は多重壁間に空隙を形成し、
この空隙に連通可能な圧力検知機構を設け、この圧力検
知機構で多重壁間の空隙に存在する不活性ガス等の気体
の冷却構造体外部への漏洩を検出するようにした請求項
1記載の核融合炉の炉内機器。 - 【請求項6】 トーラス状真空容器内の内部空間に連通
する排気ポートに不活性ガス等のガス検知装置を設け、
このガス検知装置で冷却構造体外部への気体漏洩を前記
真空容器の内部空間を通じて検出するようにした請求項
1記載の核融合炉の炉内機器。 - 【請求項7】 トーラス状真空容器の内部空間に連通す
る排気ポートを真空容器の周方向に沿って複数個設け、
上記各排気ポートに不活性ガス等のガス検知装置をそれ
ぞれ設け、これらのガス検知装置により冷却構造体外部
への気体漏洩箇所を検出するようにした請求項1記載の
核融合炉の炉内機器。 - 【請求項8】 冷却構造体は多重壁間に空隙を形成し、
この空隙に熱伝導性が優れた金属素線を設けた請求項1
記載の核融合炉の炉内機器。 - 【請求項9】 冷却構造体は多重壁間同士を密着させ、
密着させた多重壁間に形成される部分的な空隙を不活性
ガス等の流体を流す流通溝として形成した請求項1記載
の核融合炉の炉内機器。 - 【請求項10】 冷却構造体は、多重壁を構成する材料
の一部または全部を水素吸蔵材料またはその合金で形成
した請求項1記載の核融合炉の炉内機器。 - 【請求項11】 冷却構造体は、高温プラズマ側に面す
る側の多重壁の肉厚を薄肉化した請求項1記載の核融合
炉の炉内機器。 - 【請求項12】 水素処理装置は、ヘリウム等の不活性
ガスの気体循環系の一部に設けられ、水素およびその同
位体を透過させる水素透過膜で内部を気体循環系の一部
を構成する被処理チャンバと水素およびその同位体を貯
蔵する処理チャンバとに区画した請求項3記載の核融合
炉の炉内機器。 - 【請求項13】 水素処理装置は、水素透過膜で分離さ
れた水素またはその同位体を酸化処理するように構成し
た請求項3または12に記載の核融合炉の炉内機器。 - 【請求項14】 水素処理装置の処理チャンバには水素
ゲッタが収容され、この水素ゲッタにより分離された水
素およびその同位体を吸収・貯蔵した請求項12記載の
核融合炉の炉内機器。
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