JPH0620310B2 - 双方向catvシステムにおける通信方式 - Google Patents

双方向catvシステムにおける通信方式

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JPH0620310B2
JPH0620310B2 JP58234092A JP23409283A JPH0620310B2 JP H0620310 B2 JPH0620310 B2 JP H0620310B2 JP 58234092 A JP58234092 A JP 58234092A JP 23409283 A JP23409283 A JP 23409283A JP H0620310 B2 JPH0620310 B2 JP H0620310B2
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    • H04L12/00—Data switching networks
    • H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、双方向CATVシステム上でのデータ通信方
式に関するものである。
〔従来の技術〕 CATVシステムの運用形態は、ある限られた地域内に
同軸ケーブルを敷設し、映像センターより供給される映
像を、各ユーザがなんらかの方法で選択して受像する方
式になっている。
CATVシステムは、空中波を用いる通常の放送システ
ムに比べ、同軸ケーブルという固定した媒体を用いるた
めに、その運用には大きな自由度が与えられている。例
えばここでは、空中波では混信の虞れがある隣接したチ
ャンネルでの伝送が実施されている。これは、隣接チャ
ンネルに近い周波数成分をもつ音声波のレベルを落すこ
とで可能となる。
とくにCATVシステムの最も特徴となる点は、双方向
のデータ通信が行なえることである。
このため、CATVシステムを利用して、有料チャンネ
ルの視聴ごとに料金を支払うシステムが採用され、その
実現手段として、映像信号に用いない帯域(空チャンネ
ル)の利用がなされている。
課金や映像選択、またはスクランブルなどのためのデー
タ、いわゆるCATVシステム維持のためのデータ通信
は、既に広く利用されているが、データの内容や、その
利用法を限定しない「COMMON−CARRIER」
としてのデータ通信については、今後の課題とされてい
る。
CATVシステムを利用したデータ通信の応用には、上
述したようなCATVシステム維持のためのデータ通信
のほかに、テレックスや文字多重放送のような映像チャ
ンネル内のVBI部分を用いた一方向通信方式,一方向
性のソフトウエアなどのデータのDOWNLOADIN
G SYSTEMの通信方式などがあるが、ユーザ同士
の自由な通信という意味では自由度の欠けたものであ
る。さて、ここで本発明の意図する技術分野は、専ら上
述の「COMMON−CARRIER」としての通信方
式にある。
CATVシステムに応用できる通信システムとして採用
されたネットワークの構成は、第1図に示すようにいわ
ゆるバス形式であるために、一般的な電話網で使用して
いるような通信形態は採れないのであって、パケット形
通信の形態になる。
パケット形通信は、1本のラインに多数のユーザが接続
され、各々のデータをパケットに区切り、あたかも各ユ
ーザがそのラインを専有したかのように用いる時分割多
重の通信方式である。
この時分割多重の方式で、回線使用効率のよい方法とし
ては、CSMA/CD方式(キャリア・センス・マルチ
プル・アクセス ウイズ コリジョン・ディテクショ
ン)が提案されており、ローカルネットワークなどで、
例えばEthernetで使用されている。従来、LANなど
で用いられるCSMA/CD方式はいわゆるベースバン
ドで通信を行っており、CATVシステムへの応用には
各種の変更を必要とする。
このCSMA/CD方式をCATVシステムに適用する
には以下に述べる条件が必要となる。第2図に一般的な
CATVシステムの周波数配置の例を示す。ここでは、
使用できる周波数帯を大きく2分割し、周波数帯域の下
のグループを上り方向(ターミナルからヘッドエンド
へ)に用い、上のグループを下り方向(ヘッドエンドか
らターミナルへ)に用いる。通常は下り方向には多数の
映像を供給するために、多くのチャンネルが割当てられ
ている。米国でのこの周波数帯域の分割の方法として
は、MID−SPLIT方式、またはSUB−SPLI
T方式などがある。このようにCATVシステム上で
は、データの通信方向は周波数帯で規定されるため、C
