JPH062019Y2 - タッピンねじ - Google Patents
タッピンねじInfo
- Publication number
- JPH062019Y2 JPH062019Y2 JP1987176686U JP17668687U JPH062019Y2 JP H062019 Y2 JPH062019 Y2 JP H062019Y2 JP 1987176686 U JP1987176686 U JP 1987176686U JP 17668687 U JP17668687 U JP 17668687U JP H062019 Y2 JPH062019 Y2 JP H062019Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- screw
- tapping screw
- angle
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、タッピンねじに関する。
(従来の技術) 従来、金属製部品または合成樹脂製部品等を合成樹脂製
本体にとりつける場合、本体と一体になったダボ、ボス
またはグロメットに設けられた孔に、ねじ山角度が60
゜で等辺山形に形成されたタッピンねじをねじ込んで締
付けることにより、金属製部品または合成樹脂製部品等
を合成樹脂製本体にとりつけることが一般におこなわれ
ている。
本体にとりつける場合、本体と一体になったダボ、ボス
またはグロメットに設けられた孔に、ねじ山角度が60
゜で等辺山形に形成されたタッピンねじをねじ込んで締
付けることにより、金属製部品または合成樹脂製部品等
を合成樹脂製本体にとりつけることが一般におこなわれ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに上記従来のタッピンねじによって合成樹脂のよ
うな粘弾性を有する材料に形成された下孔に締付けをお
こなう場合、ねじ山容積が排除した部分に対応する残留
合成樹脂が塑性変形して圧縮されることにより後退し、
したがってねじ山は進み締付けが完了するが、時間の経
過と共にねじ山近辺の合成樹脂の弾性が回復することに
ともない合成樹脂にタッピンねじの半径方向の中心に向
って回復しようとする動きがおこり、これが残留応力と
なる。この残留応力により合成樹脂に発生する動きは、
ねじ山方向へ作用するものの、ねじ山によって阻止され
る結果、ねじ山の反対方向に作用してダボ、ボス等にひ
び割れを発生させる。
うな粘弾性を有する材料に形成された下孔に締付けをお
こなう場合、ねじ山容積が排除した部分に対応する残留
合成樹脂が塑性変形して圧縮されることにより後退し、
したがってねじ山は進み締付けが完了するが、時間の経
過と共にねじ山近辺の合成樹脂の弾性が回復することに
ともない合成樹脂にタッピンねじの半径方向の中心に向
って回復しようとする動きがおこり、これが残留応力と
なる。この残留応力により合成樹脂に発生する動きは、
ねじ山方向へ作用するものの、ねじ山によって阻止され
る結果、ねじ山の反対方向に作用してダボ、ボス等にひ
び割れを発生させる。
あるいは、ねじ山の側面を合成樹脂が不規則に滑動する
こととなり、ねじ山の側面と合成樹脂との間に隙間が発
生し、このために締付力が低下して振動、衝撃等を受け
た場合ねじがゆるむという不具合が生じる等の問題があ
った。
こととなり、ねじ山の側面と合成樹脂との間に隙間が発
生し、このために締付力が低下して振動、衝撃等を受け
た場合ねじがゆるむという不具合が生じる等の問題があ
った。
本考案はこれに鑑み、ねじ山角度が60°で等辺山形に
形成されたタッピンねじに代えて、ねじ山角度を30°
〜45°とした連続する2条ねじ山を形成するととも
に、各ねじ山の円周上の180°の位置に稜線方向に所
定の長さを有しリード角に対して直角となるねじ山欠損
部を形成し、このねじ山欠損部は隣接したねじ山に対し
て90°位相が異なるように設けたことにより、相手部
材に割れの発生することがなく、締付力が低下してゆる
むことのないタッピンねじを提供することを目的とす
る。
形成されたタッピンねじに代えて、ねじ山角度を30°
〜45°とした連続する2条ねじ山を形成するととも
に、各ねじ山の円周上の180°の位置に稜線方向に所
定の長さを有しリード角に対して直角となるねじ山欠損
部を形成し、このねじ山欠損部は隣接したねじ山に対し
て90°位相が異なるように設けたことにより、相手部
材に割れの発生することがなく、締付力が低下してゆる
むことのないタッピンねじを提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、軸部に沿って螺旋状
に突起したねじ山と、軸部の一端に工具係合手段を有す
る頭部とを備えたタッピンねじにおいて、前記軸部にね