SMA/CD方式を該システムに適用する時には、次の
ような構成にすることが必要である。なお、同図におけ
るガードバンドは上りチャンネルと下りチャンネルとを
明確に分別するための周波数帯域を示すものであって、
この周波数帯域は受信用フィルター及び送信用フィルタ
ーによって容易に分波することができる。
1. ベースバンドの通信は行えず、適当な搬送波を用い
てその搬送波に変調を施し、通信を行なう。
2. 上り方向のデータおよび下り方向のデータは、各々
異なった周波数の搬送波を用いる。
3. CATVシステム内の上り回線の終端および下り回
線の始端に、両回線を接続するたの周波数変換装置を必
要とする。
以上の条件を満してCATVシステム上に通信システム
を構築すると、第3図のようになる。ここでは、周波数
変換装置(FC)101が上り回線の周波数f1を下り回
線の周波数f2に変換する。ここでの周波数f1,f2
は、それぞれ上りチャンネルの周波数と下りチャンネル
の周波数とを意味するものであって、たとえば第2図に
おいて複数の上りチャンネルのうちいずれかの1チャン
ネルを周波数f1とし、複数の下りチャンネルのうちい
ずれかの1チャンネルを周波数f2として使用するもの
である。また、端末装置(以後NIUという)102は、
各ユーザに1台ずつ備えられるもので、データの送信,
受信の制御を行なう。つまりNIUに接続されるユーザ
のターミナルからのデータをパケット化し、送信周波数
f1で変調を行ない、CSMA/CDの制御方式にした
がい送信を行なう。また、回線上のデータを常時監視
し、自ターミナル宛てのパケットを取込み、そのパケッ
ト構成を解析し、誤りがなければそのデータをユーザタ
ーミナルへ出力するといった一連の制御である。なお、
このNIUは1つのシステムに複数個接続され、各々の
NIU(つまりNIUに接続されるユーザターミナル)
が任意のNIUと通信が行なえるものである。
このNIUの動作は以下のようになる。CSMA/CD
方式では、通信回線上にデータがない時のみデータ送信
を行なえるが、そのデータ検出はNIUが各自に行な
う。CATVシステムでは、各ターミナルの送信周波数
f1および受信周波数f2は分離されており、送信には
上り回線の周波数f1を、受信には下り回線の周波数f
2を用いているので、他のターミナルがデータパケット
を送信していることは、周波数変換装置で周波数変換さ
れた下り回線を受信することにより認識できる。つまり
上り回線上でデータパケットを発信するためには、下り
回線を受信して上り回線の状態を把握することが必要に
なる。また、CSMA/CD方式の特徴である“衝突検
知”についても、上り回線での衝突は下り回線で監視す
ることになり、NIUはデータを上り回線へ送信すると
同時に、下り回線に送られてくるデータを比較すること
で“衝突”の検出を行なわなければならない。つまり自
分で送信したデータを正しく受信できなかった時に“衝
突”があったと判定するのである。以上の事柄から下り
回線は、相対する上り回線の状況を正しく反映する必要
があることが理解されよう。
NIUは、送信するデータを持った時には下り回線を監
視し、他のデータが無いことを確認した後に、上り回線
にデータパケットを送信し始める。そして更に下り回線
を監視し、自分で送信したデータを受信し、送信中のデ
ータと比較し、もしここで比較中に誤りを検出した時に
は、送信途中でも直ちに送信を中断するのである。この
ことは、無意味なデータにより回線を占有させずに回線
全体の使用効率を良くする上で重要である。
次に、上り回線と下り回線のデータ形態について説明す
る。上り回線と下り回線とは周波数の違いだけではな
く、本質的に次のような差異を持っている。すなわち、
下り回線は送信機が1台,受信機が多数であるのに対
し、上り回線は多数の送信機に対して1台の受信機で構
成されている。このことは、上り回線でのデータの形態
につき制約をもたらす。つまり自由なデータ通信を行な
うためには、上り回線では時分割の通信を行なうことが
必要なのであって、各ターミナルは必要な時に限り搬送
波をオンすることが要求され、それ以外には搬送波をオ
フするのであり、換言すれば搬送波それ自体も、送信さ
れるべきデータの長さにしたがってオン・オフされるこ
とになる。この場合、オフ状態で各NIUに若干の搬送
波の漏れがあると、それはある発言源となるNIUにと
っては雑音となり、センターでの受信機の入力端ではそ
の雑音の総和として表われ、上り回線のC/Nを劣化さ
せることになる。
一方、下り回線では上り回線でのデータを反映させれば
よいが、データ回線の争奪は既に上り回線で行なわれて
おり、したがって、単に放送のような形式で送信すれば
よい。換言すれば、上り回線の終端に届いたデータを、
そのまま下り回線へ周波数変換して送信することで、シ
ステムとして実施できることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、CATVシステムにおいてCSMA/CD
よる通信方式を採用した場合、実際のCATVネットワ
ーク上での運用には次の基本的問題が残されている。
すなわちCATVネットワークは、第1図にみられるよ
うにツリー的な構造になっており、下り信号はセンター
からの信号が各端末に分散されている形になっている。
従って下り信号のS/Nは、基本的には幹線アンプの段
数および雑音指数によって決定される。従って下り回線
のS/Nは、システム設計時の値を保持することで比較
的容易に所望値に維持でき、その時間的な変動はない。
一方、上り回線の品質は、全ての端末からのデータを受
信できるようにセンターおよび回線の設計を行なうため
に回線上のデータの品質(S/N)は当然低下すること
になる。
例えばCATVシステムの端末が、1000台存在するとし
て、センター側の受信機は全ての端末のデータを受信す
るものであるから、ここで、1台の端末の発信するデー
タのC/Nを例えば60dBとすると、搬送波レベルを1
とする時、Nレベルは1×10-6であるから、1000台の端
末との接線では、Nレベルの合計は1×10-6×103=1
×10-3となり、センターの受信端でのC/Nは30dBし
か取り得なくなる。つまりセンターからみると、各端末
は全て並列に接続されており、各端末の漏れ雑音は、上
り回線のデータに対して総和であり、結果的にC/Nを
劣化させることになる。また前述したように、ケーブル
に直接重畳する都市雑音などを考慮すると、上り回線の
終端では全回線長に誘起される雑音が検出される。一
方、下り回線でのNIUの入力端での雑音総量を考えて
みると、センターの出力から最短距離で信号が到達され
るから、その雑音重畳の量は上り回線に比べ著しく少な
いと考えられる。例えば同軸ケーブル長当りの雑音量を
α(W)とし、CATVシステムのケーブルの全長を10
0km,センターからあるターミナルまでの距離を5kmと
すると、上り回線での雑音量は100α(W)、下り回線
での雑音量は5α(W)となり、上り回線および下り回
線のCN比は100/5=20、dBに換算して13dBの差
になる。つまり上記通信方式においては、上に回線品質
は下り回線に対してかなり劣化していることがわかる。
現在までに提案されたシステムでは、この点に対する対
策を施したものではなく、CATV回線上でこの通信シ
ステムを実施できるほどの技術レベルはないといえる。
本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、CAT
VシステムにおいてCSMA/CDの通信方式を採用す
る場合、上り回線と下り回線とのS/N比の相違による
不具合を解消し、同通信方式を実際に採用できるほどに
システムの向上を図ろうとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的のため、本発明は、ヘッドエンドに対して多数
のターミナルを接続し、前記ターミナルから前記ヘッド
エンドへの上り回線と前記ヘッドエンドから前記ターミ
ナルへの下り回線とのうち対となる搬送波を用いるCS
MA/CD方式を用いた相互データ通信のための周波数
変換装置を含む双方向CATVシステムにおける通信方
式において、前記ヘッドエンドに配置された前記周波数
変換装置は、前記上り回線の信号のうち第1の搬送波周
波数を有する信号を受信してデータを復調する受信機
と、この受信機の復調データの零交差点を抽出するエッ
ジ検出回路と、前記零交差点と基準クロックに基づいて
サンプリングクロックとして最適なクロックを生成する
クロック再生回路と、前記基準クロックとマスタクロッ
クを生成するマスタ発振器と、前記受信機の復調データ
を前記サンプリングクロックによってサンプリングする
サンプル回路と、前記サンプリングするサンプル回路の
出力を前記クロックに基づいて書込み、前記マスタクロ
ックに基づいて読み出すメモリと、第2の搬送波周波数
を前記メモリから読み出したデータ出力で変調して前記
下り回線へ出力信号として出力する送信機とを具備し、
前記上り回線の信号の前記第1の搬送波周波数からこれ
と対になるべき前記第2の搬送波周波数へ周波数変換し