じ山角度を30°〜45°とした連続する2条のねじ山
を形成するとともに、隣接したねじ山に位相の異なるね
じ山欠損部をその配列がリード角に対して直角となるよ
うに形成したことを特徴とするものである。
に突起したねじ山と、軸部の一端に工具係合手段を有す
る頭部とを備えたタッピンねじにおいて、前記軸部にね
じ山角度を30°〜45°とした連続する2条のねじ山
を形成するとともに、隣接したねじ山に位相の異なるね
じ山欠損部をその配列がリード角に対して直角となるよ
うに形成したことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、ねじ山角度が30°〜45°の2条ね
じ山を形成することにより、ねじ山容積が排除する部分
の容積を少なくして残留応力を減少させるとともに、2
条ねじ山としたことによりねじ山強度の低下とピッチ間
隔の増大による作業性の低下を防ぎ、さらに位相の異な
るねじ山欠損部をリード角に対して直角に形成したこと
によりねじ山の側面に対する合成樹脂の滑動力を解放す
ることができる。そして、リード角に対して直角となる
ねじ山欠損部を形成したことによりねじ山欠損部の端部
が欠けることはない。さらに、ねじ山欠損部は稜線方向
に所定の長さを有し90°位相が異なるように設けられ
ているので、ねじ山欠損部が相手部材に対して同時に作
用せず、したがって、円滑なねじの回転ともどり止め効
果により相手部材の割れが防止できるとともに締付力が
低下してゆるむことがない。
じ山を形成することにより、ねじ山容積が排除する部分
の容積を少なくして残留応力を減少させるとともに、2
条ねじ山としたことによりねじ山強度の低下とピッチ間
隔の増大による作業性の低下を防ぎ、さらに位相の異な
るねじ山欠損部をリード角に対して直角に形成したこと
によりねじ山の側面に対する合成樹脂の滑動力を解放す
ることができる。そして、リード角に対して直角となる
ねじ山欠損部を形成したことによりねじ山欠損部の端部
が欠けることはない。さらに、ねじ山欠損部は稜線方向
に所定の長さを有し90°位相が異なるように設けられ
ているので、ねじ山欠損部が相手部材に対して同時に作
用せず、したがって、円滑なねじの回転ともどり止め効
果により相手部材の割れが防止できるとともに締付力が
低下してゆるむことがない。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例におけるタッピンねじの正面
を示し、第2図は第1図のねじ山の断面、第3図は第2
図と位相の異なるねじ山の断面を示し、さらに第4図は
ねじ山を一部拡大した断面を示している。上記各図に示
す実施例において、軸部2の一端にねじを駆動させる工
具係合手段3(例えば十字穴)を有する頭部4を、他端
を相手部材への導入を容易にするための適当な先細りの
先端部5とし、軸部2の首下6より先端部5までの間に
谷部径が通常規格品とほぼ等しくねじ山角度θが30°
〜45°の連続した2条のねじ山7,8を形成し、第2
図および第3図に示すようにねじ山7,8に180°対
向の位置に稜線方向に所定の長さを有するねじ山欠損部
9,10をねじ山のリード角に対して直角に形成すると
ともに、隣接するねじ山7,8に対しては90°位相が
異なるように構成されている。
第1図は本考案の一実施例におけるタッピンねじの正面
を示し、第2図は第1図のねじ山の断面、第3図は第2
図と位相の異なるねじ山の断面を示し、さらに第4図は
ねじ山を一部拡大した断面を示している。上記各図に示
す実施例において、軸部2の一端にねじを駆動させる工
具係合手段3(例えば十字穴)を有する頭部4を、他端
を相手部材への導入を容易にするための適当な先細りの
先端部5とし、軸部2の首下6より先端部5までの間に
谷部径が通常規格品とほぼ等しくねじ山角度θが30°
〜45°の連続した2条のねじ山7,8を形成し、第2
図および第3図に示すようにねじ山7,8に180°対
向の位置に稜線方向に所定の長さを有するねじ山欠損部
9,10をねじ山のリード角に対して直角に形成すると
ともに、隣接するねじ山7,8に対しては90°位相が
異なるように構成されている。
本考案によるタッピンねじ1は前記のように構成される
ため、合成樹脂のような粘弾性を有する材料で作られた
相手部材に形成された下孔にタッピンねじ1をねじ込む
と、ねじ山容積が排除されるが、ねじ山角度θは30°
〜45°と従来の60°に比べて小さいのでねじ山7,
8は薄く、したがってねじ山7,8が排除する相手部材
の量も少なく、残留合成樹脂が復元しようとする残留応
力も小さくなり、相手部材には割れが発生しない。
ため、合成樹脂のような粘弾性を有する材料で作られた
相手部材に形成された下孔にタッピンねじ1をねじ込む
と、ねじ山容積が排除されるが、ねじ山角度θは30°
〜45°と従来の60°に比べて小さいのでねじ山7,