て、前記下り回線へ前記出力信号を送出することを特徴
とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第4図ないし第7図を参照して
具体的に説明する。第4図にみられる周波数変換装置
は、受信機401,送信機402および波形整形器403を具備
している。そこで、上り回線の信号は、時分割によるパ
ケット化したデータを搬送波f1で変調した信号であっ
て、上記受信機401で復調される。この復調されたデー
タは、C/Nの劣化のためにS/Nが劣化している。こ
の復調データは波形整形器403で波形の整形およびクロ
ック再生を受ける。このクロック再生による正確なクロ
ック信号で、伝送されてきたデータをサンプリングして
整形されたデータは、送信機402を用いて下り回線に送
信される。
その結果、CATVシステムの上り回線の雑音はセンタ
ーで分離され、下り回線には信頼性の高いデータが送信
されることになる。
また、以上の構成により次のような利点も与えられる。
すなわち、上り回線での各NIUからの受信レベルの変
動が下り回線に反映せず、一定のレベルで送信されるこ
とになる。因に、CATVシステムの構成からは各ター
ミナルの設置場所により上りデータの受信レベルは同一
の出力レベルであったとしても、センター側では異な
り、その差は10dB程度あるいはそれ以上あるのが普通
である。この上りデータは従来のシステム(第3図参
照)では、下り回線でも全く同等のレベル差を有したま
ま送信されるわけで、各ターミナルについて、データの
信頼性に大きな差を生じている。しかし本発明に係る上
記構成(第4図参照)では、上り回線での受信レベルの
ばらつきを、完全に下り回線への折り返しに際して吸収
してしまう。
なお、第4図における受信機401,送信機402は一般的な
機器であり、変復調の方式は各種あるが、これは必要に
応じて選択される問題である。
さて上記実施例について、その復調されたベースバンド
データおよび送信すべきベースバンドデータにつき、第
5図を参照して説明する。第5図(a)はC/Nが良好で
ある時の復調波形であり、(b)は回線のC/Nが劣化し
た時の復調波形を示している。なおこの図は、復調デー
タを正規な受信フィルタを通した後の波形である。受信
フィルタ通過後の信号波形における雑音成分は、復調デ
ータの時間的なゆらぎ(ジッタ)となって表われる。
(b)では正規なタイミングと復調データの零交差点が雑
音によりずれを生じている。
このジッタを含んだデータは、当然データの誤り率を拡
大させることになる。従来の単純な周波数変換システム
では、データがそのまま下り回線に送信されるから、下
り回線のC/N劣化と共に、更にデータの信頼性が低下
されることになる。そこで本発明では、第5図の(c)の
波形のように、一度クロック再生および波形の整形を行
なうのである。
第7図は波形整形およびクロック再生回路について示す
ものであり、符号702〜706は第4図の波形整形器403に
含まれているものである。また同図においては、受信機
401が受信機701に、送信機402が送信機707にそれぞれ該
当している。ここで受信機701の入力は上り回線の周波
数であり、その出力はベースバンドに復調されたデータ
である(第5図(b)に相当)。
ここでデータは2つに分岐され、1つはエッジ検出回路
702へ、もう1つはサンプル回路703へ入力される。エッ
ジ検出回路702では、データの零交差点を抽出してクロ
ック再生回路704へ供給する。クロック再生回路704は検
出された零交差点を基に、最適なクロック(サンプルパ
ルス)を生成し、前述のサンプル回路703へ供給する。
このクロック再生回路704の実施例としては、受信デー
タを基準としてカウンタを用いるリセット形,デジタル
的なPLLを形成するループ形などがあるが、回線の品
質などにより適当な方式を選択すればよい。 また、こ
のクロック再生回路の基準クロックとして、マスタ発振
器705より必要なクロックが供給される。このようにし
てサンプル回路703では、前述した復調データおよびサ
ンプルクロックによりデータサンプルを行ない、結果的
に波形整形を行なう。この波形整形後のデータは第5図
(c)に相当する。上述したクロック再生回路で再生され
たクロックは、わずかではあるがクロックにゆらぎを生
じている。これは入力データを基準としているために当
然発生するゆらぎである。そこで、下り回線に対して高
信頼性のデータを送信するために、ファーストイン・フ
ァーストアウトの機能を有するメモリであるFIFO回
路706を設けて、クロックのゆらぎを吸収し、正確な間
隔のクロックで下り回線へ送信機707を介して送出す
る。上記FIFO回路706での入力は、サンプルクロッ
クを用いるが、出力はマスタ発振器705から分周した正
確なクロックを用いる。FIFOの段数だけ若干の遅延
を生じるが、ここでは問題にならない。FIFOの出力
は正確なマスタクロックで送出されるために上り回線で
発生したジッタは存在せず、下り回線上のデータは正確
な時間間隔で送信されることになる。
上記送信機707では、所定の周波数を再生されたデータ
で変調し、下り回線データとして送信する。従って上り
回線でのデータに誤りがなければ、下り回線では正しい
データが良好なC/Nで再送信される。
次に、上り回線におけるデータの品質劣化に関して説明
しよう。データの変調方式をFSK方式(周波数シフト
キーング)であると仮定し、そのビット誤り率を考えて
みる。従来の方式での伝送を行なう時には、下り回線の
C/Nも上り回線と同等であると考えられる。そこで下
り回線での劣化および周波数変換時の劣化は無視する
(前述のように上り回線のそれに比較して著しく小さ
い)。通常、FSK受信機の特性はS/N対C/Nがス
レッショルド近辺から比例関係にあり、S/Nをパラメ
ータとして誤り率を考えることができる。
FSK伝送でのビット誤り率はPe=1/2×e
-r/2(rはS・N比)の式で表わされ、その特性を第6
図に示す。
例えば上り回線受信機での受信S/Nが12dBであった
とすると、ビット誤り率はPe=1.8×10-4である。
下り回線にも同様のC/N(S/N)で伝送が行なえる
とすれば、総合的なビット誤り率はPe′=1−(1−
Pe)2=3.6×10-4となる。
このように伝送回線総合での誤り率を拡大させることに
なる。
この点、本発明に示した方式で構成すれば、下り回線の
品質は上り回線に比べて良好であるために、下り回線の
誤り率は無視でき、前記の例で考えればP=3.4×10-4
で上り,下りを含めて伝送できる。ここで、Pはビット
誤り率を意味する。
更に伝送の方式としてパケット形伝送を行ない、パケッ
ト単位での誤りを生じる場合、再送という手続きを行な
うため、データの誤りは伝送すべきデータパケットの数
を増加させることになる。前述の値を用いて再送回数を
求めてみると、以下に述べるようになる。すなわち、1
つのパケットの構成を1000ビット程度とすると、パケッ
トとしての誤り率Pp=1−(1−Pe)1000となり、
各々Pp=1.8×10-1,Pp′=3.6×10-1となる。ここ
で、Ppは上り回線のパケットとしての誤り率を意味
し、Pp′はパケットとしての総合的な誤り率を意味す
る。またデータの再送回数は1つのパケットの再送確率
を求めればよいのでR=Pp+Pp2+Pp3+…で表わ
され、R=Pp/(1−Pp)となり、R=0.197,一
方R′=0.432となる。ここで、Rは上り回線でのパケ
ットの再送確率を意味し、R′は総合的なパケットの再
送確率を意味する。つまり上り回線のデータをそのまま
下り回線へ折り返す時(従来方式)にS/N=12dB程
度の回線であるとすると、全パケットの43%が再送を必
要とすることになり、実用上問題である。これに対し本
発明の構成によれば、全パケットの20%弱で済むことに
なる。この値はS/Nが良ければ差を小さくできるが、
総合的なデータ伝送の信頼性を考慮すれば大きな差であ
る。
すなわち本発明のように、センターでクロック再生,波
形整形を行なうことは、雑音を分離することになり、再
送信の時の雑音は機器雑音のみとなり、全く理想的な下
り回線の品質をもたらす。例えば上り回線で既に誤りを
発生した時にも、その誤ったデータを忠実に送信するこ
とにはなるが、これは周波数変換のみを行なった場合で
も、誤りとなるので、本発明の方式の欠点とはなり得な
い。
以上述べたように、CATVネットワーク上でCSMA
/CD通信方式を実施する時に、上り回線と下り回線と
の周波数変換を行なうが、単純な周波数変換ではなく、
一度ベースバンドに復調し、クロック再生および波形整
形を行なうことにより、CATVネットワークの特性で
ある上り回線の雑音を分離し、精度の高いデータ通信を
行なうことが可能となる。
またシステム全体のコストを考えると、センター機器に
使用チャンネルごとの受信機、送信機、クロック再生,
波形整形回路を配備するために、従来方式に比べて若干
のコストアップを生ずることになるが、しかし本発明に
係るシステムは、一般的なCATVネットワークを想定
しており、本システムで接続されるターミナル数が1000
台以上の規模では問題にならない。とくに総合的に考え