8は薄く、したがってねじ山7,8が排除する相手部材
の量も少なく、残留合成樹脂が復元しようとする残留応
力も小さくなり、相手部材には割れが発生しない。
また、2条ねじ山としたことにより、ねじ山強度の低下
を防ぐとともに、少量の残留応力によるねじ山7,8の
側面における合成樹脂の不規則な滑動は、ねじ山7,8
に形成したねじ山欠損部9,10により解放されるので
合成樹脂との間に隙間の生じることはない。
を防ぐとともに、少量の残留応力によるねじ山7,8の
側面における合成樹脂の不規則な滑動は、ねじ山7,8
に形成したねじ山欠損部9,10により解放されるので
合成樹脂との間に隙間の生じることはない。
以上説明したように本考案は、ねじ山角度が30°〜4
5°の2条ねじ山を形成したことにより、ねじ山部の剪
断強さは若干低下するがねじ込みトルクも小さくなる。
そして、1ピッチ当りのねじ山容積が排除する部分の容
積を少なくすることとなり、相手部材の残留応力を減少
させてねじ込み性を良くするので、割れは発生せず、ま
た、ねじ山強度の低下とピッチ間隔の増大による作業性
の低下を防ぎ、さらにねじ山欠損部を形成したことによ
り合成樹脂の滑動力を解放することができるので、締付
力の低下することがなく、振動、衝撃等に対して強いタ
ッピンねじが提供できる。そして、リード角に対して直
角となるねじ山欠損部を形成したことにより、ねじ山欠
損部の端部は鋭角でなく90°に形成されるので、鋭角
の場合に比べ端部の欠けることがない。さらに、このね
じ山欠損部は稜線方向に所定の長さを有し隣接したねじ
山に対して90°位相が異なるように設けているので、
タッピンねじをねじ込む時あるいは戻す時において2条
のねじのねじ山欠損部が同時に作用することはなく1条
目のねじ山欠損部が作用した後に2条目のねじ山欠損部
が作用するので円滑なねじの回転とともに、1条目と2
条目とが交互にもどり止めの効果を有する等の効果を奏
する。
5°の2条ねじ山を形成したことにより、ねじ山部の剪
断強さは若干低下するがねじ込みトルクも小さくなる。
そして、1ピッチ当りのねじ山容積が排除する部分の容
積を少なくすることとなり、相手部材の残留応力を減少
させてねじ込み性を良くするので、割れは発生せず、ま
た、ねじ山強度の低下とピッチ間隔の増大による作業性
の低下を防ぎ、さらにねじ山欠損部を形成したことによ
り合成樹脂の滑動力を解放することができるので、締付
力の低下することがなく、振動、衝撃等に対して強いタ
ッピンねじが提供できる。そして、リード角に対して直
角となるねじ山欠損部を形成したことにより、ねじ山欠
損部の端部は鋭角でなく90°に形成されるので、鋭角
の場合に比べ端部の欠けることがない。さらに、このね
じ山欠損部は稜線方向に所定の長さを有し隣接したねじ
山に対して90°位相が異なるように設けているので、
タッピンねじをねじ込む時あるいは戻す時において2条
のねじのねじ山欠損部が同時に作用することはなく1条
目のねじ山欠損部が作用した後に2条目のねじ山欠損部
が作用するので円滑なねじの回転とともに、1条目と2
条目とが交互にもどり止めの効果を有する等の効果を奏
する。
第1図は本考案の一実施例におけるタッピンねじの正面
図、第2図は第1図のねじ山の断面図、第3図は第2図
と位相の異なるねじ山の断面図、第4図はねじ山を一部
拡大した断面図である。 1…タッピンねじ、2…軸部、3…工具係合手段、4…
頭部、5…先端部、6…首下、7,8…ねじ山、9,1
0…ねじ山欠損部、θ…ねじ山角度。
図、第2図は第1図のねじ山の断面図、第3図は第2図
と位相の異なるねじ山の断面図、第4図はねじ山を一部
拡大した断面図である。 1…タッピンねじ、2…軸部、3…工具係合手段、4…
頭部、5…先端部、6…首下、7,8…ねじ山、9,1
0…ねじ山欠損部、θ…ねじ山角度。
Claims (1)
- 【請求項1】軸部に沿って螺旋状に突起したねじ山と、
軸部の一端に工具係合手段を有する頭部とを備えたタッ
ピンねじにおいて、前記軸部にねじ山角度を30°〜4
5°とした連続する2条のねじ山を形成するとともに、
各ねじ山の円周上の180°の位置に稜線方向に所定の
長さを有しリード角に対して直角となるねじ山欠損部を
形成し、このねじ山欠損部は隣接したねじ山に対して9
0°位相が異なるように設けたことを特徴とするタッピ
ンねじ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987176686U JPH062019Y2 (ja) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | タッピンねじ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987176686U JPH062019Y2 (ja) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | タッピンねじ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0180810U JPH0180810U (ja) | 1989-05-30 |
| JPH062019Y2 true JPH062019Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31468402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987176686U Expired - Lifetime JPH062019Y2 (ja) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | タッピンねじ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062019Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12541880B2 (en) * | 2021-12-27 | 2026-02-03 | Hitachi Astemo, Ltd. | Camera calibration method, and stereo camera device |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5761214U (ja) * | 1980-09-30 | 1982-04-12 | ||
| JPS584812U (ja) * | 1981-07-02 | 1983-01-12 | 株式会社青山製作所 | タツピングねじ |
-
1987
- 1987-11-19 JP JP1987176686U patent/JPH062019Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12541880B2 (en) * | 2021-12-27 | 2026-02-03 | Hitachi Astemo, Ltd. | Camera calibration method, and stereo camera device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0180810U (ja) | 1989-05-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4820235A (en) | Threaded fastener | |
| US3996834A (en) | Fastening element | |
| US4653244A (en) | Fastener element | |
| US9581183B2 (en) | Screw-type fastener | |
| RU2150032C1 (ru) | Винт и завинчивающий инструмент для такого винта | |
| US5419667A (en) | Anti-cross thread fastener with cleaning tip | |
| US8360701B2 (en) | Threaded fastener | |
| JPH05506913A (ja) | 荷重表示ワッシャ | |
| JPH0646044B2 (ja) | 非対称形状のねじ山成形用ねじと、その製造方法 | |
| JPH06509859A (ja) | ねじ山付き固定部材、特にねじとねじ締め工具 | |
| US4259889A (en) | Thread tapping form | |
| JPH081340U (ja) | タッピンねじ | |
| JPH062019Y2 (ja) | タッピンねじ | |
| JPH07139536A (ja) | 締結部材およびその製造方法 | |
| JP3290362B2 (ja) | 軟質金属材用タッピンねじ | |
| JPH0752969Y2 (ja) | タッピングネジ | |
| JPH024247Y2 (ja) | ||
| JPH062020Y2 (ja) | タッピンねじ | |
| JPH1162933A (ja) | ね じ | |
| JPH07269542A (ja) | タッピンねじ | |
| JPS6131207Y2 (ja) | ||
| JPH0231606Y2 (ja) | ||
| JPH0354964Y2 (ja) | ||
| JPH0718016U (ja) | ね じ | |
| JPH0125771Y2 (ja) |