てみれば、データ通信の信頼性の確保はターミナルへの
負担を軽減し、システム全体のコスト低下に貢献するこ
とにもなる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上詳述したように、センターで上りデータ
の復調,再送信を行なうことにより、上り回線での受信
レベルのばらつきを吸収でき、更に受信データを波形整
形,クロック再生して上り回線の雑音を分離し、下り回
線のデータの高信頼性を確保でき、大規模双方向CAT
Vシステムに採用して非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は双方向CATVシステムのネットワークを概念
的に示す図、第2図はCATVシステムの周波数配置の
例を示す図、第3図は送信側と受信側との間で構築され
る通信システムのブロック図、第4図は本発明に係るセ
ンター側の周波数変換装置の一例を示すブロック図、第
5図は上記装置における信号波形の図、第6図はS/N
についての誤り率の図、第7図は周波数変換装置の詳細
を示すブロック図である。 101……周波数変換装置、102……端末装置、 104……受信機、 402……送信機、403……波形整形器、 701……受信機、702……エッジ検出回路、703……サン
プル回路、704……クロック再生回路、705……マスタ発
振器、706……FIFO回路、707……送信機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 文雄 東京都大田区大森西4丁目15番5号 パイ オニア株式会社大森工場内 (72)発明者 丸山 敏彦 東京都大田区大森西4丁目15番5号 パイ オニア株式会社大森工場内 (56)参考文献 特開 昭58−19087(JP,A) 特開 昭56−27540(JP,A) 特公 昭51−42893(JP,B1) 特開 昭49−131621(JP,A) 宮内一洋外3名「W−40Gミリメートル 波導波管伝送方式」研究実用化報告第23巻 第11号(1974)PP.2201−PP.2254

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドエンドに対して多数のターミナルを
    接続し、前記ターミナルから前記ヘッドエンドへの上り
    回線と前記ヘッドエンドから前記ターミナルへの下り回
    線とのうち対となる搬送波を用いるCSMA/CD方式
    を用いた相互データ通信のための周波数変換装置を含む
    双方向CATVシステムにおける通信方式において、 前記ヘッドエンドに配置された前記周波数変換装置は、
    前記上り回線の信号のうち第1の搬送波周波数を有する
    信号を受信してデータを復調する受信機と、この受信機
    の復調データの零交差点を抽出するエッジ検出回路と、
    前記零交差点と基準クロックに基づいてサンプリングク
    ロックとして最適なクロックを生成するクロック再生回
    路と、前記基準クロックとマスタクロックを生成するマ
    スタ発振器と、前記受信機の復調データを前記サンプリ
    ングクロックによってサンプリングするサンプル回路
    と、前記サンプリングするサンプル回路の出力を前記ク
    ロックに基づいて書込み、前記マスタクロックに基づい
    て読み出すメモリと、第2の搬送波周波数を前記メモリ
    から読み出したデータ出力で変調して前記下り回線へ出
    力信号として出力する送信機とを具備し、 前記上り回線の信号の前記第1の搬送波周波数からこれ
    と対になるべき前記第2の搬送波周波数へ周波数変換し
    て、前記下り回線へ前記出力信号を送出することを特徴
    とする双方向CATVシステムにおける通信方式。
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JPS5627540A (en) * 1979-08-14 1981-03-17 Toyo Commun Equip Co Ltd Single-frequency special radio communication system

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宮内一洋外3名「W−40Gミリメートル波導波管伝送方式」研究実用化報告第23巻第11号(1974)PP.2201−PP.2254

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